特許第5792014号(P5792014)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジーイー・アビエイション・システムズ・エルエルシーの特許一覧

特許5792014航空機群管制データ管理のための方法およびシステム
<>
  • 特許5792014-航空機群管制データ管理のための方法およびシステム 図000002
  • 特許5792014-航空機群管制データ管理のための方法およびシステム 図000003
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5792014
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】航空機群管制データ管理のための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/185 20060101AFI20150917BHJP
   B64F 1/36 20060101ALI20150917BHJP
   G08G 5/00 20060101ALI20150917BHJP
【FI】
   H04B7/185
   B64F1/36
   G08G5/00 A
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-210065(P2011-210065)
(22)【出願日】2011年9月27日
(65)【公開番号】特開2012-75105(P2012-75105A)
(43)【公開日】2012年4月12日
【審査請求日】2014年9月25日
(31)【優先権主張番号】12/892,231
(32)【優先日】2010年9月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506388923
【氏名又は名称】ジーイー・アビエイション・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(72)【発明者】
【氏名】ウォルター・ダグラス・ラオル
【審査官】 前田 典之
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0039076(US,A1)
【文献】 米国特許第7131136(US,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0126111(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/185
B64F 1/36
G08G 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行機の一群に属する飛行機に管制データを配信し、前記飛行機の一群に属する前記飛行機から飛行機性能データを収集するように構成されたデータ収集配信ネットワーク(102)であって、前記配信される管制データが、飛行計画、航法データベース、飛行機事業者業務データ、および乗客情報のうちの少なくとも1つを含み、前記収集される航空機性能データが、飛行機機体完全性パラメータ、FADEC性能、CNS/ATM相互運用性、および航空コンピューティングインフラストラクチャ特性のうちの少なくとも1つを含む、データ収集配信ネットワーク(102)と、
飛行機群管制官と飛行機の一群の間でデータを転送するように構成された複数のワイヤレス通信チャネル(104、106、108、110)と、
個々の航空機の性能における変動可能な側面を監視するように構成された適応的再構成可能組込型計器セット(112)と、
データ転送用の適切な通信チャネルを識別するように構成された分散制御機能(114)と、
を備え、
前記計装セット(112)が、前記航空機群のうちの少なくともいくつかの飛行機上に配置され、前記計装セットが、利用可能な通信インフラストラクチャに応じて、飛行機性能データ獲得を選別するように構成され、前記計装セットが、前記利用可能な通信インフラストラクチャおよび前記飛行機の飛行フェーズに基づいたレートで、飛行機性能パラメータをサンプリングするようにさらに構成される、
る航空機群管制データ管理システム(100)。
【請求項2】
前記データ収集配信ネットワーク(102)が、利用可能な通信容量に応じて、前記一群に属する前記飛行機に向けて送られる管制データを圧縮するように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項3】
前記データ収集配信ネットワーク(102)が、航空機群データを受け取り、知識抽出のために前記受け取ったデータを集約するように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項4】
前記データ収集配信ネットワーク(102)が、航空機群全体での燃料効率、飛行機構造完全性、飛行機システム故障識別、飛行機予防保守表示、および飛行機航行スケジュールからの狂いのうちの少なくとも1つを使用して、航空機群全体の健全性および性能を評価するように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項5】
前記データ収集配信ネットワーク(102)が、顧客指定の要件に従って、飛行機群データのカスタマイズされた操作を実行するように構成されたプロセスエンティティをさらに備える、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項6】
