(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記水分導入部は、前記マイク孔に対面する対向面を備えており、この対向面と前記カバー部材の内面との間に形成される隙間を通じて前記マイク孔から導入される水分を排水する構造を有していることを特徴とする請求項1に記載のリモコン。
前記水分導入部は、前記マイク孔の外側端から内側に後退した位置でマイク孔の孔内に張り出した膨出部と、この膨出部に連続して前記カバー部材の内側に水分を案内する案内部とを有することを特徴とする請求項1に記載のリモコン。
前記マイクとマイク孔との間の空間には、上方からの前記マイクへの水分の侵入を防ぐ庇状のマイク保護部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のリモコン。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この特許文献1に示す構造には以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
【0007】
すなわち、特許文献1の構造は、マイク孔をカバー部材の底部に設けることを前提とする構造であるため、マイク孔を底部以外に設けることができない。
【0008】
特に、浴室に使用されるリモコンはその取付位置などの関係から、マイクが下向きになる構成では音を拾い難くなる場合がある。
【0009】
また、特許文献1のように、マイク孔の端面から外周に向かって肉厚を厚くする構成では、マイク孔が設けられたケース部材の表面がフラットにならず、見た目にすっきりしたデザインを採用できなくなるという問題もあった。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、水膜によるマイク孔の閉塞を防止しながらマイク孔の位置を自由に設定できる構造を提供することにより、浴室での使用に適したリモコンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のリモコンは、マイクを内蔵したリモコン本体を覆うカバー部材にマイク孔を設けてなるリモコンにおいて、上記マイクとマイク孔との間に空間が形成され、この空間に上記マイク孔に付着する水分との接触によって当該水分を上記カバー部材の内側に導入する水分導入部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
すなわち、請求項1に係るリモコンは、マイクとマイク孔との間に形成された空間に設けられる水分導入部をマイク孔に付着する水分と接触させることによって当該水分をカバー部材の内側に導入する構造としているので、マイク孔に形成される水膜は水分導入部によって破られ、その水分はカバー部材の内側に導入される。したがって、マイク孔が水膜によって塞がれることが防止される。
【0013】
そして、この水分導入部はマイク孔に付着する水分と接触可能な位置にあればよいので、マイク孔を設ける位置が制限されることがなく、集音しやすい位置にマイクを配置することができる。たとえば、リモコン(カバー部材)の左右両側面や正面などの任意の位置にマイク孔を設けることも可能になる。
【0014】
しかも、水分導入部はマイクとマイク孔との間の空間に配置されるので、マイク孔が設けられるケース部材の表面をフラットにすることができ、外観上もすっきりした意匠を採用することができる。なお、請求項1における「マイクとマイク孔との間に形成される空間」にはマイク孔の内部空間も含んでおり、マイク孔の外側端から水分導入部が外部に突出しない形状のリモコンを提供できる。
【0015】
本発明の請求項2に記載のリモコンは、請求項1に記載のリモコンにおいて、上記水分導入部が上記マイク孔に対面する対向面を備えており、この対向面と上記カバー部材の内面との間に形成される隙間を通じて上記マイク孔から導入される水分を排水する構造を有していることを特徴とする。
【0016】
すなわち、この請求項2に係るリモコンは、マイク孔に形成される水膜が表面張力でマイク孔の内側に張り出し、マイク孔に対面する水分導入部の対向面と接触することで破れるようになっている。そして、破れた水膜の水分は、カバー部材の内面と水分導入部の対向面の間の隙間を通って排出される。なお、この排出にあたっては、カバー部材の内面と水分導入部との隙間を狭くしておくことで毛細管現象を利用して水分を排水することができる。
【0017】
