【実施例】
【0102】
実施例1:材料および方法
天然の配置のペプチド:Mimotopesの独占所有権の独自の並列アレイ合成プラットフォームを用いてMimotopesがペプチドを合成した。各ペプチドは、本発明のアミノ酸配列、および必要に応じて、そのペプチドのC末端に位置する、細胞の取り込みを促進する9残基アルギニン細胞導入配列を含んでいる。それらのペプチドは、表1に示されている。
【0103】
L−アミノ酸残基を有するペプチドを合成するように、D−アミノ酸残基を有するペプチドを合成する。ペプチドを構築する自動システムにおいて使用するための、適切な保護基を有するD−アミノ酸は、商業的に入手可能である。本明細書中に記載されるペプチドは、すべてL−アミノ酸から作製され得るか、すべてD−アミノ酸から作製され得るか、またはその両方の任意の割合の混合物から作製され得る。ペプチドが、少なくとも1つのL−アミノ酸残基および少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含む場合、そのペプチドは、立体化学的に混合されていると考えられる。同様に、導入タグも、すべてL−アミノ酸から作製され得るか、すべてD−アミノ酸から作製され得るか、またはその両方の任意の割合の混合物から作製され得る。立体化学だけが異なるペプチドは、同じレセプターまたは異なるレセプターにおいて、異なる特性、利点、特異性、親和性および活性を有し得る。一部の例では、立体化学だけが異なるペプチドは、似た特異性および活性を示し得る。
【0104】
各ペプチドは、FITC標識(フルオレセインイソチオシアネート)ありとなしの両方で構築される。FITC標識されたペプチドは、FACS解析のために使用される。FITC標識を欠くペプチドは、インビトロにおける阻害アッセイおよびインビボにおける処置研究のために使用される。
【0105】
試薬:ヌクレアーゼ抵抗性のリン酸化オリゴヌクレオチドは、Oligos Etc.,Inc.から購入した。その配列は、5’−TCCATGACGTTCCTGACGTT−3’(配列番号377)(CpG−オリゴデオキシヌクレオチド(ODN)だった。TNF−αアッセイは、R&D Systemsから購入したアッセイキットを用いて行った。マウスのIL−1αおよびTNF−αは、R&D Systemsから購入した。PMA(酢酸ミリスチン酸ホルボール)およびLPS(リポ多糖(Lipopolysaccaride))は、Sigmaから購入した。TLRリガンドであるフラジェリン、ザイモサンおよびPoly(I:C)は、Invivogenから購入した。サイトカインアッセイは、R&D Systemsから購入したアッセイキットを用いて行った(加熱不活性化された肺炎球菌は、Dr.Thomas DeMaria,The Ohio State University College of Medicine,Department of Otolaryngology,Columbus,Ohioからの厚意によって寄贈されたものである)。
【0106】
細胞株および細胞培養:RAW264.7(マウス単球/マクロファージ細胞(American Type Culture Collection)を37℃の5%CO
2加湿恒温器内で培養し、10%(v/v)加熱不活性化FCS、1.5mMのL−グルタミン、100U/mlのペニシリンおよび100μg/mlのストレプトマイシンが補充されたDMEM(Invitrogen Life Technologies)中で生育した。
【0107】
サイトカイン分泌:RAW264.7細胞を48ウェルプレートに1.5×10
5細胞/ウェル〜3×10
5細胞/ウェルでプレーティングした。24時間後、その細胞を、様々なPAMPによって18時間活性化する前、活性化と同時に、または活性化の後、室温にて3つ組で様々な濃度のペプチドとともにインキュベートした。無細胞上清をサイトカインについてELISAによって4つ組で解析した。RAW264.7細胞をCpG−ODN(1μg/mlまたは1.25μg/ml)、LPS(約1ng/ml)、Poly(I:C)(約10μg/ml)、フラジェリン(約5ng/ml)またはザイモサン(約10μg/ml)で刺激した。各PAMPを用いて用量反応曲線を得ることにより、最適な刺激濃度を決定した。CpG−ODN刺激については、細胞を37℃で4時間インキュベートし、上清を回収し、TNF−αをELISAによって測定した。類似のアッセイを用いて、tollレセプターシグナル伝達によって媒介される炎症性疾患に関与する任意のサイトカインを測定することができる。
【0108】
フローサイトメトリー:ペプチドの内部移行を定量するCellquestソフトウェアを使用するフローサイトメトリー(FACScan,Becton Dickinson)によって細胞を解析する。7−AAD(7−アミノ−アクチノマイシンD)染色に基づいて死細胞を排除するようにゲートを設定する。FITC標識ペプチドの細胞表面への結合に起因する蛍光(Flourescence)は、トリパンブルーを用いて消光される。得られたデータは、バックグラウンドの自己蛍光が差し引かれた幾何平均蛍光単位(geometric mean fluorescent units)(F)である。
【0109】
免疫ブロット法:RAW264.7細胞(6×10
5)を12ウェルプレートに一晩プレーティングする。細胞を、試験されるペプチドまたはコントロールスクランブルペプチドとともに室温で15分間インキュベートし、次いで、15または30分間、培地またはLPS(1ng/ml)で刺激する。細胞を溶解し、タンパク質をSDS/PAGE(ドデシル硫酸ナトリウム/ポリアクリルアミドゲル電気泳動)(12%)によって分画する。Phospho−IkB−α(Ser32)抗体(Cell Signaling)を用いて免疫ブロット法を行い、西洋ワサビペルオキシダーゼ結合体化二次抗体を用いて検出し、化学発光によって可視化する。Epson expression636スキャナーに連結されたNucleo Tech Gel Expertソフトウェアを用いてバンド強度を測定し、強度/面積として表現する。
【0110】
細胞生存率:CellTiter 96 Aq
ueous One Solution Cell Proliferation Assay(Promega)を製造者の指示書に従って使用して生存率について細胞をアッセイした。簡潔には、細胞を96ウェルプレートに播種し、37℃の加湿5%CO
2雰囲気内で一晩インキュベートした。サンプルをアッセイする準備が整ったら、20μlの試薬を各ウェルに加え、37℃の加湿5%CO
2雰囲気内で1.5時間インキュベートした。ELx800吸光度マイクロプレートリーダー(BioTek)を使用して490nmにおける吸光度を読み、データを、Gen5ソフトウェア(BioTek)を用いて解析した。いくつかのペプチドを、ある範囲の濃度にわたるトリパンブルー排除染色によって細胞生存率に対する効果について評価し、次いで、各ペプチドを、細胞生存率に対して効果が無かった最も高い濃度でサイトカイン阻害について試験した。
【0111】
実施例2:CpG−ODNによって誘導されるサイトカイン分泌に対するペプチドの効果
CpG−ODNによる刺激に応答したRAW264.7細胞からのTNF−αの分泌に対するいくつかのペプチドの効果を研究した。はじめに、各ペプチドを3つの濃度、37μM、22.2μMおよび11.1μMで試験した。3つすべての用量においてTNF−α分泌の50〜100%阻害を証明する17個のペプチドが、示される(表2)。次いで、これらのペプチドを11.1μM、7.4μMおよび3.7μMにおいて試験した(表3)。それらのペプチドは、続いて7.4μMでも阻害活性を証明し、それらのペプチドのうちの12個は、3.7μMでも阻害活性を有した。TNF−α阻害について試験された濃度において、各ペプチドに対する細胞生存率を調べた。細胞生存率の低下は証明されなかった。
【0112】
【表2-1】
【0113】
【表2-2】
【0114】
【表3-1】
【0115】
【表3-2】
実施例3:CpG−ODNによって誘導されるサイトカイン分泌に対するペプチドの効果
様々なT−ペプチドによるTNF−α分泌の阻害を調べた。RAW264.7細胞を48ウェルプレートに3×10
5細胞/ウェルでプレーティングした。24時間後、その細胞を、室温にて3つ組で15分間、様々な濃度のペプチドとともにインキュベートし、次いで、1.25μg/mlのCpG−ODNまたは1ng/mlのLPSで刺激した。次いで、細胞を37℃で4時間インキュベートし、上清を回収し、TNF−αをELISAによって測定した。ペプチドとともにインキュベートされた細胞からのTNF−α分泌をペプチド処理していないコントロール細胞からのTNF−α分泌と比較することによって阻害率を計算した。ペプチドT3、T11、T21、T36、T37、T51およびT52による阻害を、C末端に9個のアルギニン残基の配列を有するP13のアナログ(P13−R
9)による阻害と比較した。(表4)。
【0116】
【表4】
実施例4:P13に由来するペプチドの構造活性試験
P13内の残基の改変に対する許容度を測定するために、構造活性相関(SAR)を調査した。SARに使用したペプチドには、配列番号317〜368の活性を研究するために使用された配列番号131〜182が含まれる。以下の構造的改変を有するペプチドを作製し、活性について、P13に対して評価した:
1.N末端および/またはC末端の残基の欠失;
2.各残基におけるアラニンスキャン;
3.同じ位置における同様の電荷を有する残基(例えば、同じ位置におけるAspまたはGlu;同じ位置におけるLys、ArgまたはHis)の比較;
4.同じ位置におけるヒドロキシル化された側鎖(例えば、同じ位置におけるSerまたはThr)の比較;
5.同じ位置における芳香族側鎖(例えば、同じ位置におけるPhe、Tyr、HisまたはTrp)の比較;
6.硫黄含有側鎖(例えば、MetおよびCys)による側鎖の置き換え;
7.分枝状脂肪族側鎖(例えば、Leu、IleおよびVal)の保存的置き換え;
8.代替残基を含めることによる構造の破壊;
9.逆の配列およびスクランブル配列;ならびに
10.二量体化。
【0117】
