(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記通路部の入口および/または出口に配置された指示手段を含み、前記指示手段の初期状態は、前記「第1の位置」から前記「中間位置」への通過、前記「中間位置」から前記「最終位置」への通過にあたり、それぞれ変更され、状態の変化が視覚的に知覚可能である、
請求項5に記載の皿。
【背景技術】
【0002】
ある具体的な実施形態において、特にこのペトリ皿は、蓋の周囲のいくつかの突起部または指部の存在、および蓋の突起部を受け止める容器の周囲の「取付点」がある。
【0003】
微生物学的な分析手法の分野における当業者は、微生物を培養するために異なるサイズのペトリ皿(直径が概して50mmから150mm)を使用する。これらのペトリ皿を作るための最も一般的な材料は、結晶性ポリスチレン(PS)等、透明プラスチック材料である。
【0004】
2つの一般的なタイプのペトリ皿、すなわち、耳部を持つペトリ皿であって、蓋が載るこのペトリ皿の容器が突起部を有し、したがって、ペトリ皿の内部空間とのガス交換を可能にする、ペトリ皿、およびガスがペトリ皿の内部空間とのガス交換を許容しない耳部のないペトリ皿がある。
【0005】
当業者は、微生物学的な培養のためのガス交換を扱う利点を知っている。
【0006】
これらの耳部によって満たされる機能の例として、以下の記載がなされる:
− ペトリ皿の容器への栄養基質(ゲロース)の熱い充填と同時にペトリ皿を乾燥させるために必要なガス交換、
− 嫌気性細菌を培養するためのペトリ皿の内部空間の大気内に存在する酸素の置換を可能にする換気。
【0007】
耳部のないペトリ皿の場合、蓋は下方容器に直接載るので、ガス交換を制限する。この場合、栄養基質の乾燥度は低く、したがって、栄養基質がより長期間保存されることを可能にする。
【0008】
耳部のないことはまた、乾燥度のないペトリ皿の培養時間の増加を可能にし、したがって、「ストレスを加えられた」微生物の良好な成長または遅い成長を保証する。
【0009】
ある種のペトリ皿はさらに、サンプリング後の続いて起こる汚染のリスクを限定するために、ペトリ皿がひとりでに開かないように、ペトリ皿がサンプリング後にロックシステム(機械的な締め付けまたは回転またはクリップ止めによる機械的なロックによって取り付けられる蓋)を通じて閉じられることを可能にする。
【0010】
本発明の範囲内で、「サンプリング」の用語は次の定義を有する:
− 表面検査の場合、サンプリングは、ペトリ皿に含まれるゲロース(栄養基質)を検査されることになる表面に付けることから成る;
− 空気検査の場合、サンプリングは、検査されることになる空気をゲロース上に(詰め込みまたはペトリ皿上の空気の受動的な沈降によって)集めるために、ペトリ皿を解放することから成る;
− 生成物または微生物および培養物の微生物学的な検査の場合、内容は、株を持つゲロースまたは培養されることになる産物を植え付けることである。
【0011】
しかし、今まで提案された解決法が落下または異物混入の場合のこの皿のロックを可能にする場合、培養のために受け取られるペトリ皿が開封されていないことを保証することが不可能であり、したがって、結果の保証および「再汚染」のないことを保証することが不可能であり、実際、偽陽性結果を誘発する。
【0012】
このようなペトリ皿の例は特許文献1に示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、これらの問題を解決することを目的とする。
【0015】
言い換えると、本発明の目的は、容器に対して蓋に(またはその反対に)実行された異なる取扱作業、特に蓋が事前にロックされているとき、いくらかの追跡可能性を確保することを可能にするペトリ皿を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
したがって、例として、蓋および容器がガス交換を防ぐ位置にある一方、誤った操作の操作者に、誤った操作中、この蓋およびこの容器が分離されたであろうことを、そして初期位置に戻されたであろうことを直ちに知らせるペトリ皿に対する期待が存在する。
【0017】
したがって、本発明によれば、容器および追加の蓋から成り、この容器および追加の蓋の両方は、回転体形状を有するとともにそれぞれ底壁および少なくとも1つの周壁によって区切られる、ペトリ皿を扱い、
− 容器または蓋の壁はそれぞれ、概して底壁と平行であり、蓋または容器の壁に向かってそれぞれ半径方向に突出する、少なくとも2つの等角度の間隔にある指部を有し、
− 一方、指部の無い壁は、この指部を受けることができるカム経路を備える同じ数のロック部材を有し、