前記複数のワイヤレス通信チャネル(104、106、108、110)が、飛行機地上管制のために利用される第1の加入者地上ベースの高帯域幅デジタル通信チャネルと、ターミナルコントロールエリアにおける航空機管制のために利用される第2の非加入者ベースの航空テレメトリ高帯域幅デジタル通信チャネルと、航空機航路上管制のために利用される第3の加入者ベースの衛星狭帯域幅デジタル通信チャネルと、航空機航路上管制のために利用される第4の加入者ベースのVHF狭帯域幅デジタル通信チャネルとを含む、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項7】
前記計装セット(112)が、ターミナル管制モードの間、性能パラメータを、飛行機上で保存および前記データ収集配信ネットワークへ転送のうちの少なくとも一方のために、相対的に高いサンプルレートでサンプリングするように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項8】
前記計装セット(112)が、航路上管制モードの間、性能パラメータを、飛行機上で保存および前記データ収集配信ネットワークへ転送のうちの少なくとも一方のために、相対的に低いサンプルレートでサンプリングするように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項9】
前記計装セット(112)が、前記飛行機からのコマンドおよびターミナルからのコマンドのうちの少なくとも一方を介して再構成可能である、請求項1に記載のシステム(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、一般に、データ通信に関し、より具体的には、航空機群管制データ(fleet operations data)を管理するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飛行機の一群と航空機群管制官の間の通信のための少なくともいくつかの既知のシステムは、断続的な通信期間、または飛行機の位置もしくは飛行機の現在の操縦モードに対して最適化されていないデータ速度での通信を提供するにすぎない。一般に、航空機群通信システムは、各飛行機操縦モードまたは飛行フェーズにつき単一の通信経路に依存している。そのようなシステムは、通信経路に空きがあれば送信に使えるすべてのデータを伝達できないことがあり、また利用可能な通信チャネルに応じたデータ源の適合および再構成のための備えを含んでいないことがある。その結果、データが失われること、または航空機群管制官にタイムリーに送信されないことがあり、データに基づいた適切な行動が起こせない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2010/0205021号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態では、航空機群管制データ管理システム(fleet operations data management system)は、飛行機の一群に属する飛行機に管制データを配信し、飛行機の一群に属する飛行機から飛行機性能データを収集するように構成されたデータ収集配信ネットワーク(data collection and distribution network)を含み、配信される管制データは、飛行計画、航法データベース、飛行機事業者業務データ、および乗客情報のうちの少なくとも1つを含み、収集される航空機性能データは、飛行機機体完全性パラメータ、FADEC性能、CNS/ATM相互運用性、および航空コンピューティングインフラストラクチャ特性のうちの少なくとも1つを含む。システムは、飛行機群管制官と飛行機の一群の間でデータを転送するように構成された複数のワイヤレス通信チャネルと、個々の航空機の性能における変動可能な側面を監視するように構成された適応的再構成可能組込型計器セット(adaptive, reconfigurable embedded instrument set)と、データ転送用の適切な通信チャネルを識別するように構成された分散制御機能(distributed control function)とをさらに含む。
【0005】
別の実施形態では、航空機群管制データを管理する方法は、飛行機の一群に属する複数の飛行機のために、その一群についての飛行機位置情報および飛行機航路フェーズ情報を受信するステップと、受信した情報、ならびにイベント応答(event response)、複数の飛行機のうちの各飛行機からのコマンド、および航空機群管制ターミナル(fleet operations terminal)からのコマンドのうちの少なくとも1つに基づいて、各飛行機と航空機群管制ターミナルの間でデータ転送するために最適な通信チャネルを決定するステップと、受信した情報に基づいて選択される、第1の相対的に高帯域幅のデジタル通信チャネル、第2の相対的に狭帯域幅のデジタル通信チャネル、およびそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを使用して、複数の飛行機と航空機群管制ターミナルの間で飛行機性能データおよび管制データのうちの少なくとも一方を送信するステップとを含む。
【0006】