上記のSARから、ある特定の置換によって、P13の活性よりも優れた活性を有するペプチドがもたらされることが明らかになった。少なくとも5つの異なる場合における単一アミノ酸の置換および少なくとも2つの場合における2つ以上のアミノ酸の置換によって、優れた活性が得られた。これらの7つのペプチドは、配列番号133、141、151、166、167、181および182である。この発見は、SAR誘導体の活性がP13の活性に匹敵するかまたはそれよりも低いと予想されるという点において予想外だった。活性は、CpGによってRAW264.7細胞を刺激した後のTNF−αの阻害と定義された。
【0118】
実施例5:中耳炎に対するペプチドの効果
中耳炎の誘導:約8〜12週齢のBALB/c(Baggアルビノ)マウスをキシラジンおよびケタミン(約0.1mg/30g体重)の皮下注射で麻酔し、感染または穿孔がないことを確かめるためにそのマウスの耳を手術用顕微鏡下で調べる。細菌を加えないときのペプチドの効果を測定するために、1つの群の動物の一方の耳にPBS(リン酸緩衝食塩水)および反対の耳に約10μMの表1のペプチドを注射する。第2の群の動物の一方の耳に約5.0μlのPBS+加熱不活性化された肺炎球菌(約10
9CFU/ml)および反対の耳に約5.0μlのペプチド(約10μM)+加熱不活性化された肺炎球菌(約10
9CFU/ml)を投与する。注射は、鼓膜を通り過ぎて行う。細菌注射の約3日後に動物を殺し、組織を組織学的に処理することにより中耳の疾患を評価する。1)中耳に存在する体液の面積;2)中耳液中の細胞の数;および3)注射部位から離れた点の鼓膜(TM)の厚さを測定することによって炎症を定量化する。コントロール群として役立てるために、測定された組織学的パラメータの各々について、PBS単独を注射されたマウス(n=18)からデータを得る。疾患の誘導は、ペプチドなしで肺炎球菌を注射された耳が、中耳の炎症について評価された3つのパラメータ:体液の面積、細胞数、鼓膜の厚さのうち少なくとも2つにおいてコントロールPBS処置マウスよりも少なくとも2標準偏差増加を示した場合、陽性と定義される。
【0119】
組織の回収:実験の処置の終わりに、組織学検査のためにマウスを殺し、組織を回収する。マウスに麻酔薬を過剰投与し、約1.0mlの食塩水に続いて約20mlの固定液(約0.1Mリン酸緩衝液中の約1.5%パラホルムアルデヒド、約3%グルタルアルデヒド)を心臓内に灌流させる。中耳は、頭蓋底によって互いにつながった状態で無傷のまま放置するので、組織学的検査および切断のために両耳が一緒に処理される。これにより、組織学的包埋、切断、染色および解析のすべてを両側同時に行うことができ、それにより、その後の定量的解析に対する処理の変動(processing variables)の任意の影響が減少する。中耳を脱灰し、グリコールメタアクリレートプラスチック内に包埋し、約5μmの薄片に切り、スライドガラス上に連続的に載せ、染色し、カバーガラスをかぶせる。
【0120】
組織病理学的解析:鼓膜臍部(umbo)および岬角(promontory)のレベルの連続した3つの切片を、1)中耳に存在する体液の面積;および2)中耳液中の細胞の数;および3)鼓膜の厚さの測定のために選択する。各測定は、1検体あたり3つの連続した切片において行う。
【0121】
統計解析:細菌を加えないときのペプチドの効果を測定するために、動物の一方の耳にPBS単独および他方の耳に約10μMペプチドを注射する。3つの組織学的パラメータ:1)中耳に存在する体液の面積;2)中耳液中の細胞の数;および3)鼓膜の厚さの各々についてのPBS単独の効果をペプチドの効果と比較する、対応のあるt検定を行う。これらの動物を用いて、上に記載した組織学的パラメータの各々について、一方の耳におけるペプチド+肺炎球菌の効果を、反対の耳における肺炎球菌単独の効果と比較する対応のあるt検定を行う。
【0122】
実施例6:敗血症性ショックに対するペプチドの効果
マウスの敗血症性ショックモデルにおける炎症性メディエーターの阻害。BALB/cマウスに、PBS、約100μg/マウス/250μlのLPS、または約100μgのLPS+様々な用量のペプチドを腹腔内注射する。処置の約2および約6時間後に血清を採取し、ELISAによって炎症促進性サイトカインMIP−2およびTNF−α、ならびに可溶性ICAM−1について評価する。
【0123】
実施例7:マウス中耳に対するP13の効果
細菌を加えないときにペプチドによって引き起こされる効果に関するアッセイ
5匹のマウスの一方の耳にPBSおよび反対の耳に10μMのペプチドP13を注射した。3日後、動物を殺し、中耳を包埋し、薄片に切り、染色し、体液の面積、浸潤細胞の数、および鼓膜の厚さについて評価した。対応のあるt検定(両側)を用いることにより、上記3つのパラメータの各々を分析した。細菌によって誘導された炎症が存在しないとき、PBSを注射された耳とP13を注射された耳との間に、1)体液の面積(p=0.104);2)細胞数(p=0.880);または3)鼓膜の厚さ(p=0.891)の差は見られなかった。
【0124】
細菌を加えたときのペプチドによって引き起こされる効果に関するアッセイ
インビボにおいて炎症に影響するペプチドの有効性を調べるために、20匹のBALB/cマウスの一方の中耳に加熱不活性化された肺炎球菌+PBS、および反対側の中耳に加熱不活性化された肺炎球菌+10μMペプチドP13を注射した。3日後、それらの動物を殺し、中耳液の面積、浸潤細胞の数および鼓膜の厚さについて評価した。疾患の発症は、定量化された3つのパラメータのうち2つにおいて、バックグラウンドコントロール(PBSを注射された耳、n=18)の少なくとも2標準偏差を越えた増加と定義した。20匹のマウスのうち、合計7匹が、疾患誘導についての基準を満たした。疾患を有するこれらの7匹のマウスからの対応のあるt検定による中耳の分析から、ペプチド処置が、体液の量(p=0.004)、浸潤細胞の数(p=0.02)および鼓膜の厚さ(p=0.002)を有意に減少させたことが示された。疾患を有する各個別のマウスの炎症に関するこれらの3つのパラメータの調査から、ペプチドP13の単回の処置によって見られる劇的な効果が例証された。興味深いことに、上記7匹のマウスのうち6匹が、炎症の全面積の減少を示したが、1匹の動物は、体液の面積および鼓膜の厚さについては中程度の減少を示しただけで、細胞数は減少を示さなかった。加熱殺菌された細菌の注射によって、3日後、中耳に顕著な炎症反応がもたらされた。これは、粘膜および鼓膜の腫脹、細胞浸潤、ならびに中耳腔を満たす著しい体液(滲出液)の分泌および蓄積を特徴とした。この炎症反応は、著しい粘膜の細胞の肥大、ならびにムチンおよび他の体液の活性な分泌をもたらした。ペプチドP13を上記細菌とともに注射したとき、中耳腔への体液の蓄積の著しい減少および粘膜肥大の減少が見られた。
【0125】
【表5】
a中耳の炎症は、中耳内の体液の面積、中耳液中の細胞の数および注射部位から離れた点で測定される鼓膜の厚さについて、連続した3つの組織切片を測定することによって評価される。データは、中耳の炎症を有する動物における平均±SDを表している。対応のあるt検定を用いて統計学的評価を行う。
bPBSで処置される動物には細菌またはペプチドを投与しない。
c動物の一方の耳に肺炎球菌+PBSおよび反対の耳に肺炎球菌+ペプチド(約10μM)を注射する。
d対応のあるt検定を用いる統計学的評価は、細菌を注射された罹患動物から回収されたデータを用い、ペプチドとペプチド処置なしとを比較して行う。
【0126】
実施例8:FITC標識されたP13−R
9による鼓膜の横断についてのアッセイ
以下のプロトコルによって耳嚢(bulla)を介してBALB/cマウスに注射した。
【0127】
8〜12週齢の3匹のBALB/cマウスを、ケタミン(100mg/kg)およびキシラジン(20mg/kg)で麻酔した後、細菌を投与した。首の腹側正中切開を行い、鈍的切開後、耳嚢を露出させた。細い針を用いておよそ3.5μlの細菌懸濁液(加熱不活性化された肺炎球菌の10
10CFU/ml)を、骨壁を介して中耳に接種した。右耳と左耳の両方に耳嚢注射によって細菌を投与した。
【0128】
24時間後、手術用顕微鏡を用いて動物の耳鏡検査を行った。上に記載したようにマウスを麻酔し、急性中耳炎(AOM)についての以下の3つの基準の存在または非存在について鼓膜を調べた:1)鼓膜の後ろにおける中耳滲出液;2)透明から赤色または白色への鼓膜の色の変化(中耳の炎症および/または化膿を示唆する);3)平坦(neutral)から出っ張りまたは引っ込みへの鼓膜の位置の変化。これらの基準によってAOMを証明する動物だけを使用した。
【0129】
4つの耳が、AOMに対する基準を満たした。FITC標識されたペプチドP13−R
9(10μg/30μl)を中耳に滴下した。そのペプチドを10分間にわたって吸収させた。10分後、外耳道を2回洗い流し、吸い取ることにより、残留している任意のペプチドを除いた。次いで、30g針を備えた10μlのHamilton注射器を用いて中耳液を吸引し、その体液をスライド上に塗抹した。FITC標識されたペプチドを蛍光鏡(fluorescent scope)下で観察した。写真から、FITC標識されたP13−R
9が鼓膜を通過し、中耳液中の細胞と会合していることが証明された。
【0130】
図1Aは、中耳液中の細胞の明視野の顕微鏡検査結果を表している。
図1Bは、中耳液中の細胞と会合したFITC標識P13−R
9の蛍光顕微鏡検査結果を表している。
【0131】
実施例9:P13の局所投与は中耳の炎症および中耳貯留液を減少させた
この実験では、前臨床AOMモデルにおいて炎症および貯留液を減少させるためにP13を点耳薬によって投与した。手術用顕微鏡を用いてBALB/cマウス(n=13)の耳鏡検査を行うことによりAOMの臨床症状を確かめた。マウスを麻酔し、AOMについての以下の3つの基準の存在または非存在について鼓膜(TM)を調べた:1)TMの後ろにおける中耳滲出液;2)中耳の炎症および/または化膿を示唆する、透明から赤色または白色へのTMの色の変化;および3)平坦から出っ張りまたは引っ込みへのTMの位置の変化。これらの変化のいずれかを示す動物を、炎症について陽性であるとスコア付けした。すべてのマウスが、プレスクリーニングにおいて陰性とスコア付けされ、両耳に5μlの加熱不活性化された肺炎球菌(10
