特許第5794596号(P5794596)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジボ ナタージー ケミカル インダストリー カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許5794596-高速な気流を発生する方法 図000002
  • 特許5794596-高速な気流を発生する方法 図000003
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5794596
(24)【登録日】2015年8月21日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】高速な気流を発生する方法
(51)【国際特許分類】
   F01K 25/06 20060101AFI20150928BHJP
   F01K 21/04 20060101ALI20150928BHJP
   F01K 25/10 20060101ALI20150928BHJP
   F02C 1/05 20060101ALI20150928BHJP
   F02C 1/10 20060101ALI20150928BHJP
【FI】
   F01K25/06
   F01K21/04 Z
   F01K25/10 W
   F01K25/10 S
   F01K25/10 R
   F02C1/05
   F02C1/10
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-508675(P2014-508675)
(86)(22)【出願日】2012年5月8日
(65)【公表番号】特表2014-513239(P2014-513239A)
(43)【公表日】2014年5月29日
(86)【国際出願番号】CN2012000615
(87)【国際公開番号】WO2012152066
(87)【国際公開日】20121115
【審査請求日】2013年10月30日
(31)【優先権主張番号】201110116942.2
(32)【優先日】2011年5月8日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512206024
【氏名又は名称】ジボ ナタージー ケミカル インダストリー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】リュウ, アンフェン
【審査官】 瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第4885913(US,A)
【文献】 特開平02−173324(JP,A)
【文献】 特開2010−242516(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0252078(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第1897168(CN,A)
【文献】 特開2004−353571(JP,A)
【文献】 中国実用新案第201771558(CN,U)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0044535(US,A1)
【文献】 中国実用新案第202187805(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01K 21/04,23/00−27/02
F02C 1/00− 9/58
F23R 3/00− 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管(1)、循環管(2)、及び、起動・制御システム(3)で構成される装置であって、前記起動・制御システム(3)は、循環ポンプ(5)と熱交換器(6)とからなる、又は、冷却装置(4)と循環ポンプ(5)と熱交換器(6)とからなり、前記管(1)は外気に繋がっている入口及び出口を備え、前記循環管(2)の入口及び出口は前記管(1)内の媒質の循環方向に離間するように前記管(1)に接続され、前記起動・制御システム(3)と前記循環管(2)とは互いに直列に接続される、装置を用いて高速な気流を発生する方法であって、
1.第1の媒質を管(1)内に充填し、第1の媒質よりも沸点が高い第2の媒質を循環管(2)内に充填すること、
2.前記起動・制御システム(3)を起動すること、
3.前記循環管(2)内において前記循環ポンプ(5)によって前記第2の媒質が液体状態で増圧されてから前記第2の媒質が前記熱交換器(6)内において熱を吸収して気化され、前記管(1)に流れ込んで前記管(1)内の前記第1の媒質に対する前記管(1)内の前記第1の媒質の循環方向へのプッシュ力を発生して高速な気流を発生すること、を含み、
前記管(1)は縮径により管径を変更し、前記管(1)において増設された湾曲状経路又は螺旋状経路の気体・液体分離装置及びガイド装置を用いて、一部の気体状の前記第2の媒質を液体状に凝縮させて前記循環管(2)に導き、次に起動・制御システム(3)で熱を吸収してから再び前記管(1)に戻す、高速な気流を発生する方法。
【請求項2】
