特許第5806735号(P5806735)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5806735HIV抗ウイルス化合物としての2−キノリニル−酢酸誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5806735
(24)【登録日】2015年9月11日
(45)【発行日】2015年11月10日
(54)【発明の名称】HIV抗ウイルス化合物としての2−キノリニル−酢酸誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 215/14 20060101AFI20151021BHJP
   C07D 215/18 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 215/22 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 215/38 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 215/48 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 491/06 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 401/04 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 417/04 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 413/04 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 405/04 20060101ALI20151021BHJP
   C07D 498/06 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/47 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/4741 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 31/536 20060101ALI20151021BHJP
   A61K 47/00 20060101ALI20151021BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20151021BHJP
【FI】
   C07D215/14CSP
   C07D215/18
   C07D215/22
   C07D215/38
   C07D215/48
   C07D491/06
   C07D401/12
   C07D519/00 301
   C07D471/04 105E
   C07D471/04 101
   C07D401/04
   C07D417/04
   C07D413/04
   C07D405/04
   C07D498/06
   A61K31/47
   A61K31/4741
   A61K31/5377
   A61K31/506
   A61K31/501
   A61K31/536
   A61K47/00
   A61P31/18
【請求項の数】21
【全頁数】338
(21)【出願番号】特願2013-518779(P2013-518779)
(86)(22)【出願日】2011年7月1日
(65)【公表番号】特表2013-533885(P2013-533885A)
(43)【公表日】2013年8月29日
(86)【国際出願番号】US2011042881
(87)【国際公開番号】WO2012003498
(87)【国際公開日】20120105
【審査請求日】2014年6月30日
(31)【優先権主張番号】61/361,335
(32)【優先日】2010年7月2日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ババオグル, ケリム
(72)【発明者】
【氏名】ビヨンソン, カイラ
(72)【発明者】
【氏名】グオ, ホンヤン
(72)【発明者】
【氏名】ハルコム, ランダール エル.
(72)【発明者】
【氏名】リンク, ジョン オー.
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ホンタオ
(72)【発明者】
【氏名】ミッチェル, マイケル エル.
(72)【発明者】
【氏名】スン, ジェンユ
(72)【発明者】
【氏名】ビビアン, ランダール ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】シュー, リャンホン
(72)【発明者】
【氏名】テイラー, ジェイムズ
【審査官】 堀 洋樹
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−538899(JP,A)
【文献】 特表2009−537459(JP,A)
【文献】 特表2001−518890(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/062285(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/062289(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Ihの化合物
【化197】
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〔式中、
が、R1aまたはR1bであり;
が、R4aあり;
が、R5aまたはR5bであり;
が、R6aまたはR6bであり;
が、R7aまたはR7bであり;
1aが、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);ならびに
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);
からなる群から選択され、
1aの任意の(C〜C20アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されており;
1bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、各(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、各スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、各−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、各−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−X(C〜C20)アリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルはそれぞれ、ある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され、
4aは、
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択され;
5aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個から3個のZ11基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);
からなる群から選択され
5bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、各(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、各スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、前記(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、各X(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、各X(C〜C)アルケニル、X(C〜C)アルキニルおよびX(C〜C)炭素環は、独立して、1個から5個のZ基で置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−X(C〜C20)アリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、独立して、1個から5個のZ基で置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは独立して、1個から5個のZ基で置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されて
いる);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され、
6aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);ならびに
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);
からなる群から選択され、
6aの任意の(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されており;
6bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、各(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、各スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、炭素環またはヘテロ環を形成し、前記炭素環またはヘテロ環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、各X(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、各X(C〜C)アルケニル、X(C〜C)アルキニルおよびX(C〜C)炭素環は、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−X(C〜C20)アリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは独立して、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され、
7aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);ならびに
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択される);
からなる群から選択され、
7aの任意の(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されており;
7bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、各(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、各スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、前記(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、各X(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、各X(C〜C)アルケニル、X(C〜C)アルキニルおよびX(C〜C)炭素環は、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−X(C〜C20)アリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され、
あるいは、R5aおよびR6a、またはR6aおよびR7aのうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、前記5員環もしくは6員環の炭素環または前記4、5、6もしくは7員環のヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からなる群から選択される1個から3個の置換基で必要に応じて独立して置換されているか;
あるいは、RおよびR、またはRおよびRのうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、各5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環は独立して、1個から3個のZ基またはZ基で独立して置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、前記2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成し;
Xは、独立して、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−および−(C〜C)アルキルSOからなる群から選択され;
各Zは、独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C20)アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−RSOO(C〜C20)アリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRからなる群から選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて独立して置換されており;
各Zは、独立して、−NO、−CN、スピロヘテロ環、架橋ヘテロ環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C20)アリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOO(C〜C20)アリールからなる群から選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−(C〜C20)アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C20)アリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOO(C〜C20)アリールからなる群から選択され;
各Zは、独立して、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOO(C〜C20)アリールからなる群から選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSO(C〜C20)アリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロ環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)(C〜C20)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)ヘテロ環、NRC(O)NRおよびNRC(O)ORからなる群から選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C20)アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSO(C〜C20)アリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOO(C〜C20)アリールからなる群から選択され;
各Zは、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO−(〜C20)アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C20)アリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−OS(O)、−C(O)NRおよび−OC(O)NRからなる群から選択され、ここで、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて独立して置換されており;
各Zは、独立して、−NOおよび−CNからなる群から選択され
各Z11は、独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−(C〜C20)アリール、−C(=O)−ヘテロ環および−C(=O)−ヘテロアリールからなる群から選択され;
各Z10は、独立して、以下:
(i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
(ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて独立して置換された(C〜C)アルキル;および
(iii)(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され、
各Z12は、独立して、−NO、=NOR、チオキソ、−(〜C20)アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(〜C)ハロ炭素環、−(〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOO(C〜C20)アリールからなる群から選択され;
各Z13は、独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C20)アリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C20)アリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C20)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C20)アリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRからなる群から選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて独立して置換されており;
各Z14は、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリールおよび−OS(O)からなる群から選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環または−S(O)NRで必要に応じて独立して置換されており;
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、−(〜C)アルケニル、−(〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、(C〜C20)アリール、(C〜C20)アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、(C〜C20)アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて独立して置換されており;
各Rは、独立して、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、(C〜C20)アリール、(C〜C20)アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、−(〜C)アルケニル、−(〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、(C〜C20)アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて独立して置換されており;
およびRはそれぞれ独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C20)アリール、(C〜C20)アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロ環、ヘテロアリールおよびヘテロアリール(C〜C)アルキル−からなる群から選択され、ここで、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、(C〜C20)アリールおよびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のハロゲン、OHもしくはシアノで必要に応じて独立して置換されているか;またはRおよびRは、これらが結合している窒素と共にヘテロ環を形成し、RおよびRとこれらが結合している窒素とを合わせた任意のヘテロ環は、1個から5個のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて独立して置換されており;
各Rは、独立して、−OR、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環(ここで、各(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は、1個から5個のZで独立して置換されており、1個から5個のZで必要に応じて独立して置換されている)、−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニルおよび−(C〜C)アルキニル(各−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニルおよび−(C〜C)アルキニルは、1個から5個のZで必要に応じて独立して置換されている);および(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(各(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個から5個のZで独立して置換されている)からなる群から選択され;
各Rは、独立して、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)ORおよび−C(O)NRからなる群から選択され;そして
各Rは、独立して、H、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、
ここで、各ヘテロアリールは、1個から6個の炭素原子ならびに酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される1個から4個のヘテロ原子を有し、各複素環は、1個から6個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄からなる群から選択される1個から3個のヘテロ原子を有する〕
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
がHである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項3】
がHである、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項4】
がHまたは(C〜C)アルキルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項5】
式Ikの化合物
【化198】
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である請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項6】
が、R7aまたはR7bであり、
7aは、
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11−(C〜C)アルキル−R11−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、および−(C〜C)アルキル−S−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択される);ならびに
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルからなる群から独立して選択され、各R10は、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−C(=O)−R11、および−C(=O)OR11からなる群から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択される)、
からなる群から選択され、
ここで、R7aの任意の(C〜C20)アリール、ヘテロ環、またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換され;
7bは、
(a)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、および−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール(各(C〜C)炭素環、(C〜C)アルキニル、および(C〜C20)アリールは、単独でまたは基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換される);
(d)−X(C〜C)アルキル、および−X(C〜C)ハロアルキル(各−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、および−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NR(各(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
からなる群から選択され;
XはOであり、
各Zは、ハロおよび−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;
各Zは、−(C〜C20)アリールおよび(C〜C)炭素環からなる群から独立して選択され;
各Z11は、独立して10であり
各Z10は、ハロおよび−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;
各Rは、独立して、1個から5個のZ基で独立して置換されている(C〜C)アルキルであり
各Zは、−(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、−ヘテロ環、および−O(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;ならびに
各Rは、Hである、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項7】
が、R7aまたはR7bであり、
7aは、
(a)H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11、および−(C〜C)アルキル−O−R11(各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、およびヘテロ環から独立して選択される);ならびに
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−N(R)R10(各Rは、H、(C〜C)アルキル、および(C〜C)シクロアルキルからなる群から独立して選択され、各R10は、R11、および−(C〜C)アルキル−R11からなる群から独立して選択され、各R11は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択される)、
からなる群から選択され、
ここで、R7aの任意の(C〜C20)アリール、ヘテロ環、またはヘテロアリールは、1個から2個のZ10基で必要に応じて独立して置換され;
7bは、
(a)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、および−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール;
(d)−X(C〜C)アルキル(−X(C〜C)アルキルは、1個のZ基で置換されている);
(f)1個のZ基で置換されている(C〜C)アルキニル;ならびに
(g)−NR
からなる群から選択され;
XはOであり、
各Zは、ハロおよび−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;
各Zは、−(C〜C20)アリールおよび(C〜C)炭素環からなる群から独立して選択され;
各Z11は、独立して10であり
各Z10は、ハロおよび−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;
各Rは、独立して、1個のZ基で独立して置換されている(C〜C)アルキルであり
各Zは、−(C〜C20)アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、および−O(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキルからなる群から独立して選択され;そして
各Rは、Hである、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項8】

【化200】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項9】
が、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている)
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、そして各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOO(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(各(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、各X(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、各X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(h)(C〜C20)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−X(C〜C20)アリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(j)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている)
からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項10】
が、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11からなる群から選択され、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルからなる群から選択され、そして各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C20)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールからなる群から選択され、各(C〜C20)アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(e)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリール(ここで、各−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−(C〜C20)アリールは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されており、XはOである);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(h)(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(ここで、各(C〜C20)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、各(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個から5個のZ基で置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(j)−NR、−C(O)NRおよび−(C〜C)アルキル−NR(ここで、−(C〜C)アルキル−NRは、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている)
からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項11】
が、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルキニルおよび(C〜C20)アリール(ここで、各(C〜C20)アリールは、1個から3個のZ10基で必要に応じて独立して置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);
(d)(C〜C20)アリール(ここで、(C〜C20)アリールは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている);ならびに
(e)(C〜C)ハロアルキル(ここで、(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている)
からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項12】
が、以下:
(a)(C〜C)ハロアルキル;ならびに
(b)(C〜C)ハロアルキル(ここで、(C〜C)ハロアルキルは、1個から5個のZ基で独立して置換されており、1個から5個のZ基で必要に応じて独立して置換されている)
からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項13】
が、
【化201A】
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である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項14】
以下:
【化204】
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【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【化206】
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【化207】
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【化208】
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【化209】
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【化210】
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【化211】
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からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項15】
以下:
【化212】
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【化213】
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からなる群から選択される、化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、医薬組成物。
【請求項17】
ヒトにおいてHIVウイルスの増殖を処置するか、AIDSを処置するか、または、AIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせるための、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物もしくはその医薬的に許容され得る塩を含む、医薬。
