【実施例】
【0018】
図面によれば、この実施例に係る本発明の名刺入れ1は、
図1〜
図6に示す如く、名刺挿入口41と名刺取出し口42とを有し、内部に複数枚の名刺Mを重ねて収納できる互いに固定された下部ケース2と上部ケース3とから成る収納ケース4を有している。下部ケース2と上部ケース3とは、下部ケース2のネジ挿通穴24(
図7)に挿通され上部ケース3の止めネジ穴39(
図18)にねじ込まれる固定ネジ40によって互いに堅固に固定される。或いはまた、カシメ、溶着、接着等の各種固定手段でもよく、下部ケース2と上部ケース3とを堅固に固定できれば、その手段は問わない。収納ケース4の内部には、収納された名刺全体Mを上部ケース側へ押し上げる名刺押上げ手段5が設けられる。
上部ケース3には、
図7に示す如く、その略中央部に明けた窓部33を通じて、止めネジ63により互いに固定された内部側の押出しプレート62と外側の取出し釦部材61とから成る名刺取出し機構6が、窓部33に沿って前記名刺取出し口42へ向けてスライド可能なように取り付けられている。前記押出しプレート62は、前記複数枚の名刺Mの最上部の名刺m1を係止する係止部621を有している。名刺取出し機構6の詳細については、
図7〜
図10を参照して後述する。
【0019】
前記名刺取出し口42の近くには、前記名刺取出し機構6により押し出される名刺の先端部分を斜め下方へ向けて傾斜させるガイド部37が設けられると共に、前記複数枚の名刺の最上部のものから2枚目及びそれより下部のものが前記名刺取出し口42から押し出されるのを阻止するストッパ23(
図7、
図11)とが設けられる。
ストッパ23は、
図7に示す如く、下部ケース2の前側の周壁部20bの中央領域を二重構造とし、その内側の周壁部20gの上辺を傾斜させて形成し、その最も高い箇所をストッパ23としたものである。このストッパ23の頂点と上部ケース3の前記ガイド部37との間には、最上部の名刺1枚だけが通過し得る隙間が形成されると共に(
図8、
図9、
図11)、ガイド部37により名刺取出し口42が下向きに傾斜しているため、1枚目が取出し口へ押し出されると、2枚目以降が押し下げられる効果があり、これにより前記隙間を最上部の名刺1枚だけが通過し、2枚目から下の名刺の通過を効果的に阻止するようになっている。なお、ストッパ23の形態や設置箇所は、図示したものに限定されず、各種各様の方式のものが可能である。
【0020】
下部ケース2と上部ケース3は、好適にはいずれも合成樹脂材料で成形することにより製造した成形品であり、下部ケース2は底板20a(
図7)と、この底板20aの周囲に設けた周壁部20b〜20fとを有している。上部ケース3は上板30aと、この上板30aの周囲を囲んで設けた周壁部30b〜30gとを有している。前記下部ケース2の前側の周壁部20bの上端縁は一段低い凹部22として形成され、上部ケース3の前側の周壁部30bと重ね合わせたとき、名刺取出し口42(
図2〜
図4参照)が形成されるようになっている。
【0021】
前記名刺取出し機構6は、前記の如く、前記上部ケース3の略中央部に取り付けられ、上部ケース3の略中央部に明けた窓部33のレール部34に沿って前後方向へスライド可能なようになっている。即ち、名刺取出し機構6は、上部ケース3の略中央部に明けた窓部33において、上部ケース3の内面側に設けられる押出しプレート62と、前記上部ケース3の外面側に設けられ、複数の止めネジ63により前記押出しプレート62に固定される取出し釦部材61と、により構成され、窓部33のレール部34に沿って前後方向へスライド可能なようになっている。
【0022】
押出しプレート62の下面の前記係止部621は、
図10等に示すように2段、若しくはそれより多い段数の段差形状に形成することが望ましい。そうすることにより、仮に1段目で最上部の名刺m1の引っ掛け動作に失敗したとしても、2段目以降の段差部で引っ掛けることができるので、名刺の確実な送出し機能が確保できるからである。
