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特許5794995広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送受信のための装置及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5794995
(24)【登録日】2015年8月21日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送受信のための装置及びその方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20150928BHJP
【FI】
   H04W4/06 110
【請求項の数】24
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2012-534115(P2012-534115)
(86)(22)【出願日】2010年10月15日
(65)【公表番号】特表2013-509018(P2013-509018A)
(43)【公表日】2013年3月7日
(86)【国際出願番号】KR2010007083
(87)【国際公開番号】WO2011046386
(87)【国際公開日】20110421
【審査請求日】2013年9月4日
(31)【優先権主張番号】10-2009-0098145
(32)【優先日】2009年10月15日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2009-0102342
(32)【優先日】2009年10月27日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ジョン−ヒュン・ウォン
(72)【発明者】
【氏名】ジ−ユン・ソル
(72)【発明者】
【氏名】ミ−ヒュン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ド−ヒ・イ
【審査官】 遠山 敬彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−517181(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0226389(US,A1)
【文献】 国際公開第2010/074448(WO,A2)
【文献】 韓国公開特許第10−2010−0091887(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける基地局の動作方法において、
第1パラメータ集合(set)及び第2パラメータ集合を含むシステム情報を生成する過程と、
前記システム情報を送信する過程と、を含み、
前記第1パラメータ集合は指示子、変更カウント(change count)、変更ビットマップ(change bitmap)及びスケジューリング情報を含み
前記指示子は前記変更カウントの第2値に対応する第2パラメータ集合の内容(contents)を適用することを指示し、
前記第2値は、現在の第1値に設定された前記変更カウント(change count)の以前(pervious)の値であって、
前記第2値は、前記第1値と異なることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第2パラメータ集合が変更されると、前記変更カウントを増加させる過程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(Sub Packet)で区分され、
前記SPのうち少なくとも一つを変更する過程と、
SPの変更を識別するための前記変更ビットマップから前記変更された少なくとも一つのSPに対応される少なくとも一つのビットを変更する過程と、を更に含み、
前記変更ビットマップは、前記第1パラメータ集合を介して送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2パラメータ集合を変更する過程と、
変更された第2パラメータ集合の内容を適用するか否かを判断する過程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(Sub Packet)で区分され、
前記変更された第2パラメータ集合の内容を適用するのか否かを判断する過程は、
前記SPが変更された後、予め定義された回数の変更されたSP伝送が完了されると、
前記変更された第2パラメータ集合の内容を適用することを判断する過程を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記SPは、お互い異なる送信周期を有するSP1、SP2、SP3を含み、
前記SP1が変更される場合、変更されたSP1の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用され、
前記SP2が変更される場合、変更されたSP2の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用され、
前記SP3が変更される場合、変更されたSP3の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2パラメータ集合は多数のSPを含み、
変更された少なくとも一つのSPの送信周期が到来すると、前記変更された少なくとも一つのSPを送信する過程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
無線通信システムにおける端末の動作方法において、
第1パラメータ集合(set)及び第2パラメータ集合を含むシステム情報を受信する過程を含み、
前記第1パラメータ集合は指示子、変更カウント(change count)、変更ビットマップ(change bitmap)及びスケジューリング情報を含み、
前記指示子は、前記変更カウントの第2値に対応する第2パラメータ集合の内容(contents)を適用することを指示し、
前記第2値は、第1値と異なることを特徴とする方法。
【請求項9】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(Sub Packet)で区分され、
変更されたSPを識別するための前記変更ビットマップを受信する過程を更に含み、
前記変更ビットマップは前記第1パラメータ集合に含まれることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記指示子を用いて前記SPに含まれるシステム情報を変更するか否かを判断する過程を更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記指示子を用いて前記SPに含まれるシステム情報を変更するか否かを判断する過程は、
以前変更カウントの値及び現在変更カウント値を比較する過程と、
前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が0であれば、前記変更カウントの値が変更しない間に受信されるSPを廃棄(discard)する過程と、
前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が1であれば、前記変更ビットマップから値が変更されたビットに対応されるSPに含まれるシステム情報の内容を変更する過程と、
前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が2以上であれば、全てのSPに含まれるシステム情報の内容を変更する過程と、を更に含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記変更カウントは、前記第2パラメータ集合の変更によって増加することを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項13】
無線通信システムにおける基地局装置において、
第1パラメータ集合(set)及び第2パラメータ集合を含むシステム情報を生成する生成部と、
前記システム情報を送信する送信部と、を含み、
前記第1パラメータ集合は指示子、変更カウント(change count)、変更ビットマップ(change bitmap)及びスケジューリング情報を含み、
前記指示子は、前記変更カウントの第2値に対応する第2パラメータ集合の内容(contents)を適用することを指示し、
