特許第5799114号(P5799114)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5799114
(24)【登録日】2015年8月28日
(45)【発行日】2015年10月21日
(54)【発明の名称】喫煙品用パッケージ
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/10 20060101AFI20151001BHJP
   B65D 5/66 20060101ALI20151001BHJP
   B65D 5/42 20060101ALI20151001BHJP
【FI】
   B65D85/10
   B65D5/66 321B
   B65D5/42 G
【請求項の数】4
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-555931(P2013-555931)
(86)(22)【出願日】2012年2月22日
(65)【公表番号】特表2014-511312(P2014-511312A)
(43)【公表日】2014年5月15日
(86)【国際出願番号】GB2012050400
(87)【国際公開番号】WO2012120273
(87)【国際公開日】20120913
【審査請求日】2013年10月22日
(31)【優先権主張番号】1103721.5
(32)【優先日】2011年3月4日
(33)【優先権主張国】GB
(31)【優先権主張番号】1202667.0
(32)【優先日】2012年2月16日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】500252844
【氏名又は名称】ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BRITISH AMERICAN TOBACCO (INVESTMENTS) LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100103285
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 順之
(74)【代理人】
【識別番号】100183782
【弁理士】
【氏名又は名称】轟木 哲
(72)【発明者】
【氏名】ホルフォード、スティーヴン
【審査官】 柳本 幸雄
(56)【参考文献】
【文献】 特表2003−507268(JP,A)
【文献】 特開2000−125835(JP,A)
【文献】 特開平11−049151(JP,A)
【文献】 特表2001−524429(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/157344(WO,A1)
【文献】 特許第3037958(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/10
B65D 5/42
B65D 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器部(2)とヒンジ線を中心にこの容器部(2)にヒンジ式に連結された蓋(3)とを含み、容器部(2)は、内方フレーム(19)および外方フレーム(18)を有し、蓋は、端部(15)と、この端部(15)から延び、蓋を閉じた際に容器部(2)の第1および第2容器壁(6、8)と重なる第1および第2蓋壁(12、14)とを含み、第1容器壁(6)は、係止エレメント(27)を有し、この係止エレメントは、蓋を閉じた際に第1蓋壁(12)にある対応する係止部(35)上に位置し、凹部(24)が内方フレーム(19)に形成され、この凹部(24)は内方フレーム(19)の上縁部(20)から第1および第2容器壁(6、8)内に延び、凹部(24)の下方縁部(25)は、係止エレメント(27)より内方フレーム(19)の上縁部(20)から離れて位置している喫煙品用パッケージ。
【請求項2】
前記係止エレメントは、第1容器壁(6)に対して折り曲げ線(28、28a、45)を中心に枢動可能であり、折り曲げ線は、ヒンジ線(5)から離れてこれと平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
内方フレーム(19)が、外方フレーム(18)の上端(16)から起立していることを特徴とする請求項1または2に記載のパッケージ。
【請求項4】
凹部(24)の下方縁部(25)が、外方フレーム(18)の上端(16)から離れて位置していることを特徴とする請求項3に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙品用パッケージに関する。特に本発明は、ヒンジ式蓋付き喫煙品用パッケージに関するが、これに限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
ヒンジ式蓋付きパッケージは、当業者にはよく知られており、紙巻きタバコが押しつぶされないように保持するためにタバコ業界では広く用いられている。ヒンジ式蓋付きパッケージの一例が下記特許文献1に示されており、このようなパッケージは、一般的には10から20本の紙巻きタバコを所定の配置に保持する。ヒンジ式蓋付きパッケージは、通常、1組の板紙ブランクから作製される。
【0003】
しかしながら、このような従来のパッケージには、最初にパッケージを開封した後に蓋を閉じるとうまく閉まった状態にならず、蓋がある程度開いた状態になるという問題がある。この問題は、「あくび(yawning)」または「笑い(smiling)」と言われる場合がある。さらにパッケージを閉じた際に逆さまに持つと、蓋がパッケージの中に入っている喫煙品の重さで、開いてしまうことがあり、喫煙品がパッケージから落ちてしまう場合がある。従って確実にパッケージを閉じた状態に維持するために蓋が開きにくくなっている改良されたヒンジ式蓋付きパッケージを提供することが望まれている。
【0004】