管(1)、循環管(2)、及び、起動・制御システム(3)で構成される装置であって、前記起動・制御システム(3)は、循環ポンプ(5)と熱交換器(6)とからなる、又は、冷却装置(4)と循環ポンプ(5)と熱交換器(6)とからなり、前記管(1)は互いに接続されて循環を形成する入口及び出口を備え、前記循環管(2)の入口及び出口は前記管(1)内の媒質の循環方向に離間するように前記管(1)に接続され、前記起動・制御システム(3)と前記循環管(2)とは互いに直列に接続される、装置を用いて高速な気流を発生する方法であって、
1.前記管(1)内及び前記循環管(2)内に同一の媒質を充填すること、
2.前記起動・制御システム(3)を起動すること、
3.前記循環管(2)内において前記循環ポンプ(5)によって前記媒質が液体状態で増圧されてから当該媒質が前記熱交換器(6)内において熱を吸収して気化され、前記管(1)に流れ込んで前記管(1)内の前記媒質に対する前記管(1)内の前記媒質の循環方向へのプッシュ力を発生して高速な気流を発生すること、を含み、
前記管(1)は縮径により管径を変更し、前記管(1)において増設された湾曲状経路又は螺旋状経路の気体・液体分離装置及びガイド装置を用いて、一部の気体状の前記媒質を液体状に凝縮させて前記循環管(2)に導き、次に起動・制御システム(3)で熱を吸収してから再び前記管(1)に戻す、高速な気流を発生する方法。
【請求項3】
前記管(1)と前記循環管(2)とは、物理的な構造では前記管(1)と前記循環管(2)との両方の機能を有する一つの管路に完全に整合される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高速な気流を発生する方法。
【請求項4】
前記管(1)の前記出口から吐き出された気流は再び前記管(1)の前記入口に戻り、循環となる、ことを特徴とする請求項1に記載の高速な気流を発生する方法。
【請求項5】
エンジンシステム及び他の高速な気流を利用する装置に適用される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の高速な気流を発生する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高速な気流を発生する方法に関し、熱エネルギー又は流体エネルギーを機械エネルギーに変換する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術である高速な気流を発生する方法では、まず気体を増圧させ、次にそれを膨張させて噴出させることにより、高速な気流を発生する。このような方法では、エネルギーの消耗量が高く、多くのエネルギーが無駄になり、かつ、機械装置の耐圧力性能と、温度に対する材料の耐候性と、機械重量やサイズの要求などの多くの制限があるから、発生した気流は速度があまり高くなく、利用価値が低い。
【0003】
熱エネルギーを機械的な仕事に変換することは、人類がエネルギーを利用する最も主な形態である。従来の変換形態では、熱エネルギーを圧力エネルギーに変換してから外部に仕事をするものであり、その場合にエネルギーの損失が生じて、化石エネルギーを余分に消耗することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は上記の従来技術の不具合を解消し、品質の低い熱源を用いて低速な気流を利用価値の高い高速又は超高速な気流に変換する方法を提供する、ことを目的とする。
【0005】
本発明はさらに、本発明に係る高速な気流を発生する方法を利用し、自然界にある流体による熱エネルギーを機械エネルギーに効率よく変換する、ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は下記のような手段で達成できる。
【0007】
本発明に係る高速な気流を発生する方法は、1、循環管2、及び、冷却装置4と循環ポンプ5と熱交換器6とのいずれか一つ又は二つ以上の組み合わせでからなる起動・制御システム3で構成される装置を用いる方法であって、
(1)前記装置内に媒質を充填すること、
(2)起動・制御システム3を起動すること、
(3)媒質が液体状態で増圧されてから熱を吸収して気化され、1に流れ込んで高速な気流を発生すること、を含む。
【0008】
1は高速な気流を発生するための重要なものであり、1は異なる流速又は流量に応じて直径及び形状を調整することができる。1内の媒質は気体の流速が高くて温度が下がり液体の凝縮に至る場合に、1の形状を変更するなどにより液体を析出させることができる。
【0009】
循環管2は流体の輸送ができる一般の管路である。
【0010】
起動・制御システム3は、一部の媒質を液体状態で増圧してから、熱を吸収させ蒸発させて、再びシステムに送るために設けられる。起動・制御システム3は、流体の流量を調整制御し、流体を液化させ、流体を増圧させ、流体を気化させ、流体を加熱し、循環管を開通・切断する機能をする。
【0011】
起動・制御システム3の冷却装置4について、媒質の沸点の高さ及び循環量の大きさにより対応するものを選択することができる。
【0012】
起動・制御システム3の循環ポンプ5について、媒質の気相・液相状況及び循環量の大きさにより対応するものを選択でき、循環ポンプは循環の一方向性を維持しながら液化の流体を増圧させることにより、内で発生した流体の高速化に必要する圧力差を得るために用いられる。
