特許第5792790号(P5792790)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5792790
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】充電装置の動作方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20150928BHJP
   B60L 11/18 20060101ALI20150928BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20150928BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20150928BHJP
【FI】
   H02J7/00 P
   B60L11/18 C
   G06Q50/10
   H02J13/00 311A
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-258973(P2013-258973)
(22)【出願日】2013年12月16日
(65)【公開番号】特開2014-131468(P2014-131468A)
(43)【公開日】2014年7月10日
【審査請求日】2013年12月16日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0149957
(32)【優先日】2012年12月20日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス産電株式会社
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100190632
【弁理士】
【氏名又は名称】山▲崎▼ 誠也
(72)【発明者】
【氏名】キム ブン ヨル
【審査官】 田中 寛人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−161241(JP,A)
【文献】 特開2012−098790(JP,A)
【文献】 特開2005−044065(JP,A)
【文献】 特開2012−135110(JP,A)
【文献】 特開2012−147633(JP,A)
【文献】 特開2011−182588(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L1/00−3/12
7/00−13/00
15/00−15/42
G06F19/00−19/28
G06Q10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H02J7/00−7/12
7/34−7/36
13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スレーブ充電装置の動作方法において、
前記スレーブ充電装置を充電対象装置と連結するステップと、
マスター充電装置から前記充電対象装置に対する充電指示を受信するステップと、
前記マスター充電装置から受信される決済情報に基づいて前記充電対象装置を充電するステップと、
を含み、
前記スレーブ充電装置は、前記マスター充電装置との通信のための内部通信モジュール、端末通信モジュール、制御部及び電源供給装置を備え、前記マスター充電装置は、前記スレーブ充電装置が備えないディスプレー部、決済モジュール、外部通信モジュールをさらに備え、
複数個のスレーブ充電装置と一つのマスター充電装置とは、内部通信網を介して充電動作を行い、
前記決済モジュールは、RFIDリーダー機、クレジットカード決済機および現金決済機のうちいずれか一つを有する、スレーブ充電装置の動作方法。
【請求項2】
前記充電指示を受信するステップは、
端末機から充電決済承認要請を受信するステップと、
前記充電決済承認要請を前記マスター充電装置に伝送するステップと、
を更に含む、請求項1に記載のスレーブ充電装置の動作方法。
【請求項3】
前記充電決済承認要請には決済情報が含まれることを特徴とする、請求項2に記載のスレーブ充電装置の動作方法。
【請求項4】
前記決済情報は決済方式、決裁者の個人情報、決済金額、電気自動車に充電する電気容量のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載のスレーブ充電装置の動作方法。
【請求項5】
前記充電が完了されると充電完了メッセージを予め設定された端末機に伝送するステップを更に含む、請求項1に記載のスレーブ充電装置の動作方法。
【請求項6】
少なくとも一つのスレーブ充電装置と連結されるマスター充電装置の動作方法において、
前記スレーブ充電装置から決済情報を受信するステップと、
前記決済情報を含む決済承認要請メッセージを決済サーバーに伝送するステップと、
前記決済サーバーから前記決済承認要請メッセージに対応する決済承認メッセージを受信するステップと、
前記決済承認メッセージに応じて前記スレーブ充電装置のうち前記決済情報の対象となるスレーブ充電装置に電気自動車の充電指示を伝送するステップと、
を含み、
