(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下に、本技術を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
【0043】
以下の説明にあっては、撮像装置の撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
【0044】
[撮像装置、アダプター及び表示装置の関係]
先ず、撮像装置1とともに使用される場合があるアダプター2及び表示装置3の関係について概略を説明する(
図1及び
図2参照)。
【0045】
撮像装置1の後面にはアダプター2が着脱可能とされている。アダプター2は表示装置3に着脱可能とされている。
【0046】
アダプター2はベース体4の内外に所要の各部が配置されて成る。ベース体4は外形状が円形状に形成され前後方向の厚みが薄い扁平な形状に形成されている。ベース体4には図示しない一対の収納凹部が中央部を挟んで反対側に形成されている。ベース体4の前面側には図示しない一対の結合穴が周方向に離隔して形成されている。ベース体4の前面側には前方に開口された図示しない被ロック穴が形成されている。
【0047】
アダプター2にはベース体4に対して回動可能な一対の被取付体5、5が設けられている。被取付体5、5はベース体4の中央部を挟んで反対側の位置において回動可能とされ、ベース体4の収納凹部にそれぞれ収納される収納位置と収納凹部から引き出される引出位置との間で回動される。
【0048】
被取付体5、5は一方が他方に対して離接する方向(上下方向)へ移動可能とされ、図示しないバネによって一方が他方に近付く方向へ付勢されている。
【0049】
被取付体5、5は引出位置に回動された状態において、上下から挟むようにして表示装置3に取り付けられる。このとき被取付体5、5は一方が他方に近付く方向へ付勢されているため、表示装置3を上下から挟み込み、アダプター2の表示装置3に対する安定した取付状態が確保される。
【0050】
表示装置3は、例えば、携帯電話である。但し、表示装置3は携帯電話に限られることはなく、表示機能を有していれば他の装置、例えば、携帯端末やテレビジョンシステム等であってもよい。
【0051】
表示装置3は筐体6の内外に所要の各部が配置されて成る。筐体6は、例えば、略長方形のケース状に形成され、一方の面(後面)に表示パネル7が設けられている。表示パネル7はタッチパネルとされ表示パネル7の所定の各位置を接触操作することにより所定の機能が実行される。
【0052】
[撮像装置の構成]
次に、撮像装置1の構成について説明する(
図3乃至
図15参照)。
【0053】
撮像装置1は外筐8の内外に所要の各部が配置されて成る。外筐8は筒状筐体部9と第1の転がり防止部10と第2の転がり防止部11を有している。
【0054】
筒状筐体部9は前後に貫通する略円筒状に形成された筒状部12と筒状部12の前端部から内方へ張り出された張出部13と筒状部12を後方から閉塞する後面部14とを有している。筒状部12は光軸方向である前後方向に直交する断面の外形状が略円形状に形成されている。
【0055】
筒状部12は、前側に位置された大径部12aと、大径部12aの後側に位置された小径部12bと、大径部12aと小径部12bの間に位置された傾斜部12cとを有している。大径部12aは小径部12bより前後の幅が大きくされ、小径部12bは大径部12aより径が小さくされている。傾斜部12cは前端が大径部12aの後端に一致され後端が小径部12bの前端に一致され、大径部12aから小径部12bに近付くに従って径が小さくなるように傾斜されている。
【0056】
尚、撮像装置1においては、傾斜部12cが設けられておらず大径部12aと小径部12bが連続して設けられていてもよい。
【0057】
張出部13は円環状に形成されている。張出部13の内側には円環状のマウント部15が設けられている。マウント部15は張出部13より前方に突出され、内周側に係合突部15a、15a、15aを有している(
図10参照)。係合突部15a、15a、15aは周方向に離隔して設けられている。
【0058】
マウント部15の前面には前方に開口されたロック穴15b、15bが周方向に離隔して形成されている。マウント部15の外周部にはロック解除釦15cが設けられている。
【0059】
筒状筐体部9の内部における前端寄りの位置には、矩形状の光透過孔9aが形成されている。筒状筐体部9の内部には光透過孔9aの後側に撮像素子16が配置されている。撮像装置1においては後述するレンズ群を介して取り込まれた光が撮像素子16において光電変換される。
【0060】
第1の転がり防止部10は筒状部12の下面側の左方に寄った位置において外側に突出されて設けられている(
図3乃至
図5参照)。第1の転がり防止部10は外面が前面10a、後面10b、側面10c、連続面10d及び底面10eによって構成されている。連続面10dは側面10cと底面10eの間において両者に連続する面であり、斜め下方に凸の曲面状に形成されている。
【0061】
第1の転がり防止部10は撮像装置1が机やテーブル等の載置面に載置されたときの撮像装置1の転がりを防止する機能を有し、第1の転がり防止部10によって撮像装置1の落下等による破損や故障を防止することができる。特に、撮像装置1は筒状部12の外面が円周面状にされており、第1の転がり防止部10は落下等による破損や故障を防止する上で有用な構造である。
【0062】
第1の転がり防止部10にはカバー体17が配置されている(
図3及び
図8参照)。カバー体17は側面10cに位置されている。撮像装置1にはカバー体17の内側に図示しないUSB(Universal Serial Bus)等の外部接続端子及びメモリーカードスロットが設けられている。従って、カバー体17を開放することにより、外部機器との接続及びメモリーカードの装着を行うことができる。また、外部機器との接続やメモリーカードの装着により、撮像装置1によって撮影した画像や映像の外部機器又はメモリーカードへの記録を行うことができる。
