(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記受話音量設定手段は、前記保留又は着信状態からオフフックされた場合には、前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする請求項3に記載のボタン電話装置。
前記受話音量設定手段は、前記ダイヤルトーン音量設定手段により前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量が設定された後、前記ダイヤル入力後に前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする請求項3に記載のボタン電話装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るボタン電話装置の一実施形態を示すブロック図である。以下の実施形態では、ボタン電話装置としてデジタル多機能電話機を例に挙げて説明する。本発明は、特に、ダイヤルトーンの鳴動中と通話中の区別ができないデジタル多機能電話装置に好適に使用することができる。
【0015】
図中100及び200は、例えば、3者通話機能、転送機能、電話帳機能等を有するデジタル多機能電話機である。300はデジタル多機能電話機100、200の発着信等を制御する主装置である。
図1ではデジタル多機能電話機として100、200を示しているが、更に多くのデジタル多機能電話機が主装置300に接続(収容)されている。
【0016】
また、400は局用交換機、500は一般電話機である。デジタル多機能電話機100は主装置300を介して他のデジタル多機能電話機200、…、等と内線通話を行うことができる。他のデジタル多機能電話機200、…、等も同様である。また、デジタル多機能電話機100、200、…、は、主装置300と局用交換機400を介して一般電話機500等と通話を行うことが可能である。
【0017】
次に、本発明に係るボタン電話装置の構成について説明する。デジタル多機能電話機100は、フック状態を検出するフック検出部101と、電話番号入力(ダイヤル入力)や受話音量調整を行うためのボタン部102と、内線や外線のダイヤルトーンのボリューム設定値であるDT設定値105と通話時の受話ボリュームの設定値である受話設定値106を記憶する記憶部104とを備えている。
【0018】
ボタン部102には、電話番号等を入力する複数のボタンと、受話音量調整用ボタン等が配置されているが、受話音量調整用ボタンには音量を高くするように音量を調整するボタンと、音量を低くするように音量を調整するボタンとが設けられている。音量を高くするように調整するボタンを1回押下する毎に音量は規定量ずつ高くなり、音量を低くするように調整するボタンを1回押下する毎に音量は規定量ずつ低くなる。
【0019】
また、デジタル多機能電話機100は、内線や外線のダイヤルトーンや受話音を送出する受話器107と、ダイヤルトーンや受話音の音量を設定する受話ボリューム108と、デジタル信号をアナログ信号に変換するCODEC109と、主装置300とのインタフェースを行う回線インタフェース部110とを備えている。更に、ボタン電話装置内部のフック検出部101、ボタン部102、記憶部104、受話ボリューム108、回線インタフェース110等を制御し、ボタン電話機全体を制御する制御部103を備えている。デジタル多機能電話機200、…、等も同様の構成である。
【0020】
次に、本実施形態の動作を
図2乃至
図4のフローチャートを参照して説明する。
図2から
図4は本実施形態の動作を説明するフローチャートであるが、フロー内に示す丸付きの数字は処理の移行先を示す。例えば、
図2の(4)から
図3の(4)に続き、
図2の(3)から
図4の(3)に続いている。また、
図4の(5)から
図2の(5)に続いている。なお、デジタル多機能電話機100等は、オフフックした際には内線に接続され、オフフックした後に“0”を入力した際には外線に接続される。
【0021】
デジタル多機能電話機100が起動すると、制御部103は記憶部104からDT設定値105を読み出し、受話ボリューム108に設定する(S101)。フック検出部101はフック状態を監視し(S102)、デジタル多機能電話機100がオフフックされると、フック検出部101はオフフックを検出し、制御部103はオフフック時の状態(保留又は着信等)を確認する(S103)。つまり、保留又は着信状態からオフフックされたのか、それ以外の状態からオフフックされたのかを判定する。
【0022】
オフフック時の状態が保留または着信である場合には、S111に進み、制御部103は記憶部104から受話設定値106を読み出して受話ボリューム108に設定し(S111)、保留中の相手または着信相手と通話状態となる(S112)。保留はオフフックした際に解除されるものとする。
図2のS112から
図3のS113に進む。
【0023】
図3のS113に進むと、制御部103はボタン部102による受話音量の調整ボタン入力を判定する(S113)。制御部103は受話音量を高くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ高くするように制御を行う(S114)。反対に、受話音量を低くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ下げるように制御を行う(S115)。このようにして制御部103は受話音量調整入力に従って通話時の受話音量の設定を行う。設定後の受話音量は記憶部104の受話設定値106に記憶させても記憶させなくても良い。
