特許第5791949号(P5791949)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5791949ディスプレー装置及びその制御方法{DISPLAY APPARATUS AND CONTROL METHOD THEREOF}
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5791949
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】ディスプレー装置及びその制御方法{DISPLAY APPARATUS AND CONTROL METHOD THEREOF}
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/048 20130101AFI20150917BHJP
   H04N 7/173 20110101ALI20150917BHJP
   H04N 5/00 20110101ALI20150917BHJP
【FI】
   G06F3/048 656A
   H04N7/173 630
   H04N5/00 A
【請求項の数】15
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2011-92911(P2011-92911)
(22)【出願日】2011年4月19日
(65)【公開番号】特開2012-38292(P2012-38292A)
(43)【公開日】2012年2月23日
【審査請求日】2014年4月10日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0075902
(32)【優先日】2010年8月6日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】權 容煥
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−348036(JP,A)
【文献】 特表2002−513255(JP,A)
【文献】 特開2008−217742(JP,A)
【文献】 特開平07−226983(JP,A)
【文献】 特開2009−245012(JP,A)
【文献】 特開2005−038306(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0106945(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0094562(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
H04N 5/00
H04N 7/173
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレーシステムにおいて、
使用者によるタッチ入力を感知するタッチ入力部を含むリモコン部と;
前記リモコン部に対して遠隔に設けられたディスプレー装置とを含み、
前記ディスプレー装置は、
複数のコンテンツの中の少なくとも一つの映像を処理する映像処理部と;
コンテンツ映像を表示するディスプレー部と
前記リモコン部から前記タッチ入力に対応するリモコン信号を受信するリモコン信号受信部と;
前記タッチ入力が前記タッチ入力部の縁の域か前記タッチ入力部の内側の領域へ移動することに応答して、前記ディスプレー部に表示されている前記コンテンツ映像の上に前記コンテンツ映像に関する情報を提供するコンテンツ情報ウィンドウを表示する制御部と;
を含むことを特徴とするディスプレーシステム
【請求項2】
前記リモコン部は、使用者の第1タッチ入力を感知して、
前記制御部は、前記複数のコンテンツの中の第1配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのコンテンツ探索のためのUI項目を前記ディスプレー部に表示して、前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第1タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたコンテンツのUI項目に転換して表示することを特徴とする請求項1に記載のディスプレーシステム
【請求項3】
前記移動量は、前記ディスプレー部に一度に表示されることができる複数のコンテンツで構成されたページ単位のことを特徴とする請求項2に記載のディスプレーシステム
【請求項4】
前記UI項目は現在選択されたコンテンツの映像と共に表示されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレーシステム
【請求項5】
前記リモコン部は、前記タッチ入力部上の第2タッチ入力を感知して、
前記制御部は、前記第2タッチ入力に対応して前記コンテンツの映像表示の中に前記UI項目の表示を開始又は解除することを特徴とする請求項2に記載のディスプレーシステム
【請求項6】
前記リモコン部は、前記タッチ入力部上の第3タッチ入力を感知して、
前記複数のコンテンツは複数のカテゴリーに分類されて、
前記制御部は、前記複数のカテゴリーの中の第2配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのカテゴリーに属するコンテンツの前記UI項目を表示して、前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第3タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたカテゴリーに属するコンテンツのUI項目に転換して表示することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載のディスプレーシステム
【請求項7】
前記第1タッチ入力は第1方向に移動するドラッグモーションに対応して、
前記第3タッチ入力は前記第1方向とは違う第2方向に移動するドラッグモーションに対応することを特徴とする請求項6に記載のディスプレーシステム
【請求項8】
前記第1方向及び前記第2方向は上下方向及び左右方向の中ある一つに各々対応することを特徴とする請求項7に記載のディスプレーシステム
【請求項9】
使用者によるタッチ入力を感知するタッチ入力部を含むリモコンと、前記リモコンに対して遠隔に設けられたディスプレー装置とを含むディスプレーシステムの制御方法にあって、
複数のコンテンツの中の少なくとも一つのコンテンツ映像を表示する段階と;
前記タッチ入力部によって使用者のタッチ入力を感知する段階と;
前記使用者のタッチ入力に対応するリモコン信号を前記ディスプレー装置が前記リモコンから受信する段階と;
前記タッチ入力が前記タッチ入力部の縁の域か前記タッチ入力部の内側の領域へ移動することに応答して、前記コンテンツ映像に関する情報を提供するコンテンツ情報ウィンドウを前記コンテンツ映像の上に表示する段階と;
を含むディスプレーシステムの制御方法。
【請求項10】