9CFU/ml)を経鼓膜的に(transtympanically)注射された。細菌注射の24時間後、耳鏡検査によってマウスを調べ、上に記載した炎症の基準を満たす動物をこの研究に残した。陽性とスコア付けされた13個の耳のうち;7つの耳をP13(1μg/30μl)で局所的に処置し、6つの耳をPBS(30μl)で局所的に処置した。局所処置のために、動物を軽く麻酔し、P13またはPBSを鼓膜の外側に滴下した。それらの動物を15〜20分間鎮静させた。細菌注射の72時間後、動物を屠殺し、組織を組織学的に処理することにより、中耳疾患を評価した。以下のとおり、中耳に存在する体液の面積を測定し、測定された中耳液の面積内の細胞の数を測定することによって、炎症を定量化した。マウスに麻酔薬を過剰投与し、1.0mlの食塩水に続いて20mlの固定液(0.1Mリン酸緩衝液中の1.5%パラホルムアルデヒド−3%グルタルアルデヒド)を心臓内に灌流させた。中耳を脱灰し、グリコールメタアクリレートプラスチック内に包埋し、5μmの薄片に切り、スライドガラス上に連続的に載せ、染色し、カバーガラスをかぶせた。鼓膜臍部および岬角のレベルの連続した3つの切片を、1)中耳に存在する体液の面積;および2)中耳液中の細胞の数の測定のために選択した。各測定は、1検体あたり3つの連続した切片において行った。各パラメータについて与えられた値は、3つの切片の平均値である(
図2)。この実験から、P13の点耳投与が、前臨床AOMモデルにおいて細胞浸潤と体液残留の両方を劇的に減少させることが確かめられた。興味深いことに、多い細胞数および広い体液面積を示すP13処置群の1匹の動物は、同じ動物である。
【0132】
実施例10:P13の局所投与は聴覚障害の重症度および継続時間を著しく減少させた
A.P13の局所投与はAOMのマウスモデルにおいて有効性を証明した。
【0133】
AOMを有する患者では、中耳貯留液が残留することが多く、その残留によって聴力が損なわれ得、感染が反復し得、そして極端な状態では鼓膜チューブの外科的留置が必要になり得る。AOMの前臨床モデルにおいてP13の局所投与が聴力に影響し得るか否かを判定するために、13週齢のBALB/cマウス(n=8)の両耳においてベースライン聴性脳幹反応(ABR)および耳鏡検査を行った。ABR刺激は、10dBずつ5つの強度レベルの4kHz、8kHz、16kHzおよび32kHzにおける20のトーンバーストトレイン(tone−burst trains)からなるものだった。各トーンバーストの持続時間は、2ミリ秒であり、トーンバーストの発生は、12ミリ秒隔てられた。5dBだけずれた2つの別個のトレインを刺激として与え、次いで、それらをデータ解析において組み合わせることにより、5dBずつ閾値を決定した。デジタルオシロスコープを使用して300回の反復刺激に対する応答を平均した。閾値は、応答を特定することができた最低強度に基づいた。閾値に存在する波の数は、いくらか変動したが、少なくとも2つの波の存在が、妥当な閾値であると考えられた。前に記載したように、手術用顕微鏡を使用して耳鏡検査を行うことによりAOMの臨床症状を確かめた。8匹すべての動物がこの研究に残り、その両耳に5μlの加熱不活性化された肺炎球菌(10
9CFU/ml)を経鼓膜的に注射した。細菌注射の24時間後、耳鏡検査によってマウスを調べ、炎症基準を満たす動物をこの研究に残した。24時間後、各動物の一方の耳をP13(1μg/30μl)で、他方の耳をPBS(30μl)で局所的に処置した。局所処置のために、動物を軽く麻酔し、P13またはPBSを鼓膜の外側に滴下した。それらの動物を15〜20分間鎮静させた。
【0134】
細菌注射の5および13日後、上に記載したようにすべての動物においてABR試験を行った。各周波数に対する細菌注射後のABRからベースラインABRを減算し、次いで、4つすべての周波数(4、8、16および32kHz)を合計することによって、ABRデータを計算した。5および13日目を用いて、反復測定2元配置分散分析をデータ解析のために行った。この実験から、P13の点耳投与が、コントロールで処置された動物において見られた聴覚障害を有意に限定したことが確認された。P13での処置は、聴覚障害の重症度を減少させ、正常なベースライン聴力レベルへの回復までの時間を短縮した(
図3A)。P13処置は、PBS処置と比べて、聴力を失った動物の数を劇的に減少させた(
図3B)。まとめると、これらのデータから、聴覚障害の重症度および継続時間の減少におけるP13の有効性が確認された。
【0135】
B.P13の局所投与は慢性中耳炎のマウスモデルにおいて有効性を証明した
8匹のC3H/HeJマウス(12月齢)において臨床的な耳の検査を行った。中耳の炎症を示す動物(6匹のマウス)において2回のベースラインABRを1週間間隔で行い、次いで、各耳をPBSまたは1μgのP13で局所的に処置した。P13/PBS処置の1および2週間後、再度耳鏡検査およびABR評価を行った。各周波数に対する処置後のABRからベースラインABRを減算し、次いで、4つすべての周波数を合計することによって、ABRデータを計算した。P13の局所処置によって、処置の1週間後と2週間後の両方において4つすべての周波数でのABR測定によって評価された聴力閾値が統計学的に有意に改善された。このデータは、両方の時点において聴力閾値の劇的な改善を示し、2週間後にはおよそ40db改善した。単一の周波数(4kHz)の検査から、聴力に対するP13処置の効果が証明された(処置の2週間後、P13処置動物では、コントロールと比べて聴力がおよそ12db改善した)。いずれの時点におけるペプチド処置後の耳鏡検査によって評価された中耳の炎症状態にも、変化は観察されなかった。
【0136】
C.COMを処置する際のP13のD−およびL−異性体の形態の比較
ペプチドの生物学的半減期は、L−異性体型の代わりにアミノ酸残基のD−異性体を使用することによって改善され得る。ゆえに、すべてD−アミノ酸残基を含むP13の立体異性体(D−P13)を、COMを有するC3H/HeJマウスを処置する際の有効性について試験し、その結果を、すべてL−アミノ酸残基を含む立体異性体(L−P13)によって得られた結果と比較した。標準的な方法によってD−P13ペプチドを作製し、>95%に精製した。COMを有する3匹のC3H/HeJマウスの両耳を、上に記載したようにD−P13で局所的に処置し、処置の1および2週間後にABRを評価した。L−P13による処置で見られたのと同様に、D−P13による処置は、臨床的に実証されている疾患を有するCOMマウスの聴力閾値の改善における有効性も証明した。処置の2週間後、L−P13では処置後およそ40db改善されたのに対して、D−P13は、すべての周波数において聴力閾値をおよそ20db改善した。P13のL−異性体は、聴力閾値のより著明な改善を示したが、P13のD−およびL−異性体型は、この実験において同様のレベルの統計的信頼度を示した。
【0137】
実施例11:P13の局所投与は聴器毒性を有しなかった
点耳薬による投与の際の正常マウスの聴力に対する悪影響の可能性についてP13を調査した。16週齢のBALB/cマウス(n=16)に、1週間空けて2回のベースライン聴性脳幹反応(ABR)試験を行い、両耳において耳鏡検査を行った。ABR刺激は、先に記載されたような、10dBずつ5つの強度レベルの4kHz、8kHz、16kHzおよび32kHzにおける20のトーンバーストトレインからなるものだった。前に記載したように、手術用顕微鏡を用いて耳鏡検査を行うことによりAOMの臨床症状を確かめた。プレスクリーニングにおいて異常なABRまたは検査結果を有するいずれの動物も、この研究に入れなかった。
【0138】
16匹すべての動物がこの研究に残り、以下のとおり5つの群に分けた:
群1:(n=6つの耳)1μg P13/30μl、局所、1回投与;
群2:(n=7つの耳)10μg P13/30μl、局所、1回投与;
群3:(n=7つの耳)10μg P13/30μl、局所、2回投与、24時間間隔;
群4:(n=6つの耳)60μg P13/30μl、局所、1回投与;および
群5:(n=6つの耳)無処置マウス。
【0139】
P13による処置の1、2、3および4週間後にABRを行った。2つのベースラインABRを平均し、それをP13処置後のABRと比較した。この実験から、P13の局所投与が、これらの正常マウスの聴力の閾値に悪影響を及ぼさないことが証明された。
【0140】
実施例12:ペプチドで処置されたマウスにおけるTNF−α分泌の評価
CpG−ODNおよびLPSによる刺激に応答したマウスにおけるTNF−α分泌に対するいくつかのペプチドの効果を研究する。各ペプチド−R
9について、3つの濃度、37μM、22.2μMおよび11.1μMのペプチド組成物を調製し、試験する。このアッセイにおいて活性を示すペプチドを、再アッセイのためにさらに11.1μM、7.4μMおよび3.7μMのペプチド組成物に製剤化する。
【0141】
約8〜12週齢のBALB/c(Baggアルビノ)マウスを、キシラジンおよびケタミン(約0.1mg/30g体重)の皮下注射で麻酔する。そのマウスの両耳に1.25μg/mlのCpG−ODNまたは1ng/mlのLPSを注射する。24時間後、そのマウスの一方の耳を1μgのペプチド/30μl、および他方の耳をPBS(30μl)で局所的に処置する(点耳薬)。ペプチド/PBS処置の24時間後、中耳液を採取し、ELISAによってTNF−α分泌について解析する。コントロール耳よりも少ないTNF−α分泌を示す耳が、生存マウスにおいてTNF−α分泌を効果的に阻害するペプチドを特定する。
【0142】
実施形態
以下の実施形態は、本発明の対象の非限定的な例を提供する。
【0143】
いくつかの実施形態において、本発明は:
a)配列番号187〜368のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含むペプチドを含む薬学的組成物を企図する。
【0144】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドがC末端に伝達配列をさらに含む、請求項1に記載の薬学的組成物。