前記スレーブ充電装置は、前記マスター充電装置との通信のための内部通信モジュール、端末通信モジュール、制御部及び電源供給装置を備え、前記マスター充電装置は、前記スレーブ充電装置が備えないディスプレー部、決済モジュール、外部通信モジュールをさらに備え、
一つのマスター充電装置は、内部通信網を介して複数個のスレーブ充電装置のうちの一つと通信して充電動作を行い、
前記決済モジュールは、RFIDリーダー機、クレジットカード決済機および現金決済機のうちいずれか一つを有する、マスター充電装置の動作方法。
【請求項7】
前記スレーブ充電装置から受信される決済情報は、
前記スレーブ充電装置と連結された端末機から要請される前記電気自動車の充電量に基づいて伝送されることを特徴とする、請求項6に記載のマスター充電装置の動作方法。
【請求項8】
前記決済情報を受信するステップは、
決済情報入力ウィンドウをディスプレーするステップと、
前記ウィンドウを介して決済情報を入力するステップと、
を更に含む、請求項6に記載のマスター充電装置の動作方法。
【請求項9】
前記決済承認メッセージ及び前記決済承認要請メッセージは、前記決済サーバーと外部通信網を介して送受信される、請求項6に記載のマスター充電装置の動作方法。
【請求項10】
前記決済情報は、該当スレーブ充電装置から内部通信網を介して受信される、請求項6に記載のマスター充電装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気充電装置及びその制御方法に関するものであり、より詳しくは、車両用電気充電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
地球の環境汚染問題が日ごとに深刻になっている近頃、無公害エネルギーの使用は次第に重要性が増している。特に、大都市の大気汚染問題は日増しに深刻になっており、車両の排気ガスはその重量な原因の一つである。このような状況で、無公害エネルギーである電気を動力源に使用するいわゆる電気車両を実用化するための研究が最近活発に進められている。電気車両は外部から電気エネルギーを供給されてそれをバッテリに充電した後、バッテリに充電された電圧で車輪と結合されたモータを介して機械的エネルギーである動力を得る。即ち、電気車両はバッテリに充電された電圧でモータを駆動させるべきであるため大容量の充電式バッテリを使用する。また、大容量の充電式バッテリを充電するためには別途の電気充電装置が必要である。
【0003】
電気充電装置は充電時間によって急速充電器と緩速充電器とで区分される。急速充電器は給油所のように走行中緊急に充電するためのところに設置され、充電時間は約20分ぐらい要する。一方、緩速充電器は駐車場やショッピングモールなど長時間の駐車が予想されるところに設置され、充電時間は約5時間ぐらい要する。
【0004】
また、従来には全ての構成品を含む電気充電装置のみを製作又は運用していて費用上の問題があった。
【0005】
また、従来には電気自動車を充電する場合、充電装置が設置されたところでのみ充電要請のような制御入力を行うことができたため、電気自動車を充電するためにはユーザが充電装置が設置されているところまで移動して電気自動車の制御入力を行わなければならないという不便があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、マスター充電装置とスレーブ充電装置を利用して電気自動車を充電する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例によるスレーブ充電装置の動作方法において、充電対象装置との連結可否を確認するステップと、マスター充電装置から前記充電対象装置に対する充電指示を受信するステップと、前記マスター充電装置から受信される決済情報に基づいて前記充電対象装置を充電するステップと、を含む。
【0008】
また、本発明の実施例によるマスター充電装置の動作方法において、スレーブ充電装置から決済情報を受信するステップと、前記決済情報を含む決済承認要請メッセージを決済サーバーに伝送するステップと、前記決済サーバーから前記決済承認要請メッセージに対応する決済承認メッセージを受信するステップと、前記決済承認メッセージに応じて前記スレーブ充電装置のうち前記決済情報の対象となるスレーブ充電装置に電気自動車の充電指示を伝送するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施例によると、マスター充電スタンドに決済情報が入力されるとマスター充電スタンドは決済サーバーに決済承認を要請し、マスター充電スタンドが決済サーバーから決済承認を受けるとそれに基づいてスレーブ充電スタンドに充電を指示する過程を介してスレーブ充電スタンドを利用して電気自動車を充電することができる。
【0010】
本発明の実施例によると、端末機に決済情報が入力されると端末機は決済情報をスレーブ充電スタンドに伝送し、スレーブ充電スタンドは決済情報をマスター充電スタンドに伝送する。マスター充電スタンドは決済サーバーに決済承認を要請し、マスター充電スタンドが決済サーバーから決済承認を受けるとそれに基づいてスレーブ充電スタンドに充電を指示する過程を介してスレーブ充電スタンドを利用して電気自動車を充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例によるネットワークトポロジーを示す図である。
