特許第5798428号(P5798428)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5798428
(24)【登録日】2015年8月28日
(45)【発行日】2015年10月21日
(54)【発明の名称】防護柵付き擁壁構造物
(51)【国際特許分類】
   E02D 29/02 20060101AFI20151001BHJP
【FI】
   E02D29/02 305
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-212979(P2011-212979)
(22)【出願日】2011年9月28日
(65)【公開番号】特開2013-72244(P2013-72244A)
(43)【公開日】2013年4月22日
【審査請求日】2014年9月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】514304854
【氏名又は名称】カイエー共和コンクリート株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145517
【弁理士】
【氏名又は名称】宮原 貴洋
(72)【発明者】
【氏名】森田 俊哉
【審査官】 竹村 真一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−239233(JP,A)
【文献】 実開平03−025635(JP,U)
【文献】 実公昭47−028482(JP,Y1)
【文献】 特開2005−282216(JP,A)
【文献】 特開平07−062675(JP,A)
【文献】 特開2005−097950(JP,A)
【文献】 実開平05−071243(JP,U)
【文献】 米国特許第3959938(US,A)
【文献】 米国特許第4260296(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02D 29/02
E04H 17/00−17/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上から見て直線的或いは曲線的に並設された複数の擁壁ブロックと、前記複数の擁壁ブロックにその並びに準じて設置された防護柵とから構成され、所定勾配の斜面に沿って構築された防護柵付き擁壁構造物であって、
(1)前記複数の擁壁ブロックそれぞれは底版部と側版部と該側版部の上部に位置する支柱支持部とを一体に有するL形を成しており、前記支柱支持部の上面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有していて前記底版部の下面と非平行であり、前記支柱支持部の傾いた上面には防護柵用支柱の下端部を差し込むための少なくとも1個の支柱差込穴がその中心線が前記支柱支持部の傾いた上面と略直角を成すように傾いて形成されており、前記支柱差込穴の底面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有していて前記支柱支持部の傾いた上面と略平行であり、
(2)前記防護柵は複数の支柱と該支柱に取り付けられた柵本体とから成り、前記複数の支柱それぞれの下端面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有しており、
(3)前記複数の擁壁ブロックは、各々の支柱支持部の傾いた上面が前記斜面の勾配と略合致した勾配を有する略連続した1つの傾斜面となるように水平な基礎面に載置されており、
(4)前記防護柵の複数の支柱は、各々の傾いた下端面が前記複数の擁壁ブロックそれぞれの支柱差込穴の傾いた底面に面接触するようにその下端部を該支柱差込穴に差し込まれ、且つ、該支柱差込穴の余剰空間に充填された硬化剤によって略垂直に固定されている、
防護柵付き擁壁構造物
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁ブロックを用いて構築された防護柵付き擁壁構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
道路の路肩等に構築されている防護柵付き擁壁構造物は、一般に、上から見て直線的或いは曲線的に並設された複数の擁壁ブロックと、該複数の擁壁ブロックにその並びに準じて設置された防護柵とから構成されている。
【0003】
前記擁壁ブロックに関し、下記特許文献1には、底面部と縦壁部とフェンス用支柱受とを有するフェンス用擁壁が開示されている。また、下記特許文献2には、底版と側版とを有する擁壁と、該擁壁に連結された笠ブロックとから構成され、擁壁及び笠ブロックに支柱嵌入用の下穴及び上穴を設けたブロックが開示されている。
【0004】
