特許第5792894号(P5792894)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5792894ポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム及び制御ブリッジ並びにアップリンクポートの処理方法及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5792894
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】ポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム及び制御ブリッジ並びにアップリンクポートの処理方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/46 20060101AFI20150928BHJP
   H04L 12/751 20130101ALI20150928BHJP
【FI】
   H04L12/46 100B
   H04L12/751
【請求項の数】24
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-509590(P2014-509590)
(86)(22)【出願日】2012年4月20日
(65)【公表番号】特表2014-519249(P2014-519249A)
(43)【公表日】2014年8月7日
(86)【国際出願番号】CN2012074460
(87)【国際公開番号】WO2012152178
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2013年12月20日
(31)【優先権主張番号】201110117096.6
(32)【優先日】2011年5月6日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】敖 ▲てい▼
(72)【発明者】
【氏名】魏 月 華
(72)【発明者】
【氏名】喩 敬 海
(72)【発明者】
【氏名】李 琳
【審査官】 大石 博見
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−531397(JP,A)
【文献】 榊原 康、他,「企業を熱くする最新テクノロジ LLDP(IEEE 802.1AB)」,日経コミュニケーション,日本,日経BP社,2007年 5月 1日,第485号
【文献】 伊藤 雅寿、他,「イチから学ぶ ストレージネットワーク」,日経NETWORK,日本,日経BP社,2011年 2月28日,第131号
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/46
H04L 12/751
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御ブリッジ(CB)はPEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージを受信し、前記CB自身に前記PEが接続されたことを感知するステップと、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップと、を含むポート拡張(PE)トポロジ情報を取得する方法。
【請求項2】
前記CBが前記PEの送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップは、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタンス化ポートをインスタンス化し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CBが前記PEの送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップは、
前記CBが前記PEにチャンネルのラベルを返し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記CBは前記PEにLLDPメッセージを送信し、その後、前記PEは受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するステップをさらに含む請求項1−3のいずれか一つに記載の方法。
【請求項5】
前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化した後、前記CBは前記インスタンス化ポートによって前記PEにLLDPメッセージを送信し、その後、前記PEは受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するステップをさらに含む請求項1−3のいずれか一つに記載の方法。
【請求項6】
前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記アップリンクポートによって前記C
BにLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信するステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記CBに受信された前記PEの送信したLLDPメッセージが、前記CBのポートに初めて受信された前記PEの送信したLLDPメッセージであると、前記CBの内部において1つの内部PEを作成し、前記CBの内部のPEでインスタンス化ポートをインスタンス化するステップをさらに含む請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記CBは前記PEの送信したLLDPメッセージを受信し、前記CBの内部において1つの内部のPEを作成し、及び/又は前記CB及び前記内部のPEでポートをインスタンス化して前記CBと前記PEを接続するステップをさらに含む請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記PEはその前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップをさらに含む請求項6又は7に記載の方法。