図2】本発明の実施例による電気充電装置のブロック図である。
図3】本発明の実施例による電気充電方法に対するシーケンス図である。
図4】本発明の他の実施例による電気充電方法に対するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では添付した図面を参照し、本発明の実施例に対して本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施し得るように詳しく説明する。しかし、本発明は様々な相異なる形態に具現されてもよく、ここで説明する実施例に限定されることはない。そして、本発明を明確に説明するために説明と関係のない部分は図面から省略しており、明細書全体を通して同様の部分に対しては同様の図面符号を付けている。
【0013】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」という際、これは特に反対する記載がない限り、ある構成要素を除くことではなく他の構成要素を更に含むということを意味する。
【0014】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという際、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中に他の素子を介在して「電気的に連結」されている場合も含む。
【0015】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾語である「モジュール」及び「部」は明細書を容易に作成するためにのみ付与されるか混用されるものであり、それ自体で互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施例によるネットワークトポロジーを示す図である。
【0017】
図1に示したように、本発明の実施例によるネットワークトポロジーは内部通信網10、外部通信網20、マスター充電スタンド100、スレーブ充電スタンド200、端末機300、決済サーバー400及び電気自動車500を含む。
【0018】
内部通信網10は有線又は無線でマスター充電スタンド100とスレーブ充電スタンド200との間に情報を交換する環境を提供する。
【0019】
外部通信網20は有線又は無線でマスター充電スタンド100と決済サーバー400との間に情報を交換する環境を提供する。
【0020】
図2は、本発明の実施例による電気充電装置のブロック図である。
【0021】
図2を参照して本発明の実施例による電気充電装置を説明する。
【0022】
マスター(Master)充電スタンド100は、ディスプレー部110、決済モジュール120、内部通信モジュール130、外部通信モジュール135、制御部140及び電源供給装置150を含む。図2に示した構成要素は必須ではなく、それより多い構成要素を有するか少ない構成要素を有するマスター充電スタンド100が具現されてもよい。
【0023】
ディスプレー部110は、マスター充電スタンド100で処理される情報を表示(出力)する。ディスプレー部110は、端末機300とスレーブ充電スタンド200間の連結状態又は電気自動車とスレーブ充電スタンド200間の連結状態を表示する。ディスプレー部110は決済情報又は充電に関する情報を表示する。ディスプレー部110は液晶ディスプレー(Liquid Crystal Display,LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(thin film transistor−liquid crystal disply,TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode,OLED)、フレキシブルディスプレー(flexible display)、3次元ディスプレー(3D display)のうちから少なくとも一つを含む。
【0024】
ディスプレー部110とタッチ動作を感知するセンサ(以下、「タッチセンサ」と称する)が互いにレイヤー構造を成す場合(以下、「タッチスクリーン」と称する)、ディスプレー部110は出力装置以外に入力装置としても使用される。タッチセンサは、例えばタッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形を有する。本明細書ではディスプレー部110を入力装置として説明しているが、それに限ることはない。マスター充電スタンド100は別途の入力装置を含んでもよい。
【0025】
タッチセンサはディスプレー部110の特定部位に加えられた圧力又はディスプレー部110の特定部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換するように構成される。タッチセンサはタッチされる位置及び面積だけでなく、タッチの際の圧力までも検出するように構成される。
【0026】
タッチセンサに対するタッチ入力がある場合、それに対応する信号はタッチ制御器に送られる。タッチ制御機はその信号を処理した後、対応するデータを制御部140に伝送する。これで、制御部140ではディスプレー部110のどの領域がタッチされたのかが分かる。
【0027】
