(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5800900
(24)【登録日】2015年9月4日
(45)【発行日】2015年10月28日
(54)【発明の名称】自体蒸気圧を利用した自動給水式蒸気発生装置
(51)【国際特許分類】
F22D 5/26 20060101AFI20151008BHJP
F22D 1/32 20060101ALI20151008BHJP
【FI】
F22D5/26 Z
F22D1/32 C
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-519572(P2013-519572)
(86)(22)【出願日】2011年7月8日
(65)【公表番号】特表2013-534610(P2013-534610A)
(43)【公表日】2013年9月5日
(86)【国際出願番号】KR2011005010
(87)【国際公開番号】WO2012008715
(87)【国際公開日】20120119
【審査請求日】2014年7月8日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0068545
(32)【優先日】2010年7月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513010815
【氏名又は名称】イム ジュヒョク
【氏名又は名称原語表記】YIM, Joo−Hyuk
(74)【代理人】
【識別番号】100131657
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 律次
(72)【発明者】
【氏名】イム ジュヒョク
【審査官】
杉山 豊博
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭63−044012(JP,U)
【文献】
特開平01−118006(JP,A)
【文献】
特開2002−327930(JP,A)
【文献】
実開昭60−117407(JP,U)
【文献】
特開2003−240348(JP,A)
【文献】
特開平06−193813(JP,A)
【文献】
特開昭61−046803(JP,A)
【文献】
特開平01−139905(JP,A)
【文献】
米国特許第05918570(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F22D 5/26
F22D 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸気タンク(10)の上部に配置された所定水位タンク(20)と;
前記所定水位タンク(20)の前方に水平上に並列配置され、上端部と所定水位タンク(20)との間に補充水管(61)が連結され、下端部と蒸気タンク(10)との間には給水管(71)が連結された給水用圧力タンク(30)と;
前記蒸気タンク(10)の上端に下側が連結され、上側が給水用圧力タンク(30)の上端に連結された蒸気圧供給管(40)と;
前記蒸気圧供給管(40)の管路に設置された圧力供給制御バルブ(50)と;
前記補充水管(61)の管路に設置された補充水制御バルブ(60)と;
前記給水管(71)の管路に設置された給水制御バルブ(70)を備え、また、
前記補充水管(61)は、一側が給水用圧力タンク(30)の上端に連結され、他側先端にはブランチティー(62)が連結され、前記ブランチティー(62)の両側に連結された排出吸入兼用ヘッダー(63)は所定水位タンク(20)の内部に浸けられるように配置され、前記排出吸入兼用ヘッダー(63)には複数のノズル孔(64)が形成されることを特徴とする自体蒸気圧力を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【請求項2】
蒸気圧供給管(40)は所定水位タンク(20)の底面(21)を貫通して、内部を経由しながら所定水位タンク(20)内の水を熱交換作用を通じて暖めてくれることを特徴とする請求項1に記載の自体蒸気圧力を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【請求項3】
蒸気タンク(10)は下側に設けられた加熱チャンバー(11)の上部に蒸気捕集路(14)が連通されるように形成され、前記蒸気捕集路(14)の上部に単なる蒸気が満たされる蒸気チャンバー(15)が連通されるように形成され、前記蒸気チャンバー(15)の上端には蒸気排出管(16)が外部に連結設置されることを特徴とする請求項1に記載の自体蒸気圧を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【請求項4】