【0063】
第2の転がり防止部11は筒状部12の下面側の右方に寄った位置において外側に突出されて設けられている(
図4及び
図5参照)。第2の転がり防止部11は外面が前面11a、後面11b、側面11c、連続面11d及び底面11eによって構成されている。連続面11dは側面11cと底面11eの間において両者に連続する面であり、斜め下方に凸の曲面状に形成されている。
【0064】
第2の転がり防止部11は撮像装置1が机やテーブル等の載置面に載置されたときの撮像装置1の転がりを防止する機能を有し、第2の転がり防止部11によって撮像装置1の落下等による破損や故障を防止することができる。特に、撮像装置1は筒状部12の外面が円周面状にされており、第2の転がり防止部11は落下等による破損や故障を防止する上で有用な構造である。
【0065】
第2の転がり防止部11は第1の転がり防止部10より外形状が大きくされている。従って、第1の転がり防止部10は第2の転がり防止部11より小さくされている。
【0066】
上記したように、撮像装置1には左右に離隔して位置された第1の転がり防止部10と第2の転がり防止部11が設けられており、第1の転がり防止部10又は第2の転がり防止部11の何れを把持しても撮影を行うことが可能である。従って、第1の転がり防止部10と第2の転がり防止部11によって撮像装置1の左右両方向への転がりを防止することができると共に撮影時に第1の転がり防止部10又は第2の転がり防止部11の何れを把持しても撮像装置1の安定した把持状態が確保され使い勝手の向上を図ることができる。
【0067】
第1の転がり防止部11にはカバー体17が配置されている(
図3及び
図8参照)。カバー体17は側面11cに位置されている。撮像装置1にはカバー体17の内側に図示しないUSB(Universal Serial Bus)等の外部接続端子及びメモリーカードスロットが設けられている。従って、カバー体17を開放することにより、外部機器との接続及びメモリーカードの装着を行うことができる。また、外部機器との接続やメモリーカードの装着により、撮像装置1によって撮影した画像や映像の外部機器又はメモリーカードへの記録を行うことができる。
【0068】
筒状筐体部9の後面部14における外周部には後方へ突出された結合突部18、18が周方向に離隔して設けられている(
図5参照)。
【0069】
後面部14における結合突部18の近傍にはロックピン19が前後方向へ移動自在に支持されている。ロックピン19は図示しないバネによって後方へ付勢されている。
【0070】
筒状部12の小径部12bにはロック解除レバー20が配置されている(
図5及び
図9参照)。ロック解除レバー20が操作されることによりロックピン19が筒状筐体部9の内部に引き込まれる。
【0071】
撮像装置1は結合突部18、18がそれぞれアダプター2の結合穴に挿入されて結合される。結合突部18、18がそれぞれアダプター2の結合穴に挿入されて結合され、アダプター2が撮像装置1に対してベース体4の周方向において所定の位置まで回転されると、ロックピン19がバネによる付勢力によって後方へ移動されてアダプター2の被ロック穴に挿入され、アダプター2が撮像装置1にロックされた状態で取り付けられる。
【0072】
一方、ロック解除レバー20が操作されると、ロックピン19が付勢力に反して前方へ移動されて被ロック穴から引き出され、アダプター2に対するロックピン19によるロックが解除される。アダプター2が撮像装置1に対してベース体4の周方向において所定の位置まで回転されることにより、結合突部18、18をアダプター2の結合穴から引き出すことが可能になり、アダプター2を撮像装置1から取り外すことができる。
【0073】
筒状筐体部9の後面部14における結合突部18、18間の部分にはバッテリー蓋21が配置されている(
図5参照)。撮像装置1にはバッテリー蓋21の内側にバッテリー収納部22が設けられている(
図11参照)。バッテリー蓋21を開閉することによりバッテリー収納部22に対するバッテリー23の装着及び取出を行うことが可能とされている。
【0074】
バッテリー収納部22の後面には操作釦として、例えば、通信切替釦24が配置されている。
【0075】
このようにバッテリー収納部22に通信切替釦24が配置されていることにより、バッテリー蓋21の閉塞時には通信切替釦24の操作が不能であり、通信切替釦24の誤操作を防止することができる。
【0076】
撮像装置1においては、無線通信(WIFI:Wireless Fidelity)が可能とされており、無線通信モードとしては、他の1台の機器との間での通信が可能とされるモノ通信モードと他の複数台の機器との間での通信が可能とされるマルチ通信モードとがあり、何れかのモードを選択して設定することが可能とされている。
【0077】
通信切替釦24は上記した通信モードの切替を行うための釦であり、通信切替釦24を操作する度にモノ通信モードとマルチ通信モードと通信オフモードの切替が行われる。このように通信切替釦24は無線通信のモードを切り替えるための釦であるため、使用頻度の少ない釦である。
【0078】
従って、バッテリー蓋21が開放されたときにのみ使用可能とされる操作釦として使用頻度の少ない通信切替釦24を設けることにより、使用頻度の少ない通信切替釦24の非使用時における誤操作を防止することができる。
【0079】
筒状部12の大径部12aにおける上端部にはマイクロフォン25、25が左右に離隔して配置されている(
図3及び
図6参照)。マイクロフォン25、25は外部の音声を入力するための部分である。筒状部12の大径部12aは外筐8を構成する部分であり、撮像装置1の最外周に位置されているため、大径部12aにマイクロフォン25、25を配置することにより外部の音声が遮断され難く、入力される音声の音質の向上を図ることができる。
【0080】
