(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記包装材料は、4つのパネル及び糊代を有するボックスブランクを備え、前記糊代が前記第2面を備え、前記4つのパネルの第1パネルが前記第1面を備えている、請求項1に記載の糊付け装置。
前記チャネルは、前記糊付け器械が前記第1パネルに糊を塗布する際に、前記糊代と前記第1パネルの間に10度から20度の間の角度が形成されるように、前記糊代を前記第1パネルに対して方向合わせする、請求項2に記載の糊付け装置。
前記ローラー組立体は、少なくとも1つの上部ローラーと、少なくとも1つの下部ローラーを備えており、前記少なくとも1つの上部ローラーと前記少なくとも1つの下部ローラーは、
前記包装材料が前記上部と前記下部ローラーとの間で動くことを許容するように、且つ
前記第1面と前記第2面をそれらの間に前記糊を挟んで圧縮して、前記第1面と前記第2面の互いへの固定的な貼り付きを促すように、
互いに離間されている、請求項1に記載の糊付け装置。
前記ローラー組立体は、複数の上部ローラーと複数の下部ローラーを備えており、前記複数の上部ローラーと前記複数の下部ローラーの間の距離は、前記ローラー組立体の第1端での第1の距離から、前記ローラー組立体の第2端での第2のより小さい距離まで、漸進的に減少している、請求項1に記載の糊付け装置。
前記複数の上部ローラーと前記複数の下部ローラーは、前記包装材料が前記糊付け装置を通って進んでゆくのを容易にするため電動化されている、請求項5に記載の糊付け装置。
前記第1面は、前記包装材料の糊代の内側面を備え、前記第2面は、前記包装材料の第1パネルの外側面を備え、前記糊分注ノズルは糊を前記第1パネルの前記外側面に塗布するように適合されており、前記ローラー組立体は、前記糊代の前記内側面を前記第1パネルの前記外側面の上へ、それらの間に前記糊を挟んで押圧して、前記糊代の前記内側面を前記第1パネルの前記外側面に糊付けするように適合されている、請求項8記載の糊付け装置。
前記ローラー組立体は、糊が前記第1面と前記第2面の一方に塗布された後、前記第1面と前記第2面を一体に圧縮するように適合されている少なくとも1つのローラーを備えている、請求項8記載の糊付け装置。
前記ローラー組立体は、前記包装材料が、前記糊分注ノズルを通過後、実質的に直ちに前記ローラー組立体に進入するように、前記糊分注ノズルに隣接して配置されている、請求項13に記載の糊付け装置。
前記糊付け装置は、糊が前記糊代と前記第1パネルの前記縁との間に分注された後、前記糊代と前記第1パネルを一体に押圧するように適合されているローラー組立体を備え、前記糊代を前記第1パネルに当てて圧縮する工程は、前記糊代と前記第1パネルを、前記ローラー組立体を通して動かす工程を備えている、請求項16に記載の方法。
前記糊分注ノズルと前記ボックスブランクとの間に相対移動を生じさせることは、前記糊代及び前記第1パネルの前記縁を前記チャネルを通して動かすことを含む、請求項16に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0028]ここに記載されている実施形態は、物体を糊付けするための方法、装置、システム、組立体、及び器械に及ぶ。それらは、例えば、物体を単純で効率的なやり方で信頼性高く糊付けするように構成されている。
【0017】
[0029]本発明の例示的な実施形態の様々な態様を説明するため、これより図面を参照してゆく。図面は、その様な例示的な実施形態を概略的且つ模式的に表現したものであり、本発明に制限を課すものではなく、また特定の要素が何れも全ての実施形態にとって不可欠であると考えられるわけでもなければ、諸要素が特定の順序又はやり方で組み立て又は製造されなくてはならないわけでもないものと理解する。従って、何れの要素もその必要性について、図面から如何なる推論も引き出されてはならない。以下の説明では、本発明が十分に理解されるように、数多くの特定の詳細事項が述べられている。しかしながら、当業者には、本発明はこれらの特定の詳細事項無しに実践され得ることが自明であろう。他に、ここでは本発明の新奇な態様をいたずらに曖昧にしてしまうのを避けるため、糊付け装置及び方法、一般的な製造技法、及び包装製品のよく知られている態様は詳述されていない場合もある。
【0018】
[0030]
図1−
図15及び以下の考察は、本発明の実施形態を実施することができる例示的な装置の簡単な概要説明を提供することを意図している。包装材を糊付けするための糊付け器械が以下に説明されているが、これは一例でしかなく、本発明の実施形態は他の型式の糊付け可能な物体を相手に実施することもできる。従って、本明細書及び特許請求の範囲全体を通して、「糊付け可能な物体」、「糊付け可能な物品」、「包装材料」、「ボックスブランク」などの語句は、広範に、ここに記載されているシステム又は装置を使って糊付けすることのできる如何なる型式の物品にも適用されるものとする。
【0019】
[0031]こうして、
図1は、本発明の幾つかの態様を実施している適した糊付け装置の1つの例を示している。
図1の糊付け装置は、適した装置/システムの1つの例にすぎず、本発明の実施形態の使用又は機能性の範囲について如何なる制限も示唆するものではない。更に、当該装置/システムは、システム/装置の図示されている何れか1つの要素又は要素の組合せに関連して何らかの依存性又は要件を有するものと解釈されてはならない。
【0020】
[0032]
図1を参照すると、例示的な糊付け装置100は、広範に、支持構造102と、全体を参照番号106で特定されている包装材料、ボックスブランク、又は他の糊付け可能な物体又は物品の糊付けを容易にする糊付け器械104と、を含んでいることが示されている。具体的には、装置100は、糊付けプロセス中、包装材料106にその上を進ませる支持板108を含んでいる。包装材料106は、支持板108に沿って糊付け器械104に隣接させ、糊付け器械104が糊を包装材料106の一部分に塗布するようにして進めることができる。糊が塗布された後、包装材料106は、糊を包装材料106の2つの面にしっかりと塗布するローラー組立体110を通して進められる。ここに説明されているように、ローラー組立体110の幾つかの実施形態は、包装材料106を糊付け装置100を通して給送するのを容易にするために電動化されている。更に、電動式ローラー組立体110は、糊付けプロセス完了後に包装材料106を積み重ねるように構成することができる。そうすれば、操作者はローラー組立体110から解放され、追加の包装材料106を糊付け装置100を使った糊付け用に取り出すことができるようになる。包装材料106が糊付けされ、それから随意的にではあるが積み重ねられてしまえば、追加の包装材料106を糊付け装置100を使って同様のやり方で糊付けすることができる。
【0021】
[0033]
図2A及び