ところで、前記防護柵付き擁壁構造物を所定勾配の斜面に沿って構築する場合、前者のフェンス用擁壁は底面部の下面と縦壁部の上面(フェンス用支柱受の上面)とが略平行であるため、該フェンス用擁壁を設置するための基礎として前記斜面の勾配に略合致した勾配の基礎面を有するものを使用しなければならず、基礎作製時の勾配管理が面倒で作製時間が嵩むことによって構築コストが増加する不具合がある。これに対し、後者のブロックは底版の下面と笠ブロックの上面とが非平行であるため、笠ブロックの上面の勾配を前記斜面の勾配と略合致させることによって、該ブロックを設置するための基礎として水平な基礎面を有するものを使用でき、前者のフェンス用擁壁に比べて基礎の作製を容易且つ短時間で行える利点がある。
【0005】
しかしながら、後者のブロックは相互連結された擁壁及び笠ブロックから成るため、前記防護柵付き擁壁構造物を所定勾配の斜面に沿って構築する場合、構築前或いは構築途中において擁壁と笠ブロックとを連結する作業がブロック単位で必要となり、該連結作業に要する労力及び時間の影響によって構築コストが増加する不具合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開昭03−025635号公報
【特許文献2】特開平2002−180481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、定勾配の斜面に沿って構築する場合に有用な防護柵付き擁壁構造物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明に係る防護柵付き擁壁構造は、上から見て直線的或いは曲線的に並設された複数の擁壁ブロックと、前記複数の擁壁ブロックにその並びに準じて設置された防護柵とから構成され、所定勾配の斜面に沿って構築された防護柵付き擁壁構造物であって、(1)前記複数の擁壁ブロックそれぞれは底版部と側版部と該側版部の上部に位置する支柱支持部とを一体に有するL形を成しており、前記支柱支持部の上面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有していて前記底版部の下面と非平行であり、前記支柱支持部の傾いた上面には防護柵用支柱の下端部を差し込むための少なくとも1個の支柱差込穴がその中心線が前記支柱支持部の傾いた上面と略直角を成すように傾いて形成されており、前記支柱差込穴の底面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有していて前記支柱支持部の傾いた上面と略平行であり、(2)前記防護柵は複数の支柱と該支柱に取り付けられた柵本体とから成り、前記複数の支柱それぞれの下端面は前記斜面の勾配に略合致した勾配を有しており、(3)前記複数の擁壁ブロックは、各々の支柱支持部の傾いた上面が前記斜面の勾配と略合致した勾配を有する略連続した1つの傾斜面となるように水平な基礎面に載置されており、(4)前記防護柵の複数の支柱は、各々の傾いた下端面が前記複数の擁壁ブロックそれぞれの支柱差込穴の傾いた底面に面接触するようにその下端部を該支柱差込穴に差し込まれ、且つ、該支柱差込穴の余剰空間に充填された硬化剤によって略垂直に固定されている
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、防護柵付き擁壁構造物を構成する複数の擁壁ブロックそれぞれの支柱支持部の傾いた上面が底版部の下面と非平行で前記斜面の勾配に略合致した勾配を有しているため、擁壁ブロックを設置するための基礎として水平な基礎面を有するものを使用できる。つまり、前記斜面の勾配に略合致した勾配の基礎面が必要となる従来例における不具合(基礎作製時の勾配管理が面倒で作製時間が嵩むことによる構築コストの増加)を払拭して、防護柵付き擁壁構造物を構築する際における基礎の作製を容易且つ短時間で行える。
【0011】
また、擁壁ブロックが底版部と側版部と前記傾斜面を有する支柱支持部とを一体に有するものであるため、擁壁と笠ブロックとを連結する作業がブロック単位で必要となる従来例における不具合(連結作業に要する労力及び時間の影響による構築コストの増加)を払拭して、防護柵付き擁壁構造物を構築する際における擁壁ブロックの設置を容易且つ短時間で行える。
【0012】
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、防護柵付き擁壁構造物の背面図である。
図2図2は、図1のS1−S1線断面図である。
図3図3(A)は、図1に示した擁壁ブロックの背面図、図3(B)は、同擁壁ブロックの側面図、図3(C)は、同擁壁ブロックの平面図である。
図4図4(A)は、図3(C)の部分拡大図、図4(B)は、図4(A)の縦断面図である。
図5図5(A)と図5(B)は、他の防護柵をそれぞれ示す図である。