前記複数のコンテンツの探索のため第1配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのコンテンツのUI項目を表示する段階と;
前記タッチ入力部を利用して使用者の第1タッチ入力を感知する段階と;
前記第1タッチ入力に対応するリモコン信号を受信する段階と;
前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第1タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたコンテンツのUI項目に転換して表示する段階と;を更に含むことを特徴とする請求項9に記載のディスプレーシステムの制御方法。
【請求項11】
前記UI項目は現在選択されたコンテンツの映像と共に表示されることを特徴とする請求項10に記載のディスプレーシステムの制御方法。
【請求項12】
前記タッチ入力部を利用して使用者の第2タッチ入力を感知する段階と;
前記第2タッチ入力に対応して前記映像表示の中に前記UI項目の表示を開始又は解除する段階と;
を更に含むことを特徴とする請求項10記載のディスプレーシステムの制御方法。
【請求項13】
前記複数のコンテンツが分類されて属する前記複数のカテゴリーの中の第2配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのカテゴリーに属するコンテンツの前記UI項目を表示する段階と;
前記タッチ入力部を利用して使用者の第3タッチ入力を感知する段階と;
前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第3タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたカテゴリーに属するコンテンツのUI項目に転換して表示する段階と;
を更に含むことを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載のディスプレーシステムの制御方法。
【請求項14】
前記第1タッチ入力は第1方向に移動するドラッグモーションに対応して、
前記第3タッチ入力は前記第1方向とは違う第2方向に移動するドラッグモーションに対応することを特徴とする請求項13項に記載のディスプレーシステムの制御方法。
【請求項15】
前記第1方向及び前記第2方向は上下方向及び左右方向の中のある一つに各々対応することを特徴とする請求項14項に記載のディスプレーシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディスプレー装置及びその制御方法に関するものとして、特に、リモコンを利用して使用者が遠隔で複数のチャンネルを検索することができるディスプレー装置及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
TVのようなディスプレー装置は放送局から放送信号を受信したり、DVDプレーヤのような映像機器から映像信号(以下、“放送信号”及び“映像信号”を通称して“映像信号”という)を入力して、これに基づいて映像を表示する。
【0003】
映像信号には放送コンテンツ、映画コンテンツなど多様な映像コンテンツが含まれることができて、ディスプレー装置は使用者がこの中で視聴しようとすることを便利に検索することができるようにUIメニューを提供する。又、ディスプレー装置はリモコンを具備して、使用者がリモコンを利用して遠隔でより便利に映像コンテンツを選択することができるようにする。
【0004】
ところで、最近ディスプレー装置を通じて視聴することができる映像コンテンツはどんどん多くなっていて、沢山の映像コンテンツを検索しやすいようにUIメニューを提供する技術が今まで提案されてきているが、まだそういう便利で有用なUIメニューを提供することは難しいことである。また、通常ディスプレー装置のリモコンはボタン方式を採用しているが、このようにリモコンのボタンを一一押しながら沢山の映像コンテンツを検索することはとても不便だという問題もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
故に本発明の目的は、より便利で迅速に求める映像コンテンツを検索することができるディスプレー装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、ディスプレー装置であって、複数のコンテンツの中の少なくとも一つの映像を処理する映像処理部と;前記映像と、前記コンテンツに関する情報を提供するコンテンツ情報ウインドを表示するディスプレー部と;前記ディスプレー部に対して遠隔で設けられて、使用者のモーションを感知するタッチ入力部を含むリモコン部と;前記リモコン部から前記使用者のモーションに対応するリモコン信号を受信するリモコン信号受信部と;前記タッチ入力部の領域の外から前記領域の内への使用者のモーションに対応して前記コンテンツ情報ウインドを表示したり、前記タッチ入力部の領域の内から前記領域の外への使用者のモーションに対応して前記コンテンツ情報ウインドの表示を解除する制御部と;を含むディスプレー装置によって達成することができる。
【0007】
前記リモコン部は、使用者の第1タッチ入力を感知して、前記制御部は、前記複数のコンテンツの中の第1配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのコンテンツ探索のためのUI項目を前記ディスプレー部に表示して、前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第1タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたコンテンツのUI項目に転換して表示することができる。
【0008】
前記第1タッチ入力は前記タッチ入力に接触された状態で移動するモーションを含むことができる。
【0009】
前記移動量は、前記モーションの移動距離に対応することができる。
【0010】
前記移動量は、前記モーションの速度に対応することができる。
【0011】
前記移動量は、前記ディスプレー部に一度に表示されることができる複数のコンテンツで構成されたページ単位のことができる。
【0012】
前記複数のコンテンツの前記UI項目は格子模様で配列されることができる。
【0013】
前記複数のコンテンツの前記UI項目は帯模様で配列されることができる。
【0014】
前記UI項目は現在選択されたコンテンツの映像と共に表示されることができる。
【0015】
前記リモコン部は、前記タッチ入力部上の第2タッチ入力を感知して、前記制御部は、前記第2タッチ入力に対応して前記コンテンツの映像表示の中に前記UI項目の表示を開始又は解除することができる。
【0016】
前記リモコン部は、前記タッチ入力部上の第3タッチ入力を感知して、前記複数のコンテンツは複数のカテゴリーに分類されて、前記制御部は、前記複数のカテゴリーの中の第2配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのカテゴリーに属するコンテンツの前記UI項目を表示して、前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第3タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたカテゴリーに属するコンテンツのUI項目に転換して表示することができる。
