(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5793322
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】電子クーポン利用システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20150928BHJP
G07G 1/12 20060101ALI20150928BHJP
【FI】
G06Q30/02 140
G07G1/12 321M
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-69726(P2011-69726)
(22)【出願日】2011年3月28日
(65)【公開番号】特開2012-203796(P2012-203796A)
(43)【公開日】2012年10月22日
【審査請求日】2014年3月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】311012169
【氏名又は名称】NECパーソナルコンピュータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】白川 貴久
【審査官】
長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−235919(JP,A)
【文献】
特開2009−069985(JP,A)
【文献】
特開2003−016331(JP,A)
【文献】
特開2003−085431(JP,A)
【文献】
特開2007−287104(JP,A)
【文献】
特開2008−146512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 30/02
G06Q 20/06
G07G 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子クーポンを記憶するデータベースを備えるサーバと、メモリを備えるクライアントと、を有して構成される電子クーポン利用システムであって、
前記サーバは、
前記クライアントから電子クーポンの発行要求を受信したとき、前記データベースから第1の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成するクーポンID生成手段と、
前記第1の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信するクーポン発行手段と、を含み、
前記クライアントは、前記サーバから受信した前記第1の電子クーポン及びその識別情報を前記メモリに書き込み、
前記サーバは、
前記第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、前記クライアントから電子クーポンの発行要求とともに前記第1の電子クーポンの識別情報を受信したとき、前記データベースに登録された前記第1の電子クーポンの利用状況に基づいて、前記第1の電子クーポンと比較してよりサービスが充実した第2の電子クーポンを発行するか否かを判定する資格判定手段を含み、
前記資格判定手段により前記第2の電子クーポンを発行すると判定されると、前記データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信することを特徴とする電子クーポン利用システム。
【請求項2】
前記サーバは、
前記クライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時に取得した前記第1の電子クーポンの識別情報を前記データベースに書き込み、
前記クライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報が前記データベースに記憶されているとき、前記データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信することを特徴とする請求項1に記載の電子クーポン利用システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記第1の電子クーポンの識別情報を生成した際又は前記クライアントへ前記識別情報を送信した際に前記データベースへの書き込みを行わず、
前記クライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時に前記クライアントから前記第1の電子クーポンの識別情報を受信した際又は前記サーバにおいて前記識別情報を入力した際に前記データベースへの書き込みを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子クーポン利用システム。
【請求項4】
前記サーバは、
前記クライアントからの電子クーポンの発行要求によって生成される第1の電子クーポンを第1の電子クーポンの識別情報と関連付けて前記データベースに記憶し、