筒状部12の大径部12aにおける左側部にはシャッターとして機能する撮影釦26が配置され、撮影釦26は第1の転がり防止部10の上側に位置されている(
図3及び
図8参照)。撮影釦26が操作されることにより被写体の撮影が行われる。
【0081】
撮像装置1において、
図4及び
図8に示すように、外筐8の上下方向における中央Mを含む水平面Hと外筐8の外周面との交線を水平線Haとしたときに、撮影釦26が水平線Haの上側において水平線Haの近傍に位置されている。
【0082】
第1の転がり防止部10は、後述するように、撮影時に把持される部分であり、上記のように、撮影釦26が第1の転がり防止部10の上側に位置されることにより、撮影時に第1の転がり防止部10を把持した手によって撮影釦26の操作を行って撮影を行うことが可能になり、撮影釦26に対する操作を行い易く撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0083】
また、撮影釦26は第1の転がり防止部10と第2の転がり防止部11のうち外形状が小さくされた第1の転がり防止部10に近い位置に設けられているため、第1の転がり防止部10によって指の動きが妨げられ難く、撮影釦26に対する良好な操作性を確保することができる。
【0084】
尚、撮影釦26については、例えば、半押しでオートフォーカスが行われ、全押しで撮影が行われる機能が付加されていてもよい。例えば、撮像装置1は表示装置3に取り付けられない状態で使用される場合もあるが、撮像装置1には画像が表示される部分が存在しないためフォーカス操作が難しい。従って、撮影釦26の半押しによりオートフォーカスが行われるようにすれば、ユーザーにとって直感的にわかり易い操作を提供することができる。
【0085】
また、撮像装置1に音声出力部が設けられ、オートフォーカス動作時に音声出力部から電子音等が出力されるようにすることにより、ユーザーにおいて操作を行ったことが認識され、操作の確実性を図ることができる。
【0086】
さらに、撮影釦26が大径部12aにおける左側部に配置されることにより、撮影釦26が大径部12aの上端部に設けられたマイクロフォン25、25と離隔して位置される。従って、ユーザーが撮影釦26を操作したときの音がマイクロフォン25、25に入力され難くなり、音質の低下を抑制することができる。
【0087】
筒状部12の大径部12aにおける上端部にはフラッシュユニット27が配置されている(
図12及び
図13参照)。フラッシュユニット27は光出射部として機能するフラッシュ27aとフラッシュ27aを上方から覆うカバー部27bとフラッシュ27aを支持するアーム部27c、27cとを有し、フラッシュ27aから夜間撮影時等に使用する補助光が出射される。カバー部27bはフラッシュ27aの上面に結合され、フラッシュ27aはアーム部27c、27cの一端部に回動自在に支持され、アーム部27c、27cは他端部が筒状筐体部9の内部に設けられた図示しない支持部に回動自在に支持されている。
【0088】
フラッシュユニット27は、アーム部27c、27cがフラッシュ27aと支持部に対して回動されることにより、フラッシュ27aとアーム部27c、27cがユニット収容凹部12dに収容される収容位置とユニット収容凹部12dから上方に突出される突出位置との間で移動可能とされる。フラッシュユニット27は図示しない付勢バネによって収容位置から突出位置に移動する方向へ付勢されている。
【0089】
フラッシュ27aとアーム部27c、27cが収容位置にある状態においては、カバー部27bによってユニット収容凹部12dが閉塞されている。このとき筒状部12の内部に設けられた図示しないロック機構によってフラッシュユニット27がロックされ、フラッシュ27aとアーム部27c、27cのユニット収容凹部12dからの突出位置への意図しない飛び出しが規制されている。
【0090】
上記したように、フラッシュユニット27は大径部12aに形成されたユニット収容凹部12dに収容可能とされ、大径部12aが小径部12bより被写体側である前方に設けられている。従って、突出位置に移動されたフラッシュ27aから出射される補助光が大径部12aに到達し難く、補助光の大径部12aでの遮蔽や反射を防止することができる。
【0091】
筒状部12の小径部12bにおける上端部には撮像装置1における電源のオンオフを行う電源釦28が配置されている(
図3及び
図6参照)。電源釦28は表面が小径部12bの前端部において小径部12bの外周より外側に突出しないように配置されている。電源釦28が小径部12bの外周より外側に突出しないことにより、電源釦28の誤操作が防止される。
【0092】
また、電源釦28は大径部12aより径が小さくされた小径部12bに配置されているため、誤って操作され難く、電源釦28に対する誤操作を防止することができる。特に、撮像装置1は携帯用の装置であり、例えば、鞄等に収容して持ち運ぶ際に、大径部12aは鞄等の一部や鞄等の内部に収容されている他の収容物に接触し易いが、小径部12bは鞄等の一部や鞄等の内部に収容されている他の収容物に接触し難く、意図せず電源釦28が操作され難く、電源釦28に対する誤操作を防止することができる。
【0093】
さらに、電源釦28は小径部12bの前端部である傾斜部12c側の端部に配置されているため、
図14に示すように、右手100の人差し指101又は中指102を傾斜部12cに宛い傾斜部12cから小径部12bに人差し指101又は中指102を滑らせて電源釦28を操作することが可能になり、電源釦28に対する操作性の向上を図ることができる。
【0094】
筒状部12の小径部12bにおける上端寄りの部分にはフラッシュユニット27を収容位置から突出位置に移動させるポップアップ釦29が配置されている(
図3及び
図6参照)。ポップアップ釦29は表面が小径部12bの前端部において小径部12bの外周より外側に突出しないように配置されている。ポップアップ釦29が小径部12bの外周より外側に突出しないことにより、ポップアップ釦29の誤操作が防止される。
