特許第5793601号(P5793601)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5793601
(24)【登録日】2015年8月14日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】自動スクロール実行システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20150928BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20150928BHJP
   G09G 5/22 20060101ALI20150928BHJP
   G06F 3/0485 20130101ALI20150928BHJP
【FI】
   G06F17/30 380B
   G09G5/34 A
   G09G5/22 680Z
   G06F3/048 656D
【請求項の数】11
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-96544(P2014-96544)
(22)【出願日】2014年5月8日
(62)【分割の表示】特願2010-226783(P2010-226783)の分割
【原出願日】2010年10月6日
(65)【公開番号】特開2014-206983(P2014-206983A)
(43)【公開日】2014年10月30日
【審査請求日】2014年5月14日
(31)【優先権主張番号】10-2009-0098180
(32)【優先日】2009年10月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】朴 廷 ▲祐▼
(72)【発明者】
【氏名】金 熊 燮
(72)【発明者】
【氏名】朴 起 ▲徳▼
(72)【発明者】
【氏名】權 勢
【審査官】 野崎 大進
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5543313(JP,B2)
【文献】 特開2004−341965(JP,A)
【文献】 特開2005−092551(JP,A)
【文献】 特開2002−149610(JP,A)
【文献】 特開2006−040179(JP,A)
【文献】 松田 憲幸,Webブラウジング対象としたページ分割による情報フィルタリング手法の提案と評価,システム制御情報学会論文誌,日本,システム制御情報学会,2002年 4月15日,Vol.15,No.4,pp.175-183.
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 3/0485
G09G 5/22
G09G 5/34
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断する自動スクロール判断部と、
前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行する自動スクロール実行部と、
自動スクロールが実行されたページを表示して提供するページ提供部とを含み、
前記自動スクロール判断部は、
前記ページのソースが予め設定した文字列を含むか否かを判断することを含むことを特徴とする自動スクロール実行システム。
【請求項2】
前記自動スクロール判断部は、
前記ページのソースがページ検索サイトを示す文字列を含むか否かを判断することを特徴とする請求項に記載の自動スクロール実行システム。
【請求項3】
前記ページは、ブログまたは、コミュニティを構成するページであることを特徴とする請求項に記載の自動スクロール実行システム。
【請求項4】
ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断する自動スクロール判断部と、
前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行する自動スクロール実行部と、
自動スクロールが実行されたページを表示して提供するページ提供部とを含み、
前記自動スクロール実行部は、
前記ページのURLに自動スクロールのためのパラメータが付与されている場合には前記ページに対して自動スクロールを実行することを特徴とする自動スクロール実行システム。
【請求項5】
ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断する自動スクロール判断部と、
前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行する自動スクロール実行部と、
自動スクロールが実行されたページを表示して提供するページ提供部とを含み、
前記自動スクロール実行部は、
前記ページに対してスクロールビュー関数を適用して前記ページで本文の内容を表すタグ位置にフォーカスされるように自動スクロールを実行することを特徴とする自動スクロール実行システム。
【請求項6】
自動スクロール判断部と、自動スクロール実行部と、ページ提供部とを含むコンピュータのプロセッサが行う自動スクロール実行方法であって、
前記自動スクロール判断部がページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断し、
前記自動スクロール実行部が前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行し、
前記ページ提供部が自動スクロールが実行されたページを表示し、
前記自動スクロール判断部が前記ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断するとき、