【請求項18】
医学的治療において使用するための、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項19】
ヒトにおいてHIVウイルスの増殖もしくはAIDSの予防的もしくは治療的処置において使用するための、または、ヒトにおいてAIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせる治療的処置において使用するための、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項20】
ヒトにおいて、HIVウイルスの増殖を処置するため、AIDSを処置するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせるための医薬を製造するための、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩の使用。
【請求項21】
ヒトにおいて、HIV感染を処置するのに使用するための、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本特許出願は、2010年7月2日に出願された米国特許出願第61/361335号の優先権の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染および関連する疾患は、世界的な公衆衛生上の大きな問題である。1型ヒト免疫不全ウイルス(HIV−1)は、ウイルス複製に必要な逆転写酵素、プロテアーゼおよびインテグラーゼという3種類の酵素をコードする。逆転写酵素およびプロテアーゼを標的とする薬物が、広く使用されており、特に組み合わせて使用される場合に有効性を示してきたが、毒性および耐性株の発達が、その有効性を制限してきた(非特許文献1;非特許文献2)。したがって、HIVの複製を阻害する新規剤が必要とされている。また、水晶体上皮細胞由来成長因子(LEDGF/p75)およびHIV−1インテグラーゼの相互作用を標的とする剤を含め、ウイルスのライフサイクルにおいてその他の部位に指向する剤も必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Palellaら、N.Engl.J.Med.(1998)338:853−860
【非特許文献2】Richman,D.D.Nature(2001)410:995−1001
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(発明の要旨)
1つの実施形態では、本発明は、式Iの化合物である本発明の化合物:
【0005】
【化1】
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〔式中、
がNであり、GがCRであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNR13であり、点線の結合が単結合であり、Rがオキソ(=O)基であるか;または
がCRであり、GがNR13であり、点線の結合が単結合であり、RおよびR13が、これらが結合している原子と共にヘテロアリールを形成し、ヘテロアリールが、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
が、R1aまたはR1bであり;
が、R2aまたはR2bであり;
が、R3aまたはR3bであり;
3’が、R3a’またはR3b’であり;
が、R4aまたはR4bであり;
が、R5aまたはR5bであり;
が、R6aまたはR6bであり;
が、R7aまたはR7bであり;
が、R8aまたはR8bであり;
13が、R13aまたはR13bであり;
1aが、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
1aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
1bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルはそれぞれ、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
2aは、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロおよびシアノ;
(c)C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロ環および−Oヘテロアリール;
(e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
2bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜Cアルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロ環または−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール(ここで、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、単独でもしくはある基の一部として、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上(例えば、1個、2個、または3個)の基で必要に応じて置換されており、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており;R3a’はHであり;
3bは、−(C〜C14)アルキル、(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C14)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SOヘテロアリールまたは−SOヘテロ環であり、ここで、R3bの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C14)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;R3b’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであるか;または、R3bおよびR3b’は、これらが結合している炭素と共に、ヘテロ環または(C〜C)炭素環を形成し、R3bおよびR3b’とこれらが結合している炭素とを合わせたヘテロ環または(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
4aは、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノおよびオキソで必要に応じて置換されており;
4bは、以下:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);
(c)スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);
(d)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、または
およびRは、これらが結合している原子と共に、大環状ヘテロ環または大環状炭素環を形成し、RおよびRとこれらが結合している原子とを合わせた任意の大環状ヘテロ環または大環状炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されていてもよく;R3’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであり;
5aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され;
5bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
6aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
6aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
6bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、炭素環またはヘテロ環を形成し、炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
7aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
7aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
7bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
8aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
8bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
13aは、以下:
(a)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、それぞれ1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキルアリール、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
13bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Z、−ハロ(C〜C)アルキル−Z
−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリール(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−C(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、それぞれ1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、
またはR5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上(例えば、1個、2個または3個)の置換基で必要に応じて置換されているか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRのうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成するか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成し;
Xは、独立して、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−および−(C〜C)アルキルSO−から選択され;
各Zは、独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−RSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NO、−CN、スピロヘテロ環、架橋ヘテロ環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロ環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)ヘテロ環、NRC(O)NRおよびNRC(O)ORから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、ここで、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NOおよび−CNから選択され;
各Zは、独立して、−(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキルから選択され;
各Z10は、独立して、以下:
(i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
(ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
(iii)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されている);
から選択され、
各Z11は、独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロ環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z12は、独立して、−NO、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Z13は、独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Z14は、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOOアリールおよび−OS(O)から選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
およびRはそれぞれ独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロ環、ヘテロアリールおよびヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここで、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールおよびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されているか;またはRおよびRは、これらが結合している窒素と共にヘテロ環を形成し、RおよびRとこれらが結合している窒素とを合わせた任意のヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、−OR、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZで置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZで必要に応じて置換されている)、−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニルおよび−(C〜C)アルキニル(任意の−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニルおよび−(C〜C)アルキニルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZで必要に応じて置換されている);およびアリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZで置換されている)から選択され;
各Rは、独立して、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され;および
各Rは、独立して、H、−OR、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個以上(例えば、1、2、3、4または5個)のZ基で必要に応じて置換されている〕
またはその塩を提供する。
【0006】
本発明はまた、式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、医薬組成物を提供する。
【0007】
本発明はまた、式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を、哺乳動物(例えば、ヒト)に投与することを含む、哺乳動物においてHIVウイルスの増殖を処置する(例えば、予防するか、調節するか、または阻害する)か、AIDSを処置するか、または、AIDSまたはARCの症状の発生を遅らせる方法を提供する。
【0008】
本発明はまた、医学的治療において使用するための(例えば、哺乳動物(例えば、ヒト)において、HIVウイルスの増殖またはAIDSを処置する(例えば、予防するか、調節するか、または阻害する)か、または、AIDSまたはARCの症状の発生を遅らせるのに使用するための)式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0009】
本発明はまた、哺乳動物(例えば、ヒト)において、HIVウイルスの増殖を処置する(例えば、予防するか、調節するか、または阻害する)ため、AIDSを処置するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせるための医薬を製造するのに使用するための式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0010】
本発明はまた、HIVウイルスの増殖またはAIDSの予防的もしくは治療的処置(例えば、予防するか、調節するか、または阻害する)において使用するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせる治療的処置において使用するための式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0011】
本発明はまた、式Iの化合物またはその塩を調製するのに有用な、本明細書に開示されるプロセスおよび中間体を提供する。
一実施形態において、たとえば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式Iの化合物:
【化196】
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〔式中、
がNであり、GがCRであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNR13であり、点線の結合が単結合であり、Rがオキソ(=O)基であるか;または
がCRであり、GがNR13であり、点線の結合が単結合であり、RおよびR13が、これらが結合している原子と共にヘテロアリールを形成し、ヘテロアリールが、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており;
が、R1aまたはR1bであり;
が、R2aまたはR2bであり;
が、R3aまたはR3bであり;
3’が、R3a’またはR3b’であり;
が、R4aまたはR4bであり;
が、R5aまたはR5bであり;
が、R6aまたはR6bであり;
が、R7aまたはR7bであり;
が、R8aまたはR8bであり;
13が、R13aまたはR13bであり;
1aが、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C
〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
1aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されており;
1bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルはそれぞれ、ある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
2aは、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロおよびシアノ;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);
(d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロ環および−Oヘテロアリール;ならびに
(e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
2bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C
)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZで必要に応じて置換されている);
から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C
〜C)アルキル−ヘテロ環または−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール(ここで、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、単独でもしくはある基の一部として、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており;
3a’はHであり;
3bは、−(C〜C14)アルキル、(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C14)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ
環、−SOヘテロアリールまたは−SOヘテロ環であり、ここで、R3bの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、−(C〜C14)アルキル、(C〜C)アルキニル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており;
3b’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであるか;または、R3bおよびR3b’は、これらが結合している炭素と共に、ヘテロ環または(C〜C)炭素環を形成し、R3bおよびR3b’とこれらが結合している炭素とを合わせたヘテロ環または(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており;
4aは、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノおよびオキソで必要に応じて置換されており;
4bは、以下:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);
(c)スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);ならびに
(d)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、または
およびRは、これらが結合している原子と共に、大環状ヘテロ環または大環状炭素環を形成し、RおよびRとこれらが結合している原子とを合わせた任意の大環状ヘテロ環または大環状炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されていてもよく;R3’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであり;
5aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);ならびに
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され;
5bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意のX(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、それぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されて
いる);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
6aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
6aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されており;
6bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要
に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、炭素環またはヘテロ環を形成し、炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、任意の(C〜C)アルキルは、ある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
7aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)O
11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
7aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されており;
7bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニ
ルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
8aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
8bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、
−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、任意のスピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
13aは、以下:
(a)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、それぞれ1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C
)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキルアリール、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ11基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
13bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Z、−ハロ(C〜C)アルキル−Z
−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリール(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意のX(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−C(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルは、それぞれ1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、
またはR5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の置換基で必要に応じて置換されているか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRのうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成するか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成し;
Xは、独立して、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−および−(C〜C)アルキルSO−から選択され;
各Zは、独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C
炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルケニル、
−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−RSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NO、−CN、スピロヘテロ環、架橋ヘテロ環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)ア
ルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロ環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)ヘテロ環、NRC(O)NRおよびNRC(O)ORから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR
−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、ここで、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NOおよび−CNから選択され;
各Zは、独立して、−(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキルから選択され;
各Z10は、独立して、以下:
(i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
(ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
(iii)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されている);
から選択され、
各Z11は、独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロ環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z12は、独立して、−NO、=NOR、チオキソ、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Z13は、独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリー
ル、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Z14は、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOOアリールおよび−OS(O)から選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
およびRはそれぞれ独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロ環、ヘテロアリールおよびヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここで、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールおよびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されているか;またはRおよびRは、これらが結合している窒素と共にヘテロ環を形成し、RおよびRとこれらが結合している窒素とを合わせた任意のヘテロ環は、1個以上のハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、−OR、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)炭素環は、1個以上のZで置換されており、1個以上のZで必要に応じて置換されている)、(C〜C)ハロア
ルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個以上のZで必要に応じて置換されている);およびアリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個以上のZで置換されている)から選択され;
各Rは、独立して、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)ORおよび−C(O)NRから選択され;および
各Rは、独立して、H、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている〕
またはその塩。
(項目2)
が、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは−O(C〜C)アルキルであり、Rの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルが、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、R3’がHである、項目1に記載の化合物。
(項目3)
が−O(C〜C)アルキルであり、R3’がHである、項目1に記載の化合物。
(項目4)
が、ハロ、Hまたは−CHである、項目1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目5)
式Ihの化合物
【化197】
[この文献は図面を表示できません]

である項目1に記載の化合物、またはその塩。
(項目6)
がHである、項目1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
がHである、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
がHまたは(C〜C)アルキルである、項目1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
式Ikの化合物
【化198】
[この文献は図面を表示できません]

である項目1に記載の化合物、またはその塩。
(項目10)
が、以下:
(a)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環およびヘテロアリールが、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルが、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);および
(c)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
が、以下;
(a)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環およびヘテロアリールが、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルが、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)
が、以下:
(a)ヘテロ環(ここで、ヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルが、ヒ
ドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)縮合ヘテロ環(ここで、縮合ヘテロ環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)

【化199】
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である、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)

【化200】
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である、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)
が、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C
〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている)
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意のX(C〜C)アルキルおよびX(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意のX(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(h)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必
