(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が、前記少なくとも1つの連結具が前記第1の係合構成部品と前記第2の係合構成部品とに対して第2の構成であるときにその間で目標とされた組織と係合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品と前記第2の係合構成部品との少なくとも一方が、1つ又はそれ以上のパッド、1つ又はそれ以上のアパーチャ及び/又は1つ又はそれ以上の縫合糸部材の前記グループから選ばれた1つ又はそれ以上の縫合要素を更に含み、前記1つ又はそれ以上の縫合要素の各々が、それを通る縫合糸を受け取ることができることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が、各々、近位端と、遠位端と、その間で延在する本体とを含み、前記第1の係合構成部品の前記本体が、第1の目標とされた組織面に適合するように構成され、前記第2の係合構成部品の前記本体が、第2の目標とされた組織面に適合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記少なくとも1つの連結具が、第1の屈曲部を画定する第1の旋回アームと第2の屈曲部を画定する第2の旋回アームとを含む2つの連結具を含み、前記第1の旋回アームが、第1のピボット点にて前記第1の係合構成部品に結合され、第2のピボット点にて前記第2の係合構成部品に結合され、前記第2の旋回アームが、第3のピボット点にて前記第1の係合構成部品に結合され、第4のピボット点にて前記第2の係合構成部品に結合されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品、前記第2の係合構成部品、及び前記少なくとも1つの連結具が、各々、腐食に抗するのに適した材料を含み、前記材料が、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ニチノール、シラスティック、チタン及び/又はステンレス鋼から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記少なくとも1つの連結具が第2の構成を含むときに前記第1の係合構成部品と前記第2の係合構成部品との間に画定された前記内部空間の前記値が、前記用具が胃の周りに位置決めされたときに前記胃に任意の締付圧を供給することなく前記胃の周りに嵌合するように胃の外形寸法に対応することを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品の各々が、5mmと15mmの間の幅を有し、30mmと200mmの間の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記少なくとも1つの連結具が第1の構成を含むとき、前記少なくとも1つの連結具が、前記内部空間の前記値がゼロに接近するように、互いの方に前記第1の係合構成部品と前記第2の係合構成部品とを圧縮するように作動することを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品が、それに固着された1つ又はそれ以上のパッドを更に含み、前記1つ又はそれ以上のパッドの各々が、それを介して縫合糸を受け取ることができることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品と前記第2の係合構成部品とに結合されたメッシュカーテンを更に含み、前記メッシュカーテンが、前記用具が器官の周りに位置決めされたときに器官膨満又はリモデリングを制限するように作動可能であることを特徴とする請求項1に記載の用具。
各構成部品を2つの別個の下位構成部品に分割するための、前記第1の係合構成部品及び前記第2係合構成部品内の可撓性構造体を更に含み、前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品の前記2つの別個の下位構成部品の各々が、可撓性構造体を介して互いに連結されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が、各々、開口部を画定し、前記開口部が、体腔内に前記用具を位置決めするために有用な装置のアームを受け入れるようにサイズ決め及び成形されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記少なくとも1つの連結具が、再吸収可能な材料を含み、前記用具が胃の周りに位置決めされたとき、前記少なくとも1つの連結具が、前記少なくとも1つの連結具がもはや前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品に結合されていないように経時的に人体で再吸収されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が、再吸収可能な材料を含み、前記用具が胃の周りに位置決めされたとき、前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が、前記第1の係合構成部品及び前記第2の係合構成部品が前記少なくとも1つの連結具を手段として互いにもはや結合されないように経時的に人体内で再吸収されることを特徴とする請求項1に記載の用具。
前記第1の係合構成部品、前記第2の係合構成部品、及び前記少なくとも1つの連結具の少なくとも1つが、ポリグリコール糖(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、l−ラクチド(LPLA)、ポリ(dl−ラクチド)(DLPLA)、ポリ(ε−カプロラクトン)(PCL)、ポリ(ジオキサノン)(PDO)、polylglycolide−トリメチレン炭酸塩(PGA−TMC)、又は、ポリ(d、l−ラクチド−グリコリド共重合体)(DLPLG)から選ばれた再吸収可能な材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の用具。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本開示の原理の理解を促進するために、図面に示す種々の実施形態をここで参照し、特定の言語を使用して種々の実施形態を説明する。それにもかかわらず、本開示の範囲のいかなる制限もそれによって意図されていないことが理解されるであろう。
【0034】
図1及び
図2は、組織又は器官を修復する抑止用具10の少なくとも一実施形態の斜視図を示す。抑止用具10の少なくとも一実施形態においては、抑止用具10は、植込み型用具を備え、当該の目標とされた組織又は器官上で固定するに当たっては、実質的な縫合糸、ステープル又はピンは不要である。更に、本明細書で説明する抑止用具10は、内在する組織が圧縮されないか、又は、緩くのみ圧縮されるように目標とされた組織と緩く、それにも拘わらず、確実に係合するように構成される。本明細書で説明する抑止用具10の様々な実施形態は、患者の人体内の一時的又は常習的設置(chronic placement)に利用可能とすることができ、例示的な用具10を使用して実行する修復処置は、低侵襲処置を介して可逆的である。
【0035】
図1及び
図2に示すように、抑止用具10の少なくとも一実施形態は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを備える。第1の係合構成部品12は、第1の形状を含むことができ、第2の係合構成部品16は、第1の係合構成部品12の第1の形状の少なくとも一部に対応する第2の形状を含むことができる。例えば及び制限なしに、第1及び第2の係合構成部品12、16は、
図1及び
図2に示すように棒構成で構成することができる。あるいは、第1及び第2の係合構成部品12、16は、本明細書で参照するような使用に適した体型に合わせた構成、円形構成、又は任意の他の構成で構成することができる。更に、第1及び第2の係合構成部品12、16は、構成部品12、16の各々の形状が(図示せず)内部面積を画定するように構成することができる。例示的な抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16は、任意の形状で構成することができ、かつ、可撓性、半可撓性、又は、関節式とすることもできることが理解されるであろう。更に、臨床医は、確実に抑止用具10が当該の組織又は器官に適切に適合するようにするために、治療すべき特定の患者に基づいて及び/又は抑止用具10が使用される特定の用途に従って抑止用具10の構成部品12、16の所望の構成を選択することができることが企図されている。例えば、本開示の抑止用具10の例示的実施形態は、約14mmの幅と約120mmの長さとを有する第1及び第2の係合構成部品12、16を備えることができる。少なくとも1つの更なる実施形態においては、第1及び第2の係合構成部品12、16は、5mmと15mmの間の幅を有することができ、かつ、30mmと200mmの間の長さを有することができ、任意の数の潜在的な幅及び長さが、本開示の例示的な抑止用具10での使用に適した本開示により企図されている。
【0036】
本開示の抑止用具10の少なくとも一実施形態においては、かつ、
図2に示すように、抑止用具10の第1の係合構成部品12は、近位端13と、第1の側面12Aと第2の側面12Bとを有する本体と、遠位端14とを含む。第1の係合構成部品12の第1の側面12Aは、当該の組織又は器官の近傍に又はそれに接して位置決めされるように構成される。同様に、第2の係合構成部品16は、近位端17と、第1の側面16Aと第2の側面16Bとを有する本体と、遠位端18とを含む。第2の係合構成部品16の第1の側面16Aは、当該の組織又は器官の近傍に又はそれに接して位置決めされるように構成される。
【0037】
第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、各々、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(「PTFE」)、ニチノール、シラスティック、チタン、ステンレス鋼、又は、耐食性である、医術での使用に適する任意の他の材料など、かつ、これらに限定されず、腐食に抗するのに適した材料を含む。したがって、抑止用具10は、劣化の危険性なく人体内の常習的設置(chronic placement)に耐えることができる。少なくとも一実施形態においては、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16は、超高密度ポリエチレンで構成される。
【0038】
抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16は、1つ又はそれ以上のばね22に結合することができ、1つ又はそれ以上のばね22は、遠位端14、18及び近位端13、17にて第1及び第2の係合構成部品12、16を係合させる。ばね22、並びに、支柱700(
図7A及び
図7Bに示すような)及びカプラ1200(
図14A〜
図16Bに示すような)は、本明細書で参照するように、様々な実施形態において、本開示の様々な抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16を連結するとき一般的に「連結具」ということができる。ばね22は、ねじりばね、又は、第1及び第2の係合構成部品12、16を互いから所定の距離だけ離して支持することができる公知の又は開発された任意の他の形式のばねを含むことができ、この距離は、第1及び第2の係合構成部品12、16を中心としたばね22の方位に左右される場合がある。本明細書で更に詳細に説明するように、ばね22の構成及び抵抗のために、抑止用具の第1及び第2の係合構成部品12、16は、ばね22の第1の方位に基づいて第1及び第2の係合構成部品12、16の第1の側面12A、16Aの間にほとんど空間が画定されないように保持することができ、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16は、ばね22の第2の方位に基づいて第1及び第2の係合構成部品12、16の第1の側面12A、16Aの間に内部空間70が画定されるように保持することができる。
【0039】
