(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記圧縮機機構は円筒状であり、前記圧縮されたごみ(410)が、高さよりも実質的に大きな幅を有する円形の皿の形状で排出される、請求項1に記載のごみ圧縮システム。
前記圧縮されたごみは、前記圧縮されたごみの測定された重量、前記圧縮されたごみの測定された体積、実行された圧縮サイクルの集計数、および圧縮されたごみの前の排出から経過した時間の少なくとも1つに従って前記集積箱(320)に排出される、請求項1に記載のごみ圧縮システム。
前記ごみ圧縮システムを局所的に制御可能なユーザーインターフェースパネル(150)または前記ごみ圧縮システムを遠隔制御可能な通信ネットワークインターフェースを含む、請求項1に記載のごみ圧縮システム。
前記集積箱(320)用の支持表面になるように下方に揺動するアクセス用扉(350)を含み、前記集積箱(320)が、前記圧縮箱(310)の下から外方へ前記アクセス用扉(350)の前記支持表面上を揺動するように作動する、請求項1に記載のごみ圧縮システム。
前記圧縮されたごみの測定された重量、前記圧縮されたごみの測定された体積、実行された圧縮サイクルの集計数、圧縮されたごみの前の排出から経過した時間、使用者によって入力された受信した局所的排出コマンド、または受信された排出コマンドの少なくとも1つが検出されたとき、前記圧縮されたごみを排出するステップをさらに含む、請求項9に記載のごみを圧縮する方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
概要
[0004]開示される実施形態は、従来のごみ圧縮機の問題を克服して、より効率的にごみを圧縮し、圧縮されたごみのより簡単で労力を必要としない除去を実現し、従来のごみ圧縮機では占有されるであろう空間を空ける。
【0005】
[0005]圧縮されたごみを従来の圧縮箱から取り除くことは、いくつかの理由から非常に困難あるいは厄介であり得る。圧縮箱は便利な場所に置くことができないことがあり、従って圧縮されたごみを取り除くために圧縮箱にアクセスすることが困難な場合がある。さらに、圧縮されたごみは非常に密度が高く重い場合があり、圧縮されたごみを圧縮箱から取り出すことが困難となる。さらに、圧縮箱が、圧縮されたごみと圧縮箱の側壁との間の摩擦と圧力との組み合わせにより、圧縮されたごみを適所に保ち易いように、圧縮されたごみは圧縮箱に密に詰められる場合がある。結果として、圧縮箱を空にしようとする使用者は、圧縮されたごみを圧縮箱から持ち上げることが困難であると気付くことがある。
【0006】
[0006]さらに、圧縮されたごみを取り除くことを困難にする摩擦と圧力との組み合わせにより、従来のごみライナは、従来のごみ圧縮機に使用される場合、簡単に破れることがある。結果、並外れた力に耐えられる高い引張り強度を有する丈夫なごみライナが要求され得る。これらの丈夫なごみライナは従来のごみライナよりはるかに高価となり得る。
【0007】
[0007]ごみを圧縮するための従来の装置の別の問題は、それらの費用および効率と容量との対応の仕方に関する。ごみ圧縮機を空にしなければならない頻度を減らすためにより大きい容量が求められる場合、圧縮箱はより大きく作られる必要があり得る。結果、圧縮箱の中でごみを圧縮する圧縮アクチュエータなどの関連機械的設備も大きく作られなければならない。これら拡張によりごみ圧縮機の重量および費用が増大する。さらに、これら拡張の結果、ごみ圧縮機から取り除く必要がある圧縮されたごみの量がより大きくかつ重くなる。従って、圧縮されたごみと圧縮箱の側面との間の圧力および摩擦力に関連する問題は、ごみ圧縮機の容量が増えるにつれ深刻になる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[0008]少なくともこれらの問題を克服するために、圧縮箱から容易に取り除くことができる比較的小さな圧縮されたごみのディスクにごみを圧縮する、ごみ圧縮機とごみ圧縮方法とが開示される。様々な実施形態において、圧縮されたごみが圧縮箱から取り除かれる前に、ごみは少ないサイクル回数(例えば2または3サイクル)で圧縮される。圧縮されたごみは圧縮箱の内側よりかなり小さいので、圧縮されたごみを圧縮箱から取り除くことを困難にし得る大きい圧力も摩擦力もない。例えば、圧縮されたごみは、圧縮箱の内側面に接触する小さい側面面積を有するディスク、コイン、パックまたは皿状の形状であり得る。このように接触面面積が小さいため、圧縮されたごみを圧縮箱から容易にかつ自動的に取り除き、後続の廃棄処理の前に集積箱に入れることができる。
【0009】