要に応じて置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(j)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)
が、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、任意の−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、XはOである);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(h)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、任意の(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(j)−NR、−C(O)NRおよび−(C〜C)アルキル−NR
(ここで、−(C〜C)アルキル−NRは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目17)
が、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルキニルおよびアリール(ここで、アリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)ハロアルキル(ここで、(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目18)
が、以下:
(a)(C〜C)ハロアルキル;および
(b)(C〜C)ハロアルキル(ここで、(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)
から選択される、項目1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目19)
が、
【化201】
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【化202】
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【化203】
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である、項目1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
(項目20)
以下:
【化204】
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【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【化209】
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【化210】
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【化211】
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【化212】
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【化213】
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ならびにこれらの塩
から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目21)
項目1〜20のいずれか1項に記載の式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩を、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、医薬組成物。
(項目22)
項目1〜20のいずれか1項に記載の式Iの化合物もしくはその医薬的に許容され得る塩、または項目21に記載の組成物を哺乳動物に投与することを含む、前記哺乳動物においてHIVウイルスの増殖を処置するか、AIDSを処置するか、または、AIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせる方法。
(項目23)
医学的治療において使用するための項目1〜20のいずれかに記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
(項目24)
HIVウイルスの増殖もしくはAIDSの予防的もしくは治療的処置において使用するため、または、AIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせる治療的処置において使用するための項目1〜20のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
(項目25)
哺乳動物において、HIVウイルスの増殖を処置するため、AIDSを処置するため、またはAIDSもしくはARCの症状の発生を遅らせるための医薬を製造するための、項目1〜20のいずれか1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩の使用。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(発明の詳細な説明)
(定義)
別段の定めをした場合を除き、本明細書で使用される以下の用語および句は、以下の意味を有することが意図されている。
【0013】
本明細書で商用名が用いられる場合、出願人らは、商用名付き製品(tradename product)および商用名付き製品の活性な医薬成分を独立して含むことを意図しています。
【0014】
「アルキル」は、ノルマル、二級または三級の原子を含む炭化水素である。例えば、アルキル基は、炭素原子を1〜20個有していてもよく(すなわち、(C〜C20)アルキル)、炭素原子を1〜10個有していてもよく(すなわち、(C〜C10)アルキル)、炭素原子を1〜8個有していてもよく(すなわち、(C〜C)アルキル)、または炭素原子を1〜6個有していてもよい(すなわち、(C〜C)アルキル)。適切なアルキル基の例としては、限定されないが、メチル(Me、−CH)、エチル(Et、−CHCH)、1−プロピル(n−Pr、n−プロピル、−CHCHCH)、2−プロピル(i−Pr、i−プロピル、−CH(CH)、1−ブチル(n−Bu、n−ブチル、−CHCHCHCH)、2−メチル−1−プロピル(i−Bu、i−ブチル、−CHCH(CH)、2−ブチル(s−Bu、s−ブチル、−CH(CH)CHCH)、2−メチル−2−プロピル(t−Bu、t−ブチル、−C(CH)、1−ペンチル(n−ペンチル、−CHCHCHCHCH)、2−ペンチル(−CH(CH)CHCHCH)、3−ペンチル(−CH(CHCH)、2−メチル−2−ブチル(−C(CHCHCH)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH)CH(CH)、3−メチル−1−ブチル(−CHCHCH(CH)、2−メチル−1−ブチル(−CHCH(CH)CHCH)、1−ヘキシル(−CHCHCHCHCHCH)、2−ヘキシル(−CH(CH)CHCHCHCH)、3−ヘキシル(−CH(CHCH)(CHCHCH))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CHCHCHCH)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CH(CH)CHCH)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH)CHCH(CH)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH)(CHCH)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CHCH)CH(CH)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CHCH(CH)、3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH)C(CHおよびオクチル(−(CHCH)が挙げられる。「アルキル」は、親アルカンの同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子から2個の水素原子を除去することによって誘導される、2個の1価ラジカル中心(radical center)を有する飽和の分枝鎖または直鎖状炭化水素基も指す。例えば、アルキル基は、炭素原子を1〜10個有していてもよく(すなわち、(C〜C10)アルキル)、または炭素原子を1〜6個有していてもよく(すなわち、(C〜C)アルキル)、または炭素原子を1〜3個有していてもよい(すなわち、(C〜C)アルキル)。典型的なアルキル基としては、限定されないが、メチレン(−CH−)、1,1−エチル(−CH(CH)−)、1,2−エチル(−CHCH−)、1,1−プロピル(−CH(CHCH)−)、1,2−プロピル(−CHCH(CH)−)、1,3−プロピル(−CHCHCH−)、1,4−ブチル(−CHCHCHCH−)などが挙げられる。
【0015】
「アルケニル」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素sp二重結合)とともに、ノルマル、二級または三級の炭素原子を含む、直鎖または分枝鎖の炭化水素である。例えば、アルケニル基は、炭素原子を2〜20個有していてもよく(すなわち、C〜C20アルケニル)、炭素原子を2〜8個有していてもよく(すなわち、C〜Cアルケニル)、または炭素原子を2〜6個有していてもよい(すなわち、C〜Cアルケニル)。適切なアルケニル基の例としては、限定されないが、エチレンまたはビニル(−CH=CH)、アリル(−CHCH=CH)、シクロペンテニル(−C)および5−ヘキセニル(−CHCHCHCHCH=CH)が挙げられる。
【0016】
「アルキニル」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素sp三重結合)とともに、ノルマル、二級または三級の炭素原子を含む、直鎖または分枝鎖状炭化水素である。例えば、アルキニル基は、炭素原子を2〜20個有していてもよく(すなわち、C〜C20アルキニル)、炭素原子を2〜8個有していてもよく(すなわち、C〜Cアルキン)、または炭素原子を2〜6個有していてもよい(すなわち、C〜Cアルキニル)。適切なアルキニル基の例としては、限定されないが、アセチレン(−C≡CH)、プロパルギル(−CHC≡CH)などが挙げられる。
【0017】
用語「ハロ」または「ハロゲン」は、本明細書で使用される場合、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを指す。
【0018】
「ハロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、1個以上の水素原子が、それぞれハロ置換基と置き換わっている、本明細書に定義されるようなアルキルを指す。例えば、(C〜C)ハロアルキルは、1個以上の水素原子がハロ置換基と置き換わっている(C〜C)アルキルである。このような範囲には、アルキル基に1個のハロ置換基があるものから、アルキル基が完全にハロゲン化されたものまでが含まれる。
【0019】
「アリール」という用語は、本明細書で使用される場合、芳香族の単環または二環または多環を指す。例えば、アリール基は、炭素原子を6〜20個、6〜14個、または6〜12個有していてもよい。アリールは、フェニル基、または少なくとも1つの環が芳香族である、約9〜14個の原子を有するオルト位で縮合した二環基または多環基を含む(例えば、1個以上のアリールまたは炭素環と縮合したアリール)。このような二環または多環は、二環または多環の任意の炭素環部分で1個以上の(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で必要に応じて置換されていてもよい。二環基または多環基の結合点は、上に定義されるように、環のアリールまたは炭素環部分を含む、環の任意の位置であってもよいことが理解されるべきである。典型的なアリール基としては、限定されないが、フェニル、インデニル、ナフチル、1、2、3、4−テトラヒドロナフチル、アントラセニルなどが挙げられる。
【0020】
「アリールアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子の1つが、本明細書に記載されるようなアリール基と置き換わっている、本明細書で定義されるようなアルキル基を指す(すなわち、アリール−アルキル部分)。「アリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、炭素原子が1〜6個である(すなわち、アリール(C〜C)アルキル)。アリールアルキル基としては、限定されないが、ベンジル、2−フェニルエタン−1−イル、1−フェニルプロパン−1−イル、ナフチルメチル、2−ナフチルエタン−1−イルなどが挙げられる。
【0021】
「ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、芳香族の単環または複数縮合した環を指す。この用語は、環中の、炭素原子約1〜6個と、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択されるヘテロ原子約1〜4個からなる芳香族単環を含む。硫黄原子および窒素原子は、環が芳香族である限り、酸化形態で存在していてもよい。このような環としては、限定されないが、ピリジル、ピリミジニル、オキサゾリルまたはフリルが挙げられる。また、この用語は、上に定義されるようなヘテロアリール基が1個以上のヘテロアリール(例えば、ナフチリジニル)、炭素環(例えば、5,6,7,8−テトラヒドロキノリル)またはアリール(例えば、インダゾリル)と縮合し、複数縮合した環を形成するような複数縮合した環系(例えば、2個または3個の環を含む環系)である。このような複数縮合した環は、縮合した環の炭素環部分で1個以上の(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で必要に応じて置換されていてもよい。ヘテロアリールが複数縮合した環の結合点は、上に定義されるように、環のヘテロアリール部分、アリール部分または炭素環部分を含む環の任意の位置であってもよいことが理解されるべきである。ヘテロアリールの例としては、限定されないが、ピリジル、ピローリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニル、インドリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、インダゾリル、キノキサニル、キナゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニルベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリルおよびチアナフテニルが挙げられる。
【0022】
「ヘテロシクリル」または「ヘテロ環」という用語は、本明細書で使用される場合、飽和または部分的不飽和の単環または複数縮合した環系を指す。この用語は、環中の、炭素原子約1〜6個と、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択されるヘテロ原子約1〜3個との飽和または部分的不飽和の単環(例えば、3、4、5、6または7員環)を含む。この環は、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で置換されていてもよく、硫黄原子および窒素原子も酸化形態で存在していてもよい。このような環としては、限定されないが、アゼチジニル、テトラヒドロフラニルまたはピペリジニルが挙げられる。この用語は、ヘテロ環基(上に定義されるような)が、1つ以上のヘテロ環(例えば、デカヒドロナフチリジニル)、ヘテロアリール(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロナフチリジニル)、炭素環(例えば、デカヒドロキノリル)またはアリールと共に2個の隣接する原子に接続していてもよい(縮合したヘテロ環)、複数縮合した環系(例えば、2個または3個の環を含む環系)を指す。ヘテロ環が複数縮合した環系の結合点は、上に定義されるように、環のヘテロ環部分、ヘテロアリール部分、アリール部分または炭素環部分を含む環の任意の位置であってもよいことが理解されるべきである。例示的なヘテロ環としては、限定されないが、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロオキサゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、ベンゾオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、クロマニル、1,2−ジヒドロピリジニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,3−ベンゾジオキソリルおよび1,4−ベンゾジオキサニルが挙げられる。
【0023】
「架橋ヘテロ環」という用語は、本明細書で使用される場合、4、5、6、7または8員環のヘテロ環の隣接しない2個の原子で、本明細書に定義されるような1個以上(例えば、1個または2個)の3、4、5または6員環のヘテロ環または(C〜C)炭素環と接続した、本明細書に定義されるような4、5、6、7または8員環のヘテロ環を指す。このような架橋ヘテロ環としては、二環および三環の環系(例えば、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンおよび4−アザトリシクロ[4.3.1.13,8]ウンデカン)が挙げられる。
【0024】
「スピロヘテロ環」という用語は、本明細書で使用される場合、3、4、5、6、7または8員環のヘテロ環の1個以上(例えば、1個または2個)の単一原子に、本明細書に定義されるような1個以上(例えば、1個または2個)の3、4、5、6員環のヘテロ環または(C〜C)炭素環と共に接続した、本明細書に定義されるような3、4、5、6、7または8員環のヘテロ環を指す。このようなスピロヘテロ環としては、二環および三環の環系(例えば、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エニル)が挙げられる。
【0025】
「大環状ヘテロ環」という用語は、本明細書で使用される場合、炭素原子約5〜11個と、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択されるヘテロ原子約1〜3個とを環に含む、飽和または部分的不飽和の8、9、10、11または12員環を指し、この環は、必要に応じて、大環状ヘテロ環の2個の隣接する原子において、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロ環と縮合していてもよい。大環状ヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で置換されていてもよく、硫黄原子および窒素原子も酸化形態で存在していてもよい。
【0026】
「ヘテロアリールアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子の1個が、本明細書に記載されるようなヘテロアリール基と置き換わった、本明細書に定義されるようなアルキル基を指す(すなわち、ヘテロアリール−アルキル部分)。「ヘテロアリールアルキル」のアルキル基は、典型的には、炭素原子が1〜6個である(すなわち、ヘテロアリール(C〜C)アルキル))。ヘテロアリールアルキル基としては、限定されないが、ヘテロアリール−CH−、ヘテロアリール−CH(CH)−、ヘテロアリール−CHCH−、2−(ヘテロアリール)エタン−1−イルなどが挙げられ、ここで、「ヘテロアリール」部分は、上述のヘテロアリール基のいずれかを含む。当業者は、得られる基が化学的に安定である限り、ヘテロアリール基が炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロアリールアルキルのアルキル部分に結合していてもよいことも理解する。ヘテロアリールアルキルの例としては、一例としてであり限定されないが、硫黄、酸素および/または窒素を含有する5員環ヘテロアリール(例えば、チアゾリルメチル、2−チアゾリルエタン−1−イル、イミダゾリルメチル、オキサゾリルメチル、チアジアゾリルメチルなど)、硫黄、酸素および/または窒素を含有する6員環ヘテロアリール(例えば、ピリジニルメチル、ピリジジルメチル、ピリミジルメチル、ピラジニルメチルなど)が挙げられる。
【0027】
「ヘテロシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子の1個が、本明細書に記載されるようなヘテロシクリル基と置き換わった、本明細書に定義されるようなアルキル基を指す(すなわち、ヘテロシクリル−アルキル部分)。「ヘテロシクリルアルキル」のアルキル基は、典型的には、炭素原子が1〜6個である(すなわち、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル)。典型的なヘテロシクリルアルキル基としては、限定されないが、ヘテロシクリル−CH−、ヘテロシクリル−CH(CH)−、ヘテロシクリル−CHCH−、2−(ヘテロシクリル)エタン−1−イルなどが挙げられ、ここで、「ヘテロシクリル」部分は、上述のヘテロシクリル基のいずれかを含む。当業者は、得られる基が化学的に安定である限り、ヘテロシクリル基が炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロシクリルアルキルのアルキル部分に結合していてもよいことも理解する。ヘテロシクリルアルキルの例としては、一例としてであり限定されないが、硫黄、酸素および/または窒素を含有する5員環ヘテロ環(例えば、テトラヒドロフラニルメチルおよびピロリジニルメチルなど)および硫黄、酸素および/または窒素を含有する6員環ヘテロ環(例えば、ピペリジニルメチル、ピペラジニルメチル、モルホリニルメチルなど)が挙げられる。
【0028】
「炭素環」または「カルボシクリル」という用語は、複数環系または単環として炭素原子を3〜7個有する飽和(すなわち、シクロアルキル)または部分的不飽和(例えば、シクロアルケニル、シクロアルカジエニルなど)の環を指す。1つの実施形態では、炭素環は、3〜6個の環炭素を含む単環である(すなわち、(C〜C)炭素環)。炭素環としては、二環として炭素原子を7〜12個有する複数環式炭素環、および多環として炭素原子を最大約20個有する複数環式炭素環が挙げられるが、但し、複数環式炭素環の最も大きな単環は、炭素原子7個である。「スピロ二環式炭素環」との用語は、二環式環系の環が1個の炭素原子に接続した炭素環二環式環系を指す(例えば、スピロペンタン、スピロ[4,5]デカン、スピロ[4.5]デカンなど)。「縮合二環式炭素環」との用語は、二環式環系の環が、2個の隣接する炭素原子に接続する炭素環二環式環系を指す(例えば、ビシクロ[4,5]、[5,5]、[5,6]もしくは[6,6]系、または9個または10個の環原子がビシクロ[5,6]または[6,6]系として整列したもの(例えば、デカヒドロナフタレン、ノルサビナン、ノルカラン))。「架橋二環式炭素環」との用語は、二環式環系の環が、2個の隣接していない炭素原子に接続する炭素環二環式環系を指す(例えば、ノルボルナン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなど)。「炭素環」または「カルボシクリル」は、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で必要に応じて置換されていてもよい。単環の炭素環の非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンタ−1−エニル、1−シクロペンタ−2−エニル、1−シクロペンタ−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロヘキサ−1−エニル、1−シクロヘキサ−2−エニルおよび1−シクロヘキサ−3−エニルが挙げられる。
【0029】
「ハロ炭素環」との用語は、本明細書で使用される場合、1個以上の水素原子が、それぞれハロ置換基と置き換わった本明細書に定義されるような炭素環を指す。例えば、(C〜C)ハロ炭素環は、1個以上の水素原子がハロ置換基と置き換わった(C〜C)炭素環である。このような範囲には、炭素環基上に1個のハロ置換基があるものから、炭素環基が完全にハロゲン化されたものまでが含まれる。
【0030】
「大環状炭素環」との用語は、本明細書で使用される場合、炭素原子を8〜12個含む、飽和または部分的不飽和の8、9、10、11または12員環を指し、この環は、大環状炭素環の2個の隣接する原子で、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のアリール、炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロ環と縮合していてもよい。大環状炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のオキソ基で置換されていてもよい。
【0031】
「カルボシクリルアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子の1個が、本明細書に記載されるようなカルボシクリル基と置き換わった、本明細書に定義されるようなアルキル基を指す(すなわち、カルボシクリル−アルキル部分)。「カルボシクリルアルキル」のアルキル部分は、典型的には、炭素原子が1〜6個である(すなわち、カルボシクリル(C〜C)アルキル)。典型的なカルボシクリルアルキル基としては、限定されないが、カルボシクリル−CH−、カルボシクリル−CH(CH)−、カルボシクリル−CHCH−、2−(カルボシクリル)エタン−1−イルなどが挙げられ、ここで、「カルボシクリル」部分は、上述のカルボシクリル基のいずれかを含む。
【0032】
ある変数が置換されている場合、例えば、「(C〜C)アルキルは、単独でもしくはある基の一部として、必要に応じて置換される」という句によって記載される場合、この句は、変数である(C〜C)アルキルが、単独である場合に置換されていてもよく、また、変数「(C〜C)アルキル」が、より大きな基の一部である場合(例えば、アリール(C〜C)アルキルまたは−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環基)に、置換されていてもよいことが理解されるべきである。同様に、述べられている場合、他の変数(例えば、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環など)も、「単独でもしくはある基の一部として」置換されていてもよい。
【0033】
2個の化学基を接続する式Iの特定の変数は、どちらの向きを向いていてもよいことが理解されるべきである。したがって、式IのX基の場合(例えば、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−および−(C〜C)アルキルSO−)、対称形ではないXの特定の意味が、どちらの向きを向いていてもよい。例えば、−C(O)O−は、接続する基に対し、−C(O)O−または−OC(O)−のどちらの向きを向いていてもよい。
【0034】
式Iの化合物のコアに含まれる窒素が、酸化形態で存在していてもよいことも理解されるべきである。例えば、式IのGまたはGのキノリン窒素がN−オキシドであってもよい。したがって、本発明は、式Iの化合物(発明の概要に定義されるように)またはその塩またはN−オキシドを含む。
【0035】
許容され得る安定な医薬組成物へと製剤化可能な医薬的に有用な化合物を与えるのに十分に安定である化合物を提供するように、式Iの化合物の置換基および他の部分が、選択されるべきであることを当業者は理解するだろう。このような安定性を有する式Iの化合物は、本発明の範囲内に入ることが想定されている。
【0036】
ある量と組み合わせて用いられる修飾語「約」は、記載されている値を含み、その文脈で示されている意味を有する(例えば、特定の量の測定と関連する程度の誤差を含む)。
【0037】
「キラル」との用語は、鏡像パートナーと重ね合わせることができないという性質を有する分子を指し、一方、「アキラル」との用語は、鏡像パートナーを重ね合わせることができる分子を指す。
【0038】
「立体異性体」との用語は、同一の化学構造を有するが、空間内の原子または基の配置が異なる化合物を指す。
【0039】
「ジアステレオマー」は、2個以上のキラル中心またはキラル軸を有し、その分子が互いに鏡像体ではない立体異性体を指す。ジアステレオマーは、典型的には異なる物理的性質(例えば、融点、沸点、スペクトル特性および反応性)を有する。ジアステレオマーの混合物を、電気泳動およびクロマトグラフィーのような高解像度分析手順で分離してもよい。
【0040】
「エナンチオマー」は、互いに重ね合わせることができない鏡像体である、ある化合物の2つの立体異性体を指す。
【0041】
本発明の特定の化合物は、アトロプ異性体として存在してもよい。例えば、以下の式にアステリスクによって記されているように、アトロプ異性体が、式IのR位にある特定の置換基について存在することが発見された。
【0042】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
このアステリスクの位置でのアトロプ異性体から得られるキラリティは、本発明の特定の化合物の特徴である。したがって、本発明は、アトロプ異性体の混合物、およびあるアトロプ異性体を豊富に含む混合物、および単独のアトロプ異性体を含め、本発明の化合物のあらゆるアトロプ異性体を含み、この混合物または化合物は、本明細書に記載される有用な性質を有する。
【0043】
1つの実施形態では、式Iの本発明の化合物は、このアステリスクの位置にあるR置換基の1種類のアトロプ異性体が少なくとも60%である。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、このアステリスクの位置にあるR置換基の1種類のアトロプ異性体が少なくとも70%である。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、このアステリスクの位置にあるR置換基の1種類のアトロプ異性体が少なくとも80%である。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、このアステリスクの位置にあるR置換基の1種類のアトロプ異性体が少なくとも90%である。別の実施形態では、式Iの本発明の化合物は、このアステリスクの位置にあるR置換基の1種類のアトロプ異性体が少なくとも95%である。1つの実施形態では、式Iについて上に示したようなアステリスクで示される炭素の上にあるR置換基に関する立体化学は、(R)立体化学である。別の実施形態では、式Iについて上に示したようなアステリスクで示される炭素の上にあるR置換基に関する立体化学は、(S)立体化学である。
【0044】
ある疾患または状態に関連するならば、「処置」または「処置すること」との用語は、その疾患または状態が起こるのを防ぐこと、その疾患または状態を抑制すること、その疾患または状態をなくすこと、および/またはその疾患または状態の1つ以上の症状を軽減することを含む。
【0045】
本明細書で使用する立体化学の定義および規則は、一般的に、S.P.Parker編集、McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw−Hill Book Company、New York;およびEliel、E.およびWilen、S.、Stereochemistry of Organic Compounds(1994)John Wiley & Sons、Inc.、New Yorkにしたがう。多くの有機化合物は、光学活性な形態で存在し、すなわち、多くの有機化合物は、平面偏光の面を回転させる能力を有する。光学活性な化合物を記述するとき、(DおよびL)または(RおよびS)という接頭語は、分子のキラル中心付近の分子の絶対配置を示すために用いられる。dおよびlまたは(+)および(−)という接頭語は、化合物による平面偏光の回転の向き(sign of rotation)を示すために使用され、(−)またはlの場合は、その化合物が左旋性であることを示す。(+)またはdという接頭語がついた化合物は、右旋性である。所与の化学構造について、これらの立体異性体は、互いに鏡像体であるという以外は同一である。特定の立体異性体は、エナンチオマーと呼ばれることもあり、このような異性体の混合物は、エナンチオマー混合物と呼ばれることが多い。エナンチオマーの50:50混合物は、ラセミ混合物またはラセミ化合物と呼ばれ、これは、化学反応またはプロセスにおいて立体選択性も立体特異性もない場合に生じる。「ラセミ混合物」および「ラセミ化合物」との用語は、2つのエナンチオマー種の等モル混合物であり、光学活性が失われているものを指す。
【0046】
(保護基)
本発明の状況において、保護基は、プロドラッグ部分および化学保護基を含む。
【0047】
「保護基」は、官能基の性質もしくは全体としての化合物の性質を覆い隠すか、または変えてしまう化合物の部分を指す。保護/脱保護のための化学保護基および戦略は、当該技術分野で周知である。例えば、Protective Groups in Organic Chemistry、Theodora W.Greene、John Wiley & Sons,Inc.、New York、1991を参照のこと。保護基は、特定の官能基の反応性を覆い隠し、望ましい化学反応の効率を助けるために使用されることが多く、例えば、規則的かつ計画的な様式で化学結合を作成し、破壊する。ある化合物の官能基を保護すると、保護された官能基の反応性以外の他の物理的性質(例えば、極性、親油性(疎水性)および一般的な分析ツールによって測定可能な他の性質)が変わる。化学的に保護された中間体自体が生物学的に活性であってもよく、不活性であってもよい。
【0048】
また、保護された化合物は、in vitroおよびin vivoで変更された性質、ある場合には最適化された性質(例えば、細胞膜の通過および酵素変性または酵素捕捉に対する耐性)を示してもよい。この役割において、目的の治療効果を有する保護された化合物は、プロドラッグと呼ばれることがある。保護基の別の機能は、親薬物をプロドラッグに変換することであり、それにより、in vivoでプロドラッグが変換されると、親薬物が放出される。活性なプロドラッグは、親薬物よりも高い効率で吸収され得るため、プロドラッグは、親薬物よりもin vivoで高い効能を有することがある。保護基は、化学中間体の場合にはin vitroで、または、プロドラッグの場合にはin vivoで除去されてもよい。化学中間体を用いるとき、脱保護後に得られるプロドラッグ(例えば、アルコール)が、生理学的に許容され得ることは特に重要ではないが、一般的に、その生成物が薬理学的に無害である場合がさらに望ましい。
【0049】
保護基は、入手可能であり、一般的に知られており、一般的に使用されており、必要に応じて、合成手順(すなわち、本発明の化合物を調製するための経路または方法)の間に保護された基との副反応を防ぐために用いられる。ほとんどの部分で、どの基を保護するか,いつ保護するか、化学保護基「PG」の性質の決定は、反応の化学(この反応の化学(例えば、酸性条件、塩基性条件、酸化条件、還元条件または他の条件)に対して保護される)および意図する合成方向によって変わるだろう。PGは、化合物が複数のPGで置換されている場合、同じである必要はなく、一般的に、同じではない。一般的に、PGは、カルボキシル基、ヒドロキシル基、チオ基またはアミノ基のような官能基を保護するため、したがって、副反応を防ぐため、またはその他の方法で合成効率をよくするために使用されるだろう。脱保護された遊離基を得るための脱保護の順序は、意図する合成方向および直面する反応状件によって代わり、当業者が決定するような任意の順序で行ってもよい。
【0050】
本発明の化合物の種々の官能基を保護してもよい。例えば、−OH基の保護基(ヒドロキシル、カルボン酸、ホスホン酸または他の官能基であるかによらない)は、「エーテルまたはエステルを生成する基」を含む。エーテルまたはエステルを生成する基は、本明細書に記載する合成スキームにおける化学保護基として機能することが可能である。しかし、いくつかのヒドロキシル保護基およびチオ保護基は、当業者に理解されるとおり、エーテルを生成する基でもエステルを生成する基でもなく、以下に記載されるアミドを伴って含まれる。
【0051】