更に、1つ又はそれ以上のばね22の各々は、任意の方法で構成された任意の数のコイルを有することができ、ただし、ばね構成及び剛性が抑止用具10の所望の用途に適していることを条件とする。例えば、かつ、制限なしに、少なくとも一実施形態においては、1つ又はそれ以上のばね22の各々は、3つの密巻コイルを有するねじり抵抗ばね(torsion resistance spring)を含む。実際には、臨床医は、ばね22の所望の柔軟性又は剛性を達成するために各ばね22のコイル数及び/又は構成を変えることができ、かつ、このようにすると、抑止用具10は、抑止用具10が適用されるべき特定の患者及び/又は用途に向けてカスタマイズすることができることが認識されるであろう。
【0040】
抑止用具10のばね22の各々は、コイルの端部の各々から延在する少なくとも1つのロッド24を含むことができる。各ロッド24の長さは、抑止用具10が適用されるべき特定用途によって選択することができる。
図1及び
図2内の抑止用具10の例示的実施形態に示すように、各ロッド24は、第1又は第2の係合構成部品12、16と結合される。例えば、
図2に示すように、ばね22の1つの第1のロッド24は、第1の係合構成部品12の遠位端14上の場所にて又はその近傍で第1の係合構成部品12の第2の側面12Bと結合することができ、同じばね22の第2のロッド24は、第2の係合構成部品16の遠位端18上の場所にて又はその近傍で第2の係合構成部品16の第2の側面16Bと結合することができる。更に、ロッド24は、ばね22の張力に従って第1及び第2の係合構成部品12、16を保持することにより第1及び第2の係合構成部品12、16間での内部空間70(
図2に示すような)の形成を助長する。
【0041】
抑止用具10のばね22は、抑止用具10が腹腔鏡検査ポートを通るのに十分なサイズである限り任意の寸法を含むことができ、ばね22は、抑止用具10が構成を有するときに、第1の係合構成部品12の第1の側面12Aと第2の係合構成部品16の第2の側面16Aとを距離を隔てて保持することができ、それにより、ばね22は、第1及び第2の係合構成部品12、16の周りに位置決めされる。例えば、ばね22は、
図1に示すような「第1の」構成を有することができ、それにより、ばね22及び第1及び第2の係合構成部品12、16は、抑止用具10が腹腔鏡検査ポートを通過することができるように同じ又は実質的に同方向/平面に配向される。このような第1の構成においては、ばね22は、第1及び第2の係合構成部品12、16が互いと係合するか又は間に相対的に小さい空間を有するように第1及び第2の係合構成部品12、16と係合させる。ばね22は、ばね22が第1及び第2の係合構成部品12、16を中心として回転して
図1に示す抑止用具の構成と同じ方向/平面ではないときに、例えばかつ
図2に示すように、「第2の」構成を有することができる。このような第2の構成においては、第1及び第2の係合構成部品12、16は、抑止用具10が「静止している」ときに内部空間70を画定することができ、内部空間70は、例えば胃100の回りに(
図4A〜
図5Aに示すように)抑止用具10を位置決めすると増大し、潜在的に、例えば胃100に食物が導入されるとわずかだけ更に増大する。
【0042】
したがって、ばね22の寸法は、第1及び第2の係合構成部品12、16の間の内部空間70の固有の値を指図することができる。少なくとも一実施形態においては、ばね22は、「折り畳み後の」又は「圧縮後の」抑止用具10が15mm径の腹部ポート内を通ることを可能にするために約14ミリメートルを下回る最大外径を含むことができる。更に、ばね22の各々は、抑止用具10が採用される用途に調和する強度を有する任意の材料を含むことができる。少なくとも一実施形態においては、ばね22は、ポリウレタン、PTFE、ニチノール、シラスティック、チタン、ステンレス鋼、又は、耐食性である、医術での使用に適した任意の他の材料など及びこれらに限定されず、腐食に抗するのに適した剛性又は半剛性材料で構成される。
【0043】
したがって、ばね22の寸法は、第1及び第2の係合構成部品12、16の間の内部空間70の固有の値を指図することができる。少なくとも一実施形態においては、ばね22は、「折り畳み後の」又は「圧縮後の」抑止用具10が15mm径の腹部ポート内を通ることを可能にするために約14ミリメートルを下回る最大外径を含むことができる。更に、ばね22の各々は、抑止用具10が採用される用途に調和する強度を有する任意の材料を含むことができる。少なくとも一実施形態においては、ばね22は、ポリウレタン、PTFE、ニチノール、シラスティック、チタン、ステンレス鋼、又は、耐食性である、医術での使用に適した任意の他の材料など及びこれらに限定されず、腐食に抗するのに適した剛性又は半剛性材料で構成される。
図2を再び参照すると、かつ、先述したように、抑止用具10のばね22は、固有の、先述したように、第2の構成下で所定の距離を隔てて第1及び第2の係合構成部品12、16を維持するように付勢される。このようにすると、圧力が例示的な抑止用具10に印加されていないとき−又は、抑止用具10が「静止している」とき−所定値を有する内部空間70が、第1及び第2の係合構成部品12、16との間に形成される。内部空間70の値は、少なくとも一実施形態においては、ばね22の外径−第1及び第2の係合構成部品12、16の厚さと相関することができる。内部空間70の値は、治療すべき組織及び/又は器官の厚さ又は他の要素によって臨床医が操作することができることが理解されるであろう。例えば、より大きい所定値を有する内部空間70を達成するために、ばね22の外径を増大させることができるか、及び/又は、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の厚さを調節することができる。したがって、臨床医は、特定の組織上での特定用途に向けて最適に構成することができるように抑止用具10を簡単に修正することができる。
【0044】
ばね22の性質のために(選択した材料及び剛性に左右される)、第1及び第2の係合構成部品12、16は圧力が印加されたとき第1及び第2の係合構成部品12、16が互いに対して移動することができるように、ある程度の「与える」を示すことができる。第1及び第2の係合構成部品12、16が、圧力がばね22に印加されていないとき内部空間70が所定の/固有の値と実質的に同等であるように静止位置に戻るように付勢されるが、抑止用具10のばね22は、第1及び第2の係合構成部品12、16が印加された力に応答して移動することを可能することもできる。例えば、かつ、制限なしに、力が第1及び第2の係合構成部品12、16の第1の側面12A、16Aに対して印加された場合、この力は、ばね22に移され、これにより、抑止用具10の構成部品12、16は、内部空間70が増大するように離れることができる。更に、コイルがコイル構成と反対の方向に軸を中心としてねじられるように力がばね22に直に適用された場合、先の記載した例と同様に、抑止用具10に及ぼす結果として生じる効果として、第1及び第2の係合構成部品12、16が離れて内部空間70が増大する。しかしながら、抑止用具10のばね22により行われた固有の付勢のために、ばね22に影響を与える圧力が解除された後、ばね22−及び、したがって構成部品12、16−は、内部空間70が本来の規定された値に戻るように静止位置に戻る。ばね22の各々を含む特定の構成及び/又は、抑止用具10が適用されるべき用途により所望の弾性率を達成するように選択することができることが認識されるであろう。
【0045】
図2に示すように、ばね22の各ロッド24は、ロッド24の各々が抑止用具10の関連した構成部品12、16に対する枢動が可能であるように、抑止用具10の関連した構成部品12、16で回転可能に結合される。第1及び第2の係合構成部品12、16によるロッド24の回転結合は、当技術分野で公知である任意の手段を介して達成することができる。例えば、かつ、制限なしに、各ロッド24の端部は、適用可能な構成部品12、16のそれぞれの第2の側面12B、16B内に形成された穴への挿入及びその中での回転が可能であるピンを含むことができる。
【0046】
ロッド24の各々がばね22で結合されているので、ロッド24が構成部品12、16に対して回転したとき、これにより、実際上、それぞれのばね22は、抑止用具10の近位端又は遠位端に対して軌道に沿って移動することができる。したがって、ばね22は、第1及び第2の係合構成部品12、16(
図1に示すように、本明細書では「第1の」構成という)に実質的に平行である位置と第1及び第2の係合構成部品12、16(
図2に示すように、「第2の」構成という)と実質的に垂直である位置との間で回転することができる。
【0047】
したがって、第1及び第2の係合構成部品12、16とのロッド24の回転結合により、臨床医は、腹腔鏡搬送及び/又は植え込み中に抑止用具10の全幅を操作することができ、更に、抑止用具10を抑止用具10の長さを上回る長さを有する組織及び/又は器官に適用することができる(抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16の近位端13、17及び遠位端14,18はばね22により妨害されないので)。少なくとも一実施形態においては、抑止用具10で最も広い部品は、抑止用具10を15ミリメートルの套管針又はポートを介して簡単に体腔に挿入することができるようにばね22が実質的に平行な位置にあるとき、約15ミリメートルを下回る。
【0048】
図3Aをここで参照すると、少なくとも本開示の抑止用具10の一実施形態の平面図が示されている。ここでは、抑止用具10の第1及び/又は第2の係合構成部品12、16は、そこから延在する1つ又はそれ以上のパッド30を更に含む。
図3Aに示すように、1つ又はそれ以上のパッド30は、構成部品12、16の第2の側面12B、16B)から垂直に及び/又は構成部品12、16から側方に延在することができる。パッド30の各々は、可撓材料で構成され、かつ、縫合糸又は任意の他の形式の繋留用具を挿入することができるアンカを実現するように構成されている。例えば、及び少なくとも一実施形態においては、1つ又はそれ以上のパッド30は、ポリウレタン、又は、その中に縫合糸又は別の形式の繋留用具を確実に保持することができる任意の他の材料で構成することができる。1つ又はそれ以上の縫合糸は、
図3Aに示すように縫合糸アパーチャ32内に設置することができ、それにより、上記の縫合糸アパーチャ32は、
図3Aに示すようにパッド30及び/又は構成部品12、16の一方又は両方に沿って位置決めすることができる。したがって、第1及び第2の係合構成部品12、16が適切に目標とされた組織又は器官の周りに位置決めされた後、縫合糸は縫合糸アパーチャ32に挿通して、その上の適切な場所に抑止用具10を固定しやすくするために内在する目標とされた組織又は器官の表層部に固定することができる。
【0049】
図3B〜
図3Eは、第2の係合構成部品16への第1の係合構成部品12の縫合及び/又は連結を助長する様々な特長部を有する第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16の様々な実施形態を示す。
図3Bは、貫通して位置決めされた縫合糸アパーチャ32を含む第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の場合の例示的実施形態を示す。縫合糸アパーチャ32は、当該の縫合糸アパーチャ32は要望通り第1及び/又は第2の係合構成部品12、16に沿って位置決めすることができるので、上記の第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の端部の1つ又はそれ以上の近傍での位置決めに限定されない。
【0050】
図3Cは、固着される1つ又はそれ以上の紐34を含む第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の例示的実施形態を示す。
図3Cに示す例示的実施形態においては、2つの紐34は、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の端部にて又はその近傍にて示されているが、尚、1本、2本、又はそれ以上の紐34をそれに固着して要望通り位置決めすることができる。抑止用具10の例示的実施形態においては、及び
図4Bに示すように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、各々、少なくとも1つの紐34を含むことができ、それにより、上記の紐34は、胃100の周りでの抑止用具10の所望の設置を助長するように互いに結び付けることができる。