図2Bでは、糊付け可能な物体106の1つの例が、段ボールボックスブランク106として示されている。ボックスブランク106は、A、B、C、及びDとして表されている4つの隣り合うパネルと糊代Tを含んでいる。パネルAとBは、長手方向の縦罫又は横罫112と切目又はスリット114によって区切られている。同様に、パネルBとCは、長手方向の縦罫又は横罫116と切目又はスリット118によって区切られ、パネルCとDは、長手方向の縦罫又は横罫120と切目又はスリット122によって区切られている。図示の実施形態では、糊代Tは、パネルDの幅の一部のみに沿って延びており、長手方向の縦罫又は横罫124によってパネルDから区切られている。しかしながら、糊代TがパネルDの全幅に沿って延び、縦罫又は横罫124に加え切目又はスリットによってパネルDから区切られていてもよいことが理解されるであろう。
【0022】
[0034]パネルA、B、C、及びDは、加えて、横方向の縦罫又は横罫126、128、130、及び132それぞれを含み、それらは切目又はスリット114、118、及び122と協働して、折ると箱の天面部分と下面部分が作成される互いに反対側のフラップを画定している。長手方向及び横方向の罫線、切り込み溝、及び糊代Tは、罫線入れ/溝切りユニット及び/又はダイカッターユニットを使って形成することができる。
【0023】
[0035]罫線及び切り込み溝がボックスブランク106に形成されているので、ボックスブランク106を罫線に沿って折ってゆけば、箱が形成され始める。例えば、
図2Bに示されている様に、ボックスブランク106は、最初に罫線116に沿って半分に折られる。罫線116に沿って折ることにより、パネルAとBはパネルDとCそれぞれの表面上に配置される。次いで、糊代Tを、ここで説明されている様に、罫線124に沿って折り、パネルAに貼り付けることができる。以下に説明されている理由から、
図2Bの折られた状態のボックスブランク106では、糊代Tがボックスブランク106の中央というよりむしろボックスブランク106の縁に配置されていることは注目に値する。糊代Tが、パネルAの内側ではなく、パネルAの外側に配置されていることも注目に値する。
【0024】
[0036]上で言及されている様に、多くの糊付け装置は、糊代がボックスブランクの中央に配置されるように折られているボックスブランクを糊付けするように構成されており、よって、糊を糊代Tに塗布するためには、ボックスブランクの中央に到達することができる大型枠を必要とする。本発明の糊付け装置は、
図2Bに示されている様に、ボックスブランクを糊代がボックスブランクの縁に配置されるように折っておいてボックスブランクを糊付けするように適合されている。本発明の糊付け装置では、それによって、糊を糊代に塗布するために大型枠の必要性がなくなる。むしろ、本発明の糊付け装置は、装置のコンパクト性を維持しながら、如何なる調節も無しに、糊を任意の寸法のボックスブランクに塗布することができる。これにより、本発明の糊付け装置は、箱の作製に使用されることのある、ダイカッター、裁断/罫線入れ機械、直立装置、封緘装置の様な他の機械類に密に近接して設置することができる。こうして、本発明の糊付け装置は、工場又は倉庫内の使用される空間の量を最小限にするに留まらず、各種機械同士の密な近接により、操作者がボックスブランクを加工している間に1つの機械から別の機械へ移動するのにかかる時間が短くなるため、箱を形成するのに必要な時間も減少する。
【0025】
[0037]次に
図3を見ると、本発明の1つの実施形態による糊付け装置100の斜視図が示されている。
図3から分かる様に、糊付け装置100は、支持構造102を含み、そこに糊付け装置100の他の構成要素が載設又は取り付けされている。図示の実施形態では、支持構造102は、基礎枠134と、基礎枠134によって支持されている直立枠136を含んでいる。随意的に、基礎枠134には、糊付け装置100を1つの場所から別の場所へ動かすのを容易にするため、車輪又はキャスター138が取り付けられていてもよい。車輪又はキャスター138は、ブレーキを具備することもできるし、それ以外のやり方で車輪又はキャスター138が転がるのを選択的に防止するように構成することもできる。
【0026】
[0038]言及されている様に、支持構造102には、糊付け装置100の様々な構成要素が載設又は取り付けされている。直立枠136の頂部付近に取り付けられている構成要素の1つに支持板組立体138がある。支持板組立体138は、支持板108を含み、当該支持板は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでゆく際に、上に載せられた当該ボックスブランク106を支持するように適合されている。支持板108は、異なる寸法のボックスブランク106又はそれらの一部分を受け入れる寸法とすることができる。例えば、支持板108は、ボックスブランク106の縁のみを支持する寸法であってもよいし、ボックスブランク106全体を支持する寸法であってもよい。こうして、支持板108は、ボックスブランク106を支持するのに必要なほぼどんな寸法をも有することができる。代わりに、支持板108は、ボックスブランク106の支持を支援することができるテーブル、カウンター、棚などに隣接して配置されてもよい。例えば、
図6では、支持板108又は操作者がボックスブランク106全部を支持しなくてよいように、テーブルが支持板108の縁の隣に配置されている。支持板108の寸法を大きくすること又はテーブルを支持板108の隣に配置することは、大型のボックスブランク106を糊付け装置100によって糊付けしようとする場合はとりわけ助けとなり得る。
【0027】
[0039]支持板組立体138は、更に、糊をボックスブランク106の適切な部分に塗布することができるように、支持板108上にボックスブランク106を正しく配置するのを容易にする案内レール140を含んでいる。
図3と
図4に示されている実施形態から分かる様に、案内レール140と支持板108は協働して、少なくとも部分的に支持板組立体138の長さに沿って延びるチャネル141を形成している。チャネル141は、支持板108に向かって開放し、折られたボックスブランク106の縁をその中に受け入れる寸法である。また、チャネル141は、ボックスブランク106を適切に方向合わせして糊塗布器142と整列させるように構成されており、それを以下に更に詳細に説明する。より具体的には、図示されているチャネル141の実施形態は、概ね水平の支持板108、実質的に垂直な壁144、及び角度の付いた天井部分146を含んでいる。
【0028】
[0040]ボックスブランク106が
図2Bに示されている様に折られてしまえば、ボックスブランク106の糊代Tを含んでいる部分は、
図5Aに示されている様にボックスブランク106の少なくとも一部分がチャネル141内に入るように、支持板108上に配置される。つまり、パネルDと糊代Tの間の罫線124は、垂直壁144に当てて配置され、糊代Tは、部分的に、天井146によって角度θに折られた状態に保持される。罫線124を垂直壁144に当てて配置することにより、操作者は、速く、簡単、且つ正確に、ボックスブランク106を糊付け装置106に配置し、同装置を通して進めてゆくことができる。より具体的には、操作者は、ボックスブランク106を、罫線124が垂直壁144に当たって滑べってゆくように保持することによって、ボックスブランク106を正しい向きで糊付け装置100を通して進めることができる。