本発明の請求項3に記載のリモコンは、請求項1に記載のリモコンにおいて、上記マイク孔の外側端から内側に後退した位置でマイク孔の孔内に張り出した膨出部と、この膨出部に連続して上記カバー部材の内側に水分を案内する案内部とを有することを特徴とする。
【0018】
すなわち、この請求項3に係るリモコンは、マイク孔に形成される水膜をマイク孔の外側端から内側に後退した位置でマイク孔の孔内に張り出した膨出部で破り、破れた水膜の水分をこの膨出部に連続してカバー部材の内側に水分を案内する案内部でカバー部材内部に案内するようになっている。
【0019】
本発明の請求項4に記載のリモコンは、請求項1から3のいずれかに記載のリモコンにおいて、上記カバー部材は、上記マイク孔が備えられた壁面と異なる壁面に第2のマイク孔が形成されていることを特徴とする。
【0020】
すなわち、この請求項4に係るリモコンは、上記マイク孔が備えられた壁面と異なる壁面に第2のマイク孔が形成されているので、請求項1から3のいずれかの構成によってもなおマイク孔に水膜が形成されてしまった場合でも、この第2のマイク孔を通じてマイクは集音することができる。
【0021】
また、本発明の請求項5に記載のリモコンは、請求項1から4のいずれかに記載のリモコンにおいて、上記マイクとマイク孔との間の空間には、上方からの上記マイクへの水分の侵入を防ぐ庇状のマイク保護部が設けられていることを特徴とする。
【0022】
すなわち、この請求項5に係るリモコンでは、マイクとマイク孔との間の空間に上方からのマイクへの水分の侵入を防ぐ庇状のマイク保護部が設けられているので、たとえば、ケース部材の天井面などから水分が侵入しても、その水分は庇状のマイク保護部によってマイクへの侵入が防止され、マイク表面に水膜が形成されることが防止され得る。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、マイクを内蔵したリモコン本体を覆うカバー部材にマイク孔を設けてなるリモコンにおいて、上記マイクとマイク孔との間に空間が形成され、この空間に上記マイク孔に付着する水分との接触によって当該水分を上記カバー部材の内側に導入する水分導入部が設けられているので、マイク孔に形成される水膜は水分導入部によって破られてカバー部材の内側に導入されるので、マイク孔が水膜によって塞がれることが防止される。
【0024】
また、水分導入部はマイク孔に付着する水分と接触可能な位置にあればよいので、この条件を満たす範囲でマイク孔を設ける位置を自由に設定することができ、マイクを集音しやすい位置に配置することができる。
【0025】
しかも、水分導入部はマイクとマイク孔との間の空間に配置されるので、マイク孔が設けられるケース部材の表面をフラットにすることができ、外観上すっきりした意匠のリモコンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明に係るリモコンの左側面の一例を示す外観図である。
【
図2】同リモコンにおけるマイク孔周辺の内部構造の一例を示す部分拡大斜視断面図である。
【
図3】同リモコンにおけるカバー部材と水分導入部の位置関係を示す
図1のIII−III線に沿って切断した部分拡大端面図である。
【
図4】同リモコンにおけるマイク孔と水分導入部の対向面との位置関係の一例を示す説明図であって、
図4(a)は水分導入部の対向面をマイク孔の高さ方向の全長に配置した場合を、また、
図4(b)は水分導入部の対向面をマイク孔の高方向の途中までに配置した場合をそれぞれ示している。
【
図5】同リモコンの水分導入部の構造を改変した第2の実施形態を示す説明図であり、
図5(a)は水分導入部をマイク孔の外側から見た斜視図を、
図5(b)はマイク孔の内側から見た斜視図を示している。
【
図6】同リモコンの水分導入部を正面パネル側からみた拡大図である。
【
図7】同リモコンの第3の実施形態を示す説明図であって、
図7(a)は第2のマイク孔を示す斜視図であり、
図7(b)はマイク保護部の構成を示すマイク周辺の断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
本発明に係るリモコンは、主として、浴室などのいわゆる水回りでの使用に適したリモコンであって、
図1は本発明を適用した給湯装置(図示せず)の浴室用のリモコンの外観を示している。
【0028】
このリモコン1は、給湯装置の遠隔操作装置としての機能を実現するための各種電子部品で構成されたリモコン本体2(
図2参照)をカバー部材3で覆うことによって構成されている。
【0029】