前記ページのソースが予め設定した文字列を含むか否かを判断することを含むことを特徴とする自動スクロール実行方法。
【請求項7】
前記自動スクロール判断部が前記リファラが予め設定した文字列を含むか否かを判断することは、
前記ページのソースがページ検索サイトを示す文字列を含むか否かを判断することを特徴とする請求項に記載の自動スクロール実行方法。
【請求項8】
前記ページは、ブログ、または、コミュニティを構成するページであることを特徴とする請求項に記載の自動スクロール実行方法。
【請求項9】
自動スクロール判断部と、自動スクロール実行部と、ページ提供部とを含むコンピュータのプロセッサが行う自動スクロール実行方法であって、
前記自動スクロール判断部がページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断し、
前記自動スクロール実行部が前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行し、
前記ページ提供部が自動スクロールが実行されたページを表示し、
前記自動スクロール実行部が前記ページに対して自動スクロールを実行することは、
前記ページのURLに自動スクロールのためのパラメータが付与されている場合には前記ページに対して自動スクロールを実行することを特徴とする自動スクロール実行方法。
【請求項10】
自動スクロール判断部と、自動スクロール実行部と、ページ提供部とを含むコンピュータのプロセッサが行う自動スクロール実行方法であって、
前記自動スクロール判断部がページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断し、
前記自動スクロール実行部が前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行し、
前記ページ提供部が自動スクロールが実行されたページを表示し、
前記自動スクロール実行部が前記ページに対して自動スクロールを実行することは、
前記ページに対してスクロールビュー関数を適用して前記ページで本文の内容を表すタグ位置にフォーカスされるように自動スクロールを実行することを特徴とする自動スクロール実行方法。
【請求項11】
コンピュータに請求項〜請求項10のうちいずれか1項の方法を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動スクロール実行システムおよび方法に関し、ページ上で本文の内容がフォーカスされるように自動スクロールを実行する自動スクロール実行システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特定サイトに接続する場合、該当サイトの最初のページの本文の内容がイメージによって押されて下がって行くことがある。この場合、ユーザはページの本文の内容を確認するためにページ上でマウスなどの入力装置を介してページの下方へ移動する必要があった。
【0003】
そして、ページに接続する毎に本文の内容を確認するためにページの下方へ移動しなければならないという不便があるため、ユーザがページを訪問する頻度が下がる可能性がある。
【0004】
よって、ページ上で本文の内容がイメージによって下方へ押されている場合、ユーザが直接ページの下方へ移動しなくても、すぐに本文の内容を確認できる方法が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ユーザがページの下段に移動しなくてもページの本文の内容を見ることができるように自動スクロールを実行するシステムおよび方法を提供する。
【0006】
また、本発明は、ページのソースを参考にしてページの本文の内容がフォーカスされるようにページに自動スクロールを実行するシステムおよび方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、ページ検索サイトを介して接続されたページに対して自動スクロールを実行する自動スクロール実行システムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行システムは、ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断する自動スクロール判断部と、前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行するスクロール実行部と、自動スクロールが実行されたページを表示して提供するページ提供部とを含んでもよい。
【0009】
本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行システムは、前記自動スクロール判断部は、前記ページのソースに含まれたヘッダを抽出するヘッダ抽出部と、前記ヘッダに含まれたリファラ(referer)を読み出して前記リファラに予め設定した文字列を含むか否かを判断するリファラ判断部とを含んでもよい。
【0010】
本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行方法は、ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断し、前記ページの本文の内容がフォーカスされるように前記ページに対して自動スクロールを実行し、自動スクロールが実行されたページを表示して提供すること、を含んでもよい。
【0011】