前記第2値は、現在の第1値に設定された前記変更カウント(change count)の以前(pervious)の値であって、
前記第2値は、前記第1値と異なることを特徴とする装置。
【請求項14】
前記第2パラメータ集合が変更されると、前記変更カウントを増加させる決定部を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(sub packet)で区分され、
前記SPのうち少なくとも一つを変更し、
変更されたSPを識別するための前記変更ビットマップから前記変更された少なくとも一つのSPに対応される少なくとも一つのビットを変更する決定部を更に含み、
前記変更ビットマップは、前記第1パラメータ集合に含まれることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記第2パラメータ集合を変更し、変更された第2パラメータ集合の内容を適用するのか否かを判断する決定部を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(Sub Packet)で区分され、
前記決定部は、前記SPが変更された後、予め定義された回数の変更されたSP伝送が完了されると、前記変更された第2パラメータ集合の内容を適用することを判断することを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記SPは、お互い異なる送信周期を有するSP1、SP2、SP3を含み、
前記SP1が変更される場合、変更されたSP1の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用され、
前記SP2が変更される場合、変更されたSP2の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用され、
前記SP3が変更される場合、変更されたSP3の内容は、前記変更されたSP1が2回送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから適用されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第2パラメータ集合は多数のSPを含み、
前記送信部は、変更された少なくとも一つのSPの送信周期が到来すると、前記変更された少なくとも一つのSPを送信することを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項20】
無線通信システムにおける端末装置において、
第1パラメータ集合(set)及び第2パラメータ集合を含むシステム情報を受信する受信部を含み、
前記第1パラメータ集合は指示子、変更カウント(change count)、変更ビットマップ(change bitmap)及びスケジューリング情報を含み、
前記指示子は、前記変更カウントの第2値に対応する第2パラメータ集合の内容(contents)を適用することを指示し、
前記第2値は、現在の第1値に設定された前記変更カウント(change count)の以前(pervious)の値であって、
前記第2値は、前記第1値と異なることを特徴とする装置。
【請求項21】
前記第2パラメータ集合は多数のSP(Sub Packet)で区分され、
前記受信部は変更されたSPを識別するための前記変更ビットマップを受信し、
前記変更ビットマップは前記第1パラメータ集合に含まれることを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項22】
御部は、前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記指示子を用いて前記SPに含まれるシステム情報を変更するか否かを判断することを特徴とする請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記制御部は、以前変更カウントの値及び現在変更カウント値を比較した後、前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が0であれば、前記変更カウントの値が変更してない間に受信されるSPを廃棄(discard)して、前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が1であれば、前記変更ビットマップから値が変更されたビットに対応されるSPに含まれるシステム情報の内容を変更して、前記以前変更カウントの値及び前記現在変更カウント値の差が2以上であれば、全てのSPに含まれるシステム情報の内容を変更することを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記変更カウントは、前記第2パラメータ集合の変更によって増加することを特徴とする請求項20に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広帯域無線通信システムに関するものである。特に、本発明は広帯域無線通信システムにおいてシステム情報を送受信するための装置及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今の移動通信システムは、既存の音性通信を主とする形から放送マルチメディア映像、マルチメディアメッセージなどの多様なサービスを提供する形に発展している。このような次世代通信システムとしては、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16eシステムと現在標準化が進められている3GPP LTE(Long Term Evolution)IEEE 802.20 UMB(Ultra Mobile Broadband)、そしてIEEE 802.16mシステムなどがある。
【0003】
前記移動通信システムにおいて高速のデータ送信速度を支援するために、多重アンテナシステム、HARQ(Hybrid Auto Repeat reQuest)、適応変調コーディング(AMC:Adaptive Modulation and Coding)など多様な転送技法が導入される。この転送技法が運営されるためには、基地局は複数のユーザ端末へ多量のシステム情報を送信しなければならない。システム情報はユーザ端末がセル(Cell)内で移動通信を行うために必須的に知るべきネットワークとセルの共通情報を含む。例えば、前記情報はセルの帯域幅情報、物理チャンネル(Physical Channel)の構成情報、上位レイヤー(Layer)のパラメータなどの情報とセルで支援される多様な転送技法の情報、例えば、転送アンテナの個数、多数アンテナの情報、HARQ関連情報、変調方式情報などを含む。
【0004】
無線通信標準規格のうち一つであるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16m標準によると、システム情報はP−SFC(Primary−Super Frame Header)及びS−SFH(Secondary−Super Frame Header)の形に送信される。前記S−SFHはSP1(SubPacket1)、SP2及びSP3に分けられ、前記SP1、前記SP2及び前記SP3の転送周期はお互い異なり得る。前記P−SFHは同じフレームでS−SFHが送信されるか、送信されたらどのSPであるか、大きさは幾らであるかを知らせる情報を含む。また、前記P−SFHはS−SFH変更カウント(change count)及びS−SFH SP変更ビットマップ(change bitmap)を用いてシステム情報の変更を示し、S−SFHスケジューリング情報ビットマップ(sheduling information bitmap)を用いて同じフレームで送信されるSPがどれなのかを知らせる。
【0005】
前記S−SFH変更カウントは、送信されるSPとマッピング(mapping)される。例えば、S−SFH変更カウントがNである場合、送信されるSP1、SP2及びSP3は「S−SFH Change Count=N」状態のシステムパラメータを含む。よって、前記変更カウントが変更されることは、S−SFHのSPのうち少なくとも一つが更新されたことを意味する。S−SFH SP変更ビットマップは、どのSPが変更されたかを示す。また、各SPxは変更されたSPの使用が開始されるスーパーフレームオフセットを指示する2ビットのオフセットパラメータを含み、前記オフセットパラメータを介して変更された新しい構成(configuration)がいつ適用されたかを知らせる。よって、端末は新しいSPxを受信した後、前記SPx内の前記オフセットパラメータによって指示されるスーパーフレームで新しいパラメータを適用する。