給水管(71)、蒸気排出管(16)及び蒸気圧供給管(40)の外側にはそれぞれ第2熱交換槽(92)、第3熱交換槽(93)及び第4熱交換槽(94)が囲むように設置され、前記第2熱交換槽(92)、第3熱交換槽(93)及び第4熱交換槽(94)を順次に通水可能に連結された上水管(90)は所定水位タンク(20)の内部に連結設置されることを特徴とする請求項3に記載の自体蒸気圧を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【請求項5】
蒸気タンク(10)の外側には本体ケース(1)が囲むように設置され、前記本体ケース(1)の上部面と第2熱交換槽(92)及び第4熱交換槽(94)の内部底面との間にはそれぞれ給水管(71)及び蒸気圧供給管(40)の外側を囲む熱伝導防止管(96)が連結設置され、前記熱伝導防止管(96)の先端には外部に連結された開放部(97)が形成され、前記本体ケース(1)の側面と第3熱交換槽(93)の内部側面との間には蒸気排出管(16)の外側を囲む熱伝導防止管(96)が連結設置され、前記熱伝導防止管(96)の先端には外部に連結された開放部(97)が形成されることを特徴とする請求項4に記載の自体蒸気圧を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【請求項6】
給水用圧力タンク(30)は内部に通水路(31)が形成された隔板(32)が水平上に設置され、前記隔板(32)の下側に補充水が保存される給水チャンバー(33)が形成され、前記隔板(32)の上側には給水チャンバー(33)の水を円滑に蒸気タンク(10)の内部に供給するための蒸気圧を専用に圧縮して保存する蒸気チャンバー(34)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の自体蒸気圧を利用した自動給水式蒸気発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は蒸気タンクに保存された自体蒸気圧を利用して上記蒸気タンクに水を円滑に供給しながら必要な蒸気を持続的に発生し、同時に、蒸気発生過程で外部への熱損失を最小化して、蒸気発生に所要されるエネルギーを節減し、給水用圧力タンクに十分な蒸気圧を供給してこそ、初めて上記給水用圧力タンクを開放する制御方法を通じて蒸気タンクに水をさらに円滑に供給する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、水を加熱することによって得られる高圧の蒸気は、ランドリー、縫製工場、炊事場などの多くの分野で広く用いられており、このような蒸気は通常蒸気発生装置によって得られる。
【0003】
このような蒸気発生装置は、蒸気を発生、保存する蒸気タンク内に水位を感知する水位感知センサーが設置されて、上記蒸気タンクに設置された加熱装置の持続的稼動によって蒸発されて出る蒸気量によって水位が低下しながら、蒸気タンクの水位が設定された最低水位に到逹すれば、これを水位感知センサーが感知して、給水管に設置された給水制御バルブを自動的に開放することによって、蒸気タンクへの給水が行われる。
【0004】
上述した従来の蒸気発生装置は、給水タンクが蒸気タンクの上側に配置されて、上下高度による自然圧力で給水が行われない限り、上記蒸気タンクに新しい水を給水するためには、別途の電気モーターポンプを用いなければならない。
【0005】
さらに、上記蒸気タンクの内部は高い自体圧力を維持するため、給水タンクを上側に配置しても給水が円滑でなく、このような問題点を解決するためには大容量のモーターポンプを設備する必要があり、それによる設備費用がたくさん必要となるとともに、モーターポンプの機動及び作動にたくさんの電力が使われて、エネルギーの效率性、運用性が低下され、メンテナンス費がたくさんかかるという実情である。
【0006】
このような問題点を解消するための方案として、本発明の出願人によって先出願された特許出願第2009−31160号(発明名称:蒸気発生器に用いられる高温高圧高效率給水装置)が提案されている。上述した先出願発明は、スチームタンク自体で発生した圧力を用いて水を供給することによって、給水の時、蒸気圧力の変化を最小化しながら適正な水位を調節して、機器全体的にエネルギー損失を最小化する有用な效果を提供する。
【0007】
しかし、上述した先登録発明は有用な效果があるにもかかわらず一部の問題点を抱えている。
【0008】