決済モジュール120はRFIDリーダー機、クレジットカード決済機、現金決済機又はその他の決済手段のうちいずれか一つを含む。
【0028】
内部通信モジュール130は近距離通信、無線通信又は有線通信を行う。内部通信モジュール130は、内部通信網10を介してスレーブ充電スタンド200と情報を共有する。より詳しくは、内部通信モジュール130は内部通信網10を介してスレーブ充電スタンド200の内部通信モジュール210と情報を共有する。
【0029】
外部通信モジュール135は、外部通信網20を利用して決済サーバー400と情報を共有する。より詳しくは、マスター充電スタンド100は外部通信網20を利用して決済サーバー400に決済承認を要請する。決済サーバー400は、外部通信網20を利用してマスター充電スタンド100に決済承認のメッセージを伝送する。
【0030】
制御部140はマスター充電スタンド100の全般的な動作を制御する。例えば、スレーブ充電スタンド200又は決済サーバー400間の通信などのための制御を行う。
【0031】
電源供給装置150は電気充電が必要な装置に電気を供給する。本発明の実施例によると、電源供給装置150は電気自動車500に電気を供給する。
【0032】
スレーブ(Slave)充電スタンド200は、内部通信モジュール210、端末通信モジュール215、制御部220及び電源供給装置150を含む。図2に示した構成要素は必須ではなく、それより多い構成要素を有するかそれより少ない構成要素を有するスレーブ充電スタンド200が具現されてもよい。また、本発明の実施例によると、スレーブ充電スタンド200は多数が同時に運営されてもよい。また、本発明の実施例によると、マスター充電スタンド100とスレーブ充電スタンド200は一対多数の関係にある。スレーブ充電スタンド200は、マスター充電スタンド100に比べ、ディスプレー部110、決済モジュール120、外部通信モジュール135を含まなくてもよい。スレーブ充電スタンド200はマスター充電スタンド100より低価であってもよい。よって、全ての構成品が含まれたマスター充電スタンド100の代わりにスレーブ充電スタンド200を使用することでコスト節減効果をもたらすことができる。
【0033】
内部通信モジュール210は近距離通信、無線通信又は有線通信を行う。内部通信モジュール210は、内部通信網10を介してマスター充電スタンド100と情報を共有する。より詳しくは、内部通信モジュール210は内部通信網10を介してマスター充電スタンド100の内部通信モジュール130と情報を共有する。
【0034】
スレーブ充電スタンド200は、端末通信モジュール215を利用して端末機300と情報を共有する。この際、別途の通信網を利用するか近距離無線通信技術を利用してもよい。近距離無線通信はブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA,infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee)、DLNA(Digital Living Network Alliance)などの通信規格であってもよく、無線ネットワークとの接続のために、例えばWLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)通信規格などが使用されてもよい。スレーブ充電スタンド200が近距離無線通信を利用して端末機300と通信する際、端末通信モジュール215は近距離通信モジュールであってもよい。
【0035】
制御部220はスレーブ充電スタンド200の全般的な動作を制御する。例えば、マスター充電スタンド100又は端末機300間の通信などのための制御を行う。
【0036】
端末機300はスレーブ充電スタンド200と連結されてスレーブ充電スタンド200を制御する。
【0037】
図3は、本発明の実施例による電気充電方法に対するシーケンス図である。
【0038】
図3を参照して本発明の実施例による電気充電方法を説明する。
【0039】
スレーブ充電スタンド200の制御部220は電気自動車500とスレーブ充電スタンド200の電源供給装置150が連結されることを確認する(S101)。本明細書では電気自動車500を例に挙げているが、これに限らず電気充電が必要な機器に代替してもよい。
【0040】
マスター充電スタンド100の制御部140はディスプレー部110を介してスレーブ充電スタンド200の選択ウィンドウをディスプレーする(S102)。
【0041】
マスター充電スタンド100の制御部140はスレーブ充電スタンド200の選択入力を受信する(S103)。本発明の実施例によるとマスター充電スタンド100とスレーブ充電スタンド200は一対多数の関係にあるため、ユーザはスレーブ充電スタンド200の選択入力を介して自らの電気自動車500に連結されたスレーブ充電スタンド200を選択することができる。
【0042】
マスター充電スタンド100は決済情報を入力するウィンドウをディスプレーする(S104)。本発明の実施例による決済情報は、決済方式、決裁者の個人情報、決済金額、電気自動車に充電する電気容量などを含む。
【0043】
マスター充電スタンド100の制御部140は決済情報に対するユーザの入力を受信する(S105)。
【0044】