【0006】
P−SFHに含まれた変更カウント及び変更ビットマップは、システム情報が更新され、どのSPが更新されたかを知らせる。しかし、端末が前記P−SFHを受信することでシステム情報の更新及び更新されたSPを認知したとしても、チャンネル劣化、スリップモード(sleep mode)などの動作状態によって更新されたSPxを受信できない場合、更新されたSPxの適用視点(a time point of application)を分からなくて通信を中断するしかない。これによって、前記端末は前記該当SPxを成功的にデコーディング(decoding)するときまで通信を行うことはできない。よって、更新されたSPxを受信できなくとも、更新されたSPxの適用視点を認知することで、更新されたシステム情報の適用前まで端末が通信を行われうるようにするための対案が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、上述の問題及び短所を解決するためのものであり、以下のような利点のうち少なくとも一つを提供する。よって、本発明の目的は、広帯域無線通信システムにおいて更新されたシステム情報の適用視点を知らせるための装置及びその方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、広帯域無線通信システムにおいて、スーパーフレーム毎に送信されるIE(Information Element)を介して更新されたシステム情報の適用視点を知らせるための装置及びその方法を提供することにある。
【0009】
本発明のまた他の目的は、広帯域無線通信システムにおいて同時に複数のシステム情報のSP(SubPacket)を更新するための装置及びその方法を提供することにある。
【0010】
上述の目的は、広帯域無線通信システムにおいてシステム情報を送受信する装置及びその方法を提供することで達成することができる。
【0011】
上記の目的を達成すべく、本発明の第1見地によれば、広帯域無線通信システムにおける基地局の動作方法が提供される。前記方法は、システム情報の更新に応じて変更される変更カウント(change count)の以前値(previous value)に対応するシステム構成を適用するか否かを判断する過程と、前記変更カウントの以前値に対応するシステム構成を適用する場合、適用されるシステム構成を示すパラメータを第1値として設定する過程と、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用する場合、前記パラメータを第2値として設定する過程と、前記変更カウント及び前記第1値または前記第2値として設定された前記パラメータを含むP−SFH(Primary−Super Frame Header)を送信する過程と、を含む。
【0012】
上記の目的を達成すべく、本発明の第2見地によれば、広帯域無線通信システムにおける端末の動作方法が提供される。前記方法は、スーパーフレームヘッダを介して受信されるP−SFHに含まれた適用されるシステム構成を示すパラメータの値及びシステム情報の更新によって変更される変更カウントの値を確認する過程と、前記パラメータの値が第1値である場合、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う過程と、前記パラメータの値が第2値である場合、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う過程と、を含む。
【0013】
上記の目的を達成すべく、本発明の第3見地によれば、広帯域無線通信システムにおける端末の動作方法が提供される。前記方法は、スーパーフレームヘッダを介して受信されるP−SFHに含まれたシステム情報の更新によって変更される変更カウントを確認する過程と、前記変更カウントの値が増加した場合、前記P−SFHに含まれた変更ビットマップを用いてS−SFHのSPのうち更新された少なくとも一つのSPを識別する過程と、前記更新された少なくとも一つのSPの送信視点を決定する過程と、前記SPの送信視点を利用して前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用されるスーパーフレームを決定する過程と、前記スーパーフレームが到来すると、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う過程と、を含む。
【0014】
上記の目的を達成すべく、本発明の第4見地によれば、広帯域無線通信システムにおける基地局装置が提供される。前記装置は、システム情報の更新によって変更される変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かを判断した後、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用する場合、適用されるシステム構成を示すパラメータを第1値として設定し、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用する場合、前記パラメータを第2値として設定する決定機と、前記変更カウント及び前記第1値または前記第2値として設定された前記パラメータを含むP−SFHを送信する送信機と、を含む。
【0015】
上記の目的を達成すべく、本発明の第5見地によれば、広帯域無線通信システムにおける端末装置が提供される。前記装置は、スーパーフレームヘッダを介して受信されるP−SFHに含まれた適用されるシステム構成を示すパラメータの値及びシステム情報の更新によって変更される変更カウントの値を確認する管理機と、前記パラメータの値が第1値である場合、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用して通信を行って、前記パラメータの値が第2値である場合、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う制御機と、を含む。
【0016】
上記の目的を達成すべく、本発明の第6見地によれば、広帯域無線通信システムにおける端末装置が提供される。前記装置は、スーパーフレームヘッダを介して受信されるP−SFHに含まれたシステム情報の更新によって変更される変更カウントを確認し、前記変更カウントの値が増加した場合、前記P−SFHに含まれた変更ビットマップを利用してS−SFHのSPのうち更新された少なくとも一つのSPを識別し、前記更新された少なくとも一つのSPの送信視点を決定した後、前記SPの送信視点を利用して前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用されるスーパーフレームを決定する管理機と、前記スーパーフレームが到来すると、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う制御機と、を含む。
【0017】
本発明の他の見地、利益、主な特徴は、以下の添付した本発明の実施例及び図面と共に説明される詳細な説明により当業者にとって明白に認識されるはずである。
【0018】
本発明の実施例による本発明の上述の見地(aspect)及び他の見地、特徴、利益は、以下のような図面と共に説明される詳細な説明から自明に認識されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおけるフレーム構造の例を示す図である。
図2】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送信時点を示す図である。
図3】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送信時点を示す図である。
図4】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送信時点を示す図である。
図5】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける基地局のシステム情報送信の手順を示す図である。
図6】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける端末のシステム情報獲得の手順を示す図である。