前記第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、その後、前記クライアントから受信した前記第1の電子クーポンの識別情報を用いて、前記データベースから該識別情報と一致する識別情報と関連付けられた前記第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子クーポン利用システム。
【請求項5】
電子クーポンを記憶するデータベースを備えるサーバと、メモリを備える第1のクライアントと、第2のクライアントと、を有して構成される電子クーポン利用システムであって、
前記サーバは、
前記第1のクライアントから電子クーポンの発行要求を受信したとき、前記データベースから第1の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成するクーポンID生成手段と、
前記第1の電子クーポン及びその識別情報を前記第1のクライアントに送信するクーポン発行手段と、を含み、
前記第1のクライアントは、前記サーバから受信した第1の電子クーポン及びその識別情報を前記メモリに書き込み、
前記サーバは、
前記第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、前記第1のクライアントから電子クーポンの発行要求とともに前記第1の電子クーポンの識別情報を受信したとき、前記データベースに登録された前記第1の電子クーポンの利用状況に基づいて、前記第1の電子クーポンと比較してよりサービスが充実した第2の電子クーポンを発行するか否かを判定する資格判定手段を含み、
前記資格判定手段により前記第2の電子クーポンを発行すると判定されると、前記データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記第1のクライアントに送信することを特徴とする電子クーポン利用システム。
【請求項6】
前記第2のクライアントは、
前記第1のクライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時に取得した前記第1の電子クーポンの識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記第2のクライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報を前記データベースに書き込み、
前記第1のクライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報が前記データベースに記憶されているとき、前記データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記第1のクライアントに送信することを特徴とする請求項5に記載の電子クーポン利用システム。
【請求項7】
前記サーバは、
前記第1の電子クーポンの識別情報を生成した際又は前記第1のクライアントへ前記識別情報を送信した際に前記データベースへの書き込みを行わず、
前記第2のクライアントから前記第1の電子クーポンの識別情報を受信した際に前記データベースへの書き込みを行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の電子クーポン利用システム。
【請求項8】
前記サーバは、
前記第1のクライアントからの電子クーポンの発行要求によって生成される第1の電子クーポンを第1の電子クーポンの識別情報と関連付けて前記データベースに記憶し、
前記第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、その後、前記第2のクライアントから受信した前記第1の電子クーポンの識別情報を用いて、前記データベースから該識別情報と一致する識別情報と関連付けられた第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、前記第2の電子クーポン及びその識別情報を前記第1のクライアントに送信することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の電子クーポン利用システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子クーポン利用システムに関し、特に、ネットワークを介した商取引において店舗の販売促進のためのクーポンとして機能する電子データ(電子クーポン)で、店舗と顧客あるいはクーポン事業者と顧客の間で流通する電子クーポンの利用に好ましく適用される技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、店舗が販売促進を行うための手段として、商品やサービスの特別価格での提供、割引、ポイント割増等、商品購入・サービス利用時に顧客に利益を供与するためのクーポンを提供することは広く行われている。特に近年では、電子データとしてのクーポン(電子クーポン)がインターネット等のネットワークを通じて提供されている。顧客は、PCや携帯端末から店舗のwebサイトにアクセスして電子クーポンをダウンロードする等して取得し、電子クーポンを紙に印刷して店舗に持参したり、電子クーポンが表示された端末画面を店舗側に提示あるいは専用の読み取り機にかざしたりして、電子クーポンを利用している。
【0003】