【0029】
[0041]以下に論じられている様に、天井146は、糊代Tを、糊塗布器142が糊を糊代TとパネルAの間に塗布できる角度θであって、糊代TとパネルAをそれらの間に糊が塗布された後に一体に、糊代Tを傷付けること無く押圧できる角度θに保持する。このやり方では、操作者は、ボックスブランク106の位置を目視で調べる必要無しに、ボックスブランク106を支持板108上に速く、簡便に、且つ正確に配置することができる。以下に論じられている様に、支持板108は、
図1及び
図3−
図6に示されている平らな表面以外の形態を取ることができる。例えば、支持板108は、1つ又はそれ以上のローラー、コンベヤーベルトなどを備えることができる。代わりに、糊付け装置100の幾つかの実施形態は支持板108を含んでいない。その様な実施形態では、糊付け装置100の他の構成要素及び/又は操作者又は別の構造体(即ち、テーブル)が、ボックスブランク106に、それが糊付け装置100を通って進んでゆく際の支持を提供することになる。
【0030】
[0042]当業者には、案内レール140が、発明から逸脱すること無く、様々なやり方の何れのやり方で構成されてもよいことが理解されるであろう。以下に説明されている様に、例えば、案内レール140は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでゆく際に、当該ボックスブランクを適切に整列させる又は方向合わせするように構成されている複数のローラーで形成することができる。
【0031】
[0043]言及されている様に、支持板組立体138には、更に、糊塗布器142が取り付けられている。糊塗布器142は、以下に説明される糊供給源148(
図3参照)に接続されている。糊塗布器142は、案内レール140及び支持板108に隣接して配置されている糊分注ノズル150を含んでいる。図示の実施形態では、糊分注ノズル150は、ボックスブランク106のパネルAとDに支持板108の表面上で糊分注ノズル150の下を進ませるのに十分なだけ支持板108から上方に離して配置されている。また、糊分注ノズル150は、
図4と
図5に示されている様に、糊が所望の方向に分注されるように、形状、向きが定められているか、又は別のやり方で構成されている。例えば、図示の実施形態では、糊分注ノズル150は、糊代Tが部分的にパネルAの上へ折り重ねられたとき、ボックスブランク106のパネルAと糊代Tの間に嵌る形状である。
【0032】
[0044]糊分注ノズル150の上述の構成は、糊のボックスブランク106の適切な部分への塗布を容易にする。
図5から分かる様に、例えば、ボックスブランク106が支持板108に沿って糊付け器械104まで進んでゆく際、糊分注ノズル150は少なくとも部分的に糊代Tの下を延びるように構成されている。糊分注ノズル150が糊代Tの下に配置されている間に、糊が糊代T及び/又はパネルAの縁付近へ分注される。他の実施形態では、糊分注ノズル150は、糊代Tの下を延びてはいないが、それでもなお糊代TとパネルAの間に糊を塗布することができるようにされている。何れの状況でも、糊は、糊代TとパネルAの間に、両部分が一体に糊付けされることができるように塗布されることになる。
【0033】
[0045]糊分注ノズル150は、糊代TをパネルAの外側に貼り付けることができるように、案内レール140の一般方向に向きが合わせされているものとして示されているが、糊分注ノズル150は、同様に他の方向に向きが合わされていてもよいことが理解されるであろう。例えば、糊代TがパネルAの内側に糊付けされる場合、糊分注ノズル150は、逆向きに糊代TとパネルAの間に嵌まるように置けばよい。また、糊分注ノズル150は支持板組立体138に、糊分注ノズル150を、糊代TのパネルAの内側か外側のどちらかへの糊付けを可能にするべく、或いは厚手又は薄手のボックスブランク106に対応するべく、選択的に調節することができるように、調節可能に取り付けることができる。
【0034】
[0046]糊分注ノズル150を通しての糊の分注は、様々な機械的機構により制御することができる。例えば、ボックスブランク106が、糊分注ノズル150が糊代Tに隣接するようにして配置されてしまえば、糊付け装置100の操作者は、ボタン、レバー、スイッチ、ペダルなど(図示せず)の手段により糊分注ノズル150を作動させて、ボックスブランク106への糊の塗布を開始させてもよい。所望の量の糊が糊代T及び/又はパネルAに塗布されてしまえば、操作者は、同じ又は異なるボタン、レバー、スイッチ、ペダルなどを使用して、糊分注ノズル150の動作を停止させることができる。
【0035】
[0047]代わりに、糊付け装置100には、ボックスブランク106の存在を検知し、自動的に糊を糊代T及び/又はパネルAに分注し始める自動式システムを具備することができる。自動式システムは、十分な糊が糊代T及び/又はパネルAに塗布されたとき、又は糊代T及び/又はボックスブランク106が糊分注ノズル150のところにもはや存在しなくなったとき、それを検知することもできる。何れの場合も、自動式システムは、糊分注ノズル150からの糊の流れを止めるために同ノズルの動作を停止させようとする。
【0036】
[0048]
図4と
図5に例示されている例示的な実施形態では、例えば、自動式システムは、ボックスブランク106及び/又は糊代Tの存在を検知するための1つ又はそれ以上のセンサー152を含んでいる。1つ又はそれ以上のセンサー152は、直立枠136、案内レール140、支持板108、又は糊付け器械104に、センサー152がボックスブランク106及び/又は糊代Tの存在又は接近を検知し、糊分注ノズル150が糊代TとパネルAの間に配置されると糊分注ノズル150を作動させるように、取り付けることができる。1つ又はそれ以上のセンサー152として使用するのに適したセンサーの例には、限定するわけではないが、赤外線センサー、レーザーセンサー、光検知器、近接センサー、ビデオカメラ、超音波センサー、ソナーセンサー、レーダーセンサー、又はそれらの任意の組合せが含まれる。
【0037】
[0049]上で言及されている様に、支持板組立体138は、更に、ローラー組立体110を含んでいる。
図1及び
図3−
図5Bに示されている実施形態では、ローラー組立体110は、分注ノズルに隣接して、概ね上下に重ねて、配置されている2つのローラー154、156を含んでいる。ローラー154、156は、互いと同じ垂直面内を、但しボックスブランク106が間を通って前進するように反対方向に、回転する。具体的には、ローラー154は時計回りの方向に回転し、ローラー156は反時計回りの方向に回転する。ローラー156は、その外周縁が支持板108とほぼ同レベル又はそれより僅かに高くなるように配置されている。ローラー154は、ボックスブランク106にローラー154と156の間を進ませるのに十分なだけローラー156から上方に離して配置されている。ボックスブランク106が支持板108に沿って進んでゆき、糊分注ノズル150を通り過ぎると、ボックスブランク106の糊代TとパネルA及びDの隣接する縁とを含む部分は、ローラー154と156の間を通る。ローラー154、156は、糊代TをパネルAにしっかりと貼り付けるために、糊代TとパネルA及Dをそれらの間に糊を挟んで一体に押圧するように適合されている。
