(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5792277
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月7日
(54)【発明の名称】遠心分離機及びロータ
(51)【国際特許分類】
B04B 9/12 20060101AFI20150917BHJP
B04B 1/06 20060101ALI20150917BHJP
B04B 9/08 20060101ALI20150917BHJP
【FI】
B04B9/12
B04B1/06
B04B9/08
【請求項の数】8
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-502532(P2013-502532)
(86)(22)【出願日】2011年3月29日
(65)【公表番号】特表2013-523435(P2013-523435A)
(43)【公表日】2013年6月17日
(86)【国際出願番号】SE2011050348
(87)【国際公開番号】WO2011123032
(87)【国際公開日】20111006
【審査請求日】2012年11月28日
(31)【優先権主張番号】1050309-2
(32)【優先日】2010年3月31日
(33)【優先権主張国】SE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502305917
【氏名又は名称】アルファ・ラバル・コーポレイト・エービー
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(72)【発明者】
【氏名】イサクソン、ロランド
(72)【発明者】
【氏名】トルウィド、ペーテル
【審査官】
原 賢一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−082922(JP,A)
【文献】
実開昭62−027751(JP,U)
【文献】
実公昭32−011386(JP,Y1)
【文献】
特表平10−504244(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B04B 1/00−15/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸(R)を中心として回転可能なロータ(2、2’)であって、内に分離チャンバ(8、8’)を含んだ内部空間を取り囲むロータ壁(7a、7b、7a’、7b’)を有する、ロータ(2、2’)と、
前記ロータの前記分離チャンバ(8、8’)へ流体混合物を供給するための入口(18、18’、19、19’、20)と、
前記ロータ(2、2’)から前記流体混合物から分離された成分を排出するための少なくとも1つの出口(22、22’、29)と、
前記ロータ壁の所でハブ(12、12’)に接続されるように配置されているロータシャフト(3、3’)と、を具備し、
前記ロータ(2、2’)は、前記回転軸(R)を中心とした前記ロータの回転のためのモータ(M)に駆動可能に接続されている前記ロータシャフトによって支持されている、遠心分離機であって、
前記ハブ(12、12’)は、前記ロータシャフト(3、3’)に前記ハブ(12、12’)を開放可能なように接続するために、前記ロータの外側から操作可能なように、前記ロータ壁の外側に配置された締め具(13)により、前記ロータの内部空間の外側で、前記ロータシャフトの軸に沿ってロータシャフトに外側から接続されており、
前記ハブ(12)は、前記ロータ壁(7a)から軸方向外方に延び、前記ロータシャフト(3’)の一部分を径方向で囲む筒、もしくは、
前記ロータシャフト(3’)の一部分を径方向で囲むように前記ロータ壁(7a’)に形成された凹部であり、
前記締め具(13)は、前記ロータシャフト(3)の前記一部分に前記ハブ(12)を接続するように配置され、
前記締め具は、前記ロータシャフト(3、3’)が回転されるときに、前記ロータシャフト(3、3’)と前記ハブ(12、12’)との両方に摩擦係合されて、前記ロータシャフト(3、3’)に前記ハブ(12、12’)を接続するように配置される締め具(13)であり、