【0051】
例示的な第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の更なる実施形態を
図3D及び
図3Eに示す。
図3Dに示すように、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16は、それに固着される1つ又はそれ以上の縫合糸部材36を含み、上記の縫合糸部材は、縫合糸(図示せず)又は他の抑止構成部品を固着することができるアパーチャを画定する。
図3Eは、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の各端部にて又はその近傍で位置決めされたパッド30を含む本開示の例示的な第1及び/又は第2の係合構成部品12、16を示すものであり、各パッド30は、それを貫通する縫合糸アパーチャ32を画定する。縫合糸又は他の抑止構成部品が貫通して位置決めされることを可能にする特長部を含む第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の更なる実施形態も、本開示により企図されている。本開示の目的上、「縫合要素」という用語は、1つ又はそれ以上のアパーチャ32、紐、34及び/又は縫合糸部材36を含むがこれらに限定されず、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16及びそれに固着された1つ又はそれ以上のパッド30に縫合糸を導入する任意の数の要素を意味するものとする。更に、
図3A及び
図3Eに示す様々な例示的な第1及び/又は第2の係合構成部品12、16の任意の数の特長部が、本開示の抑止用具10の任意の数の実施形態内に登場する場合がある。
【0052】
作動面では、抑止用具10は、内在する組織又は器官を所望の構成に修復し及び/又はそれを支持するために当該の器官又は組織に適用することができる。以下で更に詳細に論じるように、抑止用具10は、第1及び第2の係合構成部品12、16が内在する組織を貫通又は損傷する危険性なく人体内の一時的又は常習的植え込みに向けて使用することができる。更に、抑止用具10では修復を達成し及び/又はそれを支持するために重大な方法で内在する組織が穴を明ける必要がないので、抑止用具10の植え込みは、完全に可逆的であり、所望であれば、抑止用具10は、当該の器官又は組織から腹腔鏡検査処置により簡単に除去することができる。
【0053】
先述したように、抑止用具10の仕様は、所望の結果を達成するために変更することができる。例えば、かつ、制限なしに、構成部品12、16及び/又はばね22の寸法は、特定用途に向けて及び/又は患者に基づいて選ぶことができる。したがって、抑止用具10の間特定の実施形態は、特定の組織又は器官に関連して説明することができるが、本明細書で説明する抑止用具10の実施形態のいずれも同様に当該の任意の組織又は器官に適用こともでき、他の抑止用具に代わる抑止用具10の特定の実施形態の使用は、当該の患者の仕様、特定の用途及び/又は組織又は器官に基づいて判断することができることが認識されるであろう。
【0054】
実際には、例示的な抑止用具10は、緊縮及びその過剰な圧縮を回避しながら内在する組織を修復及び/又は支持することができる。例えば、抑止用具10は、
図4A及び
図4Bに示すように胃100に適用することができる。少なくとも一実施形態においては、かつ、
図4Aに示すように、抑止用具10のばね22は、内部空間70が第1及び第2の係合構成部品12、16の間で増大するように実質的に垂直な位置に回転する。その後、抑止用具10は、例えば、第1の係合構成部品12の第1の側面12Aが胃100の前壁部の近傍に位置決めされ、第2の棒16の第1の側面16Aが、胃100の後方の壁部の近傍に位置決めされるように胃100の上に前進させることができる。抑止用具10が胃100に対して長手方向設置で
図4Aに示されているが、抑止用具10はあるいは胃100に対して水平構成又は角度を成す構成(angular configuration)で位置決めすることができることが理解されよう。
【0055】
第1及び第2の係合構成部品12、16が胃100に対して所望の場所に位置決めされた後、内部空間70全体は、胃100の周りの抑止用具10の位置決めのために、本来の固有の内部空間70又は相対的により大きい内部空間70を含むこともできる。したがって、抑止用具10の様々な実施形態は、胃100の周りに位置決めされたとき、胃100の少なくとも一部の固有のサイズ/形状を維持するために制限された圧力(がある場合)を供給するために抑止用具10が単に動作するだけなので胃100又は他の組織又は器官を「締着する」ようには作動しない。例えば、及び臨床医により所望される内部空間70の所定の値によっては、ばね22の構成は、第1及び第2の係合構成部品12、16の間で挟持された組織を圧縮しないか又は緩く圧縮するだけである抑止用具10を達成するように変更することができる。好適な実施形態においては、抑止用具10は、胃100の周りに位置決めされたとき、胃100に重大な圧締圧力を供給しないものであり、本明細書で参照するように、例えば、1つ又はそれ以上の縫合糸を使用して所定の位置に保持することができる。このようにして、抑止用具10は、その上に接着部を形成せずにして器官又は組織を可逆的に修復し、及び/又はそれを永久的に修復するために採用することができる。
【0056】
少なくとも一実施形態においては、及び、ばね22の構成によっては、ばね22は、第1及び第2の係合構成部品12、16が抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16との間に位置決めされた組織又は器官の任意の動きに関連してある程度移動することを可能にするのに十分な弾力を示すことができる。このようにすると、ばね22は、例えば、抑止用具10が、抑止用具10を適用しても胃の通常の消化機能を完全に抑制しないように胃100の周りの一切の動きに対応することを可能にすることができる。例えば、胃100への食物の導入は、胃100の外形寸法を拡張させることができ、それにより、胃100は、抑止用具100に圧力を掛ける。更に、抑止用具の10が内在する器官及び/又は組織内の一切の固有の動きに対応することができることにより、抑止用具10が針路から逸れたり、摺動することなく組織及び/又は器官上の所望の場所に留まる可能性が増大する。
【0057】
抑止用具10が内在する組織に更に固定されていることが所望される場合、かつ、先に本明細書で参照したように、臨床医は所望の場所に抑止用具10を確実に植え込みやすいように縫合糸を採用することができる。1つ又はそれ以上のパッド30を含む抑止用具10の少なくとも一実施形態においては、臨床医は、表層縫合糸を使用して内在する組織に第1及び第2の係合構成部品12、16の1つ又はそれ以上のパッド30を固定することができる。このようにすると、表層縫合糸は、1つ又はそれ以上のパッド30が当該の組織の上で所定の位置に抑止用具10を繋留することで助力するように1つ又はそれ以上のパッド30及び内在する組織の表面を貫通して固着させることができる。逆に、及び、少なくとも一実施形態においては、縫合糸は
図3A及び
図3Eに示すように当該の組織又は器官に抑止用具を固定するために第1及び/又は第2の係合構成部品12、16に直に導入することができる。
【0058】
図4Bは、A−Aに沿って切り取った
図4Aの胃100の横断面視図を示す。
図4Bに示すように、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16が長手方向に胃100上に位置決めされたとき、胃100は、
図4A及び
図4Bに示すように、2つの部分−第1の胃部110及び第2の胃部112に「分割される」。
図4A及び
図4Bに示す実施形態においては、第1の胃部110は、第2の胃部112より相対的に小さい。しかしながら、かつ、
図5Aに示すように、第1の胃部110及び第2の胃部112は、ほぼ同じサイズとすることができる。
【0059】
第1の胃部110が
図4Aに示すように胃食道接合部99から摂取物を直に受け取ったとき、
図4Bに示すような抑止用具10の設置により、したがって、摂取物の大部分は、第2の胃部112内に移動することはできない。その代わりに、及び、少なくとも一実施形態においては、このような摂取物は、小さい方の第1の胃部110を通って幽門管101(
図4Aに示すような)に導かれ、そこで、摂取物のかなりの部分が、胃100から排出される。第1の胃部110のサイズのために、患者が一度に消費することができる食物の量は著しく低減され、満腹感がよりすばやく達成される。
【0060】
第1の胃部110と第2の胃部112の間の抑止用具10により形成された境界部分が漏れ止め部ではないが、第1及び第2の係合構成部品12、16の間で創出された内部空間70は、完全に拡張した胃100の直径を下回る区域(
図4Bに示すような)を含む。したがって、抑止用具10が胃100に長手方向に適用されたとき、抑止用具10は、胃100の前壁部及び後壁部を支持し、胃100の拡張により、力が抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16に掛けられ、これにより、その区域での胃100の膨満が防止される。このようにすると、胃食道接合部99を介して第1の胃部110に受け取られた食物物質の大部分はその中で維持され、患者は、より早く満腹感覚を示す。
【0061】
図4Aを再び参照すると、かつ、少なくとも1つの例示的実施形態においては、抑止用具10は胃100の全長に沿って延在しないので、流出路114が、抑止用具10の尾部に形成される。この流出路114は、胃食道接合部99から第2の胃部112に流動する摂取物の部分が制御しながら胃100が排出され、かつ、通常の消化を通じて進むことを可能にする。更に、流出路114により、任意の食物又は第2の胃部112内に常駐する酵素が胃100から出ることができる。
【0062】
胃100の周りに位置決めされた本出願の本開示の抑止用具10の更なる実施形態は、
図5B及び
図5Cに示す。
図5Bに示す例示的実施形態においては、抑止用具10は、
図5Aに示すものより「長い」第1及び第2の係合構成部品12、16を備え、それにより、第1の係合構成部品12の遠位端14及び第2の係合構成部品16の遠位端18は、胃100から突出する。この例示的実施形態においては、第1及び第2の係合構成部品12、16に固着された紐34は、抑止用具10が胃の周りに位置決めされた後に互いに繋ぐ/結ぶことができ、抑止用具10が所定の位置に維持される。
【0063】
図5Cは、
図5Bに示す矢印の方向で見た、胃100の周りに位置決めされた抑止用具10を示す。
図5Bに示すように、第1及び第2の係合構成部品12、16の遠位端14、18にて共に紐34を結束/結合することにより、第1及び第2の係合構成部品12、16の部分を
図5Cに示すように互いの方へ動かすことができる。この特定の実施形態においては、第1及び第2の係合構成部品12、16は、可撓性又は半可撓性であり、胃100についての抑止用具10の位置決めは、第1の胃部110を底90及びより大きい湾曲部92から隔離する役目をする。この漏斗効果は、下
図5Dに示す抑止用具10の実施形態に加えて、相対的に短いロッド24(又は、様々な本明細書内の種々の実施形態で参照したように相対的に小さい支柱700)が抑止用具10の一端にあるばね22を有することにより、かつ、相対的に長いロッド24(又は、様々な本明細書内の種々の実施形態で参照したように相対的に大きい支柱700)が抑止用具10の一端にあるばね22を有することにより達成することもできる。更に、
図1及び
図2に示すように実質的に剛性であることに関して、及び、
図5Cに示すように、第1及び第2の係合構成部品12、16は、実質的に剛性の中央部及び1つ又はそれ以上の可撓性又は半可撓性端部を有することができるか、又は、第1及び第2の係合構成部品12、16は、上記の構成部品12、16の全体に沿って可撓性又は半可撓性とすることができる。
【0064】
胃100の周りに位置決めされた本開示の抑止用具10の更なる実施形態を
図5Dに示す。
図5Dに示すように、かつ、