上述の問題を解決しようとするためにパッケージの容器部から延び、蓋の内面に形成された対応する肩部とかみ合うフラップを有するヒンジ式蓋付きパッケージが知られている。このようなパッケージは、蓋が閉じた位置にあることを触覚によって表している。しかしながら、このようなパッケージには蓋の壁が容器の壁と重ならなければならず、そうしないとフラップが肩部と係合せず、蓋を「係止」しなくなるという不利な点がある。従って、容器壁は、容器内の喫煙品の上端まで延びているので、容器内に配された喫煙品に触れにくくし、喫煙品が掴みにくくなり、パッケージから喫煙品を取り出しにくくなる。
【0005】
封止ラベルを有するバリアー層によって形成された喫煙品を包むための包装体を利用して、包装体の開口部を封止するものが知られている。このような封止ラベルは、ユーザーが掴んで、封止ラベルを引っ張って、開口部を露出させるためのタブを有する。しかしながら、ユーザーがタブを掴んでカバーを操作しにくいという問題があることが知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明のいくつかの実施態様では上述のパッケージの問題点を克服する、または実質的に軽減する喫煙品用パッケージを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施態様では、容器部とこれにヒンジ線を中心にヒンジ式に連結された蓋とを含む喫煙品用パッケージを提供し、容器部は、内方フレームおよび外方フレームを有し、蓋は、端部と、この端部から延び、蓋を閉じた際に容器部の容器壁と重なる壁とを含み、この容器壁は、対応する蓋の壁にある係止部上に位置する係止エレメントおよび内方フレームに形成され、内方フレームの上縁部から延びた凹部を有し、凹部の下方縁部は、係止エレメントより容器壁の上縁部から離れて位置している。
【0008】
凹部の下方縁部が係止エレメントより容器壁の上縁部から離れて位置することの利点は、容器部に配された喫煙品が取り出しやすくなるということである。
【0009】
容器壁は、外方フレームの一部であってもよい。
【0010】
容器壁は、内方フレームの一部であってもよい。
【0011】
凹部は、容器壁に形成してもよい。
【0012】
容器壁は、第1容器壁であってもよく、内方フレームは、第1容器壁から延びた第2容器壁をさらに含んでもよく、凹部は、第2容器壁に形成してもよい。
【0013】
係止エレメントは、容器壁に対して折り曲げ線を中心に枢動可能であってもよく、折り曲げ線は、ヒンジ線から離れてこれと平行に延びている。係止エレメントは、容器壁の1つの面から延びたフラップであってもよい。
【0014】
フラップは、容器壁の上縁部から延びてもよい。
【0015】
フラップは、容器壁に形成してもよく、上縁部から離れて位置してもよい。
【0016】
内方フレームは、外方フレームの上端から起立してもよい。
【0017】
凹部の下方縁部は、外方フレームの上端から離れて位置してもよい。
【0018】
上記蓋壁は、蓋が回転する際の軸に平行に延びている面に位置する前壁であってもよく、上記容器壁は、前壁であってもよい。
【0019】
上記容器壁は、第1容器壁であってもよく、容器部は、第1容器壁から延びた第2容器壁をさらに含んでもよく、凹部は、第2容器壁内に延びてもよい。
【0020】
第1壁の上縁部は、第2壁の上縁部の下に配されてもよい。
【0021】
凹部は、第1凹部であってもよく、上記容器壁は、第2凹部を含んでもよく、係止エレメントは、第1および第2凹部の間に配されてもよい。
【0022】
係止部は、段であってもよく、この段は、蓋が閉じた位置に移動した際にフラップが位置する縁部を有する。
【0023】
フラップまたは段の一方が第1縁部および第2縁部を有してもよく、第1縁部は、蓋が閉じた位置に移動した際に、第2縁部がフラップまたは段上に位置する前に第1縁部がフラップまたは段上に位置するように第2縁部からオフセットしてもよい。
【0024】
本発明別の実施態様では、容器部と容器部にヒンジ式に連結された蓋とを含む喫煙品用パッケージが提供され、蓋は、端部と、この端部から延び、蓋を閉じた際に容器部の第1および第2容器壁と重なる第1および第2壁とを含み、第1容器壁は、第1容器壁の上縁部から延び、第1容器壁に形成された凹部を有し、この凹部は、第2容器壁内に延びている。
【0025】
第1容器壁は、第1蓋壁の対応する係止部上に位置する係止エレメントをさらに含んでもよい。
【0026】
第2容器壁内に延びた凹部の利点は、容器部に配された喫煙品が取り出しやすくなるということである。
【0027】
凹部の下方縁部は、係止エレメントより第1容器壁の上縁部から離れて位置してもよい。
【0028】
第1蓋壁は、蓋が回転する際の軸に平行に延びている面に位置する前壁であってもよく、第1容器壁は、前壁であってもよい。
【0029】
容器部は、外方フレームおよび内方フレームを有してもよく、内方フレームは、内方フレームの上端から起立してもよく、凹部は、内方フレームに形成してもよい。
【0030】
凹部の下方縁部は、外方フレームの上端から離れて位置してもよい。
【0031】
本発明の別の実施態様では、容器部と、容器部にヒンジ式に連結された蓋と喫煙品を包装するための包装体であり、その実際のまたは潜在的な取り出し口の封止ラベルを有する包装体とを含む喫煙品用パッケージが提供され、蓋は、端部と、この端部から延び、蓋を閉じた際に容器部の容器壁と重なる壁とを含み、この容器壁は、対応する蓋の壁にある係止部上に位置する係止エレメントを有し、封止ラベルは、これが閉じた位置にあるときに係止エレメントに接して位置する封止ラベルの下方縁部から延びたタブを有する。
【0032】
閉じた位置にあるときに係止エレメントに接して位置する封止ラベルのタブの利点は、タブを掴みやすくするということである。
【0033】
封止ラベルは、これが再封止できるように包装体の対応するセクションに接着するための接着剤を含んでもよい。
【0034】
係止エレメントは、フラップであってもよい。
【0035】
フラップは、容器壁の縁部から延びてもよい。
【0036】
凹部は、容器壁に形成してもよく、フラップは、凹部の下方縁部から延びてもよい。
【0037】