本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行方法は、前記ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断することは、前記ページのソースに含まれたヘッダを抽出し、前記ヘッダに含まれたリファラを読み出して前記リファラに予め設定した文字列を含むか否かを判断すること、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一実施形態によれば、ユーザはイメージなどによってページの本文の内容が下方へ押されて下がって行った場合、ユーザが直接ページの下段に移動しなくてもページを自動スクロールすることができる。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、ユーザがページ自動スクロールのための別の動作を実行しなくても、ページのソースに含まれたリファラに基づいて自動でページをスクロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る自動スクロールを実行するシステムを示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行システムの詳細構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係るページに対して自動スクロールを行った結果を示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係るページのソースを示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付する図面に記載した内容を参照しながら本発明に係る実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明が実施形態によって制限されたり限定されることはない。各図面に提示する同一の参照符号は同一の部材を示す。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行システムの全体動作を説明するための図である。
【0017】
図1を参照すれば、自動スクロール実行システム100は、ユーザ101からサイト検索のためにキーワードAを受信してもよい。そして、自動スクロール実行システム100は、キーワードAに対応する1つ以上のページを検索して表示してもよい。
【0018】
他の一例として、図1に示してはいないが、ユーザ101が検索サーバにキーワードAを入力すれば、検索サーバはキーワードAに対応するページを検索してもよい。この時、自動スクロール実行システム100は、検索サーバが検索したページを受信してもよい。
【0019】
特に、ブログ/コミュニティ検索結果として導き出されたページのリンクをクリック時のページの表示位置がブラウザの最上段にフォーカスされており、ユーザ100は本文の内容を確認するためにキーボード、マウスなどの入力装置を用いてブラウザのスクロールをおろさなければならない不便があった。よって、自動スクロール実行システム100は、ユーザがブログ/コミュニティ検索結果クリック時のページの本文の内容を別の動作をせずに、ページの本文の内容をすぐに見ることができるようにページに対して自動スクロールを実行してもよい。
【0020】
この時、自動スクロール実行システム100は、検索したページ102−1〜102−3が自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。一例として、自動スクロール実行システム100は、ページ102−1〜102−3のソースに基づいてページ102−1〜102−3が自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0021】
もし、ページ102−1〜102−3が自動スクロールを実行する対象である場合、自動スクロール実行システム100は、ページ102−1〜102−3の本文の内容がフォーカスされるようにページ102−1〜102−3に対して自動スクロールを実行してもよい。例えば、ページ102−1〜102−3の本文の内容がページ上段のイメージなどによって下方へ押し出された場合、自動スクロール実行システム100は、ページ102−1〜102−3に対して自動スクロールを行って本文の内容を上に配置してもよい。
【0022】
そして、ユーザは、直接キーボード、マウスなどの入力装置を介して本文の内容へ移動しなくても、ページ102−1〜102−3に接続すると同時にページ102−1〜102−3の自動スクロールが実行され、ページ102−1〜102−3の本文の内容がユーザの視線にフォーカスされる。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行システムの詳細構成を示すブロック図である。
【0024】
図2を参照すれば、自動スクロール実行システム100は、自動スクロール判断部201と、自動スクロール実行部202と、ページ提供部203とを含んでもよい。
【0025】
自動スクロール判断部201は、ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。一例として、自動スクロール判断部201は、ページのソースに基づいてページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0026】
ここで、自動スクロール実行システム100は、自身がサービスするページだけでなく、自動スクロール実行システム100の運営主体と異なる運営主体がサービスを行うページに対しても自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。すなわち、自動スクロール実行システム100が処理するページの種類は制限がないため、どのような形態のページに対しても自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0027】