【0024】
S113にて受話音量調整ボタンの入力がない場合には(S113がなし)、フック検出部101によりデジタル多機能電話機100のフック状態を検出し(S116)、オンフックを検出すると通話が終了し、
図2のS101に戻る。また、S116でオンフックを検出しない場合にはS113に戻る。
【0025】
一方、
図2のS103においてオフフック時の状態が保留または着信でない場合には、制御部103は回線インタフェース部110を介して主装置300にオフフック信号を送信し、デジタル多機能電話機100と主装置300は通話開始となる(S104)。その際、主装置300から内線ダイヤルトーンが送出され、回線インタフェース部110、CODEC109、受話ボリューム108を介して受話器107から内線ダイヤルトーンが送出される(S105)。オフフック時の状態が保留または着信でない場合とは、ユーザが、例えば、発信時に受話器107を持ち上げた場合等である。
【0026】
次に、制御部103はボタン部102による受話音量調整ボタン入力を判定し(S106)、受話音量を高くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ高くするように制御を行う(S107)。反対に、受話音量を低くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ下げるように制御を行う(S108)。このようして制御部103は受話音量調整入力に従い内線ダイヤルトーンの音量設定を行う。設定後の内線ダイヤルトーンの音量は記憶部104のDT設定値105に記憶させても記憶させなくても良い。
【0027】
また、S106にて受話音量調整ボタンの入力がない場合には(S106がなし)、制御部103はボタン部102からのダイヤルボタン入力を判定する(S109)。その際、入力された内線番号の一桁目の番号によって処理が分かれる。例えば、ダイヤルボタン入力の一桁目の番号が“0”の場合は外線通話、ダイヤルボタン入力の一桁目の番号が“0”以外の番号であった場合には内線通話とする。
【0028】
例えば、デジタル多機能電話機100のボタン部102から通話相手としてデジタル多機能電話機200の内線番号が入力されたものとする。その場合には、入力された内線番号の一桁目の番号は“0”以外であるため、主装置300は内線番号入力と判断し、内線ダイヤルトーンの送出を停止する(S110)。ボタン部102からのダイヤルボタン入力の際には制御部103から回線インタフェース110を介して主装置300にダイヤル信号が送信される。
【0029】
次いで、制御部103は記憶部104から受話設定値106を読み出して受話ボリューム108に設定し(S111)、主装置300からのダイヤル信号により通話相手であるデジタル多機能電話機200が応答すると、発信元であるデジタル多機能電話機100は通話相手であるデジタル多機能電話機200と通話開始となる(S112)。
【0030】
次に、
図2のS112から
図3のS113に進み、同様にS113からS116の処理を行う。即ち、制御部103は受話音量の調整ボタン入力を判定し(S113)、受話音量を高くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ高くするように制御を行い(S114)、受話音量を低くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ下げるように制御を行う(S115)。こうして受話音量の設定を行い、設定後の受話音量は記憶部104の受話設定値106に記憶させても記憶させなくても良い。
【0031】
また、S113で受話音量調整ボタンが入力されない場合には(S113がなし)、フック検出部101によりデジタル多機能電話機100のフック状態を検出し(S116)、オンフックを検出すると、同様に通話終了であるため
図2のS101に戻り、オンフックを検出しない場合にはS113に戻る。
【0032】
一方、S109においてボタン部102から一桁目の番号として外線発信を行うための番号“0”が入力されると、
図2のS109から
図4のS117に進み、主装置300は外線接続と判断して内線ダイヤルトーンの送出を停止する(S117)。次に、主装置300は局用交換機400に接続する(S118)。ボタン部102からの番号入力の際には、同様に制御部103から回線インタフェース110を介して主装置300にダイヤル信号が送信される。
【0033】
次いで、局用交換機400から外線ダイヤルトーンが送出され(S119)、局用交換機400からの外線ダイヤルトーンは主装置300から回線インタフェース部110、CODEC109、受話ボリューム108を介して受話器107に送出される。次に、制御部103はボタン部102からの受話音量調整ボタン入力を判定する(S120)。
【0034】