【0038】
[0050]また、幾つかの実施形態では、ローラー154、156は、当該ローラー154、156がボックスブランク106の支持板108に沿って進んでゆくのを促すために、モーター158に取り付けられている。更に、電動式ローラー組立体110は、ボックスブランク106がここで説明されている様に糊付けされた後、それら糊付けされたボックスブランクを積み重ねるのを容易にするように適合させることもできる。
【0039】
[0051]
図1、
図3、及び
図5Bから分かる様に、ローラー組立体110は、水平面内を回転する1つ又はそれ以上のローラー159を更に含むことができる。図示の実施形態では、ローラー159は、ローラー154、156とチャネル141の間を延びる同じ垂直面に配置されている。ローラー159は、更に、ボックスブランク106が糊分注ノズル150を通過してゆく際、罫線124に接触するように配置されている。ローラー159のこの配置構成は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って加工される際にボックスブランク106を適切に配置し、進めてゆくことを更に容易にする。
【0040】
[0052]
図5Bから分かる様に、ローラー組立体110は、糊分注ノズル150に対して、ボックスブランク106及び/又は糊代Tの先導端がローラー組立体110に進入してゆき、その間も引き続き糊分注ノズル150が糊代T及び/又はパネルAの残り部分に糊を塗布してゆくように、配置することができる。例えば、ローラー組立体110は、糊分注ノズル150から約2インチ(5.08cm)と約6インチ(15.24cm)の間に配置することができる。1つの実施形態では、糊分注ノズル150とローラー組立体110の間の距離は、約4インチ(10.16m)である。以下に説明されている様に、ローラー組立体110は、複数のローラーを有することができ、糊分注ノズル150は、それらの間に配置することができる。
【0041】
[0053]ボックスブランク106に糊分注ノズル150を通過させローラー組立体110に進入させるまでの敏速な進行は、糊を糊代TとパネルAの間に塗布するときの糊代TのパネルAに対する向きによって促進される。以上に言及され、
図5に示されている様に、糊代Tは、糊代TとパネルAがそれらの間に糊が塗布されるときに角度θを形成するように折ることができる。角度θを適切に選定することにより、糊代Tは、ローラーアッセンブリ100によって、糊代Tを傷付けること無く、素早くパネルAの上へ押し付けられる。具体的には、
図5Bから分かる様に、糊代TとパネルAの間の角度θは、糊がそれらの間に塗布されるときは比較的に小さいので、ボックスブランク106の追従部分が引き続き糊代TとパネルAの間に糊を塗布されながら、一方で糊代Tの先導部分がローラー組立体110によってパネルAの上へ圧縮されても、糊代Tは過度の応力、曲げ、又は傷を生じない。よって、ローラー組立体110は、一方で糊代Tの追従部分が、糊をボックスブランク106の追従部分に塗布できるように角度θを形成したままの状態で、糊代Tの先導部分をパネルAの上へ圧縮することができ、全ては糊代Tを傷付けること無く行われる。幾つかの実施形態では、角度θは、約10°と約20°の間である。同様に、幾つかの実施形態では、角度θは、約15°である。
【0042】
[0054]次に、糊付け装置100に組み込むことのできるローラー組立体の代わりの実施形態を示している
図7−
図11に目を向ける。
図7−
図11のローラー組立体160は、支持板108、案内レール140、及びローラー組立体110と同様の機能性を提供するように支持板組立体138に取り付けることができる。言い換えれば、ローラー組立体110と、支持板108及び案内レール140の全部又は一部は、ローラー組立体160で置き換えることができる。
【0043】
[0055]図示の実施形態では、ローラー組立体160は、ボックスブランク106を支持し、ボックスブランク106の糊付け装置100内での整列及び同装置の通過を容易にする、複数の下部支持ローラー162と複数の側部ローラー164とを含んでいる。具体的には、複数の下部支持ローラー162は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでゆく際に、当該ボックスブランク106の一部分がその上に載せられるように構成されている。よって、下部支持ローラー162は、支持板108として機能し、及び/又は支持板108に取って代わることができる。このやり方では、下部支持ローラー162は、支持板と見なすことができる。従って、幾つかの実施形態では、平らな表面の支持板108は、糊付け装置100の構成部分として含まれていない。
【0044】
[0056]また、複数の下部支持ローラー162は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進行してゆく際に、ボックスブランク106がそれらの上を最小の抵抗で移動できるようにしている。複数の側部ローラー164は、垂直壁144に関連付けて以上に説明されている機能と同様の機能を提供している。具体的には、側部ローラー164は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでゆく際、当該ボックスブランクを適切に整列させることを支援する。例えば、ボックスブランク106の罫線124を側部ローラー164に当てて配置することにより、操作者は、ボックスブランク106を、速く、簡単に、且つ正確に、糊付け装置106に配置し、同装置を通して進めてゆくことができる。より具体的には、ボックスブランク106の罫線124を複数の側部ローラー164に当てて配置し、当該ボックスブランクをそれに沿って動かしてゆくことにより、操作者には、ボックスブランク106が糊分注ノズル150と適切に整列することが確約される。下部支持ローラー162同様に、側部ローラー164は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでいく場合の抵抗を最小限にする。
【0045】
[0057]ローラー組立体160は、更に、複数の上部ローラー166、168、170、172、及び174を含んでいる。上部ローラー166、168、170、172、174は、垂直方向に複数の下部支持ローラー162の上方に配置されていて、概ね複数の支持ローラー162と同じ垂直面内を回転する。ローラー組立体110とは対照的に、ローラー組立体160は、糊分注ノズル150より前(即ち、右手側)と後(即ち、左手側)にローラーを含んでいる。糊分注ノズル150より後のローラーは、上述のローラー154、156と同様の機能を果たす。具体的には、上部ローラー172、174とその下方の下部支持ローラー162は、糊代TとパネルAを、それらの間に糊が塗布された後に、圧縮するように構成されている。
【0046】
