(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
さらに、第一の回路と第二の回路を含み、前記第一の回路は、前記マイクピンと前記オーディオ信号入力ピンとの間に結合され、前記第二の回路は、前記グランドピンと前記オーディオ信号入力ピンとの間に結合され、前記第一の回路と前記第二の回路は互いに減衰回路となる、
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
前記オーディオ信号増幅回路は、変圧器、並列接続の抵抗と演算増幅器、並列接続のインダクタンスと演算増幅器、並列接続の抵抗と比較器又は並列接続のインダクタンスと比較器を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
請求項2乃至5のいずれか1項に記載のオーディオ信号転送装置と、マスタチップとを含み、前記マスタチップは、オーディオ信号受信ユニットとオーディオ信号発信ユニットを含み、
前記オーディオ信号受信ユニットは、前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンに結合され、
前記オーディオ信号発信ユニットは、前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号入力ピンに結合される、
ことを特徴とする電子署名キー。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
オーディオプラグにおけるマイクピンとグランドピンの配置順序は異なるので、オーディオプラグの種類によっては電子デバイスに配置されるジャックと適合できない恐れがある。現在、オーディオプラグの種類を区別できる専門の検出装置と、その種類を区別できるように検出装置に検出されるためのオーディオプラグはない。
【0004】
本発明は、少なくとも上記の技術課題の一つを解決する、ことを目的とする。
そのために、本発明の第一の目的は、オーディオプラグ付きデバイスのマイクピン、グランドピンの配列順序が、それが挿入した検出装置と適合するかどうかを検出できる、オーディオ信号転送装置を提供することである。
本発明の第二の目的は、電子署名キーを提供することである。
本発明の第三の目的は、検出装置を提供することである。
本発明の第四の目的は、オーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記目的を達成するために、本発明の第一の実施例はオーディオ信号転送装置を提供する。前記装置は、第一のインターフェイス、第二のインターフェイス、オーディオ信号増幅回路及びインピーダンス回路を含み、前記第一のインターフェイスはオーディオ信号受信ピン、マイクピン及びグランドピンを含み、前記第二のインターフェイスはオーディオ信号出力ピンを含み、前記オーディオ信号増幅回路は、前記オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号を増幅して前記オーディオ信号出力ピンに出力するように構成されており、前記オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号は、前記オーディオ信号増幅回路の等価インピーダンス部分を介して前記マイクピン又は前記グランドピンに流れ、前記インピーダンス回路は、前記マイクピンと前記グランドピンとの間に結合される。
【0006】
本発明のオーディオ信号転送装置により、オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号は、オーディオ信号増幅回路の等価インピーダンス部分を介してそれぞれマイクピン又はグランドピンに流れるので、マイクピンとグランドピンを対称に配置することが確保される。このように、グランドピンとマイクピンの配列順序が未知の場合、当該オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号をグランドピンに伝送して検出装置(例えば、携帯電話)と共に回路を形成して、オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号がオーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンに伝送されることに、配列順序が影響を与えることはない。
【0007】
また、前記第二のインターフェイスはさらに、オーディオ信号入力ピンを含む。