制御部103は受話音量を高くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ高くするように制御を行う(S121)。反対に、受話音量を低くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ下げるように制御を行い(S122)、受話音量調整入力に従い外線ダイヤルトーンの音量として設定する。設定後の外線ダイヤルトーンの音量は記憶部104のDT設定値105に記憶させても記憶させなくても良い。
【0035】
次に、S120で受話音量調整ボタンの入力がないと、制御部103はボタン部102からのダイヤルボタン入力を判定する(S123)。ダイヤルボタンが入力されると、、制御部103は回線インタフェース部110、主装置300を介して局用交換機400にダイヤル信号を送出し、局用交換機400は外線ダイヤルトーンの送出を停止する(S124)。
【0036】
外線ダイヤルトーンの送出が停止されると、
図4のS124から
図2のS111に進み、制御部103は同様に記憶部104から受話設定値106を読み出して受話ボリューム108に設定し(S111)、通話相手と通話開始となる(S112)。例えば、
図4のS123でデジタル多機能電話機100から一般電話機500の電話番号が入力され、一般電話機500が応答すると、デジタル多機能電話機100は一般電話機500と通話開始となる。
【0037】
その後、
図2のS113に進み、制御部103は同様にボタン部102による受話音量調整ボタン入力を判定する(S113)。受話音量を高くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ高くし(S114)、受話音量を低くするように調整ボタンが押下されると、それに応じて受話ボリューム108の設定値を規定量ずつ下げて(S115)、受話音量を設定する。設定後の受話音量は記憶部104の受話設定値106に記憶させても記憶させなくても良い。
【0038】
S113で受話音量調整ボタン入力がないと、フック検出部101によりデジタル多機能電話機100のフック状態を検出し(S116)、オンフックを検出すると通話が終了し、
図2のS101に戻る。また、S116でオンフックを検出しない場合にはS113に戻る。
【0039】
以上のように本実施形態では、オフフック時に保留又は着信以外の状態からオフフックされた場合には、内線ダイヤルトーン又は外線ダイヤルトーンの送出後、ダイヤルボタンが入力されるまでの間に受話音量調整入力に従ってダイヤルトーンの音量調整を行う。また、ダイヤルボタンの入力後、受話音量調整入力に従って受話音量の設定を行い、設定された音量で通話を行う。
【0040】
つまり、内線又は外線ダイヤルトーンの送出後、ダイヤル入力までの間に受話音量調整入力に従ってダイヤルトーンの音量調整を行い、ダイヤル入力後、受話音量調整入力に応じて受話音量調整を行うことにより、1つの音量調整入力を利用してダイヤルトーンの音量調整と受話音量調整との2つの音量調整を個別に設定することが可能となる。また、1つの受話音調整用ボタンと1つの受話ボリュームをそのまま用いるだけの簡単な構成でダイヤルトーンの音量設定と受話音設定を個別に行うことが可能となる。また、保留又は着信状態からオフフックされた場合には、音量調整入力に応じて受話音量の設定を行い、設定された受話音量で通話を行う。
【0041】
なお、以上の実施形態では、内線と外線でダイヤルトーンの音量設定値を同一としているが(
図2のS101)、内線と外線の区別を行うことで、内線と外線でダイヤルトーンの音量設定値を区別して設定することが可能である。また、内線と外線で通話時の受話音量の設定値を同一としているが(
図2のS111)、同様に内線と外線の区別を行うことで、内線と外線で受話音量を区別して設定することが可能である。
【0042】
また、ダイヤルトーンの音量と受話音量を個別に調整する例を示しているが、同様な方法でイコライザ、エコーキャンセラーの設定も個別に行うことができ、音質についても個別に調整することが可能になる。更に、
図1等では主装置300と局用交換機400との間が、アナログ回線で接続されている例を示しているが、主装置300と局用交換機400との間が、例えば、専用線、IP回線等で接続されている場合には、回線に応じて受話音量等を設定することが可能である。つまり、主装置と局用交換機との間で回線を接続する際のダイヤル入力を判定して接続する回線を区別することにより、回線による音量或いは音質の調整を細かく設定することも可能となる。
【0043】
なお、上記ボタン電話装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
【0044】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
【0045】
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0046】
なお、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
【0047】
(付記1)フック状態を検出するフック検出手段と、
ユーザ操作に応じて受話音量を調整する音量調整手段と、
前記フック検出手段によるオフフック検出時の内線又は外線ダイヤルトーンの音量を前記音量調整手段からの第1の音量調整入力に従って設定するダイヤルトーン音量設定手段と、