図7】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける基地局のブロック構成を示す図である。
図8】本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける端末のブロック構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
前記図面において、図面符号は同じであるか類似した要素、特徴、構造を説明するために使用される。
【0021】
以下、図面を参考した説明は、特許請求の範囲及びこれと同等なものにより定義される本発明の実施例の包括的な理解を助けるために提供される。以下の説明は、理解を助けるために多様な具体的な細部事項を含むが、単なる例示として取り扱われるのみである。従って、本発明の思想や範囲を逸脱しない範囲内で実施例の多様な変形及び修正が可能であるというのはもちろんである。また、広く知られている機能及び構造の説明は、明確性のために省略する。
【0022】
以下、本発明は、広帯域無線通信システムで更新されたシステム情報の適用時点を知らせるための技術に対して説明する。以下、本発明は周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下「OFDM」と称する)/直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Divition Multiple Access、以下「OFDMA」と称する)方式の無線通信システムを例として説明し、他の方式の無線通信システムにも適用され得る。
【0023】
図1は、本発明による広帯域無線通信システムにおけるフレーム構造の例を図示している。
【0024】
前記図1に示すように、スーパーフレーム100は、複数のフレーム110に分けられ、前記フレーム110は、複数のOFDMシンボル130で構成されたサブフレーム120に分けられる。前記スーパーフレーム100の中で第1フレームの第1サブフレームは、スーパーフレームヘッダ(super−frame header)140を含み、前記スーパーフレームヘッダ140は同期チャンネル及び共通制御チャンネルなどを含む。前記スーパーフレームヘッダ140は、端末が前記該当基地局との通信を行うために必ず必要するシステム情報を送信するための領域である。前記システム情報は、P−SFH(Primary−Super Frame Header)及びS−SFH(Secondary−Super Frame Header)に分けられ、前記S−SFHはSP(SubPacket)1、SP2及びSP3に分けられる。以下に説明の便宜上、本発明は前記SP1、前記SP2及び前記SP3を通称してSPxと称する。
【0025】
前記P−SFHは前記スーパーフレームヘッダ140に常に含められ、前記SPxは選択的に含まれる。例えば、各SPxは該当周期によって送信される。前記SPxが含まれる場合、前記SPxは前記P−SFHによって占有された資源に接して位置した資源にマッピングされる。よって、端末は前記P−SFHに含まれたSPxの大きさ情報を利用してフレーム中で前記SPxを抽出することができる。前記P−SFH及び各SPxは、含まれるパラメータの種類に応じて区別され、各IE(Information Element)の具体的なパラメータの構成は、本発明の実施者の意図によって異なることもある。例えば、前記P−SFH及び各SPxに含まれるパラメータは、下記<表1>乃至下記<表4>と同様である。下記<表1>は前記P−SFHに含まれるパラメータ、前記<表2>は前記SP1に含まれるパラメータ、前記<表3>は前記SP2に含まれるパラメータ、前記<表4>は前記SP3に含まれるパラメータの例を示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
本発明の実施例による基地局は、前記P−SFH内に構成転換フラグ(CTF:Configuration Transition Flag)を含ませる。前記構成転換フラグは、変更カウント(S−SFH change count)の現在値に対応されるシステム構成(system configuration)の適用可否を示すパラメータであって、下記<表5>のように定義される。前記構成転換フラグは、具体的な実施例によって他の名称と呼ばれ得る。例えば、前記構成転換フラグは、S−SFH適用保留指示子(application hold indicator)と呼ばれてもよい。
【0031】
【表5】
【0032】
変更カウントの現在値が「N」であって前記構成転換フラグが「0」である場合、端末は変更カウント「N」に対応されるシステム構成、つまり、現在送信されているシステム情報によるシステム構成を適用する。一方、変更カウントの現在値が「N」であって前記構成転換フラグが「1」である場合、端末は変更カウント「N−1」に対応されるシステム構成、つまり、変更カウントが「N−1」である際に送信されたシステム情報によるシステム構成を適用する。
【0033】
前記P−SFHが前記構成転換フラグを含むことによって、以下のようにシステム情報の送受信が行われる。
【0034】
図2乃至図4は、本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおけるシステム情報の送信時点を図示している。図2は、変更カウンタの増加と共に更新されたSPxが送信される場合を図示している。
【0035】
前記図2に示すように、第1区間211で変更カウントは「N」であり、変更ビットマップは「0b000」である。この際、構成転換フラグは「0」であるので、変更カウントの現在値に対応されるSPxによるシステム構成が適用される。それで、新しく基地局に進入(entry)する端末は、現在送信されるSPxを受信し、受信されたSPxによるシステム構成を適用する。
【0036】
第2区間212でSP2の更新しよって前記変更カウントは「N+1」になり、前記変更ビットマップは「0b010」になる。ここで、前記SP2の更新によって前記変更ビットマップの第2ビットが「1」に変更されたことは、SPxの更新を知らせる規則に従う結果である。この前記規則とは、更新されたSPxに対応されるビットをトグル(toggle)させること及び更新されたSPxに対応されるビットの値を「1」に設定することのうち一つである。前記変更カウントが増加されたので、端末はシステム情報が更新されていることを認知し、前記変更ビットマップを介してSP2が更新されていることを判断する。また、前記変更カウントが増加した時点のフレームを介して前記SP2が送信されるので、前記端末は前記SP2をデコーディング(decoding)することで更新されたシステム情報を獲得してこれをセーブする。ただ、前記構成転換フラグが「1」であるので、現在適用のシステム構成は変更カウントが「N」である際のシステム情報に従う。よって、前記端末はセーブされたSP2を適用されず、前記第1区間211で受信されたSP2をシステム構成に反映する。
【0037】
第3区間213でシステム情報は更新されないが、構成転換フラグが「0」に変更される。これによって、端末は前記第2区間212で変更されたシステム情報に従うシステム構成が適用されることを認知し、前記第2区間212で受信及びセーブしたSP2を適用する。前記図2に示すように、前記第3区間213で前記構成転換フラグは「0」に変更されたが、前記変更ビットマップは「0b010」を維持し続ける。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更ビットマップは前記構成転換フラグが「0」に変更されると共に「0b000」に初期化され得る。
【0038】
前記図2に示すように、実施例で前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点に適用される。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点から一定個数のスーパーフレーム経過の後、例えば、次のスーパーフレームから適用され得る。
【0039】
図3は、変更カウンタの増加の後、更新されたSPxが送信される場合を図示している。前記図3に示すように、第1区間221で変更カウントは「N」であり、変更ビットマップは「0b000」である。この際、構成転換フラグは「0」であるので、変更カウントの現在値に対応されるSPxによるシステム構成が適用される。それで、新しく基地局に進入する端末は、現在送信されるSPxを受信し、受信されたSPxによるシステム構成を適用する。
