【実施例】
【0399】
以下に参考例、製造例及び試験例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。なお、化合物の同定は元素分析値、マス・スペクトル、高速液体クロマト質量分析計;LCMS、IRスペクトル、NMRスペクトル、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等により行った。
【0400】
明細書の記載を簡略化するために参考例、製造例及び製造例中の表において以下に示すような略号を用いることもある。
【0401】
置換基として用いられる略号としては、Meはメチル基、Etはエチル基、Phはフェニル基、CNはシアノ基、Bnはベンジル基、NO
2はニトロ基、
nPrはノーマルプロピル基、
iPrはイソプロピル基、
cPrはシクロプロピル基、
tBuはtertブチル基、Acはアセチル基、Cbzはベンジルオキシカルボニル基、Bocはtertブチルオキシカルボニル基、TBDPSはtertブチルジフェニルシリル基、Msはメタンスルホニル基、IPAはイソプロピルアルコールを意味する。また、ユートマー(略語「e」)とは生理活性の高い光学異性体を、ディストマー(略語「d」)とは生理活性の低い光学異性体を意味する。また、鏡像体過剰率を表す記号としては、eeを用い、ジアステレオマー過剰率を表す記号としては、deを用いる。NMRに用いられる記号としては、sは一重線、dは二重線、ddは二重の二重線、tは三重線、tdは三重線の二重線、qは四重線、quinは五重線、septは七重線、mは多重線、brは幅広い、brsは幅広い一重線、brdは幅広い二重線、brtは幅広い三重線及びJは結合定数を意味する。
【0402】
NMRの測定条件は、以下の通りである。
測定条件1:300MHz、CDCl
3
測定条件2:300MHz、DMSO−d
6
測定条件3:300MHz、CD
3OD
測定条件4:400MHz、CDCl
3
測定条件5:400MHz、DMSO−d
6
測定条件6:400MHz、CD
3OD
高速液体クロマト質量分析計;LCMSの測定条件は、以下の通り(測定条件7、8および9)であり、観察された質量分析の値[MS(m/z)]をMH+で、保持時間をRt(分)で示す。
【0403】
測定条件7:
検出機器:LC/MS-2010EV(SHIMAZU社製)
HPLC:LC/MS-2010C HT(SHIMAZU社製)
カラム:CAPCELL PAK、C18 MGII(SHISEIDO社製)(S−3μm、 4.6×35mm)
溶媒:A液;アセトニトリル、B液;0.05%トリフルオロ酢酸/水
溶出条件:
0.0−5.0(分);A/B = 10:90 → 99:1
5.0−7.0(分);A/B = 99:1
7.01−10.0(分);A/B = 10:90
流速:0.35ml/分
UV:220nm
カラム温度:40℃
【0404】
測定条件8:
MS 検出機器:Waters micromass ZQ
HPLC:Waters2790 separations module
カラム:Impact Cadenza CD-C18 2.0mm × 20mm
流速:1.0ml/分
測定波長:254nm
移動層:A液;水
B液;アセトニトリル
C液;2%ギ酸アセトニトリル溶液
溶出条件:
0.0 -0.1(分);A液:B液:C液=95 : 2 : 3
0.1 -3.1(分);A液:B液:C液=95 : 2 : 3 → 1 : 96 : 3
3.1 -3.5(分);A液:B液:C液=1 : 96 : 3
【0405】
測定条件9:
MS検出器 : ACQUITY(登録商標)SQ Detector (Waters)
HPLC : ACQUITY UPLC(登録商標)
カラム : ACQUITY UPLC(登録商標)BEH C18 1.7μm 2.1×30 mm Column
流速 : 0.8 ml/min
測定波長 : 254 nm
移動層 : A ; 0.06%ギ酸 水
B ; 0.06%ギ酸 アセトニトリル
溶出条件 :
0-1.3 min ; A:B=98:2→A:B=4:96
1.3-1.5 min ; A:B=4:96→A:B=98:2
【0406】
参考例1−18:
Journal of Medicinal Chemistry, 2004, 47(7), 1617-1630等に記載の製法に準じて、下記表に示す化合物1a(参考例1−18)を製造した。
【0407】
【化55】
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【0408】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
参考例19:
参考例18の化合物を用いて、公知の方法により酢酸 2-(3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)エチルエステルを得た。
【0411】
【化56】
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1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.07 (d, 3H, J=3.3Hz), 3.51-3.54 (m, 2H), 4.20 (dt, 2H, J=5.1, 3.0Hz), 7.27 (d, 1H, J=9.9Hz), 7.38 (dt, 1H, J=7.5, 3.6Hz), 7.51 (d, 1H, J=2.5Hz), 5.60 (s, 1H)
【0412】
参考例20−51:
参考例1−19の化合物または既知化合物を用いて、Heterocycles 1993, 36(2), 307-314に記載の製法に準じて下記表に示す化合物1b(参考例20−51)を得た。
【0413】
【化57】
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【0414】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0418】
参考例52−53:
【0419】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
〔工程1〕:参考例52
Bioorganic & Medicinal Chemistry 2003, 11(23), 4933-4940に記載の方法で合成した、6−アミノ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン(3.0g)のメタノール(75.0ml)溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3.9g)を加えて、加熱還流下で2時間撹拌した。析出した固体をメタノールからろ取することで、N’−[2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチルホルムイミドアミド(1.8g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.62 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 5.09 (d, 1H, J=2.2Hz), 7.41 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.49 (s, 1H), 7.53 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.58-7.62 (m, 2H), 7.85 (s, 1H)
【0421】
〔工程2〕:参考例53
N’−[2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチルホルムイミドアミド(600.0mg)、炭酸カリウム(508.0mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0ml)溶液に、ヨウ化メチル(340μl)を加えて、80℃で6時間撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、析出した固体を水からろ取することで、N,N−ジメチル−N’−[1−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]ホルムイミドアミド(550.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.61 (s, 3H), 3.02 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 5.18 (s, 1H), 7.39 (d, 1H, J=7.7Hz), 7.47 (s, 1H), 7.52 (t, 1H, J=7.7Hz), 7.58-7.61 (m, 2H)
【0422】
参考例54:
対応する原料化合物を用い、参考例53に記載の方法と同様に反応・処理して下記化合物を得た。
【0423】
【化59】
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【0424】
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
0.85 (t, 3H, J=7.4Hz), 1.50-1.59 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 3.00 (s, 3H), 3.73 (t, 2H, J=7.4Hz), 5.32 (s, 1H), 7.67-7.74 (m, 2H), 8.04 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 8.23 (d, 1H, J=7.6Hz)
【0425】
参考例55−57:
【0426】
【化60】
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【0427】
〔工程1〕:参考例55
Crescent Chemical Co., Inc社で購入可能な1−メチル−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(4.03g)とマロン酸(2.11g)を無水酢酸(12ml)に懸濁させ、80℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物に飽和重曹水を加え酢酸エチルで洗浄した。水層に濃塩酸を加え酸性にし、酢酸エチル(50ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、1−メチル−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン(2.75g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
3.15 (s, 3H), 3.88 (s, 2H), 7.57 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.66 (s, 1H), 7.74 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.82 (d, 1H, J=7.9Hz)
【0428】
〔工程2〕:参考例56
参考例55で得られた1−メチル−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン(2.74g)のオキシ塩化リン(22ml)溶液に水(0.55ml)をゆっくり加え、加熱還流下1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後0℃に冷却し、撹拌しながら残留物に水(50ml)をゆっくり加えた。酢酸エチル(50ml×3回)で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、6−クロロ−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.54g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
3.18 (s, 3H), 6.29 (s, 1H), 7.76-7.83 (m, 2H), 7.89 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.99 (s, 1H)
【0429】
〔工程3〕:参考例57
参考例56で得られた6−クロロ−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.12g)のTHF(テトラヒドロフラン)(30ml)溶液に窒素気流下、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(188mg)、ジエチル亜鉛(1.1Mヘキサン溶液、10ml)を加え室温で20分撹拌した。反応液を1規定塩酸に加え、酢酸エチル(50ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、6−エチル−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(0.94g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.08 (t, 3H, J=7.3Hz), 2.06 (q, 2H, J=7.3Hz), 3.37 (s, 3H), 5.79 (s, 1H), 7.45 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.53 (s, 1H), 7.67 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.82 (d, 1H, J=7.9Hz)
【0430】
参考例58:
【0431】
【化61】
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【0432】
参考例56で得られた6−クロロ−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(149mg)のTHF(5ml)とN−メチルピロリジノン(0.5ml)の混合溶液に、窒素気流下アセチルアセトナート鉄(III)(26mg)、塩化イソプロピルマグネシウム(2M THF溶液、1.0ml)を加え室温で2.5時間撹拌した。反応液を1規定塩酸に加え、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、6−イソプロピル−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(53mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.07 (d, 3H, J=6.7Hz), 1.09 (d, 3H, J=6.7Hz), 2.30 (sept, 1H, J=6.7Hz), 3.36 (s, 3H), 5.81 (s, 1H), 7.46 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.53 (s, 1H), 7.68 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.77 (d, 1H, J=7.9Hz)
【0433】
参考例59:
【0434】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
参考例56で得られた6−クロロ−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(301mg)のイソプロピルアルコール(10ml)懸濁液に50%ジメチルアミン水溶液(0.5ml)を加え、80℃で2.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物に水、メタノールを加え撹拌した。析出した固体を濾取し、水およびジエチルエーテルで洗浄することで、6−(ジメチルアミノ)−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(220mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
2.41 (s, 6H), 3.13 (s, 3H), 5.22 (s, 1H), 7.68-7.71 (m, 2H), 7.76-7.79 (m, 1H), 7.85 (s, 1H)
【0436】
参考例60−61:
【0437】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
〔工程1〕:参考例60
参考例20で得られた3、6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(800.0mg)の酢酸(13.0mL)溶液に、水浴下、N−ヨードスクシンイミド(784.5mg)を加え、室温で5時間攪拌した。反応混合物に、水(20ml)を加えて30分間撹拌し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml)を加えて30分間撹拌した。析出した固体をろ取し水で洗浄することで、5−ヨード−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(819.3mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.22 (s, 3H), 3.43 (s, 3H), 7.43 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.49 (s, 1H), 7.67 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.77 (d, 1H, J=8.1Hz)
【0439】
〔工程2〕:参考例61
参考例60で得られた5−ヨード−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(20.0mg)、プロパギルアルデヒドジエチルアセタール(62.5mg)、テトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(5.6mg)、ヨウ化銅(1.0mg)、トリエチルアミン(68μL)、のテトラヒドロフラン(1.0mL)溶液を、窒素気流下、室温にて12時間攪拌した。反応混合物に、水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、5−(3,3−ジエトキシプロピ−1−イニル)−3、6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(216.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.23 (t, 6H, J=7.2Hz), 2.09 (s, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.60-3.66 (m, 2H), 3.75-3.81 (m, 2H), 5.48 (s, 1H), 7.42 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.49 (s, 1H), 7.67 (t, 1H, J=8.1Hz), 7.78 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0440】
参考例62−92:
参考例21−51の化合物を用いて、参考例60に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物Ic(参考例62−92)を得た。
【0441】
【化64】
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【0442】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
参考例93−94:
参考例53−54の化合物を用いて、参考例60に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1d(参考例93−94)を得た。
【0447】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
参考例95−98:
【0450】
【化66】
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【0451】
〔工程1〕:参考例95
3−トリフルオロメチルフェニルアニリン(5.0g)の水(15.0ml)溶液に、アクリル酸(3.2ml)を加えて、100℃で1時間撹拌した。反応混合物に5規定水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性とし、酢酸エチル(100ml×2回)で抽出した。得られた水層に5規定塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチル(100ml×2回)で抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、3−(3−トリフルオロメチルフェニルアミノ)プロパン酸(8.4g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.68 (t, 2H, J=6.0Hz), 3.48 (t, 2H, J=6.2Hz), 6.74 (d, 1H, J=8.0Hz), 6.80 (s, 1H), 6.94 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.22-7.27 (m, 1H)
【0452】
〔工程2〕:参考例96
参考例95で得られた3−(3−トリフルオロメチルフェニルアミノ)プロパン酸(2.0g)、尿素(1.0g)の酢酸(20.0ml)溶液を、加熱還流下にて7時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて、酢酸エチル(30ml×3回)で抽出した。有機層を水(20ml×2)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ジヒドロピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.5g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.86 (t, 2H, J=6.6Hz), 3.91 (t, 2H, J=6.7Hz), 7.50-7.54 (m, 4H), 7.80 (brs, 1H)
【0453】
〔工程3〕:参考例97、98
参考例96で得られた1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ジヒドロピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(770.0mg)の酢酸(10.0ml)溶液に、臭素(0.18ml)を加えて、加熱還流下にて2時間撹拌した。反応混合物に水(30ml)、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(5ml)を加えて、析出した固体を水でろ取し、5−ブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2、4(1H,3H)−ジオン、5,5−ジブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ジヒドロピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、5−ブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ジヒドロピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンを含む混合物(800.0mg)を得た。得られた混合物(800.0mg)、塩化リチウム(122.3mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0ml)溶液を、120℃で1.5時間撹拌した。反応混合物に水(20ml)を加えて、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出し、有機層を水(20ml×2)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、5−ブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(473.1mg)、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(135.8mg)を得た。
5−ブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(参考例97)
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
7.52 (d, 1H, J=8.3Hz), 7.58 (s, 1H), 7.60-7.63 (m, 2H), 7.68 (d, 1H, J=7.9Hz), 8.50 (brs, 1H)
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(参考例98)
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
5.83 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.29 (d, 1H, J=6.8Hz), 7.50-7.66 (m, 4H), 9.27 (brs, 1H)
【0454】
参考例99:
【0455】
【化67】
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【0456】
ウラシル(8.9g)、酢酸銅(II)(9.6g)、N,N,N,N−テトラメチルエチレンジアミン(10.2ml)のメタノール/ジメチルホルムアミド/水(500/100/100ml)溶液に、3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸(10.0g)を加えて、室温下にて12時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することでメタノールを除去し、水(100ml)を加えて、酢酸エチル(100ml×3回)で抽出し、有機層を水(100ml×2回)、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2、4(1H,3H)−ジオン(650.0mg)を得た。
【0457】
参考例100:
【0458】
【化68】
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【0459】
参考例98あるいは99で得られた1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(135.0mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0ml)溶液に、室温下で水素化ナトリウム(25.3mg)、ヨウ化イソプロピル(265μl)を加えて、110℃で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(30.0ml)を加えて、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出し、有機層を水(20ml×2回)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、3−イソプロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(122.5mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.43 (d, 6H, J=7.0Hz), 5.12-5.22 (m, 1H), 7.79 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.17 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.48-7.64 (m, 4H)
【0460】
参考例101−103:
【0461】
【化69】
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【0462】
〔工程1〕:参考例101
参考例98あるいは99で得られた1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(740.0mg)のテトラヒドロフラン(10.0ml)溶液に、(R)−1−(tert-ブチルジフェニルシリロキシ)プロパン−2−オール(1.82g)、トリフェニルホスフィン(1.5g)、アゾジカルボン酸 ジエチルエステル(2.7ml:2.2Mトルエン溶液)を加えて、室温で12時間撹拌した。反応混合物に水(50ml)を加えて、酢酸エチル(30ml×2回)で抽出し、有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−3−[1−(tert-ブチルジフェニルシリロキシ)プロパン−2−イル]−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(969.8mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
0.98 (s, 9H), 1.36 (d, 3H, J=7.1Hz), 3.77 (dd, 1H, J=9.9, 5.9Hz), 4.30 (t, 1H, J=9.5Hz), 5.26-5.40 (m, 1H), 5.86 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.23 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.33-7.70 (m, 14H)
【0463】
〔工程2〕:参考例102
参考例101で得られた(R)−3−[1−(tert-ブチルジフェニルシリロキシ)プロパン−2−イル]−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(7.1g)のエタノール(50.0ml)溶液に、1規定塩酸(64.0ml)を加えて、90℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒は酢酸エチル/メタノール)で精製することで、(R)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.6g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.45 (d, 3H, J=7.0Hz), 3.01 (brd, 1H, J=10.8Hz), 3.83-3.88 (m, 1H), 3.99-4.09 (m, 1H), 5.21-5.27 (m, 1H), 5.90 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.27 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.56 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.60-7.63 (m, 2H), 7.69 (t, 1H, J=8.4Hz)
【0464】
〔工程3〕:参考例103
参考例102で得られた(R)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.3g)のクロロホルム(20.0ml)溶液に、塩化ヨウ素(12.4ml:1Mのジクロロメタン溶液)を加えて、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−5−ヨード−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.4g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.44 (d, 3H, J=7.3Hz), 3.75-3.80 (m, 1H), 3.88-3.93 (m, 1H), 4.76-4.82 (m, 1H), 7.40 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.49 (s, 1H), 7.60 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.68 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.90 (s, 1H)
【0465】
参考例104:
【0466】
【化70】
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【0467】
参考例97で得られた5−ブロモ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(150.0mg)、炭酸カリウム(181.6mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.0ml)溶液に、室温下でヨウ化メチル(0.042ml)を加えて、70℃で2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(20.0ml)を加えて、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出し、有機層を水(20ml×2回)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、5−ブロモ−3−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(153.6mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
3.41 (s, 3H), 7.50 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.57-7.62 (m, 3H), 7.67 (d, 1H, J=7.7Hz)
【0468】
参考例105:
【0469】
【化71】
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【0470】
参考例104と同様の方法で合成した。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.38 (s, 9H), 1.52 (d, 3H, J=7.2Hz), 5.41 (q, 1H, J=7.0Hz), 5.17-5.26 (m, 1H), 7.50 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.56-7.67 (m, 4H)
【0471】
参考例106−110:
参考例57−59、99−100の化合物を用いて、参考例60に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1e(参考例106−110)を得た。
【0472】
【化72】
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【0473】
【表12】
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【0474】
参考例111−114:
【0475】
【化73】
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【0476】
〔工程1〕:参考例111
Chem.Pharm.Bull.1972,20,1380−1388に記載の方法で得たエチル 2−シアノ−3−エトキシアクリロイルカーバメート(20.0g)をエタノール(200ml)に懸濁させ、3−(トリフルオロメチル)アニリン(12.36ml)を加え室温で19時間撹拌した。析出した固体を濾取、エタノール洗浄しエチル 2−シアノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)アクリロイルカーバメートを得た。さらに濾液を濃縮、エタノールを加え固体を濾取、エタノール洗浄を3回繰り返し、目的物(26.2g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.34 (t, 3H, J=6.8Hz), 4.28 (q, 2H, J=6.9Hz), 7.38 (d, 1H, J=5.7Hz), 7.44 (s, 1H), 7.49-7.53 (m, 1H), 7.56-7.58 (m, 1H), 7.78 (s, 1H), 8.26-8.30 (m, 1H), 8.57-8.63 (m, 1H)
【0477】
〔工程2〕:参考例112
参考例111で得た2−シアノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)アクリロイルカーバメート(26.2g)のアセトニトリル(300ml)懸濁液にトリエチルアミン(111ml)を加え、加熱還流下6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に1M塩酸を加え酢酸エチルで2回抽出した。有機層を1M塩酸、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボニトリル(22.7g)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
7.75-7.83 (m, 2H), 7.87 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.96 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 12.25 (s, 1H)
【0478】
〔工程3〕:参考例113
参考例112で得た2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン-5-カルボニトリル(22.7g)を臭化水素酸(48%、220ml)に懸濁させ、加熱還流下10時間撹拌した。0℃に冷却後、反応液に28%アンモニア水(145ml)を滴下し、析出した固体を濾取、水洗し1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(17.8g)を得た。
