特許第5803753号(P5803753)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5803753
(24)【登録日】2015年9月11日
(45)【発行日】2015年11月4日
(54)【発明の名称】コンベヤベルトの巻取りドラム
(51)【国際特許分類】
   B65H 75/14 20060101AFI20151015BHJP
   B65H 75/22 20060101ALI20151015BHJP
【FI】
   B65H75/14
   B65H75/22
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-51972(P2012-51972)
(22)【出願日】2012年3月8日
(65)【公開番号】特開2013-184798(P2013-184798A)
(43)【公開日】2013年9月19日
【審査請求日】2014年12月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006714
【氏名又は名称】横浜ゴム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001368
【氏名又は名称】清流国際特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100129252
【弁理士】
【氏名又は名称】昼間 孝良
(74)【代理人】
【識別番号】100066865
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信一
(74)【代理人】
【識別番号】100066854
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 賢照
(74)【代理人】
【識別番号】100117938
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 謙二
(74)【代理人】
【識別番号】100138287
【弁理士】
【氏名又は名称】平井 功
(74)【代理人】
【識別番号】100155033
【弁理士】
【氏名又は名称】境澤 正夫
(74)【代理人】
【識別番号】100068685
【弁理士】
【氏名又は名称】斎下 和彦
(72)【発明者】
【氏名】宮島 純
(72)【発明者】
【氏名】矢島 大
【審査官】 西本 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3125159(JP,U)
【文献】 特開2001−192155(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 75/00 − 75/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻芯部と、この巻芯部の軸方向両端部に設けられたフランジ部とを備え、それぞれのフランジ部が前記巻芯部から径方向外側に放射状に延びる複数の径方向部材と、これら径方向部材の外周側端部を連結して環状を形成する周方向部材とで構成され、それぞれのフランジ部の径方向部材が対向した位置に配置され、前記周方向部材の一部に接地部を設けたコンベヤベルトの巻取りドラムにおいて、
前記接地部を設けた周方向部材に連結するそれぞれのフランジ部の径方向部材の対向する外周側端部どうしの間に、巻芯部に巻き取られるコンベヤベルトのベルト幅と実質的に同じ長さのスペーサを着脱自在に設けるとともに、これら対向する径方向部材の内周側端部の前記巻芯部との接合部分近傍の曲げ剛性が、その径方向部材本体の曲げ剛性よりも低く設定されることを特徴とするコンベヤベルトの巻取りドラム。
【請求項2】
前記スペーサを、前記巻芯部に対して対称の位置となる径方向部材の対向する外周側端部どうしの間にも着脱自在に設けるとともに、これら径方向部材の内周側端部の前記巻芯部との接合部分近傍の曲げ剛性も、その径方向部材本体の曲げ剛性よりも低く設定される請求項1に記載のコンベヤベルトの巻取りドラム。
【請求項3】
前記接合部分近傍を、前記径方向部材の内周側端部と前記巻芯部との間に介在して、その径方向部材本体の曲げ剛性よりも低い曲げ剛性に設定した連結プレートで構成した請求項1または2に記載のコンベヤベルトの巻取りドラム。
【請求項4】
前記径方向部材の外表面に、巻き取られるコンベヤベルトのその位置での巻取り長さを示す指標が表示されている請求項1〜3のいずれかに記載のコンベヤベルトの巻取りドラム。
【請求項5】
前記指標が、巻き取られるコンベヤベルトの厚さとともに前記径方向部材の外表面に表示されている請求項4に記載のコンベヤベルトの巻取りドラム。