マスター充電スタンド100の制御部140は外部通信モジュール135を介して決済サーバー400に決済承認を要請する(S107)。決済承認要請には決済情報が含まれる。
【0045】
決済サーバー400は、決済承認要請に対する応答としてマスター充電スタンド100に決済承認のメッセージを伝送する(S109)。決済承認メッセージには決済情報が含まれる。
【0046】
マスター充電スタンド100が決済サーバー400から決済承認メッセージを受信すると、マスター充電スタンド100は内部通信モジュール130を介してスレーブ充電スタンド200に電気自動車500の充電を指示する(S111)。この際、充電は決済情報に基づく。
【0047】
スレーブ充電スタンド200の制御部220は、電源供給装置150を介してスレーブ充電スタンド200と連結された電気自動車500を充電する(S113)。この際、スレーブ充電スタンド200が充電する電気の量はマスター充電スタンド100が入力された決済情報に応じる。
【0048】
スレーブ充電スタンド200は、充電が完了されると充電完了メッセージを端末機300に伝送する(S115)。この際、スレーブ充電スタンド200は端末通信モジュール215を利用して充電完了メッセージを伝送してもよい。
【0049】
図4は、本発明の他の実施例による電気充電方法に対するシーケンス図である。
【0050】
図4を参照して本発明の他の実施例による電気充電方法を説明する。
【0051】
スレーブ充電スタンド200の制御部220は電気自動車500とスレーブ充電スタンド200の電源供給装置150が連結されることを確認する(S201)。本明細書では電気自動車500を例に挙げているが、それに限らず電気充電が必要な機器に代替してもよい。
【0052】
スレーブ充電スタンド200の制御部220は端末機300と連結されることを確認する(S203)。本発明の実施例によるスレーブ充電スタンド200と端末機300との連結はアプリケーション(Application)又はその他のプログラムを利用してもよい。
【0053】
マスター充電スタンド100がスレーブ充電スタンド200の端末機300との連結お知らせを受信すると、マスター充電スタンド100は決済承認要請受信待機状態になる(S207)。
【0054】
図示していないが、端末機300はディスプレー部を含む。また、端末機300はディスプレー部を介してタッチ入力を受信するか別途の入力手段を含んでもよい。端末機300はディスプレー部を介して端末機300の情報などをディスプレーする。
【0055】
端末機300は決済情報を入力するウィンドウをディスプレーする(S209)。本発明の実施例による決済情報は、決済方式、決裁者の個人情報、決済金額、電気自動車に充電する電気容量などを含む。
【0056】
端末機300は決済情報に対するユーザの入力を受信する(S211)。
【0057】
端末機300はスレーブ充電スタンド200に決済承認を要請する(S213)。この際、決済承認要請には決済情報が含まれる。
【0058】
スレーブ充電スタンド200が端末機300から決済承認要請を受けると、スレーブ充電スタンド200の制御部220は外部通信モジュール135を介して決済サーバー400に決済承認を要請する(S215)。この際、決済承認要請には決済情報が含まれる。
【0059】
マスター充電スタンド100がスレーブ充電スタンド200から決済承認要請を受けると、マスター充電スタンド100の制御部140は外部通信モジュール135を介して決済サーバー400に決済承認を要請する(S217)。この際、決済承認要請には決済情報が含まれる。
【0060】
決済サーバー400は、決済承認要請に対する応答としてマスター充電スタンド100に決済承認のメッセージを伝送する(S219)。この際、決済承認メッセージには決済情報が含まれる。
【0061】
マスター充電スタンド100が決済サーバー400から決済承認メッセージを受信すると、マスター充電スタンド100は内部通信モジュール130を介してスレーブ充電スタンド200に電気自動車500の充電を指示する(S221)。
【0062】
スレーブ充電スタンド200の制御部220は、電源供給装置150を介してスレーブ充電スタンド200と連結された電気自動車500を充電する(S223)。この際、スレーブ充電スタンド200が充電する電気の量は決済情報に基づく。
【0063】
スレーブ充電スタンド200は、充電が完了されると充電完了メッセージを端末機300に伝送する(S225)。この際、スレーブ充電スタンド200は端末通信モジュール215を利用して充電完了メッセージを伝送してもよい。
【0064】
上述のようにマスター充電スタンド100、スレーブ充電スタンド200及び端末機300は上述した実施例の構成と方法が限られて適用されるのではなく、前記実施例は多様な変更が行われるように各実施例の全部又は一部が選択的に組み合わせられて構成されてもよい。
【0065】
これまで本発明による具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることはもちろんである。よって、本発明の範囲は説明された実施例に限って決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。
図1
図2
図3
図4