【0479】
〔工程4〕:参考例114
参考例113で得た1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(5.09g)のアセトニトリル(75ml)懸濁液にヨウ素(3.03g)と硝酸セリウムアンモニウム(6.54g)を加え、80℃で30分撹拌した。0℃に冷却後、酢酸エチル(150ml)、飽和食塩水(50ml)、5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液(100ml)を加え分層した。水層をさらに酢酸エチルで抽出後、有機層を5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル(50ml)とヘキサン(100ml)を加え15分撹拌後、析出した固体を濾取し、ヘキサンで洗浄後、5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(7.34g)を得た。
【0480】
参考例115−119:
【0481】
【化74】
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【0482】
〔工程1〕:参考例115
参考例111と同様の方法により、目的物(Z)-エチル 2-シアノ-3-(2-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)アクリロイルカーバメートを得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.35 (t, 3H, J=7.1Hz), 2.46 (s, 3H), 4.29 (q, 2H, J=7.1Hz), 7.36-7.43 (m, 3H), 7.91 (s, 1H), 7.93 (d, 1H, J=13.0Hz), 11.76 (d, 1H, J=12.6Hz)
【0483】
〔工程2〕:参考例116
参考例112と同様の方法により、目的物1-(2-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボニトリルを得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
2.25 (s, 3H), 7.64 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.80 (d, 1H, J=8.0Hz), 7.92 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 12.27 (s, 1H)
【0484】
〔工程3〕:参考例117
参考例113と同様の方法により、目的物1-(2-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオンを得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
2.32 (s, 3H), 5.87 (dd, 1H, J=1.2, 7.9Hz), 7.18 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.48-7.52 (m, 2H), 7.65 (dd, 1H, J=1.1, 8.1Hz), 8.57 (s, 1H)
【0485】
〔工程4〕:参考例118
参考例114と同様の方法により、目的物5-ヨード-1-(2-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオンを得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
2.33 (s, 3H), 7.48-7.52 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.67 (d, 1H, J=8.1Hz), 8.46 (s, 1H)
【0486】
〔工程5〕:参考例119
参考例118で得た5-ヨード-1-(2-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(645mg)のTHF(20ml)溶液に、イソプロピルアルコール(0.25ml)、トリフェニルホスフィン(855mg)、ジエチル アゾジカルボキシレート(2.2M トルエン溶液、1.48ml)を加え室温で25分撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、5−ヨード−3−イソプロピル−1−(2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(548mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.49-1.56 (m, 6H), 2.28 (s, 3H), 5.24-5.29 (m, 1H), 7.48-7.50 (m, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.64 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0487】
参考例120−151:
参考例62−92の化合物または既知化合物を用いて、参考例61に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1f(参考例120−151)を得た。
【0488】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
参考例152−153:
参考例93−94の化合物または既知化合物を用いて、参考例61に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1g(参考例152−153)を得た。
【0495】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
【表18】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
参考例154−162:
参考例103−110、119の化合物または既知化合物を用いて、参考例61に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1h(参考例154−162)を得た。
【0498】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
【表19】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
参考例163:
【0502】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
tert−ブチル 5−[5−(3,3−ジエトキシプロピ−1−イニル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメート(45.3mg)と4−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩(14.5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0ml)溶液を、40℃にて2.5時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml×2回)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(Z)−tert−ブチル 5−[5−[3−[2−(4−シアノフェニル)ヒドラゾノ]プロピ−1−イニル]−4−メチル−2,6−ジヒドロ−3−(3−トリフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメート(23.7mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.38-1.42 (m, 11H), 1.50-1.56 (m, 2H), 1.65-1.77 (m, 2H), 2.13 (s, 3H), 3.06-3.14 (m, 2H), 4.05 (t, 3H, J=7.4Hz), 4.52 (brs, 1H), 6.59 (s, 1H), 7.33 (d, 2H, J=8.8Hz), 7.47 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.53-7.56 (m, 3H), 7.70 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.79 (d, 1H, J=7.9 Hz), 10.35 (s, 1H)
【0504】
参考例164−173:
対応する原料化合物を用い、参考例163に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1i(参考例164−173)を得た。
【0505】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
参考例174:
【0508】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
5−(3,3−ジエトキシプロピ−1−イニル)−3−エチル−6−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.40g)のアセトニトリル(72mL)溶液に4−シアノフェニルヒドラジン(1.11g)、濃硫酸(0.30mL)を加え、室温にて30分攪拌した。0℃に冷却後、反応混合物に水(140mL)を滴下し、固体を濾取、水洗し、(Z)−4−(2−(3−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)プロピ−2−インイリデン)ヒドラジニル)ベンゾニトリル(2.50g)を褐色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.27 (t, 3H, J=7.2Hz), 2.08 (s, 3H), 4.08 (q, 2H, J=7.2Hz), 6.54 (s, 1H), 7.30 (d, 2H, J=9.0Hz), 7.42 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.48-7.51 (m, 3H), 7.65 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.75 (d, 1H, J=7.8Hz), 10.33 (s, 1H)
【0510】
参考例175−182:
対応する原料化合物を用い、参考例174に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1j(参考例175−182)を得た。
【0511】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
参考例183−188:
対応する原料化合物を用い、参考例174に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1k(参考例183−188)を得た。
【0514】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
参考例189:
【0517】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
参考例85で得られた5−ヨード−3−イソプロピル−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(600mg)と2−ブロモ−3−ピリジンボロン酸ピナコールエステル(878mg)を1,2−ジメトキシエタン(30ml)に溶解させた。窒素気流下、水(6ml)、炭酸ナトリウム(290mg)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(57.6mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(316mg)を加え加熱還流下4.5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残留物に水を加え酢酸エチル(50ml)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、5−(2−ブロモピリジン−3−イル)−3−イソプロピル−6−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(134mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.52 (d, 6H, J=6.9Hz), 1.68 (s, 3H), 5.23 (sept, 1H, J=6.9Hz), 7.35-7.39 (m, 1H), 7.50-7.59 (m, 1H), 7.60-7.66 (m, 2H), 7.67-7.73 (m, 1H), 7.77 (d, 1H, J=7.9Hz), 8.40 (dd, 1H, J=2.2, 4.7Hz)
【0519】
参考例190:
【0520】
【化84】
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【0521】
対応する原料化合物を用い、参考例189に記載の方法と同様に反応・処理して化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.84 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 7.08 (dd, 1H, J=5.0, 1.3Hz), 7.25 (dd, 1H, J=3.0, 1.3Hz), 7.38 (dd, 1H, J=5.0, 3.0Hz), 7.51 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.59 (s, 1H), 7.69 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.77 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0522】
参考例191:
【0523】
【化85】
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【0524】
対応する原料化合物を用い、参考例189に記載の方法と同様に反応・処理して化合物を得た。
LC−Mass:396(MH+)/7.60(min)(測定条件7)
【0525】
参考例192−193:
【0526】
【化86】
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【0527】
〔工程1〕:参考例192
氷浴下、濃硫酸(2.0ml)に発煙硝酸(0.2ml)、参考例21で得られた6−メチル−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(200.0mg)を加えて、氷欲下で3時間撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、析出した固体を水でろ取することで、6−メチル−5−ニトロ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(219.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:400MHz)(δ PPM):
0.97 (t, 3H, J=7.4Hz), 1.66-1.76 (m, 2H), 2.04 (s, 3H), 3.95 (t, 2H, J=7.4Hz), 7.49 (d, 1H, J=7.9Hz), 7.57 (s, 1H), 7.74 (t, 1H, J=7.9Hz), 7.49 (d, 1H, J=7.9Hz)
【0528】
〔工程2〕:参考例193
6−メチル−5−ニトロ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(200.0mg)のメタノール(10.0ml)溶液に、水酸化パラジウム(20.0mg)を加えて、室温下、接触水素添加で12時間撹拌した。反応混合物を脱気後、セライトろ過を行い、減圧濃縮することで5−アミノ−6−メチル−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(190.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:400MHz)(δ PPM):
0.96 (t, 3H, J=7.4Hz), 1.66-1.75 (m, 2H), 1.82 (s, 3H), 3.32 (brs, 2H), 3.97 (t, 2H, J=7.4Hz), 7.45 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.51 (s, 1H), 7.65 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.73 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0529】
参考例194−196:
対応する原料化合物を用い、参考例192に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1l(参考例194−196)を得た。
【0530】
【化87】
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【0531】
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
参考例197:
対応する原料化合物を用い、参考例193に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1m(参考例197)を得た。
【0533】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
参考例198:
【0536】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
4−アミノ−3−(メチルチオ)ベンゾニトリル(71.1mg)、5規定塩酸水溶液(2.0mL)のエタノール(0.5mL)溶液に、氷冷下、亜硝酸ナトリウム(32.5mg)を加え、1.5時間攪拌した。反応混合物に塩化スズ(II)(101.4mg)を加え、0℃で2.5時間攪拌した。反応混合物をろ過した後、母液を炭酸カリウムにて塩基性(pH=約10)とした後、クロロホルム(30mL)で3回抽出し、有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥、減圧濃縮することで4−ヒドラジニル−3−(メチルチオ)ベンゾニトリル(57.7mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
2.28 (s, 3H), 3.69 (brs, 2H), 6.59 (brs, 1H), 7.12 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.50 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.41 (ddd, 1H, J=8.7, 2.7, 0.6Hz)
J=1.8Hz)
【0538】
参考例199:
【0539】
【化90】
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【0540】
参考例60で得られた5−ヨード−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(60.0mg)、2−チオフェンボロン酸(84.6mg)、炭酸ナトリウム(84.6mg)のテトラヒドロフラン(2.0ml)/ 水(0.3ml)溶液に、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(25.2mg)を加えて、加熱還流下で5時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、3,6−ジメチル−5−(チオフェン−3−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(27.3mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.84 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 7.08 (dd, 1H, J=5.0, 1.3Hz), 7.25 (dd, 1H, J=3.0, 1.3Hz), 7.38 (dd, 1H, J=5.0, 3.0Hz), 7.51 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.59 (s, 1H), 7.69 (t, 1H, J=7.8Hz), 7.77 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0541】
参考例200:
【0542】
【化91】
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【0543】
参考例199で得られた3,6−ジメチル−5−(チオフェン−3−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(30.7mg)の酢酸(1.5ml)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(20.2mg)を加えて、室温下で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、5−(2−ブロモチオフェン−3−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(17.4mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.77 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 6.92 (dd, 1H, J=5.7, 3.3Hz), 7.34 (dd, 1H, J=5.7, 1.5Hz), 7.51 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.59 (brd, 1H, J=10.0Hz), 7.66-7.72 (m, 1H), 7.78 (d, 1H, J=7.8Hz)
【0544】
参考例201−202:
対応する原料化合物を用い、参考例199に記載の方法と同様に反応・処理して下記表に示す化合物1n(参考例201−202)を得た。
【0545】
【化92】
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【0546】
【表26】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
参考例203:
4−[3−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]チオフェン−2−イル]ベンゾニトリル
【0548】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
参考例200で得られた、5−(2−ブロモチオフェン−3−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(17.0mg)、4−シアノフェニルボロン酸(11.2mg)、炭酸ナトリウム(20.2mg)のテトラヒドロフラン(1.0ml)/ 水(0.2ml)溶液に、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(4.4mg)を加えて、加熱還流下で12時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−[3−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]チオフェン−2−イル]ベンゾニトリル(16.4mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.43 (s, 1.5H), 1.45 (s, 1.5H), 3.43 (s, 1.5H), 3.44 (s, 1.5H), 7.05 (d, 0.5H, J=3.4Hz), 7.07 (d, 0.5H, J=3.4Hz), 7.16 (d, 0.5H, J=8.5Hz), 7.21 (s, 0.5H), 7.46-7.55 (m, 4H), 7.61-7.74 (m, 4H)
【0550】
参考例204:
4−[2−[6−メチル−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]シクロペント−1−エニル]ベンゾニトリル
【0551】
【化94】
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【0552】
対応する原料化合物を用い、参考例203に記載の方法と同様に反応・処理して目的化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
0.96 (t, 3H, J=7.4Hz), 1.44 (s, 1.5H), 1.46 (s, 1.5H), 1.66-1.76 (m, 2H), 2.04-2.20 (m, 2H), 2.40-2.52 (m, 1H), 2.75-2.85 (m, 1H), 2.95-3.10 (m, 2H), 3.96 (brt, 2H, J=6.6Hz), 7.12-7.18 (m, 1H), 7.31-7.46 (m, 3H), 7.52-7.65 (m, 3H), 7.71 (d, 1H, J=8.1Hz)
【0553】
参考例205:
4−[2−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピロ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0554】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
参考例201で得られた、3,6−ジメチル−5−(1H−ピロール−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(20.0mg)、4−シアノヨウ化ベンゼン(39.4mg)、ヨウ化銅(I)(1.0mg)、シクロヘキシルジアミン(0.6mg)、リン酸カリウム(36.4mg)の1,4−ジオキサン(2.0ml)溶液を、加熱還流下で15時間撹拌し、さらに4−シアノヨウ化ベンゼン(39.4mg)、ヨウ化銅(I)(1.0mg)、シクロヘキシルジアミン(0.6mg)、リン酸カリウム(36.4mg)を加えて、加熱還流下で4時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/アセトン/メタノール)で精製することで、4−[2−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピロ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(8.2mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.68 (s, 1.5H), 1.72 (s, 1.5H), 3.30 (s, 1.5H), 3.32 (s, 1.5H), 6.31-6.34 (m, 1H), 6.41-6.44 (m, 1H), 6.98-7.00 (m, 1H), 7.26-7.38 (m, 3H), 7.46 (d, 0.5H, J=8.1Hz), 7.56 (s, 0.5H), 7.63-7.77 (m, 4H)
【0556】
参考例207−210:
対応する原料化合物を用い、参考例1−18に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(参考例207−210)を得た。
【0557】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0558】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
参考例211−216:
対応する原料化合物を用い、参考例20−51に記載の方法か、J. Med. Chem. 2008, 51, 7478.に記載の方法と同様に反応・処理し、下記表の化合物(参考例211−216)を得た。
【0560】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
【表28】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
参考例217−223:
対応する原料化合物を用い、参考例60に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(参考例217−223)を得た。
【0563】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
【表29】
[この文献は図面を表示できません]
【0565】
参考例224−230:
対応する原料化合物を用い、参考例61に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(参考例224−230)を得た。
【0566】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
【表30】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
参考例231−237:
対応する原料化合物を用い、参考例174に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(参考例231−237)を得た。
【0569】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【0571】
参考例238−239:
【0572】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
[工程1]参考例238
対応する原料化合物を用い、参考例192に記載の方法と同様に反応・処理して上記ニトロ化合物を得た。UPLC/MS 344 (M+H)/ 0.987 min. (測定条件9)
【0574】
[工程2]参考例239
対応する原料化合物を用い、参考例193に記載の方法と同様に反応・処理して上記アミノ化合物を得た。UPLC/MS 314 (M+H)/ 0.759 min. (測定条件9)
【0575】
参考例240:
【0576】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
参考例239で得られた5−アミノ−3−エチル−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(200mg)、3−メトキシプロピオン酸(0.15ml)、HATU(487mg)、HOAT(174mg)、ジイソプロピルエチルアミン(0.21ml)のDMF(5.0ml)溶液を、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記N−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2、3、4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−3−メトキシプロパンアミド(222mg)を得た。UPLC/MS 400 (M+H)/ 0.754 min. (測定条件9)
【0578】
対応する原料化合物を用い、参考例240に記載の方法と同様に反応・処理して以下の表に示す化合物(参考例241−242)を得た。
【0579】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
参考例243−249:
【0582】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
[工程1]参考例243
参考例239で得た化合物(316mg)を塩化メチレン(10ml)に溶かし、0℃で塩化グリオキシル酸メチル(0.31ml)を加え、20分撹拌した。反応液に水(30ml)、クロロホルム(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出、有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、上記メチル 2−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−2−オキソアセテート(410mg)を得た。UPLC/MS 400 (M+H)/ 0.77 min. (測定条件9)
【0584】
[工程2]参考例244
参考例243で得た化合物(410mg)をトルエン(10ml)に溶かし、ローソン試薬(624mg)を加え80℃で1時間撹拌した。析出物を濾別し、濾液を減圧濃縮後、水(30ml)、酢酸エチル/ヘキサン=2/1(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記メチル 2−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−2−チオキソアセテート(413mg)を得た。UPLC/MS 416 (M+H)/ 0.89 min. (測定条件9)
【0585】
対応する原料化合物を用い、参考例244に記載の方法と同様に反応・処理して以下の表に示す化合物(参考例245−247)を得た。
【0586】
参考例245:
【0587】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
【表33】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
[工程3]参考例248
参考例244で得た化合物(549mg)をDMF(5ml)に溶かし、28%アンモニア水(4.79ml)を加え40分撹拌した。反応液に酢酸エチル(15ml)と20%クエン酸水(15ml)を加え、さらに酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記2−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イルアミノ)−2−オキソアセトアミド(318mg)を得た。 UPLC/MS 401 (M+H)/ 0.82 min. (測定条件9)
【0590】
参考例249:
対応する原料化合物を用い、参考例248に記載の方法と同様に反応・処理して以下に示す化合物を得た。
【0591】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
UPLC/MS 429 (M+H)/ 0.810 min. (測定条件9)
【0593】
参考例250−254:
【0594】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
[工程1]参考例250
参考例49で得られた化合物(1.0g)のエタノール(10ml)溶液に、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5.4ml)を加えて、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記(R)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(880mg)を得た。
UPLC/MS 329 (M+H)/ 0.759 min.(測定条件9)
【0596】
[工程2]参考例251
参考例250で得られた化合物(2.0g)、イミダゾール(456mg)、トリフェニルホスフィン(1.7g)のTHF(30ml)溶液に、ヨウ素(1.7g)を加えて、室温にて15時間攪拌した。反応混合物に10%ハイポ水(30ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記(R)−3−(1−ヨードプロパン−2−イル)−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.0g)を得た。UPLC/MS 439 (M+H)/ 1.038 min. (測定条件9)
【0597】
[工程3]参考例252
参考例251で得られた化合物(4.0g)のアセトン(50ml)溶液に、チオウレア(929mg)を加えて、70℃にて2時間攪拌した(上記中間体の(R)−2−(4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロピル カルバミドチオエートの生成を確認:UPLC/MS 387 (M+H)/ 0.665 min.)。反応混合物を減圧濃縮し、二亜硫酸ナトリウム(1.7g)、ジクロロメタン/水(50ml/10ml)を加えた後に、加熱還流下で1.5時間撹拌した。反応混合物に水(20ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、上記(R)−3−(1−メルカプトプロパン−2−イル)−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.5g)を得た。UPLC/MS 345 (M+H)/ 0.907 min. (測定条件9)
【0598】
[工程4]参考例253
参考例252で得られた化合物(3.0g)のギ酸(20ml)溶液に、0℃にて30%過酸化水素水(0.98ml)を加えて、室温にて3時間攪拌した。反応混合物に10%ハイポ水(50ml)、酢酸エチル(20ml)を加えた後、不溶物をろ過で除去し、酢酸エチル(20ml×2回)で水層を洗浄した。水層にクロロホルム/エタノール(10ml/1.0ml×10回)を加え目的物を有機層に抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、上記(R)−2−(4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロパン−1−スルホン酸(1.2g)を得た。
UPLC/MS 393 (M+H)/ 0.602 min. (測定条件9)
【0599】