クーポンの目的は、主に新規顧客の開拓・獲得であり、クーポン事業形態は、通常のクーポン事業とグルーポンの2つに大別できる。通常のクーポン事業(ホットペッパー(登録商標)等)では、顧客は、クーポン事業者のwebサイトにアクセスして印刷したクーポンを店舗で提示することで割引等を受けることができ、店舗は、新規顧客の開拓・獲得を目的に、見込み顧客に対して利益率を下げ、さらにクーポン事業者に掲載期間に応じた広告料を先行投資する。グルーポンでは、顧客は、クーポン事業者のwebサイトにアクセスしてクーポンを購入し、店舗においてクーポンを割引率の高い特定商品用商品券として利用でき、店舗は、新規顧客の開拓・獲得を目的に、将来の見込客に対して利益率を下げた債権を発行して現金を得ることができ、クーポン事業者はその債権の販売手数料を得る。
【0004】
他方、店舗の販売促進手法のうち、新規顧客開拓ではなくリピータ確保を目的としたものとしては、ポイントカードによる割引や、コミュニケーションパス確保のためのダイレクトメール配信等がある。
【0005】
例えば特許文献1には、ユーザにとって利用価値の高い電子クーポンに変更してユーザの利便性を向上させることができる電子クーポン利用システムが開示されている。当該電子クーポン利用システムにおいて、携帯通信端末が、クーポンのランク変更条件(同ランクのクーポン保持数、同ランクのクーポン利用状況等)を保持しており、取得した電子クーポンの保持状況や利用状況件等に応じて、ランクの異なる電子クーポン(対象商品の異なる電子クーポン、割引率の異なる電子クーポン等)に変更する制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−146496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した通常のクーポン事業やグルーポンによるサービスは、店舗にとっては、将来の利益率を犠牲にして新規顧客開拓ができるが、リピータ確保の効果はほとんど期待できない。これに対し、ダイレクトメールの配信等は、リピータ確保に一定の効果を期待できる反面、顧客にメールアドレス等を登録してもらうことが一般的で、個人情報を管理するためのコスト負担が大きく、また登録のための心理障壁が高いため登録率が低くなるという2つの問題がある。
【0008】
特許文献1の発明は、確かに、クーポン事業者(あるいは店舗)側に顧客の個人情報を送る必要がなく(携帯通信端末側で電子クーポンのランク変更ができるため)個人情報保護の負担を軽減でき、またリピータ確保に一定の効果が期待できるが、クーポンランクの変更に必要な電子クーポンの利用が端末を介したものに限られてしまうという問題がある。つまり、電子クーポンを紙に印刷して店舗で使用した場合には、利用履歴を店舗側から取得する術がなく(個人情報を店舗側に提供していないため)、クーポンランクの変更を行うことができない。
【0009】
端末を介した場合でも紙で使用した場合でも、店舗を利用した顧客にさらなる特典サービスが享受可能なクーポンを提供できるようにするには、店舗やクーポン事業者において電子クーポンを管理する方が好ましい。しかし、この場合には個人情報保護への対応が必要となる。
【0010】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて、顧客、クーポン事業者、店舗を含んで構成される電子クーポン利用システムにおいて、顧客のリピータ化に寄与するとともに、個人情報保護のための負担を軽減することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の電子クーポン利用システムは、電子クーポンを記憶する
データベースを備えるサーバと、
メモリを備えるクライアントと、を有して構成される電子クーポン利用システムであって、サーバは、クライアントから電子クーポンの発行要求を受信したとき、
データベースから第1の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成
するクーポンID生成手段と、第1の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信
するクーポン発行手段と、を含み、クライアントは、サーバから受信した第1の電子クーポン及びその識別情報を
メモリに書き込み、サーバは、
第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、クライアントから電子クーポンの発行要求とともに第1の電子クーポンの識別情報を受信したとき、
データベースに登録された第1の電子クーポンの利用状況に基づいて、第1の電子クーポンと比較してよりサービスが充実した第2の電子クーポンを発行するか否かを判定する資格判定手段を含み、資格判定手段により第2の電子クーポンを発行すると判定されると、データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報を前記クライアントに送信する。
【0012】
また、上記の第1の電子クーポン利用システムにおいて、サーバは、クライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時に取得した第1の電子クーポンの識別情報を