リモコン本体2の具体的な構成は公知であるのでその詳細な説明は省略するが、リモコン本体2には、リモコン1の制御中枢を構成するマイコン、液晶表示器などの各種表示デバイス、音声や警報音を出力するスピーカ、各種操作スイッチを構成するスイッチ類、電源装置などが備えられている。これらリモコン本体2を構成する各種電子部品は、図示しないプリント基板や部品ホルダなど、電子部品を所定位置に配置させる部品保持部材4に取り付けられており、この部品保持部材4を介して(あるいは部品によっては部品保持部材4を介することなく直接に)カバー部材3に取り付けられている。
【0030】
そして、このリモコン本体2には、リモコン1が備えるインターホン機能を実現するためのマイク(マイクロホン)5が内蔵されている。マイク5は、
図2に示すように、部品保持部材4にマイク5を保持するために形成されたマイクホルダ部4aに装着されるようになっており、マイクホルダ部4aには、後述するマイク孔9を通してカバー部材3内に入ってくる音をマイク5に届けるための導音孔4bが貫通して形成されている。なお、この導音孔4bの先端には導音孔4bへの水滴等の侵入を防ぐはっ水シート10が貼付されている。
【0031】
上記マイクホルダ部4aは、リモコン本体2をカバー部材3に収容したときに、マイク5(具体的には、導音孔4bの先端)がカバー部材3の内面に一定の間隔を空けて対面するように設けられており、これによってマイク5とカバー部材3(後述するマイク孔9)との間に空間Aが形成されるようになっている。本実施形態では、このマイクホルダ部4aは、カバー部材3内において、マイク5がリモコン1の左側面の下端付近に配置されるように構成されている。
【0032】
カバー部材3は、リモコン本体2を内部に収容する略箱状のケースを構成するものであって、主としてリモコン1の背面1eを構成するケース本体6と、このケース本体6に装着されて主としてリモコン1の上面1b、底面1c、左側面1dおよび右側面(図示せず)を構成するケース枠体7と、このケース枠体6に装着されて主としてリモコン1の正面1aを構成する正面パネル8とを主要部として構成されている。なお、これらケース本体6、ケース枠体7、正面パネル8は、いずれもその主要部分がそれぞれ樹脂による一体成型品とされている。
【0033】
そして、このカバー部材3内に上記リモコン本体2が収容されることによって、リモコン1の正面パネル8の所定位置に液晶表示器などの表示デバイスや操作スイッチを構成するスイッチ類などが露出して配置されるようになっている。
【0034】
また、本実施形態では、上述したように、リモコン本体2にはマイク5が内蔵されることから、リモコン1のカバー部材3においてこのマイク5に対面する位置、すなわち、上記ケース枠体7においてリモコン1の左側面1dを構成するパネルのマイク5に対面する位置には該パネルを貫通するマイク孔9が形成されている。このマイク孔9として、本実施形態では、
図1に示すように、上下に細長い略長方形状の貫通孔を採用しているが、マイク孔9の開口形状は適宜変更可能である。たとえば、マイク孔9として正方形や円形の貫通孔を採用することもできる。
【0035】
そして、このように構成されるリモコン1において、本発明では、上記マイク孔9に水膜が形成されるのを防止するために、マイク孔9とマイク5との間に形成される空間Aに、マイク孔9に付着する水分(特に、マイク孔9に形成される水膜)との接触によって当該水分(特に、接触によって破られる水膜の水分)をカバー部材3の内側に導入する水分導入部11を設けている。
【0036】
この水分導入部11は、上記空間Aにおいて、マイク孔9に対面する対向面11aを備えて構成されている。具体的には、この水分導入部11は、
図2および
図3に示すように、ケース本体6から起立して設けられる板状の部材12で構成されており、この板状の部材12の一方の面が上記対向面11aとされ、この対向面11aがマイク孔9(カバー部材3)と一定の距離Lを隔てるように配設されている。
【0037】
すなわち、この対向面11aは、カバー部材3の内面、つまり、本実施形態ではリモコン1の左側面1dを構成するパネルの内壁面7aから距離Lだけ内側に後退した位置に配設されている。この距離Lは短く(たとえば、数mm程度に)設定されており、カバー部材3の内壁面7aと対向面11aとの間には間隔の狭い隙間Bが形成されるようになっている。なお、この板状の部材12は、ケース本体6と一体に成型されている。
【0038】
また、この対向面11aは、マイク孔9との関係では、マイク孔9と部分的に対面するように配設されている。
図4は、マイク孔9と対向面11aとの位置関係の一例を示している。この