前記ハブ(12、12’)は、前記ロータシャフト(3、3’)の一部分を径方向で囲むように構成され、
環状の空間が、前記ハブ(12、12’)と前記ロータシャフト(3、3’)の一部分との間に形成され、前記締め具は、前記開放可能な摩擦締めで前記ハブ(12、12’)と前記ロータシャフト(3、3’)とに摩擦嵌合で適合されるように、前記環状の空間に配置されており、
前記締め具(13)は、径方向外方へ拡張でき、前記ハブ(12、12’)と摩擦嵌合するように構成された外側のスリーブ(14)と、径方向内方に拡張でき、前記ロータシャフト(3、3’)と摩擦嵌合するように構成された内側のスリーブ(15)と、
前記外側のスリーブ(14)と前記内部のスリーブ(15)との間で、軸に沿って延びた環状のギャップ(16)と、前記外側のスリーブと前記内側のスリーブとが、前記ハブ(12、12’)と前記ロータシャフト(3、3’)とを固定するように前記外側のスリーブ(14)と前記内側のスリーブ(15)とを拡張するように前記環状のギャップ内の圧力媒体を押圧するための手段(17)と、を有する、
ことを特徴とする、密度の異なる少なくとも2種類の流体混合物の成分の分離のための遠心分離機(1、1’)。
【請求項2】
前記ロータシャフト(3、3’)及び前記ハブ(12、12’)は円筒形状である、請求項1の遠心分離機。
【請求項3】
前記ロータシャフト(3、3’)は、この遠心分離機の操作の間に流体が流れる、軸に沿って延びた少なくとも1つのダクト(18、18’)を有し、前記ダクト(18、18’)を、前記ロータに設置された少なくとも1つの流体通路(20)を通って前記分離チャンバ(8、8’)に連通させるようにダクト(18、18’)に配置されたダクト接続部(19、19’)を有する、請求項1または2の遠心分離機。
【請求項4】
前記ダクト接続部(19、19’)を有する前記ダクト(18、18’)と前記分離チャンバ(8、8’)への前記流体通路(20)とは、搬送される流体が前記回転軸(R)に対して、100°以上方向を変更しないように形成された輸送通路を前記流体のために形成している、請求項3の遠心分離機。
【請求項5】
前記ハブ(12、12’)は、径方向に広がった当接表面の形状で、前記ハブ(12、12’)内の前記ロータシャフト(3、3’)の自由端に当接するように配置された、前記ロータシャフトの軸方向の係止部(27、27’)を有する、請求項1ないし4のいずれか1の遠心分離機。
【請求項6】
前記ハブは、径方向に広がった当接表面の形状で、前記ハブ(12、12’)内にある前記締め具の一端に当接するように配置される、前記締め具のための軸方向の係止部(28、28’)を有する、請求項1ないし4のいずれか1の遠心分離機。
【請求項7】
前記分離チャンバ(8、8’)は、先端が切り取られた円錐台形の分離ディスク(11)の積層体を含み、前記ハブ(12、12’)は、前記ロータ(2、2’)の下面(7a、7a’)に設置され、前記ロータシャフト(3、3’)は、垂直に向けられ、前記ロータ(2、2’)を最上部で支持する、請求項1ないし6のいずれか1の遠心分離機。
【請求項8】
前記ロータは、前記分離チャンバ(8)から、スラッジの形態で分離された成分を排出するように、前記ロータ壁(7a)に周方向に互いに離間して形成された複数の出口アパチャ(22)を有し、
弾性スライド要素(21)が、前記出口アパチャ(22)を開閉するように前記ロータの内側に設置され、
このスライド要素(21)は、前記ロータ(2)に接続され、ロータに対して軸方向で固定された径方向の内端部と、前記スライド要素(21)の弾性変形によって前記出口アパチャ(22)の開位置と閉位置との間で前記ロータに対して軸方向に移動できる径方向の外端部(24)とを有する、請求項1ないし7のいずれか1の遠心分離機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる密度からなる流体混合物の少なくとも2つの要素の分離のための遠心分離機に関連する。
【背景技術】
【0002】
