【0030】
本発明の他の態様では、代表的な化合物には次のものが含まれる:
1) 1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
2) 1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
3) 1−ナフタレン−1−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
4) 1−ナフタレン−2−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
5) 3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
6) 3,5−ジメチル−フラン−2−イル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
7) 1−(4−フルオロ−フェニル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
8) 3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
9) 4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
10) 4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
11) 4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
12) 4−ナフタレン−1−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
13) 4−ナフタレン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
14) 2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
15) 4−(4−メトキシ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
16) 2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
17) 4−(4−クロロ−フェニル)−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
18) 2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
19) 2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
20) 2−ピペリジン−1−イル−4−(4−ピロール−1−イル−フェニル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
21) 4−(4−アセチル−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
22) 4−(4−フルオロ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
23) 4−(4−ブロモ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
24) 6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
25) 6−ピロリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
26) 3−メトキシ−6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
27) 7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
28) 7−ピロリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
29) (4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
30) 11−メトキシ−7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
31) 7−ピペリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
32) 7−ピロリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
33) 7−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
34) 9−オキソ−4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
35) 9−オキソ−4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
36) 4−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
37) 4−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
38) 9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
39) 9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
40) 4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
41) 4−(4−メトキシ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
42) 4−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
43) 9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
44) 9−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
45) 9−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
46) 9−オキソ−1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
47) 1−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
48) 1−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
49) 9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
50) 9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
51) 1−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【実施例】
【0069】
【化7】
【0070】
化合物1〜23の合成のための一般手順: 6−アリール−2−オキソ−4−アミノ−2H−ピラン−3−カルボニトリル類(1mmol)、置換されているかもしくは置換されていないインダノン−1または置換されているかもしくは置換されていないインダノン−2(1mmol)、及び水素化ナトリウム(1〜2mol)をTHF(5〜10mL)中に含む混合物を、5分間以内の期間、室温で攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。
【0071】
24〜33の合成の一般的手順: 各々の2−オキソ−4−アミノ−2,5−ジヒドロ−インデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル/2−オキソ−4−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボニトリル(1mmol)、対応する置換されているかもしくは置換されていないインダノン−1、または置換されているかもしくは置換されていないインダノン−2(1mmol)、及び水素化ナトリウム(1〜2mmol)をTHF(5mL)中に含む混合物を、5分間以内で、室温で窒素雰囲気下に攪拌した。この反応混合物を激しく攪拌しながら氷水中に注ぎ入れ、次いで希水性HClで中和した。こうして得られた固形物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。
【0072】
フルオレンからフルオレノン(34〜51)への酸化の一般的手順: 有機溶媒(好ましくはTHF)中のフルオレン類(1mmol)の溶液に水素化ナトリウム1〜2mmol)を加え、そして5分間以内の期間室温で攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和した。こうして得られた黄色の析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。
【0073】
1)1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0074】
【化8】
【0075】
2−オキソ−6−フェニル−4−(ピロリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(266mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(31mg)をTHF中に含む混合物を、5分間以内の期間、攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp158−160℃;ESIMS336(M
+);IR(KBr)2203cm
−1(CN);
1HNMR(200MHz,CDCl
3)δ2.01−2.05(m,4H,2CH
2),3.68−3.72(m,4H,2CH