図6図6は、図1に示した防護柵付き擁壁構造物の変形形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1及び図2に示した防護柵付き擁壁構造物RSは、n%勾配(図中の勾配は約10%)の斜面に沿って構築されたものであって、上から見て直線的或いは曲線的に並設され適当な金具を用いて連結された複数の擁壁ブロックRBと、該複数の擁壁ブロックRBにその並びに準じて設置された防護柵PFとから構成されている。因みに、図1及び図2中のPFaは防護柵PFの支柱を示し、PFbは防護柵PFの柵本体を示し、BAは基礎を示し、BAaは基礎面を示し、ESは土砂を示し、SSは路面を示す。
【0015】
前記擁壁ブロックRBはプレキャストコンクリートブロックであって、図3(A)〜図3(C)に示した背面図、側面図及び平面図から分かるように、底版部RBaと側版部RBbと支柱支持部RBcとを一体に有するL形を成している。因みに、図3(A)〜図3(C)中のWは擁壁ブロックRBの幅(最大幅)を示し、Lは擁壁ブロックRBの長さを示し、Hmaxは擁壁ブロックRBの最大高さを示し、Hminは擁壁ブロックRBの最小高さを示す。
【0016】
底版部RBaは、図3(B)中の右から左に向かって幅Wと厚さ(符号省略)が徐々に減少する部位と幅Wのみが徐々に減少する部位とを連続して備えている。側版部RBbは、図3(B)中の下から上に向かって厚さ(符号省略)が徐々に減少する部位と厚さが一定の部位とを連続して備えている。
【0017】
支柱支持部RBcは側版部RBbの上部に位置し、その厚さ(符号省略)は側版部RBbの最小厚さよりも大きく且つ一定であり、その幅は側版部RBbの幅Wと同じである。また、支柱支持部RBcの上面は前記斜面の勾配(n%)に略合致したn%勾配の傾斜面RBc1となっており、該傾斜面RBc1は底版部RBaの下面と非平行である。さらに、支柱支持部RBcの上面(傾斜面RBc1)には防護柵PFの支柱PFaの下端部を差し込むための支柱差込穴RBc2が幅方向に間隔をおいて2個形成されている。
【0018】
各支柱差込穴RBc2は、図4(A)及び図4(B)に示した部分拡大図及びその縦断面図から分かるように、支柱PFaの下端部を差し込んで固定するのに十分な深さ(符号省略)を有すると共に、支柱PFaの下端部を余裕を持って差し込める大きさの開口RBc2aと底面RBc2bを有している。開口RBc2aは相対する2つの半円を直線で結んだような形状を成しており、底面RBc2bは開口RBc2aと略平行で開口RBc2aと相似形で一回り小さな形状を成している。各支柱差込穴RBc2は各々の中心線が傾斜面RBc1と略直角を成すように傾いて形成されているため、底面RBc2bの勾配は前記斜面の勾配(n%)に略合致していて傾斜面RBc1と略平行である。
【0019】
前記防護柵PFは、図1及び図2に示した正面図及び断面図から分かるように、複数の支柱PFaと、ボルト等の手段によって該支柱PFaに取り付けられた柵本体PFbとから成る。
【0020】
各支柱PFaは略円筒形で、擁壁ブロックRBの支柱差込穴RBc2の開口RBc2a及び底面RBc2bよりも小さな外径を有している。また、各支柱PFaの下端面は前記斜面の勾配(n%)に略合致したn%勾配の傾斜面PFa1となっている。各支柱PFaはその下端部を擁壁ブロックRBの支柱差込穴RBc2に差し込まれ、各支柱PFaが略垂直になるように、該支柱差込穴RBc2の余剰空間に充填されたモルタルやコンクリート等の固定剤によって固定されている。先に述べたように、各支柱差込穴RBc2の底面RBc2bの勾配と各支柱PFaの傾斜面PFa1の勾配とが前記斜面の勾配(n%)に略合致しているため、各支柱PFaはその傾斜面PFa1を底面RBc2bに面接触した状態下で略垂直に固定されている。
【0021】
柵本体PFbは横棒と縦棒との組み合わせから成る。防護柵PFは前記斜面用のものであるため、柵本体PFbは該斜面の勾配(n%)に対応した傾き及び形状を有している。この柵本体PFbは所定の長さ、例えば支柱PFaの配置間隔に対応した長さを有しており、ボルト等の手段によって該支柱PFaに取り付けられている。
【0022】
ここで、図1及び図2に示した防護柵付き擁壁構造物RSの施工方法について説明する。先ず、n%勾配の斜面における施工箇所の土砂ESを掘削し、擁壁ブロックRBの幅Wに整合した幅を有する水平な基礎面BAaを段違いに作製する。隣接する基礎面BAaの段差寸法は、擁壁ブロックRBの最大高さHmaxから最小高さHminを減じた寸法に略合致している。
【0023】
次に、各基礎面BAa毎に擁壁ブロックRBを載置し、複数の擁壁ブロックRBが上から見て直線的或いは曲線的に並ぶようにし、隣接する擁壁ブロックRB相互を適当な金具を用いて連結する。そして、各擁壁ブロックRBの背面側及び正面側に土砂ESや裏込材等を盛土する。先に述べたように、隣接する基礎面BAaの段差寸法=Hmax−Hminであるため、各擁壁ブロックRBの傾斜面RBc1は略連続した1つの傾斜面として現れ、その勾配は前記斜面の勾配(n%)に略合致する。
