特許第5792120号(P5792120)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5792120
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】高周波電流用電線
(51)【国際特許分類】
   H01B 9/00 20060101AFI20150917BHJP
   H01B 7/00 20060101ALI20150917BHJP
【FI】
   H01B9/00 Z
   H01B7/00
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2012-124363(P2012-124363)
(22)【出願日】2012年5月31日
(65)【公開番号】特開2013-251101(P2013-251101A)
(43)【公開日】2013年12月12日
【審査請求日】2014年3月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000108742
【氏名又は名称】タツタ電線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100084858
【弁理士】
【氏名又は名称】東尾 正博
(74)【代理人】
【識別番号】100112575
【弁理士】
【氏名又は名称】田川 孝由
(72)【発明者】
【氏名】森永 清司
(72)【発明者】
【氏名】木全 浩市
(72)【発明者】
【氏名】勝矢 利明
【審査官】 福田 正悟
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭59−134319(JP,U)
【文献】 特開平09−008076(JP,A)
【文献】 特開2008−053143(JP,A)
【文献】 実開平05−092914(JP,U)
【文献】 実開平6−7113(JP,U)
【文献】 特開2005−347481(JP,A)
【文献】 特開2001−325838(JP,A)
【文献】 特開2011−124129(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01B 9/00
H01B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状芯材(1)の外周面に複数の導体(2)を配置した雷サージ用高周波電流用電線であって、前記筒状芯材(1)が前記導体(2)と同一素材からなるテープ状部材を縦添えして成形ガイドを通してパイプ状とし、その筒状芯材(1)の外周面に前記複数の導体(2)を撚りつつ周方向に配置したことを特徴とする雷サージ用高周波電流用電線。
【請求項2】
上記筒状芯材(1)の外周面に配置された複数の撚り合わせた導体(2)が前記筒状芯材(1)の径方向に複数層となっていることを特徴とする請求項に記載の雷サージ用高周波電流用電線。
【請求項3】
上記複数の導体(2)の外周を絶縁被覆(3)したことを特徴とする請求項1又は2に記載の雷サージ用高周波電流用電線。
【請求項4】
請求項に記載の雷サージ用高周波電流用電線の複数を撚り合わせ、その外周面を被覆してシース(4)を設けたことを特徴とする雷サージ用高周波電流用電線。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、雷害対策システムに使用される雷サージ用電線等の高周波電流用電線に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク社会となり、そのネットワークには多くの通信機器等の機器が接続されている。一方、近年、気象変化により落雷が多発しており、その落雷が前記ネットワークに生じると、そのネットワークに接続された機器に被害を与える。
このため、従来から、図12に示すように、商用周波電源Dから負荷装置Fへの電源回路に、抵抗成分R、リアクタンス成分Lを持つ雷サージ用電線Pと避雷器SPD(Surge Protective Device)とからなる雷害対策システムを構築する場合が多くなっている。この雷害対策システムには、雷サージが高周波であることから、前記雷サージ用電線Pには商用周波に使用される電線に比較すれば、導体外径が比較的大きい電線を選定し、このような電線が高周波電流用電線と称して使用されている。
【0003】