【請求項6】
巻取られるコンベヤベルトの厚さ別に、異なる径方向部材の外表面に前記指標とともに巻取られるコンベヤベルトの厚さが表示されている請求項5に記載のコンベヤベルトの巻取りドラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤベルトの巻取りドラムに関し、さらに詳しくは、コンベヤベルト運搬時において、安定性を一段と向上させるとともに、フランジ部を構成する径方向部材に生じる負荷を軽減して軽量化することが可能なコンベヤベルトの巻取りドラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
セメント、石炭、鉱石などの搬送に使用されるコンベヤベルトは、その全長が数キロ以上にもおよぶ場合がある。このような場合にはコンベヤベルトの継ぎ合わせに多くの手間がかかるので、継ぎ合わせ箇所を少なくするためにコンベヤベルトをできるだけ長尺にして、製造工場等から使用現場まで運搬して、使用現場での継ぎ合わせの手間を軽減するようにしている。このような長尺のコンベヤベルトの巻取りドラムの構造に関しては種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
コンベヤベルトの巻取りドラムは、コンベヤベルトが巻き取られる巻芯部と、この巻芯部の軸方向両端部に設けられたフランジ部とを備えている。それぞれのフランジ部は、例えば、巻芯部から径方向外側に放射状に延びる複数の径方向部材と、これら径方向部材の外周端部を連結して環状を形成する周方向部材とで構成されている。コンベヤベルトを巻き取った際には、ベルト幅方向端と径方向部材との間には、ある程度のすき間(例えば、50mm程度)が生じる。そのため、コンベヤベルトを運搬等する際にはコンベヤベルトがベルト幅方向にずれ移動して頻繁に径方向部材に衝突することがある。
【0004】
この場合、コンベヤベルトを巻き取った巻取りドラムの安定性が悪化する。また、径方向部材の巻芯部との接合部分には過大な負荷(応力)が生じる。そこで、この接合部分を重厚な構造にすると巻取りドラムの重量が重くなるという問題が生じる。巻取りドラムの重量化は、巻取りドラムの材料費の増加だけでなく運搬費の増加にもつながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3125159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、コンベヤベルト運搬時において、安定性を一段と向上させるとともに、フランジ部を構成する径方向部材に生じる負荷を軽減して軽量化することが可能なコンベヤベルトの巻取りドラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のコンベヤベルトの巻取りドラムは、巻芯部と、この巻芯部の軸方向両端部に設けられたフランジ部とを備え、それぞれのフランジ部が前記巻芯部から径方向外側に放射状に延びる複数の径方向部材と、これら径方向部材の外周側端部を連結して環状を形成する周方向部材とで構成され、それぞれのフランジ部の径方向部材が対向した位置に配置され、前記周方向部材の一部に接地部を設けたコンベヤベルトの巻取りドラムにおいて、前記接地部を設けた周方向部材に連結するそれぞれのフランジ部の径方向部材の対向する外周側端部どうしの間に、巻芯部に巻き取られるコンベヤベルトのベルト幅と実質的に同じ長さのスペーサを着脱自在に設けるとともに、これら対向する径方向部材の内周側端部の前記巻芯部との接合部分近傍の曲げ剛性が、その径方向部材本体の曲げ剛性よりも低く設定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前記接地部を設けた周方向部材に連結するそれぞれのフランジ部の径方向部材の対向する外周側端部どうしの間に、巻芯部に巻き取られるコンベヤベルトのベルト幅と実質的に同じ長さのスペーサを着脱自在に設けるとともに、これら対向する径方向部材の内周側端部の前記巻芯部との接合部分近傍の曲げ剛性が、その径方向部材本体の曲げ剛性よりも低く設定されることにより、この対向する径方向部材どうしをスペーサで連結すれば、これら径方向部材の間に、巻芯部に巻き取られたコンベヤベルトを挟み込んで、これらを一体化した状態にできる。そのため、挟み込んだコンベヤベルトのベルト幅方向端とそれぞれの径方向部材とのすき間が無くなる、或いは、最小限にできる。これにより、巻き取られたコンベヤベルトの運搬時のベルト幅方向のずれ移動が抑制されるので、巻取りドラムの安定性を一段と向上させることができる。これに伴って、フランジ部を構成する径方向部材の内周側端部近傍に生じる負荷が軽減するので軽量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明のコンベヤベルトの巻取りドラムを例示する正面図である。