また、前記オーディオ信号転送装置はさらに、第一の回路と第二の回路を含み、前記第一の回路は前記マイクピンと前記オーディオ信号入力ピンとの間に結合され、前記第二の回路は前記グランドピンと前記オーディオ信号入力ピンとの間に結合され、前記第一の回路と前記第二の回路は互いに減衰回路となる。
【0008】
また、前記第一の回路はフィルタ回路又は分圧回路を使用し、前記第二の回路もフィルタ回路又は分圧回路を使用する。
また、前記第一の回路と前記第二の回路は互いに対称減衰回路又は非対称減衰回路となる。
【0009】
このように、オーディオ信号入力ピンとマイクピンの間と、オーディオ信号入力ピンとグランドピンとの間のそれぞれに減衰回路を設置し、それぞれの両ピンに減衰回路を結合することによって、マイクピンとグランドピンを対称に配置することが確保される。よって、グランドピンとマイクピンの配列順序が未知の場合、オーディオ信号入力ピンから入力したオーディオ信号をマイクピンに伝送して、上りオーディオ信号の伝送が実現される。
【0010】
また、前記オーディオ信号増幅回路は、変圧器、並列接続の抵抗と演算増幅器、並列接続のインダクタンスと演算増幅器、並列接続の抵抗と比較器又は並列接続のインダクタンスと比較器を含む。
【0011】
また、本発明の第二の側面の実施例は電子署名キーを提供する。当該電子署名キーは、上記第一の側面の実施例に記載のオーディオ信号転送装置とマスタチップを含み、前記マスタチップはオーディオ信号受信ユニットとオーディオ信号発信ユニットとを含み、前記オーディオ信号受信ユニットは前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンに結合され、前記オーディオ信号発信ユニットは前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号入力ピンに結合される。
【0012】
本発明の電子署名キーにより、オーディオ信号転送装置を使用して、下り、上りのオーディオ信号の円滑な伝送を実現でき、信号伝送の品質を確保できる。電子署名キーと適合し且つオーディオ形式でデータを交換するデバイス(例えば、携帯電話など)は、オーディオプラグを介して電子署名キーとデータを交換することができ、オーディオインターフェイスの機能が向上し、使用範囲が拡大する。
【0013】
また、本発明の第三の側面の実施例は検出装置を提供する。当該装置は検出インターフェイスと検出ユニットを含み、前記検出インターフェイスは検出信号出力ピン、グランドピン及び検出ピンを含み、前記検出インターフェイスは上記第一の方面の実施例のオーディオ信号転送装置の第一のインターフェイスと組合せて前記第一のインターフェイスの検出を実現する。前記検出インターフェイスのグランドピンがオーディオ信号転送装置のマイクピンに結合される場合、前記検出ユニットは、前記検出ピンが受信したアナログ信号によって前記第一のインターフェイスは前記検出インターフェイスと適合できないことを確認する。
【0014】
本発明の検出装置により、デバイスのオーディオインターフェイスの配列順序は検出インターフェイスの配列順序と適合するかどうかを判定でき、次の作業を容易にする。
【0015】
また、本発明の第四の側面の実施例は、オーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムを提供する。当該システムは、上記第一の側面の実施例のオーディオ信号転送装置と第三の側面の実施例に記載の検出装置を含むように構成される。
【0016】
本発明のオーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムにより、オーディオインターフェイスの配列順序は検出装置に配置されるインターフェイスの配列順序と適合するかどうかを検出でき、検出インターフェイスの配列順序と適合できる場合、検出結果を生成せず、検出インターフェイスの配列順序と適合できない場合、検出結果を生成して、検出を簡便に行える。
【0017】
また、当該オーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムはさらに、前記オーディオ信号転送装置に結合されるマスタチップを含み、前記マスタチップはオーディオ信号受信ユニットとオーディオ信号発信ユニットを含み、前記オーディオ信号受信ユニットは前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンに結合され、前記オーディオ信号発信ユニットは前記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号入力ピンに結合される。
