【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、油圧シリンダを構成するピストンロッドの伸縮量やウィンチあるいはプーリーの回転角度、あるいはジョイント部を介して連結されたアームの旋回角度や起伏角度を、ロータリーエンコーダやポテンショメータのような機械的接触を伴うことなく、非接触で計測することが可能な変位計測装置を提供することを目的とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係る変位計測装置は請求項1に記載したように、長手方向が運動体の並進方向とそれぞれ平行になり又は回転軸線廻りに回転する運動体の周縁にそれぞれ沿うように前記運動体に近接配置される計測用ターゲット及び補正用ターゲットと、前記計測用ターゲットの表面に対向するように前記運動体近傍の固定部位に取り付けられる計測用カラーセンサーと、前記補正用ターゲットの表面に対向するようにかつ前記計測用カラーセンサーによる前記計測用ターゲット上の読込み位置近傍が前記補正用ターゲット上の読込み位置となるように前記運動体近傍の固定部位に取り付けられる補正用カラーセンサーと、前記計測用カラーセンサー及び前記補正用カラーセンサーで得られた光強度を演算処理する演算処理部とを備え、前記計測用ターゲットを、前記計測用カラーセンサーで得られる光強度が長手方向に沿って単調に増加又は減少するように構成するとともに、前記補正用ターゲットを、前記補正用カラーセンサーによって得られる光強度が長手方向に沿って均一になるように構成した変位計測装置であって、
前記演算処理部は、前記計測用ターゲットの端部からの距離x(0≦x≦L、Lは計測区間長さ)と該距離xにおいて基準照度下で前記計測用カラーセンサーで得られた光強度に対応する電流値I(x)との関係が格納された参照テーブルを備えるとともに、基準照度下において前記補正用カラーセンサーで前記補正用ターゲットを読み込んだときの光強度に対応する電流値をI
0、前記運動体の並進運動中又は回転運動中において前記計測用カラーセンサー及び前記補正用カラーセンサーで得られた光強度に対応する電流値をそれぞれI
1,I
2としたとき、次式、
I
1=(I
2/I
0)・I(x) (1)
を満たすxを、前記固定部位に対する前記運動体の並進移動量又は回転角度として算出するようになっているものである。
【0014】
また、本発明に係る変位計測装置は、油圧シリンダを構成するピストンロッドを前記運動体とし、該ピストンロッドの進退量を前記運動体の並進移動量としたものである。
【0015】
また、本発明に係る変位計測装置は、ウィンチ、プーリーその他の回転体を前記運動体とし、該回転体の回転角度を前記運動体の回転角度としたものである。
【0016】
また、本発明に係る変位計測装置は請求項
4に記載したように、アームと該アームの基端側が該アームの材軸に対して直交する軸線廻りとその軸線及び前記アームの材軸に直交する軸線廻りにそれぞれ回動自在となるように連結されたアーム取付部との相対変位を前記直交2軸廻りの前記アームの回転角度として計測する変位計測装置であって、
前記アーム取付部に配置され周方向に沿ってHSV色空間で定義される色相が変化し半径方向に沿って彩度が変化するように形成された円形のカラーグラデーションで表面が構成されてなる計測用ターゲットと、赤,緑及び青の各色に対応した光強度に対応する電流値を出力可能でかつ前記計測用ターゲットの表面に対向するようにかつ前記アームの材軸延長線上に配置される計測用カラーセンサーと、該計測用カラーセンサーで得た電流値をRGB出力データとして演算処理する演算処理部とを備え、
前記計測用ターゲットは、その周方向及び半径方向に沿った位置と前記色相及び彩度とが一意に定まるように構成してあり、