フラップは、封止ラベルが閉じた位置にあるときにタブの自由縁部を越えて延びる自由端部を有してもよい。
【0038】
フラップは、タブが容器壁から離れるように付勢されるように弾性変形可能であってもよい。
【0039】
タブの自由端部は、封止ラベルが閉じた位置にあるときにフラップの自由端部と容器壁の上縁部との間に配置されてもよい。
【0040】
本発明の実施態様では喫煙品を含むパッケージも提供される。
【0041】
本発明の実施態様を添付図面を参照して、あくまで例示を目的として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本発明の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図2図1に示した喫煙品用パッケージの内方フレームを形成するために使用されるブランクの平面図である。
図3】本発明の別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図4】本発明の別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図5図4に示した喫煙品用パッケージ内方フレームを形成するために使用されるブランクの平面図である。
図6】本発明の別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図7図6に示した喫煙品用パッケージの内方フレームを形成するために使用されるブランクの平面図である。
図8】本発明のさらに別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図9】蓋が開いた状態の図8に示した喫煙品用パッケージの斜視図である。
図10】本発明の別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図11】本発明のさらに別の実施態様による喫煙品用パッケージの斜視図である。
図12図11に示した喫煙品用パッケージの下からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
図面を参照すると、パックとしても知られている喫煙品用パッケージ1の実施態様が図1に示されており、これは容器部2と蓋3とを含む。
【0044】
本明細書中で使用する「喫煙品」なる用語は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコまたはタバコ代替え品タバコをベースにしているかに関係なく紙巻きタバコ、シガーおよびシガリロなどの喫煙可能な製品および発熱するが燃焼しない製品を包含するが、これらに限定されるものではない。喫煙品には喫煙者によって吸引される気体流用のフィルターを設けてもよい。
【0045】
容器部2は、喫煙品(図示せず)が収容される喫煙品収容スペース4を形成し、蓋3がヒンジ線5に沿って容器部2にヒンジ式に取り付けられており、これによりパッケージ1を開閉できるようになっている。当然のことながら喫煙品収容スペース4の喫煙品は、蓋3が開いた位置にあるときに(図1に示すように)取り出すことができ、蓋3が閉じた位置にあるときに喫煙品は、喫煙品収容スペース4内に保持される。
【0046】
容器部2は、平行に互いに離れて配置された容器前壁6、後壁7および平行に互いに離れて配置され、容器前壁6、後壁7の間を延びる2つの対向する側壁8を含む。閉じた端部9が容器の前壁、後壁および側壁6、7、8の下方から延び、容器部2の頂部が閉じた端部9と反対に位置し、蓋3が閉じた位置にあるときに蓋3によって覆われる。蓋3が容器部2にヒンジ式に取り付けられる際のヒンジ線5が容器の後壁7の上端部に沿って形成されている。
【0047】
蓋3は、平行に互いに離れて配置された蓋の前壁12および後壁13および平行に互いに離れて配置され、前壁12、後壁13の間を延びる2つの対向する側壁14を含む。蓋3の端部15は、蓋の前壁、後壁および側壁12、13、14の上端の間を延び、蓋3の上端を閉じている。
【0048】
蓋3が閉じた位置にあるとき、蓋の前壁12は、容器の前壁6と重なり、当接し、2つの対向する蓋の側壁14は、それぞれ2つの対向する容器の側壁8と重なり、当接する。蓋の後壁13は、容器の後壁7と位置合わせされ、ヒンジ線5によってこれに取り付けられ、蓋の端部15は、容器の閉じた端部9の反対に位置する。
【0049】
容器の前壁6は、内方前壁6aおよび外方前壁6bを含む。同様に容器の2つの側壁8は、対応する内方側壁8aおよび外方側壁8bを含む。内方前壁6aは、対応する外方前壁6bおよび2つの外方側壁8bの上端からこれらと平行に延びている。同様に2つの内方側壁8aは、対応する外方側壁8bの上端17からこれらと平行に延びている。蓋2が閉じた位置にあるとき、蓋の前壁12は、実質的に容器の前壁6の内方前壁6aに隣接して位置し、これらと重なり、蓋の2つの側壁14は、対応する容器の側壁8の内方側壁8aと隣接して位置し、これらと重なる。
【0050】
図1において、蓋3は開いた状態で示されている。この実施態様ではパッケージ1は、外方フレーム18および内方フレーム19を有する。外方フレーム18は、蓋3および容器2の一部を含み、内方フレーム19は、容器2の一部を形成する。内方フレーム19のブランクを図2に示す。図2において、実線は、切断線を表し、薄線は、折り曲げ線を表す。内方フレーム19は、容器の前壁6の内方壁6aおよび内方側壁8aを形成する。蓋3は、従って蓋が閉じた位置にあるときに内方フレーム19に亘って滑り嵌めされる。
【0051】
容器2と蓋3は、ヒンジ式蓋付きパッケージがその形状を維持し、喫煙品収容スペース4の収容物が保護されるように硬質弾性材で形成される。
【0052】
容器の前壁6は、容器の内方前壁6aによって形成され、容器の外方前壁6bの上端16から離れて位置する上縁部20を有する。同様に容器の側壁8は、容器の内方側壁8aによって形成され、容器の外方前壁8bの上端17から離れて位置する上縁部22を有する。図1に示した実施態様では切り欠き23が外方前壁6aに形成され、前壁の上縁部20の1つのセクションが側壁の上縁部22より下に位置するようになっている。