【0095】
ポップアップ釦29は電源釦28に近い位置において電源釦28に対して周方向に離隔して配置されている。
【0096】
ポップアップ釦29は大径部12aより径が小さくされた小径部12bに配置されているため、誤って操作され難く、ポップアップ釦29に対する誤操作を防止することができる。特に、撮像装置1は携帯用の装置であり、例えば、鞄等に収容して持ち運ぶ際に、大径部12aは鞄等の一部や鞄等の内部に収容されている他の収容物に接触し易いが、小径部12bは鞄等の一部や鞄等の内部に収容されている他の収容物に接触し難く、意図せずポップアップ釦29が操作され難く、ポップアップ釦29に対する誤操作を防止することができる。
【0097】
また、ポップアップ釦29は小径部12bの前端部である傾斜部12c側の端部に配置されているため、
図14に示すように、例えば、右手100の人差し指101又は中指102を傾斜部12cに宛い傾斜部12cから小径部12bに人差し指101又は中指102を滑らせてポップアップ釦29を操作することが可能になり、ポップアップ釦29に対する操作性の向上を図ることができる。
【0098】
さらに、電源釦28と撮影釦26が撮像装置1の周方向において上部と側部で離隔して位置されているため、電源のオンオフ操作と撮影操作との間での誤操作が生じ難くされている。
【0099】
同様に、ポップアップ釦29と撮影釦26が撮像装置1の周方向において上部と側部で離隔して位置されているため、フラッシュユニット27の突出位置への移動操作と撮影操作との間での誤操作が生じ難くされている。
【0100】
筒状部12の大径部12aにおける下端部には三脚用穴30が形成されている(
図7参照)。三脚用穴30は撮影時等に図示しない三脚に撮像装置1を結合するための穴である。
【0101】
筒状部12の小径部12bにおける右端部には液晶パネル等の表示部31が配置されている。表示部31にはバッテリー23の残量やメモリーカードのメモリーカードスロットへの挿入の有無等が表示される。また、通信切替釦24に対する操作によってモノ通信モード又はマルチ通信モードが設定されたときには、これらの各表示が表示部31に表示され、通信オフモードが設定されたときには表示部31に表示されていたモノ通信モード又はマルチ通信モードが非表示にされる。
【0102】
表示部31が配置されていることにより、撮像装置1の外部からバッテリー23の残量やメモリーカードのメモリーカードスロットへの挿入の有無や通信モードの設定状態等を確認することが可能であり、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0103】
筒状部12の大径部12aにおける上端部には、発光されることにより表示機能が発揮される発光表示部32が配置されている。発光表示部32は大径部12aの後端部に配置され、フラッシュユニット27におけるカバー部27bの後側に位置されている。発光表示部32は、例えば、電源釦28の操作により撮像装置1がオンにされている状態や撮影が行われているときにそれぞれ所定の色で発光される。
【0104】
発光表示部32は撮像装置1の最外周である大径部12aに配置されているため、発光表示部32から出射された光が遮蔽されず、発光表示部32の良好な表示機能を確保することができる。
【0105】
撮像装置1には無線通信機能が設けられている。無線通信を使用することにより、例えば、撮像装置1によって撮影した画像や映像の表示装置3への表示や保存、表示装置3に対する操作による撮像装置1の撮影機能の実行、表示装置3に対する操作による撮像装置1のズーム機能の実行等の各種の操作を行うことが可能とされている。
【0106】
具体的には、例えば、筒状部12における大径部12aの上端寄りの位置における内側にNFC(Near Field Communication)通信が行われるNFC通信部(NFCタグ)33が搭載されている。撮像装置1はNFC通信部33と表示装置3に搭載された図示しないNFC通信部との間で非接触通信が行われる。NFC通信部33はフラッシュユニット27の近傍においてフラッシュユニット27の右側に位置されている。
【0107】
非接触通信が行われるときには、表示装置3を撮像装置1のNFC通信部33に近付けて上方側から位置させる(
図15参照)。このとき、ユーザーは右手100によって表示装置3を把持し右斜め上方側から表示装置3を撮像装置1に対向させるようにしてNFC通信部33に近付けて位置させる。
【0108】
従って、上記したように、NFC通信部33が大径部12aの上端寄りの位置においてフラッシュユニット27の右側に位置されていることにより、非接触通信を容易かつ確実に実行させることができる。
【0109】
また、NFC通信部33を筒状部12の内側における上方側に配置することにより、三脚用穴30に三脚を取り付けて撮像装置1を使用する場合に、NFC通信部33に表示装置3を近付け易くなり、非接触通信に有利となる。
【0110】
さらに、撮像装置1は机やテーブル等の載置面に載置された状態で使用される場合もあるが、このような使用状態においては、通常、ユーザーが表示装置3を上方側から撮像装置1に近付ける。従って、NFC通信部33を筒状部12の内部における上方側に配置することにより、このような使用状態においても近距離無線通信に適した配置となる。
【0111】
尚、NFC通信部33の配置位置は筒状部12の内部における上方側以外であってもよいが、NFC通信部33は筒状筐体部9の後面部14に近い位置には配置しないことが望ましい。後面部14側に近距離無線通信が行われるNFC通信部33を配置すると、
図1及び
図2に示すように、撮像装置1をアダプター2によって表示装置3に取り付けて使用する際に、撮像装置1のNFC通信部33が表示装置3のNFC通信部と常時接近した状態となり、常時ポーリングを行ってしまう場合があるためである。
【0112】
