【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明が下記のような技術手段を採用する。
第一、ターボファン設計を採用し、ターボファンは、
水平面に対し75°の狭角で車輪の轂に螺旋
に捩れるように取付させる複数の翼板により組立てられ、ターボファンが静止翼板筒内に配置され、その静止翼板筒内壁に
水平面に対し75°の狭角で螺旋に捩れる複数の翼板が取付されているため、風を翼板の角度に沿って流動させ、竜卷のように上に向かって75°角度で回転上昇する高速熱気流を形成できる。
【0006】
第二、ターボファンの取付構造における運行軌道により、ターボファンが風の作用で回転し、同時にターボファンが軌道円心内部に向かって一定の向心角度を持つことを保証するため、直線或は他の方向に運行することなく、ターボファンを軌道上に向心に円周運動させる。
【0007】
第三、ターボファンに接続される大きい輪歯車がターボファンとともに回転するため、大輪歯車に噛合する
ピニオンを高速回転駆動し、発電ユニットの必要な回転速度に達する時に発電機が発電を開始する。
【0008】
本発明の基本的な技術方案は、ターボファン、ターボファン取付構造、発電ユニット及び制御装置を含めている風力発電システムである。ターボファンが大輪歯車を介して
ピニオンと噛合し、更に
ピニオン軸が同軸に順次に円柱体動力配分器、変速器、高圧電磁助力器及び発電機を取付し、
ピニオン回転速度が発電ユニットの所要な回転速度に達する時に発電機が発電を開始する。
ピニオン回転速度が比較的低い時、高圧電磁助力器が助力の役割を果たすため、発電機を発電駆動する。
【0009】
上記の技術方案中では、上記ターボファン構造が内翼板、外翼板、ターボファン主体を含めている。上記内翼板がターボファン主体の内壁に螺旋
に捩れるように溶接され、外翼板がターボファンの外壁に螺旋
に捩れるように溶接され、且つ上記内翼板と外翼板は水平面に対して
75°の狭角となるようにする。螺旋捩れの設定は、翼板頂から翼板根までの揚程
を等しくさせ、渦巻きの損失を避けるため
である。インペラが回転する時、半径方向に沿う線速度が異なり、同様な揚程を得るために、半径方向に沿う翼板の各断面の取付角度
を不等にし、外縁に接近するに従ってその取付角度が小さくなるため、翼板が捩れ状とする。このターボファンは充分に風力エネルギーを利用して運動し、中心から外囲への回転速度が漸増する渦巻きを利用して流体風が自動に渦巻き中心区から渦巻き内に吸入され、渦巻き中心に発生される吸力により、送風機からの風を上に向かって上昇させ、発電機を発電させるように促す。
好ましくは、上記ターボファンが風力発電のインペラである。本発明のターボファンが風向の異なる環境に適するだけでなく、風力の比較的小さい環境にも適し、より多い風力エネルギーを機械的エネルギーに変換させ、さらに電力に変換させる。
好ましくは、上記ターボファンの主体が円筒であり、該円筒は一定の厚さがあり、内外翼板の溶接に便利にさせる。
【0010】
好ましくは、上記ターボファンの主体の内外に翼板が取付されている。外翼板が送風機からの風をターボファンの内部に集め、内翼板が集めた風を上空に送る。
【0011】
好ましくは、上記ターボファンの翼板が2°-5°螺旋角度で捩れように主体の壁に取付し、総体が螺旋上昇する趨勢がある。
【0012】
好ましくは、上記ターボファンの翼板がターボファンに入れた気流量によりその数量を定められ、一般的に内外翼板数
割合が1:2とする。
【0013】
好ましくは、上記ターボファンの内外翼板の配置が異なり、内外翼板の分布が向かい合ったり、ずらしたりする。より有効に風力エネルギーを受けることを保証する。
【0014】
好ましくは、上記ターボファンにおいて内部に九つの翼板を備え、外部に十八の翼板を備え、内外翼板の配置が異なるので、それらの分布が向かい合ったり、ずらしたりする。このように風力エネルギーの損失を減少させ、より多い風を上空に上昇させることを保証する。翼板の数量がその発明の最適な数量にあり、勿論、
実際の必要により翼板の数を増加或は減少して、内翼板が6枚、7枚、9枚或は10枚等を選択してもよく、外翼板が対応に内翼板の増加により増加させ、内翼板の減少により減少させることができる。
【0015】
好ましくは、上記ターボファンにおける翼板が平らに伸ばすと
長方形になる。勿論、翼板が以下のように他の形状をとしてもよい。
逆広い卵形とし、長さと幅がほぼ同じ、最も広い部位が上部に近い葉形(ハクモクレン)。
円形とし、長さと幅がほぼ同じ、最も広い部位が中部に近い葉形(ハス)。
広い卵形とし、長さと幅がほぼ等しい同じ、最も広い部位が下部に近い葉形(Paliurus ramosissimus)。
逆卵形とし、長さが約幅の1.5〜2倍となり、最も広い部位が上部に近い葉形(Panicled Fameflower)。
楕円形とし、長さが約幅の1.5〜2倍となり、最も広い部位が中部に近
い葉形(マサキ)。
卵形とし、長さが約幅の1.5〜2倍となり、最も広い部位が下部に近い葉形(トウネズミモチ)。