【0145】
いくつかの実施形態において、伝達配列は、ポリアルギニン配列である。
【0146】
いくつかの実施形態において、伝達配列は、連続した9個のアルギニン残基を含む。
【0147】
いくつかの実施形態において、伝達配列は、連続した9個のアルギニン残基からなる。
【0148】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドは、少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体を含む。
【0149】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドのアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である。
【0150】
いくつかの実施形態において、伝達配列の一部でないアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である。
【0151】
いくつかの実施形態において、伝達配列の少なくとも1つのアミノ酸残基は、D−アミノ酸残基である。
【0152】
いくつかの実施形態において、伝達配列のアミノ酸残基のすべてが、D−アミノ酸残基である。
【0153】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドは、配列番号42〜44、68〜77、79〜81、83、102〜106、133、141、151、166、167、181および182のうちのいずれか1つである。
【0154】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドは、配列番号228〜230、254〜263、265〜267、269、288〜292、319、327、337、352、353、367および368のうちのいずれか1つである。
【0155】
いくつかの実施形態において、薬学的組成物は、薬学的に許容され得る賦形剤をさらに含む。
【0156】
いくつかの実施形態において、薬学的組成物は、滴剤の形態である。
【0157】
いくつかの実施形態において、薬学的組成物は、エアロゾル、蒸気、スプレーまたは噴霧の形態である。
【0158】
いくつかの実施形態において、本発明は、配列番号1〜186のうちのいずれか1つの配列を含むペプチドを含む薬学的組成物を企図する。
【0159】
いくつかの実施形態において、本発明は、配列番号1〜368のうちのいずれか1つの配列を含むペプチドを企図する。
【0160】
いくつかの実施形態において、上記ペプチドは、配列番号42〜44、68〜77、79〜81、83、102〜106、133、141、151、166、167、181、182、228〜230、254〜263、265〜267、269、288〜292、319、327、337、352、353、367および368のうちのいずれか1つの配列を含む。
【0161】
いくつかの実施形態において、本発明は、配列番号1〜369のうちのいずれか1つの配列を含むペプチドの誘導体を企図し、ここで、その誘導体は、少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含む。
【0162】
いくつかの実施形態において、本発明は、細胞活性を制御する方法を企図し、その方法は、それを必要とするかまたは欲している生物に:
a)配列番号187〜368のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含むペプチドを含む有効量の薬学的組成物を投与する工程を包含し、
ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0163】
いくつかの実施形態において、上記細胞活性は、toll様レセプターによって媒介される。
【0164】
いくつかの実施形態において、toll様レセプターによって媒介される細胞活性は、TNF−αの分泌である。
【0165】
いくつかの実施形態において、上記方法は、LPSおよび/またはCpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害を提供する。
【0166】
いくつかの実施形態において、上記投与工程は、サイトカイン分泌の阻害をもたらす。
【0167】
いくつかの実施形態において、本発明は、動物における炎症を処置する方法を企図し、その方法は、それを必要とするかまたは欲している動物に:
a)配列番号187〜368のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含むペプチドを含む薬学的組成物を投与する工程を包含し、
ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0168】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる。
【0169】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、耳の炎症である。
【0170】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、中耳炎である。
【0171】
いくつかの実施形態において、上記投与は、中耳炎の症状を低減させるかまたは除去する。
【0172】
いくつかの実施形態において、上記症状は、疼痛、耳漏、発熱、被刺激性、食欲不振、嘔吐または下痢である。
【0173】
いくつかの実施形態において、上記症状は、疼痛である。
【0174】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、皮膚、関節、筋組織、脳または結合組織の炎症である。
【0175】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、関節炎、皮膚炎、エリテマトーデス、髄膜炎または乾癬である。
【0176】
いくつかの実施形態において、上記関節炎は、変形性関節症、関節リウマチ、化膿性関節炎、痛風、偽痛風、若年性特発性関節炎、スティル病または強直性脊椎炎である。
【0177】
いくつかの実施形態において、上記皮膚炎は、海綿状皮膚炎、小児湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、汗疱状皮膚炎、じんま疹、小水疱性皮膚炎もしくは水疱性皮膚炎または丘疹状じんま疹である。
【0178】
いくつかの実施形態において、上記乾癬は、プラーク乾癬、屈側性乾癬、滴状乾癬、膿疱性乾癬、爪乾癬、乾癬性関節炎または乾癬性紅皮症である。
【0179】
いくつかの実施形態において、上記薬学的組成物は、局所適用を介して投与される。
【0180】
いくつかの実施形態において、上記局所適用は、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭、鼻腔または舌下腔への適用を含む。
【0181】
いくつかの実施形態において、上記局所適用は、鼓膜への適用を含む。
【0182】
いくつかの実施形態において、上記鼓膜への適用は、鼓膜への滴剤の適用を含む。
【0183】
いくつかの実施形態において、上記動物は、ヒトである。
【0184】
いくつかの実施形態において、本発明は、副鼻腔炎を処置する方法を企図し、その方法は、それを必要とするかまたは欲している生物にエアロゾル組成物を投与する工程を包含し、そのエアロゾル組成物は:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含む治療有効量のペプチドを含み、
ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0185】
いくつかの実施形態において、本発明は、動物の聴力を改善する方法を企図し、その方法は、中耳および/または内耳の炎症を有し、かつ聴力が低下した動物に:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含む治療有効量のペプチドを投与する工程を包含し、
ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含み、そのペプチドは、局所的に投与され、聴力は、普通レベルと変わらないレベルまで改善し、そして/または聴力は、そのペプチドの投与なしに聴力が改善するよりも速く改善する。
【0186】
いくつかの実施形態において、本発明は、中耳および/または内耳の炎症を処置する方法を企図し、その方法は、それを必要とするかまたは欲している動物の鼓膜に:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含む治療有効量のペプチドを投与する工程を包含し、
ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0187】
いくつかの実施形態において、本発明は、細胞活性を制御するための医薬の製造におけるペプチドの使用を企図し、そのペプチドは:
a)配列番号187〜368のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含み、ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0188】
いくつかの実施形態において、上記細胞活性は、toll様レセプターによって媒介される。
【0189】
いくつかの実施形態において、toll様レセプターによって媒介される上記細胞活性は、TNF−αの分泌である。
【0190】
いくつかの実施形態において、上記医薬は、LPSおよび/またはCpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害を提供する。
【0191】
いくつかの実施形態において、上記医薬は、サイトカイン分泌の阻害に適している。
【0192】
いくつかの実施形態において、本発明は、動物における炎症を処置するための医薬の製造におけるペプチドの使用を企図し、そのペプチドは:
a)配列番号187〜368のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含み、ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0193】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる。
【0194】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、耳の炎症である。
【0195】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、中耳炎である。
【0196】
いくつかの実施形態において、上記投与は、中耳炎の症状を低減させるかまたは除去する。
【0197】
いくつかの実施形態において、上記症状は、疼痛、耳漏、発熱、被刺激性、食欲不振、嘔吐または下痢である。
【0198】
いくつかの実施形態において、上記症状は、疼痛である。
【0199】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、皮膚、関節、筋組織、脳または結合組織の炎症である。
【0200】
いくつかの実施形態において、上記炎症は、関節炎、皮膚炎、エリテマトーデス、髄膜炎または乾癬である。
【0201】
いくつかの実施形態において、上記関節炎は、変形性関節症、関節リウマチ、化膿性関節炎、痛風、偽痛風、若年性特発性関節炎、スティル病または強直性脊椎炎である。
【0202】
いくつかの実施形態において、上記皮膚炎は、海綿状皮膚炎、小児湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、汗疱状皮膚炎、じんま疹、小水疱性皮膚炎もしくは水疱性皮膚炎または丘疹状じんま疹である。
【0203】
いくつかの実施形態において、上記乾癬は、プラーク乾癬、屈側性乾癬、滴状乾癬、膿疱性乾癬、爪乾癬、乾癬性関節炎または乾癬性紅皮症である。
【0204】
いくつかの実施形態において、上記医薬は、局所適用に適している。
【0205】
いくつかの実施形態において、上記局所適用は、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭、鼻腔または舌下腔への適用を含む。
【0206】
いくつかの実施形態において、上記局所適用は、鼓膜への適用を含む。
【0207】
いくつかの実施形態において、上記鼓膜への適用は、鼓膜への滴剤の適用を含む。いくつかの実施形態において、上記動物は、ヒトである。
【0208】
いくつかの実施形態において、本発明は、副鼻腔炎を処置するための医薬の製造におけるペプチドの使用を企図し、その医薬は、エアロゾル組成物を含み、そのペプチドは:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含み、ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0209】
いくつかの実施形態において、本発明は、動物の聴力を改善するための医薬の製造におけるペプチドの使用を企図し、ここで、その動物は、中耳および/または内耳の炎症を有し、かつ聴力が低下しており、そのペプチドは:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含み、ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含み、その医薬は、局所用の医薬である。
【0210】
いくつかの実施形態において、本発明は、中耳および/または内耳の炎症を処置するための医薬の製造におけるペプチドの使用を企図し、ここで、その医薬は、それを必要とするかまたは欲している動物の鼓膜への投与に適しており、そのペプチドは:
a)配列番号187〜369のうちのいずれか1つの配列;または
b)少なくとも1つのD−アミノ酸残基を含むP13の誘導体
を含み、ここで、そのペプチドは、必要に応じて、C末端に伝達配列をさらに含む。
【0211】
実施形態101.アミノ酸配列FTILEEYFMY(配列番号371)を含むペプチドを含む組成物。
【0212】
実施形態102.上記ペプチドが、S1〜S17からなる群から選択される、実施形態101の組成物。
【0213】
実施形態103.ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態101の組成物。
【0214】
実施形態104.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態103の組成物。
【0215】
実施形態105.細胞にペプチドを投与する工程を包含する、細胞活性を制御する方法であって、前記ペプチドは、アミノ酸配列FTILEEYFMY(配列番号371)を含む、方法。
【0216】
実施形態106.上記ペプチドが、S1〜S17からなる群から選択される、実施形態105の方法。
【0217】
実施形態107.上記ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態105の方法。
【0218】
実施形態108.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態106の方法。
【0219】
実施形態109.上記活性が、toll様レセプターによって媒介される、実施形態105の方法。
【0220】
実施形態110.上記投与が、サイトカイン分泌の阻害をもたらす、実施形態105の方法。
【0221】
実施形態111.上記ペプチドが、炎症の処置において使用される、実施形態106の方法。
【0222】
実施形態112.上記炎症が、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる、実施形態111の方法。
【0223】
実施形態113.前記細胞への前記ペプチドの投与が、CpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態105の方法。
【0224】
実施形態114.A52Rに由来する治療的に有効な用量のペプチドを投与する工程を包含する、toll様レセプターシグナル伝達に応答したTNF−αの分泌を減少させる方法。
【0225】
実施形態115.S1〜S17から選択されるペプチドのうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むペプチド;
前記ペプチドのC末端に位置する9−アルギニン配列;および
薬学的に許容され得る賦形剤
を含む薬学的組成物であって、ここで、前記組成物は、炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0226】
実施形態201.アミノ酸配列LEEYFMY(配列番号370)を含むペプチドを含む組成物。
【0227】
実施形態202.上記ペプチドが、S1〜S22からなる群から選択される、実施形態201の組成物。
【0228】
実施形態203.ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態201または202の組成物。
【0229】
実施形態204.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態203の組成物。
【0230】
実施形態205.上記ペプチドが、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態201または202の組成物。
【0231】
実施形態206.上記ペプチドおよび/または伝達配列が、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態203の組成物。
【0232】
実施形態207.ペプチドを細胞に投与する工程を包含し、前記ペプチドが、アミノ酸配列LEEYFMY(配列番号370)を含む、細胞活性を制御する方法。
【0233】
実施形態208.上記ペプチドが、S1〜S22からなる群から選択される、実施形態207の方法。
【0234】
実施形態209.上記ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態207または208の方法。
【0235】
実施形態210.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態209の方法。
【0236】
実施形態211.上記ペプチドが、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態207または208の方法。
【0237】
実施形態212.上記ペプチドおよび/または伝達配列が、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態209の方法。
【0238】
実施形態213.上記活性が、toll様レセプターによって媒介される、実施形態207の方法。
【0239】
実施形態214.上記投与が、サイトカイン分泌の阻害をもたらす、実施形態207の方法。
【0240】
実施形態215.上記ペプチドが、炎症の処置において使用される、実施形態208の方法。
【0241】
実施形態216.上記炎症が、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる、実施形態215の方法。
【0242】
実施形態217.前記細胞への前記ペプチドの投与が、CpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態207の方法。
【0243】
実施形態218.A52Rに由来する治療的に有効な用量のペプチドを投与する工程を包含する、toll様レセプターシグナル伝達に応答したTNF−αの分泌を減少させる方法。
【0244】
実施形態219.(a)S1〜S22から選択されるペプチドのうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むペプチド;(b)前記ペプチドのC末端に位置する9−アルギニン配列;および薬学的に許容され得る賦形剤を含む薬学的組成物であって、ここで、前記組成物は、炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0245】