【0017】
前記第1タッチ入力は第1方向に移動するモーションに対応して、前記第3タッチ入力は前記第1方向とは違う第2方向に移動するモーションに対応することができる。
【0018】
前記第1方向及び前記第2方向は上下方向及び左右方向の中のある一つに各々対応することができる。
【0019】
前記制御部は、対角方向に移動するモーションの前記タッチ入力がある場合、当該モーションによる前記上下方向及び前記左右方向各々の移動量に基づいて前記コンテンツ及び前記カテゴリーの移動を決定することができる。
【0020】
本発明の前記目的は、リモコンを具備するディスプレー装置の制御方法にあって、リモコンに具備されたタッチ入力部を利用して使用者のモーションを感知する段階と;前記使用者のモーションに対応するリモコン信号を受信する段階と;前記タッチ入力部の領域の外から前記領域の内への使用者のモーションに対応して複数のコンテンツの中の少なくとも一つの映像に関する情報を提供するコンテンツ情報ウインドを表示したり、前記タッチ入力部の領域の内から前記領域の外への使用者のモーションに対応して前記コンテンツ情報ウインドの表示を解除する段階と;を含むディスプレー装置の制御方法によっても達成することができる。
【0021】
前記ディスプレー装置の制御方法は、前記複数のコンテンツの探索のため第1配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのコンテンツのUI項目を表示する段階と;前記タッチ入力部を利用して使用者の第1タッチ入力を感知する段階と;前記第1タッチ入力に対応するリモコン信号を受信する段階と;前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第1タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたコンテンツのUI項目に転換して表示する段階と;を更に含むことができる。
【0022】
前記第1タッチ入力は前記タッチ入力部に接触された状態で移動するモーションを含むことができる。
【0023】
前記移動量は、前記モーションの移動距離に対応することができる。
【0024】
前記移動量は、前記モーションの速度に対応することができる。
【0025】
前記移動量は、前記ディスプレー部に一度に表示されることができる複数のコンテンツで構成されたページの可能性がある。
【0026】
前記複数のコンテンツの前記UI項目は格子模様で配列されることができる。
【0027】
前記複数のコンテンツの前記UI項目は帯模様で配列されることができる。
【0028】
前記UI項目は現在選択されたコンテンツの映像と共に表示されることができる。
【0029】
前記ディスプレー装置の制御方法は、前記コンテンツの映像を表示する段階と;
前記タッチ入力部を利用して使用者の第2タッチ入力を感知する段階と;前記第2タッチ入力に対応して前記映像表示の中に前記UI項目の表示を開始又は解除する段階を更に含むことができる。
【0030】
前記ディスプレー装置の制御方法は、前記複数のコンテンツが分類されて属する前記複数のカテゴリーの中の第2配列順序に基づいて決定された少なくとも一つのカテゴリーに属するコンテンツの前記UI項目を表示する段階と;前記タッチ入力部を利用して使用者の第3タッチ入力を感知する段階と;前記表示されるコンテンツのUI項目を、前記第3タッチ入力に対応する移動量だけ移動されたカテゴリーに属するコンテンツのUI項目に転換して表示する段階を更に含むことができる。
【0031】
前記第1タッチ入力は第1方向に移動するモーションに対応して、前記第3タッチ入力は前記第1方向とは違う第2方向に移動するモーションに対応することができる。
【0032】
前記第1方向及び前記第2方向は上下方向及び左右方向の中のある一つに各々対応することができる。
【0033】
前記ディスプレー装置の制御方法は、前記タッチ入力部を利用して対角方向に移動するモーションの使用者の第4タッチ入力を感知する段階と;前記モーションによる前記上下方向及び前記左右方向各々の移動量に基づいて前記コンテンツ及び前記カテゴリーの移動を決定する段階を更に含むことができる。
【発明の効果】
【0034】
以上の如く、本発明によると、より便利で迅速に求める映像コンテンツを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は、本発明の一実施例によるディスプレー装置を示す図である。
図2図2は、図1に図示されたディスプレー装置の構成を図示したブロック図である。
図3図1及び2に図示されたリモコン装置の外観を詳しく示す図である。
図4図4は、図3に図示されたタッチ入力部を利用した使用者のタッチ入力の多様な例を示す図である。
図5図5は、図1及び2に図示されたディスプレー装置が表示するUIメニューの一例を示す図である。
図6図6は、図1及び2に図示されたディスプレー装置が表示するページ及び/又はカテゴリーの移動を説明するための図である。
図7図7は、図3に図示されたタッチ入力部を利用してページ及び/又はカテゴリーの移動を指示する使用者のモーションの一例を示す図である。
図8図8は、図7に図示されたモーションの移動距離及び速度各々に対応するページ及び/又はカテゴリーの移動量を説明するための図である。
図9図9は、図7に図示されたモーションの移動距離及び速度各々に対応するページ及び/又はカテゴリーの移動量を説明するための図である。
図10図10は、図3に図示されたタッチ入力部を利用してページ及び/又はカテゴリーの移動を指示する使用者のモーションの他の例を示す図である。
図11図11は、図10に図示された使用者のモーションに対応したページ及び/又はカテゴリーの移動を詳しく説明するための図である。
図12図12は、図1及び2に図示されたディスプレー装置が表示する簡易UIメニューを示す図である。
図13図13は、図1及び2に図示されたディスプレー装置が表示するチャンネル情報ウインドの例を示す図である。
図14A図14Aは、図13に図示されたチャンネル情報ウインドの表示の開始を説明するための図である。
図14B図14Bは、図13に図示されたチャンネル情報ウインドの表示の開始を説明するための図である。
図15A図15Aは、図13に図示されたチャンネル情報ウインドの表示の解除を説明するための図である。
図15B図15Bは、図13に図示されたチャンネル情報ウインドの表示の解除を説明するための図である。
図16図16は、本発明の一実施例によるディスプレー装置の制御方法を説明するための流れ図である。
図17図17は、本発明の一実施例によるディスプレー装置の制御方法を説明するための流れ図である。
図18図18は、本発明の一実施例によるディスプレー装置の制御方法を説明するための流れ図である。
