【実施例】
【0206】
他に記載されない限り、全ての出発物質化合物および試薬を、市販の供給源(Sigma Aldrich、Alfa Aesar、Oakwood、TCI America、Fluka、Frontier、AstaTech、Strem、Maybridge、Ark Pharma、Acros Organics、Combi-Blocks、Lancaster、Enamine、Matrix、およびJRD Fluorochemicalsが挙げられるが、これらに限定されない)から入手したか、または公知の合成手順を使用して調製したか、または本明細書中に記載される方法および実験手順を使用して調製した。
【0207】
以下の略語が、種々の試薬および溶媒をいうために使用される:
ACN アセトニトリル
AcOH 酢酸
CDI カルボニルジイミダゾール
DBU 1,8-ジアザビシクロウンデカ-7-エン
DCE ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EDC 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
HATU O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N′,N′-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HCl 塩酸
HOBT 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
IPA イソプロパノール
MeOH メタノール
NaHCO
3 重炭酸ナトリウム
NaOH 水酸化ナトリウム
NH
4Cl 塩化アンモニウム
NMP N-メチル-2-ピロリドン
NMR 核磁気共鳴分光法
PS ポリスチレン
RT 室温
TEA トリエチルアミン
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
(実施例)
(実施例1)
【0208】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル
【0209】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
工程A:cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸メチル。再密封可能な耐圧瓶に、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸(10g,69.8mmol)、MeOH(100mL)、および硫酸(7.45mL,140mmol)を入れた。この容器を密封し、そしてこの混合物を80℃で24時間撹拌した。この混合物を氷浴により0℃まで冷却し、そしてNH
4OHを用いて、およそ10のpHまで塩基性にした。その水層をDCM(4×50mL)で抽出し、そしてその有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸メチル(9g,収率82%)を無色油状物として得た。MSm/z = 158.2 [M+H]。Calc’d for C
8H
15NO
2: 157.1。
【0210】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、4-クロロ-3-ニトロピリジン(1.65g,10.41mmol)、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸エチル(2.454g,15.61mmol)、およびACN(26mL)を入れた。この混合物にDIPEA(3.63mL,20.81mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で17時間撹拌した。この反応を止め、室温まで冷却し、そして水(20mL)およびDCM(50mL)で希釈した。層を分離し、そしてその有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、橙色油状物を得た。この油状物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.2g,収率76%)を明黄色固体として得た。MSm/z = 280.2 [M+H]。Calc’d for C
13H
17N
3O
4:279.1。
【0211】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
工程C: cis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(1.1g,3.94mmol)およびPd/C(10重量%)(0.419g,0.394mmol)を入れた。EtOH(16mL)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で3回パージした。H
2で満たしたバルーンをこのフラスコの頂部に取り付け、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をEtOHで希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過した。そのパッドをDCM(50mL)、EtOH(50mL)、およびMeOH(50mL)で洗浄した。その濾液を濃縮乾固させて、cis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルを紫色油状物として得た(0.9g,収率92.0%)。MS m/z = 250.2 [M+H]。Calc’d for C
13H
19N
3O
2:249.2。
【0212】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
工程D: cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素下のcis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(70mg,0.281mmol)のACN(5.6mL)中の溶液に、イソチオシアン酸ベンゾイル(0.045mL,0.337mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この混合物に、ポリマーに支持された(polymer-supported)カルボジイミド(936mg,1.123mmol;投入:1.2mmol/g;)を添加し、そして得られた混合物を70℃で16時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして濾過し、そしてその樹脂を1%のMeOH/DCMで洗浄した。その濾液を濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(1%〜4%のMeOH/DCM)により精製して、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルをオフホワイトの固体(18mg,収率17%)として得た。MS m/z = 379.2 [M+H]。Calc’d for C
21H
22N
4O
3: 378.2。
【0213】
(実施例2)
【0214】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル
【0215】
【化75】
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工程A:(3-フルオロ-4-ニトロベンジルオキシ)トリイソプロピルシラン。3Lの丸底フラスコに、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノール(4.7g,27.5mmol)およびDCM(47mL)を入れた。この混合物にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(9.26g,30.2mmol)および2,6-ジメチルピリジン(3.53g,33.0mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、そしてNH
4Cl(5mL〜250mL)およびH
2O(5mL〜250mL)で洗浄した。その有機層を集め、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、(3-フルオロ-4-ニトロベンジルオキシ)トリイソプロピルシラン(8.9g,収率99%)を淡黄色油状物として得た。
【0216】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-(2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、(3-フルオロ-4-ニトロベンジルオキシ)トリイソプロピルシランから、上記cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルについての調製を使用して調製した。収量は3.5gであった(収率39.2%)。
【0217】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
工程C:cis-4-(2-アミノ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、cis-4-(2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(2.77g,5.96mmol)およびパラジウム(10%炭素担持)(0.634g,0.596mmol)を入れた。これにEtOH(48.5mL)を添加し、続いてギ酸アンモニウム(3.76g,59.6mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いでEtOHで希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過した。そのフィルターケーキを、DCM(100mL)、EtOH(100mL)、およびMeOH(100mL)で順番に洗浄した。その濾液を濃縮し、DCM(100mL)で再希釈し、そしてブラインで洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、cis-4-(2-アミノ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルを褐色油状物(2.58g,収率100%)として得た。MSm/z = 435.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
42N
2O
3Si:434.3。
【0218】
【化78】
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工程D:cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、cis-4-(2-アミノ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(2.5g,5.75mmol)およびEtOH(23.96mL)を入れた。これにブロモシアン(0.914g,8.63mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をDCM(80mL)で希釈し、そして1N水性NaOH(50mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮乾固させて、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを褐色固体(2.64g,収率100%)として得た。MSm/z = 460.2 [M+H]。Calc’d for C
25H
41N
3O
3Si:459.3。
【0219】
【化79】
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工程E:cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。4-フルオロベンゾイルクロリド(0.113mL,0.957mmol)のDCM(2.90mL)中の溶液を、窒素下で0℃まで冷却した。これにcis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.4g,0.870mmol)を添加し、続いてTEA(0.482mL,3.48mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。その氷浴を外し、そしてこの混合物を2時間撹拌した。この反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、そして水(10mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、そして減圧下で乾燥させて、cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.5g,収率100%)を得た。
【0220】
【化80】
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工程F:cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.61g,1.048mmol)を2.1mLのTHF中に懸濁させ、そして窒素下で0℃まで冷却した。この混合物に、TBAF(THF中1M)(1.573mL,1.573mmol)をシリンジを介して滴下により添加し、そして得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。氷浴を外し、そしてこの混合物を室温でさらに30分間撹拌した。得られた混合物をDCMで希釈し、そして水で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(30%〜50%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、表題化合物を得た(190mg,収率42.6%)。MS m/z = 426.2 [M+H]。Calc’d for C
23H
24FN
3O
4:425.2.
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.63 - 1.92 (m, 4 H) 2.15 - 2.30(m, 2 H) 2.53 - 2.74 (m, 2 H) 2.78 - 2.94 (m, 1 H) 3.76 (s, 3 H) 4.58 (d,J=5.58 Hz, 2 H) 4.62 - 4.82 (m, 1 H) 5.24 (t, J=5.58 Hz, 1 H) 7.11 - 7.20 (m, 1H) 7.20 - 7.33 (m, 2 H) 7.35 - 7.66 (m, 2 H) 7.84 - 8.46 (m, 2 H) 12.78 (s, 1H)。
【0221】
(実施例3)
【0222】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.19g,0.447mmol)をDCM(4.47mL)中に懸濁させ、そして窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物に塩化チオニル(0.652mL,8.93mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を0℃で1時間撹拌した。氷浴を外し、そしてその混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして高真空下で乾燥させて、黄色泡状物を得た。この泡状物を2mLのDMSO中に懸濁させ、そしてピペリジン(0.441mL,4.47mmol)で処理し、続いてTEA(0.248mL,1.786mmol)で処理した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物をDCM(2mL〜20mL)で希釈し、そして水(2mL〜20mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をHPLC(10%〜70%のACN/H
2O;0.1%のTFA)により精製して、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを白色固体(150mg,収率68.2%)として得た。MS m/z = 493.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
33FN
4O
3:492.3.
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.33- 1.45 (m, 2 H) 1.44 - 1.61 (m, 4 H) 1.66 - 1.93 (m, 4 H) 2.19 - 2.32 (m, 2 H)2.29 - 2.43 (m, 4 H) 2.53 - 2.65 (m, 2 H) 2.81 - 2.94 (m, 1 H) 3.51 (s, 2 H)3.78 (s, 3 H) 4.57 - 4.89 (m, 1 H) 7.10 - 7.18 (m, 1 H) 7.21 - 7.32 (m, 2 H)7.42 - 7.52 (m, 2 H) 8.02 - 8.48 (m, 2 H) 12.78 (s, 1 H)。
【0223】
(実施例4)
【0224】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-(2-ベンズアミド-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、(cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(430mg,収率48.8%)。MS m/z = 408.2 [M+H]。Calc’d for C
23H
25N
3O
4:407.2.
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.65- 1.91 (m, 4 H) 2.20 - 2.33 (m, 2 H) 2.55 - 2.73 (m, 2 H) 2.77 - 2.93 (m, 1 H)3.22 - 3.48 (m, 1 H) 3.77 (s, 3 H) 4.56 (s, 2 H) 4.63 - 4.82 (m, 1 H) 7.17 -7.23 (m, 1 H) 7.42 - 7.58 (m, 5 H) 7.95 - 8.37 (m, 2 H) 12.82 (s, 1 H)。
【0225】
(実施例5)
【0226】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-(2-ベンズアミド-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(2-ベンズアミド-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(60mg,収率36.6%)。MS m/z = 477.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
32N
4O
4:476.3。
【0227】
(実施例6)
【0228】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸エチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、6工程で調製した。MSm/z = 440.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
26FN
3O
4:439.2。
【0229】
(実施例7)
【0230】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸エチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、6工程で調製した。MSm/z = 422.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
27N
3O
4:421.2。
【0231】
(実施例8)
【0232】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(40mg,収率57.8%)。MS m/z = 507.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
35FN
4O
3:506.3。
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.35 (t, 3 H) 1.42 - 1.51 (m, 2 H) 1.52- 1.69 (m, 5 H) 1.71 - 1.94 (m, 4 H) 2.30 - 2.51 (m, 6 H) 2.56 - 2.75 (m, 2 H)2.77 - 2.91 (m, 1 H) 3.51 - 3.64 (m, 1 H) 4.32 (q, J=7.17 Hz, 2 H) 4.70 - 4.90(m, 1 H) 7.08 - 7.16 (m, 2 H) 7.18 - 7.26 (m, 2 H) 7.35 - 7.44 (m, 1 H) 8.13 -8.55 (m, 2 H) 12.54 (s, 1 H)。
【0233】
(実施例9)
【0234】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した。(80mg,収率69%)。MS m/z = 489.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
36N
4O
3:488.3。
【0235】
(実施例10)
【0236】
【化88】
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cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.10g,0.203mmol)、MeOH(2.90mL)および1Nの水性NaOH(3.05mL,3.05mmol)を入れ、そして室温で一晩撹拌した。この反応混合物を、6NのHClでの処理によりおよそ2のpHに調整し、そしてDCM(3×50mL)で抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、オフホワイトの固体を得た。エーテルでの粉砕により、cis-4-(2-(4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩を白色固体として得た(0.095g,収率91%)。MSm/z = 479.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
31N
4O
3:478.2。
【0237】
(実施例11)
【0238】
【化89】
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(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(0.025g,0.052mmol)を窒素下で0℃まで冷却した。この混合物に塩化チオニル(0.381mL,5.22mmol)を添加し、そして得られた反応混合物を10分間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮し、そして高真空下で乾燥させた。その残渣をTHF(0.5mL)中に懸濁させ、そして窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物にエタンアミン(THF中2M)(0.059mL,1.045mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。この反応混合物を水(10mL)およびDCM(20mL)で希釈し、そして層を分離した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ濾過し、そして溶媒を減圧下で濃縮して、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.025g,収率95%)を得た。MS m/z = 506.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
36FN
5O
2:505.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.14 (t, J=7.19 Hz, 3 H) 1.42 - 1.50(m, 2 H) 1.50 - 1.63 (m, 4 H) 1.63 - 1.89 (m, 4 H) 2.14 - 2.28 (m, 2 H) 2.32 -2.47 (m, 4 H) 2.57 - 2.66 (m, 1 H) 2.67 - 2.89 (m, 2 H) 3.21 - 3.32 (m, 2 H)3.56 (s, 2 H) 4.77 - 5.03 (m, 1 H) 7.17 - 7.23 (m, 1 H) 7.25 - 7.35 (m, 2 H)7.53 (d, J=8.12 Hz, 1 H) 7.63 (s, 1 H) 7.83 - 7.94 (m, 1 H) 8.29 - 8.43 (m, 2H) 12.79 (s, 1 H)。
【0239】
(実施例12)
【0240】
【化90】
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cis-メチル4-((E)-6-(ヒドロキシメチル)-2-(3-(トリフルオロメチル)ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボキシル。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(250mg,収率60.4%)。MSm/z = 476.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
24F
3N
3O
4:475.2。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.69 - 1.89 (m, 4 H) 2.22 - 2.33 (m, 2 H) 2.54 - 2.69 (m, 2 H) 2.80 - 2.94(m, 1 H) 3.76 (s, 3 H) 4.60 (d, J=5.58 Hz, 2 H) 4.70 - 4.88 (m, 1 H) 5.27 (t,J=5.58 Hz, 1 H) 7.14 - 7.23 (m, 1 H) 7.48 - 7.57 (m, 2 H) 7.70 - 7.79 (m, 1 H)7.86 - 7.95 (m, 1 H) 8.41 (s, 1 H) 8.49 - 8.60 (m, 1 H) 12.86 (s, 1 H)。
【0241】
(実施例13)
【0242】
【化91】
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N-(1-アダマンチル-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド
【0243】
【化92】
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工程A:N-アダマンチル-2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)アニリン。表題化合物を、(3-フルオロ-4-ニトロベンジルオキシ)トリイソプロピルシランから、cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(1.7g,収率40.5%)。
【0244】
【化93】
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工程B:N1-アダマンチル-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)ベンゼン-1,2-ジアミン。表題化合物を、N-アダマンチル-2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)アニリンから、cis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(869mg,収率100%)。MS m/z = 429.2 [M+H]。Calc’d for C
26H
44N
2OSi:428.3。
【0245】
【化94】
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工程C: N-1-アダマンチル-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-アミン。表題化合物を、N1-アダマンチル-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)ベンゼン-1,2-ジアミンから、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(984mg,収率100%)。MSm/z = 454.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
43N
3OSi:453.3。
【0246】
【化95】
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工程D: N-(1-アダマンチル-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、N-1-アダマンチル-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-アミンから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した。収量は200mg(37.7%,2工程)であった。MS m/z = 402.2 [M+H]。Calc’d for C
25H
27N
3O
2:401.2。
【0247】
(実施例14)
【0248】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-(6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2-(3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、3工程で調製した(148mg,収率47.3%)。MSm/z = 543.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
33F
3N
4O
3:542.2。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.28 - 1.46 (m, 2 H) 1.47 - 1.61 (m, 4 H) 1.69 - 1.89 (m, 4 H) 2.21 - 2.32(m, 2 H) 2.29 - 2.41 (m, 4 H) 2.53 - 2.63 (m, 2 H) 2.82 - 2.96 (m, 1 H) 3.52(s, 2 H) 3.77 (s, 3 H) 4.69 - 4.93 (m, 1 H) 7.13 - 7.20 (m, 1 H) 7.48 (s, 1 H)7.51 (d, J=8.12 Hz, 1 H) 7.69 - 7.78 (m, 1 H) 7.90 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 8.42 (s,1 H) 8.55 (d, J=7.53 Hz, 1 H) 12.84 (s, 1 H)。
【0249】
(実施例15)
【0250】
【化97】
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(E)-N-(1-(cis-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(23mg,収率90%)。MSm/z = 492.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
34FN
5O
2:491.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.42 - 1.50 (m, 2 H) 1.52 - 1.62 (m, 4 H) 1.64 - 1.74 (m, 2 H)1.71 - 1.87 (m, 2 H) 2.16 - 2.28 (m, 2 H) 2.35 - 2.47 (m, 4 H) 2.59 - 2.66 (m,1 H) 2.77 (d, J=4.60 Hz, 3 H) 2.78 - 2.85 (m, 2 H) 3.57 (s, 2 H) 4.68 - 5.04(m, 1 H) 7.13 - 7.24 (m, 1 H) 7.25 - 7.36 (m, 2 H) 7.53 (d, J=8.12 Hz, 1 H)7.64 (s, 1 H) 7.76 - 7.87 (m, 1 H) 8.27 - 8.41 (m, 2 H) 12.80 (s, 1 H)。
【0251】
(実施例16)
【0252】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-アダマンチル-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、N-(1-アダマンチル-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミドから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した。(60mg,収率68.2%)。MS m/z = 469.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
36N
4O:468.3。
【0253】
(実施例17)
【0254】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-アダマンチル-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、N-1-アダマンチル-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-アミンから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した。収量は100mg(21.8%,2工程)であった。MS m/z = 521.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
32N
4O
4S:520.2。
【0255】
(実施例18)
【0256】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-アダマンチル-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-アダマンチル-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(50mg,収率63.3%)。MS m/z = 588.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
32N
4O
4S:587.3。
【0257】
(実施例19)
【0258】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-(2-ベンズアミド-6-((2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。cis-4-(2-ベンズアミド-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.05g,0.123mmol)をDCM(1.2mL)中に懸濁させ、そして窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物に塩化チオニル(0.292g,2.454mmol)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、そして高真空下で乾燥させた。その残渣を2mLのDMSO中に懸濁させ、そして氷浴中窒素雰囲気下で冷却した。この混合物に2,2,6,6-テトラメチルピペリジン(0.173g,1.227mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を、氷浴中で30分間、および室温でさらに30分間撹拌した。この反応混合物をDCM(20mL)で希釈し、そして水(10mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣の黄色油状物を10%の水/MeOHで粉砕して、cis-4-(2-ベンズアミド-6-((2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを得た(20mg,収率30.8%)。MS m/z = 531.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
42N
4O
3:530.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.04 (s, 12 H) 1.54 - 1.73 (m, 6 H)1.73 - 1.99 (m, 4 H) 2.25 - 2.41 (m, 2 H) 2.46 - 2.54 (m, 2 H) 2.84 - 3.02 (m,1 H) 3.81 (s, 3 H) 3.93 (s, 2 H) 4.73 - 5.08 (m, 1 H) 7.25 (d, J=8.31 Hz, 1 H)7.39 - 7.62 (m, 4 H) 7.74 (s, 1 H) 8.23 - 8.35 (m, 2 H) 12.76 (s, 1 H)。
【0259】
(実施例20)
【0260】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル
【0261】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
工程A: cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジンから、cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(2.7g,収率98%)。MS m/z = 314.2 [M+H]。Calc’d for C
13H
16ClN
3O
4:313.1。
【0262】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
工程B: cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。窒素パージし冷却した(0℃)、2-(ピペリジン-1-イル)エタノール(0.577g,4.46mmol)のTHF中の懸濁物に、水素化ナトリウム(0.196gの60%油分散物,4.91mmol)を添加し、そして得られた混合物を30分間撹拌した。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(1.40g,4.46mmol)のTHF(14mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水(10mL)でクエンチし、そしてその生成物をDCM(30mL)で抽出した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中10%〜30%の90/10/1のDCM/MeOH/NH
4OH)により精製して、cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.6g,収率33.1%)を得た。MS m/z = 407.2 [M+H]。Calc’dfor C
20H
30N
4O
5: 406.2。
【0263】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
工程C:cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-(2-アミノ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(398mg,収率100%)。MS m/z = 377.2 [M+H]。Calc’d for C
20H
32N
4O
3:376.2。
【0264】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
工程D: cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(96mg,収率65%)。MSm/z = 506.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
35N
5O
4:505.3。
1H NMR(500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.31 - 1.43 (m, 2 H) 1.44 - 1.56 (m, 4 H) 1.65 - 1.85 (m, 4 H)2.17 - 2.28 (m, 2 H) 2.37 - 2.46 (m, 4 H) 2.53 - 2.61 (m, 2 H) 2.65 (t, J=5.98Hz, 2 H) 2.79 - 2.87 (m, 1 H) 3.74 (s, 3 H) 4.35 (t, J=5.98 Hz, 2 H) 4.50 -4.69 (m, 1 H) 6.92 (s, 1 H) 7.43 - 7.51 (m, 2 H) 7.51 - 7.58 (m, 1 H) 8.12 -8.25 (m, 3 H) 12.64 (s, 1 H)。
【0265】
(実施例21)
【0266】
【化107】
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N-(1-(cis-4-(ジエチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した(35mg,最終工程=収率62.5%)。MS m/z = 516.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
41N
5O
2:515.3。
【0267】
(実施例22)
【0268】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した。MS m/z = 460.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
33N
5O
2:459.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.28 - 1.45 (m, 2 H) 1.46 - 1.58 (m, 4H) 1.60 - 1.82 (m, 4 H) 2.08 - 2.25 (m, 2 H) 2.29 - 2.45 (m, 4 H) 2.54 - 2.61(m, 1 H) 2.61 - 2.87 (m, 2 H) 3.40 - 3.56 (m, 2 H) 4.56 - 5.01 (m, 1 H) 6.87 -6.94 (m, 1 H) 7.12 - 7.22 (m, 1 H) 7.31 - 7.41 (m, 1 H) 7.43 - 7.53 (m, 4 H)7.54 - 7.63 (m, 1 H) 7.96 - 8.52 (m, 2 H) 12.76 (s, 1 H)。
【0269】
(実施例23)
【0270】
【化109】
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N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した。MS m/z = 488.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
37N
5O
2:487.3。
【0271】
(実施例24)
【0272】
【化110】
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N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した。MS m/z = 502.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
39N
5O
2:501.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.09 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.23 - 1.28 (m, 1 H) 1.64 - 1.76 (m, 6 H) 1.78 - 1.86 (m, 2 H)2.07 - 2.20 (m, 2 H) 2.53 - 2.57 (m, 1 H) 2.78 - 2.98 (m, 4 H) 3.31 - 3.44 (m,2 H) 3.97 - 4.14 (m, 1 H) 4.26 - 4.36 (m, 3 H) 4.66 - 4.77 (m, 1 H) 7.37 - 7.42(m, 1 H) 7.44 - 7.50 (m, 2 H) 7.50 - 7.56 (m, 1 H) 7.57 - 7.62 (m, 1 H) 7.65 -7.74 (m, 1 H) 7.90 (s, 1 H) 8.22 - 8.32 (m, 2 H) 9.94 (s, 1 H)。
【0273】
(実施例25)
【0274】
【化111】
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cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(0.052g,0.103mmol)のMeOH(1.0mL)の懸濁物に、1Nの水性NaOH(1.028mL,1.028mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で48時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮してMeOHを除去し、そして2NのHClで中和した。その生成物をDCM(5mL〜20mL)で抽出して、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸をオフホワイトの固体として得た(50mg,収率99%)。MSm/z = 492.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
33N
5O
4:491.3。
【0275】
(実施例26)
【0276】
【化112】
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cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した。(25mg,収率99%)。MS m/z = 519.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
38N
6O
3:518.3。
【0277】
(実施例27)
【0278】
【化113】
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cis-4-(2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンズアミド)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(340mg,収率70%,2工程)。MSm/z = 545.2 [M+H]。Calc’d for C
26H
29FN
4O
6S:544.2。
【0279】
(実施例28)
【0280】
【化114】
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cis-4-(2-(4-フルオロ-3-(N-(3-メトキシプロピル)スルファモイル)ベンズアミド)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(290mg,収率65.1%,2工程)。MS m/z = 577.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
33FN
4O
7S:576.2。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.22 - 1.28 (m, 2 H) 1.70 - 1.86 (m, 4H) 2.21 - 2.30 (m, 2 H) 2.54 - 2.58 (m, 1 H) 2.80 - 2.91 (m, 1 H) 3.30 (s, 3 H)3.55 - 3.66 (m, 2 H) 3.76 (s, 3 H) 4.54 - 4.62 (m, 2 H) 4.74 - 4.88 (m, 1 H)4.99 - 5.06 (m, 1 H) 5.09 - 5.20 (m, 1 H) 5.26 (t, J=5.04 Hz, 1 H) 5.62 - 5.77(m, 1 H) 7.18 (d, J=8.12 Hz, 1 H) 7.45 - 7.55 (m, 3 H) 8.22 - 8.29 (m, 1 H)8.48 - 8.54 (m, 1 H) 8.54 - 8.59 (m, 1 H) 12.80 (s, 1 H)。
【0281】
(実施例29)
【0282】
【化115】
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N-(1-(cis-4-(tert-ブチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した。MS m/z = 516.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
41N
5O
2:515.3。
【0283】
(実施例30)
【0284】
【化116】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(40mg,収率73.7%)。MSm/z = 520.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
38FN
5O
2:519.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.15 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.27 - 1.34 (m, 2 H) 1.68 - 1.79 (m, 4 H) 1.81 -1.89 (m, 3 H) 2.12 - 2.25 (m, 2 H) 2.59 - 2.64 (m, 1 H) 2.84 - 3.03 (m, 4 H)3.33 - 3.47 (m, 2 H) 3.89 - 4.03 (m, 1 H) 4.05 - 4.19 (m, 1 H) 4.29 - 4.44 (m,2 H) 4.63 - 4.82 (m, 1 H) 7.25 - 7.34 (m, 2 H) 7.47 - 7.53 (m, 1 H) 7.64 (d,J=8.22 Hz, 1 H) 7.76 (d, J=7.73 Hz, 1 H) 8.01 (s, 1 H) 8.32 - 8.47 (m, 2 H)10.54 (s, 1 H)。
【0285】
(実施例31)
【0286】
【化117】
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(E)-N-(1-(cis-4-(シクロプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(45mg,収率83%)。MS m/z = 518.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
36FN
5O
2:517.3。
【0287】
(実施例32)
【0288】
【化118】
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(E)-N-(1-(cis-4-(シクロプロピルメチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(35mg,収率63%)。MSm/z = 532.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
38FN
5O
2:531.3。
【0289】
(実施例33)
【0290】
【化119】
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cis-4-(2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンズアミド)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(180mg,収率68.5%)。MS m/z = 612.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
38FN
5O
5S:611.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.04 - 1.14 (m, 2 H) 1.21 - 1.31 (m, 2H) 1.32 - 1.44 (m, 4 H) 1.54 - 1.73 (m, 4 H) 2.03 - 2.16 (m, 2 H) 2.15 - 2.27(m, 4 H) 2.68 - 2.79 (m, 1 H) 3.37 (s, 2 H) 3.40 - 3.52 (m, 2 H) 3.63 (s, 3 H)4.62 - 4.77 (m, 1 H) 4.84 - 4.92 (m, 1 H) 4.97 - 5.06 (m, 1 H) 5.49 - 5.63 (m,1 H) 6.97 - 7.07 (m, 1 H) 7.28 - 7.41 (m, 3 H) 8.09 - 8.15 (m, 1 H) 8.34 - 8.41(m, 1 H) 8.40 - 8.46 (m, 1 H) 12.65 (s, 1 H)。
【0291】
(実施例34)
【0292】
【化120】
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cis-4-(2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。表題化合物を、cis-4-(2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンズアミド)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸の調製と類似の方法を使用して調製した(145mg,収率99%)。MS m/z = 598.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
36FN
5O
5S:597.2。
【0293】
(実施例35)
【0294】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソブチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(30mg,収率63%)。MSm/z = 534.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
40FN
5O
2:533.3。
【0295】
(実施例36)
【0296】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((イソプロピルアミノ)メチル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-ホルミルシクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(75mg,0.162mmol)のMeOH(3.2mL)中の懸濁物を窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物にイソプロピルアミン(0.208mL,2.432mmol)を添加し、続いてAcOH(0.056mL,0.973mmol)を添加した。得られた混合物を15分間撹拌した。固体のシアノ水素化ホウ素ナトリウム(15.28mg,0.243mmol)を一度に添加し、そして得られた混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を水(10mL)でクエンチし、そしてその水層をDCM(30mL)で抽出した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮乾固させた。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM中10%〜30%の90/10/1のDCM/MeOH/NH
4OH)により精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((イソプロピルアミノ)メチル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(10mg,収率12.20%)。MSm/z = 506.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
40FN
5O: 505.3。
【0297】
(実施例37)
【0298】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((イソプロピルアミノ)メチル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製中に副生成物として単離した(20mg,収率26.6%)。MS m/z = 465.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
33FN
4O
2:464.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.21 - 1.32 (m, 4 H) 1.34 - 1.46 (m, 2H) 1.44 - 1.57 (m, 4 H) 1.56 - 1.70 (m, 1 H) 1.78 - 1.92 (m, 2 H) 1.91 - 2.01(m, 2 H) 2.31 - 2.42 (m, 4 H) 3.33 - 3.38 (m, 2 H) 3.53 (s, 2 H) 4.53 (t,J=5.18 Hz, 1 H) 4.69 - 4.88 (m, 1 H) 7.13 - 7.19 (m, 1 H) 7.26 - 7.34 (m, 2 H)7.49 (d, J=8.12 Hz, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 8.19 - 8.31 (m, 2 H) 12.76 (s, 1 H)。
【0299】
(実施例38)
【0300】
【化124】
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(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(3-(N-アリルスルファモイル)-4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(10mg,収率20.0%)。MSm/z = 597.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
37FN
6O
4S:596.3。
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δppm 1.25 - 1.30 (m, 4 H) 1.45 - 1.54 (m, 2 H) 1.56 - 1.69 (m, 5 H) 1.76 - 1.85(m, 3 H) 2.29 - 2.38 (m, 2 H) 2.40 - 2.50 (m, 2 H) 2.68 - 2.77 (m, 1 H) 3.02 -3.13 (m, 1 H) 3.57 - 3.66 (m, 1 H) 3.69 - 3.79 (m, 2 H) 4.21 - 4.41 (m, 1 H)5.01 - 5.15 (m, 1 H) 5.20 - 5.32 (m, 1 H) 5.72 - 5.92 (m, 1 H) 6.76 - 6.87 (m,1 H) 7.19 - 7.27 (m, 4 H) 7.32 - 7.48 (m, 1 H) 8.21 (s, 1 H) 8.34 - 8.49 (m, 1H) 8.56 - 8.74 (m, 1 H) 12.84 (s, 1 H)。
【0301】
(実施例39)
【0302】
【化125】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1-(cis-4-(2,2,2-トリフルオロエチルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(15mg,収率42.8%)。MSm/z = 560.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
33F
4N
5O
2:559.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.34 - 1.46 (m, 2 H) 1.46 - 1.60 (m, 4 H) 1.62 - 1.72 (m, 2 H) 1.74 - 1.89(m, 2 H) 2.08 - 2.21 (m, 2 H) 2.22 - 2.44 (m, 4 H) 2.63 - 2.83 (m, 3 H) 3.50(s, 2 H) 3.92 - 4.13 (m, 2 H) 4.72 - 4.98 (m, 1 H) 7.09 - 7.20 (m, 1 H) 7.20 -7.33 (m, 2 H) 7.43 - 7.52 (m, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 8.22 - 8.39 (m, 2 H) 8.46 -8.62 (m, 1 H) 12.76 (s, 1 H)。
【0303】
(実施例40)
【0304】
【化126】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソペンチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(15mg,収率43.7%)。MS m/z = 548.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
42FN
5O
2:547.3。
【0305】
(実施例41)
【0306】
【化127】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(15mg,収率25.1%)。MSm/z = 522.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
36FN
5O