データベースに書き込み、クライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報が
データベースに記憶されているとき、
データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報をクライアントに送信するものであってもよい。
【0013】
また、上記の第1の電子クーポン利用システムにおいて、サーバは、第1の電子クーポンの識別情報を生成した際又は前記クライアントへ識別情報を送信した際に
データベースへの書き込みを行わず、クライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時にクライアントから第1の電子クーポンの識別情報を受信した際又はサーバにおいて識別情報を入力した際に
データベースへの書き込みを行うものであってもよい。
【0014】
また、上記の第1電子クーポン利用システムにおいて、サーバは、
クライアントからの電子クーポンの発行要求によって生成される第
1の電子クーポンを第1の電子クーポンの識別情報と関連付けて
データベースに記憶し、
第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴をデータベースに登録し、その後、クライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報を用いて、
データベースから該識別情報と一致する識別情報と関連付けられた第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報をクライアントに送信するものであってもよい。
【0015】
本発明の第2電子クーポン利用システムは、電子クーポンを記憶する
データベースを備えるサーバと、
メモリを備える第1のクライアントと、
第2のクライアントと、を有して構成される
電子クーポン利用システムであって、サーバは、第1のクライアントから電子クーポンの発行要求を受信したとき、
データベースから第1の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成
するクーポンID生成手段と、第1の電子クーポン及びその識別情報を第1のクライアントに送信
するクーポン発行手段と、を含み、第1のクライアントは、サーバから受信した第1の電子クーポン及びその識別情報を
メモリに書き込み、サーバは、
第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、第1のクライアントから電子クーポンの発行要求とともに第1の電子クーポンの識別情報を受信したとき、
データベースに登録された第1の電子クーポンの利用状況に基づいて、第1の電子クーポンと比較してよりサービスが充実した第2の電子クーポンを発行するか否かを判定する資格判定手段を含み、資格判定手段により第2の電子クーポンを発行すると判定されると、データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報を第1のクライアントに送信する。
【0016】
また、上記の第2の電子クーポン利用システムにおいて、第2のクライアントは、第1のクライアントのユーザによる第1の電子クーポンの利用時に取得した第1の電子クーポンの識別情報
をサーバに送信し、サーバは、第2のクライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報を
データベースに書き込み、第1のクライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報が
データベースに記憶されているとき、
データベースから第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報を第1のクライアントに送信するものであってもよい。
【0017】
また、上記の第2の電子クーポン利用システムにおいて、サーバは、第1の電子クーポンの識別情報を生成した際又は第1のクライアントへ識別情報を送信した際に
データベースへの書き込みを行わず、第2のクライアントから第1の電子クーポンの識別情報を受信した際に
データベースへの書き込みを行うものであってもよい。
【0018】
また、上記の第2の電子クーポン利用システムにおいて、サーバは、
第1のクライアントからの電子クーポンの発行要求によって生成される第
1の電子クーポンを第1の電子クーポンの識別情報と関連付けて
データベースに記憶し、
第1の電子クーポンが利用されるとその利用履歴を前記データベースに登録し、その後、第2のクライアントから受信した第1の電子クーポンの識別情報を用いて、
データベースから該識別情報と一致する識別情報と関連付けられた第2の電子クーポンを読み出すとともにその識別情報を生成し、第2の電子クーポン及びその識別情報を第1のクライアントに送信するものであってもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、顧客、クーポン事業者、店舗を含んで構成される電子クーポン利用システムにおいて、顧客のリピータ化に寄与するとともに、個人情報保護のための負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施形態(実施形態1)に係る電子クーポン利用システムのシステム構成を示した図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示した図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る店舗サーバ(実施形態1)又はクーポン事業者サーバ(実施形態2)の機能構成を示した図である。