図1図2は、本明細書で説明される方法およびシステムの例示的な実施形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の例示的な一実施形態による航空機群管制データ管理システムの概略ブロック図である。
図2】航空機群管制データを管理する方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の詳細な説明は、限定によってではなく、例によって本発明の実施形態を説明する。本発明は、工業用、商業用、および家庭用の応用例において、操作データ転送を容易にする解析的および系統的な実施形態への汎用的な用途を有することが企図されている。
【0009】
本明細書で使用される場合、単数形で表記され、「a」または「an」という単語が前に置かれたelement(要素)またはstep(ステップ)は、排除する旨が明示的に述べられない限り、複数形のelementsまたはstepsを排除しないと解釈されるべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、列挙された特徴をやはり備えたさらなる実施形態の存在を排除すると解釈されることを意図していない。
【0010】
以下で説明される本発明の実施形態は、管制データを、すなわち、飛行計画、航法データ、航空会社業務データ、および乗客情報を飛行機群に送信する際に課される制限を緩和し、また保守および性能データを、すなわち、機体完全性、FADEC性能メトリック、CNS/ATM運用性、および機上コンピュータインフラストラクチャパラメータを航空機群から管制センタに送信する際に課される制限も緩和する。本発明の実施形態は、特定の用途にとって最適な通信チャネルがそれらから確立される、資源(asset)の様々な集まりを提供する。
【0011】
本発明の実施形態は、利用可能な通信チャネルに応じたデータ源の適合および再構成のための備えを含む。航空機群へデータ転送する場合、航法データ、航空会社業務データ、または乗客情報のためのデータフォーマットを変更するための規約が提供される。航空機群からデータ転送する場合、利用可能な通信チャネルを介して保守データを管制官に最適に送信するように再構成できる、適応的組込型計装を含むための規約が提供される。
【0012】
本発明の実施形態は、航空機群管制官に役立ち得るデータの集約および/または知識の抽出のための備えを含む。航空機群へ知識転送する場合、管制官は、最適化された航空機群航路再割り当てのための更新されたスケジューリング情報を集約することを望むことができる。航空機群から知識転送する場合、集約された保守データが、予防保守活動の間に使用され、さもなければ分からなかった潜在的な故障機構を識別し、修復することができる。
【0013】
図1は、本発明の例示的な一実施形態による航空機群管制データ管理システム100の概略ブロック図である。航空機群管制データ管理システム100は、管制データを管理するため、および業務管制官から飛行機の一群に管制データを双方向に転送するための総合的な機能を提供する。例示的な実施形態では、航空機群管制データ管理システム100は、管制データを管理するため、および航空業務管制官から航空機101の一群に管制データを双方向に転送するための総合的な機能を提供する。航空機群管制データ管理システム100は、知識生成および抽出能力が組み込まれたデータ収集配信ネットワーク102と、航空業務管制官と航空機群の間でデータを転送するための複数のワイヤレス通信チャネル104、106、108、110と、個々の航空機の性能における変動可能な側面を監視するために使用される適応的再構成可能組込型計装セット112と、データ転送用の適切な通信チャネルを識別する分散制御機能114とを含む。
【0014】
データ収集配信ネットワーク102は、管制データを航空機群に配信し、航空機性能データを収集するための機能を提供する。配信される管制データは、飛行計画、航法データベース、航空事業者業務データ、乗客情報、および娯楽を含むが、それらに限定されない。収集される航空機性能データは、機体完全性パラメータ、FADEC性能、CNS/ATM相互運用性、および航空コンピューティングインフラストラクチャ特性を含むが、それらに限定されない。利用可能な通信容量に応じて、データ収集配信ネットワーク制御エンティティは、航空機群に向けて送られる管制データを調整し、または圧縮することができる。データ収集配信ネットワーク制御エンティティは、航空機群データを受け取り、知識抽出の目的でこのデータを集約する。航空機群データから選別された知識は、航空機群全体の健全性および性能を評価するために使用することができる。具体的な性能パラメータは、航空機群全体での燃料効率、構造完全性、故障識別、予防保守表示、およびスケジュールからの狂いを含むことができるが、それらに限定されない。データ収集配信ネットワーク102は、航空顧客ベースに付加価値を与える、航空機群データのカスタマイズされた操作を実行する、プロセスエンティティを含む。データ収集配信ネットワーク102は、インターネットまたは他の独自仕様のネットワークインフラストラクチャを介して実施することができる。制御エンティティおよびプロセスエンティティは、市販または独自仕様のコンピューティングインフラストラクチャ上で実施することができる。
【0015】
例示的な実施形態では、航空機群管制データ管理システム100は、4つのワイヤレス通信チャネルを利用する。様々な実施形態では、より多くのチャネルを使用することができる。ワイヤレス通信チャネルは、適切なデータ転送のために十分な帯域幅を提供するために、個別に、または組み合わせて使用することができる。