[0009]実施形態は、円筒状圧縮箱を使用することによって、圧縮されたごみが圧縮箱の内壁と接触するため、圧力および摩擦力をさらに低減し得る。例えば、円形の断面を有する円筒状圧縮箱は、圧縮されたごみが押し込まれるまたは引っかかる恐れのある角がないので、矩形の断面を有する従来の圧縮箱より有利である。さらに、円筒は単位体積あたり、正方形、長方形、三角形または他の多角形断面を有する他の容器より小さい側面面積を有するので、圧縮箱の内側側壁と接触する圧縮されたごみの側面との間の圧力および摩擦力が低減する。圧縮されたごみの所定の単位体積を有する圧縮されたごみの円形ディスクの、円筒状圧縮箱の側壁と接触する表面面積は、同様の単位体積と、矩形断面を有する同等の圧縮箱内の同様の上面または下面面積とを有する圧縮されたごみの矩形れんがのそれよりも小さい。
【0010】
[0010]実施形態はまた、より多くの圧縮されたごみがディスクの中心近くにあるようにごみをディスクに圧縮することによって、圧縮箱の内側と接触する圧縮されたごみの表面面積をさらに低減してもよい。言い換えると、ディスクは平坦なプロファイルを有する必要がない。負荷バランスを改善することに加えて、中心に重み付けされた圧縮されたごみのディスクは、より小さい側面面積を有し、従って圧縮箱からより簡単に取り除かれる。これは、中心に重み付けされた圧縮されたごみのディスクが、均一に分散された同じ体積の圧縮されたごみのディスクより小さい側面面積を有するためである。
【0011】
[0011]満杯時に操作者が圧縮箱に介入しそれを空にすることを必要とせずに都合よくごみ圧縮作業を続けるために、ごみを周期的にまたは非周期的に圧縮する開示の方法および装置は、保管およびその後の廃棄処理のため、圧縮されたごみを圧縮箱から別個の集積箱へ排出する。集積箱は、圧縮箱と関連の機械的設備(例えば、圧縮アクチュエータ)とをより大きく作る必要なしに圧縮されたごみを集積および保管するのに必要とされる大きさであってもよい。このようにして、開示される実施形態は、大量のごみを、操作者が手動で空にすることなく、効率的に圧縮し得る。そしてさらに、圧縮されたごみは別個の集積箱にゆとりを持って集積されるので、圧縮されたごみは廃棄処理のため集積箱から容易に取り除かれ得る。このため、ごみを圧縮するために従来装置の高価で高引張強度の頑丈な圧縮箱ライナではなく、安価で標準的な強度のごみ箱ライナを集積箱の中に使用することができる。
【0012】
[0012]実施形態において、開示される実施形態は、移動中に蓄積されるごみ、例えば乗客等によって機内に持ち込まれる、機内食、スナックおよび飲み物サービスから出る、航空機のフライト中に残される、ごみなどを圧縮するために使用される、乗り物に一体化されたギャレーごみ圧縮機(IGTC)に組み込まれてもよい。IGTCは重量、費用、および占有スペースを低減するために、および効率を上げるために乗り物に一体化されてもよい。
【0013】
[0013]開示される例示的なごみ圧縮システムは、ごみ受入口と、集積箱と、集積箱の近くにある、ごみ受入口を介してごみを受け取る受取開口部を有し、かつ排出開口部がそれを通して圧縮されたごみが集積箱へ排出される排出開口部を有する圧縮箱と、圧縮箱の中のごみを圧縮するために圧縮箱と作動的に接続された圧縮機機構とを含む。
【0014】
[0014]開示される別の例示的なごみ圧縮システムは、ごみ受入口と、ごみ受入口へのアクセスを提供するために配置された閉鎖可能なごみ用扉と、ごみ受入口の下に配置されごみをごみ受入口から受け取り、閉鎖可能な開口部であってそれを通して圧縮されたごみが排出される閉鎖可能な開口部を底端部に有する圧縮箱と、圧縮箱の中のごみを圧縮するために圧縮箱と作動的に接続された圧縮機機構と、圧縮箱の下に配置され、圧縮箱から排出された圧縮されたごみを受け取る集積箱とを含む。
【0015】
[0015]開示される例示的なごみ圧縮方法は、選択的に閉鎖可能な開口部を底端部に有する圧縮箱の中にごみを集めるステップと、圧縮箱の中のごみを圧縮するステップと、選択的に閉鎖可能な開口部を開けるステップと、選択的に閉鎖可能な開口部を介して圧縮されたごみを圧縮箱から集積箱へ排出するステップとを含む。
【0016】
[0016]特徴および利点は、添付の図面を参照して例示的な実施形態を詳細に記載することにより明らかになる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
詳細な説明
[0025]本明細書に記載される例示的実施形態は、航空機ギャレーに配置されるIGTCとの関係において提示されるが、これら実施形態は単に例であり、限定と見なされるべきでない。例えば、ごみを圧縮するための装置の実施形態は、航空機、宇宙船、船、バス、列車、レクリエーション用車両、トラック、自動車、ボートなどを含むあらゆる乗り物で使用することができる。開示される実施形態はまた、家庭、会社、ホテル、工場、倉庫、ガレージ、および効率的にごみを圧縮することが求められ得る他の建物内で使用することができる。一般的に、開示される実施形態は、効率的なごみの圧縮が求められるいずれのロケーションまたは分野においても使用することができる。
