特許第5799113号(P5799113)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ カヤバ工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000002
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000003
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000004
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000005
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000006
  • 特許5799113-シュート旋回規制機構 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5799113
(24)【登録日】2015年8月28日
(45)【発行日】2015年10月21日
(54)【発明の名称】シュート旋回規制機構
(51)【国際特許分類】
   B28C 5/42 20060101AFI20151001BHJP
   B28C 7/16 20060101ALI20151001BHJP
【FI】
   B28C5/42
   B28C7/16
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-554700(P2013-554700)
(86)(22)【出願日】2012年10月26日
(86)【国際出願番号】JP2012077701
(87)【国際公開番号】WO2014064828
(87)【国際公開日】20140501
【審査請求日】2013年11月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000929
【氏名又は名称】カヤバ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075513
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 政喜
(74)【代理人】
【識別番号】100120260
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅昭
(74)【代理人】
【識別番号】100137604
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100148231
【弁理士】
【氏名又は名称】村瀬 謙治
(72)【発明者】
【氏名】笠原 哲男
【審査官】 今井 淳一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭58−171311(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B28C 5/42
B28C 7/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミキサ車の車体に回転可能に設けられた回転軸に支持されるシュートを格納位置で固定するシュート旋回規制機構であって、
前記回転軸とともに回転可能であって、係合孔を有する係合部と、
前記車体に対して相対移動可能に配設される旋回規制ピンと、
前記旋回規制ピンを前記係合部の前記係合孔に挿入する方向へ付勢する付勢部材と、を備え、
前記旋回規制ピンは、前記シュート格納位置、前記付勢部材の付勢力に基づいて前記係合部の前記係合孔に挿入されるように構成されるシュート旋回規制機構。
【請求項2】
請求項1に記載のシュート旋回規制機構であって、
前記係合部は、テーパ面を備えるとともに、前記シュートの格納位置への旋回時に前記テーパ面により前記旋回規制ピンの先端部を前記係合孔に誘導するように構成されるシュート旋回規制機構。
【請求項3】
請求項1に記載のシュート旋回規制機構であって、
前記車体に固定され、前記旋回規制ピンの先端部が摺動自在に挿入される貫通孔を有するガイド部をさらに備え、
前記旋回規制ピンは、基端部が先端部よりも拡径されており、前記付勢部材により先端部と基端部との境界に位置する段差面が前記ガイド部の一端に当接した状態では当該先端部が前記貫通孔を通じて前記ガイド部の他端から突出するように構成され、
前記係合孔には、前記ガイド部から突出した前記旋回規制ピンの先端部が挿入されるシュート旋回規制機構。
【請求項4】
請求項3に記載のシュート旋回規制機構であって、
前記車体に回動軸を介して回動可能に配設されるレバーをさらに備え、
前記旋回規制ピンは、前記基端部に係合ピンを有しており、
前記レバーの一端は、当該レバーの回動操作を受け付ける操作部として形成され、
前記レバーの他端は、前記係合ピンが挿入される長孔を備え、前記旋回規制ピンの基端部に連結される連結部として形成されるシュート旋回規制機構。
【請求項5】
請求項4に記載のシュート旋回規制機構であって、