【
図4】従来の電子クーポン発行(店舗が発行主体)の概要を説明するための図である。
【
図5】本発明の実施形態(実施形態1)に係る電子クーポン発行の概要を説明するための図である。
【
図6】本発明の実施形態(実施形態1)に係る電子クーポン発行処理の流れを示したチャート図である。
【
図7】本発明の実施形態に係るクーポンDBの構成例を示した図である。
【
図8】本発明の実施形態(実施形態1)に係る電子クーポン利用システムのシステム構成を示した図である。
【
図9】従来の電子クーポン発行(クーポン事業者が発行主体)の概要を説明するための図である。
【
図10】本発明の実施形態(実施形態2)に係る電子クーポン発行の概要を説明するための図である。
【
図11】本発明の実施形態(実施形態2)に係る電子クーポン発行処理の流れを示したチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0022】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態では、店舗が店舗の運営とともに電子クーポンの管理・発行を行っている。すなわち、店舗がクーポン事業者の役割を兼ねるものである。
【0023】
図1は、本実施形態に係る電子クーポン利用システムのシステム構成を示した図である。本実施形態の電子クーポン利用システムは、図に示すように、ユーザ端末10、店舗サーバ20を含んで構成され、ユーザ端末10と店舗サーバ20とがネットワーク50を介して接続されている。
【0024】
図2は、本実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示した図である。ユーザ端末10は、一般的なハードウェア構成を持つPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等であり、CPU11、メモリ12、HDD13、入力装置14、出力装置15を備える。CPU11は、メモリ12に格納されたOSやアプリケーションプログラムに従って、情報処理装置の全体動作制御を行ったり、所定の情報処理を行う。メモリ12は、OSやアプリケーションプログラムを格納する記憶領域(ROM)、CPU11の各種処理等で用いる作業用の記憶領域(RAM)を持つ。HDD13は、各種データを保持する外部記憶装置である。入力装置14は、ユーザによる操作情報の入力を行う装置である。出力装置15は、各種データの画面出力を行う装置である。なお、店舗サーバ20も、同様のハードウェア構成を有し、PC等の端末で構成することができる。
【0025】
図3は、本実施形態に係る店舗サーバの機能構成を示した図である。本実施形態の店舗サーバ20は、CPUがメモリに格納されたアプリケーションプログラム(本実施形態特有のクーポン発行処理を行うプログラム)を読み込んで、ユーザ端末10のクーポン保持状況及び顧客のクーポン利用状況に基づいてクーポン発行を行うための機能部である制御部100を構成する。制御部100は、クーポンID生成手段101、クーポン発行手段102、資格判定手段103を論理的に有する。なお、これらの各手段を回路で構成する等してハードウェアで実現することも可能である。
【0026】
クーポンID生成手段101は、ユーザ端末10からのクーポン発行要求に応じて、発行しようとする電子クーポンの識別情報であるクーポンIDを生成する。クーポン発行手段102は、クーポンDB110から発行すべき電子クーポンを読み出し、該電子クーポンをクーポンIDとともにユーザ端末10に送信する。なお、クーポンDB110は、例えば
図7のようなデータテーブルで構成され、HDDに記憶されデータベースとして保持される。資格判定手段103は、ユーザ端末10に保持された電子クーポン及び顧客による電子クーポンの利用状況に基づいて、上位の電子クーポン(発行済みの電子クーポンの保持者に発行される電子クーポンで、発行済みクーポンよりさらにサービスの充実したもの)を発行するか否かを判定する。
【0027】
図4は、従来の電子クーポン発行の概要を説明するための図であり、
図5は、本実施形態に係る電子クーポン発行の概要を説明するための図である。従来は、
図4に示すように、ユーザ端末側から個人情報(ユーザID)を送信し、店舗サーバ側で電子クーポン情報(クーポン(クーポンデータ、クーポンID、発行条件(プレミア条件)))とともに個人情報(ユーザID)を管理していた。
【0028】