[工程5]参考例254
参考例253で得られた化合物(1.0g)のアセトニトリル(20ml)溶液に、オキシ塩化リン(1.3ml)を加えて、60℃にて3時間攪拌した(上記中間体の(R)−2−(4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロパン−1−スルホニルクロリドの生成を確認:UPLC/MS 413 (M+H)/ 0.980 min.) 。反応溶液を0℃とし、アンモニア水(5.0ml)を滴下し、1時間撹拌した。反応混合物に水(30ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×3回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、上記(R)−2−(4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド(560mg)を得た。UPLC/MS 392 (M+H)/ 0.753 min. (測定条件9)
【0600】
製造例1:
4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0601】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
参考例61で得られた、5−(3,3−ジエトキシプロピ−1−イニル)−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンと4−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩(27.9mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0ml)溶液を、130℃にて7時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml×2回)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(17.9mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.63 (s, 1.5H), 1.68 (s, 1.5H), 3.30 (s, 1.5H), 3.35 (s, 1.5H), 6.46 (dd, 1H, J=7.5, 1.8Hz), 7.30 (d, 0.5H, J=7.8Hz), 7.38 (s, 0.5H), 7.48 (d, 0.5H, J=7.8Hz), 7.55-7.59 (m, 2.5H), 7.63-7.79 (m, 4H), 7.80 (t, 1H, J=1.8Hz)
【0603】
製造例2−18:
対応する原料化合物を用い、製造例1に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例2−18)を得た。
製造例2:4−[5−[6−メチル−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例3:2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]酢酸 エチルエステル
製造例4:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸 エチルエステル
製造例5:4−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ブタン酸 エチルエステル
製造例6:2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]酢酸 ベンジルエステル
製造例7:4−[5−[3−(2,2−ジメトキシエチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例8:tert−ブチル 5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメ−ト
製造例9:4−[5−[3−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例10:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル]ベンゾニトリル
製造例11:4−[5−[1−(3−フルオロフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例12:4−[5−[1−(3−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例13:4−[5−[1−(4−フルオロ−3−トリフルオロフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例14:4−[5−(1−フェニル−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
製造例15:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例16:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例17:4−[5−[1−(3−クロロフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例18:4−[5−[1−(3−ニトロフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0604】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
【表34】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
参考例206:
製造例18の製造において、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)による精製により、製造例18の位置異性体である、4−[4−[3,6−ジメチル−1−(3−ニトロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリルを得た。
【0609】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.96 (s, 1.5H), 1.98 (s, 1.5H), 3.40 (s, 3H), 6.85 (d, 0.5H, J=3.0Hz), 6.89 (d, 0.5H, J=3.0Hz), 6.97-7.03 (m, 2H), 7.17-7.21 (m, 1H), 7.49-7.52 (m, 2H), 7.56-7.60 (m, 0.5H), 7.64-7.67 (m, 0.5H), 7.74 (d, 0.5H, J=8.8Hz), 7.79 (d, 0.5H, J=8.8Hz), 8.14 (t, 0.5H, J=2.1Hz), 8.19 (t, 0.5H, J=2.1Hz), 8.38-8.41 (m, 1H)
【0610】
製造例20−23:
対応する原料化合物を用い、製造例1に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例20−23)を得た。
製造例20:3,6−ジメチル−5−(1−フェニル−1H−ピラゾ−ル−5−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
製造例21:5−[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
製造例22:5−[1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
製造例23:5−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ピコリノニトリル
【0611】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
【表37】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
製造例24−27:
対応する原料化合物を用い、製造例1に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例24−27)を得た。
製造例24:5-(1-(5-ブロモピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-イソプロピル-6-メチル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン
製造例25:5-(5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ピコリノニトリル
製造例26:4-(5-(3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例27:tert-ブチル 2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)プロピオネート
【0614】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
【表38】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
製造例28−29:
対応する原料化合物を用い、製造例1に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例28−29)を得た。
製造例28:N’−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−1−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチルホルムイミドアミド
製造例29:N’−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3−(3−ニトロフェニル)−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチルホルムイミドアミド
【0617】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
【表39】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
製造例30:
tert−ブチル 5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメート
【0620】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
参考例163で得られた、tert−ブチル 5−[5−[3−[2−(4−シアノフェニル)ヒドラゾノ]プロピ−1−イニル]−4−メチル−2,6−ジヒドロ−3−(3−トリフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメート(23.7mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0ml)溶液を、120℃で2時間撹拌後、150℃で2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)と飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、tert−ブチル 5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメート(14.1mg)を得た。
1H-NMR:製造例8に同じ。
【0622】
製造例31−40:
対応する原料化合物を用い、製造例30に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例31−40)を得た。
製造例31:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例32:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル]安息香酸 メチルエステル
製造例33:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(6−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例34:4−[5−[1−(3−ブロモフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例35:3−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
製造例36:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]−3−(メチルチオ)ベンゾニトリル
製造例37:4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-m-トリル-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例38:4-(5-(1-(3-tert-ブチルフェニル)-3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例39:4-(5-(3,6-ジメチル-1-(3-(メチルスルフォニル)フェニル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例40:5-(1-(4-メトキシフェニル)-1H-ピラゾ−ル−5−イル)-3,6-ジメチル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン
【0623】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0624】
【表40】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
【表41】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
製造例41−49:
対応する原料化合物を用い、製造例30に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例41−49)を得た。
製造例41:4-(5-(3-エチル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例42:4-(5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例43:4-(5-(3-シクロプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例44:4-(5-(3-シクロブチル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例45:ベンジル 3-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート
製造例46:(S)- エチル 2-(5-(1-(4-ブロモフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)- イル)プロパノエート
製造例47:酢酸 (R)-2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-yl)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニ)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)プロピルエステル
製造例48:(S)-4-(5-(6-メチル-2,4-ジオキソ-3-(1-フェニルエチル)-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例49:酢酸 2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)エチルエステル
【0627】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
【表42】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
製造例50−56:
対応する原料化合物を用い、製造例30に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例50−56)を得た。
製造例50:4-(5-(6-エチル-3-メチル-2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例51:4-(5-(6-イソプロピル-3-メチル-2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例52:4-(5-(6-(ジメチルアミノ)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例53:4−(5−(2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例54:4−(5−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例55:(R)-4-(5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例56:4−(5−(3−イソプロピル−1−(2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0631】
【化117】
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【0632】
【表44】
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【0633】
【表45】
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【0634】
製造例57:
4−[5−[6−アミノ−1−(3−ニトロフェニル)−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0635】
【化118】
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【0636】
製造例29で得られたN’−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3−(3−ニトロフェニル)−2,6−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル]−N,N−ジメチルホルムイミドアミド(11.0mg)のエタノール(1.0ml)溶液に、1規定塩酸(2.0ml)を加えて、加熱還流下で6時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、水酸化ナトリウム水溶液で弱塩基性にした後、水を加えて、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、4−[5−[6−アミノ−1−(3−ニトロフェニル)−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(7.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
0.77 (t, 1.5H, J=7.4Hz), 0.79 (t, 1.5H, J=7.4Hz), 1.48-1.52 (m, 2H), 3.64-3.82 (m, 2H), 4.37 (s, 1H), 4.41 (s, 1H), 6.47 (d, 1H, J=9.4Hz), 7.38-7.76 (m, 7H), 8.18 (brs, 0.5H), 8.25 (brs, 0.5H), 8.37 (brd, 1H, J=7.9Hz)
【0637】
製造例58:
4−[5−[6−アミノ−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0638】
【化119】
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【0639】
対応する原料化合物を用い、製造例57に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
3.21 (s, 1.5H), 3.22 (s, 1.5H), 4.27 (s, 1H), 4.32 (s, 1H), 6.47 (d, 1H, J=5.3Hz), 7.43-7.81 (m, 9H)
【0640】
製造例59:
4−(3−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル
【0641】
【化120】
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【0642】
参考例189で得た5-(2-ブロモピリジン-3-イル)-3-イソプロピル-6-メチル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(132mg)と4−シアノフェニルボロン酸(166mg)を1,4−ジオキサン(10ml)に溶解させた。窒素気流下、水(1ml)、炭酸ナトリウム(239mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(33mg)を加え加熱還流下1.5時間撹拌した。室温に冷却後、水を加え酢酸エチル(50ml)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒は1回目ヘキサン/酢酸エチル、2回目クロロホルム/メタノール)で精製することで、4−(3−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル(118mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d
6)(δ PPM):
1.13 (d, 3H, J=6.9Hz), 1.24 (dd, 3H, J=4.8, 6.8Hz), 1.56 (s, 1.5H), 1.60 (s, 1.5H), 4.78-4.88 (m, 1H), 7.50-7.56 (m, 1H), 7.60-7.67 (m, 2.5H), 7.75 (s, 0.5H), 7.78-7.83 (m, 2.5H), 7.87-7.91 (m, 3H), 7.94 (s, 0.5H), 8.71 (dd, 1H, J=0.6, 4.7Hz)
【0643】
製造例60−61:
対応する原料化合物を用い、製造例59に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例60−61)を得た。
製造例60:2−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]ビフェニル−4−カルボニトリル
製造例61:4−[3−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−ピリジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0644】
【化121】
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【0645】
【表46】
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【0646】
製造例62:
4−[4−[6−メチル−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−4H−1,2,4−トリアゾ−ル−3−イル]ベンゾニトリル
【0647】
【化122】
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【0648】
4−シアノベンゾヒドラジド(46.0mg)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(110μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0ml)溶液を、50℃で30分間撹拌した後室温に冷却し、参考例193で得られた5−アミノ−6−メチル−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(20.0mg)と酢酸(0.5ml)を加えて、130℃で8時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)×2、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、4−[4−[6−メチル−2,4−ジオキソ−3−プロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−4H−1,2,4−トリアゾ−ル−3−イル]ベンゾニトリル(7.8mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
0.95 (t, 3H, J=8.5Hz), 1.59 (s, 1.5H), 1.62 (s, 1.5H), 1.66-1.74 (m, 2H), 3.93-4.00 (m, 2H), 7.30 (d, 0.5H, J=6.0Hz), 7.38 (s, 0.5H), 7.49 (d, 0.5H, J=6.0Hz), 7.59 (s, 0.5H), 7.66-7.82 (m, 5H), 8.26 (d, 1H, J=5.5Hz)
【0649】
製造例63−64:
対応する原料化合物を用い、製造例62に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例63−64)を得た。
製造例63:4−(4−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾニトリル
製造例64:4−(4−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾニトリル
【0650】
【化123】
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【0651】
【表47】
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【0652】
製造例65:
4−(4−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾニトリル
【0653】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
参考例195で得られた、3−イソプロピル−6−メチル−5−ニトロ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(1.68g)の酢酸エチル/メタノール(20.0ml/ 20.0ml)溶液に、水酸化パラジウム(500.0mg)を加えて、室温下、接触水素添加で4.5時間撹拌した。反応混合物を脱気後、セライトろ過を行い、減圧濃縮することで5−アミノ−3−イソプロピル−6−メチル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンを含む残留物(897.0mg)を得た。得られた残留物(150.0mg)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(340μl)、酢酸(7μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.0ml)溶液を、110℃で45分間撹拌した後室温にし、4−シアノベンゾヒドラジド(221.4mg)、酢酸(690μl)を加えて、130℃で2時間撹拌した。反応混合物に水(30ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml×2回)で抽出した。有機層を水(30ml)×2、飽和食塩水(30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)、アミノシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒は酢酸エチル/メタノール)で精製することで、4−(4−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾニトリル(64.1mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.39-1.43 (m, 6H), 1.50 (s, 1.5H), 1.52 (s, 1.5H), 5.40-5.16 (m, 1H), 7.25 (d, 0.5H, J = 7.7 Hz), 7.32 (s, 0.5H), 7.43 (d, 0.5H, J = 7.7 Hz), 7.52 (s, 0.5H), 7.59-7.72 (m, 6H), 8.25 (brs, 1H)
【0655】
製造例66:
4−(4−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾニトリル
【0656】
【化125】
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【0657】
対応する原料化合物を用い、製造例62に記載の方法と同様に反応・処理して目的物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.52 (s, 1.5H), 1.55 (s, 1.5H), 3.37 (s, 1.5H), 3.39 (s, 1.5H), 7.23 (s, 0.5H), 7.30 (s, 0.5H), 7.42-7.65 (m, 0.5H), 7.52 (brs, 0.5H), 7.60-7.65 (m, 1H), 7.72-7.76 (m, 5H), 8.23 (brs, 1H)
【0658】
製造例67:
5-(3-(5-ブロモピリジン-2-イル)-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル)-3-イソプロピル-6-メチル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン
【0659】
【化126】
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【0660】
対応する原料化合物を用い、製造例65に記載の方法と同様に反応・処理して目的物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.43-1.47 (m, 6H), 1.68 (s, 3H), 5.09-5.18 (m, 1H), 7.47-7.53 (m, 1.5H), 7.61 (s, 0.5H), 7.70 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 7.7 Hz), 7.94-7.97 (m, 1H), 8.20 (d, 1H, J = 3.5 Hz), 8.30 (d, 1H, J = 8.6 Hz), 8.56 (dd, 1H, J = 8.8, 2.2 Hz)
【0661】
製造例68:
4−[5−[6−メチル−4−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0662】
【化127】
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【0663】
製造例7で得られた4−[5−[3−(2,2−ジメトキシエチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(10.0mg)のテトラヒドロフラン(0.5ml)/水(0.1ml)溶液に、トリフルオロ酢酸(40μl)を加えて、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を水酸化ナトリウム水溶液で中性にした後、水を加えて、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することで、4−[5−[6−メチル−4−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(9.1mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.60 (s, 1.5H), 1.65 (s, 1.5H), 4.76-4.88 (m, 2H), 6.42 (d, 0.5H, J=6.2Hz), 6.43 (d, 0.5H, J=6.2Hz), 7.28 (d, 0.5H, J=9.6Hz), 7.38 (s, 0.5H), 7.43 (d, 0.5H, J=9.6Hz), 7.50 (s, 0.5H), 7.52-7.56 (m, 3H), 7.69-7.75 (m, 4H), 9.53 (s, 0.5H), 9.55 (s, 0.5H)
【0664】
製造例69:
4−[5−[3−(2−ジメチルアミノエチル)−6−メチル−2、4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0665】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
製造例68で得られた4−[5−[6−メチル−4−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(12.8mg)、ジメチルアミン(133μl)および酢酸(10μl)のテトラヒドロフラン(1.0ml)溶液に、トリアセトキシホウ素化ナトリウム(8.5mg)を加えて、室温で4時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、4−[5−[3−(2−ジメチルアミノエチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(7.4mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.64 (s, 1.5H), 1.68 (s, 1.5H), 2.23 (s, 6H), 2.42-2.48 (m, 2H), 4.03-4.07 (m, 2H), 6.46 (d, 1H, J=5.1Hz), 7.30-7.79 (m, 9H)
【0667】
製造例70:
4−[5−[6−メチル−3−(2−メチルアミノエチル)−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0668】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
対応する原料化合物を用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。
1H-NMR(CD
3OD:300MHz)(δ PPM):
1.63 (brs, 3H), 1.69-1.75 (m, 3H), 2.18-2.24 (m, 1H), 2.40-2.54 (m, 1H), 3.96-4.00 (m, 1H), 4.02-4.08 (m, 1H), 6.42-6.46 (m, 1H), 7.47-7.79 (m, 9H)
【0670】
製造例71:
N−[2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]エチル]アセトアミド
【0671】
【化130】
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【0672】
製造例68で得られた4−[5−[6−メチル−4−オキソ−3−(2−オキソエチル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(18.0mg)、アンモニア(0.4ml:0.5規定のテトラヒドロフラン溶液)および酢酸(4μl)のテトラヒドロフラン(1.0ml)溶液に、トリアセトキシホウ素化ナトリウム(11.9mg)を加えて、室温で2時間撹拌した。反応混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(48μl)と無水酢酸(78μl)を加えて、55℃で2時間撹拌した。反応混合物に、水(20ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、N−[2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]エチル]アセトアミド(7.6mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.54 (s, 1.5H), 1.59 (s, 1.5H), 1.89 (s, 1.5H), 1.90 (s, 1.5H), 4.10-4.20 (m, 4H), 4.34-4.40 (m, 1H), 6.41 (d, 0.5H, J=7.5Hz), 6.42 (d, 0.5H, J=7.5Hz), 7.23 (d, 0.5H, J=6.1Hz), 7.32 (s, 0.5H), 7.42 (d, 0.5H, J=6.1Hz), 7.50 (s, 0.5H), 7.57-7.75 (m, 7H)
【0673】
製造例72:
2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]酢酸
【0674】
【化131】
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【0675】
製造例6で得られた2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]酢酸 ベンジルエステル(50.0mg)の酢酸エチル(3.0ml)/メタノール(3.0ml)溶液に、5%パラジウム/炭素(9.0mg)を加えて、室温下、水素雰囲気下で6時間撹拌した。反応混合物を脱気後、セライトろ過を行い、減圧濃縮することで、2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]酢酸(47.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.74 (s, 1.5H), 1.77 (s, 1.5H), 4.53 (d, 2H, J=4.2Hz), 6.59 (d, 0.5H, J=4.0Hz), 6.60 (d, 0.5H, J=4.0Hz), 7.76-7.85 (m, 9H).