【0018】
このように、検出システムによってオーディオ信号転送装置付き電子署名キーのオーディオインターフェイスのピン配列順序を検出でき、検出範囲が広げられる。
本発明の付加の内容及び長所は以下の説明に部分的に体現され、一部は以下の説明で明瞭になり、又は、本発明を実施することにより得られる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の上記の内容、及び/または、付加の内容および長所は、以下の図面に合わせて実施例についての説明により明瞭に、かつ理解しやすくなる。
【0021】
以下、本発明の実施例について詳しく説明する。前記実施例は添付の図面に示され、同一又は類似の符号は、同一又は類似の素子、あるいは、同一又は類似の機能を有する素子を示す。以下、図面を参照して説明した実施例はただの例示であり、単に本発明を解釈するためのものであり、本発明を限定するものであると理解されてはいけない。
【0022】
また、本発明の説明には、理解すべき点として、用語の「第一」、「第二」は、単に説明のためのものであり、相応の重要性や数量や位置を意味・暗示しない。本発明の説明には、説明すべき点として、明確に規定・限定されない限り、用語の「繋がり」、「接続」を広義で理解すべきであり、例えば、固定的に接続されてもいいし、着脱自在に又は一体的に接続されてもいいし、機械的に接続されてもいいし、電気的に接続されてもいいし、直接的に接続されてもいいし、仲介物を介して間接的に接続されてもいい。当業者にとっては、具体的な状況によって本発明における上記用語の特定の意味を理解することができる。また、本発明の説明には、特に説明されない限り、「複数」は、二つ又は二つ以上であることを意味する。
【0023】
フローチャート、又はここで他の方式で説明されたいずれかの過程あるいは方法については、以下のように理解することができる:
特定の論理機能またはプロセスの手順を実現するための、一つ又は複数の実行可能な命令コードのモジュール、セグメント、または一部を含み、且つ、当業者にとって理解すべき点としては、本発明の好適な実施例の範囲は、他の実施例を含む。他の実施例としては、関係する機能に応じてほぼ同時、または逆の順番、又は説明した順番に従わない等、の順序で機能を実行する実施例を含む。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例に係るオーディオ信号転送装置を説明する。
【0024】
(実施例1)
図1は本発明のオーディオ信号転送装置である。
図1に示す通り、オーディオ信号転送装置は第一のインターフェイス、第二のインターフェイス、オーディオ信号増幅回路11及びインピーダンス回路12を含む。
第一のインターフェイスは、オーディオ信号受信ピンIN1、グランドピンGND1及びマイクピンMICを含む。オーディオ信号受信ピンIN1はモノラルオーディオプラグにおけるモノラルピンであるか、又はステレオオーディオプラグにおける左チャンネルピン、右チャンネルピンの中の一つである。グランドピンGND1とマイクピンMICの位置は未知であるので、以下の説明において、グランドピンGND1とマイクピンMICを交換でき、説明の便宜上、本実施例および他の実施例において、
図1におけるグランドピンGND1とマイクピンMICの位置を参照して説明するが、これは本発明を限定するものであると理解されてはいけない。
【0025】
第二のインターフェイスはオーディオ信号出力ピンOUTを含む。
オーディオ信号増幅回路11は当該オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号を増幅し、且つ増幅したオーディオ信号を当該オーディオ信号出力ピンOUTに出力する。
図1に示す通り、オーディオ信号受信ピンIN1が受信したオーディオ信号は、オーディオ信号増幅回路11の等価インピーダンス部分を介してそれぞれにマイクピンMIC又はグランドピンGND1に流れて、マイクピンMICとグランドピンGND1を対称に配置することが確保される。このように、グランドピンGND1とマイクピンMICの配列順序が未知の場合、当該オーディオ信号受信ピンIN1が受信したオーディオ信号を同時にグランドピンGND1とマイクピンMICに伝送でき、このように、検出装置(