非常に多くのヒドロキシル保護基およびアミドを生成する基および対応する化学開裂反応は、Protective Groups in Organic Synthesis、Theodora W.Greene(John Wiley & Sons,Inc.、New York、1991、ISBN 0−471−62301−6)(「Greene」)に記載されている。また、Kocienski、Philip J.;Protecting Groups(Georg Thieme Verlag Stuttgart、New York、1994)も参照(本明細書にその全体が参考として援用される)。特に、Chapter 1、Protecting Groups:An Overview、1〜20ページ、Chapter 2、Hydroxyl Protecting Groups、21〜94ページ、Chapter 3、Diol Protecting Groups、95〜117ページ、Chapter 4、Carboxyl Protecting Groups、118〜154ページ、Chapter 5、Carbonyl Protecting Groups、155〜184ページ。カルボン酸、ホスホン酸、ホスホネート、スルホン酸の保護基および酸の他の保護基については、以下に記載するGreeneを参照のこと。
【0052】
(立体異性体)
本発明の化合物は、キラル中心を有していてもよい(例えば、キラル炭素原子またはキラルリン原子)。したがって、本発明の化合物は、エナンチオマー、ジアステレオマーおよびアトロプ異性体を含め、あらゆる立体異性体のラセミ混合物を含む。加えて、本発明の化合物は、任意またはすべての不斉キラル原子での光学異性体を豊富に含むもの、または分割された光学異性体を含む。言い換えると、この記述から明らかなキラル中心は、キラル異性体またはラセミ混合物として提供される。ラセミ混合物およびジアステレオマー混合物の両方、およびそれらのエナンチオマーまたはジアステレオマーのパートナーを実質的に含まない単離または合成された個々の光学異性体は、すべて本発明の範囲に入る。周知技術(例えば、光学活性な付加物(例えば、酸または塩基)を用いて作られたジアステレオマー塩の分離、次いで、光学活性な基質への変換によって戻す)によって、ラセミ混合物を個々の実質的に光学的に純粋な異性体に分割することができる。ほとんどの場合に、望ましい光学異性体は、望ましい出発物質の適切な立体異性体から始め、立体特異的な反応を用いることによって合成される。
【0053】
また、本発明の化合物は、特定の場合に、互変異性体として存在してもよい。非局在化した1つの共鳴構造だけが示されているが、あらゆるこのような形態が本発明の範囲内であると想定されている。例えば、エン−アミン互変異性体が、プリン系、ピリミジン系、イミダゾール系、グアニジン系、アミジン系およびテトラゾール系に存在していてもよく、これらのすべての可能な互変異性体形態が本発明の範囲内である。
【0054】
(塩および水和物)
本発明の化合物の医薬的に許容され得る塩の例としては、適切な塩基(例えば、アルカリ金属(例えば、ナトリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)、アンモニウムおよびNX(Xは、C〜Cアルキルである))から誘導される塩である。水素原子またはアミノ基の医薬的に許容され得る塩としては、例えば、有機カルボン酸(例えば、酢酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、マロン酸、リンゴ酸、イセチオン酸、ラクトビオン酸およびコハク酸);有機スルホン酸(例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸);および無機酸(例えば、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸およびスルファミン酸)の塩が挙げられる。ヒドロキシ基の化合物の医薬的に許容され得る塩としては、適切なカチオン(例えば、NaおよびNX(Xは、独立して、HまたはC〜Cアルキル基から選択される)と組み合わせた上記化合物のアニオンが挙げられる。
【0055】
治療用途の場合、本発明の化合物の活性成分の塩が、典型的には、医薬的に許容され得る。すなわち、これらの塩は、生理学的に許容され得る酸または塩基から誘導される塩である。しかし、医薬的に許容することができない酸または塩基の塩も、例えば、式Iの化合物または本発明の別の化合物の調製または精製において有用である。あらゆる塩は、生理学的に許容され得る酸または塩基から誘導されているか否かにかかわらず、本発明の範囲内である。
【0056】
金属塩は、典型的には、金属水酸化物と本発明の化合物とを反応させることによって調製される。この様式で調製される金属塩の例は、Li、NaおよびKを含む塩である。ほとんど溶解しない金属塩は、適切な金属化合物を加えることによって、より可溶性の塩の溶液から析出させることができる。
【0057】
さらに、特定の有機酸および無機酸(例えば、HCl、HBr、HSO、HPO)または有機スルホン酸を塩基性中心(典型的には、アミン)に酸付加させるか、または、酸性基に酸付加させることによって塩を生成してもよい。最後に、本発明の組成物は、本発明の化合物をイオン化していない形態および双性イオン形態で、また、化学量論量の水と組み合わせて水和物の形態で含むことが理解されるべきである。
【0058】
また、親化合物と1つ以上のアミノ酸との塩も、本発明の範囲に含まれる。天然または非天然の任意のアミノ酸が適しており、特に、タンパク質の構成要素として発見される天然に存在するアミノ酸が適しているが、アミノ酸は、典型的には、塩基性基または酸性基を有する側鎖をもつアミノ酸(例えば、リジン、アルギニンまたはグルタミン酸)であるか、または中性基を有する側鎖をもつアミノ酸(例えば、グリシン、セリン、トレオニン、アラニン、イソロイシンまたはロイシン)である。
【0059】
本発明の実施形態における基、置換基および範囲について以下に列挙した具体的な意味および値は、単なる説明のためであり、基および置換基の定義された範囲内にある他の定義された意味および値または他の意味および値を除外するものではない。
【0060】
(同位体)
本発明は、天然に存在する同位体の比率よりも、すべての原子を豊富に含んでいてもよい特許請求の範囲に記載の任意の化合物も含むことが、当業者に理解される。1つ以上の同位体は、例えば、限定されないが、重水素(HまたはD)である。非限定的な例として、−CH基が、−CD基で置換されていてもよい。
【0061】
(式Iの化合物)
式Iの化合物の具体的な群は、式Iaの化合物
【0062】
【化3】
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である。
【0063】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ibの化合物
【0064】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0065】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Icの化合物
【0066】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0067】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Idの化合物
【0068】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0069】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ieの化合物
【0070】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0071】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ifの化合物
【0072】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0073】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Igの化合物
【0074】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0075】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ihの化合物
【0076】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0077】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Iiの化合物
【0078】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0079】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ijの化合物
【0080】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0081】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ikの化合物
【0082】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0083】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Imの化合物
【0084】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0085】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Inの化合物
【0086】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、環Wは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである。
【0087】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ioの化合物
【0088】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、環Wは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである。
【0089】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Ipの化合物
【0090】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、環Wは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである。
【0091】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Iqの化合物
【0092】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、環Wは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである。
【0093】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Irの化合物
【0094】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0095】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Isの化合物
【0096】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0097】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Itの化合物
【0098】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0099】
式Iの化合物の別の具体的な群は、式Iuの化合物
【0100】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
であり、式中、環Wは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されたヘテロアリールである。
【0101】
以下に列挙した具体的な意味は、式Iの化合物および式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、If、Ig、Ih、Ii、Ij、Ik、Im、In、Io、Ip、Iq、Ir、Is、ItおよびIuの化合物についての意味である。
【0102】
式Iの化合物の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも1つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0103】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも2つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0104】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも3つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0105】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも4つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0106】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも5つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0107】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも6つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0108】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも7つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0109】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも8つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0110】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RまたはR13のうち、少なくとも9つが、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0111】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R、R、R、R3’、R、R、R、R、RおよびR13が、R1b、R2b、R3b、R3b’、R4b、R5b、R6b、R7b、R8bおよびR13bから選択される化合物である。
【0112】
の具体的な意味はR3bである。
【0113】
3bの具体的な意味は、−OC(CHCHOH、−OC(CHCHOH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH、−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−N(CHまたは−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NH(フェニル)である。
【0114】
3bの別の具体的な意味は、−(C〜C)アルキルOHまたは−O(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRである。
【0115】
の別の具体的な意味は、R3aである。
【0116】
3aの具体的な意味は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは−O(C〜C)アルキルであり、ここで、R3aの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されている。
【0117】
3aの別の具体的な意味は、−OC(CH)である。
【0118】
3’の具体的な意味は、R3b’である。
【0119】
3b’の具体的な意味は、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルである。
【0120】
3’の具体的な意味は、R3a’である。
【0121】
3a’の具体的な意味は、Hである。
【0122】
式Iの化合物の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共に(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、ここで、(C〜C)炭素環またはヘテロ環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0123】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共に(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成し、ここで、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0124】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共に(C〜C)炭素環または5もしくは6員環のヘテロ環を形成し、ここで、(C〜C)炭素環または5もしくは6員環のヘテロ環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0125】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共に5または6員環のヘテロ環を形成し、ここで、5または6員環のヘテロ環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0126】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共にテトラヒドロピランまたは1個以上のZ基で必要に応じて置換されたテトラヒドロフランを形成する化合物である。
【0127】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R3bおよびR3b’が、これらが結合している炭素と共に
【0128】
【化23】
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を形成する化合物であり、上記式のそれぞれが、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、「*」は、式Iの化合物の炭素に対する結合点を示す。
【0129】
の具体的な意味は、R4bである。
【0130】
4bの具体的な意味は、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり、ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている。
【0131】
4bの別の具体的な意味は、1個以上のZ基で必要に応じて置換された、
【0132】
【化24】
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である。
【0133】
4bの別の具体的な意味は、(C〜C)炭素環であり、ここで、(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されているか、または、2個のZ基が、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または5〜6員環のヘテロ環を形成する。
【0134】
4bの別の具体的な意味は、
【0135】
【化25】
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であり、上記式のそれぞれが、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている。
【0136】
4bの別の具体的な意味は、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールであり、ここで、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている。
【0137】
4bの別の具体的な意味は、
【0138】
【化26】
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である。
【0139】
の別の具体的な意味は、R4aである。
【0140】
4aの別の具体的な意味は、
【0141】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0142】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0143】
式Iの化合物の具体的な群は、RおよびRが、これらが結合している原子と共に大環状ヘテロ環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとこれらが結合している原子とを合わせた任意の大環状ヘテロ環または大環状炭素環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換され;R3’が、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルである化合物である。
【0144】
式Iの化合物の別の具体的な群は、RおよびRが、これらが結合している原子と共に大環状ヘテロ環または大環状炭素環を形成し、ここで、RおよびRとこれらが結合している原子とを合わせた任意の大環状ヘテロ環または大環状炭素環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換され;R3’がHである化合物である。
【0145】
式Iの化合物の別の具体的な群は、RおよびRが、これらが結合している原子と共に、Z基とさらに縮合した大環状ヘテロ環または大環状炭素環
【0146】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し、式中、
Zは、アリール、ヘテロアリールまたは(C〜C)炭素環であり;
n3は、2、3または4であり;
およびWはそれぞれ独立して、O、NHまたはCHであり;
ここで、「*」は、式Iの化合物に対する大環状ヘテロ環または大環状炭素環のR結合点を示し、「**」は、式Iの化合物に対する大環状ヘテロ環または大環状炭素環のR結合点を示し、大環状ヘテロ環または大環状炭素環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0147】
式Iの化合物の別の具体的な群は、RおよびRが、これらが結合している原子と共に大環状ヘテロ環
【0148】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し、式中、
n1は、3または4であり;n2は、2、3または4であり;n3は、2、3または4であり;Wは、O、NHまたはN(C〜C)アルキルであり;ここで、「*」は、式Iの化合物に対する大環状ヘテロ環のR結合点を示し、「**」は、式Iの化合物に対する大環状ヘテロ環のR結合点を示し、大環状ヘテロ環または大環状炭素環が、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0149】
の具体的な意味は、R1bである。
【0150】
の別の具体的な意味は、R1aである。
【0151】
1aの具体的な意味は、Hまたはハロである。
【0152】
の具体的な意味は、R2bである。
【0153】
の別の具体的な意味は、R2aである。
【0154】
2aの具体的な意味は、H、ハロまたは−CHである。
【0155】
2aの別の具体的な意味は、−Clである。
【0156】
の具体的な意味は、R5bである。
【0157】
の別の具体的な意味は、R5aである。
【0158】
5aの具体的な意味は、Hである。
【0159】
の具体的な意味は、R6bである。
【0160】
の別の具体的な意味は、R6aである。
【0161】
6aの具体的な意味は、Hである。
【0162】
の具体的な意味は、R7bである。
【0163】
の別の具体的な意味は、R7aである。
【0164】
7aの具体的な意味は、H、−CH、CFまたはハロゲンである。
【0165】
の具体的な意味は、R8bである。
【0166】
の別の具体的な意味は、R8aである。
【0167】
8aの別の具体的な意味は、Hである。
【0168】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R4bが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、スピロヘテロ環および架橋ヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0169】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R4bが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基が、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);および
(c)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0170】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R4bが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0171】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは−O(C〜C)アルキルであり、Rの任意の(C〜C)アルキルまたは(C〜C)アルケニルが、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1個以上の基で必要に応じて置換され、R3’がHである化合物である。
【0172】
の別の具体的な意味は、−O(C〜C)アルキルである。
【0173】
の別の具体的な意味は、−OtBuである。
【0174】
3’の別の具体的な意味は、Hである。
【0175】
の別の具体的な意味は、ハロ、Hまたは−CHである。
【0176】
の別の具体的な意味は、クロロまたは−CHである。
【0177】
の別の具体的な意味は、−CHである。
【0178】
の別の具体的な意味は、Hである。
【0179】
の別の具体的な意味は、Hである。
【0180】
の別の具体的な意味は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0181】
の別の具体的な意味は、Hまたは−CHである。
【0182】
の別の具体的な意味は、Hである。
【0183】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基が、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);および
(c)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0184】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);
(b)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0185】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0186】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)ヘテロ環(ここで、ヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)縮合ヘテロ環(ここで、縮合ヘテロ環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0187】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)二環アリール、三環アリール、二環ヘテロ環、三環ヘテロ環、二環ヘテロアリールおよび三環ヘテロアリール(ここで、二環アリール、三環アリール、二環ヘテロ環、三環ヘテロ環、二環ヘテロアリールおよび三環ヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)二環アリール、三環アリール、二環ヘテロアリール、三環ヘテロアリール、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環(ここで、二環アリール、三環アリール、二環ヘテロアリール、三環ヘテロアリール、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0188】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)二環ヘテロ環および三環ヘテロ環(ここで、二環ヘテロ環および三環ヘテロ環はそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環(ここで、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0189】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)二環ヘテロ環、三環ヘテロ環、二環ヘテロアリールおよび三環ヘテロアリール(ここで、二環ヘテロ環、三環ヘテロ環、二環ヘテロアリールおよび三環ヘテロアリールはそれぞれ、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環(ここで、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環、縮合ヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0190】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)三環ヘテロ環(ここで、三環ヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されている);および
(b)三環縮合ヘテロ環(ここで、三環縮合ヘテロ環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0191】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);および
(b)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールまたはスピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0192】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環から選択され、ここで、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環および架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0193】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環から選択され、ここで、アリール、ヘテロアリールおよび縮合ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0194】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが縮合ヘテロ環であり、ここで、縮合ヘテロ環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0195】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、二環アリール、三環アリール、二環ヘテロアリール、三環ヘテロアリール、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環から選択され、ここで、二環アリール、三環アリール、二環ヘテロアリール、三環ヘテロアリール、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0196】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環から選択され、ここで、二環縮合ヘテロ環および三環縮合ヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0197】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、三環縮合ヘテロ環であり、ここで、三環縮合ヘテロ環が、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0198】
10の具体的な意味は、
(i)ハロ、(C〜C)ハロアルキル;または
(ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキルである。
【0199】
10の別の具体的な意味は、ハロである。
【0200】
の別の具体的な意味は、
【0201】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0202】
の別の具体的な意味は、
【0203】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0204】
の別の具体的な意味は、
【0205】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0206】
の別の具体的な意味は、
【0207】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0208】
の別の具体的な意味は、
【0209】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0210】
の別の具体的な意味は、
【0211】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0212】
の別の具体的な意味は、
【0213】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0214】
の別の具体的な意味は、
【0215】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0216】
の別の具体的な意味は、
【0217】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0218】
の別の具体的な意味は、
【0219】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0220】
の別の具体的な意味は、
【0221】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0222】
の別の具体的な意味は、
【0223】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0224】
の別の具体的な意味は、
【0225】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0226】
の別の具体的な意味は、
【0227】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0228】
の別の具体的な意味は、
【0229】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0230】
の別の具体的な意味は、
【0231】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0232】
の別の具体的な意味は、