図10に関しても本明細書で論じるように、抑止用具10は、実際上各構成部品を「分割する」、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16内に位置決めされた撓みやすい接合部1000を更に備え、それにより、各「分割された」構成部品は、可撓性構造体1002を手段として互いに連結されている。
図5Dに示すように、可撓性構造体1002は、例えば、PTFEバンド又はPTFEメッシュを含むことができ、それにより、可撓性構造体1002の任意の潜在的な実施形態は、本明細書で開示するか又はそうでない場合は当技術分野で公知である1つ又はそれ以上の撓みやすい材料を使用して、相対的に又は完全に剛性の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16がより良好に胃に適合することを可能にし、これにより、患者は、例えば、抑止用具10が胃の上に位置決めされているとき胃を屈曲させることができる。
【0065】
図5B、
図5C、及び
図5Dに示すように、かつ、本開示の例示的な抑止用具10の内部試験中に特定されるように、第1及び第2の係合構成部品12、16を接近させることは、
図4Aに示すように互いの方に第1及び第2の係合構成部品12、16を近づけることなく胃100の周りに抑止用具10を位置決めすることと比較すると(通常の食物摂取量の80〜85%)、食物摂取量の低減(通常の食物摂取量の65〜70%)となる。この接近は、食物が胃100の底90に転じられることとは対照的に、幽門洞94に沿って嚢(第1の胃部110)を通って移動することができるように瘻の防止を助力するものである。
【0066】
本明細書で説明するように、抑止用具10の適用により、臨床医は、胃の緊縮及び過剰な圧縮を回避しながら胃100など目標とされた組織を修復することができる。更に、本明細書で説明する様々な実施形態により、臨床医は、複数の修復に向けた適用及び様々な異なる形式の組織に抑止用具10を調整することができる。組織の永久的な修復が回避され、これにより、接着部が内在する目標された組織内でできることが防止され、かつ、修復処置を完全に逆にすることが可能である。更に、抑止用具10は搬送しやすく、この点を踏まえて、用具10は、他の技術又は外科的処置に関連して使用することができる。
【0067】
胃100への抑止用具10の適用に関して、肥満の治療における抑止用具10の使用により吸収不全性処置の後に観察される栄養欠陥及び代謝欠陥が回避され、その理由としては、消化プロセスは、本来の胃100の場合と同様に胃内で続くことができるからである。更に、抑止用具10では、内在する組織に対して表面的穿刺が必要であるくらいであり、また、裂開又は瘻形成となるか、又は、肥満を治療するために使用される従来の方法に関して観察される逆流及び嘔吐の程度を生成する恐れがあるピン、ステープル、又は、重大な縫合糸は採用されない。更に、本明細書で説明する実施形態の各々は、腹腔鏡下で体腔に挿入することができ、その結果、処置に関連した患者のストレス及び患者の回復時間が減少する。本明細書で説明する用具のいずれも、他の従来の肥満処置と組み合わせて採用することができることが認識されるであろう。
【0068】
図6をここで参照すると、抑止用具10を腹腔鏡下で搬送する方法300のフローチャートが示されている。理解しやすいように、本明細書で説明する関連の方法の諸段階を例示的な抑止用具10の構成部品に関して論じる。更に、本明細書で説明する方法を抑止用具10及び例示的な搬送用具の実施形態に関連して説明するが、カメラ、光、及び/又は目標とされた区域にガスを供給する用具などの抑止用具10の腹腔鏡下での搬送を助長するために様々な更なる用具を使用することができることが認識されるであろう。
【0069】
段階302にて、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16を患者の人体内に腹腔鏡下で前進させる。少なくとも一実施形態においては、抑止用具10は、患者の人体の妥当な腔へのガス注入下で15ミリメートルカニューレに挿通することができる。これは、当技術分野で公知である例示的な搬送用具を使用して達成することができる。この段階302にて、抑止用具10の全径が人体への挿入に向けて十分な狭さであるように抑止用具10のばね22を実質的に平行した位置に位置決めする。
【0070】
段階304にて、抑止用具10を目標とされた組織の近傍の場所に前進させる。目標とされた組織に抑止用具10の搬送を助長するために例示的な搬送用具を採用する方法300の少なくとも一実施形態においては、段階304にて、抑止用具10を搬送用具から出してかつ体腔内に前進させる。抑止用具10は例示的な搬送用具内にもはや位置決めされていないので、この段階304にて又は臨床医により要望される通りに体腔から搬送用具は引き抜くことができる。
【0071】
段階306にて、抑止用具10のばね22を実質的に平行した位置から実質的に垂直な位置まで回転させると、第1及び第2の係合構成部品12、16は、互いから固有の内部空間70までが分離される。段階306は、組織又は用具の各部を引きかつ握持するために有用な当技術分野において公知の任意の数の標準的な腹腔鏡検査工具を使用して実行することができる。このようにすると、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16の近位端13、17も遠位端14、18も、ばね22及び/又はロッド24により妨害されず、第1及び第2の係合構成部品12、16の全長より大きい長さを有する目標とされた組織を覆うように第1及び第2の係合構成部品12、16を前進させることができる。
【0072】
段階308にて、蛍光透視による直接的なカメラ制御下で又はその他の方法で抑止用具10を目標とされた組織を覆うように前進させる。少なくとも一実施形態においては、及び、段階308にて、第1の係合構成部品12の第1の側面12Aを目標とされた組織の所望の表面の近傍に位置決めし、第2の係合構成部品16の第1の側面16Aを目標とされた組織の反対側の近傍に位置決めする。抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16を目標とされた組織の両側の近傍に位置決めすると、この段階308にて、目標とされた組織を第1及び第2の係合構成部品12、16の間に形成された内部空間70内に位置決めする。したがって、目標とされた組織は、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16により掛けられるある程度の圧縮力を経験する場合があるが、第1及び第2の係合構成部品12、16の大部分の圧力は、目標とされた組織の膨満/拡張(例えば、食物がその中で導入されたときの胃100の拡張)により供給されるものである。更に、抑止用具10の構成及び組成のために、用具によって行われる修復又は支持治療が所望される限り、抑止用具10は、患者の人体内に残ることができる。
【0073】
好適である場合、第1及び/又は第2の係合構成部品12、16と結合された1つ又はそれ以上のパッド30を更に含む抑止用具10の少なくとも一実施形態においては、方法300は、段階308から段階310まで進むことができる。段階310にて、臨床医は、目標とされた組織上の所望の位置に抑止用具10を更に繋留及び固定するために縫合糸を採用することができる。これらの縫合糸は、内在する組織に表面的にのみ穴を明ける必要があり、したがって、従来の方法内で使用される縫合、ステープル留め及び/又はピンの挿入に関連したマイナスの効果に関連するものではない。
【0074】
本出願の本開示の抑止用具10の更なる実施形態を
図7A及び
図7Bに示す。
図7A及び
図7Bに示すように、抑止用具10は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを備え、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、1つ又はそれ以上の支柱700を手段として互いに結合される。
図7A及び
図7Bに示す例示的実施形態においては、それぞれ、4つの支柱700及び5つの支柱700が使用されているが、任意の数の支柱700を特定用途に向けて要望通り使用することができる。支柱700は、ニチノール及びステンレス鋼を含むがこれらに限定されず、その他の場合に本明細書で説明するように任意の数の適当な材料を含むことができる。支柱700であれば、例示的な用途において、予め確立された「開放」サイズ及び予め確立された「強度」を有し、その結果、抑止用具であれば、固有の「静止」構成で、「開放状態」であり、(例えば支柱700の「メモリ」を手段として)かつ、更に一層開放するには何らかの種類の圧力/力が必要である。この「開放」構成であれば、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、胃の周りに位置決めされたとき胃組織の圧縮を回避するために一定の距離を隔てて維持される。
【0075】
例示的な抑止用具10は、
図7A及び
図7Bに示すように支柱700に結合されたメッシュカーテン702を更に含むことができる。メッシュカーテン702は、抑止用具10が当該の器官の周りに位置決めされたとき、潜在的な器官膨満又はリモデリングを防止又は限定することができる。デミシャフト704は、
図7A及び
図7Bに示すように、人体内の抑止用具10の挿入を助長するために、支柱700及び/又はメッシュカーテン702の少なくとも一部の周りに位置決めすることができる。例えば、及び、
図7Aに示すように、抑止用具10は、人体内に挿入されたように見える場合があり、尚、抑止用具は、例えば、腹腔鏡ポートへの挿通を助長するためにデミシャフト704により多少圧縮される。挿入の後、及び、
図7Bに示すように、デミシャフト704は、抑止用具10が本来の圧縮されていない構成を取得して最終的に人体から除去されることを可能にするために、矢印の方向に(図中ではある程度引き抜かれた状態で図示)引き抜くことができる。支柱702は、
図7Aに示すように、デミシャフト704内に位置決めされたときに第1の構成を有することができ、
図7Bの左側に示すように、デミシャフト704が除去されたときに第2の構成を有することができる。
【0076】
抑止用具10が固有の構成であるとき、例えば、その後、胃の周りに位置決めすることができ、抑止用具10を位置決めするユーザは、
図7B及び
図8に示すように、メッシュアパーチャ706を介して任意の数の腹腔鏡検査工具を使用して胃組織を握持することができる。
図8に示すように、例示的な抑止用具10は、例えば、前胃壁に抑止用具10を固定するために1つ又はそれ以上の縫合糸(図示せず)を使用することを可能にするために1つ又はそれ以上の縫合糸部材36を備えることもできる。
【0077】
本出願の本開示の抑止用具10の更なる実施形態を
図9に示す。
図9に示すように、抑止用具10は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを備え、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、1つ又はそれ以上のばね22を手段として互いに結合される。この例示的実施形態においては、抑止用具10は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とに結合されたメッシュカーテン702を更に備え、それにより、メッシュカーテン702は、抑止用具10が器官の周りに位置決めされたとき器官膨満又はリモデリングを防止又は低減することができる。メッシュカーテン702の可撓性/撓み性により、メッシュカーテン702は、人体内に抑止用具10が挿入されると第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16密接に位置決めすることができるであろうし、更に、メッシュカーテン702は、例えば、器官膨満を防止するために
図9に示すようにばね22の方向に拡張することができる。
【0078】
図10は、本出願の抑止用具10の更に別の実施形態を示す。
図10に示すように、抑止用具は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを含み、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、1つ又はそれ以上のばね22を手段として互いに結合される。しかしながら、この例示的実施形態においては、抑止用具10は、実際上各構成部品を「分割する」、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16内に位置決めされた撓みやすい接合部1000を更に備え、それにより、各「分割された」構成部品は、可撓性構造体1002を手段として互いに連結される。