図4に示すように、対向面11aは、少なくとも、マイク孔9の巾方向(紙面の左右方向)においてマイク孔9と対向面11aとが完全に重ならないようにマイク孔9と左右方向の位置をずらして配置される(
図4(a),(b)参照)。一方、その高さ方向(紙面の上下方向)については少なくともマイク孔9の下方部分が対向面11aと重なるように配置されていればよく、高さ方向の全長に対向面11aが重なる構成(
図4(a)参照)や、高さ方向の一部だけが対向面11aと重なる構成(
図4(b)参照)としてもよい。
【0039】
このように、水分導入部11の対向面11aが上記マイク孔9(カバー部材3)の巾方向に位置をずらして、かつ、マイク孔9に近い位置に配置されることにより、リモコン1に水が掛かるなどしてマイク孔9に水膜W(
図3参照)が形成されると、当該水膜Wはその表面張力によって膨らんだ部分が上記対向面11aと接触し、その結果、水膜Wが破れるようになる。
【0040】
そして、破れた水膜Wの水分(およびマイク孔9に流れ込んだ水滴など)は、毛細管現象によってカバー部材3と対向面11aとの間に形成される隙間Bに導入され、隙間Bの下方に排出される。つまり、上記隙間Bはマイク孔9に流れ込んだ水分の排出経路を構成するようになっている。
【0041】
なお、この隙間Bの下方には、該隙間Bに連通する部位にケース部材3を貫通する排出孔などの排出部(図示せず)が形成されており、ケース部材3の内側に入った水分はこの排出部から外部に排出される。
【0042】
このように、本実施形態のリモコン1では、マイク5とマイク孔9との間に形成された空間Aに、マイク孔9に付着する水分との接触によって当該水分をカバー部材3の内側に導入する水分導入部11が備えられているので、マイク孔9に水膜Wが形成されるのを防止でき、マイク5で音を拾い難くなることが回避される。
【0043】
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態を
図5および
図6に基づいて説明する。
この第2の実施形態に示すリモコン1は、上述した第1の実施形態における水分導入部11の構造を改変したものであって、その他の構成は第1の実施形態と共通する。したがって、以下の説明では第1の実施形態と構成が共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0044】
この第2の実施形態に示すリモコン1の水分導入部11′は、
図5および
図6に示すように、マイク孔9の外側端から内側に後退した位置でマイク孔9の孔内に張り出して形成された膨出部13と、この膨出部13に連続してカバー部材3の内側に水分を案内する案内部14とで構成されている。
【0045】
上記膨出部13は、マイク孔9に形成される水膜Wと接触することによって該水膜Wを破る働きをする部位であって、マイク孔9の内側下面からマイク孔9の孔内中央に向かって突出して設けられる。この膨出部13の形状としては、破れた水膜Wの水分を下方に案内し易い形状(たとえば、先端(上端)が細く、基端(下端)が広い形状)が好ましく、本実施形態では
図5に示すような略四角錐状を採用している。なお、この膨出部13の形状は適宜変更可能であり、たとえば、略円錐形や略三角錐形などの他の形状を採用してもよい。
【0046】
また、この膨出部13は、その基端部がマイク孔9の外側端から内側にやや後退した位置となるように配置されている。これは、膨出部13の基端部をマイク孔9の外側端に近づけると膨出部13を取り込んだ形で水膜Wが形成されるおそれがあるからである。
【0047】
上記案内部14は、膨出部13によって破られた水膜Wの水分(およびマイク孔9に流れ込んだ水滴など)がカバー部材3の内側に流れ込むように案内する働きをする部位であって、この案内部14は上記膨出部13に連続する傾斜面14aを備えて構成される。この傾斜面14aは、カバー部材3の内側に突出するすそ広がりの形態とされる。本実施形態では、上記膨出部13が略四角錐形に形成されているので、この傾斜面14aは
図5(b)に示すように3面設けられている。なお、本実施形態では、上記膨出部13および案内部14は、ケース枠体7と一体に成型されている。
【0048】
このように水分導入部11′が構成されることにより、本実施形態に示すリモコン1では、リモコン1に水が掛かるなどしてマイク孔9に水膜Wが形成されると、当該水膜Wは水分導入部11′の膨出部13と接触して破られ、破れた水膜Wの水分(およびマイク孔9に流れ込んだ水滴など)は膨出部13に連続する案内部14を伝ってカバー部材3の内側に導入される。