【0053】
凹部24が容器の前壁6に形成されている。凹部24は、前壁6の上縁部20から容器部2の内方前壁6aに延びている。凹部24は、下方縁部25と、前壁6の上縁部20と凹部の下方縁部25の間を延びている側縁部26とを有する。凹部24の下方縁部25は、前壁6の上縁部20から離れてこれと平行に延びており、側縁部26は、下方縁部25に対して横方向に延びている。
【0054】
凹部24の下方縁部25は、外方前壁6bの上端16から離れて位置し、蓋が閉じた位置にあるとき、蓋3の前壁12が容器の前壁6とその全幅に沿って重なり、喫煙品収容スペース4とパッケージの外側との間に隙間ができないようになっている。
【0055】
係止エレメントとして機能するフラップ27が容器部2の内方前壁6aに形成されている。フラップ27は、内方前壁6aに形成された切断線によって形成され、折り曲げ線28を中心に折り曲げ可能である。フラップ27は、内方前壁6aの面29から外方にかつ下方に延びている。この実施態様ではフラップ27は、容器の前壁6の上縁部20から離れて位置している。
【0056】
フラップ27の自由端部30は、自由縁部32を有し、折り曲げ線28から離れて位置し、硬質な弾性材料から形成され、変形可能である。
【0057】
従ってフラップ27は、内方前壁6aの方に弾性変形可能である。フラップ27は、容器の内方前壁6aの上縁部20と容器の外方前壁6bの上端16との間に配置されている。さらにフラップ27は、内方前壁6aの面29から容器の内方前壁6aの上縁部20と凹部24の下方縁部25との間を延びるように形成されている。従って、フラップ27は、凹部24の下方縁部25より容器の内方前壁6aの上縁部に近く配されている。またフラップ27は、凹部24の側縁部26から離れて位置している。
【0058】
またこのヒンジ式蓋付きパッケージは、容器3の内方側壁8aから横方向外方に延びる一組の耳部34を含む。各耳部34は、容器部2の内方前壁6aからこれと平行にかつ容器の側壁8から垂直に延びている。各耳部34は、内方側壁8aに形成された切断線によって形成されている。容器の前壁6のみに凹部24が形成されていることの利点は、耳部34を容器の側壁8から延びるように配置して、蓋を閉じた位置に保持しやすくすることができるということである。
【0059】
係止部として機能する段35が、蓋3の前壁12の内面36に形成されている。段35は、蓋の前壁12の内面36を上位部分37と下位部分38とに分割している。蓋3の前壁12は、外層39方および内層40から形成され、これらの層は、段35の縁部42を形成する内層40の縁部によって分かれている。外層39および内層40は、互いに接着剤によって接着されている。
【0060】
フラップ27は、容器の前壁6から延びるように構成され、蓋3が閉じる位置に移動する際にフラップは、蓋の前壁12の内面36の段35と位置合わせされ、この段の上に位置するようになっている。係止エレメントとして機能するフラップ27と係止部として機能する段35は、ともに蓋3を閉じた位置に保持する係止機構を形成する。
【0061】
上記実施態様によるヒンジ式蓋付きパッケージの操作を図1および2を参照して説明する。ヒンジ式蓋付きパッケージ1が上述したように組み立てられると、喫煙品(図示せず)がパッケージの喫煙品収容スペース4内に配置される。蓋3は、容器部2を開閉するためにヒンジ式に回転可能であり、蓋3が開いた位置にあるときにユーザーは喫煙品(図示せず)を取り出すことができ、蓋3が閉じた位置にあるとき、喫煙品は、パッケージ内に保持される。
【0062】
蓋3が開いた位置にあるとき(図1に示すように)、喫煙品収容スペース4に触れることができる。従って、喫煙品を容器3から取り出すことができる。凹部24が、パッケージの前部に沿って開口部を形成し、これによりパッケージの上部に設けられた開口部から紙巻きタバコを掴む必要が無く、ユーザーは、簡単に喫煙品を掴み、パッケージから喫煙品を取り出すことができる。さらに上述の実施態様により、パッケージの前壁に係止エレメントを位置させることが可能になり、蓋が凹部の長さを短くすることなく係止エレメントと重なり、確実に蓋が係止エレメントと重なるようになっている。
【0063】
蓋3をその開いた位置から閉じる位置へと回転させると、蓋の前壁12と側壁14がそれぞれ容器の前壁6と側壁8と重なる。最初フラップ27は、容器の前壁6の面29に対して鋭角に延びている。蓋3がその閉じる位置に回転すると、フラップ27の自由縁部32が蓋の前壁12の内面36と接触するようになっている。フラップ27は、フラップ27および/または容器部2の前壁6の弾性により内面36によって付勢される。フラップ27の自由縁部32は、最初、上位部分37と接触し、蓋2が閉じられる際に自由縁部32が段35上に位置するまで上位部分に沿ってスライドする。フラップ27は、弾性によって下位部分38の方へと付勢され、衝突し、フラップ27が下位部分38の方へと弾性変形し、これと接触すると可聴クリック音が発せられる。従って蓋を閉じた際にユーザーに音でフィードバックされる。
【0064】
蓋3はその後その閉じた位置にある。蓋3は、段35に係合するフラップ27の自由縁部32によってその閉じた位置に保持される。従ってフラップ27は、蓋とかみ合い、蓋は、段35と当接するフラップ27によってその開いた位置へと回転するのを妨げられる。
【0065】
回転力が蓋3に加えられると、蓋3が閉じた位置から開いた位置へと移動し、これにより閉鎖されていた喫煙品用スペース12に触れることが可能になる。蓋3を回転するように付勢させると、段35がフラップ27に作用し、これをその折り曲げ線28を中心に回転するように付勢する。蓋の前壁12、容器の前壁6および/またはフラップ27は、弾性変形可能であり、これによりフラップ27が回転し、蓋3もその開いた位置へと回転することができる。
【0066】