【0023】
また、取出し釦部材61は、指で操作し易くするためにその上面611に凹凸形状が形成されると共に、下面612(
図22)には、押出しプレート62と固定する止めネジ63をねじ込むためのネジ穴613が設けられ、上面611と下面612との間には段差部614が形成されている。また、押出しプレート62(
図23)には、前記係止部621のほか、前記止めネジ63を挿通するためのネジ穴622と、
弦巻バネ71の一端側の動きを許容するための凹部623(
図7)が形成されている。取出し釦部材61と押出しプレート62を固定すると、前記段差部614により取出し釦部材61の下面と押出しプレート62の上面の間にスペースが形成され、そのスペースに前記窓部33のレール部34を挟み込むことにより、名刺取出し機構6をレール部34に沿って前後方向へスライド可能に保持するようになっている。
ユーザーが取出し釦部材61を、
図1、
図2、
図8、
図10等に示した状態から前方向へスライドさせると、押出しプレート62の下面の後端部に設けた係止部621が、収納ケース4の複数の名刺
Mの最上部の名刺m1の後端部を引っ掛けた状態で前方向へ押し動かすことができる(
図9参照)。
【0024】
図示した実施例において、前記名刺取出し機構6には、名刺取出し操作後に、押出しプレート62等を原位置に自動復帰させる自動復帰手段7が設けられている。この自動復帰手段7は、
図7、
図14、
図15に示したように、弦巻バネ71とバネ収容カバー72とから成り、バネ収容カバー72は、複数の取付けネジ73で上部ケース3の内面の自動復帰手段取付け領域38(
図18参照)に取り付けられると共に、バネ収容カバー72の収装凹部721に弦巻バネ71の主体部711を収容するようになっている。弦巻バネ71は、その一方の端部712を止めネジ74で旋回可能に保持し、他方の端部713を押出しプレート62に設けた切欠部621へ挿入させつつ前記止めネジ63の1本のもので旋回可能に保持させている。尚、
図24において指示記号722、723で示されたものは、
図15に示したように、取付けネジ73と止めネジ74の取付用孔である。
図14に示す如く、名刺の取出し動作開始前の状態から、ユーザーが取出し釦部材61を弦巻バネ71のバネ力に抗して指で前方向へスライドさせ、
図15に示すような名刺の取出し動作終了位置まで移動させた後、取出し釦部材61から指を離すと、弦巻バネ71の復原力により、取出し釦部材61及び押出しプレート62から成る名刺取出し機構6は、
図14に示した原位置へ復帰するものである。
【0025】
なお、この自動復帰手段7は、弦巻バネに代えて引張コイルスプリングや圧縮コイルスプリング、スネークスプリング、或いは板バネその他の弾性手段を用いるようにしても良い。弦巻バネ71にすると、収納ケース4の厚みを極力薄くすることができる、また、扁平な線材を用いた弦巻バネとすると、収納ケース4の厚みを更に薄くすることが可能である。
また、この自動復帰手段7は、弾性手段の構成及び設置を工夫することにより、名刺の押し出し時と押し出し後の復帰時の両方を半自動で行うように構成することも可能である。
なお、バネ収容カバー72を設けた理由は、弦巻バネ71が露出していると、名刺に引っ掛かる等の誤動作を生じる可能性があるため、これを無くするためである。
【0026】
前記名刺押上げ手段5は、前記収納ケース4内で上下方向に移動可能な押上げプレート51(
図7〜
図13参照)と、当該押上げプレート51を押し上げるよう当該押上げプレート51と前記下部ケース2との間に設けた複数の
弾性手段52と、で構成される。