遠心分離機は、回転軸の周りに回転可能であるロータを有する。ロータは、ロータの分離チャンバの中へ流体混合物を供給するために適用される入口と、流体混合物から分離される要素をロータから外部へ放出するために適用される少なくとも1つの出口と一緒に、ロータの内側に分離チャンバを有する内部空間を取り囲むロータ壁を有する。ロータシャフトは、ロータ壁のハブに接続されて配置され、ロータは、ロータの軸の周りにロータの回転のためのモータに駆動可能に接続された回転シャフトを介して支持される。本発明は、前述の遠心分離機の現存のロータにも関連する。
【0003】
US 4191325 Aは、知られている前述の遠心分離機を開示している。開示されたハブは、ロータシャフトを構成し、且つ、円錐状であり、ロータの内部空間で軸方向上に内側に延出する接続と、対応する円錐形状を有し、ロータで内側へ同様に延出するロータのハブに挿入されるロータシャフトの一部分と、を有している。円錐形状は、回転の間にハブ及びロータシャフトのオートロックを生じ、その結果、操作の間にロータシャフト及びロータの間のトルクの移動を達成する。円錐形状は、回転シャフトにロータのオートロックも生じる。ロータの内側で、ナットは、ロータのシャフトに軸方向上にロータをロックするためにロータシャフトの端部に設置されている。従って、ナットは操作の間のロータに作用し得る(軸上の)力に対する保護を与える。ロータシャフトからロータの取り外しは、ナットが取り外されるようにその内部を広げられるためにロータの構成要素部分の初めの取り外しも含む。このような取り外しは、相対的に多大な時間を必要とする。
【0004】
US 3519200 Aは、ロータシャフト及びハブの間に同等な接続を有する他の知られている遠心分離機を開示している。その結果、このハブは、同様にロータの内部空間で軸方向上に内側に延長する円錐状の接続を有し、ハブに挿入されるロータシャフトの一部分は、対応する円錐状の外形を有し、ロータで内側に同様に延長する。ダクトは、液体混合物が分離チャンバに供給される、所謂分配器へ案内する。操作の間に、ダクト及び分配器を有する入口の構造は、液体混合物を(各々約155°の)流れの方向の2つの相対的な大きな変更がある移動通路に従わせる。第1の方向の変更は、ダクト及び分配器の間の移動であり、第2の方向の変更は、分配器から上側への分離チャンバへの移動である。このような方向の大きな変更は、好ましくない流れ抵抗及び圧力損失にさらされる分離チャンバを供給する液体混合物を生じる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、ロータの簡易な操作を許容し、同時に好適な特徴を有する遠心分離機を提供することである。
【0006】
この目的は、ハブがロータの内部空間の外側へ適合され、ロータにロータから軸方向上に外側へ案内される接続を有し、締め金具は、ロータシャフトにハブを開放可能に接続するためのロータの外側から操作可能なように内部空間から離れて向かうロータ壁の側面に配置される、ことを特徴とする導入で示される遠心分離機によって達成される。
【0007】
本発明は、ロータから取り外せるために取り外されるロータを結果的に必要としないので、ロータを外側から開放されるようにできる。従って、全てのロータは、ロータの外側からの締め金具を開放の後に取り外され得る。従って、本発明は、完全なロータを操作することを可能にする。これは、ロータの簡易な変更は、ロータの外側から開放可能である締め金具によってロータシャフトに適合され、固定する完全な新しく組み合わせられたロータによってもたらされ得ることを意味する。
【0008】
本発明は、他の効果も提供する。本発明によれば、ハブは、ロータの内部空間の外側に適用され、ロータシャフトにロータから軸方向上に外側に案内される接続を有する。これは、ハブがロータの内部空間で内側へ軸上の拡張がないことを意味する。ロータシャフト及びハブは、内部空間を通らない、若しくは、ロータの内部の幾つかの空間を使用するので、内部空間で生じるボイドは、他の目的に適用され得る。このような内部空間のボイドは、例えば、液体通路を設置され、(流れに関して)さらなる好適な方法の遠心分離機を形成し得る。このような液体通路のさらに詳細な説明は、以下に示す。このボイドは、ロータの内側で中央に適用され、このために幾つかの主遠心力に影響されない。従って、前述の測定機器は、他の方法でこれらを損傷するだろう過度の遠心力から保護される。