【0019】
[0026]IGTCは、
図1に「ギャレーコーナースペース」として示されるような、中型から大型航空機のギャレーの後方のコーナー部分にぴったり収まるように設計された高効率空間節約型ギャレー取付け式組込み式ごみ圧縮システムである。IGTCを使用して、これまで使用されなかったギャレーの空間(例えば、いわゆる「デッドコーナースペース」)を活用することができ、それにより、ギャレーカート用に使用できる追加のギャレーカートスペース(例えば
図1でGCとされる)が空き、従来のギャレーカート式ごみ圧縮機にとって代わる。IGTCを使用して、乗客や乗員などによって機内で運ばれる、機内食、スナック、および飲み物サービスの間に通常溜まるありとあらゆる航空機のごみを圧縮することができる。IGTCを使用することにより、標準的な台車4つ程度の場所を航空機に空けることができる。IGTCは操作および使用が簡単であるように設計されてもよく、それにより、別の利点として信頼性の高い動作を提供する。
【0020】
[0027]
図2Aおよび
図2Bは、例示的なギャレーコーナー部分100のコーナースペースに実装されたIGTCを示す。台車またはギャレーカート110は、カウンター下のコーナースペースに隣接するギャレーカート格納口に格納されてもよい。コーナースペースの反対側で、左側扉120および右側扉130が、カウンター下の格納用に使用できる空き領域を覆ってもよい。代替実施形態では、左側扉120および右側扉130はヒンジ式に接続されても、単一扉を形成しても、あるいは当業者に公知の他の方法で形成および配置されてもよい。扉120および130はラッチ160によって閉鎖位置に固定されてもよい。別の代替実施形態では、扉120および130が
図2Aおよび2Bにおいて示されているコーナースペースの右側のスペースに追加のギャレーカートが格納されてもよい。
【0021】
[0028]カウンターの上および扉120および130の左側のコーナースペースを覆う壁パネルにごみ用扉140が設置されてもよい。ごみ用扉140が開いて、ごみをIGTCに入れるためのアクセスを提供する。ごみ用扉140はラッチ160によって閉じた状態に固定されてもよい。客室乗務員にIGTCの局所制御を提供するユーザーインターフェースパネル(UIP)150が、ごみ用扉140の上の壁に設置されてもよい。ごみ用扉140およびUIP150が設置される壁パネルの後ろ側に、IGTCのさまざまなごみ圧縮機ライン交換可能ユニット(LRU)部品が設置されてもよい(例えば
図7を参照)。LRUの多くが、特にアクチュエータがカウンターの高さより上にあり、それにより容量が増大し、ごみ用扉140の背後かつ圧縮箱の頂部より上のごみ受入口への直接的なアクセスを介して、IGTCの圧縮箱にごみを入れるためのよりよいアクセスが提供される。このアクセスにより、代替的な構造では圧縮箱に接続されるごみ用扉140の背後のごみシュートの内側で生じ得るごみが詰まる状態が低減される。
【0022】
[0029]
図3Aは、例示的なギャレーコーナー部分200のIGTCの閉じられたごみ用扉240とUIP250の例示的な図である。
図3Bは、ごみ用扉240が開かれた時の
図3AのIGTCの例示的な図である。
図3Aで示されるとおり、ごみ用扉240はカウンター290の上の壁270内の窪み260の中に設置される。ごみ用扉240は、ソレノイド起動式ラッチおよび開扉センサを含んでもよい。ごみ用扉240は、例えば片手操作による、IGTCへのごみの容易な挿入を促進するために拡大されたアクセスを提供してもよい。
【0023】
[0030]IGTCのLRU部品は、窪み260を有する壁270の後ろに設置されてもよい(例えば
図7を参照)。UIP250は窪み260の上の壁270に設置されてもよい。UIP250は、圧縮されたごみが最後に集積されてから圧縮サイクルが何回実行されたか、IGTCの中に圧縮された、および/または、圧縮されていないごみがどれくらい蓄積されているかなど、IGTCの状態に関する情報を提供してもよい。同様にUIP250は制御を提供してもよく、その制御により客室乗務員はごみ用扉240を開ける、ごみ用扉240を閉じる、ごみ圧縮サイクルを起動する、圧縮されたごみを集積箱に排出する、または保守および試験などの他の機能を実行し得る。UIP250を介したIGTCの操作は簡単、直感的なものであってもよく、また航空機上の他のシステムの操作と調和させてもよい。
【0024】