2),3.78(s,2H,CH
2),6.63(s,1H,ArH),7.30−7.51(m,8H,ArH),8.63(d,J=7.8Hz,1H,ArH);HRMS C
24H
20N
2の計算値336.1627,実測値336.1599。
【0076】
2)1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0077】
【化9】
【0078】
2−オキソ−6−フェニル−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(280mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(36mg)をTHF中に含む混合物を5分間内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色固形物;mp156−156℃;ESIMS 351(M
++1);IR(KBr)2214cm
−1(CN);
【0079】
3)1−ナフタレン−1−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0080】
【化10】
【0081】
6−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(330mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(39mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp188−190℃;ESIMS401(M
++1);IR(KBr)2214cm
−1(CN);
13C NMR(75.53MHz,CDCl
3):δ22.86,25.03,34.33,52.76,97.13,116.68,117.50,121.36,123.53,124.14,124.34,124.87,124.91,125.22,125.94,127.00,127.19,127.25,129.68,132.40,135.37,136.53,138.21,141.05,143.26,143.37,156.43。
【0082】
4)1−ナフタレン−2−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0083】
【化11】
【0084】
6−(ナフタレン−2−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(330mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(39mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp136−138℃;ESIMS401(M
++1);IR(KBr)2214cm
−1(CN);HRMS C
29H
24N
2の計算値400.1940,実測値400.1939。
【0085】
5)3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0086】
【化12】
【0087】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−6−(ピレン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(404mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(43mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp114−116℃;ESIMS475(M
++1);IR(KBr)2215cm
−1(CN);
1HNMR(300Hz,CDCl
3)δ1.60−1.69(m,2H,CH
2),1.84−1.93(m,4H,2CH
2),3.25−3.31(m,4H,2CH
2),3.56(s,2H,CH
2),7.12(s,1H,ArH),7.35−7.38(m,2H,ArH),7.45−7.54(m,1H,ArH),7.77−7.83(m,1H,ArH),7.96−8.10(m,3H,ArH),8.16−8.23(m,3H,ArH),8.28(t,J=7.5Hz,2H,ArH),8.67(d,J=7.8Hz,1H,ArH)。
【0088】
6)3,5−ジメチル−フラン−2−イル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0089】
【化13】
【0090】
6−(3,5−ジメチルフラン−2−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(298mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(36mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp140−141℃;ESMS369(M
++1);IR(KBr)2216cm
−1(CN)。
【0091】
7)1−(4−フルオロ−フェニル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0092】
【化14】
【0093】
6−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(298mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(36mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。黄色の固形物;mp176−178℃;FAB MS 368(M
+);IR(KBr)2220cm
−1(CN);HRMS C
25H
21FN
2の計算値368.16888,実測値368.16806。
【0094】
8)3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0095】
【化15】
【0096】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−6−(チオフェン−2−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(286mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(37mg)をTHF中に含む混合物を、5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。黄色帯びた固形物;mp152−154℃;ESMS 357(M
++1);IR(KBr)2217cm
−1(CN);HRMS C
23H
20N
2Sの計算値356.1347,実測値356.1139。
【0097】
9)4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0098】
【化16】
【0099】
6−(フラン−2−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(270mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(28mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp160−162℃;ESIMS 341(M
++1);IR(KBr)2218cm
−1(CN)。
【0100】
10)4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0101】
【化17】
【0102】
2−オキソ−6−フェニル−4−(ピロリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(266mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(38mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp210−212℃;MS(FAB)336(M
+);IR(KBr)2208cm
−1(CN);
13CNMR(75.53MHz,CDCl
3):δ24.50,36.66,48.88,90.0,113.64,118.40,119.85,123.28,123.92,125.16,126.79,126.90,127.27,127.31,139.10,139.87,140.33,141.29,147.16,150.32;HRMS C
24H
20N
2の計算値336.16265,実測値336.16232。
【0103】
11)4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0104】
【化18】
【0105】
2−オキソ−6−フェニル−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(280mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(44mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp140−141℃;ESIMS351(M
++1);IR(KBr)2219cm
−1(CN);
13CNMR(75.53MHz,CDCl
3):δ22.89,24.96,36.00,52.15,100.45,116.08,117.93,120.78,123.54,125.06,125.34,126.97,127.35,127.42,131.32,138.85,139.20,140.94,141.01,149.06,153.62。
【0106】
12)4−ナフタレン−1−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0107】
【化19】
【0108】
