特許第5797501号(P5797501)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤンマー株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5797501-物品仕分装置 図000002
  • 特許5797501-物品仕分装置 図000003
  • 特許5797501-物品仕分装置 図000004
  • 特許5797501-物品仕分装置 図000005
  • 特許5797501-物品仕分装置 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5797501
(24)【登録日】2015年8月28日
(45)【発行日】2015年10月21日
(54)【発明の名称】物品仕分装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/46 20060101AFI20151001BHJP
   B07C 5/36 20060101ALI20151001BHJP
【FI】
   B65G47/46 H
   B07C5/36
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-195071(P2011-195071)
(22)【出願日】2011年9月7日
(65)【公開番号】特開2013-56724(P2013-56724A)
(43)【公開日】2013年3月28日
【審査請求日】2014年2月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134751
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 隆一
(72)【発明者】
【氏名】脇坂 勲
(72)【発明者】
【氏名】荒尾 憲一
【審査官】 八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−053275(JP,A)
【文献】 特開2000−168932(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 15/42;17/00−17/48;47/28;
47/30;47/31;47/34−47/51;
47/53;47/68
B07C 1/00−99/00
B25J 1/00−21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を載置する多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送ラインと、前記搬送ライン中の仕分け箇所から前記搬送ラインの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けラインとを備えており、
前記各搬送ユニットは、前記仕分け箇所に到達したときに前記仕分けラインに向けて前記物品を送り出す仕分け機構と、前記搬送ラインでの搬送中では前記物品を弾性的に把持し、前記仕分け箇所では前記仕分け機構の物品送り出し作用によって前記把持を解除する把持部材とを有しており、
前記把持部材は、弾性を有する素材製で平面視略C字状に形成されていて、前記仕分け機構の物品送り出し作用によって先端開口側を押し広げるように変形可能であり、更には前記物品の送り出し後に弾性復原力によって前記先端開口側を閉じるように構成されており、
前記把持部材は、前記先端開口側と反対の基端側を回動支点として、前記搬送ユニット上で前記先端開口側が前記仕分けラインに接離するように回動可能に構成されている、
物品仕分装置。
【請求項2】
前記把持部材は、前記仕分け機構とは別個に、前記搬送ユニット側に取り付けられている、
請求項1に記載した物品仕分装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、果実や野菜等の物品が載置される多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送ラインと、これから交差方向に分岐した仕分けラインとを備えている物品仕分装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、搬送ラインにて連続的に搬送される物品を所定のグループ毎に仕分けるための物品仕分装置には様々なタイプが存在する。
【0003】
この種の物品仕分装置の代表例として特許文献1には、クロスベルト式コンベヤの構造が開示されている。クロスベルト式コンベヤは、多数の搬送ユニットを一列状に並べて搬送する搬送ラインと、これから直交方向に分岐した仕分けラインとを備えている。各搬送ユニットには、その上面に載置された果実や野菜等の物品を仕分けラインに向けて送り出すクロスベルトソータが設けられている。この場合、搬送ライン中における所定の仕分け箇所に、仕分け対象となる物品を載せた搬送ユニットが到達すると、クロスベルトソータの作動にて物品が仕分けラインに向けて送り出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−53275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記従来の物品仕分装置において、トマト、桃、梨又はメロンといった物品を仕分けることはよく行われている。前記特許文献1の物品仕分装置では、クロスベルトソータにおけるベルト上に、深さの浅い滑り止めが取り付けられている。当該滑り止め上に物品を載置した状態で、クロスベルトソータが搬送ラインに沿って搬送される。
