(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
メインベース部、該メインベース部の両側で前記メインベース部の面に対して垂直方向に延長された第1及び第2延長部、前記第1及び第2延長部に前記メインベース部の中心方向にそれぞれ延長された第1及び第2補助ベース部を含むケースと、
前記メインベース部、第1及び第2延長部及び第1及び第2補助ベース部がお互いに構造的に連結されて形成されたガイド溝に安着された基板と、
前記基板の長さ方向に前記基板の一面に配置された複数の発光素子と、
前記基板の他面に配置された駆動ドライバーを含み、
前記駆動ドライバーが前記第1及び第2延長部に挿入されるように前記第1及び第2延長部のうちで少なくとも一つは開口部を有することを特徴とする照明モジュール。
前記開口部に挿入された駆動ドライバーは、前記ケース外側に露出して、前記開口部の外周と間隔を置いて設置されることを特徴とする請求項1に記載の照明モジュール。
前記導光板の長さ方向に垂直な前記導光板の側端部の面は、溝を有し、前記第1及び第2補助ベース部の突出部は、前記溝に連結されることを特徴とする請求項5に記載の照明モジュール。
前記第1及び第2補助ベース部は、前記第1及び第2延長部の一面に対してそれぞれ鋭角を有し、前記第1及び第2延長部に延長されることを特徴とする請求項1〜8のうちで何れか一つに記載の照明モジュール。
前記導光板は、該導光板に入射された光の経路を変換するか、または屈折させるレンズアレイが少なくとも一部に配置されることを特徴とする請求項5に記載の照明モジュール。
前記レンズアレイのうちで一部領域のレンズ高さは、およそ0.15〜0.30mm範囲内であり、他の領域のレンズの高さ(sag)は、およそ0.40〜0.55mm範囲内であることを特徴とする請求項12〜14のうちで何れか一つに記載の照明モジュール。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1は、本発明の実施例による照明モジュールの構造を説明するための斜視図であり、
図2は本発明の実施例による照明モジュールの構造を説明するための分解斜視図であり、
図3は本発明の実施例であり、ケース構造を詳しく説明するための斜視図であり、
図4は本発明の実施例であり、ケースの構造を詳しく説明するための断面図であり、
図5は本発明の実施例であり、支持板の構造を詳しく説明するための斜視図であり、
図6は本発明の実施例であり、光源部の構造をさらに詳しく説明するための斜視図である。
【0033】
図1〜
図6を参照すると、照明モジュール400は、ケース200、支持板120、第1光源部150a、第2光源部150b、第1光励起フィルム170a、第2光励起フィルム170b、導光板110、拡散板190、反射板130、第1コネクター300a及び第2コネクター300bを含む。
【0034】
<ケース>
ケース200は、複数のフランジによって組み立てされてなされることができるが、一つの板形態で圧出成形されることが望ましい。前記ケース200はメインベース部210、第1及び第2延長部230a、230bと、第1及び第2補助ベース部250a、250bを含む。
【0035】
メインベース部210は、直四角板形状であり、前記板の末端から一定間隔を置いて前記板の縁に沿って折曲されて、中央に陥没部211と周辺に縁部213を有する。
【0036】
陥没部211は、ケース内部に配置される反射板130、導光板110及び拡散板190のお互いの間に密着させて動きを防止することができる。また、縁のうちで特に、メインベース部の前後側の縁部は、駆動ドライバーと入力端子間の電気的な連結媒体であるフレキシブル印刷回路(図示せず)の連結通路を最短距離で形成することができて、製造費の減少だけではなく、フレキシブル印刷回路の長さによる電圧減少現象を防止することができる。
【0037】
縁部213のうちで前記第1及び第2延長部230a、230bと連結される左、右側縁部を除いた前、後側縁部は中央にそれぞれ第1及び第2上部開口部213a、213bを有する。
【0038】
第1及び第2上部開口部213a、213bには駆動ドライバー153a、153bに電力供給のための入力端子310a、310Bが配置されて、前記入力端子上部310a、310Bに第1及び第2コネクター300a、300bが前記第1及び第2上部開口部213a、213bにそれぞれ配置されて、前記ケース200の外部に露出する。
【0039】
また、メインベース部210は前記の前、後側縁部でそれぞれ延長されたフランジ215を有して、前記フランジ215は前記メインベース部の面に対して実質的に垂直方向に曲がる。このようなフランジ215は、ケース内に挿入される構造物、例えば、拡散板、導光板、反射板などがメインベース部の前、後側方向に離脱されることを防止することができる。
【0040】
第1及び第2延長部230a、230bは、前記メインベース部210の縁部でそれぞれ延長されて、前記メインベース部210の面に対して実質的に垂直方向に曲がる。また、第1及び第2延長部230a、230bは、それぞれ末端部に第1及び第2側部開口部230a’、230b’を有する。
【0041】
また、第1及び第2延長部230a、230bは、それぞれ外側面に突出されたガイド部230a”、230b”を有する。ガイド部230a”、230b”は、前記第1及び第2側部開口部230a’、230b’に接して配置される。ガイド部の表面形状は多様な形状を有することができるが、望ましくは後述する連結部材600の延長部630と機械的に安定するように固定されることができるように一側が傾きを有する三角形状を有する。
【0042】
このようなガイド部230a”、230b”は、後述する連結部材の延長部が安着されて、前記連結部材の延長部を固定及び支持する。
【0043】
第1及び第2補助ベース部250a、250bは、前記第1及び第2延長部230a、230bでそれぞれ前記メインベース部210の中心方向にそれぞれ延長されて、前記メインベース部の面に対して実質的に平行に延長される。
【0044】
これによってケース200の両内側部は、第1及び第2ガイド溝202a、202bが形成されて、前記第1及び第2補助ベース部250a、250bは、お互いに間隔を置いて向かい合うようになる。
