【実施例】
【0061】
次に、具体的な製造例、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の例における「部」及び「%」は特に断りのない限り質量基準である。
【0062】
(官能基当量比)
以下において、それぞれの反応に使用した環状カーボネート化合物とアミン化合物との「官能基当量比」は、下記式を用い、下記のようにして算出した値である。
上記の算出式で必要となる環状カーボネート化合物の「官能基数÷カーボネート化合物の分子量」は、カーボネート化合物1gあたりのカーボネート基のモル当量を示す指数であることから、これを「カーボネート当量」と定義し、以下の測定方法により実測した。このようにした理由は、実施例で使用したエポキシ化合物と二酸化炭素から合成した環状カーボネート化合物は、1分子中におけるカーボネート基の数が異なるものの混合物として得られるためである。なお、アミン化合物についてはこの問題はなく、分子量からモル当量を求めることができる。
【0063】
「カーボネート当量」を測定する対象のカーボネート化合物1gをN,N−ジメチルホルムアミド50gに溶解し、濃度1mol/Lに調整したn−ヘキシルアミン(分子量101.19)のトルエン溶液10mLを加え、60℃で10時間反応させた。反応後の溶液を0.5N塩酸にて中和滴定し、未反応のn−ヘキシルアミン量を定量した。別途カーボネート化合物を加えないブランク滴定を行い、消費したn−ヘキシルアミン量を逆算し、その消費量をヘキシルアミンの分子量で除したものを「カーボネート当量」とした(単位eq/g)。すなわち、カーボネート当量は、[カーボネート化合物1gと反応したn−ヘキシルアミン量(g)÷101.19(単位eq/g)]で求めることができる。
【0064】
(化合物の二酸化炭素含有量)
また、各実施例で使用したカーボネート基中の−O−CO−結合は、二酸化炭素に由来するものであることより、上記で得た「カーボネート当量」から、カーボネート化合物中の二酸化炭素含有量を算出できる。すなわち、二酸化炭素含有量(%)は、[カーボネート当量(eq/g)×44(=CO
2分子量)×100]で求めることができる。以下、二酸化炭素含有量は上記のようにして計算で求めた。
【0065】
<製造例1>[5員環環状カーボネート基を有する化合物(A−1)の合成]
エポキシ当量100のパラ−アミノフェノール型エポキシ樹脂(商品名:MY0510、ハンツマン社製、以下、MY0510と略記)100部と、ヨウ化ナトリウム(和光純薬(株)製)20部と、N−メチル−2−ピロリドン150部とを、撹拌装置及び大気解放口のある還流器を備えた反応容器内に仕込んだ。次いで、撹拌しながら二酸化炭素を連続して吹き込み、100℃にて10時間の反応を行った。その後、得られた反応液を200部の酢酸エチルで希釈した後、分液ロートに移し、食塩水にて4回洗浄を行って、N−メチル−2−ピロリドン及びヨウ化ナトリウムを除去した。次に、洗浄後の酢酸エチル層をエバポレーターに移し、酢酸エチルを減圧除去したところ、透明液体化合物97部(収率72%)が得られた。
【0066】
得られた化合物を赤外分光装置(日本分光(株)製、FT/IR−350;以下の製造実施例も同様、以下、IRと略記)にて分析したところ、910cm
-1付近の原材料のエポキシ由来のピークは消失していた。また、1,800cm
-1付近に原材料には存在しないカーボネート基のカルボニル基に由来するピークが確認された。
図1に、原料に用いたMY0510について測定したIRスペクトルを示し、
図2に、得られた物質について測定したIRスペクトルを示した。また、ジメチルホルムアミド(以下、DMFと略記)を移動相としたGPC(東ソー製、GPC−8220;カラムSuper AW2500+AW3000+AW4000+AW5000;以下の製造例なども同様)の測定の結果、得られた物質の重量平均分子量は404(ポリエチレンオキサイド換算)であった。
図3に、原料に用いたMY0510の微分分子量分布を、
図4に、得られた物質の微分分子量分布を示した。
【0067】
以上のことから、得られた物質は、エポキシ基と二酸化炭素の反応により環状カーボネート基が導入された、下記式で表される構造の化合物と確認された。これをA−1とした。この化合物A−1のカーボネート当量を、先に述べた方法で測定したところ0.0069eq/gであり、化合物A−1中に占める二酸化炭素由来の成分の割合は、30.4%であると計算された。
【0068】
【0069】
<製造例2>[5員環環状カーボネート基を有する化合物(A−2)の合成]
エポキシ当量90のN,N,N’,N’−テトラグリシジル−1,3−ベンゼンジ(メタンアミン)(商品名:TETRAD−X、三菱ガス化学(株)製)100部と、ヨウ化ナトリウム(和光純薬(株)製)20部と、N−メチル−2−ピロリドン150部とを、撹拌装置及び大気解放口のある還流器を備えた反応容器内に仕込んだ。以下、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−1,3−ベンゼンジ(メタンアミン)をテトラグリシジルキシレンジアミンと称す。次いで、撹拌しながら二酸化炭素を連続して吹き込み、100℃にて10時間の反応を行った。反応終了後の溶液にメチルエチルケトン(以下、MEKと略記)166gとトルエン83gを加え取出した。取出した溶液を分液ロートに移し、食塩水にて4回の洗浄を行って触媒を除去した。さらに、その後、エバポレーターにて溶剤を蒸発させ、オイル状の化合物125g(収率84%)を得た。