[0031]ごみ用扉240は、湾曲を付けられ、片側でヒンジ接続されてもよく、そうすることで、接続された側の方に開き、ギャレーコーナー部分200の後壁280の方へ揺動し得る。窪み260の1つまたは両方の側壁が、本質的に壁270と面一である広い開口から、ごみ受入口へと続くごみ用扉240の後ろのより狭い開口まで先細りにされてもよい。このように先細りにされることによって、ごみ用扉240は、
図3Bに示されるとおり、ごみ受入口へのごみの簡単な挿入のための経路から揺動し得る。先細りにより、客室乗務員が、ごみ用扉240の開口部にごみを引っ掛けることも詰まらせることもなくスムーズかつ容易にごみをIGTCに挿入し易くなり得る。例えば、ごみ用扉240と窪み260の組み合わせにより、IGTCに容易に挿入されるべく、商用機で使用される標準サイズの満杯のごみ袋を収容し得る。
【0025】
[0032]
図4A〜
図4Dは
図3Aおよび3BのIGTCの例示的な図であり、その主な構成要素を示す。
図4A〜
図4Dに示されるIGTCの構成要素は、ギャレーコーナー部分200のカウンター290の高さより下に配列される。圧縮箱310はごみ受入口の下のコーナー部分に配列される。圧縮箱310は負荷センサ、重量センサ、および構造的フェイルセーフセンサを含んでもよい。
【0026】
[0033]圧縮箱の設計は好ましくは円筒状であり、それは従来の長方形の箱の設計よりもかなり高い圧縮圧力を考慮している。実際に、ほとんどの機内ごみの圧縮圧力は、従来のごみ圧縮機よりもIGTC内で10倍高くなり得る。これにより、未圧縮物質対圧縮物質の体積比で測定した場合、4倍を超える圧縮効率を達成する。
【0027】
[0034]
図3Aおよび3Bのごみ用扉240の後ろの開口部を通して挿入されたごみは、圧縮箱310に堆積される。圧縮箱310の下には集積箱320がある。集積箱320は、圧縮箱310で圧縮されて圧縮箱310から排出された後の圧縮ごみを集積する。集積箱320は標準的な強度の使い捨てごみ袋と同一線上にあってもよく、使い捨てごみ袋は従来のごみ缶の中の従来のごみ袋と同様のやり方で集積箱320から簡単に取り除かれ得る。集積箱320は、一般的な長時間の海外飛行における全てのごみが、飛行の間集積箱320の中身を出して空にすることなく集積され得るような大きさであってもよい。
【0028】
[0035]アクセス用扉パネル350および360が、圧縮箱310と集積箱320の右側のパーテーション370に配列される。扉パネル350および360が閉じた位置にある時、圧縮箱310および集積箱320は視界から隠される。扉パネル350および360は、扉パネル360を外側かつ下側に傾けることにより最初に扉パネル360が開けられ得るように、ヒンジ接続されてもよい。扉パネル350も、同じく外側かつ下側に傾くように、その底部でヒンジ接続されてもよい。
【0029】
[0036]集積箱320へのアクセスを提供する開口部に隣接する平坦で水平な位置に扉パネル350が載置するための支持を扉パネル360が提供するようにアクセス用扉パネル350および360は下に折られてもよい。扉パネル350および360が
図4Bに示されるとおり開いた位置にある時、集積箱320は、それぞれレールグライダ340Aおよび340Bを使用するレール330Aおよび330Bに沿って圧縮箱310の下から外へ摺動してもよい。次に集積箱320は、水平に配列された開いたアクセス用扉パネル350の上面の方にまたはその上に、妨害なくおよび持ち上がることも下がることもなく摺動してもよい。水平に配列された開いたアクセス用扉パネル350の上面の高さは、集積箱320が圧縮箱310の下から摺動される前の集積箱320の底面の高さとほぼ等しくてもよい。
【0030】
[0037]集積箱320がレール330Aおよび330Bに沿ってアクセス用扉パネル350の上面に摺動された後、ヒンジ370Aおよび370Bが、パーテーション370のアクセス用開口部から延在してもよい。
図4Cに示されるとおり、次に集積箱320は、水平に配列された開いたアクセス用扉パネル350の上面を移動するかそこに載置するように、ヒンジ370Aおよび370Bの周りを外側に回転してもよい。次に集積箱320は、容易なアクセスのため、水平に配列された開いたアクセス用扉パネル350の上面を越えて、およびギャレーコーナー部分200のカウンター290を越えて延在するように、ヒンジ370Aおよび370Bの周りをさらに回転してもよい。
図4Dに示される位置において、集積箱320に集積されたごみは、客室乗務員および航空機のサービス/メンテナンス要員によって、ごみ袋を簡単に持ち出すことによって、容易に取り出されてもよい。ごみは集積箱320の中で圧縮されず、圧縮箱310の中で圧縮された後集積箱320に集積されるだけなので、集積箱320の中の圧縮ごみは、従来のごみ箱から非圧縮ごみを取り出すのと同じように簡単に集積箱320から取り除かれ得る。