【請求項11】
前記PEがその前に確定したアップリンクポートを変更するステップは、
前記PEは受信した前記CBが送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないことでその前に確定したアップリンクポートを変更するステップを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
ポート拡張(PE)がアップリンクポートを変更するステップと、
変更される前のアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップと、を含むアップリンクポートの処理方法。
【請求項13】
前記PEがアップリンクポートを変更するステップは、
前記PEが、受信した制御ブリッジ(CB)が送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいて、アップリンクポートを変更し、或いは、アップリンクポートが故障して作動できないことでアップリンクポートを変更するステップを含む請求項12に記載の処理方法。
【請求項14】
PEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージをCBに受信された後、前記CBに前記PEが接続されたことを感知するように設定される感知ユニットと、
前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを前記CBに受信された後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設定される確立装置と、を備えるポート拡張(PE)トポロジ情報を取得する制御ブリッジ(CB)。
【請求項15】
前記確立装置は、
前記CBが、前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタン
ス化ポートをインスタンス化し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立することによって、前記CBが、前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設定される請求項14に記載のCB。
【請求項16】
前記確立装置は、
前記CBが前記PEにチャンネルのラベルを返し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立することによって、前記CBが、前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設定される請求項14に記載のCB。
【請求項17】
前記PEにLLDPメッセージを送信し、或いは、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化した後、前記インスタンス化ポートによって前記PEにLLDPメッセージを送信するように設定される送信装置をさらに備える請求項14−16のいずれか一つに記載のCB。
【請求項18】
前記感知ユニットはさらに、前記CBがPEの送信したLLDPメッセージを受信したことが、前記CBのポートが初めてPEの送信したLLDPメッセージを受信したことであると、前記CBの内部において1つのCB内部のPEを作成し、前記CBの内部のPEでインスタンス化ポートをインスタンス化するように設定される請求項17に記載のCB。
【請求項19】
前記感知ユニットはさらに、前記CBが前記PEの送信したLLDPメッセージを受信し、前記CBの内部において1つの内部のPEを作成し、及び/又は前記CB及び前記内部のPEでポートをインスタンス化して前記CBと前記PEを接続するように設定される請求項17に記載のCB。
【請求項20】
請求項14−19のいずれか一つに記載のCBと前記PEとを備え、前記PEは、
受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するように設定される確定装置と、
前記確定装置が確定した前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージと拡張ポート作成メッセージを送信するように設定される送信装置と、を備えるポート拡張(PE)トポロジ情報を取得するシステム。
【請求項21】
前記PEは、
ップリンクポートを変更し、変更される前のアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置するように設定される処理装置をさらに備え、
前記送信装置はさらに、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設定される請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記処理装置は、受信したCBの送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいて、アップリンクポートを変更し、或いは、アップリンクポートが故障して作動できないことでアップリンクポートを変更するように設定される請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