3:521.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.17 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.63 - 1.72 (m, 2 H) 1.72 - 1.87 (m, 2 H) 2.14 -2.27 (m, 2 H) 2.37 - 2.48 (m, 4 H) 2.58 - 2.63 (m, 1 H) 2.69 - 2.89 (m, 2 H)3.60 (s, 2 H) 3.62 - 3.74 (m, 4 H) 4.01 - 4.19 (m, 1 H) 4.82 - 5.02 (m, 1 H)7.21 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 7.26 - 7.35 (m, 2 H) 7.55 (d, J=8.12 Hz, 1 H) 7.65 -7.73 (m, 2 H) 8.22 - 8.49 (m, 2 H) 12.80 (s, 1 H)。
【0307】
(実施例42)
【0308】
【化128】
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cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸の調製と類似の方法を使用して、4工程で調製した。MS m/z = 481.2 [M+H]。Calc’d for C
26H
29FN
4O
4:480.2。
【0309】
(実施例43)
【0310】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(6-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
【0311】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
工程A: cis-4-((E)-6-((4-((tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルおよびピペリジン-4-イルメチルカルバミン酸tert-ブチルから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(45mg,収率77%)。MS m/z = 622.2 [M+H]。Calc’d for C
34H
44FN
5O
5:621.3。
【0312】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-((E)-6-((4-((tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。表題化合物を、cis-4-((E)-6-((4-((tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸の調製と類似の方法を使用して調製した(440mg,収率100%)。MS m/z = 608.2 [M+H]。Calc’d for C
33H
42FN
5O
5:607.3。
【0313】
【化132】
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工程C:(E)-N-(6-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。cis-4-((E)-6-((4-((tert-ブトキシカルボニルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(0.57g,0.94mmol)の塩化チオニル(6.85mL,94mmol)中の懸濁物を、窒素雰囲気下室温で30分間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。その残渣をTHF(9.4mL)中に懸濁させ、そして氷浴中窒素雰囲気下で冷却した。得られた混合物にイソプロピルアミン(0.804mL,9.38mmol)をTHF(1mL)中の溶液として添加した。その氷浴を外し、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を水(10mL)で希釈し、そしてその水層をDCM(30mL)で抽出した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして高真空下で濃縮乾固させて、黄褐色固体を得た。この固体をHCl(ジオキサン中4.0M)(23.45mL,94mmol)中に懸濁させ、そして16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、DCM中に懸濁させ、そして水性NaHCO
3溶液で洗浄した。その有機部分を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして高真空下で濃縮乾固させて、黄褐色固体を得た。この固体をシリカゲルクロマトグラフィー(1%〜10%のMeOH/DCM(1%NH
4OH))により精製して、(E)-N-(6-((4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを得た(0.3g,収率58.3%)。MSm/z = 549.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
41FN
6O
2:548.3。
【0314】
(実施例44)
【0315】
【化133】
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cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルおよびイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(100mg,収率55.3%)。MS m/z = 524.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
34FN
5O
4:523.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.19 - 1.30 (m, 2 H) 1.34 - 1.45 (m, 2H) 1.46 - 1.60 (m, 4 H) 1.66 - 1.91 (m, 5 H) 2.17 - 2.27 (m, 2 H) 2.35 - 2.49(m, 3 H) 2.53 - 2.62 (m, 2 H) 2.78 - 2.90 (m, 1 H) 3.75 (s, 3 H) 4.29 - 4.46(m, 2 H) 4.55 - 4.70 (m, 1 H) 6.94 (s, 1 H) 7.23 - 7.36 (m, 2 H) 8.19 - 8.31(m, 3 H) 12.70 (s, 1 H)。
【0316】
(実施例45)
【0317】
【化134】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルから、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(15mg,収率25.2%)。MSm/z = 551.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
39FN
6O
3:550.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.15 (d, J=6.46 Hz, 6 H) 1.24 - 1.35 (m, 1 H) 1.35 - 1.48 (m, 2 H) 1.48 -1.62 (m, 4 H) 1.61 - 1.88 (m, 4 H) 2.02 - 2.25 (m, 2 H) 2.37 - 2.53 (m, 4 H)2.64 - 2.87 (m, 4 H) 3.90 - 4.16 (m, 1 H) 4.29 - 4.50 (m, 2 H) 4.74 - 4.95 (m,1 H) 7.08 (s, 1 H) 7.23 - 7.44 (m, 2 H) 7.58 - 7.89 (m, 1 H) 8.03 - 8.56 (m, 3H) 12.68 (s, 1 H)。
【0318】
(実施例46)
【0319】
【化135】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピル(メチル)カルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(10mg,収率22.4%)。MS m/z = 534.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
40FN
5O
2:533.3。
【0320】
(実施例47)
【0321】
【化136】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(エチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(12mg,収率26.3%)。MSm/z = 547.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
39FN
6O
2:546.3。
1H NMR(400 MHz, MeOH) δ ppm 1.25 - 1.38(m, 1 H) 1.49 - 1.66 (m, 1 H) 1.76 - 2.05 (m, 9 H) 2.08 - 2.21 (m, 2 H) 2.87 -3.00 (m, 2 H) 2.99 - 3.11 (m, 2 H) 3.17 - 3.26 (m, 1 H) 3.32 - 3.37 (m, 4 H)3.48 - 3.66 (m, 2 H) 3.84 - 4.06 (m, 4 H) 4.49 (s, 2 H) 4.89 - 5.01 (m, 1 H)7.25 - 7.36 (m, 2 H) 7.57 - 7.65 (m, 1 H) 7.73 - 7.81 (m, 1 H) 8.13 - 8.20 (m,1 H) 8.22 - 8.33 (m, 2 H)。
【0322】
(実施例48)
【0323】
【化137】
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2-(1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)酢酸。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドから、1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-2-カルボン酸の調製と類似の方法を使用して調製した(20mg,収率18.6%,3工程)。MS m/z = 578.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
40FN
5O
4:577.3。
【0324】
(実施例49)
【0325】
【化138】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1-(cis-4-(チアゾール-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。窒素雰囲気下の丸底フラスコに、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(50mg,0.104mmol)、N,N-ジメチルピリジン-4-アミン(31.9mg,0.261mmol)、チアゾール-2-アミン(15.69mg,0.157mmol)、およびDMF(2mL)を入れた。この混合物にEDC(40.1mg,0.209mmol)を添加し、そしてこの反応物を48時間撹拌した。得られた混合物を水(10mL)およびDCM(30mL)で希釈した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、褐色油状物を得た。その残渣の油状物をHPLC(10%〜70%のACN/H
2O;0.1%のTFA)により精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1-(cis-4-(チアゾール-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(0.027g,収率46.1%)。MS m/z = 561.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
33FN
6O
2S:560.2。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.23 - 1.36 (m, 1 H) 1.36 - 1.48 (m, 2H) 1.50 - 1.60 (m, 4 H) 1.68 - 1.84 (m, 2 H) 1.86 - 2.01 (m, 2 H) 2.26 - 2.37(m, 2 H) 2.40 - 2.50 (m, 3 H) 2.75 - 2.90 (m, 2 H) 2.98 - 3.10 (m, 1 H) 3.63(s, 2 H) 4.77 - 5.08 (m, 1 H) 7.18 - 7.24 (m, 1 H) 7.24 - 7.32 (m, 2 H) 7.36 (d,J=3.62 Hz, 1 H) 7.52 - 7.59 (m, 2 H) 7.66 (s, 1 H) 8.30 - 8.42 (m, 2 H) 12.21(s, 1 H) 12.83 (s, 1 H)。
【0326】
(実施例50)
【0327】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-2-カルボン酸塩酸塩。丸底フラスコに、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.042g,0.093mmol)およびDCM(1mL)を入れた。得られた懸濁物を窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物に塩化チオニル(0.110g,0.928mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で30分間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をDMSO(2mL)に溶解させた。この混合物にピペリジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.100g,0.538mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を2時間撹拌した。この反応混合物を水(2mL)で希釈し、そしてDCM(10mL)で抽出した。その有機層を集め、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をHPLC(10%〜70%のACN/水,0.1%TFA)により精製して、t-ブチルエステル中間体を得た。この物質をHCl(ジオキサン中4M)(1.160mL,4.64mmol)に溶解させ、そして16時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、そして高真空下で乾燥させて、1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-2-カルボン酸塩酸塩を得た(0.02g,収率35.9%)。MSm/z = 564.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
38FN
5O
4:563.3。
【0328】
(実施例51)
【0329】
【化140】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-モルホリノエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、2-(4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して、3工程で調製した(60mg,収率33.9%,最終工程)。MS m/z = 553.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
37FN
6O
4:552.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.15 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.25 - 1.35 (m, 1 H) 1.59 - 1.71 (m, 2 H) 1.72 -1.86 (m, 2 H) 2.05 - 2.21 (m, 2 H) 2.49 - 2.55 (m, 4 H) 2.66 - 2.84 (m, 4 H)3.54 - 3.69 (m, 4 H) 3.96 - 4.12 (m, 1 H) 4.36 - 4.54 (m, 2 H) 4.77 - 4.97 (m,1 H) 7.08 (s, 1 H) 7.27 - 7.37 (m, 2 H) 7.75 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 8.29 (s, 1 H)8.33 - 8.43 (m, 2 H) 12.75 (s, 1 H)。
【0330】
(実施例52)
【0331】
【化141】
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1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩。(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.062g,0.137mmol)のDCM(2mL)中の冷却(0℃)懸濁物に、窒素雰囲気下で、塩化チオニル(0.163g,1.370mmol)をシリンジを介して滴下により添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌し、そして減圧下で濃縮した。得られた残渣をDMSO(2mL)に溶解させ、そしてピペリジン-4-カルボン酸tert-ブチル(230mg,1.24mmol)を一度に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈し、そしてDCM(20mL)で抽出した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、そしてHPLC(10%〜70%のACN/水,0.1%TFA)により精製して、t-ブチルエステル中間体を得た。この中間体をHCl(ジオキサン中4M)(1.028mL,4.11mmol)中に懸濁させ、そして16時間撹拌した。この反応混合物を濃縮乾固させ、そしてその残渣を1mLの無水ジオキサンで粉砕して、1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩を得た(0.02g,収率24.32%)。MSm/z = 564.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
38FN
5O
4:563.3。
【0332】
(実施例53)
【0333】
【化142】
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(R)-1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピロリジン-2-カルボン酸塩酸塩。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドから、1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩の調製と類似の方法を使用して調製した(10mg,収率11.9%)。MS m/z = 550.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
36FN
5O
4:549.3。
【0334】
(実施例54)
【0335】
【化143】
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(S)-1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピロリジン-2-カルボン酸塩酸塩。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドから、1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩の調製と類似の方法を使用して調製した(23mg,収率27.4%)。MSm/z = 550.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
36FN
5O
4:549.3。
【0336】
(実施例55)
実施例55に対応する実施例は存在しない。
【0337】
(実施例56)
【0338】
【化144】
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(R)-4-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
【0339】
【化145】
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工程A:cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル(2.51g,8.00mmol)のジオキサン(10mL)中の懸濁物に、4Nの水性HCl(52.0mL,208mmol)を添加し、そして得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。この混合物を濃縮乾固させて、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩を黄色固体として得た(2.69g,収率100%)。MSm/z = 300.2 [M+H]。Calc’d for C
12H
14ClN
3O
4:299.1。
【0340】
【化146】
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工程B: (R)-4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(0.5g,1.487mmol)の塩化チオニル(10.86mL,149mmol)中の懸濁物を、70℃で1.5時間加熱した。この混合物を減圧下で濃縮し、そして高真空下で1時間乾燥させた。得られた固体をTHF(14.87mL)中に懸濁させ、そして窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物に(R)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.357g,1.785mmol)をTHF(5mL)中の溶液として添加した。氷浴を外し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物をDCM(100mL)で希釈し、そして飽和水性NaHCO
3溶液(30mL)、次いで飽和水性塩化アンモニウム溶液(2回)で洗浄した。その有機相を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、(R)-4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを淡黄色固体として得た(0.55g,収率77%)。MSm/z = 482.2 [M+H]。Calc’d for C
22H
32ClN
5O
5:481.2。
【0341】
【化147】
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工程C:(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。(R)-4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.4g,0.830mmol)のトルエン(8.30mL)中の溶液に、2-(ピペリジン-1-イル)エタノール(0.536g,4.15mmol)、18-クラウン-6(0.329g,1.245mmol)、および炭酸セシウム(0.811g,2.490mmol)を添加した。この反応物をアルゴンでパージし、そして75℃で一晩撹拌した。この混合物をEtOAcで約50mLの全体積まで希釈し、そして水(50mL)、ブライン(50mL)、および水性NH
4Cl(2×50mL)で順番に洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、橙色残渣を得た。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%〜5%のMeOH/DCM,1%のNH4OH)により精製して、(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄褐色固体として得た(0.33g,収率69.2%)。MSm/z = 575.4 [M+H]。Calc’d for C
29H
46N
6O
6:574.4。
【0342】
【化148】
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工程D:(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.2g,0.348mmol)のMeOH(3.48mL)中の懸濁物に、塩化スズ(II)(0.264g,1.392mmol)を添加した。得られた懸濁物を80℃で2時間撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、そして1Nの水性NaOHで洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄褐色固体として得た(190mg,100%)。MSm/z = 545.4 [M+H]。Calc’d for C
29H
48N
6O
4:544.4。
【0343】
【化149】
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工程E:(R)-4-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルおよびイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(80mg,収率67.0%)。MSm/z = 692.4 [M+H]。Calc’d for C
37H
50FN
7O
5:691.4。
【0344】
(実施例57)
【0345】
【化150】
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(R)-4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルおよびイソチオシアン酸4-シアノベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(84mg,収率57.4%)。MSm/z = 699.4 [M+H]。Calc’d for C
38H
50N
8O
5:698.4。
【0346】
(実施例58)
【0347】
【化151】
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(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(R)-4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.07g,0.100mmol)のHCl(ジオキサン中4M)中の懸濁物(1.252mL,5.01mmol)を室温で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をDCM(20mL)中に懸濁させ、そして水性NaHCO
3溶液(10mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、褐色固体を得た。この物質をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(10mg,収率16.7%)。MSm/z = 599.4 [M+H]。Calc’d for C
33H
42N
8O
3:598.3。
【0348】
(実施例59)
【0349】
【化152】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(R)-4-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(30mg,収率50.1%)。MS m/z = 592.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
42FN
7O
3:591.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.23 - 1.26 (m, 1 H) 1.36 - 1.43 (m, 2H) 1.48 (s, 9 H) 1.49 - 1.54 (m, 4 H) 1.76 - 1.86 (m, 2 H) 2.40 - 2.47 (m, 4 H)2.54 - 2.59 (m, 1 H) 2.61 - 2.70 (m, 2 H) 2.84 - 3.08 (m, 2 H) 4.09 - 4.23 (m,2 H) 4.29 - 4.43 (m, 2 H) 4.73 - 4.91 (m, 1 H) 7.00 (s, 1 H) 7.41 - 7.48 (m, 2H) 7.49 - 7.59 (m, 1 H) 8.15 - 8.20 (m, 2 H) 8.23 (s, 1 H) 12.72 (s, 1 H)。
【0350】
(実施例60)
【0351】
【化153】
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(S)-4-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、(S)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tertブチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して、4工程で調製した(90mg,収率59.1%,最終工程)。MS m/z = 692.2 [M+H]。Calc’d for C
37H
50FN
7O
5:691.4。
【0352】
(実施例61)
【0353】
【化154】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((S)-3-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(S)-4-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(30mg,収率50.1%)。MS m/z = 592.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
42FN
7O
3:591.3。
【0354】
(実施例62)
【0355】
【化155】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((S)-3-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(S)-2-メチルピペラジン-1-カルボン酸tertブチルから、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、5工程で調製した。MSm/z = 574.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
43N
7O
3:573.3。
【0356】
(実施例63)
【0357】
【化156】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(trans-4-ヒドロキシ-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0358】
【化157】
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工程A:trans-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸エチル。乾燥THF(60mL)に、ジイソプロピルアミン(6.41mL,45.7mmol)を添加した。この混合物を-78℃まで冷却し、そしてn-ブチルリチウム溶液(29.9mL,47.8mmolのヘキサン中1.6Mの溶液)を撹拌しながら添加した。得られた混合物を-78℃で1時間撹拌した。4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチル(5.64g,20.78mmol)の乾燥THF(40mL)中の溶液を、撹拌しながらカニューレを介して滴下により10分間かけて添加し、そして得られた混合物を-78℃で1.5時間撹拌した。乾燥空気の流れをこの混合物に1.5時間通した。その冷却浴を外し、そしてその混合物を室温で60時間撹拌した。次いで、飽和水性Na
2S
2O
3およびEtOAcを添加し、そしてこの混合物を30分間激しく撹拌した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、そしてその溶媒を除去した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%のEtOAc/ヘキサン)(KMnO
4染色)により精製して、cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸エチルを得た(346mg,5.8%)。
【0359】
【化158】
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工程B:trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸エチル。trans-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸エチル(346mg,1.20mmol)に、飽和EtOH/HClを添加し、そして得られた溶液を室温で24時間静置した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣を減圧中で乾燥させて、そのアミン塩酸塩(269mg,1.20mmol)を無色固体として得た。このアミン塩酸塩をACN(5mL)中に懸濁させ、そして2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(0.232g,1.20mmol)およびDIPEA(0.732mL,4.21mmol)を添加した。この混合物を、アルゴン下70℃で5時間加熱し、そして室温で一晩静置した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40%のEtOAc/ヘキサン)により精製した。所望の画分を集め、そして濃縮して残渣を得、これをトルエン/ヘキサンから結晶化させて、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-エトキシシクロヘキサンカルボン酸を黄色針状晶として得た(289mg,69.9%)。MSm/z = 344.0 [M+H]。Calc’d for C
14H
18ClN
3O
5:343.1。
【0360】
【化159】
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工程C:trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸。trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸エチル(220mg,0.640mmol)のジオキサン(0.8mL)中の懸濁物に、4Nの水性HCl(4.16mL,16.64mmol)を添加し、そして得られた反応混合物を60℃で3時間撹拌した。この混合物を濃縮して、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩を黄色固体として得た(225mg,収率100%)。MSm/z = 316.0 [M+H]。Calc’d for C
12H
14ClN
3O
5:315.1。
【0361】
【化160】
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工程D:trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(225mg,0.639mmol)のDMF(6.4mL)中の懸濁物に、CDI(207mg,1.278mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を0℃まで冷却し、そしてイソプロピルアミン(1.095mL,12.78mmol)を、THF(1mL)中の溶液として滴下により添加した。その氷浴を外し、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をDCM(20mL)で希釈し、そして水性NH
4Cl(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体として得た(0.22g,収率97%)。MSm/z = 357.2 [M+H]。Calc’d for C
15H
21ClN
4O
4:356.1。
【0362】
【化161】
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工程E:trans-1-ヒドロキシ-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製し、そして黄褐色固体として単離した(100mg,79.0%)。MSm/z = 450.2 [M+H]。Calc’d for C
22H
35N
5O
5:449.3。
【0363】
【化162】
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工程F: trans-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、trans-1-ヒドロキシ-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(70mg,収率75.0%)。MSm/z = 420.2 [M+H]。Calc’d for C
22H
37N
5O
3:419.3。
【0364】
【化163】
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工程G:trans-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、trans-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドおよびイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(10mg,収率10.0%)。MSm/z = 567.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
39FN
6O
4:566.3。
【0365】
(実施例64)
【0366】
【化164】
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(E)-4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
【0367】
【化165】
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工程A:4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジンおよび4-アミノピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(10.2g,収率55.2%)。MSm/z = 357.2 [M+H]。Calc’d for C
15H
21ClN
4O
4:356.1。
【0368】
【化166】
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工程B:4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(3.0g,収率59.5%)。MS m/z = 450.2 [M+H]。Calc’d for C
22H
35N
5O
5:449.3。
【0369】
【化167】
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工程C:4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(2.56g,収率91%)。MS m/z = 420.2 [M+H]。Calc’d for C
22H
37N
5O
3:419.3。
【0370】
【化168】
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工程D:(E)-4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(2.4g,収率65.5%)。MSm/z = 549.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
40N
6O
4:548.3。
【0371】
(実施例65)
【0372】
【化169】
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(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルから、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(1.9g,97%)。MS m/z = 449.2 [M+H]。Calc’d for C
25H
32N
6O
2:448.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.16 - 1.29 (m, 2 H) 1.31 - 1.42 (m, 2 H) 1.41 - 1.55 (m, 4 H) 1.60 - 1.77(m, 2 H) 2.26 - 2.37 (m, 1 H) 2.37 - 2.45 (m, 4 H) 2.58 - 2.70 (m, 4 H) 3.04 -3.17 (m, 2 H) 4.29 - 4.39 (m, 2 H) 4.72 - 4.89 (m, 1 H) 7.04 - 7.06 (m, 1 H)7.47 - 7.51 (m, 2 H) 7.51 - 7.54 (m, 1 H) 8.19 - 8.20 (m, 1 H) 8.21 - 8.22 (m,1 H) 8.22 - 8.24 (m, 1 H)。
【0373】
(実施例66)
【0374】
【化170】
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(E)-N-(1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.10g,0.223mmol)のDMF(1.12mL)中の懸濁物を、窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物にTEA(0.045g,0.446mmol)を添加し、続いてエタンスルホニルクロリド(0.043g,0.334mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌し、そして水(10mL)およびDCM(20mL)で希釈した。その有機層を集め、そして濃縮して褐色残渣を得た。その残渣をHPLC(10%〜70%のACN/H
2O;0.1%のTFA)により精製して、(E)-N-(1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの固体として得た(15mg,12.4%)。MS m/z = 541.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
36N
6O
4S:540.3。
【0375】
(実施例67)
【0376】
【化171】
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(E)-N-(1-(1-(N-メチルスルファモイル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびメチルスルファモイルクロリドから、(E)-N-(1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(15mg,収率12.4%)。MSm/z = 542.2 [M+H]。Calc’d for C
26H
35N
7O
4S:541.3。
【0377】
(実施例68)
【0378】
【化172】
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(E)-N-(1-(1-イソブチルピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.089g,0.198mmol)および炭酸カリウム(0.082g,0.595mmol)のDMF(2mL)中の懸濁物を窒素下0℃まで冷却した。この混合物に1-ブロモ-2-メチルプロパン(0.054g,0.397mmol)を添加した。氷浴を外し、そして得られた混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物を水(10mL)およびDCM(30mL)で希釈し、そしてその有機層を集め、濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(5%〜30%のMeOH/DCM)により精製して、(E)-N-(1-(1-イソブチルピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの固体として得た(20mg,収率19.97%)。MS m/z = 505.2 [M+H]。Calc’d for C
29H
40N
6O
2:504.3。
【0379】
(実施例69)
【0380】
【化173】
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(E)-N-(1-(1-(イソプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび2-プロパンスルホニルクロリドから、(E)-N-(1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(20mg,収率19.0%)。MSm/z = 555.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
38N
6O
4S:554.3。
【0381】
(実施例70)
【0382】
【化174】
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(E)-N-(1-(cis-4-アセチルシクロヘキシル)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド
【0383】
【化175】
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工程A:cis-4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル。cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(3g,12.33mmol)のDCM(35mL)中の懸濁物に、CDI(4.00g,24.66mmol)を少しずつ添加した。得られた混合物を1時間撹拌し、次いでO,N-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1.804g,18.50mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で16時間撹拌した。水(30mL)を添加し、そしてこの混合物を1時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で抽出した。その有機層をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、tert-cis-4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸ブチルを得た(3.3g,収率93%)。
【0384】
【化176】
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工程B:cis-4-アセチルシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル。cis-4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(4.7g,16.41mmol)のTHF(109mL)中の懸濁物を窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。これにメチルマグネシウムヨージド(エーテル中3Mの溶液)(10.94mL,32.8mmol)をシリンジを介して滴下により添加し、そしてこの混合物を0℃で1時間撹拌した。氷浴を外し、そしてこの反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を再度、窒素雰囲気下で0℃まで冷却し、そして水性NH
4Cl(100mL)でクエンチした。DCM(200mL)を添加し、そして層を分離した。その有機層をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、黄色油状物を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(5%〜30%のMeOH/DCM)により精製して、cis-4-アセチルシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチルをオフホワイトの固体として得た(1.8g,収率45.4%)。
【0385】
【化177】
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工程C:1-(cis-4-アミノシクロヘキシル)エタノン塩酸塩。cis-4-アセチルシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(1.8g,7.46mmol)のHCl(ジオキサン中4M)中の懸濁物(93mL,373mmol)を室温で16時間撹拌した。得られた混合物を濃縮乾固させて、1-(cis-4-アミノシクロヘキシル)エタノン塩酸塩を白色固体として得た(1.33g,収率100%)。
【0386】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
工程D:1-(cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)エタノン。表題化合物を、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノールおよび1-(cis-4-アミノシクロヘキシル)エタノン塩酸塩から、cis-4-(2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.7g,収率41.0%)。MS m/z = 293.2 [M+H]。Calc’d for C
15H
20N
2O
4:292.1。
【0387】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
工程E:1-(cis-4-(2-アミノ-5-(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)シクロヘキシル)エタノン。表題化合物を、1-(cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)エタノンから、cis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.14g,収率98.0%)。MSm/z = 263.2 [M+H]。Calc’d for C
15H
22N
2O
2:262.2。
【0388】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
工程F:(E)-N-(1-(cis-4-アセチルシクロヘキシル)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。表題化合物を、1-(cis-4-(2-アミノ-5-(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)シクロヘキシル)エタノンおよびイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.15g,収率66.7%)。MS m/z = 410.2 [M+H]。Calc’d for C
15H
20N
2O
4:409.2。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.22 - 1.27 (m, 1 H) 1.48 - 1.66 (m, 2 H) 1.85 - 1.95 (m, 2 H)2.06 - 2.16 (m, 2 H) 2.21 (s, 3 H) 2.40 - 2.48 (m, 1 H) 2.57 - 2.73 (m, 1 H)4.60 (d, J=5.77 Hz, 2 H) 4.73 - 4.91 (m, 1 H) 5.22 (t, J=5.77 Hz, 1 H) 7.16 -7.22 (m, 1 H) 7.32 - 7.40 (m, 1 H) 7.48 - 7.58 (m, 2 H) 7.65 (s, 1 H) 7.86 -7.93 (m, 1 H) 8.05 - 8.10 (m, 1 H) 12.82 (s, 1 H)。
【0389】
(実施例71)
【0390】
【化181】
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(E)-N-(1-(cis-4-アセチルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-アセチルシクロヘキシル)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(65mg,35.6%)。MS m/z = 535.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
39FN
4O
3:534.3。
【0391】
(実施例72)
【0392】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(1-(イソプロピルアミノ)エチル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-N-(1-(cis-4-アセチルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド(0.06g,0.112mmol)を0.37mLのジクロロエタン中に懸濁させた。この混合物にプロパン-2-アミン(7.30mg,0.123mmol)を添加し、続いてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.033g,0.157mmol)およびAcOH(6.42μL,0.112mmol)を添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌し、そして1Nの水性NaOH(5mL)でクエンチした。DCM(20mL)を添加し、そして層を分離した。その有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、黄色残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(5%〜30%のMeOH/DCM)により精製して、(E)-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(1-(イソプロピルアミノ)エチル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの固体として得た(10mg,収率15.42%)。MSm/z = 578.4 [M+H]。Calc’d for C
34H
48FN
5O
2:577.4。
【0393】
(実施例73)
【0394】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0395】
【化184】
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工程A:cis-4-カルバモイルシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル。表題化合物を、cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸から、cis-4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.86g,収率78%)。
【0396】
【化185】
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工程B:cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキサンアミン塩酸塩。cis-4-カルバモイルシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(0.24g,0.990mmol)のトルエン(0.8mL)中の懸濁物に、N,N-ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(2.90mL,19.81mmol)を添加し、そして得られた混合物を、Dean-Starkトラップを取り付けて16時間還流した。この混合物を冷却し、EtOAc(30mL)で希釈し、そして水(2mL〜10mL)、次いでブライン(10mL)で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、褐色油状物を得た。ヒドラジン(0.078mL,2.476mmol)およびAcOH(8.22mL,144mmol)の、予め混合した溶液を、その残渣油状物に添加し、そして得られた混合物を90℃で3時間加熱した。この混合物を冷却し、そして水(30mL)に注いだ。この混合物をEtOAc(50mL)で抽出し、そしてその有機層を分離し、そして水(10mL)、水性NaHCO
3(10mL)、およびブライン(10mL)で順番に洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、黄褐色固体を得た。この固体をHCl(ジオキサン中4M)(12.38mL,49.5mmol)中に懸濁させ、そして室温で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮乾固させて、cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキサンアミン塩酸塩を黄褐色固体として得た(0.15g,0.692mmol,収率69.9%)。MS m/z = 181.2 [M+H]。Calc’d for C
9H
16N
5:180.1。
【0397】
【化186】
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工程C:(3-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシルアミノ)-4-ニトロフェニル)メタノール。表題化合物を、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノールおよびcis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキサンアミン塩酸塩から、cis-4-(2-ニトロ-5-((トリイソプロピルシリルオキシ)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.12g,収率78.0%)。MS m/z = 332.2 [M+H]。Calc’d for C
16H
21N
5O
3:331.2。
【0398】
【化187】
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工程D:(4-アミノ-3-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシルアミノ)フェニル)メタノール。表題化合物を、(3-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシルアミノ)-4-ニトロフェニル)メタノールから、cis-4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(0.10g,収率92.0%)。MSm/z = 302.2 [M+H]。Calc’d for C
16H
23N
5O: 301.2。
【0399】
【化188】
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工程E:(E)-3-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(4-アミノ-3-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシルアミノ)フェニル)メタノールおよびイソチオシアン酸3-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(45mg,収率27.5%)。MSm/z = 449.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
25FN
6O
2:448.2。
【0400】
(化合物74)
【0401】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(3-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オールから、cis-4-(2-ベンズアミド-6-((2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(22mg,収率41.9%)。MS m/z = 574.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
40FN
7O
2:573.3。
【0402】
(化合物75)