また、図13に示すように、充電コイルCから図示していない電気自動車(EV)等への給電の際、その電源には高周波電源Eが使用され,その充電コイルCへの給電ケーブルには高周波が流れるため、そのケーブルPには、商用周波に使用される電線に比較すれば、導体外径が比較的大きい電線として上記高周波電流用電線の使用が予想される。なお、ここでいう「高周波」とは、一般的に1kHz以上を指す。
【0004】
ところで、サージ電流をスムーズに流すためには、電線のインピーダンスが低いことが求められる。低周波における電線のインピーダンスは、導体抵抗でほぼ決まる。このため、低周波用途の場合、使用電線は所要インピーダンスに対応する導体断面積(単線の場合はその単線断面積、撚り線の場合はその撚り線全体の総断面積、以下同じ)のものが使用されている。
【0005】
一方、雷サージやノイズ、高周波電源やインバータ電源等の高周波電流が流れる用途では、電線のインピーダンスは、リアクタンスの影響が大きく、そのリアクタンスが小さいほど小さくなる。このリアクタンスは、導体外径(単線の場合はその単線外径、撚り線の場合はその撚り線全体の外周径、以下同じ)が大きいほど小さくなる。このため、従来、導体外径(外周径)の大きな電線が選定・使用されている。
このとき、単線、同心撚線、集合撚線等の一般的な導体の断面積も大きくなるため、導体の使用量が多くなり、電線のコストは高いものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−208318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記実状の下、天然繊維、プラスチック、ゴム等の非導電性芯材を中心に挿入し、その上(外周)に導体を設けることにより、導体断面積を抑えつつ導体外径を大きくできる「拡径導体」が使用されている(特許文献1図1図2参照)。
これらの芯材は、導体と性質が異なるため、導体とともに端子(又はスリーブ、以下、単に、端子と表記、又は接続部と表記する)の圧着(又は圧縮、以下、単に、「圧着」と表記する。)を行なうと、使用時にこれらの接続個所の性能低下が生じる。具体的には、圧着後の圧着部断面積は一定であり、その一部を芯材が占めるため、芯材の引張強さが導体に比べて大きく下回る場合、接続部の引張強度が低下する。また、通常、電線に電流が流れれば、導体発熱が生じる。その発熱温度が芯材の軟化点を上回ると、軟化した芯材は、導体や端子の圧着残留応力や、軟化時の自己膨張圧(多くの物質は、固体から液体に変化する際、膨張する)により一部が圧着部から不可逆的に浸出する。その後、導体温度が下がると、圧着部の残留応力が減少して接触抵抗が増加したり、引張強度が低下したりする。
【0008】
これを避けるため、拡径導体の端末処理の際には、導体の撚りを一旦解して芯材を露出させ、切断・除去し、その後、導体を整形して端末接続するという作業を行なう必要がある。このように、拡径導体を使用した電線の取扱いは煩わしいため、拡径導体使用の電線は避雷針引き下げ用電線や岩石爆破装置用ケーブル等、極めて特殊な用途にしか使用されず、SPD接地線等の一般的な電線には、相変わらず、IV電線(屋内配線用ビニル絶縁電線、図14参照)が使用されている。
【0009】
この発明は、以上の実状の下、安価で接続作業性のよい高周波電流用電線を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために、この発明は、筒状(パイプ状)芯材の外周面に複数の導体を配置した構成としたのである。
この構成の電線は、各導体の総断面積が同じであっても、芯材の径を大きくすることによって、その芯材周りの各導体のなす外周径は大きくなるため、雷サージやノイズ、高周波電源やインバータ電源等の高周波電流が流れる用途におけるリアクタンスの小さな電線となる。
【0011】
この構成において、筒状芯材は、当初からのパイプのみならず、テープを縦添えして成形ガイドを通し徐々に円形にしてパイプ状としたり、線材又は(/及び)テープをスパイラル管のようにスパイラル状に巻回してパイプ状としたりして得ることができる。
また、上記成形ガイドを通し徐々に円形にしたパイプ状のものに、更にテープまたは線材をスパイラル状に巻回してもよい。
このようなパイプ状芯材を使用した高周波電流用電線は、テープを縦添えしてパイプ状としたものは、曲げる際にテープの重なり部でテープが曲げを吸収できるので可撓性を有する。スパイラル状に巻回してパイプ状にしたものは、巻バネ効果で可撓性を有する。さらに、パイプ状のものに更にテープまたは線材をスパイラル状に巻回したものは、曲げに対して強いものとなる。
【0012】
芯材の材料としては、金属、非金属、樹脂等の種々のものが採用し得るが、導体発熱の影響を考え、樹脂などに比べ耐熱性があり、容易に軟化しない金属が好ましく、金属であれば、端末処理時、導体の撚りを一旦解してその後、導体を整形する作業を行なう必要がないため、芯材の切断・除去が不要となってその処理作業性が向上する。