ップリンクポートを変更するように設定される変更装置と、
変更される前のアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設定される処理装置と
、を備えるアップリンクポートの処理システム。
【請求項24】
前記変更装置は、受信した制御ブリッジ(CB)の送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいて、アップリンクポートを変更し、或いは、アップリンクポートが故障して作動できないことでアップリンクポートを変更するように設置される請求項23に記載の処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ通信技術に関し、特にポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム、制御ブリッジ及びアップリンクポートの処理方法、システムである。
【背景技術】
【0002】
統合的なデータセンター構造は同一の物理ネットワークにおいて従来のローカルエリアネットワーク(LAN)及びストレージエリアネットワーク (SAN)のトラフィックを組み合わせて体系構造の複雑さを減少させ、且つデータフロー及びアクセスを強化するネットワーク構造である。それを有効にするために、従来のイーサネットは「不揮発性」となるようにアップグレードし、追加のデータセンターネットワーク特性及び機能を提供しなければならない。このため、ストレージプロトコルはイーサネット(Ethernet)で実行されるように調整しなければならない。
【0003】
米国電気電子学会(IEEE)は既に用語であるデータセンターブリッジング(DCB、Data Center Bridging)を定義しており、イーサネットから拡張するアーキテクチャ集合であり、イーサネット及びデータセンターの管理を改善することを図る。DCBはコンバージドエンハンスドイーサネット(CEE、Converged Enhanced Ethernet)、データセンターイーサネット(DCE、Data Center Ethernet)(Ciscoが所有する商標である)、データセンターエンハンスドイーサネット(EEDC、Enhanced Ethernet for Data Center)などの類似の語彙とも呼ばれる。
【0004】
現在、DCBセットにおいて、仮想環境ネットワークのエッジ仮想ブリッジング(EVB、 Edge Virtual Bridging)に対するニーズを提案しており、すなわち、1つの物理的マシン(physical terminal site)について、複数の仮想マシンを含み、各々の仮想マシンはいずれもLANの近接ブリッジにアクセス可能なサービスを持つことを要求される。EVB環境において、1つのネットワークインターフェースカード(NIC)は複数の仮想ネットワークインターフェースカード(vNIC)を有し、各々のvNICは単独でEVBにおけるブリッジと通信可能で、これら複数のvNICは1つのリンクを共有する。この機能を実現するために、DCBセットにおいてポート拡張の方式が提案される。すなわち、ポート拡張(PE、Port Extension)によって、1つのスイッチのポートに複数のマシンが接続されることを実現可能であり、このPEがサーバーに組み込まれると、1つのスイッチのポートに複数の仮想マシン(VM、Virtual Machine)が接続され、且つスイッチによってそれら同士の通信を実現することも実現可能であり、ここのスイッチは制御ブリッジ(CB、Controlling Bridge)と呼ばれる。
【0005】
このようなポート拡張を実現するために、われわれは仮想マシンで伝送されるサービスを隔離するのが必要であり、現在、図1に示すように、新たなラベル(E−tag)を導入し、制御ブリッジとマシンとの間に複数のチャンネル(E−Channel)を確立することによって、サービスへの隔離を実現する方法は採用される。制御ブリッジから出る各々のメッセージは制御ブリッジによって1つのE−tagを載せられ、PEはこのメッセージのE−tag値に基づいてこのメッセージを正確な出力ポートに送信する。このため、PEによるE−tagを載せたメッセージの正常転送を実現するように、制御ブリッジはPEのポートにE−tagメンバーセット(member set)とラベル無しセット(untagged set)の配置を行うことができる必要がある。現在、標準において相応なメッセージ命令を提供しており、PEのダウンリンクポートは拡張ポート生成(Extended Port Create)メッセージを送信してE−tagの割当を要求し、制御ブリッジはこのポートに1つのE−tagを返し、PEは受信した後、このポートをこのE−tagに対応するmember setとuntagged setに追加する。このPE、例えばPE2と制御ブリッジとの間に1つのカスケードPE、例えば、図1のPE1をさらに有すると、制御ブリッジはさらにPE1のPE2に接続されるポートに1つのチャンネル登録(E−channel Register)メッセージを送信する必要があり、PE1は受信した後、このポートをこのE−tagのmember setに追加する。
【0006】
このため、制御ブリッジにとって、まず、それに接続されるPE状況、PEの各ポート及びそれら同士の接続関係、すなわちトポロジ状況をはっきりと把握しなければならない。現在、それに接続される各PEのトポロジを取得する明確な方法はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はポート拡張トポロジ情報の取得用方法、システム、制御ブリッジ及びアップリンクポートの処理方法、システムを提供し、現在、制御ブリッジに接続される各PEのトポロジ情報を取得する明確な方法がない問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記技術問題を解決するために、本発明は以下の技術案を採用し、