【0676】
製造例73:
3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸
【0677】
【化132】
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【0678】
製造例4で得られた3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸 エチルエステル(351.0mg)のメタノール(1.0ml)溶液を氷冷し、2規定水酸化ナトリウム水溶液(340μL)を加えた後、室温にて12時間攪拌した。反応混合物をジエチルエーテル30mlで希釈し、水(30ml)を加えた。有機層と水層を分離した後、水層に硫酸水素ナトリウム(500mg)を加え、水層を酸性とし、酢酸エチル(50ml×3回)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られたアモルファスをヘキサン(30ml)で洗浄することで、3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸(239.5mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.60 (s, 1.5H), 1.64 (s, 1.5H), 2.64 (q, 2H, J=6.0Hz), 4.25 (t, 2H, J=6.0Hz), 6.46 (dd, 1H, J=6.0, 3.0Hz), 7.26−7.31(m、1.5H), 7.38 (s, 0.5H), 7.44-7.53 (m, 1H), 7.55-7.66 (m, 2H), 7.68-7.75 (m, 3H), 7.79 (t, 1H, J=1.8Hz)
【0679】
製造例74:
4−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ブタン酸
【0680】
【化133】
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【0681】
製造例5で得られた4−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ブタン酸 エチルエステルを用い、製造例73に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.55 (s, 0.75H), 1.57 (s, 0.75H), 1.66 (s, 0.75H), 1.70 (s, 0.75H), 1.89-1.97 (m, 2H), 2.31 (brs, 2H), 3.96-4.04 (m, 2H), 6.44 (d, 0.25H, J=1.8Hz), 6.46 (d, 0.75H, J=1.5Hz), 7.30-7.86 (m, 8H), 8.11 (dd, 1H, J=6.9, 5.7Hz)
【0682】
製造例75:
3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N,N−ジメチルプロパンアミド
【0683】
【化134】
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【0684】
製造例73で得られた3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸(26.4mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(13.8mg)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(15.9mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1ml)のテトラヒドロフラン(0.5ml)溶液を氷冷し、ジメチルアミン(0.05ml:2Mのテトラヒドロフラン溶液)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物に、1M硫酸水素カリウム水溶液(20ml)を加えた後酢酸エチル(20ml×2回)で抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N,N−ジメチルプロパンアミド(3.1mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.64 (s, 3H), 2.62 (m, 2H), 2.86 (s, 3H), 2.99 (s, 1.5H), 3.01 (s, 1.5H), 4.21-4.26 (m, 2H), 6.47 (dd, 1H, J=6.0, 3.0Hz), 7.38-7.55 (m, 4H), 7.64 (d, 1H, J=2.4Hz), 7.67 (d, 1H, J=2.7Hz), 7.73-7.79 (m, 3H)
【0685】
製造例76−82:
対応する原料化合物を用い、製造例75に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例76−82)を得た。
製造例76:2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−アセトアミド
製造例77:2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N−メチルアセトアミド
製造例78:2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド
製造例79:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N−メチルプロパンアミド
製造例80:4−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N−メチルブタンアミド
製造例81:4−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]−N,N−ジメチルブタンアミド
製造例82:(S)-2-(5-(1-(4-シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル)-4-メチル−2,6−ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)-N-(1-フェニルエチル)アセトアミド
【0686】
【化135】
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【0687】
【表48】
[この文献は図面を表示できません]
【0688】
製造例83:
4−[5−[3−(3−ヒドロキシプロピル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0689】
【化136】
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【0690】
製造例73で得られた3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]プロパン酸(36.2mg)のテトラヒドロフラン(0.5ml)溶液に、氷冷下、ボランテトラヒドロフランコンプレックス(0.1ml:1.09Mテトラヒドロフラン溶液)を加え、室温にて18時間攪拌した。再度氷冷し、ボランテトラヒドロフランコンプレックス(0.2ml:1.09Mテトラヒドロフラン溶液)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物に、飽和塩化アンモニウム水溶液(2ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)で抽出した。有機層を水(20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、4−[5−[3−(3−ヒドロキシプロピル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(26.2mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.66(s、2H), 1.70 (s, 1H), 1.73-1.81 (m, 2H), 3.23-3.33 (m ,1H), 3.41-3.53 (m, 1H), 3.95-4.06 (m, 2H), 6.40-6.43 (m, 1H), 7.25-2.38 (m, 0.5H), 7.37-7.44 (m, 1.5H), 7.49-7.53 (m, 2H), 7.59-7.71 (m, 3.5H), 7.75 (q, 1H, J=1.8Hz), 8.03-8.08 (m, 0.5H)
【0691】
製造例84:
4−[5−[3−(4−ヒドロキシブチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0692】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
対応する原料化合物を用い、製造例83に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.50-1.62 (m, 4H), 1.68 (s, 1.5H), 1.73 (s, 1.5H), 3.62 (t, 2H, J=6.0Hz), 3.94-3.98 (m, 2H), 6.44-6.46 (m, 1H), 7.42-7.79 (m, 8H), 8.10 (t, 1H, J=9.0Hz).
【0694】
製造例85
4−[5−[3−(5−アミノペンチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル ヒドロクロリド
【0695】
【化138】
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【0696】
製造例8で得られたtert−ブチル 5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチルカルバメ−ト(12.0mg)のエタノール(1.0ml)溶液に、2規定塩酸/エタノール(40μl)を加えて、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮することで、4−[5−[3−(5−アミノペンチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル ヒドロクロリド(10.4mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.26-1.34 (m, 2H), 1.44-1.68 (m, 4H), 1.88 (s, 1.5H), 1.91 (s, 1.5H), 2.86 (t, 2H, J=7.2Hz), 3.80-3.87 (m, 2H), 6.58 (t, 1H, J=1.7Hz), 7.68-7.91 (m, 9H)
【0697】
製造例86:
N−[5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチル]アセトアミド
【0698】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0699】
製造例85で得られた4−[5−[3−(5−アミノペンチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル ヒドロクロリド(6.4mg)とトリエチルアミン(10μl)のジクロロメタン(1.0ml)溶液に、氷冷下で塩化アセチル(0.7mg)を加えて5分間撹拌し、室温で30分間撹拌した。反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を加えた後、クロロホルム(10ml×2回)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、N−[5−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチル]アセトアミド(3.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.18-1.24 (m, 2H), 1.42-1.52 (m, 4H), 1.66 (s, 1.5H), 1.71 (s, 1.5H), 1.84 (s, 3H), 3.10-3.18 (m, 2H), 3.80-3.87 (m, 2H), 5.51 (brs, 1H), 6.40 (d, 0.5H, J=7.0Hz), 6.41 (d, 0.5H, J=7.0Hz), 7.31-7.62 (m, 4H), 7.63-7.74 (m, 5H)
【0700】
製造例87:
N−[2−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル]ペンチル]メンタンスルホンアミド
【0701】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0702】
対応する原料化合物を用い、製造例86に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.21-1.29 (m, 2H), 1.50-1.59 (m, 4H), 1.67 (s, 1.5H), 1.72 (s, 1.5H), 2.87 (s, 3H), 3.01-3.07 (m, 2H), 3.82-3.88 (m, 2H), 4.16 (brs, 1H), 6.42 (d, 0.5H, J=8.3Hz), 6.43 (d, 0.5H, J=8.3Hz), 7.36 (d, 0.5H, J=7.2Hz), 7.45-7.54 (m, 3.5H), 7.62-7.75 (m, 5H)
【0703】
製造例88:
4−(5−(2,4−ジオキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0704】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0705】
製造例53で得た4−(5−(2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(30mg)のTHF(2ml)溶液に、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(0.014ml)、トリフェニルホスフィン(37mg)、ジエチル アゾジカルボキシレート(2.2M トルエン溶液、0.065ml)を加え室温で15分撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)および逆相カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はTFA水/アセトニトリル)で精製し、4−(5−(2,4−ジオキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(7mg)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.46 (dd, 2H, J=2.2, 11.8Hz), 2.61 (dd, 1H, J=4.7, 12.4Hz), 2.67 (dd, 1H, J=4.7, 12.4Hz), 3.42 (t, 2H, J=11.7Hz), 4.03 (dd, 2H, J=4.4, 11.4Hz), 4.96 (tt, 1H, J=4.0, 12.2Hz), 6.53 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.51 (s, 1H), 7.57-7.60 (m, 2H), 7.62-7.66 (m, 2H), 7.68 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.74 (d, 1H, J=1.9Hz), 7.76-7.78 (m, 3H)
【0706】
製造例89−92:
対応する原料化合物を用い、製造例88に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例89−92)を得た。
製造例89:4−(5−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例90:(S)−4−(5−2,4−ジオキソ−3−(5−オキソピロリジン−3−イル)1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例91:4−(5−(3−(1−(ジメチルアミノ)プロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例92:4-(5-(3-(オキセタン-3-イル)-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル) ベンゾニトリル
【0707】
【化142】
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【0708】
【表49】
[この文献は図面を表示できません]
【0709】
製造例93:
4−(4−ブロモ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0710】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0711】
製造例1で得られた4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(665mg)の酢酸(15mL)溶液に臭素(0.75mL)を室温にて滴下した後、室温にて15分間攪拌した。10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(30mL)を反応混合物に加えて、生成した固体をろ過した後、ヘキサン(50mL)で洗浄、減圧下で乾燥することで4−(4−ブロモ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(692.8mg)を褐色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.73 (s, 1.5H), 1.78 (s, 1.5H), 3.33 (d, 3H, J=6.0Hz), 7.48 (s, 1H), 7.54-7.58 (m, 3H), 7.71-7.77 (m, 4H), 7.81 (d, 1H, J=1.2Hz)
【0712】
製造例94−100:
対応する原料化合物を用い、製造例93に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例94−100)を得た。
製造例94:4−(4−ブロモ−5−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例95:(R)-2-(5-(4-ブロモ-1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)- イル)プロピル アセテート
製造例96:(R)−4−(4−ブロモ−5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)− 2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例97:4−(4−ブロモ−5−(3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例98:2-(5-(4-ブロモ-1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル) -4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)- イル)エチル アセテート
製造例99:4−(4−ブロモ−5−(6−エチル1−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
製造例100:4−(4−ブロモ−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0713】
【化144】
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【0714】
【表50】
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【0715】
製造例101:
4-(4-ヨード-5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0716】
【化145】
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【0717】
製造例42で得られた4-(5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.82g)のアセトニトリル(15ml)懸濁液にヨウ素(0.26g)と硝酸セリウムアンモニウム(0.56g)を加え、50℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、酢酸エチル(50ml)、5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液(25ml)を加え分液した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)し、4-(4-ヨード-5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(0.95g)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.36-1.38 (m ,6H), 1.61 (s, 1.5H), 1.66 (s, 1.5H), 4.97-5.08 (m, 1H), 7.33 (d, 0.5H, J=7.8Hz), 7.43-7.55 (m, 3.5H), 7.59 -7.73 (m, 4H), 7.78 (d, 1H, J=1.5H)
【0718】
製造例102:
4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]−3−(メチルスルホニル)ベンゾニトリル
【0719】
【化146】
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【0720】
製造例36で得られた4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3−メチルチオベンゾニトリル(6.5mg)のジクロロメタン溶液(1.0ml)に氷冷下、メタクロロベンゾパーオキシド(7.6mg)を加え、室温にて攪拌した。4時間後、氷冷下メタクロロベンゾパーオキシド(1.5mg)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応混合物にクロロホルム(20ml)を加え、飽和重曹水(10ml)にて洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮した。残留物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィーにて精製し、4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾール−1−イル]−3−(メチルスルホニル)ベンゾニトリルを得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.68 (s, 3H), 3.32 (s, 3H), 3.41 (s, 3H), 6.41 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.69 (d, 1H, J=8.1Hz), 7.15-7.45 (m, 2H), 7.57 (t, 1H, J=7.2Hz), 7.77 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.91 (d, 2H, J=1.5Hz), 8.44 (s, 1H)
【0721】
製造例103:
3−[5−[1−(4−シアノフェニル)1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)イル]フェニル酢酸
【0722】
【化147】
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【0723】
製造例32で得られた3−[5−[1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル]フェニル酢酸 メチルエステル(239.6mg)のテトラヒドロフラン(2.0ml)溶液に氷冷下、水酸化ナトリウム(5M水溶液、108μl)を加え、室温にて20時間攪拌した。反応混合物をジエチルエーテル(15ml)で洗浄し、水層を硫酸水素カリウムにて酸性(pH=約3)とした後、水層を酢酸エチル(50ml)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、3−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)安息香酸(67.2mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.52 (s, 1.5H), 1.59 (s, 1.5H), 3.31 (d, 3H, J=2.4Hz), 6.44 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.22-7.26 (m, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.51-7.57 (m, 3H), 7.66-7.76 (m, 3H), 8.13 (s, 1H)
【0724】
製造例104:
3−[5−[1−(4−シアノフェニル)1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)イル]ベンズアミド
【0725】
【化148】
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【0726】
製造例103で得られた3−[5−[1−(4−シアノフェニル)1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)イル]フェニル酢酸、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジンホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(30.8mg)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(8.6mg)およびN,N−ジエチルイソプロピルアミン(76μL)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.7ml)溶液を室温で30分攪拌した。塩化アンモニウム(15.7mg)を加え、室温で22時間攪拌し、反応混合物に酢酸エチル(30ml)を加え、1M塩酸(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、3−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)−イル)ベンズアミド(18.0mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.59 (s, 1.5H), 1.65 (s, 1.5H), 3.28 (s, 1.5H), 3.30 (s, 1.5H), 6.41 (dd, 1H, J=7.5, 1.8Hz), 7.20-7.22 (m, 0.5H), 7.37-7.40 (m, 0.5H), 7.50-7.57 (m, 3H), 7.62-7.71 (m, 3H), 7.73-7.75 (m, 2H)
【0727】
製造例105−106:
対応する原料化合物を用い、製造例104に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例105−106)を得た。
製造例105:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)イル]−N−メチルベンズアミド
製造例106:3−[5−[1−(4−シアノフェニル)1H−ピラゾ−ル−5−イル]−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロピリミジン−1(2H)イル]−N,N−ジメチルベンズアミド
【0728】
【化149】
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【0729】
【表51】
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【0730】
製造例107:
4−(5−(1−(ビフェニル−3−イル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
【0731】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
製造例34で得られた4−[5−[1−(3−ブロモフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(2.2mg)、フェニルボロン酸(2.3mg)、テトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(2.4mg)および炭酸ナトリウム(2.2mg)のN,N−ジメチルホルムアミド/水=1/1(1.0ml)溶液を100℃にて1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(30ml)を加え、水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残留物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィーで精製し、4−(5−(1−(ビフェニル−3−イル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(2.3mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.63 (d, 3H, J=1.8Hz), 3.32 (s, 3H), 6.42 (dd, 1H, J=4.2, 1.8Hz), 6.97-7.00 (m, 0.5H), 7.15-7.18 (m, 0.5H), 7.37-7.55 (m, 9H), 7.63-7.69 (m, 3H), 7.75 (t, 1H, J=1.5Hz)
【0733】
製造例108:
4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
【0734】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
製造例34で得られた4−[5−[1−(3−ブロモフェニル)−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(15.5mg)とビス(トリ−t−ブチルフォスフィン)パラジウム(1.0mg)のテトラヒドロフラン(1.0ml)溶液に、ジエチル亜鉛(1.0M ノルマルヘキサン溶液、0.06ml)を加えて60℃にて30分攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(30ml)を加え、水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィーにて精製することで、4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−エチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(3.6mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.16-1.22 (m, 3H), 1.58 (s, 3H), 2.61-2.68 (m, 2H), 3.30 (s, 3H), 6.41 (d, 1H, J=1.8Hz), 6.81 (d, 1H, J=6.6Hz), 6.99 (d, 1H, J=9.0Hz), 7.25 (d, 1H, J=7.8Hz), 7.23-7.39 (m, 1H), 7.52 (dd, 2H, J=8.4, 3.9Hz), 7.67 (dd, 2H, J=8.4, 3.3Hz), 7. 74 (d, 1H, J=1.8Hz)
【0736】
製造例109:
(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン-2-イル) −6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)- 1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
【0737】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
製造例47で得られた(R)−2−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロピル アセテート(31.9mg)のエタノール(1.0mL)溶液に、氷冷下1M水酸化ナトリウム水溶液(65.2μL)を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(100mL)を加え、1M塩酸(30mL)、飽和食塩水(30mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(24.6mg)を褐色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.25-1.39 (m, 3H), 1.65 (s, 1.5H), 1.70 (s, 1.5H), 2.57 (brs, 1H), 3.64-3.73 (m, 1H), 3.88-4.01 (m, 1H), 5.08 (brs, 1H), 6.46 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.35-7.78 (m, 9H)
【0739】
製造例110:
(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル) −6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル) −4−メチル−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
【0740】
【化153】
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【0741】
対応する原料化合物を用い、製造例109に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.21-1.40 (m, 3H), 1.56 (d, 1.5H, J=1.5Hz), 1.61 (d, 1.5H, J=1.5Hz), 2.02-2.04 (m, 3H), 3.75 (brs, 1H), 3.98 (brs, 1H), 5.13 (brs, 1H), 7.31-7.55 (m, 4H), 7.66-7.78 (m, 5H)
【0742】
製造例111:
(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル) −2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
【0743】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
対応する原料化合物を用い、参考例102に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.33 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 2.30 (brs, 1H), 3.73 (dd, 1H, J = 11.8, 3.8 Hz), 3.98 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 5.07-5.14 (m, 1H), 6.51 (d, 1H, J = 1.7 Hz), 7.50 (s, 1H), 7.55-7.68 (m, 5H), 7.71-7.75 (m, 4H)
【0745】
製造例112−113:
【0746】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
製造例112:4−(5−(3−(アゼチジン−3−イル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
製造例45で得られた原料化合物を用い、製造例72に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.85 (d, 3H, J=5.7Hz), 4.06-4.47 (m, 4H), 5.33-5.53 (m, 1H), 6.58-6.64 (m, 1H), 7.48-7.88 (m, 9H)
【0748】
製造例113:4-(5-(3-(1-アセチルアゼチジン-3-イル)-6-メチル-2,4-ジオキソ)-1H-ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル
製造例112で得られた4-(5-(3-(アゼチジン-3-イル)-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリルを用い、製造例86に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.66-1.70 (m, 3H), 1.80-1.84 (m,3H), 4.17-4.53 (m, 4H), 5.31-5.42 (m, 1H), 6.45 (dd, 1H, J=5.7, 1.5Hz), 7.32 (d, 1H, J=9.3Hz), 7.39 (s, 0.5H), 7.47 (d, 0.5H, J=8.1Hz), 7.56 (dd, 2H, J=9.0, 2.4Hz), 7.65-7.80 (m, 5H)
【0749】
製造例114:
4-(5-(6-メチル-3-(1-メチルアゼチジン-3-イル)-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
【0750】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
製造例112で得られた4-(5-(3-(アゼチジン-3-イル)-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリルとホルムアルデヒドを用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.61 (s, 1.5H), 1.65 (s, 1.5H), 2.25 (d, 3H, J=1.5Hz), 2.66-2.78 (m, 1H), 2.95 (t, 1H, J=6.9Hz), 3.82-3.88 (m, 2H), 4.37-4.49 (m, 1H), 6.40 (dd, 1H, J=6.9, 1.5Hz), 7.27 (d, 1H, J=8.4Hz), 7.35 (s, 0.5H), 7.40 (d, 0.5H, J=8.4Hz), 7.49-7.54 (m, 2H), 7.58-7.61 (m, 1H), 7.68-7.74 (m, 4H)
【0752】
製造例115−117:
【0753】
【化157】
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【0754】
製造例115: 4-(5-(6-(ブロモメチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
製造例116: 4-(5-(6-(ジブロモメチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
製造例1で得られた4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(30.0mg)のテトラヒドロフラン(1.0ml)溶液に、0℃下でリチウムヘキサメチルジシラジド(0.1ml:1Mのテトラヒドロフラン溶液)を加えた後、N−ブロモスクシンイミド(14.4mg)を加えて、0℃にて0.5時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−[5−(6,6−ジブロモメチル)−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(5.4mg)と4−[5−(6−ブロモメチル)−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(6.9mg)を得た。
4-(5-(6-(ブロモメチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル:
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
3.29 (s, 1.5H), 3.30 (s, 1.5H), 3.65 (d, 0.5H, J = 11.0 Hz), 3.68 (d, 0.5H, J = 11.0 Hz), 3.99 (d, 0.5H, J = 11.0 Hz), 4.01 (d, 0.5H, J = 11.0 Hz), 6.60 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz), 6.10 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz), 7.58-7.74 (m, 7H), 7.80-7.84 (m, 2H)