− この容器およびこの蓋は、以下に示される異なる連続する位置のいずれか1つを選択的に取り得る:
a/ この指部がこのロック部材に受けられていない、「第1の位置」、いわゆる「事前にロックされていない」位置;
b/ 以下から選択される少なくとも1つの「中間位置」:
− この指部がこのロック部材に受けられ且つ容器が蓋と密接に接触するので、容器および蓋が区切る内部空間が外部の媒質から隔離される、「非換気ロック」位置、および、
− この指部がこのロック部材に受けられる且つ容器が蓋と密接に接触しないので、容器および蓋が区切る内部空間が外部の媒質から隔離されていない、「ロックされるとともに換気された」位置;
c/ この指部がこのロック部材から解放されかつこの蓋の持上げを可能にする、「最終位置」、いわゆる「読み出し」位置、
1つの位置から次の位置への通過は、同じ方向での、少なくとも容器に対する蓋の相対回転によって達成される。
【0018】
このペトリ皿は、ロック部材が、「中間位置」にある指部をブロックするための少なくとも1つの手段を有する点で優れており、この手段は「第1の位置」への戻りを阻む一方次の位置への通過を許容する。
【0019】
このブロック手段の存在によって、容器および蓋を以前の位置に戻すことは通常可能ではない。この「ロック」は、操作者のペトリ皿が「中間位置」にある「状態」を確実にする。
【0020】
さらに、他の利点および限定されない特徴によれば:
− ブロック手段は抗戻りラチェットであり;
− 指部は、ラチェットに対する当接部を形成することができる、内角を形成する領域を有し;
− 抗戻りラチェットは退避可能であり;
− カム経路は、壁自体および壁に固定された材料の「耳部」によって区切られ、この壁部およびこの「耳部」は横方向に、すなわち、指部の相対変位の方向に概して直角の方向に沿って、指部が入るとともに指部をカム経路に沿って「第1の位置」と「最終位置」との間で案内する通路部を区切り;
− 通路部の入口または出口に配置された指示手段を含み、指示手段の初期状態は、「第1の位置」から「中間位置」への通過、「中間位置」から「最終位置」への通過にあたり、それぞれ変更され、この状態の変化は視覚的に知覚可能であり;
− 指示手段は、壁および耳部に固定された少なくとも1つのタブを有し、このタブは、変更された状態において、壁および耳部の一方から離され;
− 変更された状態において、タブは耳部に固定され且つ持上げられた位置で動けなくされ;
− 耳部は外側に、すなわち、蓋と概して反対の方向に退避可能であり;
− 他の壁は突出部を有し、この突出部は、「中間位置」から「最終位置」への通過にあたり、耳部に力を与えるとともに耳部を格納する。
【0021】
本発明の他の特徴および利点は、以下の好適な実施形態の詳細な記載を読むことによって明らかになるであろう。
【0022】
この記載は添付の図面を参照して行われる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明によるペトリ皿の第1の実施形態の詳細を示すために
図1乃至15が目下参照される。
【0025】
図1、3および5により詳しく見えるように、ペトリ皿1は、容器2および蓋3から成り、例えば両方は、結晶性ポリスチレン等、透明プラスチック材料である。
【0026】
容器2は、回転体形状を有するとともに円形の輪郭を持つ底部20を含み、この底部の上面は平面であるとともにこの底部の周囲は第1の壁22、いわゆる「内壁」によって垂直に区切られる。
【0027】
特に
図3に見えるように、この壁22は、その外面に、小さい柱の形状および後述される機能を有する小さい過大厚み部220を有する。
【0028】
底部20は、周辺経路23を形成するために、第1の壁を越えて半径方向に続き、周辺経路23自体は、壁22、および、概して円筒形状を持つ第2の壁21、いわゆる「外壁」によって区切られる。
【0029】
外壁21は、底部20と平行な、210として参照される平面によって実現されるその上部が、第1の壁22の上部より低い高さに位置付けられるような寸法を有する。
【0030】
他方、この外壁21は、底部20を越えて続く。言い換えると、外壁は底部20および周辺経路23を越えて下方に続く。
【0031】
図2および4を調べることによって明らかに見られ得るが、外壁21は、局所的な領域に、その見積もられる高さが著しく減らされた切欠部211を有することが見られる。
【0032】
この場合、図示された実施形態では、これらの切欠部は、数が3つであるとともに互いに等角度の間隔にある。それらは、柱220を形成する過大厚み部に面して配置されているのが見られる。
【0033】
これらの切欠部211は、