図2図1の巻取りドラムの側面図である。
図3】径方向部材の巻芯部との接合部分近傍を例示する拡大図である。
図4】径方向部材の巻芯部との接合部分近傍の別の形態を例示する拡大図である。
図5】巻取りドラムの別の実施形態を例示する正面図である。
図6】巻取りドラムのさらに別の実施形態を例示する正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のコンベヤベルトの巻取りドラムを図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1図3に例示するように、本発明のコンベヤベルトの巻取りドラム1(以下、巻取りドラム1という)は、円筒状の巻芯部2と、巻芯部2の軸方向両端部に設けられたフランジ部3とを備えている。巻芯部2は、内筒2aと、外筒2bと、これらの軸方向端部を塞ぐ蓋板2cとで構成されている。
【0012】
対向するそれぞれのフランジ部3は、巻芯部2から径方向外側に放射状に延びる複数の主径方向部材4および補助径方向部材5と、これら主径方向部材4および補助径方向部材5の外周端部を連結して環状を形成する周方向部材6とで構成されている。主径方向部材4は、補助径方向部材5よりも曲げ剛性が高く重厚な部材である。主径方向部材4および補助径方向部材5には、一般的な構造用鋼材が使用される。この実施形態では、主径方向部材4にはH形鋼が使用されている。巻芯部2には鋼板等が使用される。
【0013】
主径方向部材4は、例えば4本〜12本程度設けられる。補助径方向部材5は必要に応じて設けられるが、例えば主径方向部材4と同数程度設けられる。この実施形態では、1つのフランジ部3に、主径方向部材4と補助径方向部材5がそれぞれ4本設けられていて、周方向部材6が八角形の環状を形成している。周方向部材6は八角形の環状に限定されず、主径方向部材4、補助径方向部材5の本数に応じて、その他の多角形の環状にすることもでき、また、円環状にすることもできる。
【0014】
それぞれのフランジ部3の主径方向部材4どうし、補助径方向部材5どうしは、対向した位置に配置されている。周方向部材6の一部には接地部7が設けられている。そして、隣接する一対の接地部7が地盤に接地することにより、巻取りドラム1が安定的に載置される。この実施形態では、それぞれの主径方向部材4の外周側端部の周辺に、接地部7が設けられている。接地部7は、フォークリフトの爪が挿入できる挿入孔7aを有している。
【0015】
接地部7を設けた周方向部材6に連結するそれぞれのフランジ部3の主径方向部材4の対向する外周側端部どうしの間には、巻芯部2に巻き取られるコンベヤベルトBのベルト幅と実質的に同じ長さのスペーサ8が着脱自在に設けられている。このスペーサ8は鋼材等で形成されていて、固定ボルト9等によって着脱可能に主径方向部材4の外周側端部に固定される。
【0016】
そして、スペーサ8が着脱可能に設けられるこれらの対向する主径方向部材4の内周側端部の巻芯部2との接合部分近傍の曲げ剛性は、その主径方向部材4の本体(接合部分近傍ではない部分)の曲げ剛性よりも低く設定されている。即ち、接合部分近傍は相対的に柔構造になっている。尚、ここで、曲げ剛性とは、主径方向部材4を対向する主径方向部材4に向かって曲げる際の剛性である。
【0017】
この実施形態では、主径方向部材4の内周側端部と巻芯部2との間に連結プレート10を介在させて、この連結プレート10の曲げ剛性を、その主径方向部材4の本体の曲げ剛性よりも低く設定している。この構造によって、接合部分近傍の曲げ剛性が、その主径方向部材4の本体の曲げ剛性よりも低くなっている。例えば、接合部分近傍の曲げ剛性を、その主径方向部材4の本体の曲げ剛性よりも10%〜50%程度低く設定する。
【0018】
具体的な構造としては、例えば、連結プレート10として主径方向部材4よりも薄い鋼板を用いる。主径方向部材4と連結プレート10が同じ材質であれば、主径方向部材4に比して連結プレート10の断面係数を小さくする。そして、連結プレート10を、主径方向部材4の内周側端部および巻芯部2と、ボルトや溶接等によって固定する。
【0019】