前記演算処理部は、前記RGB出力データを演算処理して得られる色相及び彩度から前記計測用ターゲット上の読込み位置を特定するとともに、特定された読込み位置から前記直交2軸廻りの回転角度を算出するようになって
おり、該直交2軸回りの回転角度θ1,θ2は、前記色相をH(0≦H<2π)、前記彩度をS(0<S≦1)、前記アームの回転中心から前記計測用ターゲットまでの距離をD、該計測用ターゲットの半径をRとしたとき、
θ1=tan-1(R・S・sinH/D) (2)
θ2=tan-1(R・S・cosH/D) (3)
から算出されるものである。
【0018】
また、本発明に係る変位計測装置は、前記アームと前記アーム取付部との連結構造をボールジョイント又はユニバーサルジョイントとしたものである。
【0019】
[第1の発明]
【0020】
第1の発明に係る変位計測装置は、計測用ターゲットを、計測用カラーセンサーで得られる光強度が長手方向に沿って単調に増加又は減少するように構成するとともに、計測用ターゲットの位置とその位置に対応する光強度相当の電流値とを予め参照テーブルとして演算処理部に記憶しておき、運動体が並進し又は回転するとき、計測用カラーセンサーで得られた光強度相当の電流値を上述した参照テーブルに照合することで、その読取り位置を算出することを基本とし、さらに参照テーブル作成時の照度(以下、基準照度)と計測時の照度(以下、計測照度)の違いによる光強度の変動を考慮すべく、補正用ターゲットによって照度の変動率を算出するとともに、該変動率を用いて参照テーブルを補正することを特徴とするものである。
【0021】
すなわち、第1の発明に係る変位計測装置においては、計測に先立ち、まず、計測用ターゲット及び補正用ターゲットを作成し、これらを、それらの長手方向が運動体の並進方向とそれぞれ平行になり、又は回転軸線廻りに回転する運動体の周縁にそれぞれ沿うように近接配置するとともに、運動体近傍の固定部位には、計測用カラーセンサー及び補正用カラーセンサーを、計測用カラーセンサーが計測用ターゲットに対向するように、補正用カラーセンサーが補正用ターゲットに対向するようにそれぞれ取り付ける。
【0022】
ここで、補正用カラーセンサーは、補正用ターゲット上の読込み位置が、計測用カラーセンサーによる計測用ターゲット上の読込み位置近傍となるように位置決めする。
【0023】
一方、計測用ターゲットは、計測用カラーセンサーによって得られる光強度が、長手方向に沿って単調に増加又は減少するように、補正用ターゲットは、補正用カラーセンサーによって得られる光強度が、長手方向に沿って均一になるようにそれぞれ構成しておく。
【0024】
また、基準照度下において補正用ターゲットを補正用カラーセンサーで読み込み、そのときの光強度に対応する電流値I
0を演算処理部に記憶しておくとともに、基準照度下において計測用ターゲットを計測用カラーセンサーで読み込むことにより、参照テーブルを作成しておく。
【0025】
参照テーブルは、計測用ターゲットの基準位置、例えばその端部からの距離xと該距離xにおいて基準照度下で計測用カラーセンサーにより得られた光強度に対応する電流値I(x)との関係を求めるためのものであって、xを特定することによってI(x)を求めることができるのであれば、どのように構成するかは任意である。
【0026】
例えば、2以上のx
1,x
2,x
3・・・とそれらに対応するI(x
1),I(x
2),I(x
3)・・・とを格納しておき、それらの離散値を用いて任意のxに対するI(x)を適当な補間式で求める形式や、それらの離散値から最小二乗法等で算出された近似式に任意のxを代入してI(x)を求める形式などを採用することが可能であり、離散値が2つでそれらの間を直線補間する場合が最も簡単な参照テーブルとなる。
【0027】
基準照度下での作業中においては、例えば高照度白色LED光源で計測用ターゲットや補正用ターゲットの表面を照射することにより、読取り精度を高めるのが望ましい。
【0028】