制御ブリッジ(CB)はPEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージを受信し、前記CB自身に前記PEが接続されたことを感知するステップと、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップとを含むポート拡張(PE)トポロジ情報の取得用方法である。
【0009】
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップは、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタンス化ポートをインスタンス化し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立するステップを含んでもよい。
【0010】
前記方法は、前記CBは前記PEにLLDPメッセージを送信し、その後、前記PEは受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するステップをさらに含んでも良い。
【0011】
前記方法は、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化した後、前記CBは前記インスタンス化ポートによって前記PEにLLDPメッセージを送信し、その後、前記PEは受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するステップをさらに含んでも良い。
【0012】
前記方法は、前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信するステップをさらに含んでも良い。
【0013】
前記方法は、前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信するステップをさらに含んでも良い。
【0014】
前記方法は、前記CBが受信した前記PEの送信したLLDPメッセージは前記CBの1つのポートが初めて受信した前記PEの送信したLLDPメッセージであると、前記CBの内部において1つのCB内部のPEを作成し、前記CBの内部のPEで1つのインスタンス化ポートをインスタンス化するステップをさらに含んでも良い。
【0015】
前記方法は、前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記PEはその前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップをさらに含んでも良い。
【0016】
前記PEはその前に確定したアップリンクポートを変更するステップは、
前記PEは受信した前記CBが送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更するステップを含んでもよい。
【0017】
ポート拡張(PE)はその前に確定したアップリンクポートを変更するステップと、
その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップと、を含むアップリンクポートの処理方法である。
【0018】
前記PEはその前に確定したアップリンクポートを変更するステップは、
前記PEは受信した制御ブリッジ(CB)が送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更するステップを含んでもよい。
【0019】
前記CBは前記PEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージを受信した後、前記CBに前記PEが接続されたことを感知するように設置される感知ユニットと、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置される確立装置と、を備えるポート拡張(PE)トポロジ情報の取得用制御ブリッジ(CB)である。
【0020】
前記確立装置は、前記CBが、前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタンス化ポートをインスタンス化し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立することによって、前記CBが、前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置されてもよい。
【0021】
前記CBは、前記PEにLLDPメッセージを送信し、或いは、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化した後、前記インスタンス化ポートによって前記PEにLLDPメッセージを送信するように設置される送信装置をさらに備えてもよい。
【0022】
前記感知ユニットはさらに、前記CBがPEの送信したLLDPメッセージを受信したことが、前記CBの1つのポートが初めてPEの送信したLLDPメッセージを受信したことであると、前記CBの内部において1つのCB内部のPEを作成し、前記CBの内部のPEで1つのインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置されてもよい。
【0023】