【0045】
一方、前記ケース200の第1及び第2補助ベース部250a、250bは、前記メインベース部210と平行な方向に第1及び第2延長部230a、230bそれぞれに対して延長されて曲がるが、望ましくは、第1及び第2延長部230a、230bそれぞれに対して鋭角(
図4参照;α<90゜)で傾く。したがって、第1ガイド溝202aと第2ガイド溝202bに挿入される構造物、例えば、拡散板、導光板、反射板などをさらに固定支持させることができるようになる。
【0046】
また、第1及び第2補助ベース部250a、250bは、それぞれ延長された長さ方向と垂直方向の末端に延長された突出部250a’、250b’を有する。このような突出部250a’、250b’は前記ケース内に構造物が挿入された後、前記第1及び第2補助ベース部250a、250bの面に対して垂直方向にベンディングされて(曲げられて)各構造物が離脱されることができないように支持する。このようなケース200は、前記ケースの長さ方向に両側部が平行に延長される。
【0047】
前記ケース200の材質は、例えば、アルミニウムと鉄のような金属なら可能であり、ケースが弾性力を有することができればさらに望ましい。
【0048】
<支持板>
支持板120は、ベース部121と第1及び第2部材123a、123b及び第3及び第4部材125a、125bを含み、このような支持板120は前記ケース200内側に配置されて前記ケースと接する。
【0049】
ベース部121は直四角板形状を有する。
【0050】
第1及び第2部材123a、123bは、前記ベース部121の両末端で前記ベース部121の面に対して実質的にそれぞれ垂直方向に延長されて、前記第1及び第2部材123a、123bのそれぞれの末端部は開口部123a’、123b’を有する。
【0051】
第3及び第4部材125a、125bは、それぞれ前記第1及び第2部材123a、123bの末端で前記第1及び第2部材123a、123bの各面に対して実質的に垂直方向に延長されて形成される。例えば、ベース部とそれぞれ平行な面を有するように形成されることができる。但し、第3及び第4部材125a、125bが前記第1及び第2部材123a、123bの面に対して延長される時、延長方向は前記ベース部121の左、右外側方向である。
【0052】
このような構造を有する支持板120の材質は、前記ケースと同一のアルミニウムと鉄のような金属なら可能であり、弾性力を有することができる。
【0053】
支持板120のベース部121は、前記ケース200のメインベース部210の陥没部211と接して、第3及び第4部材125a、125bは前記メインベース部210の縁部213と接する。前記支持板120は前記ケース200のメインベース部210の下側内部に配置される。
【0054】
したがって、ケースが内部に配置される構造物、例えば、反射板、導光板、拡散板のような構造物を抱えて、この時、支持板120は前記構造物をケースの補助ベース250a、250bに押すことで、補助ベースと前記構造物との間の密着力を高めてより安定的な支持構造を有することができる。
【0055】
前記支持板120のベース部121の前、後側上面には第1及び第2入力端子310a、310Bがそれぞれ配置されて、前記第1及び第2入力端子310a、310Bは、前記ケース200の第1及び第2上部開口部213a、213bにそれぞれ対応されて、前記ケース200の外部に露出する。このような第1及び第2入力端子310a、310Bは、それぞれ第1コネクター300a及び第2コネクター300bに電気的に連結されて電源が供給される。
一方、第1及び第2入力端子310a、310Bは、フレキシブル印刷回路(FPC:Flexible Printed Circuit(図示せず))を通じて第1及び第2光源部の駆動ドライバー153a、153bとそれぞれ電気的に連結される。このようなフレキシブル印刷回路は、支持板120の第1及び第2部材123a、123bに形成された開口部123a’、123b’を貫通して、前記駆動ドライバー153aと最短距離で電気的に連結される。
【0056】
<光源モジュール−反射板、導光板、光源部、拡散板、光励起フィルム>
<反射板>
反射板130は、支持板120と対応する直四角板形状を有するボディー部131と、前記ボディー部131の両末端部で延長された屈曲部132と、を含む。
【0057】
屈曲部132は、反射板130の長さ方向で折り曲げられている。反射板130は、表面全体が反射物質でコーティングされることができるし、ボディー部131だけ反射物質でコーティングされることができる。また、反射板130の材質は金属だけではなく、フレキシブルであるプラスチック材質で形成することができる。
【0058】
反射板130は、支持板120の下側に配置されて、反射板130の屈曲部132が光源部150で発光素子が配置されない他面に接して導光板110、光源部150、拡散板190、光励起フィルム170全体を囲む。これによって照明モジュールの部品を組立てる時、部品間のアラインメント不一致、あるいは特定部品の離脱を防止することができる。
【0059】
また、反射板の屈曲部は前記照明モジュール動作時に光源部150a、150bで発生される熱を、ケースを通じて放出する時、
図7で見るところのように、中間媒介体になることで、熱伝達効果を向上させるために放熱物質を含むことが望ましい。
【0060】
このような反射板130は、前記光源部150から放出された光が導光板110を通じて外部に放出される時、導光板の後方に出射されることを防止する。
【0061】
一方、反射板130の両側端には垂直で曲がる屈曲部(図示せず)がさらに形成されることができる。屈曲部は光源部150で発光素子が配置されない他面に接して導光板110、光源部150、光励起フィルム170全体を囲むことができるし、これによって照明モジュールの部品を組立てる時、部品間のアラインメント不一致、あるいは特定部品の離脱をさらに防止することができる。また、このような屈曲部は、照明モジュール動作時に光源部150a、150bから発生される熱を、ケース200を通じて放出する時、中間媒介体として機能して熱伝達効果を向上させるために放熱物質を含むこともできる。
【0062】
<光源部>
光源部150は、第1光源部150aと第2光源部150bを含むことができるが、何れか一つの光源部のみを有することができる。
