特許第5795487号(P5795487)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5795487
(24)【登録日】2015年8月21日
(45)【発行日】2015年10月14日
(54)【発明の名称】バックライトユニット及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20060101AFI20150928BHJP
   F21V 29/74 20150101ALI20150928BHJP
   F21Y 101/02 20060101ALN20150928BHJP
【FI】
   F21S2/00 441
   F21V29/74
   F21Y101:02
【請求項の数】15
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2011-97723(P2011-97723)
(22)【出願日】2011年4月26日
(65)【公開番号】特開2011-253806(P2011-253806A)
(43)【公開日】2011年12月15日
【審査請求日】2014年4月24日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0052307
(32)【優先日】2010年6月3日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513276101
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134636
【弁理士】
【氏名又は名称】金高 寿裕
(72)【発明者】
【氏名】イ,サンフン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ヨンベ
【審査官】 竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−261134(JP,A)
【文献】 特開2004−055430(JP,A)
【文献】 再公表特許第2009/001802(JP,A1)
【文献】 特開2006−302581(JP,A)
【文献】 特開2006−059607(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 29/74
F21Y 101/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺を含むボトムカバーと、
前記ボトムカバーの内に前記第1長辺、第2長辺、第1短辺、または第2短辺のうち、少なくともいずれか1つに沿って配置される発光モジュールと、
前記ボトムカバーの内に前記発光モジュールの上側に少なくとも一部分が配置される導光板と、
前記導光板の上に配置される光学シートと、
前記ボトムカバーに連結され、少なくとも一部分が前記光学シートの上に配置される支持部材と、
前記ボトムカバーの上に配置される放熱部材と、
前記支持部材の上に配置され、前記ボトムカバーと連結されるトップカバーと、を含み、
前記放熱部材は、第1放熱部材及び前記第1放熱部材が前記ボトムカバーに結合されるように支持する第2放熱部材をさらに含み、
前記第2放熱部材は、部分的に突出した複数の突出部を含み、
前記ボトムカバーは、第1方向に延長される少なくとも一つの第1凸部と、前記第1方向と垂直な第2方向に延長される少なくとも一つの第2凸部とを含み、
前記複数の突出部の最上面は、前記第1凸部及び前記第2凸部の最上面と同一水平面上に位置し、
前記導光板は、前記発光モジュールの上側と対応する部分に傾斜面が形成され、前記傾斜面には反射層が形成されたことを特徴とする、バックライトユニット。
【請求項2】
前記発光モジュールは、発光モジュール基板と、前記発光モジュール基板の上に配置される複数の発光素子と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のバックライトユニット。
【請求項3】
前記発光モジュールは、前記ボトムカバーと前記トップカバーとの間に配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載のバックライトユニット。
【請求項4】
前記発光モジュールは、前記導光板の下に配置されて前記導光板の下面に光を照射することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項5】
前記発光モジュールは前記放熱部材の上に配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項6】
前記ボトムカバーと導光板との間に反射シートをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項7】
前記発光モジュールは、前記第2放熱部材の上に配置されることを特徴とする、請求項5または6に記載のバックライトユニット。
【請求項8】
前記第1放熱部材はヒートパイプであることを特徴とする、請求項7に記載のバックライトユニット。
【請求項9】