ユーザ端末10から店舗サーバ20へユーザID(uID=0001)が送信されると、店舗サーバ20は、発行するクーポン(cID=1001)にユーザIDを関連付けて記憶しておくとともに、クーポン(cID=1001)をユーザ端末10に送信する。その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗サーバ20は、ユーザID(uID=0001)に関連付けられたクーポン(cID=1001)のプレミア条件をON(1)にしてデータ更新する。その後、ユーザ端末10から店舗サーバ20へユーザID(uID=0001)が送信されると、店舗サーバ20は、ユーザID(uID=0001)に関連付けられたクーポン(cID=1001)のプレミア条件がON(1)になっているのを確認し、プレミアクーポン(cID=2001)をユーザ端末10に送信する。
【0029】
一方、本実施形態では、
図5に示すように、ユーザ端末側から個人情報(ユーザID)を送信せず、店舗サーバ側で電子クーポン情報(クーポン(クーポンデータ、クーポンID、発行条件(プレミアクーポンコード)))のみを管理するようにしている。そして、本実施形態では、クーポンの保持状況を表す情報(クーポンID)のやり取りを介してクーポン発行を行っている。
【0030】
ユーザ端末10から店舗サーバ20へクーポンID(cID=φ)が送信されると、店舗サーバ20は、クーポン(cID=1001)をユーザ端末10に送信する。この時点では、プレミアクーポンコード(p_cID)は未登録の状態である。プレミアクーポンコード(p_cID)は、クーポン発行条件としての意味合いがあり、店舗サーバ20に保持されている電子クーポン情報に含まれる(
図4のプレミア条件に相当)。その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗サーバ20は、使用されたクーポン(cID=1001)を用いてプレミアクーポンコード(p_cID)を登録する(p_cID=1001としてデータ更新する)。その後、ユーザ端末10から店舗サーバ20へクーポンID(cID=1001)が送信されると、店舗サーバ20は、受信したクーポンID(cID=1001)と保持しているプレミアクーポンコード(p_cID=1001)が一致していることを確認し、プレミアクーポン(cID=2001)をユーザ端末10に送信する。
【0031】
図6は、本実施形態に係る電子クーポン発行処理の流れを示したチャート図である。まず、ユーザ端末10は、クーポン発行要求を店舗サーバ20に送信する(S101)。なお、このクーポン発行要求のみの送信は、電子クーポンを保持していない場合のみならず、保持していてもクーポンIDを送らずにクーポン発行要求のみ送信する場合を含む。
【0032】
店舗サーバ20は、ユーザ端末10からのクーポン発行要求を受信する(S102)。続いて、店舗サーバ20は、クーポンID生成手段101によりクーポンID(cID1=1001)を生成し(S103)、クーポン発行手段102により第1クーポン(クーポンA1)とともにクーポンID(cID1=1001)をユーザ端末10に送信する(S104)。クーポンID(cID)は、
図7に示すように、ユーザ端末の識別情報とは無関係にクーポンごとに割り振られる一意の識別情報であり、クーポンID生成手段101により任意に生成される。そして、生成したクーポンID(cID1=1001)を第1クーポン(クーポンA1)と関連付けてクーポンDB110に記憶する(S106)。ユーザ端末10は、店舗サーバ20からの第1クーポン(クーポンA1)及びクーポンID(cID1=1001)を受信する(S105)。
【0033】
チャートに戻って説明すると、その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗サーバ20は、使用された電子クーポンのクーポンID(cID1=1001)を取得する(S111)。そして、取得したクーポンID(cID1=1001)を用いてクーポンDB110を検索し、該クーポンID(cID1=1001)に対応する利用フラグに1を立ててデータ更新し、電子クーポンの利用履歴を登録する(S112)。
【0034】
次に同じユーザがクーポンを取得する場面を想定する。ユーザ端末10は、保持しているクーポンID(cID1=1001)をクーポン発行要求とともに店舗サーバ20に送信する(S121)。店舗サーバ20は、ユーザ端末10からのクーポン発行要求及びクーポンID(cID1=1001)を受信する(S122)。続いて、店舗サーバ20は、資格判定手段103によりクーポンID(cID1=1001)を用いてクーポンDB110を検索し(S123)、該クーポンID(cID1=1001)に関連付けられた電子クーポン(クーポンA1)の上位の電子クーポン(クーポンA2)を読み出す(S124)。また、店舗サーバ20は、クーポンID生成手段101により上位の電子クーポン(クーポンA2)のクーポンID(cID1=2001)を生成する(S125)。そして、店舗サーバ20は、クーポン発行手段102により第2クーポン(クーポンA2)とともにクーポンID(cID1=2001)をユーザ端末10に送信し(S126)、生成したクーポンID(cID1=2001)を第2クーポン(クーポンA2)と関連付けてクーポンDB110に記憶する(S128)。ユーザ端末10は、店舗サーバ20からの第2クーポン(クーポンA2)及びクーポンID(cID1=2001)を受信する(S127)。
【0035】