【0006】
しかし、物品によっては、形状や重心高さの関係等で、座りの悪いものも存在するから、前記特許文献1の滑り止めでは深さが浅過ぎて、搬送ラインでの搬送中に物品が転倒したり搬送ユニット上から落下したりすることを確実に防止できないという問題があった。
【0007】
そこで、本願発明は上記の問題点を解消することを技術的課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明に係る物品仕分装置は、物品を載置する多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送ラインと、前記搬送ライン中の仕分け箇所から前記搬送ラインの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けラインとを備えており、前記各搬送ユニットは、前記仕分け箇所に到達したときに前記仕分けラインに向けて前記物品を送り出す仕分け機構と、前記搬送ラインでの搬送中では前記物品を弾性的に把持し、前記仕分け箇所では前記仕分け機構の物品送り出し作用によって前記把持を解除する把持部材とを有しており、前記把持部材は、弾性を有する素材製で平面視略C字状に形成されていて、前記仕分け機構の物品送り出し作用によって先端開口側を押し広げるように変形可能であり、更には前記物品の送り出し後に弾性復原力によって前記先端開口側を閉じるように構成されており、前記把持部材は、前記先端開口側と反対の基端側を回動支点として、前記搬送ユニット上で前記先端開口側が前記仕分けラインに接離するように回動可能に構成されているというものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載した物品仕分装置において、前記把持部材は、前記仕分け機構とは別個に、前記搬送ユニット側に取り付けられているというものである。
【0010】
【0011】
【発明の効果】
【0012】
本願発明の物品仕分装置によると、物品を載置する多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送ラインと、前記搬送ライン中の仕分け箇所から前記搬送ラインの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けラインとを備えており、前記各搬送ユニットは、前記仕分け箇所に到達したときに前記仕分けラインに向けて前記物品を送り出す仕分け機構と、前記搬送ラインでの搬送中では前記物品を弾性的に把持し、前記仕分け箇所では前記仕分け機構の物品送り出し作用によって前記把持を解除する把持部材とを有しているから、前記搬送ラインから前記仕分けラインへの前記物品の受け渡しをスムーズに実行できるものでありながら、前記搬送ラインでの搬送中は、前記把持部材にて前記物品を安定した姿勢で保持でき、前記搬送ラインでの搬送中に前記物品が転倒したり前記搬送ユニット上から落下したりするおそれを確実に防止できる。従って、転倒や接触にて傷み易い物品(例えばトマトや桃等)を安全に搬送し仕分けできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】物品仕分装置の概略平面図である。
図2】物品仕分装置の概略斜視図である。
図3】クロスベルトソータの駆動態様を説明する側面図であり、(a)は送り出し前、(b)は送り出し後の状態を示す図である。
図4】搬送ユニットを省略した状態での物品仕分装置の概略平面図である。
図5】(a)〜(c)は仕分け態様の一連の流れを説明する概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。まず始めに、図1図4を参照しながら、物品仕分装置1の概要を説明する。物品仕分装置1は、トマト、桃、梨又はメロンといった物品Mを、等級(品質)や階級(サイズ及び形状)に応じたグループ毎に仕分けるものであり、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤライン2と、当該搬送コンベヤライン2から分岐した少なくとも1つの仕分けコンベヤライン4とを備えている。各仕分けコンベヤライン4は、搬送コンベヤライン2から送り込まれた物品Mを一時的に滞留させながら搬送する目的で、間欠的に駆動するように構成されている。各仕分けコンベヤライン4上に滞留している物品Mは、例えばオペレータの手作業にて透明合成樹脂製の包装パックや段ボール箱等の包装用容器にパッキング(箱詰め)される。
【0015】