以上のいずれかのCBと前記PEとを備え、前記PEは、
受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するように設置される確定装置と、
前記確定装置が確定した前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージと拡張ポート作成メッセージを送信するように設置される送信装置と、を備えるポート拡張(PE)トポロジ情報の取得用システムである。
【0024】
前記PEは、その前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置するように設置される処理装置をさらに備えてもよく、
前記送信装置はさらに、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設置される。
【0025】
前記処理装置は、受信したCBの送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更することによって、その前に確定したアップリンクポートを変更するように設置されてもよい。
【0026】
その前に確定したアップリンクポートを変更するように設置される変更装置と、
その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設置される処理装置と、を備えるアップリンクポートの処理システムである。
【0027】
前記変更装置は、受信した制御ブリッジ(CB)の送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更することによって、その前に確定したアップリンクポートを変更するように設置されてもよい。
【発明の効果】
【0028】
上記技術案によれば、効果的にCBに接続されるPEのトポロジ情報を取得し、及びデータ転送用チャンネルを確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は拡張ブリッジ装置のアーキテクチャ及び各E−channelの模式図である。
図2図2は本発明の実施例に係るCBとPEのトポロジ構造模式図である。
図3図3は本発明の実施例に係る完成図2におけるPEトポロジ検出とE−channel確立模式図である。
図4図4は本発明の実施例に係るPEのアップリンクポートの変更前のトポロジ構造模式図である。
図5図5は本発明の実施例に係るPEのアップリンクポートの変更後のトポロジ構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の目的、技術案及びメリットをさらに明確的にするために、以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。ただし、衝突しない場合に、本出願における実施例及び実施例における特徴は任意に組み合わせることができる。これらの組合せはいずれも本発明の保護範囲に含まれる。
【0031】
本発明の実施例はポート拡張(PE)トポロジ情報の取得用方法を提供し、
S01、CBはPEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージを受信し、それに前記PEが接続されたことを感知し、
前記CBがPEの送信したLLDPメッセージを受信したことは前記CBの1つのポートが初めてPEの送信したLLDPメッセージを受信したことであると、前記CBの内部において1つのCB内部のPEを作成し、前記CBの内部のPEで1つのインスタンス化ポートをインスタンス化するステップと、
S02、前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信し、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するステップと、を含む。
【0032】
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタンス化ポートをインスタンス化し、且つ前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立する。
【0033】
この方法は、CBが前記PEにLLDPメッセージを送信するステップをさらに含んでもよく、例えば、CBがPEの送信したLLDPメッセージを受信する前、前記PEにLLDPメッセージを送信してもよく、或いは、CBがPEの送信したLLDPメッセージを受信する時、前記PEにLLDPメッセージを送信してもよい。
【0034】
前記ポートインスタンス化後、前記方法は、前記CBがインスタンス化ポートによってLLDPメッセージを送信するステップをさらに含む。
【0035】
前記CBがLLDPメッセージを送信した後、前記方法は、前記PEは受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するステップをさらに含む。
【0036】
前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記方法は、前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。
【0037】
また、前記PEがアップリンクポートを確定した後、前記方法は、前記PEはその前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップをさらに含んでもよい。前記PEがその前に確定したアップリンクポートを変更する方法は、前記PEは受信したCBの送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更することを含む。
【0038】