【0009】
本発明の実施の形態によれば、ハブはチューブ状であり、ロータ壁から軸方向上に外側へ延出し、ロータシャフトの一部分を放射状に取り囲むように構成され、締め金具は、ロータシャフトの前述の一部分にハブを接続するように配置されている。チューブ状のハブは、取りつけ及びロータシャフトのロータの配置を手助けする。チューブ状のハブは、ロータシャフトの相対的に細長い軸上の接続ももたらし、適した接続を確保することを可能にする。
【0010】
前述した実施形態に対して本発明の他の実施形態によれば、ハブは、ロータ壁の凹部の形状を取り、ロータシャフトの一部分を放射状に取り囲むように構成され、締め金具は、ハブをロータシャフトの前述の一部分に配置されている。このような凹部は、好適には、ハブを相対的に薄いロータ壁に設置されている。このため、ロータの内部空間で軸方向上に内側に延出するためのハブを必要としないので、ロータ壁の凹部は、ロータシャフトの接続として供給されるために十分に深く形成され得る。締め金具は、ハブ及びロータシャフトの間で放射状に配置される環状の空間に適合される摩擦締め金具の形状を成す。
【0011】
本発明のさらなる実施形態によれば、ロータシャフト及びハブの両方は、円筒形状である。円筒状のロータシャフト及び円筒状の接続は、前述された円錐状の外形と比べて相対的に容易で、安価である。円筒状のロータシャフト及び円筒状の接続は、開放可能な締め金具、例えば、クランプスリーブ、若しくは、ねじ接続の形状で摩擦締め金具に適合もされる。
【0012】
本発明の他の実施形態によれば、ロータシャフトは、遠心分離機の操作の間にこれを通り流れる流体を有するように適用される少なくとも1つの軸上のダクトをこれに走るように有し、ハブは、前述のダクトでロータに設置された少なくとも1つの流体通路を通って分離チャンバに連絡されるように配置されるダクト接続を有する。前述のダクトは、例えば、分離され、及び/若しくは、分離された要素を放出される流体混合物で供給されるように適用され得る。このような入口及び出口は、所謂分離チャンバのための密封した入口及び出口として、通常構成されている。これは、流体の移動が、空気混合/空気接触なしで、相対的に少ないエネルギを必要とする方法で起こり得ることを意味する。前述のダクトは、例えば、分離チャンバの断続的な放出(スラッジの放出)のための従来のシステムを操作するために適用される水硬性の液体を搬送されるように適用もされ得る。
【0013】
本発明の他の実施形態によれば、分離チャンバへのダクト接続を伴う前述のダクト及び分離チャンバへの前述の流体通路は、前述の流体で搬送される流体が回転の軸に係わって100°より大きい方向を変更しないように構成される移動通路を形成する。ロータシャフト及びハブは、ロータの内部空間で軸方向上に内側に拡張しない、若しくは、この幾つかの空間を使用するので、本発明は、このような移動通路の構造を許容する。これは、液体流体混合物の方向は、US 3519200 Aに係る先行技術の遠心分離機と同じ程度の変更を必要としないことを意味する。代わりに、ハブは、分離チャンバへの半径方向に外側に真っ直ぐな流れを案内するように適用される液体通路に90°でダクトからの流れの方向を、好適には、変更するダクト接続を設置され得る。供給される流体混合物は、方向の大きな変更を受ける必要がないので、これは、好適な流れ関係(低い流れ抵抗及び圧力損失)を生じる。本発明のさらなる実施形態によれば、ハブは、径方向の拡張を有する隣接部表面の形状で、ハブの内側へロータのシャフトの自由端に対して隣接されるように配置されるロータシャフトのための軸上の係止部を有している。これは、ハブがロータシャフトに係わって正確な軸上の位置を取るという確信を与える。代わりに、ロータシャフトは、フランジの形状でこのような軸上の係止部で設置され、若しくは、同様に放射状に外側へ案内され、ハブ若しくはロータ壁の一部分に対して隣接するように配置され得る。
【0014】