一例として、自動スクロール判断部201は、ヘッダ抽出部204およびリファラ判断部205を含んでもよい。
【0028】
ヘッダ抽出部204は、ページのソースに含まれたヘッダ(header)を抽出してもよい。例えば、ページがHtmlソースで構成された場合、ヘッダ抽出部204はHtmlソースで<head>タグと</head>タグの間の内容に対応するヘッダを抽出してもよい。ページのソースはHTMLソースに限定されることなく、HTML言語以外に他の言語で構成されたソースで代替してもよい。
【0029】
リファラ判断部205は、ヘッダに含まれたリファラを読み出してリファラが予め設定した文字列を含むか否かを判断してもよい。一例として、リファラ判断部205はリファラがページ検索サイトを示す文字列を含むか否かを判断してもよい。この時、ページは、ブログまたはコミュニティを構成するページであってもよい。
【0030】
例えば、リファラ判断部205は、リファラがsearch.naver.comのようなページ検索サイトを示す文字列を含むか否かを判断してもよい。すなわち、リファラ判断部205はリファラに基づいてページ生成の要請がブログ/コミュニティ検索結果を提供するページ検索サイトから入力された要請であるか否かを判断してもよい。このような、ページ生成の要請は、ユーザがブログ/コミュニティの検索結果として提供するページリンクをクリックすることによっても発生し得る。もし、ページ生成の要請が検索サイトから入力された要請である場合、自動スクロール判断部201はページが自動スクロールを実行するページと判断してもよい。
【0031】
この時、自動スクロール実行システム100がサービスを行うページである場合、直接ページのソースを分析してリファラを分析してもよい。しかし、個人ドメインサーバと共に他の運営主体がサービスを行うページである場合、ページのソースにリファラを確認することができないため、個人ドメインサーバからページのリファラ値を受信してもよい。そして、自動スクロール実行システム100は、個人ドメインサーバから受信したリファラを用いてページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0032】
自動スクロール実行部202は、自動スクロールを実行するページに対してページの本文の内容がフォーカスされるようにページに対して自動スクロールを実行してもよい。一例として、自動スクロール実行部202は、ページのURLに自動スクロールのためのパラメータを追加してページに対して自動スクロールを実行してもよい。例えば、ページのURLがwww.abc.com/index.htmlである場合、自動スクロール実行部202は、URLにパラメータであるxyzを追加して、www.abc.com/index.html/xyzを生成してもよい。すなわち、パラメータは、該当ページが自動スクロールを実行するページであることを示す。
【0033】
そして、自動スクロール実行部202は、ページがパラメータが追加されたUIRLに流入すれば、ページに対してスクロールビュー関数を適用してページで本文の内容を表すタグ位置にフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。一例として、自動スクロール実行部202は、ジャバスクリプト(java script)のscrolltoview()関数を用いてページの本文の内容を表す<div>タグによってフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。
【0034】
この時、スクロールビュー関数は、ブラウザを介して表示されるページのピクセル(pixel)に基づいて自動スクロールを実行してもよい。例えば、自動スクロール実行部202は、ページのスキンイメージが占めるサイズと本文の内容が占めるサイズ、ブラウザでページが表示される領域のサイズ、ブラウザが表示されるディスプレイの解像度などを考慮して自動スクロールを実行してもよい。そして、自動スクロール実行部202は、ページの本文の内容がブラウザを介してフォーカスされるように、ページの本文の内容をピクセル単位によってページの上段でスクロールしてもよい。
【0035】
ページ提供部203は、自動スクロールが実行されたページを表示して提供してもよい。すなわち、ユーザは、入力装置を介してページの本文の内容へ移動しなくとも、自動スクロールされて本文の内容がフォーカスされたページを提供することができる。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態に係るページに対して自動スクロールを行った結果を示す図である。
【0037】
図3は、ページ301,302を表示したブラウザを簡略的に示している。図3を参照すれば、ブラウザを介して表示したページ301は、URL入力ウィンドウ303、スキンイメージ304および本文の内容305を含んでもよい。この時、URL入力ウィンドウ303は、ページ301,302で固定されている。
【0038】
ページ301の場合、本文の内容305がスキンイメージ304によってページ301の下段に配置されたことが分かる。極端な場合、スキンイメージ304だけをブラウザ全体に表示してもよい。そして、ユーザは、ページ301の本文の内容を確認するために、マウス、キーボードなどの入力装置を用いてページ301の下段に移動して本文の内容301を上段に移動させなければならない。
【0039】
本発明の一実施形態によれば、ページ301のソースに含まれたリファラがページ検索サイトを示す文字列を含む場合、自動スクロール実行システム100は、ページ301に対して自動スクロールを実行してもよい。すなわち、ページ301がページ検索サイトから入力された要請によって生成された場合、自動スクロール実行システム100は、ページ301に対して自動スクロールを実行してもよい。