【0403】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(1-(2-(メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-4-イル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-2-(4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル(メチル)カルバミン酸tert-ブチルから、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(30mg,収率25.9%)。MSm/z = 520.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
37N
7O
3:519.3。
【0404】
(実施例76)
【0405】
【化191】
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(E)-2-(4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル(メチル)カルバミン酸tert-ブチル。2-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)酢酸(0.046g,0.245mmol)のDMF(1.12mL)中の冷却(0℃)溶液に、窒素雰囲気下で、EDC(0.047g,0.245mmol)、HOBT(0.038g,0.245mmol)、(E)-N-(6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(ピペリジン-4-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.1g,0.223mmol)、およびDIPEA(0.047mL,0.268mmol)を添加した。得られた混合物を16時間撹拌し、そして水(10mL)およびEtOAc(20mL)で希釈した。その有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮して、褐色油状物を得た。この油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(1%〜5%のMeOH/DCM)により精製して、(E)-2-(4-(2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを得た(50mg,収率36.2%)。MS m/z = 620.2 [M+H]。Calc’d for C
33H
45N
7O
5:619.4。
【0406】
(実施例77)
【0407】
【化192】
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cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル
【0408】
【化193】
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工程A:cis-4-(2-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチル。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(5g,16.68mmol)のトルエン(111mL)中の懸濁物に、2-(ベンジルオキシ)エタノール(7.62g,50.0mmol)、炭酸セシウム(16.31g,50.0mmol)、および18-クラウン-6(6.61g,25.02mmol)を添加した。得られた混合物をアルゴンでパージし、そして75℃で一晩撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、そしてEtOAcで約150mLの全体積まで希釈し、そしてブライン(2mL〜150mL)、水性NH
4Cl(2mL〜150mL)および水(150mL)で順番に洗浄した。その有機相を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をEtOH(111mL)中に懸濁させ、そして塩化チオニル(36.5mL,500mmol)をシリンジを介して滴下により添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を1/3体積まで濃縮し、そしてDCM(150mL)で希釈した。その有機部分を水性NaHCO
3(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(10%〜50%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、cis-4-(2-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチルを得た(5.6g,収率76%)。MSm/z = 444.2 [M+H]。Calc’d for C
23H
29N
3O
6:443.2。
【0409】
【化194】
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工程B:cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-(2-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(4.4g,収率86.0%)。MS m/z = 414.2 [M+H]。Calc’d for C
23H
31N
3O
4:413.2。
【0410】
【化195】
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工程C:cis-4-((E)-6-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸エチルおよびイソチオシアン酸3-フルオロベンゾイルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(2.5g,収率82%)。MSm/z = 561.2 [M+H]。Calc’d for C
31H
33FN
4O
5:560.2。
【0411】
【化196】
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工程D:cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。丸底フラスコに窒素下で、cis-4-((E)-6-(2-(ベンジルオキシ)エトキシ)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル(2.5g,4.46mmol)、10%Pd/C(0.712g,0.669mmol)、EtOH(8.92mL)、および濃HCl(0.372mL,4.46mmol)を入れた。この反応混合物を水素の雰囲気下で24時間撹拌した。この混合物をEtOH(50mL)で希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過した。そのケーキをDCM(50mL)、EtOH(50mL)、およびMeOH(50mL)で洗浄し、そしてその濾液を濃縮乾固させた。その残渣を2%のMeOH/DCM(100mL)に溶解させ、そして水性NaHCO
3(50mL)で洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルを黄褐色固体として得た(2.1g,収率100%)。MSm/z = 471.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
27FN
4O
5:470.2。
【0412】
(実施例78)
【0413】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル
【0414】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-オキソエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-ヒドロキシエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-オキソエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(1.8g,収率90%)。MS m/z = 469.2 [M+H]。Calc’d for C
24H
25FN
4O
5:468.2。
【0415】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-オキソエトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(0.9g,収率35.4%)。MSm/z = 596.2 [M+H]。Calc’d for C
32H
42FN
5O
5:595.3。
【0416】
(実施例79)
【0417】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸エチルから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸の調製と類似の方法を使用して調製した(0.65g,収率97%)。MS m/z = 568.2 [M+H]。Calc’d for C
30H
38FN
5O
5:567.2。
【0418】
(実施例80)
【0419】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(0.05g,0.088mmol)のDMF(1mL)中の懸濁物に、CDI(0.029g,0.176mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物に3,3-ジフルオロアゼチジン塩酸塩(0.057g,0.440mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をDCM(10mL)で希釈し、そして水性NH
4Cl(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をHPLC(5%〜75%のACN/H
2O;0.1%のTFA)により精製して、(E)-N-(1-(cis-4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドを得た(35mg,収率61.8%)。MS m/z = 643.2 [M+H]。Calc’d for C
33H
41F
3N
6O
4:642.3。
【0420】
(実施例81)
【0421】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-フルオロ-N-(1-(cis-4-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した(15mg,収率27.3%)。MS m/z = 623.2 [M+H]。Calc’d for C
33H
43FN
6O
5:622.3。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.08 (s, 6 H) 1.27 - 1.37 (m, 4 H) 1.62 - 1.75 (m, 4 H) 1.72 - 1.87 (m, 2H) 1.95 - 2.12 (m, 3 H) 2.68 - 2.76 (m, 3 H) 2.76 - 2.88 (m, 2 H) 3.00 - 3.13(m, 2 H) 3.69 - 3.77 (m, 1 H) 3.94 - 4.01 (m, 1 H) 4.03 - 4.09 (m, 1 H) 4.13 -4.25 (m, 1 H) 4.38 - 4.47 (m, 3 H) 4.47 - 4.57 (m, 1 H) 4.74 - 4.98 (m, 1 H)5.74 (d, J=6.26 Hz, 1 H) 7.13 (s, 1 H) 7.38 - 7.48 (m, 1 H) 7.53 - 7.62 (m, 1H) 7.94 - 8.02 (m, 1 H) 8.16 (d, J=7.73 Hz, 1 H) 8.31 (s, 1 H) 12.78 (s, 1 H)。
【0422】
(実施例82)
【0423】
【化203】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-ヒドロキシ-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0424】
【化204】
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工程A:4-(ベンジルアミノ)シクロヘキサノン。1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-オン(10g,64.0mmol)のDCE(200mL)中の懸濁物に、フェニルメタンアミン(7.34mL,67.2mmol)、AcOH(3.67mL,64.0mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(19.00g,90mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌し、次いでこの混合物を1NのNaOH(100mL)およびDCM(250mL)で希釈した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をアセトン(66.7mL)中に懸濁させ、そしてHCl(2N水性)(64.0mL,128mmol)で処理し、そしてその混合物を室温で16時間撹拌した。この反応混合物をその半分の体積まで濃縮し、そして1Nの水性NaOH(100mL)およびDCM(300mL)で希釈した。層を分離し、そしてこの有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、白色固体を得た。この固体をシリカゲルクロマトグラフィー(5%〜10%のMeOH/DCM)により精製して、4-(ベンジルアミノ)シクロヘキサノンを得た(9.1g,収率69.9%)。MSm/z = 204.2 [M+H]。Calc’d for C
13H
17NO: 203.1。
【0425】
【化205】
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工程B:4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボニトリル。4-(ベンジルアミノ)シクロヘキサノン(5.8g,28.5mmol)のエーテル(112mL)中の懸濁物を0℃まで冷却した。この混合物に、NaCN(1.538g,31.4mmol)をNaHCO
3(4.79g,57.1mmol)および水(71.4mL,3966mmol)中の溶液として添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた混合物をエーテル(110mL)および水(50mL)で希釈した。層を分離し、そしてこの有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボニトリルを淡黄色固体として得た(5.6g,収率85%)。MS m/z = 231.2 [M+H]。Calc’d for C
14H
18N
2O:230.1。
【0426】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
工程C:4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩。4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボニトリル(6g,26.1mmol)の水性HCl(10N)(67.1mL,782mmol)中の懸濁物を65℃で16時間撹拌した。この混合物を減圧下で濃縮して、4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩を淡黄色固体として得た(7.0g,収率94%)。MSm/z = 250.2 [M+H]。Calc’d for C
14H
19NO
3: 249.1。
【0427】
【化207】
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工程D:4-アミノ-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩。4-(ベンジルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸(0.44g,1.765mmol)および10%炭素担持パラジウム(0.282g,0.265mmol)を、窒素雰囲気下で丸底フラスコに入れた。これにEtOH(8.82mL)を添加し、そしてこの混合物を水素の雰囲気下室温で72時間撹拌した。この混合物をEtOH(10mL)で希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過して、DCM(10mL)、EtOH(10mL)、およびMeOH(10mL)ですすいだ。その濾液を減圧下で濃縮して、4-アミノ-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸を黄色固体として得た(0.28g,収率100%)。MSm/z = 160.2 [M+H]。Calc’d for C
7H
13NO
3: 159.1。
【0428】
【化208】
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工程E:4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸。100mLの丸底フラスコに、4-アミノ-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(0.28g,1.431mmol)、炭酸カリウム(0.435g,3.15mmol)および水(1.908mL)を入れた。この混合物に2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(0.276g,1.431mmol)をジオキサン(0.954mL)中の溶液として添加した。得られた混合物を60℃で24時間撹拌した後に、これを室温まで冷却し、そして2Nの水性HClで処理して、そのpHを約4〜5にした。その水層をDCM(3×40mL)で抽出した。合わせた有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸を黄色固体として得た(0.28g,収率62.0%)。MSm/z = 316.2 [M+H]。Calc’d for C
12H
14ClN
3O
5:315.1。
【0429】
【化209】
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工程F:4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-メチルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸から、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの合成のために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(240mg,収率82%)。MSm/z = 329.2 [M+H]。Calc’d for C
13H
17ClN
4O
4:328.1。
【0430】
【化210】
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工程G:1-ヒドロキシ-N-メチル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-メチルシクロヘキサンカルボキサミドから、(R)-3-メチル-4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(150mg,収率49.8%)。MS m/z = 422.2 [M+H]。Calc’d for C
20H
31N
5O
5:421.2。
【0431】
【化211】
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工程H:4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-メチルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、1-ヒドロキシ-N-メチル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、(R)-4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して調製した(46mg,収率100%)。MSm/z = 392.2 [M+H]。Calc’d for C
20H
33N
5O
3:391.3。
【0432】
【化212】
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工程I:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-ヒドロキシ-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-N-メチルシクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(10mg,収率18.2%)。MSm/z = 539.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
35FN
6O
4:538.3。
【0433】
(実施例83)
【0434】
【化213】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(trans-4-ヒドロキシ-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-ヒドロキシ-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを調製するための方法から単離した(8mg,収率14.5%)。MSm/z = 539.2 [M+H]。Calc’d for C
28H
35FN
6O
4:538.3。
【0435】
(実施例84)
【0436】
【化214】
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(E)-N-(1-(cis-4-(cis-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。中間体であるcis-5-(cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチルを、cis-4-((E)-2-(3-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して調製した。この未精製中間体化合物を、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した手順と類似の手順を使用して脱保護し、表題化合物を得た(10mg,収率17.5%)。MSm/z = 648.2 [M+H]。Calc’d for C
35H
46FN
7O
4:647.4。
【0437】
(実施例85)
【0438】
【化215】
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cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルおよびモルホリンから、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の方法を使用して調製した(20mg,収率31.3%)。MSm/z = 495.2 [M+H]。Calc’d for C
27H
31FN
4O
4:494.2。
【0439】
【化216】
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イソチオシアン酸3-フルオロベンゾイル。チオシアン酸カリウム(11.03g,114mmol)をアセトン(63.1mL)中に懸濁させ、そして窒素雰囲気下で40℃まで加熱した。これに3-フルオロベンゾイルクロリド(11.35mL,95mmol)を添加し、そして得られた混合物を50℃で6時間撹拌した。この不均質な混合物を濾過し、そしてその固体をアセトンでさらに洗浄した。その濾液を濃縮し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液として10%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、イソチオシアン酸3-フルオロベンゾイル(6.5g,収率37.9%)を淡黄色油状物として得た。
【0440】
【化217】
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イソチオシアン酸4-シアノベンゾイル。表題化合物を、4-シアノベンゾイルクロリドから、イソチオシアン酸3-フルオロベンゾイルの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(1.0g,収率16.0%)。
【0441】
イソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル。表題化合物を、4-フルオロベンゾイルクロリドから、イソチオシアン酸3-フルオロベンゾイルの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(11.1g,収率44%)。
【0442】
【化218】
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3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸。3-(クロロスルホニル)安息香酸(5g,22.66mmol)のTHF(50.4mL)中の溶液に、0℃で、アリルアミン(2.038mL,27.2mmol)を添加し、続いてNaOH(1N水性)(49.9mL,49.9mmol)を添加した。この混合物を1時間かけて室温まで温め、そしてさらに16時間撹拌した。この混合物を1NのHCl(250mL)で希釈し、そしてその水層をEtOAc(300mL)で抽出した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮乾固させて、3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸を白色固体として得た(5.2g,収率95%)。MSm/z = 242.0 [M+H]。Calc’d for C
10H
11NO
4S: 241.0。
【0443】
【化219】
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2-フルオロ-5-(N-(3-メトキシプロピル)スルファモイル)安息香酸。表題化合物を、5-(クロロスルホニル)-2-フルオロ安息香酸から、3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸の調製と類似の方法を使用して調製した(1.0g,収率82%)。MSm/z = 292.0 [M+H]。Calc’d for C
11H
14FNO
5S:291.1。
【0444】
【化220】
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5-(N-アリルスルファモイル)-2-フルオロ安息香酸。表題化合物を、5-(クロロスルホニル)-2-フルオロ安息香酸から、3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸の調製と類似の方法を使用して調製した(0.8g,収率73.7%)。MS m/z = 260.0 [M+H]。Calc’d for C
10H
10FNO
4S:259.0。
【0445】
cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸エチル。表題化合物を、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸から、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸メチルと類似の方法を使用して調製した。
【0446】
【化221】
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(実施例86)
【0447】
【化222】
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cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド
【0448】
【化223】
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工程A:cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(12.58g,57.0mmol)およびDIPEA(29.0mL,166mmol)のACN(104mL)中の溶液に、2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(10.00g,51.8mmol)を添加した。得られた混合物を室温で24時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、そしてDCM(2回)で洗浄した。合わせた有機層を最小体積のブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。溶媒のほぼ完全な濃縮後、EtOAcを添加し、そして固体の沈殿物を集めて、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体として得た(12.97g,収率73.4%)。
【0449】
【化224】
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工程B:cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。丸底フラスコに窒素下で、1-ピペリジンエタノール(19.34mL,147mmol)、18-クラウン-6 (11.63g,44.0mmol)、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(10.00g,29.3mmol)、炭酸セシウム(28.7g,88mmol)およびトルエン(196mL)を入れた。この反応混合物を窒素でパージし、そして75℃で12時間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてブライン、続いて飽和NH
4Cl(aq)で洗浄した。その水層をEtOAcで逆抽出し、そして合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。残渣物質を、無勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(10.79g,収率85%)をさび色の固体として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。MS m/z = 434.2 [M+H], calc 433.54 for C
22H
35N
5O
4。
【0450】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
工程C: cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(10.79g,24.89mmol)のMeOH(124mL)中の溶液に、塩化スズ(II)(18.88g,100mmol)を添加し、そしてこの反応物を80℃で2時間撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をEtOAcに溶解させ、次いで1Nの水性NaOHで希釈した。層を分離し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(8.06g,収率80%)を得た。MS m/z = 404.2 [M+H], calc 403.56 for C
22H
37N
5O
2。
【0451】
【化226】
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工程D: cis-4-(2-アセトアミド-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。イソチオシアン酸アセチル(1.755mL,19.97mmol)を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(8.06g,19.97mmol)のジオキサン(100mL)中の加熱した(100℃の湯浴)溶液に添加した。5分後、チオ尿素中間体への完全な転換が観察された。この反応物を室温まで冷却し、そしてEDC(11.49g,59.9mmol)およびDIPEA(12.56mL,71.9mmol)を添加した。加熱を60℃で2.5時間再開した。この反応混合物をシリカゲルに予め吸収させ、そして90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(2-アセトアミド-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(8.56g,18.19mmol,収率91%)を橙色固体として得た。MS m/z = 471.2 [M+H], calc 470.61 for C
25H
38N
6O
3。
【0452】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
工程E: cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-アセトアミド-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(8.56g,18.19mmol)を2NのHCl(aq)(91mL,182mmol)で希釈し、そして50℃で一晩加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてDCM中0%〜100%の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを得た(6.39g,収率82%)。MS m/z =429.2 [M+H], calc 428.57 for C
23H
36N
6O
2。
【0453】
(実施例87)
【0454】
【化228】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミド。1-ベンゾチオフェン-5-カルボン酸(0.022g,0.124mmol)、EDC(0.036g,0.186mmol)およびHOBT(0.019g,0.124mmol)を、DMF(0.124mL)中で合わせた。cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.053g,0.124mmol)のDMF(0.124mL)中の溶液を添加し、続いてDIPEA(0.086mL,0.495mmol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、そして水(1回)およびブライン(1回)で洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣物質をDCM中0%〜100%の勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、残渣物質を得、これを逆相分取HPLC(ACN中0.1%のTFA/H
2O,20分間にわたり10%〜90%の勾配)によりさらに精製して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ-[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドのTFA塩を白色固体として得た(0.020g,収率23.01%)。MSm/z = 589.2 [M+H], calc 588.76 for C
32H
40N
6O
3S。
【0455】
(実施例88)
【0456】
【化229】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)チアゾール-5-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、チアゾール-5-カルボン酸を使用して調製した。最終工程の分取HPLC精製の後に、そのTFA塩を、SCX-イオン交換カラムを使用して遊離塩基化して、(Z)-N-((R)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)チアゾール-5-カルボキサミドを白色固体として得た(収率20.68%)。MS m/z = 540.2[M+H], calc 539.69 for C
27H
37N
7O
3S。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.09 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.32 - 1.42 (m, 2 H) 1.44 - 1.55 (m, 4 H) 1.55 -1.76 (m, 4 H) 2.01 - 2.13 (m, 2 H) 2.37 - 2.48 (m, 4 H) 2.58 - 2.72 (m, 6 H)4.01 (dq, J=13.77, 6.99 Hz, 1 H) 4.35 (t, J=6.06 Hz, 2 H) 4.65 - 4.83 (m, 1 H)7.67 (d, J=7.24 Hz, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 8.53 (s, 1 H) 9.18 (s, 1 H) 12.56 (br.s., 1 H)。
【0457】
(実施例89)
【0458】
【化230】
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(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-シアノ安息香酸を使用して調製した。分取HPLC精製の後に、そのTFA塩を、SCX-イオン交換カラムを使用して遊離塩基化して、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを淡黄色固体として得た(収率34.6%)。MS m/z = 558.2 [M+H], calc 557.69 for C
31H
39N
7O
3。
【0459】
(実施例90)
【0460】
【化231】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)イソニコチンアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、イソニコチン酸を使用して調製した。分取HPLC精製の後に、そのTFA塩を、SCX-イオン交換カラムを使用して遊離塩基化して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)イソニコチンアミドを黄褐色固体として得た(収率44.2%)。MS m/z = 534.2 [M+H], calc 533.67 for C
29H
39N
7O
3。
【0461】
(実施例91)
【0462】
【化232】
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(E)-3-シアノ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-シアノ安息香酸を使用して調製した(収率35%;白色固体)。MS m/z = 558.2 [M+H], calc 557.69 for C
31H
39N
7O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.22 (d, J= 6.55 Hz, 6 H) 1.37 - 1.56 (m, 1 H)1.75 - 2.11 (m, 9 H) 2.18 - 2.27 (m, 2 H) 2.51 - 2.56 (m, 1 H) 2.73 - 2.98 (m,4 H) 3.52 - 3.58 (m, 2 H) 3.75 - 3.85 (m, 2 H) 4.11 - 4.21 (m, 1 H) 4.75 - 4.81(m, 2 H) 4.85 - 4.96 (m, 1 H) 5.40- 5.46 (m, 1 H) 7.31 (s, 1H) 7.61 (t, J=7.9 Hz, 1 H) 7.80 (dt, J=7.68, 1.39 Hz, 1 H) 8.17 (s, 1 H) 8.53(dt, J=7.95, 1.41 Hz, 1 H) 8.63- 8.66 (m, 1 H) 11.49 (br.s., 1 H)。
【0463】
(実施例92)
【0464】
【化233】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して調製した(収率32.3%;白色固体)。MS m/z = 601.2 [M+H], calc 600.67 for C
31H
39F
3N
6O
3。
【0465】
(実施例93)
【0466】
【化234】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(メチルスルホニル)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-(メチルスルホニル)安息香酸を使用して調製した(収率50.7%;白色固体)。MS m/z = 611.4 [M+H], calc 610.77 for C
31H
42N
6O
5S。
【0467】
(実施例94)
【0468】
【化235】
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(E)-2,4-ジフルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、2,4-ジフルオロ安息香酸を使用して調製した(収率14.5%;白色固体)。MS m/z = 569.2 [M+H], calc 568.66 for C
30H
38F
2N
6O
3。
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δppm 1.20 (d, J=6.46 Hz, 6H) 1.35 - 1.52 (m, 2 H) 1.72 - 1.85 (m, 4 H) 1.85 - 1.97 (m, 3 H) 1.96 - 2.12(m, 2 H) 2.13 - 2.21 (m, 2 H) 2.45 - 2.51 (m, 1 H) 2.64 - 2.82 (m, 2 H) 2.83 -94 (m, 2 H) 3.49 - 3.61 (m, 2 H) 3.75 - 3.80 (m, 2 H) 4.05 - 4.19 (m, 1 H) 4.71- 4.91 (m, 3 H) 5.43 - 5.47 (m, 1 H) 6.82 - 6.91 (m, 1 H) 6.93 - 6.98 (m, 1 H)8.12 - 8.28 (m, 2 H) 11.79 (br. s., 1 H)。
【0469】
(実施例95)
【0470】
【化236】
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(E)-4-ブロモ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-ブロモ安息香酸を使用して調製した(収率22.4%;白色固体)。MS m/z = 612.2 [M+H], calc 611.57 for C
30H
39BrN
6O
3。
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.21 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.33 - 1.55(m, 1 H) 1.73 - 2.27 (m, 11 H) 2.48 - 2.54 (m, 1 H) 2.67 - 2.99 (m, 4 H) 3.51 -3.59 (m, 2 H) 3.74 - 3.82 (d, 2 H) 4.10 - 4.20 (m, 1 H) 4.75 - 4.90 (m, 3 H)5.39 - 5.44 (m, 1 H) 7.30 (s, 1 H) 7.45 - 7.73 (m, 2 H) 7.97 - 8.33 (m, 3 H)11.52 (br. s., 1 H)。
【0471】
(実施例96)
【0472】
【化237】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ニコチンアミド。この化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、ニコチン酸を使用して調製した(収率60.9%;白色固体)。MS m/z = 534.2 [M+H], calc 533.67 for C
29H
39N
7O
3。
【0473】
(実施例97)
【0474】
【化238】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ピリダジン-4-カルボキサミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、ピリダジン-4-カルボン酸を使用して調製した(収率32.4%;黄色固体)。MS m/z = 535.2 [M+H], calc 534.65 for C
28H
38N
8O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.22 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.38 - 1.54 (m, 1 H) 1.76- 1.97 (m, 7 H) 2.04 - 2.26 (m, 4 H) 2.52 - 2.56 (m, 1 H) 2.77 - 2.95 (m, 4 H)3.48 - 3.55 (m, 2 H) 3.75 - 3.82 (m, 2 H) 4.11 - 4.23 (m, 1 H) 4.77 - 4.91 (m,3 H) 5.40 - 5.45 (m, 1 H) 7.23 (s, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 8.56 (dd, J=5.04, 2.01 Hz,1 H) 9.47 (dd, J=5.28, 1.17 Hz, 1 H) 10.09 (dd, J=1.96, 1.17 Hz, 1 H) 11.73(br. s., 1 H)。
【0475】
(実施例98)
【0476】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3,5-ジフルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3,5-ジフルオロ安息香酸を使用して調製した(収率50.8%;白色固体)。MS m/z = 569.2 [M+H], calc 568.66 for C
30H
38F
2N
6O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.22 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.38 - 1.54 (m, 1 H) 1.74- 2.25 (m, 11 H) 2.48 - 2.57 (m, 1 H) 2.70 - 2.97 (m, 4 H) 3.52 - 3.59 (m, 2 H)3.74 - 3.84 (m, 2 H) 4.10 - 4.21 (m, 1 H) 4.78 - 4.83 (m, 2 H) 4.83 - 4.96 (m,1 H) 5.40 - 5.45 (m, 1 H) 6.93 - 7.02 (m, 1 H) 7.33 (s, 1 H) 7.83 (dd, J=8.17,2.30 Hz, 2 H) 8.18 (s, 1 H) 11.44 (br. s., 1 H)。
【0477】
(実施例99)
【0478】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸を使用して調製した(収率27.4%;白色固体)。MS m/z = 652.2 [M+H], calc 651.82 for C
33H
45N
7O
5S。
【0479】
(実施例100)
【0480】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-メトキシベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-メトキシ安息香酸を使用して調製した(収率38.0%;白色固体)。MS m/z = 563.2 [M+H], calc 562.70 for C
31H
42N
6O
4。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.09 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.30 - 1.51 (m, 1 H) 1.56 - 1.91 (m, 9 H) 2.01 -2.10 (m, 2 H) 2.56 - 2.73 (m, 2 H) 2.94 - 3.11 (m, 2 H) 3.47 - 3.60 (m, 4 H)3.83 (s, 3 H) 3.90 - 4.01 (m, 2 H) 4.61 - 4.67 (m, 2 H) 6.98 - 7.01 (m, 2 H)7.09 (s, 1 H) 7.74 (d, J=7.82 Hz, 1 H) 8.19 (d, J=8.71 Hz, 2 H) 8.26 (s, 1 H)9.31 (br. s., 1 H) 12.55 (br. s., 1 H)。
【0481】
(実施例101)
【0482】
【化242】
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(E)-3-クロロ-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ-4-フルオロ安息香酸を使用して調製した(収率44.7%;白色固体)。MS m/z = 585.2 [M+H], calc 585.11 for C
30H
38ClFN
6O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.22 (d, J=6.6 Hz, 6 H) 1.40 - 1.53 (m, 1 H) 1.74- 2.13 (m, 9 H) 2.15 - 2.26(m, 2H) 2.48 - 2.55 (m, 1H) 2.72- 2.96 (m, 4 H) 3.51 - 3.57 (m, 2 H) 3.74 - 3.83 (m, 2H) 4.10- 4.22 (m, 1 H) 4.75 - 4.81 (m, 2 H) 4.81 - 4.92 (m, 1 H) 5.38 - 5.44 (m, 1H) 7.22 (t, J=8.61 Hz, 1 H) 7.30 (s, 1 H) 8.16 (s, 1H) 8.23 (ddd, J = 8.6, 4.9,2.2 Hz, 1H) 8.36 (dd,J=7.29, 2.10 Hz, 1 H) 11.46 (br. s., 1 H)。
【0483】
(実施例102)
【0484】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して調製した(収率48.0%;白色固体)。MS m/z = 601.2 [M+H], calc 600.67 for C
31H
39F
3N
6O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.21 (d, J = 6.6 Hz, 6H) 1.35 - 1.57 (m, 1 H) 1.76 - 2.29 (m, 11H) 2.49 - 2.56 (m, 1H) 2.73 - 2.98 (m, 4 H) 3.51 - 3.60 (m, 2H) 3.73 - 3.84 (m, 2H) 4.09 - 4.21 (m, 1 H) 4.75 - 4.96 (m, 3 H) 5.39 - 5.46 (m, 1H) 7.31 (s, 1 H) 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 2H) 8.18 (s, 1 H) 8.42 (d, J = 8.0 Hz, 2H) 11.49 (br. s., 1 H)。
【0485】
(実施例103)
【0486】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-シアノ-3-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-シアノ-3-フルオロ安息香酸を使用して調製した(収率40.4%;白色固体)。MSm/z = 576.2 [M+H], calc 575.68 for C
31H
38FN
7O
3。
【0487】
(実施例104)
【0488】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-1H-インドール-6-カルボキサミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、インドール-6-カルボン酸を使用して調製した(収率6.9%;オフホワイトの固体)。MS m/z = 572.2 [M+H], calc 571.71 for C
32H
41N
7O
3。
【0489】
(実施例105)
【0490】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-(メチルアミノ)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-(メチルアミノ)安息香酸を使用して調製した(収率26.6%;オフホワイトの固体)。MS m/z = 562.2 [M+H], calc 561.72 for C
31H
43N
7O
3。
【0491】
(実施例106)
【0492】
【化247】
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(E)-2-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)イソニコチンアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、2-フルオロイソニコチン酸を使用して調製した(収率6.4%;白色固体)。MS m/z = 552.2 [M+H], calc 551.66 for C
29H
38FN
7O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.21 (d, J = 6.6 Hz, 6H) 1.38 - 1.54 (m, 1 H) 1.73 - 2.11 (m, 9H) 2.16 - 2.27 (m, 2H) 2.49 -2.57 (m, 1H) 2.75 - 2.97(m, 4 H) 3.52 - 3.59 (m, 2 H) 3.75- 3.87 (m, 2H) 4.10 - 4.21(m, 1 H) 4.76 - 4.89 (m, 3 H) 5.40- 5.49 (m, 1H) 7.31 (s, 1H) 7.80 (s, 1 H) 8.03 (dt, J=5.06, 1.53 Hz, 1 H) 8.21 (s, 1 H) 8.37 (d, J=5.18Hz, 1 H) 11.05 (br. s., 1 H)。
【0493】
(実施例107)
【0494】
【化248】
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(E)-3,4-ジフルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3,4-ジフルオロ安息香酸を使用して調製した(収率36.4%;白色固体)。MS m/z = 569.2 [M+H], calc 568.66 for C
30H
38F
2N
6O
3。
【0495】
(実施例108)
【0496】
【化249】
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(E)-3-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-フルオロ安息香酸を使用して調製した(収率53.5%;白色固体)。MS m/z = 551.2 [M+H], calc 550.67 for C
30H
39FN
6O
3。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ ppm 1.21 (d, J=6.6 Hz, 6 H) 1.33 - 1.56 (m, 1 H) 1.75- 2.11 (m, 9 H) 2.15 - 2.26(m, 2H) 2.46 - 2.56 (m, 1H)2.65 - 2.99 (m, 4 H) 3.48 - 3.59 (m, 2 H) 3.75 - 3.82 (m, 2H) 4.08 - 4.23 (m, 1 H) 4.75 - 4.80 (m, 2H) 4.83 - 4.97 (m, 1 H) 5.36 - 5.46 (m, 1H) 7.20 - 7.26 (m, 1 H) 7.28 (s, 1 H) 7.45 (td,J=7.97, 5.58 Hz, 1 H) 8.00 (ddd, J=9.85, 2.57, 1.47 Hz, 1 H) 8.09 (dt, J=7.82,1.17 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=0.59 Hz, 1 H) 11.68 (br. s., 1 H)。
【0497】
(実施例109)
【0498】
【化250】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-1-メチル-1H-インドール-6-カルボキサミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、1-メチル-1H-インドール-6-カルボン酸を使用して調製した(収率33.7%;白色固体)。MS m/z = 586.2 [M+H], calc 585.74 for C
33H
43N
7O
3。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.09 (d, J=6.6Hz, 6 H) 1.27 - 1.53 (m, 1 H) 1.61 - 1.79 (m, 7 H) 1.79 - 1.91 (m, 2 H) 1.96 - 2.14 (m, 2H) 2.56 - 2.74 (m, 3 H) 2.93 - 3.13 (m, 2 H) 3.46 -3.60 (m, 4 H) 3.85 - 4.02 (m, 5 H) 4.60 - 4.69 (m, 2 H) 6.50 (dd, J = 3.1, 0.7 Hz, 1H) 7.12 (s, 1 H) 7.52 (d, J = 3.1 Hz, 1H) 7.61 (d, J = 8.3 Hz, 1H)7.74 (d, J = 7.4 Hz, 1H)7.95 (br. s., 1 H) 8.27 - 8.35(m, 2H) 9.30 (br. s., 1 H)。
【0499】
(実施例110)
【0500】
【化251】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ピコリンアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、ピコリン酸を使用して調製した(収率45.7%;白色固体)。MS m/z = 534.2 [M+H], calc 533.67 for C
29H
39N
7O
3。
【0501】
(実施例111)
【0502】
【化252】
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(E)-3-シアノ-5-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-シアノ-5-フルオロ安息香酸を使用して調製した(収率9.94%;白色固体)。MS m/z = 576.2 [M+H], calc 575.68 for C
31H
38FN
7O
3。
【0503】
(実施例112)
【0504】
【化253】
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cis-4-((E)-2-(シクロヘキサンカルボニルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物のTFA塩を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、シクロヘキサンカルボン酸を使用して調製した(収率52.5%;無色油状物)。MS m/z = 539.2 [M+H], calc 538.72 for C
30H
46N
6O
3。
【0505】
(実施例113)
【0506】
【化254】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-メトキシベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-フルオロ-3-メトキシ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-メトキシベンズアミドを得た(収率43.1%)。MS m/z = 581.4 [M+H], calc 580.69 for C
31H
41FN
6O
4。
【0507】
(実施例114)
【0508】
【化255】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミドを得た(収率43.8%)。MS m/z = 619.4 [M+H], calc 618.67 for C
31H
38F
4N
6O
3。
【0509】
(実施例115)
【0510】
【化256】
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(E)-3-クロロ-5-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ-5-フルオロ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-3-クロロ-5-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(収率38.5%)。MS m/z = 585.4 [M+H], calc 585.11 for C
30H
38ClFN
6O
3。