[0058]糊分注ノズル150より前のローラー、具体的には上部ローラー166、168、170は、上述の案内レール140、具体的には角度の付いた天井146の機能性と同様の機能性を提供することができる。特に、ローラー166、168、170は、糊代TをパネルAに対して鋭角が形成されるように保持する。以上に論じられている様に、ボックスブランク106が糊付け装置100を通って進んでゆく際に糊代TをパネルAに対して鋭角に保持することは、多くの益をもたらす。例えば、ローラー166、168、170に糊代TをパネルAに対して鋭角に保持させることにより、糊分注ノズル150は、ボックスブランク106が糊付け装置100を通過する際に、糊代TとパネルAの間に糊を塗布できるようになる。加えて、糊分注ノズル150が糊代TとパネルAの間に糊を塗布し続けていても、糊代Tの先導部分をローラー172、174によって、糊代Tに過度の応力、曲げ、又は傷を生じさせることなく、パネルAの上へ圧縮することができる。こうして、ローラー166、168、170は、角度の付いた天井146を含め、案内レール140に、部分的又は全体的に取って代わることもできるし、ローラー166、168、170は、案内レールを部分的又は全体的に形成することもできる。
【0047】
[0059]図示の実施形態では、上部ローラー166、168、170は、互いに異なる高さに配置されている。具体的には、ローラー170は、垂直方向にローラー168より低い位置に配置され、ローラー168は、垂直方向にローラー166より低い位置に配置されている。この配置構成は、ボックスブランク106の糊代Tを含む部分が通過しなくてはならない勾配の付いた経路を提供している。よって、罫線124に隣接しているパネルDの縁が糊分注ノズル150に向かって下部支持ローラー162の上を通過してゆくと、上部ローラー166、168、170は、糊代Tに係合し、それを漸進的に押圧してパネルAに近づけてゆく。上部ローラー166、168、170は、角度を成していて、糊代Tが糊分注ノズル150を通過する際、糊代Tを概ね糊分注ノズル150の上方に配置するように構成されている。糊代Tを漸進的に方向合わせする上部ローラー166、168、170のこの構成は、
図8と
図9から分かる。
【0048】
[0060]糊代Tを糊付けに向けて適切に配置することに加え、上部ローラー166、168、170は、更に、ローラー172、174が、糊代Tを、糊代Tの完全性を損なうことになってしまう糊代Tへの引き裂き、折れ、又は過度の応力印加無しにパネルAの上へ圧縮することができるよう、糊代Tが配置されるように角度を付けられている。
図10及び
図11から分かる様に、糊代Tは、糊分注ノズル150を通り越してしまうと、上部ローラー172に出会う。上部ローラー172は、垂直方向にローラー170より低い位置に配置されている。ローラー172のこの配置位置により、糊代Tは、上部ローラー172と下部ローラー162の1つの間で、パネルAの上へ押し下げられる。注目すべきことに、上部ローラー172が低い位置にあることによって生じる糊代Tの垂直方向変位は極僅かである。従って、糊分注ノズル150が、糊代TとパネルAの間に糊を塗布し続けていても、上部ローラー172は、糊代Tの先導部分を、糊代Tを引っ掻いたり、引き裂いたり、又は他のやり方で害すること無く、パネルAの上へ圧縮することができる。
【0049】
[0061]上部ローラー172の下を通過した後、糊代Tは、上部ローラー174ともう1つの下部ローラー162の間を通過することができる。上部ローラー174を含むことにより、糊代Tに圧力が加えられる時間が増加し、それにより、糊代TとパネルAの間の糊が硬化するための時間が割増される。
【0050】
[0062]
図1及び
図3−
図6に関連付けて説明されているローラー組立体110と同様に、ローラー組立体160のローラーは、手動で作動させることもできるし、電動化することもできる。例えば、ローラーは、ボックスブランク106がローラーに係合するとき、それぞれのローラーが回転できるように、回転自在になっていてもよい。代わりに、ローラーは1つ又はそれ以上のモーター(図示せず)に取り付けられて自動式給送システムを提供していてもよい。
【0051】
[0063]
図1及び
図3−
図6に目を戻すと、糊塗布器142の糊分注ノズル150は、糊供給源148に取り付けられている。図示の実施形態では、糊供給源148は、その中に糊溜め(図示せず)を含んでいる。糊溜めは導管176を介して糊分注ノズル150と流体連通しており、当該導管を通して溜めと糊分注ノズル150の間を糊が運ばれる。導管176は、限定するわけではないが、パイプ、チューブ、ホースなどを含め、糊を輸送するのに適した如何なる構造とすることもできる。糊塗布器142は、更に、溜めから糊分注ノズル150への糊の移送を容易にするため、ポンプを含むことができる。図示の実施形態では、ポンプは、糊供給源148に組み込まれている。しかしながら、他の実施形態では、ポンプは、糊供給源148から分離されていてもよい。
【0052】
[0064]糊付け装置100は、様々な種類の糊と共に使用するように適合させることができる。例えば、熱可塑性物質の様なホットメルト糊が使用される場合、糊溜めは、糊を溶かすために加熱要素(図示せず)を含むことができる。溶かされた糊は、次いで、導管176を通して糊分注ノズル150へ移送されることになる。糊付け装置100と共に使用することのできる他の種類の糊には、コールドグルー、エポキシ、エラストマー、ポリマーを基材とする接着剤、ネオプレンの様な接触接着剤、及び感圧接着剤が含まれる。
【0053】
[0065]本実施形態の糊塗布器142は、導管176を介して糊溜めに取り付けられている糊分注ノズル150を有するものとして説明、図示されているが、様々な他の型式の糊塗布器を糊付け装置100と共に使用できることが理解されるであろう。例えば、糊塗布器142は、スティック糊を受け入れるための詰め替え可能なカートリッジや、糊を塗布に先立ち溶かすための内蔵式加熱要素を含むことができる。その様な適した糊塗布器の1つの例に、3M Scotch Weld Hot Melt塗布器がある。その様な糊塗布器は、簡単で使い勝手が良いであろう。例えば、糊塗布器は、ここに記載されている糊付け装置支持構造に取り付けられてもよい。ユーザーは、ボタンを押したりトリガを引いたりなどして、糊塗布器を容易に作動させることができる。当業者には、他の適した型式の糊塗布器を本発明の糊付け装置と共に使用できることが容易に認識されるであろう。
【0054】
[0066]糊付け装置100は、更に、糊付け装置100の使用の利便性を高める様々な特徴を含むことができる。例えば、本実施形態の糊付け装置100は、本明細書の別のところで説明されている折り曲げバーと同様の折り曲げバー(図示せず)を含むことができる。折り曲げバーは、支持構造102に取り付けることができ、ボックスブランク106の糊代Tを、例えば、