6−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(330mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(41mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp148−149℃;ESIMS401(M
++1);IR(KBr)2213cm
−1(CN);
13CNMR(75.53MHz,CDCl
3):δ22.84,24.94,36.08,52.16,100.72,116.12,118.56,120.75,123.36,124.30,124.48,124.92,125.0,125.36,125.43,127.09,127.29,130.15,132.29,132.64,136.40,138.86,138.99,140.82,148.79,153.65。
【0109】
13)4−ナフタレン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0110】
【化20】
【0111】
6−(ナフタレン−2−イル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(330mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(43mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp142−144℃;ESIMS 401(M
++1);IR(KBr)2215cm
−1(CN)。
【0112】
14)2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0113】
【化21】
【0114】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−6−(ピレン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(404mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(45mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp168−169℃;ESIMS475(M
++1),IR(KBr)2217cm
−1(CN);
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ1.60−1.68(m,2H,CH
2),1.79−1.89(m,4H,2CH
2),3.28−3.34(m,4H,2CH
2),4.21(s,2H,CH
2),5.98(d,J=7.8Hz,1H,ArH),6.68(t,J=7.5Hz,1H,ArH),7.02(s,1H,ArH),7.08(t,J=7.5Hz,1H,ArH),7.51(d,J=7.5Hz,1H,ArH),7.79(d,J=9.2Hz,1H,ArH),7.94(s,1H,Ar),7.96−8.10(m,2H,ArH),8.16−8.22(m,3H,ArH),8.28(d,J=7.5Hz,1H,ArH),8.33(d,J=7.8Hz,1H,ArH);HRMS C
35H
26N
2の計算値474.2096,実測値474.2093。
【0115】
15)4−(4−メトキシ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0116】
【化22】
【0117】
6−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(310mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(40mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp202−204℃;MS380(M
+);IR(KBr)2210cm
−1(CN)。
【0118】
16)2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0119】
【化23】
【0120】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−6−p−トリル−2H−ピラン−3−カルボニトリル(294mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(29mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp162−164℃;ESMS 365(M
++1);IR(KBr)2213cm
−1(CN);HRMS C
26H
24N
2の計算値364.1940,実測値364.1936。
【0121】
17)4−(4−クロロ−フェニル)−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0122】
【化24】
【0123】
6−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−4−(ピロリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(300mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(33mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp197−199℃;FAB MS 370(M
+);IR(KBr)2217cm
−1(CN)。
【0124】
18)2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0125】
【化25】
【0126】
2−オキソ−4−(ピロリジン−1−イル)−6−p−トリル−2H−ピラン−3−カルボニトリル(280mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(39mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp182−184℃;ESMS 351(M
++1);IR(KBr)2205cm
−1(CN);
1H NMR(200MHz,CDCl
3)δ1.99−2.06(m,4H,2CH
2),2.48(s,3H,CH
3),3.63−3.72(m,4H,2CH
2),),4.03(s,2H,CH
2),6.45(s,1H,ArH),6.80(d,J=7.6Hz,1H,ArH),7.03−7.18(m,2H,ArH),7.27−7.36(m,4H,ArH),7.47(d,J=7.0Hz,1H,ArH)。
【0127】
19)2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0128】
【化26】
【0129】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−6−(チオフェン−2−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(286mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(41mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp148−150℃;FAB MS 357(M
++1);IR(KBr)2215cm
−1(CN),
1H NMR(200MHz,CDCl
3)δ1.60−1.64(m,2H,CH
2),1.79−1.82(m,4H,2CH
2),3.20−3.25(m,4H,2CH
2),4.10(s,2H,CH
2),6.92(s,1H,ArH),7.10−7.24(m,5H,ArH&CH),7.49−7.54(m,2H,ArH&CH);HRMS C
23H
20N
2Sの計算値356.13472,実測値356,13580。
【0130】
20)2−ピペリジン−1−イル−4−(4−ピロール−1−イル−フェニル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0131】
【化27】
【0132】
6−(4−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(345mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(47mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp224−226℃;ESMS416(M
++1);IR(KBr)2211cm
−1(CN);
1HNMR(200MHz,CDCl
3)δ1.60−1.66(m,2H,CH
2),1.79−1.82(m,4H,2CH
2),3.22−3.30(m,4H,2CH
2),),6.42(t,J=2Hz,2H,CH),6.82(s,1H,ArH),6.93(d,J=7.8Hz,1H,ArH),7.07(t,J=7.5Hz,1H,ArH),7.17−7.24(m,4H,ArH&CH),7.46−7.59(m,4H,ArH)。
【0133】
21)4−(4−アセチル−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0134】
【化28】
【0135】
6−(4−アセチルフェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(322mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(43mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;収率76%;mp182−184℃;ESMS393(M
++1);IR(KBr)2213cm
−1(CN);
1HNMR(200MHz,CDCl
3)δ1.60−1.65(m,2H,CH
2),1.79−1.83(m,4H,2CH
2),2.71(s,3H,CH
3),3.22−3.26(m,4H,2CH
2),4.10(s,2H,CH