図3に示した別の実施態様では、フラップが前壁に折り曲げ線の上に形成されているが、下方に延びるように折り曲げられている。喫煙品パッケージのこの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、さらなる詳細な説明は、ここでは省略する。さらに、上述の実施態様で説明した部材および特徴に対応する部材および特徴には同じ参照番号を付してある。
【0067】
係止エレメントとして機能するフラップ27は、容器部2の内方前壁6aに形成されている。フラップ27は、内方前壁6aに形成された切り込み線31によって形成され、折り曲げ線28aを中心に折り曲げ可能である。フラップ27は、容器の前壁6上に折り曲げられ、容器の前壁6の面29上で下方に延びている。この構成の利点は、フラップが前壁6から離れるように外方に付勢され、容器の前壁6の面29から鋭角に延びているということである。またフラップの弾性によって、フラップ27が蓋の前壁12に形成された段35上に確実に位置するという別の利点もある。従ってクリック音を含む触覚的フィードバックも向上する。
【0068】
上述の実施態様ではフラップ27は、容器2の内方前壁6aに形成され、蓋の前壁12に形成された段35と連通するが、当然のことながら本発明はこれに限定されない。
【0069】
例えば、別の例示的実施態様を図4および5に示す。喫煙品パッケージのこの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、さらなる詳細な説明は、ここでは省略する。さらに、上述の実施態様で説明した部材および特徴に対応する部材および特徴には同じ参照番号を付してある。
【0070】
しかしながら、この実施態様ではフラップ27は、容器部2の内方前壁6aの上縁部20から延びている。フラップ27は、容器の前壁6の上縁部20に沿って延びている折り曲げ線45を中心に折り曲げ可能であり、図4には容器の前壁6上に折り曲げられて示されており、フラップが容器の前壁6の面29上を下方に延びている。へこみ46またはスリットがフラップ27に形成されており、フラップ27の自由縁部32から延びて、フラップ27の外方端部30を2つの別個のタブエレメント47、48に分割している。フラップ27は、硬質な弾性材料から形成されているので、変形可能になっており、従って2つのタブエレメントは、互いに独立して弾性変形することができる。折り曲げ線45は、フラップ27を容易に折り曲げられるようにミシン目線として構成されており、フラップは、容器の前壁6の面29から鋭角に延びている。この実施態様ではフラップ27は、へこみまたはスリットによって切れ込みが入れられている、または分けられているが、当然のことながら別の実施態様ではフラップ27は、へこみまたはスリットがなくてもよい。
【0071】
従ってフラップ27は、内方前壁6aの上縁部20に配置されているので、凹部24の下方縁部25より上縁部20に近く位置する。従って蓋が閉じる位置に移動すると、蓋の前壁12は、フラップ27と重なり、フラップ27は、蓋の前壁12と当接し、凹部24が前壁に形成されているので、凹部24の長さは最大になり、喫煙品収容スペース4から喫煙品を取り出しやすくなる。
【0072】
この例示的な実施態様では段35は、2つの縁部49、50を有し、これらは互いにオフセットしており、これら段の縁部の内1つの縁部49が、もう一方の縁部50より蓋の前壁12の下方端部51の近くに位置するように配されている。段の2つの縁部49、50は互いに平行に互いに離れて延びている。
【0073】
フラップ27が容器の前壁6から延び、段35と位置合わせされ、これと接して位置するようになっており、2つのタブエレメント47、48は、それぞれ蓋3が閉じる位置に移動すると、対応する段の縁部49、50の1つの上に位置するように位置合わせされる。従って蓋3が閉じる位置に移動すると、タブエレメント47の1つが対応する段の縁部49上に位置し、蓋の前壁12の下位部分38の方へと弾性によって付勢され、これと衝突し、第1の可聴クリック音を発生させる。
【0074】
それからもう一方のタブエレメント48が、蓋3がさらに閉じる位置に移動すると、もう一方の段の縁部50上に位置し、蓋の前壁12の下位部分38の方へと弾性によって付勢され、これと衝突し、第2の可聴クリック音を発生させる。その後蓋3は、その閉鎖位置に位置する。
【0075】
当然のことながら、発生させる可聴クリック音の数は、蓋の前壁12に1つ以上の追加の段を設けることによって変えてもよい。さらに当然のことながら、発生させる可聴音の数は、フラップのタブエレメントの数および長さとともに対応する段の縁部の数および長さを変えることによって変えてもよい。
【0076】
上述の実施態様ではパッケージ1は、外方フレーム18および内方フレーム19を含むが、当然のことながら本発明はこれに限定されず、パッケージを種々の構成の複数のフレームから形成してもよい。
【0077】
さらに例示的な実施態様を図6および7に示す。この喫煙品用パッケージの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、さらなる詳細な説明は、ここでは省略する。さらに、上述の実施態様で説明した部材および特徴に対応する部材および特徴には同じ参照番号を付してある。
【0078】
この例示的な実施態様では凹部24は、隣接する容器の側壁8内に延びており、側壁8の上方の縁部53が凹部24の下方縁部25によって形成されるようになっている。従って凹部24は、容器の前壁6と容器の側壁8の1つに形成されている。この構成によって、蓋3が開いた位置にあるとき、ユーザーは、喫煙品収容スペース4から喫煙品を容易に取り出すことができる。特にこの構成により、密に詰められた紙巻きタバコの束から1本目の紙巻きタバコが取り出しやすくなっている。密に詰められた紙巻きタバコの束から最初の1本の紙巻きタバコを取り出すのは困難であるが、2つの容器の壁に凹部を延ばして紙巻きタバコの両側から取り出せるようにすることによって、ユーザーは、紙巻きタバコをより掴みやすくなり、取り出す際に力を加えることができる。
【0079】