4-(5-(6-(ジブロモメチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル:
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
3.27 (s, 1.5H), 3.28 (s, 1.5H), 3.44 (s, 0.5H), 3.47 (s, 0.5H), 6.68 (d, 1H, J = 1.5 Hz), 7.61 (d, 2H, J = 6.8 Hz), 7.68-7.77 (m, 4H), 7.82 (s, 1H), 7.84-7.87 (m, 2H)
【0755】
製造例117: 4-(5-(6-((ジメチルアミノ)メチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
製造例115で得られた4−[5−(6−ブロモメチル)−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(20.0mg)のアセトニトリル(1.0ml)溶液に、室温下でジメチルアミン(40μl:1Mのテトラヒドロフラン溶液)を加えて、室温下にて1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−[5−(6−(ジメチルアミノ)メチル)−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(5.1mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
11.55 (s, 3H), 1.58 (s, 3H), 2.52-2.61 (m, 2H), 3.34 (s, 1.5H), 3.36 (s, 1.5H), 6.38 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz), 6.42 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz), 7.50-7.58 (m, 4H), 7.60-7.69 (m, 4H), 7.75 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz), 7.76 (d, 0.5H, J = 1.8 Hz)
製造例118:
4-(5-(6-(ヒドロキシメチル)-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
【0756】
【化158】
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【0757】
製造例1で得られた4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(50.0mg)のジオキサン(1.0ml)溶液に、酢酸(0.5ml)と二酸化セレン(74.0mg)を加えて、加熱還流下で6時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−[5−(6−ヒドロキシメチル)−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル(3.7mg)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
3.23 (s, 1.5H), 3.25 (s, 1.5H), 3.93 (dd, 1H, J = 11.8, 5.6Hz), 4.15 (d, 1H, J = 11.8 Hz), 6.46 (t, 1H, J = 2.1 Hz), 7.46-7.74 (m, 9H)
【0758】
製造例119:
(R)-4-(5-(3-(1-メトキシプロパン-2-イル) -2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
【0759】
【化159】
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【0760】
製造例111で得られた(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(95.1mg)のジクロロメタン(1.0mL)溶液に、氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸無水物(50.2μL)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(70.2μL)を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応混合物にメタノール(5mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(R)−4−(5−(3−(1−メトキシプロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(51.0mg)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.31 (d, 3H, J=7.2Hz), 3.25 (s, 3H), 3.33 (dd, 1H, J=7.2, 2.5Hz), 3.99 (t, 1H, J=9.9Hz), 5.14-5.25 (m, 1H), 6.51 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.56-7.66 (m, 5H), 7.70-7.74 (m, 4H)
【0761】
製造例120:
(R)-2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾ−ル-5-イル)-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)プロピル メタンスルホネート
【0762】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
製造例111で得られた(R)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(17.3mg)のジクロロメタン(1.0mL)溶液に氷冷下、メタンスルホニルクロリド(5.6μL)、トリエチルアミン(10.0μL)を加え、氷冷下15分間攪拌した。反応混合物に飽和重曹水(1mL)を加えた後、反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、水(10mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(R)−2−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−2,6−ジオキソ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロピルメタンスルフォネート(2.6mg)を褐色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.39 (d, 3H, J=7.2H), 2.94 (s, 3H), 4.04-4.11 (m, 2H), 5.28-5.32 (m, 1H), 6,51 (d, 1H, J=1.8Hz), 7.33 (s, 1H), 7.51-7.73 (m, 9H)
【0764】
製造例121:
2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-1H-ピラゾ−ル-5-イル)-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)プロピオン酸
【0765】
【化161】
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【0766】
製造例26で得られた化合物を用い、製造例85に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.45 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 5.38 (q, 1H, J = 7.0 Hz), 6.66 (d, 1H, J = 1.8 Hz), 7.73-7.83 (m, 8H), 7.89 (s, 1H), 8.08 (s, 1H)
【0767】
製造例122:
(S)-5-(1-(4-ブロモフェニル)-1H-ピラゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-メチル-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン
【0768】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0769】
製造例46で得た(S)−エチル 2−(5−(1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロパノエート(51.6mg)のジクロロメタン(0.9mL)溶液に水素化ジイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(1.0M、0.21mL)を−78℃にて加えた後、−78℃にて7時間攪拌した。反応混合物に2M酒石酸カリウムナトリウム水溶液(1mL)、ジエチルエーテル(20mL)を加え、室温にて30分攪拌した。その後、反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、水(10mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をメタノール(1.0mL)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム(4.9mg)を0℃にて加えた後、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸を加え、室温にて30分攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、水(10mL)、飽和重曹水(10mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(S)−5−(1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(15.0mg)を無色液体として得た。
1H-NMR(CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.27-1.35 (m, 3H), 1.54(d, 3H, J=5.1Hz), 3.65-3.76 (m, 1H), 3.87-3.97 (m, 1H), 5.08 (brs, 1H), 6.40 (dt, 1H, J=4.5, 1.8Hz), 7.23 (dt, 1.5H, J=8.7, 1.5Hz), 7.30 (d, 0.5H, J=5.4Hz), 7.37-7.42 (m, 1H), 7.47-7.63 (m, 5H), 7.68-7.71 (m, 1H)
【0770】
製造例123:
(S)-4-(5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
【0771】
【化163】
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製造例122で得られた(S)−5−(1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(5.0mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液にシアン化亜鉛(10.3mg)、亜鉛粉末(1.2mg)、テトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(5.3mg)を加え、120℃にて4時間攪拌した。反応混合物をろ過した後、酢酸エチル(50mL)を加え、水(10mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、(S)−4−(5−(3−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.9mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.30-1.37 (m, 3H), 1.66 (d, 1.5H, J=1.8Hz), 1.70 (d, 1.5H, J=1.8Hz), 3.71-3.81 (m, 1H), 3.92-4.00 (m, 1H), 5.10 (brs, 1H), 6.43-6.45 (m, 1H), 7.26-7.30(m, 1H), 7.49-7.59 (m, 3H), 7.64-7.80 (m, 5H)
【0772】
製造例124
6-(5-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ニコチノニトリル
【0773】
【化164】
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【0774】
製造例24で得られた化合物を用い、製造例123に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.38 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.45 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.79 (s, 1.5H), 1.80 (s, 1.5H), 5.04-5.13 (m, 1H), 6.42 (d, 0.5H, J = 1.7 Hz), 6.45 (d, 0.5H, J = 1.7 Hz), 7.50 (t, 1H, J = 7.7 Hz), 7.55-7.58 (m, 2H), 7.68 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.75 (t, 1H, J = 8.1 Hz), 7.80 (t, 1H, J = 1.5 Hz), 8.02 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz), 8.04 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz), 8.01 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz), 8.03 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz), 8.14 (d, 0.5H, J = 0.8 Hz), 8.17 (d, 0.5H, J = 0.8 Hz), 8.51 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz), 8.8.55 (d, 0.5H, J = 2.2 Hz)
【0775】
製造例125
4-(4-(3-イソプロピル-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-4H-1,2,4-トリアゾール−3−イル) ニコチノニトリル
【0776】
【化165】
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【0777】
製造例67で得られた化合物を用い、製造例123に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (CDCl
3:300 MHz)(δ PPM):
1.45 (t, 6H, J = 6.7 Hz), 1.71 (s, 3H), 5.08-5.17 (m, 1H), 7.49-7.61 (m, 2H), 7.72 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 7.80 (d, 1H, J = 7.7 Hz), 8.10 (dd, 1H, J = 8.2, 1.9 Hz), 8.24 (d, 1H, J = 5.0 Hz), 8.57 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 8.74-8.78 (m, 1H)
【0778】
製造例126:
4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
【0779】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
製造例93で得られた化合物を用い、製造例108に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.49 (s, 1.5H), 1.55 (s, 1.5H), 1.98 (s, 3H), 3.31 (d, 3H, J=7.2Hz), 7.22-7.42 (m, 1.5H), 7.46-7.50 (m, 2.5H), 7.58-7.73 (m, 5H)
【0781】
製造例127−131:
対応する原料化合物を用い、製造例108に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例127−131)を得た。
製造例127:酢酸 (R)-2-(5-(1-(4-シアノフェニル)-4-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-4-メチル-2,6-ジオキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,3-ジヒドロピリミジン-1(6H)-イル)プロピルエステル
製造例128:4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-4-プロピル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例129:(R)-4-(5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-4-(プロパ-1-エン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例130:4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-(プロパ-1-エン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
製造例131:4-(5-(6-エチル-3-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(tトリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
【0782】
【化167】
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【0783】
【表52】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
製造例132:
1-(4-シアノフェニル)-5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-1H-ピラゾール-4-カルボン酸
【0785】
【化168】
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【0786】
製造例93で得られた4−(4−ブロモ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(139.8mg)の1,4−ジオキサン(2.0mL)溶液にテトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(30.7mg)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(46.8μL)、水(0.5mL)を加え、一酸化炭素気流下100℃にて4時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(100mL)を加え、1M塩酸(30mL)、飽和食塩水(30mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)にて精製することで、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(24.5mg)を褐色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.66 (s, 1.5H), 1.69 (s, 1.5H), 3.33 (d, 3H, J=7.5Hz), 7.30 (d. 0.5H, J=8.1Hz), 7.42-7.49 (m, 1.5H), 7.56-7,71 (m, 3H), 7.75-7.79 (m, 2H), 8.08 (dd, 1H, J=8.4, 1.2Hz), 8.27 (d, 1H, J=1.2Hz)
【0787】
製造例133:
1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
【0788】
【化169】
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【0789】
対応する原料化合物を用い、製造例132に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.33-1.41 (m, 6H), 1.63 (s, 1.5H), 1.66 (s, 1.5H), 5.00-5.09 (m, 1H), 7.37 (d, 0.5H, J=9.1Hz), 7.46 (d, 1H, J=6.6Hz), 7.55 (s, 0.5H), 7.60-7.68 (m, 3H), 7.73-7.79 (m, 3H), 8.25 (d, 1H, J=2.1Hz)
【0790】
製造例134:
1-(4-シアノフェニル)-5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-1H-ピラゾール-4-カルボン酸 メチルエステル
【0791】
【化170】
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【0792】
製造例93で得られた4−(4−ブロモ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(50.4mg)の1,4−ジオキサン(1.0mL)溶液にビス(トリ−tert−ブチルフォスフィン)パラジウム(4.9mg)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(32.0μL)、メタノール(1.0mL)を加え、一酸化炭素気流下100℃にて4時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(100mL)を加え、水(30mL)、飽和食塩水(30mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、メチル 1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(9.4mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.63 (s, 1.5H), 1.70 (s, 1.5H), 3.31 (d, 3H, J=9.0Hz), 3.83 (d, 3H, J=3.0Hz), 7.30 (d, 0.5H, J=8.1Hz), 7.43 (s, 0.5H), 7.52-7.78 (m, 7H), 8.18 (d, 1H, J=1.2Hz)
【0793】
製造例135:
4-(4-アセチル-5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-トリフルオロメチルフェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
【0794】
【化171】
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【0795】
製造例93で得られた4−(4−ブロモ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(54.6mg)の1,4−ジオキサン(1.0mL)溶液にテトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(23.8mg)、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(103.4μL)を加え、マイロクウエーブ装置(120℃)にて1時間加熱攪拌した。その後、反応混合物に1M塩酸(1mL)、酢酸エチル(2mL)を加えて、室温にて1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え、10%炭酸カリウム水溶液(30mL)、飽和食塩水(30mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、4−(4−アセチル−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(19.0mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.61 (s, 1.5H), 1.68 (s, 1.5H), 2.50 (s, 3H), 3.26 (s, 1.5H), 3.30 (s, 1.5H), 7.30 (d, 0.5H, J=8.4Hz), 7.44 (s, 0.5H), 7.60-7.63 (m, 4H), 7.73-7.77 (m, 3H), 8.19 (d, 1H, J=0.9Hz)
【0796】
製造例136:
4−(4−アセチル−5−(2,4−ジオキソ−3−イソプロピル−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
【0797】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
対応する原料化合物を用い、製造例135に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.24 (d, 6H, J=3.3Hz), 2.48 (s, 3H), 4.93 (quin, 1H, J=6.9Hz), 7.57-7.77 (m, 8H), 7.94 (s, 1H), 8.11 (s, 1H)
【0799】
製造例137:
4-(4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-5-(3-イソプロピル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾ−ル-1-イル) ベンゾニトリル
【0800】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
製造例136で得られた4−(4−アセチル−5−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(28.2mg)のテトラヒドロフラン(1.0mL)溶液に氷冷下、メチルマグネシウムクロライド(3.0Mテトラヒドロフラン溶液、27.8μL)を加えた後、氷冷下1時間攪拌した。反応混合物に水(1mL)を加えた後、酢酸エチル(50mL)を加え、水(10mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)にて精製することで、4−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−5−(3−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(4.3mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.29 (s, 3H), 1.39 (dd, 3H, J=12.0, 6.0Hz), 1.55 (s, 6H), 2.98 (s, 1H), 4.93 (quin, 0.33H, J=6.9Hz), 5.11 (quin, 0.67H, J=6.6Hz), 7.38-7.72 (m, 8H), 7.79 (s, 0.33H), 7.92 (s, 0.33H), 8.11 (s, 0.33H)
【0802】
製造例138:
4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
【0803】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
製造例132で得られた1-(4-シアノフェニル)-5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(100mg)とN-メチルモルフォリン(66μL)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に0℃でクロロギ酸イソブチル(79μL)を加えた。30分後、水素化ホウ素ナトリウム(26.4mg)を加え、3時間半攪拌した。水素化ホウ素ナトリウム(55.6mg)を加え、さらに30分攪拌した後に、水、飽和塩化アンモニア水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後に、硫酸ナトリウムで乾燥、エバポレータで濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的とする4-(5-(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン−5−イル)-4-(ヒドロキシメチル)-1H-ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリルを得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.36 (s, 1.5H), 1.39 (s, 1.5H), 3.43 (s, 1.5H), 3.44 (s, 1.5H), 4.46 (s, 2H), 7.07 (d, 0.5H, J=8.1H), 7.13 (s, 0.5H), 7.45 (d, 0.5H, J=8.4Hz), 7.52 (dd, 2H, J=8.7, 1.5Hz), 7.57-7.68 (m, 1H), 7.72-7.77 (m, 3.5H), 7.86 (d, 1H, J=2.7Hz)
【0805】
製造例139−141:
【0806】
【化175】
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【0807】
製造例139:4−[5−[3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル]−4−ニトロ−1H−ピラゾ−ル−1−イル]ベンゾニトリル
対応する原料化合物を用い、参考例192に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl
3)(δ PPM):
1.62 (s, 1.5H), 1.68 (s, 1.5H), 3.27 (s, 1.5H), 3.29 (s, 1.5H), 7.25 (d, 0.5H, J=6.6Hz), 7.37 (s, 0.5H), 7.47 (d, 0.5H, J=7.8Hz), 7.53-7.69 (m, 3.5H), 7.73-7.78 (m, 3H), 8.39 (s, 1H)
【0808】
製造例140:4−(4−アミノ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
対応する原料化合物を用い、参考例193に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.49 (s, 1.5H), 1.51 (s, 1.5H), 3.40 (s, 1.5H), 3.41 (s, 1.5H), 7.17 (d, 0.5H, J=8.1Hz), 7.23 (d, 0.5H, J=8.7Hz), 7.43-7.52 (m, 4H), 7.61-7.91 (m, 4H)
【0809】
製造例141:4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−(ジメチルアミノ)−1H−ピラゾ−ル−1−イル) ベンゾニトリル
対応する原料化合物を用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)(δ PPM):
1.56 (s, 1.5H), 1.62 (s, 1.5H), 2.63 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 3.30 (s, 1.5H), 3.32 (s, 1.5H), 7.23 (s, 0.5H), 7.33 (s, 0.5H), 7.39 (d, 1H, J=7.5Hz), 7.45-7.49 (m, 2.5H), 7.53 (d, 1H, J=1.2Hz), 7.60-7.66 (m, 2.5H), 7.71 (d, 1H, J=7.5Hz)
【0810】
製造例142:
1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4-ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
【0811】
【化176】
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【0812】
対応する原料化合物を用い、製造例75に記載の方法と同様に反応・処理して目的とする化合物を得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.55 (s, 1.5H), 1.64 (s, 1.5H), 2.86 (s, 0.75H), 2.88 (s, 0.75H), 2.90 (s, 0.75H), 2.93 (s, 0.75H), 3.32 (s, 1.5H), 3.36 (s, 1.5H), 6.24-6.30 (m, 1H), 7.18 (d, 0.5H, J=8.4Hz), 7.32 (s, 0.5H), 7.53-7.69 (m, 4H), 7.72-7.77 (m, 3H), 7.98 (d, 1H, J=6.9Hz)
【0813】
製造例143−145:
対応する原料化合物を用い、製造例75に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例143−145)を得た。
製造例143:1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3− (トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
製造例144:1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3− (トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N-メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
製造例145:1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3− (トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチル-1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
【0814】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
【表53】
[この文献は図面を表示できません]
【0816】
製造例146:
4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-イソプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
【0817】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
製造例130で得られた4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-(プロパ-1-エン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリルを用い、製造例72と同様に反応・処理して目的とする4-(5-(3,6-ジメチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-イソプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリルを得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.15-1.21 (m, 6H), 1.41 (s, 1.5H), 1.46 (s, 1.5H), 1.71 (s, 0.5H), 1.76 (s, 0.5H), 2.61 (q, 1H, J=7.8Hz), 3.81-3.85 (m, 2H), 4.19-4.23 (m, 2H), 7.13-7.17 (m, 1H), 7.45-7.55 (m, 3H), 7.59-7.72 (m, 5H)
【0819】
製造例147:
4-(5-(3-(2-ヒドロキシエチル)-6-メチル-2,4-ジオキソ-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-イル)-4-イソプロピル-1H-ピラゾール-1-イル)ベンゾニトリル
【0820】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
製造例98で得られた2−(5−(4−ブロモ−1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)エチル アセテート(220.3mg)のジメトキシエタン(4.0mL)溶液にイソプロペニルボロン酸ピナコールエステル(69.0μL)、テトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム(85.2mg)、炭酸ナトリウム(194.3mg)、水(0.4mL)を加え、100℃にて7時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(100mL)を加え、水(30mL)、飽和食塩水(30mL)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物のメタノール(4mL)溶液にパラジウムカーボン(28.7mg)を加え、水素気流下室温にて6時間攪拌する。反応混合物をセライトろ過した後、減圧濃縮した。残留物のメタノール(5mL)溶液に1M炭酸カリウム水溶液(329μL)を氷冷下加え、氷冷下1時間攪拌した。反応混合物に1M塩酸(329μL)を加えた後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はトルエン/酢酸エチル)にて精製することで、4−(5−(3−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(62.6mg)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz, CDCl
3)(δ PPM):
1.15-1.21 (m, 6H), 1.41 (s, 1.5H), 1.46 (s, 1.5H), 1.71 (s, 0.5H), 1.76 (s, 0.5H), 2.61 (q, 1H, J=7.8Hz), 3.81-3.85 (m, 2H), 4.19-4.23 (m, 2H), 7.13-7.17 (m, 1H), 7.45-7.55 (m, 3H), 7.59-7.72 (m, 5H)
【0822】
製造例148−179:
対応する原料化合物を用い、製造例142に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例148−179)を得た。
【0823】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
【表54】
[この文献は図面を表示できません]
(表の続き)
【0825】
【表55】
[この文献は図面を表示できません]
【0826】
製造例180:
【0827】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0828】
製造例143で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3− (トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(500mg)に、DMSO(1.2ml)を加えて、90℃で1時間撹拌した後、室温で6時間撹拌した。得られた結晶をDMSOでろ取することで、1−(4−シアノフェニル)−5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3− (トリフルオロメチル)フェニル) −1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドのDMSO溶媒和物(240mg)を得た。
1H-NMR(CD
3OD:300MHz)δ:1.27-1.37 (m, 6H), 1.68 (s, 1.5H), 1.73 (s, 1.5H), 2.65 (s, 6H), 4.90-5.03 (m, 1H), 7.61-7.91 (m, 8H), 8.28 (d, 1H, J = 0.6 Hz).