【0511】
(実施例116)
【0512】
【化257】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-メトキシベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-メトキシ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-メトキシ-ベンズアミドを得た(収率42.5%)。MS m/z = 563.4 [M+H], calc 562.71 for C
31H
42N
6O
4。
【0513】
(実施例117)
【0514】
【化258】
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(E)-3-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-5-メトキシベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-フルオロ-5-メトキシ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-3-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]-ピリジン-2(3H)-イリデン)-5-メトキシベンズアミドを得た(収率43.8%)。MS m/z = 581.4 [M+H], calc 580.69 for C
31H
41FN
6O
4。
【0515】
(実施例118)
【0516】
【化259】
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(E)-3-クロロ-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ-4-フルオロ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-3-クロロ-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(収率45.4%)。MS m/z = 585.4 [M+H], calc 585.12 for C
30H
38ClFN
6O
3。
【0517】
(実施例119)
【0518】
【化260】
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(E)-3-クロロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-3-クロロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(収率37.4%)。MS m/z = 567.4 [M+H], calc 567.12 for C
30H
39ClN
6O
3。
【0519】
(実施例120)
【0520】
【化261】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-(メチルスルホニル)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-(メチルスルホニル)安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-(メチルスルホニル)ベンズアミドを得た(収率22.0%)。MS m/z = 611.4 [M+H], calc 610.77 for C
31H
42N
6O
5S。
【0521】
(実施例121)
【0522】
【化262】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、3-(トリフルオロメトキシ)安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメトキシ)ベンズアミドを得た(収率50.3%)。MS m/z = 617.4 [M+H], calc 616.67 for C
31H
39F
3N
6O
4。
1H NMR(CDCl
3)δ ppm: 12.32 (br. s., 1H), 8.30 - 8.43 (m, 2H), 8.10 (d, J = 0.8 Hz, 1H),7.28 - 7.31 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 5.34 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 4.77 - 4.91 (m,1H), 4.45 - 4.55 (m, 2H), 4.14 - 4.29 (m, 1H), 2.46 - 2.95 (m, 8H), 2.20 - 2.27(m, 2H), 1.73 - 1.89 (m, 4H), 1.58 - 1.73 (m, 5H), 1.41 - 1.57 (m, 3H), 1.22(d, J = 6.6 Hz, 6H)。
【0523】
(実施例122)
【0524】
【化263】
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(E)-N1-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)テレフタルアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、4-カルバモイル安息香酸を使用して調製した。その物質を分取HPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/H
2O)により精製して、(E)-N1-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)テレフタルアミドを得た(収率11.9%)。MS m/z = 576.2 [M+H], calc 575.71 for C
31H
41N
7O
4。
【0525】
(実施例123)
【0526】
【化264】
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(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0527】
【化265】
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工程A: cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸。この化合物を、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製において使用した手順と類似の手順を使用して、cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸を使用して調製した。
【0528】
【化266】
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工程B: tert-ブチル-4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)-ピペラジン-1-カルボキシレート。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(1.000g,3.34mmol)を塩化チオニル(12.18mL,167mmol)中に懸濁させ、そしてその混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、THF(33.4mL)に溶解させ、次いで窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この冷却した反応物にtert-ブチル-ピペラジン-1-カルボキシレート(0.684g,3.67mmol)をTHF(1mL)中の溶液として添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、そして室温まで温め、そして一晩撹拌した。この反応混合物に、THF(1mL)中のさらなるtert-ブチル-ピペラジン-1-カルボキシレート(0.684g,3.67mmol)を添加した(2回、各添加後に約1時間撹拌した)。完了したら、この反応混合物を水性NH
4Clで希釈し、そしてDCM(2回)で抽出した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣物質を無勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.51g,収率70%)を黄色固体として得た。MS m/z = 468.0 [M+H], calc 467.95 for C
21H
30ClN
5O
5。
【0529】
【化267】
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工程C:4-(cis-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドの調製と同様に、4-(cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して作製した。MS m/z = 561.2 [M+H], calc 560.69 for C
28H
44N
6O
6。
【0530】
【化268】
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工程D:4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロ-ヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と同様に作製した。MS m/z = 531.3 [M+H], calc 530.70 for C
28H
46N
6O
4。
【0531】
【化269】
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工程E:4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル。4-(cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.200g,0.377mmol)をTHF(3.77mL)中に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素雰囲気下で0℃まで冷却した。この混合物に、イソチオシアン酸4-シアノベンゾイル(0.078g,0.415mmol)の、1.5mLのTHF中の溶液を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌した。PS-CDI(1.417g,1.884mmol)を添加し(ポリマーに支持された試薬の膨潤を考慮して、6mLのTHFと一緒に)、そしてこの反応物を60℃で1時間加熱した。その固体を濾別し(THFで充分にすすいだ)、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。残渣物質を、0%〜100%の勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサン-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを橙色固体として得た(0.227g,収率88%)。MSm/z = 685.2 [M+H], calc 684.83 for C
37H
48N
8O
5。
【0532】
【化270】
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工程F:(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.227g,0.331mmol)をHCl(ジオキサン中4M)(4.14mL,16.57mmol)中に懸濁させそして得られた混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、DCM中に再懸濁させ、そして水性NaHCO
3溶液で洗浄した。その水層をDCMで洗浄し、次いで合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その物質を分取HPLCにより精製して、TFA塩を得、これをSCX-イオン交換カラムを使用して遊離塩基化して、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを得た(0.076g,収率39.2%)。MS m/z = 585.2 [M+H], calc 584.71 for C
32H
40N
8O
3。
1H NMR(CDCl
3)δ ppm: 8.36 - 8.49 (m, 2H), 8.14 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.71 - 7.78 (m, 2H),7.10 (s, 1H), 4.74 - 4.88 (m, 1H), 4.46 - 4.59 (m, 2H), 3.66 - 3.75 (m, 2H),3.47 - 3.57 (m, 2H), 2.82 - 3.05 (m, 9H), 2.55 - 2.70 (m, 3H), 2.08 - 2.19 (m,2H), 1.58 - 1.91 (m, 10H), 1.42 - 1.54 (m, 3H)。
【0533】
(実施例124)
【0534】
【化271】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、イソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルを使用して調製した。MS m/z = 578.2 [M+H], calc 577.69 for C
31H
40FN
7O
3。
1H NMR(CDCl
3)δ ppm: 8.35 (dd, J = 8.7, 5.7 Hz, 2H), 8.09 (s, 1H), 7.01 - 7.20 (m, 3H),4.75 - 4.96 (m, 1H), 4.50 (t, J = 1.0 Hz, 2H), 3.64 - 3.77 (m, 2H), 3.46 - 3.59(m, 2H), 2.80 - 3.03 (m, 10H), 2.53 - 2.69 (m, 4H), 2.08 - 2.19 (m, 2H), 1.72 -1.90 (m, 5H), 1.60 - 1.71 (m, 4H), 1.40 - 1.55 (m, 2H)。
【0535】
(実施例125)
【0536】
【化272】
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(E)-3-フルオロ-N-(6-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0537】
【化273】
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工程A: cis-4-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.200g,0.587mmol)および2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(0.420g,2.93mmol)の2-プロパノール(2.003mL)中の懸濁物に、150℃で1時間マイクロ波照射した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣物質を、無勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体として得た(0.263g,収率100%)。MSm/z = 448.2 [M+H], calc 447.57 for C
23H
37FN5O
4。
【0538】
【化274】
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工程B:cis-4-(5-アミノ-2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、cis-4-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから出発して合成した(黄色固体)。MS m/z =418.2 [M+H], calc 417.59 for C
23H
39N
5O
2。
【0539】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
工程C:(E)-3-フルオロ-N-(6-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサン-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して、cis-4-(5-アミノ-2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから出発して合成した(収率65.9%)。MS m/z = 565.2 [M+H], calc 564.69 for C
31H
41FN
6O
3。
1H NMR(CDCl
3)δ ppm: 12.22 (br. s., 1H), 8.19 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.09 (dt, J = 7.8, 1.2Hz, 1H), 8.01 (ddd, J = 10.0, 2.6, 1.5 Hz, 1H), 7.42 (td, J = 7.9, 5.7 Hz, 1H),7.15 - 7.22 (m, 1H), 5.30 - 5.35 (m, 1H), 4.93 - 5.07 (m, 1H), 4.50 - 4.62 (m,2H), 4.05 - 4.18 (m, 1H), 2.75 - 2.91 (m, 3H), 2.47 - 2.54 (m, 1H), 2.13 - 2.21(m, 2H), 1.71 - 1.98 (m, 6H), 1.36 - 1.64 (m, 6H), 1.23 (s, 6H), 1.22 (d,J=6.55 Hz, 6H)。
【0540】
(実施例126)
【0541】
【化276】
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(E)-4-シアノ-N-(6-(2-ヒドロキシエトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0542】
【化277】
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工程A: cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した方法と類似の方法を使用して、2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エタノールを使用して合成した(収率61.0%)。MS m/z = 451.2[M+H], calc 450.53 for C
22H
34N
4O
6。
【0543】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-(5-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミド。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから出発して、-THPアルコールの脱保護をもたらして、合成した。MS m/z = 337.2 [M+H], calc 336.43 for C
17H
28N
4O
3。
【0544】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
工程C:(E)-4-シアノ-N-(6-(2-ヒドロキシエトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、4-(cis-4-((E)-2-(4-シアノベンゾイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサン-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルの調製と類似の方法を使用して、cis-4-(5-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミドから出発して合成した(収率50.8%)。MS m/z = 491.1 [M+H], calc 490.55 for C
26H
30N
6O
4。
【0545】
(実施例127)
【0546】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-ヒドロキシエトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-シアノ-N-(1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して合成した(収率51.5%)。MS m/z = 484.2 [M+H], calc 483.54 for C
25H
30FN
5O
4。
【0547】
(実施例128)
【0548】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0549】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
工程A:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-オキソエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-ヒドロキシエトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.043g,0.089mmol)をDCM(3.56mL)中に窒素下で懸濁させ、そしてこの反応フラスコを0℃まで冷却した。このフラスコにDess-Martinペルヨージナン(0.057g,0.133mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温まで温め、そして1時間撹拌した。この反応を水性NaHCO
3(8mL)およびチオ硫酸ナトリウム(85mg)でクエンチした。その生成物を5%のMeOH/DCMで抽出した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-オキソエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを淡桃色固体として得た。MS m/z = 482.0 [M+H], calc 481.52 for C
25H
28FN
5O
4。
【0550】
【化283】
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工程B: (E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。DCE(0.775mL)中の(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-オキソエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.056g,0.116mmol)を入れた、0℃に冷却した丸底フラスコに、2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(0.083g,0.581mmol)およびNaBH(OAc)
3(0.074g,0.349mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌した。得られた混合物を飽和水性NaHCO
3でクエンチし、そしてDCMおよびEtOAcで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣物質を、EtOAc中0%〜10%の勾配のMeOH、続いて無勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの固体として得た(0.062g,収率88%)。MS m/z = 609.3 [M+H], calc 608.75 for C
33H
45FN
6O
4。
【0551】
(実施例129)
【0552】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-シアノ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して合成した(収率39.7%)。MS m/z = 616.2 [M+H], calc 615.77 for C
34H
45N
7O
4。
1H NMR(CDCl
3)δ ppm: 12.32 (br. s, 1H), 8.38 - 8.47 (m, 2H), 8.14 (d, J = 0.6 Hz, 1H),7.73 - 7.77 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 5.34 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 4.77 - 4.89 (m,1H), 4.74 (s, 1H), 4.50 (t, J = 1.0 Hz, 2H), 4.22 (dd, J = 7.7, 6.7 Hz, 1H),3.11 - 3.23 (m, 2H), 2.72 - 2.93 (m, 4H), 2.50 - 2.55 (m, 1H), 2.03 - 2.30 (m,4H), 1.72 - 1.89 (m, 6H), 1.28 - 1.56 (m, 3H), 1.23 (d, J = 6.6 Hz, 6H), 1.20(s, 6H)。
【0553】
(実施例130)
【0554】
【化285】
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(E)-3-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して合成した(収率32.1%)。MS m/z = 609.2 [M+H], calc 608.75 for C
33H
45FN
6O
4。
【0555】
(実施例131)
【0556】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0557】
【化287】
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工程A: trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸。trans-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸(5.01g,35.0mmol)および炭酸カリウム(4.83g,35.0mmol)を水(20mL)に溶解させた。2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(6.75g,35.0mmol)をジオキサン(40mL)中の溶液として添加し、そしてこの反応物を80℃で8時間撹拌した。そのジオキサン溶媒を減圧下で除去した。残りの水溶液を水性2NのHClで酸性化し(約pH2〜3)、そして得られた沈殿物を集め、そして水、次いでDCMで洗浄した。その固体を高真空下で乾燥させて、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩を黄色固体として得た(8.79g,収率74.8%)。MS m/z = 300.0 [M+H], calc 299.71 for C
12H
14ClN
3O
4。
【0558】
工程B:trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(0.500g,1.487mmol)をTHF(3mL)中に懸濁させた。塩化チオニル(0.434mL,5.95mmol)をこの懸濁物に添加し、そしてこの反応混合物を20℃で2時間撹拌した。得られた混合物を減圧中で濃縮した。その固体をTHF(5mL)中に再懸濁させ、次いでプロパン-2-アミン(0.153mL,1.785mmol)を添加した。この混合物を室温で16時間撹拌し、そしてさらなるプロパン-2-アミン(0.128mL,1.487mmol)を添加した。室温での撹拌を1時間続けた。この反応混合物をDCMで希釈し、そして飽和水性NaHCO
3およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧中で濃縮し、そしてその残渣物質を、ヘキサン中20%〜100%のEtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体として得た(0.312g,収率61.6%)。MS m/z = 341.0 [M+H], calc 340.81 for C
15H
21ClN
4O
3。
【0559】
【化288】
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工程C:(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ-[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドを調製するために使用した残りの工程の調製と類似の方法を使用して合成した。MS m/z = 652.2 [M+H], calc 651.82 for C
33H
45N
7O
5S。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.72 (br. s., 1H), 8.57 - 8.63 (m, 1H), 8.45(dt, J = 7.75, 1.21 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.90 - 8.00 (m, 2H), 7.75 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 5.61 - 5.77 (m, 1H), 5.10 -5.20 (dq, J=17.1, 1.63 Hz, 1H), 4.98 - 5.07 (dq, J=10.27, 1.47 Hz, 1H), 4.63 -4.75 (m, 1H), 4.35 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 3.77 - 3.92 (m, J = 7.5 Hz, 1H), 3.46 -3.52 (m, 2H), 2.65 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 2.28 - 2.48 (m, J = 4.4 Hz, 7H), 1.80 -1.98 (m, 4H), 1.55 - 1.72 (m, 2H), 1.43 - 1.54 (m, 4H), 1.32 - 1.42 (m, 2H),1.07 (d, J = 6.6 Hz, 6H)。
【0560】
(実施例132)
【0561】
【化289】
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cis-4-((E)-2-(シクロヘキシルカルバモイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.150g,0.350mmol)のTHF(2.92mL)中の溶液に、イソシアン酸シクロヘキシル(0.067mL,0.525mmol)を添加した。得られた混合物を還流しながら一晩撹拌した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そして0%〜100%の勾配の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その生成物を逆相分取HPLC(ACN中0.1%のTFA/H
2O、25分間にわたり10%から90%の勾配)によりさらに精製して、所望の生成物のTFA塩を得た。この物質を、SCXイオン交換カラムを使用して遊離塩基化して、cis-4-((E)-2-(シクロヘキシルカルバモイルイミノ)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを白色固体として得た(収率18.0%)。MS m/z = 554.2 [M+H], calc 553.74 for C
30H
47N
7O
3。
【0562】
(実施例133)
【0563】
【化290】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)モルホリン-4-カルボキサミド。cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.200g,0.467mmol)、DIPEA(0.408mL,2.333mmol)およびカルボノクロリド酸フェニル(0.235mL,1.867mmol)をTHF(1.3mL)に溶解させ、そしてこの反応物を60℃で1時間撹拌した。モルホリン(0.407mL,4.67mmol)をDCM(1mL)中に添加し、そして加熱を50℃で2時間再開した。その固体を濾過し、そしてDCMで洗浄し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣物質を逆相分取HPLC(ACN中0.1%のTFA/H
2O、25分間にわたる10%から90%の勾配)により精製して、所望の生成物のTFA塩を得た。その遊離塩基をSCXイオン交換カラムを使用して単離して、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)モルホリン-4-カルボキサミドを淡紫色固体として得た(0.027g,収率10.68%)。MS m/z = 542.2[M+H], calc 541.69 for C
28H
43N
7O
4。
【0564】
(実施例134)
【0565】
【化291】
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(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ピロリジン-1-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)モルホリン-4-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、ピロリジンをアミン源として使用して合成した(収率4.5%)。MS m/z = 526.5 [M+H], calc 525.69 for C
28H
43N
7O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 11.77 (s., 1H), 7.98 (s, 1H), 7.62 (d, J = 1.0Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.45 - 4.58 (m, 1H), 4.30 (t, J = 1.0 Hz, 2H), 3.85 -4.00 (m, 1H), 3.43 - 3.53 (m, 2H), 3.30 - 3.36 (m, 2H), 2.61 (t, J = 1.0 Hz,2H), 2.52 - 2.59 (m, 2H), 2.36 - 2.47 (m, 5H), 2.01 - 2.10 (m, 2H), 1.75 - 1.86(m, 4H), 1.53 - 1.65 (m, 2H), 1.43 - 1.53 (m, 6H), 1.32 - 1.42 (m, 2H), 1.08(d, J = 6.6 Hz, 6H)。
【0566】
(実施例135)
【0567】
【化292】
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(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して合成した。MS m/z = 509.2 [M+H], calc 508.59 for C
27H
33FN
6O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.63 (br. s., 1H), 8.28 (dd, J = 8.7, 5.8 Hz,2H), 8.22 (s, 1H), 7.37 (br. s, 1H), 7.26 - 7.34 (m, 2H), 6.98 (s, 1H), 6.94(br. s, 1H), 4.66 - 4.80 (m, 1H), 4.34 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.60 - 2.69 (m,3H), 2.52 - 2.58 (m, 2H), 2.38 - 2.45 (m, 4H), 2.11 - 2.19 (m, 2H), 1.55 - 1.78(m, J = 17.2 Hz, 4H), 1.44 - 1.55 (m, 4H), 1.32 - 1.43 (m, 2H)。
【0568】
【化293】
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(実施例136)
【0569】
【化294】
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cis-4-(2-アミノ-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド
【0570】
【化295】
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工程A:cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(3.75g,11.18mmol)のDCM(127mL)中の溶液に、0℃で、塩化チオニル(4.08mL,55.9mmol)を滴下により添加した。この反応物を0℃で3時間、次いで室温で2時間撹拌した。この反応物を減圧中で濃縮し、そしてACN中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣をACN(102mL,11.18mmol)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そしてこれに2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(5.60g,39.1mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣物質を90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(4.64g,10.07mmol,収率90%)を橙色固体として得た。MS m/z = 461.4 [M+H], calc 460.61 for C
25H
40N
4O
4。
【0571】
【化296】
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工程B: cis-4-(2-アミノ-5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。フラスコ中窒素雰囲気下で、Pd/C(10%)(0.460g,0.432mmol)(水で湿潤)をMeOH(28.8mL)で希釈した。このスラリーにcis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(1.99g,4.32mmol)を添加し、続いてギ酸アンモニウム(2.72g,43.2mmol)を添加した。このフラスコを閉じ、そして室温で30分間撹拌した。この反応物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、MeOHで洗浄した。この濾液を減圧中で濃縮し、そして90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHに溶解させ、そして水(2回)で洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、cis-4-(2-アミノ-5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを赤色固体として得た。MS m/z = 431.2, calc 430.63 C
25H
42N
4O
2。
【0572】
【化297】
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工程C:cis-4-(2-アセトアミド-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-4-(2-アセトアミド-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して合成した。MS m/z = 498.2 [M+H], calc 497.67 for C
28H
43N
5O
3。
【0573】
【化298】
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工程D:cis-4-(2-アミノ-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して合成した。MS m/z = 456.2 [M+H], calc 455.64 for C
26H
41N
5O
2。
【0574】
(実施例137)
【0575】
【化299】
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(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ-[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンゾ[b]チオフェン-6-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して合成した(収率19.9%)。MS m/z = 596.2 [M+H], calc 575.72 for C
33H
43F
2N
5O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.81 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 8.4, 2.3 Hz, 2H),7.56 - 7.64 (m, J = 7.6 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.38 (tt, J = 9.0,2.4 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 8.2, 1.0 Hz, 1H), 4.78 - 4.90 (m, 1H), 4.00 - 4.11(m, 1H), 3.99 (s, 1H), 3.50 (s, 2H), 2.85 - 2.92 (m, 2H), 2.63 - 2.82 (m, 2H),2.51 - 2.56 (m, 1H), 2.06 - 2.19 (m, 2H), 1.69 - 1.91 (m, 4H), 1.56 - 1.69 (m,4H), 1.18 - 1.35 (m, 2H), 1.12 - 1.18 (m, 1H), 1.09 (d, J = 3.6 Hz, 6H), 1.02(s, 6H)。
【0576】
(実施例138)
【0577】
【化300】
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(E)-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)イソニコチンアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、イソニコチン酸を使用して合成した(収率21.3%)。MS m/z = 561.4 [M+H], calc 560.73 for C
32H
44N
6O
3。
【0578】
(実施例139)
【0579】
【化301】
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(E)-4-シアノ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、4-シアノ安息香酸を使用して合成した(収率20.5%)。MS m/z = 585.4 [M+H], calc 584.75 for C
34H
44N
6O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.83 (br. s., 1H), 8.41 (d, J = 8.4 Hz, 2H),7.91 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.64 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.50 (d, J =8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.81 - 4.92 (m, 1H), 4.01 - 4.09 (m,1H), 4.00 (s, 1H), 3.50 (s, 2H), 2.83 - 2.93 (m, 2H), 2.66 - 2.80 (m, 2H), 2.52- 2.56 (m, 2H), 2.10 - 2.19 (m, 2H), 1.79 - 1.89 (m, 2H), 1.68 - 1.79 (m, 2H),1.58 - 1.67 (m, 4H), 1.18 - 1.31 (m, 2H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 6H), 1.02 (s,6H)。
【0580】
(実施例140)
【0581】
【化302】
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(E)-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ニコチンアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、ニコチン酸を使用して合成した(収率23.2%)。MS m/z = 561.3 [M+H], calc 560.73 for C
32H
44N
6O
3。
【0582】
(実施例141)
【0583】
【化303】
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(E)-3,4-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3,4-ジフルオロ安息香酸を使用して合成した(収率16.4%)。MS m/z = 596.3 [M+H], calc 595.72 for C
33H
43F
2N
5O
3。
【0584】
(実施例142)
【0585】
【化304】
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(E)-3-シアノ-5-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-シアノ-5-フルオロ安息香酸を使用して合成した(収率17.6%)。MS m/z = 603.4 [M+H], calc 602.74 for C
34H
43FN
6O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.87 (br. s., 1H), 8.43 (s, 1H), 8.32 (d, J =1.0 Hz, 1H), 7.96 - 8.03 (m, 1H), 7.58 - 7.65 (m, 2H), 7.52 (d, J = 8.1 Hz,1H), 7.19 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.78 - 4.90 (m, 1H), 4.02 - 4.13 (m, 1H), 4.00(s, 1H), 3.50 (s, 2H), 2.85 - 2.92 (m, 2H), 2.72 - 2.84 (m, 2H), 2.52 - 2.57(m, 1H), 2.06 - 2.15 (m, 2H), 1.68 - 1.90 (m, 4H), 1.58 - 1.67 (m, 4H), 1.19 -1.31 (m, 2H), 1.11 - 1.18 (m, 1H), 1.08 (d, J = 1.0 Hz, 6H), 1.02 (s, 6H)。
【0586】
(実施例143)
【0587】
【化305】
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(E)-3-シアノ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-シアノ安息香酸を使用して合成した(収率20.2%)。MS m/z = 585.4 [M+H], calc 584.76 for C
34H
44N
6O
3。
【0588】
(実施例144)
【0589】
【化306】
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(E)-3-クロロ-5-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ-5-フルオロ安息香酸を使用して合成した(収率21.4%)。MS m/z = 612.3 [M+H], calc 612.19 for C
33H
43ClFN
5O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.82 (br. s., 1H), 7.96 - 8.05 (m, 2H), 7.54 -7.66 (m, 3H), 7.51 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.80 - 4.91(m, 1H), 4.01 - 4.10 (m, 1H), 4.00 (s, 1H), 3.50 (s, 2H), 2.84 - 2.92 (m, 2H),2.64 - 2.79 (m, 2H), 2.51 - 2.56 (m, 2H), 2.05 - 2.19 (m, 2H), 1.79 - 1.89 (m,2H), 1.67 - 1.79 (m, 2H), 1.59 - 1.67 (m, 4H), 1.18 - 1.31 (m, 2H), 1.10 (d, J =6.5 Hz, 6H), 1.02 (s, 6H)。
【0590】
(実施例145)
【0591】
【化307】
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(E)-3-クロロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ安息香酸を使用して合成した(収率21.4%)。MS m/z = 594.4 [M+H], calc 594.20 for C
33H
44ClN
5O
3。
【0592】
(実施例146)
【0593】
【化308】
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(E)-3-クロロ-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-クロロ-4-フルオロ安息香酸を使用して合成した(収率21.4%)。MS m/z = 612.3 [M+H], calc 612.19 for C
33H
43ClFN
5O
3。
【0594】
(実施例147)
【0595】
【化309】
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(E)-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、3-(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して合成した(収率16.1%)。MS m/z = 628.4 [M+H], calc 627.75 for C
34H
44F
3N
5O
3。
【0596】
(実施例148)
【0597】
【化310】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)安息香酸を使用して合成した(収率14.5%)。MS m/z = 646.4 [M+H], calc 645.74 for C
34H
43F
4N
5O
3。
【0598】
(実施例149)
【0599】
【化311】
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(E)-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、安息香酸を使用して合成した(収率22.3%)。MS m/z = 560.4 [M+H], calc 559.75 for C
33H
45N
5O
3。
【0600】
(実施例150)
【0601】
【化312】
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(E)-4-シアノ-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、4-シアノ-3-フルオロ安息香酸を使用して合成した(収率21.5%)。MS m/z = 603.4 [M+H], calc 602.75 for C
34H
43FN
6O
3。
【0602】
(実施例151)
【0603】
【化313】
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(E)-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-メトキシベンズアミド。表題化合物を、(E)-3,5-ジフルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、4-メトキシ安息香酸を使用して合成した(収率7.8%)。MS m/z = 590.2 [M+H], calc 589.77 for C
34H
47N
5O
4。
【0604】
(実施例152)
【0605】
【化314】
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(E)-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製と類似の方法を使用して合成した(収率39.5%)。MS m/z = 578.2 [M+H], calc 577.73 for C
33H
44FN
5O
3。
1HNMR(DMSO-d
6) δ ppm: 12.80 (br. s., 1H), 8.10 (d, J = 1.0 Hz, 1H),7.93 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.43 - 7.69 (m, J = 5.8 Hz, 4H), 7.29 - 7.39 (m, 1H),7.11 - 7.23 (m, 1H), 4.80 - 4.92 (m, 1H), 4.56 (s, 1H), 3.94 - 4.13 (m, 2H),3.44 - 3.58 (m, 2H), 2.81 - 2.96 (m, 2H), 2.64 - 2.80 (m, 2H), 2.51 - 2.56 (m,2H), 2.09 - 2.21 (m, 2H), 1.54 - 1.92 (m, 7H), 1.20 - 1.37 (m, 2H), 1.10 (d, J= 6.6 Hz, 6H), 1.02 (s, 6H)。
【0606】
(実施例153)
【0607】
【化315】
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4-フルオロ-N-(6-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1-(cis-4-((1-メチルエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)ベンズアミド
工程A:2-フルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)-1-ニトロベンゼン。3-フルオロ-4-ニトロフェノール(2.96g,18.81mmol)のDMF(18.81mL)中の溶液に、1-(クロロメチル)-4-メトキシベンゼン(2.55mL,18.81mmol)および炭酸カリウム(5.20g,37.6mmol)を添加した。この反応混合物を50℃で16時間撹拌した。この混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水で洗浄し、そしてその水層をEtOAc(25mL)で逆抽出した。合わせた有機層を1Mの水性NaOH(20mL)で洗浄し、次いでブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その黄色固体をエーテル(20mL)で粉砕し、そしてその固体を集め、エーテル(5mL)ですすいだ。表題化合物を黄色固体として得た(4.39g,収率84%)。
【0608】
工程B:cis-N-イソプロピル-4-(5-(4-メトキシベンジルオキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。2-フルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)-1-ニトロベンゼン(507mg,1.82mmol)、cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(404mg,1.82mmol)、DIPEA(0.70mL,4.02mmol)およびACN(3.6mL)の混合物を密封したチューブに入れ、そしてこのチューブを80℃で6時間加熱した。この混合物を冷却し、そしてエバポレートした。その残渣をDCM(15mL)で希釈し、水(2回)で洗浄し、次いでブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を、DCM中0%から10%のMeOHの直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を黄色固体として集めた(476mg,収率59%)。
【0609】
工程C:4-フルオロ-N-(4-フルオロベンゾイル)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。cis-N-イソプロピル-4-(5-(4-メトキシベンジルオキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(452mg,1.024mmol)のMeOH(5mL)中の溶液に、AcOH(0.293mL,5.12mmol)および亜鉛(669mg,10.24mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そしてエバポレートして、cis-4-(2-アミノ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを得た(400mg)。
【0610】
cis-4-(2-アミノ-5-(4-メトキシベンジルオキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(400mg,0.972mmol)のEtOH(4.8mL)中の溶液にシアン酸ブロミド(165mg,1.555mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で2時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣をDCM(約10mL)で希釈し、水、1Nの水性NaOH、およびブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてその溶媒を除去して、cis-4-(2-アミノ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを得た(424mg)。
【0611】
cis-4-(2-アミノ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(424mg,0.971mmol)および4-フルオロベンゾイルクロリド(0.172mL,1.457mmol)のDCM中の溶液に、TEA(0.271mL,1.943mmol)を添加し、そして得られた混合物を室温で10分間撹拌した。この混合物をエバポレートし、そしてその残渣をDCMで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を、DCM中0%から10%のMeOHの直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を黄褐色泡状物として得た(442mg,最大収率80%,モノアシル化生成物とビスアシル化生成物との混合物)。
【0612】
工程D:4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。4-フルオロ-N-(4-フルオロベンゾイル)-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド(442mg,0.649mmol,モノアシル化物質との混合物として)の、MeOH(3.2mL)およびジオキサン(3.2mL)中の溶液に、水酸化ナトリウムのフレーク(46.7mg,1.169mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をエバポレートし、そしてその残渣をDCMで希釈し、1Nの水性NaOH、ブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。その残渣を、ヘキサン中0%から50%のEtOAcの直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を白色固体として集めた(275mg,収率76%)。M/Z calc’d for C
32H
35FN
4O
4: 558.65; found 559 [M+H]。
【0613】
(実施例154)
【0614】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
4-フルオロ-N-(6-ヒドロキシ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド。4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド(232mg,0.415mmol)のDCMの溶液に、TFA(0.96mL,1.246mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で90分間撹拌した。さらなるTFA(0.96mL,1.246mmol)を添加し、そしてその混合物を室温でさらに1時間撹拌した。この混合物をDCMで希釈し、1Nの水性NaOHで洗浄し、そしてその水層をDCMで逆抽出した。その水層をpH8に調整し、そして淡緑色固体を集め、そして2mLの水ですすいだ。この固体をエーテルに溶解させ、そしてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。表題化合物を白色固体として得た(153mg,収率84%)。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.10(d, J=8 Hz, 6 H) 1.59 (m, 2 H) 1.65 - 1.82 (m, 2 H) 2.02 - 2.19 (m, 2 H) 2.46 -2.58 (m, 1 H) 2.62 - 2.79 (m, 2 H) 3.93 - 4.07 (m, 1 H) 4.70-4.85 (m, 1 H) 6.67(dd, J=8.61, 2.15 Hz, 1 H) 7.03 (d, J=2.05 Hz, 1 H) 7.14 - 7.28 (m, 2 H) 7.33(d, J=8.51 Hz, 1 H) 7.64 (d, J=7.82 Hz, 1 H) 8.16 - 8.38 (m, 2 H) 9.40 (s, 1 H)12.58 (s, 1 H). M/Zcalc’d for C