PEはそのアップリンクポートを変更した後、その前のアップリンクポートに基づいて確立されたE−channelは削除される。
【0039】
ここに記載のアップリンクポートの変更は、通常、CBがPEにこのような変更を行うことを通知してなされるものであるので、CBにおいてその各インスタンス化ポートにも、PEに接続されるカスケードポートにも1つのポート優先度(Cascade Port Priority)の管理対象を設置し、前記ポート優先度の変更によってPEのアップリンクポートの変更を実現する。
【0040】
ただし、CBがPEに送信するLLDPメッセージとPEがCBに送信するLLDPメッセージとは、フォーマットが同様であるが、内容が異なる。
【0041】
(実施例1)
本実施例において、PEトポロジ情報の取得手順を具体的に述べる。
【0042】
図2に示すように、本発明の実施例に係るCBとPEのトポロジ構造模式図であり、CBとPEの接続関係は、PE1がCBに直接接続され、PE2及びPE3はいずれもPE1によってカスケードされてCBに接続される。以下、図3によって、CBがPEの全トポロジ情報を取得する過程、及びCBによるE−channelの作成を具体的に説明する。この過程は、以下を含む。
【0043】
CBはPE1に接続されるポートによってLLDPメッセージを送信するステップ301。
【0044】
PE1はLLDPメッセージを受信し、このメッセージを受信したポートをアップリンクポートとして設置し、CBのアドレスを取得し、且つアップリンクポートからLLDPメッセージをCBに送信するステップ302。
【0045】
CBはPE1が送信したLLDPメッセージを受信した後、PE1のアドレスを取得し、同時に、それに1つのPEが接続されたことを感知するので、内部において1つの内部PEをインスタンス化し、VLANはユニット及びこの内部PEがポート1によって接続されたことを感知し、且つポート1に1つのE−tagを割り当てるステップ303。
【0046】
同時に、PE1の各拡張ポートがそのアップリンクポートによってExtended Port CreateメッセージをCBに送信し、ここで、PE1は3つの拡張ポート2、3、4を持つので、3つのExtended Port CreateメッセージがCBに送信され、各々のExtended Port Createメッセージは1つの拡張ポートが制御ブリッジからこのポートまでのE−channelの確立を要求することを表すステップ304。
【0047】
CBはExtended Port Createメッセージを受信した後、内部とVLAN感知ユニットの間にポートをインスタンス化し、ここで、CBは3つの異なる拡張ポートのExtended Port Createメッセージを受信すると、それぞれこれら3つのPE1のポート2、3、4にポート2、3、4をインスタンス化し、且つPE1の3つの拡張ポートに3つの異なるE−tagを割り当て、これらのE−tagをPE1に返し、PE1は割り当てられたE−tagに基づいてそれぞれ対応する拡張ポートを対応するE−tagのmember setとuntagged setに追加し、同時に、PE1のアップリンクポートのすべてを3つのE−tagのmember setに追加し、ここまで、制御ブリッジはそれに1つのPE1が接続されたことを取得し、このPE1は3つの拡張ポートを持ち、且つ制御ブリッジの内部においてインスタンス化ポート2、3、4からPE1の3つの拡張ポートまでの3本のE−channelがいずれも確立されたステップ305。
【0048】
CBが内部においてポート2、3、4をインスタンス化した後、ポート2、3、4によってLLDPメッセージを送信し、ポート2、3、4からPE1の拡張ポートまでの間がE−channelであるので、これらのポートが送信するLLDPはPE1に終了することなく、2、3、4ポートに対応するE−channelによってPE1の拡張ポートに伝送されてこれらの拡張ポートに接続されるPE2、PE3及びマシン1に到達するステップ306。
【0049】
PE2、PE3がCBからのLLDPメッセージを受信した後、このメッセージを受信したポートをアップリンクポートとして選択し、且つCBのアドレスを取得し、同時に、アップリンクポートによってもLLDPメッセージをCBに送信するステップ307。
【0050】
CBはPE2及びPE3からのLLDPメッセージを受信した後、PE2、PE3のアドレスを取得し、同時に、それにPE1によって2つのPE、すなわちPE2及びPE3が接続されたことを感知するステップ308。
【0051】
同時に、PE2及びPE3の各拡張ポートもそのアップリンクポートによってExtended Port CreateメッセージをCBに送信し、ここで、PE2及びPE3はそれぞれ2つの拡張ポートを持ち、PE2は拡張ポート5、6を持ち、PE3は拡張ポート7、8をもつので、4つのExtended Port CreateメッセージがCBに送信され、各々のExtended Port Createメッセージは1つの拡張ポートが制御ブリッジからこのポートまでのE−channelの確立を要求することを表すステップ309。
【0052】