図2及び図4に示すように、搬送コンベヤライン2は、その長手方向に沿って延びる左右一対の走行レール5を備えている。これら走行レール5上に、台車タイプの搬送ユニット3群が走行可能に配置されている。図示は省略するが、搬送コンベヤライン2の長手両端部には、駆動スプロケットと従動スプロケットとがそれぞれ振り分けて配置されている。両スプロケットに巻き掛けられた無端チェンに、各搬送ユニット3が所定のピッチ間隔で連結されている。両スプロケット及び無端チェンの駆動にて、搬送ユニット3群は搬送コンベヤライン2を循環移動する。実施形態の搬送ユニット3群は、搬送コンベヤライン2の上部側で搬送方向Xに沿って移動する。なお、各搬送ユニット3の位置は、駆動スプロケットの駆動量をロータリエンコーダ(図示省略)でカウントすることによって計測される。
【0016】
図1図3に示すように、各搬送ユニット3は、搬送コンベヤライン2中における所定の仕分け箇所So(仕分けコンベヤライン4との分岐箇所)にて、搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに搬送ユニット3上の物品Mを送り出す仕分け機構としてのクロスベルトソータ10を備えている。実施形態のクロスベルトソータ10は、搬送ユニット3における一対のフレーム板11の間に回転可能に軸支された回転ローラ対14と、当該回転ローラ対14に巻き掛けられた無端帯としてのクロスベルト13とを備えている。回転ローラ対14は搬送方向Xに沿って互いに平行状に延びている。このため、クロスベルト13は搬送方向Xと直交する方向に回行移動可能である。すなわち、実施形態では、仕分け方向Yが搬送方向Xと直交する関係にある。
【0017】
実施形態のクロスベルト13は搬送方向Xに二分割されているが、二つ一組で回行移動するように構成されている。クロスベルト13の下面側には、搬送方向Xと交差する方向に往復動してクロスベルト13を回行移動させるベルト駆動シュー16が取り付けられている。ベルト駆動シュー16の下面側にはガイドピン17が下向きに突設されている。この場合、ベルト駆動シュー16を仕分け方向Yと逆方向に移動させると、これに連動してクロスベルト13の上面側が仕分け方向Yに移動する。クロスベルト13の上面側には物品Mが載置される。従って、クロスベルト13上の物品Mは、クロスベルト13上面側の仕分け方向Yへの回行移動にて仕分けコンベヤライン4に向けて搬出される。
【0018】
なお、クロスベルトソータ10の内部には、クロスベルト13の上面側を下方から支持する支持板18が配置されている。支持板18は、クロスベルト13上の物品Mの重量を受け止めるためのものであり、一対のフレーム板11の内面側に固着されている。また、クロスベルト13の上面側には、回行移動時に物品Mを仕分け方向Yに押し出すための押し出し突起19が設けられている。
【0019】
図4に示すように、搬送コンベヤライン2における一対の走行レール5の間のうち仕分けコンベヤライン4寄りの箇所には、搬送方向Xに沿って延びる上向き開放の溝状経路21が設けられている。溝状経路21には、各搬送ユニット3のガイドピン17が上方から嵌り込む。各搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によって、ガイドピン17が搬送方向Xに案内される。他方、搬送コンベヤライン2中の仕分け箇所Soには、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によってガイドピン17を仕分け方向Yと逆方向に案内する誘導板22が配置されている。誘導板22は、平面視で搬送コンベヤライン2の搬送下流側に行くに連れて仕分けコンベヤライン4から離れる斜め方向に傾斜している。誘導板22における仕分けコンベヤライン4寄りの一端部は、溝状経路21の適宜箇所に形成された連通隙間23に臨ませている。
【0020】
連通隙間23の箇所には、電磁ソレノイド25の駆動にて上下回動可能な切換片24が配置されている。案内プレート22の近傍には、駆動プーリ27及び従動プーリ28に巻き掛けられた補助ベルト26が配置されている。補助ベルト26において搬送コンベヤライン2の搬送上流側の部分は、誘導板22における前記搬送上流側の平坦面に重なっている。駆動プーリ27に連結された駆動モータ29の駆動にて、補助ベルト26は循環移動するように構成されている。実施形態の補助ベルト26は常時、図4の平面視で反時計回りに循環移動する。従って、補助ベルト26のうち誘導板22と重なる部位は、誘導板22に沿った斜め方向に移動する。
【0021】
切換片24を上向き回動させた場合は、溝状経路21が切換片24にて遮断され、ガイドピン17は切換片24に突き当たる。そうすると、ガイドピン17は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動と補助ベルト26の送り作用とによって、誘導板22に沿った斜め方向にスライド移動する。そして、ガイドピン17の斜め方向の移動に伴い、ベルト駆動シュー16が仕分け方向Yと逆方向に移動し、これに連動してクロスベルト13の上面側が仕分け方向Yに移動する。その結果、クロスベルト13上の物品Mが中継コンベヤ装置40に向けて送り出される。切換片24を下向き回動させた場合は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動にて、ガイドピン17がそのまま溝状経路21に沿って進むことになる。溝状経路21、誘導板22、連通隙間23、切換片24及び補助ベルト26の組合せは、ガイドピン17に対する案内手段20を構成している。
【0022】