前記押上げプレート51の前後及び左右の長さを、収納すべき名刺のそれと略同等以上とすることにより、名刺の反りや歪みを防止でき、1枚ずつの名刺の取出し動作の誤動作が解消されると共に、名刺の大きさのバラツキにも対応できる。
前記複数の弾性手段52としては、複数の
圧縮コイルバネが好適に用いられる。コイルバネは、伸縮率が大きく、多数枚の名刺を収容しても収納ケース4を薄くできるためである。また、弾性率の調整も容易であり、使用状況に応じて最適の調整が可能であると共に、名刺の押さえ機能を安定させ得るためである。
収納ケース4の厚さを携帯に便利な厚さにしたとき、通常の名刺であれば15枚程度収納可能である。
【0027】
前記の各
弾性手段52の下端部は、下部ケース2の底板20aの内面に設けた複数のバネ受皿部25内に嵌め入れ、上端部は、押上げプレート51の支台面511の下面に設けた複数のバネ受皿部512内に嵌め入れる。これらのバネ受皿部は、下部ケース2や押上げプレート51と一体的に成形してもよいし、ネジ止めするようにしてもよい。このように
弾性手段52の下端部及び上端部を前記バネ受皿部内に嵌め入れることによって、これらの圧縮コイルバネの変形や誤動作を防ぐことが可能となる。また、圧縮コイルバネの下端部及び上端部をバネ受皿部内に嵌め入れるだけでよいので、板バネ等を接着したりネジ止めしたりする従来品に比べると、製造コストが軽減されるという効果もある。
【0028】
また、図示した実施例においては、
弾性手段52の数と配置を、前記名刺取出し機構6が最上部の名刺
m1を引っ掛けて押し出す中央部においては、3個の
弾性手段52を設けて、前記引っ掛け動作を安定化させると共に、左右の端部近くにおいては2個ずつの
弾性手段52を設けて、名刺の挿入時や取出し操作時に過度な圧力を避け、それらの操作がスムーズに行われ得るようにするために、押上げプレート51の領域に応じて押上げ荷重の差を生じさせるようになっている。これは、前記圧縮コイルバネ等の複数の弾性手段の数や配置に限らず、弾性手段の形態や取付け方法についても種々変化させることにより、押上げプレート51の領域に応じて押上げ荷重の差を生じさせることができる。
【0029】
図示した実施例において、前記名刺挿入口41には、名刺挿入口開閉手段8が設けられる。この名刺挿入口開閉手段8は、開閉カバー81及びそのロック機構83から成り、開閉カバー81は弾性手段としての圧縮コイルバネ82によって上方向(閉じる方向)へ付勢されるようになっている。
名刺挿入口41の開閉カバー81は、
図7、
図12、
図13、
図20等に示す如く、上壁811、左壁812、前壁813、後壁814、突起815、バネ受皿部816、係止フック817を有し、収納ケース4を組み立てる際に、下部ケース2の名刺挿入口形成開口部21と上部ケース3の名刺挿入口形成開口部31との位置に嵌め入れられ、前記突起815が下部ケース2のガイド溝27及び上部ケース3のガイド溝311内に収容され、上下方向にスライド可能なように取り付けられる。圧縮コイルバネ82は、その下端が下部ケース2に設けたバネ受皿部26に嵌め入れられ、上端が開閉カバー81の上壁811の内面に設けたバネ受皿部816に嵌め入れられることにより、開閉カバー81は圧縮コイルバネ82により押し上げられ、常態においては閉じるようになっている。
【0030】
開閉カバー81の上壁811を押して、開閉カバー81を押し下げると、開閉カバー81の上壁811の内面が押上げプレート51の押下げ突部513に当接し、開閉カバー81と一緒に押上げプレート51が押し下げられる(
図3、
図13参照)。これにより、複数枚の名刺Mを名刺挿入口41から挿入したり、取り替えたりする作業が容易となる。この場合、押上げプレート51の名刺挿入口41側が先ず押し下げられ、奥側は未だ押し下げられた状態にはなく、傾斜した状態となっているが、名刺Mを挿入するに従い、奥側も次第に押し下げられると共に、名刺Mの最上部のものの高さは前記押出しプレート62によって規制されるため、最終的に