CBはExtended Port Createメッセージを受信した後、内部とVLAN感知ユニットの間にポートをインスタンス化し、ここで、CBは4つの異なる拡張ポートのExtended Port Createメッセージを受信すると、それぞれPE2のポート5、6及びPE3のポート7、8にポート5、6、7、8をインスタンス化し、且つこれら4つの拡張ポートに4つの異なるE−tagを割り当て、これらのE−tagをそれぞれPE2及びPE3に返し、PE2、PE3は割り当てられたE−tagに基づいてそれぞれ対応する拡張ポートを対応するE−tagのmember setとuntagged setに追加し、同時、それらのそれぞれのアップリンクポートのすべてをそれぞれのPEに属するE−tagのmember setに追加し、ここまで、制御ブリッジはそれに1つのPE2及びPE3が接続されたことを取得し、PE2が2つの拡張ポートを持ち、PE3も2つの拡張ポートを持ち、PE2、PE3はいずれもPE1によってCBに接続され、且つ制御ブリッジの内部においてインスタンス化ポート5、6からPE2の2つの拡張ポートまでの2本のE−channelが確立され、制御ブリッジの内部においてインスタンス化ポート7、8からPE3の2つの拡張ポートまでの2本のE−channelが確立されたステップ310。
【0053】
CBが内部においてポート5、6、7、8をインスタンス化した後、ポート5、6、7、8によってもLLDPメッセージを送信し、ポート5、6からPE2の拡張ポートまでの間がE−channel、ポート7、8からPE3の拡張ポートまでの間がE−channelであるので、これらのポートが送信するLLDPはPE1にもPE2及びPE3にも終了することなく、5、6、7、8に対応するE−channelによってPE2、PE3の拡張ポートに伝送されてこれらの拡張ポートに接続されるマシン2、マシン3、マシン4及びマシン5に到達するステップ311。
【0054】
ここまで、 CBはPE装置全体の検出及びPEトポロジの取得を完成し、且つデータ転送用E−channelを確立した。
【0055】
(実施例2)
図4に示すように、本発明の実施例に係るPEのアップリンクポートの変更前のトポロジ構造模式図であり、PE1の2つのポート、すなわちポート1及びポート5が制御ブリッジCBに接続される。このため、CBはこれら2つのポートによってPE1にLLDPメッセージを送信し、このメッセージには、これら2つのポートに割り当てた優先度(cascade port priority)は載せられる。PE1のポート1とポート5はそれぞれLLDPを受信した後、それぞれのcascade port priorityを比較することによって、一方のポートをそのアップリンクポートとして選択し、この実施例において、PE1はポート1をPE1のアップリンクポート(ポート1のcascade port priorityがポート5のcascade port priorityより高い。)として選択し、このため、PE1がポート1によってCBにLLDPメッセージを送信するので、CBはPE1を感知し、それによってCBからPE1のそのほかの拡張ポート2、3、4までのE−channelを確立し、そのステップは実施例1と類似し、ここで重複説明を省略する。
【0056】
配置又はそのほかの方式によってCBのカスケードポート又はインスタンス化ポートの優先度を変更し、例えば、本実施例において、CBのPE1のポート1及びポート5に接続されるカスケードポートのcascade port priorityを変更したと、この優先度はCBの送信したLLDPによってPE1に到達し、PE1がこの優先度を比較することによって、改めてポート5をそのアップリンクポート(この時、ポート5のcascade port priorityがポート1のcascade port priorityより高い。)として選択する。或いは、そのほかの原因、例えばポート1の故障によって、この時、PE1のポート1はCBからのLLDPを受信不能で、そのポート5をアップリンクポートとして選択するしかできない。図5に示すように、この時、PE1はポート1における元のE−CIDの配置を新たなアップリンクポート5に再配置する。例えば、元のアップリンクポート1はE−CID={2、3、4、5、6、7、8}のメンバーであり、そのアップリンクポートの変更によって、これらの設定を新たなアップリンクポート5に改めて移すので、この時、ポート5はE−CID={2、3、4、5、6、7、8}のメンバーである。そして、PE1はさらにそのextended portに対して改めてextended port createメッセージを送信し、実施例1の304、305ステップを実行する。
【0057】
本発明の実施例はさらにPEトポロジ情報の取得用CBを提供し、
CBはPEが送信したリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージを受信した後、前記CB自身に前記PEが接続されたことを感知するように設置される感知ユニットと、
前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置される確立装置と、を備える。
【0058】
前記確立装置は、前記PEの拡張ポートを取得し、前記CBの内部において前記拡張ポートと一対一対応するインスタンス化ポートをインスタンス化し、前記インスタンス化ポートから前記インスタンス化ポートに対応する拡張ポートまでのチャンネルを確立することによって、前記CBは前記PEが送信した拡張ポート作成メッセージを受信した後、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置される。
【0059】
また、このCBは、前記PEにLLDPメッセージを送信し、或いは、前記CBの内部において相応なインスタンス化ポートをインスタンス化した後、前記インスタンス化ポートによって前記PEにLLDPメッセージを送信するように設置される送信装置をさらに備えてもよい。
【0060】
前記感知ユニットは、前記CBが初めてPEの送信したLLDPメッセージを受信したとき、前記初めて受信したメッセージに基づいて前記PEが前記CB自身に直接に接続されたことを感知し、前記CBが二度目以上PEの送信したLLDPメッセージを受信したとき、前記二度目以上受信したLLDPメッセージに基づいて前記PEがそのほかのPEによって前記CB自身に接続されたことを感知することによって、前記CBに前記PEが接続されたことを感知するように設置される。