【0233】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0234】
の別の具体的な意味は、
【0235】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0236】
の別の具体的な意味は、
【0237】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0238】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R置換基が結合している式Iの炭素に関するR置換基の立体化学が、(R)立体化学である化合物である。
【0239】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R置換基が結合している式Iの炭素に関するR置換基の立体化学が、(S)立体化学である化合物である。
【0240】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、任意の−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、任意の−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環は、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(h)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZで置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(j)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、各(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0241】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールは、それぞれ1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、XはOである);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(h)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(j)−NR、−C(O)NRおよび−(C〜C)アルキル−NR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0242】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、XはOである);
(g)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(h)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(i)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(j)−NR、−C(O)NRおよび−(C〜C)アルキル−NR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0243】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−(C〜C)アルキル−R11および−(C〜C)アルキル−O−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(e)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、XはOである);および
(g)−NR
【0244】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)ハロアルキル;および
(b)(C〜C)ハロアルキル(ここで、(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている。
【0245】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキルおよびアリール(ここで、任意のアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−(C〜C)アルキル−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキルおよびアリールから選択され、アリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環および(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0246】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルキニルおよびアリール(ここで、任意のアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)−(C〜C)アルキル−R11(ここで、各R11は、独立して、(C〜C)シクロアルキルおよびアリールから選択され、任意のアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(d)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0247】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルキニルおよびアリール(ここで、任意のアリールは、1個以上のZ10基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(d)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0248】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;および
(b)(C〜C)アルキニルおよびアリール(ここで、任意のアリールは、1個以上の(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されている)。
【0249】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルキニルから選択される化合物である。
【0250】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zおよび−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、単独でもしくはある基の一部として、それぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、−X(C〜C)アルキルおよび−X(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、単独でもしくはある基の一部として、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(f)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0251】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)−X(C〜C)アルキル(ここで、−X(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、XはOである);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(f)−NR、−C(O)NRおよび−(C〜C)アルキル−NR(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0252】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが(C〜C)ハロアルキルであり、ここで、(C〜C)ハロアルキルが、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0253】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(d)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環および(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環および(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0254】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリール(ここで、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環および−(C〜C)アルキニル−アリールはそれぞれ、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(d)(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0255】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、以下のものから選択される化合物である:
(a)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);および
(b)アリール(ここで、アリールは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0256】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R7aが、以下のものから選択される化合物である:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、
7aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており、R7aは、OHではない)。
【0257】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、Rについて上で列挙した意味のいずれかを有するが、但し、RがOHではない化合物である。
【0258】
の別の具体的な意味は、
【0259】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0261】
の別の具体的な意味は、
【0262】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0265】
の別の具体的な意味は、
【0266】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0267】
の別の具体的な意味は、
【0268】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0269】
の別の具体的な意味は、
【0270】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0271】
の別の具体的な意味は、
【0272】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0273】
式In、Io、IpおよびIqの化合物の別の具体的な群は、Wが、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換された5員環のヘテロアリールである化合物である。
【0274】
式In、Io、IpおよびIqの化合物の別の具体的な群は、Wが、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基でそれぞれ必要に応じて置換されたイミダゾリル、トリアゾリルまたはテトラゾリルである化合物である。
【0275】
の具体的な意味は、−(C〜C)アルキルまたは−アリールであり、ここで、Zの任意の(C〜C)アルキルまたはアリールは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環または−S(O)NRで必要に応じて置換されている。
【0276】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R13aが、以下のものから選択される化合物である:
(a)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されており、但し、R13aはHではない)。
【0277】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R13aが、以下のものから選択される化合物である:
(a)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている)。
【0278】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R13が、以下のものから選択される化合物である:
(a)R11および−(C〜C)アルキル−R11(ここで、各R11は、独立して、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(b)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(f)−(C〜C)アルキル−NR(ここで、−(C〜C)アルキル−NRは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている。
【0279】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R13が、以下のものから選択される化合物である:
(a)R11および−(C〜C)アルキル−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(b)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(f)−(C〜C)アルキル−NR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている)。
【0280】
式Iの化合物の別の具体的な群は、R13が、以下のものから選択される化合物である:
(a)R11および−(C〜C)アルキル−R11(ここで、各R11は、独立して、(C〜C)アルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−(C〜C)アルキル−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、Hおよび(C〜C)アルキルから選択され、各R10は、独立して、R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキルおよびアリールから選択され、アリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている。
【0281】
13の別の具体的な意味は、Hである。
【0282】
13の別の具体的な意味は、
【0283】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0284】
式Iの化合物の別の具体的な群は、Rが、独立して、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールが、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている化合物である。
【0285】
1つの実施形態では、本発明は、式Iの化合物である本発明の化合物:
〔式中、
がNであり、GがCRであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNであり、点線の結合が二重結合であるか;または
がCRであり、GがNR13であり、点線の結合が単結合であり、Rがオキソ(=O)基であり;
が、R2aまたはR2bであり;
が、R3aまたはR3bであり;
3’が、R3a’またはR3b’であり;
が、R4aまたはR4bであり;
が、R5aまたはR5bであり;
が、R6aまたはR6bであり;
が、R7aまたはR7bであり;
が、R8aまたはR8bであり;
13が、R13aまたはR13bであり;
1aが、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
1aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
1bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、炭素環またはヘテロ環を形成し、炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
2aは、以下:
(a)H、(C〜C)アルキルおよび−O(C〜C)アルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環、ヘテロアリール、ハロ、ニトロおよびシアノ;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよびヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(d)−OH、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−Oヘテロ環および−Oヘテロアリール;
(e)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10、および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
2bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、X(C〜C)ハロアルキル、X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
3aは、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−(C〜C)アルキル−アリール、−(C〜C)アルキル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキル−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)シクロアルキル、−Oアリール、−O(C〜C)アルキル−(C〜C)シクロアルキル、−O(C〜C)アルキル−アリール、−O(C〜C)アルキル−ヘテロ環および−O(C〜C)アルキル−ヘテロアリール(ここで、R3aの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルは、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1個以上(例えば、1個、2個または3個)の基で必要に応じて置換されており、R3aの任意の(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル、ハロ、オキソおよび−CNから選択される1個以上(例えば、1個、2個または3個)の基で必要に応じて置換されており;R3a’はHであり;
3bは、−(C〜C)炭素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−(C〜C)アルキルOH、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−(C〜C)アルキル−SO(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−SONR、−(C〜C)アルキル−NRSONR、−(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−NR、−O(C〜C)アルキルOC(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−OR、−O(C〜C)アルキル−NR−C(O)−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロアリール、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−NR、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−ハロ(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NR−SO−アリール、−O(C〜C)アルキル−NRSONR、−O(C〜C)アルキル−NRSOO(C〜C)炭素環、−O(C〜C)アルキル−NRSOOアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SOヘテロアリールまたは−SOヘテロ環であり、ここで、R3bの任意の(C〜C)アルキル、アリール、(C〜C)炭素環、ヘテロアリールまたはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;R3b’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであるか;または、R3bおよびR3b’は、これらが結合している炭素と共に、ヘテロ環または(C〜C)炭素環を形成し、R3bおよびR3b’とこれらが結合している炭素とを合わせたヘテロ環または(C〜C)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており;
4aは、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、R4aの任意のアリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)の基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルキルは、ヒドロキシ、−O(C〜C)アルキル、シアノまたはオキソで必要に応じて置換されており;
4bは、以下:
(a)(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)(C〜C14)炭素環(ここで、(C〜C14)炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);
(c)スピロヘテロ環または架橋ヘテロ環(ここで、スピロヘテロ環または架橋ヘテロ環はそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成する);
(d)アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環または架橋ヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリール、スピロヘテロ環、縮合ヘテロ環または架橋ヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、または
およびRは、これらが結合している原子と共に、大環状ヘテロ環または大環状炭素環を形成し、RおよびRとこれらが結合している原子とを合わせた任意の大環状ヘテロ環または大環状炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されていてもよく;R3b’は、H、(C〜C)アルキルまたは−O(C〜C)アルキルであり;
5aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され;
5bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルS(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキルSO(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);ならびに
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
6aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、
各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
1aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
6bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、炭素環またはヘテロ環を形成し、炭素環またはヘテロ環は、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
7aは、以下:
(a)H、ハロ、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキル;
(b)(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、ニトロ、シアノ、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール;
(c)−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);および
(d)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、
各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
1aの任意のアリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ10基で必要に応じて置換されており;
7bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上のZ基で必要に応じて置換されており、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
8aは、以下:
(a)ハロ、ニトロおよびシアノ;
(b)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(c)−N(R)R10、−C(=O)−N(R)R10、−O−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、
各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
8bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−NR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択され、
13aは、以下:
(a)R11、−C(=O)−R11、−C(=O)−O−R11、−O−R11、−S−R11、−S(O)−R11、−SO−R11、−(C〜C)アルキル−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−R11、−(C〜C)アルキル−C(=O)−O−R11、−(C〜C)アルキル−O−R11、−(C〜C)アルキル−S−R11、−(C〜C)アルキル−S(O)−R11および−(C〜C)アルキル−SO−R11(ここで、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択され、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、それぞれ1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ11基で必要に応じて置換されている);および
(b)−C(=O)−N(R)R10、−SO−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−C(=O)−N(R)R10、−(C〜C)アルキル−O−C(=O)−N(R)R10および−(C〜C)アルキル−SO−N(R)R10(ここで、各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)シクロアルキルから選択され、各R10は、独立して、R11、−(C〜C)アルキル−R11、−SO−R11、−C(=O)−R11、−C(=O)OR11および−C(=O)N(R)R11から選択され、各R11は、独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールから選択される);
から選択され、
13bは、以下:
(a)−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−O−(C〜C)アルキル−Z13、−S−(C〜C)アルキル−Z13、−S(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−SO−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−Z14、−(C〜C)アルキル−C(O)−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−C(O)−O(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−Z13、−(C〜C)アルキル−O−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキル−SO−(C〜C)アルキル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)ハロアルキル、−ハロ(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルケニル−アリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルケニル−ヘテロ環、−(C〜C)アルキニル−(C〜C)炭素環、−(C〜C)アルキニル−アリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロアリール、−(C〜C)アルキニル−ヘテロ環、−(C〜C)炭素環−Zまたは−ハロ(C〜C)アルキル−Z
−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール(ここで、(C〜C)アルキル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリールまたはヘテロアリールはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(b)スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環および架橋二環式炭素環(ここで、スピロ二環式炭素環、縮合二環式炭素環または架橋二環式炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、2個のZ基は、これらが結合している1個または複数個の原子と共に、必要に応じて(C〜C)炭素環またはヘテロ環を形成し、(C〜C)炭素環またはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(c)(C〜C)アルキル(ここで、(C〜C)アルキルは、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(d)−X(C〜C)アルキル、−X(C〜C)ハロアルキル、−X(C〜C)アルケニル、−X(C〜C)アルキニルおよび−X(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルおよび(C〜C)ハロアルキルはそれぞれ独立して、1個以上のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されており、任意の(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルおよび(C〜C)炭素環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(e)アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、−Xアリール、−Xヘテロアリールおよび−Xヘテロ環(ここで、任意のアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
(f)(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニル(ここで、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)アルケニルおよび(C〜C)アルキニルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);および
(g)−C(O)NR、−SONR、−(C〜C)アルキル−NR、−(C〜C)アルキルC(O)−NR、−(C〜C)アルキル−O−C(O)−NRおよび−(C〜C)アルキル−SONR(ここで、(C〜C)アルキルはそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で置換されており、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のZ基で必要に応じて置換されている);
から選択されるか、
またはR5aおよびR6a、R6aおよびR7a、R7aおよびR8a、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環は、ハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、−OH、−O(C〜C)アルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)からそれぞれ独立して選択される1個以上(例えば、1個、2個または3個)の置換基で必要に応じて置換されているか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRのうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成するか;
または、RおよびR、RおよびR、またはRおよびR13のうち任意のものが、これらが結合している原子と共に、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環を形成し、5員環もしくは6員環の炭素環または4、5、6もしくは7員環のヘテロ環はそれぞれ独立して、1個以上(例えば、1個、2個または3個)のZ基またはZ基で置換されており、2個のZ基が同じ原子上にある場合、その2個のZ基は、それらが結合している原子と共に、必要に応じて、(C〜C)炭素環または4、5もしくは6員環のヘテロ環を形成し;
Xは、独立して、O、−C(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−、−SO−、−(C〜C)アルキルO−、−(C〜C)アルキルC(O)−、−(C〜C)アルキルC(O)O−、−(C〜C)アルキルS−、−(C〜C)アルキルS(O)−、−(C〜C)アルキルSO−から選択され;
各Zは、独立して、ハロ、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)アリール、−S(O)炭素環、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルケニル、
−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NO、−CN、スピロヘテロ環、架橋ヘテロ環、スピロ二環式炭素環、架橋二環式炭素環、NRSO(C〜C)炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、ハロゲン、−(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−ハロ(C〜C)アルキル、−NO、−CN、−OH、オキソ、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−NRSO(C〜C)アルキル、−NRSO(C〜C)アルケニル、−NRSO(C〜C)アルキニル、−NRSO(C〜C)炭素環、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロ環、−NRC(O)アルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)(C〜C)炭素環、−NRC(O)(C〜C)ハロ炭素環、−NRC(O)アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)ヘテロ環、NRC(O)NRおよびNRC(O)ORから選択され;