前記第2放熱部材の突出部は、前記反射シートと接触されることを特徴とする、請求項に記載のバックライトユニット。
【請求項10】
前記複数の発光素子は、前記支持部材と前記ボトムカバーとの間に配置されることを特徴とする、請求項に記載のバックライトユニット。
【請求項11】
前記支持部材は、前記光学シートの下面が前記導光板と接触するように前記光学シートの上面と接触することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項12】
前記第1凸部及び前記第2凸部は、前記反射シートと接触することを特徴とする、請求項に記載のバックライトユニット。
【請求項13】
前記第2凸部は複数個存在し、
前記第1放熱部材は、連続する2個の前記第2凸部の間に位置することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項14】
前記第1放熱部材と隣接した前記第2凸部には傾斜面が形成されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載のバックライトユニット。
【請求項15】
請求項1〜14のうちいずれか1項に記載されたバックライトユニットと、
前記支持部材と前記トップカバーにより支持され、前記光学シートの上に配置される表示パネルと、を含むことを特徴とする、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックライトユニット及び表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置のうち、液晶表示装置は映像を表示するために光を提供するバックライトユニットを必要とする。
【0003】
上記バックライトユニットは、光を発生させる光源と、上記光源と液晶表示装置との間の光経路上に配置される光学シートを含み、上記表示装置は、上記バックライトユニットから放出された光の進行経路上に配置される表示パネルを含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、新たな構造を有するバックライトユニット及び表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、組立が容易なバックライトユニット及び表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、発光モジュールで発生した熱を効果的に排出することができるバックライトユニット及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるバックライトユニットは、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺を含むボトムカバーと、上記ボトムカバーの内に上記第1長辺、第2長辺、第1短辺、または第2短辺のうち、少なくともいずれか1つに沿って配置される発光モジュールと、上記ボトムカバーの内に上記発光モジュールの上側に少なくとも一部分が配置される導光板と、上記導光板の上に光学シートと、上記ボトムカバーに連結され、少なくとも一部分が上記光学シートの上に配置される支持部材と、上記支持部材の上に配置され、上記ボトムカバーと連結されるトップカバーと、を含む。
【0008】
本発明による表示装置は、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺を含むボトムカバーと、上記ボトムカバーの内に上記第1長辺、第2長辺、第1短辺、または第2短辺のうち、少なくともいずれか1つに沿って配置される発光モジュールと、上記ボトムカバーの内に上記発光モジュールの上側に少なくとも一部分が配置される導光板と、上記導光板の上に光学シートと、ボトムカバーに連結され、少なくとも一部分が上記光学シートの上に配置される支持部材と、上記支持部材の上に配置され、上記ボトムカバーと連結されるトップカバーとを含むバックライトユニット、及び上記支持部材と上記トップカバーにより支持され、上記光学シートの上に配置される表示パネルを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、新たな構造を有し、組立が容易で、かつ、発光モジュールで発生した熱を効果的に排出することができるバックライトユニット及び表示装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態による表示装置の分解斜視図である。
図2図1の表示装置をI−I’線により切断した断面図である。
図3】本発明の実施形態による表示装置におけるボトムカバーの内側に設けられた発光モジュールを示す図である。
図4】本発明の実施形態による表示装置における支持部材を示す図である。
図5】本発明の実施形態によるボトムカバーの正面図及び背面図である。
図6】本発明の実施形態によるボトムカバーの正面図及び背面図である。
図7】本発明の実施形態による表示装置における支持部材の構造を説明する図である。
図8】本発明の実施形態による表示装置における支持部材の構造を説明する図である。