図1に示されていない)はオーディオ信号転送装置の増幅回路11の等価インピーダンス部分と共に回路を形成することが確保され、未知であることが、オーディオ信号受信ピンIN1が受信したオーディオ信号がオーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンOUTに伝送されることに影響を与えることはない。
【0026】
マイクピンMICとグランドピンGND1とが短路することを防止するために、インピーダンス回路12はグランドピンGND1とマイクピンMICとの間に結合される。
本発明のオーディオ信号転送装置により、オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号はオーディオ信号増幅回路の等価インピーダンス部分を介してそれぞれにマイクピン又はグランドピンに流れて、マイクピンとグランドピンを対称に配置することが確保される。このように、グランドピンとマイクピンの配列順序が未知の場合、当該オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号をグランドピンに伝送して、検出装置(例えば、携帯電話)と共に回路を形成して、オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号がオーディオ信号転送装置のオーディオ信号出力ピンに伝送されることに、配列順序は、影響を与えることはない。
【0027】
(実施例2)
図2は本発明のオーディオ信号転送装置の構成模式図である。
図2に示す通り、本実施例と実施例1の相違は、実施例1に示した第二のインターフェイスはさらにオーディオ信号入力ピンIN2を含むことができる。
図2において、実施例1と同一の部分に同一の符号を付加した。以下の他の実施例においても同一の符号規則を使用した。
【0028】
当該オーディオ信号転送装置はさらに、第一の回路13と第二の回路14を含む。
当該第一の回路13は、マイクピンMICとオーディオ信号入力ピンIN2との間に結合され、第二の回路14はグランドピンGND1とオーディオ信号入力ピンIN2との間に結合され、当該第一の回路13と第二の回路14は互いに減衰回路となる。
【0029】
また、当該第一の回路13はフィルタ回路又は分圧回路を使用し、当該第二の回路14もフィルタ回路又は分圧回路を使用する。
また、当該第一の回路13と第二の回路14は互いに対称減衰回路又は非対称減衰回路となる。
【0030】
このように、オーディオ信号入力ピンとマイクピンの間と、オーディオ信号入力ピンとグランドピンとの間のそれぞれに減衰回路を設置し、それぞれの両ピンに減衰回路を結合することによって、マイクピンとグランドピンを対称に配置することが確保される。このように、グランドピンとマイクピンの配列順序が未知の場合、オーディオ信号入力ピンから入力したオーディオ信号をマイクピンに伝送して、上りオーディオ信号の伝送が実現される。
【0031】
図3は、本発明の実施例の第一の回路13と第二の回路14の模式図であり、本例示では対称減衰のフィルタ回路を用いる。
図3に示す通り、グランドピンGND1は第一のコンデンサC1と抵抗Rを介してオーディオ信号入力ピンIN2に接続され、マイクピンMICは第二のコンデンサC2と抵抗Rを介してオーディオ信号入力ピンIN2に接続される。
【0032】
この場合、オーディオ信号入力ピンIN2が発信した上りオーディオ信号は第一のコンデンサC1と抵抗Rによりフィルタリングされるとともに、第二のコンデンサC2と抵抗Rによりフィルタリングされるので、上りオーディオ信号発生装置が発信した上りオーディオ信号の信号振幅を小さくして、配列順序未知のグランドピンGND1とマイクピンMICに同時伝送でき、上りオーディオ信号をマイクピンMICに発信することが確保され、オーディオ信号の上り伝送が実現される。
【0033】
明らかに分かるように、マイクピンMICとグランドピンGND1を交換してもオーディオ信号の上り伝送を実現できる。
本例示において、第一のコンデンサC1の範囲を100pF-100uFに設定することができ、第二のコンデンサC2の範囲も100pF-100uFに設定することができる。第一の抵抗Rの範囲を10KΩ-500KΩに設定することができ、50KΩ-100 KΩに設定することが好ましい。
【0034】
上記の通り、第一のインターフェイスのグランドピンGND1とマイクピンMICはどのような配列順序であっても、本例示の回路によってオーディオ信号の上り伝送を実現できる。
【0035】