次に、運動体が並進し、又はその材軸回りに回転するとき、計測用カラーセンサーで計測用ターゲットを、補正用カラーセンサーで補正用ターゲットをそれぞれ読み込み、得られた電流値をそれぞれI
1,I
2とする。
【0029】
計測中においては、基準照度下での作業と同様、例えば高照度白色LED光源で計測用ターゲットや補正用ターゲットの表面を照射することにより、読取り精度を高めるのが望ましい。
【0030】
補正用ターゲットは、長手方向に沿って均一に構成してあるため、光強度に対応する電流値はその位置にかかわらず一定であり、したがって、電流値I
2を電流値I
0で除した値は、基準照度下での光強度に対する計測照度下での光強度の変動率Kとなり、よって、参照テーブルで定義された電流値I(x)に変動率Kを乗じれば、計測照度下での関係を得ることができる。
【0031】
以上の考え方に基づき、計測用カラーセンサーと補正用カラーセンサーで得られたI
1,I
2を式(1)に代入してxを求め、これを、固定部位に対する運動体の並進移動量又は回転角度とする。
【0032】
このようにすれば、固定部位に対する運動体の並進移動量又は回転角度を、該運動体と非接触の状態でリアルタイムに計測することが可能となる。
【0033】
運動体は、並進運動又は回転運動しなおかつそれらの並進移動量や回転角度が計測対象となるものが全て含まれるが、油圧シリンダを構成するピストンロッドや、ウィンチ、プーリーその他の回転体がその典型例となる。かかる場合、ピストンロッドの進退量が並進移動量となり、回転体の回転角度が上述の回転角度となる。
【0034】
計測用ターゲット及び補正用ターゲットは、計測区間長さを全長とする短冊状の貼付シールでそれぞれ構成することが可能であり、短手側で連続するように一体形成してもかまわない。
【0035】
計測用ターゲットは上述したように、計測用カラーセンサーで得られる光強度が長手方向に沿って単調に増加又は減少するように構成し、参照テーブルは、かかる計測用ターゲットに対する基準照度下での光強度を計測用カラーセンサーで計測して作成する。
【0036】
計測用ターゲットを作成するにあたり、計測用カラーセンサーで得られる光強度が長手方向に沿って単調に増加又は減少するように構成する方法は任意であるが、例えば、その表面色がRGB色空間でR=G=0かつB≠0(青色のカラーグラデーション)となるように、G=B=0かつR≠0(赤色のカラーグラデーション)となるように、又はB=R=0かつG≠0(緑色のカラーグラデーション)となるようにそれぞれ構成することができる。また、単調増加又は単調減少は、特に直線関係となるように構成することが可能である。
【0037】
一方、計測用ターゲットは、カラーグラデーションに代えて、グレースケールで構成することも可能である。この場合、R=G=Bとしてそれらの大きさを変化させる、HSV色空間で言えば、彩度をゼロにして明度を距離xに応じて変化させる構成となる。
【0038】
補正用カラーセンサーは、補正用ターゲット上の読込み位置が、計測用カラーセンサーによる計測用ターゲット上の読込み位置近傍となるように位置決めすることにより、計測用カラーセンサーによる計測用ターゲット上の読込みと補正用カラーセンサーによる補正用ターゲット上の読込みとが、実質的に同一照度下で行われるように構成すればよいのであって、計測用カラーセンサーに必ずしも隣接配置する必要はなく、計測用カラーセンサー及び補正用カラーセンサーの読込み先が互いに近接している限り、センサー自体は離間配置するようにしてもかまわない。
【0039】
カラーセンサーは、計測用ターゲットの構成に合わせて適宜選択すればよく、R,G又はBのうち、いずれか1つの色に対応した一組の光学フィルタ及びフォトダイオードで構成された単色型、R,G又はBのうち、2つの色に対応した二組の光学フィルタ及びフォトダイオードで構成された2色型、R,G及びBの各色に対応した三組の光学フィルタ及びフォトダイオードで構成された3色型を適宜選択することができる。