【0063】
第1光源部150a及び第2光源部150bは、それぞれ基板151a、151b、発光素子152a、152b及び駆動ドライバー153a、153bを含む。
【0064】
基板151a、151bは、長方形の形状の印刷回路基板である。
【0065】
発光素子152a、152bは、複数個をなして、基板151a、151bの一面に前記基板の長さ方向に配置される。前記第1光源部150a及び第2光源部150bに含まれた発光素子は、同一色を有する光を放出する発光ダイオードであるが、異なる色を有する光を放出することができる。したがって、二つの異なる色の組合せで多様な色の光が可能であることで、感性照明装置を具現することができる。発光ダイオード152a、152bは、青色、赤色、緑色光のうちで少なくとも一つを放出する発光ダイオードであることがある。
【0066】
図面に示されていないが、発光ダイオードは、上部に透明樹脂が前記発光ダイオードを密封するようにして、それ自体の独自色を有する光を放出することができるが、独自色を放出する時、例えば、青色光を放出する発光ダイオードである場合、上部に黄色系列の蛍光体を含む樹脂が青色発光ダイオードを密封して、白色光を放出することができる。
【0067】
本実施例では光源で発光ダイオードを例にしたが、これに限定しないで、光を放出することができる発光素子ならいずれであっても可能である。
【0068】
駆動ドライバー153a、153bは、発光素子が配置されない前記基板の他面に配置されて、望ましくは、基板の他面で末端部に配置される。
【0069】
第1光源部150aと第2光源部150bは、それぞれ前記基板の一面に配置された発光素子152a、152bと前記基板の他面に配置された駆動ドライバー153a、153bを含み、前記発光素子が配置された基板の一面がお互いに向かい合うように前記ケース200の第1及び第2ガイド溝202a、202bに挿入されて配置される。すなわち、発光素子が配置されない基板の他面は前記ケースの第1及び第2延長部の面に平行に配置される。
【0070】
図面には示されていないが、前記第1光源部150a及び第2光源部150bと前記ケースの第1及び第2延長部230a、230bとの間に放熱パッドが配置されることができる。このような放熱パッドは、光源部で発生された熱を、伝導を通じてケースに伝達して、このような熱は外部に放出されて放熱特性を向上させることができる。
【0071】
一方、駆動ドライバー153a、153bは
図8に示すように、前記ケースの延長部の第1及び第2側部開口部230a’、230b’に挿入されて、ケース外側に露出する。よって、駆動ドライバーの誤作動時にチェックが容易で、照明モジュールの特性上制限された空間での部品の空間的位置確保の難しさを克服することができる。
【0072】
また、前記駆動ドライバー153a、153bが前記延長部の第1及び第2側部開口部230a’、230b’にそれぞれ挿入されて配置される時、駆動ドライバー153a、153bと第1及び第2側部開口部230a’、230b’の外周と間隔(d)を置いて配置されることが望ましい。これは照明モジュール動作時に前記駆動ドライバーの耐電圧特性を確保するためであるが、少なくとも駆動ドライバーと第1及び第2側部開口部230a’、230b’の外周間の間隔(d)が最小2mm以上になる時、安定的な耐電圧特性を有するようになる。
【0073】
また、図面には示されていないが、第1及び第2側部開口部230a’、230b’の周辺の区画部には、前記駆動ドライバー153a、153bを保護するために接着性保護フィルムが付着される。接着性保護フィルムは、外部の異物が駆動ドライバーに浸透されることを放置することができる。このような接着性保護フィルムは前記接着性保護フィルムを通じて駆動ドライバーが見られる透明な材質が望ましい。
【0074】
<導光板>
導光板110は反射板130の形状と同じく直四角板形状を有する。
【0075】
導光板110の長さ方向に垂直方向の側端部の面は、溝112を有する。溝112は側端部の両側にそれぞれ形成されて、このような導光板110の溝112には前記ケース200の第1及び第2補助ベース部250a、250bの各突出部250a’、250b’が折り曲げられて安着される。これによってケース200内での導光板110は、安定的に支持されて離脱されなくなる。
【0076】
導光板110は、点光源を面光源に変換させることで、内部に入射された光が外部に出射されることができるように一面に特定パターン111が形成される。特定パターン111は光を拡散または散乱させて外部に出射させる役割をする。このような導光板110は透明樹脂で製造されて、シルクスクリーン印刷方式などで印刷することができる。
【0077】
導光板110は、第1光源部150a及び第2光源部150bから放出される光経路方向に配置されて、前記ケース200の長さ方向に前記ケースの内部に挿入される。この時、導光板110の両末端部は前記ケースの第1及び第2ガイド溝202a、202bに挿入される。
【0078】
本発明の実施例による導光板110は、内部に入射された光が外部に出射されることができるように下面の少なくとも一部分に特定パターン111を有する。特定パターン111は導光板110の下面全領域に亘って形成されることもできるが、導光板110下面の一部、例えば、図面に示されるところのように導光板110下面の両側端、すなわち、ケース200の補助ベース部250a、250bと触れる側と近い領域のみに形成されることもできる。このような特定パターン111は、光を拡散または散乱させて外部に出射させる役割をする。本発明の実施例による導光板110の特定パターン111は光を拡散または散乱させるための従来の拡散シートを取り替えて構成を簡素化させることができる。
【0079】