金属としては、銅、アルミニウム、真鍮、鉄、ステンレスなどを採用することができるが、導体と同じ素材とする方が好ましい。同じ素材であれば、端末処理時におけるその端末部の導電性に変化が生じにくいからである。
【0013】
上記芯材の外周面に配置する複数の導体は、1層でも良いが、複数層とすることができる。そのとき、各層の導体は撚り合わせたものとすることができる。また、その複数の導体の外周を絶縁被覆したものとすることができる。
さらに、その絶縁被覆した電線の複数を撚り合わせ、その外周面を被覆してシースを設けたものとすることもできる。
これらの高周波電流用電線は、従来と同様な使用態様が考えられるが、特に、雷サージ用としたり、電気自動車(EV)等への給電用としたりすることができる。
【発明の効果】
【0014】
この発明は、以上のようにして芯材をパイプ状としたので、導体の断面積を大きくすることなく、リアクタンスの小さな高周波電流用電線とすることができるとともに、その端末処理の容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】この発明の高周波電流用電線の一実施形態の断面図
図2】同他の実施形態の断面図
図3】同他の実施形態の断面図
図4】同他の実施形態の断面図
図5】同他の実施形態の断面図
図6】同他の実施形態の断面図
図7】同他の実施形態の断面図
図8】同他の実施形態の断面図
図9】同他の実施形態の断面図
図10】同他の実施形態の断面図
図11】(a)は引張試験説明図、(b)は抵抗値測定試験説明図
図12】雷害対策システムの一概略図
図13】高周波給電回路の概略図
図14】従来例の断面図
図15】他の従来例の断面図
図16】他の従来例の断面図
図17】他の従来例の断面図
図18】他の従来例の断面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1図9にこの発明に係る高周波電流用電線の一つである雷サージ用電線Pの各実施形態(P〜P)を示し、その構成(実施例1〜9:P〜P)は表1に示すとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】
その図1の雷サージ用電線Pは、銅テープを縦添えして成形ガイドを通し徐々に円形にしてパイプ状の芯材1とし、そのパイプ状芯材1の外周に銅製導体2を撚りつつ(スパイラル状に)周方向に密に配置したものであり、
図2の雷サージ用電線Pは、上記雷サージ用電線Pの周り(各導体2の周り)を塩化ビニル(PVC)の絶縁体3によって被覆したものである。
図3の雷サージ用電線Pは、上記電線Pの絶縁体3にPVCに代えて耐燃性ポリエチレン(耐燃PE)を採用したものである。
図4の雷サージ用電線Pは、上記電線Pの導体に代えて錫メッキ銅素線2を使用してその素線の88本を撚り合わせ、その外周の絶縁体3にゴムを採用したものである。
図5の雷サージ用電線Pは、上記電線Pの絶縁体3にフッ素樹脂を採用したものである。
図6の雷サージ用電線Pは、銅テープ製芯材1の内側に真鍮線1aをスパイラル円筒状に設け、芯材1の外周に銅製導体2を撚りつつ配置し、その各導体2の周りをウレタン製絶縁体3によって被覆したものである。
図7の雷サージ用電線Pは、芯材1にアルミニウム管(アルミパイプ)を採用し、その芯材1の外周にアルミニウム製導体2を撚りつつ配置し、その各導体2の周りをポリアミドの絶縁体3によって被覆したものである。
【0019】
図8の雷サージ用電線Pは、上記雷サージ用電線Pの絶縁体3を架橋ポリエチレン(XLPE)とし、その2本の電線P’を撚り合わせてその外周にPVCシース4を被覆したケーブルである。
図9の雷サージ用電線Pは、上記雷サージ用電線Pにおいて、その導体2にアルミニウムを使用し、その4本の雷サージ用電線P’を撚り合わせ、その外周に銅テープを巻回して遮蔽層5を設けた後、その外周にウレタン製シース4を被覆したケーブルである。
【0020】
比較例として、図14図18の雷サージ用電線P12〜P16を製作した。その図14の雷サージ用電線P12は、銅製導体2’の7本を撚り合わせ、その外周をPVC製絶縁体3’で被覆したものである。
図15で示す雷サージ用電線P13は、XLPE紐製円柱状芯材1’の外周に銅製導体2’を撚り合わせ、その外周をPVC製絶縁体3’で被覆したものである。
【0021】
図16の雷サージ用電線P14は、銅製導体2’の7本を撚り合わせ、その外周をXLPE製絶縁体3’’で被覆した電線P12’の2本を撚り合わせ、その外周にPVC製シース4’を被覆したケーブルである。である。