凹部24が形成されている側壁8の上縁部53は、内方側壁8aによって形成され、上縁部53は、外方側壁8bの上端17から離れて位置し、蓋の側壁14は、その長さに沿って容器の側壁8の一部と重なり、喫煙品収容スペース4とパッケージの外側との間に隙間が形成れなくなる。上述の実施態様では係止フラップ27が設けられているが、当然のことながらフラップを省略して、別の係止手段を設けてもよい。さらに内方フレームを外方フレームと一体に形成してもよい。
【0080】
上述の実施態様ではパッケージ1は、外方フレーム18および内方フレーム19を含むが、当然のことながら本発明はこれに限定されず、パッケージを種々の構成の複数のフレームから形成してもよい。
【0081】
上述の実施態様においてフラップは、容器の前壁の上縁部20から延びるように形成されているが、当然のことながら他の構成も可能であり、例えばフラップを容器部2の前壁に切り込み線を設けて形成してもよい。
【0082】
上述の実施態様において1つの凹部がフラップの一方の側に形成されているが、当然のことながら別の実施態様では前壁の上縁部から延びた第2の凹部を設けて、フラップがこれら2つの凹部の間に配されるようにしてもよい。
【0083】
別の形態のパッケージを図8および9に示す。参照符号は、同じ要素については上述の実施態様のものをそのまま使用している。この喫煙品パッケージの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、よって詳細な説明は、ここでは省略する。
【0084】
図8および9に示すパッケージは、外方フレーム18および内方フレーム19を含む。外方フレーム18は、蓋3と容器部2の一部を含み、内方フレーム19は、容器2の一部を形成している。容器の前壁6は、内方前壁6aおよび外方前壁6bを含む。同様に容器の2つの側壁8は、対応する内方側壁8aおよび外方側壁8bを含む。内方前壁6aは、外方前壁6bの上端16から延びている。同様に2つの内方側壁8aは、対応する外方側壁8bの上端17から延びている。容器の後壁7は、内方後壁7aおよび外方前壁7bを含む。内方後壁7aは、外方後壁7bの上端から延びている。容器2の閉じた端部9は、容器の前壁6、後壁7および側壁8の下方部分から延びている。
【0085】
図8に示すように蓋2が閉じた位置にあるとき、蓋の前壁12は、容器の前壁6の内方前壁6aと実質的に隣接して位置し、これと重なり、2つの蓋の側壁14は、容器の対応する側壁8の内方側壁8aに隣接し、これと重なる。蓋の後壁13は、実質的に容器の後壁7の内方後壁7aと隣接して位置し、これと重なる。蓋3の端部15が蓋の前壁12、後壁13および側壁14の上端の間を延びている。
【0086】
内方フレーム19は、内方前壁6a、内方側壁8aおよび内方後壁7aで形成されている。内方フレーム19は、外方前壁6b、外方側壁8b、外方後壁7bの上端からこれらの周囲を延びている。内方側壁8aは、内方前壁6aの縁部から対向して延びている。内方後壁7aは、2つの後部セクション54から形成されている。2つの後部セクション54は、それぞれ内方側壁8aの後方縁部から延びている。後部セクションの自由端部55は、内方フレーム19が外方フレーム18内に配されると、互いの方に延びる。内方後壁7aを形成する2つの後方セクション54は、各内方側壁8aの後方端部を支持する。従って内方フレーム19、特に内方側壁8aの剛性がこれによって高まる。
【0087】
容器の各側壁8は、2つの部分、前方部分56と後方部分57を有する。各容器の側壁8の後方部分57は、容器の各側壁8の前方部分56に対して角度を付けて延びている。各側壁8の前方部分56および後方部分57は、折り曲げ線によって分けられている。各側壁8の前方部分56は、容器2の前壁6と対応する後方部分57との間を延びている。各側壁8の後方部分57は、対応する前方部分56と容器2の後壁7との間を延びている。同様に蓋の各側壁14は、2つの部分、前方部分58と後方部分59を有する。蓋の各側壁14の蓋の後方部分59は、蓋の各側壁14の前方部分58に対して角度を付けて延びている。各側壁14の前方部分58および後方部分59は、折り曲げ線によって分けられている。蓋の各側壁14の前方部分58は、蓋の前壁12と対応する蓋の後方部分59との間を延びている。蓋の各側壁14の後方部分59は、対応する蓋の前方部分58と蓋の後壁13の間を延びている。
【0088】
容器2の閉じた端部9と蓋3の端部15は、それぞれ六角形状を有するように形成されている。内方フレーム19は、容器の側壁8の内方前方部分56aと後方部分57aを有するように形成されている。内方前方部分56aと後方部分57aは、対応する外方前方部分56bおよび後方部分57bの上端から延びている。図8に示すように蓋2が閉じた位置にあるとき、蓋の前方部分58および後方部分59は、容器の側壁8の対応する内方前方部分56aおよび後方部分57aに隣接して位置し、これらと重なる。
【0089】
凹部24が内方容器の各側壁8aに形成されている。内方容器の側壁8aは、上縁部22を有する。凹部24は、内方前方部分56aと後方部分57aに延びている。各凹部24は、内方前壁6aの上縁部20から内方後壁7aの上縁部へと下方に角度をつけて延びている。凹部24は、V字形状である。しかしながら、当然のことながら別の実施態様において、凹部24は別の形状であってもよい。さらにこれとは別の構成では、凹部を内方容器の側壁8aの1つだけに形成してもよい。各凹部24は、下方縁部25を有する。
【0090】
フラップ27が容器部2の内方前壁6aの上縁部20から延びている。従ってフラップ27は、内方フレーム19から延びている。フラップ27は、内方前壁6aの上縁部20に沿って延びている折り曲げ線28を中心に折り曲げ可能であり、図9では内方前壁6a上に折り曲げられて示されており、内方前壁6aの面29を下方に延びている。この実施態様ではフラップ27は、へこみ46またはスリットによって切れ込みが入れられている、または分けられているが、当然のことながら別の実施態様ではフラップ27は、へこみまたはスリットを有するものではない。
【0091】
凹部が容器部2の側壁に形成されることの利点の1つは、フラップ27が実質的に容器部2の前壁6の幅に沿って延びることができるということである。