実施形態301.アミノ酸配列VYDCI(配列番号372)、VYACI(配列番号373)、KLTVY(配列番号374)、KLYVY(配列番号375)またはKVYVY(配列番号376)を含むペプチドを含む組成物。
【0246】
実施形態302.上記ペプチドが、表1に表されているペプチドからなる群から選択される、実施形態301の組成物。
【0247】
実施形態303.ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態301の組成物。
【0248】
実施形態304.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態303の組成物。
【0249】
実施形態305.ペプチドを細胞に投与する工程を包含し、前記ペプチドが、アミノ酸配列VYDCI(配列番号372)、VYACI(配列番号373)、KLTVY(配列番号374)、KLYVY(配列番号375)またはKVYVY(配列番号376)を含む、細胞活性を制御する方法。
【0250】
実施形態306.上記ペプチドが、表1に表されているペプチドからなる群から選択される、実施形態305の方法。
【0251】
実施形態307.上記ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態305の方法。
【0252】
実施形態308.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態306の方法。
【0253】
実施形態309.上記活性が、toll様レセプターによって媒介される、実施形態305の方法。
【0254】
実施形態310.上記投与が、サイトカイン分泌の阻害をもたらす、実施形態305の方法。
【0255】
実施形態311.上記ペプチドが、炎症の処置において使用される、実施形態306の方法。
【0256】
実施形態312.上記炎症が、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる、実施形態311の方法。
【0257】
実施形態313.前記細胞への前記ペプチドの投与が、CpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態305の方法。
【0258】
実施形態314.前記細胞への前記ペプチドの投与が、LPSによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態305の方法。
【0259】
実施形態315.P13に由来する治療的に有効な用量のペプチドを投与する工程を包含する、toll様レセプターシグナル伝達に応答したTNF−αの分泌を減少させる方法。
【0260】
実施形態316.表1に列挙されているペプチドから選択されるペプチドのうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むペプチド;
前記ペプチドのC末端に位置する9−アルギニン配列;および
薬学的に許容され得る賦形剤
を含む薬学的組成物であって、ここで、前記組成物は、炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0261】
実施形態401.アミノ酸配列VYACI(配列番号373)、KLYVY(配列番号375)またはKVYVY(配列番号376)を含むペプチドを含む組成物。
【0262】
実施形態402.上記ペプチドが、表1に表されているペプチドからなる群から選択される、実施形態401の組成物。
【0263】
実施形態403.上記ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態401または402の組成物。
【0264】
実施形態404.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態403の組成物。
【0265】
実施形態405.上記ペプチドが、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態401または402の組成物。
【0266】
実施形態406.上記ペプチドおよび/または伝達配列が、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態403の組成物。
【0267】
実施形態407.細胞にペプチドを投与する工程を包含し、前記ペプチドが、アミノ酸配列VYACI(配列番号373)、KLYVY(配列番号375)またはKVYVY(配列番号376)を含む、細胞活性を制御する方法。
【0268】
実施形態408.上記ペプチドが、表1に表されているペプチドからなる群から選択される、実施形態407の方法。
【0269】
実施形態409.上記ペプチドが、伝達配列をさらに含む、実施形態407または408の方法。
【0270】
実施形態410.上記伝達配列が、C末端に位置する9−アルギニン配列を含む、実施形態409の方法。
【0271】
実施形態411.上記ペプチドが、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態407または408の方法。
【0272】
実施形態412.上記ペプチドおよび/または伝達配列が、L−異性体アミノ酸もしくはD−異性体アミノ酸またはL−およびD−異性体アミノ酸を含む、実施形態409の方法。
【0273】
実施形態413.上記活性が、toll様レセプターによって媒介される、実施形態407の方法。
【0274】
実施形態414.上記投与が、サイトカイン分泌の阻害をもたらす、実施形態407の方法。
【0275】
実施形態415.上記ペプチドが、炎症の処置において使用される、実施形態408の方法。
【0276】
実施形態416.上記炎症が、ウイルス、細菌、真菌、抗原、自己抗原またはそれらの組み合わせによって引き起こされる、実施形態415の方法。
【0277】
実施形態417.前記細胞への前記ペプチドの投与が、CpG−ODNによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態407の方法。
【0278】
実施形態418.前記細胞への前記ペプチドの投与が、LPSによる刺激後のTNF−α分泌の10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%または90%の阻害をもたらす、実施形態407の方法。
【0279】
実施形態419.P13に由来する治療的に有効な用量のペプチドを投与する工程を包含する、toll様レセプターシグナル伝達に応答したTNF−αの分泌を減少させる方法。
【0280】
実施形態420.表1に列挙されているペプチドから選択されるペプチドのうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むペプチド;
前記ペプチドのC末端に位置する9−アルギニン配列;および
薬学的に許容され得る賦形剤
を含む薬学的組成物であって、ここで、前記組成物は、炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0281】
実施形態501.P13、P13の変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログまたは表1のペプチドから選択されるペプチドのうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含むペプチド;
前記ペプチドのC末端に位置する9−アルギニン配列;および
薬学的に許容され得る賦形剤
を含む薬学的組成物であって、ここで、前記組成物は、炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0282】
実施形態502.上記炎症が、中耳炎を含む、実施形態501の薬学的組成物。
【0283】
実施形態503.さらに含む実施形態502の薬学的組成物であって、ここで、その薬学的組成物は、局所適用を介して適用される、薬学的組成物。
【0284】
実施形態504.上記局所適用が、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭または舌下腔への適用を含む、実施形態503の薬学的組成物。
【0285】
実施形態505.上記局所適用が、鼓膜への適用を含む、実施形態504の薬学的組成物。
【0286】
実施形態506.上記鼓膜への適用が、鼓膜への点耳薬の適用を含む、実施形態505の薬学的組成物。
【0287】
実施形態507.中耳液の量を約30〜80パーセント減少させる;
中耳液中の浸潤細胞数を約30〜80パーセント減少させる;および
耳の炎症を有するマウスの鼓膜の厚さを約30〜80パーセント減少させる
のに有効な薬学的組成物であって、ここで、その組成物は、そのマウスに約0.01μg〜60μgの量で投与される、薬学的組成物。
【0288】
実施形態508.ペプチドを含む、実施形態507の薬学的組成物。
【0289】
実施形態509.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態508の薬学的組成物。
【0290】
実施形態510.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態509の薬学的組成物。
【0291】
実施形態511.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態509の薬学的組成物。
【0292】
実施形態512.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態509の薬学的組成物。
【0293】
実施形態513.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態512の薬学的組成物。
【0294】
実施形態514.上記炎症が、中耳炎を含む、実施形態507の薬学的組成物。