コンベヤベルトBを運搬する際には、巻芯部2にコンベヤベルトBの長さ方向一端部を固定して、巻取りドラム1を回転させて、コンベヤベルトBを巻取る。コンベヤベルトBを巻き取った後、それぞれのフランジ部3の主径方向部材4の対向する外周端部どうしをスペーサ8で連結すると、主径方向部材4においては、内周側端部の巻芯部2との接合部分近傍の柔構造の部分が相対的に大きく変形する。そして、これら主径方向部材4の間に、巻芯部2に巻き取られたコンベヤベルトBが挟み込まれて、それぞれの主径方向部材4、スペーサ8およびコンベヤベルトBが一体化した状態になる。そのため、挟み込んだコンベヤベルトBのベルト幅方向端とそれぞれの主径方向部材4とのすき間が無くなる、或いは、最小限になる。これにより、巻き取られたコンベヤベルトBの運搬時のベルト幅方向のずれ移動が抑制されるので、巻取りドラム1の安定性を一段と向上させることができる。
【0020】
コンベヤベルトBのベルト幅方向のずれ移動が抑制されることにより、主径方向部材4が受ける衝撃が無くなる、或いは、小さくなる。これに伴って、主径方向部材4の内周側端部近傍に生じる負荷(応力)が軽減して、主径方向部材4の軽量化、ひいては、巻取りドラム1の軽量化が可能になる。それ故、巻取りドラム1の材料費の低減およびコンベヤベルトBの運搬費の低減にもつながる。
【0021】
図4に例示するように、主径方向部材4の内周側端部周辺を、厚さをそのままにして主径方向部材4本体に比して細くした細幅部4aにすることもできる。そして、この主径方向部材4の内周側端部(細幅部4a)を、巻芯部2と、ボルトや溶接等によって固定する。これにより、主径方向部材4の内周側端部の巻芯部2との接合部分近傍の曲げ剛性を、その径方向部材4本体の曲げ剛性よりも低く設定することもできる。主径方向部材4の内周側端部周辺を、幅をそのままにして主径方向部材4本体に比して薄くした形態にすることもできる。
【0022】
この実施形態では、スペーサ8を、巻芯部2に対して対称の位置となる主径方向部材4の対向する外周側端部どうしの間にも着脱自在に設けるとともに、これら主径方向部材4の内周側端部の巻芯部2との接合部分近傍の曲げ剛性も、その主径方向部材4の本体の曲げ剛性よりも低く設定されている。この構造にすると、より一層、コンベヤベルトBを巻き取った巻取りドラム1の安定性が向上する。また、上側の主径方向部材4の内周側端部近傍に生じる負荷(応力)も軽減するので、この主径方向部材4の軽量化も可能になる。
【0023】
本発明では、図5に例示する実施形態のように、巻取りドラム1の下側になる主径方向部材4だけにスペーサ8を設けるとともに、その内周側端部の巻芯部2との接合部分近傍の曲げ剛性を相対的に低く設定して、接合部分近傍を柔構造にしてもよい。
【0024】
さらに、図1図5の実施形態では、主径方向部材4の外表面に、巻き取られるコンベヤベルトBのその位置での巻取り長さを示す指標(目盛)11が所定間隔で表示されている。この指標11の表示があると、コンベヤベルトBの最外周部分に相当する位置の指標11を見るだけで、巻取りドラム1に巻き取られているコンベヤベルトBの長さを把握することができる。即ち、巻取りドラム1に残存しているコンベヤベルトBの長さを即座に把握できる。
【0025】
巻取りドラム1の大きさは、コンベヤベルトBを最大で巻き取った時のコンベヤベルトBの外径に相当する概ね3.2m〜3.6m程度になる。そのため、図5の実施形態のように、指標11の表示を下側の主径方向部材4に集中させると、指標11が見易くなる。
【0026】
ところで、コンベヤベルトBの厚さTによって指標11の位置は変化する(異なる)ので、この指標11は、巻き取られるコンベヤベルトBの厚さTとともに、主径方向部材4の外表面に表示するとよい。尚、この指標11およびコンベヤベルトBの厚さTは、補助径方向部材5の外表面に表示してもよい。
【0027】
図6に例示する実施形態のように、巻き取られるコンベヤベルトBの厚さT(T1、T2、T3、T4)別に、異なる主径方向部材4の外表面に指標11とともにその厚さT(T1、T2、T3、T4)を表示することもできる。この実施形態の場合、コンベヤベルトBの厚さT(T1、T2、T3、T4)を知っていれば、その厚さT(T1、T2、T3、T4)の表示がある主径方向部材4の指標11を見れば、巻取りドラム1に巻き取られているコンベヤベルトBの長さを把握することができる。この指標11およびコンベヤベルトBの厚さTは補助径方向部材5の外表面に表示してもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 巻取りドラム
2 巻芯部
2a 内筒
2b 外筒
2c 蓋板
3 フランジ部
4 主径方向部材
4a 細幅部
5 補助径方向部材
6 周方向部材
7 接地部
7a 挿入孔
8 スペーサ
9 固定ボルト
10 連結プレート
11 指標
B コンベヤベルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6