前記付勢部材は、前記レバーを介して前記旋回規制ピンを付勢するように、前記回動軸に設けられるねじりコイルばねであるシュート旋回規制機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミキサ車の車体に対して旋回可能に配設されるシュートを格納位置で固定するシュート旋回規制機構に関する。
【背景技術】
【0002】
ミキサ車は、車体上に回転自在に搭載されるミキサドラム内に生コンクリートを積載し、当該生コンクリートを運搬する車両である。
【0003】
JP2001−105422Aには、ミキサドラムから排出された生コンクリートを誘導するシュートを車体後部に備えるミキサ車が開示されている。
【発明の概要】
【0004】
このようなミキサ車では、生コンクリートを所望の位置に誘導するため、シュートは、水平方向に旋回でき、かつ傾斜角度も調整できるように構成されている。
【0005】
ところで、生コンクリートの排出作業終了後等には、シュートは邪魔にならないように格納位置に格納される。このように格納位置に格納されたシュートは、シュート旋回規制機構により、格納位置からの旋回が規制される。
【0006】
従来のミキサ車のシュート旋回規制機構は、シュート側に形成されたボス部と、車体側に形成され、ボス部の幅よりも僅かに広い間隔をあけて対向するように配設された一対のストッパ壁と、を備える。このようなシュート旋回規制機構によれば、シュートの旋回位置を調整しながらシュートを下降させて、シュートのボス部をストッパ壁の間に挿入することで、シュートが格納位置から旋回することを防止することができる。
【0007】
しかしながら、ボス部をストッパ壁の間に挿入する際のシュートの下降や旋回位置合わせは、作業者等が行わなければならず、シュートを格納位置に固定する作業が煩雑で、作業効率が悪いものであった。
【0008】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ミキサ車のシュートを容易に格納位置に固定することができるシュート旋回規制機構を提供することを目的とする。
【0009】
本発明のある態様によれば、ミキサ車の車体に回転可能に設けられた回転軸に支持されるシュートを格納位置で固定するシュート旋回規制機構であって、前記回転軸とともに回転可能であって、係合孔を有する係合部と、前記車体に対して相対移動可能に配設される旋回規制ピンと、前記旋回規制ピンを前記係合部の前記係合孔に挿入する方向へ付勢する付勢部材と、を備え、前記旋回規制ピンは、前記シュート格納位置、前記付勢部材の付勢力に基づいて前記係合部の前記係合孔に挿入されるように構成されるシュート旋回規制機構が提供される。
【0010】
本発明の実施形態及び利点については、添付された図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の実施形態によるシュート旋回規制機構を備えるミキサ車の背面図である。
図2図2は、シュート及びシュート旋回規制機構の側面図である。
図3図3は、シュート旋回規制機構の平面図である。
図4図4は、シュートの旋回が規制されていない状態におけるシュート旋回規制機構の一部縦断面図である。
図5図5は、シュート旋回中におけるシュート旋回規制機構の一部縦断面図である。
図6図6は、シュートが格納位置で固定されている状態におけるシュート旋回規制機構の一部縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1から図6を参照して、本発明の実施形態によるミキサ車1のシュート旋回規制機構100について説明する。
【0013】
図1に示すように、ミキサ車1は、車体2上に回転可能に配設されるミキサドラム3と、車体2の後部に旋回可能に配設され、ミキサドラム3から排出された生コンクリートを誘導するシュート10と、を備える。
【0014】
シュート10の排出端(下端)には、延長用シュート11が回動可能に配設されている。シュート10及び延長用シュート11は、樋状の通路部材として形成されている。
【0015】
図1に示すように、延長用シュート11が回動してシュート10上の収納位置に位置している場合には、ミキサドラム3から排出された生コンクリートは、シュート10の排出端から排出される。これに対して、延長用シュート11が回動してシュート10と一つの通路を構成する最大回動位置に位置している場合には、ミキサドラム3から排出された生コンクリートは、延長用シュート11の排出端から排出される。このように延長用シュート11を使用することで、ミキサドラム3から排出された生コンクリートを誘導する通路の通路長を延長することができる。
【0016】
図1及び図2に示すように、車体2の後部には後方に突出する突出部2Aが形成されており、突出部2Aにはシュート10を支持する回転軸20が取り付けられている。突出部2Aは上下方向に延設された軸受孔を有しており、この軸受孔に回転軸20が回転自在に挿入されている。回転軸20が突出部2Aに対して回転することで、シュート10は水平方向に旋回する。
【0017】
突出部2Aよりも上方に位置する回転軸20の上端部21は、回動ピン21Aを介して、シュート10の裏面上部に回動可能に取り付けられている。また、突出部2Aよりも下方に位置する回転軸20の下端部22には、回動ピン22Aを介して、伸縮アーム30が回動可能に取り付けられている。
【0018】