【0013】
起動・制御システム3の熱交換器6について、媒質の必要な蒸発量及び熱交換源の温度差により対応するものを選択することができる。
【0014】
本発明に係る高速な気流を発生する方法は次のように実施される。
【0015】
実施準備:
1の内部及びその出入り口の両端部に沸点の低い気体状の媒質を、循環管2の内部に他種の沸点の高い媒質をそれぞれ入れ、かつ沸点の高い媒質が起動・制御システムを流れている。
【0016】
循環管2と1の間の循環を開始する:
まず、1の外側循環の出入り口を閉じて、次に起動・制御システム3の循環ポンプ5及び冷却装置4を動作させることにより、循環管内の沸点の低い媒質を液化させて得る液体が循環ポンプ5を通して熱交換器6に送られ、ここで吸熱・蒸発を行うことで外部環境から熱を吸収してから1に流れ、沸点の低い気体状の媒質は1を快速に流れ、循環管2及び起動・制御システム3を通して再び1に流れ込むようにして、沸点の低い媒質を循環管2と1の間を快速に循環することができる。この場合、気流の速度を高くするように1の直径を調整することができる。
【0017】
1の外側循環を実施する:
外側循環における沸点の低い低沸点の媒質を、循環管2からの沸点の高い低沸点の媒質の働きにより一定の方向に循環させるように1の外側循環の出入り口を徐々に開ける。沸点の高い媒質の質量による循環量が変わらないからである。沸点の低い気体状の循環媒質を追加することにより、内の流体のラインスピードを大いに高くし、更に1の通風口の径を縮小することで、より一層に内の気流の速度を大いに高くすることができる。
【0018】
負荷をかける:
気流の速度を高くする、及び(又は)の循環途中に例えばタービンなどのエネルギーを消耗する負荷装置を設けることにより、沸点の高い媒質の一部または全部を液化させることができる。液化された沸点の高い媒質は、1に増設された湾曲状経路又は螺旋状経路などの気体・液体分離装置及びガイド装置を通して循環管2に導かれ、次に起動・制御システム3で熱を吸収してから再び1に戻される。
【0019】
このようにして通常の運転状態になり、1内に速度の極高い安定した高速な気流が形成されている。
【0020】
1での循環途中に動力負荷を追加することにより、起動・制御システム3の冷却装置4のエネルギー消耗を一部減少する又は全部省くことができ、効率の高い動力エネルギーシステムを得られる。
【0021】
立上げ又は運転中では、循環ポンプ5は冷却装置4の循環システムに代えられても、また凝縮された液体の重力又はからの衝撃力に代えられてもよいので、省略されて用いられない可能性があり、熱交換器6も外部へのエネルギー出力の量が十分に多くない場合に用いられない可能性があり、冷却装置4も高速な気流に奪われるエネルギーが一部の媒質を液化させるに十分である場合に用いられない可能性がある。しかし、本システムとして最初の循環用の動力を有しなければならない。最初の循環用の動力は循環ポンプ5に由来する或いは冷却装置4自体に由来するが、熱交換器6又は冷却装置4自体は作業状況の違いにより調整される又は選択されることになる。
【0022】
1と循環管2とは物理的な構造では一つの管路に完全に整合されることがあるが、この場合、管路として、と循環管との両方の機能を両立できるものが必要する。それはに液体案内溝又は戻し管を設けるなどして実現できる。この場合の案内溝又は戻し管は循環管2と見なされてもよい。
【0023】
本発明の目的は更に次のような手段で達成できる。
【0024】
好ましくは、本発明に係る高速な気流を発生する方法では、前記1は縮径により管径を変更し、1において増設された湾曲状経路又は螺旋状経路の気体・液体分離装置及びガイド装置を用いて、気体状の媒質を液体状に凝縮させて循環管2に導き、次に起動・制御システム3で熱を吸収してから再び1に戻す。
【0025】
好ましくは、本発明に係る高速な気流を発生する方法では、前記1と循環管2とは完全に重なる又は一部重なる又は根元部と先端部とが繋がっている。
【0026】
好ましくは、本発明に係る高速な気流を発生する方法では、起動・制御システム3と循環管2とは互いに直列に接続されている。
【0027】
好ましくは、(1)から吐き出された気流は再び入口に戻り、循環となる。
【0028】
本発明に係る高速な気流を発生する方法は、装置を流れている媒質は一種の流体又は一種以上の流体からなる混合媒質であることを特徴とする。
【0029】
好ましくは、本発明に係る高速な気流を発生する方法では、前記1はエア又は水を流体の媒質として用いられる。
【0030】
本発明に係る高速な気流を発生する方法では、前記1は入口も出口も外気に向かって繋がっている。循環管2の内部に充填されるのは水であり、起動・制御システム3で循環及び液化を強制的に実施することにより、内で高速な気流を発生し、高速な気流のうちの水は高速状態での温度が低いので、大部分の水蒸気が液化され循環管2に流れてしまう一方、内のエアは速度が水蒸気からのプッシュ力により更に速くなり、外気に高速な気流を吐出して、循環管内の水は熱交換器で自然環境から熱を吸収し蒸発してから、改めて1に流れ込んで循環を行い、の入口から自然界の空気に含まれる水蒸気を吸入することで、外気に吐出された一部の水が補償されて、水のバランスを得られる。
【0031】