図19図19は、本発明の一実施例によるディスプレー装置の制御方法を説明するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の一実施例に関して詳しく説明する。図1は本発明の一実施例によるディスプレー装置1を図示する。ディスプレー装置1はTVで具現されることができて、映像を表示するディスプレー本体10と、使用者の操作によってディスプレー本体10を制御するためのリモコン装置20を含む。リモコン装置20はディスプレー本体10と別途に設けられて、使用者の操作によるリモコン信号をディスプレー本体10に転送して、ディスプレー本体10はリモコン装置20からリモコン信号を受信してこれに対応する動作を行う。
【0037】
図2図1に図示されたディスプレー装置1の構成を図示したブロック図である。先ず、ディスプレー本体10は映像信号受信部11、映像処理部12、ディスプレー部13、貯蔵部14、リモコン信号受信部15及び本体制御部16を含む。
【0038】
映像信号受信部11は映像コンテンツが含まれた映像信号を受信する。また、映像信号には映像コンテンツだけではなく、音声コンテンツ及び/又はデータコンテンツも当然含まれることができる。映像信号受信部11によって受信される映像信号は放送局から転送される放送信号と、所定の映像機器から入力される信号を含む。放送信号の場合、映像信号受信部11は複数のチャンネルの中のある一つのチャンネルの放送信号を選択的に受信することができる。放送信号は空中波放送、ケーブル放送、衛星放送など知られているすべての放送信号を含む。また、放送信号の種類はデジタル放送及びアナログ放送を含む。映像信号受信部11は受信された放送信号から映像コンテンツなどを得るための信号処理を行うことができる。こういう信号処理はチューニング、アナログ−デジタル変換、復調、デジタル−アナログ変換などを含む。
【0039】
映像機器から入力される映像信号の場合、映像信号受信部11は入力される映像信号の特性に対応して映像信号を送信する映像機器との通信を行うことができる。こういう通信は有線通信、及び無線通信を含めて、アナログ通信及びデジタル通信を含む。また、通信の方式にあっても、映像コンテンツなどの転送のために利用されることができると知られているすべての通信を含む。映像信号受信部11に映像信号を提供する映像機器の種類には制限がなくて、DVDプレーヤ、BD(ブルーレイディスク)プレーヤ、PC、携帯電話、スマートフォン、他のTVなどを含む。映像信号受信部11は入力される映像信号から映像コンテンツなどを得るための信号処理を行うこともできる。こういう信号処理はアナログ−デジタル変換、デジタル−アナログ変換などを含む。
【0040】
更に、映像信号受信部11はネットワークを通じて所定のサーバから映像信号を受信したり、USB貯蔵媒体のような移動式貯蔵装置から映像信号を入力されることができる。場合によって、映像信号受信部11は映像信号を受信するために相方装置と与えられた方式の通信を行うことができる。
【0041】
ある場合にも、映像信号受信部11は本体制御部16の制御によって前記した映像信号を受信及び処理動作を行うことができる。
【0042】
映像処理部12は映像信号受信部11によって受信された映像信号から得た映像コンテンツなどに対してディスプレーできるように所定の映像処理を行う。こういう映像処理はデマルチプレクシング、デコーディング 、スケーリング、画質調停処理、画質改選処理などを含む。また、映像処理部12は使用者とのインターフェースのためのUIメニューに関する映像を処理することができる。映像処理部12は映像コンテンツなどによる映像と、UIメニューに関する映像各々の少なくとも一部を一画面に重畳したり、並んで配置する処理を行うこともできる。
【0043】
ディスプレー部13は映像処理部12によって処理された映像をディスプレーする。ディスプレー部13が映像をディスプレーする方式には制限がなくで、知られているすべてのディスプレー方式を含む。こういうディスプレー方式の例には、LCD,OLED,PDP,プロジェクション、CRTなどがある。
【0044】
貯蔵部14はディスプレー本体10の動作に必要なデータが貯蔵される。貯蔵部14はデータを半永久的に貯蔵することができると知られているすべての非揮発性メモリーを含む。こういう非揮発性のメモリーは、EEPROM、フラッシュメモリー、ハードディスクドライブなどがある。
【0045】
リモコン信号受信部15はリモコン装置20から転送されるリモコン信号を受信する。リモコン信号受信部15はリモコン装置20から転送されるリモコン信号の特性に合わせて構成されることができる。このようなリモコン信号の転送方式は、例えば、赤外線送信、RF通信などがあるが、前記した例に制限されることではなく、遠隔制御用に利用されることができると知られているすべての信号転送方式を含むことができる。リモコン信号受信部15はリモコン信号から使用者の入力情報を得るための必要な信号処理を行うことができる。リモコン信号受信部15は受信されるリモコン信号若しくは得られた使用者の入力情報を本体制御部16に転送する。
【0046】
本体制御部16はディスプレー本体10の動作を全般的に制御する。本体制御部16はリモコン信号受信部15が受信したリモコン信号から得られる使用者の入力情報によってディスプレー本体10の各構成を制御する。本体制御部16は使用者が求める映像信号を受信するように映像信号受信部11を制御することができる。本体制御部16は映像信号受信部11が受信した映像信号から得られる映像コンテンツ及び/又はUIメニューに対する所定の映像処理が行われるように映像処理部12を制御することができる。本体制御部16はこのような制御実行の必要によって貯蔵部14にデータを貯蔵したり、貯蔵部14に貯蔵されたデータを読み出すことができる。
【0047】
本体制御部16は前記した制御実行に対応するコンピュータープログラムの実行コードが貯蔵される非揮発性のメモリーと、非揮発性のメモリーに貯蔵された実行コードの少なくとも一部がローディングされる揮発性のメモリーと、揮発性のメモリーにローディングされた実行コードを実行するマイクロプロセッサを含むことができる。
【0048】
図示されてないが、ディスプレー本体10はディスプレー装置1の動作に必要な他の構成を更に含むことができる。こういう構成の例は、音声信号の受信、処理及び出力を各々行う音声信号受信部、音声信号受信部及び音声出力部、リモコン装置20とは別個にディスプレー本体10に設けられて使用者の指示を受けるための入力パッド部、ディスプレー本体10の各構成の動作に必要な電源を供給する電源供給部などがある。
【0049】
次に、本発明の一実施例によるリモコン装置20に対して説明する。リモコン装置20は、図2に図示されたように、タッチ入力部21、キー入力部22、リモコン信号送信部23及びリモコン制御部24を含むことができる。タッチ入力部21はモーション形態の使用者の指示を受けて、キー入力部22は使用者の指示として先に決められた特定入力が選択されたかの可否を確認する。リモコン制御部24はタッチ入力部21及びキー入力部22から得た使用者の入力に関する情報をリモコン信号送信部23を通じてリモコン信号の形態でディスプレー本体10に送信する。リモコン信号送信部23はディスプレー本体10のリモコン信号受信部15と対応する信号転送方式の構成である。
【0050】