図10に示すように、可撓性構造体1002は、例えば、PTFEバンド又はPTFEメッシュを含むことができ、それにより、可撓性構造体1002の任意の潜在的な実施形態は、本明細書で開示するか又はそうでない場合は当技術分野で公知である1つ又はそれ以上の撓みやすい材料を使用して、相対的に又は完全に剛性の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16がより良好に胃に適合することを可能にし、これにより、患者は、例えば、抑止用具10が胃の上に位置決めされているとき胃を屈曲させることができる。更に、及び
図10内の例示的実施形態に示すように、抑止用具10は、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の一方又は両方の周りに部分的又は完全に位置決めされる組織カバー1004を更に備えることができる。
【0079】
図11は、腹腔鏡検査ポート内に位置決めされた本出願の抑止用具10の例示的実施形態を示す。
図11に示すように、抑止用具10は、腹腔鏡検査ポート1100を手段として本体部に挿入されていると示されており、例示的な腹腔鏡検査ポート1100は、腹壁1106を介して抑止用具10の導入を助長するためにリング1102及びポートスリーブ1104を含むと示されている。外側から図を見て、抑止用具10は、腹壁1106を介して腹部内に導入されていると示されており、腹膜1108は、腹壁の一番奥の層であると示されている。
【0080】
本出願の本開示の抑止用具10の更なる実施形態を
図12Aに示す。
図12Aに示すように、抑止用具10は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを備え、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、1つ又はそれ以上のカプラ1200を手段として互いに結合される。この例示的実施形態においては、抑止用具は、
図12Bに更に詳細に示す2つのカプラ1200を備える。カプラ1200は、カプラバー1204を手段として互いに連結されたカプラアーム1202を含むことができ、本開示の様々な構成部品について本明細書で説明するように任意の数の適当な材料を含むことができる。
図12Aに示すように、カプラアーム1202は、その中に画定されたアパーチャ1210(
図12Bに示すような)を手段として、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16内に位置決めすることができ、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、上記のアパーチャ1210内に少なくとも部分的に位置決めされたときカプラ1200が旋回するにつれて互いに対して移動することができる。
【0081】
図12Bに示すように、カプラ1200の例示的実施形態は、各カプラアーム1202の端部にて又はその近傍にカプラ突出部1206を含むことができ、それにより、カプラ突出部は、その中に画定されたアパーチャ1210にて又はその近傍に第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の周りに位置決めされた停止具1208を手段として、第1の係合構成部品12又は第2の係合構成部品16からカプラ1200の除去を防止又は制限する。カプラ1200が
図12Bに示す矢印の方向に移動するにつれて、カプラ突出部1206であれば、停止具1208と係合し、その結果、第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16からのカプラ1200の除去が防止又は制限される。
【0082】
本体部への
図12Aに示す抑止用具10の例示的実施形態の挿入は、腹腔鏡検査ポートを介して上記の抑止用具10を挿入することにより行うことができ、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、互いに触れるか又はほぼ触れ、カプラ1200は、抑止用具10のアパーチャ1210内に大部分は又は完全に挿入されている。抑止用具が本体部に挿入されたとき、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、カプラ1200を回転/旋回させる私の方法、互いから予め確立された距離を隔てて分離させることができる。この点を踏まえて、カプラ1200、並びに、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、特定用途に向けて要望通りサイズ決め及び成形することができる。
【0083】
図13A及び
図13Bは、カプラ1200が第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16との間の内部空間70を最大化する構成で中に位置決めされた抑止用具10の例示的実施形態を示す。この点を踏まえて、
図12Aに示すカプラ1200の構成は、「閉」と見ることができ、一方、
図13Aに示す構成は、「開」と見ることができる。更に、及び、先述しかつ
図13Aに示すように、カプラ1200は、当該の器官の周りの抑止用具の設置を助長するために第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16のアパーチャから引き抜くことができる。このような引き抜きは、例えば、任意の数の腹腔鏡検査工具を使用して行うことができ、それにより、カプラ1200は、突出部1206が
図12Bに示すように停止具1208と係合する地点まで引き抜かれる。
【0084】
本出願の本開示の抑止用具10の別の例示的実施形態を
図14A及び
図14Bに示す。
図14A及び
図14Bに示すように、抑止用具10は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16とを備え、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、1つ又はそれ以上のカプラ1200を手段として互いに結合される。
図14A及び
図14Bに示す種々の実施形態においては、カプラ1200は、「鋏」カプラ1200を含み、それにより、少なくとも2つのカプラバー1204は、カプラバー1204がピボット部材1400にて互いを中心として枢動することができるようにピボット部材1400を介して互いに連結されている。カプラ1200が
図14Aに示すように、「閉鎖」構成から
図14Bに示すように「開放」構成まで動くにつれて、カプラバー1204は、ピボット部材1400を中心として枢動して、カプラバー1204は、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の長さの方向と反対の方向に互いに接近する。
【0085】
カプラ1200は、
図14A及び
図14Bに示すように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16内に画定されたアパーチャ1210内のカプラアーム1202(2つの図に示す端部)の動きを手段として「開き」かつ「閉じる」ことができる。アパーチャ1210は、これらの例示的実施形態に示すように、カプラ1200が「開きつつある」間にカプラアーム1202が同じアパーチャ1210内で互いに接近することを可能するために、及び、カプラ1200がカプラ1200が「閉じつつある」間にカプラアーム1202が同じアパーチャ1210内で互いから離れることを可能にするために水平溝として構成される。
図14Bに示すように、抑止用具10は、全開の位置であれば、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16との間の内部空間70を最大化する。突出部1402は、所望の位置でのカプラアーム1202の固定を助長するために、歯、窪みなど、
図14Bに示すように、アパーチャ1210にて又はその近傍に位置決めすることができ、人体内で抑止用具10を位置決めするユーザは、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16の間の正確なもの内部空間70を測定することができる。
【0086】
腹腔内に
図14A及び
図14Bに示す抑止用具10の例示的実施形態が挿入されると(例えば腹腔鏡検査ポートを介して)、抑止用具10の様々な他の実施形態に関して本明細書で参照したように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16から引き抜くようにカプラ1200を握持するために任意の数の腹腔鏡検査工具を使用することができる。
【0087】
本出願の抑止用具10を搬送する例示的な搬送装置を
図15A及び
図15Bに示す。
図15Aに示すように、例示的な搬送装置1500は、シャフト1502及びシャフト1502の遠位端1506にて又はその近傍のアーム1504を備える。装置1500は、紐1508を更に備えることができ、それにより、紐1508は、装置1500の内腔内に位置決めされた引き棒1510(本開示の例示的な「引具」)に結合させるか、又は、引き棒1510により係合させることができる。アーム1504は、上記の構成部品から延在する突出部(図示せず)、又は、上記の構成部品内の位置決めされた溝1512(
図15Bに図示)を手段として第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の外面と係合することができる。
【0088】
図15Aに示すように、紐1508は 抑止用具10のばね22に結合されており、それにより、引き棒の「引き」運動は、抑止用具を当該の器官の周りに位置決めすることができるように、
図15Aに示すように第1の構成(
図15Aには図示せず)から第2の構成までばね22を実際上引くことができる。更なる実施形態においては、紐1508は、装置1500の内腔内に少なくとも部分的に位置決めすることができ、それにより、装置のユーザは、装置1500を操作するために引き棒1510を引く代わりに紐1508を引くことができる。装置1500の様々な構成部品は、抑止用具10の構成部品に関連して本明細書で参照する様々な材料を含むがこれに限らず任意の数の適当な材料を含むことができる。例えば、紐1508は、例えば、プラスチック又は金属糸を含むことができる。
【0089】
例えば、及び、大網小弯(epiplon lesser curvature)が切開された腹腔においては、装置1500のアーム1504は、所望の場所に抑止用具10を位置決めすることができ、抑止用具10のばね22を広く開くことができ、その結果、紐1508を引いて第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品に対して軸方向位置から90°位置までばね22を移動するために引き棒1510を使用することにより第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16が分離される。「開状態の」抑止用具10は、その後、切開された小弯空間を介して平行した位置に胃内のマネキンチューブに導入することができ、その結果、所望の嚢サイズが作成される。第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、胃の周りに抑止用具10を位置決めすると、胃の前壁及び後壁を占有することになる。第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16が所望の位置に位置するとき、ばね22は、任意の乏血性又は組織損傷を生成することなく、徐々に互いに第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16を接近させる。所望の場所にばね22を移動して及び/又は胃の周りに抑止用具10を位置決めすると、抑止用具10は、装置1500から分離され、紐1508は切断され、装置1500は、ポートを介して腹腔から引き抜かれる。抑止用具10は、その後、表層縫合(superficial stitches)で胃組織内に固定することができる。