第一、上記給水タンクと連結された蒸気圧供給管に設置された第1自動制御バルブ、及びスチームタンクと連結された給水管に設置された第3自動制御バルブが同時にON/OFF作動することによって、上記給水タンクに蒸気圧が供給され、且つ、給水管が開放されることで給水タンクには蒸気圧が十分供給されなくて、むしろスチームタンクの蒸気及び水が給水管を通じて給水タンクに逆流したり、深刻な搖動が発生するという問題点がある。
【0009】
第二、上記スチームタンクが常温にそのまま露出するため、外部への熱損失が非常に大きく、スチームを必要目的に用いるために、外部へ排出するスチーム排出管及び上記スチームタンクの蒸気圧を給水タンクに供給するためのスチーム供給管が常温にそのまま露出されることで熱損失がさらに加重される。
【0010】
第三、上記スチームタンクの上部に給水タンクが配置され、上記給水タンクの上部に所定水位タンクが垂直に連続して配置される構造的な特性により、蒸気発生装置の全体的規格が必要以上に大きくなり、構造的に安定性を維持することができなくなる。
【0011】
第四、上記先出願発明を含むその他全ての蒸気発生装置に適用される水位感知センサーは浮力とリードスィッチを利用する方法、または電気抵抗値を利用する方法が広く使われているが、従来の蒸気発生装置は、高温の水が沸く過程で膨脹圧力によって蒸気タンクの水面が不規則に揺動する特性により、水位検出値が正確ではなくて、順次に連動する機器の誤作動の原因になり、レーザーや超音波を利用する方法の水位感知センサーは非常に高価でありながらも、構造が複雑で、経済性が低下されるという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は上述した先出願発明が内包している一部の問題点をさらに積極的に解消するために案出されたもので、まず、圧力供給制御バルブを開放して給水用圧力タンクに十分な蒸気圧を供給した後、時差を置いて上記給水用圧力タンクと蒸気タンクとの間に連結された給水制御バルブを開放して、給水用圧力タンク内の水を蒸気タンクに円滑に供給することができるようにすることを発明の解決課題とする。
【0013】
また、本発明は蒸気圧供給管が所定水位タンクの内部を経由しながら、所定水位タンク内の水を熱交換して暖めた後給水用圧力タンクに蒸気圧を供給することができるようにすることを発明の解決課題とする。
【0014】
また、本発明は上水管が複数の熱交換槽を通過しながら外部に損失される損失熱を最大限に回収した後、この回収熱を利用して所定水位タンクに供給される上水を加温するようにすることを発明の解決課題とする。
【0015】
また、本発明は所定水位タンクの前方に給水用圧力タンクを配置して、全体的な構造をコンパクトに構成し、補充水の供給の時、上記給水用圧力タンクの蒸気圧を所定水位タンクに全量排出して、給水用圧力タンクに真空圧力を生成した後、この真空圧力を利用して所定水位タンクの水を吸い込みながら、給水用圧力タンクに自動的に補うことができるようにすることを発明の解決課題とする。
【0016】
また、本発明は上記蒸気タンクの外部に連結設置された外装型フロート管内部の水面の揺動を最大限に抑制してフロートが蒸気タンク内の膨脹圧力より急減された低い圧力を受けることができるようにすることを発明の解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は上述した課題を解決するための手段として、蒸気タンクの上部前後にそれぞれ給水用圧力タンク及び所定水位タンクを水平上に並列配置し、上記蒸気タンクの上端に連結された蒸気圧供給管は所定水位タンクの内部を経由して給水用圧力タンクの上端に連結し、上記蒸気圧供給管の管路には圧力供給制御バルブを設置し、一方、上記給水用圧力タンクの下端部と蒸気タンクとの間に連結された給水管には給水制御バルブを設置し、上記給水用圧力タンクの上端部と所定水位タンクとの間には補充水制御バルブが備えられた補充水管を連結する技術を提供する。
【0018】
また、本発明は上記給水管を始め、蒸気排出管、蒸気圧供給管の外側を囲むように複数の熱交換槽を設置し、上記熱交換槽の内部を順次に通過する給水管を所定水位タンクの内部に連結設置する技術を提供する。
【0019】
また、本発明は上記補充水管の一側を給水用圧力タンクの上端に連結し、上記補充水管の他側には排出吸入兼用ヘッダーを連結設置し、上記排出吸入兼用ヘッダーを所定水位タンクの内部に浸るように設置する技術を提供する。
【0020】