各Zは、独立して、−NO、−CN、−NR、NRC(O)R、−C(O)NR、−(C〜C)ハロ炭素環、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)アルキル、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)アルキル、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SOハロ(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SONR、−NRSO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSOアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSOヘテロアリール、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Zは、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)アルキル−Z12、−(C〜C)アルケニル−Z12、−(C〜C)アルケニルOH、−(C〜C)アルキニル−Z12、−(C〜C)アルキニル−OH、−(C〜C)ハロアルキル−Z12、−(C〜C)ハロアルキルOH、−(C〜C)炭素環−Z12、−(C〜C)炭素環OH、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)アルキルNR、−(C〜C)アルキルNRC(O)R、−(C〜C)アルキルNRSO、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−O(C〜C)アルキル−Z12、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−O(C〜C)アルキルNR、−O(C〜C)アルキルNRC(O)R、−O(C〜C)アルキルNRSO、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル−Z12、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)アルキルNR、−S(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(C〜C)アルキルNRSO、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルキルNR、−S(O)(C〜C)アルキルNRC(O)R、−S(O)(C〜C)アルキルNRSO、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SO(C〜C)アルキルNR、−SO(C〜C)アルキルNRC(O)R、−SO(C〜C)アルキルNRSO、−SONR、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、ここで、Zの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Zは、独立して、−NOまたは−CNから選択され;
各Zは、独立して、−(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルキルから選択され;
各Z10は、独立して、以下:
(i)ハロ、オキソ、チオキソ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル−、−OH、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)ハロアルキル、−SH、−S(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルキル、−NH、−NH(C〜C)アルキルおよび−N((C〜C)アルキル)
(ii)−OH、−O−(C〜C)ハロアルキル、または−O−(C〜C)アルキルで必要に応じて置換された(C〜C)アルキル;および
(iii)アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(ここで、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリールは、ハロ、(C〜C)アルキルまたはCOOHで必要に応じて置換されている);
から選択され、
各Z11は、独立して、Z10、−C(=O)−NH、−C(=O)−NH(C〜C)アルキル、−C(=O)−N((C〜C)アルキル)、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロ環および−C(=O)−ヘテロアリールから選択され;
各Z12は、独立して、−NO、=NOR、チオキソ、−アリール、−ヘテロ環、−ヘテロアリール、−(C〜C)ハロ炭素環、−(C〜C)炭素環、−O(C〜C)炭素環、−Oハロ(C〜C)炭素環、−Oアリール、−Oヘテロ環、−Oヘテロアリール、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)炭素環、−Sハロ(C〜C)炭素環、−Sアリール、−Sヘテロ環、−Sヘテロアリール、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)ハロ(C〜C)炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロ環、−S(O)ヘテロアリール、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、SOアリール、−SOヘテロ環、−SOヘテロアリール、−NR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SONR、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環および−NRSOOアリールから選択され;
各Z13は、独立して、−NO、−OH、=NOR、−SH、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)アルキル、−O(C〜C)アルケニル、−O(C〜C)アルキニル、−O(C〜C)ハロアルキル、−O(C〜C)炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−S(C〜C)アルキル、−S(C〜C)アルケニル、−S(C〜C)アルキニル、−S(C〜C)ハロアルキル、−S(C〜C)炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−Sヘテロ環、−S(O)(C〜C)アルキル、−S(O)(C〜C)アルケニル、−S(O)(C〜C)アルキニル、−S(O)(C〜C)ハロアルキル、−S(O)(C〜C)炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)アリール、−S(O)ヘテロアリール、−S(O)ヘテロ環、−SO(C〜C)アルキル、−SO(C〜C)アルケニル、−SO(C〜C)アルキニル、−SO(C〜C)ハロアルキル、−SO(C〜C)炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−SOアリール、−SOヘテロアリール、−SOヘテロ環、−SONR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRSO、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRおよび−OC(O)NRから選択され、Z13の任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、−(C〜C)ハロ炭素環、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロ炭素環、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロ環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環、または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Z14は、独立して、−NO、=NOR、−CN、−(C〜C)ハロ炭素環、−O(C〜C)ハロ炭素環、−S(C〜C)ハロ炭素環、−S(O)(C〜C)ハロ炭素環、−SO(C〜C)ハロ炭素環、−NRSONR、−NRSOO(C〜C)炭素環、−NRSOOアリール、−OS(O)から選択され、Z14の任意の−(C〜C)ハロ炭素環は、1個以上(例えば、1個、2個、3個、4個または5個)のハロゲン、−OH、−OR、−CN、−NRC(O)、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、−Oヘテロアリール、−Oヘテロ環、−NHヘテロアリール、−NHヘテロ環または−S(O)NRで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、H、(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、ハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−であり、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、ハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されており;
およびRはそれぞれ独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、アリール、アリール(C〜C)アルキル−、ヘテロ環、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C〜C)アルキル−から選択され、ここで、RまたはRの任意の(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルケニル、−(C〜C)アルキニル、(C〜C)炭素環、ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールは、ハロゲン、OHおよびシアノで必要に応じて置換されているか;またはRおよびRは、これらが結合している窒素と共にヘテロ環を形成し、RおよびRとこれらが結合している窒素とを合わせた任意のヘテロ環は、ハロゲン、OHまたはシアノで必要に応じて置換されており;
各Rは、独立して、−OR、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)炭素環(ここで、(C〜C)アルキルまたは(C〜C)炭素環は、1個以上のZで置換されており、1個以上のZで必要に応じて置換されている)、−(C〜C)ハロアルキル、−(C〜C)アルケニルまたは−(C〜C)アルキニル(任意のハロアルキル、アルケニルまたはアルキニルは、1個以上のZで必要に応じて置換されている);アリール、ヘテロ環またはヘテロアリール(アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZで置換されている)から選択され;
各Rは、独立して、−R、−OR、−(C〜C)アルキル−Z、−SO、−C(O)R、C(O)ORまたは−C(O)NRから選択され;および
各Rは、独立して、−OR、(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールから選択され、ここで、Rの任意の(C〜C)アルキル、(C〜C)炭素環、−(C〜C)ハロアルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールは、1個以上のZ基で必要に応じて置換されている〕
またはその塩を提供する。
【0286】
1つの実施形態では、式Iの化合物は、
【0287】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにこれらの塩を含む。
【0288】
別の実施形態では、式Iの化合物は、
【0289】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにこれらの塩を含む。
【0293】
1つの実施形態では、式Iの化合物は、
【0294】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにこれらの塩を含む。
【0303】
1つの実施形態では、式Iの化合物は、
【0304】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
ならびにこれらの塩を含む。
【0305】
(一般的な合成手順)
スキーム1、2および3が、本発明のさらなる実施形態として与えられており、式Iの化合物を調製するために使用され、式Iのさらなる化合物を調製するために使用可能な一般的な方法を示す。スキーム4〜11は、式Iの化合物を調製するために使用されたかまたは使用可能な方法の概要を示す。
【0306】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
置換ヒドロキシアニリンと、置換不飽和アルデヒドとの環化縮合によって、キノリノールが得られる。臭素化は、NBSのような求電子性臭素源を用いることによって達成することができる。フェノールは、トリフルオロメタンスルホン酸無水物および適切な塩基(例えば、2,6−ルチジン)を用いた処理によって、トリフルオロメタンスルホネートのような脱離基に変換することによって活性化することができる。位置選択的なパラジウム触媒によるクロスカップリング反応(例えば、SuzukiまたはStille)を用い、ビニル基を有するキノリンをアルキル化することができ、次いで、AD−mix−αのような試薬混合物を用い、非対称にジヒドロキシル化することができる。一級ヒドロキシルの選択的な保護は、嵩高い保護基(例えば、ピバロイルクロリド)を用いて達成することができる。R基の生成は、種々の方法による二級アルコールのアルキル化によって達成することができる。パラジウム触媒によるクロスカップリング反応(例えば、SuzukiまたはStille)を用い、R基を付けることができる。保護基を加水分解した後、一級アルコールを酸化して所望の化合物を製造してもよい。
【0307】
【化76】
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または、Rで置換されたハロゲン化アニリン出発物質の環化縮合は、置換不飽和アルデヒドとの環化縮合を経て、Rが置換されて、Rがハロゲン化されたキノリンを直接得ることができる。これらをスキーム1に記載の方法と同様にさらに加工し、所望の化合物を製造することができる。
【0308】
【化77】
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キノリノン中間体の生成は、mCPBAのような試薬を用いたキノリンのN−酸化、次いでアシル化、熱転位およびアセテートの選択的な除去によって達成される。キノリノンの脱プロトン化の後、適切な求電子試薬を用いて処理したときにO−アルキル化し易くするための方法によって、Rでの置換基を生成することができ、ここで、R基はエーテルである。その後の加水分解および酸化によって、Rにエーテル基を有する式Iの化合物を提供することができる。
【0309】
【化78】
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キノリノンの脱プロトン化の後、適切な求電子試薬を用いて処理したときにN−アルキル化し易くするための方法によって、R13に修飾を有する望ましいアルキル化キノリノン類似体を得ることができる。その後の加水分解および酸化によって、望ましい化合物を製造する。
【0310】
【化79】
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キノリニルトリフラートは、キノリノンから作ることができる。トリフラートを用いたクロスカップリング反応(例えば、Suzuki反応およびSonagashira反応)は、異なるR部分を導入することができる。加水分解および酸化によって、所望の化合物を得ることができる。
【0311】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
オキシ塩化リンのような試薬を用いた処理によって、キノリノンを2−クロロキノリンに変換することができる。求核芳香族置換によって、Rがヘテロ原子を介して連結されるような、異なるR基を導入することができる。加水分解および酸化によって、所望の類似体を得ることができる。
【0312】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
2−クロロキノリンの脱保護の後、ホウ酸トリメチルとの反応によってボロン酸を生成することができる。亜鉛および酢酸を用い、置換クロロキノリンを還元してキノリンにすることができる。クロスカップリング、その後に加水分解および酸化によって、異なるR部分を有する類似体を提供することができる。
【0313】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
メチルキノリンを、mCPBAを用いて酸化し、N−オキシドを得て、これを無水酢酸と反応させ、転位させ、ヒドロキシメチルキノリンを得ることができる。アルコールの酸化によって、カルボン酸を提供することができる。異なるアミンとのカップリングによって、Rアミド部分を提供することができる。その後の加水分解によって、Rアミドを有する式Iの化合物を生成することができる。
【0314】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
Curtius転位によってキノリンカルボン酸を一級アミンに変換することができ、これを追加のR基に変換することができ、ここで、R基はアミンである。その後の加水分解によって、Rアミン基を有する式Iの化合物を提供することができる。
【0315】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
ヒドロキシメチルキノリンをメシレートに変換することができ、これを異なる求核試薬と反応させてR基を得ることができ、ここで、R基は一般式「−CHXR」で表され、XはO、SまたはNR’である。その後の加水分解によって、式Iの化合物を生成することができる。
【0316】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
キノリニルトリフラートを、Fe(AcAc)のような触媒存在下、Grignard試薬またはアルキル−リチウム試薬と反応させ、対応するキノリンを得ることができる。その後の脱保護および酸化によって、式Iの化合物を生成することができる。
【0317】
(プロドラッグ)
1つの実施形態では、本発明は、本発明の化合物のプロドラッグを提供する。「プロドラッグ」との用語は、本明細書で使用される場合、生物学的系に投与される場合、HIVの複製を阻害する本発明の化合物(「活性な阻害化合物」)を生成する任意の化合物を指す。この化合物は、以下の(i)自然発生的な化学反応、(ii)酵素触媒による化学反応、(iii)光分解および/または(iv)代謝化学反応の結果として、プロドラッグから生成されてもよい。。
【0318】
「プロドラッグ部分」は、代謝中、全身で、細胞の中で、加水分解によって、酵素による開裂によって、またはある他のプロセスによって、活性な阻害化合物から分離する不安定な官能基を指す(Bundgaard、Hans、「Design and Application of Prodrugs」、A Textbook of Drug Design and Development(1991)、P.Krogsgaard−Larsen and H.Bundgaard編集。Harwood Academic Publishers、pp.113−191)。本発明のプロドラッグ化合物を用いる酵素的活性化機構を可能にする酵素としては、限定されないが、アミダーゼ、エステラーゼ、微生物酵素、ホスホリパーゼ、コリンエステラーゼおよびホスファーゼが挙げられる。プロドラッグ部分は、薬物送達、バイオアベイラビリティおよび有効性を最適化するために、溶解度、吸収率および親油性を高めるのに役立ち得る。プロドラッグ部分は、活性代謝物または薬物自体を含んでいてもよい。
【0319】
例示的なプロドラッグ部分としては、加水分解に感受性の高いまたは不安定なアシルオキシメチルエステル−CHOC(=O)R99およびアシルオキシメチルカーボネート−CHOC(=O)OR99が挙げられ、ここで、R99は、C〜Cアルキル、C〜C置換アルキル、C〜C20アリールまたはC〜C20置換アリールである。Farquharら(1983)J Pharm.Sci.72:324;また、米国特許第4816570号、同第4968788号、同第5663159号および同第5792756号によって、まず、アシルオキシアルキルエステルをカルボン酸のためのプロドラッグ戦略として用い、次いで、ホスフェートおよびホスホネートに適用した。その後、アシルオキシアルキルエステルを使用し、細胞膜を通ってホスホン酸を送達し、経口バイオアベイラビリティを高めた。アシルオキシアルキルエステルの類似の改変体であるアルコキシカルボニルオキシアルキルエステル(カーボネートは)本発明の組み合わせの化合物中のプロドラッグ部分として経口バイオアベイラビリティを高め得る。例示的なアシルオキシメチルエステルは、ピバロイルオキシメトキシ(POM)−CHOC(=O)C(CHである。例示的なアシルオキシメチルカーボネートプロドラッグ部分は、ピバロイルオキシメチルカーボネート(POC)−CHOC(=O)OC(CHである。
【0320】
リン基のアリールエステル、特にフェニルエステルは、経口バイオアベイラビリティを高めることが報告されている(De Lombaertら(1994)J Med.Chem.37:498)。ホスフェートに対してオルト位置にカルボン酸エステルを含むフェニルエステルも記載されている(KhamneiおよびTorrence、(1996)J.Med.Chem.39:4109−4115)。ベンジルエステルが親のホスホン酸を生成することが報告されている。ある場合には、オルト位またはパラ位の置換基は、加水分解を促進するだろう。アシル化フェノールまたはアルキル化フェノールを有するベンジル類似体から、酵素(例えば、エステラーゼ、オキシダーゼなど)の作用によってフェノール系化合物を生成してもよく、これらはまた、ベンジルのC−O結合で開裂を受け、リン酸およびキノンメチド中間体を生成する。この種のプロドラッグの例は、Mitchellら(1992)J Chem.Soc.Perkin Trans.II 2345;Glazier WO91/19721に記載されている。さらに、ベンジル系メチレンに結合したカルボン酸エステル含有基を含む他のベンジル系プロドラッグが記載されている(Glazier WO91/19721)。チオ含有プロドラッグは、ホスホネート薬物の細胞内送達に有用であることが報告されている。これらのプロドラッグは、エチルチオ基を含み、チオール基は、アシル基でエステル化されているか、または別のチオール基と合わせてジスルフィドを生成する。ジスルフィドの脱エステル化または還元によって、遊離チオ中間体を生成し、その後、リン酸およびエピスルフィドに分解する(Puechら(1993)Antiviral Res.、22:155−174;Benzariaら(1996)J Med.Chem.39:4958)。
【0321】
(医薬製剤)
本発明の化合物は、従来の担体および賦形剤と製剤化され、担体および賦形剤は通常の業務にしたがって選択される。錠剤は、賦形剤、流動促進剤、フィラー、バインダーなどを含む。水系製剤は、滅菌形態で調製され、経口投与以外によって送達されることを意図する場合、一般的に、等張性である。あらゆる製剤は、必要に応じて、Handbook of Pharmaceutical Excipients(1986)に記載されるような賦形剤を含む。賦形剤としては、アスコルビン酸および他の酸化防止剤、キレート化剤、例えば、EDTA、炭水化物、例えば、デキストリン、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ステアリン酸などが挙げられる。製剤のpHは、約3〜約11の範囲であるが、通常は、約7〜10である。
【0322】
活性成分を単独で投与することも可能であるが、医薬製剤として与えることが好ましい場合がある。動物用途およびヒト用途の両方の本発明の製剤は、上に定義したような少なくとも1つの活性成分を、1つ以上の許容され得る担体と、必要に応じて、他の治療成分とともに含む。担体は、製剤の他の成分と適合性であり、その受容者に生理学的に無害であるという観点で「許容され」なければならない。
【0323】
製剤は、上述の投与経路に適したものを含む。製剤は、簡便には、単位投薬剤形で与えられてもよく、医薬品分野で周知の任意の方法によって調製されてもよい。技術および製剤は、一般的に、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.、Easton、PA)中に見いだされる。このような方法は、活性成分と、1つ以上の補助成分を構成する担体とを会合させる工程を含む。一般的に、製剤は、均一かつ密接に活性成分と液体担体とを会合させることによって調製されるか、または、固体担体に微細に分割されるか、またはその両方によって調製され、必要な場合、成型されて製品になる。
【0324】
経口投与に適した本発明の製剤は、別個の単位として、例えば、それぞれの所定量の活性成分が入ったカプセル、小袋または錠剤として;粉末または顆粒として;水系または非水系の液体の溶液または懸濁物として;または水中油型液体エマルションまたは油中水型液体エマルションとして存在していてもよい。活性成分は、ボーラス剤、舐剤またはペーストとして投与されてもよい。
【0325】
錠剤は、必要に応じて、1つ以上の補助成分とともに、圧縮または成型によって作られる。圧縮した錠剤は、必要に応じて、バインダー、滑沢剤、不活性希釈剤、防腐剤、表面活性剤または分散剤と混合し、適切な機械で活性成分を自由に流動する形態(例えば、粉末または顆粒)を圧縮することによって調製されてもよい。成型した錠剤は、粉末状態の活性成分の混合物を不活性液体希釈剤で湿らせ、適切な機械で成型することによって作られてもよい。錠剤は、必要に応じて、コーティングされていてもよく、または、刻み目が入れられていてもよく、必要に応じて、錠剤から活性成分がゆっくりと、または制御された速度で放出するように製剤化されていてもよい。
【0326】
目または他の外組織(例えば、口および皮膚)に投与する場合、製剤は、好ましくは、活性成分を例えば、0.075〜20%(w/w)(0.1%(w/w)の増分で、0.1%から20%(w/w)の範囲の活性成分を含む(例えば、0.6%(w/w)、0.7%(w/w)など))、好ましくは、0.2〜15%(w/w)、最も好ましくは、0.5〜10%(w/w)の量で含有する局所用軟膏またはクリームとして塗布される。軟膏に製剤化される場合、活性成分は、パラフィンまたは水に混和性の軟膏基剤とともに使用されてもよい。または、活性成分は、水中油型クリーム基材と一緒にクリームに製剤化されてもよい。
【0327】
所望される場合、クリーム基材の水相は、例えば、少なくとも30%(w/w)の多価アルコール、すなわち、2個以上のヒドロキシル基を含むアルコール、例えば、プロピレングリコール、ブタン1,3−ジオール、マンニトール、ソルビトール、グリセロールおよびポリエチレングリコール(PEG 400を含む)およびこれらの混合物を含んでいてもよい。局所用製剤は、望ましくは、活性成分が皮膚または他の罹患領域へ吸収または浸透するのを高める化合物を含んでいてもよい。このような皮膚浸透促進剤の例としては、ジメチルスルホキシドおよび関連する類似体が挙げられる。
【0328】
本発明のエマルションの油相は、公知の様式で公知の成分から構成されてもよい。この油相は、単に、乳化剤(エマルジェント(emulgent)としても知られる)だけを含んでいてもよいが、所望される場合、少なくとも1種の乳化剤と油脂または油との混合物を含んでいてもよく、または、少なくとも1種の乳化剤と油脂および油の両方とを含む混合物を含んでいてもよい。好ましくは、親水性乳化剤は、安定化剤として作用する親油性乳化剤と一緒に含まれる。また、油および油脂を両方とも含むことも好ましい。これと共に、安定化剤を含むか、または含まない乳化剤は、いわゆる乳化性ワックスを構成し、油および油脂とワックスとは、いわゆる乳化性軟膏基材を構成し、この基材はクリーム製剤の油性分散相を形成する。
【0329】
本発明の製剤で使用するのに適した乳化剤およびエマルション安定化剤としては、Tween(登録商標)60、Span(登録商標)80、セトステアリルアルコール、ベンジルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアレートおよびラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。
【0330】
製剤に適した油または油脂の選択は、所望の化粧品の性質を達成することに基づく。クリームは、好ましくは、油っぽくなく、油焼けがなく、洗い流せる製品であり、管および他の容器から漏れないように適切な稠度を有するべきである。直鎖または分枝鎖の一塩基性または二塩基性のアルキルエステル、例えば、ジ−イソアジペート、ステアリン酸イソセチル、ココナツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸 2−エチルヘキシル、またはCrodamol CAPのような公知の分枝鎖エステルのブレンドを使用してもよく、後者3種類が好ましいエステルである。必要な性質によっては、これらを単独で使用してもよく、または組み合わせて使用してもよい。または、高融点脂質(例えば、白色軟質パラフィンおよび/または液体パラフィンまたは他の鉱物油)を使用する。
【0331】
本発明の医薬製剤は、本発明の1つ以上の化合物を、1種以上の医薬的に許容され得る担体または賦形剤と共に、そして必要に応じて他の治療剤と共に含む。活性成分を含む医薬製剤は、目的の投与方法に適した任意の形態であってもよい。経口用途で使用する場合、例えば、錠剤、トローチ剤、舐剤、水系または油系の懸濁物、分散性の粉末または顆粒、エマルション、硬質カプセルまたは軟質カプセル、シロップまたはエリキシル剤を調製してもよい。経口での使用を意図した組成物は、医薬組成物の製造分野で公知の任意の方法にしたがって調製されてもよく、このような組成物は、味のよい調製物を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および防腐剤を含め、1種類以上の剤を含んでいてもよい。錠剤を製造するのに適した非毒性の医薬的に許容され得る賦形剤との混合物中に活性成分を含む錠剤が、許容される。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、例えば、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウム、ラクトース、ラクトース一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム;顆粒化剤および崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプン、またはアルギン酸;結合剤、例えば、セルロース、微結晶性セルロース、デンプン、ゼラチンまたはアカシア;および滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであってもよい。錠剤は、コーティングされていなくてもよく、また、崩壊を遅らせ、胃腸管への吸着を遅らせ、それによって、長期間にわたって持続的に作用させるマイクロカプセル化を含む公知の技術によってコーティングされていてもよい。例えば、徐放性物質(例えば、グリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレート)を単独でまたはワックスと共に使用してもよい。
【0332】
また、経口で使用するための製剤は、活性成分を不活性固体希釈剤(例えば、リン酸カルシウムまたはカオリン)と混合した硬質ゼラチンカプセルとして、または活性成分を水媒体または油媒体(例えば、ピーナッツ油、液体パラフィンまたはオリーブ油)と混合した軟質ゼラチンカプセルとして与えられてもよい。
【0333】
本発明の水系懸濁物は、水系懸濁物を製造するのに適した賦形剤との混合物中に活性物質を含む。このような賦形剤としては、懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアカシアガム、および分散剤または湿潤剤、例えば、天然に存在するホスファチド(例えば、レシチン)、アルキレンオキシドと脂肪酸の縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンステアレート)、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、エチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導される部分エステルの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)が挙げられる。また、水系懸濁物は、1種類以上の防腐剤、例えば、p−ヒドロキシ−安息香酸エチルまたはp−ヒドロキシ−安息香酸n−プロピル、1種類以上の着色剤、1種類以上の香味剤、および1種類以上の甘味剤(例えば、ショ糖またはサッカリン)を含んでいてもよい。
【0334】
油懸濁物は、活性成分を植物油(例えば、ラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油またはココナツ油)、または鉱物油(例えば、液体パラフィン)に懸濁させることによって製剤化されてもよい。経口懸濁物は、増粘剤(例えば、蜜蝋、硬質パラフィンまたはセチルアルコール)を含んでいてもよい。味のよい経口製剤を得るために、甘味剤(例えば、上述のようなもの)および香味剤を加えてもよい。これらの組成物は、アスコルビン酸のような酸化防止剤を加えることによって保存されてもよい。
【0335】
水を加えることによって水系懸濁物を調製するのに適した本発明の分散性粉末および顆粒は、分散剤または湿潤剤、懸濁剤および1種類以上の防腐剤との混合物で活性成分を提供する。適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤は、上に開示されているものによって例示される。さらなる賦形剤(例えば、甘味剤、香味剤および着色剤)も存在していてもよい。
【0336】
また、本発明の医薬組成物は、水中油型エマルションの形態であってもよい。油相は、植物油、例えば、オリーブ油もしくはラッカセイ油、鉱物油、例えば、液体パラフィン、またはこれらの混合物であってもよい。適切な乳化剤としては、天然に存在するゴム類、例えば、アカシアゴムおよびトラガカントゴム、天然に存在するホスファチド、例えば、大豆レシチン、脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導されるエステルまたは部分エステル、例えば、ソルビタンモノオレエート、およびこれらの部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートが挙げられる。エマルションは、甘味剤および香味剤も含んでいてもよい。シロップおよびエリキシル剤を、甘味剤(例えば、グリセロール、ソルビトールまたはショ糖)と共に製剤化してもよい。このような製剤は、粘滑剤、防腐剤、香味剤または着色剤を含んでいてもよい。
【0337】
本発明の医薬組成物は、滅菌注射可能調製物の形態であってもよい(例えば、滅菌の注射可能な水系または油系懸濁物)。この懸濁物は、上述の適切な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用いる公知の技術にしたがって製剤化されてもよい。また、滅菌注射可能調製物は、非毒性の非経口的に許容され得る希釈剤または溶媒の滅菌注射可能溶液または懸濁物であってもよい(例えば、1,3−ブタン−ジオール溶液、または凍結乾燥した粉末として調製)。使用可能な許容され得るビヒクルおよび溶媒は、水、Ringer溶液および等張性塩化ナトリウム溶液である。さらに、滅菌固定化油は、従来から溶媒または懸濁媒体として使用されていてもよい。この目的で、合成モノグリセリドまたは合成ジグリセリドを含め、任意の無刺激性の固定化油を使用してもよい。さらに、オレイン酸のような脂肪酸を、注射可能調製物に同様に使用してもよい。