また、本発明の実施例による導光板110の上面にはマイクロレンズアレイ(MLA:Micro Lens Array)層113が形成される。すなわち、導光板110とマイクロレンズアレイ層113が一体型に形成される。光源部から出射されて導光板110に入射された光は、図面上で下部方向に放出されなければならない。マイクロレンズアレイ層113は光源部から出射されて導光板110に入射された光のうちで導光板110の上部に向ける光の経路を変えるか、または屈折させる。例えば、光を集めるか、または拡散させるか、または散乱させて反射板130に反射されて、再び導光板110を経って下部方向に出射されることができるようにして輝度の均一性を向上させる。このようなマイクロレンズアレイ層113は、均一なパターンを有することもできるが、お互いに異なるパターンが組み合わされた形態で形成されることもできる。例えば、全体が凸型レンズまたは凹型レンズパターンに形成されることもできるが、凸型レンズと凹型レンズパターンが組み合わされた形態であることもある。レンズパターン間の均一性も全領域で均一であることがあるが、これも均一でないこともある。すなわち、レンズパターンの高さ(sag)が全領域で均一であることもあるが、そうではないこともある。例えば、一部領域に形成されたレンズ高さ(sag)は、およそ0.23mmであり、また他の一部領域に形成されたレンズの高さ(sag)はおよそ0.47mmであることがある。それだけでなくマイクロレンズアレイの一部レンズ高さは、0.15〜0.30mm、0.40〜0.55mm範囲内で形成されることもできる。さらに限定しようとすると、0.17mm〜0.28mm、0.42〜0.53mmの範囲の高さで一部が形成されることができる。マイクロレンズアレイ層113は、通常的なレンズの材質、例えば、各種合成樹脂材でなされることができる。
【0080】
<光励起フィルム>
光励起フィルム170は、第1光励起フィルム170a、第2光励起フィルム170bを含むことができるし、それぞれは導光板110側面と第1光源部150a及び第2光源部150bとの間にそれぞれ配置されて、内部に多くの蛍光物質を含む。このような第1光励起フィルム170a、第2光励起フィルム170bは、第1光源部150a及び第2光源部150bで出射された光の波長一部を変換させて光の色を変換させることができる。
【0081】
図面には示されていないが、第1光励起フィルム170a、第2光励起フィルム170bは、透明樹脂と該透明樹脂内部に含有された蛍光物質172を含む。透明樹脂内部には硬化剤や添加剤が含まれることができるし、硬化剤は透明樹脂を硬化させて、添加剤は蛍光物質が透明樹脂内部で均一に分散させる。また、透明樹脂内部には拡散材が含まれることができるし、拡散材は光源の屈折を向上させて蛍光物質の励起率を高める。
【0082】
<拡散板>
拡散板190は、導光板110から出射される光を拡散させて放出させるためにケース200内に挿入されて、導光板110下部に配置される。この時、拡散板190の両末端部は前記ケースの第1及び第2ガイド溝202a、202bに挿入される。
【0083】
上のように、本発明の実施例による照明モジュールは、光を放出することにおいて、一つの単一モジュールでなされるために、それ自体で照明装置として利用されることができる。
【0084】
前で上述した本発明の実施例で説明の便宜のために第1光源部150a、第2光源部150b、第1光励起フィルム170a、第2光励起フィルム170b、導光板110、拡散板190、反射板130を含む装置を光源モジュールと称する。
【0085】
図9は、本発明の実施例で、ケース内部に配置される光源モジュールの構造及び動作原理を説明するための図である。
【0086】
説明の便宜のために、光源モジュール100は導光板110、反射板130、第1光源部150a、第1光励起フィルム170a及び拡散板190を含む実施例を示すようにする。
【0087】
導光板110は、点光源を面光源に変換させることで、内部に入射された光が外部に出射されることができるように一面に特定パターン111が形成される。特定パターン111は、光を拡散または散乱させて外部に出射させる役割をする。このような導光板110は透明樹脂で製造されて、シルクスクリーン印刷方式などで印刷することができる。
【0088】
導光板110の上側には拡散板190が配置されることができる。拡散板190は導光板110の内部に入射された光が外部に均一に出射されるようにする役割をする。
【0089】
反射板130は、導光板110の下側に配置されて、導光板110の内部に入射された光が導光板の後方に出射されることを防止する。
【0090】
第1光源部150aは、導光板110の側部に配置されて、第1光源部150aは光を出射することができる装置ならすべて可能であり、本発明の実施例では発光ダイオードである発光素子152aを使用する。このような第1光源部150aは基板151a上に配列された複数の発光ダイオード152a、152bを含み、導光板110と光学的に結合されて第1光源部150aから発生された光が導光板110内部に入射される。
【0091】
第1光励起フィルム170aは、導光板110と第1光源部150aとの間に配置されて、内部に多くの蛍光物質を含む。このような第1光励起フィルム170aは第1光源部150aから出射された光の波長一部を変換させて光の色を変換する。
【0092】
図10A〜
図10Cは、本発明による一実施例で、複数の照明モジュールを結合するための連結部材を説明するための図であり、
図11は本発明による一実施例で、複数の照明モジュールの結合構造を説明するための図である。
【0093】
先ず、
図10A〜
図10Cで見るところのように、連結部材600はベース部610、延長部630、フック部650を含む。
【0094】
ベース部610は、底面が平たい板形状を有して、表面は両側端方向に行くほど傾斜しているドーム形状を有する。ベース部610の底面上には二つの連結端子611が配置されて、二つの連結端子611は前記ベース部の内部でワイヤを通じて電気的に連結される。また、ベース部の底面に配置された連結端子611は
図11で見るところのように、前記ケースのメインベース部の縁部に設置されたコネクターと電気的に連結される。
【0095】
延長部630は、前記ベース部の両末端で垂直方向に延長される。延長部630は中央の一部が開口されることができる。このような延長部630は、一側端に対して傾斜している他端を有する。このような理由は傾斜している他端は、前記ケースの第1及び第2延長部のガイド部230a”、230b”と相対的に変位せずにお互いに機械的固定されるようにするためである。
【0096】