図17の雷サージ用電線P15は、XLPE紐製円柱状芯材1’の外周に銅製導体2’を撚り合わせ、その外周をXLPE製絶縁体3’’で被覆した電線P13’の2本を撚り合わせ、その外周にPVC製シース4’を被覆したものである。
図18の雷サージ用電線P16は、上記電線P13’の4本を撚り合わせ、その外周に銅テープを巻回して遮蔽層5’を設けた後、その外周にPVC製シース4’を被覆したケーブルである。
【0022】
その実施例1〜9及び比較例1〜5の「材料コストを示す導体断面積」と「端末処理時の作業性」を測定した結果を表2に示す。
材料コストを示す導体断面積は、導体外径を同じ(表1で6.0mmΦ)として導体が芯材有りと芯材無しとの比較で、導体断面積が小さいものは「○(材料コスト安い)」、大きいものは「×(材料コスト高い)」とした。
端末処理時の作業性は、図11に示す市販の圧着端子10を各電線Pの導体2、2’に圧着し、その作業性において、芯材1’の除去等があった場合は、その作業性は「×(不良)」、単に、導体2をカシメるのみの場合は同「○(良好)」とした。
総合評価はすべて「○」は「○」、一つでも「×」があれば「×」とした。なお、図11(a)に示す引張試験、同(b)に示す両端端子10、10間の抵抗値試験は各実施例と比較例との間には差は生じなかった。
【0023】
【表2】
【0024】
この実験結果から、各実施例1〜9(電線P〜P)は、両試験において、「○」を得ているに対し、比較例1〜5(電線P12〜P16)はその実験のどちらか一方において「×」となって、この発明に係る電線が優れていることが理解できる。
【0025】
また、各電線P(P〜P)は、個別的には、実施例1、2の電線P、Pは一般的な構成であることから、製造が容易であって安価なものとなり、実施例3の電線Pは、絶縁体3をなす耐燃PEはPVCに比べて薄い厚さで絶縁性を担保できるため、その絶縁体3の厚みを薄くできて、電線P全体の径を細くできる。
実施例4の電線Pは、同Pと同様に、電線径を細くできる上に、可撓性に富んだものとなり、実施例5の電線Pは、絶縁体3をなすフッ素樹脂はゴムに比べて薄い厚さで絶縁性を担保できるため、その絶縁体3の厚みを薄くできて、電線P全体の径をさらに細くできる。
実施例6の電線Pは、スパイラルされた真鍮線1a及び機械的強度のあるウレタン製絶縁体3によって変形し難いものとなり、実施例7の電線Pは、導体3がアルミニウムであることから、軽量化が図られ、ポリアミドの絶縁体3から、機械的強度の高いものとなる。
実施例8の電線(ケーブル)Pは、電線Pと同様に、一般的な構成であることから、製造が容易であって安価なものとなり、実施例9の電線(ケーブル)Pは、上記電線Pの導体材料及び電線Pの絶縁材料の効果、すなわち、軽量、細径である利点を有する。
【0026】
上記各電線P〜Pは、雷サージ用電線であったが、図13に示した電気自動車(EV)等への給電ケーブルPには、図8図9に示すものなどを採用できることは勿論である。
【0027】
因みに、図1図9で示した各実施形態は例示であって、この発明の作用効果を発揮する限りにおいて、例えば、導体2は電線周方向に密に配置しなくても良く、また、芯材1、導体2、絶縁体3及びシース4等の素材は任意である。さらに、そのパイプ状芯材1の成形方法も種々の態様が採用でき、例えば、テープ又は線材をスパイラル管のようにスパイラル状に巻回してパイプ状としたり、テープ及び線材の両者を一緒にスパイラル管のようにスパイラル状に巻回してパイプ状としたりすることができる。これらの場合、その円形にしたパイプ状のものに更にテープまたは線材をスパイラル状に巻回することもできる(図6参照)。このとき、パイプ状とスパイラル状の内外はどちらでも良い(図6では、スパイラル状がパイプ状の内側に位置している)。
芯材1の外周面に配置する複数の導体2は、1層でも良いが、複数層、例えば、図10に示す2層の電線P等と、3層以上のものとすることができる。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであることは勿論である。この発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0028】
1、1’ 芯材
2、2’ 導体
3、3’ 絶縁体
4、4’ シース
P、P〜P 雷サージ用電線(ケーブル)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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