【0070】
得られた化合物をIRにて分析したところ、910cm
-1付近の原材料のエポキシ基に由来するピークは消失しており、一方、1,800cm
-1付近に原材料には存在しないカーボネート基のカルボニル基に由来するピークが確認された。また、DMFを移動相としたGPCの測定の結果、得られた物質の重量平均分子量は594(ポリエチレンオキサイド換算)であった。以上のことから、この物質は、エポキシ基と二酸化炭素の反応により五員環環状カーボネート基が導入された下記式で表される構造の化合物と確認された。これをA−2とした。この化合物A−2のカーボネート当量を、先に述べた方法で測定したところ0.0075eq/gであり、A−2の化学構造中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は33.0%であると計算された。
【0071】
【0072】
<製造例3>[5員環環状カーボネートを有する化合物(A−3)の合成]
エポキシ当量142のグリセロールポリグリシジルエーテル(商品名:デナコールEX−313、ナガセケムテックス(株)製)100部と、ヨウ化ナトリウム(和光純薬製)20部と、N−メチル−2−ピロリドン150部とを、撹拌装置及び大気解放口のある還流器を備えた反応容器内に仕込んだ。次いで、撹拌しながら二酸化炭素を連続して吹き込み、100℃にて10時間の反応を行った。反応終了後、エバポレーターにて溶剤を蒸発させ、オイル状の化合物132部(収率99.9%)を得た。
【0073】
得られた化合物をIRにて分析したところ、910cm
-1付近の原材料のエポキシ基に由来するピークは消失しており、1,800cm
-1付近に原材料には存在しないカーボネート基のカルボニル由来のピークが確認された。また、DMFを移動相としたGPCの測定の結果、得られた物質の重量平均分子量は397(ポリエチレンオキサイド換算)であった。以上のことから、この物質は、エポキシ基と二酸化炭素の反応により五員環環状カーボネート基が導入された下記式で表される構造の化合物と確認された。これをA−3とした。この化合物A−3のカーボネート当量を、先に述べた方法で測定したところ0.0054eq/gであり、化合物A−3中に占める二酸化炭素由来の成分の割合は、23.8%であると計算された。
【0074】
【0075】
<実施例1>
製造例1で得た化合物A−1を100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製、表中はMXDAと略記)を45.6部、酢酸エチルを145.5部含む溶液を作製し、表面調整剤(商品名:BYK349、ビック・ケミー社製)0.7部を加え、よく攪拌することによって本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。この溶液を離型紙にバーコーターNo.30にて塗布し、その後、80℃で12時間硬化反応させることによって、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作製した。得られたフィルムは透明であり、その厚みは20μmであった。また、得られたフィルムは、後述するように良好なガスバリア性を示すものであることを確認した。さらに、このフィルムを構成しているヒドロキシポリウレタン樹脂中における二酸化炭素由来の成分が占める割合は、21.0%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.0であった。
【0076】
<実施例2>
製造例2で得た化合物A−2を100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製)を51.0部、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.8部を加え、よく攪拌することにより、本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。この溶液を離型紙にバーコーターNo.15で塗布し、実施例1と同様にして、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作成した。フィルムは透明であり、厚みは20μmであった。また、このバリア塗膜中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は、21.7%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.0であった。
【0077】
<実施例3>
製造例2で得た化合物A−2を100.0部と、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン(三菱瓦斯化学(株)製、表中は、13BACと略記)を53.0部、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.8部を加え、よく攪拌することにより、本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。この溶液を離型紙にバーコーターNo.15で塗布し、実施例1と同様にして、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作成した。フィルムは透明であり、厚みは20μmであった。また、このバリア塗膜中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は、21.4%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.0であった。