また、延長部630の内側にはスタイロフォームのような衝撃防止板631が設置されて、連結部材600と照明モジュール400との間に結合時、結合時の衝撃による連結部材が割れることを防止することができるし、連結部材による照明モジュール間の結合後、外部衝撃を受ける時、脆弱性が高くて延長部の衝撃を最大限防止するようにするためである。
【0097】
フック部650は、前記延長部630の末端で延長されて、前記ベースの中心方向に傾斜している一側端を有する。前記フック部650は照明モジュールと結合時に前記ケースの補助ベースの底面にかかって締結される。この時、フック部650は実質的に前記連結部材の延長部630の弾性を利用して照明モジュールと結合される。
【0098】
図12A〜12Dは、本発明による一実施例であり、複数の照明モジュールの結合方式を説明するための図である。
【0099】
先ず、
図12Aに示すように、二つの照明モジュール400が同一線上に整列されて、
図12Bに示すように、整列された二つの照明モジュール400は、お互いに末端どうしに接するように配置する。以後、
図12Cのように、お互いに接触された前記照明モジュールのケースの縁部を囲むように前記縁上部で前記連結部材600を減圧して結合させるようにする。この時、連結部材600のベース部に設置された連結端子611が前記ケース200の縁部に配置されたコネクター300a、300bと電気的に連結されるようにして、また、連結部材600の延長部630の一端が前記ケースの外側に突出されたガイド部230a”、230b”の一端にかかって固定されるように減圧する。これによって
図12Dのように、二つの照明モジュールは電気及び機械的にお互いに結合されて、拡張された一つの照明装置を具現するようになる。
【0100】
本実施例では二つの照明モジュールの結合構造のみに対して説明したが、三つ以上の照明モジュールが結合する時も同一の方法で照明モジュール間の器具及び電気的に連結する。
【0101】
上のような照明装置は、照明モジュール間に結合時、照明モジュールの重さによって連結支持力が劣ることを償うことができるし、照明モジュールを囲む方式で照明モジュールらをお互いに結合することで、照明装置のスリム化を具現することができる。これによって照明装置設置時に照明装置の体積による空間の制約性を充分に克服することができる。
【0102】
図13は、本発明の実施例で、光源部の他の構造を説明するための図であり、
図14は、本発明の実施例で、光源部のまた他の構造を説明するための図であり、
図15は、本発明の実施例で、光源部の構造による動作方法を説明するための図である。
【0103】
先ず、
図13を参考すると、光源部150はそれぞれ単一基板151aと第1発光素子グループ152a’と第2発光素子グループ152a”及び第1駆動ドライバー153a’と第2駆動ドライバー153a”を含む。
【0104】
第1発光素子グループ152a’及び第2発光素子グループ152a”は、それぞれ複数の発光素子152aを含み、基板151aの長さ方向に前記基板151a上に配置される。この時、基板151aは長方形の印刷回路基板であるが、中央部(C)は電気的に分離される。これによって第1発光素子グループ152a’と第2発光素子グループ152a”は、電気的に分離されるように前記基板上に配置される。
【0105】
第1駆動ドライバー153a’は、前記第1発光素子グループ152a’を駆動するために第1発光素子グループが配置された基板151aの一面と異なる他面に配置されて、第2駆動ドライバー153a”も前記第2発光素子グループ152a”を駆動するために、第2発光素子グループが配置された基板の一面と異なる他面に配置される。
【0106】
このような光源部150は、それぞれ単一ケース200の第1及び第2ガイド溝202a、202bに安着されて照明モジュールを構成する。
【0107】
図14を参考すると、光源部150は実質的に
図13の実施例のような構造を有する。但し、
図14で、基板は電気的だけではなく、物理的に分離して第1基板151a’と第2基板151a”を有する。残り、発光素子グループや駆動ドライバーに対しては、
図13の実施例と同一であるので、これに対する説明は略する。
【0108】
上のように、光源部が電気的に分離された照明モジュールは、壁や天井のような室内内壁に設置されて動作される時、照明モジュールから発生される光を分離して制御することができるために、必要な空間にだけ光を照らすことができる使用自由度が高い。すなわち、
図15で見るところのように、照明モジュールで第1発光素子グループの領域(A1)と第2発光素子グループの領域(A2)を分けて、第1発光素子グループの領域だけ駆動して、光を照査するか、または図面には示されなかったが、第2発光素子グループの領域だけ駆動して光を照査する分離駆動をすることができる。また、同時に第1及び第2発光素子グループの領域をすべて駆動することができる。
【0109】
本実施例で光源部は、一つの光源部だけを例に挙げたが、光源部は第1光源部及び第2光源部を有することができるし、各光源部には一つの光源部を形成する時の構造と同一に形成される。
【0110】
図16は、本発明の実施例で、複数の照明モジュールの動作方法を説明するための図である。
【0111】
図16を説明すると、複数の照明モジュール400は
図11に示すように、連結部材600によって機械的及び電気的に結合される。各照明モジュール400は、前で説明したところのように光源部150の電気的分離で分離駆動が可能である。但し、連結部材によって結合された照明モジュールで、連結部材600の両側に設置された光源部150を駆動するための駆動ドライバー153a’は単一個をなす。すなわち、前記の
図15で言及した複数の駆動ドライバーの代りに一つの駆動ドライバーで二つの照明モジュールに必要な部分(C’)を駆動する。その他の照明モジュールに対しては以前に既に記述したので、これに対する説明は略する。
【0112】
このような照明モジュールは
図15に示すように、領域を分けて分離駆動することができるので、使用自由度が高い。
【0113】
図17は、本発明の一実施例で、他のケースの構造を示した斜視図である。
【0114】
図17に示すところのように、ケース500は、