【0295】
実施形態515.ペプチドを含む、実施形態514の薬学的組成物。
【0296】
実施形態516.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態515の薬学的組成物。
【0297】
実施形態517.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態516の薬学的組成物。
【0298】
実施形態518.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態516の薬学的組成物。
【0299】
実施形態519.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態516の薬学的組成物。
【0300】
実施形態520.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態519の薬学的組成物。
【0301】
実施形態521.さらに含む実施形態514の薬学的組成物であって、ここで、その薬学的組成物は、局所適用を介して適用される、薬学的組成物。
【0302】
実施形態522.ペプチドを含む、実施形態521の薬学的組成物。
【0303】
実施形態523.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態522の薬学的組成物。
【0304】
実施形態524.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態523の薬学的組成物。
【0305】
実施形態525.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態523の薬学的組成物。
【0306】
実施形態526.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態523の薬学的組成物。
【0307】
実施形態527.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態526の薬学的組成物。
【0308】
実施形態528.上記局所適用が、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭または舌下腔への適用を含む、実施形態521の薬学的組成物。
【0309】
実施形態529.ペプチドを含む、実施形態528の薬学的組成物。
【0310】
実施形態530.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態529の薬学的組成物。
【0311】
実施形態531.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態530の薬学的組成物。
【0312】
実施形態532.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態530の薬学的組成物。
【0313】
実施形態533.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態530の薬学的組成物。
【0314】
実施形態534.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態533の薬学的組成物。
【0315】
実施形態535.上記局所適用が、鼓膜への適用を含む、実施形態528の薬学的組成物。
【0316】
実施形態536.ペプチドを含む、実施形態535の薬学的組成物。
【0317】
実施形態537.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態536の薬学的組成物。
【0318】
実施形態538.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態537の薬学的組成物。
【0319】
実施形態539.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態537の薬学的組成物。
【0320】
実施形態540.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態537の薬学的組成物。
【0321】
実施形態541.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態540の薬学的組成物。
【0322】
実施形態542.上記鼓膜への適用が、鼓膜への点耳薬の適用を含む、実施形態535の薬学的組成物。
【0323】
実施形態543.ペプチドを含む、実施形態542の薬学的組成物。
【0324】
実施形態544.上記ペプチドが、P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態543の薬学的組成物。
【0325】
実施形態545.上記ペプチドが、P13、P13およびポリアルギニンドメインを含むペプチド、または表1のペプチドを含む、実施形態544の薬学的組成物。
【0326】
実施形態546.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態544の薬学的組成物。
【0327】
実施形態547.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態544の薬学的組成物。
【0328】
実施形態548.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態547の薬学的組成物。
【0329】
実施形態549.耳の炎症の処置を必要とするかまたはそれを欲している動物における耳の炎症を処置する方法であって、その方法は、その動物に実施形態507の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【0330】
実施形態550.上記耳の炎症が、中耳炎を含む、実施形態549の方法。
【0331】
実施形態551.上記薬学的組成物が、局所適用を介して適用されることをさらに含む、実施形態550の方法。
【0332】
実施形態552.上記局所適用が、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭または舌下腔への適用を含む、実施形態551の方法。
【0333】
実施形態553.上記局所適用が、鼓膜への適用を含む、実施形態552の方法。
【0334】
実施形態554.上記鼓膜への適用が、鼓膜への点耳薬の適用を含む、実施形態553の方法。
【0335】
実施形態555.上記薬学的組成物が、P13、P13の変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログまたは表1のペプチドを含む、実施形態549、550、551、552、553または554の方法。
【0336】
実施形態556.上記P13の変異体、誘導体、立体異性体またはアナログが、P13およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態555の方法。
【0337】
実施形態557.上記薬学的組成物が、P13を含む、実施形態555の方法。
【0338】
実施形態558.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態555の薬学的組成物。
【0339】
実施形態559.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態558の方法。
【0340】
実施形態560.動物における耳の炎症を処置する方法であって、その方法は、その動物にペプチドを投与する工程を包含し、ここで、そのペプチドは、P13、P13の変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログまたは表1のペプチドを含む、方法。
【0341】
実施形態561.上記耳の炎症が、中耳炎を含む、実施形態560の方法。
【0342】
実施形態562.上記ペプチドの投与工程が、皮膚、毛、外耳、鼓膜、頬側前庭または舌下腔への適用を含む、実施形態561の方法。
【0343】
実施形態563.上記局所適用が、鼓膜への必要に応じて点耳薬を介した適用を含む、実施形態562の方法。
【0344】
実施形態564.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態563の方法。
【0345】
実施形態565.上記動物が、ヒトである、実施形態564の方法。
【0346】
実施形態566.上記ペプチドが、P13およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態563の方法。
【0347】
実施形態567.上記動物が、ヒトである、実施形態566の方法。
【0348】
実施形態568.上記ペプチドが、DIVKLTVYDCIRRRRRRRRR(配列番号378)を含む、実施形態563の方法。
【0349】
実施形態569.上記動物が、ヒトである、実施形態568の方法。
【0350】
実施形態570.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態563の方法。
【0351】
実施形態571.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態570の方法。
【0352】
実施形態572.上記動物が、ヒトである、実施形態571の方法。
【0353】
実施形態573.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、そのアナログの1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態563の方法。
【0354】
実施形態574.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、P13の残基に対応するそのアナログのアミノ酸残基のすべてが、D−配置およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態573の方法。