図2Bに例示されている位置に折るように構成することができる。より具体的には、支持板108のローラー組立体110及び糊塗布器142とは反対側の部分は、案内レール140の向こう側へ更に拡張されてもよい。折り曲げバーは、支持板108のこの部分の側面に取り付けることができる。ボックスブランク106を、支持板108のこの端部に、糊代Tが折り曲げバーの上方に来るようにして配置すればよい。折り曲げバーは、糊代TをパネルAの上へ折るように回転させることができる。更に、折り曲げバーは、ここに説明されている様に、糊代Tを所望の角度θに折るために、一定の量しか回転しないように適合させることもできる。
【0055】
[0067]本実施形態は、概して不動枠、支持板、及び糊塗布器を有し、従って、ボックスブランクを糊付けするためには、ボックスブランクを支持枠に対して動かす必要があるものとして説明、図示されているが、本発明の範囲内で他の構成が考えられることが理解されるであろう。例えば、本発明の糊付け装置は、ボックスブランクに糊を塗布し、糊付けされた面を一体に圧縮するために、ボックスブランクに対して動くように適合させることができる。より具体的には、ボックスブランクが機械又は操作者の何れかによって不動に保持される実施形態では、糊付け装置を、ボックスブランクに関して前後に動くように適合させることができる。糊付け装置が一方の方向に動かされると、ローラー又は案内レールは、糊代Tの上へ進んでゆき、それを上述のように配置することになる。分注ノズルは、糊代TとパネルAの間で動き、ローラーは糊付けされた面を一体に押圧することになる。
【0056】
[0068]次に、本発明のもう1つの例示的な実施形態による糊付け装置200が示されている
図12−
図15に目を向ける。概して、本実施形態による糊付け装置200は、支持構造202と、ボックスブランク106の様な包装材料の糊付けを容易にする糊塗布器204を含んでいる。支持構造202は、2つの直立支持部206と、両直立支持部の間に延びていて、直立支持部206が取り付けられている横梁208を含んでいる。更に支持板210が、直立支持部206の間に延び、それらに取り付けられている。支持板210は、ボックスブランク106の様な包装材料がその上に配置されて、糊塗布器204が糊をボックスブランクに塗布する間、所定の場所に固定されるように構成されている。更に、折り曲げバー212が、支持板210又は代わりに支持構造202に、蝶番式に連結されていてもよく、折り曲げバー212は、包装材料106の一部分を選択的に折るように構成することができる。
【0057】
[0069]
図12から分かる様に、支持板210は、支持板210と横梁208と直立支持部206が糊付け装置200に略矩形の開口部を画定するように、垂直方向に横梁208の下方に配置されている。ボックスブランク106は、支持板210と横梁208と直立支持部206により画定されている開口部内に少なくとも部分的に受け入れられる。ボックスブランク106は、開口部内に受け入れられたら、
図12に示されている様に支持板210上に支持されることになる。ボックスブランク106が支持板210上に配置されたら、押さえ腕214を、
図13に示されている様にボックスブランク106を支持板210上の所定の場所に固定的に保持するため、ボックスブランク106の上へ下降させることができる。
【0058】
[0070]糊付け装置200は、更にボックスブランク106を支持板210上に、敏速、適切に配置するのを容易にする1つ又はそれ以上の案内レール216及び1つ又はそれ以上のストッパ218を含むことができる。例えば、ボックスブランク106を押さえ腕214で所定の場所に固定するのに先立ち、操作者は、
図12に示されている様に、ボックスブランク106の1つの縁を案内レール216に当て、糊代Tの縁を1つ又はそれ以上のストッパ218に当てて配置することができる。案内レール216とストッパ218は、ユーザーがボックスブランク106を支持板210上に、糊塗布器204が糊をボックスブランク106の所望の部分に塗布し、折り曲げバー212がボックスブランク106の所望の部分を折るように、適切に配置することができるようにしている。
【0059】
[0071]図示の実施形態では、案内レール216は、支持板210に固定されて支持板210から延びるバーを備えている。図示の案内レール216の物理的性質は、確実に、ボックスブランク106が適切に配置されるようにするために、操作者が、目視検査ではなく感覚を頼りに、ボックスブランク106を案内レール216に当てて素早く配置し、方向合わせできるようにしている。同様に、ストッパ218は、ボックスブランク106がそこに当てて配置される物理的障壁を備えている。図示の実施形態では、ストッパ218は、折り曲げバー212に取り付けられていて、そこから上に延びている。ストッパ218は、ボックスブランク106が、支持板210と横梁208と垂直支持部206とにより形成されている開口部の中へ過度に挿入されるのを防止する。ストッパ218は、確実に、ボックスブランク106が適切に配置されるようにするのに、操作者が、目視検査ではなく感覚を頼りに、ボックスブランク106をストッパ218に当てて素早く配置し、方向合わせできるようにしている。
【0060】
[0072]よって、操作者は、ボックスブランク106を開口部へ滑り込ませ、ボックスブランクを案内レール216及びストッパ218に当てて素早く配置すれば、ボックスブランク106は、糊付けされて所望の位置で折られる準備ができた状態になっている。しかしながら、案内レール216とストッパ218は他の構成を取ることもできることが理解されるであろう。例えば、案内レール216とストッパ218は、ボックスブランク106を何処に配置するべきかを表す、線の様な視覚的な標識であってもよい。代わりに、案内レール216とストッパ218は、ボックスブランク106を何処に配置するかを、又はボックスブランク106が支持板210上に適切に配置されていることを、操作者に指し示す、センサー及び/又は灯火や警報などの警告手段を含むこともできる。
【0061】
[0073]ボックスブランク106が支持板210上に適切に配置されると、ボックスブランク106を所定の場所に固定的に保持するために、押さえ腕214をボックスブランク106の上へ下降させることができる。
図12及び
図13に示されている様に、押さえ腕214は、支持板210の上方に配置されるように、支持構造202に取り付けられている。より具体的には、押さえ腕214は、押さえ腕214を上昇位置(
図12参照)と下降位置(
図13参照)の間で選択的に動かすことができるように、1つ又はそれ以上の蝶番連結器220とばね222を手段として可動式に横梁208に連結されている。押さえ腕214は、その現在位置を維持するように適合させることができる。例えば、押さえ腕214は、操作者が手動で押さえ腕214を下降させるまで、上昇位置に留まるように適合させることができる。同様に、押さえ腕214は、操作者が手動で押さえ腕214を上昇させるまで、下降位置に留まるように適合させることができる。このやり方では、例えば糊付けプロセス中などに、操作者が、押さえ腕214を上昇又は下降させる意図がないときは、押さえ腕214が不必要に上昇したり下降したりすることはない。
【0062】
[0074]押さえ腕214は、操作者が必要に応じて押さえ腕214を容易に動かすことができるようにするレバー224を含むことができる。例えば、ボックスブランク106が糊付けに向けて支持板210上に適切に配置されてしまえば、操作者は、例えば、レバー224を押す、引く、又は回すなどによって、レバー224を操作し、