図9】本発明の実施形態による表示装置における支持部材の構造を説明する図である。
図10】本発明の実施形態による表示装置における支持部材の構造を説明する図である。
図11】本発明の実施形態による表示装置における表示パネルを説明する図である。
図12】本発明の実施形態による表示装置における反射シート、導光板、及び光学シートの流動を防止するための構造を説明するための図である。
図13】本発明の実施形態による表示装置における反射シート、導光板、及び光学シートの流動を防止するための構造を説明するための図である。
図14】本発明の実施形態による表示装置における反射シート、導光板、及び光学シートの流動を防止するための構造を説明するための図である。
図15】本発明の実施形態による表示装置における反射シート、導光板、及び光学シートの流動を防止するための構造を説明するための図である。
図16】本発明の実施形態による表示装置におけるコネクタとボトムカバーの背面に配置された電源装置または印刷回路基板を電気的に連結するための経路を提供する構造を説明する図である。
図17】本発明の実施形態による表示装置におけるコネクタとボトムカバーの背面に配置された電源装置または印刷回路基板を電気的に連結するための経路を提供する構造を説明する図である。
図18】本発明の実施形態による表示装置のトップカバーを説明する図である。
図19】本発明の実施形態による表示装置のトップカバーを説明する図である。
図20】本発明の他の実施形態の表示装置を切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を説明するに当たって、各層(膜)、領域、パターン、または構造物が、基板、各層(膜)、領域、パッド、またはパターンの“上(on)”に、または“下(under)”に形成されることと記載される場合において、“上(on)”と“下(under)”は、“直接(directly)”または“他の層を介して(indirectly)”形成されることを全て含む。また、各層の上または下に対する基準は、図面を基準として説明する。
【0012】
図面において、各層の厚さやサイズは説明の便宜及び明確性のために誇張、省略、または概略的に図示された。また、各構成要素のサイズは実際のサイズを全的に反映するのではない。
【0013】
以下、添付した図面を参照しながら本発明の実施形態によるバックライトユニット及び表示装置について詳細に説明する。
【0014】
実施形態による表示装置は、バックライトユニットと、上記バックライトユニットから光が提供されて映像をディスプレイする表示パネルと、を含む。したがって、実施形態では、表示装置を説明することによってバックライトユニットも共に説明する。
【0015】
実施形態による表示装置は、2長辺と2短辺とを有する長方形態に形成されることもできる。上記表示装置を壁に据置させるか、スタンド構造を用いて立てる場合に、1つの長辺は下側に配置され、他の1つの長辺は上側に配置され、2短辺は左側及び右側にそれぞれ配置される。実施形態では、説明の便宜のために下側に配置される長辺を第1長辺と称し、上側に配置される長辺を第2長辺と称し、左側に配置される短辺を第1短辺と称し、右側に配置される短辺を第2短辺と称する。但し、これが本発明の特許請求の範囲を制限するのではない。
【0016】
実施形態による表示装置で、上記第1長辺側には遠隔制御ユニット信号受信部、ボリューム調整器、チャンネル調整器、画面調整器のうち、少なくともいずれか1つの制御インターフェースが配置されることもできる。
【0017】
実施形態では、説明の便宜のために、トップカバーと表示パネルとが配置される方向を前面と称し、ボトムカバーが配置される方向を背面と称する。但し、これが本発明の特許請求の範囲を制限するのではない。
【0018】
図1は本発明の実施形態による表示装置の分解斜視図であり、図2図1の表示装置をI−I’線により切断した断面図であり、図3は本発明の実施形態による表示装置におけるボトムカバーの内側に設けられた発光モジュールを示す図であり、図4は本発明の実施形態による表示装置における支持部材を示す図である。
【0019】
図1乃至図4を参照すると、実施形態による表示装置は、ボトムカバー10、上記ボトムカバー10の内に発光モジュール80、上記ボトムカバー10の上に反射シート20、上記反射シート20の上に導光板30、上記導光板30の上に光学シート40、上記光学シート40の上に表示パネル60、上記表示パネル60の上にトップカバー70、及び上記ボトムカバー10と上記トップカバー70との間に配置される支持部材50を含む。
【0020】
上記ボトムカバー10は、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺を有する長方形態の平面形状を有し、底面と上記底面から垂直に延びた4部分の側壁を含む。上記ボトムカバー10は、上記発光モジュール80、反射シート20、導光板30、及び光学シート40を収納する。
【0021】
図5及び図6は、本発明の実施形態によるボトムカバーの正面図及び背面図である。
【0022】