図3図1及び2に図示されたリモコン装置20のタッチ入力部21及びキー入力部22の外観を詳しく図示する。図3に図示されたように、リモコン装置20はハウジング25を更に含めて、タッチ入力部21はハウジング25の一領域に、キー入力部22はハウジング25の他領域に各々露出されるように設けられる。キー入力部22は複数のボタンを含めて、複数のボタン各々は数字、文字など先に決められたキーコードとマッチングされる。図示されてないが、キー入力部22の複数のボタン各々の表面には使用者がわかるように該当ボタンにマッチングされた数字、文字などの標識が形成されることができる。
【0051】
タッチ入力部21は使用者の身体一部が接触されることができる接触面211がある。図3に図示された接触面211は四角形の形象であるというのを例示しているが、接触面211はこれに限らずに、円形、楕円形若しくは他の形態の多角形を全部含む。
【0052】
本実施例のリモコン装置20は使用者が片手で把持することができて、その時親指が接触面211に接触されることをその代表的な例と挙げているが(図3の符号30参照)、接触面211と、使用者の身体の接触はこれに限らずに、多様に成ることができる。タッチ入力部21は接触面211上の使用者の指30の動き(以下、“タッチ入力”ともいう。)を感知して、その感知の結果をリモコン制御部24に転送する。
【0053】
図4図3に図示されたタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力の様々な例を図示する。前記説明したように、図4に図示されたタッチ入力は使用者の特定の手及び/又は特定の指で成ったことを例示しているが、これに限定されることではない。
【0054】
図4に図示されたように、タッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力は、接触面211の任意の地点をタッチすること(図4の(a)参照)、接触面211において所定方向に接触を維持したまま動くこと(図4の(b)参照)、二つ以上の指を利用して接触された指の間隔を広くしたり(図4の(c)参照)、詰めること(図4の(d)参照)、ある一つの指の接触が固定された地点を中心に他の指の接触を回転したり(図4の(e)参照)、両方の指の接触地点を全部相対的に回転させたり(図4の(f)参照)、二つ以上の指の接触を一緒に回転させること(図4の(g)参照)などを含むことができる。
【0055】
ディスプレー本体10の本体制御部16は、リモコン装置20のタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力によってこれに対応する制御動作を行う。例えば、本体制御部16は、図4の(a)のようなタッチ入力に対応してUIメニューを開始又は解除したり、UIメニュー上のある項目にカーソル又はハイライトをフォーカシングしたり、該当項目を選択すること、図4の(b)のようなタッチ入力に対応してカーソル又はハイライトを移動したり、UIメニューのページを転換したり、映像自体を移動させて映像の見えない部分を表示したり、UI項目をドラッグしてその位置を変更すること、図4の(c)又は(d)のようなタッチ入力に対応して映像を拡大したり縮小すること、図4(e)、(f)又は(g)のようなタッチ入力に対応して映像を回転させることなどを含むことができる。
【0056】
以下、本発明の一実施例によるディスプレー装置1を利用した映像コンテンツなどの検索に関して説明する。ディスプレー装置1を通じて検索することができる映像コンテンツは、例えば、放送コンテンツ、映画コンテンツ、写真、動映像などを挙げることができるが、これに制限されることではない。また、前記説明したように、ディスプレー装置1を利用して使用者が検索することができるコンテンツは映像コンテンツに限定されることではなくて、音声コンテンツ、データコンテンツなど多様である。以下、ディスプレー装置1が提供することができるすべてのコンテンツを通称して“コンテンツ”とする。
【0057】
本発明の一実施例によるディスプレー装置1は、受信される複数のチャンネルの放送信号を通じてコンテンツを提供することを仮定する。また、ディスプレー装置1には少なくとも一つの映像機器が接続されることができて、該当映像機器から入力される映像信号を通じても別個のコンテンツが提供されることができる。更に、ディスプレー装置1は貯蔵部14に他のコンテンツを貯蔵することができて、貯蔵部14に貯蔵されたコンテンツが提供されることができるのも同様である。
【0058】
ディスプレー装置1は前記したように多様な経路を通じて提供されることができるコンテンツに対した便利な検索のためUIメニューを利用する。図5図1及び2に図示されたディスプレー装置1が表示するUIメニュー131の一例を図示する。本体制御部16は、ディスプレー部13を通じてUIメニュー131が表示されるように映像処理部12を制御する。
【0059】
UIメニュー131は、図5に図示されたように、提供されることができる複数のコンテンツ各々に対応する複数のUI項目132を含む。図5では複数のUI項目132が格子模様に配置されることを図示するが、複数のUI項目132の配置形態はこれに限定されないで、様々な形態に配置することができる。各UI項目132は該当コンテンツに関する情報を見せることができて、例えば、コンテンツに関する情報は該当コンテンツのチャンネル番号133、チャンネル名134、タイトル135などを含む。図示されないが、コンテンツに関する情報は該当コンテンツのサムネイルイメージを含むこともできる。図示の便宜上、図5で一部UI項目132に対するコンテンツ情報は図示が省略されている。
【0060】
使用者は複数のUI項目132を利用して求めるコンテンツを検索及び選択することができる。本体制御部16は、使用者が複数のUI項目132の中のある一つを選択するように任意のUI項目132をハイライトさせる(図5の符号136参照)。本体制御部16は、リモコン装置20のキー入力部22及び/又はタッチ入力部21を利用した使用者の指示によってハイライト136を他のUI項目132に移動させ表示して、使用者は求めるUI項目132がハイライトされた時、該当UI項目132のコンテンツを選択することができる。
【0061】
複数のUI項目132を通じて表せることができるコンテンツはディスプレー装置1が提供することができる全体コンテンツの一部である。ディスプレー装置1はコンテンツ全部を一度に画面に表すことができない状況を考慮して、画面に表すことができるだけのコンテンツに対応するUI項目(132;以下、これを“ページ”という)を一度に見せる。UIメニュー131は現在表示されているUI項目132のコンテンツが属するページに関する情報(137及び138)を含むことができる。参照符号137は全体7ページの中で現在2番目のページというのを数字で表したもので、参照符号138はバー形態のインジケータを利用したものである。
【0062】
更に、ディスプレー装置1は全体コンテンツをカテゴリー別に分類して、カテゴリー別にコンテンツのUI項目132を表示することができる。こういうカテゴリーの例は、全体チャンネル、TV、ラジオ、外部入力(映像機器からのコンテンツに対応)などである。UIメニュー131は現在表示されているUI項目132のコンテンツが属するカテゴリーの情報139を含むことができる。