本発明の他の実施形態によれば、前述の締め金具は、開放可能な摩擦締め金具でロータシャフトにハブを接続するように配置されたクランプ装置である。実施形態によれば、このクランプ装置は、ハブ及びロータシャフトの間に放射状に配置される環状の空間に適合され、ハブの接続及びロータシャフトの間で摩擦嵌合を生じる。このために、クランプ装置は、外側に放射状に拡張でき、ハブの摩擦嵌合を構成される外側スリーブと、内側に放射状に拡張でき、ロータシャフトの摩擦嵌合を構成される内側スリーブと、ハブ及びロータシャフトのロック状態へ外側スリーブ及び内側スリーブを拡張するためのギャップの圧力媒体を押圧するための手段とを有している。このようなクランプ装置は、ロータシャフト及びハブの迅速で、確実な接続をもたらす。
【0015】
本発明の他の実施形態によれば、ハブは、ハブの内側にあるクランプ装置の端部に対して隣接するように構成される径方向の範囲の隣接部表面の形状でクランプ装置の軸方向の係止部を有している。これは、ハブに係わるクランプ装置の正確な軸上の位置の確かさを提供する。
【0016】
本発明のさらなる実施形態によれば、分離チャンバは、先端を切られた円錐状の分離ディスクの積み重ねを含み、ハブは、ロータの底面に設置され、ロータシャフトは、垂直に方向を合わせられ、最上のロータを支持する。このような分離ディスクを有する分離機は、液状の流体混合物とここで浮遊した粒子との分離に極めて効果がある。完全なロータは、ロータシャフトを持ち上げて、締め金具で接続される。
【0017】
遠心分離機の他の実施形態によれば、ロータは、分離チャンバからスラッジの形状の分離要素の放出のロータ壁で周囲に出口アパチャを有し、弾性スライド要素は、前述の出口アパチャを開閉するためにロータの内側に設置され、スライド要素は、ロータに接続され、且つ、係わって軸方向上に固定される径方向の内側端部と、スライド要素の弾性変形によって出口アパチャの開閉状態の間のロータに係わって軸方向上に移動可能である径方向の外側端部とを有する。弾性要素は、ロータの内側に軸上の支持を必要としないので、このような弾性スライド要素は、明細書WO 96/41683 A1にも開示され、本発明に非常に適している。(弾性的に構成されない)従来のスライド要素の場合に、ロータの内部空間で内側へ軸方向上に延出するハブは、スライド要素を支持するために適用され、出口アパチャの閉鎖/開口の間のハブに上側/下側で軸方向上に移動される。しかし、本発明で、ハブは、ロータの内部空間の内側で軸方向上に延出せず、これためにスライド要素の軸上の支持がない。従って、弾性スライド要素の適用、その後これは軸上の支持を必要としない。
【0018】
さらなる実施形態によれば、ハブは、例えば、ロータ壁から子と側へ軸方向上に延長するシャフトジャーナルの形状を成す。シャフトジャーナル及びロータシャフトは、シャフト連結の形状を成す場合に締め金具を介して接続され得る。これは、シャフトジャーナルが、ジャーナルに取り付けられる第1のベアリングメンバ(例えば、所謂ロータのトップベアリング)を設置されるように配置される遠心分離機を可能にすると同時に、ロータシャフトは、フレームにおいて他のベアリングメンバ(例えば、所謂ロータのボトムベアリング)によってジャーナルされる(journalled)。これは、取り付けられた第1のベアリングメンバを有するシャフトジャーナルを含む全てのロータは、前述のロータシャフトを有するフレーム及び第2のベアリングメンバに適合され得る。シャフトジャーナル及びロータシャフトは、その後、位置合わせされ、第1のベアリングメンバ及び第2のべリングメンバの間に設置されるシャフト連結によって接続される。
【0019】
本発明は、前述の遠心分離機のロータにも関連する。その結果、ロータは、ロータの内側へ分離チャンバを有する内部空間を取り囲み、ロータの回転のモータに駆動可能に接続されるロータシャフトに接続されるように配置されるハブを有するロータ壁を有する。ロータは、ロータの内部空間の外側に適合され、ロータシャフトにロータから外側へ軸方向上に向かわせられる接続を有することを特徴とし、ハブは、ロータシャフトにハブを開放可能に接続するためにロータの外側から操作可能なように内部空間から離れて向かうロータ壁の側面に配置される締め金具によって接続されるように配置されている。
【0020】