【0829】
製造例181−186:
製造例143、148、360で得られた化合物(20mg)のアトロプ異性体を、キラルカラムにより分割し下記表の化合物(製造例181−186)を得た。
【0830】
【化182】
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【0831】
〔分割条件〕
検出機器:SPD-6A(SHIMAZU社製)
HPLC:LC-6A(SHIMAZU社製)
カラム:CHIRALCEL OD-H(DAICEL社製)(S−5μm、 20×250mm)
溶出条件:
0.0−60.0(分);A/B = 1:1
流速:5.0ml/分
UV:254nm
カラム温度:25℃
(ただし、製造例185-186はCHIRAL FLASH ICを用いて分離を行った。)
【0832】
【表56】
[この文献は図面を表示できません]
【0833】
製造例187:
【0834】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
製造例132で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(153mg)のアセトニトリル(5ml)溶液に、4−ジメチルアミノブタノール(0.21ml)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(126mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(177mg)を加え室温で16時間撹拌した。反応液に飽和重曹水(10ml)、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、4−(ジメチルアミノ)ブチル 1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(137mg)を得た。UPLC/MS 595 (M+H)/ 0.73 min.(測定条件9)
【0836】
製造例188−190:
対応する原料化合物を用い、製造例187に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例188−190)を得た。
【0837】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0838】
【表57】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
製造例191:
【0840】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0841】
製造例1で得られた化合物(2.0g)のアセトニトリル(20ml)懸濁液に、濃硫酸(1.08ml)を加えた後、加熱還流下3時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物に水(40ml)、酢酸エチル(40ml×1回、20ml×1回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣にクロロホルム(10ml)を加え、60℃で30分撹拌した。室温で一晩撹拌後、析出した固体を濾取、クロロホルムで洗浄し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(2.06g)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ:1.78 (s, 1.5H), 1.79 (s, 1.5H), 3.10 (s, 1.5H), 3.10 (s, 1.5H), 7.52-7.60 (m, 1H), 7.69-7.74 (m, 2H), 7.81-7.86 (m, 2.5H), 7.89-7.92 (m, 3H), 8.02 (s, 0.5H).
UPLC/MS 532 (M+H)/ 0.73 min. (測定条件9)
【0842】
製造例192−194:
対応する原料化合物を用い、製造例191に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例192−194)を得た。
【0843】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
【表58】
[この文献は図面を表示できません]
【0845】
製造例195−196:
【0846】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0847】
[工程1]:製造例195
製造例191で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(20.0g)をメタノール(300ml)に溶解させ、減圧濃縮した。ここに、(-)-cis-2-ベンジルアミノシクロヘキサンメタノール(8.3g)と酢酸エチル(200ml)を加えて、加熱還流下で2時間撹拌した後、室温で15時間撹拌した。析出した固体をろ取、酢酸エチルで洗浄し、粗結晶(11.5g、光学純度35.3%de)を得た。得られた粗結晶をメタノール(100ml)に溶解させ、減圧濃縮し、酢酸エチル(100ml)を加えて、加熱還流下で1時間撹拌した後、室温で15時間撹拌した。析出した固体をろ取、酢酸エチルで洗浄し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸の(-)-cis-2-ベンジルアミノシクロヘキサンメタノール塩(4.2g、光学純度99.4%de、後ピーク)を得た。
1H-NMR(CD
3OD:300MHz)δ:1.40-1.60 (m, 4H), 1.78-1.87 (m, 7H), 2.38-2.44 (m, 1H), 3.24 (s, 1.5H), 3.25 (s, 1.5H), 3.32-3.39 (m, 1H), 3.74 (dd, 1H, J = 10.8, 4.4 Hz), 4.05 (dd, 1H, J = 10.8, 9.2 Hz), 4.15 (d, 1H, J = 13.0 Hz), 4.38 (d, 1H, J = 13.0 Hz), 7.40-7.47 (m, 5H), 7.49-7.96 (m, 6H), 8.02 (s, 1H).
【0848】
[工程2]:製造例196
製造例195で得られた結晶に、酢酸エチル(50ml)と5規定塩酸(10ml)を加えた後、酢酸エチル(50ml×3回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することで、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(2.7g、光学純度99.3%ee、後ピーク、
【0849】
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
)を得た。UPLC/MS 532 (M+H)/ 0.73 min. (測定条件9)
【0850】
〔製造例195,196等の分析条件〕
UPLC : ACQUITY UPLC(登録商標、waters社製)
検出器:PDA detector(waters社製)
カラム : CHIRALPAK IC(DAICEL社製)(S−5μm,4.6×250mm)
流速 : 1.0 ml/min
測定波長 : 254 nm
移動層 : 0.1%TFA/MeOH
溶出条件 :15 分
前ピーク:7.198(分)
後ピーク:8.299(分)
【0851】
製造例197:製造例195の化合物は以下の方法でも合成することができる。
【0852】
【化188】
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【0853】
製造例191で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(36.0g)と(-)-cis-2-ベンジルアミノシクロヘキサンメタノール(14.9g)のメタノール(360ml)溶液を、加熱還流下で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、メタノール(15.0ml)を加えて80℃で撹拌後、酢酸エチル(360ml)を加えて1.5時間撹拌し、室温で15時間撹拌した。析出した固体をろ取、酢酸エチルで洗浄し、製造例197と同じ、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸の(-)-cis-2-ベンジルアミノシクロヘキサンメタノール塩(16.6g、光学純度99.4%de、後ピーク)を得た。
【0854】
製造例198−199:
【0855】
【化189】
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【0856】
[工程1]:製造例198
製造例191で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(7.2g)とキニーネ(4.4g)をメタノール(12ml)に溶解させ、加熱還流下で15分、室温で1時間、0℃で4時間撹拌した。析出した固体をろ取、イソプロパノールで洗浄し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸のキニーネ塩(3.6g、光学純度>99.8%de、前ピーク)を得た。
1H-NMR(CD
3OD:300MHz)δ:1.57-1.65 (m, 1H), 1.77 (s, 1.5H), 1.81 (s, 1.5H), 1.90-1.95 (m, 1H), 2.09-2.26 (m, 3H), 2.77 (brs, 1H), 3.22-3.32 (m, 6H), 3.54-3.62 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 4.17 (brs, 1H), 5.02-5.15 (m, 2H), 5.74-5.87 (m, 2H), 7.38 (d, 1H, J = 2.6 Hz), 7.49 (dd, 1H, J = 9.3, 2.7 Hz),7.57-7.88 (m, 9H), 7.94-8.03 (m, 2H), 8.72 (d, 1H, J = 4.6 Hz).
【0857】
[工程2]:製造例199
製造例200で得られた結晶(2.0g)に、酢酸エチル(30ml)と5規定塩酸(5ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml×3回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することで、(-)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(1.2g、光学純度>99.8%ee、前ピーク)を得た。UPLC/MS 532 (M+H)/ 0.73 min. (測定条件9)
【0858】
製造例198の光学分割法は、キニーネ以外の下記表に示すキラルアミンでも行うことができる(製造例200−203)。
【0859】
【表59】
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【0860】
製造例204−205:
【0861】
【化190】
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【0862】
[工程1]:製造例204
製造例191で得られた化合物(10.0g)のアセトニトリル(70ml)懸濁液に、オキシ塩化リン(7.04ml)を加え90℃で2時間撹拌した。エバポレーターで減圧濃縮後、残渣に酢酸エチル(50ml)、ヘキサン(50ml)を加え30分撹拌した。析出した固体を濾取、酢酸エチル/ヘキサン=1/1で洗浄し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリド(10.3g)を得た。UPLC/MS 550 (M+H)/ 1.08 min. (測定条件9)
【0863】
[工程2]:製造例205
製造例204で得られた化合物(50.0mg)のアセトニトリル(2.0ml)懸濁液を0℃に冷却し、アンモニア水(28%、5.0ml)を滴下し、さらに10分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(42.0mg)を得た。
UPLC/MS 531 (M+H)/ 0.87 min. (測定条件9)
【0864】
製造例206−208:
対応する原料化合物を用い、製造例204、205に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例206−208)を得た。
【0865】
【化191】
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【0866】
【表60】
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【0867】
製造例209:
【0868】
【化192】
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【0869】
製造例196で得られた(+)-1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(2.67g)のアセトニトリル(20ml)懸濁液に、ピリジン(0.81ml)、オキシ塩化リン(1.87ml)を加え、室温で45分間撹拌した。生成した1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを単離せず、反応液を0℃に冷却したアンモニア水(28%、20ml)に滴下し、さらに10分間撹拌した。反応液に水(40ml)、酢酸エチル(40ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を4%アンモニア水(20ml)、飽和食塩水(8ml)、1規定塩酸(20ml×2回)、飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、(+)-1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(2.33g)を得た。
UPLC/MS 531 (M+H)/ 0.87 min. (測定条件9)
【0870】
製造例210−211:
【0871】
【化193】
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【0872】
[工程1]製造例210
製造例195で得られた、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸の(-)-cis-2-ベンジルアミノシクロヘキサンメタノール塩(6.83g)のアセトニトリル(48ml)懸濁液に、ピリジン(1.47ml)、オキシ塩化リン(3.39ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を0℃に冷却したアンモニア水(28%、48ml)に滴下し、さらに10分間撹拌した。反応液に水(50ml)、酢酸エチル(100ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を4%アンモニア水(50ml)、飽和食塩水(20ml)、1規定塩酸(50ml×2回)、飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、製造例209と同じ、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(4.84g)を得た。UPLC/MS 531 (M+H)/ 0.87 min. (測定条件9)
【0873】
[工程2]製造例211
製造例210で得られた(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(331m
g)をイソプロパノール(IPA)中で再結晶を行うことで、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドの0.5IPA和物(299mg、
【0874】
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:300MHz)δ: 1.02 (d, 3H, J = 6.0 Hz), 1.64 (s, 1.5H), 1.68 (s, 1.5H), 3.12 (s, 1.5H), 3.14 (s, 1.5H), 3.73-3.79 (0.5H, m), 4.43 (d, 0.5H, J = 4.2 Hz), 7.49 (brs, 2H), 7.66-7.72 (m, 3H), 7.78-7.84 (m, 2H), 7.91-8.00 (m, 4H), 8.14 (s, 1H).
【0875】
製造例212:
【0876】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
製造例204で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸クロリド(2.05g)のクロロホルム(60ml)懸濁液に(S)−2−フェニルグリシノール(767mg)とジイソプロピルエチルアミン(0.99ml)を加え室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、1規定塩酸(30ml)、酢酸エチル(60ml)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を1規定塩酸(30ml)、飽和食塩水(30ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製し、(S)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(813mg)を得た。
UPLC/MS 651 (M+H)/ 0.98 min. (測定条件9)
【0878】
製造例213:
【0879】
【化195】
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【0880】
製造例209で得られた(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(49mg)をアセトニトリル(1ml)に溶解し、トリメチル酢酸無水物(0.086ml)と濃硫酸(0.01 ml)を加え60℃で10分間撹拌した。室温に冷却し、水(30ml)、酢酸エチル(30ml)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製した。濃縮後、クロロホルム(0.5ml)、ヘキサン(2ml)を加え1時間撹拌した。析出した固体を濾取、クロロホルム/ヘキサン=1/4で洗浄し、N−(1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−イルスルホニル)ピバルアミン(48mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 1.04 (s, 9H), 1.51 (s, 1.5H), 1.64 (s, 1.5H), 3.13 (s, 1.5H), 3.18 (s, 1.5H), 7.64-7.66 (m, 0.5H), 7.70-7.74 (m, 2H), 7.78-7.86 (m, 2H), 7.91-8.00 (m, 4H), 8.28-8.30 (m, 0.5H), 11.54 (s, 1H).
UPLC/MS 615 (M+H)/ 1.16 min. (測定条件9)
【0881】
製造例214:
【0882】
【化196】
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【0883】
製造例205で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(99mg)をアセトン(8ml)に懸濁させ、塩化ギ酸ブチル(0.036ml)、炭酸カリウム(52mg)を加え60℃で15時間撹拌した。室温に冷却後、反応液に1規定塩酸(20ml)、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、ブチル 1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−イルスルホニル)カルバメート(100mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 0.80 (t, 1.5H, J=7.4Hz), 0.82 (t, 1.5H, J=7.3Hz), 1.17-1.27 (m, 2H), 1.41-1.49 (m, 2H), 1.60 (s, 1.5H), 1.66 (s, 1.5H), 3.14 (s, 1.5H), 3.16 (s, 1.5H), 3.90-3.98 (m, 2H), 7.70-7.74 (m, 2.5H), 7.81-7.95 (m, 3H), 7.99-8.01 (m, 2.5H), 8.29-8.31 (m, 1H), 11.88 (s, 0.5H), 11.92 (s, 0.5H). UPLC/MS 631 (M+H)/ 1.07 min. (測定条件9)
【0884】
製造例215:
【0885】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0886】
製造例209で得られた(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(46mg)をアセトニトリル(1ml)に溶解し、安息香酸(13mg)、4−ジメチルアミノピリジン(21mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(25mg)を加え室温で3時間撹拌した。反応液に1規定塩酸(20ml)、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を1規定塩酸(20ml)、飽和食塩水(30ml)で順次洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、N-(1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−イルスルホニル)ベンズアミド(51mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 1.55 (s, 3H), 3.02 (s, 1.5H), 3.04 (s, 1.5H), 7.25-7.50 (m, 4H), 7.68-7.78 (m, 4H), 7.82-7.95 (m, 6H), 8.15-8.17 (m, 1H), 12.46 (s, 1H).
UPLC/MS 635 (M+H)/ 1.02 min. (測定条件9)
【0887】
製造例216:
【0888】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0889】
製造例205で得られた1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(97mg)をアセトニトリル(2ml)に溶解し、エチルイソシアナート(0.043ml)、ジイソプロピルエチルアミン(0.065ml)を加え50℃で4時間撹拌した。室温に冷却後、1規定塩酸(20ml)、酢酸エチル(30ml)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を1規定塩酸(20ml)、飽和食塩水(30ml)で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N−(エチルカルボニル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(88mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 0.86 (t, 1.5H, J=7.1Hz), 0.91 (t, 1.5H, J=7.2Hz), 1.49 (s, 1.5H), 1.58 (s, 1.5H), 2.87-3.00 (m, 2H), 3.16 (s, 1.5H), 3.19 (s, 1.5H), 6.30-6.33 (m, 1H), 7.68-7.83 (m, 4H), 7.89-7.92 (m, 2H), 7.98-8.02 (m, 2H), 8.25-8.27 (m, 2H), 10.79 (s, 1H).