図3の構造と類似であるので、同一の部分は略して、縁部210の前、後側縁部には第1及び第2上部開口部213a、213bを間に置いて、第3及び第4上部開口部213c、213d、第5及び第6上部開口部213e、213fが形成される。第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fは、今後に説明する連結部材(
図18A及び
図18B参照)800とケース200との間の結合のための接続手段(
図19参照)700が挿入されるために形成される。
【0115】
第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fは、接続手段700が挿入されることができる挿入口(S)及び挿入口(S)を通じて挿入された接続手段700がスライディング方式で移動して固定されることができるようにするガイド溝(G)を含んで形成されることができる。
【0116】
これは、後述する連結部材800の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830f)と同一の形態で形成されることができる。第1及び第2上部開口部213a、213bを通る直線に対して第3上部開口部213cと第4上部開口部213dは、対称形態で形成されることもできるが、図面に示されるところのように第3及び第4上部開口部213c、213dのうちで何れか一つがケース500の末端に相対的に接するように形成されることができる。
【0117】
例えば、第4上部開口部213dが第3上部開口部213cよりケース500の前側末端に相対的に近く形成されることができる。第5及び第6上部開口部213e、213fもこれと同一に形成される。望ましくは、第4上部開口部213dが第3上部開口部213cよりケース200の前側末端に相対的に近く形成される場合には、第6上部開口部213fが第5上部開口部213eよりケース500の後側末端に相対的に近く形成される。
【0118】
すなわち、ケース500の中心を通るが、第1及び第2上部開口部213a、213bを通る直線と垂直である直線に対して第3及び第4上部開口部213c、213dと第5及び第6上部開口部213e、213fは対称的に形成される。
【0119】
ケース500は、接続手段700によって連結部材800と連結されて、このような方法で他の照明モジュールのケース500とも連結されることができる。
【0120】
図18A及び
図18Bは、本発明の一実施例によって複数の照明モジュールを結合するための連結部材800の構成を示す図面であり、
図19は、本発明による複数の照明モジュールの結合構造を説明するための図面である。
【0121】
図18A〜
図18Bに示されるところのように、本発明の連結部材800は、ベース部810、一つ以上の締結溝820a、820b、820c、820d)、一つ以上の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830f、突出部840を含んで構成されることができる。突出部840は電気的コネクターとして役割をする。
【0122】
ベース部810は平面図上で、すなわち、照明モジュールに結合された時に円形の形状を示す。縁部分には外方向に傾斜している部分が形成されることができる。ベース部810の底面上には二つの連結端子811a、811bが形成されることができるが、二つの連結端子811a、811bはベース部810の内部でワイヤを通じて電気的に連結される。また、連結端子811、811bは
図19で見るところのように、ケース200のメインベース部210の縁部213に設置されたコネクター300a、300bと電気的に連結される。
【0123】
ベース部810には一つ以上の締結溝820a、820b、820c、820dが形成される。図面には第1〜第4締結溝820a、820b、820c、820dが形成される場合が例示されたが、締結溝の数はこれに制限されない。
【0124】
図19を参照すると、第1〜第4締結溝820a、820b、820c、820dは、照明モジュールのケース500と連結された連結部材800を他の機構(例えば、照明モジュール支持装置)に固定させるための別途の固定手段が挿入される部分である。例えば、第1〜第4締結溝820a、820b、820c、820d)にネジ、くぎ、またはボルトなどを挿入して、連結部材800と照明モジュール支持装置を固定させることができる。第1〜第4締結溝820a、820b、820c、820dは、照明モジュールに結合された時に照明モジュールの中心を通るが、照明モジュールの長さ方向に延長される直線に対して対称的に形成されることができる。
【0125】
例えば、図面に示されるところのように、図面上x軸に対して第1及び第2締結溝820a、820bと第3及び第4締結溝820c、820dが対称的に形成されることができる。すなわち、x軸を基準に上部には第1及び第2締結溝820a、820bが形成されて、下部には第3及び第4締結溝820c、820dが形成されることができる。
【0126】
また、ベース部810には一つ以上の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fが形成されることができる。接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fはそれぞれ接続手段700が挿入されることができるように形成される挿入溝(S)と挿入溝(S)を通じて挿入された接続手段700が固定されることができるようにスライディング方式で移動可能にガイドするガイド溝(G)を含むことができる。
【0127】
接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fは、図面に示されるところのように6個が形成されることもできるが、これとは異なる数で形成されることもできる。6個の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fが形成される場合には、ベース部810の底面上に形成される二つの連結端子811a、811bを通る直線を間に置いて、2個の接続溝830a、830bが一側に、他の4個の接続溝830c、830d、830e、830fが他側に形成されることができる。接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fは、図面に示されるところのようにベース部810の底面からベース部810の一部を貫通する形態で形成されることもできるが、ベース部810を完全に貫通する形態で形成されることもできる。