【0031】
[0038]
図5A〜
図5Sはごみを圧縮する
図3A〜
図4DのIGTCの例示的な操作を示す。分かりやすくするために、圧縮箱310は
図5I〜
図5Sにおいて部分的に透明に示されている。
図5Aに示されるとおり、IGTCのごみ用扉240は、客室乗務員がごみをIGTCに挿入すると決めるまで、通常は閉じた位置にある。いくつかの実施形態では、客室乗務員が機内ごみとともにIGTCに近づくと、UIP250上の開扉ボタンが押されてもよく、かつIGTCが自動的にごみ用扉240を開けてもよい。他の実施形態では、ごみ用扉240は客室乗務員によって手動で開けられてもよい。次にごみ用扉240は、IGTCにごみを挿入するためのアクセスを提供するために、
図5B〜
図5Dに示されるとおり揺動して開いてもよい。
【0032】
[0039]ごみ用扉240が開けられた後、ごみが圧縮箱310の上のごみ受入口に窪み260を介して堆積される。
図5Eに示されるとおり、ごみ410(例えば空の飲み物容器)が、ごみ用扉240の後ろの開口部を介してIGTCに単に挿入されてもよい。窪み260の斜めになった側面および/または上面によりごみを開口部に案内し易くなり得る。
図5Fに示されるとおり、ごみが開口部を介してごみ受入口に完全に挿入された後、客室乗務員がUIP250のボタンを押してもおよび/または
図5Gに示されるとおりごみ用扉240を手で閉めてもよい。
【0033】
[0040]圧縮箱310および/またはごみ受入口のごみが適切な量になったあと、圧縮プロセスを開始し、同時にごみ用扉240を閉めるために、UIP250の圧縮ボタンが押されてもよい。いくつかの実施形態では、IGTCは、圧縮箱310および/またはごみ受入口が圧縮サイクルを開始するのに十分満たされていることを自動的に検知してもよく、およびごみ用扉240が閉じられた時に圧縮サイクルを自動的に開始してもよい。IGTCユニットは安全のため、ごみ用扉240が開いている間は圧縮サイクルを実行しなくてもよく、ごみ用扉240が開いている時、圧縮の発生を防止するために安全用インターロックを含んでもよい。ごみ圧縮プロセスは数サイクル繰り返されてもよく、その後、圧縮されたごみは圧縮箱310が空になるように下の集積箱320へ落ちてもよい。圧縮されたごみは、圧縮箱310が満杯になる前に集積箱320に堆積されてもよい。
【0034】
[0041]
図5HはIGTCの圧縮サイクルの開始前の圧縮箱310内のごみ410を示す。圧縮サイクルが開始すると、ごみ受入口の上のアクチュエータが受入口内のごみを圧縮箱310の中に押し下げる。アクチュエータは湾曲した下面を有してもよく、湾曲した下面は、ごみ410を圧縮箱310の側面よりも圧縮箱310の中心の方に向けるようにごみ410の上に押し下がる。言い換えると、アクチュエータの下面は外縁から中心に上に向けて傾斜が付けられていてもよい。ごみを圧縮箱310の側面より圧縮箱310の中心の方に向けることによって、負荷バランスを改善することができ、圧縮されたごみがIGTCの運転中に詰まる可能性を減らすことができ、圧縮されたごみを圧縮後に圧縮箱310からより簡単に排出することができる。アクチュエータがごみ410を圧縮した後、圧縮されたごみ410は一般的に
図5Iで示されるようなディスクの形態である。様々な実施形態において、圧縮されたごみ410は縁部よりも中心が厚くても、半月上に形成されても、または他の非均一形状を有してもよい。一般に、圧縮されたごみ410は高さよりもかなり大きい幅を有してもよく、クッキー、皿、ディスク、コイン、パックなどの形状に形成されてもよい。
【0035】
[0042]1回以上の圧縮サイクルが終了した後、圧縮されたごみは圧縮箱310から排出されてもよい。排出は、UIP250を介して客室乗務員によって、または通信ネットワークを介してコックピットからなど遠隔制御を介して、または圧縮箱310がどの程度満杯になったかに基づいて自動的に、または圧縮されたごみの前の排出が実行されてから実行された圧縮サイクルの回数に基づいて自動的に起動されてもよい。圧縮されたごみを排出するために、
図5Jおよび5Kで示されるとおり振り子と同様の方法で揺動ビーム510が下蓋520を圧縮箱310の下から振り出してもよい。下蓋520を圧縮箱310の下から振り出すことによって、IGTC設備の中に空間が節約されてもよい。下蓋520が圧縮箱310の下から振り出される時、下蓋520が圧縮箱310の側面を空けるように、圧縮箱310の内側に面した窪んだ中心部を備える下蓋520が構成されてもよい。
【0036】
[0043]下蓋520が圧縮箱310の底面開口部の経路から振り出された後、圧縮されたごみ410は、
図5L〜