UPLC/MS 602 (M+H)/ 0.93 min. (測定条件9)
【0890】
製造例217−259:
対応する原料化合物(ラセミ体、光学活性体)を用い、製造例204−205、212−216に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例217−259)を得た。
【0891】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0892】
【表61】
[この文献は図面を表示できません]
(表の続き)
【0893】
【表62】
[この文献は図面を表示できません]
(表の続き)
【0894】
【表63】
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【0895】
以下に、製造例243と製造例248のNMRデータを示す。
【0896】
製造例243:
【0897】
【化200】
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【0898】
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 0.79 (t, 1.5H, J=7.4Hz), 0.82 (t, 1.5H, J=7.3Hz), 1.16-1.24 (m, 2H), 1.35-1.42 (m, 2H), 1.54 (s, 1.5H), 1.63 (s, 1.5H), 2.08-2.17 (m, 2H), 3.16 (s, 1.5H), 3.18 (s, 1.5H), 7.60-7.66 (m, 0.5H), 7.70-7.75 (m, 2H), 7.78-7.86 (m, 2H), 7.92-7.95 (m, 1.5H), 7.98-8.02 (m, 2H), 8.29-8.31 (m, 1H), 11.87 (s, 1H).
【0899】
製造例248:
【0900】
【化201】
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【0901】
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 1.07-1.24 (m, 5H), 1.51 (s, 1.5H), 1.55-1.74 (m,5H), 1.63 (s, 1.5H), 1.98-2.06 (m, 1H), 3.15 (s, 1.5H), 3.19 (s, 1.5H), 7.62-7.66 (m, 0.5H), 7.70-7.73 (m, 2H), 7.74-7.86 (m, 2H), 7.95-7.98 (m, 1.5H), 7.98-8.02 (m, 2H), 8.29-8.31 (m, 1H), 11.76 (s, 0.5H), 11.82 (s, 0.5H).
【0902】
製造例260:
【0903】
【化202】
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【0904】
製造例243で得られた化合物(131mg)をTHF(2.6ml)に溶かし、5規定水酸化ナトリウム水溶液(0.045ml)を加え、室温で15分間撹拌した。溶媒をエバポレーターで減圧留去し、ナトリウム塩化合物(135mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 0.77 (t, 1.5H, J=7.2Hz), 0.79 (t, 1.5H, J=7.2Hz)
, 1.14-1.19 (m, 2H), 1.30-1.35 (m, 2H), 1.66 (s, 1.5H), 1.73 (s, 1.5H), 1.85-1.92 (m, 2H), 3.11 (s, 1.5H), 3.13 (s, 1.5H), 7.58-7.61 (m, 0.5H), 7.68-7.73 (m, 2.5H), 7.81-7.87 (m, 1.5H), 7.91-7.98 (m, 4.5H).
UPLC/MS 615 (M+H)/ 1.04 min. (測定条件9)
【0905】
製造例261:
製造例260と同様にして、下記化合物を得た。
【0906】
【化203】
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【0907】
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 1.05-1.21 (m, 5H), 1.23 (s, 1.5H), 1.50-1.85 (m,6H), 1.73 (s, 1.5H), 3.11 (s, 1.5H), 3.13 (s, 1.5H), 7.57-7.61 (m, 0.5H), 7.67-7.74 (m, 2.5H), 7.80-7.87 (m, 1.5H), 7.92-8.02 (m, 4.5H).
UPLC/MS 641 (M+H)/ 1.08 min.(測定条件9)
【0908】
製造例262:
【0909】
【化204】
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【0910】
製造例212で得られた(S)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(813mg)に水浴(20℃)下、濃硫酸(30ml)を加え15分間撹拌した。0℃に冷却後、反応液に水(60ml)を滴下し、クロロホルム(50ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製し、製造例209と同じ、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(406mg)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6:400MHz)δ: 1.65 (s, 1.5H), 1.69 (s, 1.5H), 3.12 (s, 1.5H), 3.14 (s, 1.5H), 7.51 (brs, 2H), 7.66-7.72 (m, 2.5H), 7.78-7.84 (m, 2H), 7.91-8.00 (m, 3.5H), 8.15 (s, 1H).
UPLC/MS 531 (M+H)/ 0.87 min. (測定条件9)
【0911】
製造例263:
【0912】
【化205】
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【0913】
製造例233で得られた化合物(1.10g)に、室温下でトリフルオロ酢酸(5mL)を加えて、室温下にて15分間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮後、酢酸エチル(200mL)を加え希釈し、飽和重曹水(50mL)、飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、製造例209と同じ、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(896.1mg)を得た。
【0914】
製造例264:
製造例235を用い、製造例263に記載の方法と同様に反応・処理して下記化合物を得た。
【0915】
【化206】
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【0916】
(+)-1−(4−シアノフェニル)−5−(3-エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド.
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)δ:1.23-1.28 (m, 3H), 1.34 (d, 3H, J = 6,6 Hz), 4.04 (d, 3H, J = 7.2 Hz), 7.02 (d, 0.5H, J = 8.1 Hz), 7.09 (s, 0.5H), 7.48-7.66 (m, 4H), 7.71 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.78-7.82 (m, 2H), 8.14 (s, 1H).
UPLC/MS 545 (M+H)/ 0.93 min.(測定条件9),
【0917】
【数3】
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【0918】
製造例265:
【0919】
【化207】
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【0920】
製造例204で得られた化合物(55mg)のテトラヒドロフラン(2.0ml)溶液を、0℃で亜硫酸ナトリウム(25mg)、炭酸水素ナトリウム(25mg)の水(1.0ml)溶液に加えた後、同温にて1時間撹拌した。続いて反応溶液にヨウ化メチル(142mg)を加えた後、25℃にて50時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、水(10ml)、酢酸エチル(10ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(58mg)を得た。
UPLC/MS 530 (M+H)/ 0.97 min. (測定条件9)
【0921】
製造例266−267:
【0922】
【化208】
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【0923】
〔工程1〕製造例266
製造例196で得られた(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(315mg)のアセトニトリル(2.2ml)懸濁液に、ピリジン(94mg)、オキシ塩化リン(365mg)を加え室温で30分間撹拌した。反応混合物に水(5ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸クロリド(330mg)を得た。
UPLC/MS 550 (M+H)/ 1.08 min.(測定条件9)
【0924】
〔工程2〕製造例267
製造例266で得られた化合物(1.78g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を、0℃で亜硫酸ナトリウム(774mg)、炭酸水素ナトリウム(774mg)の水(15ml)溶液に加えた後、同温にて1時間撹拌した。続いて反応溶液にヨウ化メチル(4.4g)を加えた後、25℃にて20時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、水(10ml)、酢酸エチル(50ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(+)−4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.25g,
【0925】
【数4】
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)を得た。
UPLC/MS 530 (M+H)/ 0.97 min. (測定条件9)
【0926】
製造例268−269:
【0927】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0928】
〔工程1〕製造例268
製造例1で得られた化合物を用い、製造例101に記載の方法と同様に反応・処理して4−(5−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−ヨード−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルを得た。UPLC/MS 578 (M+H)/ 1.07 min. (測定条件9)
【0929】
〔工程2〕製造例269
製造例268で得られた4−(5−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−ヨード−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(98.1mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)溶液にパラジウムジベンリジデンアセトン錯体(15.9mg)、1,1’-ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン)(18.9mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(33.8μL)、ナトリウムメタンチオラート(13.4mg)を加え110℃にて4時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え希釈した後、飽和食塩水(20mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルチオ)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(57.4mg)を得た。
UPLC/MS 498 (M+H)/ 1.04 min. (測定条件9)
【0930】
製造例270:
【0931】
【化210】
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【0932】
製造例269で得られた4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルチオ)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(57.4mg)の酢酸(1.0mL)溶液に過酸化水素水(63.4μL)、タングステン酸ナトリウム(3.8mg)を加え室温にて4時間攪拌した。反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(1mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50mL)を加え希釈した後、飽和食塩水(20mL)にて洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。有機層を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(29.4mg)を得た。
UPLC/MS 530 (M+H)/ 0.97 min. (測定条件9)
【0933】
製造例271−274:
対応する原料化合物を用い、製造例269と270に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例271−274)を得た。
【0934】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0935】
【表64】
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【0936】
製造例275:
【0937】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
製造例269で得られた化合物(2.84g)のジメチルスルホキシド(9.8mL)溶液にメタンスルフィン酸ナトリウム(2.00g)、トリフルオロメタンスルホン酸銅ベンゼン錯体(1.24g)、N,N-ジメチルエチレンジアミン(529μL)を加え、110℃で7時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(300mL)を加え希釈した後、10%アンモニア水(50mL)、飽和食塩水(50mL)にて有機層を洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.25g)を得た。
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)δ:1.51 (d, 3H, J = 11.7 Hz), 3.12 (d, 3H, J = 6.0 Hz), 3.40 (d, 3H, J = 2.7 Hz), 7.18 (d, 0.5H, J = 8.4 Hz), 7.31 (s, 0.5H), 7.46 (d, 0.5H, J = 7.5 Hz), 7.53-7.61 (m, 3H), 7.65 (t, 0.5H, J = 3.6 Hz), 7.73 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.80 (dd, 2H, J = 3.6, 6.0 Hz), 8.18 (d, 1H, J = 0.3 Hz).
【0939】
製造例276:
対応する原料化合物を用い、製造例275に記載の方法と同様に反応・処理して下記化合物を得た。
【0940】
【化213】
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【0941】
(±)-4−(5−(3−イソプロピル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
UPLC/MS 558 (M+H)/ 1.03.(測定条件9)
【0942】
製造例277−286:
【0943】
【化214】
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【0944】
[工程1]製造例277
製造例269で得られたヨウ素体(1.0g)を、対応する臭化亜鉛試薬を用いて、製造例108と同様の反応・処理を行うことで、アセタール体(467mg)を得た。
UPLC/MS 538 (M+H)/ 0.968 min. (測定条件9)
【0945】
製造例278:
製造例277と同様の方法で、対応する臭化亜鉛試薬を用いて、以下の化合物を合成した。
【0946】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0947】
UPLC/MS 552 (M+H)/ 1.001 min.
【0948】
[工程2]製造例279
製造例277で得られた化合物(467mg)と10%塩酸(9.0ml)のTHF(9.0ml)溶液を、室温にて1.5時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、アルデヒド体(429mg)を得た。
UPLC/MS 494 (M+H)/ 0.995 min. (測定条件9)
【0949】
製造例280:
製造例279と同様の方法で、以下の化合物を合成した。
【0950】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
UPLC/MS 508 (M+H)/ 1.007 min. (測定条件9)
【0952】
[工程3]製造例281
製造例279で得られた化合物(429mg)とリン酸水素ナトリウム(474mg)のアセトニトリル/水(5.0ml/5.0ml)溶液に、0℃で亜塩素酸ナトリウム(315mg)を加えて、20分間攪拌した。反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)、10%塩酸(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒は酢酸エチル/メタノール)で精製することで、カルボン酸体(207mg)を得た。
UPLC/MS 510 (M+H)/ 0.913 min. (測定条件9)
【0953】
製造例282:
製造例279と同様の方法で、以下の化合物を合成した。
【0954】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0955】
UPLC/MS 524 (M+H)/ 0.937 min. (測定条件9)
【0956】
[工程4]
製造例281と282で得られたカルボン酸体を、製造例75と同様の反応・処理を行うことで、以下の表に示す化合物(製造例283−286)を合成した。
【0957】
【化218】
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【0958】
【表65】
[この文献は図面を表示できません]
【0959】
製造例287−288:
【0960】
【化219】
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【0961】
[工程1]製造例287
対応する原料化合物を用い、製造例101に記載の方法と同様に反応・処理して上記化合物を得た。UPLC/MS 592 (M+H)/ 1.11 min. (測定条件9)
【0962】
[工程2]製造例288
製造例287で得られた化合物(401.2mg)のテトラヒドロフラン(1.0ml)溶液に、−78℃下でイソプロピルマグネシウムクロリド−塩化リチウム複合体溶液(1.3Mのテトラヒドロフラン溶液、0.78mL)を加えた後、アセトン(150μL)を加えて、−78℃にて5時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10mL)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(114.7mg)を得た。
UPLC/MS 524 (M+H)/ 0.95 min. (測定条件9)
【0963】
対応する原料化合物を用い、製造例288に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例289−293)を得た。ただし、製造例293の化合物は、製造例290で得られた化合物を、製造例271の方法と同様にして合成した。
【0964】
【化220】
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【0965】
【表66】
[この文献は図面を表示できません]
【0966】
製造例291を用い、製造例85、86、70に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例294−296)を得た。
【0967】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
【表67】
[この文献は図面を表示できません]
【0969】
製造例297:
【0970】
【化222】
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【0971】
製造例288で得られた4−(5−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(114.7mg)のクロロホルム(1.0ml)溶液に、室温下でアジ化ナトリウム(28.4mg)、トリフルオロ酢酸(200μL)を加えて、室温下にて16時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)を加え希釈し、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮し、残留物を得た。得られた残留物の酢酸(1.0mL)溶液に亜鉛粉末(143.2mg)、水(200μL)を加え室温下、8時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(30mL)を加え希釈した後、固形物をろ過し、有機層を飽和重曹水(10mL)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(4−(2−アミノプロパン−2−イル)−5−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(51.8mg)を得た。UPLC/MS 523 (M+H)/ 0.73 min. (測定条件9)
【0972】
製造例298:
対応する原料化合物を用い、製造例297に記載の方法と同様に反応・処理して下記の化合物を得た。
【0973】
【化223】
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【0974】
UPLC/MS 535 (M+H)/ 1.00 min.(測定条件9)
【0975】
製造例299:
【0976】
【化224】
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【0977】
製造例138で得られた4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−ヒドロキシメチル−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.80g)のクロロホルム(50mL)溶液に二酸化マンガン(9.00g)を加え室温にて13時間攪拌した。反応混合物をセライトでろ過、減圧濃縮し、4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−ホルミル−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.70g)を得た。
UPLC/MS 480 (M+H)/ 0.95 min. (測定条件9)
【0978】
製造例300−313:
製造例299で得られたアルデヒド体と対応する原料化合物を用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例300−313)を得た。
【0979】
【化225】
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【0980】
【表68】
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【0981】
製造例314:
【0982】
【化226】
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【0983】
製造例140で得られた4−(4−4アミノ−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(200mg)、N−ベンジル−ビス(2−クロロエチル)アミン塩酸塩(576mg)、ヨウ化ナトリウム(322mg)、炭酸水素ナトリウム(181mg)のNMP(2.0ml)溶液を、120℃にて3時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を水(10ml)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(4−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(97.1mg)を得た。UPLC/MS 626 (M+H)/ 0.77 min. (測定条件9)
【0984】
製造例315:
対応する原料化合物を用い、製造例314に記載の方法と同様に反応・処理して以下に示す化合物を得た。
【0985】
【化227】
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【0986】
4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−モルホリノ−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル.
UPLC/MS 537 (M+H)/ 0.97 min. (測定条件9)
【0987】
製造例316:
【0988】
製造例314で得られた4−(4−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルを用い、製造例72に記載の方法と同様に反応・処理して以下に示す化合物を得た。
【0989】
【化228】
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【0990】
4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−ピペラジン−1−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル.
UPLC/MS 537 (M+H)/ 0.67 min. (測定条件9)
【0991】
製造例317−318:
【0992】
製造例316で得られた化合物を用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して以下の表に示す化合物(製造例317−318)を得た。
【0993】
【化229】
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【0994】
【表69】
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【0995】
製造例319−328:
対応する原料化合物を用い、製造例1、30に記載の方法と同様に処理して下記表の化合物(製造例319−328)を得た。
【0996】
【化230】
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【0997】
【表70】
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【0998】
以下に、製造例324のNMRデータを示す。
【0999】
【化231】
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【1000】
(R)−2−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド、
1H-NMR(CDCl
3:300MHz)δ: 1.38 (brs, 3H), 1.55 (d, 3H, J=6.6Hz), 3.01-3.10 (m, 1H), 4.15-4.25 (m, 1H), 4.83 (brs, 2H), 5.47-5.69 (m, 1H), 6.44-6.46 (m, 1H), 7.40-7.44 (m, 1H), 7.46-7.50 (m, 1H), 7.56-7.64 (m, 3H), 7.66-7.72 (m, 3H), 7.75-7.77 (m, 1H).
【1001】
製造例329:
【1002】
【化232】
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【1003】
製造例319で得られた化合物(584.2mg)のアセトニトリル(5.0ml)溶液に、室温下でヨウ化ナトリウム(683.6mg)、トリメチルシリルクロライド(582μL)を加えて、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(30ml)を加え希釈し、有機層を飽和重曹水(10mL)、飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(6−メチル−2,4−ジオキソ−3−(ピロリジン−3−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(425.0mg)を得た。
UPLC/MS 507 (M+H)/ 0.84 min. (測定条件9)
【1004】
製造例330−333:
対応する原料化合物を用い、製造例329に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例330−333)を得た。
【1005】
【化233】
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【1006】
【表71】
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【1007】
製造例334−357:
対応する原料化合物を用い、製造例69、75、85に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例334−357)を得た。
【1008】
【化234】
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【1009】
【表72】
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(表の続き)
【1010】
【表73】
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【1011】
製造例358:
【1012】
【化235】
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【1013】
製造例1で得られた4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(1.0g)のアセトニトリル(20ml)溶液に、セレクトフルオロ(1.2g)を加えて、80℃で4時間撹拌した。反応混合物に10%塩酸(5ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4−フルオロ−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(238mg)を得た。UPLC/MS 470 (M+H)/ 1.023 min. (測定条件9)
【1014】
製造例359:
対応する原料化合物を用い、製造例358に記載の方法と同様に反応・処理して下記の化合物を得た。
【1015】
【化236】
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UPLC/MS 581 (M+H)/ 0.98 min.