【0128】
連結部材800がケース500との結合のためにケース500上部に置かれると、連結部材800の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fとケース500の第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fが対応するように位置することができる。
【0129】
接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fは、6個が形成されることができるが、そのうち4個が第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fと対応することができる。
【0130】
前述したように、第3上部開口部213cと第4上部開口部213dは、第1上部開口部213aと第2上部開口部213bを通る直線に対して非対称的に形成されることができるが、第3上部開口部213cは6個の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fのうちで第2接続溝830bと対応されて、第3上部開口部213cに比べてケース500の末端に近く形成される第4上部開口部213dは、第5接続溝830eと対応することができる。
【0131】
このような方式で他の照明モジュールの第5上部開口部213eと第6上部開口部213fは、6個の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fのうちで第1接続溝830a及び第4接続溝830dにそれぞれ対応することができる。
【0132】
これは、第3及び第4上部開口部213c、213dと第5及び第6上部開口部213e、213fがケース500の中心を通るが、ケース500の長さ方向と垂直な直線に対して対称的に形成されるためである。
【0133】
すなわち、
図19で第4上部開口部213dと第6上部開口部213fがケース500の末端に相対的に近く形成されて、第3上部開口部213cと第5上部開口部213eがケース500の末端から相対的に遠く形成されるためである。
【0134】
連結部材800の接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fのうちで一部(例えば、4個)がケース500の第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fと対応するように置かれると、接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fと第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fの挿入溝(S)に接続手段700を挿入した後、ガイド溝(G)を通じて前記接続手段700を移動させて、連結部材800と2個の照明モジュールを結合することができる。連結部材800がお互いに異なる照明モジュールを結合する時お互いに異なる照明モジュール上に置かれる接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fは、連結部材800内の配線形態によってお互いに電気的に連結されることができる。例えば、接続部材700によって結合された時に第1接続溝830aと第2接続溝830bが電気的に連結されることができるし、第3及び第4接続溝830c、830dと第5及び第6接続溝830e、830fが電気的に連結されることができる。
【0135】
接続手段700は、一つの棒710に頭720が付いている形態で形成されることができる。接続溝830a、830b、830c、830d、830e、830fと第3〜第6上部開口部213c、213d、213e、213fの挿入溝(S)は、接続手段700の頭720が挿入されることができる程度の大きさで形成されることができるし、ガイド溝(G)は挿入溝(S)の幅より狭い幅、すなわち、挿入溝(S)を通じて挿入された接続手段700の頭720がスライディング方式で移動する時抜け出ることができない程度の幅を有するが、接続手段700の棒710は、円滑に移動可能な程度の幅を有することが望ましい。挿入溝(S)は、円形、卵円形、多角形の形状のうちで少なくとも一つの形成を有することができる。
【0136】
このように接続手段700を溝に挿入して、スライディング方式で移動させることで、お互いに異なる照明モジュールのケース500と連結部材800を結合させることによって、結合の信頼性を確保することができることと共に、その結合が容易になることができる。
【0137】
一方、一つ以上の照明モジュールを結合することにおいて、一番末端に位置する照明モジュールの端にも連結部材800を結合して、全体照明モジュールを支える機構(例えば、照明モジュール支持装置)に固定させなければならない。この時にも上で説明したところのように同一の連結部材800が使用されることができる。
【0138】
前述したように、ケース500の第3上部開口部213cと第4上部開口部213dは、第1及び第2上部開口部213a、213bを通る直線に対して非対称的に形成されて、第3及び第4上部開口部213c、213dと第5及び第6上部開口部213e、213fは、ケース500の中心を通るが、ケース500の長さ方向と垂直な直線に対して対称的に形成されるために、両末端に位置する照明モジュールの末端、すなわち、他の照明モジュールと結合されない照明モジュールの末端では連結部材800の第1及び第3接続溝830a、830cとケース500の第3及び第4上部開口部213c、213dがそれぞれ対応することができる。
【0139】
また、
図19で、x軸方向に末端に位置する照明モジュールの末端では、連結部材800の第2及び第6接続溝830b、830fがケース500の第5及び第6上部開口部213e、213fと対応することができる。ケース500の末端に形成される2個の上部開口部と連結部材800の接続溝のうちで2個が対応するように置かれた後には、前述したところと同一の方式で接続手段700を通じてケース500と連結部材800が連結されることができる。