2),6.78−6.83(m,2H,ArH),7.05(m,1H,ArH),7.18−7.26(m,1H,ArH),7.50−7.60(m,3H,ArH),8.11(d,J=8.0Hz,2H,ArH)。
【0136】
22)4−(4−フルオロ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0137】
【化29】
【0138】
6−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(298mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(41mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;収率81%;mp130−132℃; ESMS 369(M
++1);IR(KBr)2216cm
−1(CN)。
【0139】
23)4−(4−ブロモ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0140】
【化30】
【0141】
6−(4−ブロモフェニル)−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2H−ピラン−3−カルボニトリル(358mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(31mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp212−212℃;ESIMS 430(M
++2);IR(KBr)2211cm
−1(CN)。
【0142】
24)6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
【0143】
【化31】
【0144】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(292mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(41mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp186−188℃;
1HNMR(200MHz,CDCl
3)δ1.66−1.70(m,2H,CH
2),1.81−1.85(m,2H,CH
2),3.34−3.42(m,4H,CH
2),4.11(s,2H,CH
2),4.17(s,2H,CH
2),7.40−7.46(m,4H,ArH),7.60−7.68(m,2H,ArH),7.92(d,1H,J=7.8Hz,ArH),8.52(d,1H,J=7.5Hz,ArH);MS(ESI)363(M
++1)。
【0145】
25)6−ピロリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
【0146】
【化32】
【0147】
2−オキソ−4−(ピロリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(278mg)、インダノン−1(132mg)及びNaH(46mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp158−160℃;
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ2.01−2.10(m,2H,CH
2),3.75−3.85(m,4H,2CH
2),4.12−4.15(m,4H,2CH
2),7.38−7.50(m,4H,ArH),7.58−7.67(m,2H,ArH),7.95(d,J=7.3Hz,1H,ArH),8.62(d,J=7.5Hz,1H,ArH);IR(KBr)2199cm
−1(CN);MS(ESI)349(M
++1)。
【0148】
26)3−メトキシ−6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
【0149】
【化33】
【0150】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(292mg)、6−メトキシインダノン−1(162mg)及びNaH(48mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp216−218℃;IR(KBr)2213cm
−1(CN);MS(ESI)392(M
+);
13CNMR(150MHz,CDCl3)δ24.39,26.94,35.47,36.96,53.14,55.54,99.39,110.62,113.05,118.84,122.72,123.26,124.94,127.11,127.93,131.65,132.25,134.54,140.38,142.59,144.41,144.74,146.32,152.27,160.02。
【0151】
27)7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
【0152】
【化34】
【0153】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(292mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(40mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp200−202℃;IR(KBr)2215cm
−1(CN);MS(ESI)363(M
++1)HRMS C
26H
22N
2の計算値362.1783,実測値362.1792。
【0154】
28)7−ピロリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
【0155】
【化35】
【0156】
2−オキソ−4−(ピロリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(278mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(42mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp206−208℃;
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ2.03−2.11(m,4H,2CH
2),3.85−3.92(m,4H,2CH
2),4.07(s,2H,CH
2),4.11(s,2H,CH
2),7.29−7.35(m,1H,ArH),7.38−7.52(m,3H,ArH),7.58−7.62(m,2H,ArH),8.34(d,J=7.8Hz,1H,ArH),8.55(d,J=7.68Hz,1H,ArH);IR(KBr)2213cm
−1(CN);MS(ESI)349(M
++1)。
【0157】
29)7−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
【0158】
【化36】
【0159】
4−(4−メチルピペリジン−1−イル)−2−オキソ−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(306mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(45mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp166−168℃;IR(KBr)2215cm
−1(CN);MS(ESI)377(M
++1)。
【0160】
30)11−メトキシ−7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
【0161】
【化37】
【0162】
8−メトキシ−2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−2,5−ジヒドロインデノ[1,2−b]ピラン−3−カルボニトリル(322mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(39mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp180−182℃;IR(KBr)2212cm
−1(CN);MS(ESI)393(M
++1);13CNMR(150MHz,CDCl3)δ26.22,35.46,38.54,51.70,94.61,119.87,122.42,122.68,124.68,124.79,127.09,127.17,127.64,127.77,129.66,132.09,139.48,140.39,142.58,144.25,144.40,144.54,149.42。
【0163】
31)7−ピペリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
【0164】
【化38】
【0165】
2−オキソ−4−(ピペリジン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボニトリル(306mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(29mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp170−172℃;IR(KBr)2218cm
−1(CN);MS(ESI)377(M
++1);
1HNMR(200MHz,CDCl
3)δ1.61−1.65(m,6H,3CH
2),2.77−2.81(m,4H,2CH
2),3.22−3.25(m,4H,2CH
2),4.06(s,2H,2CH
2),7.13−7.37(m,5H,ArH),7.56(d,J=7.21Hz,1H,ArH),7.86−7.94(m,2H,ArH)。
【0166】
32)7−ピロリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
【0167】
【化39】