【0040】
第2区間222でSP2の更新によって前記変更カウントは「N+1」になり、前記変更ビットマップは「0b010」になる。前記SP2の更新に従って前記変更ビットマップの第2ビットが「1」に変更されたことは、SPxの更新を知らせる規則に従う結果である。この前記規則とは、更新されたSPxに対応されるビットをトグル(toggle)させること及び更新されたSPxに対応されるビットの値を「1」に設定することのうちの一つである。前記変更カウントが増加したので、端末はシステム情報が更新されたことを認知し、前記変更ビットマップを介してSP2が更新されたことを判断する。しかし、前記図2の場合と違って前記変更カウントが増加した時点のフレームを介して更新されたSP2は送信されない。しかし、前記構成転換フラグが「1」であるので、現在適用されるシステム構成は、変更カウントが「N」である際のシステム情報によって適用される。よって、前記端末は前記SP2の受信可否と関係なく、前記第1区間221で受信されたSP2をシステム構成に反映する。前記変更カウント及び前記変更ビットマップが変更されて数個のスーパーフレームが経過した後、前記SP2が送信される。これによって、前記端末は前記SP2をデコーディングすることで更新されたシステム情報を獲得し、これをセーブする。この際、前記構成転換フラグは「1」に維持されているので、前記端末はセーブされたSP2を適用しなくて前記第1区間221で受信されたSP2を適用する。
【0041】
第3区間223で、システム情報は更新されないが、構成転換フラグが「0」に変更される。これによって、端末は前記第2区間222で変更されたシステム情報によるシステム構成が適用されることを認知し、前記第2区間222で受信及びセーブしたSP2を適用する。前記図3に示すように、前記第3区間223で前記構成転換フラグは「0」に変更されたが、前記変更ビットマップは「0b010」を維持し続ける。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更ビットマップは前記構成転換フラグが「0」に変更されると共に「0b000」に初期化され得る。
【0042】
前記図3に示すように、実施例で前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点に適用される。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点から一定個数のスーパーフレーム経過の後、例えば、次のスーパーフレームから適用され得る。
【0043】
図4は、変更カウンタの増加の後、更新されたSPxが送信される場合を図示している。前記図4に示すように、第1区間231で変更カウントは「N」であり、変更ビットマップは「0b000」である。この際、構成転換フラグは「0」であるので、変更カウントの現在値に対応されるSPxによるシステム構成が適用される。それで、新しく基地局に進入する端末は、現在送信されるSPxを受信し、受信されたSPxによるシステム構成を適用する。
【0044】
第2区間232でSP1、SP2及びSP3の更新によって、前記変更カウントは「N+1」になり、前記変更ビットマップは「0b111」になる。ここで、前記SP1、前記SP2及び前記SP3の更新によって前記変更ビットマップの第1、第2及び第3ビットが「1」に変更されたことは、SPxの更新を知らせる規則に従う結果である。この前記規則とは、更新されたSPxに対応されるビットをトグルさせること及び更新されたSPxに対応されるビットの値を「1」に設定することのうちの一つである。前記変更カウントが増加したので、端末はシステム情報が更新されたことを認知して、前記変更ビットマップを介して前記SP1、前記SP2及び前記SP3が更新されたことを判断する。この際、前記変更カウントが増加した時点のフレームを介して前記SP1のみが送信され、前記SP2及び前記SP3は送信されない。しかし、前記構成転換フラグが「1」であるので、現在適用されるシステム構成は、変更カウントが「N」である際のシステム情報によって適用される。よって、前記端末は前記SP1をデコーディング及びセーブし、前記SP2及び前記SP3の受信可否と関係なく、前記第1区間231で受信されたSPxをシステム構成に反映する。前記変更カウント及び前記変更ビットマップが変更され数個のスーパーフレーム経過の後、前記SP2及び前記SP3が順次に送信される。これによって、前記端末は前記SP2及び前記SP3をデコーディングすることで更新されたシステム情報を獲得し、これをセーブする。この際、前記構成転換フラグは「1」に維持されているので、前記端末はセーブされたSPxを適用しなくて前記第1区間231で受信されたSPxを適用する。
【0045】
第3区間233で、システム情報は更新されないが、構成転換フラグが「0」に変更される。これによって、端末は前記第2区間232で変更されたシステム情報によるシステム構成が適用されることを認知し、前記第2区間232で受信及びセーブしたSPxを適用する。前記図4に示すように、前記第3区間233で前記構成転換フラグは「0」に変更されたが、前記変更ビットマップは「0b111」を維持し続ける。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更ビットマップは前記構成転換フラグが「0」に変更されると共に「0b000」に初期化され得る。
【0046】
前記図4に示すように、実施例で前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点に適用される。しかし、本発明の他の実施例によって、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成は、前記構成転換フラグが「0」に変更された時点から一定個数のスーパーフレーム経過の後、例えば、次のスーパーフレームから適用され得る。
【0047】
前記図2乃至前記図4を参考に説明した手順において基地局は一定区間の間、変更カウント以前値に対応されるシステム構成を適用することを決定する。ここで、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かに対する判断基準は、本発明の実施者の意図によって異なり得る。
【0048】
例えば、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かは、前記基地局に接続された端末が更新されたSPxを全て受信したか否かによって判断され得る。この場合、前記基地局は、スリップモード(sleep mode)またはアイドルモード(idle mode)端末のリスニング(listening)区間の分布及び更新されたSPxの送信時点を利用して前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成の適用可否を判断し得る。よって、更新されたSPxの送信時点のうち、少なくとも一つに全ての端末がリスニング区間を有していると、前記基地局は前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用することを決定する。
【0049】
他の例として、前記変更カウント及び前記変更ビットマップが変更されたスーパーフレームから少なくとも一つの更新されたSPxが送信されない場合、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かは、前記少なくとも一つの更新されたSPxの送信が完了されたか否かによって判断され得る。この場合、前記基地局は前記少なくとも一つの更新されたSPxの送信が完了された後、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用することを決定する。具体的に、前記基地局は、更新されたSPxが1回または2回の送信完了の後、次のスーパーフレームから変更されたカウントの現在値に対応されるシステム構成を適用し得る。この際、前記基地局はSPxの種類に応じて送信回数を異なって適用してもよい。例えば、SP1またはSP2が変更された場合、前記基地局は更新されたSP1またはSP2が2回の送信を完了した後、変更されたカウントの現在値に対応されるシステム構成を適用してもよく、SP3が変更された場合、前記基地局は更新されたSP3が1回の送信が行われた後に変更されたカウントの現在値に対応されるシステム構成を適用してもよい。この際、複数のSPxが変更された場合、前記基地局は各SPxによる適用時点のうち、最も遅れる適用時点で変更されたカウントの現在値に対応されるシステム構成を適用することが好ましい。