また、本発明は蒸気タンクの上部及び下部を通水可能に連結する外装型フロート管を外部に連結設置し、上記外装型フロート管の内部にはフロートを挿入設置して、上記外装型フロート管の外側にはフロートを感知するリードセンサーが付着されたセンサーホルダーを囲むように設置する技術を提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、給水用圧力タンクにまず十分な蒸気圧を供給した後、時差を置いて給水管を開放するように制御することによって、蒸気タンク内の水が上記給水用タンクに逆流したり、搖動が発生する不祥事を予防しながら、上記給水用圧力タンク内の水を蒸気タンクにさらに円滑に供給することができるという效果を奏する。
【0022】
また、上記蒸気圧供給管は、所定水位タンクの内部を経由する過程で、所定水位タンク内の水を熱交換して暖めるとともに、上水管は複数の熱交換槽を通過しながら外部への損失熱を最大限に回収して上水管を加温する用途に再利用することによって、蒸気発生に所要されるエネルギーを画期的に節減して運用費用を低減するという效果を奏する。
【0023】
また、所定水位タンク及び給水用圧力タンクが水平上に並列配置されることによって、蒸気発生装置の全体的な構造が非常にコンパクトでありながらも、補充水の供給の時には、給水用圧力タンクに真空圧力を一時的に生成することによって、この真空圧力を利用して所定水位タンクの水を真空吸入しながら、給水用圧力タンクに自動的に補うことができるという效果を奏する。
【0024】
同時に、上記蒸気タンクの外部に外装型フロート管が連結設置されることによって、外装型フロート管内部の水面がほとんど揺動しないで、フロートは蒸気タンク内の膨脹圧力より急減された低い圧力を受けて、高温、高圧条件でも水位を正確に感知しながら、水位検出値の精密度を画期的に向上し、水位感知センサーの全体的な構造が簡素化して非常に経済的な效果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明が適用された蒸気発生装置の正断面図である。
【
図2】本発明の
図1のA−A線に沿う断面図である。
【
図3】本発明の第1熱交換槽、第2熱交換槽、第3熱交換槽、第4熱交換槽及び上水管の連結状態を示す側断面図である。
【
図4】本発明の所定水位タンク及び給水用圧力タンクの設置状態の一部切欠した平面図である。
【
図5】本発明の第1熱交換槽、第2熱交換槽、第3熱交換槽、第4熱交換槽及び上水管の連結状態の平断面図である。
【
図6】本発明の補充水管の先端に排出吸入兼用ヘッダーが連結設置された状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明が解決しようとする課題の解決手段をより具体的に具現するための好ましい実施例について説明する。
【0027】
まず、本発明の好ましい実施例による全体的な技術構成を添付された図面に基づいて概略的に説明すると、蒸気タンク10の上部に配置された所定水位タンク20と;上記所定水位タンク20の前方に水平上に並列配置され、上端部と所定水位タンク20との間に補充水管61が連結され、下端部と蒸気タンク10との間には給水管71が連結された給水用圧力タンク30と;上記蒸気タンク10の上端に下側が連結され、上側が給水用圧力タンク30の上端に連結された蒸気圧供給管40と;上記蒸気圧供給管40の管路に設置された圧力供給制御バルブ50と;上記補充水管61の管路に設置された補充水制御バルブ60と;上記給水管71の管路に設置された給水制御バルブ70とを備え、また、上記蒸気タンク10に給水する時、圧力供給制御バルブ50を単独に開放して蒸気圧供給管40を通じて、まず、蒸気圧を給水用圧力タンク30に供給した後、時差を置いて順次に給水制御バルブ70を開放して、上記給水用圧力タンク30内の水を蒸気タンク10に円滑に供給するように制御することを技術的特徴とすることが分かる。
【0028】
以下、上記のように概略的に構成された本発明を容易に実施するようにさらに詳しく説明する。
【0029】
本発明の蒸気タンク10は給水された水を沸して蒸気を発生、保存する役割を果たすもので、下側に設けられた加熱チャンバー11の一側面には、ヒーターソケット12が付着され、このヒーターソケット12を貫通して、加熱チャンバー11の内部に電気ヒーター13が着脱可能に設置されることによって蒸気発生が可能であり、上記加熱チャンバー11の上部には発生された蒸気を捕集するための蒸気捕集路14が連通されるように形成され、上記蒸気捕集路14の上部には捕集された蒸気のみを専門に保管する蒸気チャンバー15が連通されるように形成され、上記蒸気チャンバー15の上端には蒸気排出管16が外部に連結設置される。
【0030】
従って、上記蒸気チャンバー15に保存された蒸気圧のみを上記蒸気排出管16を利用して、大部分外部に引出して、多様な用途に活用することができる。