【0168】
2−オキソ−4−(ピロリジン−1−イル)−5,6−ジヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボニトリル(292mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(28mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp220−222℃;IR(KBr)2204cm
−1(CN);MS(ESI)364(M
++2)。
【0169】
33)7−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
【0170】
【化40】
【0171】
4−(4−メチルピペリジン−1−イル)−2−オキソ−5,6−ジヒドロ−2H−ベンゾ[h]クロメン−3−カルボニトリル(320mg)、インダノン−2(132mg)及びNaH(36mg)をTHF中に含む混合物を5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発乾固し、そして粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClで中和し、最後に溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィによって精製した。白色の固形物;mp152−154℃;IR(KBr)2212cm
−1(CN);MS(ESI)391(M
++1)。
【0172】
34)9−オキソ−4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0173】
【化41】
【0174】
4−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(336mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(25mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。明るい赤色の固形物;mp166−168℃;ESIMS351(M
++1);IR(KBr)2215(CN),1717cm
−1(CO);
1HNMR(300Hz,CDCl
3)δ1.97−2.10(m,4H,CH
2),3.67−3.73(m,4H,2CH
2),6.43−6.48(m,1H,ArH),6.59(s,1H,ArH),7.04−7.12(m,2H,ArH),7.40−7.47(m,2H,ArH),7.48−7.54(m,3H,ArH),7.55−7.59(m,1H,ArH);
13CNMR(75.53MHz,CDCl
3):δ24.50,49.37,88.60,115.58,119.27,120.14,123.11,126.0,127.12,127.33,127.49,129.34,132.13,133.40,136.26,137.69,141.23,142.34,149.32,189.94。
【0175】
35)9−オキソ−4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0176】
【化42】
【0177】
4−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(350mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(27mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。明るい赤色の固形物;mp220−222℃;ESIMS 365(M
++1);IR(KBr)2220(CN),1709cm
−1CO)。
【0178】
36)4−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0179】
【化43】
【0180】
4−(ナフタレン−1−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(400mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(37mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。明るい赤色の固形物;mp202−204℃;ESIMS415(M
++1);IR(KBr)2221(CN),1719cm
−1(CO),HRMS C
29H
22N
2Oの計算値414.1732,実測値414.1714。
【0181】
37)4−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0182】
【化44】
【0183】
4−(ナフタレン−2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(400mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(32mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。明るい赤色の固形物;mp182−184℃;ESIMS 415(M
++1);IR(KBr)2213(CN),1695cm
−1(CO)。
【0184】
38)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0185】
【化45】
【0186】
2−(ピペリジン−1−イル)−4−(ピレン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(474mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(42mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。明るい赤色の固形物;mp180−182℃;ESMS 489(M
++1);IR(KBr)2217(CN),1713cm
−1(CO)。
【0187】
39)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0188】
【化46】
【0189】
2−(ピペリジン−1−イル)−4−(チオフェン−2−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(356mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(29mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;収率73%;mp226−228℃;ESMS371(M
++1);IR(KBr)1710cm
−1(CO),2220(CN)。
【0190】
40)4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0191】
【化47】
【0192】
4−(フラン−2−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(340mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(31mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;mp182−184℃;ESIMS 355(M
++1);IR(KBr)1713cm
−1(CO),2218(CN)。
【0193】
41)4−(4−メトキシ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0194】
【化48】
【0195】
4−(4−メトキシフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(380mg)をTHF中に含む溶液に水素化ナトリウム(33mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;mp210−212℃;FAB MS395(M
+);IR(KBr)2210(CN),1703cm
−1(CO);HRMS C
26H
22N
2O
2の計算値394.1681,実測値394.1689。
【0196】
42)4−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0197】
【化49】
【0198】
4−(4−フルオロフェニル)−2−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(368mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(38mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;mp152−154℃;ESIMS 383(M
++1);IR(KBr)1708cm
−1(CO),2221(CN);HRMS C
25H
19FN
2Oの計算値382.1481,実測値382.1471。
【0199】
43)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0200】
【化50】
【0201】
2−(ピペリジン−1−イル)−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(364mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(40mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;mp230−232℃;ESMS 379(M
++1);IR(KBr)1703cm
−1(CO),2219(CN);
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ1.60−1.64(m,2H,CH
2),1.79−1.84(m,4H,2CH
2),2.48(s,3H,CH