【0050】
また他の例として、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かは、前記変更カウントの増加から所定個数のスーパーフレームが経過されたか否かによって判断され得る。この場合、前記基地局は前記所定個数のスーパーフレームが経過されないとしたら、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用することを決定する。
【0051】
さらに他の例として、前記変更カウントの増加と共に前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用され得る。この際、前記基地局は前記変更カウントが増加されたスーパーフレームから前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用することを決定し、これによって前記構成転換フラグを「0」に設定する。
【0052】
上述したように、変更されたカウントの現在値が対応されるシステム構成を適用する時点は、多様な方式によって決定され得る。上述した実施例のうち更新されたSPxの1回または2回の送信完了可否に従う方式、所定個数のスーパーフレームの経過可否に従う方式、変更カウント増加と共に適用する方式などの場合などのように、端末も変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用される時点を自ら判断できる場合がある。この場合、前記端末は前記構成転換フラグを参考せずに自ら判断した時点で変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用してもよい。
【0053】
例えば、更新されたSPxの送信可否に従う方式の場合を説明すると以下のようである。SPx、つまり、SP1、SP2、SP3各々は、各周期によって一定スーパーフレーム間隔に送信されるので、端末はスーパーフレーム番号及び各SPxの送信周期を利用して該当SPxが受信されるスーパーフレームを計算し得る。よって、端末は変更ビットマップを介して更新されたSPxを認識し、前記SPxの送信時点を計算した後、前記SPxが送信されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用する。具体的に、変更ビットマップが「0b010」である場合、端末は前記変更ビットマップを介してSP2が更新されたと判断する。そして、前記端末は現在スーパーフレーム番号及び前記SP2の送信周期を利用して次のSP2の送信時点を計算し、更新されたSP2が2回の送信が完了されたスーパーフレームの次のスーパーフレームから前記更新されたSP2を反映した変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用する。
【0054】
以下、本発明は上述したように、システム情報を送受信する基地局及び端末の動作及び構成を図面を参考して詳しく説明する。
【0055】
図5は、本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける基地局のシステム情報送信の手順を図示している。
【0056】
前記図5に示すように、前記基地局はステップ301でスーパーフレームの開始時点が到来しているかを確認する。言い換えると、前記基地局はスーパーフレームヘッダを送信しなければならない時点が到来しているかを確認する。
【0057】
前記スーパーフレームの開始時点が到来した場合、前記基地局はステップ303に進めて、システム情報の更新が必要であるかを確認する。ここで、前記システム情報はP−SFH及びS−SFHを含み、前記S−SFHは複数のSPxに分けられる。例えば、前記システム情報の更新は、副チャネル定義方式(subchannelization)レンジ方式、マップ(map)バージョンなどシステム設定の変更によって構成される。即ち、前記基地局はシステム設定の変更によって前記スーパーフレームヘッダを介して送信されるSPxの更新が必要であるかを判断する。
【0058】
前記システム情報の更新が必要であれば、前記基地局はステップ305に進めて該当SPxを更新する。即ち、前記基地局は、変更のシステム設定を反映するパラメータを含むSPxを更新する。この際、一つまたは複数のSPxが更新され得る。
【0059】
前記SPxを更新した後、前記基地局はステップ307に進めて変更カウント及び変更ビットマップを変更する。前記変更カウント及び前記変更ビットマップは、前記P−SFHに含まれるパラメータである。前記変更カウントは、SPxの更新可否を示し、前記変更ビットマップは更新されたSPxを指示する。前記変更カウントは、SPxの更新によって値が増加し、更新されるSPxの個数と関係なく更新回数のみによって増加する。前記変更ビットマップは、システムで使用されるSPxの個数ほどの長さを有するビット列であって、SPx更新の際に更新されたSPxに対応される位置の値が変更される。
【0060】
前記変更カウント及び前記変更ビットマップを変更した後、前記基地局はステップ309に進めて変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かを判断する。ここで、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かに対する判断基準は、具体的な実施例によって異なり得る。例えば、前記基地局に接続された端末が更新されたSPxを全て受信したという条件、前記変更カウントが増加した後に少なくとも一つの更新されたSPxの送信がN回以上あったという条件、及び前記変更カウントの増加から所定個数のスーパーフレームが経過したという条件のうち少なくとも一つによって、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かを判断する。即ち、前記条件のうち少なくとも一つに満足する場合、前記基地局は前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用することを決定する。
【0061】
もし、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用しようとする場合、前記基地局はステップ311に進めて適用されるシステム構成を示すパラメータ、例えば、構成転換フラグまたはS−SFH適用保留指示子を「1」に設定する。一方、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用しようとする場合、前記基地局はステップ313に進めて前記構成転換フラグを「0」に設定する。前記構成転換フラグまたは前記S−SFH適用保留指示子は、適用されるシステム構成がどれなのかを示すパラメータであって、前記P−SFHに含まれる。以下に説明の便宜上、本発明は前記パラメータを構成転換フラグと称する。
【0062】
以後、前記基地局はステップ315に進めてSPxを送信する必要があるかを判断する。例えば、各SPxは固有の周期によって送信され得る。この場合、前記基地局は各SPxの周期を確認し、送信周期が到来したかを判断する。他の例として、特定SPxが更新された場合、更新と共に送信されるか、または更新以後に一定フレーム経過の後に送信されることがある。もし、同時に複数のSPxが変更された場合、前記複数のSPxは、一つのサブフレームを介して送信されることができないので、複数のスーパーフレームにかけて送信される。この場合、前記基地局はスーパーフレーム毎にSPxを順次に送信する必要があることを判断する。
【0063】
もし、前記SPxの送信が必要でなければ、前記基地局はステップ317に進めてスーパーフレームヘッダを介してP−SFHを送信する。ここで、前記P−SFHは前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記構成転換フラグ及びスケジューリング情報ビットマップを含む。この際、前記スケジューリング情報ビットマップは、SPxが送信されてないことを示す値として設定される。
【0064】