ダイヤル入力後の内線又は外線通話時の受話音量を前記音量調整手段からの第2の音量調整入力に従って設定する受話音量設定手段と、
を備えたことを特徴とするボタン電話装置。
【0048】
(付記2)前記オフフック検出時に保留又は着信からオフフックされたのか、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされたのかを判定する判定手段を有し、
前記ダイヤルトーン音量設定手段は、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされた場合に、前記ダイヤル入力までの間に前記音量調整手段からの前記第1の音量調整入力に従って前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量を設定することを特徴とする付記1に記載のボタン電話装置。
【0049】
(付記3)前記受話音量設定手段は、前記保留又は着信状態からオフフックされた場合には、前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記2に記載のボタン電話装置。
【0050】
(付記4)前記受話音量設定手段は、前記ダイヤルトーン音量設定手段により前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量が設定された後、前記ダイヤル入力後に前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記2に記載のボタン電話装置。
【0051】
(付記5)フック状態を検出するフック検出手段と、ユーザ操作に応じて受話音量を調整する受話音量調整手段とを有するボタン電話装置の音量調整方法であって、
前記フック検出手段が、オフフックを検出するステップと、
ダイヤルトーン音量調整手段が、前記フック検出手段によるオフフック検出時の内線又は外線ダイヤルトーンの音量を前記音量調整手段からの第1の音量調整入力に従って設定するステップと、
受話音量調整手段が、ダイヤル入力後の内線又は外線通話時の受話音量を前記音量調整手段からの第2の音量調整入力に従って設定するステップと、
を含むことを特徴とする音量調整方法。
【0052】
(付記6)前記オフフック検出時に保留又は着信からオフフックされたのか、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされたのかを判定する判定手段を有し、
前記ダイヤルトーン音量設定手段は、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされた場合に、前記ダイヤル入力までの間に前記音量調整手段からの前記第1の音量調整入力に従って前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量を設定することを特徴とする付記5に記載の音量調整方法。
【0053】
(付記7)前記受話音量設定手段は、前記保留又は着信状態からオフフックされた場合には、前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記6に記載の音量調整方法。
【0054】
(付記8)前記受話音量設定手段は、前記ダイヤルトーン音量設定手段により前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量が設定された後、前記ダイヤル入力後に前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記6に記載の音量調整方法。
【0055】
(付記9)コンピュータを、
フック状態を検出するフック検出手段と、
ユーザ操作に応じて受話音量を調整する音量調整手段と、
前記フック検出手段によるオフフック検出時の内線又は外線ダイヤルトーンの音量を前記音量調整手段からの第1の音量調整入力に従って設定するダイヤルトーン音量設定手段と、
ダイヤル入力後の内線又は外線通話時の受話音量を前記音量調整手段からの第2の音量調整入力に従って設定する受話音量設定手段と、
して機能させるためのプログラム。
【0056】
(付記10)前記オフフック検出時に保留又は着信からオフフックされたのか、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされたのかを判定する判定手段を有し、
前記ダイヤルトーン音量設定手段は、前記保留又は着信以外の状態からオフフックされた場合に、前記ダイヤル入力までの間に前記音量調整手段からの前記第1の音量調整入力に従って前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量を設定することを特徴とする付記9に記載のプログラム。
【0057】
(付記11)前記受話音量設定手段は、前記保留又は着信状態からオフフックされた場合には、前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記10に記載のプログラム。
【0058】
(付記12)前記受話音量設定手段は、前記ダイヤルトーン音量設定手段により前記内線又は外線ダイヤルトーンの音量が設定された後、前記ダイヤル入力後に前記音量調整手段からの前記第2の音量調整入力に従って前記内線又は外線通話時の受話音量を設定することを特徴とする付記10に記載のプログラム。