倒披針形とし、長さが約幅の3〜4倍となり、最も広い部位が上部に近い葉形( Cudweed Herb)。
長楕円形とし、長さが約幅の3〜4倍となり、最も広い部位が中部に近い葉形(Hypericum Patulum)。
披針形とし、長さが約幅の3〜4倍となり、最も広い部位が下部に近い葉形(柳)。
線形とし、長さが約幅の5倍以上となり、最も広い部位が中部に近い葉形(Ophiopogon Japonicus)。
剣形とし、長さが約幅の5倍以上となり、最も広い部位が下部に近い葉形(石菖蒲)に近づき、他の形状について、また三角形、戟形、矢形、
ハート形、
腎臓形、菱形、匙形、鎌形、傾斜形等としてよい。
【0016】
好ましくは、上記ターボファンの翼板が均一に分布する。内翼板が均一に主体内壁に取付され、外翼板が均一に主体外壁に取付される。
【0017】
好ましくは、上記ターボファンの内外翼板が水平面に対して75°-80°
の狭角とし、ターボファンが回転すると送風機から送られた風を竜卷のように
一致させて回転上昇する熱気流に転変させ、上空に急速で上昇させる。
上記の方案中で、上記ターボファンの取付構造が、運行軌道、ターボファン、グリース固定リング、大輪歯車を含めており、上記ターボファンが運行軌道にあるボルトピンで支持させ、ターボファンの上平面にグリース固定リングが取付されており、グリース固定リングがボルトセットにより大輪歯車を接続し、上記運行軌道が軌道、ボルトピン、ローラフレームを含めており、上記軌道が軌道外側凹面、軌道内側凹面、軌道上凹面、軌道上支持縁、軌道下支持縁により構成され、上記ターボファンがターボ主体、内翼板、外翼板により構成される。
【0018】
好ましくは、上記運行軌道が三段階段式の円弧形軌道により構成される円周軌道である。三段階段式に分けることで、託送及び取付時に便利になり、同時に可視、簡単、手軽にローラが取付されたローラフレームを軌道に嵌入する。各段の円弧形軌道を階段形式にした後に複数のボルトセットで接続して階段式の三段を一つの全円軌道として取付し、さらに取付が簡易で、動力運転の要求を満たす。
【0019】
好ましくは、上記ターボファンが運行軌道のボルトピンで支持され、そのボルトピンの上端面が円平面とする。
【0020】
好ましくは、上記運行軌道内にローラが取付されており、そのローラがテーパー円柱ローラとし、錐状ローラ中にローラ軸が取付されており、ローラ軸が、側面に小孔を開ける円孔に取付され、さらにテーパー円柱ローラをローラフレーム上に取付する。
【0021】
好ましくは、上記運行軌道を軌道上凹面
に設け、テーパー円柱ローラの円錐突起面が軌道の上凹面に接触することで、テーパー円柱ローラが向心円周運動させることを保証する。
【0022】
好ましくは、上記運行軌道の内側面及び外側面が凹形面であり、ローラの内側凸面が円弧面であり、且つその円弧面の円心が軌道の円心と同心し、ローラフレームの内側凸面が凹形面に嵌入されるため、ターボファンが回動時軌道を脱離せず、風力が大きなる時に風と伴に上に向かって運動することなく、同時にローラが軌道円心内部に対して一定の向心角度があるため、さらにローラが軌道上に向心に円周運動させ、直線或は他の方向に運行せず。
【0023】
好ましくは、上記グリース固定リングがボルトセットにより接続してターボファンの上平面に取付し、グリース固定リングがボルトセットにより大輪歯車を接続し、且つグリース固定リングの内部にグリースを注入し、ターボファンが運転する時に潤滑、錆止めの作用を果たす。
上記の技術方案中で、上記ターボ・ファンアセンブリが
通風坑内に配置されている。
【0024】
好ましくは、上記
通風坑が筒壁、
通風坑外壁パイプライン、静止翼板により構成され、上記静止翼板が筒壁内壁に螺旋状とし、且つ水平方向において筒壁内壁に対して75°
の狭角とする。
上記の技術方案中で、上記電機ユニットが複数であり、各電機ユニットが
ピニオン、歯車軸軸受け、多柱体動力配分器、変速器、高圧電磁助力器及びNkw
永久磁石発電機により構成される。
ピニオンと歯車軸とが固定接続し、
ピニオンと大輪歯車とが外噛合とし、更に
ピニオン軸と同軸に順次に円柱体動力配分器、変速器、高圧電磁助力器及び発電機が取付される。
上記の技術方案中で、上記電機ユニットの各部品の作用は、
ピニオン軸が歯車により回転する時に捩れ力を発生し、円柱体動力配分器が捩れ力の減少作用を果たし、その軸がねじ切られることを防止する。風力の大
きさが異なるため、変速器により自動に速度を調整することで、発電機を平穏に発電させ、風力が比較的小
さい時に、回動軸上に取付する高圧電磁助力器が助力の作用を果たす。
上記の技術方案中で、上記電機ユニット及び制御装置が静止翼板内壁の固定架に取付される。制御装置が始動器及び電磁ブレーキにより構成される。この電磁ブレーキが大輪歯車内壁に取付され、ターボファンが停止する必要がある時に電磁ブレーキを
作動させ、電磁ブレーキが磁力を発生して大輪歯車を吸引することで、制動の作用を果たす。そ
の始動器が
ピニオン軸上に取付され、
ピニオンの回動により大輪歯車を回動駆動する時にターボファン起動に資する。