特許第5794448号(P5794448)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5794448-氷の路面も削れる角スコップ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5794448
(24)【登録日】2015年8月21日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】氷の路面も削れる角スコップ
(51)【国際特許分類】
   E01H 5/12 20060101AFI20150928BHJP
【FI】
   E01H5/12
【請求項の数】2
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-39812(P2015-39812)
(22)【出願日】2015年3月2日
【審査請求日】2015年3月2日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】712008792
【氏名又は名称】安藤 光男
(72)【発明者】
【氏名】安藤 光男
【審査官】 神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭59−121052(JP,U)
【文献】 実開昭61−121255(JP,U)
【文献】 特開2014−224373(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01H 5/12
E02F 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
氷の路面も削れる角スコップ本体(1)の、路面に接する部分である金属製の角スコップ(2)の角スコップの先端部(3)は、手前に鋭角に傾け、その手前に長方形の角スコップ隙間(4)を設け、その手前の氷の路面削り部(2−4)は、先端部のみを、鋭角に路面側に傾け、削った氷は長方形の角スコップ隙間(4)から入り、金属製の角スコップ(2)に溜まる構造にして、角スコップの使用時は、金属製の角スコップ(2)を路面に平行にしながら、前方に押し付けると、氷の路面削り部(2−4)の先端は角度を鋭角に路面側に傾けてあるため、削られた氷状の硬い雪は、角スコップ先端部の隙間(4)から入り金属製の角スコップ(2)の中に入るため、無駄な力を使うことなく、路面を危険のない状態にできる事を特徴とする氷の路面も削れる角スコップ。
【請求項2】
スコップを支える木製の棒(6)、取っ手(7)、握り(8)の素材は、木製を
合成樹脂又は、金属に変えて使用する請求項1記載の氷の路面も削れる角スコップ。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、路面が氷になってスコップで削れない状態を、氷の路面も削れる角スコップを使用して削れるようにした角スコップに関する。
「第7項」
【背景技術】
【0002】
従来、除雪を行う場合はママさんダンプ(登録商標)・角スコップ・ジョンバ・ツルハシ・ケン先スコップ、3番スコップ、様々な除雪器具を使用して、削ろうとするが氷状の路面は、中々思うように削れない。
「特許文献1」特開2014−224373号公報(除雪具)、 「特許文献2」 特開2004−124391号公報(スノースコップ)に記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−224373号公報
【特許文献2】特開2004−124391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来,雪の降る地方では、雪の捨て場がある場所では、エンジン付き除雪機を使用し、長い距離雪を積んで移動する場合は、ママさんダンプ(登録商標)を使用し、降ったばかりのやわらかい雪を除雪する場合はジョンバ、日数が経過して硬くなった雪や、何回も移動して硬くなった雪は、ケン先スコップ又は、金属製の3番スコップを使用して来た。
しかし、雪の路面が足で踏み固められ、それが若干溶けて、更に低温になると路面が硬く、どの除雪器具も使用できない場合がある。
人間が歩くと、氷状の路面は滑って危険である。そんな悪条件でも、雪の降る地方では生きるために寒さや雪と戦って行かなければならず、氷ついた路面を削れるスコップを開発する事が課題である。
本発明は、この問題を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するために本発明は,以下の構成とした。
氷の路面に接する部分である金属製の角スコップ(2)の角スコップ先端部(3)は、手前に鋭角に傾けて、その手前に長方形の角スコップ隙間(4)を設け、その手前の氷の路面削り部(2−4)の先端のみを、鋭角に路面側に傾け、削った氷は長方形の角スコップ隙間(4)から入り、金属製の角スコップ(2)に溜まる構造にした。(図4
【0006】
角スコップの使用時は、氷の路面も削れる角スコップ本体(1)の、金属製の角スコップ(2)を路面に平行にして前方に押し付けると、氷の路面削り部(2−4)の先端のみを、鋭角に路面側に傾けてあるため削られた氷状の硬い雪は、角スコップ先端部の隙間(4)から入り、金属製の角スコップ(2)の中に入るため、無駄な力を使うことなく、路面を危険のない状態にできる。(図3
【発明の効果】
【0007】
イ、老人・女性でも角スコップを路面に平行に、前後に移動させるだけで路面の悪路を削りとることができる。
ロ、店舗・自宅の周辺に人が通ったときに大きな怪我をする問題点を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】氷の路面も削れる角スコップ平面図
図2】氷の路面も削れる角スコップ本体全体を使用している斜視図
図3】氷の路面も削れる角スコップ本体全体平面図
図4】氷の路面も削れる角スコップ底面図
図5】氷の路面も削れる角スコップ側面図
図6】氷の路面も削れる角スコップ先端部の説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下,本発明を実施するための最良の形態について説明する。
金属製の角スコップ(2)の角スコップの先端部(3)は、手前に鋭角に傾けて、その手前に長方形の角スコップ隙間(4)を設け、その手前の氷の路面削り部(2−4)は、先端のみを、鋭角に路面側に傾けた構造にしたため、削った氷は長方形の角スコップ隙間(4)から入り、金属製の角スコップ(2)に溜まる構造にした。(図3)(図4
【0010】
氷の路面も削れる角スコップの使用方法について、角スコップの使用時は、氷の路面も削れる角スコップ本体(1)の、金属製の角スコップ(2)を路面に平行にして、握り(8)を握って、前方に押し付 けると、氷の路面削り部(2−4)の先端は鋭角に路面側に傾けてあるため、削られた氷状の硬い雪は、角スコップ先端部の隙間(4)から入り金属製の角スコップ(2)の中に溜まるため、無駄な力を使うことなく、路面を危険のない状態にできる。
多くの家庭・商店では、老人や女性が除雪に係る機会が多く腕力がない人達にも作業が出来ることが重要である。(図4
【0011】
スコップを支える木製の棒(6)、取っ手(7)、握り(8)の素材は、路面の状態に対応できるように、合成樹脂又は、金属を使用して製作できるように素材を変更できるようにした。
【符号の説明】
【0012】
(1) 氷の路面も削れる角スコップ本体
(2) 金属製の角スコップ
(2−2) 角スコップ左側面
(2−3) 角スコップ右側面
(2−4) 氷の路面削り部
(3) 角スコップ先端部
(4) 角スコップ先端部の隙間
(5) 金属製固定ピン
(6) スコッブを支える木製の丸棒
(7) 取っ手
(8) 握り
【要約】
【課題】エンジン付き除雪機、ママさんダンプ(登録商標)、ジョンバ、ケン先スコップ又は、金属製の3番スコップを使用して来たが、しかし、路面が硬くどの除雪器具も使用できない場合がある。
人間が歩くと、氷状の路面は滑って危険である。そんな悪条件でも、雪の降る地方では生きるために寒さや雪と戦って行かなければならず、氷ついた路面を削れるスコップを開発する事が課題であり、氷の路面も削れる角スコップを提供する。
【解決手段】金属製の角スコップの、角スコップの先端部を手前に鋭角に傾けて、その手前に長方形の角スコップ隙間を設け、その手前の氷の路面削り部は、先端部のみを鋭角に路面側に傾け、削った氷は長方形の角スコップの隙間から入り、金属製の角スコップに溜まる構造にした事を特徴とする。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6