【0092】
フラップ27は、凹部24の下方縁部25の上を延びている。従って、蓋がその閉じる位置に移動すると、蓋の前壁12は、フラップ27と重なり、フラップ27は、蓋の前壁12に当接する。
【0093】
このパッケージは、上述の実施態様で説明したのとほぼ同じ方法で操作可能である。従って蓋3がその閉じる位置に移動するとき、フラップ27は、対応する段の縁部上に位置し、蓋3が閉じるまで、可聴クリック音を発する。
【0094】
当然のことながら発生させる可聴クリック音の数は、蓋の前壁12に異なる数の段を設けることによって変えてもよい。さらに当然のことながら発生させる可聴音の数は、フラップのタブエレメントの数および長さとともに対応する段の縁部の数および長さを変更することによって変えることができる。
【0095】
蓋3がその開く位置に移動すると、ユーザーは内方フレーム19に形成された凹部を介して喫煙品を取り出すことができる。
【0096】
別の形態のパッケージを図10に示す。参照符号は、同じ要素に対しては上述の実施態様のものをそのまま使用している。この喫煙品パッケージの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、よって詳細な説明は、ここでは省略する。
【0097】
図10に示すパッケージは、外方フレーム18と内方フレーム19を有する。外方フレーム18は、蓋3および容器部2の一部を含み、内方フレーム19は、容器2の一部を形成する。容器の前壁6は、内方前壁6aと外方前壁6bを含む。同様に容器の2つの側壁8は、対応する内方側壁8aと外方側壁8bを含む。内方前壁6aは、外方前壁6bの上端16から延びている。同様に2つの内方側壁8aは、対応する外方側壁8bの上端17から延びている。容器の後壁7は、内方後壁7aと外方前壁7bを含む。内方後壁7aは、外方後壁7bの上端から延びている。容器2の閉じた端部9は、容器前壁6、後壁7および側壁8の下方部分からから延びている。
【0098】
蓋2が閉じた位置にあるとき、蓋の前壁12は、容器の前壁6の内方前壁6aと実質的に隣接して位置し、これと重なり、蓋の2つの側壁14は、容器の側壁8の対応する内方側壁8aに隣接して位置し、これらと重なる。蓋の後壁13は、容器の後壁7の内方後壁7aと実質的に隣接して位置し、これと重なる。蓋3の端部15は、蓋の前壁12、後壁13および側壁14の上端の間を延びている。
【0099】
内方フレーム19は、内方前壁6a、内方側壁8aおよび内方後壁7aによって形成されている。内方フレーム19は、外方前壁6b、外方側壁8bおよび外方後壁7bの上端からその周りを延びている。内方側壁8aは、内方前壁6aの縁部から延びている。内方後壁7aは、2つの後部セクション54から形成されている。2つの後部セクション54は、それぞれ内方側壁8aの後方縁部から延びている。後部セクション54の自由端部55は、内方フレーム19が外方フレーム18内に配されると、互いの方に延びる。内方後壁7aを形成する2つの後方セクション54は、内方側壁8aを支持する。従って内方フレーム19、特に内方側壁8aの剛性は、高められる。切り欠きが内方後壁7aに形成され、蓋3が開いた位置にあるとき、容器部から喫煙品を取り出しやすくしている。
【0100】
容器の各側壁8は、容器2の前壁6と容器2の後壁7の間を延びている。容器の各側壁8は弓状であり、半円状の外形を有する。容器2の前壁6は、容器の各側壁8と接平面で交わっている。同様に容器2の後壁7は、容器の各側壁8と接平面で交わっている。同様に蓋の各側壁14は、蓋の前壁12と蓋の後壁13の間を延びている。蓋の各側壁14は、弓状であり、半円状の外形を有する。蓋の前壁12は、蓋の各側壁14と接平面で交わっている。同様に蓋の後壁13は、蓋の各側壁14と接平面で交わっている。
【0101】
蓋2が閉じた位置にあるとき、蓋の側壁14の弓状の内面は、容器2の内方側壁8aの対応する弓状の外方面と隣接して位置し、これと重なる。
【0102】
凹部24は、内方容器の各側壁8aに形成されている。凹部24は内方容器の側壁8aに延びている。各凹部24は、弓状の下方縁部25を有するが、これとは別の形状凹部を使用してもよい。各凹部24は、内方前壁6aの上縁部20と内方後壁7aの上縁部の間を下方に延びている。別の構成では凹部を内方容器の側壁8aの1つだけに形成してもよい。
【0103】
フラップ27は、容器部2の内方前壁6aの上縁部20から延びている。従ってフラップ27は、内方フレーム19から延びている。フラップ27は、内方前壁6aの上縁部20に沿って延びている折り曲げ線28を中心に折り曲げ可能である。へこみまたはスリットによって切れ込みが入れられている、または分けられているが、当然のことながら別の実施態様ではフラップ27は、へこみまたはスリットを設けなくてもよい。
【0104】
凹部が容器部2の側壁に形成されることの利点の1つは、フラップ27が実質的に容器部2の前壁6の幅に沿って延びることができるということである。フラップ27は、凹部24の下方縁部25の上を延びている。従って、蓋が閉じる位置に移動すると、蓋の前壁12は、フラップ27と重なり、フラップ27は、蓋の前壁12に当接する。
【0105】
このパッケージは、上述の実施態様で説明したのとほぼ同じ方法で操作可能である。従って蓋3がその閉じる位置に移動すると、フラップ27は、対応する段の縁部上に位置し、蓋3が閉じるまで、可聴クリック音を発する。
【0106】
当然のことながら発生させる可聴クリック音の数は、蓋の前壁12に異なる数の段を設けることによって変えてもよい。さらに当然のことながら発生させる可聴音の数は、フラップのタブエレメントの数および長さとともに対応する段の縁部の数および長さを変更することによって変えることができる。
【0107】
蓋3が開く位置に移動すると、ユーザーは内方フレーム19に形成された凹部を介して喫煙品を取り出すことができる。
【0108】
上述の実施態様ではフラップは、内方フレームから延び、凹部もまた内方フレームから延びているが、当然のことながら別の構成も可能である。例えば、別の構成ではフラップが外方フレームを形成し、凹部を内方フレームに形成してもよい。さらに内方フレームを外方フレームに対してスライド可能にしてもよい。