【0031】
上記蒸気タンク10の上部には所定水位タンク20が配置され、上記所定水位タンク20の前方には給水用圧力タンク30が水平上に並列配置され、上記給水用圧力タンク30の上端部と所定水位タンク20との間に補充水管61が連結されることによって、所定水位タンク20の上水を給水用圧力タンク30に補うことができ、上記給水用圧力タンク30の下端部と蒸気タンク10との間には給水管71が連結されることによって、上記給水用圧力タンク30の水は蒸気圧供給管40を通じて供給される高圧の蒸気圧を利用してさらに円滑に蒸気タンク10に供給することができる。
【0032】
即ち、本発明は上記蒸気タンク10に保存された蒸気圧の一部を給水用圧力タンク30に供給することによって、蒸気タンク10の内部圧力と給水用圧力タンク30の内部圧力を相互同等な状態にすることによって、給水用圧力タンク30に満たされた水は蒸気タンク10に円滑に供給されることができる。
【0033】
この時、上記給水用圧力タンク30は、中央に通水路31が形成された隔板32が内部に水平に設置されることによって、上記隔板32の下側に設けられた給水チャンバー33に限って補充水が保存され、上記隔板32の上側に設けられた蒸気チャンバー34には給水チャンバー33の水を円滑に蒸気タンク10の内部に供給することができる十分な量の蒸気圧を専用に圧縮して保存することができ、上記給水用圧力タンク30の外側には見掛けのために外装ケース35がさらに囲むように設置されることができる。
【0034】
このような蒸気圧供給管40は下側が蒸気タンク10の上端に連結され、上側は給水用圧力タンク30の上端に連結されることによって、蒸気タンク10に保存された高圧の蒸気圧の一部を給水用圧力タンク30に供給することができる。
【0035】
ここで、上記蒸気圧供給管40の自体高温熱気は、外部へ放出されながら、そのまま捨てられる損失熱が相当であることから、これを回収するための方案として、上記蒸気圧供給管40は所定水位タンク20の底面21を貫通して所定水位タンク20の内部を経由するように配置されることによって、この過程で所定水位タンク20内の水を熱交換作用を通じて暖めて給水用圧力タンク30の水位が低下する時、所定水位タンク20内の暖められた補充水をさらに円滑に補うことができる。
【0036】
上記蒸気圧供給管40の管路には、圧力供給制御バルブ50が設置され、上記補充水管61の管路に補充水制御バルブ60が設置され、上記給水管71の管路には給水制御バルブ70が設置されることによって、それぞれの流路をコントローラーの選択的操作によって自動的にON/OFF制御することができる使用上の便宜性を提供する。
【0037】
このような本発明は、上述した蒸気タンク10に給水する時、圧力供給制御バルブ50及び給水制御バルブ70を同時に開放することによって、蒸気タンク10内の水が給水用圧力タンク30に逆流したり搖動して、給水に所要される時間が多かった従来の問題点を積極的に解消するための技術構成が接木される。
【0038】
このための技術構成として、上記圧力供給制御バルブ50を単独に開放することによって、まず蒸気圧供給管40を通じて十分な蒸気圧を給水用圧力タンク30に供給しながら完全な加圧状態を維持して、上記蒸気タンク10と給水用圧力タンク30との間の内部圧力差を低減する。
【0039】
即ち、上記給水用圧力タンク30に蒸気圧が十分圧縮して保存されるまで、給水制御バルブ70を閉めて給水を行わず、上記給水用圧力タンク30に十分な蒸気圧が圧縮して保存されると初めて順次に給水制御バルブ70を開放するように制御することによって上記給水用圧力タンク30内の水を蒸気タンク10の内部に円滑に供給する特別な效果を提供する。
【0040】
一方、本発明は上記蒸気タンク10の外側にさらに本体ケース1が囲むように設置されることによって、蒸気タンク10で放出する熱が空気中に捨てられることによる熱損失を防止することができ、上記本体ケース1の外部には水位感知センサー80が外装型に設置されることによって、上記水位感知センサー80が感知した水位によって圧力供給制御バルブ50及び給水制御バルブ70のON/OFFを選択的に制御することができる。
【0041】
上記水位感知センサー80は蒸気タンク10の外側に外装型フロート管81が外装され、上記外装型フロート管81の上下部にそれぞれ連結された連結管82は、蒸気タンク10の上下部にそれぞれ通水可能に連結され、上記外装型フロート管81の内部には通常のフロートが水位変化によって上下に移動可能に挿入され、上記外装型フロート管81の外側にはセンサーホルダー83が囲むように設置される。
【0042】