図13に示されている様に押さえ腕224をボックスブランク106の上へ下降させることができる。押さえ腕214は、下降位置にあるときは、支持板210と協働して、ボックスブランク106を糊付けプロセスの間、所定の場所に固定的に保持するように構成されている。
【0063】
[0075]押さえ腕214は、或る特定距離だけ下降させ、それにより、押さえ腕214と支持板210の間に、ボックスブランク106にとって、押さえ腕214がボックスブランク106を傷付けないようにするのに十分なだけのクリアランスが作り出されるように適合させることができる。幾つかの実施形態では、押さえ腕214は、或る特定の力に達するまで下降するように適合させることができる。そうすれば、押さえ腕214は、異なる厚さのボックスブランク106に自動的に適応することができる。
【0064】
[0076]ボックスブランク106が、
図13に示されている様に、支持板210上で所望の位置に固定された状態で、糊塗布器204を使用して、糊をボックスブランク106の一部分に塗布することができる。図示の実施形態では、糊塗布器204は、3M Scotch Weld Hot Melt塗布器を備えている。糊塗布器204は、ボックスブランク106の上面の上方を前後に動くことができるように、横梁208に載設されている。糊塗布器204は、上述のやり方と同様のやり方で作動させることができる。例えば、操作者は、ボタン226を押す、トリガを引く、レバーを動かすなどによって、糊塗布器204を作動させることができる。同様に、糊塗布器204には、上述の自動作動システムを具備することができる。例えば、糊塗布器204は、糊塗布器204の糊分注ノズル228がボックスブランク106の上に配置されたとき、これを検知する1つ又はそれ以上のセンサー(図示せず)を含むことができる。糊塗布器204は、その様に配置されたとき、糊をボックスブランク106に塗布するように適合されていてもよい。そうすれば、操作者は、糊塗布器204を、糊分注ノズル228がボックスブランク106の上に来るように動かしたら、手動で糊塗布器204を作動させるか又は糊塗布器204を自動的に作動させて、糊がボックスブランク106の(単数又は複数の)所望の面に塗布されるようにすることができる。理解されるであろうが、糊塗布器204をボックスブランク106の上へ動かし、作動させるとき、糊は、ボックスブランク106の1つの面に塗布されてもよいし、それ以上の面に塗布されてもよい。例えば、糊分注ノズル228は、糊を、糊代Tに、又はパネルAの縁付近に、又はそれらの両方に、塗布することができる。
【0065】
[0077]糊塗布器204と関連付けて、支持構造202には、更に、ケーブル及びホース担持システム230が載設されていてもよい。KabelSchleppリンク仕掛けシステムの様なケーブル及びホース担持システム230は、電気配線や圧縮空気ホースの様な必要な動力供給ラインを糊塗布器204まで走らせるように適合させることができる。ケーブル及びホース担持システム230は、配線及びホースを安全で柔軟な構造内に収容できるようにしており、それにより、糊塗布器204を敏速に動かせるようにしながらもケーブル又はホースの破損の可能性を低減又は排除している。
【0066】
[0078]
図12及び
図13から分かる様に、ボックスブランク106が支持板210上で所望の位置に固定されているとき、糊代Tは折り曲げバー212の表面上に配置され、パネルD(図示せず)は直に支持板210の表面上に配置され、パネルAはパネルDの表面上に配置され、糊代TとパネルAの間の罫線124は、支持板210と折り曲げバー212の間の蝶番付けされている区域の上に配置されている。従って、糊が糊代T及び/又はパネルAに塗布された後、折り曲げバー212を回転させて、
図14に示されている様に糊代TをパネルAの上へ折ることができる。具体的には、糊がボックスブランク106に塗布された状態で、折り曲げバー212を蝶番232を介して上向きに、
図12及び
図13に示されている位置から
図14及び
図15に示されている位置へ回転させればよい。折り曲げバー212を上向きに回転させると、糊代Tが罫線124に沿ってパネルAの上へ折り重ねられる。折り曲げバー212は、糊のパネルA及び糊代Tへの結合を支援するべく糊代Tに圧力を加えるのにも使用することができる。具体的には、折り曲げバー212を押圧し、この上向き位置に保持して、糊代TとパネルAとそれらの間の糊との間での適正な接着を確保することができる。
【0067】
[0079]折り曲げバー212に取り付けられているストッパ218が、折り曲げバー212を上述のように回転させたときに折り曲げバー212の中へ引っ込むように適合されていることは注目に値する。例えば、1つの実施形態では、ストッパ218は、折り曲げバー212内でばね押しされている。従って、圧力がストッパ218の端に加えられると、ストッパ218は、折り曲げバー212の中に引っ込むことができる。よって、折り曲げバー212が上向きに回転して、ストッパ218がパネルAの上面に出会うと、ストッパ218は、パネルAに孔をあけてしまうのではなく、折り曲げバー212の中に引っ込む。折り曲げバー212を下向きにボックスブランク106から離れるように回転させると、ストッパ218は、内部のばね(図示せず)により、折り曲げバー212から押し出されて元に戻る。
【0068】
[0080]糊代TがパネルAに貼り付けられてしまえば、折り曲げバー212を回転させて、
図12に示されている元の位置へ戻し、そうして押さえ腕214をボックスブランク106から持ち上げれば、それによりボックスブランク106を糊付け装置200から取り出せるようになる。その後、糊付けされたボックスブランク106は、直立させて使用することもできるし、後で使用するために積み重ねて保管することもできる。
【0069】
[0081]図、特に
図15から分かる様に、糊付け装置200の本実施形態は比較的細い。糊付け装置200のこの特徴は、糊付け装置200が一連の箱作製装置の1つとして使用される場合、又は糊付け装置200が周期的に使用され他の時期は保管される必要がある場合に、特に好都合である。例えば、糊付け装置200の寸法が細いことにより、糊付け装置は、他の機械の間に、それら他の機械同士を広い間隔で離間させる必要無しに配置することができる。同様に、糊付け装置200は、使用されていないときは、動かして、例えば壁にくっつけておけば、貴重な保管用又は製造用の空間をあまりふさがない。
【0070】
[0082]糊付け装置200は、独立して使用することもできるし、糊付け装置200用に利用できる作業用面積を増やすためにテーブル又はカウンターの隣に配置することもできる。
図12−
図15に示されている様に、糊付け装置200は、ボックスブランク106が糊付けされている間ボックスブランク106の支持を支援することができるテーブルの隣に配置されている。代わりに、糊付け装置200は、より大きい支持構造202及び/又は支持板210を備えて形成することもできる。