図2および4を考慮するとき、これらの図の右から左に、下方傾斜部を持つ直線部分212、前述の経路23と同じ高さにある水平かつ平面部分213、を伴って形成される。
【0034】
この切欠部は、上方傾斜部を持つ湾曲領域214に続き、この上方傾斜部は、2つの連続する凸領域216を通って続き、この2つの連続する凸領域216は凹所215を囲む。
【0035】
最終的に、2つの領域217および上方傾斜部を持つ218は、初めと同じ高さにおいて、壁21の上部210に接続する。
【0036】
これらの部分および領域212乃至218の全てがカム経路CCを形成する。
【0037】
これらの切欠部領域、特に領域214と215との間において、容器2と共に成形によって作られ、壁21に柱50を介して接続される「耳部」5は、垂直に立ち上がる。この実施形態では、柱は、例えば、その基部を初めから終わりまで横方向に延びる溝として、機械的に弱くなった部分500を含む特殊性を有する。
【0038】
耳部5の本体51は、概して壁の方向である方向に沿って、この柱に接続される。
【0039】
カム経路CCおよび耳部5は、通路部COを区切るとともに、ロック部材Vを形成する。
【0040】
その「上流」部分において、
図4の右に向かって曲げられるこの本体51は、本体51に固定されるが容器2にも固定されるタブ52とともに延長される。
【0041】
このタブは、後述されるように、壁21からまたは耳部5から分離された、変更された状態を有することができる特殊性を有する。好ましくは、この変更された状態では、タブ52は、耳部5に固定されるとともに持上げられた位置で動けなくされる。
【0042】
本体51はさらに、湾曲した上向きの傾斜部を有する前述の領域214に向かって、斜め下方に向けられた抗戻りラチェット53を含む。
【0043】
後に説明中に、この抗戻りラチェットの構造および動作を、再度参照する。
【0044】
本体51のいわゆる「下流」の反対側の端部もまた、52として参照されるとともに既に記載されたものと同じ特性を有するタブ54を含む。
【0045】
今、特に
図5を参照すると、蓋3は、周壁31の外面に、4として参照されるとともに図示された実施形態では数が3つである、等距離にある指部を有する。
【0046】
指部4は、半径方向外向きに突出するとともに水平に延びる。それらは、壁31の下端に沿って、壁31のすぐ下に位置する。
【0047】
図2および4により詳細に見えるように、この指部は、内角40を持つ、実質的に卵形の断面を有し、この機能は後述される。異なる実施形態では、断面は円であり得る。
【0048】
内角40は、指部4の右上4分の1に設けられた切込部41に位置される。
【0049】
各指部からそう遠くない所に、実質的に垂直な柱310が延び、この柱は壁31とともに全体を形成するとともに過大厚み部を形成する。
【0050】
この過大厚み部の基部では、312として参照される切取り面を有する突出部311が半径方向外向きに延びる。
【0051】
図5および6により詳細に示されるように、突出部311は、隣接する指部4の高さより僅かに上の高さに位置されるとともに、この図が考慮されるとき、指部の右に配置される。
【0052】
容器の壁22および蓋の壁31のそれぞれの高さは、この蓋3が、壁31の下端を介して、壁21と22との間で、容器の底部23に載り得るようになる。これは、
図1に示された位置である。
【0053】
これから、このようなペトリ皿がどのように使用されるかを説明する。
【0054】
この場合、容器および蓋が互いに対して取ることが出来る4つの位置を続けて説明するとともに、前述の基材の部分がどのように互いに協動するかについての方法にも戻って参照する。
【0055】
このようなペトリ皿が使用されるとともにゲロースまたは栄養基質を収容する前でも、ユーザは第1の位置と呼ばれるとともに「事前にロックされていない」と言われる位置にあるこのペトリ皿を受け取る。
【0056】
この位置において、蓋は、3つの指部4が壁21に載るように、容器2の上に位置決めされる。
【0057】
この位置は、
図8において破線の外形線によって示されるとともにP1として示される。
【0058】
このような位置では、指部4は「自由に移動できる」とともに、蓋3は、壁31の内面が僅かな摩擦を内壁22が備える柱220に生じさせるという事実によって、容器2に保持されるだけである。
【0059】
一度蓋の取り外しおよびサンプリング操作を進めた後、蓋3は再配置され、わずかな回転を超える回転が、最初に壁21の上部に当接する指部が切欠部211の傾斜部212を下がるとともに領域213に載るように、蓋に伝達される。
【0060】
同じ方向に(
図8の矢印f)この動きを続けることによって、指部は耳部5に一体化されたロック手段に掛かる。