【0063】
本体制御部16は、使用者の指示によって、現在表示されているUI項目132を、現在表しているページ以外の他のページに属するコンテンツ、若しくは現在表しているカテゴリー以外の他のカテゴリーに属するコンテンツに対応するUI項目132に転換して表示することができる。このようなページ及び/又はカテゴリーの転換(以下、“移動”ともいう)に対応する使用者の指示は、リモコン装置20のキー入力部22及び/又はタッチ入力部21によって成ることができる。例えば、キー入力部22は上下左右に配置された四つのボタンを含めて、この中で上下に配置されたボタンが押されるとカテゴリー間の移動が、左右に配置されたボタンが押されるとページ間の移動が各々成ることができる。ここで、ページ及び/又はカテゴリー間の移動が成る時、新しく表せるコンテンツが決定されることができるように、ディスプレー装置1にはカテゴリーの配列順序及び一つのカテゴリーに属するコンテンツの配列順序が所定基準によって決められている。故に、本体制御部16は、使用者からページ及び/又はカテゴリー間の移動の指示があると、前記配列順序を参照して新しく表せるコンテンツを決定して、決定されたコンテンツに対応するUI項目132を表示する。図6はこのようなページ及び/又はカテゴリーの移動を詳しく説明するための図面である。図6で実線で図示されたUI項目132は現在表示されているページ及びカテゴリーを表せて、点線で図示されたUI項目132は以前又は次のページ、若しくは以前又は次のカテゴリーを仮想的に表せる。各場合のUI項目132上に図示された円内部の参照番号は、ページ又はカテゴリーの配列順序を表せる。例えば、ページ間移動の場合、“21”“22”及び“23”の配列順序に、カテゴリー間移動の場合、“12”“22”及び“32”の配列順序に移動することができる。一方、UIメニュー131は次又は以前のカテゴリーが何であるかを先に知らせる情報(139a及び139b)を更に含むことができる。
【0064】
また、ページ及び/又はカテゴリーの移動はタッチ入力部21を利用した使用者のモーションによって成ることができる。図7はタッチ入力部21を利用してページ及び/又はカテゴリーの移動を指示する使用者のモーションの一例を図示する。図7では使用者のモーションとして使用者の指30の動きを図示するが、使用者のモーションはこれに限らない。
【0065】
図7に図示したように、使用者は指をタッチ入力部21の接触面211に接触したままで上下左右方向(図7の矢印及び参照符号30a、30b、30c及び30d参照)に動くことができる。本体制御部16は、接触面211上で成った使用者のモーションの方向によって次又は以前のページ、若しくは次又は以前のカテゴリーに移動することに決定して、これに対応してUI項目132を転換して表示することができる。本実施例では、前記のキー入力部22の場合と同じ原理で上下のモーション(参照符号30c及び30d)に対応してはカテゴリー間移動がなることができ、左右のモーション(参照符号30a及び30b)に対応してはページ間移動がなることができるが、これは一つの例示に過ぎず、多様な形態になることができる。故に本発明の一実施例によったディスプレー装置1によると、タッチ入力部21を利用した直感的で簡易な操作で、沢山のコンテンツをより迅速で便利に検索することができる。
【0066】
本体制御部16はタッチ入力部21の接触面211上の使用者のモーションに対応してページ及び/又はカテゴリーの移動量を決定することができる。こういう移動量を決定する具体的な因子は、例えば接触面211上の使用者のモーションの移動距離及びその速度を含む。図8及び9はモーションの移動距離及び速度各々に対応するページ及び/又はカテゴリーの移動量を説明するための図面である。図6に似た、図8及び9にあっても、実線で図示されたUI項目132は現在表示されているページを表せて、点線で図示された二つのUI項目132は次のページを仮想的に表せる。各場合のUI項目上に図示された円内部の参照番号はページの配列順序(“1”“2”及び“3”の順)を表せる。図8及び9を利用して図示される本発明の一実施例では、ページの移動に関することだけを例示して説明したが、これはカテゴリーに対しても同じく適用されることができるというのを周知すべきである。
【0067】
先ず図8を参照すると、下段にはタッチ入力部21上を動く二つの場合のモーションを表せて、二つの場合のモーション両方が右側の方向に動く場合(つまり、対応してUI項目が次のページに移動される)を仮定する。図8の左下段に図示された参照符号30e及び30fはモーションが小さい場合のモーションの開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を、右下段に図示された参照符号30g及び30hは、モーションが大きい場合のモーションの開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を各々図示する。つまり、前者はモーションの移動距離が短い場合に、後者はモーションの移動距離が長い場合に各々該当する。本体制御部16は、モーションの移動距離が短い場合に比べて、モーションの移動距離が長い場合にページが相対的に長く移動するようにその移動量を決定することができる。例えば、本体制御部16は、現在配列順序が“1”のページのUI項目132が表示された状態で、モーションの移動距離が短い場合に対して、配列順序が“2”のページをUI項目132に転換して表示し、モーションの移動距離が長い場合に対して、配列順序“2”より更に次に配列される配列順序“3”のページのUI項目132に転換して表示することができる。
【0068】
他の例に、図9を参照すると、図8と同じく、下段にはタッチ入力部21上を動く二つの場合のモーションを表せて、二つのモーション両方が右側の方向に動く場合(つまり、対応してUI項目が次のページに移動される)を仮定する。図9の左下段に図示された参照符号30i及び30jはモーションが遅い場合の開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を、右下段に図示された参照符号30k及び30iは、モーションが早い場合のモーションの開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を各々図示する。つまり、前者はモーションの速度が遅い場合に、後者はモーションの速度が速い場合に各々該当する。本体制御部16は、モーションの速度が遅い場合に比べて、モーションの速度が速い場合にページが相対的に長く移動するようにその移動量を決定することができる。例えば、本体制御部16は、現在配列順序が“1”のページのUI項目132が表示された状態で、モーションの速度が遅い場合に対応しては配列順序が“2”のページのUI項目132に転換して表示すれば、モーションの速度が速い場合に対応しては配列順序“2”より更に次に配列される配列順序“3”のページのUI項目132に転換して表示することができる。
【0069】