本実施形態では、電子クーポンの利用状況に応じて上位の電子クーポン(プレミアクーポン)を発行するようにしているが、電子クーポンに限らず、ダイレクトメッセージ(割引等のサービスを含まない告知等)を利用状況に応じて発行するようにしてもよい。また、ダイレクトメッセージや電子クーポンの内容は配信期間中も自由に更新できるようにしてもよい。また、本実施形態では、上位の電子クーポンの発行タイミングをクーポン発行要求時としているが、クーポン発行要求をせず単に店舗サーバと接続した場合(店舗のwebサイトに閲覧した場合)でも、クーポンIDをキーにして上位の電子クーポンを発行するようにしてもよい。後述する実施形態2でも同様である。
【0036】
また、本実施形態では、電子クーポン発行時にクーポンDBに発行クーポンを記録しているが、発行タイミングでは記録を行わず、ユーザによってクーポンが利用されたタイミングで初めて利用されたクーポンのみを記録するようにしてもよい。すなわち、
図7の利用ビットが立っている情報のみが記録されているようにしてもよい。
【0037】
<実施形態2>
本発明の第2の実施形態では、店舗は店舗の経営のみ行っており、クーポン事業者が店舗からクーポン利用状況を取得して電子クーポンの管理・発行を行っている。
【0038】
図8は、本実施形態に係る電子クーポン利用システムのシステム構成を示した図である。本実施形態の電子クーポン利用システムは、図に示すように、ユーザ端末10、クーポン事業者サーバ30、店舗端末40を含んで構成され、ユーザ端末10とクーポン事業者サーバ30と店舗端末40とがネットワーク50を介して接続されている。なお、ユーザ端末10、クーポン事業者サーバ30、店舗端末40のハードウェア構成は実施形態1と同様であり(
図2)、クーポン事業者サーバ30の機能構成も実施形態1と同様である(
図3)ため、説明を省略する。
【0039】
図9は、従来の電子クーポン発行の概要を説明するための図であり、
図10は、本実施形態に係る電子クーポン発行の概要を説明するための図である。従来が、ユーザ端末側から個人情報(ユーザID)を送信して、クーポン事業者サーバ側で電子クーポン情報(クーポン(クーポンデータ、クーポンID、発行条件(プレミア条件)))とともに個人情報(ユーザID)を管理し、本実施形態が、ユーザ端末側から個人情報(ユーザID)を送信せず、クーポン事業者サーバ側で電子クーポン情報(クーポン(クーポンデータ、クーポンID、発行条件(プレミアクーポンコード)))のみを管理し、クーポンの保持状況を表す情報(クーポンID)のやり取りを介してクーポン発行を行っているのは実施形態1と同様である。
【0040】
従来では、
図9に示すような流れとなる。ユーザ端末10からクーポン事業者サーバ30へユーザID(uID=0001)と店舗IDを含むクーポン要求(sID=015)とが送信されると、クーポン事業者サーバ30は、発行するクーポン(cID=1001)とユーザID(uID=0001)と店舗ID(sID=015)を関連付けて記憶しておくとともに、クーポン(cID=1001)をユーザ端末10に送信する。その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗端末40は、店舗ID(sID=015)とクーポン(cID=1001)とをクーポン事業者サーバ30に送信する。クーポン事業者サーバ30は、クーポン(cID=1001)のプレミア条件をON(1)にしてデータ更新する。その後、ユーザ端末10からクーポン事業者サーバ30へユーザID(uID=0001)と店舗IDを含むクーポン要求(sID=015)が送信されると、クーポン事業者サーバ30は、ユーザID(uID=0001)に関連付けられたクーポン(cID=1001)のプレミア条件がON(1)になっているのを確認し、プレミアクーポン(cID=2001)をユーザ端末10に送信する。
【0041】
本実施形態では、
図10に示すような流れとなる。ユーザ端末10からクーポン事業者サーバ30へ店舗IDを含むクーポン要求(sID=015、cID=φ)が送信されると、クーポン事業者サーバ30は、クーポン(cID=1001)をユーザ端末10に送信する。この時点では、プレミアクーポンコード(p_cID)は未登録の状態である。その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗端末40は、クーポンID(cID=1001)をクーポン事業者サーバ30に送信する。クーポン事業者サーバ30は、店舗端末40からのクーポンID(cID=1001)を用いてプレミアクーポンコード(p_cID)を登録する(p_cID=1001としてデータ更新する)。その後、ユーザ端末10からクーポン事業者サーバ30へ店舗IDとクーポンIDを含むクーポン要求(sID=015、cID=1001)が送信されると、クーポン事業者サーバ30は、受信したクーポンID(cID=1001)と保持しているプレミアクーポンコード(p_cID=1001)が一致していることを確認し、プレミアクーポン(cID=2001)をユーザ端末10に送信する。
【0042】