【0140】
縁に位置する照明モジュールの末端では、連結部材800の接続溝とケース500の開口部との間の対応関係がこのような方式でなされることによって、連結部材800がケース500の外郭方向に突出されなくなるし、この時連結部材800の第3接続溝830cまたは第6接続溝830fが利用されることが、連結部材800に第3接続溝830c及び第6接続溝830fが形成される理由でもある。しかし、縁に位置する照明モジュールの末端にも他の照明モジュールと連結される位置と同一の方式で、連結部材800とケース500が連結されることもできる。
【0141】
すなわち、縁に位置する照明モジュールを含んだすべての照明モジュールにおいて、ケース500の第3及び第4上部開口部213c、213dは、それぞれ連結部材800の第2及び第5接続溝830b、830eに対応されて連結されて、ケース500の第5及び第6上部開口部213e、213fは、それぞれ連結部材800の第1及び第4接続溝830a、830dに対応されて連結されることもできる。
【0142】
照明モジュールと連結される連結部材800は、締結溝820a、820b、820c、820dに挿入される固定手段を通じて他の支持装置と連結される。
【0143】
図20は、本発明の一実施例で、また他のケースの構造を示した斜視図である。
図20に示すところのように、ケース550は
図17の構造と異なり扇形の形状を有する。残りの部分的な特徴は、
図17のケース500と同一である。
【0144】
一方、図面には示さなかったが、ケース550の構造によってケース内部に挿入される構造物、例えば、反射板、支持板、導光板などは前記ケースの構造と対応された構造を有する。
【0145】
図21A及び
図21Bは、本発明の一実施例によって複数の照明モジュールを結合するための連結部材900の構成を示す図面であり、
図22A及び
図22Bは、本発明による複数の照明モジュールの結合構造を説明するための図面である。
【0146】
図21A及び
図21Bに示されるところのように、本発明の連結部材900は、ベース部910、一つ以上の締結溝920a、920b、920c、920d、突出部930を含んで構成されることができる。
【0147】
ベース部910は平面図上で、すなわち、照明モジュールに結合された時に円形の形状を示す。縁部分には外方向に傾斜している部分が形成されることができる。ベース部910の底面上には二つの連結端子911a、911bが形成されることができるが、二つの連結端子911a、911bはベース部910の内部でワイヤを通じて電気的に連結される。また、連結端子911、911bは、
図22A及び
図22Bで見るところのように、ケース550のメインベース部210の縁部213に設置されたコネクター300a、300bと電気的に連結される。
【0148】
ベース部910には一つ以上の締結溝920a、920b、920c、920dが形成される。図面には、第1〜第4締結溝920a、920b、920c、920dが形成される場合を例示したが、締結溝の数はこれに制限されない。
【0149】
図22A及び
図22Bを参照すると、第1〜第4締結溝920a、920b、920c、920dは、お互いに結合される2個の照明モジュールのケース550に形成されている第3及び第4上部開口部213c、213d、第5及び第6上部開口部213e、213fに対応する。締結溝920a、920b、920c、920dには締結部材700が挿入される。締結部材700は締結溝920a、920b、920c、920dとケース550の第3及び第4上部開口部213c、213d、第5及び第6上部開口部213e、213fをそれぞれ貫通する。
【0150】
例えば、一つの締結部材700が第1締結溝920a及び第3上部開口部213cを貫通して、他の締結部材700が第2締結溝920b及び第4上部開口部213dを貫通することができる。また、また他の締結部材700が異なる照明モジュールの第3締結溝620c及び第5上部開口部213eを貫通して、残りの締結部材700が第6上部開口部213fを貫通することができる。締結部材700は、くぎ形態、ネジ形態、ピン形態などであることもできて、雌ネジと雄ネジが結合される形態であることもある。このような締結部材700によって一つの照明モジュールが他の照明モジュールと結合されることができる。
【0151】
図22Aに示されるところのように、本発明の実施例による扇形の形状のケース550を有する照明モジュールどうしに結合されることもできて、
図22Bに示されるところのように本発明の実施例による扇形の形状の照明モジュールと通常的な形態のバータイプ照明モジュールが結合されることもできる。
【0152】
図23A〜
図23Eは、本発明の実施例によって複数の照明モジュールが結合される場合の一例を示す図面である。
【0153】
図23A〜
図23Cに示されるところのように、本発明の実施例による扇形の形状の照明モジュールと既存バータイプ形態の照明モジュールを適切に結合することで、多様な形態の照明装置の具現が可能である。
【0154】
また、
図23Dに示されるところのように、本発明の実施例による中心角が90゜である扇形の形状の照明モジュール4個を結合することで、ドーナツ形態の照明装置が得られることもできる。
【0155】
一方、
図23Eに示されるところのように、
図23Dに示されるドーナツ形態の照明装置の中央に円形の照明モジュールを入れることもできる。これによると、ドーナツ形態の結合構造から放出される光の色と中央の円形照明モジュールから放出される光の色がお互いに異なる形態が具現されることもできる。
【0156】
以上で実施例を中心に説明したが、これは単に例示であるだけで、本発明を限定するものではなくて、本発明が属する分野の通常の知識を有した者なら本実施例の本質的な特性を脱しない範囲内で、例示されないさまざまの変形と応用が可能であることを分かることができるであろう。本発明の範囲は、前記の詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって現わされて、特許請求範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。