【0090】
図15Bは、「閉じた」抑止用具10と係合する装置1500の少なくとも一部の例示的実施形態を示す。
図15Bに示すように、装置1500のアーム1504は、上記の構成部品内に位置決めされた溝1512を手段として抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16を係合すると示されており、装置1500は、腹部ポートを介して抑止用具10を搬送することができる。
【0091】
図16A及び
図16Bは、本出願の本開示の例示的な抑止用具10と係合/を位置決めする装置1500の例示的実施形態を示す。
図16A及び
図16Bに示すように、装置1500のアーム1504は、抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16と係合することができ、それにより、アーム1504の「開き」であれば、「閉状態の」構成(
図16Aに示すような)から「開状態の」構成(
図16Bに示すような)への抑止用具の「開き」を助長する。
【0092】
抑止用具10を「開く」ことは、
図16Bに示すように、以下のように行うことができる。大網小弯(epiplon lesser curvature)が切開された腹腔においては、装置1500のアーム1504を広く開くことができ、その結果、抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16が分離される。外科医は、例えば、かつ、腹腔鏡検査把持装置の助けを借りて、その後、カプラ1200を「引き」抜くことができ、カプラ1200は、
図16Bに示すような回収された構成に置かれる。抑止用具10は、「開状態の」構成においては、切開された小弯空間を介して平行した位置に胃内のマネキンチューブに導入することができ、その結果、所望の胃嚢サイズが作成される。第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、胃の周りに位置決めされたときであれば、胃の前壁及び後壁を占有する。第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16が所望の位置に位置するとき、ユーザ/オペレータは、その後、乏血性又は組織損傷を生成することなく装置1500用具を使用して徐々に(ミリメートル単位で)互いに板を接近させることができる。ユーザ/オペレータが抑止用具10を位置決めしたときであれば、装置1500は、その後、抑止用具から分離されてポートを介して腹腔から引き抜かれる。所望であれば、抑止用具は、表層縫合(superficial stitches)で胃組織内に固定することもできる。
【0093】
図17A及び
図17Bは、本出願の本開示の例示的な抑止用具10と係合する/を位置決めする装置1500の別の例示的実施形態を示す。
図17A及び
図17Bに示すように、装置1500のアーム1504は、抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16と係合することができ、それにより、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16に結び付けられた紐1508の使用は、上記の構成部品を「開き」及び/又は「閉じ」るために装置1500のオペレータにより用いることができる。1つ又はそれ以上の紐1508は、このような例示的実施形態においては、第1の端部にて第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16に結合することができ、
図17A及び
図17Bに示すように紐回転体1700(本開示の別の例示的な「引具」)に第2の端部にて結合することができる。紐回転体1700の操作/回転は、その後、「閉状態の」構成(
図17Aに示すような)から「開状態の」構成(
図17Bに示すような)への抑止用具の「開き」を助長することができる。このような実施形態においては、アーム1504は、上記の構成部品の中央にて又はその近傍に第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16上に位置決めする(「ピボット」の区域を形成する)こともでき、それに固着された紐回転体1700及び紐1504は、上記の構成部品を軸方向位置に保つように作動することができる。最終的な抑止用具10搬送は、本明細書で説明する1つ又はそれ以上の方法を用いて行うことができる。
【0094】
抑止用具10は、
図18に示すように装置1500を使用して「垂直に」位置決めすることもできる。
図18に示すように、アーム1504及び紐1508は、抑止用具10及び装置1500が互いと位置合わせされないように「垂直に」第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の周りに位置決めされていると示されている。紐回転体1700の回転は、先述したように、抑止用具10の開及び/又は閉を助長することができる。
【0095】
本開示の抑止用具10の様々な実施形態は、例えば、腹腔鏡検査ポートを介して体腔内に導入することができる。このような抑止用具10であれば、「圧縮され」ながら挿入されているだろう(例えば、
図1、
図7A、
図10、
図11、
図12A及び
図14Aに示すように)。挿入されたときであれば、胃100の周りに位置決めされる前に「開かれる」か又は「展開される」(例えば
図2、
図7B、
図8、
図9、
図13A、
図13B及び
図14Bに示すように)。更に、このような抑止用具10のユーザは、胃の周りに位置決めする前に抑止用具10の開き/展開状態の寸法を調節することができ、かつ、要望通り位置決めされた後に抑止用具10の開き/展開状態の寸法を更に調整することができる。
【0096】
更に、本出願の抑止用具10の任意の数の例示的実施形態は、人体により全体的に又は部分的に再吸収可能とすることができる。例えば、かつ、一例として
図1及び
図2に示す例示的な抑止用具10を使用して、第1及び第2の係合構成部品12、16は、人体により再吸収可能ではないとすることができ、一方、ばね22は、再吸収可能とすることができる。このような実施形態においては、抑止用具10は、胃の周りに位置決めされると、全体的又は部分的再吸収の工程をゆっくり開始することができる。抑止用具10の1つ又はそれ以上の部分に適した再吸収可能な材料としては、ポリグリコール糖(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、l−ラクチド(LPLA)、ポリ(dl−ラクチド)(DLPLA)、ポリ(g−カプロラクトン)(PCL)、ポリ(ジオキサノン)(PDO)、polylglycolide−トリメチレン炭酸塩(PGA−TMC)又はポリ(d、l−ラクチド−グリコリド共重合体)(DLPLG)又はその組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。
【0097】
抑止用具10に可逆的肥満用具(reversible bariatric device)の役目をさせることが所望される状況においては、かつ、例えば、腹腔鏡下で人体から抑止用具10の一部又は全部を除去するその後の処置に従事しないことが所望される場合、抑止用具10の一部又は全部を再吸収することができる。一例として、再吸収可能なばね22を含む例示的な抑止用具は、胃の周りに位置決めすることができ、第1及び第2の係合構成部品12、16は、徐々に様々な線維性組織で被覆された状態になることができる。ばね22が再吸収されると、ばね22は、最終的にはもはや互いに第1及び第2の係合構成部品12、16を連結するようには作動しなくなり、これにより、実際上、抑止用具10の様々な部分は、もはや抑止機構の役目をしなくなる。ばね22は、ばね22が再吸収されたときには第1及び第2の係合構成部品12、16は胃100の周りに位置決めされたままであるが、胃100への食物の導入は、例えば、第1及び第2の係合構成部品12、16はばね22を手段としてもはや互いに連結されていないので第1及び第2の係合構成部品12、16を手段としてばね22に圧力を掛けたりしないように、部品的に又は全体的に線維性組織により被覆処理することもできる。更に、第1及び第2の係合構成部品12、16は、再吸収可能とすることができ、ばね22は、再吸収可能とすることができず、それで、第1及び第2の係合構成部品12、16が人体内に再吸収されると、ばね22は、もはや互いに第1及び第2の係合構成部品12、16を連結する役目をせず、抑止用具10は、抑止機能をもはや実行しない。抑止用具10の更なる実施形態は、支柱700及びメッシュカーテン702を含むがこれらに限定されず、再吸収可能とすることができる。
【0098】
本出願の抑止用具10の例示的実施形態の除去に関して、上記の抑止用具10は、例えば、腹腔鏡検査処置を手段として、全部、一部を問わず除去することができる。抑止用具10が可逆的であるか否かは、本出願で参照するように、組織又は器官の周りに抑止用具10を位置決めし、その後ある時期に、抑止用具10がもはや組織又は機関を抑止するように機能しないように、抑止用具の一部又は全部10が人体内の再吸収されるか、又は、人体から抑止用具の一部又は全部を除去する能力に関係する。例えば、かつ、
図1及び
図2に示す例示的実施形態を参照すると、抑止用具10及び人体からばね22を除去するが、人体から第1及び第2の係合構成部品12、16を除去しない腹腔鏡検査処置であれば、組織又は器官の周りに上記の抑止用具10を設置する処置を「逆にする」という効果がある。同様に、かつ、
図7A、
図7B、図及び8に示すように、抑止用具10からの支柱700の除去であれば、組織又は器官の周りの抑止用具10の設置を「逆にする」効果も有する。
【0099】
更に、かつ、所望であれば、抑止用具10の全体は、例えば、人体内に上記の抑止用具10を挿入するために用いる段階を逆にすることにより腹腔鏡下で除去することができる。例えば、
図19に示すように人体から抑止用具10を除去する方法1900は、組織又は器官から抑止用具10を引き抜く段階(引き抜き段階1904)と、腹腔鏡検査ポート内に嵌合するように抑止用具10を構成する段階(構成段階1906)と、人体から腹腔鏡検査ポートを介して抑止用具10を除去する段階(除去段階1908)とを含む。このような例示的方法は、抑止用具10の除去を助長するために人体内に腹腔鏡検査ポートを位置決めすること(ポート挿入段階1902)が先に来ることができ、次に、除去段階1908の後に人体から上記の腹腔鏡検査ポートを除去する(ポート除去段階1910)ことができる。
【0100】
本開示の抑止用具10の更なる実施形態を
図20及び
図23に示す。
図20及び3に示す種々の実施形態に示すように、抑止用具10は、の本明細書で様々な他の実施形態で提示したものなど、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16を備える。第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、このような例示的実施形態においては、互いと相対的に平行に位置決めされる。第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、第1の旋回アーム2000がピボット点2004にて第1の係合構成部品12と係合し、ピボット点2006にて第2の係合構成部品16を係合するように、かつ、第2の旋回アーム2002がピボット点2008にて第1の係合構成部品12と係合し、ピボット点2010にて第2の係合構成部品16を係合するように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16に枢着(pivotally connected)される。第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、
図20及び
図23で矢印A及びBで示す方向に旋回することができ、尚、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、一方が矢印Aの方向に移動し、他方が矢印B方向に移動するように反対方向に移動することができるか、又は、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、同じ方向に移動することができる。
【0101】