【0049】
なお、本実施形態においても、上記案内部14の下方位置にはケース部材3を貫通する排出孔などの排出部(図示せず)が形成されており、ケース部材3の内側に入った水分はこの排出部を通じて外部に排出される。
【0050】
実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態を
図7に基づいて説明する。
この第3の実施形態に示すリモコン1は、上述した第1および第2の実施形態に示すリモコン1の改変例を示すものであって、改変部分以外の構成は第1および第2の実施形態と共通する。したがって、以下の説明では第1および第2の実施形態と構成が共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0051】
この第3の実施形態に示すリモコン1では、上述した第1および第2の実施形態に示すリモコン1に対して2点の改変を加えている。まず、第1の改変は、水分導入部11,11′の存在にもかかわらずマイク孔9に水膜Wが形成されてしまった場合の対策であり、この対策として、本実施形態のリモコン1では、カバー部材3において、マイク孔9が備えられた壁面(パネル)とは異なる壁面に第2のマイク孔15を形成している。
【0052】
この第2のマイク孔15は、マイク孔9が水膜Wで塞がれたときのための予備のマイク孔を構成するものであって、マイク孔9に近い壁面(マイク5に近い壁面)に設けられる。上述した第1および第2の実施形態ではマイク孔9がリモコン1の左側面1dに設けられているので、本実施形態ではこの第2のマイク孔15を、
図7(a)に示すように、ケース枠体7においてリモコン1の底面1cを構成するパネル(壁面)を貫通して形成させている。
【0053】
このように、第2のマイク孔15を設ける構成を採用する場合、第2のマイク孔15からマイク5までの間には、第2のマイク孔15から入った音声がマイク5に届き易くなるようにリモコン本体2には音声伝搬用の空間Cを設けておくのが望ましい。
【0054】
なお、この第2のマイク孔15をリモコン1の底面1cに設けることにより、この第2のマイク孔15を上述したカバー部材3内に入った水分の排出部として使用することができるようになる。
【0055】
次に、第2の改変は、カバー部材3の上面1bのつなぎ目などからカバー部材3内に侵入する水滴などがマイク5に付着すること(はっすいシート10に水膜が形成されること)の対策であり、この対策として、本実施形態のリモコン1では、マイク5とマイク孔9との間の空間Aに、上方からのマイク5への水分の侵入を防ぐ庇状のマイク保護部16を設けている。
【0056】
具体的には、本実施形態では、上方からマイク5に滴り落ちる水滴への対策として、
図7(b)に示すように、マイクホルダ部4aの上方に部品保持部材4の一部を延設してなる板状のマイク保護部16を形成している。このマイク保護部16は、上方から滴り落ちる水滴を受け止めて当該水滴がマイク5(具体的には、マイクホルダ部4aの導音孔4b)に水滴が掛からないようにするためのものであって、このマイク保護部16の先端とカバー部材3の内面との間にはわずかな間隙Dが形成されるようになっており、マイク保護部16で受け止めた水滴の水分はこの間隙Dから下方に落下するようになっている。
【0057】
これにより、カバー部材3の上面1bのつなぎ目などからカバー部材3内に侵入する水滴などによってマイク5が音を拾いづらくなることが防止される。
【0058】
なお、この第1の改変および第2の改変は、いずれも上述した第1および第2の実施形態に示すリモコン1の双方に適用することができ、また、第1および第2の改変の一方のみを選択して適用することも可能である。
【0059】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0060】
たとえば、上述した実施形態では、このマイク孔9をリモコン1の左側面の下端付近に配置した場合を示したが、マイク孔9の高さ位置は適宜変更可能であることはもちろん、マイク孔9を設ける面も適宜変更可能である。
【0061】
また、上述した実施形態3では、第2のマイク孔15をリモコン1の底面1cに設けた場合を示したが、たとえば、リモコン1の正面1a(正面パネル8)に設けることも可能である。
【0062】
さらに、上述した実施形態では、本発明を給湯装置の浴室用のリモコンに適用した場合を示したが、本発明は台所用のリモコンにも適用可能であるほか、給湯装置以外のリモコンにももちろん適用可能である。