【0024】
次に、並設後の各擁壁ブロックRBの支柱差込穴RBc2の一部或いは全部に防護柵PF用の支柱PFaの下端部を差し込むと共に余剰空間にモルタルやコンクリート等の固定剤を充填し、各支柱PFaが略垂直になるように該下端部を固定する。そして、不使用の支柱差込穴RBc2に砂や砂利等の充填材を入れてその穴埋めを行う。
【0025】
次に、固定した各支柱PFaに防護柵PF用の柵本体PFbをボルト等の手段によって取り付けて、防護柵PFを複数の擁壁ブロックRBの並びに準じて設置する。以上で防護柵付き擁壁構造物RSの施工が完了する。
【0026】
このように、前記擁壁ブロックRB及びこれを用いて構築された防護柵付き擁壁構造物RSによれば、防護柵付き擁壁構造物RSを所定勾配の斜面に沿って構築する場合において下記の効果を得ることができる。
【0027】
(1)擁壁ブロックRBの支柱支持部RBcの上面が底版部RBaの下面と非平行で前記斜面の勾配(n%)に略合致したn%勾配の傾斜面RBc1となっているため、擁壁ブロックRBを設置するための基礎BAとして水平な基礎面BAaを有するものを使用できる。つまり、前記斜面の勾配(n%)に略合致した勾配の基礎面が必要となる従来例における不具合(基礎作製時の勾配管理が面倒で作製時間が嵩むことによる構築コストの増加)を払拭して、所定勾配の斜面に沿って防護柵付き擁壁構造物RSを構築する際における基礎BAの作製を容易且つ短時間で行える。
【0028】
(2)擁壁ブロックRBが底版部RBaと側版部RBbと前記傾斜面RBc1を有する支柱支持部RBcとを一体に有するものであるため、擁壁と笠ブロックとを連結する作業がブロック単位で必要となる従来例における不具合(連結作業に要する労力及び時間の影響による構築コストの増加)を払拭して、所定勾配の斜面に沿って防護柵付き擁壁構造物RSを構築する際における擁壁ブロックRBの設置を容易且つ短時間で行える。
【0029】
(3)擁壁ブロックRBの支柱差込穴RBc2の底面RBc2bの勾配と防護柵PFの支柱PFaの傾斜面PFa1の勾配とが前記斜面の勾配(n%)に略合致しており、支柱PFaをその傾斜面PFa1が底面RBc2bに面接触した状態下で略垂直に固定できるため、所定勾配の斜面に沿って防護柵付き擁壁構造物RSを構築する際における擁壁ブロックRBに対する支柱PFaの立設を安定且つ的確に行える。
【0030】
尚、図1及び図2には、横棒と縦棒との組み合わせから成る柵本体PFbを有する防護柵PFを示したが、用途に応じて柵本体の態様が異なる防護柵、例えば、図5(A)に示したような横棒と網との組み合わせから成る柵本体PFb1を有する防護柵PF1や、図5(B)に示したような少なくとも1つの横長プレートから成る柵本体PFb2を有する防護柵PF2等が適宜使用できることは言うまでも無い。
【0032】
さらに、図1及び図2には、同一サイズの複数の擁壁ブロックRBを用いて構築された防護柵付き擁壁構造物RSを示したが、図6に示した防護柵付き擁壁構造物RS’のように、最大高さHmaxが擁壁ブロックRB(図中中央)の最小高さHminに略一致した擁壁ブロックRB1(図中左側)と、最小高さHminが擁壁ブロックRB(図中中央)の最大高さHmaxに略一致した擁壁ブロックRB2(図中左側)を用意すれば、単一の基礎面BAa上に複数の擁壁ブロックRB、RB1及びRB2を載置できるので、基礎BAに形成すべき水平な基礎面BAaの数を減少して基礎BAの作製をより容易且つ短時間で行える。
【0033】
さらに、図1及び図2には、各擁壁ブロックRBの正面の殆ど全てが露出し背面が露出していない防護柵付き擁壁構造物RSを示したが、各擁壁ブロックRBの正面及び背面が露出していない防護柵付き擁壁構造物や、各擁壁ブロックRBの正面及び背面の殆ど全てが露出した防護柵付き擁壁構造物等を構築する場合でも、前記同様の効果が得られる。
【0034】
さらに、図1図2及び図3(A)〜図3(C)には、傾斜面RBc1に2個の支柱差込穴RBc2を有する擁壁ブロックRBを示したが、該支柱差込穴RBc2の数は1個でも良いし3個以上でも良い。
【0035】
さらに、図1図2及び図3(A)〜図3(C)には、背面側に底版部RBaが存する擁壁ブロックRBを示したが、該擁壁ブロックRBの正面側に底版部RBaが存する形状としても、前記同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0036】
RS,RS’…防護柵付き擁壁構造物、RB…擁壁ブロック、RBa…底版部、RBb…側版部、RBc…支柱支持部、RBc1…傾斜面、RBc2…支柱差込穴、PF,PF1,PF2…防護柵、PFa…支柱、PFb,PFb1,PFb2…柵本体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6