24H
27FN
4O
3: 438.50; found 439 [M+H]。
【0615】
(実施例155)
【0616】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 1-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)ピペリジン。3-フルオロ-4-ニトロフェノール(3.07g,19.54mmol)、1-(2-クロロエチル)ピペリジン塩酸塩(3.60g,19.54mmol)、炭酸セシウム(19.10g,58.6mmol)およびヨウ化カリウム(1.622g,9.77mmol)の混合物をDMF(19.54mL)と合わせ、そしてこの混合物を50℃で36時間加熱した。得られた混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(100mL)で洗浄し、そしてその水層をEtOAc(30mL)で抽出した。合わせた有機層を水(20mL×2)、1Nの水性NaOH、およびブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から5%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を黄色液体として単離した(662mg,収率13%)。
【0617】
工程B:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。1-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)ピペリジン(220mg,0.820mmol)およびcis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(190mg,0.861mmol)のACN(0.8mL)中の溶液に、DIPEA(0.301mL,1.722mmol)を添加した。この混合物を、密封したチューブ内で14時間、80℃に加熱し、次いでさらなるcis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(38mg,0.172mmol)およびDIPEA(0.100mL,0.574mmol)を添加した。得られた混合物をさらに24時間加熱した。この混合物をDCM(5mL)で希釈し、水/ブライン混合物、ブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを得た。
【0618】
cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(350mg,0.809mmol)のMeOH(4.0mL)中の溶液に、AcOH(0.463mL,8.09mmol)および亜鉛(423mg,6.47mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そしてエバポレートして、cis-4-(2-アミノ-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを得た。
【0619】
表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した手順と類似の手順を使用して調製した。その生成物をオフホワイトの固体として単離した(96mg,収率15%)。M/Zcalc’d for C
31H
40FN
5O
3 : 549.68;found 550 [M+H]。
【0620】
(実施例156)
【0621】
【化318】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.293mmol)および濃HCl(0.072mL,0.880mmol)のEtOH(3.0mL)中の溶液に、窒素下で、Pd/C(10重量%)(156mg,0.147mmol)およびギ酸アンモニウム(185mg,2.93mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で30分間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をDCM中10%のIPAで希釈し、そして1NのNaOHで洗浄し、次いで飽和水性NaHCO
3で洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてその溶媒を除去して、4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドをオフホワイトの固体として得た。
【0622】
表題化合物を、4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製と類似の手順を使用して調製し、オフホワイトの固体として単離した(8mg,収率1%)。M/Zcalc’d for C
23H
26FN
5O
2 : 423.48;found 424 [M+H]。
【0623】
(実施例157)
【0624】
【化319】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-メトキシ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。氷浴で冷却した、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(400mg,1.174mmol)のTHF(2.3mL)中の懸濁物に、ナトリウムメトキシド(MeOH中25重量%(0.859mL,3.76mmol))を添加した。この混合物を氷浴中で1分間撹拌した。その氷浴を外し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。この混合物を10%のIPA/DCM(5mL)で希釈し、そして飽和水性NaHCO
3(1mL)で洗浄した。層を分離し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そしてこの混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から5%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を黄色固体として集めた(289mg,73%)。
【0625】
工程B:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-N-イソプロピル-4-(2-メトキシ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(264mg,0.785mmol)のAcOH(1.5μmL)中の溶液に、鉄粉(219mg,3.92mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で5分間加熱した。この混合物を室温まで冷却し、10%のMeOH/DCMで希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そして濃縮した。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。cis-4-(5-アミノ-2-メトキシピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを赤色フィルムとして単離した(211mg)。
【0626】
cis-4-(5-アミノ-2-メトキシピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(211mg,0.689mmol)の1mLのTHF中の0℃の冷溶液に、イソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(250mg,1.377mmol)のTHF(3.4mL)中の懸濁物を添加した。得られた反応混合物を0℃で15分間撹拌した。氷浴を外し、そしてこの混合物を室温で15分間撹拌した。この混合物にEDC(396mg,2.066mmol)およびDIPEA(0.433mL,2.479mmol)を添加し、そしてこのフラスコを60℃で1時間加熱した。得られた混合物を室温まで冷却し、そしてその溶媒を除去した。その残渣をDCM中10%のIPAに溶解させ、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から5%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物をオフホワイトの固体として集めた。この固体を10%のIPA/EtOAcで分配し、そして1mL:2mLの飽和水性NH
4Cl/水、およびブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてその溶媒を除去して、表題化合物をオフホワイトの固体として得た(212mg,68%)。M/Zcalc’d for C
24H
28FN
5O
3 : 453.51;found 454 [M+H]。
【0627】
(実施例158)
【0628】
【化320】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピリジン-2-イルオキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。マイクロ波バイアルに、4-フルオロ-N-(6-ヒドロキシ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ベンズアミド(56mg,0.128mmol)、2-クロロピリジン(0.036mL,0.383mmol)、炭酸セシウム(166mg,0.511mmol)、およびNMP(0.6mL)を入れ、次いで160℃で6時間、マイクロ波中で照射した。この混合物をEtOAcで希釈し水で洗浄し、その水層をEtOAcで逆抽出し、そして合わせた有機物をブラインで洗浄した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。この混合物を、DCM中0%から10%のMeOHの直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。この物質を、ACN中0.1%のTFA/H
2O、勾配10%から90%を使用する逆相分取HPLCによりさらに精製した。この物質を飽和水性NaHCO
3と5%のIPA/DCMとの間で分配し、その有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。表題化合物をオフホワイトの固体として単離した(32mg,収率35%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 0.98 (d, J=8.00 Hz, 6H) 1.54 - 1.82 (m, 4 H) 2.01 - 2.14 (m, 2 H) 2.42 - 2.56 (m, 1 H) 2.56 - 2.77(m, 2 H) 3.75 - 3.93 (m, 1 H) 4.80-4.95 (m, 1 H) 6.97 (dd, J=8.56, 2.10 Hz, 1H) 6.95-7.10 (m, 1 H) 7.00-7.18 (m, 1 H) 7.20 - 7.29 (m, 2 H) 7.48 (d, J=2.05Hz, 1 H) 7.51 - 7.62 (m, 2 H) 7.80-7.90 (m, 1 H) 8.07 - 8.19 (m, 1 H) 8.27 - 8.38(m, 2 H) 12.81 (s, 1 H). M/Z calc’d for C
29H
30FN
5O
3: 515.58; found 516 [M+H]。
【0629】
(実施例159)
【0630】
【化321】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-(2-メトキシエトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。氷浴で冷却した、2-メトキシエタノール(0.296mL,3.76mmol)のTHF(2.3mL)中の溶液に、水素化ナトリウム(150mg,3.76mmol)を添加し、そしてこの混合物を20分間撹拌した。この混合物にcis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(400mg,1.174mmol)を添加し、そしてこのフラスコをこの氷浴から除き、そしてこの反応物を2時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてDCMで希釈し、水、飽和水性NaHCO
3で洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過した。この物質を、MeOH中1%のNH
4OHの、CH
2Cl
2中0%から5%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を黄色固体として集めた(273mg,収率61%)。
【0631】
工程B:cis-4-(5-アミノ-2-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-(2-メトキシエトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製において使用した手順と類似の手順を使用して調製した。
【0632】
工程C:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。氷浴で冷却した、cis-4-(5-アミノ-2-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(156mg,0.445mmol)のTHF(0.8mL)中の溶液に、イソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(161mg,0.890mmol)をTHF(2mL)中の溶液として添加した。この混合物を15分間撹拌し、次いで室温でさらに30分間撹拌した。DIPEA(0.194mL,1.113mmol)およびEDC(213mg,1.113mmol)を添加し、そしてこの混合物を60℃で1時間加熱した。この混合物をエバポレートし、そしてその残渣を5%のIPA/EtOAc(5mL)で溶解させ、1:1の水性NH
4Cl(飽和)/水[全体積1mL(2回)]、ブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から5%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を白色固体として集めた(110mg,収率50%)。M/Z calc’d for C
26H
32FN
5O
4: 497.56; found 498 [M+H]。
【0633】
(実施例160)
【0634】
【化322】
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(E)-N-(6-クロロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A: cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(400mg,1.174mmol)のMeOH(2.3mL)中の溶液に、SnCl
2(890mg,4.69mmol)を添加し、そしてこの混合物を還流しながら2時間撹拌した。この混合物をエバポレートし、そして10%のIPA/DCMと飽和NaHCO
3との間で分配した。その固体を、セライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過することにより除き、そしてその有機層を水、飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濾過した。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物を白色固体として集めた(160mg,収率44%)。
【0635】
工程B:(E)-N-(6-クロロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-((E)-2-(ベンゾイルイミノ)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製において使用した手順と類似の手順を使用して調製した。オフホワイトの固体として単離した(34mg,収率15%)。M/Zcalc’d for C
23H
25ClFN
5O
2 : 457.93;found 458 [M+H]。
【0636】
(実施例161)
【0637】
【化323】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-モルホリノエトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 4-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)モルホリン。表題化合物を、4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩を用いて、1-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)ピペリジンのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(4.37g,収率79%)。
【0638】
工程B:cis-N-イソプロピル-4-(5-(2-モルホリノエトキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、4-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)モルホリンから、cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(425mg,収率98%)。
【0639】
工程C:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-モルホリノエトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-N-イソプロピル-4-(5-(2-モルホリノエトキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)-シクロヘキサンカルボキサミド(425mg,0.978mmol)のAcOH(1.0mL)中の溶液に、鉄(273mg,4.89mmol)を添加し、そしてこの混合物を100℃で40分間加熱した。この混合物をMeOHで希釈し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をTHF(5mL)に溶解させ、そして亜鉛(512mg,7.82mmol)およびAcOH(0.560mμL,9.78mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、そして転換が完了したら、セライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過した。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。所望の化合物であるcis-4-(2-アミノ-5-(2-モルホリノエトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを赤色フィルムとして得た。
【0640】
表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-5-(2-モルホリノエトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。オフホワイトの固体として単離した(19mg,収率35%)。M/Zcalc’d for C
30H
38FN
5O
4 : 551.65;found 552 [M+H]。
【0641】
(実施例162)
【0642】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-ヒドロキシ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-メトキシ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(30mg,0.066mmol)およびヨウ化ナトリウム(69.4mg,0.463mmol)のACN(0.6mL)中の室温の懸濁物に、TMS-Cl(0.059mL,0.463mmol)および水(10μL)を添加し、そしてこの混合物を60℃に加熱した。2時間後および4時間後に、さらなるTMS-Cl(0.059mL,0.463mmol)を添加し、そしてこの混合物を60℃で、20時間の全反応時間にわたり撹拌した。この物質を、ACN中0.1%のTFA/H
2O、15分間にわたり10%から90%の勾配を使用する逆相分取HPLCにより精製した。合わせた画分を飽和水性NaHCO
3で遊離塩基化し、そして10%のIPA/DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。表題化合物を白色固体として得た(8mg,収率21%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.08 (d, J=8 Hz, 6 H)1.50-1.60 (m, 2 H) 1.62 - 1.82 (m, 2 H) 2.05-2.08 (m, 2 H) 2.49-2.51 (m, 1H)2.55 - 2.74 (m, 2 H) 3.97-4.02 (m, 1 H) 4.60-4.70 (m, 1 H) 6.38 (s, 1 H)7.20-7.30 (m, 2 H) 7.48-7.52 (m, 1 H) 7.64 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 8.29 (dd,J=8.22, 5.97 Hz, 2 H) 11.10 (br. s., 1 H) 12.26 (br. s., 1 H)。M/Zcalc’d for C
23H
26FN
5O
3: 439.48; found 440 [M+H]。
【0643】
(実施例163)
【0644】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-モルホリノエチルアミノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。ガラス製マイクロ波反応容器に、2-プロパノール中のcis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(200mg,0.587mmol)および2-モルホリノエタンアミン(0.092mL,0.704mmol)を入れた。1滴のHCl(エーテル中2N)を添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして175℃で2時間、マイクロ波中で照射した。さらなる2-モルホリノエタンアミン(0.030mL,0.24mmol)を添加し、そしてこの混合物をさらに20分間加熱した。この混合物をエバポレートし、そしてその残渣を10%のIPA/DCMで希釈し、水、ブラインで洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。中間体であるcis-N-イソプロピル-4-(2-(2-モルホリノエチルアミノ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色フィルムとして単離した(128mg)。
【0645】
ジアミンであるcis-4-(5-アミノ-2-(2-モルホリノエチルアミノ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、cis-N-イソプロピル-4-(2-(2-モルホリノエチルアミノ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製において使用した手順と類似の手順を使用して調製した(73mg)。
【0646】
表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-モルホリノエチルアミノ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。オフホワイトの固体として単離した(23mg,収率23%)。M/Zcalc’d for C
29H
38FN
7O
3 : 551.66;found 552 [M+H]。
【0647】
(実施例164)
【0648】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(6-(2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エトキシ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。中間体であるcis-4-(2-(2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エタノールから、cis-N-イソプロピル-4-(2-(2-メトキシエトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して、2工程で調製した(104mg)。
【0649】
ジアミンであるcis-4-(2-(2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エトキシ)-5-アミノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、cis-4-(2-(2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(104mg)。
【0650】
表題化合物を、cis-4-(2-(2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)エトキシ)-5-アミノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。オフホワイトの固体として単離した(62mg,収率43%,最終工程)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.08 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.57-1.62 (m,2 H) 1.69-1.73 (m, 2 H) 2.02 - 2.16 (m, 2 H) 2.50-2.51 (m, 1H) 2.57 - 2.79 (m,2 H) 3.92 - 4.02 (m, 1 H) 4.60-4.65 (m, 4 H) 4.70-4.80 (m, 1 H) 6.99 (s, 1 H)7.25 (dd, J=8.85, 8.85 Hz, 2 H) 7.65 (d, J=7.82 Hz, 1 H) 7.98 (s, 1 H) 8.22 (s,1 H) 8.28-8.36 (m, 2 H) 8.53 (s, 1 H) 12.70 (s, 1 H)。M/Zcalc’d for C
27H
31FN
8O
3: 534.59; found 535 [M+H]。
【0651】
(実施例165)
【0652】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(3-モルホリノプロポキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。中間体であるcis-N-イソプロピル-4-(2-(3-モルホリノプロポキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを、3-モルホリノプロパン-1-オールを用いて、cis-N-イソプロピル-4-(2-(2-メトキシエトキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の2工程手順を使用して調製した(200mg)。
【0653】
ジアミンであるcis-4-(5-アミノ-2-(3-モルホリノプロポキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、cis-N-イソプロピル-4-(2-(3-モルホリノプロポキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(130mg)。
【0654】
表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(3-モルホリノプロポキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して、1.3当量のイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイルを用いて調製した。オフホワイトの固体として単離した(98mg,収率104%)。M/Z calc’d for C
30H
39FN
6O
4: 566.67; found 567 [M+H]。
【0655】
(実施例166)
【0656】
【化328】
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(E)-4-フルオロ-N-(5-フルオロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-モルホリノエトキシ)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。中間体である4-(2-(2,5-ジフルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)モルホリンを、4-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩から、1-(2-(3-フルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)ピペリジンを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(900mg)。
【0657】
中間体であるcis-4-(4-フルオロ-5-(2-モルホリノエトキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、4-(2-(2,5-ジフルオロ-4-ニトロフェノキシ)エチル)モルホリンから、cis-N-イソプロピル-4-(5-(4-メトキシベンジルオキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(272mg)。
【0658】
ジアミンであるcis-4-(2-アミノ-4-フルオロ-5-(2-モルホリノエトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、cis-4-(4-フルオロ-5-(2-モルホリノエトキシ)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、4-(3-アミノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(161mg,収率81%)。
【0659】
表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-4-フルオロ-5-(2-モルホリノエトキシ)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。その生成物をオフホワイトの固体として単離した(161mg,収率81%)。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.08 (d, J=8 Hz, 6 H) 1.53 - 1.66(m, 2 H) 1.70-1.80 (m, 2 H) 2.00-2.08 (m, 2 H) 2.52 - 2.60 (m, 1 H) 2.70 - 2.91(m, 8 H) 3.49 - 3.70 (m, 4 H) 3.89 - 4.08 (m, 1 H) 4.27 (t, J=6.06 Hz, 2 H)4.93 (br. s., 1 H) 7.24 (dd, J=8.85, 8.85 Hz, 2 H) 7.38 (d, J=10.76 Hz, 1 H)7.77 (d, J=7.73 Hz, 2 H) 8.29 (dd, J=8.61, 5.97 Hz, 2 H) 12.73 (s, 1 H)。M/Zcalc’d for C
30H
37F
2N
5O
4: 569.64; found 570 [M+H]。
【0660】
(実施例167)
【0661】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
2-(4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチル
工程A: 2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチル。2-ブロモ酢酸tert-ブチル(7.38mL,49.9mmol)のTHF(10mL)中の加熱(40℃)溶液に、ピペリジン-4-オール(5.050g,49.9mmol)およびTEA(6.96mL,49.9mmol)のTHF(50mL)中の溶液を滴下により添加した。この混合物を2時間還流し、次いで室温まで冷却し、そしてセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣をEtOAc(50mL)で希釈し、水(50mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、そしてその有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。この物質を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。表題化合物をオフホワイトの固体として単離した(4.865g,収率45%)。
【0662】
工程B: 2-(4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチル。トルエン(1.2mL)中の2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチル(379mg,1.761mmol)、18-クラウン-6(233mg,0.880mmol)、および炭酸セシウム(574mg,1.761mmol)を入れた密封可能なチューブに、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(200mg,0.587mmol)を添加した。この混合物に窒素のブランケットを施し、そして密封し、そしてこの反応混合物を80℃で24時間加熱した。この混合物を1:2のトルエン/EtOAc(6mL)で希釈し、ブライン(5mL,2mL)で洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥させた。この混合物を、MeOH中1%のNH
4OHの、DCM中0%から10%の直線勾配を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。中間体であるcis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄褐色フィルムとして集めた(172mg)。
【0663】
ジアミンである2-(4-(5-アミノ-4-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシルアミノ)ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチルを、2-(4-(4-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシルアミノ)-5-ニトロピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチルから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(100mg)。
【0664】
表題化合物を、2-(4-(5-アミノ-4-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシルアミノ)ピリジン-2-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチルから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。オフホワイトの固体として単離した(124mg,収率79%,最終工程)。M/Zcalc’d for C
34H
45FN
6O
5 : 636.76;found 637 [M+H]。
【0665】
(実施例168)
【0666】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
2-(4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩。2-(4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-6-イルオキシ)ピペリジン-1-イル)酢酸tert-ブチル(81mg,0.127mmol)のジオキサン(1.2mL)中の溶液に、HCl(ジオキサン中4N)(0.127mL,0.509mmol)および2滴の濃HCl(0.010mL,0.127mmol)を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして約2mLのジオキサンで粉砕して、沈殿物を生成させた。このオフホワイトの固体を集めて、表題化合物を得た(70mg,収率89%)。M/Zcalc’d for C
30H
37FN
6O
5 : 580.28;found 581 [M+H]。
【0667】
(実施例169)
【0668】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(1-メチルピペリジン-4-イルオキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。中間体であるcis-N-イソプロピル-4-(2-(1-メチルピペリジン-4-イルオキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを、1-メチルピペリジン-4-オールから、cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(95mg)。
【0669】
ジアミンであるcis-4-(5-アミノ-2-(1-メチルピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを、cis-N-イソプロピル-4-(2-(1-メチルピペリジン-4-イルオキシ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(5-アミノ-2-クロロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを調製するために使用した手順と類似の手順を使用して調製した(95mg)。
【0670】
表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(1-メチルピペリジン-4-イルオキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-メトキシエトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドのために使用した手順と類似の手順を使用して調製した。その生成物をオフホワイトの固体として単離した(94mg,収率72%)。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6)δppm 1.10 (d, J=8H, 6 H) 1.48 -1.78 (m, 7 H) 1.84 - 2.03 (m, 2 H) 2.04-2.10 (m, 2 H) 2.13 - 2.34 (m, 5 H) 2.65(m, 4 H) 3.95-4.05 (m, 1 H) 4.65-4.80 (m, 1 H) 4.89 - 5.03 (m, 1 H) 6.96 (s, 1H) 7.26 (dd, J=8.75 Hz, 2 H) 7.68 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 8.23 (s, 1H) 8.31 (dd, J=8.56, 5.82 Hz, 2 H) 12.60 (br. s., 1 H)。M/Z calc’d for C
29H
37FN
6O
3: 536.64; found 537 [M+H]。
【0671】
(実施例170)
【0672】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸。cis-4-アミノ-1-シクロヘキサンカルボン酸(41.54g,290mmol)の1Nの水性NaOH(300mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ-tert-ブチル(76g,348mmol)のジオキサン(160mL)中の溶液を撹拌しながら添加した。この反応物を室温で24時間撹拌した。ヘキサン(400mL)を添加し、そしてこの反応物をさらに10分間撹拌した。その層を分離した後に、その水層を氷水浴中で冷却し、そして撹拌しながら6Nの水性HCl(50mL)を添加することにより、約5のpHに注意深く酸性化した。得られた白色固体を濾過により除き、そしてその濾液をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、そして濃縮した。その残渣を最小量の熱EtOAcに溶解させ、等量のヘキサンで希釈し、そして室温で静置した。その白色沈殿物を濾過により集め、最初に得られた沈殿物と合わせ、そして減圧中で乾燥させて、cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸を得た(87.0g,定量的収率)。
【0673】
工程B: cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル。cis-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(54.58g,224mmol)の乾燥DMF(200mL)中の溶液に、試薬等級の1,1'-カルボニルジイミダゾール(70g,432mmol)を撹拌しながら少しずつ添加した。CO
2の発生が止んだ後に、得られた溶液を室温で10分間撹拌した。この溶液を0℃まで冷却し、そしてイソプロピルアミン(38.5mL,449mmol)を撹拌しながら添加した。この反応物を0℃で10分間、そして室温で24時間撹拌した。この反応物を氷水浴中で撹拌しながら水(1L)でゆっくりと希釈し、次いで1時間熟成させた。その沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル-カルバミン酸tert-ブチルを白色固体として得た(39.11g,収率61%)。
【0674】
工程C: cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩。cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(39.11g,138mmol)のDCM(400mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(138mL,550mmol)および0.5mLの濃HClを添加した。この反応物を室温で一晩激しく撹拌した。多量の白色沈殿物がこのフラスコ内に形成されたので、これを減圧濾過により集め、DCMで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩を白色粉末として得た(31.08g,収率102%)。
【0675】
工程D: cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(7.09g,32.1mmol)およびDIPEA(15mL,88mmol)のACN(50mL)中の懸濁物に、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノール(5g,29.2mmol)を添加した。この反応物を80℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、シリカゲルプレカラムに装填し、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを橙色泡状物として得た(7.0g,収率71.4%)。MS, m/z (C
17H
25N
3O
4):calcd, 335.2; found, 336.0 [M+H]。
【0676】
工程E: (E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミド(2.0g,5.96mmol)のEtOH(25mL)中の溶液に、10%炭素担持パラジウム(0.635g,0.596mmol)を添加した。この反応物を水素雰囲気下(1atm)室温で撹拌した。3時間後、この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し、そして濃縮して、cis-4-(2-アミノ-5-(ヒドロキシメチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを褐色油状物として得た。
【0677】
このジアミンをTHF(30mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(1.296g,7.15mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いでEDC(1.714g,8.94mmol)およびDIPEA(1.561mL,8.94mmol)を添加した。この反応物を60℃で2時間、そして室温で16時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてDCMと水との間で分配した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルのプラグに吸着させた。残渣の生成物を、DCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを黄褐色粉末として得た(2.14g,収率79%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.76 (s, 1 H), 8.33 (dd, J =5.9, 8.7 Hz, 2 H), 7.62 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.49 (d, J = 7.8Hz, 1 H), 7.24 (dd, J = 8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.18, (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.20(t, J = 5.6 Hz, 1 H), 4.80 (brs, 1 H), 4.55 (s, 2 H), 4.00-4.08 (m, 1 H),2.72-2.82 (m, 2 H), 2.52 (brs, 1 H), 2.11-2.19 (m, 2 H), 1.68-1.78 (m, 2 H),1.61-1.63 (m, 2 H), 1.10 (d, J = 6.6 Hz, 6 H)。MS,m/z (C
25H
29FN
4O
3): calcd, 452.2;found, 452.7 [M+H]。
【0678】
(実施例171)
【0679】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃(氷浴)に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0680】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(200mg,1.396mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(77mg,収率60.3%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.75 (brs, 1 H), 8.32 (dd, J =6.0, 8.6 Hz, 2 H), 7.63 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.48 (d, J = 7.9Hz, 1 H), 7.24 (dd, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 2 H), 7.16, (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 4.84(brs, 1 H), 4.00-4.08 (m, 2 H), 3.51 (brs, 2 H), 2.90 (brs, 2 H), 2.65-2.80 (m,2 H), 2.53 (s, 1 H), 2.11-2.20 (m, 2 H), 1.78-1.90 (m, 2 H), 1.59-1.78 (m, 7H), 1.18-1.33 (m, 3 H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 1.02 (s, 6 H)。MS,m/z (C
33H
44FN
5O
3): calcd, 577.3;found, 578.1 [M+H]。
【0681】
(実施例172)
【0682】
【化334】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させそして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0683】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして1-(メチルスルホニル)ピペラジン(AstaTech,Inc.,Bristol,PA;363mg,2.21mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(74mg,収率55.9%)。MS, m/z (C
30H
39FN
6O
4S):calcd, 598.3; found, 598.8 [M+H]。
【0684】
(実施例173)
【0685】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび2-(ピペラジン-1-イル)エタノールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(30mg,収率24%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.11 (d, J=6.5 Hz, 6 H), 1.20 -1.32 (m, 1 H), 1.55 - 1.83 (m, 5 H), 2.09 - 2.21 (m, 2 H), 2.28 - 2.45 (m, 6H), 2.54 (br. s, 1 H), 2.64 - 2.82 (m, 2 H), 3.44 - 3.66 (m, 5 H), 3.96 - 4.12(m, 1 H), 4.38 (br. s., 1 H), 4.86 (br. s., 1 H), 7.14 (d, J=8.3 Hz, 1 H), 7.24(dd, J=8.4 Hz, 8.4 Hz, 2 H), 7.48 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.59 (br. s., 1 H), 7.64(d, J=7.2 Hz, 1 H), 8.32 (m, J=6.5 Hz, 2 H), 12.74 (br. s., 1 H)。MS,m/z (C
31H
41FN
6O
3): calcd, 564.3;found, 564.9 [M+H]。
【0686】
(実施例174)
【0687】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペラジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびピペラジンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(58mg,収率50%)。MS, m/z (C
29H
37FN
6O
2):calcd, 520.3; found, 521.1 [M+H]。
【0688】
(実施例175)
【0689】
【化337】
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(S)-1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピロリジン-2-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび(S)-ピロリジン-2-カルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(41mg,収率34%)。MS, m/z (C
30H
37FN
6O
3):calcd, 548.3; found, 549.0 [M+H]。
【0690】
(実施例176)
【0691】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
(R)-1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピロリジン-2-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび(R)-ピロリジン-2-カルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(47mg,収率39%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.11 (d, J=6.6 Hz, 6 H), 1.51 - 1.79 (m, 5 H), 2.07 - 2.19 (m, 2 H), 2.40(br. s., 4 H), 2.53 (br. s., 1 H), 2.60 - 2.79 (m, 2 H), 2.85 (br. s., 4 H),3.54 (s, 2 H), 3.96 - 4.10 (m, 1 H), 4.80 - 4.92 (m, 1 H), 7.14 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.25 (dd, J=8.8 Hz, 8.8 Hz, 2 H), 7.49 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.56 - 7.74 (m,2 H), 8.31 (dd, J=8.1, 6.1 Hz, 2 H)。MS, m/z (C
30H
37FN
6O
3):calcd, 548.3; found, 549.0 [M+H]。
【0692】
(実施例177)
【0693】
【化339】
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1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびピペリジン-4-カルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(57mg,収率46%)。MS, m/z (C
31H
39FN
6O
3):calcd, 562.3; found, 563.1 [M+H]。
【0694】
(実施例178)
【0695】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミノ)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(33mg,収率29%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.06 - 1.15 (m, 12 H), 1.23 - 1.28 (m, 2 H), 1.56 - 1.79 (m, 5 H), 2.09 -2.17 (m, 2 H), 2.45 (br. s., 1 H), 2.53 (br. s., 1 H), 2.72 - 2.87 (m, 2 H),3.87 (br. s., 2 H), 3.99 - 4.10 (m, 1 H), 4.86 (br. s, 1 H), 7.19 - 7.28 (m, 3H), 7.49 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.60 - 7.70 (m, 2 H), 8.32 (dd, J=8.6, 5.8 Hz, 2H), 12.75 (s, 1 H)。MS, m/z (C
29H
38FN
5O
3):calcd, 523.3; found, 524.1 [M+H]。
【0696】
(実施例179)
【0697】
【化341】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((3-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド2,2,2-トリフルオロアセテート。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびピペラジン-2-オンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(72mg,収率50%)。MS, m/z (C
29H
35FN
6O
3.C
2HF
3O
2):calcd, 534.3; found, 535.4 [M+H]。
【0698】
(実施例180)
【0699】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-3-カルボキサミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびピペリジン-3-カルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(6mg,収率4%)。MS, m/z (C
31H
39FN
6O
3):calcd, 562.3; found, 563.1 [M+H]。
【0700】
(実施例181)
【0701】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
1-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)ピペリジン-4-スルホン酸。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびピペリジン-4-スルホン酸から、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(24mg,収率18%)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
5S):calcd, 599.3; found, 599.7 [M+H]。
【0702】
(実施例182)
【0703】
【化344】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(モルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびモルホリノ(ピペリジン-4-イル)メタノン塩酸塩から、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、50℃の反応温度を4時間用いて調製した。表題化合物を白色粉末として単離した(49mg,収率35.0%)。MS, m/z (C
35H
45FN
6O
4):calcd, 632.4; found, 633.0 [M+H]。
【0704】
(実施例183)
【0705】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび4-メチルピペリジン-4-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した。表題化合物を白色粉末として単離した(37mg,収率30%)。MS, m/z (C
31H
40FN
5O
3):calcd, 549.3; found, 549.9 [M+H]。
【0706】
(実施例184)
【0707】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-(((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。30分間後、その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0708】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして(S)-2-(ピロリジン-2-イル)プロパン-2-オール塩酸塩(183mg,1.105mmol)および水素化ナトリウム(鉱油中60%の分散物,44mg,1.105mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(6-(((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを紫色粉末として得た(44mg,収率35.3%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.09 (dd, J=6.6, 1.6 Hz, 6 H), 1.14 (s, 6 H), 1.55 - 1.81 (m, 8 H),2.04 - 2.11 (m, 2 H), 2.19 - 2.28 (m, 1 H), 2.54 (br. s, 1 H), 2.62 - 2.68 (m,1 H), 2.76 - 2.90 (m, 3 H), 3.51 (d, J=14.4 Hz, 1 H), 3.98 - 4.09 (m, 1 H),4.14 (s, 1 H), 4.36 (d, J=13.3 Hz, 1 H), 4.86 - 4.96 (m, 1 H), 7.18 (d, J=8.0Hz, 1 H), 7.22 - 7.29 (m, 2 H), 7.46 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.70 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.79 (s, 1 H), 8.30 (dd, J=8.9, 5.9 Hz, 2 H), 12.71 (s, 1 H)。MS,m/z (C