図1乃至図6を参照して上記ボトムカバー10についてより詳細に説明すると、図5に示すように、上記ボトムカバー10は、例えば、金属材質で形成されることもでき、剛性を強化するために、第1方向に延びる少なくとも1つの第1凸部10aと、上記第1方向に垂直な第2方向に延びる少なくとも1つの第2凸部10bを有することもできる。上記第1凸部10a及び第2凸部10bは、上記ボトムカバー10をプレス加工して形成することもでき、隣接した部分に比べて突出した形態を有する。
【0023】
上記第1凸部10aは上記ボトムカバー10の上で上記第1方向に延びることができ、上記第2凸部10bは長方形態の上記ボトムカバー10の上で短辺に平行した上記第2方向に延びることができる。上記第1凸部10a及び上記第2凸部10bは上記反射シート20を支持し、上記反射シート20が平らな状態で支持できるように、上記第1凸部10a及び第2凸部10bの最上面は同一水平面上に配置されることもできる。即ち、上記第1凸部10a及び第2凸部10bの最上面は同一高さに形成することができる。
【0024】
上記第2凸部10bの間には第1放熱部材11を設置することができ、上記第1放熱部材11は複数個を設置することができる。例えば、上記第1放熱部材11はヒートパイプで形成することができる。
【0025】
上記第2凸部10bは突出して形成されるので、上記第1放熱部材11に隣接した部分及び上記第1凸部10aに隣接した部分にそれぞれ傾斜面が形成される。上記第1放熱部材11に隣接した部分の傾斜面は、上記第1放熱部材11の設置を円滑にするために上記第1凸部10aに隣接した傾斜面より緩やかに形成することもできる。
【0026】
上記ボトムカバー10には固定部材13が結合される。上記固定部材13は、結合ホール13cが備えられて、上記ボトムカバー10にネジのような結合部材により固定することもでき、上記第1放熱部材11が上記ボトムカバー10に硬く固定できるようにする。また、上記反射シート20が平らな状態で支持できるように、上記固定部材13の最上面は上記第1凸部10a及び第2凸部10bの最上面と同一水平面上に配置することもできる。
【0027】
上記固定部材13は、上記第1方向に延びる胴体部13a、及び上記胴体部13aから上記第2方向に延びる枝部13bを含む。上記枝部13bは1つの胴体部13aに複数個を形成することができ、上記枝部13bの少なくとも一部分は上記第1放熱部材11の上に配置されて、上記第1放熱部材11が上記ボトムカバー10に密着して固定できるようにする。
【0028】
図6に示すように、上記ボトムカバー10の背面には複数のスタッドピン14が形成されて上記ボトムカバー10の背面に配置される電源装置または印刷回路基板などが固定できるようにする。上記複数のスタッドピン10は、電源装置または印刷回路基板などと結合されて、上記ボトムカバー10の剛性をより強化することもできる。
【0029】
上記ボトムカバー10の第1長辺には、上記第1支持部材51及びトップカバー70と共に、ネジのような結合部材により結合できるように結合ホール10h、10iが形成され、上記ボトムカバー10の第2長辺、第1短辺、及び第2短辺には、上記トップカバー70とフック結合できるように結合突起10gが形成される。
【0030】
図示してはいないが、上記ボトムカバー10の剛性を補完するために、上記ボトムカバー10の背面にはHビームを結合することもできる。
【0031】
また、図2及び図3を参照すると、上記ボトムカバー10の第1長辺側には第2放熱部材12が結合される。
【0032】
上記第2放熱部材12は、結合ホール12cが形成されてネジのような結合部材により上記ボトムカバー10に固定することができ、上記第1放熱部材11の一部分の上側に配置されて上記固定部材13と共に上記第1放熱部材11が上記ボトムカバー10に密着して固定できるようにする。
【0033】
上記第2放熱部材12は、部分的に突出した突出部12aを有し、上記突出部12aの最上面は上記固定部材13の最上面、上記第1凸部10a及び第2凸部10bの最上面と同一水平面上に配置することもできる。
【0034】
上記第2放熱部材12は上記第1放熱部材11と接触し、上記発光モジュール80で発生した熱を上記第1放熱部材11に伝達することによって、効果的な熱放出を可能にする。
上記第2放熱部材12には上記発光モジュール80が設置される。
【0035】
上記発光モジュール80は、少なくとも1つの発光素子82、及び上記発光素子82を支持し、上記発光素子82に電源を提供するための回路パターンが形成された発光モジュール基板81を含む。また、上記発光モジュール80は、上記発光モジュール基板81を外部の電源装置または印刷回路基板と電気的に連結するためのコネクタ83をさらに含むこともできる。
【0036】
上記発光モジュール80は、上記ボトムカバー10の第1長辺、第2長辺、第1短辺、または第2短辺のうち、少なくともいずれか1つに沿って配置することができ、実施形態では上記発光モジュール80が上記ボトムカバー10の第1長辺に沿って配置されたものが例示されている。
【0037】
また、上記発光モジュール80は、上記ボトムカバー10と上記トップカバー70との間に配置され、上記導光板30と上記ボトムカバー10との間に配置されて上記導光板30の下面に光を照射する。上記導光板30の下面に入射された光は上記導光板30の中心部方向に進行して面光源形態に変換される。