【0061】
また、前記感知ユニットはさらに、前記CBが前記PEの送信したLLDPメッセージを受信したことが、前記CBの1つのポートが初めてPEの送信したLLDPメッセージを受信したことであると、前記CBの内部において1つのCB内部のPEを作成し、前記CBの内部のPEで1つのインスタンス化ポートをインスタンス化するように設置される。
【0062】
上記CBはスイッチなどの装置の中に位置してもよい。
【0063】
上記CBがPEのトポロジ情報を取得し、及びチャンネルを確立する過程は図3を参照し、ここで重複説明を省略する。
【0064】
本発明の実施例はさらにポート拡張(PE)トポロジ情報の取得用システムを提供し、前記システムは上記CBとPEとを備え、前記PEは、
受信した前記CBの送信したLLDPメッセージに基づいてアップリンクポートを確定するように設置される確定装置と、
前記確定装置が確定した前記アップリンクポートによって前記CBにLLDPメッセージと拡張ポート作成メッセージを送信するように設置される送信装置と、を備える。
【0065】
前記PEは、その前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置するように設置される処理装置をさらに備えてもよく、前記送信装置はさらに、変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設置される。
【0066】
前記処理装置は、受信したCBの送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更することによって、その前に確定したアップリンクポートを変更し、その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置するように設置される。
【0067】
上記PEトポロジ情報の取得用方法、システム及び制御ブリッジは、効果的にCBに接続されるPEのトポロジ情報を取得し、及びデータ転送用チャンネルを確立することができる。
【0068】
本発明の実施例はさらにアップリンクポートの処理方法を提供し、
ポート拡張(PE)はその前に確定したアップリンクポートを変更するステップと、
その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するステップと、を含む。
【0069】
前記PEがその前に確定したアップリンクポートを変更するステップは、
前記PEは受信した制御ブリッジ(CB)が送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更するステップを含む。
【0070】
本発明の実施例はさらにアップリンクポートの処理システムを提供し、
その前に確定したアップリンクポートを変更するように設置される変更装置と、
その前に確定したアップリンクポートにおけるラベル情報を変更後のアップリンクポートに再配置し、及び/又は、変更後のアップリンクポートによってリンク層検出プロトコル(LLDP)メッセージと拡張ポートメッセージを送信するように設置される処理装置と、を備える。
【0071】
前記変更装置は、前記PEは受信した制御ブリッジ(CB)が送信したLLDPメッセージに載せられるポート優先度情報に基づいてその前に確定したアップリンクポートを変更し、或いは、その前に確定したアップリンクポートが故障して作動できないのでその前に確定したアップリンクポートを変更することによって、その前に確定したアップリンクポートを変更するように設置される。
【0072】
このシステムはPEの中に位置してもよい。
【0073】
上記アップリンクポートの処理方法及びシステムによれば、アップリンクポートを変更することができ、且つ変更後のアップリンクポートによってLLDPメッセージ及び/又は拡張ポート作成メッセージを送信することができ、それによって、CBはPEとインタラクションすることによって、CBに接続されるPEのトポロジ情報を取得し、及びデータ転送用チャンネルを確立する。
【0074】
当業者は、上記方法におけるすべて又は一部のステップがプログラムで関連のハードウェアに対して命令を出して完成させることができ、上記プログラムはコンピューターの可読記憶媒体、例えば読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスク等に記憶できると理解可能である。上記実施例のすべて又は一部のステップは1つ又は複数の集積回路を用いて実現されてもよい。それに対して、上記実施例における各モジュール/ユニットはハードウェアの形態によって実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形態によって実現されてもよい。本発明はなんらかの特定の形態のハードウェア及びソフトウェアの組合せに限定されない。
【0075】
上記実施例は本発明の技術案を説明するためのものに過ぎず、制限するものではなく、好ましい実施例のみを参照して本発明を詳細に説明した。当業者は、本発明の技術案の趣旨及び範囲を逸脱せずに、本発明の技術案を修正又は等価置換することができ、その修正又は等価置換はいずれも本発明の請求の範囲に含まれるべきであると理解すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0076】
上記技術案によれば、効果的にCBに接続されるPEのトポロジ情報を取得し、及びデータ転送用チャンネルを確立することができる。このため、本発明は極めて強い産業上の利用可能性を有する。
図1
図2
図3
図4
図5