【0338】
担体材料と組み合わせ、単位投薬剤形を製造することが可能な活性成分の量は、治療される宿主および特定の投与態様に基づいて変わる。例えば、ヒトに経口投与することを意図する徐放性製剤は、適切な量および簡便な量の担体材料と混合した約1〜1000mgの活性物質を含んでいてもよく、この適切な量は、組成物全体の約5〜約95%で変わり得る(重量:重量)。医薬組成物は、投与のための測定可能な量を簡単に提供することができるように調製され得る。例えば、静脈点滴を意図した水溶液は、約30mL/時間の速度で適切な容積の点滴を行うことができるように、溶液1mLあたり、約3〜500μgの活性成分を含んでいてもよい。
【0339】
目への投与に適した製剤は、活性成分が適切な担体(特に、活性成分のための水系溶媒)に溶解または懸濁している点眼薬を含む。活性成分は、好ましくは、このような製剤中に、0.5〜20%(w/w)、有利には、0.5〜10%(w/w)、特に、約1.5%(w/w)の量で存在する。
【0340】
口への局所投与に適した製剤は、味のついた基剤(通常は、ショ糖およびアカシアまたはトラガカント)中に活性成分を含む舐剤;不活性基剤(例えば、ゼラチンおよびグリセリン、またはショ糖およびアカシア)中に活性成分を含む香錠;および適切な液体担体中に活性成分を含むマウスウォッシュを含む。
【0341】
直腸投与用の製剤は、適切な基剤(例えば、ココアバターまたはサリチレートを含む)を含む坐剤として与えられてもよい。
【0342】
肺内投与または経鼻投与に適した製剤は、粒径が、例えば、0.1〜500ミクロン(ミクロン単位の増分での0.1〜500ミクロンの範囲の粒径(例えば、0.5、1、30ミクロン、35ミクロンなど)を含む)であり、肺胞嚢に届けるために、鼻腔を通しての急速な吸入または口腔を通しての吸入によって投与される。適切な配合物は、活性成分の水系または油系溶液を含む。エアロゾルまたは乾燥粉末の投与に適切な製剤は、従来の方法にしたがって調製されてもよく、他の治療剤と共に送達されてもよい。
【0343】
膣投与に適した製剤は、活性成分に加えて、当該技術分野で適切であることが公知の担体を含むペッサリー、タンポン、クリーム、ジェル、ペースト、泡状物またはスプレー製剤として存在していてもよい。
【0344】
非経口投与に適した製剤は、酸化防止剤、バッファー、静菌剤、および意図する受容者の血液と製剤を等張性にする溶質を含んでいてもよい水系および非水系滅菌注射溶液;および懸濁剤と増粘剤を含んでいてもよい水系および非水系懸濁物を含む。
【0345】
製剤は、単回投与用または複数回投与用の容器(例えば、密封したアンプルおよびバイアル)中に与えられており、使用直前に滅菌液体担体(例えば、注射用水)を加えることのみが必要な、冷凍して乾燥させた(凍結乾燥させた)状態で保存されてもよい。即時注射溶液および懸濁物は、上述の種類の滅菌粉末、顆粒および錠剤から調製される。好ましい単位投薬製剤は、本明細書中、上で引用したような活性成分の1日分の投薬量または1日の一部の投薬量となる単位投薬量を含むもの、またはその適切な一部である。
【0346】
上に特定的に述べた成分に加え、本発明の製剤は、問題となる製剤の種類に関し、当該技術分野で従来からある他の剤を含んでいてもよいことを理解すべきである。例えば、経口投与に適した製剤は、香味剤を含んでいてもよい。
【0347】
本発明は、さらに、上に定義するような少なくとも1つの活性成分を、獣医学的担体と共に含む獣医学的組成物を提供する。
【0348】
獣医学的担体は、組成物を投与する目的に有用な物質であり、固体、液体または気体の物質であり得、これらの物質は、他の点で獣医学的分野において不活性であるか、または許容され、活性成分と適合性である。これらの獣医学的組成物は、経口、非経口または他の望ましい経路によって投与されてもよい。
【0349】
本発明の化合物は、投薬回数を減らすか、または活性成分の薬物動態プロフィールまたは毒性プロフィールを改善するために、活性成分の制御放出をもたらすように製剤化され得る。したがって、本発明は、本発明の1種類以上の化合物を含む組成物であって、持続性放出または制御放出のために製剤化された組成物も提供する。
【0350】
活性成分の有効投薬量は、少なくとも、治療される状態の性質、毒性、その化合物が予防的に投与されているかどうか(より少ない投薬量で)、送達方法および医薬製剤に依存し、従来の用量増加試験を用いることによって医師が決定するだろう。
【0351】
(投与経路)
本発明の1種類以上の化合物(本明細書で、活性成分と呼ぶ)を、治療される状態に適した任意の経路で投与する。適切な経路としては、経口、直腸、局所(口腔および舌下を含む)、膣および非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内および硬膜外)などが挙げられる。好ましい経路は、例えば、受容者の状態に応じて変わり得ることが理解される。本発明の化合物の長所は、経口で生物学的に利用可能(bioavailable)であり、経口投薬可能であることである。
【0352】
本発明の化合物の抗ウイルス性は、以下に記載する試験Aを用いて決定されてもよい。
【0353】
(試験A:MT4細胞における抗ウイルスアッセイ)
MT−4細胞を利用する抗ウイルスアッセイの場合、189×試験濃度の、DMSO中の3倍に連続希釈した化合物の0.4μLを、384ウェルアッセイプレートの各ウェルに、4連で、細胞成長培地(RPMI 1640、10%FBS、1%ペニシリン/ストレプトマイシン、1%L−グルタミン、1%HEPES)40μLに加えた(10種類の濃度)。
【0354】
2×10のMT−4細胞のアリコート1mLを、25μL(MT4)、または細胞成長培地(mock感染した)もしくはHIV−IIIb濃縮ABIストックの新鮮な1:250希釈物(MT4細胞について0.004m.o.i.)のいずれかを用い、37℃で1時間および3時間それぞれあらかじめ感染させておく。感染した細胞および感染していない細胞を細胞成長培地で希釈し、35μLの2000個(MT4の場合)の細胞をアッセイプレートの各ウェルに加える。
【0355】
次いで、アッセイプレートを37℃のインキュベータでインキュベートした。インキュベートして5日後、25μlの2倍濃縮CellTiter−Glo(商標)試薬(カタログ番号G7573、Promega Biosciences,Inc.、Madison、WI)をアッセイプレートの各ウェルに加えた。室温で2〜3分インキュベートすることによって細胞溶解を行い、次いで、Envision Reader(PerkinElmer)を用いて化学発光を読み取った。
【0356】
本発明の化合物は、以下の表に示すように、このアッセイ(試験A)で抗ウイルス活性を示す。
【0357】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
特定の実施形態では、化合物は、50μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、30μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、10μM未満のEC50を示す。特定の実施形態では、化合物は、1μM未満のEC50を示す。
【0362】
観察される特定の薬理学的応答は、選択される特定の活性化合物、または医薬担体が存在するかどうか、ならびに使用する製剤の種類および投与態様にしたがって、またはこれらに依存して変わり得、これらの結果におけるこのような予想された変化または差は、本発明の実施にしたがって企図される。
【0363】
本発明を、種々の具体的な実施形態および技術、ならびに好ましい実施形態および技術を参照して記載してきた。しかし、本発明の精神および範囲の範囲内にありつつ、多くの変更および改変がなされ得ることを理解すべきである。
【0364】
ここで、以下の非限定的な実施例によって本発明を説明する。
【実施例】
【0365】
(実施例1:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)酢酸(1L)の調製)
【0366】
【化86-1】
[この文献は図面を表示できません]
WO99/52850号にしたがって、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を、容積が114mLになるように含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって、過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を調製した。この保存溶液(0.80mL)を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エタノール(1K)(11mg、0.027mmol)の含水アセトニトリル(3.0mL、0.75%HO)溶液に0℃で加えた。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、1.5M KHPO溶液でクエンチした。酢酸エチルを加え、有機層を分離し、1:1食塩水/HOで洗浄し(2回)、飽和NaHSO/塩水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮し、分取HPLCによって精製し、1LをTFA塩として得た(8mg、57%)。
【0367】
【化86-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2222ClNOとして計算した[M+H]:419.3;実測値:418.1,420.1,422.1。
【0368】
((S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エタノール(1K)の調製)
工程1
7−クロロ−6−メトキシ−2−メチルキノリン(1B)の調製:3−クロロ−4−メトキシアニリン(1A)(5.0g、31.7mmol)に6M HCl(100mL)を加え、反応物を撹拌しつつ、100℃に加熱した。トルエン(30mL)を加えた後、クロトンアルデヒド(5.3mL、63.5mmol)を100℃でゆっくり加えた。この混合物を100℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。水層を分離し、2M NaOH溶液でpHが約8になるまで中和した。生成した固体を濾過し、集めた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、1Bを白色固体として得た(3.3g、50%)。LCMS−ESI(m/z):208.2,210.2(M+H)
【0369】
工程2
7−クロロ−2−メチルキノリン−6−オール(1C)の調製:ジクロロメタン(15mL)中の7−クロロ−6−メトキシ−2−メチルキノリン(1B)(1.22g、5.9mmol)の撹拌溶液に、BBr(23.6mLの1M DCM溶液、23.6mmol)を0℃で加えた。この混合物を0℃で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくり加えることによってクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、純粋な生成物1Cを得た(0.91g、80%)。LCMS−ESI(m/z):194.1,196.1(M+H)
【0370】
工程3
5−ブロモ−7−クロロ−2−メチルキノリン−6−オール(1D)の調製:酢酸(15mL)中の7−クロロ−2−メチルキノリン−6−オール(1C)(450mg、2.3mmol)の撹拌溶液に、Br(0.13mL、2.4mmol)を周囲温度で加えた。この混合物を周囲温度で2時間撹拌した。生成した固体を濾過し、集め、1Dをオフホワイト色固体のHBr塩として得た(847mg、100%)。LCMS−ESI(m/z):281.1,283.1(M+H)
【0371】
工程4
7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−オール(1E)の調製:Pd(PPh(120mg、0.1mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(10mL)中の5−ブロモ−7−クロロ−2−メチルキノリン−6−オール(1D)(345mg、1.04mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(326mg、2.09mmol)およびKCO(2.3mL、水中2M、4.7mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、80℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、1Eを白色固体として得た(147mg、47%)。LCMS−ESI(m/z):304.2,306.2(M+H)
【0372】
工程5
7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(1F)の調製:ジクロロメタン(4mL)およびピリジン(1.5mL)中の7−クロロ−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチルキノリン−6−オール(1E)(138mg、0.46mmol)の撹拌溶液に、TfO(0.16mL、0.92mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくりと加えることによってクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、褐色固体を得た(194mg、97%)。LCMS−ESI(m/z):436.0,437.9(M+H)。粗生成物1Fをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
【0373】
工程6
7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−6−ビニルキノリン(1G)の調製:Pd(PPh(52mg、0.045mmol)およびPdCl(PPh(32mg、0.045mmol)を、1,4−ジオキサン(8mL)中の7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(1F)(194mg、0.45mmol)、トリブチル(ビニル)スタンナン(0.17mL、0.58mmol)、塩化リチウム(57mg、1.4mmol)および2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(触媒量)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、80℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物1Gを得た(50mg、35%)。LCMS−ESI(m/z):314.2,316.2(M+H)
【0374】
工程7
(S)−1−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(1H)の調製:AD−mix−α(1g、過剰)を、t−ブタノールおよび水(4mL/4mL)の混合溶媒に加え、室温で5分間撹拌し、0℃まで冷却した。混合物を、7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−6−ビニルキノリン(1G)(30mg、0.096mmol)の入った別のフラスコに移し、0℃で16時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物1Hを得た(28mg、84%)。LCMS−ESI(m/z):348.2,350.2(M+H)
【0375】
工程8
(S)−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(1I)の調製:ジクロロメタン(2mL)およびピリジン(0.5mL)中の(S)−1−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(1H)(28mg、0.081mmol)の撹拌溶液に、トリメチルアセチルクロリド(0.020mL、0.16mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくり加えることによってクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物1I(25mg、72%)を得た。LCMS−ESI(m/z):432.2,434.2(M+H)
【0376】
工程9
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(1J)の調製:酢酸t−ブチル(3mL)中の(S)−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(1I)(25mg、0.058mmol)の撹拌溶液に、0℃で70%過塩素酸(0.02mL、0.23mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくり加えることによってクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物1Jを得た(22mg、78%)。LCMS−ESI(m/z):488.2,490.2(M+H)
【0377】
工程10
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エタノール(1K)の調製:THFおよびメタノール(3mL/1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(7−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−2−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(1J)(22mg、0.045mmol)の撹拌溶液に、0℃で1M NaOH溶液(1mL、過剰)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物1K(11mg、61%)を得た。LCMS−ESI(m/z):404.2,406.2(M+H)
【0378】
(実施例2:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(2K)の調製)
【0379】
【化87-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Kの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(2J)を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(2K)を調製した。
【0380】
【化87-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2325ClNOとして計算した[M+H]:398.9;実測値:398.2,400.1。
【0381】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(2J)の調製:
工程1
2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2B)の調製:実施例1の化合物1Bを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Aの代わりに4−アミノ−2−メチルフェノール(2A)を用い、化合物2Bを調製した。LCMS−ESI(m/z):174.2(M+H)
【0382】
工程2
5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2C)の調製:実施例1の化合物1Dを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Cの代わりに2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2B)を用い、化合物2Cを調製した。LCMS−ESI(m/z):252.2,254.2(M+H)
【0383】
工程3
5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2D)の調製:実施例1の化合物1Eを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Dの代わりに5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2C)を用い、化合物2Dを調製した。LCMS−ESI(m/z):284.2,286.2(M+H)
【0384】
工程4
5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(2E)の調製:実施例1の化合物1Fを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Eの代わりに5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2D)を用い、化合物2Eを調製した。LCMS−ESI(m/z):416.0,418.0(M+H)
【0385】
工程5
5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチル−6−ビニルキノリン(2F)の調製:実施例1の化合物1Gを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Fの代わりに5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(2E)を用い、化合物2Fを調製した。LCMS−ESI(m/z):294.3,296.3(M+H)
【0386】
工程6
(S)−1−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(2G)の調製:実施例1の化合物1Hを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Gの代わりに5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチル−6−ビニルキノリン(2F)を用い、化合物2Gを調製した。LCMS−ESI(m/z):328.2,330.2(M+H)
【0387】
工程7
(S)−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(2H)の調製:実施例1の化合物1Iを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Hの代わりに(S)−1−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(2G)を用い、化合物2Hを調製した。LCMS−ESI(m/z):412.3,414.3(M+H)
【0388】
工程8
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(2I)の調製:実施例1の化合物1Jを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Iの代わりに(S)−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(2H)を用い、化合物2Iを調製した。LCMS−ESI(m/z):468.3,470.3(M+H)
【0389】
工程9
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(2J)の調製:実施例1の化合物1Kを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(2I)を用い、化合物2Jを調製した。LCMS−ESI(m/z):384.2,386.2(M+H)
【0390】
(実施例3:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3L)の調製)
【0391】
【化88-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Lの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(3K)を使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3L)を調製した。
【0392】
【化88-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2223ClNOとして計算した[M+H]:384.9;実測値:384.1,386.1。
【0393】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(3K)の調製:
工程1
6−メトキシ−7−メチルキノリン(3B)の調製:ジオキサン/HO(67mL/7mL)中の1−メトキシ−2−メチル−4−ニトロベンゼン(3A)(5g、30.0mmol)、3−アミノ−1−プロパノール(0.57mL、7.5mmol)、イソプロパノール(3.43mL、4.5mmol)、塩化ルテニウム(III)水和物(156mg、0.75mmol)、トリフェニルホスフィン(588mg、2.24mmol)および塩化スズ(II)二水和物(1.69g、7.5mmol)をステンレス加圧容器に入れた。系にアルゴンを流した後、混合物を180℃で20時間撹拌した。この反応混合物を短いシリカゲルカラム(酢酸エチル/クロロホルム混合物)で濾過し、無機化合物を除外し、減圧下で濃縮した。有機層を飽和塩水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残った油状物質をカラムクロマトグラフィーで分離し、生成物3Bを得た(200mg、15%)。LCMS−ESI(m/z):174.2(M+H)
【0394】
工程2
7−メチルキノリン−6−オール(3C)の調製:実施例1の化合物1Cを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Bの代わりに6−メトキシ−7−メチルキノリン(3B)を用い、化合物3Cを調製した。LCMS−ESI(m/z)160.2(M+H)
【0395】
工程3
5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−オール(3D)の調製:実施例1の化合物1Dを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Cの代わりに7−メチルキノリン−6−オール(3C)を用い、化合物3Dを調製した。LCMS−ESI(m/z)238.1,240.1(M+H)
【0396】
工程4
5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−オール(3E)の調製:実施例1の化合物1Eを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Dの代わりに5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−オール(3D)を用い、化合物3Eを調製した。LCMS−ESI(m/z):270.2,272.2(M+H)
【0397】
工程5
5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(3F)の調製:実施例1の化合物1Fを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Eの代わりに5−(4−クロロ−フェニル)−7−メチルキノリン−6−オール(3E)を用い、化合物3Fを調製した。LCMS−ESI(m/z)402.0,404.0(M+H)
【0398】
工程6
5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−6−ビニルキノリン(3G)の調製:実施例1の化合物1Gを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Fの代わりに5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(3F)を用い、化合物3Gを調製した。LCMS−ESI(m/z):280.2,282.2(M+H)
【0399】
工程7
(S)−1−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(3H)の調製:実施例1の化合物1Hを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Gの代わりに5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−6−ビニル−キノリン(3G)を用い、化合物3Hを調製した。LCMS−ESI(m/z):314.2,316.2(M+H)
【0400】
工程8
(S)−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(3I)の調製:実施例1の化合物1Iを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Hの代わりに(S)−1−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(3H)を用い、化合物3Iを調製した。LCMS−ESI(m/z):398.2,400.2(M+H)
【0401】
工程9
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(3J)の調製:実施例1の化合物1Jを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Iの代わりに(S)−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(3I)を用い、化合物3Jを調製した。LCMS−ESI(m/z):454.3,456.3(M+H)
【0402】
工程10
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(3K)の調製:実施例1の化合物1Kを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(3J)を用い、化合物3Kを調製した。LCMS−ESI(m/z):370.2,372.2(M+H)
【0403】
(実施例4:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)酢酸(4J)の調製)
【0404】
【化89-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Kの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エタノール(4I)を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)酢酸(4J)を調製した。
【0405】
【化89-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2223ClNOとして計算した[M+H]:384.9;実測値:384.1,386.1。
【0406】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エタノール(4I)の調製:
工程1
8−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−6−メチルキノリン(4B)の調製:
実施例1の化合物1Eを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Dの代わりに8−ブロモ−7−メトキシ−6−メチルキノリン(4A)を用い、化合物4Bを調製した。LCMS−ESI(m/z):284.2,286.2(M+H)
【0407】
工程2
8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−オール(4C)の調製:実施例1の化合物1Cを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Bの代わりに8−(4−クロロフェニル)−7−メトキシ−6−メチルキノリン(4B)を用い、化合物4Cを調製した。LCMS−ESI(m/z):270.2,272.2(M+H)
【0408】
工程3
8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イルトリフルオロメタンスルホネート(4D)の調製:実施例1の化合物1Fを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Eの代わりに8−(4−クロロ−フェニル)−6−メチルキノリン−7−オール(4C)を用い、化合物4Dを調製した。LCMS−ESI(m/z):402.0,403.9(M+H)
【0409】
工程4
8−(4−クロロフェニル)−6−メチル−7−ビニルキノリン(4E)の調製:実施例1の化合物1Gを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Fの代わりに8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イルトリフルオロメタンスルホネート(4D)を用い、化合物4Eを調製した。LCMS−ESI(m/z):280.2,282.2(M+H)
【0410】
工程5
(S)−1−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エタン−1,2−ジオール(4F)の調製:実施例1の化合物1Hを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Gの代わりに8−(4−クロロフェニル)−6−メチル−7−ビニル−キノリン(4E)を用い、化合物4Fを調製した。LCMS−ESI(m/z):314.1、316.1(M+H)
【0411】
工程6
(S)−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(4G)の調製:実施例1の化合物1Iを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Hの代わりに(S)−1−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エタン−1,2−ジオール(4F)を用い、化合物4Gを調製した。LCMS−ESI(m/z):398.2,400.2(M+H)
【0412】
工程7
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エチルピバレート(4H)の調製:実施例1の化合物1Jを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Iの代わりに(S)−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(4G)を用い、化合物4Hを調製した。LCMS−ESI(m/z):454.3,456.3(M+H)
【0413】
工程8
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エタノール(4I)の調製:実施例1の化合物1Kを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(8−(4−クロロフェニル)−6−メチルキノリン−7−イル)エチルピバレート(4H)を用い、化合物4Iを調製した。LCMS−ESI(m/z):370.2,372.1(M+H)
【0414】
(実施例5:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,4−ジクロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(5J)の調製)
【0415】
【化90-1】
[この文献は図面を表示できません]
THFおよびメタノール(3mL/1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,4−ジクロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(5I)(TFA塩として15mg、0.027mmol)の撹拌溶液に、1M NaOH溶液(1mL、過剰)を0℃で加えた。この混合物を50℃で4時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLCによって精製し、5Jの望ましい異性体をTFA塩として得た(11mg、77%)。