第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16は、
図20及び
図23に示すようにスタッド2012を提示することができ、それにより、スタッド2012は、第1の旋回アーム2000及び/又は第2の旋回アーム2002をそれに係合されることを可能にし、かつ、様々なピボット点を中心とした旋回/回転を可能にする。少なくとも一実施形態においては、スタッド2012は、貫通する1つ又はそれ以上のアパーチャ2014を提示する第1の旋回アーム2000及び/又は第2の旋回アーム2002がスタッド2012と係合することができるように非球状部分より相対的に大きい球状構成部品を有する。ピン、リベット、スナップ、ねじ及び/又は他の締結具又は結合手段など、第1の旋回アーム2000及び/又は第2の旋回アーム2002を第1の係合構成部品12及び/又は第2の係合構成部品16に結合する任意の数の他の手段を使用することができる。
【0102】
第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、
図20A及び
図23に示すように、上記のアームの屈曲部2020、2022に対して位置決めされた第1の相互連結アーム2016及び第2の相互連結アーム2018を更に含むことができる。屈曲部2020、2022は、
図20A及び
図23に示すように、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002が抑止用具10内で相対的な「U字形」を形成するように、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の相対的な中央部(相対的な端部の間のどこか)内に位置決めされている。第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、屈曲部2020、2022及び/又は湾曲部2024が先述したように固有のU字形構成を画定するように
図20に示すものなど、様々な更なる湾曲2024を更に含むことができる。
【0103】
第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16間の内部空間70は、
図20A及び
図23に示すように、抑止用具10の様々な要素及び/又は構成によって変化することができる。例えば、かつ、腹腔鏡検査ポートに対する
図20又は23に示すものなどの抑止用具10の実施形態の挿通中に、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002は、内部空間70が相対的に小さいように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16と相対的に平行か、又は、それらと同じ相対平面(relative plane)とすることができる。挿入の後、及び、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16を中心として第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002を旋回させた後に、内部空間70は、同じままであるか、又は、例えば、例えば、胃の周りの抑止用具10の設置を助長するために増大することができる。更に、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の1つ又はそれ以上の周りに位置決めされたテープ2026の使用により、
図20に示すように、相対的な張力(引き)の量がテープ2026に印加されるによって、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16との間の内部空間70の量を更に調節することができる。例えば、
図20に矢印Cにより示された方向にテープ2026を引くとテープ2026の各部が第1の相互連結アーム2016及び/又は第2の相互連結アーム2018を押し付けるか、又は、第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の各々の相対端部が互いの方に移動するようにテープ2026が第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の1つ又はそれ以上の周りに位置決めされた場合、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16との間の内部空間70の量を低減することができる。このような実施形態においては、抑止用具10は、哺乳類の体内に挿入して、上記の器官に圧力を印加することなく身体の器官の周りに位置決めすることができ、テープ2026は、特定用途に向けて要望通り内部空間70の量が調節されるように引くことができる。肥満症治療用途(bariatric application)においては、例えば、抑止用具10の各部に胃の周りに圧力を印加させないことが所望されるが、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16が適切に胃と係合するようにテープ2026を引く/調節することができる。胃の膨満によってであれば、胃への固形物及び/又は流動食又は水の導入によりなど、胃は第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16に力/圧力を印加し、先に参照した
図4A及び
図4B及び以下で参照する
図21に示すように、第1の胃部110及び第2の胃部112が形成される。
【0104】
更に、かつ、
図20及び
図23に示す本開示の抑止用具10の例示的実施形態に示すように、抑止用具10の様々な部分は、第1の係合構成部品12、第2の係合構成部品16、第1の旋回アーム2000及び/又は第2の旋回アーム2002など、胃など一部の哺乳類の体に抑止用具10を結合するために1つ又はそれ以上の縫合糸34(紐34とも本明細書ではいう)の設置を助長するように、それを貫通して画定された1つ又はそれ以上の縫合糸アパーチャ32を有することができる。様々な実施形態においては、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の相対端部の1つ又はそれ以上は、抑止用具が患者の人体内に位置決めされたとき、全体的な患者の心地よさを向上させるために丸形状及び/又はテーパ付きとすることができる。
【0105】
図21は、胃の周りに位置決めされた、
図20に示すものなど抑止用具10の例示的実施形態を示す。
図21に示すように、用具10は、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16(
図21では図示せず)が胃100の両側と係合することができるように、
図5Bに示すような胃100の周りの抑止用具10の設置と同様に胃100の周りに位置決めすることができる。抑止用具10は、胃100に抑止用具10を結合するために、1つ又はそれ以上の縫合糸34を使用して胃100に固定することができ、抑止用具100は、抑止用具10の周りに位置決めされたテープ2026を調節することを手段として、更に胃100の周りに位置決めすることができる。
図21に示すように、テープ2026は、第1の相互連結アーム2016及び第2の相互連結アーム2018と係合するために、そう、抑止用具10の周りに位置決めされ、それにより、矢印Cにより示された方向にテープ2026を引けば、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、互いに接近する。テープ2026は、抑止用具10のユーザが蛍光板透視(検出可能な部分2100が放射線不透過性である場合)、カメラ又は他の手段を手段としてテープ2026の調節が「わかる」ことができるように、その上に位置決め/印された1つ又はそれ以上の検出可能な部分2100を有することができ、それにより、人体内に位置決めされた用具の各部は、このような用具のユーザがこの用具を調節することを可能にするために直に又は何らかの種類の技術的手段を介して視覚化することができる。
【0106】
更に、かつ、
図21に示すように、抑止用具10は、胃100の周りの抑止用具10の設置を維持することを助力するようにその上に位置決めされたカバーフラップ
2102を有することができる。カバーフラップ
2102は、
図21に示すように、抑止用具10が胃100の周りに位置決めされた後、カバーフラップ
2102を胃100の上部を中心として閉じることができる(初めに、第1の係合構成部品12に固定して、第2の係合構成部品16にカバーフラップ
2102を固定することを手段として閉じるか、又は、第2の係合構成部品16にカバーフラップ
2102を固定して第1の係合構成部品12に固定することを手段として閉じる)ように、最終的に第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16(
図21では図示せず)に結合することができる。
【0107】
先に参照したように、抑止用具10は、胃100に圧力を掛けないように、そう、胃100の周りに位置決めされるが、胃100が膨張したとき、胃100は、抑止用具10の第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16に圧力/力を掛ける。
【0108】
図20及び
図21に示す実施形態など、抑止用具10の実施形態を搬送及び位置決めする方法の諸段階を
図22に示す。
図22に示すように、例示的方法2200は、患者の人体に抑止用具10をlaparascopicallyに挿入/前進させる段階(例示的な挿入段階2202)を含む。少なくとも一実施形態においては、抑止用具10は、患者の人体の妥当な腔へのガス注入下で15ミリメートルカニューレに挿通することができる。これは、当技術分野で公知である例示的な搬送用具を使用して達成することができる。段階2202にて、抑止用具10の全径が人体への挿入に向けて十分な狭さであるように抑止用具10の第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002を実質的に平行した位置で旋回/位置決めする。
【0109】
段階2204にて、胃100など、目標とされた組織の近傍の場所に抑止用具10を前進させる(例示的な前進段階2204)。段階2206(例示的な旋回段階)にて、抑止用具10の第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002を実質的に平行した位置から実質的に垂直な位置まで旋回させて、固有の内部空間70まで第1及び第2の係合構成部品12、16を互いから分離させる。段階2206は、組織又は用具の各部を引きかつ握持するために有用な当技術分野において公知の任意の数の標準的な腹腔鏡検査工具を使用して実行することができる。このようにすると、抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品13、17の近位端14、18も遠位端14、18も、ばねアーム2000及び旋回アーム2002により妨害されず、第1及び第2の係合構成部品12、16を胃100など目標とされた組織を覆うように前進させることができる。
【0110】
段階2208にて、及び、蛍光板透視、直接的なカメラ制御下で又はその他の方法で、抑止用具10を目標とされた組織を覆うように位置決めする(例示的な位置決め段階的)。少なくとも一実施形態においては、及び、段階2206にて、第1の係合構成部品12の第1の側面12Aを目標とされた組織の所望の表面の近傍に位置決めし、第2の係合構成部品16の第1の側面16Aを目標とされた組織の反対側の近傍に位置決めする。抑止用具10の第1及び第2の係合構成部品12、16を目標とされた組織の両側の近傍に位置決めすると、この段階2208にて、目標とされた組織を第1及び第2の係合構成部品12、16の間に形成された内部空間70内に位置決めする。更に、抑止用具10の構成及び組成のために、用具によって行われる修復又は支持治療が所望される限り、抑止用具10は、患者の人体内に残ることができる。
【0111】
抑止用具10を目標とされた組織の周りに位置決めした後(位置決め段階2208を実行することを手段として)、方法2200は、目標とされた組織に抑止用具10を連結するために1つ又はそれ以上の縫合糸を固定する随意的な段階(例示的な縫合段階2210)を更に含むことができ、かつ、目標とされた組織の周りに抑止用具を更に固定するためにカバーフラップ