本例示に言及した第一の回路13と第二の回路14はさらに、他の形式を使用することができ、例えば、第一のコンデンサC1及び/又は第二のコンデンサC2を抵抗に変えるか、又は、抵抗Rをコンデンサに変える。従来技術を参照すると本例示の拡大例を取得することができ、従来技術で知られるものについて、ここでは詳しく説明しない。
【0036】
(実施例3)
実施例1に言及したオーディオ信号増幅回路11は、変圧器、並列接続の抵抗と演算増幅器、並列接続のインダクタンスと演算増幅器、並列接続の抵抗と比較器又は並列接続のインダクタンスと比較器などを含むことができる。
【0037】
次に、変圧器11を使用してオーディオ信号を増幅することを例示として本発明を説明する。
図4に示す通り、変圧器11の一次巻線はオーディオ信号受信ピンIN1、グランドピンGND1に接続され、変圧器11の二次巻線はオーディオ信号出力ピンOUTに接続される。
変圧器11は受動部品なので、動作中、如何なるパワーロスもない。
【0038】
また、変圧器11によるオーディオ信号の増幅はさらに、異なるデバイスインターフェイスの間のコモン・モード問題を解決することができる。
【0039】
ここで、変圧器を利用して信号を増幅するのは、本発明を限定するものではなく、単に本発明の説明のためである。他の増幅回路11については、従来技術から知られるので、ここでは詳しく説明しない。
【0040】
また、
図4に示す通り、インピーダンス回路は一つの抵抗を含む。もちろん、インピーダンス回路は、インダクタンス又はグランドピンGND1とマイクピンMICの短絡を防止する他の素子を含むこともできる。
【0041】
次に、図面を参照して本発明に係る検出装置を詳しく説明する。
図5に示す通り、当該装置は、検出インターフェイスと検出ユニット21を含み、当該検出インターフェイスは、検出信号出力ピンT1、グランドピンGND2及び検出ピンT2を含む。信号出力ユニット22から検出信号出力ピンT1に検出信号を出力する。当該検出インターフェイスは、上記オーディオ信号転送装置の第一のインターフェイスと組合せて当該第一のインターフェイスの検出を実現する。具体的には、
図7や
図8を参照して、検出信号出力ピンT1は上記オーディオ信号転送装置のオーディオ信号受信ピンIN1に接続され、検出インターフェイスのグランドピンGND2は上記オーディオ信号転送装置のグランドピンGND1、マイクピンMICの中の一方に接続され、検出ピンT2は上記オーディオ信号転送装置のグランドピンGND1、マイクピンMICの中の他方に接続される。
このように、本発明の検出装置により、デバイスのオーディオインターフェイスの配列順序は検出インターフェイスの配列順序と適合するかどうかを判定でき、次の作業を容易にする。
【0042】
次に、図面を参照して本発明に係る電子署名キーを詳しく説明する。
図6に示す通り、当該電子署名キーは、上記実施例のオーディオ信号転送装置10とマスタチップ20を含むように構成されている。
当該マスタチップ20は、オーディオ信号受信ユニット21とオーディオ信号発信ユニット22を含む。
【0043】
具体的には、当該オーディオ信号受信ユニット21は、オーディオ信号転送装置10のオーディオ信号出力ピンOUTに結合される。
当該オーディオ信号発信ユニット22は、オーディオ信号転送装置10のオーディオ信号入力ピンIN2に結合される。
【0044】
本発明の電子署名キーにより、オーディオ信号転送装置を使用して、下り、上りのオーディオ信号の円滑な伝送を実現でき、信号伝送の品質を確保できる。電子署名キーと適合し且つオーディオ形式でデータを交換するデバイス(例えば、携帯電話など)は、オーディオプラグを介して電子署名キーとデータを交換することができ、オーディオインターフェイスの機能が向上し、使用範囲が拡大する。
【0045】
次に、図面を参照して本発明の実施例に係るオーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムを詳しく説明する。
【0046】
(実施例1)
図7に示す通り、当該オーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムは、上記実施例のオーディオ信号転送装置10と上記実施例の検出装置を含む。
本発明の一つの実施例の検出システムの検出方法を簡単に説明する。
【0047】