【0038】
上記発光モジュール基板81は、下面が上記第2放熱部材12の上面と接し、上面には上記発光素子82が設置される。したがって、上記発光モジュール80で発生した熱は上記第2放熱部材12及び第1放熱部材11に効果的に伝えられて放出できる。上記発光素子82の上には上記導光板30の少なくとも一部分が配置される。
【0039】
図20は、本発明の他の実施形態によるバックライトユニットを説明する図である。図20を参照すると、上記導光板30は傾斜面を含むことができ、上記傾斜面は上記発光素子82の上側に配置される。
【0040】
上記導光板30の傾斜面には反射層31が形成され、上記反射層30は上記発光素子82から入射された光が上記導光板30の中心部方向に効果的に進行されるようにする。したがって、光効率が増加することができる。
【0041】
実施形態では、上記発光モジュール80に発光素子82として発光ダイオードが形成されたものが例示されているが、上記発光モジュール80はCCFLのようなランプで形成されるか、OLEDのような他の種類の発光素子を含むこともできる。
【0042】
上記発光素子82は、望みの輝度と均一な分布を有する光を提供するために、上記表示パネル60のサイズ、即ち上記表示パネル60のインチによってその個数が変わる。上記発光素子82は、上記表示パネル60のインチ数の2.5〜3.5倍の個数に形成されることが好ましい。上記発光素子82が上記表示パネル60のインチ数の2.5倍の個数より少ないか、3.5倍の個数より多い場合、適切な輝度及び均一な分布を有する光を提供することが困難である。
【0043】
例えば、上記表示パネル60が47インチの場合、上記発光素子82は118〜164個を設置することができる。実施形態において、上記表示パネル60は47インチであり、上記発光素子82は138個が設置される。
【0044】
上記ボトムカバー10及び上記第2放熱部材12の上には上記発光素子82から放出された光を面光源形態に出射されるようにする上記導光板30が設置される。
【0045】
そして、上記導光板30と上記ボトムカバー10との間には上記発光素子82から放出された光を上記導光板30が配置された方向に反射して光効率を増加させる上記反射シート20が形成される。上記反射シート20は形成されないこともあり、別途のシートとして存在せず、上記導光板30または上記ボトムカバー10に反射率の高い物質をコーティングすることもできる。
【0046】
上記導光板30の上には上記光学シート40が配置される。例えば、上記光学シート40は、第1拡散シート41、プリズムシート42、及び第2拡散シート43を含むことができる。上記光学シート40は形成されないこともあり、1つの拡散シートのみ形成したり、1つのプリズムシートのみ形成することもできる。上記光学シート40の数及び種類は要求される輝度特性によって多様に選択することができる。
【0047】
上記光学シート40の上には上記表示パネル60が配置される。上記表示パネル60は液晶表示パネルが使われることもできる。
【0048】
図7乃至図10は本発明の実施形態による表示装置における支持部材の構造を説明する図であり、図11は本発明の実施形態による表示装置における表示パネルを説明する図である。
【0049】
図1乃至図4及び図7乃至図10を参照すると、上記支持部材50は、第1支持部材51、第2支持部材52、第3支持部材53、及び第4支持部材54を含む。上記第4支持部材54は、2つの分離された第4支持部材54a、54bで形成することもできる。
【0050】
例えば、上記第1支持部材51は上記第1長辺側に配置することができ、上記第4支持部材54は上記第2長辺側に配置することができる。また、上記第2支持部材52は上記第1短辺側に配置することができ、上記第3支持部材53は上記第2短辺側に配置することができる。
【0051】
上記第1支持部材51は、例えば合成樹脂材質で形成することができ、上記第2支持部材52、第3支持部材53、及び第4支持部材54は、例えば金属材質で形成することもできる。
【0052】
上記第1支持部材51及び第4支持部材54は上記ボトムカバー10の第1長辺及び第2長辺に結合され、上記第2支持部材52及び第3支持部材53は上記ボトムカバー10の第1短辺及び第2短辺に結合される。
【0053】
上記支持部材50は、図2に示すように、上記反射シート20、導光板30、及び光学シート40が上記ボトムカバー10に密着して結合できるようにし、上記表示パネル60を支持する。
【0054】
図2図7図8、及び図11を参照すると、上記第1支持部材51は、上記ボトムカバー10、発光モジュール80、及び光学シート40の上に配置される第1部分51aと、上記第1部分51aから垂直に折り曲げられて上記ボトムカバー10の外側に配置される第2部分51bを含む。
【0055】