図5Pに示されるとおり、圧縮箱310から圧縮箱310の下に配置された集積箱320の中に排出されてもよい。いくつかの実施形態では、圧縮されたごみ410を圧縮箱310の開かれた底面を通して排出するためにアクチュエータが使用される。
図5Q〜
図5Rに示されるとおり、IGTCは圧縮サイクルを複数回実行してもよく、複数回の圧縮サイクルにより、圧縮されたごみは集積箱320が満杯になる前に圧縮箱310から集積箱320へ排出される。
【0037】
[0044]圧縮されたごみが圧縮箱310から集積箱320に排出された後、揺動アーム510は
図5Sに示されるとおり下蓋520を閉鎖位置に振り戻す。下蓋520は圧縮されたごみの排出の間だけ開放位置にあり、さらなるごみがIGTCに挿入される前また別の圧縮サイクルが実行される前に閉鎖位置に戻される。
【0038】
[0045]さまざまな他の実施形態において、圧縮箱310の底面は他の方法で、圧縮されたごみを集積箱320に排出する他の機構を用いて、開放されてもよい。例えば下蓋520は、圧縮箱310の底面から水平方向に外方へ摺動しても、ヒンジ作動されても、または回転されてもよく、あるいは下蓋520は、圧縮されたごみを排出するように圧縮箱310の底面を開放するために、それぞれが圧縮箱310の底面から揺動、ヒンジ作動、回転、または摺動される2つの半部を含んでもよい。
【0039】
[0046]
図6A〜
図6Iは圧縮されたごみを取り出す
図3A〜
図5SのIGTCの例示的な操作を示す。集積箱320が満杯になったあと、またはそうではなく客室乗務員あるいは航空機サービス/メンテナンス要員が圧縮されたごみを集積箱310から取り除こうとするとき、アクセス用扉パネル360が
図6A〜
図6Bに示されるとおり傾いて開く。アクセス用扉パネル350が同様に傾いて開いた後、アクセス用扉パネル360は、
図6Cに示されるとおり、水平に配置された開いたアクセス用扉パネル350用の支持材になる。この構成において、水平に配置された開いたアクセス用扉パネル350は、一方の側で集積箱320に隣接するパーテーション370に取り付けられたヒンジによって、他方側で開いたアクセス用扉パネル360によって支持される。
【0040】
[0047]
図6Dに示されるとおり、集積箱320は、水平に配置された開いたアクセス用扉パネル350の上面に右側に摺動される。その後、
図6E〜
図6Hに示されるとおり、集積箱320は、集積箱320がギャレーコーナー部分200のカウンター290の下から実質的になくなるまで、水平に配置された開いたアクセス用扉パネル350の上面をヒンジ370Aおよび370Bの周りを外方に回転させられる。
図6Iに示されるとおり、集積箱320の中の圧縮されたごみ410は、容易に手を伸ばして取り出すことができる。
【0041】
[0048]
図7は、カウンター290の高さより上の壁パネル270の後ろ側に配置されたIGTCの例示的な隠れた作動構成要素を示す。示される構成要素はE−box LRU705および油圧システムLRU710を含む。
【0042】
[0049]E−Box LRUはIGTCの電子システム制御器を含む。E−Box LRU705は、油圧システムLRU710を制御するために、UIP250と相互作用してもよい。E−box LRU705の電子システム制御器は、マイクロプロセッサ駆動式制御システム、ヒューズ保護、電磁干渉(EMI)保護、電力変換装置用変圧器、および外部センサアレイを含んでもよい。
【0043】
[0050]油圧システムLRU710は、圧縮機アクチュエータ715と、油圧ポンプおよび油圧液貯蔵器725を含むポンプ装置720とを含む。アクチュエータは、ごみが壁パネル270の窪み260を介して挿入されるごみ受入口の上に配置される。アクチュエータは受入口に挿入されたごみを、受入口の下に配置された圧縮箱310に圧縮する。油圧システムLRU710はまた、油圧ポンプモータ、モータドライバエレクトロニクス、油圧マニホルド、支持装置(カラー)、4方向制御弁、圧力変換器、圧力リリーフ弁、流体フィルター、ラムセンサ、および流体レベルセンサを含んでもよい。
【0044】
[0051]油圧ポンプモータはアクチュエータを使用してごみを圧縮するために動力を供給する。モータは、流体を油圧液貯蔵器725からアクチュエータに汲み上げるポンプ装置内の油圧ポンプを駆動してもよい。アクチュエータは例えば3段または多段式伸縮アクチュエータであってもよい。システム圧力は圧力変換器を介してシステム制御器によって監視されてもよい。システム圧力が所定量(例えば平方インチ当たり3000ポンド(psi))に達した時、4方向油圧制御弁のコイルへの電力は除去されてもよく、弁のスプリングリターン動作は「後退」位置に戻される。アクチュエータは完全に後退するまで後退してもよく、ラムセンサが起動され、モータドライバがモータを作動することを停止するように制御器に信号を送ってもよい。