【1016】
製造例360:
【1017】
【化237】
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【1018】
製造例1で得られた4−(5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(205mg)のアセトニトリル(10ml)溶液に、リチウムクロリド(23mg)、ヘキサニトラトセリウム(IV)酸アンモニウム(498mg)、酢酸(2.5ml)を加えて、加熱還流下で5時間撹拌した。反応混合物に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、4−(4−クロロ−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(238mg)を得た。UPLC/MS 486 (M+H)/ 1.13 min.(測定条件9)
【1019】
対応する原料化合物を用い、製造例360に記載の方法と同様に反応・処理して以下の表に示す化合物(製造例361−362)を得た。
【1020】
【化238】
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【1021】
【表74】
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【1022】
製造例363:
【1023】
製造例101で得られたヨウ素体を用いて、製造例123と同様に反応・処理して以下に示す化合物を得た。
【1024】
【化239】
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【1025】
1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル、
UPLC/MS 477 (M+H)/ 0.990 min. (測定条件9)
【1026】
製造例364−367:
【1027】
【化240】
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【1028】
[工程1]製造例364
製造例319で得られた化合物に対し、製造例101と同様の反応・処理を行うことで、ヨウ素体を得た。UPLC/MS 767 (M+H)/ 1.20 min.(測定条件9)
【1029】
[工程2]製造例365
製造例364で得られた化合物に対し、製造例363と同様の反応・処理を行うことで、シアノ体を得た。UPLC/MS 666(M+H)/ 1.128 min.(測定条件9)
【1030】
[工程3]製造例366
製造例365で得られた化合物に対し、製造例329と同様の反応・処理を行うことで、脱Cbz体を得た。UPLC/MS 533 (M+H)/ 0.71 min.(測定条件9)
【1031】
[工程4]製造例367
製造例366で得られた化合物に対し、製造例69と同様の反応・処理を行うことで、メチル化体を得た。UPLC/MS 546 (M+H)/ 1.09 min.(測定条件9)
【1032】
製造例368−370:
【1033】
【化241】
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【1034】
[工程1]製造例368
製造例327で得られた化合物に対し、製造例101と同様の反応・処理を行うことで、ヨウ素体を得た。UPLC/MS 610(M+H)/ 1.11min.(測定条件9)
【1035】
[工程2]製造例369
製造例369で得られた化合物に対し、製造例132と同様の反応・処理を行うことで、カルボン酸体を得た。UPLC/MS 528(M+H)/ 0.90min.(測定条件9)
【1036】
[工程3]製造例370
製造例369で得られた化合物に対し、製造例142と同様の反応・処理を行うことで、アミド体を得た。UPLC/MS 527(M+H)/ 0.86min.(測定条件9). 融点:261℃
【1037】
製造例371−372:
【1038】
【化242】
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【1039】
[工程1]製造例371
製造例334で得られた化合物に対し、製造例191と同様の反応・処理を行うことで、スルホン酸体を得た。UPLC/MS 614(M+H)/ 0.708 min.(測定条件9)
【1040】
[工程2]製造例372
製造例371で得られた化合物に対し、製造例205と同様の反応・処理を行うことで、スルホンアミド体を得た。UPLC/MS 615 (M+H)/ 0.672 min.(測定条件9)
【1041】
製造例373:
【1042】
【化243】
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【1043】
製造例111で得られた化合物(300mg)のクロロホルム(4.0ml)溶液に、室温下で2,2,6,6-テトラメチルピペリジン 1-オキシル(78mg)、ヨードベンゼンジアセテート(322mg)を加えて、室温下にて6時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(6−メチル−2,4−ジオキソ−3−(1−オキソプロパン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(260mg)を得た。UPLC/MS 494 (M+H)/ 1.016 min.(測定条件9)
【1044】
製造例374:
【1045】
【化244】
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【1046】
製造例111で得られた化合物(200mg)、トシルクロリド(190mg)、N-メチルイミダゾール(80μl)、トリエチルアミン(140μl)のトルエン(6.0ml)溶液を25℃にて3時間撹拌した。反応溶液に水(20ml)を加えたのち、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。引き続いて残留物にナトリウムメタンチオレート(2.0g、15%水溶液)、N,N-ジメチルホルムアミド(3ml)を加え、25℃にて3時間撹拌した。反応溶液に水(20ml)を加えたのち、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(6−メチル−3−(1−(メチルチオ)プロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(115mg)を得た。
UPLC/MS 526 (M+H)/ 1.094 min.(測定条件9)
【1047】
製造例375:
【1048】
【化245】
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【1049】
製造例374で得られた化合物(115mg)の酢酸(2.0ml)溶液に、25℃でタングステン(VI)酸ナトリウム二水和物(5.0mg)、過酸化水素水(110mg、31%水溶液)を加えた後、同温にて4時間撹拌した。反応溶液に亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、25℃にて1時間撹拌した。反応溶液に酢酸エチル(10ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(6−メチル−3−(メタンスルホニル)プロパン−2−イル)−2,4−ジオキソ−3−(1−オキソプロパン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(108mg)を得た。UPLC/MS 558 (M+H)/ 0.963 min.
【1050】
製造例376:
【1051】
【化246】
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【1052】
製造例111で得られた化合物(1.58g)のクロロホルム(25ml)溶液に2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(598mg)とジアセトキシヨードベンゼン(2.47g)を加え14時間撹拌した。反応液に水(25ml)とクロロホルム(25ml)を加え目的物を有機層に抽出し、有機層を水(25ml×3)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をヘキサン/酢酸エチル=1/1(40ml)に溶かし、10%炭酸カリウム水溶液(20ml)を加え目的物を水層に抽出した。水層をヘキサン/酢酸エチル=1/1(20ml)で洗浄後、20%クエン酸水を加え、水層を酸性にし、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はクロロホルム/メタノール)で精製することで、(R)−2−(5−(1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−4−メチル−2,6−ジオキソ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)プロピオン酸(749mg)を得た。
UPLC/MS 510 (M+H)/ 0.94 min.(測定条件9)
【1053】
製造例377−384:
製造例376で得られたカルボン酸体を用いて、製造例142に記載の方法と同様に処理して下記表の化合物(製造例377−384)を得た。
【1054】
【化247】
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【1055】
【表75】
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【1056】
製造例385−393:
対応する原料化合物を用い、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例385−393)を得た。
【1057】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【1058】
【表76】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
製造例394−396:
【1060】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1061】
[工程1]製造例394
製造例376で得られた化合物に対し、製造例93と同様の反応・処理を行うことで、ブロモ体を得た。UPLC/MS 590 (M+H)/ 1.023 min.(測定条件9)
【1062】
[工程2]製造例395
製造例394で得られた化合物に対し、製造例108と同様の反応・処理を行うことで、メチル化体を得た。UPLC/MS 524(M+H)/ 0.804min.(測定条件9)
【1063】
[工程3]製造例396
製造例395で得られた化合物に対し、製造例142と同様の反応・処理を行うことで、アミド体を得た。UPLC/MS 523(M+H)/ 0.906min.(測定条件9)
【1064】
製造例397:
【1065】
【化250】
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【1066】
(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(1.74g)とターシャリーブトキシカリウム(853mg)に、0℃でグライム/ トルエン(10ml/10ml)を加えて15分間撹拌した。この反応混合物に、製造例373で得られた(R)−4−(5−(6−メチル−2,4−ジオキソ−3−(1−オキソプロパン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(500mg)を0℃で加えた後、室温下で15時間撹拌した。反応混合物に水(20ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(3−(4−メトキシ−3−ブテン−2−イル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(350mg)を得た。
UPLC/MS 522 (M+H)/ 1.00 min. (測定条件9)
【1067】
製造例398:
【1068】
【化251】
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【1069】
製造例397で得られた(R)−4−(5−(3−(4−メトキシ−3−ブテン−2−イル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(300mg)のテトラヒドロフラン(3.0ml)溶液に、1規定塩酸(10ml)を加えて、50℃で2時間撹拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(20ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、(R)−4−(5−(6−メチル−2,4−ジオキソ−3−(4−オキソブタン−2−イル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(309mg)を得た。UPLC/MS 508 (M+H)/ 1.06 min.(測定条件9)
【1070】
製造例399−408:
【1071】
【化252】
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【1072】
製造例398で得られた化合物を用いて、製造例69に記載の方法と同様に反応・処理して以下の表に示す化合物(製造例399−408)を得た。
【1073】
【表77】
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【1074】
製造例409:
【1075】
【化253】
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【1076】
参考例248で得た化合物(318mg)をプロピオニトリル(30ml)に懸濁し、4−シアノベンゾヒドラジド(383mg)、トリフルオロ酢酸銀(263mg)、トリメチルシリルトリフラート(0.23ml)を加え、加熱還流下2時間撹拌した。0℃に冷却後、酢酸エチル(50ml)、飽和重曹水(10ml)、飽和食塩水(10ml)を加え、析出物を濾別した。濾液を減圧濃縮後、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒は酢酸エチル/メタノール)で精製した。得られた目的物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶し、5−(4−シアノフェニル)−4−(3−エチル−6−メチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド(99mg)を得た。
1H-NMR(MeOH-d
4:400MHz)δ: δ: 1.17 (t, 1.5H, J=7.1Hz), 1.19 (t, 1.5H, J=7.0Hz), 1.64 (s, 1.5H), 1.66 (s, 1.5H), 3.94-4.05 (m, 2H), 7.55-7.57 (m, 0.5H), 7.70-7.78 (m, 2H), 7.81-7.88 (m, 3H), 7.90-7.95 (m, 2.5H).
UPLC/MS 510 (M+H)/ 0.85 min.(測定条件9),融点:256℃.
【1077】
製造例410−417:
対応する原料化合物を用い、製造例409に記載の方法と同様に反応・処理して下記表の化合物(製造例410−417)を得た。
【1078】
【化254】
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【1079】
【表78】
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【1080】
製造例418−422:
【1081】
【化255】
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【1082】
[工程1]製造例418
製造例411で得られた化合物に対し、製造例85と同様の反応・処理を行うことで、カルボン酸体を得た。UPLC/MS 525(M+H)/ 0.831 min.(測定条件9)
【1083】
[工程2]
製造例418で得られたカルボン酸体を用い、製造例142の方法に従い、以下の表に示す化合物(製造例419−422)を合成した。
【1084】
【表79】
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【1085】
製造例423−425:
【1086】
【化256】
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【1087】
[工程1]製造例423
製造例1で得られた化合物(3.0g)のDMF(30ml)溶液に、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)(2.65g)、ヨウ化メチル(0.8ml)を加えて、室温で30分間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸溶液(30ml)を加えた後、酢酸エチル(30ml×2回)を加え目的物を有機層に抽出した。有機層を飽和食塩水(30ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、エチル体(2.1g)を得た。UPLC/MS 466(M+H)/ 1.010 min.(測定条件9)
【1088】
[工程2]製造例424
製造例423で得られた化合物(500mg)に対して、製造例191と同様の反応・処理を行うことで、スルホン酸体(498mg)を得た。UPLC/MS 546(M+H)/ 0.748 min.(測定条件9)
【1089】
[工程3]製造例425
製造例424で得られた化合物(358mg)に対して、製造例209と同様の反応・処理を行うことで、スルホンアミド体(235mg)を得た。UPLC/MS 546(M+H)/ 0.937 min.(測定条件9)
【1090】
製造例426:
【1091】
【化257】
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【1092】
製造例199で得られた化合物に対して、製造例209と同様の反応・処理を行うことで、(-)-1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドを得た。UPLC/MS 531 (M+H)/ 0.87 min. (測定条件9)
【1093】
製造例427−429:
【1094】
【化258】
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【1095】
[工程1]製造例427
製造例398で得られた化合物)に対して、製造例376と同様の反応・処理を行うことで、カルボン酸体(128mg)を得た。UPLC/MS 524(M+H)/ 0.952 min.(測定条件9)
【1096】
[工程2]製造例428−429
製造例427で得られた化合物を用い、製造例142の方法に従い、以下の表に示す化合物(製造例428−429)を合成した。
【1097】
【表80】
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【1098】
製造例430−437:
製造例204、205、207、265で得られた化合物のアトロプ異性体を、キラルカラムにより分割し下記表の化合物(製造例430−437)を得た。
【1099】
【化259】
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【1100】
〔分割条件〕
検出機器:SPD-10Avp(SHIMAZU社製)
HPLC:LC-10ATvp(SHIMAZU社製)
カラム:CHIRALPAK IC(DAICEL社製)(4.6 mm i.d. × 250 mm)
溶出条件;
溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1
流速:1.0ml/分
UV:254nm
分析時間:0.0−20.0(分)
カラム温度:25℃
【1101】
【表81】
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【1102】
参考例255および実施例438−442:
【1103】
【化260】
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【1104】
〔工程1〕参考例255
参考例61で得られたアセタール化合物(4.4g)を、アセトニトリル(126ml)に溶解させ、ヨードフェニルヒドラジン(4.4g)、濃硫酸(816μl)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液に水を滴下し、析出した固体を濾取し、水とヘキサンで洗浄することで、ヒドラゾン化合物(7.8g)を得た。UPLC/MS : 553 (M+H) / 1.33min. (測定条件9)。
〔工程2〕製造例438
参考例255で得られたヒドラゾン化合物(7.8g)を、アセトニトリル(155ml)に溶解させ、濃硫酸(2.5ml)、水(2.8ml)を加え、加熱還流下にて2時間攪拌した。反応混合物に水(100ml)を加えた後、酢酸エチル(100ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、5−(1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(6.6g)を得た。UPLC/MS : 553 (M+H) / 1.07 min. (測定条件9)。
〔工程3〕製造例439
製造例438で得られた化合物(6.6g)を、製造
例191と同様の反応・処理を行い、5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホン酸(4.6g)を得た。UPLC/MS : 633 (M+H) / 0.87min. (測定条件9)。
〔工程4〕製造例440
製造例439で得られた化合物(4.6g)を、製造
例204と同様の反応・処理を行い、5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリド(4.0g)を得た。UPLC/MS : 651 (M+H) / 1.18min. (測定条件9)。
〔工程5〕製造例441
製造例440で得られた化合物(4.0g)を、製造
例265と同様の反応・処理を行い、5−(1−(4−ヨードフェニル)−4−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(2.4g)を得た。UPLC/MS : 553 (M+H) / 1.04min. (測定条件9)。
〔工程6〕製造例442
製造例441で得られた化合物(50.0mg)を光学分割し、光学活性な5−(1−(4−ヨードフェニル)−4−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(前ピーク:21.9mg、後ピーク:22.0mg)をそれぞれ得た。
〔分割条件〕
検出機器:SPD-10Avp(SHIMAZU社製)
HPLC:LC-10ATvp(SHIMAZU社製)
カラム:CHIRALPAK IC(DAICEL社製)(4.6 mm i.d. × 250 mm)
溶出条件;
溶媒:n−ヘキサン:THF=17:3
流速:1.0ml/分
UV:254nm
分析時間:0.0−20.0(分)
カラム温度:25℃
保持時間:
前ピーク;14.41(分)
後ピーク;17.04(分)
【1105】
実施例443‐444:
【1106】
【化261】
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【1107】
〔工程1〕製造例443
製造例440と同様の方法で得られた5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリド(303.8mg)を、製造
例205と同様の反応・処理を行い、5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド体(298.6mg)を得た。UPLC/MS : 632 (M+H) / 1.01min. (測定条件9)。
〔工程2〕製造例444
製造例443で得られた化合物(298.6mg)を光学分割し、光学活性な5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド体(前ピーク:131.2mg、後ピーク:121.0mg)をそれぞれ得た。
〔分割条件〕
検出機器:SPD-10Avp(SHIMAZU社製)
HPLC:LC-10ATvp(SHIMAZU社製)
カラム:CHIRALPAK IC(DAICEL社製)(4.6 mm i.d. × 250mm)
溶出条件;
溶媒:n−ヘキサン:イソプロパノール=1:1
流速:0.5 ml/分
UV:254nm
分析時間:0.0−20.0(分)
カラム温度:25℃
保持時間;
前ピーク:14.91(分)
後ピーク:16.94(分)
【1108】
製造例445:
【1109】
【化262】
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【1110】
製造例442で得られた5−(1−(4−ヨードフェニル)−4−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3,6−ジメチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンの前ピーク(20.0mg)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、シアン化カリウム(2.3mg)、トリスジベンリジデンアセトンジパラジウム錯体(15.9mg)、1,1’-ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン)(3.5mg)を加え、50℃にて5時間攪拌した。反応混合物に水(10ml)を加えた後、酢酸エチル(10ml×2回)で抽出した。有機層を飽和食塩水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒はヘキサン/酢酸エチル)で精製し、(+)−4−(5−(3、6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル−4−(メチルスルホニル)−1H-ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(10.0mg)を得た。
UPLC/MS 530 (M+H)/ 0.97min. (測定条件9)。
【1111】
製造例446
【1112】
【化263】
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【1113】
製造例44
4で得られた5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1−(4−ヨードフェニル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドの後ピーク(10 mg)を、製造
例44
5と同様の反応・処理し、(+)−1−(4−シアノフェニル)−5−(3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(7.8mg)を得た。
UPLC/MS 531 (M+H) / 0.87min (測定条件9)。
【1114】
試験例1 ヒト好中球エラスターゼに対する阻害作用
以下に、本発明に係る代表的化合物における薬理試験結果を示すが、本発明はこれらの試験例に限定されるものではない。
【1115】
アッセイバッファー(0.4unit/ml HNE(ヒト好中球エラスタ−ゼ、エラスチンプロダクツ社), 200mM HEPES[N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)], pH7.5, 2M NaCl, 0.002% Brij-35)100μl、注射用水40μl、本発明に係る化合物のDMSO(ジメチルスルホキシド)溶液20μl を96穴プレートで混和し、混合溶液を37℃ で5分間、プレインキュベーションした。プレインキュベーション後、あるいは、0.5mMになるように10% DMSO溶液に溶解した蛍光基質であるMeOSuc-AAPV-AMC(メトキシサクシニル−アラニル−アラニル−プロリル−バリル−アミノメチルクマリド(シグマアルドリッチ社)溶液40μlを上記混合溶液に加えて反応を開始し、37℃ で5分間インキュベーションし、AMCの蛍光強度を励起波長380nm、蛍光波長460nmで測定し、阻害率を求めた。
【1116】
製造例化合物について、ヒト好中球エラスターゼを50%阻害するために必要な化合物の濃度であるIC
50値(μM)、もしくは、100μMでの抑制率(%)を、下記表に示した。
【1117】
【表82】
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【1118】
試験例2 ヒト好中球エラスターゼに対する阻害作用2
以下に、本発明に係る代表的化合物における薬理試験結果を示すが、本発明はこれらの試験例に限定されるものではない。
【1119】
アッセイバッファー(0.4unit/ml HNE(ヒト好中球エラスタ−ゼ、エラスチンプロダクツ社), 200mM HEPES[N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)], pH7.5, 400mM NaCl, 0.2mg/ml BSA(牛血清アルブミン))100μl、注射用水40μl、本発明に係る化合物の1% DMSO(ジメチルスルホキシド)溶液20μl を96穴プレートで混和し、混合溶液を37℃ で5分間、プレインキュベーションした。プレインキュベーション後、0.5mMになるように0.5% DMSO溶液に溶解した蛍光基質であるMeOSuc-AAPV-AMC(メトキシサクシニル−アラニル−アラニル−プロリル−バリル−アミノメチルクマリド(シグマアルドリッチ社)溶液40μlを上記混合溶液に加えて反応を開始し、37℃ で5分間インキュベーションし、AMCの蛍光強度を励起波長380nm、蛍光波長460nmで測定し、阻害率を求めた。
【1120】
製造例化合物について、ヒト好中球エラスターゼを50%阻害するために必要な化合物の濃度であるIC
50値(nM)を、下記表に示した。
【1121】
【表83】
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