【0040】
例えば、計測用ターゲットを、その表面色がRGB色空間でR=G=0かつB≠0(青色のカラーグラデーション)となるように構成する場合には、青に対する分光感度に優れたフォトダイオード内蔵の単色型カラーセンサーを用いれば足りる。
【0041】
同様に、計測用ターゲットが赤色のカラーグラデーションであれば赤に対する分光感度に優れ、緑色のカラーグラデーションであれば緑に対する分光感度に優れたフォトダイオード内蔵の単色型カラーセンサーをそれぞれ用いるようにすればよい。
【0042】
また、計測用ターゲットがグレースケールの場合には、赤(R)、緑(G)及び青(B)に対応する各出力電流値が同じ値になるため、より多くの電流を得て精度を上げるべく、3色型カラーセンサーを用いるようにすればよい。
【0043】
式(1)を用いた参照テーブルの補正は、計測照度が基準照度と異なる場合、例えば環境光が入り込むことによって照度が変動するときをはじめ、補正後にさらに照度が変動する場合、例えば照明設備が劣化したときに随時行えばよい。
【0044】
[第2の発明
(参考発明)]
【0045】
第2の発明に係る変位計測装置においては、計測用ターゲットを、HSV色空間で定義される色相又は彩度と長手方向又は周方向の位置とが一意に定まるように、換言すれば1対1の関係になるように構成しておき、かかる計測用ターゲットを運動体に取り付け、該運動体が並進し又は回転したとき、計測用カラーセンサーで計測用ターゲットを読み込むことで、赤,緑及び青の各色に対応する電流値を出力させるとともに、該電流値を用いて計測用カラーセンサー又は演算処理部でRGB出力データを算出した後、該RGB出力データを色相又は彩度に、さらには計測用ターゲット上の位置へと順次変換することを特徴とするものである。
【0046】
すなわち、第2の発明に係る変位計測装置においては、計測に先立ち、まず、計測用ターゲットを作成し、これを、その長手方向が運動体の並進方向と平行になり、又は回転軸線廻りに回転する運動体の周縁に沿うように配置するとともに、運動体近傍の固定部位には、計測用カラーセンサーが計測用ターゲットの表面に対向するように該計測用カラーセンサーを取り付ける。
【0047】
ここで、計測用ターゲットは、周方向に沿った位置とHSV色空間で定義される色相又は彩度とが一意に定まるように構成しておく。
【0048】
次に、運動体が並進し、又は回転軸線廻りに回転したとき、計測用カラーセンサーで計測用ターゲットを読み込むことで、赤,緑及び青の各色に対応する電流値を得る。
【0049】
計測中においては、例えば高照度白色LED光源で計測用ターゲットの表面を照射することにより、読取り精度を高めるのが望ましい。
【0050】
次に、計測用カラーセンサーで得た電流値を用いて計測用カラーセンサー又は演算処理部でRGB出力データを算出した後、演算処理部で該RGB出力データをHSV色空間で定義される色相又は彩度に変換するとともに、該色相又は彩度を計測用ターゲット上の位置に順次変換する。
【0051】
このようにすれば、固定部位に対する運動体の並進移動量又は回転角度を、該運動体と非接触の状態でリアルタイムに計測することが可能となる。
【0052】
運動体は、並進運動又は回転運動しなおかつそれらの並進移動量や回転角度が計測対象となるものが全て含まれるが、油圧シリンダを構成するピストンロッドや、ウィンチ、プーリーその他の回転体がその典型例となる。かかる場合、ピストンロッドの進退量が並進移動量となり、回転体の回転角度が上述の回転角度となる。
【0053】
計測用ターゲットは、進退動作を行うピストンロッドのような並進運動を行う運動体の場合であれば、計測区間長さを全長とする短冊状の貼付シールで構成し、プーリーのような回転体であれば、計測区間長さを周長とした環状の貼付シールで構成することができる。