図10では、クーポン事業者サーバが電子クーポンの識別情報(クーポンID)のみを用いてユーザへの上位クーポンの発行を判定している。この場合、クーポンIDは、全店舗における全ての電子クーポンを一意に識別できるものであることが必要である。他方、店舗側としては、顧客に提供するクーポンの管理を容易にするために、例えばクーポンIDを連番としたい場合がある。クーポン事業者側は、ユーザへの上位クーポンの発行に用いる識別情報を、店舗の識別情報(ショップID)及び電子クーポンの識別情報(クーポンID)とすることで、このような店舗側の要望に応えることができる。
【0043】
図11は、本実施形態に係る電子クーポン発行処理の流れを示したチャート図である。ここでは、クーポン事業者サーバによるユーザ端末への上位クーポンの発行において、電子
クーポンの識別情報(クーポンID)のみを用いている(なお、店舗の識別情報(ショップID)及び電子クーポンの識別情報(クーポンID)を用いる場合でも同様の流れとなる)。
【0044】
まず、ユーザ端末10は、クーポン発行要求をクーポン事業者サーバ30に送信する(S201)。クーポン事業者サーバ30は、ユーザ端末10からのクーポン発行要求を受信する(S202)。続いて、クーポン事業者サーバ30は、クーポンID生成手段101によりクーポンID(cID1=1001)を生成し(S203)、クーポン発行手段102により第1クーポン(クーポンA1)とともにクーポンID(cID1=1001)をユーザ端末10に送信する(S204)。そして、生成したクーポンID(cID1=1001)を第1クーポン(クーポンA1)と関連付けてクーポンDB110に記憶する(S206)。ユーザ端末10は、クーポン事業者サーバ30からの第1クーポン(クーポンA1)及びクーポンID(cID1=1001)を受信する(S205)。
【0045】
その後、ユーザ端末10を持つ顧客により発行済みのクーポンが店舗で使用されたとき、店舗端末40は、使用された電子クーポンのクーポンID(cID1=1001)を取得し(S211)、該クーポンID(cID1=1001)をクーポン事業者サーバ30へ送信する(S212)。クーポン事業者サーバ30は、店舗端末40からのクーポンID(cID1=1001)を受信し(S213)、該クーポンID(cID1=1001)を用いてクーポンDB110を検索し、該クーポンID(cID1=1001)に対応する利用フラグに1を立ててデータ更新し、電子クーポンの利用履歴を登録する(S214)。
【0046】
その後、ユーザ端末10は、保持しているクーポンID(cID1=1001)をクーポン発行要求とともにクーポン事業者サーバ30に送信する(S221)。クーポン事業者サーバ30は、ユーザ端末10からのクーポン発行要求及びクーポンID(cID1=1001)を受信する(S222)。続いて、クーポン事業者サーバ30は、資格判定手段103によりクーポンID(cID1=1001)を用いてクーポンDB110を検索し(S223)、該クーポンID(cID1=1001)に関連付けられた電子クーポン(クーポンA1)の上位の電子クーポン(クーポンA2)を読み出す(S224)。また、クーポン事業者サーバ30は、クーポンID生成手段101により上位の電子クーポン(クーポンA2)のクーポンID(cID1=2001)を生成する(S225)。そして、クーポン事業者サーバ30は、クーポン発行手段102により第2クーポン(クーポンA2)とともにクーポンID(cID1=2001)をユーザ端末10に送信し(S226)、生成したクーポンID(cID1=2001)を第2クーポン(クーポンA2)と関連付けてクーポンDB110に記憶する(S228)。ユーザ端末10は、クーポン事業者サーバ30からの第2クーポン(クーポンA2)及びクーポンID(cID1=2001)を受信する(S227)。
【0047】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0048】
すなわち、実施形態1の店舗サーバや実施形態2のクーポン事業者サーバで実行されるプログラムは、先に述べた各手段(クーポンID生成手段101、クーポン発行手段102、資格判定手段103)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、コンピュータ(CPU)が所定の記録媒体(メモリ等)からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段が主記憶装置上にロードされて生成される。また、上記各手段は回路等のハードウェアのみで実現してもよい。
【0049】
本実施形態におけるクーポン事業者サーバや店舗サーバで実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供あるいは配布するように構成してもよい。
【0050】
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
【0051】
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
【符号の説明】
【0052】
10 ユーザ端末
11 CPU
12 メモリ
13 HDD
14 入力装置
15 出力装置
20 店舗サーバ
30 クーポン事業者サーバ
40 店舗端末
50 ネットワーク
100 制御部
101 クーポンID生成手段
102 クーポン発行手段
103 資格判定手段
110 クーポンDB