撮像装置1には撮像画像の送信等のために、例えば、図示しないWIFI(Wireless Fidelity)通信部が設けられ、表示装置3に搭載されたWIFI通信部との間で無線通信が行われる。
【0113】
撮像装置1は電源釦28に対する操作によって電源オンとされる以外に、表示装置3側からのNFC通信によって電源オンにされてもよい。例えば、NFC通信が確立されたときに撮像装置1が電源オンにされる。また、撮像装置1において、筒状部12の上端部等の電源釦28の近傍にNFC通信機能の表示が行われるようにすることにより、ユーザーが電源オンの操作が行われたか否かを確認し易く、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0114】
[交換レンズの構成]
次に、撮像装置1に着脱可能とされた交換レンズ34の構成について説明する(
図3乃至
図10参照)。
【0115】
交換レンズ34は外筒部35の内外に所要の各部が配置されて成る。外筒部35は略円筒状に形成され、外径が撮像装置1における大径部12aの外径より一回り小さくされている。外筒部35には後端部に図示しない複数の係合部と後方に突出されたロックピンとがそれぞれ周方向に離隔して設けられている。
【0116】
交換レンズ34は、例えば、バヨネット方式によって撮像装置1に着脱可能とされ、係合部がそれぞれマウント部15に設けられた係合突部15a、15a、15a間に挿入され、所定の角度回転されることにより係合部がそれぞれ係合突部15a、15a、15aに係合されて撮像装置1に結合される。
【0117】
交換レンズ34が撮像装置1に結合された状態においては、ロックピンがそれぞれマウント部15のロック穴15b、15bに挿入されて交換レンズ34が撮像装置1にロックされる。
【0118】
撮像装置1のマウント部15に設けられたロック解除釦15cを操作すると、ロック穴15b、15bからそれぞれロックピンが引き出されて交換レンズ34の撮像装置1に対するロックが解除される。従って、交換レンズ34の撮像装置1に対するロックが解除された状態において、交換レンズ34を撮像装置1に対する結合時と逆方向へ回転することにより交換レンズ34の撮像装置1に対する結合が解除される。
【0119】
外筒部35の左側部から下面に亘る位置には変倍を行うためのズーム摘子36が配置されている(
図3及び
図8参照)。ズーム摘子36が操作されることにより望遠と広角の間でのズームが行われる。
【0120】
ズーム摘子36は、例えば、上下方向(周方向)へ移動されることにより操作される。このようにズーム摘子36が所定の方向へ移動操作されることによりズーミングが行われるため、良好な操作性が確保され、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0121】
尚、ズーム摘子36は左右方向や斜め方向へ移動されて操作されるように構成されていてもよい。
【0122】
交換レンズ34が撮像装置1に結合された状態においては、交換レンズ34のズーム摘子36と撮像装置1の撮影釦26とが前後方向において近接して位置される。ズーム摘子36と撮影釦26が近接して位置されることにより、ユーザーにおいてズーミング操作により画角調整を行った後に撮影操作を行うという一連の撮影動作が行い易く、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0123】
また、上記したように、撮影釦26が水平線Haの上側において水平線Haの近傍に位置され、ズーム摘子36が左右方向において撮影釦26と同じ側、即ち、左側に位置されている。
【0124】
外筒部35の内側には前後方向において移動可能とされた内筒部37が支持されている(
図3及び
図11参照)。撮像装置1は、内筒部37が外筒部35に対して前方へ繰り出されて撮影状態(
図16参照)とされ、前方へ繰り出されていた内筒部37が後方へ繰り込まれて外筒部35の内部に収納されることにより沈胴状態(
図3参照)とされる。
【0125】
外筒部35の前端部には操作リング38が回転自在に支持されている。操作リング38が回転されることによりフォーカシングやズーミング(マニュアルズーミング)を行うことができる。操作リング38の外周面には複数の凹凸部が形成され、操作時における指の滑りが防止され、操作性の向上が図られている。
【0126】
内筒部37の前端部には撮影レンズ39が取り付けられている。内筒部37の内側には前後方向(光軸方向)において並び最も前側に位置された撮影レンズ39を含む複数のレンズ群が配置され、レンズ群を介して取り込まれた光が撮像素子16において光電変換される。
【0127】
上記したように、撮像装置1には撮影レンズ39を有する交換レンズ34が着脱可能とされているため、交換レンズ34を取り付けることにより撮影倍率を変更することが可能になり、撮像装置1の機能性の向上を図ることができる。
【0128】
[撮像装置の使用態様]
次に、撮像装置1の使用態様について説明する(
図17乃至
図19参照)。
【0129】
上記したように、表示装置3には撮像装置1に取り付けられたアダプター2が取り付けられ、撮像装置1がアダプター2を介して表示装置3に取り付けられる。このように撮像装置1がアダプター2を介して表示装置3に取り付けられた状態において、撮像装置1を用いて撮影等を行うことが可能である。
【0130】
このとき撮影者は、例えば、右手100で表示装置3を把持し、左手200で撮像装置1を把持する(
図17参照)。撮像装置1は左手200によって、例えば、下方側から持ち上げられるようにして把持され、掌200aが筒状筐体部9の下面から左側面に亘る位置に宛われ、親指202が第1の転がり防止部10の側面10cに宛われ、人差し指201及び中指203が筒状部12の下面から右側面に亘る位置に宛われる。
【0131】
撮像装置1にあっては、第1の転がり防止部10が設けられているため、掌200aが第1の転がり防止部10に宛われ、撮像装置1に対する良好な把持性を確保することができる。