【0054】
計測用ターゲットは、色相が変化するように構成するのであれば、0から2πの範囲、典型的には赤で始まり、黄、緑、青、紫と変化して赤に戻る色相環上で推移するように、計測用ターゲットの表面色をカラーグラデーションで構成すればよい。
【0055】
また、彩度が変化するように構成するのであれば、変換された結果が0(無彩色、R=G=B)から1の範囲(R,G,Bのいずれか1つ、又はいずれか2つが0)で変化するように、計測用ターゲットの表面色を構成すればよい。
【0056】
計測用カラーセンサーは、R,G及びBの各色に対応した三組の光学フィルタ及びフォトダイオードで構成することができるが、各色に対応した電流値のRGB出力データへの変換は、計測用カラーセンサーで行うようにしてもよいし、演算処理部で行うようにしてもよい。
【0057】
[第3の発明]
【0058】
第3の発明に係る変位計測装置においては、計測用ターゲットを、HSV色空間で定義される色相及び彩度と周方向及び半径方向の位置とが一意に定まるように、換言すれば1対1の関係になるように構成しておき、かかる計測用ターゲットをアーム取付部に取り付け、アームが直交2軸線廻りに回転したとき、計測用カラーセンサーで計測用ターゲットを読み込むことで、赤,緑及び青の各色に対応する電流値を出力させるとともに、該電流値を用いて計測用カラーセンサー又は演算処理部でRGB出力データを算出した後、該RGB出力データを色相及び彩度に、さらには計測用ターゲット上の位置へと順次変換することを特徴とするものである。
【0059】
すなわち、第3の発明に係る変位計測装置においては、計測に先立ち、まず、計測用ターゲットを作成し、これをアーム取付部に配置するとともに、アーム側には、計測用ターゲットの表面に対向するように計測用カラーセンサーをアームの材軸延長線上に取り付ける。
【0060】
ここで、計測用ターゲットは、周方向及び半径方向に沿った位置とHSV色空間で定義される色相及び彩度とが一意に定まるように構成しておく。
【0061】
次に、アームが直交する2軸線廻りに回転したとき、計測用カラーセンサーで計測用ターゲットを読み込むことで、赤,緑及び青の各色に対応する電流値を得る。
【0062】
計測中においては、例えば高照度白色LED光源で計測用ターゲットの表面を照射することにより、読取り精度を高めるのが望ましい。
【0063】
次に、計測用カラーセンサーで得た電流値を用いて計測用カラーセンサー又は演算処理部でRGB出力データを算出した後、演算処理部で該RGB出力データをHSV色空間で定義される色相及び彩度に変換するとともに、該色相及び彩度を計測用ターゲット上の位置に順次変換する。
【0064】
具体的には、RGB出力データから算出されたHSV色空間の色相をH、彩度S、直交2軸線廻りのアームの回転中心から計測用ターゲットの円形中心までの距離をD、該計測用ターゲットの半径をRとしたとき、直交2軸回りの回転角度θ
1,θ
2を、
θ
1=tan
-1(R・S・sinH/L) (2)
θ
2=tan
-1(R・S・cosH/L) (3)
から算出
する。
【0065】
このようにすれば、直交する2軸線廻りのアームの回転角度を、該アームと非接触の状態でリアルタイムに計測することが可能となる。
【0066】
アームは、その基端側が該アームの材軸に対して直交する軸線廻りとその軸線及びアームの材軸に直交する軸線廻りにそれぞれ回動自在となるようにアーム取付部に連結されているものが全て含まれるが、アームとアーム取付部との連結構造をボールジョイント又はユニバーサルジョイントとした構成が典型例となる。
【0067】
計測用カラーセンサーは、R,G及びBの各色に対応した三組の光学フィルタ及びフォトダイオードで構成することができるが、各色に対応した電流値のRGB出力データへの変換は、計測用カラーセンサーで行うようにしてもよいし、演算処理部で行うようにしてもよい。