【0355】
実施形態575.上記動物が、ヒトである、実施形態574の方法。
【0356】
実施形態576.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg(配列番号183)を含む、実施形態563の方法。
【0357】
実施形態577.上記動物が、ヒトである、実施形態576の方法。
【0358】
実施形態578.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、P13の残基に対応するそのアナログのアミノ酸残基のすべてが、D−配置、およびD−配置の少なくとも1つのアミノ酸残基を含むポリアルギニンドメインを含む、実施形態573の方法。
【0359】
実施形態579.上記動物が、ヒトである、実施形態578の方法。
【0360】
実施形態580.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg(配列番号184)を含む、実施形態563の方法。
【0361】
実施形態581.上記動物が、ヒトである、実施形態580の方法。
【0362】
実施形態582.アミノ酸配列:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg(配列番号183)を含む、ペプチド。
【0363】
実施形態583.アミノ酸配列:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg(配列番号184)を含む、ペプチド。
【0364】
実施形態584.アミノ酸配列:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile(配列番号185)を含む、ペプチド。
【0365】
実施形態585.アミノ酸配列:Asp−Ile−Val−Lys−Leu−Thr−Val−Tyr−Asp−Cys−Ile−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg(配列番号186)を含む、ペプチド。
【0366】
実施形態586.ペプチドを含む薬学的組成物であって、そのペプチドは:
P13、またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログ;あるいは
表1のペプチド
を含み、ここで、その組成物は、被験体における皮膚、関節、筋組織または結合組織の炎症の処置のために使用される、薬学的組成物。
【0367】
実施形態587.上記炎症が、関節炎、皮膚炎、エリテマトーデスまたは乾癬を含む、実施形態586の薬学的組成物。
【0368】
実施形態588.上記関節炎が、変形性関節症、関節リウマチ、化膿性関節炎、痛風、偽痛風、若年性特発性関節炎、スティル病または強直性脊椎炎を含む、実施形態587の薬学的組成物。
【0369】
実施形態589.上記皮膚炎が、海綿状皮膚炎、小児湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、汗疱状皮膚炎、じんま疹、小水疱性皮膚炎もしくは水疱性皮膚炎または丘疹状じんま疹を含む、実施形態587の薬学的組成物。
【0370】
実施形態590.上記乾癬が、プラーク乾癬、屈側性乾癬、滴状乾癬、膿疱性乾癬、爪乾癬、乾癬性関節炎または乾癬性紅皮症を含む、実施形態587の薬学的組成物。
【0371】
実施形態591.1つ以上の薬学的に許容され得る賦形剤をさらに含む、実施形態586の薬学的組成物。
【0372】
実施形態592.上記ペプチドが、P13またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態586の薬学的組成物。
【0373】
実施形態593.上記ペプチドが、P13、またはP13およびポリアルギニンドメインを含むペプチドを含む、実施形態592の薬学的組成物。
【0374】
実施形態594.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態592の薬学的組成物。
【0375】
実施形態595.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態592の薬学的組成物。
【0376】
実施形態596.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態595の薬学的組成物。
【0377】
実施形態597.上記ペプチドが、P13およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態592の薬学的組成物。
【0378】
実施形態598.上記ペプチドが、DIVKLTVYDCIRRRRRRRRR(配列番号378)を含む、実施形態597の薬学的組成物。
【0379】
実施形態599.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、そのアナログの1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態592の薬学的組成物。
【0380】
実施形態600.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、P13の残基に対応するそのアナログのアミノ酸残基のすべてが、D−配置およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態599の薬学的組成物。
【0381】
実施形態601.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg(配列番号183)を含む、実施形態599の薬学的組成物。
【0382】
実施形態602.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg(配列番号184)を含む、実施形態599の薬学的組成物。
【0383】
実施形態603.動物における炎症を処置する方法であって、その方法は、その動物にペプチドを投与する工程を包含し、ここで、そのペプチドは、P13、P13の変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログまたは表1のペプチドを含む、方法。
【0384】
実施形態604.上記炎症が、関節炎、皮膚炎、エリテマトーデス、髄膜炎または乾癬を含む、実施形態603の方法。
【0385】
実施形態605.上記関節炎が、変形性関節症、関節リウマチ、化膿性関節炎、痛風、偽痛風、若年性特発性関節炎、スティル病または強直性脊椎炎を含む、実施形態604の方法。
【0386】
実施形態606.上記皮膚炎が、海綿状皮膚炎、小児湿疹、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、汗疱状皮膚炎、じんま疹、小水疱性皮膚炎もしくは水疱性皮膚炎または丘疹状じんま疹を含む、実施形態604の方法。
【0387】
実施形態607.上記乾癬が、プラーク乾癬、屈側性乾癬、滴状乾癬、膿疱性乾癬、爪乾癬、乾癬性関節炎または乾癬性紅皮症を含む、実施形態604の方法。
【0388】
実施形態608.上記ペプチドが、P13またはその変異体、誘導体、立体異性体もしくはアナログを含む、実施形態603の方法。
【0389】
実施形態609.上記ペプチドが、P13、またはP13およびポリアルギニンドメインを含むペプチドを含む、実施形態608の方法。
【0390】
実施形態610.上記ペプチドが、P13を含む、実施形態608の方法。
【0391】
実施形態611.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体の1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態608の方法。
【0392】
実施形態612.上記ペプチドが、P13の立体異性体を含み、その立体異性体のアミノ酸残基のすべてが、D−配置を含む、実施形態611の方法。
【0393】
実施形態613.上記ペプチドが、P13およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態608の方法。
【0394】
実施形態614.上記ペプチドが、DIVKLTVYDCIRRRRRRRRR(配列番号378)を含む、実施形態613の方法。
【0395】
実施形態615.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、そのアナログの1つ以上のアミノ酸残基が、D−配置を含む、実施形態608の方法。
【0396】
実施形態616.上記ペプチドが、P13のアナログを含み、P13の残基に対応するそのアナログのアミノ酸残基のすべてが、D−配置およびポリアルギニンドメインを含む、実施形態615の方法。
【0397】
実施形態617.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg−Arg(配列番号183)を含む、実施形態615の方法。
【0398】
実施形態618.上記ペプチドが:D−Asp−D−Ile−D−Val−D−Lys−D−Leu−D−Thr−D−Val−D−Tyr−D−Asp−D−Cys−D−Ile−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg−D−Arg(配列番号184)を含む、実施形態615の方法。
【0399】
実施形態619.上記動物が、ヒトである、実施形態603〜618のうちのいずれかの方法。
【0400】
実施形態620.上記投与工程が、局所適用を含む、実施形態603〜618のうちのいずれかの方法。
【0401】
参考文献
以下の参考文献および本明細書中の開示において引用される参考文献は、本明細書によってそれらの全体が本明細書中で参考として援用される。
【0402】
【数1-1】
【0403】
【数1-2】
【0404】
【数1-3】
【0405】
【数1-4】