2102を固定する段階(例示的なカバーフラップ段階2212)を更に含むことができる。更に、かつ、
図22に示すように、方法2200は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16の間の内部空間70を制御/調節するためにテープ2026を調節する段階を更に含むことができ、それにより、目標とされた組織の少なくとも一部をその間に位置決めする(例示的なテープ調節段階2214)。
【0112】
抑止用具10の例示的実施形態において、
図23に示すように、抑止用具10は、第1の旋回アーム2000と第2の旋回アーム2002とに結合された1つ又はそれ以上の調節ロッド2300を備える。
図23に示す実施形態においては、例えば、調節ロッド2300は、屈曲部2020、2022にて又はその近傍で第1の旋回アーム2000と第2の旋回アーム2002とに結合され、それぞれ、更に第1の相互連結アーム2016と第2の相互連結アーム2018とに結合されている。
図23に示すように、少なくとも一実施形態においてはに、調節ロッド2300は、貫通して画定された旋回アームアパーチャ2302を介して第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002に結合され、更に、貫通して画定された相互連結アームアパーチャ2304を介して第1の相互連結アーム2016及び第2の相互連結アーム2018に結合されている。
【0113】
調節ロッド2300は、
図23A及び
図25に示すように、調節ロッド2300の遠位端2308にて又はその近傍で調節ロッド2300に結合された棒2306を更に含む。棒2306は、
図24に示すように、調節ロッド2300に結合された目盛盤2310の調節により、互いの方へ又は互いから離れる第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の動きが引き起こされるように第1の相互連結アーム2016/第2の相互連結アーム2018の遠位に位置決めさけている。
図24に示すように、第1の相互連結アーム2016及び第2の相互連結アーム2018は、様々な実施形態においては、目盛盤2310の調節が第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の動きを助長するように、第1の相互連結アーム2016及び第2の相互連結アーム2018に遠位の第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002の長手方向に沿って完全に又は実質的に延在することができ、その結果、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16の動きが助長される。
【0114】
図23A及び
図25に示すように、調節ロッド2300は、調節ロッド2300の近位端2314にて又はその近傍でそれに結合されるキャップ2312を更に含むことができる。キャップ2312は、
図23〜
図25に示すように、抑止用具10が人体内に位置決めされたときに目盛盤2310が抑止用具10の上に残るように、目盛盤2310が調節ロッド2300を離脱させることを防止することができる。キャップ2312は、少なくとも一実施形態においては、抑止用具10が人体内に位置決めされたとき心地よさが得られるように一端にて球状/丸形状とすることができる。
【0115】
図24に示すように、目盛盤2310は、調節ロッド2300に沿って位置決めされた螺装部2316を手段として用具10の調節を助長することができる。このような実施形態においては、第1の方向内の目盛盤2310の回転によってであれば、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、互いの方に移動し、第2の/反対の方向内の目盛盤2310の回転によってであれば、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、互いから離れる。この点を踏まえて、抑止用具10は、例えば、人体内で胃の周りに位置決めして、抑止用具10が最適に胃の周りに位置決めされるように目盛盤2310を使用して調節することができる。
【0116】
図25及び
図26の例示的実施形態に示すように、目盛盤2310は、目盛盤アパーチャ2318を画定することができ、それにより、調節ロッド2300のしるし2320をそれを通して見ることができる。
図26に示すように、例えば、目盛盤2310が回転するにつれて、1つ又はそれ以上のしるし2320は、本開示の抑止用具10のこのような実施形態のユーザーが1レベルの調節を特定することができるように、目盛盤アパーチャ2318越しに見えるとすることができる。しるし2320は、抑止用具10の1レベルの調節を特定するために有用な1つ又はそれ以上の数字、文字、線及び/又は他のしるし2320とすることができる。
【0117】
図27に示すように、かつ、少なくとも本開示の抑止用具10の一実施形態において、抑止用具10は、第1の旋回アーム2000及び/又は第2の旋回アーム2002に結合された少なくとも1つのフランジ2700を更に備える。フランジ2700は、調節ロッド2300が貫通して適合することができるように貫通するアパーチャを画定し、目盛盤2310が上記のフランジ2700を係合すると目盛盤2310の物理的支持を行う。
【0118】
調節ロッド2300を有する本開示の抑止用具10の例示的実施形態を
図28に示す。
図28に示すように、第1の係合構成部品12及び第2の係合構成部品16は、上記の構成部品12、16の長さの少なくとも一部に沿って1つ又はそれ以上の小面2800を画定することができ、それにより、小面2800は、図示するように全体的に弓形の輪郭を実現する。小面2800は、患者の人体に位置決めされたときに抑止用具10の全体的な心地よさを更に向上させることができる。
【0119】
図23に示す実施形態など、抑止用具10の実施形態を搬送及び位置決めする方法の諸段階を
図29に示す。
図29に示すように、例示的方法2900は、本明細書で先に論じたように患者の人体(例示的な挿入段階2202)にlaparascopicallyに抑止用具10を挿入/前進させる段階を含む。段階2202にて、抑止用具10の全径が人体への挿入に向けて十分な狭さであるように抑止用具10の第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002を実質的に平行した位置で旋回/位置決めする。
【0120】
段階2204にて、胃100など、目標とされた組織の近傍の場所に抑止用具10を前進させる(例示的な前進段階2204)。段階2206(例示的な旋回段階的)にて、抑止用具10の第1の旋回アーム2000及び第2の旋回アーム2002を実質的に平行した位置から実質的に垂直な位置まで旋回させて、本明細書で先に論じたように固有の内部空間70まで第1及び第2の係合構成部品12、16を互いから分離させる。
【0121】
段階2208にて、及び、蛍光板透視、直接的なカメラ制御下で又はその他の方法で、先に本明細書で参照したように、抑止用具10を目標とされた組織を覆うように位置決めする(例示的な位置決め段階的)。抑止用具10を目標とされた組織の周りに位置決めした後(位置決め段階2208を実行することを手段として)、方法2900は、目標とされた組織に抑止用具10を連結するために1つ又はそれ以上の縫合糸を固定する随意的な段階(例示的な縫合段階2210)を更に含むことができ、カバーフラップ
2102を含む本開示の抑止用具10の実施形態に関して、方法2900は、目標とされた組織周りに更に抑止用具を固定するためにカバーフラップ
2102を固定する段階(例示的なカバーフラップ段階2212)を更に含むことができる。更に、かつ、
図29に示すように、方法2900は、第1の係合構成部品12と第2の係合構成部品16の間の内部空間70を制御/調節するためにテープ2026を調節するために目盛盤2310を回転させる随意的な段階を更に含むことができ、それにより、目標とされた組織の少なくとも一部は、その間に位置決めされる(例示的な目盛盤調節段階2902)。
【0122】
本明細書で説明する抑止用具10の様々な実施形態は、従来技術の用具及びシステムを凌ぐ多数の利点を実現するものである。例示的な抑止用具10は、腹腔鏡下及び/又は内視鏡下で挿入することができ、低侵襲であり、完全に可逆的であり、かつ、合併症の危険性なく慢性患者に利用可能である。更に、目標とされた組織又は器官を治療及び/又は支持するための抑止用具10の使用により、類似の徴候に関する従来技術の処置よりもマイナスの副作用の量が低減される。抑止用具10の実施形態が特定の解剖学的組織及び治療の例に関して提示しているが、様々な抑止用具10及び方法300は、常習的設置(chronic placement)に向けて技法を)可逆的で、使いやすくて実行しやすい技術を介すれば得られる再成形、修復、又は支持の追加から恩恵を受けると思われる任意の器官、四肢又は人体構造を治療する際に使用に向けて拡張することができる。
【0123】
従来技術は、下袖状胃を模倣するために「クランプ」を介して制限的な線を作成することを重点的に取り扱っている。本出願の本明細書は、胃の運動性に影響を与えるために様々なゆるく嵌合させる抑止具(loosely-fitting restraints)(移動を防止するために)を提供する。胃組織の収縮性又は運動性曲線は、外部抑止具(以下で論じるように)により著しく減衰され、その結果、胃を通る食物塊の動きに影響を与える。したがって、食物量(food volume)は、長い方の嚢内に留まり、満腹の神経活動及び機械感覚性要素に影響を与える早期の膨満を引き起こす。したがって、本開示の抑止用具10の原理は、移動及び侵蝕の危険を冒す制限(restrictive)に重点的に取り扱うこれまでの技術と異なり流動(運動性)に基づくものである。
【0124】
本明細書で説明するように、下部弯部(lower curvature)を介した例示的な抑止用具10の設置は、肝臓及び横隔膜(diaphragm)が近位にある大弯に接近するとは対照的に簡単に実行することができる。更に、胃を横行する当技術分野で公知である様々なクリップ、クランプ、又は、多孔板(下袖状胃ではなくて)は、しばらくして体重の再増加となると思われる底部の実質的なリモデリングを引き起こす可能性がある。この点を踏まえて、本出願の本開示の様々な連結具は、胃の全体的な伸張を防止して、したがって、リモデリングを防止するように作動するものである。本開示の抑止用具において機械感覚性満腹となる伸張は、嚢全体をまだ抑止している間に抑制ばね又は棒の間で局所的に発生する。胃組織のこのような大域的閉込め(global containment)は、従来技術では知られていない。最後に、当技術分野で公知である様々なクリップ、クランプ又は多孔板であれば、局所的ストレスを掛け、これは、実質的に制限された胃が膨張しようしたときに侵蝕又は移動となる可能性がある。逆に、第1の係合構成部品12及び本開示の抑止用具10の第2の係合構成部品16は、板全体にわたってより均一に応力を分散させて、胃のより実質的な部分ではなく相対的に小嚢を横に抑止するにすぎない。
【0125】
植込み型抑止/修復用具、システム、及びその使用方法の様々な実施形態を本明細書でかなりの詳細に説明したが、実施形態は、単に本明細書で説明する本開示の非限定的な実施例として提示しているにすぎない。したがって、様々な変更及び改変を行なうことができ、本開示の範囲から逸脱することなく、各種要素について均等物を代用することができることが理解されるであろう。実際、本開示は、網羅的であることも、開示の範囲を制限することも意図していない。
【0126】
更に、代表的な実施形態を説明する際に、本開示を段階の特定のシーケンスとして方法及び/又は工程を提示することができたと考えられる。しかしながら、本方法又は工程が本明細書で定める段階の特定の順序に頼らない範囲で、本方法又は工程は、説明した諸段階特定のシーケンスに限定されるべきではない。段階の他のシーケンスを可能とすることができる。したがって、本明細書で開示する段階の特定の順序は、本明細書の制限事項を解釈すべきではない。更に、方法及び/又は工程を対象とした開示内容は、記載した順序での諸段階の実行に限定されるべきでない。当該のシーケンスは、変更することができ、それでも本開示の範囲内であることには変わりはない。