【0078】
<実施例4>
製造例3で得た化合物A−3を100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製)を36.7部と、酢酸エチルを136.7部含む溶液を作製し、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.7部を加え、よく攪拌することにより、本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。実施例1と同様にして離型紙に塗布し、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作成した。フィルムは透明であり、厚みは20μmであった。また、このバリア塗膜中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は、17.3%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.0であった。
【0079】
<実施例5>
製造例2で得た化合物A−2を100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製)を35.7部と、ヘキサメチレンジアミン(旭化成(株)製、表中は、HMDAと略記)を13.0部と、酢酸エチルを148.7部含む溶液を作製し、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.7部を加え、よく攪拌することにより、本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。該溶液を実施例1と同様に離型紙に塗布し、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作成した。フィルムは透明であり、厚みは20μmであった。また、このバリア塗膜中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は、22.1%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.0であった。
【0080】
<実施例6>
製造例2で得た化合物A−2を50.0部とメタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製)25.4部を混合したものに、エポキシ当量90のテトラグリシジルキシレンジアミン(商品名:TETRAD−X、三菱ガス化学(株)製)50.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製)を18.9部と、酢酸エチルを163.5部含む溶液を作製し、更に表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.8部を加え、よく撹拌することにより、本実施例の塗料組成物である塗料溶液を得た。該溶液を実施例1と同様に離型紙に塗布し、該塗料溶液よりなる単独フィルムを作成した。得られたフィルムは透明であり、厚みは20μmであった。また、このバリア塗膜中に二酸化炭素由来の成分が占める割合は、11.3%であった(計算値)。また、上記反応におけるカーボネート化合物/アミノ化合物の官能基当量比は、1.01であった。
【0081】
<実施例7>
基材を離型紙から、23μm厚のPETフィルム(東レ(株)製、ルミラー、酸素透過性;23℃/35%:71.3ml/m
2・24h・atm、23℃/65%:53.5ml/m
2・24h・atm、23℃/90%:50.2ml/m
2・24h・atm)に代え、複合フィルムとした以外は実施例1と同じ方法で、皮膜(バリア層)を形成した。得られたフィルムは透明であり、基材上に形成したバリア層の厚みは20μmであった。
【0082】
<実施例8>
基材を離型紙から、60μm厚の延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製、トレファン、酸素透過性;23℃/35%:641.5ml/m
2・24h・atm、23℃/65%:555.2ml/m
2・24h・atm、23℃/90%:542.2ml/m
2・24h・atm)に代え、複合フィルムとした以外は実施例1と同じ方法で、皮膜(バリア層)を形成した。得られたフィルムは透明であり、基材上に形成したバリア層の厚みは20μmであった。
【0083】
<比較例1>
エポキシ当量90のテトラグリシジルキシレンジアミン(商品名:TETRAD−X、三菱ガス化学(株)製)100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製、MXDA)76.0部、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.9部を加え、よく攪拌することにより塗料溶液を得た。得られた塗料溶液を実施例1と同様に離型紙上に塗布し硬化塗膜の作成を試みた。しかし、皮膜は硬く脆い物であり測定前に割れてしまい、酸素透過性の測定を行うことができなかった。