3),3.19−3.24(m,4H,2CH
2),6.65−6.70(m,1H,ArH),6.87(s,1H,ArH),7.14−7.19(m,2H,ArH),7.28−7.33(m,4H,ArH),7.63−7.67(m,1H,ArH)。HRMS C
26H
22N
2Oの計算値378.1732,実測値378.1728。
【0202】
44)9−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
【0203】
【化51】
【0204】
2−(ピロリジン−1−イル)−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル(350mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(42mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。赤色の固形物;収率76%;mp162−164℃;ESMS 365(M
++1);IR(KBr)1716cm
−1(CO)2214(CN)。
【0205】
45)9−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0206】
【化52】
【0207】
1−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(336mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(45mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;mp202−204℃;ESIMS 351(M
++1);IR(KBr)2206(CN),1695cm
−1(CO);
1H NMR(300Hz,CDCl
3)δ2.05−2.07(m,4H,2CH
2),3.77−3.81(m,4H,2CH
2),6.35(s,1H,ArH),7.31−7.60(m,8H,ArH),8.39(d,J=7.6Hz,1H,ArH)。
【0208】
46)9−オキソ−1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0209】
【化53】
【0210】
1−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(350mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(34mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;mp166−168℃;ESIMS 365(M
++1);IR(KBr)2219(CN),1705cm
−1(CO);
13C NMR(75.53MHz,CDCl
3):δ22.68,24.67,51.55,95.24,115.94,118.11,120.97,121.16,122.41,126.70,127.64,129.33,133.10,133.94,135.61,139.20,145.60,149.61,158.96,188.36。
【0211】
47)1−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0212】
【化54】
【0213】
1−(ナフタレン−1−イル)−3−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(400mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(39mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;mp180−182℃;ESIMS 415(M
++1);IR(KBr)2213(CN),1707cm
−1(CO);
13C NMR(75.53MHz,CDCl
3):δ22.65,24.68,51.57,95.45,115.96,118.89,121.27,122.49,122.80,123.78,123.92,124.68,124.78,125.04,127.22,127.57,129.35,130.02,132.05,133.10,133.93,134.13,139.41,143.51,149.06,158.86,187.99。
【0214】
48)1−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0215】
【化55】
【0216】
1−(ナフタレン−2−イル)−3−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(400mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(39mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;mp166−167℃;ESIMS 415(M
++1);IR(KBr)2218(CN),1712cm
−1(CO);HRMS C
29H
22N
2Oの計算値414.1732,実測値414.1735。
【0217】
49)9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0218】
【化56】
【0219】
3−(ピペリジン−1−イル)−1−(ピレン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(474mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(48mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;mp220−222℃;MS(FAB)488(M
+);IR(KBr)2218(CN),1708cm
−1(CO)。
【0220】
50)9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0221】
【化57】
【0222】
3−(ピペリジン−1−イル)−1−(チオフェン−2−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(356mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(38mg)を加え、そして0〜5℃で5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;収率89%;mp172−174℃;ESMS 371(M
++1);IR(KBr)1703cm
−1(CO),2218(CN);
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ1.66−1.75(m,2H,CH
2),1.81−1.90(m,4H,2CH
2),3.38−3.44(m,4H,2CH
2),6.88(s,1H,ArH),7.18(dd,J=8.85Hz&J=3.75Hz,1H,ArH),7.44(t,J=7.5Hz,1H,ArH),7.48(d,J=6Hz,1H,CH),7.59(t,J=7.6Hz,1H,ArH),7.68(d,J=7.2Hz,1H,ArH),7.84(d,J=4.7Hz,1H,CH),8.38(d,J=7.5Hz,1H,CH)。
【0223】
51)1−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
【0224】
【化58】
【0225】
1−(4−フルオロフェニル)−3−(ピペリジン−1−イル)−9H−フルオレン−4−カルボニトリル(368mg)のTHF中の溶液に水素化ナトリウム(38mg)を加え、そして室温下に5分間以内の期間攪拌した。完了後、反応溶媒を減圧下に蒸発し、そして得られた粗製固形物を氷水で急冷し、次いで希HClによって中和した。こうして得られた析出物を濾過し、そして溶離液として酢酸エチル−ヘキサンを用いてシリカゲルカラムで精製した。黄色の固形物;収率91%;mp180−182℃;ESMS 383(M
++1);IR(KBr)1707cm
−1(CO),2219(CN);
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ1.69−1.75(m,2H,CH
2),1.80−1.89(m,4H,2CH
2),3.39−3.44(m,4H,2CH
2),6.63(s,1H,ArH),7.16(t,J=8.6Hz,2H,ArH),7.41(t,J=7.6Hz,1H,ArH),7.46−7.53(m,2H,ArH),7.56−7.65(m,2H,ArH),8.37(d,J=7.6Hz,1H,ArH)。
本発明は、特許請求の範囲に係る発明に関するものであるが、本願の開示は以下も包含するものである。
1.
以下の一般式Iを有する新規の供与体−受容体フルオレン類、フルオレノン類及びそれらのπ共役骨格、並びにこれらの誘導体。
【化1】
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、ニトリル、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
A、B、Dは、一つの炭素もしくは二つの炭素、場合により置換された一つの炭素単位もしくは場合により置換された二つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され;
A、B、D単位には、場合により一つの単位が存在するか、または場合により二つの単位が存在するか、または場合により三つの全ての単位が存在し、
BまたはD単位は、無くともよく、芳香族Y−Zベンゼン環が直接結合しており;
B、D単位及びZ環は存在していなくともよく;
E、F、G、H、I、Jは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
EF、GHまたはIJは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができる。]
2.