【0045】
[0052]油圧アクチュエータは例えば航空機用合金鋼から製造されてもよい。3段シリンダおよびシールは、少なくとも100万サイクルの疲労寿命ならびに要求される破壊圧力に適合するように設計されてもよい。この高強度な設計によってアクチュエータは、総重量ペナルティを犠牲にすることなく、連続方式で高い圧縮力に達することができる。
【0046】
[0053]油圧システムLRU710に使用されるモータは好ましくは、負荷の下で円滑に始動し、効率を犠牲にすることなくいかなる速度でも作動するように設計されたブラシレスDCモータである。所定(例えば1000ワット(W))の電力消費要件に適合し、オペレータの利便性として圧縮サイクル期間を最小化するために、システム制御器が電力消費を監視し、モータ速度を常に最大化すると好ましい。同じくポンプは好ましくは、負荷が最高である低モータ速度時に高圧を提供するように設計されてもよい。
【0047】
[0054]IGTCシステムは、3相可変周波数の航空機電力によって動力供給されてもよく、あるいは、他の入力電源に適合されてもよい。IGTCは他の全てのギャレー構成要素から独立してもよく、ギャレー作業デッキの構造に簡単に一体化されてもよい。
【0048】
[0055]IGTCの操作は局所的に取り付けられたUIP250を介してもよく、押しボタン操作、ランプインジケータおよびテキストメッセージ、ならびに他の任意のユーザ入力および出力を提供する。IGTCはまた遠隔制御を介して操作されてもよい。IGTCシステムは、コントローラエリアネットワーク(CAN)バスインターフェース(ギャレーデータバス)を介してギャレーネットワークコントローラ(GNC)へ、航空機のギャレーシステムと一体化されると好ましい。GNCが全てのネットワーク通信を取り扱い、ギャレーグループの協調的電力制御を仲裁すると好ましい。
【0049】
[0056]さまざまな実施形態において、IGTCシステムは以下の仕様に適合してもよい。
・性能:
・圧縮圧力:316psi
・体積圧縮:22:1
・航空機インターフェース
・カスタムフィット型LRU寸法
・扉開口部:203×216ミリメートル(mm)(8×8.5インチ(in))
・複合式ごみ箱:508mm(20in)高さ、106リットル(L)容量
・圧縮箱(室)容量:23L
・ユーザーインターフェースパネル:114×83mm(4.5×3.25in)
・電気:115/220ボルト(V)、3相、360〜800サイクル/秒(Hz)、1.0キロボルトアンペア(KVA)(最大)
・重量:75キログラム(kg)、複合式集積箱を含む
・消耗ごみ容器
・重包装ポリエチレン袋
・集積箱に形状が一致
・耐断裂性
・使い捨て
・取付けおよび取外しが容易
・リサイクル可能
【0050】
[0057]本明細書に記載される実施形態は、プログラムデータを記憶するためのメモリ、プログラムデータを実行するためのプロセッサ、ディスクドライブなどの永久記憶装置、外部デバイスとの通信を処理する通信ポート、およびディスプレイ、キー等を含むユーザーインターフェース装置を含んでもよい。ソフトウェアモジュールが必要とされる場合、これらソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行可能なプログラム指示またはコンピュータ可読コードとして、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、ディジタル多用途ディスク(DVD)、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光学データ記憶媒体、電子記憶媒体(例えば集積回路(IC)、電子的消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(EEPROM)および/またはフラッシュメモリ)、クアンタムストレージデバイス(quantum storage device)、キャッシュ、および/または情報を任意の期間(例えば、延長された期間、永久的に、短時間インスタンス(brief instances)、一時的バッファリングの間、および/または情報をキャッシングする間)記憶し得る他の任意の記憶媒体などの持続型または有形のコンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読コードが分配されて記憶および実行され得るように、コンピュータ可読記録媒体を、ネットワーク接続されたコンピュータシステム(例えば、ネットワークに接続された記憶装置、サーバーベースの記憶装置、および/または共有型ネットワーク記憶装置)を介して分配することもできる。この媒体をコンピュータで読み出し、メモリに記憶し、そしてプロセッサで実行することができる。本明細書で使用される際、コンピュータ可読記憶媒体は、信号が伝播され得るいずれのコンピュータ可読媒体も排除する。しかしながら、コンピュータ可読記憶媒体は、その中で電気信号を伝送する内部信号トレースおよび/または内部信号パスを含んでもよい。