本発明は、添付図面に関連して例として前述された実施形態の説明によってさらに詳細に以下で説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遠心分離機を示す。
【
図2】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る遠心分離機を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明の第1の実施形態の遠心分離機1を示している。遠心分離機1は、鉛直なロータシャフト3に最初に位置づけられるロータ2を有している。ロータシャフト3は、フレーム中で上部ベアリング(所謂トップベアリング4)及び下部ベアリング(所謂ボトムベアリング)によってジャーナルされる。従って、ロータシャフト3は、フレーム6で回転Rの鉛直軸に動き回る回転のためのロータ2を支持するために配置されている。モータMは、回転Rの軸に動き回るロータ2を駆動するために適用されている。ロータ2は、主遠心分離が生じる分離チャンバ8の内部空間を取り囲むロータ壁7a、7bを有している。内部空間は、ロータの範囲内の他の空間、即ち、分離空間8で分離されることである攪拌のための入口通路を有し、少なくとも1つの分離された要素のための排出チャンバを有している。ロータ壁は、ロッキングリング9で結合されている底部7a及び上部7bに分けられている。先端を切り取った円錐の分離したディスク11の積み重ね(stack)を有する圧縮ユニット10は、内部空間に、ロータの内部の中心に、位置づけられる。圧縮ユニット10のさらに詳細な説明は、WO2008/111889A1の明細書にある。分離ディスク11の積み重ねは、分離チャンバ8に位置づけられ、主分離が遠心分離機の操作の間に生じる相互に隣接する分離ディスクの薄い中間空間の間に形成されている。
図1は、これらの間の相対的に大きな中間空間の少数の分離ディスク11を概略的に示している。しかし、実際には、多数の分離ディスクが互いに積み重ねられて、分離ディスクの表面は、相互に隣接する分離ディスクの間の薄い中間空間を維持するためにスペーサ要素を設けられている。
【0023】
ロータ2は、ロータ壁の底部7aの外側、及び、ロータの内部空間の外側に位置づけられるハブ12を有している。ハブ12は、チューブ状であり、底部7aから上側へ/下側へ軸方向に延長し、チューブ状のハブは、ロータシャフト3の一部分を放射状に取り囲むように構成されている。チューブ状ハブ12及びロータシャフト3の両方は、円形の横断面の円筒である。開放できるクランプ装置13は、摩擦締め具でロータシャフト3の部分にハブ12を接続されている。このようなクランプ装置13は、先行技術であり、US4093052 A、若しくは、SE512052 C2は、例えば、さらに詳細な説明を参照され得る。クランプ装置13は、ハブ12及びロータシャフト3の間で放射状に配配置される環状の空間に適合される。クランプ装置13は、外側に放射状に拡張でき、ハブ12に摩擦嵌合される外側のスリーブ14と、内側へ放射状に拡張でき、ロータシャフト3に摩擦嵌合される内側のスリーブ15とを有している。環状ギャップ16は、外側のスリーブ14及び内側のスリーブ15の間で軸方向に延長し、加圧スクリュ17は、これらがハブ12及びロータシャフト3をロックする状態に外側のスリーブ14及び内側のスリーブ15を拡張するためにギャップ16の圧力媒体の圧力を供給される。加圧スクリュ17は、圧力媒体に圧力を軽減するために緩められ得るので、拡張可能なスリーブ14、15は、これらの原形に戻り、従って、締め具は、緩められるのでロータシャフト3及びロータ2は互いから開放される。
【0024】
図1の遠心分離機は、ロー
タシャフト3を通って軸方向に
延出したダクト18を有する注入口を有し、ロータ2は、ダクト18
のための接続部19を有している。
この接続
部19は、前記ハブ12の
内に配置され、接続
部19から
径方向外側へ真っ直ぐに
延び、
前記分離チャンバ8に
連通し、分離チャンバ8中に延びた分配ダクト20の形状の複数の
流体通路
を介して分離チャンバ8に連絡されて配置されている。
これら分配ダクト20は、ロータ2の内部で、円周方向で同一の間隔で配置されている。分配ダクト20は、回転