【0016】
ワイヤレスリンク#1は、加入者地上ベースの高帯域幅デジタル通信チャネル(subscriber, ground based, high bandwidth digital communications channel)を含む。この通信チャネルは、1ビット/Hzよりも大きなデータ転送レートをサポートする変調フォーマットを利用する。そのような変調フォーマットの例は、直交周波数分割多重(OFDM)および256QAM(直交振幅変調)を含む。802.16 WiMAX業界標準は、この変調フォーマットをサポートする。ワイヤレスリンク#1は、航空機地上管制のために利用される。
【0017】
ワイヤレスリンク#2は、非加入者ベースの航空テレメトリ高帯域幅デジタル通信チャネル(non−subscriber based aeronautical telemetry high bandwidth digital communications channel)を含む。この通信チャネルは、1ビット/Hzよりも大きなデータ転送レートをサポートする、国際規約によって定義された変調フォーマットを利用する。そのような変調フォーマットの例は、射程間計装グループ(IRIG:Inter Range Instrumentation Group)、標準成形オフセット4位相偏移変調(SOQPSK:Shaped Offset Quadrature Phase Shift Keying)、および先進距離テレメトリ連続位相変調(ARTM CPM:Advanced Range Telemetry Continuous Phase Modulation)を含む。ワイヤレスリンク#2は、ターミナルコントロールエリアにおける航空機管制のために利用され、50Mb/sを超えるデータレートを必要とするデータ転送に最も適している。
【0018】
ワイヤレスリンク#3は、加入者ベースの衛星狭帯域幅デジタル通信チャネル(subscriber based, satellite, narrow bandwidth digital communications channel)を含む。このサービスのために利用される変調フォーマットは、国際規約によって制定され、100Kb/sのデータ転送をサポートする。ワイヤレスリンク#3は、航空機航路上管制のために利用され、大洋横断飛行経路のために不可欠なサービスを提供する。
【0019】
ワイヤレスライン#4は、加入者ベースのVHF狭帯域幅デジタル通信チャネル(subscriber based, VHF narrow bandwidth digital communications channel)から成る。このサービスのために制定された変調フォーマットは、国際規約およびAeronautical Radio Inc.(ARINC)によって制定されたものである。ワイヤレスライン#4は、航空機航路上管制のために利用され、他のサービスが利用できなくなった場合に、不可欠の最低限のデータ転送機能を提供する。
【0020】
航空機群管制データ管理システム100は、航空機群の各航空機101に設置される適応的再構成可能計装セット112も含む。計装セット112は、利用可能な通信インフラストラクチャに応じて、航空機性能データ獲得およびキャプチャを調整し、選別する。システム構成によって定義されたように、計装セット112は、利用可能な通信インフラストラクチャおよび飛行フェーズの両方に見合ったレートで、航空機性能パラメータをサンプリングする。例えば、ターミナル管制の場合、計装セット112は、性能パラメータを、航空機上で保存またはデータ収集配信ネットワーク102へ高データレート転送するために、高いサンプルレートでサンプリングする。航路上管制の場合、計装セット112は、性能パラメータを、航空機上で保存またはデータ収集配信ネットワーク102へ低データレート転送するために、低いサンプルレートでサンプリングする。計装セット112は、操縦室および地上コマンドを介して再構成することができ、またイベント応答を介して適応的に再構成することができる。
【0021】
分散制御機能114は、航空機群の位置および飛行フェーズ情報を収集し、これらの情報を利用して、データ転送用の最適な通信チャネルを決定する。具体的には、様々な物理的所在位置にあり、飛行地上管制、ターミナル、および航路上といった様々なフェーズにおいて航行している航空機の集まりに対して、分散制御機能114は、これらの航空機の各々とのデータ転送のために適切な通信チャネルを決定する。分散制御機能114の要素は、データ収集配信ネットワーク102および航空機群に属する航空機101の両方に設置される。データ収集配信ネットワーク102は、分散制御機能114に、飛行計画、航路表、気象通報、ターミナル速報および航路上速報、ならびに航空事業者業務データから入力を提供する。航空機101は、分散制御機能114に、機上飛行管理システムから入力を提供する。本明細書で説明される機能の多くは、1つまたは複数のプロセッサ116によって実行することができる。