本発明に係る高速な気流を発生する方法は、エンジンシステム及び他の高速な気流を利用する装置に適用されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0032】
本発明に係る高速な気流を発生する方法は従来技術と比べて、次のような際立った実質的な特徴及び顕著な進歩を有している。
【0033】
1.品質の低い熱源を用いて、低速な気流を利用価値の高い高速又は超高速な気流に変換する方法を提供できる。
【0034】
2. 本発明に係る高速な気流を発生する方法によれば、自然界にある流体による熱エネルギーを機械エネルギーに効率よく変換できる。
【0035】
3.品質の低い熱源を用いて、大幅の昇圧過程をなるべき避けて、方向の一定ではない気体の分子による熱運動を直接一定化して高速な気流に変換する装置を提供できる。
【0036】
4. 本発明に係る高速な気流を発生する方法によれば、増圧方法では達成し難い超高速な気流を発生することができる。
【0037】
5. 本発明に係る高速な気流を発生する方法によれば、相対的に簡単な装置でエネルギーの極高い気流を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明に係る高速な気流を発生する方法及び装置の原理を示す概念図である。
図2】本発明に係る方法で発生した高速な気流を用いて動力駆動を行う一つの原理を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、本発明を実施形態に基づいて詳しく説明する。
【0040】
実施形態
本発明に係る高速な気流を発生する方法では、1、循環管2、及び起動・制御システム3を含み、そのうち、1はエアで一杯に充填されかつ根元部と先端部とが繋がっており(図2を参照)、1にタービン7が取り付けられ、1内の気体がタービン7を貫通して仕事をすることができる。循環管内に充填されるのは冷媒R134a(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)であり、起動・制御システム3で循環及び液化を強制的に実施することにより、内で高速なR134aの気流を発生し、高速な気流のうちのR134a(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)は高速状態での温度が低いので、一部又は全部のR134aが液化され循環管2に流れてしまう一方、内のエアは速度が高速なR134a(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)からのプッシュ力により更に速くなり、タービンが回転することで外部に仕事を出力するように駆動して、それによって、システム全体のエネルギー体制が低下し、温度が下がり、循環管内のR134a(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)は熱交換器で自然環境から熱を吸収し蒸発してから、改めて1に流れ込んで循環を行うことにより、システム全体のエネルギー体制をバランスの得られるレベルに維持できるようになる。起動・制御システム3のパラメータを調整することにより、起動・制御システム3における冷却装置4及び循環ポンプ5が動作頻度を減少する又は動作を停止することができ、システム全体の自動循環を保証することもでき、ひいては吸熱及び仕事する過程の自動的運転を保証できるようになる。
【0041】
実施形態
本発明に係る高速な気流を発生する方法では、1、循環管2、及び起動・制御システム3を含み(図2を参照)、そのうち、1は自体の根元部と先端部を互いに繋がることで、内部に一種の媒質しかない一つの管路通路を構成するものである。この場合、起動・制御システム3における冷却装置及び循環ポンプにより循環全体を開始できるが、この時媒質は高速時に一部しか液化され、液化されていないものが1内で高速に循環されるままである。この形態でも実施形態1による効果を達成できる。
【0042】
実施形態
本発明に係る高速な気流を発生する方法では、1、循環管2、及び起動・制御システム3を含み(図2を参照)、そのうち、1は入口も出口も外気に向かって繋がっている。循環管の内部に充填されるのは水(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)であり、起動・制御システム3で循環及び液化を強制的に実施することにより、内で高速な気流を発生し、高速な気流のうちの水は高速状態での温度が低いので、大部分の水(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)が液化され循環管2に流れてしまう一方、内のエアは速度が水蒸気(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)からのプッシュ力により更に速くなり、外気に高速な気流を吐出して、循環管内の水(或いは他の常圧時の沸点が環境温度よりも低い媒質)は熱交換器で自然環境から熱を吸収し蒸発してから、改めて1に流れ込んで循環を行うことができ、の入口から自然界の空気に含まれる水蒸気を吸入することで、外気に吐出された一部の水が補償されて、水のバランスを得られる。
【符号の説明】
【0043】
1…、2…循環管、3…起動・制御システム、4…冷却装置、5…循環ポンプ、6…熱交換器、7…動力消耗装置。
図1