図7に示す通り当該検出インターフェイスのグランドピン GND2はオーディオ信号転送装置のグランドピンGND1に接続され、且つ検出インターフェイスの検出ピンT2はオーディオ信号転送装置のマイクピンMICに接続される場合、検出インターフェイスの信号出力ピンT1からオーディオ信号転送装置のオーディオ信号受信ピンIN1に検出信号を出力し、当該検出信号はオーディオ信号転送装置の増幅回路の等価インピーダンス部分を介してオーディオ信号転送装置10のグランドピンGND1に直接に流れ、且つ検出インターフェイスのグランドピンGND2に流れる。この場合、検出ユニット21は検出信号を受信することができず、オーディオ信号転送装置10の第一のインターフェイスは検出インターフェイスと適合できる。
【0048】
図8に示す通り、当該検出インターフェイスのグランドピンGND2はオーディオ信号転送装置のマイクピンMICに接続され、且つ検出インターフェイスの検出ピンT2はオーディオ信号転送装置のグランドピンGND1に接続される場合、検出インターフェイスの信号出力ピンT1からオーディオ信号転送装置のオーディオ信号受信ピンIN1に検出信号を出力し、当該検出信号はオーディオ信号転送装置10の増幅回路の等価インピーダンス部分を介して検出インターフェイスのグランドピンGND1に流れ、増幅回路の等価インピーダンス部分とインピーダンス回路12の分圧作用によって、オーディオ信号転送装置のグランドピンGND1は検出インターフェイスの検出ピンT2に信号を出力して、検出ユニット21は検出信号を受信できて、オーディオ信号転送装置の第一のインターフェイスは検出インターフェイスと適合できないことが示される。
【0049】
(実施例2)
図9に示す通り、当該オーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムはさらに、オーディオ信号転送装置10に結合されるマスタチップ20を含み、当該マスタチップ20は、オーディオ信号受信ユニット21とオーディオ信号発信ユニット22を含むように構成されている。当該オーディオ信号受信ユニット21は、オーディオ信号転送装置10のオーディオ信号出力ピンOUTに結合される。当該オーディオ信号発信ユニット22は、オーディオ信号転送装置10のオーディオ信号入力ピンIN2に結合される。
【0050】
オーディオ信号発信ユニット22によってオーディオ信号転送装置に信号を発信するか、又はオーディオ信号受信ユニットを利用してオーディオ信号転送装置からの信号を受信することができる。オーディオ信号転送装置の上り、下りの信号伝送が実現される。
【0051】
本明細書の説明において、用語の「実施例」、「一部の実施例」、「例示」、「具体的な例示」、又は「一部の例示」などの言葉とは、当該実施例又は例示と合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性が本発明の少なくとも一つの実施例又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、上記の用語の概略表現は必ずしも同じ実施例又は例示を指さない。且つ、任意の一つ又は複数の実施例や例示において、説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性を適当な方法で組み合わせることもできる。
【0052】
本発明の実施例を示して説明したが、当業者にとって理解できるのは、本発明の原理と主旨から逸脱しない範囲で、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換および変形をすることができる。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物によって限定される。
本発明はオーディオ信号転送装置を提供する。当該装置は第一のインターフェイス、第二のインターフェイス、オーディオ信号増幅回路及びインピーダンス回路を含み、当該第一のインターフェイスはオーディオ信号受信ピン、マイクピン及びグランドピンを含み、当該第二のインターフェイスはオーディオ信号出力ピンを含み、当該オーディオ信号増幅回路は当該オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号を増幅して当該オーディオ信号出力ピンに出力し、当該オーディオ信号受信ピンが受信したオーディオ信号は当該オーディオ信号増幅回路の等価インピーダンス部分を介して当該マイクピン又は当該グランドピンに流れ、当該インピーダンス回路は当該マイクピンと当該グランドピンとの間に結合される。本発明のオーディオ信号転送装置により、転送装置のオーディオプラグのマイクピンとグランドピンの配列順序は検出装置の配列順序と同じかどうかを検出することができる。本発明はさらに電子署名キー、検出装置及びオーディオ信号転送装置のインターフェイス検出システムを提供する。