図2は、航空機群管制データを管理する方法200のフロー図である。例示的な実施形態では、方法200は、飛行機の一群に属する複数の飛行機のために、その一群についての飛行機位置情報および飛行機航路フェーズ情報を受信するステップ202と、受信した情報、ならびにイベント応答、複数の飛行機のうちの各飛行機からのコマンド、および航空機群管制ターミナルからのコマンドのうちの少なくとも1つに基づいて、各飛行機と航空機群管制ターミナルの間でデータ転送するために最適な通信チャネルを決定するステップ204と、受信した情報に基づいて選択される、第1の相対的に高帯域幅のデジタル通信チャネル、第2の相対的に狭帯域幅のデジタル通信チャネル、およびそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを使用して、複数の飛行機と航空機群管制ターミナルの間で飛行機性能データおよび管制データのうちの少なくとも一方を送信するステップ206とを含む。
【0022】
本明細書で使用される場合、プロセッサという用語は、中央処理装置、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理回路、および本明細書で説明された機能を実行可能にする他の任意の回路またはプロセッサを指している。
【0023】
本明細書で使用される場合、「ソフトウェア」および「ファームウェア」という用語は、相互交換可能であり、RAMメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、および不揮発性RAM(NVRAM)メモリを含むメモリに保存された、プロセッサ116によって実行される任意のコンピュータプログラムを含む。上記のメモリタイプは、例示的なものにすぎず、したがって、コンピュータプログラムを保存するのに使用可能なメモリのタイプについて限定するものではない。
【0024】
上記の明細書に基づいて理解されるように、本開示の上述の実施形態は、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせもしくは一部を含む、コンピュータプログラミングまたは工学的技法を使用して実施することができ、技術的効果は、利用可能な通信チャネルに応じた、また航空機群管制官に役立ち得るデータの集約および/または知識の抽出のための、データ源の適合および再構成である。コンピュータ可読コード手段を有するそのような結果のプログラムはいずれも、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体内で具現すること、または提供することができ、それによって、コンピュータプログラム製品、すなわち、製造物品を、本開示の説明された実施形態に従ったものにする。コンピュータ可読媒体は、例えば、固定(ハード)ドライブ、ディスケット、光ディスク、磁気テープ、リードオンリメモリ(ROM)などの半導体メモリ、および/あるいはインターネットまたは他の通信ネットワークもしくはリンクなどの任意の送信/受信媒体とすることができるが、それらに限定されない。コンピュータコードを含む製造物品は、1つの媒体から直接的にコードを実行することによって、1つの媒体から別の媒体にコードをコピーすることによって、またはネットワークを介してコードを送信することによって、作成すること、および/または使用することができる。
【0025】
航空機群管制データ管理の方法およびシステムの上述の実施形態は、例えば商用航空産業における飛行機群管制データの管理に著しい改善をもたらし、必要な機能を提供するための、費用対効果が優れた信頼性の高い手段を提供する。結果として、本明細書で説明された方法およびシステムは、費用対効果が優れた信頼性の高い方式で、飛行機位置および操縦モードに基づいて、データ送信用に使用する通信インフラストラクチャを自動的に決定することを容易にする。
【0026】
本説明文書では、最良の態様を含む本発明を開示するため、またデバイスまたはシステムの作成および使用、ならびに包含される方法の実行を含む、本発明の実施を当業者が行えるようにするために、例を使用している。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって確定され、当業者が思いつく他の例も含むことができる。そのような他の例は、それらが特許請求の範囲の文字通りの文言と異ならない構造的要素を有する場合、または特許請求の範囲の文字通りの文言と実質的に異ならない等価の構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【符号の説明】
【0027】
100 管制データ管理システム
101 航空機
102 収集配信ネットワーク
104 ワイヤレス通信チャネル
106 ワイヤレス通信チャネル
108 ワイヤレス通信チャネル
110 ワイヤレス通信チャネル
112 計装セット
114 分散制御機能
116 プロセッサ
200 方法
202 飛行機の一群に属する複数の飛行機のために、その一群についての飛行機位置情報および飛行機航路フェーズ情報を受信する
204 受信した情報、ならびにイベント応答、複数の飛行機のうちの各飛行機からのコマンド、および航空機群管制ターミナルからのコマンドのうちの少なくとも1つに基づいて、各飛行機と航空機群管制ターミナルの間でデータ転送するために最適な通信チャネルを決定する
206 受信した情報に基づいて選択される、第1の相対的に高帯域幅のデジタル通信チャネル、第2の相対的に狭帯域幅のデジタル通信チャネル、およびそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを使用して、複数の飛行機と航空機群管制ターミナルの間で飛行機性能データおよび管制データのうちの少なくとも一方を送信する
図1
図2