ある場合にも、一度のモーションに対応するページの移動量には特別な制限がなくて、使用者のモーションの程度によって一ページだけ移動させることもできて、数ページずつ移動させることもできる。故に、本発明の一実施例によるディスプレー装置1によると、タッチ入力部21上の使用者の直感的で簡易なモーションだけで、沢山のコンテンツをより便利で迅速に検索することができる。
【0070】
図10及び11を参照して、本発明の他の実施例によるディスプレー装置1を説明する。図10はタッチ入力部21を利用してページ及び/又はカテゴリーの移動を指示する使用者のモーションの他の例を図示する。図10に図示されたように、ページ及び/又はカテゴリーの移動を指示する使用者のモーションは上下左右方向に限らずに、対角線方向もできるというのを図示する(図10の矢印及び符号30m、30n、30o及び30p参照)。本体制御部16は、対角線方向の使用者のモーションがあると判断されると、これを左右方向のモーション及び上下方向のモーションの組合に見做して、これに対応するページ及びカテゴリー各々の移動量を決定することができる。例えば、使用者のモーションが右上方向の対角方向(符号30n参照)であると、本体制御部16は、次のページ及び以前のカテゴリーにUI項目132を転換して表示することができる。図11図10に図示された使用者のモーションに対応したページ及び/又はカテゴリーの移動を詳しく説明するための図面である。図11で実線で図示されたUI項目132は現在表示されたページ及びカテゴリーを表せて、点線で図示されたUI項目132は以前又は次のページ、若しくは以前又は次のカテゴリーを仮想的に表せる。各場合のUI項目132上に図示された円内部の参照番号はページ又はカテゴリーの配列順序を表せる。例えば、ページ間移動の場合、“11”又は“31”、“22”、“13”又は“33”の配列順序に、カテゴリー間移動の場合、“11”又は“13”、“22”、“31”又は“33”の配列順序に移動されることができる。
【0071】
以下、本発明のまた他の実施例によるディスプレー装置1を説明する。ディスプレー装置1はあるコンテンツ(以下、“チャンネル”ともいう)の視聴中に他のチャンネルの検索のための簡易なUIメニューを提供することができる。図12は本発明の一実施例による簡易メニューを図示する。図12で符号1311は現在視聴しているチャンネルの映像を、符号1312はチャンネル検索のための簡易UIメニューを各々表せる。簡易UIメニュー1312は、図12に図示されたように、複数のUI項目1313でなっていて、各UI項目1313はチャンネル名、チャンネル番号などのチャンネル情報を見せてくれる。複数のUI項目1313は3次元の帯模様の形態で配列されていて、現在視聴中のチャンネルに対応するUI項目1313は真っ先に位置する。
【0072】
簡易メニュー1312は、チャンネル映像1311の視聴中に使用者の指示があるとその表示が開始又は解除されることができる。例えば、チャンネル映像1311の視聴中にタッチ入力部21を通じて図3の(a)のような形態のタッチが成ると、簡易メニュー1312の表示を開始することができる。また、簡易UIメニュー1312の表示の中に図3の(a)のような形態のタッチがまた成ると、簡易UIメニュー1312の表示を解除することができる。
【0073】
一方、複数のUI項目1313は使用者の指示によって転換されて表示されることができる。例えば、下の方向に転換する場合、現在真っ先に位置しているチャンネル“781”は、一段階下に移動すると同時にチャンネル“412“が真っ先に移動することがある。この場合、同時に背景映像1311がチャンネル“412”に変更されることもある。このようなチャンネルの転換はキー入力部22及びタッチ入力部21を利用した使用者の指示によって成ることができる。特に、本体制御部16は、タッチ入力部21上の使用者のモーションによって複数のUI項目1313の移動量を決定することができる。この場合使用者のモーションは上下方向になる可能性がある。本実施例での複数のUI項目1313の移動量に関して前記実施例で説明した内容と同じく適用されることができるので、これに対する具体的な説明は省略する。
【0074】
また、複数のUI項目1313を通じて表せるチャンネルは所定のカテゴリーに分類されることができて、使用者の指示によってカテゴリーが転換されて表示されることもある。簡易メニュー1312は、現在チャンネルが属したカテゴリーを表せる情報1314を表示することができる。本体制御部16は、タッチ入力部21上の使用者のモーションによって複数のUI項目1313のカテゴリーを転換することができる。この場合使用者のモーションは左右方向に成る事がある。本実施例での複数のUI項目1313のカテゴリーの転換及びその移動量に関して前記実施例で説明した内容が同じく適用されることができるので、これに対する具体的な説明は省略する。このように、本発明の一実施例によるディスプレー装置1によると、タッチ入力部21上の使用者の直感的で簡易なモーションだけで、視聴中に他のチャンネルをより便利で迅速に検索することができる。
【0075】
以下図13ないし図15Bを参照して、本発明のまた他の実施例によるディスプレー装置1を説明する。ディスプレー装置1はあるチャンネルの映像の視聴中にチャンネル情報の提供のためのチャンネル情報ウインドを提供することができる。図13は本発明の一実施例によるチャンネル情報ウインド1315の二つの例を図示する。チャンネル情報ウインド1315は、図13に図示されたように、ウインドの形態をもってチャンネルの映像1311の一部領域に重畳的に表示することができる。チャンネル情報ウインド1315は、現在視聴しているチャンネルは勿論他のチャンネルの情報、視聴ヒストリーなど多様なチャンネルの情報を含むことができる。
【0076】
チャンネル情報ウインド1315の表示の開始及び解除はタッチ入力部21上の使用者のモーションによって成ることができる。図14A及び図14Bは本発明の一実施例によるチャンネル情報ウインド1315の表示の開始を説明するための図面で、図15A及び図15Bはチャンネル情報ウインド1315の表示の解除を説明するための図面である。先ず図14A及び図14Bを参照すると、図14Bの左下段にはチャンネル情報ウインド1315の表示を開始させるタッチ入力部21上の使用者のモーションを図示する。参照符号30q及び30rは、チャンネル情報ウインド1315を表示する場合のモーションの開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を各々図示する。この場合、図示されたように、使用者の指がタッチ入力部21の右側のはし21aから内側に進入するように動くことを表す。本体制御部16は、チャンネル映像1311の視聴中に、図14Bの左下段に図示されたのと同じ使用者のモーションがあると判断されると、これに対応してチャンネル情報ウインド1315を画面の右側のはしから画面内側の方に進入するように表示することができる(図14A及び図14Bの符号1315a、1315b及び1315c参照)。
【0077】