そして、上記センサーホルダー83の内面には水位変化によるフロートの上下移動を感知しながら水位を感知する通常のリードセンサーが付着され、上記フロート及びリードセンサーは水位感知センサーの技術分野で公知技術であるので、本発明では詳細な説明は省略する。
【0043】
一方、上記連結管82の外側には、
図3及び
図5のように、それぞれ一対の第1熱交換槽91が囲むように設置され、上記給水管71、蒸気排出管16及び蒸気圧供給管40の外側にはそれぞれ第2熱交換槽92、第3熱交換槽92及び第4熱交換槽94が囲むように設置され、上述した一対の第1熱交換槽91、第2熱交換槽92、第3熱交換槽92及び第4熱交換槽94を順次に通水可能に連結された上水管90は、所定水位タンク20の内部に連結設置され、上記上水管90の先端にはボールトップ95が設置されることによって、所定水位タンク20は常に所定水位を維持することができる。
【0044】
従って、上水管90の内部を流れる上水は、複数の第1熱交換槽91、第2熱交換槽92、第3熱交換槽92及び第4熱交換槽94を順次に通過しながら熱交換作用を通じて上記連結管82、給水管71、蒸気排出管16及び蒸気圧供給管40で外部に放出されながら捨てられる損失熱を最大限に回収して、上水を加温する用途で再利用することによって、蒸気発生に所要されるエネルギーを画期的に節減することができる。
【0045】
また、上記本体ケース1の側面と第1交換槽91及び第3熱交換槽93の内部側面との間には、それぞれ連結管82及び蒸気排出管16の外側を囲む熱伝導防止管96が連結設置され、上記熱伝導防止管96の先端には外部に連結された開放部97が形成されることによって、連結管82及び蒸気排出管16は本体ケース1に直接接触されることを防止して、上記連結管82及び蒸気排出管16の高温熱が本体ケース1に熱伝導されながら外部に損失されることを積極的に防止することができる。
【0046】
同時に、上記本体ケース1の上部面と第2交換槽92及び第4熱交換槽94の内部底面との間には、
図3及び
図5のように、それぞれ給水管71及び蒸気圧供給管40の外側を囲む熱伝導防止管96が連結設置され、上記熱伝導防止管96の先端には外部に連結された開放部97が形成されることによって、上記給水管71及び蒸気圧供給管40の高温熱が本体ケース1に熱伝導されながら外部に損失されることを積極的に遮断する。
【0047】
ひいては、上記熱伝導防止管96は、共通的にそれぞれの連結管82、蒸気排出管16、給水管71及び蒸気圧供給管40の高温熱が本体ケース1に熱伝導されることを防止する役割を果し、同時に上水管90で流れる水が高温に加熱過ぎないように熱を放出する放熱作用を複合的に行う。
【0048】
一方、本発明の補充水管61は、一側が給水用圧力タンク30の上端に連結され、他側先端にはブランチティー62が連結され、上記ブランチティー62の両側には、
図6のように、リング状の排出吸入兼用ヘッダー63が一体に連結され、上記排出吸入兼用ヘッダー63は、所定水位タンク20の内部に浸けられるように配置され、上記排出吸入兼用ヘッダー63には複数のノズル孔64が等間隔に形成される。
【0049】
このような給水用圧力タンク30の水位が低下されて、補充水を供給する場合には、上記補充水管61に設置された補充水制御バルブ60を一時的に開放すれば、給水用圧力タンク30に残存した高圧の蒸気圧は圧力の低い所定水位タンク20に急激に移動した後、排出吸入兼用ヘッダー63を通じて全量所定水位タンク20に排出される。
【0050】
従って、上記所定水位タンク20の圧力は高くなる一方、給水用圧力タンク30は圧力が急激に低下されて、内部に真空圧力を生成することによって、この真空圧力によって所定水位タンク20の水は排出吸入兼用ヘッダー63を通じて吸入されながら、給水用圧力タンク30に自動的に補充され、上記給水用圧力タンク30の水が設定された最高水位に到逹すれば自動的に補充水制御バルブ60が閉まりながら、補充水の供給を中断するようになる。
【符号の説明】
【0051】
1:本体ケース
10:蒸気タンク
11:加熱チャンバー
14:蒸気捕集路
15、34:蒸気チャンバー
16:蒸気排出管
20:所定水位タンク
30:給水用圧力タンク
32:隔板
33:給水チャンバー
40:蒸気圧供給管
50:圧力供給制御バルブ
60:補充水制御バルブ
61:補充水管
62:ブランチティー
63:排出吸入兼用ヘッダー
70:給水制御バルブ
71:給水管
80:水位感知センサー
81:外装型フロート管
82:連結管
83:センサーホルダー
90:上水管
91:第1熱交換槽
92:第2熱交換槽
93:第3熱交換槽
94:第4熱交換槽
95:ボールトップ
96:熱伝導防止管
97:開放部