技術分野
同一の設置スペースに2段以上の駐車スペースが設けられた二多段式駐車装置用のパレット浮き上がり防止装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
上述したように、特許文献1の二多段式駐車装置1は、空のパレット3が風圧で浮き上がることを想定していないため、風圧により空のパレット3が浮き上がり、パレット3が衝突して落下防止装置やパレット停止用スイッチ等のパレット周囲の機器を破損させることがあった。
また、特許文献2に開示された二多段式駐車装置7では、浮き上がり防止装置4の構造が複雑であるため、パレット2の位置がわずかにずれるだけで、パレット2の下面の孔24に揺動体18が入らずに、もしくは、揺動体18が浮き上がり防止装置4のストッパ部8に噛み合わずに、解除装置14が浮き上がり防止装置4を解除できないおそれがあった。
また、特許文献2の二多段式駐車装置7では、パレット2の下方に昇降体12を設ける必要があるため、二多段式駐車装置7の最下層にしか浮き上がり防止装置4を設けることができなかった。
また、特許文献2の浮き上がり防止装置4は、構造が複雑であるため、設置に手間がかかるだけでなく、壊れやすく、メンテナンスもこまめに必要であった。そのため、二多段式駐車装置7の維持に、手間と費用が必要であった。さらに、昇降体12を昇降させることにより解除装置14が作動するため、昇降体12が不可欠であった。
特許文献3に開示された二多段式駐車装置36は、浮き上がり防止装置34が作動する度に、ストッパ32やピン46を作動させるための電力が必要であった。
また、特許文献3では、上段に浮き上がり防止装置34を設置する場合は、落下防止装置を別に設ける必要がある。そのため、パレット1枚につき、浮き上がり防止34と落下防止装置の2種類の電力による制御が必要な装置が必要となり、電力消費が多く、メンテナンスが頻繁に必要であった。
また、特許文献3の第2実施例の浮き上がり防止装置34においては、凹陥部30aを設ける分、パレット30に厚みが必要となるため、地上式の二多段式駐車装置36に設置すると、パレット30と、入出庫高さ(FL)との間に大きな段差が設けられてしまう。そのため、特許文献3の第2実施例の浮き上がり防止34は、地上式の二多段式駐車装置36には使用しにくかった。
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、単純な構造でパレットの浮き上がりを防止でき、停電時にもパレットの浮き上がり防止機能を発揮でき、地上式とピット式の両方への適用が容易であり、壊れにくく、メンテナンスがほとんど不要な二多段式駐車装置用のパレット浮き上がり防止装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、同一の設置スペースに2段以上の駐車スペースが設けられ、
車両が入出庫する入出庫高さとそれより上方の駐車スペースとの間で車両を載せて昇降可能なパレットと、
駐車するパレットの両側面に沿って長手方向に延びる支持梁とを備える二多段式駐車装置用のパレット浮き上がり防止装置であって、
車両と干渉しない位置でパレットの四隅から上方に延びる衝突防止金具と、
前記支持梁に取り・・・ 続きを
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【発明の効果】
上述した本発明の二多段式駐車装置用のパレット浮き上がり防止装置は、パレットの四隅から上方に延びる衝突防止金具と、支持梁に取り付けられた浮き上がり防止金具とで構成され、浮き上がり防止金具と衝突防止金具の当接によりパレットの浮き上がりを防止するので、構造が単純であり、設置が簡単である。そのため、壊れにくく、メンテナンスがほとんど必要ない。また、構造が単純にもかかわらず、パレットの浮き上がりを確実に防止することができる。
また、本発明のパレット浮き上がり防止装置は、パレットが浮き上がることによって上昇した衝突防止金具の上端が、パレット浮き上がり防止金具に当接することよって、機械的にパレットの浮き上がりを防止するため、電力を必要としない。そのため、従来の浮き上がり防止装置に使用していた電力を節約できるばかりでなく、停電時にもパレットの浮き上がりを防止することができる。
さらに、本発明のパレット浮き上がり防止装置は、パレットの厚みを増す必要ないため、地上式とピット式の両方の二多段式駐車装置にも適用することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 特許文献1の二多段式駐車装置の説明図である。
【図2】 特許文献2の浮き上がり防止装置の説明図である。
【図3】 特許文献3の浮き上がり防止装置の説明図である。
【図4】 本発明のパレット浮き上がり防止装置を備えた二多段式駐車装置の正面図である。
【図5】 本発明のパレット浮き上がり防止装置の第1実施形態図である。
【図6】 本発明のパレット浮き上がり防止装置の第2実施形態図である。
【図7】 図6(A)におけるD−D矢視図である。
【図8】 本発明のパレット浮き上がり防止装置の第3実施形態図である。
【図9】 本発明のパレット浮き上がり防止装置の第4実施形態図である。
1,7,36,50 二多段式駐車装置、
2,3,30 パレット、5,54 車両、
4,34 浮き上がり防止装置、
8 ストッパ部、10 パレット係止部、
12 昇降体、14 解除装置、
16 ピン、18 揺動体、20 ローラ、
22 操作部、24 パレットの下面の孔、30a 凹陥部、
32 ストッパ、38 ピット、40 主支柱、
42 ケーシング、44 軸、46 ピン、
52,52a,52b,52c パレット、
56a,56b 車輪、
58a,58b 水平レール、
60 矩形フレーム、62 昇降駆動装置、
64 紐状体、64a 下端、
66 吊り駆動装置、
68 本体フレーム、68e 側部梁、69 支持梁、
70 衝突防止金具、
72 浮き上がり防止金具、
72a 浮き上がり防止部、
72b 振れ止め部、72c 振れ止め部の下端、
74 パレット浮き上がり防止装置、
76 落下防止装置、
78 穴、80 フック、
D1 衝突防止金具から振れ止め部までの距離、
D2 衝突防止金具から落下防止装置までの距離
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