【0061】
より具体的には、
図2、9および10を参照すると、この回転運動は、指部4のそれぞれがタブ52のすぐ前(
図2の位置)で対応する耳部5に面して位置決めされるまで、蓋に伝達される。
【0062】
移動を続けることによって、タブ52によって形成されるこの標識は、
図9に示されるように、持上げられるように、押されるとともに壁31から切り離される。
【0063】
タブ52の状態のこの変化は、したがって、蓋3および容器2がもはや、いわゆる「事前にロックされていない」[第1の位置]にはないが「中間位置」にあるという事実を視覚的に説明する可能性を与える。
【0064】
本発明によれば、ペトリ皿をロックするための部材Vは、中間位置にある指部4をブロックするための手段を含み、この手段は、「第1の位置」への戻りに抗する一方、次の位置に移動することを許容する。
【0065】
この場合、
図10を参照すると、移動が同じ方向に続けられるとき、指部4の上部は、指部が抗戻りラチェット53の後ろに移動するまで抗戻りラチェットを持上げ、このラチェットは内角40内に収容される。ここで、
図8のPI1として参照される「非換気のロックされた」、「中間位置」が認められる。
【0066】
このロック位置では、壁31は容器2の底部(周辺経路23)に接触するので、ペトリ皿の内部空間は外部媒体から隔離される。
【0067】
この中間位置では、抗戻りラチェット53は、最初に与えられた移動と反対の方向の指部4の移動に抗する。
【0068】
したがって、ある人は、ペトリ皿の位置がロックされていることを、常に外側から見ることができる方法で確信する。
【0069】
不注意に、操作者が蓋3および容器2を先行の位置PIに戻そうとする場合、彼/彼女は、次に、抗戻りラチェットを退避させることによって、抗戻りラチェットに対抗せざるを得なくなる。
【0070】
「退避される」の用語によって、ラチェットが、特に、ジョイントを形成する機械的に弱くなった部分のために、持上げられることによって、もはや指部4の移動に抗しない位置にされ得ることが意味される。
【0071】
しかし、このような操作が実行された場合、ラチェットの持上げられた位置は直ちに実行されている操作に関する情報を与える。
【0072】
本明細書に示されている場合において、これは必須ではないが、指部4は常にロック部材Vに受けられるが、容器2はもはや蓋3と密接に接触しないので、それらが区切る内部空間がもはや外部媒体から隔離されない、他の中間のいわゆる「ロックされるとともに換気される」位置にするように、指部4をさらに移動させることが可能である。
【0073】
この位置は、
図11および13に示されるとともに、蓋を同じ方向に常に移動させることによっておよび並進上方移動(矢印gおよびh)を追加的に与えることによって得られる。
【0074】
この移動で、指部は、指部が両凸部216により囲まれる領域215によって実現される安定位置になるように、傾斜部214の後ろに移動し得る。
【0075】
これはこの実施形態に示されていないが、第1の位置PI1への戻りに抗する一方、この中間位置PI2にある指部をブロックする手段を形成するように、耳部5がこの領域において既述のラチェット53と同様のラチェットを有することを想定することが十分可能である。
【0076】
この中間位置PI2において、蓋は、領域215と領域213との間の高さの差に対応する高さeだけ持上げられ、この間隔eはペトリ皿の内部を換気するように機能する。
【0077】
培養が終了し、操作者が容器の内部に直接アクセスするために蓋の取り外しを始めることを望むとき、彼/彼女は、容器2の蓋3を最終的ないわゆる「読み出し」位置にさせ、この位置では、指部4はロック部材Vから解放されるとともに蓋3の持上げを可能にする。
【0078】
これは重ねて、蓋3の底部2に対する、常に同じ方向の回転および相対移動によって達成される。これを行うことによって、各指部4は第2のタブ54に逆らって押し進み、第2のタブの初期状態は変更されるとともに、第2のタブは、持上げられた位置で、耳部5に固定されたままで、退避する。再び、ある位置から他の位置への通過は視認可能であるとともに確認され得る。
【0079】
この操作中、
図11、14および15の比較によってより詳しく示されるように、柱310のそれぞれによって与えられる突出部311は、対応する耳部5と干渉し、この耳部は、低抵抗領域500のために、外側に曲がるとともに退避する。
【0080】
したがって、この退避位置は、前の中間位置から最終位置への通過の疑いのない標識である。
【0081】
この位置が操作の誤りで不注意に得られた場合、耳部5の動作は直ちにペトリ皿の状態に関する情報を与える。この状態は、この件の必要条件に適合していないので、自動的に処分されることを可能にし得る。