【0071】
[0083]糊付け装置200は、一度に1つ又はそれ以上のボックスブランク106を糊付けする寸法とすることができる。上述の様に、糊付け装置200は、ボックスブランク106を1つだけ受け入れ、糊付けした。しかしながら、代わりに、複数のボックスブランク106を隣り合わせに配置し、押さえ腕214で所定の場所に固定するようにしてもよい。次いで、糊をボックスブランク106のそれぞれに塗布し、折り曲げバー212を使用して、複数のボックスブランク106のそれぞれの糊代Tを同時に折るようにしてもよい。更に、複数のボックスブランク106は、個々に支持板210に載せられる別個のボックスブランク106であってもよいし、一度に支持板に載せられるようにユニットとして互いに連結されていてもよい。連結ボックスブランク106の場合、当該連結ボックスブランク106は、糊付けプロセスが完了した後、互いから容易に切り離せるように適合させることができる。このやり方では、複数のボックスブランク106を1回の糊付けプロセスで糊付けすることができ、それにより、所与の期間内に形成することができる箱の数が増加する。
【0072】
[0084]本発明の好都合な特徴の1つは、様々な寸法のボックスブランクを、糊付け装置の構成又は設定を調節する必要無しに、糊付けできることである。例えば、極めて大型のボックスブランククの糊代を糊付けするのにも、糊付け装置100を使用すれば、上述の様に、折られたボックスブランクの縁を糊代と共に、案内レール140を通し、糊分注ノズル150を通過させ、ローラー組立体110を通して滑らせてゆくだけで、糊付けすることができる。大型のボックスブランクが糊付けされてしまえば、異なるサイズの別のボックスブランクを直ちに、糊付け装置100を使って同じ手順に従って糊付けすることができる。異なる寸法のボックスブランクに対応するのに、糊付け装置100の何れの部分も再構成又は調節をする必要が無い。同じことが、糊付け装置200にも当て嵌まる。具体的には、糊付け装置200を使用して、或る寸法のボックスブランクが、所定の場所に保持され、糊付けされ、折られるとして、その後直ちに異なる寸法の別のボックスブランクを、糊付け装置200の何れの部分も調節すること無しに、糊付けすることができる。従って、本発明の糊付け装置は、要求に応じた又は特注寸法の箱を、糊付け装置を調節するための何らの休止時間無しに、次々に糊付けしてゆくことを可能にする。
【0073】
[0085]本発明のこの特徴は、それぞれの寸法の箱毎に特定の設定を必要とする殆どの典型的な糊付け装置とは対照的である。より具体的には、殆どの箱糊付け装置は、ボックスブランクをボックスブランクの寸法に基づいてバッチ式で糊付けするように構成されている。例えば、糊付け装置は、20”×20”×20”(50.8cm×50.8cm×50.8cm)を糊付けするように設定されているかもしれない。これらの設定を使って、数十ダースから数百ダースまでの任意の数のボックスブランクのバッチが糊付けされることになる。次いで、これらのボックスブランクは、積み重ねられ、消費者へ出荷される。例えば、10”×8”×6”(25.4cm×20.32cm×15.24cm)であるもう1つのボックスブランクのバッチが糊付けされる必要があるとき、糊付け装置の設定は、異なる寸法のボックスブランクに対応するために再設定されなくてはならない。よって、新しい寸法のボックスブランクが糊付けされる必要がでてくる都度、糊付け装置の設定は調節される必要がある。対照的に、本発明の糊付け装置は、様々な寸法のボックスブランクを、糊付け装置に何ら調節を行う必要無しに、次から次へ糊付けするように設計されている。
【0074】
[0086]本発明の様々な実施形態は、ボックスブランク106を概ね水平の向きで糊付けすることができるものとして図示、説明されているが、本発明の糊付け装置は如何様にも所望の向きに置けることが理解されるであろう。例えば、様々な実施形態の支持構造、支持板、糊塗布器などは、様々な角度で配置することができる。この様に、本発明の糊付け装置は、ボックスブランクを、水平の向きにも、垂直の向きにも、或いはそれらの間のその他の向きにも、受け入れ、糊付けするように適合させることができる。糊付け装置をより垂直な方式に構成し直せば、倉庫又は他の施設で使用される平方フィート面積の点から見て大きな節約になる。
【0075】
[0087]更に、本発明の糊付け装置は、糊付けされるボックスブランクが、扇折形態に折られている、段ボール紙の様な無端包装材料の供給材から形成されている場合は特に好都合である。理解されるであろうが、段ボール紙の様な無端包装材料の供給材が扇折形態に折られるとき、包装材料には罫線又は折り線が形成される。
【0076】
[0088]扇折罫線は、包装材料から箱を形成するときに、幾つか問題を引き起こす。例えば、ボックスブランクが扇折された包装材料から裁断される場合、扇折罫線が、ボックスブランクの様々なパネルを形成するのに使用される罫線と一致していないかもしれない。一例として、扇折罫線は、パネルの1つ又は糊代の中央に延びてきているかもしれない。これらの扇折罫線があるとボックスブランクを平らに寝かせることができず、糊代が糊付けされるときにパネルと糊代を容易に整列させられなくなってしまう恐れがある。このため、操作者は、糊代が貼り付けられる間中パネルと糊代を所定の場所に保持しなくてはならなくなる。
【0077】
[0089]本発明の糊付け装置は、これらの扇折罫線によって持ち上がる問題を最小限にする。本発明の糊付け装置は、糊代がボックスブランクの縁に配置されていれば、当該糊代に糊を塗布し、貼り付けるので、扇折罫線が何らかの現実的な問題を課してくるのは、扇折罫線が糊代の中央に延びてきている場合だけである。しかしながら、扇折罫線が糊代の中央に延びてくる頻度は極めて少ない。加えて、上述の案内レール、ローラー組立体、押さえ腕、及び折り曲げバーが、扇折罫線によって何か問題がおこってもそれを更に最小限に抑える。例えば、折り曲げバー212は、糊代をパネルAの上へ折るときに扇折罫線が存在すればそれらを伸ばすのに十分な圧力を糊代に加えることができる。同様に、上述のローラー組立体により糊代に加えられる圧力も、糊代に存在しているかもしれない扇折罫線を伸ばすことができる。
【0078】
[0090]こうして、本発明の糊付け装置は、実際に使用されている如何なる寸法又は大きさのボックスブランクの糊付けについても、ボックスブランクの寸法の間で装置を調節したり構成し直したりする必要が無く、なお且つ扇折包装材料を使用することから遭遇する潜在的な問題を低減又は排除した、速くて簡便な手段を提供している。
【0079】
[0091]本発明は、その精神又は本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態に具現化することができる。記載されている実施形態は、あらゆる点において、説明のみを目的とするものであって、制限を課すものではないと考えられるべきである。従って、本発明の範囲は、以上の説明によってではなく、付随の特許請求の範囲によって示されている。特許請求の範囲の意味及び等価範囲に含まれるあらゆる変更は、それらの範囲内に網羅されるものとする。