軸Rに対して90°の角度
をなしている。
この結果、ハブ12の内部
の接続
部19は、ダクト18から
、分離チャンバ8への
径方向外側の流れを真っ直ぐに案内するために適用され
ている分配ダクト20へ
、90°
だけ流れの方向へ変更するために配置されている。示されたロータの
下部7aは、
径方向の内部の平面の壁部と
径方向外側の傾斜し、取り囲
んだ壁部とを有している。分配ダクト
、即ち流体通路20は、分離ディスク11を有する圧縮ユニット10の底面に従って配置されている。従って、分配ダクト20は、圧縮ユニット10の底部
の所で分離チャンバ8に案内され、液体
混合の方向が、再び、分離ディスク11の積み重ねを収納する分離チャンバ8
中で上側へ(分配ダクトの方向
に対して)約90°だけ変更される。
【0025】
弾性スライド要素21は、ロータ壁の底部7aで末端に配置される複数の出口アパチャを開口し、閉口するためにロータ2の内部に設けられている。弾性スライド要素21は、WO96/41683A1の明細書にも開示されている。スライド要素21は、ロータ2に、係わって軸方向に固定され、接続される放射状の内部端部23を有し、スライド要素21の弾性変形による出口アパチャ22の開閉状態の間のロータ2に係る軸方向に移動できる放射状の外側端部24を有している。弾性スライド要素は、スライド要素21及びロータ壁の底部7aの間に配置される閉口チャンバを充填/空にするために中/外に水硬性の液体を供給することによって変形(制御)されている。示されたロータシャフト3は、遠心力及び結果として生じる水圧によって、出口アパチャ22の閉口状態に弾性スライド要素21の底部を押圧する液体の閉口チャンバに供給するためのダクト25を取り囲む。ロータシャフト3は、閉口チャンバの液体が空にされる放出バルブを開口するための液体の供給のためのダクト26も取り囲むスライド要素が弾性的に変形されるためにその放射状の外側の端部24が軸方向で下側に移動し、出口アパチャ22を開口する結果、液体の閉口チャンバを空にすることは、スライド要素2の底面から水圧を減少する。このような出口アパチャ22を開口する方法は、ロータ2が分離チャンバ8の放射状の外側の部分で徐々に蓄積するスラッジがないようにする必要がある状況で実施される。弾性スライド要素21がロータ2の内部の軸方向の支持を必要としないために、このようにスライド要素は、本発明に特に適用できる。(弾性的に変形されない)従来のスライド要素の場合に、ロータで内側に軸上で延長するハブが、出口アパチャ22の開閉の間にハブの軸方向で上側に/下側に移動されるために配置されるスライド要素の内部端を支持するために適用される。
【0026】
前記ハブ12は
、ロータシャフト3のための軸方向の係止部(当接部)27を有している。この係止部は、径方向内側に拡張し、
ハブ内で、ロータシャフトの自由端に対して
当接するように配置さ
れている環状の
当接表面の
形状をしている。これは、ハブ12に
対するロータシャフト3の正確な軸方向の位置を保証するための簡単な方法である。ハブ12は、
クランプ装置13ための方向の係止部28も有している。この係止部は、径方向に拡張
し、クランプ装置13の、ハブ内に位置する
一端部に
当接するように構成された
当接表面の形状である。かくして、ハブ12に対するクランプ装置13の正確な軸方向の位置付けがなされる。分離された液体
成分のための放出チャンバ29は、圧縮性ユニット10の上部に設置されている。放出チャンバ29は、放出通路(図示せず)を通って分離チャンバ8に連絡
している。遠心分離機1は、放出チャンバ29及びロータ2から外へ液体
成分を放出するためのメンバ(図示せず)も有している。
【0027】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る遠心分離機1’を示している。同一若しくは同等の機能を有する構成要素部分は両方の実施形態で同一の参照符号によって示されていることに注目すべきである。遠心分離機1’は、とりわけハブ12’の形状で