32H
42FN
5O
3): calcd, 563.3;found, 564.0 [M+H]。
【0709】
(実施例185)
【0710】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 4-(2-メトキシ-2-オキソエチル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル。ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(0.5g,2.270mmol)およびTEA(0.949mL,6.81mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、2-ブロモ酢酸メチル(0.230mL,2.497mmol)を滴下により添加した。この反応物を65℃で撹拌した。1時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をEtOAcと飽和水性NaHCO
3との間で分配した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、4-(2-メトキシ-2-オキソエチル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジルを透明な油状物として得た(0.61g,収率92%)。
【0711】
工程B: 4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル。4-(2-メトキシ-2-オキソエチル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(0.61g,2.087mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、0℃で、メチルマグネシウムヨージド(2.087mL,6.26mmol)を滴下により添加した。この反応物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで35℃で3時間、そして周囲温度で一晩撹拌した。この反応を飽和水性塩化アンモニウムでクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジルを黄色油状物として得た(0.54g,収率89%)。MS,m/z (C
16H
24N
2O
3): calcd, 292.2;found, 293.1 [M+H]。
【0712】
工程C: 2-メチル-1-(ピペラジン-1-イル)プロパン-2-オール二塩酸塩。4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(0.54g,1.847mmol)のEtOH(10mL)の溶液に、10%炭素担持パラジウム(0.1g,0.094mmol)を添加した。この反応物を水素雰囲気下で一晩撹拌した。16時間後、この反応物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過した(MeOHおよびDCMですすいだ)。その濾液を濃縮して透明な油状物にし、この油状物をEtOAcで希釈し、そして4NのHCl/ジオキサン(0.5mL;2mmol)を滴下により添加した。その白色沈殿物を減圧濾過により集め、ジエチルエーテルで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、2-メチル-1-(ピペラジン-1-イル)プロパン-2-オールを塩酸塩を褐色粉末として得た(0.31g,収率86%)。
【0713】
工程D: (E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させそして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0714】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-メチル-1-(ピペラジン-1-イル)プロパン-2-オール二塩酸塩(153mg,0.663mmol)およびTEA(0.25mL,1.77mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間、次いで50℃で4時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてその残渣を2mLのMeOHに再溶解させた。その残渣物質を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その生成物を、DCM中0%〜100%の(90:9:1)DCM/MeOH/NH
4OHで溶出するカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの粉末として得た(26mg,収率19.9%)。MS, m/z (C
33H
45FN
6O
3):calcd, 592.3; found, 593.0 [M+H]。
【0715】
(実施例186)
【0716】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-6-((4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 4-(2,2,2-トリフルオロ-1-(トリメチルシリルオキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。4-ホルミルピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(AstaTech Inc.,Bristol,PA;1g,4.69mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、0℃で、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(0.832mL,5.63mmol)およびTBAF(THF中1Mの溶液を1滴)を添加した。この反応物を室温まで温め、そして2時間撹拌した。この反応物をジエチルエーテルで希釈し、そして1Nの水性HClおよびブラインで洗浄した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、4-(2,2,2-トリフルオロ-1-(トリメチルシリルオキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物として得、これは静置すると結晶化した(1.62g,収率97%)。
【0717】
工程B: 2,2,2-トリフルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)エタノール塩酸塩。4-(2,2,2-トリフルオロ-1-(トリメチルシリルオキシ)エチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.6g,4.50mmol)の、DCM(9mL)およびMeOH(1mL)中の溶液に、エーテル中2MのHCl(11.25mL,22.51mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。形成された沈殿物を減圧濾過により集め、ジエチルエーテルで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、2,2,2-トリフルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)エタノール塩酸塩を白色粉末として得た(0.83g,収率84%)。
【0718】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-6-((4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。30分後、その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0719】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2,2,2-トリフルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)エタノール塩酸塩(146mg,0.663mmol)およびDBU(0.133mL,0.884mmol)を添加した。この反応物を室温で48時間撹拌し、次いでこの反応物を濃縮し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-6-((4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(56mg,収率41.0%)。MS, m/z (C
32H
39F
4N
5O
3):calcd, 617.3; found, 618.0 [M+H]。
【0720】
(実施例187)
【0721】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
N,N-ジエチル-N-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)エタンアミニウムクロリド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。30分後、その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0722】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2,2,2-トリフルオロ-1-(ピペリジン-4-イル)エタノール塩酸塩(146mg,0.663mmol)およびTEA(0.154mL,1.105mmol)を添加した。この反応物を室温で48時間、続いて50℃で4時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、N,N-ジエチル-N-(((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-3-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)メチル)エタンアミニウムクロリドをオフホワイトの粉末として得た(76mg,収率60.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.10 (d, J=6.7 Hz, 6 H), 1.36 (t, J=7.1 Hz, 9 H), 1.59 - 1.83 (m, 4 H),2.01 - 2.09 (m, 2 H), 2.56 (br. s, 1 H), 2.71 - 2.89 (m, 2 H), 3.22 (q, J=7.2Hz, 6 H), 3.92 - 4.02 (m, 1 H), 4.54 (s, 2 H), 4.86 - 5.04 (m, 1 H), 7.27 (dd,J=8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.36 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.64 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.78(d, J=7.7 Hz, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 8.32 (dd, J=8.9, 5.8 Hz, 2 H), 12.94 (s, 1H)。MS, m/z (C
31H
43FN
5O
2.Cl):calcd, 536.3; found, 536.1 [M+H]。
【0723】
(実施例188)
【0724】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチル。アゼチジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-メチル(900mg,4.18mmol)のTHF(25mL)中の溶液に、0℃で、エーテル中3Mのメチルマグネシウムヨージド(4.18mL,12.54mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応を飽和水性塩化アンモニウムでクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そして20%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH
4OH)/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物として得た(867mg,収率96%)。
【0725】
工程B: 2-(アゼチジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩。3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.87g,4.04mmol)のDCM(15mL)の溶液に、0℃で、ジオキサン中4MのHCl(8.08mL,16.16mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして減圧中で乾燥させて、2-(アゼチジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩を褐色固体として得た(0.44g,収率71.8%)。
【0726】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣をDMF(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-(アゼチジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩(101mg,0.663mmol)およびDBU(0.10mL,0.663mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後に、この反応混合物を濃縮し、そしてACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)アゼチジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)を白色粉末のベンズアミドとして得た(26mg,収率21.4%)。MS, m/z (C
31H
40FN
5O
3):calcd, 549.3; found, 549.9 [M+H]。
【0727】
(実施例189)
【0728】
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル3-メチル(0.98g,4.27mmol)のジエチルエーテル(5mL)中の溶液に、0℃で、エーテル中3Mのメチルマグネシウムヨージド(4.27mL,12.82mmol)を滴下により添加した。多量の沈殿物が形成されたので、THF(5mL)を添加して、溶解度を改善した。この反応物を室温で10分間撹拌し、次いで還流しながら3時間、そして室温で16時間撹拌した。この反応を飽和水性塩化アンモニウムでクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを黄色油状物として得た(0.69g,収率70.4%)。
【0729】
工程B: 2-(ピロリジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩。3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.69g,3.01mmol)の、DCM(15mL)およびEtOAc(5mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(3.01mL,12.04mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌し、次いで濃縮して、2-(ピロリジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩を黄色油状物として得た(0.51g,収率102%)。
【0730】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-(ピロリジン-3-イル)プロパン-2-オール塩酸塩(110mg,0.663mmol)およびTEA(0.154mL,1.105mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間、続いて50℃で4時間、そして80℃で6時間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、DBU(0.17mL,1.105mmol)を添加し、そしてこの反応物を40℃で一晩撹拌した。この反応物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そして0%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH
4OH)/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを淡黄色粉末として得た(65mg,収率52.2%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.03 (s, 6 H), 1.11 (d, J=6.7 Hz, 6 H), 1.54 - 1.79 (m, 7 H), 2.09 - 2.19(m, 3 H), 2.36 (br. s., 2 H), 2.52 (br. s., 1 H), 2.59 (br. s., 1 H), 2.69 -2.84 (m, 2 H), 3.55 (br. s., 1 H), 3.68 (br. s., 1 H), 3.99 - 4.10 (m, 2 H),4.83 (br. s., 1 H), 7.14 - 7.19 (m, 1 H), 7.24 (dd, J=8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H),7.48 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.55 - 7.66 (m, 2 H), 8.32 (dd, J=8.7, 6.0 Hz, 2 H),12.74 (br. s., 1 H)。MS, m/z (C
32H
42FN
5O
3):calcd, 563.3; found, 564.0 [M+H]。
【0731】
(実施例190)
【0732】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル。4-ホルミルピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1g,4.69mmol)のDCM(25mL)中の溶液に、2,2,2-トリフルオロエタンアミン(0.464g,4.69mmol)およびAcOH(0.05mL)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌し、次いでナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.292g,6.10mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で16時間撹拌した。この反応物をDCMおよび飽和水性NaHCO
3で希釈した。その水層を、1Nの水性NaOHで約10のpHに調整し、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを無色油状物として得た(1.49g,収率107%)。
【0733】
工程B: 2,2,2-トリフルオロ-N-(ピペリジン-4-イルメチル)エタンアミン二塩酸塩。4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.49g,5.03mmol)のDCM(25mL)中の溶液に、ジオキサン中4NのHCl(5.03mL,20.11mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。16時間後、その白色沈殿物を減圧濾過により集め、ジエチルエーテルで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、2,2,2-トリフルオロ-N-(ピペリジン-4-イルメチル)エタンアミン二塩酸塩を白色粉末として得た(1.07g,3.98mmol,収率79%)。
【0734】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。
【0735】
その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2,2,2-トリフルオロ-N-(ピペリジン-4-イルメチル)エタンアミン二塩酸塩(178mg,0.663mmol)およびDBU(0.233mL,1.547mmol)を添加した。この反応物を室温で3日間撹拌し、次いでこの反応物を濃縮し、そしてその残渣物質を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から75%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-((2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)メチル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(35mg,収率25.1%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.11 (d, J=1.0 Hz, 6 H), 1.16 - 1.27 (m, 2 H), 1.33 (br. s., 1 H), 1.56 -1.77 (m, 6 H), 1.91 (br. s., 2 H), 2.05 - 2.33 (m, 4 H), 2.53 (br. s., 1 H),2.65 - 2.93 (m, 4 H), 3.09 - 3.24 (m, 3 H), 3.52 (br. s., 2 H), 3.94 - 4.16 (m,1 H), 4.86 (br. s., 1 H), 7.14 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.24 (t, J=8.8 Hz, 2 H),7.48 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.56 - 7.65 (m, 2 H), 8.31 (dd, J=8.3, 6.2 Hz, 2 H),12.73 (br. s., 1 H)。MS, m/z (C
33H
42F
4N
6O
2):calcd, 630.3; found, 631.2 [M+H]。
【0736】
(実施例191)
【0737】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(6-((4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を2mLのDMSO中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして4,4-ジフルオロピペリジン塩酸塩(348mg,2.210mmol)およびTEA(0.308mL,2.210mmol)を添加した。この反応物を0℃で30分間、次いで室温で16時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、AC中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-N-(6-((4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを白色粉末として得た(71mg,収率57.8%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.11 (s, 6 H), 1.54 - 1.83 (m, 5 H), 1.94 - 2.18 (m, 7 H), 2.53 (br. s., 3H), 2.67 - 2.86 (m, 2 H), 3.64 (s, 2 H), 3.94 - 4.09 (m, 1 H), 4.91 (br. s., 1H), 7.13 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 7.25 (dd, J=8.8 Hz, 8.8 Hz, 2 H), 7.49 (d, J=8.1Hz, 1 H), 7.60 - 7.82 (m, 2 H), 8.20 - 8.43 (m, 2 H), 12.75 (br. s., 1 H)。MS,m/z (C
30H
36F
3N
5O
2):calcd, 555.3; found, 555.9 [M+H]。
【0738】
(実施例192)
【0739】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メトキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そしてナトリウムメトキシド(478mg,2.210mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。その溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、そしてその残渣を水とDCMとの間で分配した。その水層を濃HClで中和し(pH約8)、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜10%のMeOHで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メトキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(45mg,収率43.6%)。MS, m/z (C
26H
31FN
4O
3):calcd, 466.2; found, 466.8 [M+H]。
【0740】
(実施例193)
【0741】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
N-((2E)-6-((1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)メチル)-1-(cis-4-((1-メチルエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよびチオモルホリン-1,1-ジオキシドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(67mg,収率53%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.75 (s, 1 H), 8.31 (dd, J =6.2, 8.7 Hz, 2 H), 7.80 (s, 1 H), 7.68 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.49 (d, J = 8.2Hz, 1 H), 7.25 (dd, J = 8.6 Hz, 8.6 Hz, 2 H), 7.13, (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 4.86- 4.97 (m, 1 H), 4.00-4.07 (m, 1 H), 3.76 (s, 2 H), 3.22 (brs, 4 H), 2.92 (brs,4 H), 2.75-2.84 (m, 2 H), 2.54 (brs, 1 H), 2.05 - 2.14 (m, 2 H), 1.69-1.79 (m,2 H), 1.59-1.65 (m, 2 H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 6 H)。MS,m/z (C
29H
36FN
5O
4S): calcd, 569.3;found, 569.7 [M+H]。
【0742】
(実施例194)
【0743】
【化356】
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(E)-N-(6-((1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣を減圧中で5分間乾燥させた。その残渣をACN(2mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして1H-1,2,4-トリアゾール(153mg,2.210mmol)、炭酸カリウム(305mg,2.210mmol)、およびヨウ化ナトリウム(33.1mg,0.221mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。16時間後、その溶媒を除去し、そしてその残渣を水とDCMとの間で分配した。その水層を2Nの水性HClで中和し(pH約8)そしてDCMで抽出した。合わせた有機層を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜10%のMeOHで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-N-(6-((1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを得た(35mg,収率31%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.80 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H),8.33 (dd, J = 6.0, 8.6 Hz, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 7.67 (d, J = 7.6Hz, 1 H), 7.50 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.24 (dd, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 2 H), 7.15,(d, J = 8.2 Hz, 1 H), 5.45 (s, 2 H), 4.78 (brs, 1 H), 4.02-4.14 (m, 1 H), 2.74-2.85(m, 2 H), 2.54 (brs, 1 H), 2.10-2.13 (d, J = 12.8 Hz, 2 H), 1.69-1.76 (m, 2 H),1.59-1.62 (m, 2 H), 1.11 (d, J = 6.6 Hz, 6 H)。MS,m/z (C
27H
30FN
7O
2): calcd, 503.2;found, 503.7 [M+H]。
【0744】
(実施例195)
【0745】
【化357】
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(E)-N-(6-((4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(6-((1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを調製するための方法から単離した(17mg,収率15%)。MS, m/z (C
27H
30FN
7O
2):calcd, 503.2; found, 503.7 [M+H]。
【0746】
(実施例196)
【0747】
【化358】
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(E)-N-(6-((3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(2.5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣を減圧中で5分間乾燥させた。その残渣をACN(1mL)中に再懸濁させ、そして0℃まで冷却した。3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩(317mg,2.210mmol)および水素化ナトリウム(88mg,2.210mmol)のACN(1mL)中の懸濁物を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣を2mLのMeOHに再溶解させた。その残渣物質を、ACN中0.1%のTFA/水(15%から90%の勾配)を使用する逆相分取HPLCにより精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-N-(6-((3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを白色粉末として得た(59mg,収率49.3%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.77 (s, 1 H), 8.32 (s, 2 H),7.63 (brs, 2 H), 7.50 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.24 (brs, 2 H), 7.15, (d, J = 8.0Hz, 1 H), 4.87 (brs, 1 H), 4.02-4.05 (m, 1 H), 3.69 (s, 2 H), 2.89 (t, J = 13.1Hz, 2 H), 2.71-2.77 (m, 4 H), 2.53 (brs, 1 H), 2.27 (m, 2 H), 2.12-2.15 (m, 2H), 1.62-1.73 (m, 4 H), 1.10 (d, J = 5.6 Hz, 6 H)。MS,m/z (C
29H
34F
3N
5O
2):calcd, 541.3; found, 541.8 [M+H]。
【0748】
(実施例197)
【0749】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(6-((1H-ピラゾール-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび1H-ピラゾールから、(E)-N-(6-((3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(23mg,収率21%)。MS, m/z (C
28H
31FN
6O
2):calcd, 502.2; found, 502.8 [M+H]。
【0750】
(実施例198)
【0751】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((2-メトキシエトキシ)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび2-メトキシエタノールから、(E)-N-(6-((3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(14mg,収率12%)。MS, m/z (C
28H
35FN
4O
4):calcd, 510.2; found, 510.9 [M+H]。
【0752】
(実施例199)
【0753】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルおよびモルホリンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(2.34g,定量的収率)。MS,m/z (C
27H
31FN
4O
4): calcd, 494.2;found, 495.0 [M+H]。
【0754】
工程B: cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(2.3g,4.65mmol)のMeOH(46.5mL)中の懸濁物に、1Nの水性水酸化ナトリウム(46.5mL,46.5mmol)を添加した。この懸濁物を室温で一晩撹拌した。得られた溶液を濃縮し、2Nの水性HClで約4のpHに調整し、そしてDCMで抽出した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸を白色粉末として得た(2.29g,収率102%)。MS,m/z (C
26H
29FN
4O
4): calcd, 480.2;found, 480.2 (M)。
【0755】
工程C: cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリド。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(0.5g,1.041mmol)のDCM(10.41mL)中の0℃の懸濁物に、塩化チオニル(0.380mL,5.20mmol)を添加した。この懸濁物を0℃で30分間撹拌した。この反応物を濃縮し、ACN(5mL)中に再懸濁させ、そして再度濃縮して、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリド(0.50g,収率96%)を白色粉末として得た。
【0756】
工程D: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリド(50mg,0.100mmol)のTHF(1mL)中の0℃の懸濁物に、2-アミノ-2-メチルプロパン-1-オール(17.8mg,0.401mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を、ACN中0.1%のNH
4OH/水を使用する逆相分取HPLCにより精製した。その生成物の画分を合わせ、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(8.5mg,収率15.4%)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
4):calcd, 551.3; found, 552.4 [M+H]。
【0757】
(実施例200)
【0758】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-((R)-1-ヒドロキシプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよび(R)-2-アミノプロパン-1-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(26.5mg,収率49%)。MS,m/z (C
29H
36FN
5O
4): calcd, 537.3;found, 538.4 [M+H]。
【0759】
(実施例201)
【0760】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(2-ヒドロキシエチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよび2-アミノエタノールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(25.3mg,収率48%)。MS,m/z (C
28H
34FN
5O
4): calcd, 523.3;found, 524.3 [M+H]。
【0761】
(実施例202)
【0762】
【化364】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(モルホリン-4-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよびモルホリンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(7.4mg,収率13%)。MS,m/z (C
30H
36FN
5O
4): calcd, 549.3; found, 550.4 [M+H]。
【0763】
(実施例203)
【0764】
【化365】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよび1-メチルピペラジンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(15.2mg,収率27%)。MS,m/z (C
31H
39FN
6O
3): calcd, 562.3;found, 563.4 [M+H]。
【0765】
(実施例204)
【0766】
【化366】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-(モルホリノメチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよびピペラジンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(3.8mg,収率7%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.63 (d, J=11.5 Hz, 2 H), 1.73 - 1.84 (m, 2 H), 1.95 - 2.03 (m, 2 H), 2.39(br. s., 4 H), 2.73 (br. s., 4 H), 2.79 - 2.94 (m, 2 H), 3.03 (br. s., 1 H),3.46 (br. s., 2 H), 3.51 - 3.65 (m, 9 H), 4.83 (br. s., 1 H), 7.15 (d, J=8.2Hz, 1 H), 7.24 (dd, J=8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.48 (d, J=8.1 Hz, 1 H), 7.68 (s, 1H), 8.33 (dd, J=8.6, 5.8 Hz, 2 H)。MS, m/z (C
30H
37FN
6O
3):calcd, 548.3; found, 549.4 [M+H]。
【0767】
(実施例205)
【0768】
【化367】
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(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよびMeOH中1Mのアンモニアから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(19.5mg,収率40%)。MS,m/z (C
26H
30FN
5O
3): calcd, 479.2;found, 480.2 [M+H]。
【0769】
(実施例206)
【0770】
【化368】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよび1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(26.4mg,収率48%)。MS,m/z (C
30H
38FN
5O
4): calcd, 551.3;found, 552.4 [M+H]。
【0771】
(実施例207)
【0772】
【化369】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(ヒドロキシカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよびヒドロキシルアミンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(12.5mg,収率25%)。MS,m/z (C
26H
30FN
5O
4): calcd, 495.2;found, 496.2 [M+H]。
【0773】
(実施例208)
【0774】
【化370】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(メトキシカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(モルホリノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニルクロリドおよびO-メチルヒドロキシルアミンから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(モルホリノメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(27.4mg,収率54%)。MS,m/z (C
27H
32FN
5O
4): calcd, 509.2;found, 510.2 [M+H]。
【0775】
(実施例209)
【0776】
【化371】
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cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル。0℃に冷却した、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(1g,2.350mmol)のDCM(25mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.858mL,11.75mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。30分後、その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(5mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣をACN(15mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(1.010g,7.05mmol)およびTEA(0.655mL,4.70mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてEtOAcと水との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣の生成物を、0%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH
4OH)/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルを白色粉末として得た(1.05g,収率81%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.03 (s, 6 H), 1.09 - 1.35 (m, 3 H), 1.56 - 1.91 (m, 8 H), 2.21 - 2.29 (m,2 H), 2.53 - 2.64 (m, 2 H), 2.77 - 2.95 (m, 3 H), 3.50 (s, 2 H), 3.77 (s, 3 H),3.99 (s, 1 H), 4.74 (br. s., 1 H), 7.14 (d, J=6.9 Hz, 1 H), 7.26 (dd, J=8.8 Hz,8.8 Hz, 2 H), 7.37 - 7.58 (m, 2 H), 8.26 (dd, J=8.7, 5.9 Hz, 2 H), 12.77 (s, 1H)。MS, m/z (C
31H
39FN
4O
4):calcd, 550.3; found, 551.1 [M+H]。
【0777】
(実施例210)
【0778】
【化372】
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cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチル(1.05g,1.907mmol)のMeOH(20mL)中の溶液に、1Nの水性NaOH(19.07mL,19.07mmol)を添加した。この溶液を室温で一晩撹拌した。2日後、この反応溶液を濃縮し、そのpHを、2Nの水性HClを用いて4に調整し、そしてこの混合物を9:1のDCM/2-プロパノールで抽出した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(1.01g,1.882mmol,収率99%)を白色粉末として得た。MS, m/z (C
30H
37FN
4O
4): calcd, 536.3; found, 537.0 [M+H]。
【0779】
(実施例211)
【0780】
【化373】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸(100mg,0.186mmol)のDMF(3mL)中の懸濁物に、HATU(74.4mg,0.196mmol)およびDIPEA(0.036mL,0.205mmol)を添加した。この懸濁物を室温で15分間撹拌した。ピペラジン(161mg,1.863mmol)のDMF(1mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣をHPLC(15%〜90%のACN/0.1%のTFA)により精製した。生成物の画分を合わせ、飽和水性NaHCO
3で中和し、そしてEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(67mg,収率59.5%)。MS, m/z (C
34H
45FN
6O
3):calcd, 604.3; found, 605.1 [M+H]。
【0781】
(実施例212)
【0782】
【化374】
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(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸およびジオキサン中0.5Mのアンモニアから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(68mg,収率68%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.03 (s, 6 H), 1.20 - 1.35 (m, 3 H), 1.55 - 1.78 (m, 6 H), 1.78 - 1.90 (m,2 H), 2.16 - 2.24 (m, 2 H), 2.55 (br. s., 1 H), 2.71 - 2.94 (m, 4 H), 3.50 (br.s., 2 H), 4.01 (s, 1 H), 4.76 (br. s., 1 H), 6.91 (br. s., 1 H), 7.16 (d, J=7.6Hz, 1 H), 7.29 (dd, J=8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.35 (s, 1 H), 7.48 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.55 (s, 1 H), 8.29 (dd, J=8.7, 6.1 Hz, 2 H), 12.73 (br. s., 1 H)。MS,m/z (C
30H
38FN
5O
3): calcd, 535.3;found, 536.1 [M+H]。
【0783】
(実施例213)
【0784】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(メトキシカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸およびO-メチルヒドロキシルアミン塩酸塩から、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(76mg,収率72%)。MS, m/z (C
31H
40FN
5O
4):calcd, 565.3; found, 566.1 [M+H]。
【0785】
(実施例214)
【0786】
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸および2-アミノ-2-メチルプロパン-1-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(76mg,収率72%)。MS, m/z (C
34H
46FN
5O
4):calcd, 607.3; found, 608.1 [M+H]。
【0787】
(実施例215)
【0788】
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(tert-ブチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸および2-メチルプロパン-2-アミンから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(88mg,収率80%)。MS, m/z (C
34H
46FN
5O
3):calcd, 591.4; found, 592.1 [M+H]。
【0789】
(実施例216)
【0790】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペリジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸およびピペリジンから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(80mg,収率71%)。MS, m/z (C
35H
46FN
5O
3):calcd, 603.4; found, 604.1 [M+H]。
【0791】
(実施例217)
【0792】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボニル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド二塩酸塩
工程A: 8-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボン酸tert-ブチル。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸および3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボン酸tert-ブチルから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-(ピペラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(70mg,収率51%)。MS, m/z (C
41H
55FN
6O
5):calcd, 730.4; found, 731.1 [M+H]。
【0793】
工程B: (E)-N-(1-(cis-4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボニル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド二塩酸塩。8-(cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボニル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-カルボン酸tert-ブチル(70mg,0.096mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(0.120mL,0.479mmol)を添加した。この懸濁物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応物を濃縮して、(E)-N-(1-(cis-4-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボニル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド二塩酸塩を白色粉末として得た(68mg,収率101%)。MS, m/z (C
36H
47FN
6O
3.2HCl):calcd, 630.4; found, 631.2 [M+H]。
【0794】
(実施例218)
【0795】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-4-(5-クロロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミド。cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(2.5g,11.33mmol)およびDIPEA(5.93mL,34.0mmol)のACN(25.2mL)中の溶液に、4-クロロ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(1.988g,11.33mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を濃縮すると、多量の黄色結晶がこのフラスコ中に形成された。これらの結晶を減圧濾過により集め、エーテルで洗浄し、そして減圧中で乾燥させて、2.5gのきれいな生成物を得た。その濾液を濃縮し、そしてその残渣を、DCM中0%〜50%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、さらに0.84gの生成物を黄色粉末として得、これを上記結晶と合わせて、cis-4-(5-クロロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミドを得た(3.33g,収率87%)。
【0796】
工程B: cis-N-イソプロピル-4-(5-モルホリノ-2-ニトロフェニルアミノ)-シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-クロロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(300mg,0.883mmol)のモルホリン(2mL,22.93mmol)中の懸濁物を、マイクロ波反応器内で150℃で1時間照射した。この反応混合物を水とDCMとの間で分配した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物にした。その残渣を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(5-モルホリノ-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色粉末として得た(0.38g,収率110%)。MS,m/z (C
20H
30N
4O
4): calcd, 390.2;found, 390.9 [M+H]。
【0797】
工程C: cis-4-(2-アミノ-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-N-イソプロピル-4-(5-モルホリノ-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(380mg,0.973mmol)のEtOH(10mL)中の懸濁物に、ギ酸アンモニウム(614mg,9.73mmol)および10%炭素担持パラジウム(104mg,0.097mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。1時間後、この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し、濃縮し、DCMで希釈し、そして水およびブラインで洗浄した。その残渣を濃縮し、そしてさらに精製せずに次の反応で使用した。
【0798】
このcis-4-(2-アミノ-5-モルホリノフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(315mg,0.874mmol)をEtOH(5mL)に溶解させ、そしてブロモシアン(139mg,1.311mmol)を添加した。この反応物を室温で撹拌した。16時間後、この反応物をDCM(50mL)で希釈し、そして1Nの水性NaOHで洗浄した。その有機層を濃縮して、cis-4-(2-アミノ-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを淡紫色固体として得た(210mg,収率62.3%)。MS,m/z (C
21H
31N
5O
2): calcd, 385.2;found, 385.8 [M+H]。
【0799】
工程D: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。TEA(0.091mL,0.654mmol)および1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール-1-オール水和物(100mg,0.654mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、4-フルオロベンゾイルクロリド(0.064mL,0.545mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。30分後、この懸濁物を、cis-4-(2-アミノ-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(210mg,0.545mmol)のDCM(5mL)中の溶液に添加した。この反応物を室温で撹拌した。3日後、この反応混合物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜10%のMeOHで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを灰色粉末として得た(95mg,収率34.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 12.57 (s, 1 H), 8.29 (dd, J =6.1, 8.8 Hz, 2 H), 7.73 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.44 (s, 1 H), 7.39 (d, J = 8.7Hz, 1 H), 7.24 (dd, J = 8.8 Hz, 8.8 Hz, 2 H), 6.87, (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.94(brs, 1 H), 3.90-3.99 (m, 1 H), 3.78 (t, J = 4.7 Hz, 4 H), 3.18 (t, J = 4.8 Hz,4 H), 2.74-2.84 (m, 2 H), 2.55 (brs, 1 H), 2.03 - 2.11 (m, 2 H), 1.67-1.78 (m,2 H), 1.54 - 1.63 (m, 2 H), 1.10 (d, J = 6.5 Hz, 6 H)。MS,m/z (C
28H
34FN
5O
3): calcd, 507.3;found, 507.9 [M+H]。