【0082】
上述のように、この実施形態では、2つの中間のいわゆる「換気された」および「非換気」位置が与えられる。
【0083】
しかし、これらの中間位置の一方が得られることを可能にするだけのペトリ皿を想定することが可能である。
【0084】
図4Aの容器は、実質的に、前述の図の容器と同じ構造を示す。
【0085】
しかし、「耳部」5は基本的に、前述の実施形態の耳部と、耳部の上面の形状が異なり、この上面は、壁21の端部に向かって斜めに向けられる端部501を持つ、曲げられた形状を有する。
【0086】
さらに、第2のタブ54は、端部501に連続して延びる。
【0087】
このように、力へのより大きい耐性がこのタブに与えられるので、このタブは、自発的に付勢されるときにのみ退避する。
【0088】
さらに、ペトリ皿の蓋が容器に置かれるとき、指部4は耳部5の上流ではないが、下流に位置されるかもしれない。この場合、矢印Zによって示されるように、蓋の容器に対する反時計方向への回転を実行することによって、指部4は、跳ね板として作用する、タブ54に沿って変位される。
【0089】
図16乃至23では、ペトリ皿の第2の実施形態が記載される。
【0090】
ペトリ皿の第2の実施形態は、特に容器2の構造に関して、既に記載された実施形態に非常に類似する。
【0091】
この場合、底壁20は、リング状周辺経路23によって離された、2つの外側21および内側22円筒壁に接続される。
【0092】
3つの等角度の間隔にある領域において、外側壁21は、壁の厚みに、開口Oを介して壁の上部を通ってアクセス可能な3つのカム経路CCが作られた切込部、を有する。
【0093】
特に、
図17に見えるように、カム経路CCは、壁21とともに同じ材料で作られた耳部5’によって、上方を区切られる。
【0094】
前述の開口Oの反対側には、この耳部5’は、部分的な切込部8を有するとともに、80として参照される小さい材料片を通じて壁の残部にただ取り付くだけである。
【0095】
この図にさらに示されるように、この容器は抗戻りラチェット7としてのブロック手段を含む。この抗戻りラチェットは第1の実施形態のように耳部5’内に一体化されていないが、両方の前述の壁を分ける経路23において延びる。
【0096】
ラチェットは、湾曲した輪郭を持つ通路9によって外側壁から分離される。この湾曲した輪郭の機能は説明される。
【0097】
図18および19には、ちょうど記載された容器と協働することが意図される蓋3が見える。
【0098】
前の実施形態のように、この蓋は、底壁30および周壁31を含む。
【0099】
3つの等角度の間隔にある領域において、壁31の外側バリアは追加仕切壁6を有し、この追加仕切壁の本体60は壁31から一定の距離に置かれ、この追加仕切壁は壁に2つの対向するタブ61を介して接続される。
【0100】
本体60の湾曲および厚さは実質的に、遊びの範囲内で、
図17を参照して説明された通路9を形成する空間の寸法に対応する
壁31から追加仕切壁6を通って指部4は延び、厳密に言えば、壁と追加仕切壁との間に位置される部分が42として参照される一方、外側突出部を形成する端部は43として参照される。
【0101】
指部4の寸法は、指部がこのために位置決めされたときに、指部が前述のカム経路の開口Oに掛かるように、与えられる。
【0102】
こうすることによって、蓋が容器に対して移動されるとすぐに、ラチェット7は、容器2および蓋3の前の位置への、すなわち「第1の位置」への戻りに抗する。
【0103】
しかし、この方向にかなりの進行力がもたらされる場合、ラチェットは、退避させられること、または破壊さえされることがもたらされる。この特性によって、人はペトリ皿の操作の可視標識を有する。
【0104】
容器に対する蓋は、所望の位置の全てあるようにされ、その後、それらを既に記載された指部4がもはやロックされることがなく蓋3の持上げを許容する最終位置にすることが試みられる。
【0105】
これは、指部が、前述の切込部(部分的な切込部8)にちょうど面している、カム経路CCの端部に見られるときに蓋の持上げによって可能にされる。
【0106】
この領域の低い機械的強度のために、少なくとも部分的に耳部5’を壁21から分離させることが可能であり、指部4の解放を可能にする。
【0107】
その結果、人は、ペトリ皿が与えられた時点において、最終的ないわゆる「読み出し」位置にあるという視覚的な情報を持つ。
【0108】
これらの状況下において、指部が再びカム経路CCに掛けられたとしても、耳部5’の状況の変更は、見ることができるとともに事前の操作が加えられていることを示す。