伸縮アーム30の先端は、回動ピン30Aを介して、シュート10の裏面下部に回動可能に取り付けられている。伸縮アーム30は、アーム軸方向に伸長又は収縮するように構成されている。伸縮アーム30を伸縮させることで、シュート10の傾斜角度を変更することが可能となる。
【0019】
このように、シュート10は旋回位置及び傾斜角度が調整可能に構成されているため、ミキサドラム3から排出された生コンクリートを所望の位置に誘導することができる。なお、図2においては、延長用シュート11の記載を省略している。
【0020】
上記したシュート10は、生コンクリートの排出作業終了後等には、邪魔にならないように格納位置に格納される。図1に示すように、格納位置では、シュート10の排出端は、例えば、車両進行方向に対して略90°右向きであって、最下降位置に位置する。格納位置に格納されたシュート10は、シュート旋回規制機構100によって、格納位置からの旋回が規制される。
【0021】
図2及び図3に示すように、シュート旋回規制機構100は、車体2の突出部2Aの上面に固定される固定部110と、回転軸20の外周に外嵌めされる回転部120と、回転部120の外周に形成された係合部122と係合可能な旋回規制ピン130と、旋回規制ピン130に連結されるレバー140と、旋回規制ピン130を上方に付勢するねじりコイルばね150(付勢部材)と、を備える。
【0022】
固定部110は、板状部材であって、突出部2Aに設置されている。回転部120は、回転軸20の外周に外嵌めされた状態で、固定部110上に載置される。
【0023】
回転部120は円筒状部材であって、回転部120の中心には軸方向に沿って延設される貫通孔121(図3参照)が形成されている。回転部120は、貫通孔121を介して、回転軸20の外周に外嵌めされている。このように回転部120は、回転軸20の外周に固定されており、回転軸20の回転に伴って回転する。
【0024】
図3及び図4に示すように、回転部120の下部外周には、旋回規制ピン130と係合可能な係合部122が設けられる。係合部122は、回転部120の下部外周から径方向外側に突出するように形成されている。係合部122は、旋回規制ピン130が挿入される係合孔122Aと、旋回規制ピン130の先端を係合孔122Aの下側入口まで誘導するテーパ面122B(図4参照)と、を有している。
【0025】
図2及び図3に示すように、旋回規制ピン130は、ロッド状部材であり、車体2の突出部2Aの側方に配設される。旋回規制ピン130の基端部131は先端部132よりも拡径されており、先端部132は固定部110に形成されたガイド部111の貫通孔111Aに摺動自在に挿入される。貫通孔111Aは、上下方向に延設された孔である。先端部132がガイド部111の貫通孔111Aに対して摺動することで、旋回規制ピン130は突出部2Aの側方において上下動可能となっている。
【0026】
なお、旋回規制ピン130の先端部132と基端部131との境界に位置する段差面133(図4参照)がガイド部111の下端面に当接した状態では、旋回規制ピン130の先端部132は、貫通孔111Aを通じてガイド部111の上端面から上方に突出する。
【0027】
図2及び図4に示すように、車体2の突出部2Aの側部には、旋回規制ピン130と係合部122との係合状態を解除する時に使用されるレバー140が取り付けられている。レバー140は、L字形状の部材であって、回動軸143を介して突出部2Aの側部に回動可能に設置されている。
【0028】
レバー140の一端は作業者等からのレバー回動操作を受け付ける操作部141として形成されており、レバー140の他端は旋回規制ピン130の基端部131に連結される連結部142として形成されている。レバー140の連結部142には、連結部142の延設方向に沿って長孔142A(図4参照)が形成されている。この長孔142Aに旋回規制ピン130の基端部131に設けられた係合ピン131Aが挿入されることで、レバー140と旋回規制ピン130とが連結される。
【0029】
図3に示すように、ねじりコイルばね150は回動軸143に取り付けられており、ねじりコイルばね150の中心を回動軸143が挿通する。ねじりコイルばね150は、その一端151がレバー140の連結部142の下面に下側から当接することで、連結部142を介して旋回規制ピン130を上方に付勢するように構成されている。
【0030】
上記したシュート旋回規制機構100では、生コンクリート排出作業終了後等においてシュート10が格納位置に位置している時に、旋回規制ピン130の先端部132が回転部120の係合部122の係合孔122Aに挿入されることで、シュート10の格納位置からの旋回が規制される。
【0031】
なお、図2及び図3に示すように、回転軸20に設けられる回転部120の周囲には、生コンクリート排出作業時等においてシュート10を所望の旋回位置に位置決めするために用いられる一対の接触板161が配設されている。接触板161は、回転部120の軸方向中央位置における外周に沿って設けられるU字状の部材である。2つの接触板161は対向するように水平に配置される。これら接触板161の一端は、固定部110に突出形成された一対の壁部162間にボルト163を介して固定されている。これら接触板161の他端には、接触板161の他端の間隔を調整可能なねじ機構164が設けられている。このねじ機構164を用いて、2つの接触板161の他端間の間隔を狭め、2つの接触板161により回転部120の外周面を挟み込んで締め付けることで、シュート10を所望の旋回位置で位置決めすることが可能となる。