【0800】
(実施例219)
【0801】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(6-クロロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A: cis-4-(2-アミノ-6-クロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-クロロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(2.27g,6.68mmol)のEtOH(66.8mL)中の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(6.03g,26.7mmol)を添加した。この反応物を80℃で90分間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をEtOAcと1Nの水性NaOHとの間で分配した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。このcis-4-(2-アミノ-5-クロロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド中間体(2.07g,6.68mmol)をEtOH(20mL)に溶解させ、そしてブロモシアン(1.061g,10.02mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌し、この反応物を200mLのDCMで希釈し、そして1Nの水性NaOHで洗浄した。その有機層を濃縮して、cis-4-(2-アミノ-6-クロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(2.77g,収率124%)を褐色油状物として得た。MS, m/z (C
17H
23ClN
4O):calcd, 334.2; found, 334.8 [M+H]。
【0802】
工程B: (E)-N-(6-クロロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-6-クロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドおよび4-フルオロベンゾイルクロリドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(0.87g,収率28%)。MS,m/z (C
24H
26ClFN
4O
2): calcd, 456.2;found, 456.9 [M+H]。
【0803】
(実施例220)
【0804】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-フルオロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-4-(5-フルオロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミド。cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(0.1g,0.453mmol)およびDIPEA(0.237mL,1.359mmol)のACN(3mL)中の溶液に、2,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン(0.072g,0.453mmol)を添加した。この反応物を80℃で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(5-フルオロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを黄色粉末として得た(0.123g,収率84%)。
【0805】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(6-フルオロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)-シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-(5-フルオロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(123mg,0.380mmol)のEtOH(5mL)中の溶液に、ギ酸アンモニウム(240mg,3.80mmol)および10%炭素担持パラジウム(40.5mg,0.038mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し(MeOHで洗浄した)、濃縮し、そしてDCM(10mL)に再溶解させた。この溶液を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、cis-4-(2-アミノ-5-フルオロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを紫色油状物として得、これは静置すると結晶化した。このジアミンをTHF(5mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(97mg,0.534mmol)を添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌し、次いでDIPEA(0.100mL,0.573mmol)およびEDC(110mg,0.573mmol)を添加し、そしてこの反応物を60℃で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-フルオロ-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの粉末として得た(137mg,収率81%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.09 (d, J = 6.7 Hz, 6 H), 1.55 - 1.80 (m, 4 H), 2.04 - 2.12 (m, 2 H), 2.53(br. s., 1 H), 2.68 - 2.82 (m, 2 H), 3.94 - 4.08 (m, 1 H), 4.86 (br. s., 1 H),7.02 - 7.12 (m, 1 H), 7.25 (dd, J = 8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.53 (dd, J = 8.8,4.9 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J = 9.5, 1.9 Hz, 1 H), 7.70 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 8.32(dd, J = 8.8, 5.9 Hz, 2 H), 12.82 (s, 1 H)。MS, m/z (C
24H
26F
2N
4O
2):calcd, 440.2; found, 440.7 [M+H]。
【0806】
(実施例221)
【0807】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニルアミノ)-シクロヘキサンカルボキサミド。水素化ナトリウム(70.6mg,2.94mmol)および1H-1,2,4-トリアゾール(203mg,2.94mmol)のNMP(1mL)中の懸濁物に、cis-4-(5-クロロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.294mmol)を添加した。得られた懸濁物をマイクロ波反応器内で150℃で1時間照射した。この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その水層をEtOAc(2回)で抽出した。次いで、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物を得、これは静置すると結晶化して、cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体としてを与えた(100mg,収率91%)。
【0808】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)フェニルアミノ)-シクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.269mmol)のEtOH(3mL)中の溶液に、塩化スズ(II)二水和物(242mg,1.074mmol)を添加した。この反応物を80℃で撹拌した。3時間後、さらに4当量の塩化スズ(II)二水和物(242mg,1.074mmol)を添加し、そしてこの反応物を80℃でさらに3時間、次いで室温で一晩撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣をEtOAcと1Nの水性水酸化ナトリウムとの間で分配した。その水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。このジアミンをTHF(3mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(53.5mg,0.296mmol)を添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌し、次いでDIPEA(0.070mL,0.403mmol)およびEDC(77mg,0.403mmol)を添加し、そしてこの反応物を60℃で1時間撹拌した。その残渣物質を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そして2DCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドをオフホワイトの粉末として得た(44mg,収率33.5%)。MS, m/z (C
26H
28FN
7O
2):Calc’d, 489.2; found,489.9 [M+H]。
【0809】
(実施例222)
【0810】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.293mmol)およびモルホリン(0.256mL,2.93mmol)の2-プロパノール(1mL)中の懸濁物を、マイクロ波中150℃で1時間照射した。この反応混合物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色粉末として得た(121mg,定量的収率)。MS,m/z (C
19H
29N
5O
4): Calcd, 508.3;found, 509.1 [M+H]。
【0811】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(121mg,0.309mmol)の、EtOH(5mL)およびEtOAc(3mL)中の溶液に、10%炭素担持パラジウム(32.9mg,0.031mmol)を添加した。この反応物を水素雰囲気下(H
2バルーン)室温で撹拌した。3時間後、この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し(MeOHおよびDCMで洗浄した)、そして濃縮して、cis-4-(5-アミノ-2-モルホリノピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサン-カルボキサミドを暗色油状物として得た。このジアミンをTHF(3mL)に溶解させ、そしてイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(61.8mg,0.341mmol)を添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌し、次いでEDC(89mg,0.465mmol)およびDIPEA(0.081mL,0.465mmol)を添加した。この反応物を60℃で2時間、次いで室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてシリカゲルのプラグに吸着させた。その残渣を、DCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを淡黄色粉末として得た(38mg,収率24.11%)。MS, m/z (C
27H
33FN
6O
3):calcd, 508.3; found, 509.1 [M+H]。
【0812】
(実施例223)
【0813】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
N-((2E)-6-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-1-(cis-4-((1-メチルエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(100mg,0.293mmol)およびチオモルホリン-1,1-ジオキシド(198mg,1.467mmol)の2-プロパノール(1mL)中の懸濁物を、マイクロ波中170℃で90分間照射した。この反応混合物を濃縮し、シリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色粉末として得た(112mg,収率87%)。MS,m/z (C
19H
29N
5O
5S): Calcd, 439.2;found, 440.1 [M+H]。
【0814】
工程B: N-((2E)-6-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-1-(cis-4-((1-メチルエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(5-ニトロ-2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して2工程で、淡黄色粉末として調製した(24mg,収率17%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.08 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 1.52 - 1.81 (m, 4 H), 1.93 - 2.12 (m, 2 H), 2.54(br. s., 1 H), 2.73 - 2.90 (m, 2 H), 3.12 (br. s., 4 H), 3.92 - 4.07 (m, 1 H),4.14 (br. s., 4 H), 4.87 (br. s., 1 H), 7.20 - 7.32 (m, 2 H), 7.50 (s, 1 H),7.78 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.89 - 7.99 (m, 1 H), 8.30 (br. s., 2 H), 12.61 (br.s., 1 H)。MS, m/z (C
27H
33FN
6O
4S):calcd, 556.2; found, 557.1 [M+H]。
【0815】
(実施例224)
【0816】
【化386】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-(メチルスルホニル)-ピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、黄色粉末として調製した(133mg,収率97%)。MS,m/z (C
20H
32N
6O
5S): calcd, 468.2;found, 468.9 [M+H]。
【0817】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(125mg,収率76%)。MS,m/z (C
28H
36FN
7O
4S): calcd, 585.2;found, 585.9 [M+H]。
【0818】
(実施例225)
【0819】
【化387】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-N-イソプロピル-4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して調製し、cis-N-イソプロピル-4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色粉末として得た(123mg,定量的収率)。MS,m/z (C
20H
32N
6O
3): calcd, 404.2;found, 405.0 [M+H]。
【0820】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(139mg,収率88%)。MS,m/z (C
28H
36FN
7O
2): calcd, 521.3;found, 522.0 [M+H]。
【0821】
(実施例226)
【0822】
【化388】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: cis-4-(2-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミノ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(2-モルホリノ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドの調製と類似の方法を使用して調製した。その生成物を黄色粉末として得た(90mg,収率78%)。MS, m/z (C
19H
31N
5O
4):calcd, 393.2; found, 394.2 [M+H]。
【0823】
工程B: (E)-4-フルオロ-N-(6-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミノ)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(cis-4-(2-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルアミノ)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(32mg,収率27.4%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.09 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 1.17 (s, 6 H), 1.55 - 1.77 (m, 4 H), 2.03 - 2.11(m, 2 H), 2.53 - 2.56 (m, 1 H), 2.70 - 2.81 (m, 2 H), 3.19 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.92 - 4.08 (m, 1 H), 4.65 (s, 1 H), 4.74 (br. s., 1 H), 5.80 (t, J = 5.8Hz, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 7.24 (dd, J = 8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.71 (d, J = 8.0Hz, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 8.29 (dd, J = 8.9, 5.9 Hz, 2 H), 12.48 (s, 1 H)。MS,m/z (C
27H
35FN
6O
3): calcd, 510.3;found, 511.2 [M+H]。
【0824】
(実施例227)
【0825】
【化389】
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(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: N-(cis-4-アミノシクロヘキシル)イソブチルアミド塩酸塩。cis-4-アミノシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(500mg,2.333mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、イソ酪酸無水物(0.407mL,2.450mmol)を添加した。この溶液を室温で一晩撹拌した。16時間後、ジオキサン中4MのHCl(2.333mL,9.33mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。生じた白色沈殿物を減圧濾過により集め、そして減圧中で乾燥させて、N-(cis-4-アミノシクロヘキシル)イソブチルアミド塩酸塩をオフホワイトの粉末として得た(508mg,収率99%)。
【0826】
工程B: N-(cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)-イソブチルアミド。N-(cis-4-アミノシクロヘキシル)イソブチルアミド塩酸塩(200mg,0.906mmol)およびDIPEA(0.432mL,2.471mmol)のACN(2mL)中の懸濁物に、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノール(141mg,0.824mmol)を添加した。この反応物を80℃で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてその残渣を、DCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)イソブチルアミドを橙色泡状物として得た(176mg,収率63.7%)。MS,m/z (C
17H
25N
3O
4): calcd, 335.2;found, 336.0 [M+H]。
【0827】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。所望の化合物を、N-(cis-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)イソブチルアミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(75mg,収率63.3%)。MS, m/z (C
25H
29FN
4O
3):calcd, 452.2; found, 453.0 [M+H]。
【0828】
工程D: (E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(75mg,0.166mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.060mL,0.829mmol)を滴下により添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。30分後、その溶媒を除去し、そしてその残渣をACN(5mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣をACN(3mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、そして2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(95mg,0.663mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を濃縮し、そしてEtOAcと水との間で分配した。その有機層を濃縮し、そしてその残渣を、DCM中0%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH
4OH)で溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(30mg,収率31.3%)。MS, m/z (C
33H
44FN
5O
3):calcd, 577.3; found, 578.1 [M+H]。
【0829】
(実施例228)
【0830】
【化390】
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(E)-3-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドおよび2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(58mg,収率46.4%)。MS, m/z (C
33H
44FN
5O
3):calcd, 577.3; found, 578.1 [M+H]。
【0831】
(実施例229)
【0832】
【化391】
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(E)-N-(1-(trans-4-アセトアミドシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A: N-(trans-4-アミノシクロヘキシル)アセトアミド塩酸塩。trans-4-アミノシクロヘキシルカルバミン酸tert-ブチル(500mg,2.333mmol)のDCM(20mL)中の溶液に、無水酢酸(0.231mL,2.450mmol)を添加した。この溶液を室温で一晩撹拌した。16時間後、ジオキサン中4MのHCl(2.333mL,9.33mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で3日間撹拌した。得られた白色固体を減圧濾過により集め、そして減圧中で乾燥させて、N-(trans-4-アミノシクロヘキシル)アセトアミド塩酸塩を白色粉末として得た(0.49g,収率109%)。
【0833】
工程B: N-(trans-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)-アセトアミド。N-(trans-4-アミノシクロヘキシル)アセトアミド塩酸塩(200mg,1.038mmol)およびDIPEA(0.494mL,2.83mmol)のACN(2mL)中の懸濁物に、(3-フルオロ-4-ニトロフェニル)メタノール(161mg,0.944mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。16時間後、この反応物を濃縮し、そしてその残渣を、DCM中0%〜10%のMeOHで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(trans-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)アセトアミドを黄色粉末として得た(50mg,収率17.24%)。MS, m/z (C
15H
21N
3O
4):calcd, 307.2; found, 308.1 [M+H]。
【0834】
工程C: (E)-N-(1-(trans-4-アセトアミドシクロヘキシル)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、N-(trans-4-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキシル)-アセトアミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(41mg,収率53.6%)。MS, m/z (C
23H
25FN
4O
3):calcd, 424.2; found, 425.1 [M+H]。
【0835】
工程D: (E)-N-(1-(trans-4-アセトアミドシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、(E)-N-(1-(trans-4-アセトアミドシクロヘキシル)-6-(ヒドロキシメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドおよび2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オールから、(E)-4-フルオロ-N-(6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1-(cis-4-イソブチルアミドシクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した(11mg,収率20.7%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.02 (s, 6 H), 1.13 - 1.30 (m, 5 H), 1.40 - 1.54 (m, 2 H), 1.60 - 1.68 (m,2 H), 1.76 - 1.91 (m, 7 H), 1.97 - 2.06 (m, 2 H), 2.85 - 2.94 (m, 2 H), 3.53(s, 2 H), 3.82 (br. s., 1 H), 3.99 (s, 1 H), 4.83 (br. s., 1 H), 7.16 (d, J =7.3 Hz, 1 H), 7.28 (dd, J = 8.9 Hz, 8.9 Hz, 2 H), 7.48 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),7.60 (s, 1 H), 7.81 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 8.20 - 8.29 (m, 2 H), 12.76 (br. s.,1 H)。MS, m/z (C
31H
40FN
5O
3):calcd, 549.3; found, 550.2 [M+H]。
【0836】
(実施例230)
【0837】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: 3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-カルボン酸tert-ブチル。5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-3,7(8H)-ジカルボン酸7-tert-ブチル3-エチル(0.9g,3.04mmol)のTHF(20mL)中の溶液に、0℃で、ジエチルエーテル中3Mのメチルマグネシウムヨージド(3.04mL,9.11mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応を飽和水性塩化アンモニウムでクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を濃縮して、3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-カルボン酸tert-ブチルを白色粉末として得た(0.4g,収率46.6%)。
【0838】
工程B: 2-(5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-3-イル)プロパン-2-オール二塩酸塩。3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-カルボン酸tert-ブチル(0.40g,1.417mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、0℃で、ジエチルエーテル中2MのHCl(3.54mL,7.08mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、その白色沈殿物を減圧濾過により集め、エーテルで洗浄し、そして減圧中で乾燥させた。その残渣を1,4-ジオキサン(10mL)中に再懸濁させ、そしてジオキサン中4MのHCl(1.78mL,7.08mmol)を添加した。この混合物を60℃まで加熱し、そして一晩激しく撹拌した。16時間後、この懸濁物を濃縮して白色粉末にし、そして減圧中で乾燥させて、2-(5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-3-イル)プロパン-2-オール二塩酸塩を得た(0.373g,収率103%)。
【0839】
工程C: (E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。0℃に冷却した、(E)-4-フルオロ-N-(6-(ヒドロキシメチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(100mg,0.221mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、塩化チオニル(0.081mL,1.105mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を0℃で30分間撹拌した。30分後、その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をACN(2mL)中に懸濁させ、そして再度濃縮して、残留塩化チオニルを除去した。その残渣を、2-(5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-3-イル)プロパン-2-オール二塩酸塩(169mg,0.663mmol)および炭酸カリウム(244mg,1.768mmol)の、4mLのDMF中の懸濁物に添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、そして濃縮して褐色油状物にした。その残渣をHPLC(ACN中0.1%のNH
4OH/水)により精製して、(E)-4-フルオロ-N-(6-((3-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを白色粉末として得た(13mg,収率9.54%)。MS, m/z (C
33H
41FN
8O
3):calcd, 616.3; found, 617.4 [M+H]。
【0840】
(実施例231)
【0841】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド
工程A: 2-(1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール。3-フルオロ-4-ニトロベンズアルデヒド(0.5g,2.96mmol)および2-(ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(0.466g,3.25mmol)のDCM(25mL)中の溶液に、AcOH(0.017mL,0.296mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.689g,3.25mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。1時間後、この反応を、1Nの水性NaOH(15mL)の添加によりクエンチし、そして層を分離した。その水層をDCMで抽出し、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣生成物をシリカゲルのプラグに吸着させ、そしてDCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、2-(1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オールを黄色油状物として得た(0.75g,収率86%)。
【0842】
工程B: cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸。cis-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸(0.199g,1.392mmol)およびDIPEA(0.553mL,3.16mmol)のACN(5mL)中の懸濁物に、2-(1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(0.375g,1.265mmol)を添加した。この反応物を75℃で撹拌した。48時間後、この反応混合物を濃縮し、水(10mL)で希釈しそしてDCMおよびEtOAcで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸を橙色粉末として得た(0.76g,収率143%)。
【0843】
工程C: cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(0.53g,1.263mmol)のDMF(7mL)中の溶液に、CDI(0.410g,2.53mmol)および水性水酸化アンモニウム(100μL,2.53mmol)を添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を水とDCMとの間で分配し、そしてその水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、0%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH4OH)/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドを橙色泡状物として得た(0.213g,収率40.3%)。MS,m/z (C
22H
34FN
4O
4): calcd, 418.3;found, 419.1 [M+H]。
【0844】
工程D: (E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(213mg,0.509mmol)のEtOH(5mL)中の溶液に、10%炭素担持パラジウム(54.2mg,0.051mmol)を添加した。水素バルーンをその容器に取り付け、そしてこの反応物を水素雰囲気下室温で激しく撹拌した。2時間後、この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し(1:1のMeOH/DCMで洗浄した)、cis-4-(2-アミノ-5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを暗色油状物として得た。
【0845】
このジアミンをTHF(3mL)に溶解させ、0℃まで冷却し、そしてイソチオシアン酸3-フルオロベンゾイル(56.0mg,0.309mmol)を添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌し、次いでEDC(74.0mg,0.386mmol)およびDIPEA(0.067mL,0.386mmol)を添加し、そしてこの反応物を60℃で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてDCMと水との間で分配した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、そしてその残渣を、DCM中0%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドをオフホワイトの粉末として得た(75mg,収率54.4%)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
3):calcd, 535.3; found, 536.1 [M+H]。
【0846】
(実施例232)
【0847】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A: イソチオシアン酸3-(N-アリルスルファモイル)ベンゾイル。3-(N-アリルスルファモイル)安息香酸(2g,8.29mmol)の1,2-ジクロロエタン(25mL)中の懸濁物に、塩化チオニル(1.271mL,17.41mmol)を滴下により添加した。この懸濁物を80℃で2時間撹拌した。2時間後、この反応混合物を濃縮してオフホワイトの固体にした。この固体を25mLのアセトンに再溶解させ、そしてイソチオシアン酸カリウム(0.967g,9.95mmol)を添加した。添加すると即座に、沈殿物が形成された。この反応物を50℃撹拌した。2時間後、この反応物を濾過し、濃縮し、そしてシリカゲルプレカラムに吸着させた。その残渣を、ヘキサン中20%〜100%のEtOAcで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、イソチオシアン酸3-(N-アリルスルファモイル)ベンゾイルをオフホワイトの固体として得た(0.71g,収率30.3%)。MS,m/z (C
11H
10N
2O
3S
2):calcd, 282.0; found, 282.9 [M+H]。
【0848】
工程B: (E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドおよびイソチオシアン酸3-(N-アリルスルファモイル)ベンゾイルから、(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製のために使用した方法と類似の方法を使用して調製した(75mg,収率46%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.03 (br. s., 6 H), 1.24 (br. s., 3 H), 1.56 - 1.78 (m, 6 H), 1.85 (br. s.,2 H), 2.13 - 2.27 (m, 2 H), 2.59 (br. s., 1 H), 2.69 - 3.04 (m, 4 H), 3.48 (br.s., 4 H), 4.02 (br. s., 1 H), 4.79 (br. s., 1 H), 5.03 (d, J = 11.1 Hz, 1 H),5.16 (d, J = 17.5 Hz, 1 H), 5.62 - 5.78 (m, 1 H), 6.87 (br. s., 1 H), 7.20 (br.s., 1 H), 7.39 - 7.64 (m, 3 H), 7.69 - 7.79 (m, 1 H), 7.93 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 8.09 (br. s., 1 H), 8.45 - 8.68 (m, 2 H), 12.81 (br. s., 1 H)。MS,m/z (C
33H
44N
6O
5S): calcd, 636.3;found, 636.9 [M+H]。
【0849】
(実施例233)
【0850】
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A: trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸。trans-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸(0.199g,1.392mmol)およびDIPEA(0.553mL,3.16mmol)のACN(5mL)中の懸濁物に、2-(1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン-4-イル)プロパン-2-オール(0.375g,1.265mmol)を添加した。この反応物を75℃撹拌した。48時間後、この反応混合物を濃縮し、水(10mL)で希釈し、そしてDCMおよびEtOAcで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(0.524g,1.249mmol,収率99%)を橙色粉末として得た。
【0851】
工程B: trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸(0.53g,1.263mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、CDI(0.410g,2.53mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌し、次いで濃水性水酸化アンモニウム(0.098mL,2.53mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。16時間後、この反応混合物を水とEtOAcとの間で分配した。その水層をEtOAcで抽出し、そして合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、50%〜100%の(90:9:1のDCM/MeOH/NH
4OH)/DCMで溶出するカラムクロマトグラフィーにより精製して、trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを橙色粉末として得た(0.39g,収率73.8%)。MS,m/z (C
22H
34FN
4O
4): calcd, 418.3;found, 419.1 [M+H]。
【0852】
工程C: (E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドから、(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、2工程で調製した(75mg,収率45%)。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δppm 1.03 (s, 6 H), 1.15 - 1.33 (m, 3 H), 1.59 - 1.73 (m, 5 H), 1.80 - 1.93 (m,4 H), 1.96 - 2.04 (m, 2 H), 2.30 - 2.47 (m, 3 H), 2.91 (br. s., 2 H), 3.53 (br.s., 2 H), 4.78 (br. s., 1 H), 6.77 (br. s., 1 H), 7.14 - 7.21 (m, 1 H), 7.25 -7.34 (m, 3 H), 7.46 - 7.59 (m, 2 H), 8.27 (dd, J = 8.5, 5.9 Hz, 2 H), 12.77(br. s., 1 H)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
3):calcd, 535.3; found, 536.1 [M+H]。
【0853】
(実施例234)
【0854】
【化396】
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(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミド。表題化合物を、trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドから、(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(75mg,45%)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
3):calcd, 535.3; found, 536.1 [M+H]。
【0855】
(実施例235)
【0856】
【化397】
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(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、trans-4-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサン-カルボキサミドから、(E)-N-(1-(cis-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製と類似の方法を使用して、2工程で調製した(69mg,収率35%)。MS, m/z (C
30H
38FN
5O
3):calcd, 636.3; found, 636.9 [M+H]。
【0857】
(実施例236)
【0858】
【化398】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0859】
【化399】
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工程A:cis-N-イソプロピル-4-(2-(メチルスルホニル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.100g,0.293mmol)のDMF(0.6mL)中の溶液に、メタンスルフィン酸ナトリウム(0.042g,0.352mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を100℃で2時間加熱した。この反応を2回行い、そしてその混合物を合わせ、そして減圧下で濃縮し、そしてその黄色残渣を、0%〜80%の9:1のDCM/MeOH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(2-(メチルスルホニル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを黄色固体として得た。MS (ESI pos. ion) m/z: 385.0 [M+H]。
【0860】
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
工程B:cis-4-(5-アミノ-2-(メチルスルホニル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-N-イソプロピル-4-(2-(メチルスルホニル)-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(0.177g,0.460mmol)のMeOH(2mL)中の溶液に、無水塩化スズ(II)(0.349g,1.842mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で3時間加熱し、そして減圧下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcに溶解させ、そして1Nの水性NaOH、続いてブラインで洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、0%〜100%の90/10/1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(5-アミノ-2-(メチルスルホニル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを得た(0.150g,収率92%)。MS (ESI pos. ion) m/z: 355.2 [M+H]。
【0861】
【化401】
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工程C:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。cis-4-(5-アミノ-2-(メチルスルホニル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.069g,0.195mmol)のTHF(0.5mL)中の溶液を0℃まで冷却し、そしてイソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(0.053g,0.292mmol)をTHF溶液として添加した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで20℃まで温め、そして1時間撹拌した。この混合物にDIPEA(0.051mL,0.292mmol)およびEDC(0.056g,0.292mmol)を添加し、そしてこの反応物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物をDCMで希釈し、次いで水およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮した。そのサンプルを、0%〜70%の90/10/1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を淡黄色固体として得た。その不純な物質を、90/10/1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出する分取TLCによりさらに精製して、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドを薄黄色固体として得た(0.046g,収率47.1%)。MS,m/z (C
24H
28FN
5O
4S); Calcd, 501.58;found 502.2 [M+H]。
【0862】
(実施例237)
【0863】
【化402】
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1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イルカルバミン酸メチル
【0864】
【化403】
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工程A: 1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン。3-フルオロ-4-ニトロベンズアルデヒド(4.85g,28.7mmol)、ピペリジン(3.12mL,31.5mmol)および20滴のAcOHの、DCM中の混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(6.69g,31.5mmol)を添加し、そして得られた懸濁物を室温で30分間撹拌した。この反応物を2Nの水性NaOHで塩基性にし、そしてDCMで抽出した。その有機層をブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、赤色油状物を得た。その残渣油状物を、ヘキサン中0%〜100%のEtOAcで溶出するMPLCにより精製して、1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン(3.98g,16.70mmol,収率58.2%)を橙色油状物として得た。
【0865】
【化404】
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工程B:cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-アミノ-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド塩酸塩(1.734g,7.86mmol)をACN(4.09mL,6.55mmol)中に懸濁させ、そしてDIPEA(1.144mL,6.55mmol)を添加した。室温で10分間撹拌した後に、この溶液を、1-(3-フルオロ-4-ニトロベンジル)ピペリジン(1.56g,6.55mmol)の、ACN(8.73mL)およびDIPEA(2.287mL,13.10mmol)中の溶液に添加した。この反応物を3日間加熱還流した。この反応物を水およびDCMで希釈し、そして層を分離した。その有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、生成物を暗赤色固体として得た。その残渣をHPLC(100%の90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHで溶出した)により精製して、cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを橙赤色固体として得た。
【0866】
【化405】
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工程C: 4-(2-アミノ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。丸底フラスコに、cis-N-イソプロピル-4-(2-ニトロ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(1.400g,3.48mmol)を窒素下で添加した。炭素担持パラジウム(0.370g,0.348mmol)を添加し、続いてEtOH(28.3mL)をシリンジを介して添加した。この反応物にギ酸アンモニウム(2.193g,34.8mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し、濃縮し、そして90:10:1のDCM:MeOH:NH
4OHおよび水で希釈した。層を分離し、そしてその水層をさらに1回洗浄した。その有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、cis-4-(2-アミノ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(1.18g,3.17mmol,収率91%)を暗赤色固体として得た。
【0867】
工程D:1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イルカルバミン酸メチル。cis-4-(2-アミノ-5-(ピペリジン-1-イルメチル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.300g,0.805mmol)のMeOH(4.5mL)中の溶液に、1,3-ビス(メトキシカルボニル)-2-メチル-2-チオプソイド尿素(0.166g,0.805mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(0.168g,0.886mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で2時間加熱し、次いで減圧下で濃縮した。その残渣をDCMに溶解させ、そして飽和水性NaHCO
3で洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イルカルバミン酸メチルを得た(0.239g,収率65.1%)。MS, m/z (C
25H
37N
5O
3);calcd, 455.59; found 456.2[M+H]。
1H NMR(400 MHz, CDCl
3) δ ppm 1.23 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.38 - 1.49 (m, 2 H) 1.52 - 1.67 (m, 4 H)1.67 - 1.85 (m, 6 H) 2.10 - 2.20 (m, 2 H) 2.34 - 2.51 (m, 4 H) 2.58 - 2.73 (m,2 H) 3.54 - 3.66 (m, 1 H) 3.79 (s, 3 H) 4.20 (dt, J=13.70, 6.70 Hz, 1 H) 4.86(tt, J=12.79, 4.47 Hz, 1 H) 5.34 (br. d, J=7.20 Hz, 1 H) 7.13 - 7.25 (m, 2 H)7.61 (br. s., 1 H) 11.29 (br. s., 1 H)。
【0868】
(実施例238)
【0869】
【化406】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0870】
【化407】
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工程A:cis-N-イソプロピル-4-(5-(メチルスルホニル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-フルオロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.100g,0.309mmol)のDMF(0.55mL)中の溶液に、メタンスルフィン酸ナトリウム(0.045g,0.371mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を100℃で2時間加熱した。この混合物を減圧下で濃縮し、そして0%〜70%の9:1のDCM/MeOHで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(5-(メチルスルホニル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを明橙色固体として得た(0.124g,収率105%)。MS(ESI pos. ion) m/z: 384.0 [M+H]。
【0871】
【化408】
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工程B: cis-4-(2-アミノ-5-(メチルスルホニル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。cis-N-イソプロピル-4-(5-(メチルスルホニル)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(0.120g,0.313mmol)のMeOH(1.2mL)中の溶液に、5%のPd/C(0.067g,0.031mmol)およびギ酸アンモニウム(0.154mL,3.13mmol)を添加した(発熱)。この反応混合物を20℃で1時間撹拌し、次いでこの混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤で濾過し、MeOHで洗浄した。その濾液を減圧下で濃縮し、そして残った残渣をDCMに溶解させ、次いで水で洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮した。その残渣を、0%〜80%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-4-(2-アミノ-5-(メチルスルホニル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドを薄黄色油状物として得た(0.107g,収率97%)。MS (ESI pos. ion) m/z: 354.2[M+H]。
【0872】
【化409】
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工程C:(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-5-(メチルスルホニル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドから、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、オフホワイトの固体として調製した(0.111g,収率75%)。MS, m/z (C
25H
29FN
4O
4S):calcd, 500.59; found 501.2 [M+H]。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) d ppm 1.09 (d,J=6.55 Hz, 6 H) 1.62 - 1.81 (m, 4 H) 2.14 (m, J=13.10 Hz, 2 H) 2.51 - 2.57 (m,2 H) 2.75 - 2.91 (m, 2 H) 3.28 (s, 3 H) 3.99 - 4.10 (m, 1 H) 4.72 - 4.88 (m, 1H) 7.22 - 7.29 (m, 2 H) 7.64 (d, J=7.73 Hz, 1 H) 7.68 - 7.79 (m, 2 H) 8.23 -8.27 (m, 1 H) 8.32 - 8.40 (m, 2 H) 13.04 (br. s, 1 H).
1HNMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.09 (d, J=6.55 Hz,6 H) 1.62 - 1.81 (m, 4 H) 2.09 - 2.19 (m, 2 H) 2.51 - 2.57 (m, 2 H) 2.75 - 2.91(m, 2 H) 3.28 (s, 3 H) 4.05 (sxt, J=6.94 Hz, 1 H) 4.72 - 4.88 (m, 1 H) 7.25 (s,2 H) 7.64 (d, J=7.73 Hz, 1 H) 7.68 - 7.79 (m, 2 H) 8.23 - 8.27 (m, 1 H) 8.32 -8.40 (m, 2 H) 13.04 (br. s, 1 H)。
【0873】
(実施例239)
【0874】
【化410】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
【0875】
【化411】
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工程A:cis-N-イソプロピル-4-(5-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。cis-4-(5-フルオロ-2-ニトロフェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.100g,0.309mmol)のNMP(0.5mL)中の溶液に、チオモルホリン1,1-ジオキシド(0.209g,1.546mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を200℃で、マイクロ波反応器中で2.5時間照射した。この混合物をEtOAcで希釈し、そして水、ブラインで洗浄し、そしてその有機層を減圧下で濃縮した。そのサンプルを、0%〜70%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-N-イソプロピル-4-(5-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドを橙色油状物として得た(0.044g,収率32.4%)。MS (ESI pos. ion) m/z: 439.2 [M+H]。
【0876】
【化412】
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工程B: cis-4-(2-アミノ-5-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-N-イソプロピル-4-(5-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)-2-ニトロフェニルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミドから、cis-4-(2-アミノ-5-(メチルスルホニル)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、紫色樹状物として調製した(25mg)。MS (ESI pos. ion) m/z: 409.2 [M+H]。
【0877】
【化413】
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工程C: (E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、cis-4-(2-アミノ-5-(チオモルホリン1,1-ジオキシド)フェニルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミド(0.025g,0.061mmol)から、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、淡黄色固体として調製した。MS m/z (C
28H
34FN
5O
4S),calcd 555.67; found 556.2 [M+H]。
【0878】
(実施例240)
【0879】
【化414】
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(E)-N-(1-(trans-3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
【0880】
【化415】
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工程A: メタンスルホン酸3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル。3-ヒドロキシ-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(WO 2007/060484)(10.996g,63.1mmol)の、乾燥DCM(100mL)およびピリジン(20.59mL,252mmol)中の溶液に、メタンスルホニルクロリド(4.88mL,63.1mmol)を(撹拌しながら、氷水浴中で冷却しながら)添加した。この混合物を室温で25時間撹拌した。その溶媒を減圧で除去し、そしてその残渣をEtOAcと水性NaHCO
3との間で分配した。その有機相を水性NaHCO
3で洗浄し、そして減圧で濃縮した。その残渣を、シリカゲルのショートパッドに通して溶出した(溶出液30%〜50%のEtOAc/ヘキサン)。その溶媒を除去し、そして得られた油状物をトルエンから、ヘキサンで希釈して結晶化させて、表題化合物を幾何異性体の3:1の混合物(NMRにより確認した)として得た。
【0881】
【化416】
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工程B:3-アジド-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル。メタンスルホン酸3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル(4.008g,15.89mmol)の乾燥DMF(20mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(2.066g,31.8mmol)を添加し、そしてこの混合物を油浴中90℃で48時間、N
2雰囲気下で撹拌した。この反応物をEtOAcおよび水で希釈し、そして層を分離した。その有機層を水で洗浄し、そして減圧下で濃縮した。その残渣を、40%のEtOAc/ヘキサンで溶出してシリカゲルでクロマトグラフィーにより分離し、表題化合物(幾何異性体の3:1の混合物)を無色油状物として得た。m/z200 MH+。
【0882】
【化417】
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工程C:3-アミノ-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル。3-アジド-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(3.375g,16.94mmol)の、THF(30mL)および水(8mL)中の溶液に、トリフェニルホスフィン(5.33g,20.33mmol)を、氷水浴中で冷却および撹拌しながら添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物を1Nの水性HClおよびEtOAcで希釈した。この酸性の水層を分離して取っておいた。その有機層を水で洗浄し、次いで合わせた水層をEtOAcで洗浄し、そして6Nの水性NaOHの添加により塩基性にした。生成物のアミンをEtOAcで抽出した。その有機相を濃縮して、表題化合物を無色油状物として、幾何異性体の3:1の混合物として得、これを減圧下で乾燥させ、そしてさらに精製せずに使用した。
【0883】
【化418】
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工程D:cis-3-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリルおよびtrans-3-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル。2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(2.39g,12.38mmol)のACN(20mL)中の懸濁物に、DIPEA(4.33mL,24.77mmol)および3-アミノ-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(2.252g,13.00mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で8時間加熱した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残った残渣をDCMに溶解させ、次いで水およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮した。その残渣を、0%〜70%のEtOAc/ヘキサンで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、ジアステレオマーの混合物を橙色の泡状物/固体として得た。これらのジアステレオマーを、0%〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより分離して、少ない方のジアステレオマーを金色固体として得、これをNOE実験に基づいて、trans-3-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリルに帰属した(0.618g,収率15.13%)。MS (ESI pos. ion) m/z: 330.0 [M+H]。1.56gの多い方のジアステレオマーもまた、金色固体として得、これをNOE実験に基づいて、cis-3-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリルに帰属した(1.56g,収率38.2%)。MS(ESI pos. ion) m/z: 330.0 [M+H]。
【0884】
【化419】
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工程E: trans-3-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル。trans-3-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(0.150g,0.455mmol)のトルエン(3mL)中の溶液に、1-ピペリジンエタノール(0.300mL,2.275mmol)、18-クラウン-6(0.180g,0.682mmol)および炭酸セシウム(0.445g,1.365mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で一晩加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮した。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、161mgの不純な生成物を橙赤色油状物として得た。この不純なサンプルを、0%〜80%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによりさらに精製して、trans-3-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(0.134g,収率69.7%)を暗橙色油状物として得た。MS (ESI pos. ion) m/z: 423.2 [M+H]。
【0885】
【化420】
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工程F: trans-3-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル。trans-3-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(0.131g,0.310mmol)のMeOH(1.2mL)中の溶液に、無水塩化スズ(II)(0.235g,1.240mmol)を添加した。この反応混合物を80℃で2時間加熱した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残った残渣をDCMに溶解させ、そして1Nの水性NaOH、続いてブラインで洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。そのサンプルを、20%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、trans-3-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(0.091g,収率74.8%)を赤色油状物として得た。MS (ESI pos. ion) m/z: 393.3 [M+H]。
【0886】
【化421】
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工程G:(E)-N-(1-(trans-3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。trans-3-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-1-(ピリジン-2-イル)シクロブタンカルボニトリル(0.088g,0.224mmol)をTHF(1.2mL)に溶解させ、そして0℃まで冷却した。イソチオシアン酸4-フルオロベンゾイル(0.045g,0.247mmol)をTHF溶液として添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、20℃まで温め、そして1時間撹拌した。DIPEA(0.047mL,0.269mmol)およびEDC(0.052g,0.269mmol)をこの反応混合物に添加し、そしてこの反応物を60℃で1時間加熱した。この反応混合物をDCMで希釈し、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮した。その残渣を、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、(E)-N-(1-(trans-3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.053g,収率43.8%)を黄褐色固体として得た。MS m/z (C
30H
30FN
7O
2);calcd 539.61; found 540.2 [M+H]。
【0887】
(実施例241)
【0888】
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
表題化合物を、(E)-N-(1-(trans-3-シアノ-3-(ピリジン-2-イル)シクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドについて先に記載したように調製した。MS m/z (C
30H
30FN
7O
2);calcd 539.61; found 540.3 [M+H]。
1H NMR(400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 1.31 - 1.42 (m, 2 H) 1.43 -1.55 (m, 4 H) 2.33 - 2.47 (m, 4 H) 2.57 - 2.71 (m, 2 H) 3.21 - 3.27 (m, 2 H)4.07 - 4.23 (m, 2 H) 4.34 (t, J=5.92 Hz, 2 H) 5.36 (quin, J=8.90 Hz, 1 H) 6.95(s, 1 H) 7.19 - 7.34 (m, 2 H) 7.45 - 7.55 (m, 1 H) 7.77 - 7.90 (m, 1 H) 7.92 -8.07 (m, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 8.32 - 8.48 (m, 2 H) 8.67 - 8.85 (m, 1 H) 12.77(br. s., 1 H)。
【0889】
(実施例242)
【0890】
【化423】
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(E)-N-(1-((5S,8S)-2,4-ジオキソ-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A.1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4,8-トリオン。9,12-ジオキサ-1,3-ジアザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカン-2,4-ジオン(6.33g,28.0mmol)のHCl(6N)(28mL,168mmol)およびEtOH(66.0mL)中の懸濁物を室温で18時間撹拌した。この混合物を部分的にエバポレートし(約1/2の体積)、氷浴中で冷却し、そして約10のpHにした。その水層をDCM(2×200mL)で抽出し、そしてその水層を濃縮した。その残渣をTHF(2×100mL)で粉砕し、そして固体を濾過により除去した。その濾液をエバポレートして、表題化合物を白色固体として得た。
【0891】
工程B. 8-アミノ-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン。1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4,8-トリオン(5.00g,27.4mmol)のMeOH(91mL)中の懸濁物に、酢酸アンモニウム(6.35g,82mmol)を添加し、そしてその混合物を室温で25分間撹拌した。この懸濁物にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.17g,82mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で撹拌した。90分後、そのフラスコを冷却し、そしてその内容物を、水性濃HClの注意深い添加によりクエンチし、固体NaHCO
3でpHを7に調整した。この混合物をセライト(登録商標)ブランドの濾過助剤のパッドで濾過し、そして減圧中で濃縮した。この物質を次の工程で直接使用した。
【0892】
工程C.8-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン。表題化合物を、cis-4-(3-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、8-アミノ-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオンから出発して調製した。
【0893】
工程D.8-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-(ピペリジン-1-イルメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸メチルの調製において使用した方法と類似の方法を使用して、8-(5-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオンから出発して調製した。
【0894】
工程E.8-(2-アミノ-5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)フェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドの調製と類似の方法を使用して、8-(5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2-ニトロフェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオンから出発して合成した。
【0895】
工程F.(E)-N-(1-((5S,8S)-2,4-ジオキソ-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、8-(2-アミノ-5-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)フェニルアミノ)-1,3-ジアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン(467mg,1.087mmol)から、(E)-4-フルオロ-N-(1-((1S,4S)-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製し、そして白色固体として得た。MS m/z (C
31H
37FN
6O
4), calcd 576.66;found 577 [M+H]。
【0896】
(実施例243)
【0897】
【化424】
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(E)-N-(1-(cis-4-(アゼチジン-3-イルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、cis-4-((E)-2-(4-フルオロベンゾイルイミノ)-6-((4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)シクロヘキサンカルボン酸から、(E)-N-(1-(cis-4-(cis-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボニル)シクロヘキシル)-6-(2-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3-フルオロベンズアミドの調製において使用した方法と類似の方法を使用して調製した。MSm/z (C
33H
43FN
6O
3), calcd 590.3;found 591.2 [M+H]。
【0898】
(実施例244)
【0899】
【化425】
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(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド
工程A:trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩。trans-4-アミノシクロヘキサンカルボン酸(5.01g,35.0mmol)および炭酸カリウム(4.83g,35.0mmol)を水(20.00mL)に溶解させた。2,4-ジクロロ-5-ニトロピリジン(6.75g,35.0mmol)をこの反応混合物に、ジオキサン(40mL)溶液として添加した。この反応混合物を80℃で8時間撹拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮してジオキサンを除去し、そして残った水溶液を、水性2NのHCl(pH約2〜3)で酸性化した。沈殿物が形成され、これをガラスフリット上に集め、水で、次いでDCMで充分に洗浄した。その固体を高真空下37℃で乾燥させた。8.79gのtrans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(収率74.8%)を黄色固体として集めた。Masscal’d: 299.1; MS (ESIpos. ion) m/z: 300.0 [M+H]。
【0900】
工程B. trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸塩酸塩(5.00g,14.87mmol)をTHF(30mL)中に懸濁させ、そしてこの混合物を0℃まで冷却した。塩化チオニル(4.34mL,59.5mmol)を、シリンジを介してゆっくりと添加した。この懸濁物は濃厚になり、そして色がより淡い黄色になった。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで20℃まで温め、そしてさらに2時間撹拌した。この反応物を減圧下で濃縮乾固させた。残った固体をTHFから再度濃縮し、そして高真空下で乾燥させた。その固体をTHF(75mL)中に再懸濁させ、0℃まで冷却し、次いでアンモニアガスをこの混合物に約5分間吹き込んだ。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで20℃まで温め、そして一晩撹拌した。沈殿物が、この反応混合物中に存在した。水をこの混合物に添加し、そして撹拌を約15分間続けた。この混合物を濾過し、そしてその固体を水およびTHFで洗浄し、そして高真空下で乾燥させて、3.93gの生成物を黄色固体として得た。その濾液をまたDCMで抽出し、そしてその有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、さらに981mgの生成物を黄色固体として得た。Masscal’d: 298.1; MS (ESIpos. ion) m/z: 299.0 [M+H]。
【0901】
工程C. trans-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。trans-4-(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(3.00g,10.04mmol)をトルエン(30mL)中に懸濁させた。次いで、1-ピペリジンエタノール(6.62mL,50.2mmol)、18-クラウン-6(3.98g,15.06mmol)および炭酸セシウム(9.82g,30.1mmol)をこの反応物に添加した。得られた反応混合物を80℃で一晩加熱し、続いて90℃で8時間、さらに加熱した。この反応混合物をDCMで希釈しそして水およびブラインで洗浄した。その有機層を減圧下で濃縮して、6.43gの粗製物質を黄色の油状物/残渣として得た。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のジクロロメタン/メタノール/NH
4OH:ジクロロメタンで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1.62gのtrans-4-(5-ニトロ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(収率41.2%)を黄色固体として得た。Masscal’d: 391.2; MS (ESIpos. ion) m/z: 392.2 [M+H]。
【0902】
工程D. trans-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド。表題化合物を、cis-4-(5-アミノ-2-(メチルスルホニル)ピリジン-4-イルアミノ)-N-イソプロピルシクロヘキサンカルボキサミドについて先に記載したように調製した。このサンプルをDCMでの粉砕により精製して、914mgのtrans-4-(5-アミノ-2-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)ピリジン-4-イルアミノ)シクロヘキサンカルボキサミド(収率61.1%)を淡赤色固体として得た。Mass cal’d: 361.2; MS (ESI pos. ion) m/z: 362.2 [M+H]。
【0903】
工程E. (E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、(E)-4-フルオロ-N-(1-(cis-4-(イソプロピルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(メチルスルホニル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミドについて先に記載したように調製した。そのサンプルを、20%〜100%の90:10:1のDCM/MeOHl/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いてDCMでの粉砕により精製して、77mgの(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(収率76%)を薄黄色固体として得た。Mass cal’d:609.3; MS (ESI pos. ion) m/z: 610.0 [M+H]。
【0904】
(実施例245)
【0905】
【化426】
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(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-((1R,4R)-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、実施例244と類似の様式で調製した。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いてACNでの粉砕により精製して、58mgの(E)-3-(N-アリルスルファモイル)-N-(1-(trans-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(収率46.6%)を白色固体として得た。Mass cal’d: 623.3; MS (ESI pos. ion) m/z: 624.3 [M+H]。
【0906】
(実施例246)
【0907】
【化427】
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(E)-4-フルオロ-N-(1-(trans-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、実施例244と類似の様式で調製した。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いてACNでの粉砕により精製して、87mgの(E)-4-フルオロ-N-(1-(trans-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.087g,0.166mmol,収率83%)を白色固体として得た。Mass cal’d:522.3; MS (ESI pos. ion) m/z: 523.2 [M+H]。
【0908】
(実施例247)
【0909】
【化428】
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(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3,5-ジフルオロベンズアミド。表題化合物を、実施例244と類似の様式で調製した。そのサンプルを、10%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いてDCM、次いでACNでの粉砕により精製して、63mgの(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-3,5-ジフルオロベンズアミド(0.063g,0.120mmol,収率72.1%)を白色固体として得た。Mass cal’d: 526.2; MS (ESI pos. ion) m/z: 527.2 [M+H]。
【0910】
(実施例248)
【0911】
【化429】
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(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、実施例244と類似の様式で調製した。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、27mgの(E)-N-(1-(trans-4-カルバモイルシクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.027g,0.053mmol,収率32.0%)を薄黄色固体として得た。Mass cal’d: 508.3; MS (ESI pos. ion) m/z: 509.2 [M+H]。
【0912】
(実施例249)
【0913】
【化430】
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(E)-3,5-ジフルオロ-N-(1-(trans-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド。表題化合物を、実施例245と類似の様式で調製した。そのサンプルを、10%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いてACNでの粉砕により精製して、51mgの(E)-3,5-ジフルオロ-N-(1-(trans-4-(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)ベンズアミド(0.051g,0.094mmol,収率47.2%)を白色固体として得た。Mass cal’d:540.3; MS (ESI pos. ion) m/z: 541.2 [M+H]。
【0914】
(実施例250)
【0915】
【化431】
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(E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-シアノシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド
工程A. 1-(3-ブロモフェニル)-3-オキソシクロブタンカルボニトリル。乾燥DMSO(100ml)中の3-ブロモフェニルアセトニトリル(7.55g,38.5mmol)および1,3-ジブロモ-2,2-ジメトキシプロパン(10.09g,38.5mmol)に、この混合物を水浴中で冷却しながら、水素化ナトリウム(油中60%の分散物を3.23g,81mmol)を2回に分けて添加した。この混合物を室温で10分間撹拌し、そして油浴中60℃で6時間加熱した。この反応物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を分離し、水で洗浄し、そして溶媒を除去した。その残渣の赤色油状物を、シリカのショートパッドに通して溶出した(溶出液10%のEtOAc/ヘキサン)。得られたケタールをアセトン(100ml)および1Nの水性HCl(10ml)に溶解させ、そして窒素雰囲気下で6時間加熱還流した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を水性NaHCO
3での処理により中和し、そしてEtOAcで抽出した。その溶媒を除去し、そしてその残渣をクロマトグラフィーにより分離して(SiO
2,溶出液ヘキサン中10%のEtOAc)、黄色油状物を得、これを減圧下で乾燥させると固化した。
【0916】
工程B. 1-(3-ブロモフェニル)-3-ヒドロキシシクロブタンカルボニトリル。1-(3-ブロモフェニル)-3-オキソシクロブタンカルボニトリル(2.00g,8.00mmol)をDCM(15mL)およびMeOH(15.00mL)に溶解させ、そしてこの混合物を0℃まで冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.333g,8.80mmol)をこの反応混合物に添加し、そして撹拌を0℃で1.5時間続けた。この反応混合物を0℃の水でクエンチし、次いで室温まで温めた。DCMを添加し、そしてこの混合物を水およびブラインで洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、2.02gの1-(3-ブロモフェニル)-3-ヒドロキシシクロブタンカルボニトリル(2.02g,8.01mmol,収率100%)を薄黄色油状物として得た。Masscal’d: 250.99; MS (ESIpos. ion) m/z: 252.0 [M+H]。
【0917】
工程C. (E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-シアノシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、1-(3-ブロモフェニル)-3-ヒドロキシシクロブタンカルボニトリルから、実施例240と類似の様式で調製した。そのサンプルを、0%〜100%の90:10:1のDCM/MeOH/NH
4OH:DCMで溶出するフラッシュクロマトグラフィー、続いて45%のMeOH(0.1%のDEA)/CO
2(100bar)で溶出するSFCクロマトグラフィーによるジアステレオマーの分離により精製して、116mgの(E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-シアノシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.116g,0.188mmol,収率24.9%)を黄褐色固体として得た。Mass cal’d: 616.2; MS (ESI pos. ion) m/z: 617.0 [M+H]。
【0918】
(実施例251)
【0919】
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-カルバモイルシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。(E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-シアノシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.055g,0.089mmol)を濃硫酸(0.570μL,10.69μmol)に溶解させ、次いで20℃で2時間撹拌した。この反応混合物を冷飽和水性炭酸ナトリウムにゆっくりと注いだ。沈殿物が形成され、これをガラスフリット上に集め、水、アセトニトリルおよびジクロロメタンで洗浄した。この固体をDCM/MeOHでフラスコに移し、そして減圧下で濃縮した。次いで、その残渣を高真空下で乾燥させて、37mgの(E)-N-(1-(trans-3-(3-ブロモフェニル)-3-カルバモイルシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド(0.037g,0.058mmol,収率65.4%)を黄褐色固体として得た。Masscal’d: 634.2; MS (ESIpos. ion) m/z: 635.0 [M+H]。
【0920】
(実施例252)
【0921】
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
(E)-N-(1-(cis-3-(3-ブロモフェニル)-3-カルバモイルシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミド。表題化合物を、実施例251と類似の様式で調製して、54mgの(E)-N-(1-(cis-3-(3-ブロモフェニル)-3-カルバモイルシクロブチル)-6-(2-(ピペリジン-1-イル)エトキシ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2(3H)-イリデン)-4-フルオロベンズアミドを得た。Masscal’d: 634.2; MS (ESIpos. ion) m/z: 635.0 [M+H]。
【0922】
(酵素アッセイにおけるALK阻害)
野生型ヒトALKの細胞質ドメイン(アミノ酸1058〜1620)を、N末端GST融合タンパク質としてSF9細胞において発現した。精製タンパク質のキナーゼ活性を、Lance(登録商標)TR−FRETアッセイを使用して評価した。上記キナーゼ反応を、20mM HEPES(pH7.5)、0.05% BSA、2mM DTT、10mM MgCl
2、1μM ペプチド基質(ビオチン−Ahx−EQEDEPEGIYGVLF−OH)(配列番号1)、および40μMのATP(見かけのKm)中の2nM 酵素を使用して、384ウェルマイクロタイタープレートにおいて行った。上記反応を、90分間にわたって室温において進行させ、次いで、50mM Tris(pH7.5)、100mM NaCl、0.05% BSA、および0.1% Tween−20中の20mM EDTAで終了させた。上記ペプチド基質のリン酸化を、Lance(登録商標)検出試薬ストレプトアビジン−アロフィコシアニン(SA−APC)およびEu−W1024抗ホスホチロシン抗体(PT66)(Perkin Elmer Life Sciences(Waltham, MA)製)を使用して検出した。上記プレートを、励起波長320nmを用いてRUBYスタープレートリーダー(BMG LABTECH,Cary,NC)で読み取った。発光を、615nmおよび665nmにおいてモニターした。665nmでの発光の増大は、ペプチドリン酸化を示す。化合物IC
50値を、655nm発光チャネルにおけるシグナルの大きさから計算し、三連の平均として表した。
【0923】
以下の表は、本明細書に記載される実施例化合物に関して上記に記載される手順を使用して得たALK IC
50値を含む。
【0924】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0925】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0927】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0928】
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
本明細書において引用されるすべての刊行物および特許出願は、各個々の刊行物もしくは特許出願が、参考として援用されるように具体的にかつ個々に示され、各参考文献がその全体において完全に示されるかのように、それらのすべてにおいてかつすべての目的のために本明細書に参考として援用される。前述の発明は、理解を明瞭にする目的で図示および例示によっていくらか詳細に記載されてきたものの、特定の変更および改変が、添付の特許請求の範囲の趣旨もしくは範囲から逸脱することなく、本発明に対して行われ得ることは、本発明の教示に鑑みれば、当業者に容易に明らかである。