なお、搬送コンベヤライン2における最上流の仕分け箇所Soよりも搬送上流側には、物品Mの等級を判定する判定手段30が配置されている。判定手段30は、仕分けの目的や物品Mの種類に応じて採用される。例えばサイズや形状で仕分ける場合は、光学センサや画像処理装置等を採用すればよく、品質で仕分ける場合は糖度計等を採用すれば足りる。また、図示は省略するが、搬送コンベヤライン2における最下流の仕分け箇所Soよりも更に搬送下流側には、各搬送ユニット3のガイドピン17を溝状経路21の位置に戻す戻し誘導板が配置されている。
【0023】
図1図3に示すように、各搬送ユニット3には、クロスベルト13の上面側に載置された物品Mを把持する把持部材50が設けられている。把持部材50は、搬送コンベヤライン2での搬送中に物品Mを弾性的に把持し、仕分け箇所Soに到達するとクロスベルトソータの物品M送り出し作用によって把持を解除するように構成されている。実施形態の把持部材50は、弾性を有する金属又は合成樹脂といった素材製で平面視略C字状に形成されている。従って、トマト等の物品Mの下部側が把持部材50にて抱きかかえられて安定的に保持される。また、実施形態の把持部材50は、クロスベルトソータ10の物品M送り出しの際はその先端開口側50aを押し広げるように変形可能であり、更には物品Mの送り出し後は弾性復原力によって先端開口側50aを閉じるように構成されている。
【0024】
実施形態の把持部材50は、クロスベルトソータ10とは別個に、搬送ユニット3側に取り付けられている。この場合、クロスベルトソータ10の内部に設けられた支持板18の上面中央部に、二つ一組のクロスベルト13の間から上向きに突出する軸支板51が立設されている。当該軸支板51の上部側に、平面視略C字状の把持部材50の基端側50bが回動可能に軸支されている。つまり、把持部材50は、先端開口側50aと反対の基端側50bを回動支点として、搬送ユニット3上で先端開口側50aが仕分けコンベヤライン4に接離するように回動可能に構成されている。
【0025】
以上の構成において、仕分け箇所Soに到達した搬送ユニット3上の物品Mが、クロスベルト13の回行移動にて仕分けコンベヤライン4に搬出される際は、クロスベルトソータ10による仕分け方向Yの押し出し力が物品Mに作用して、物品Mを弾性的に把持していた把持部材50の先端開口側50aを押し広げる。そして、最終的に、物品Mは把持部材50から離脱して仕分けコンベヤライン4に乗り移る(図5(a)〜(c)参照)。物品Mの送り出し後は、弾性復原力によって把持部材50の先端開口側50aが閉じる(図5(c)参照)。
【0026】
従って、実施形態の構成によると、搬送コンベヤライン2から仕分けコンベヤライン4への物品Mの受け渡しをスムーズに実行できるものでありながら、搬送コンベヤライン2での搬送中は、把持部材50にて物品Mを安定した姿勢で保持でき、搬送コンベヤライン2での搬送中に物品Mが転倒したり搬送ユニット3上から落下したりするおそれを確実に防止できる。従って、転倒や接触にて傷み易い物品M(例えばトマトや桃等)を安全に搬送し仕分けできるのである。
【0027】
また、把持部材50は、クロスベルトソータ10とは別個に、搬送ユニット3側に取り付けられているから、クロスベルトソータ10におけるクロスベルト13の厚みを薄い状態に構成できる。従って、仕分け箇所Soにおいて、クロスベルトソータ10と仕分けコンベヤライン4との間の隙間を狭く設定することが可能になり、仕分けコンベヤライン4への物品Mの乗り移りがよりスムーズになるという利点がある。
【0028】
更に、把持部材50は、弾性を有する素材製で平面視略C字状に形成されていて、クロスベルトソータ10の物品M送り出し作用によって先端開口側50aを押し広げるように変形可能であり、更には物品Mの送り出し後に弾性復原力によって先端開口側50aを閉じるように構成されているから、わざわざ把持部材50の開閉動作のための機構を設ける必要がなく、物品仕分装置1のコスト抑制に貢献する。また、物品Mの送り出し後に把持部材50が自動的に閉じ動作するので、作業者の手間が少なくて済み、作業性向上の一助になる。
【0029】
しかも、把持部材50は、先端開口側50aと反対の基端側50bを回動支点として、搬送ユニット3上で先端開口側50aが仕分けコンベヤライン4に接離するように回動可能に構成されているから、把持部材を使わないときは、邪魔にならないように、仕分けコンベヤライン4から離れる方に回動させておくことが可能である。
【0030】
本願発明は、前述の実施形態に限らず、農産物以外の様々な種類の物品を搬送・仕分する物品仕分装置として広く適用できる。物品の種類や大きさ等に応じて、仕分けコンベヤライン4の幅寸法や誘導板22及び切換片24の個数等は適宜設定できる。仕分け機構はクロスベルトソータ10に限らず、スライドシューソータでもよいし、回転押し出し式のものでもよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
【符号の説明】
【0031】
M 物品
So 仕分け箇所
X 搬送方向
Y 仕分け方向
1 物品仕分装置
2 搬送コンベヤライン
3 搬送ユニット
4 仕分けコンベヤライン
10 クロスベルトソータ(仕分け機構)
13 クロスベルト
20 案内手段
50 把持部材
50a 先端開口側
50b 基端側
51 軸支板
図1
図2
図3
図4
図5