一般式Iを有する特に好ましい化合物が、より具体的には、テンプレートT−1〜T−3で表され、但しこの際、少なくとも一つの供与基、例えば置換されたもしくは置換されていないアミノ、及び少なくとも一つの受容基、例えばニトリル、エステル官能基がこれらの骨格上に存在する、上記1の化合物。
【化2】
[テンプレートT−1中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−1中、Aは、場合により置換されているかもしくは置換されていない一つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され;
テンプレートT−1中、E及び/またはFは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−1中、EFは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができ;
テンプレートT−2中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−2中、A及びBは、一つの炭素もしくは二つの炭素、場合により置換された一つの炭素単位もしくは場合により置換された二つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され;
テンプレートT−2中、E、F、G、Hは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−2中、EF及び/またはGHは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができ;
テンプレートT−3中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−3中、A及びDは、一つの炭素もしくは二つの炭素、場合により置換された炭素単位もしくは場合により置換された二つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され;
テンプレートT−3中、E、F、I、Jは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
テンプレートT−3中、EF及び/またはIJは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができる]
3.
供与基が、限定はされないが、アミン、例えば、ピロリジン、ピペリジン、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミンからなる群から選択される、上記1の化合物。
4.
受容基が、限定はされないがニトリル、エステルからなる群から選択される、上記1の化合物。
5.
代表的な化合物が、限定はされないが、以下に示す例を含む、上記1の新規化合物。
1)1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル2)1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル3)1−ナフタレン−1−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
4)1−ナフタレン−2−イル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
5)3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
6)3,5−ジメチル−フラン−2−イル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
7)1−(4−フルオロ−フェニル)−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
8)3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
9)4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
10)4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
11)4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
12)4−ナフタレン−1−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
13)4−ナフタレン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
14)2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
15)4−(4−メトキシ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
16)2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
17)4−(4−クロロ−フェニル)−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
18)2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
19)2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
20)2−ピペリジン−1−イル−4−(4−ピロール−1−イル−フェニル)−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
21)4−(4−アセチル−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
22)4−(4−フルオロ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
23)4−(4−ブロモ−フェニル)−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
24)6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
25)6−ピロリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
26)3−メトキシ−6−ピペリジン−1−イル−7,12−ジヒドロ−インデノ[1,2−a]フルオレン−5−カルボニトリル
27)7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
28)7−ピロリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
29)(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
30)11−メトキシ−7−ピペリジン−1−イル−5,8−ジヒドロ−インデノ[2,1−c]フルオレン−6−カルボニトリル
31)7−ピペリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
32)7−ピロリジン−1−イル−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
33)7−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−5,9−ジヒドロ−6H−インデノ[2,1−c]フェナントレン−8−カルボニトリル
34)9−オキソ−4−フェニル−2−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
35)9−オキソ−4−フェニル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
36)4−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
37)4−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
38)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
39)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
40)4−フラン−2−イル−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
41)4−(4−メトキシ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
42)4−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
43)9−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
44)9−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−4−p−トリル−9H−フルオレン−1−カルボニトリル
45)9−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
46)9−オキソ−1−フェニル−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
47)1−ナフタレン−1−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
48)1−ナフタレン−2−イル−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
49)9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−ピレン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
50)9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−1−チオフェン−2−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル
51)1−(4−フルオロ−フェニル)−9−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−9H−フルオレン−4−カルボニトリル。
6.