【0084】
<比較例2>
エポキシ当量90のテトラグリシジルキシレンジアミン(商品名:TETRAD−X、三菱ガス化学(株)製)100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製、MXDA)76.0部と、酢酸エチル176.0部を含む溶液を作製し、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.9部を加え、よく攪拌することにより、塗料溶液を得た。この溶液を実施例7で使用したものと同様の23μ厚のPETフィルムにバーコーターNo.30にて塗布し80℃で12時間硬化反応させることにより単独フィルムを作製した。フィルムは淡黄色透明であり、バリア層の厚みは20μmであった。
【0085】
<比較例3>
エポキシ当量142のグリセロールポリグリシジルエーテル(商品名:デナコールEX−313、ナガセケムテックス(株)製)100.0部と、メタキシレンジアミン(三菱瓦斯化学(株)製、MXDA)48.2部と、酢酸エチル148.2部を含む溶液を作製し、表面調整剤(ビック・ケミー社製、BYK349)0.7部を加え、よく攪拌することにより、塗料溶液を得た。この溶液を実施例7で使用したものと同様の23μ厚のPETフィルムにバーコーターNo.30にて塗布し80℃で12時間硬化反応させることにより単独フィルムを作製した。フィルムは淡黄色透明であり、バリア層の厚みは20μmであった。
【0086】
<比較例4>
基材をPETフィルムから60μm厚の延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製、トレファン)に代えた以外は比較例2と同じ方法で皮膜を形成した。フィルムは淡黄色透明であり、バリア層の厚みは20μmであった。
【0087】
<比較例5>
基材をPETフィルムから60μm厚の延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製、トレファン)に代えた以外は比較例3と同じ方法で皮膜を形成した。フィルムは淡黄色透明であり、バリア層の厚みは20μmであった。
【0088】
上記の製造例及び比較例の組成を表1にまとめて示した。
【0089】
<評価>
実施例及び比較例で得られた各フィルム(特に皮膜)について、下記の方法及び基準で評価した。評価結果を表2にまとめて示した。
【0090】
[二酸化炭素含有量]
二酸化炭素含有量は、各塗料をコートして得られたバリア皮膜の化学構造中における、原料の二酸化炭素由来のセグメントの質量%を算出して求めた。具体的には、製造例から得られた化合物A−1〜3を合成する際に使用した、モノマーに対して含まれる二酸化炭素の理論量から算出した計算値で示した。例えば、実施例1の場合には、使用した化合物A−1の二酸化炭素由来の成分は30.4%であり、これより実施例1のポリヒドロキシウレタン中の二酸化炭素濃度は(100部×30.4%)/145.6全量=20.9質量%となる。
【0091】
[酸素透過率測定方法]
酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製、OX−TRAN2/21HL)を使用して、それぞれのフィルムの酸素透過率を23℃、相対湿度35%、65%、90%の条件下で測定し、形成した皮膜のバリア層の酸素透過係率Pを以下の式(1)を用いて計算した。
【0092】
1/R1=1/R2+1/P (1)
上記式(1)中の記号は、それぞれ下記を示す。
R1;コーティングを施したプラスチックフィルムの酸素透過率(ml/m
2・day・MPa)
R2;基材フィルムの酸素透過率(ml/m
2・day・MPa)
P;バリア層の酸素透過率(ml/m
2・day・MPa)
【0093】
[塗膜と基材の密着性]
塗膜に1mm
2のクロスカットを100個入れ、ニチバン製、セロハンテープをその上に貼り付け指で強く押し付けた後、90°方向に急速に剥離し、残存した塗膜の個数により4段階評価(◎:100、○:80〜99、△50〜79、×0〜49)した。(◎、○)を接着性良好とした。
【0094】
【0095】
表2から明らかなように、実施例のフィルムは、いずれの湿度においても酸素の透過率が低い優れたガスバリア性を有することが確認された。また、バリア層にエポキシ樹脂を使用した比較例の場合と比べ、得られる皮膜には柔軟性があることより単独皮膜としての使用が可能であり、一方で他の基材への密着性に優れることから多層で構成されるバリア性材料としても容易に使用が可能であることを確認した。このことは、ガスバリア性に優れる多層材料を製造する場合の製造方法としても簡易であることを意味する。表2に示した通り、通常、接着力に優れるがガスバリア性に乏しいウレタン化合物がバリア性を有しているという点が本発明の最大の特徴であるが、かかる顕著な効果は、本発明の必須成分である環状カーボネート化合物とアミン化合物とから得られるポリヒドロキシウレタン樹脂によって初めてもたらされる。
【0096】
さらに、本発明の塗料組成物中の必須成分であるカーボネート化合物は、化学構造の一部として二酸化炭素を高濃度で固定化していることより、得られた皮膜も二酸化炭素を固定化した皮膜となる。このことは、本発明によって提供される材料は、環境問題に対応するガスバリア性皮膜として工業的に有用であることが証明している。