【0132】
撮像装置1には、上記したように、第1の転がり防止部10の上側に撮影釦26が配置され、ズーム摘子36と撮影釦26が前後方向において近接して位置されるため、撮像装置1を左手200によって把持したときに、ズーム摘子36と撮影釦26に左手200の親指202が自然な状態で宛われる。
【0133】
従って、撮像装置1を把持したときに筒状筐体部9から突出された第1の転がり防止部10に指が自然な状態で宛われ、撮像装置1に対する良好な把持性を確保した上でズーム摘子36と撮影釦26に対する良好な操作性を確保することができる。
【0134】
また、第1の転がり防止部10の上側に撮影釦26が配置されているため、筒状筐体部9から突出された第1の転がり防止部10に宛われた指を左右に動かして撮影釦26を押し易く、撮影釦26に対する高い操作性を確保することができる。
【0135】
さらに、撮影釦26の近傍にズーム摘子36が位置されているため、筒状筐体部9から突出された第1の転がり防止部10に宛われた指を動かしてズーム摘子36を操作し易く、ズーム摘子36に対する高い操作性を確保することができる。
【0136】
さらにまた、ズーム摘子36は上下方向へ移動されて操作されるが、第1の転がり防止部10に宛われた状態において指を上下方向に動かし易いため、ズーム摘子36が上下方向へ移動されて操作される構成にされていることにより、ズーム摘子36に対する一層高い操作性を確保することができる。
【0137】
上記には、撮像装置1がアダプター2を介して表示装置3に取り付けられた状態において使用される態様を例として示したが、撮像装置1は表示装置3に取り付けられない状態で使用することも可能である(
図18参照)。この場合には、表示装置3に搭載されたNFC通信部を撮像装置1に設けられたNFC通信部33に近付けて撮像装置1によって取得された画像が表示装置3の表示パネル7に表示される設定を行い、表示パネル7に表示される画像を確認しながら表示パネル7(タッチパネル)の所定の操作部を操作することにより撮像装置1によって取得された画像や映像の撮影を行うことが可能である。
【0138】
このとき表示装置3を把持していない方の手、例えば、左手200によって撮像装置1を把持して所望の画像を取得してもよく、撮像装置1を据え置き状態にして画像を取得してもよい。このような据え置き状態での使用態様においては、撮像装置1の机やテーブル等の載置面に対する転がりが第1の転がり防止部10と第2の転がり防止部11によって防止され、撮像装置1の安定した載置状態が確保され、取得する画像の画質の向上を図ることができる。
【0139】
また、撮像装置1がアダプター2を介して表示装置3に取り付けられた状態において、机やテーブル等の載置面300に載置された据え置き状態で撮影等を行うことも可能である(
図19参照)。このような据え置き状態での使用態様においては、撮像装置1と表示装置3が前後方向において離隔した位置で載置面300に載置され、表示装置3に取り付けられたアダプター2の被取付体5が載置面300に載置されるため、撮像装置1の安定した載置状態が確保され、取得する画像の画質の向上を図ることができる。
【0140】
尚、撮像装置1の携帯状態(把持状態)及び据え置き状態での画像や映像の撮影操作は両者とも同様であり、撮像装置1と表示装置3が無線により通信され、撮像装置1によって取得された画像や映像が表示装置3の表示パネル7に表示される。撮影者は表示パネル7に表示される画面を確認し、撮像装置1の撮影釦26を操作又はタッチパネルとされた表示パネル7の所定の操作部を操作することにより撮像装置1によって取得された画像や映像の撮影を行うことができる。
【0141】
[撮像装置の一実施形態]
以下に、本技術撮像装置の一実施形態によるブロック図を示す(
図20参照)。
【0142】
撮像装置1は、交換レンズ34のレンズ群51を介して取り込まれる光を光電変換する撮像素子52と撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部53と画像信号の記録再生処理を行う画像処理部54とを有している。また、撮像装置1は、メモリーカード400への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)55と撮像装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)56とユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等の入力操作部57、57、・・・(ズーム摘子36、撮影釦26等)と通信部58を備えている。
【0143】
カメラ信号処理部53は、撮像素子52からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
【0144】
画像処理部54は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
【0145】
R/W55は、画像処理部54によって符号化された画像データのメモリーカード400への書込及びメモリーカード400に記録された画像データの読出を行う。
【0146】
CPU56は、撮像装置1に設けられた各部を制御する制御処理部として機能し、入力操作部57、57、・・・からの指示入力信号等に基づいて各部を制御する。
【0147】
また、CPU56はNFC通信部33やWIFI通信部を有する通信部58による無線通信によって表示装置3と各種のデータや制御情報の送受信が可能とされている。具体的には、撮像装置1と表示装置3の間でNFC通信等の非接触通信が行われると、撮像装置1では電源がオンとされ、表示装置3では撮像装置1を操作するためのアプリケーションが起動する。また、撮像装置1と表示装置3の間でWIFI通信が可能な設定にされ、表示装置3と各種のデータや制御情報の送受信が可能とされる。
【0148】