上記第1部分51aには上記表示パネル60の第1フレキシブル印刷回路基板61が上記ボトムカバー10の外側に延長できるように凹溝路51cが形成され、上記ボトムカバー10にネジのような結合部材により結合できるようにするか、上記ボトムカバー10及びトップカバー70と共にネジのような結合部材により結合できるように第1結合ホール51dが形成される。そして、上記第2部分51bには上記表示パネル60の印刷回路基板62に結合されたチップ63を配置することができるチップ配置ホール51eを形成することができ、上記ボトムカバー10及びトップカバー70と共にネジのような結合部材により結合できるように結合ホール51fが形成される。
【0056】
上記第2支持部材52は、上記反射シート20、上記導光板30、及び上記光学シート40が上記ボトムカバー10に密着できるようにし、上記表示パネル60を支持する第1部分52a、上記第1部分52aで上方に突出して上記表示パネル60の流動を防止する第2部分52b、上記第1部分52aで下方に突出し、互い離隔して交互に配置されることによって、上記ボトムカバー10の側壁の内側及び外側に配置されて結合する第3部分52c、及び第4部分52eを含む。上記第2支持部材52は、上記第3部分52c及び第4部分52eにより上記ボトムカバー10の側壁に強制嵌合することもできる。また、上記第3部分52cには結合突起52dが形成され、上記結合突起52dは上記ボトムカバー10に形成された第2支持部材結合ホール10cに挿入されてフック結合することもできる。上記第4部分52eにはチップ配置溝52fを形成することができ、上記チップ配置溝52fには上記表示パネル60の第2フレキシブル印刷回路基板64に結合されたチップ(図示せず)が配置できる空間を提供する。上記第1部分52aには上記第2フレキシブル印刷回路基板64と接触する部分に絶縁テープを形成したり、絶縁コーティング層を形成することもできる。
【0057】
上記第3支持部材53は上記第2支持部材52と同一な構造で形成することができ、重複する説明は省略する。また、上記第4支持部材54も上記第2支持部材52及び第3支持部材53と同一または類似な構造で形成できるので、重複する説明は省略する。
【0058】
上記第4支持部材54は第2長辺側に配置されるので、長く形成する必要がある。この場合に、上記第4支持部材54が曲がるとか損傷される可能性があるので、上記第4支持部材54を2部分に分割して形成することで、より硬く上記ボトムカバー10に結合することができる。一方、上記第1支持部材51は、上記第4支持部材54に比べて大きい面積で形成されるので、曲がるとか損傷される可能性が少なく、合成樹脂材質で形成される場合に一層硬いため、2部分に分割して形成しないこともある。
【0059】
図12乃至図15は、本発明の実施形態による表示装置における反射シート、導光板、及び光学シートの流動を防止するための構造を説明するための図である。
【0060】
図12及び図13を参照すると、上記ボトムカバー10の第1長辺側に隣接した部分には、上記反射シート20、導光板30、及び光学シート40の流動を防止し、上記発光素子82と一定間隔離隔するようにするための第1ボス10dが形成される。
【0061】
上記反射シート20には上記第1ボス10dに対応する第1ボス挿入溝21が形成され、上記導光板30には上記第1ボス10dに対応する第1ボス挿入溝31が形成される。
【0062】
上記第1ボス挿入溝21、31は上記第1ボス10dに結合されることによって、上記反射シート20及び導光板30が流動しないようにする。
【0063】
たとえ、詳細に図示してはいないが、上記光学シート40にも上記第1ボス10dに対応する第1ボス挿入溝を形成することができる。
【0064】
図14を参照すると、上記ボトムカバー10の第2短辺側に隣接した部分には、上記反射シート20、導光板30、及び光学シート40の流動を防止するための第2ボス10eが形成される。
【0065】
上記反射シート20には上記第2ボス10eに対応する第2ボス挿入溝22が形成され、上記導光板30には上記第2ボス10dに対応する第2ボス挿入溝32が形成される。
【0066】
上記第2ボス挿入溝22、32は上記第2ボス10eに結合されることによって、上記反射シート20及び導光板30が流動しないようにする。
【0067】
たとえ、詳細に図示してはいないが、上記光学シート40にも上記第2ボス10eに対応する第2ボス挿入溝を形成することができる。
【0068】
上記第2ボス10eは、上記ボトムカバー10の第2短辺及び第3短辺に隣接した部分に全て形成したり、いずれか1つのみに形成することもできる。
【0069】
図15を参照すると、上記反射シート20には上記コネクタ83に対応するコネクタ挿入溝23が形成され、上記導光板30には上記コネクタ83に対応するコネクタ挿入溝33が形成される。
【0070】
上記コネクタ83は、上記発光素子82が形成された上記発光モジュール基板81を上記ボトムカバー10の背面に配置される電源装置または印刷回路基板と電気的に役割をすると共に、上記コネクタ挿入溝23、33と接触して上記反射シート20及び導光板30を支持することによって、上記反射シート20及び導光板30が上記発光素子82と一定間隔離隔できるようにする。
【0071】
たとえ、詳細に図示してはいないが、上記光学シート40にも上記コネクタ83に対応するコネクタ挿入溝を形成することができる。
【0072】