図12に示すように、押上げプレート51は下部ケース2の底板20aと平行となった状態で名刺Mが収納される。また、名刺Mを奥まで充分に押し入れると、名刺の先端は下部ケース2の奥壁20hに突き当たってすべての名刺の先端が揃えられる。
なお、開閉カバー81を充分に押し下げると、開閉カバー81の左壁812の内壁面に設けた前記係止フック817が下部ケース2の底板20aの端縁部に係止され(
図13)、開閉カバー81が開いた状態が保たれるようになっている。これにより、名刺の出し入れ作業が容易となる。開閉カバー81の下辺を
図7、
図13において左方向に引くと、係止フック817が外れ、圧縮コイルバネ82の押上げ力で開閉カバー81が自動的に閉じられる。
【0031】
なお、図示した実施例においては、名刺入れを持ち歩いている際に不用意に開閉カバー81が開かないようにするために、
図7に示す如く、開閉カバー81の閉鎖状態を保持するロック機構83が、上部ケース3に設けられている。このロック機構83は、ロック釦部材84と、ロック片85と、これらを互いに連結する固定ビス86とから成り、上部ケース3に明けたロック釦部材収容孔32に、
図7中において左右方向へスライド可能なように取り付けられている。即ち、上部ケース3の外側に設けられるロック釦部材収容孔32と、上部ケース3の内側に設けられるロック片85とを、ロック釦部材収容孔32を通じて固定ビス86により互いに固定し、ロック釦部材84を左方向へスライドさせると、ロック片85が開閉カバー81の上壁811の下に進入して開閉カバー81が下方へ押し下げられるのを阻止し、開閉カバー81が開くのを防止する。開閉カバー81を開くときは、ロック釦部材84を右方向へスライドさせると、ロック片85が開閉カバー81の上壁811の下から無くなり、開閉カバー81を下方へ押し下げることが可能となる。
【0032】
図示した実施例においては、内部の名刺の残量が外部から分かるように、前記収納ケース4の前記開閉カバー81を設けた側とは反対側に透明窓部材9を設けてある。
また、この透明窓部材9は開閉可能とし、
図5及び
図6に示したように、この透明窓部材9と開閉カバー81とを開いた状態で、透明窓部材9の側から指を差し入れ、内部の名刺全体を反対側の名刺挿入口41からまとめて取り出すことができるようにして、名刺全体の入れ替え作業が容易となるようにする。透明窓部材9を開閉可能とするため、図示した実施例においては、上部ケース3の左辺側に透明窓部材収容切欠き部35を形成し(
図7参照)、その内壁面に設けた突起軸36aに、透明窓部材9の側壁に形成した軸受孔91を嵌め合わせる。また、透明窓部材9の側壁に係止爪92を形成し(
図7、
図21参照)、透明窓部材9を閉じたときに、この係止爪92が前記透明窓部材収容切欠き部35の内壁面に形成した係止溝36bと係合して、透明窓部材9が不用意に開くのを防止するようにする。
【0033】
図示した実施例において、前記下部ケース2の前側の周壁部20bの上端縁は一段低い凹部22として形成され(
図7参照)、上部ケース3の前側の周壁部30bと重ね合わせたとき、名刺取出し口42(
図2〜
図4参照)が形成されるようになっている。このように、名刺取出し口42を下部ケース2と上部ケース3の接合部に沿って設けることにより、名刺取出し口42における名刺の引っ掛かりによる誤動作が防止される。
【0034】
更にまた、図示した実施例においては、他人からもらった名刺や、キャッシュカード、乗車券、領収書などを一時的に保管しておくために、下部ケース2の下面にポケット部29を設けてある。このポケット部29は、前記下部ケース2の下面に形成した凹所291と、その上を覆うカバープレート10とにより形成される(
図7〜
図13、
図16、