入力操作部57、57、・・・は、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU56に対して出力する。
【0149】
メモリーカード400は、例えば、R/W55に接続されたメモリーカードスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
【0150】
以下に、撮像装置1における動作を説明する。
【0151】
入力操作部57、57、・・・からの指示入力信号により撮影動作が行われると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部53から画像処理部54に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W55に出力され、メモリーカード400に書き込まれる。尚、変換されたデータは無線通信によって表示装置3に転送されて表示パネル7に出力され、又は、表示装置3の記録部に書き込まれてもよい。
【0152】
メモリーカード400に記録された画像データを再生する場合には、入力操作部57、57、・・・に対する操作に応じて、R/W55によってメモリーカード400から所定の画像データが読み出され、画像処理部54によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が無線通信によって表示装置3に転送されて表示パネル7に出力されて再生画像が表示される。
【0153】
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、撮像素子16と、撮像素子16が内部に配置された外筐8とを備え、外筐8には大径部12aと大径部12aより外径が小さい小径部12bとが設けられ、大径部12aの外周面に被写体の撮影を行う撮影釦26が配置されている。
【0154】
従って、大径部12aに配置された撮影釦26に対して操作が行われて被写体の撮影が行われるため、撮影釦26に対する良好な操作性が確保され、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0155】
また、大径部12aが小径部12bより被写体側(前側)に設けられているため、外筐8における被写体側の径が大きくなり、ユーザーが撮像装置1を把持し易く、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0156】
さらに、外筐8の上下方向における中央Mを含む水平面Hと外筐8の外周面との交線を水平線Haとしたときに、撮影釦26が水平線Haの上側において水平線Haの近傍に位置され、ズーム摘子36が左右方向において撮影釦26と同じ側に位置されている。
【0157】
従って、撮像装置1を把持した状態において、水平線Hの上側において水平線Hの近傍に位置された撮影釦26が操作されて被写体の撮影が行われると共に撮影釦26とズーム摘子36を同じ手の指によって同時に又は各別に操作することが可能になり、撮影釦26とズーム摘子36に対する良好な操作性が確保され、撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0158】
[その他]
上記には、撮像装置1に交換レンズ34が着脱可能とされた例を示したが、例えば、両者の全体が撮像装置1Aとして構成されていてもよい(
図21参照)。この場合には撮像装置1に相当する部分が装置本体40として構成され、撮像装置1Aは装置本体40と装置本体40に着脱可能とされる交換レンズ34とによって構成される。
【0159】
このような装置本体40と交換レンズ34によって構成される撮像装置1Aにあっても、大径部12aに配置された撮影釦26に対して操作が行われて被写体の撮影が行われるため、撮影釦26に対する良好な操作性が確保され、使い勝手の向上を図ることができる。
【0160】
また、撮像装置1Aには撮影レンズ39を有する交換レンズ34が装置本体40に着脱可能とされているため、交換レンズ34を取り付けることにより撮影倍率を変更することが可能になり、撮像装置1Aの機能性の向上を図ることができる。
【0161】
さらに、撮像装置1Aにあっては、把持した状態において指を上下方向に動かし易いため、交換レンズ34にズーム摘子36が配置されズーム摘子36が上下方向に移動されて操作されることにより、ズーム摘子36の操作される方向と指の動かし易い方向とが一致され、ズーム摘子36に対する高い操作性を確保することができる。
【0162】
尚、撮像装置1Aにおいては、装置本体40と交換レンズ34が一体に形成されていてもよい(
図22参照)。この場合には、マウント部15に相当する部分を設ける必要がなく、その分、光軸方向における小型化を図ることができる。
【0163】
また、交換レンズ34が一体に設けられた撮像装置1Aにあっては、交換レンズ34の着脱が不要であり使い勝手の向上を図ることができると共に一体に設けられた交換レンズ34によって撮影倍率を変更することが可能になり機能性の向上を図ることができる。
【0164】
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
【0165】
(1)撮像素子と、
外部の表示装置へ画像データを送信可能な通信部と、
前記撮像素子が内部に配置された外筐部と、
少なくとも1以上の撮影レンズを有する交換レンズを着脱可能とするマウント部への、前記交換レンズの装着状態を解除可能にする第1の解除部と、
被装着体を着脱可能とする取付け部への、前記被装着体の装着状態を解除可能にする第2の解除部と、を備え、
前記第1の解除部と前記第2の解除部とが、前記外筐部において、前記撮像素子の光軸に対して同じ側に備えられている
撮像装置。
(2)撮像素子と、
前記撮像素子の出力に基づき画像データを生成する画像データ生成部と、
外部の表示装置へ画像データを第1の通信方式で送信可能な第1の通信部と、