一方、前記SPxの送信が必要であれば、前記基地局はステップ319に進めて前記スケジューリング情報ビットマップを設定する。前記スケジューリング情報ビットマップは、システムで使用されるSPxの個数ほどの長さを有するビット列であって、SPxを送信する際に送信されるSPxに対応される位置の値が「1」に設定される。即ち、前記基地局は端末がSPxをデコーディングできるよう前記スケジューリング情報ビットマップを利用してSPxが送信されること及び該当SPxの指定情報を生成する。
【0065】
前記スケジューリング情報ビットマップを設定した後、前記基地局はステップ321に進めてスーパーフレームヘッダを介して変更カウントの現在値に対応されるSPx及びP−SFHを送信する。ここで、前記P−SFHは前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記構成転換フラグ及び前記スケジューリング情報ビットマップを含む。
【0066】
図6は、本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける端末のシステム情報獲得の手順を図示している。
【0067】
前記図6に示すように、前記端末は、ステップ401でスーパーフレームの開始時点が到来しているかを確認する。言い換えると、前記端末はスーパーフレームヘッダを送信するべき時点が到来しているかを確認する。
【0068】
前記スーパーフレームの開始時点が到来した場合、前記端末はステップ403に進めてP−SFHをデコーディングする。前記P−SFHは、予め定められたコーディング方式でコーディングされ、前記スーパーフレームヘッダの予め定められた位置を介して受信されるので、前記端末は別の割当情報なしにも前記P−SFHのデコーでインを行える。前記P−SFHをデコーディングすることで前記端末はシステム情報、変更カウント、変更ビットマップ、スケジューリング情報ビットマップ及び適用されるシステム構成を示すパラメータを獲得する。ここで、前記適用されるシステム構成を示すパラメータは、構成転換フラグまたはS−SFH適用保留指示子と呼ばれてもよい。以下に説明の便宜上、本発明は前記パラメータを構成転換フラグと称する。
【0069】
前記P−SFHをデコーディングした後、前記端末はステップ405に進めて前記変更カウントが増加したかを確認する。即ち、前記端末は以前に受信されたP−SFHに含まれた変更カウント及び現在受信されたP−SFHに含まれた変更カウントを比較し、前記変更カウントが増加したかを確認する。もし、前記変更カウントが増加していなければ、前記端末はステップ409に進む。
【0070】
一方、前記変更カウントが増加した場合、前記端末はステップ407に進めて前記変更ビットマップを介して更新された少なくとも一つのSPxを確認する。即ち、前記変更カウントの増加は、少なくとも一つのSPxの更新を意味する。従って、増加された変更カウントを介して少なくとも一つのSPxの更新を認知した前記端末は、P−SFHに含まれた変更ビットマップを介して更新されたSPxがどれなのかを確認する。この際、前記変更ビットマップを介して更新されたSPxの表示は、更新されたSPxに対応されるビットがトグル(toggle)されるか、または更新を示す値として設定されることで行われる。前記トグルされる方式の場合、前記端末は以前に受信されたP−SFHに含まれた変更ビットマップ対比トグルされたビットの位置を確認することで、更新されたSPxがどれなのかを確認する。一方、前記値の設定である場合、前記端末は該当値(例:「1」)に設定されたビットの位置を確認することで、更新されたSPxがどれなのかを確認する。
【0071】
前記更新された少なくとも一つのSPxを確認した後、前記端末はステップ409に進めてセーブしてない限り、SPxが送信されたかを確認する。前記SPxの送信可否は前記スケジューリング情報ビットマップを介して確認される。即ち、前記端末は前記スケジューリング情報ビットマップにおいて「1」に設定されたビットがあるか否かを介して前記SPxの送信可否を判断して前記SPxが送信される場合、前記「1」に設定されたビットの位置を介してどのSPxが送信されるかを判断する。そして、前記端末は送信されるSPxを変更カウントの現在値の状態でデコーディング及びセーブの可否を確認する。もし、セーブされてない限り、SPxが送信されなければ、前記端末はステップ413に進む。
【0072】
一方、セーブされてない限りSPxが送信されると、前記端末はステップ411に進めて前記SPxをデコーディングした後、前記SPxに含まれたシステム情報をセーブする。この際、更新されたSPxの適用が後に行われる可能性かあるので、前記端末は更新前のSPxの廃棄はしない。即ち、前記端末はSPxを前記変更カウントの値に応じて分類しセーブする。よって、前記端末は少なくとも2つのシステム情報、つまり、変更カウントの現在値に対応されるシステム情報及び変更カウントの以前値に対応されるシステム情報を各々セーブする。
【0073】
続いて前記端末はステップ413に進めて、このスーパーフレームで変更カウントの以前値に対応されるシステム構成が適用されるかを確認する。この際、本発明の実施例によって、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成の適用可否は、前記構成転換フラグを介して確認される。一方、本発明の他の実施例によって、前記端末は前記構成転換フラグを利用しなくて予め定められた条件によって前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成の適用可否を判断し得る。例えば、前記変更カウントが増加した以後、少なくとも一つの更新のSPxの送信がN回以上に行われたという条件が達成されると、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用される場合、前記端末は前記ステップ407で更新された少なくとも一つのSPxを確認した後、前記更新された少なくとも一つのSPxの次の送信時点を計算する。そして、前記端末は前記更新された少なくとも一つのSPxがN回送信されるスーパーフレームまで前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用することを判断する。この際、前記NはSP1またはSP2の場合に2、SP3の場合に1であってもよい。
【0074】
もし、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成が適用されると、前記端末はステップ415に進めて変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う。言い換えると、前記端末は変更カウントが現在値に増加される前に受信されたSPxに従うシステム構成によって通信を行う。
【0075】
一方、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成が適用されないと、言い換えると、変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用されると、前記端末はステップ417に進めて変更カウントの現在値に対応されるSPxを全てセーブしたかを確認する。
【0076】
もし、前記変更カウントの現在値に対応されるSPxを全てセーブしたら、前記端末はステップ419に進めて変更カウントの現在値に対応されるシステム構成を適用して通信を行う。
【0077】
一方、前記変更カウントの現在値に対応されるSPxを全てセーブしてない場合、前記端末はステップ421に進めて変更カウントの現在値に対応されるSPxの受信を待機する。言い換えると、前記端末は前記変更カウントが現在値に対応されるSPxを全てセーブするまで通信を中断する。
【0078】
図7は、本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける基地局のブロック構成を図示している。
【0079】
前記図7に示すように、前記基地局はシステム情報決定機502、P−SFH生成機504、S−SFH生成機506、副搬送波マッピング機508、OFDM変調機510及びRF(Radio Frequency)送信機512を含めて構成される。
【0080】
前記システム情報決定機502は、端末に提供されるシステム情報を決定する。即ち、前記システム情報決定機502は、P−SFH及びS−SFHに含まれるパラメータの値を決定する。前記システム情報決定機502は、システム設定の変更を反映して前記システム情報を更新し、システム情報の更新を前記P−SFH生成機504及び前記S−SFH生成機506に提供する。