【0109】
さらに別の例示的な実施態様を図11および12に示す。喫煙品用パッケージのこの構成は、上述の実施態様で説明した構成とほぼ同じであり、さらなる詳細な説明は、ここでは省略する。さらに、上述の実施態様で説明した部材および特徴に対応する部材および特徴には同じ参照番号を付してある。
【0110】
図11および12に示す例示的な実施態様では喫煙品用パッケージは、喫煙品(図示せず)を包んだバリアー層によって形成された封止された包装体60をさらに含む。封止された包装体60の中の喫煙品を取り出すことができるようにする開口部62を図11の破線で表している。封止された包装体60に形成された開口部62は、包装体60の上面63を横断して、前方縁部64へとそして前方縁部64から下方に包装体60の前面の一部にまで延びている。喫煙品を包むバリアー層は、例えば金属化プラスチックまたはプラスチック/金属箔ラミネートで作製してもよい。薄層が開口部62上を封止ラベル65の形態で配されており、これはバリアー層に近いその下面に永久粘着剤を有する。永久粘着剤は、封止ラベル65が開口部62の開封可能な縁部67を越えた境界66で延びている箇所に存在する。
【0111】
タブ68が封止ラベルの下方縁部69から延びており、これをユーザーが掴んで、引っ張ることによって開口部62を露出させる。タブ68には永久粘着剤は塗布されていない。最初に使用する場合、開口部62の開封可能な縁部67がバリアー材の薄化された線または実線で形成して、開口部を開口しやすくしてもよい。その後ユーザーは、開口部62を介してパッケージから紙巻きタバコを自由に取り出し、そうした後、タブを元に戻して開口部を再封止し、境界66は、バリアー層材の隣接する部分に再度接着する。
【0112】
確実により効率的な接着を可能にするために第2内方フレーム(図示せず)を封止された包装体に配し、閉じる際にユーザーによって加えられる再封止圧力に対してバリア層の下側の反応面が供される。
【0113】
図11および12に示すこの実施態様では、容器部2の前壁6は、それに形成された凹部70を有する。凹部70は、前壁6の上縁部20から延び、前壁6の上縁部20と平行にこれから離れて延びている下方縁部72を有する。
【0114】
凹部70の下方縁部72は、容器の外方前壁6bの上端16から離れて位置し、蓋の前壁12が、蓋が閉じた位置にあるときに容器の前壁6とその全幅に沿って重なるようになっている。
【0115】
係止エレメントとして機能するフラップ73が、凹部70の下方縁部72から延びている。フラップ73は、ミシン目線として構成された折り曲げ線74を中心に折り曲げ可能となっており、凹部70の下方縁部72に沿って延びているフラップ73を折り曲げやすくなっており、フラップ73は、容器の前壁6の面29上を下方に延びる。フラップ73は、硬質な弾性材料から形成され、変形可能になっており、容器の前壁6の面29から鋭角に延びている。フラップ73の自由端部75は、折り曲げ線74から離れて位置し、自由縁部76を有している。
【0116】
係止部として機能する段77が、蓋3の前壁12の内面36に形成されている。段77は、蓋の前壁12の内面36を上位部分37と下位部分38とに分割している。
【0117】
フラップ73は、容器の前壁6から延びるように構成され、蓋3が閉じる位置に移動すると、蓋の前壁12の内面36の段77と位置合わせされ、その段の上に位置する。係止エレメントとして機能するフラップ27と係止部として機能する段35は、ともに蓋3を閉じた位置に保持する係止機構を形成する。
【0118】
封止ラベル65の下方縁部69は、凹部70の下方縁部72の近くを延びている。タブ68が封止ラベル65の下方縁部69から延び、このタブは、ユーザーが掴んで引っ張ることによって開口部62を露出させ、封止された包装体60の中の喫煙品を取り出すことができるようになっている。タブ68は、ヒンジ線78を中心にヒンジ式に取り付けられている。タブ68は、凹部70の下方縁部72と重なり、フラップ73に接して位置し、タブ68の部分がフラップ73の両側に延びている。
【0119】
タブ68の自由端部79は、フラップ73と当接するが、フラップ73の自由端部75まで延びてなく、これにより蓋が閉じる位置に移動するとき、フラップ73の自由縁部76が蓋3の段77上に位置し、これと係合する。
【0120】
タブ68は、フラップ73によって容器部2の前壁6から離れるように付勢され、これにより空間がタブ68と前壁6の間に形成される。従ってユーザーがタブ68を掴みやすくなり、これを封止ラベル65を引っ張ってパッケージを開封するために使用することができる。
【0121】
フラップ73が蓋の段上に位置せず、これと係合しない別の構成において、タブ68の自由端部79がフラップ73に亘って延びている。従ってフラップ73は、タブ68の後ろに格納され、ユーザーには見えなくなる。さらに、タブの長さを伸ばして、より簡単にユーザーがタブ68を把持することができるようになる。
【0122】
上述の実施態様ではフラップが凹部の下方縁部から延びているが、当然のことながら別の実施態様では容器部は、凹部を有さず、フラップは、容器の前壁の上縁部から延びる。
【0123】
上述の実施態様ではフラップと段は、容器部および蓋の前壁にそれぞれ形成されているが、当然のことながらフラップを蓋に、段を容器部に形成してもよい。さらに当然のことながらフラップと段を容器部の側壁と蓋に形成してもよい。
【0124】
本発明の実施態様を示し、説明してきたが、当業者には当然のことながら以下の特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲内で上記の例示的な実施態様を変更することは可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0125】
【特許文献1】英国特許第1431173号明細書
図1
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図12