【0032】
次に、図4図6を参照して、シュート10を格納位置において固定するシュート旋回規制機構100の動作について説明する。
【0033】
図4に示すように、シュート10が格納されていない場合には、シュート旋回規制機構100の旋回規制ピン130は回転部120の係合部122と係合しておらず、シュート10を支持する回転軸20は車体2の突出部2Aに対して回転可能となっている。
【0034】
この時、ねじりコイルばね150の付勢力により旋回規制ピン130の段差面133はガイド部111の下端面に当接しており、旋回規制ピン130の先端部132は貫通孔111Aを通じてガイド部111の上端面から上方に突出している。このように旋回規制ピン130の段差面133は、旋回規制ピン130の上限位置を規定するストッパとして機能している。
【0035】
なお、シュート10がシュート旋回規制機構100によって固定されていない場合におけるシュート10の旋回位置の位置決めは、上述した接触板161(図3参照)を介して行われる。
【0036】
生コンクリートの排出作業終了後等に、シュート10が格納位置に向けて旋回されると、旋回規制ピン130の先端部132に向かって回転部120の係合部122が移動する。図5に示すように、シュート10が格納位置に向かって旋回する場合には、旋回規制ピン130の先端部132が係合部122のテーパ面122Bに当接し、旋回規制ピン130は、テーパ面122Bを介し、ねじりコイルばね150の付勢力に抗して下方に押し下げられる。旋回規制ピン130の先端部132は、テーパ面122Bに対して摺動しながら、係合部122の係合孔122Aの下側入口まで誘導される。
【0037】
図6に示すように、シュート10が格納位置まで旋回すると、テーパ面122Bにガイドされた旋回規制ピン130の先端部132は係合部122の係合孔122Aの下側入口に位置し、旋回規制ピン130はねじりコイルばね150の付勢力により上方に押し上げられ、先端部132が係合孔122A内に挿入される。このように先端部132が係合孔122A内に挿入されることで、旋回規制ピン130と係合部122とが係合し、シュート10の格納位置からの旋回が規制される。
【0038】
なお、図6において、レバー140が時計回りに回動するように操作部141を操作することで、旋回規制ピン130の先端部132を係合部122の係合孔122Aから引き抜くことができ、これにより旋回規制ピン130と係合部122との係合状態が解除される。このように旋回規制ピン130と係合部122との係合状態を解除することで、シュート10を格納位置から所望の位置に旋回させることができる。
【0039】
上記した本実施形態のシュート旋回規制機構100によれば、以下の効果を得ることができる。
【0040】
シュート旋回規制機構100では、回転軸20に支持されるシュート10が格納位置まで旋回した時に、旋回規制ピン130が、ねじりコイルばね150の付勢力に基づいて回転軸20の係合部122の係合孔122Aに挿入される。したがって、作業員等はシュート10を格納位置まで旋回させるだけで、旋回規制ピン130と回転軸20の係合部122とを係合させることでき、従来手法のように複雑な固定作業を行うことなく、シュート10を容易に格納位置に固定することが可能となる。また、シュート10は、生コンクリート排出作業終了後等に最下降位置に戻す必要がなく、どの高さに位置していても格納位置まで旋回させるだけで固定することができる。そのため、次に使用する際にシュート10を持ち上げる手間がなく、作業効率がよい。
【0041】
回転部120の係合部122は、旋回規制ピン130の先端部132を係合孔122Aの下側入口まで誘導するテーパ面122Bを備えているので、旋回規制ピン130の先端部132を係合孔122Aまでスムーズに誘導することでできる。したがって、シュート10が格納位置まで旋回した時に、旋回規制ピン130が確実に係合部122の係合孔122Aに挿入される。
【0042】
旋回規制ピン130の基端部131にはレバー140が連結されており、レバー140の操作部141を操作してレバー140を回動させることで、旋回規制ピン130の先端部132を係合部122の係合孔122Aから引き抜くことができる。このようにレバー140を用いて、旋回規制ピン130と係合部122との係合状態を容易に解除することができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0044】
本実施形態によるシュート旋回規制機構100では、ねじりコイルばね150を用いて旋回規制ピン130を付勢しているが、旋回規制ピン130を上方(所定方向)に付勢するものであれば、ねじりコイルばね150以外の付勢部材を用いてもよい。例えば、旋回規制ピン130の基端部131の下側に配置した圧縮コイルばねや板ばね等によって、旋回規制ピン130を上方に付勢してもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6