上記1及び2に記載のテンプレートT−1またはテンプレートT−2またはテンプレートT−3の製造プロセスを含む、一般式Iの新規の供与体−受容体フルオレン類、フルオレノン類の製造方法であって、プロセスステップが、
a.DMF、THFからなる群(但しこれらに限定されない)から選択される有機溶媒中で、塩基、特にKOH、NaH、KH、t−BuOK(但しこれらに限定されない)の存在下に、−78℃〜100℃の範囲の温度で、<1分間〜24時間の範囲の期間、
一般式S−1を有する化合物を、一般式S−2を有する化合物と反応させて、一般式T−1を有する化合物を供し、この際、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
Aは、場合により置換されたもしくは置換されていない一つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され、
E及び/またはFは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
EFは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができ;
【化3】
または、一般式S−3を有する化合物を一般式S−4を有する化合物と反応させて、一般式T−2を有する化合物を供し、この際、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、及びR10は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
A、Bは、場合により置換されているかもしくは置換されていない一つの炭素単位、場合によりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子、または窒素原子からなる単位から選択され;
E、F、G及び/またはHは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
EFまたはGHは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができ;
【化4】
または、一般式S−3を有する化合物を一般式S−5を有する化合物と反応させて、一般式T−2を有する化合物を供し、この際、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、独立して、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
A、Bは、場合により置換されているかもしくは置換されていない一つの炭素単位、場合よりケトン基、場合により置換されたアルケン、酸素原子、硫黄原子または窒素原子からなる単位から選択され;
E、F、G及び/またはHは、水素、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアルコキシル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたアルキルチオ、場合により置換されたアミノ、場合により置換されたアシルアミノ、場合により置換されたアリールアミノ、場合により置換されたアシルチオ、場合により置換されたアシル、場合により置換されたアロイル、場合により置換されたアシルオキシ、場合により置換されたチオアミド、ハロゲン、エステル、ヒドロキシ、メルカプト、カルボントリフルオライド、ニトロからなる群から選択され;
EFまたはGHは、一緒になって、酸素原子またはメチレン基または場合により置換されたメチレン基に直接結合した二重結合であることができ;
b.一般式T−1、T−2、T−3の化合物を、段階aで得られた反応混合物からそれぞれ単離し、そしてクロマトグラフィ技術で精製し;
c.フルオレンテンプレートT−1、T−2、T−3を、フルオレンまたは関連するジアリールメタン化合物を、酸化剤(好ましくは空気)と、アルカリ金属水素化物(例えばNaH、KHなど)またはアルカリ土類金属水素化物の存在下に、適当な通常の有機溶剤、好ましくはDMF、THFから選択される有機溶媒(但しこれらに限定されない)中で、フルオレンまたは関連するジアリールメタン化合物をフルオレノンまたはジアリールカルボニル化合物に転化するのに十分な時間(好ましくは<1分間)及び−78℃〜100℃の範囲の温度で処理することによって、対応する新規のカルボニル化合物乃至対応するフルオレノンもしくはジアリールカルボニル化合物に酸化する;
ことを含む、前記方法。
7.
高い明度及び効率をもって、エレクトロルミネセンスデバイス、例えば有機発光ダイオード、光検出器及び光起電デバイス及び他の有用な電子デバイスの製造に有用である、上記1の化合物。
8.
白色光も含めて色の要求に従いフルカラースペクトルから任意の望ましい有色光を生じさせるために、単独でまたは他の既知の剤、フィルター、ポリマーと組み合わせて使用できる、上記1の化合物。
9.
二つの電気接触層の間に配置された一つもしくは複数の層を含み、これらの層のうちの少なくとも一つが、上記1に記載の、一般式Iを有するフルオレン類及びそれらのπ共役骨格、または一般式Iを有するフルオレノン類及びそれらのπ−共役骨格、あるいはこれらの誘導体を含む、電子デバイス。
10.
前記電気接触層の間に配置された光活性層を少なくとも含み、該光活性層が、上記1に記載の、一般式Iを有するフルオレン類及びそれらのπ共役骨格、一般式Iのフルオレノン及びそれらのπ共役骨格、あるいはそれらの誘導体を含む、上記9のデバイス。
11.
上記電気接触層の間に配置された電子活性層を少なくとも含み、該電子活性層が、上記1に記載の、一般式Iのフルオレン類及びこれらのπ共役骨格、一般式Iを有するフルオレノン及びこれらのπ共役骨格、あるいはこれらの誘導体を含む、上記9のデバイス。
12.
前記電気接触層の間に正孔注入及び/または輸送層を少なくとも含み、該正孔注入層及び/または輸送層が、上記1に記載の、一般式Iを有するフルオレン類及びそれらのπ共役骨格、または一般式Iを有するフルオレノン及びこれらのπ共役骨格、あるいはこれらの誘導体を含む、上記9のデバイス。
13.
前記電気接触層の間に配置された電子注入及び/または輸送層を少なくとも含み、該電子注入及び/または輸送層が、上記1に記載の、一般式Iを有するフルオレン類及びこれらのπ共役骨格、または一般式Iを有するフルオレノン及びこれらのπ共役骨格、あるいはこれらの誘導体を含む、上記9のデバイス。
14.
実施例及び本明細書に添付の図面に関して実質的に本明細書に記載された、一般式Iを有する新規供与体−受容体フルオレン類、フルオレノン類及びこれらのπ共役骨格、これらの誘導体、及びこれらの製造方法及び使用。