【0040】
そして、ユーザがページ301に接続すれば、ユーザは別にページ301で本文の内容304に移動する追加的な動作を実行しなくとも、ページ301が自動スクロールされる。すなわち、ページ302を参照すれば、ページ301が自動スクロールされ、ページ301の本文の内容305がユーザの視線にフォーカスされる位置に配置されてもよい。
【0041】
図4は、本発明の一実施形態に係るページのソースを示す図である。
【0042】
ページ401のソースは、ヘッダ領域を示すソース403と本文領域を示すソース404で区分してもよい。ソース403は、ページ401の一般的な事項を含んでもよい。例えば、ページ401の題名、文書の著作者、説明、キーワードなど検索エンジンによって読み出されるメタデータ、スクリプト内容、フォント、リンク、行間隔などのスタイルに対する事項がソース403に含まれてもよい。
【0043】
もし、ページ401がページ検索サイトを介して接続された場合、ヘッダ領域を示すソース403にページ検索サイトに対する文字列を含んでもよい。自動スクロール実行システム100は、ソース403のリファラ402を読み出して、ページ検索サイト(www.xyz.com)に対する文字列が含まれているか否かを判断してもよい。
【0044】
もし、ページ401がリファラ402にページ検索サイトに対する文字列を含む場合、自動スクロール実行システム100は、ページ401の本文の内容がフォーカスされるように、ページ401に対して自動スクロールを実行してもよい。この時、自動スクロール実行システム100は、スクロールビュー関数を適用して本文の内容を表すタグ位置にフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。先に説明したように、自動スクロール実行システム100は、ジャバスクリプトのscrollIntoView()関数を用いてページ401の本文の内容を表す<div>タグによってフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。
【0045】
図5は、本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行方法を示すフローチャートである。
【0046】
ステップS501において、自動スクロール実行システム100は、ページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。この時、自動スクロール実行システム100は、ページのソースに基づいてページが自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0047】
ここで、自動スクロール実行システム100は、自身がサービスするページだけでなく、自動スクロール実行システム100の運営主体と異なる運営主体がサービスするページに対しても自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。すなわち、自動スクロール実行システム100が処理するページの種類は制限がないため、どのような形態のページに対しても自動スクロールを実行するページであるか否かを判断してもよい。
【0048】
一例として、自動スクロール実行システム100は、ページのソースに含まれたヘッダを抽出してもよい。そして、自動スクロール実行システム100は、ヘッダに含まれたリファラを読み出してリファラが予め設定した文字列を含むか否かを判断してもよい。この時、自動スクロール実行システム100は、リファラがページ検索サイトを示す文字列を含むか否かを判断してもよい。ここで、ページはブログ、または、コミュニティを構成するページであってもよい。
【0049】
ステップS502において、自動スクロール実行システム100は、ページの本文の内容がフォーカスされるようにページに対して自動スクロールを実行してもよい。
【0050】
一例として、自動スクロール実行システム100は、ページのURLに自動スクロールのためのパラメータを追加してページに対して自動スクロールを実行してもよい。
【0051】
そして、一例として、自動スクロール実行システム100は、ページに対してスクロールビュー関数を適用してページで本文の内容を表すタグ位置にフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。例えば、自動スクロール実行システム100は、ジャバスクリプトのscrollIntoView()関数を用いてページの本文の内容を表す<div>タグによってフォーカスされるように自動スクロールを実行してもよい。
【0052】
ステップS503において、自動スクロール実行システム100は、自動スクロールが実行されたページを表示して提供してもよい。そして、ユーザは直接キーボード、マウスなどの入力装置を介して本文の内容へ移動しなくても、ページに接続すると同時にページの自動スクロールが実行され、ページの本文の内容がユーザの視線にフォーカスされる。
【0053】
なお、本発明の一実施形態に係る自動スクロール実行方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。
【0054】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【符号の説明】
【0055】
100:自動スクロール実行システム
101:ユーザ
102−1〜102−3:ページ
201:自動スクロール判断部
202:自動スクロール実行部
203:ページ提供部
204:ヘッダ抽出部
205:リファラ判断部
図1
図2
図3
図4
図5