一方、図15A及び図15Bを参照して、図15Bの左下段にはチャンネル情報ウインド1315の表示を解除させるタッチ入力部21上の使用者のモーションを図示する。参照符号30s及び30tは、チャンネル情報ウインド1315を表示解除する場合のモーションの開始点及び完了点に各々対応する使用者の指の位置を各々図示する。この場合、図示されたように、使用者の指がタッチ入力部21の内側から右側のはし21aに動くことを表す。本体制御部16は、チャンネル情報ウインド1315の表示の中に、図15の左下段に図示されたことのような使用者のモーションがあると判断されると、これに対応してチャンネル情報ウインド1315の表示を解除することができる。(図15A及び図15Bの符号1315d、1315e及び1315f参照)。
【0078】
以上の実施例ではチャンネル情報ウインド1315の右側はしからの動き又は右側はしへの動きを例示するが、これに限定されないで多様な形態になることができる。このように、本発明の一実施例によるディスプレー装置1によると、タッチ入力部21上の使用者の直感的で簡易なモーションだけで、チャンネル情報をより便利に利用することができる。
【0079】
以下、図16ないし図19を参照して、本発明の一実施例によるディスプレー装置1の制御方法に関して説明する。先ず図16を参照して、本体制御部16は使用者が選択したチャンネルの映像信号が受信されるように映像信号受信部11を制御して、映像信号受信部11によって受信される映像信号に基づいてディスプレー部13に映像がディスプレーされるように映像処理部12を制御する(1601)。
【0080】
本体制御部16は前記チャンネルの映像の視聴中にタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力があるかを確認する(1602)。万一、タッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力がない場合(1602のNo)、本体制御部16は動作1601をもう一度行う。反面、タッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力がある場合(1602のYes)、本体制御部16は映像表示の中にチャンネル検索のためのUIメニュー(図5の符号131又はず図12の符号1312参照)を表示する(1603)。本体制御部16は使用者の指示によってUIメニュー(131又は1312)を利用したチャンネル検索を行う。
【0081】
本体制御部16はUIメニュー(131又は1312)の表示の中にタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力があるかを確認する(1604)。万一、タッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力がない場合(1604のNo)、本体制御部16は動作1603をもう一度行う。反面、タッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力がある場合(1604のYes)、本体制御部16はUIメニュー(131又は1312)の表示を解除する(1605)。本体制御部16は動作を続けるのかを確認して(1606)、もし動作を続けることに判断すると(1606のYes)、動作1601に戻って、そうではないと(1606のNo)動作を終了する。
【0082】
図17を参照してディスプレー装置1の制御方法に関して続いて説明する。ディスプレー本体10は使用者の指示によってチャンネル検索のためのUIメニュー(131又は1312)を表示する(1701)。一方、リモコン装置20はタッチ入力部21上の使用者のモーションを感知する(1702)。ディスプレー本体10はリモコン装置20から使用者のモーションに対応するリモコン信号を受信する(1703)。次に、ディスプレー本体10は使用者のモーションに対応するUI項目(132又は1313)のページ及び/又はカテゴリーの移動量を決定して、現在表示されたUI項目(132又は1313)を、決定された移動量だけ移動されたページ及び/又は移動されたカテゴリーのUI項目(132又は1313)に転換して表示する(1704)。
【0083】
図18を参照して図17の動作1704を詳しく説明する。本体制御部16は使用者のモーションを分析して、モーションの方向を確認する(1801)。動作1801の結果、モーションの方向が左右方向の場合(1802のYes)、本体制御部16はモーションに対応する移動量だけUI項目(132又は1313)のページを移動して表示する(1803)。一方、動作1801の結果、モーションの方向が左右方向ではなく(1802のNo)、上下方向の場合(1804のYes)、本体制御部16はモーションに対応する移動量だけUI項目(132又は1313)のカテゴリーを移動して表示する(1805)。万一、モーションの方向が左右方向及び上下方向の両方ではない場合(1804のNo)、本体制御部16は動作を続けるのかを確認して(1806)、動作を続けることに判断すると(1806のYes)、動作1801に戻って、そうではないと(1806のNo)動作を終了する。本実施例には、モーションの方向を左右方向及び上下方向だけを考慮するのを例示しているが、これに限らずに図10及び図11を参照して説明したようにモーションの方向は対角線方向などの可能性もある。
【0084】
図19を参照してディスプレー装置1の制御方法の他の例に関して続いて説明する。ディスプレー装置1が使用者の選択したチャンネルの映像信号に基づいて映像を表示する(1901)。ディスプレー装置1は映像の表示の中にタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力を感知する(1902)。動作1902の結果、タッチ入力がタッチ入力部21のはしから内側への動きではないと(1903のNo)、動作1901がもう一度行われる。万一タッチ入力がタッチ入力部21のはしから内側への動きなら(1903のYes)、ディスプレー装置1は映像表示の中にチャンネル情報ウインド1315が画面内に進入するように表示する(1904)。
【0085】
ディスプレー装置1はチャンネル情報ウインド1315の表示の中にタッチ入力部21を利用した使用者のタッチ入力を感知する(1905)。動作1905の結果、タッチ入力がタッチ入力部21の内側からはしへの動きではないと(1906のNo)、動作1905がもう一度行われる。万一タッチ入力がタッチ入力部21の内側からはしへの動きなら(1906のYes)、ディスプレー装置1は表示されたチャンネル情報ウインド1315の表示を解除する(1907)。ディスプレー装置1は動作を続けるのかを確認して1908、動作を続けることに判断すると(1908のYes)、動作1901に戻って、そうではないと(1908のNo)動作を終了する。
【0086】
以上、正しい実施例を通じて本発明に関して詳しく説明したが、本発明はこれに限定されることなく、特許請求範囲内で多様に実施されることができる。
【符号の説明】
【0087】
1:ディスプレー装置
10:ディスプレー本体
20:リモコン装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B
図15A
図15B
図16
図17
図18
図19