図16及び図17は、本発明の実施形態による表示装置におけるコネクタとボトムカバーの背面に配置された電源装置または印刷回路基板を電気的に連結するための経路を提供する構造を説明する図である。
【0073】
図16及び図17を参照すると、上記ボトムカバー10の隅部分、即ち第1長辺と第1短辺とが会う部分にはケーブル引出ホール10fが形成される。上記ケーブル引出ホール10fは、上記ボトムカバー10の側面に形成されて、上記ボトムカバー10の前面と背面を連結する。
【0074】
上記ケーブル引出ホール10fは、上記コネクタ83と対向する部分に形成されるので、上記コネクタ83に結合されるケーブル(図示せず)が最短経路で上記ボトムカバー10を通過することができるので、上記コネクタ83と上記ボトムカバー10の背面に設けられる電源装置または印刷回路基板を容易に連結することができる。
【0075】
上記ケーブル引出ホール10fは、上記第1長辺と第2短辺とが交わる部分に形成することもできる。
【0076】
図18及び図19は、本発明の実施形態による表示装置のトップカバーを説明する図である。
【0077】
図18及び図19を参照すると、上記トップカバー70は表示装置の前面に配置される第1部分70aと、上記第1部分70aで垂直方向に折り曲げられて表示装置の側面に配置される第2部分70bと、を含む。
【0078】
上記第1部分70aの第1長辺には、上記ボトムカバー10及び第1支持部材51と共にネジのような結合部材により結合できるように結合ホール71が形成される。
【0079】
そして、上記第2部分70bの第1長辺には、上記ボトムカバー10及び第1支持部材70と共にネジのような結合部材により結合できるように結合ホール72が形成される。また、上記第2部分70bの第2長辺、第1短辺、及び第2短辺には、上記ボトムカバー10の結合突起10gとフック結合される結合ホール73が形成される。
【0080】
上記トップカバー70は、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺を含む長方形の枠形態に形成することができる。
【0081】
実施形態による表示装置において、上記トップカバー70は上記ボトムカバー10と第1長辺でネジのような結合部材により結合され、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺でフック結合される。
【0082】
上記トップカバー70は上記ボトムカバー10の側面でフック結合され、上記トップカバー70は上記ボトムカバー10の前面及び側面でネジ結合される。上記ネジは前面及び側面で互いに直交する方向に挿入されて締結されるので、上記トップカバー70とボトムカバー10とをより硬く結合することができる。
【0083】
上記フック結合は、組立工程の利便性及び迅速性を保証し、上記結合部材による結合は組立の堅固性を保証することができる長所がある。
【0084】
上記トップカバー70は、上記表示パネル60に結合された上記第1フレキシブル印刷回路基板61及び上記第2フレキシブル印刷回路基板64と接触することができ、電気絶縁性を確保するために、上記トップカバー70が上記第1フレキシブル印刷回路基板61及び上記第2フレキシブル印刷回路基板64と接触する部分には、絶縁テープを形成したり、絶縁コーティング層を形成することもできる。
【0085】
以上、実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれ、必ず1つの実施形態のみに限定されるのではない。延いては、各実施形態で例示された特徴、構造、効果などは、実施形態が属する分野の通常の知識を有する者により他の実施形態に対しても組合または変形されて実施可能である。したがって、このような組合と変形に関連した内容は本発明の範囲に含まれることと解釈されるべきである。
【0086】
以上、本発明を好ましい実施形態をもとに説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するのでない。本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、多様な変形及び応用が可能であることが同業者にとって明らかである。例えば、実施形態に具体的に表れた各構成要素は変形して実施することができ、このような変形及び応用にかかわる差異点も特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
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図5
図6
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図10
図11
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図13
図14
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図18
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