図1に係る遠心分離機とは異なる。このハブ12’は、ロータ壁の底部7a’の凹部の形状をとる。凹部は、相対的に薄いロータ壁7a’に形成されている。凹部12’ は、ロータ2’で内側に向けて軸方向へ延出するハブを必要としないので、十分に深く形成され得る。凹部12’は、ロータシャフト3’の部分を放射状に取り囲むように構成され、クランプ装置13は、ロータシャフト3’の前述の部分にハブを接続するように設置されている。これは、ハブ12’及びロータシャフト3’の間で放射状に配置される環状の空間に適合されるクランプ装置13を含む。クランプ装置13は、
図1のように本実施形態で同一の構成を有する。
【0028】
ロータ2’は、ロータ壁7a’の周囲に配置されたノズル22’の形状の放出アパチャを有するという点でも異なる。このようなノズル22’は、分離チャンバ8’から分離された個体粒子(スラッジ)の連続的な排出に適用され得る。このようなロータ2’は、相対的に個体粒子(スラッジ)の高濃縮の、すなわち(体積当たり)約6%から25−30%までの液体混合物の分離に適用される。このように、このロータ2’は、結果として(
図1に示されるように)閉口チャンバ及びスライド要素を有する放出システムを必要としない、絶えず開口されるように配置されるノズル22’を有している。閉口チャンバに水硬性の液体を供給するためのダクト、若しくは、その液体の閉口チャンバを空にするために放出バルブに液体を供給するためのダクトを必要としていない。
【0029】
しかし、
図2に示すように、遠心分離機1’は、ハブ12’の内側でダクト18’の同等の接続19’のロータシャフト3’を通って軸方向に延長するダクト18’の形状で、液体混合物のための同等の入口を有している。本実施形態の一例で、接続19’は、接続19’から放射状に外側に延長し、分離チャンバ8’中へ案内する分配ダクトの形状(図示せず)で複数の液体通路を通る分離チャンバ8’に連絡するように同様に配置されている。これらの分配ダクトは、分離チャンバ8’の底部の内側で円周方向に等間隔で配置され、接続19’から外側へ放射上に原則として直線上に延長する。しかし、示されるロータの底部7a’は、放射状に外側方向に若干下方向へ傾斜し、分配ダクトはこの傾斜、若しくは、回転Rの軸に相対的な角度を原則的に追従する。
図2に示されるように、方向の変更は、約100°である。これらの分配ダクトは、分離チャンバ8’の底部中に案内し、液体混合物は、分離チャンバ8’で上側へ(分配ダクトの方向に相対的に)約100°付近に再度方向を変更する。この分離チャンバ8’は、同様に分離ディスクの積み重ねで設置されている(
図2に示されない)。
【0030】
図2に示されるハブ12’は、ハブ12’の内側のロータシャフトの自由端に対して隣接して配置され、放射状の拡張する隣接部表面の形状にロータシャフト3’の軸方向の係止部27’を同様に有する。ハブ12’は、内側に放射状に拡張する隣接部表面の形状で、自由端がハブ12’の内側にあるクランプ装置13の自由端に対して隣接するように構成されるクランプ装置13の軸方向の係止部28’を同様に有している。本実施形態の一例で、ロータシャフト3’及びクランプ装置13のための夫々の軸方向の係止部27’及び28’は、単一の放射状の表面を構成する。
【0031】
本発明は、開示された実施形態に制限されずに、以下に示される請求項に従って変更及び改良され得る。さらなる実施形態に従って、ハブは、例えば、ロータ壁から外側へ放射状に延長するシャフトジャーナルの形状を取る。
【0032】
シャフトジャーナル及びロータシャフトは、このためにシャフト連結の形状を取る場合に締め金具を通って接続され得る。遠心分離機は、ジャーナルがシャフトジャーナルに取り付けられる第1のベアリングメンバ(例えば、ロータの所謂トップベアリング)を設置され、ロータシャフトは、フレームで第2のベアリングメンバ(例えば、ロータの所謂ボトムベアリング)によって支持されているように配置され得る。これは、全てのロータは、それに取り付けられた第1のベアリングメンバを有するシャフトジャーナルを含み、前記ロータシャフトを有するフレーム及び第2のベアリングメンバに適合され得ることを意味する。シャフトジャーナル及びロータシャフトは、シャフト連結により配列され、接続されている。従って、シャフトジャーナル及びロータシャフトは、第1のベアリングメンバ及び第2のベアリングメンバの間に位置づけられる。