【0081】
特に、前記システム情報決定機502は、SPxの更新可否に応じて前記変更カウント及び前記変更ビットマップを設定し、SPxの送信可否に応じて前記スケジューリング情報ビットマップを設定する。また、前記システム情報決定機502は、変更カウントの以前値に対応されるシステム構成の適用可否に応じて前記構成転換フラグを設定する。ここで、前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用するか否かに対する判断基準は、具体的な実施例によって異なり得る。例えば、前記基地局に接続された端末が更新されたSPxを全て受信したという条件、前記変更カウントが増加した後に少なくとも一つの更新のSPxの送信がN回以上あったという条件、及び前記変更カウントの増加から所定個数のスーパーフレームが経過したという条件のうち少なくとも一つに満足する場合、前記システム情報決定機502は前記変更カウントの現在値に対応するシステム構成を適用することを決定する。
【0082】
前記P−SFH生成機504は、システム情報、変更カウント、変更ビットマップ、スケジューリング情報ビットマップ及び構成転換フラグを含むP−SFHを生成する。前記P−SFHは、スーパーフレームヘッダを介して送信されるので、前記P−SFH生成機504はスーパーフレームの開始時点で前記P−SFHを生成する。前記S−SFH生成機506はシステム情報を含むSPxを生成する。前記SPxは各々の固有周期または定められた規則に従って選択的に送信されるので、前記S−SFH生成機506は送信時点が到来すると前記SPxを生成する。
【0083】
前記副搬送波マッピング機508は、送信信号を資源にマッピングする。特に、前記副搬送波マッピング機508は前記P−SFH生成機504から提供されるP−SFH及び前記S−SFH506から提供されるSPxスーパーフレームヘッダ内にマッピングする。前記OFDM変調機510はIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算を介して周波数領域にマッピングされた信号を時間領域信号に変換し、CP(Cyclic Prefix)を挿入することによってOFDMシンボルを生成する。前記RF送信機512は、前記OFDMシンボルをRF帯域の信号でアップリンク変換した後、信号を増幅してアンテナを介して送信する。
【0084】
図8は、本発明の実施例による広帯域無線通信システムにおける端末のブロック構成を図示している。
【0085】
前記図8に示すように、前記端末はRF受信機602、OFDM復調機604、副搬送波デマッピング機606、P−SFH解析機608、S−SFH解析機610、システム情報管理機612及び制御機614を含めて構成される。
【0086】
前記RF受信機602は、アンテナを介して受信されるRF帯域信号を増幅し、基底帯域信号にダウンリンク変換する。前記OFDM変調機604は、前記RF受信機602からの信号をOFDMシンボル単位に分割し、FFT(Fast Fourier Transform)演算を介して周波数領域にマッピングされた信号を復元する。前記副搬送波デマッピング機606は、前記周波数領域にマッピングされた信号を処理単位に分類する。例えば、前記処理単位はトラフィックバースト、メッセージ等を挙げられ得る。
【0087】
前記P−SFH解析機608は、基地局から受信されるP−SFHを復調及びデコーディングすることでシステム情報を獲得し、獲得されたシステム情報を前記システム情報管理機612に提供する。また、前記P−SFH解析機608は前記P−SFHから変更カウント、変更ビットマップ、スケジューリング情報ビットマップ及び構成転換フラグなどのパラメータを獲得して前記パラメータを前記システム情報管理機612に提供する。前記S−SFH解析機610は基地局から受信されるSPxを復調及びデコーディングすることでシステム情報を獲得し、獲得されたシステム情報を前記システム情報管理機612に提供する。
【0088】
前記システム情報管理機612は、前記P−SFH解析機608及び前記S−SFH解析機610から提供されるシステム情報をセーブして前記端末の動作のために前記システム情報を前記制御機614に提供する。特に、前記システム情報管理機612は、前記変更カウント、前記変更ビットマップ、前記スケジューリング情報ビットマップ及び前記構成転換フラグを用いて現在システムで適用中のシステム構成を反映するようにセーブされたシステム情報を提供する。前記制御機614は、前記端末の動作のための機能を制御する。特に、前記制御機614は前記システム情報管理機612から提供されるシステム情報によって通信を行うように制御する。
【0089】
前記システム情報の管理のための前記システム情報管理機612の動作は、以下の通りである。前記システム情報管理機612は、前記変更カウントの増加を介してSPxの更新を確認し、前記変更ビットマップを介して更新されたSPxを識別する。更新されたSPxが識別されると、前記システム情報管理機612は前記スケジューリング情報ビットマップを介してセーブしない限りSPxが送信されるかを確認し、セーブされない限りSPxが送信されると前記SPxをデコーディングするよう前記S−SFH解析機610を制御する。そして、前記S−SFH解析機610から更新されたSPxに含まれたシステム情報が提供されると、前記システム情報管理機612は前記システム情報をセーブする。この際、更新されたSPxの適用が後に行われる可能性かあるので、前記端末は更新前のSPxの廃棄はしない。即ち、前記システム情報管理機612は少なくとも2つのシステム情報、つまり、変更カウントの現在値に対応されるシステム情報及び変更カウントの以前値に対応されるシステム情報を各々セーブし、適用されるシステム構成によって該当システム情報を前記制御機614に提供する。具体的にみると、前記システム情報管理機612は前記P−SFH解析機608から提供される構成転換フラグを利用して変更カウントの以前値に対応されるシステム構成が提供されるか、または変更カウントの現在値に対応されるシステム情報が適用されるか否かを判断して適用されるシステム構成によるシステム情報を前記制御機614に提供する。ただ、本発明の他の実施例によって、前記システム情報管理機612は前記構成転換フラグを利用しなくて予め定められた条件に従って前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成の適用可否を判断してもよい。例えば、前記変更カウントが増加した以後、少なくとも一つの更新のSPxの送信がN回以上に行われたという条件が達成されると、前記変更カウントの現在値に対応されるシステム構成が適用される場合、前記システム情報管理機612は前記変更ビットマップを介して更新された少なくとも一つのSPxを確認した後、前記更新された少なくとも一つのSPxの次の送信時点を計算する。そして、前記システム情報管理機612は、前記更新された少なくとも一つのSPxがN回送信されるスーパーフレームまで前記変更カウントの以前値に対応されるシステム構成を適用することを判断する。この際、前記NはSP1またはSP2の場合に2、SP3の場合に1であってもよい。
【0090】
広帯域無線通信システムで更新されたシステム情報の適用時点を端末に知らせることで、システム情報の未受信による動作不可状態を最小化することができる。特に、アイドルモード(idle mode)またはスリップモード(sleep mode)などのようにしばらく通信を中断していてから再開した端末において、本発明はシステム情報の変更を認知し変更されたシステム情報の適用時点を知るための効果的な方案となる。
【0091】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることはもちろんである。従って、本発明の範囲は説明された実施例に限って決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。
【符号の説明】
【0092】
100 スーパーフレーム
110 フレーム
120 サブフレーム
130 OFDMシンボル
140 スーパーフレームヘッダ
602 RF受信機
604 OFDM復調機
606 副搬送波でマッピング機
608 P-SFH解析機
610 S-SFH解析機
612 システム情報管理機
614 制御機
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