【0051】
[0058]出版物、特許出願および特許を含む、本明細書中で言及されるあらゆる参考文献は、各参考文献が参照により援用されると個々におよび特別に示されかつその全体が本明細書に記載された場合と同程度まで参照により本明細書に援用される。
【0052】
[0059]本発明の原理の理解を促す目的で、図面に示された実施形態が参照され、これら実施形態を記載するために特定の言葉が使用された。しかしながら、本発明の範囲はこの特定の言葉によって限定されず、本発明は当業者が通常思い付くであろう全ての実施形態を包含すると理解されるべきである。
【0053】
[0060]本発明は機能的ブロックコンポーネントおよび各種処理ステップの観点で記載されてもよい。そのような機能的ブロックは、特定の機能を実行するように構成された任意の数のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントによって実現されてもよい。例えば、本発明は、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置の制御下に様々な機能を実行し得る各種集積回路コンポーネント、例えばメモリ要素、処理要素、論理要素、ルックアップテーブルなどを使用してもよい。同様に、本発明の要素がソフトウェアプログラムまたはソフトウェア要素を使用して実行される場合、本発明は、C、C++、Java(登録商標)、アセンブラなどの任意のプログラム言語またはスクリプト言語で実行されてもよく、データ構造、オブジェクト、プロセス、ルーチンまたは他のプログラム要素のあらゆる組み合わせで様々なアルゴリズムが実行される。1つ以上のプロセッサで実行するアルゴリズムにおいて機能的局面が実行されてもよい。さらに、本発明は、エレクトロニクス構造、信号処理および/または制御、データ処理などについて、いかなる数の従来の技術も利用することができる。用語「機構」および「要素」が広範囲に使用され、機械的または物理的な実施形態に限定されないが、プロセッサ等とともにソフトウェアルーチンを含むことができる。
【0054】
[0061]本明細書に示され、記載されている特定の実装形態は本発明の例であり、例としてではなく本発明の範囲を限定することは決して意図されない。簡略化するため、従来のエレクトロニクス、制御装置、ソフトウェア開発およびシステム(およびシステムの個々に作動するコンポーネントのコンポーネント)の他の機能的局面は、詳細に記載されなくてもよい。さらに、提示される各種図面に示される接続ラインまたはコネクタは、各種要素間の例示的な機能的な関係および/または物理的または論理的な接続を示すように意図されている。多くの代替形態または追加の機能的な関係、物理的接続または論理的接続が実際の装置に存在し得ることを注記しておく。さらに、要素が「不可欠な」または「重要な」として特別に記載されない限り、本発明の実施に不可欠なアイテムおよびコンポーネントはない。
【0055】
[0062]本発明を記載する文脈における(特に後続の請求項の文脈における)用語「a」および「an」および「the」および同様の指示語の使用は、単数形および複数形の両方を網羅すると理解されるべきである。さらに、本明細書中の値の範囲の記載は、本明細書中に別段に示されない限り、その範囲内にあるそれぞれ個別の値に個々に言及する省略的な方法として機能することが単に意図され、それぞれ個別の値は、それが本明細書に個々に記載されたかのように本明細書に組み込まれる。最後に、本明細書に記載された全ての方法のステップは、本明細書中に別段に記載されない限り、または文脈によって別段に明白に否定されない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書に記載されるいかなる例または例示的な言葉(例えば「など」または「例えば」)の使用も、本発明をより良く明らかにすることを単に意図され、別段に主張されない限り、本発明の範囲に限定を設定するものではない。多数の修正形態および適応形態が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当業者に容易に明らかになろう。
【0056】
[0063]特定の例示的な方法および装置を本明細書に記載したが、本特許が網羅する範囲はそれらに限定されない。対照的に、本特許は、本特許の請求項の範囲内に適正にある全ての方法、装置および製品を網羅する。