図17参照)。カバープレート10は例えば塩化ビニール等の透明な合成樹脂で作製され、その1辺(
図7、
図16に示した例では左側の円弧状の1辺)を残して、残りの3辺の辺縁部を、下部ケース2の下面に形成した凹所291の周囲の一段高い土手部292に前記固定ネジ40で取り付けるものである。或いはまた、接着若しくは超音波溶着等の手段で接合するようにしてもよい。カバープレート10の中央に明けた孔101は、ポケット部内の収容物を指先で出し入れ口側へ送るためのものであり、奥側のコの字形の孔102は奥まで入り込んだ収容物を取り出し易くするための孔である。
【0035】
次に、本発明に係る名刺入れの作用効果について説明する。
まず、
図3に示したように、本発明に係る名刺入れ1の収納ケース4内に名刺を収納する際には、前記ロック機構83のロックを解除し、開閉カバー81を押し下げて名刺挿入口41を開かせる。そのとき、図示した実施例においては、開閉カバー81を押し下げると、前記の如く、押上プレート51も開閉カバー81により押し下げられるようになっており、また、開閉カバー81の内面に形成した前記係止フック817が下部ケース2の底板20aの端縁部に係止され、開閉カバー81が開いた状態が保たれるようになっているので、多数枚(例えば15枚程度)の名刺Mの挿入作業が容易となっている。
また、本発明では、名刺の収納操作や入替え操作を、上部ケース3と下部ケース2を取り外して行うのではなく、上部ケースと下部ケースは固定ネジ40により固定したままで、収納ケース4の側面に設けた名刺挿入口41から行えるようにしたため、収納ケース自体を堅牢にでき、耐久性能が向上する。
【0036】
名刺を1枚取り出す場合には、上部ケース3の上面にスライド可能に取り付けられている取出し釦部材61を前方向へスライドさせると、前記押出しプレート62の下面の後端部に設けた係止部621が、収納ケース4内の複数の名刺Mの最上部の
名刺m1の後端部を引っ掛けた状態で前方向へ押し動かす(
図9参照)。このとき、押し出される名刺の先端部分は、前記名刺取出し口42近くに設けられたガイド部37によって斜め下方へ向けて傾斜させられると共に、ストッパ23によって、
2枚目の名刺m2及びそれより下部の名刺は名刺取出し口42から押し出されるのを阻止されるため、最上部の名刺1枚だけが確実に取り出され得る(
図4)。また、押出しプレート62の下面の前記係止部621は、2段、若しくはそれより多い段数の段差形状に形成されているため、仮に1段目で最上部の名刺の引っ掛け動作に失敗したとしても、2段目以降の段差部で引っ掛けることができるので、名刺の確実な送出し機能が確保できるものである。また、取出し釦部材61は、前記自動復帰手段7により、常に所定位置で待機状態にあるので、次に取り出すときも取出し釦部材61を元の位置に戻す必要がなく、操作性がよい。
収納する名刺よりも大きなサイズの押上げプレート51を用いることにより、名刺の反りや歪みが生じることがなく、最後の1枚の名刺まで確実に取り出すことができる。
また、押上プレート51を押し上げる弾性手段として、伸縮率の大きな圧縮コイルバネを用いることにより、収納ケースの厚さを薄くすることができる。
【0037】
収納ケース4内の名刺の残量を確認したい場合は、透明窓部材9を通じてこれを確認できる。なお、開閉カバー81を透明な部材で作製した場合には、開閉カバー81を通じて透視するようにしてもよい。
収納ケース4内の多数の名刺をまとめて取り出したり、入れ替えたりする場合には、透明窓部材9と前記開閉カバー81の両方を開いた状態(
図5)で、透明窓部材9の側から指を差し入れ、内部の名刺全体を反対側の名刺挿入口41からまとめて取り出すようにし(
図6)、続けて、別の名刺を名刺挿入口41から収納するようにすれば、名刺全体の入れ替え作業が容易となる。
他人から受け取った名刺等は、ポケット部29に一時的に保管できる。