前記外部の表示装置と、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通信可能な第2の通信部と、
前記撮像素子が内部に配置された外筐部と、
少なくとも1以上の撮影レンズを有する交換レンズを着脱可能とするマウント部と、を備え、
前記画像データを表示するための表示部を持たない
撮像装置。
(3)撮像素子と、
前記撮像素子の出力に基づき画像データを生成する画像データ生成部と、
外部の表示装置へ画像データを送信可能な通信部と、
前記撮像素子が内部に配置された外筐部と、
少なくとも1以上の撮影レンズを有する交換レンズを着脱可能とするマウント部と、
前記外筐部に配置された電源操作子と、
前記外筐部に配置された撮影操作子と、
前記外筐部に配置されたズーム操作子と、を備え、
前記画像データを表示するための表示部を持たない
撮像装置。
(4)取付け部が、前記撮像素子の光取込み面側と反対方向である後面側に設けられている
上記(1)に記載の撮像装置。
(5)被装着体を着脱可能とする取付け部が、前記撮像素子の光取込み面側と反対方向である後面側に設けられている
上記(2)又(3)に記載の撮像装置。
(6)少なくとも1以上の撮影レンズを有する交換レンズを着脱可能とするマウント部への、前記交換レンズの装着状態を解除可能にする第1の解除部と、
被装着体を着脱可能とする取付け部への、前記被装着体の装着状態を解除可能にする第2の解除部と、を備えた
上記(2)又(3)に記載の撮像装置。
(7)前記外筐部には、前記撮像素子の光取込み面側と反対方向である後面側へ向かうに従って径が小さくなる傾斜部が設けられ、
前記外筐部の外周面における、前記傾斜部よりも前記光取込み面側に撮影操作子が配置された
上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の撮像装置。
(8)前記傾斜部よりも前記光取込み面側と反対方向である後面側に小径部が設けられた
上記(7)に記載の撮像装置。
(9)前記外筐部は、前記撮像素子の光軸に直交する面において、円弧状の断面形状を有する
上記(1)乃至(8)のいずれかに記載の撮像装置。
(10)電源操作子が前記小径部における前記傾斜部側の端部に配置された
上記(8)に記載の撮像装置。
(11)前記外筐部の内部に収容される収容位置と、前記外筐部の外部に突出される突出位置と、の間で移動されるフラッシュユニットが設けられ、
小径部に前記フラッシュユニットを前記収容位置から前記突出位置に移動させるポップアップ釦が配置された
上記(1)乃至(10)のいずれかに記載の撮像装置。
(12)前記ポップアップ釦が前記小径部に配置された
上記(11)に記載の撮像装置。
(13)前記フラッシュユニットが、前記外筐部の大径部に設けられた
上記(11)に記載の撮像装置。
(14)前記外筐部の内部にバッテリーが収納されるバッテリー収納部が設けられ、
前記外筐部に前記バッテリー収納部の蓋部が支持され、
前記バッテリー収納部に操作釦が配置された
上記(1)乃至(13)のいずれかに記載の撮像装置。
(15)前記外筐部の後面側に、外部の表示装置との間での通信状態を切り替えるための通信切替釦が設けられた
上記(1)乃至(14)のいずれかに記載の撮像装置。
(16)前記外筐部の大径部にマイクロフォン孔が配置された
上記(1)乃至(15)のいずれかに記載の撮像装置。
(17)前記外筐部に対して、光軸方向に直交する方向において外側に突出された転がり防止部が設けられ、
前記転がり防止部が前記外筐部の下面側に設けられ、
撮影操作子が前記転がり防止部よりも上側に設けられた
上記(1)乃至(16)のいずれかに記載の撮像装置。
(18)前記外筐部の大径部に、発光されることにより表示機能が発揮される発光表示部が配置された
上記(1)乃至(17)のいずれかに記載の撮像装置。
(19)前記マウント部が前記撮像素子の光取込み面側に設けられた
上記(1)乃至(18)のいずれかに記載の撮像装置。
(20)前記第1の解除部は、前記撮像素子の光軸に沿う方向に摺動自在に設けられた
上記(1)、(6)乃至(19)のいずれかに記載の撮像装置。
(21)前記マウント部の外径は、前記外筐部の大径部の外径より小さい
上記(1)乃至(20)のいずれかに記載の撮像装置。
(22)前記マウント部の外径は、前記傾斜部における最も小さい径より大きい
上記(7)乃至(21)のいずれかに記載の撮像装置。
(23)前記被装着体は、外部の表示装置への着脱を可能にするためのアダプターである
上記(1)、(4)乃至(22)のいずれかに記載の撮像装置。
(24)前記第2の解除部は、前記撮像素子の光軸に沿う方向に摺動自在に設けられた
上記(1)、(4)乃至(23)のいずれかに記載の撮像装置。
(25)前記第1の解除部及び前記第2の解除部は、前記撮像素子の光取込み面側から見て左側に設けられている
上記(1)、(4)乃至(24)のいずれかに記載の撮像装置。
(26)前記外筐部の下面に、三脚用穴が形成されている
上記(1)乃至(25)のいずれかに記載の撮像装置。
(27)前記三脚用穴は、前記大径部に形成されている
上記(26)に記載の撮像装置。
(28)前記外部の表示装置へ前記画像データを第1の通信方式で送信可能な第1の通信部と、
前記外部の表示装置と、前記第1の通信方式とは異なる前記第2の通信方式により、通信可能な第2の通信部と、を備える
上記(1)、(3)乃至(27)のいずれかに記載の撮像装置。
(29)前記第2の通信方式は、前記第1の通信方式よりも通信可能距離の短い通信方式である
上記(28)に記載の撮像装置。
【解決手段】 撮像装置は、撮像素子と、外部の表示装置へ画像データを送信可能な通信部と、撮像素子が内部に配置された外筐部と、少なくとも1以上の撮影レンズを有する交換レンズを着脱可能とするマウント部への、交換レンズの装着状態を解除可能にする第1の解除部と、被装着体を着脱可能とする取付け部への、被装着体の装着状態を解除可能にする第2の解除部と、を備え、第1の解除部と第2の解除部とが、外筐部において、撮像素子の光軸に対して同じ側に備えられている。