【0416】
【化90-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2324ClNOとして計算した[M+H]:433.3;実測値:432.1,434.1。
【0417】
上に記載したのと同じ手順を用い、但し、この反応においては5Iの(S,R)異性体を用い、5Jの(S,R)異性体を得た。
【0418】
【化90-3】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2324ClNOとして計算した[M+H]:433.3;実測値:432.1,434.1。
【0419】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,4−ジクロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(5I)の調製:
工程1
5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(5A)の調製:実施例1の化合物1Fを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Eの代わりに5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−オール(2C)を用い、化合物5Aを調製した。LCMS−ESI(m/z):383.9,385.9(M+H)
【0420】
工程2
5−ブロモ−2,7−ジメチル−6−ビニルキノリン(5B)の調製:DMF(30mL)中の5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(5A)(1.13g、2.95mmol)、トリブチル(ビニル)スタンナン(0.95mL、3.25mmol)および塩化リチウム(375mg、8.85mmol)の混合物に、PdCl(PPh(207mg、0.30mmol)を加えた。反応混合物にアルゴンを流し、80℃で4時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(200mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、5Bを得た(678mg、88%)。LCMS−ESI(m/z):262.1,264.1(M+H)
【0421】
工程3
(S)−1−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(5C)の調製:実施例1の化合物1Hを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Gの代わりに5−ブロモ−2,7−ジメチル−6−ビニルキノリン(5B)を用い、化合物5Cを調製した。LCMS−ESI(m/z):296.1,298.1(M+H)
【0422】
工程4
(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(5D)の調製:実施例1の化合物1Iを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Hの代わりに(S)−1−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(5C)を用い、化合物5Dを調製した。LCMS−ESI(m/z):380.2,382.2(M+H)
【0423】
工程5
(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(5E)の調製:実施例1の化合物1Jを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Iの代わりに(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(5D)を用い、化合物5Eを調製した。LCMS−ESI(m/z):436.2,438.2(M+H)
【0424】
工程6
(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(5F)の調製:実施例1の化合物1Kを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(5E)を用い、化合物5Fを調製した。LCMS−ESI(m/z):352.2,354.2(M+H)
【0425】
工程7
(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(5G)の調製:実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Kの代わりに(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(5F)を用い、化合物5Gを調製した。LCMS−ESI(m/z):366.1,368.1(M+H)
【0426】
工程8
(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)の調製:DMF(15mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(5G)(180mg、0.49mmol)の撹拌溶液に、炭酸セシウム(321mg、0.98mmol)を0℃で加えた。10分間撹拌した後、ヨードエタン(0.059mL、0.74mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくりと加えることによってクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、純粋な生成物5Hを得た(168mg、87%)。LCMS−ESI(m/z):394.1,396.1(M+H)
【0427】
工程9
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,4−ジクロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(5I)の調製:トルエン(1.5mL)中の(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(24mg、0.061mmol)、2,4−ジクロロフェニルボロン酸(23mg、0.12mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(「Sphos」、5mg、0.012mmol)およびKPO(39mg、0.18mmol)の混合物に、Pd(dba)(3.5mg、0.006mmol)を加えた。反応混合物にアルゴンを流し、110℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLCによって精製し、5Iの2つの異性体を白色固体として得た。それぞれ、TFA塩として得た(望ましい(S,R)エナンチオマー:18mg、53%)。LCMS−ESI(m/z):460.2,462.2(M+H)
【0428】
(実施例6:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(6D)の調製)
【0429】
【化91-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Kの代わりに(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(6C)を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(6D)を調製した。
【0430】
【化91-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z)C2829として計算した[M+H]:457.5;実測値:457.1。
【0431】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(6C)の調製;
工程1
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(6B)の調製:1,2−ジメトキシエタン(2mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(5E)(16mg、0.037mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(6A)(23mg、0.073mmol)およびKCO(0.083mL、水中2M、1.66mmol)の混合物に、Pd(PPh(4mg、0.0037mmol)を加えた。この反応混合物に窒素を流し、120℃で90分間マイクロ波照射し、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製し、6Bを白色固体として得た(TFA塩として4mg、18%)。LCMS−ESI(m/z):527.3(M+H)
【0432】
工程2
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エタノール(6C)の調製:実施例1の化合物1Kを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(6B)を用い、化合物6Cを調製した。LCMS−ESI(m/z):433.3(M+H)
【0433】
(実施例7:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(7J)の調製)
【0434】
【化92-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の化合物1Lを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Kの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(7J)を調製した。
【0435】
【化92-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2322ClFNOとして計算した[M+H]:452.9;実測値:452.1,454.1。
【0436】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)の調製:
工程1
5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−オール(7B)の調製:
実施例1の化合物1Cを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Bの代わりに5−ブロモ−6−メトキシ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン(7A)を用い、化合物7Bを調製した。LCMS−ESI(m/z):306.1,308.1(M+H)
【0437】
工程2
5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(7C)の調製:実施例1の化合物1Fを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Eの代わりに5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−オール(7B)を用い、化合物7Cを調製した。LCMS−ESI(m/z):437.8,439.8(M+H)
【0438】
工程3
5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)−6−ビニルキノリン(7D)の調製:実施例5の化合物5Bを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物5Aの代わりに5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(7C)を用い、化合物7Dを調製した。LCMS−ESI(m/z):316.1,318.1(M+H)
【0439】
工程4
(S)−1−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(7E)の調製:実施例1の化合物1Hを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Gの代わりに5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)−6−ビニルキノリン(7D)を用い、化合物7Eを調製した。LCMS−ESI(m/z):350.1,352.1(M+H)
【0440】
工程5
(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(7F)の調製:実施例1の化合物1Iを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Hの代わりに(S)−1−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(7E)を用い、化合物7Fを調製した。
【0441】
工程6
(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(7G)の調製:実施例1の化合物1Jを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Iの代わりに(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)−2−ヒドロキシエチルピバレート(7F)を用い、化合物7Gを調製した。LCMS−ESI(m/z):490.2,492.2(M+H)
【0442】
工程7
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(7H)の調製:実施例1の化合物1Eを調製するために使用された手順にしたがって、但し、化合物1Dの代わりに(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(7G)を用い、化合物7Hを調製した。LCMS−ESI(m/z):522.2,524.2(M+H)
【0443】
工程8
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)の調製:実施例1の1Kを調製するために使用される手順にしたがって、但し、化合物1Jの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(7H)を用いた。LCMS−ESI(m/z):438.2,440.2(M+H)
【0444】
(実施例8:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(8L)の調製)
【0445】
【化93-1】
[この文献は図面を表示できません]
WO99/52850号にしたがって、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を、容積が114mLになるように含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって、過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を調製した。この保存溶液(0.40mL)を、(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(8K、4.4mg)の含水アセトニトリル(1.5mL、0.75%HO)溶液に0℃で加えた。0℃で60分間撹拌した後、1.5M KHPO溶液を用いて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した(2回)。有機層を合わせ、塩水/HO(1:1)で洗浄し(2回)、飽和NaHSO/塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO)。濃縮し、分取HPLCによって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(8L)(2mg)を得た。
【0446】
【化93-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2223ClNOとして計算した[M+H]:400.9;実測値:400.2。LCMS−ESI(m/z):C2221ClNOとして計算した[M−H]:398.9;実測値:397.9。
【0447】
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(8K)の調製:
工程1
4−メトキシ−3−メチルアニリン(8B)の調製:EtOHおよびEtOAc(250mL、3:2)中の1−メトキシ−2−メチル−4−ニトロベンゼン(10g、60mmol)の溶液に、10%Pd/C(2g)を加えた。この混合物を水素1気圧で24時間撹拌した。セライトを加え、混合物を10分間撹拌した。この混合物をセライトパッドで濾過した。減圧下で濃縮し、4−メトキシ−3−メチルアニリン(8B)(8.2g)を得た。LCMS−ESI(m/z):138.2(M+H)
【0448】
工程2
6−メトキシ−7−メチルキノリン(3B)の調製:4−メトキシ−3−メチルアニリン(6.7g)に、濃HSO(12.4mL)を加えた後、グリセリン(21.1g)、m−ニトロベンゼンスルホン酸(6.53g)、HBO(3.4g)およびFeSO・7HO(3.2g)を加えた。混合物を140℃で1時間撹拌した。反応物を25℃まで冷却し、氷水でクエンチし、30%KOHで中和した。混合物をDCMで抽出し(2回)、抽出物を合わせ、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(EtOAc)で精製し、6−メトキシ−7−メチルキノリン(4.3g)を得た。LCMS−ESI(m/z):174.1(M+H)
【0449】
工程3
5−ブロモ−6−メトキシ−7−メチルキノリン(8C)の調製:濃HSO(50mL)中の6−メトキシ−7−メチルキノリン(4.28g、24.6mmol)の溶液に、NBS(4.41g、14.6mmol)を15℃で加え、反応物を15℃で3.5時間撹拌した。反応混合物を氷水(600mL)に注いだ。水系混合物のpHを50%KOH溶液を用いて約10に調節し、次いで、DCMで抽出した(3回)。抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で濃縮し、5−ブロモ−6−メトキシ−7−メチルキノリン(6.3g)を得た。LCMS−ESI(m/z):252.1,254.1(M+H)
【0450】
工程4
5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−オール(3D)の調製:5−ブロモ−6−メトキシ−7−メチルキノリン(6.5g、25.8mmol)のDCM(150mL)溶液にBBr(77.3mL、DCM中1.0M、77.3mmol)をゆっくりと加えた。混合物を3時間撹拌し、0℃まで冷却した。メタノール(40mL)をゆっくりと加え、混合物を20分間撹拌した。減圧下で溶媒を除去した。固体をメタノール(100mL)に溶解させ、1.0N水酸化ナトリウム溶液(50mL)を用いて処理した(pH約12)。混合物を12時間撹拌し、酢酸を加え、pHを4〜5に調節した。混合物を濾過し、水で洗浄した。灰色の固体を減圧下で乾燥させ、5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−オール(5.0g)を得た。LCMS−ESI(m/z):238.2,240.1(M+H)、236.1,238.0(M−H)。
【0451】
工程5
5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(8D)の調製:ジクロロメタン(10mL)およびピリジン(2mL)中の5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−オール(238mg、1.0mmol)の溶液に、TfO(0.34mL、2.0mmol)を−30℃で加えた。混合物を撹拌し、2時間かけて0℃まで加温した。NaHCO溶液をゆっくりと加えることによって反応をクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネートを得た。LCMS−ESI(m/z):369.9,371.9(M+H)
【0452】
工程6
5−ブロモ−7−メチル−6−ビニルキノリン(8E)の調製:DMF(10mL)中の5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(230mg、0.62mmol)、トリブチル(ビニル)スタンナン(200μL、0.68mmol)、塩化リチウム(78mg、1.86mmol)およびPdCl(PPh(43mg)の混合物を80℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、5−ブロモ−7−メチル−6−ビニルキノリン(120mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):248.2,250.2(M+H)
【0453】
工程7
(S)−1−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(8F)の調製:AD−mix−α(0.7g)をt−ブタノールおよび水(2.5mL/2.5mL)混合溶媒に加え、25℃で5分間撹拌し、0℃まで冷却した。混合物を、5−ブロモ−7−メチル−6−ビニルキノリン(120mg)の入った別のフラスコに移し、0℃で48時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc)によって精製し、(S)−1−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(118mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):282.1,284.1(M+H)
【0454】
工程8
(S)−2−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(8G)の調製:ジクロロメタン(5mL)およびピリジン(1mL)中の(S)−1−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)エタン−1,2−ジオール(118mg、0.42mmol)の撹拌溶液に、トリメチルアセチルクロリド(100μL、0.84mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で12時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくりと加えてクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。濃縮によって、中間体(124mg)を得た。m/z 366.1,368.1(M+H)。上記中間体(124mg、0.34mmol)の酢酸t−ブチル(3mL)溶液に、70%過塩素酸(67μL、1.1mmol)を25℃で加えた。混合物を25℃で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくりと加えてクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(133mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):422.1,424.2(M+H)
【0455】
工程9
(S)−2−(2−アセトキシ−5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(8H)の調製:(S)−2−(5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(130mg、0.31mmol)のDCM(2mL)溶液に、mCPBA(70%、95mg、0.39mmol)を加えた。混合物を12時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で濃縮し、中間体であるN−オキシド(147mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):438.2,440.2(M+H)。上記中間体に無水酢酸(5mL)を加えた。混合物を140℃で10時間加熱した。過剰な試薬を減圧下で除去した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、(S)−2−(2−アセトキシ−5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(130mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):480.0,482.0(M+H)
【0456】
工程10
(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(8I)の調製:(S)−2−(2−アセトキシ−5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(130mg)のエタノール(7.5mL)溶液に、メチルアミン水溶液(0.5mL、50%)を加えた。混合物を78℃で80分間加熱した。濃縮し、精製し、(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(68mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):438.2,440.2(M+H)
【0457】
工程11
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(8J)の調製:1,2−ジメトキシエタン(2mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(34mg、0.078mmol)、Pd(PPh(9mg)、4−クロロフェニルボロン酸(16mg、0.1mmol)、KCO水溶液(0.15mL、2M、0.3mmol)の混合物を100℃で90分間加熱した。残渣を酢酸エチル(100mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。濃縮し、精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートを得た(22mg)。LCMS−ESI(m/z):470.3(M+H)
【0458】
工程12
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(8K)の調製:THFおよびメタノール(1.5mL/0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(5.8mg)の溶液に、1MのNaOH溶液(0.6mL)を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(4.4mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):386.2(M+H)
【0459】
(実施例9:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(9)の調製)
【0460】
【化94-1】
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(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:クロロホルム(5mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(5E)(118mg、0.31mmol)の撹拌溶液に、0℃でmCPBA(209mg、77%、0.93mmol)を加えた。この混合物を0℃で1時間撹拌した後、NaHCO溶液を加えてクエンチした。この混合物をDCM(30mL)で抽出し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(52mg、37%)。LCMS−ESI(m/z):452.1,454.1(M+H)
【0461】
(S)−2−(5−ブロモ−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートの調製:トルエン(3mL)中の(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(25mg、0.055mmol)の撹拌溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.06mL、0.24mmol)を加えた。この混合物を110℃で16時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。ジメチルアミン(2mL、2Mメタノール溶液、過剰)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、酢酸エチル(30mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を白色固体として得た(11mg、42%)。LCMS−ESI(m/z):479.3,481.3(M+H)
【0462】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:Pd(PPh(2.5mg、0.002mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(1mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(11mg、0.023mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(7mg、0.046mmol)、KCO(0.06mL、水中2M、0.13mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、マイクロ波を照射して110℃で30分間加熱し、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を白色固体として得た(5.6mg、48%)。LCMS−ESI(m/z):511.3,513.3(M+H)
【0463】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:THFおよびメタノール(1.5mL/0.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(5.6mg、0.011mmol)の撹拌溶液に、0℃で2M NaOH溶液(0.5mL、過剰)を加えた。この混合物を50℃で3時間撹拌し、水で希釈し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLCによって精製し、所望の生成物を得た(3.0mg、64%)。LCMS−ESI(m/z):427.3,429.2(M+H)
【0464】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(9)の調製:WO99/52850号にしたがって、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を、容積が114mLになるように含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって、過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を調製した。この保存溶液(0.50mL)を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(3mg、0.007mmol)の含水アセトニトリル(2.0mL、0.75%HO)溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、NaHCO溶液でクエンチした。酢酸エチルを加え、有機層を分離し、塩水/HO(1:1)で洗浄し(2回)、次いで、飽和NaHSO/塩水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮し、逆相HPLCによって精製し、生成物をTFA塩として得た(2.5mg、81%)。
【0465】
【化94-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2529ClNとして計算した[M+H]:441.9;実測値:441.2,443.3。
【0466】
(実施例10:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸(10))
【0467】
【化95-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:Pd(PPh(69mg、0.06mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(10mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(5E)(325mg、0.75mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(175mg、1.1mmol)、KCO(1.3mL、水中2M、2.6mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、マイクロ波を照射して110℃で30分間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(256mg、73%)。LCMS−ESI(m/z):468.3,469.3(M+H)
【0468】
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:実施例9の化合物(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用いた。LCMS−ESI(m/z):484.3,486.3(M+H)
【0469】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例9の化合物(S)−2−(5−ブロモ−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートを調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの代わりに(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを用い、N,N−ジメチルアミン溶液の代わりにメチルアミン溶液を用いた。LCMS−ESI(m/z):497.3,499.3(M+H)
【0470】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例9の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用いた。LCMS−ESI(m/z):413.3,415.3(M+H)
【0471】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸(10)の調製:実施例9の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(9)を調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチルアミノ)メチル)キノリン−6−イル)エタノールを用いた。
【0472】
【化95-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2427ClNとして計算した[M+H]:427.9;実測値:427.2,429.2。
【0473】
(実施例11:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)酢酸:(11))
【0474】
【化96-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例9の化合物(S)−2−(5−ブロモ−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートを調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの代わりに(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを使用し、N,N−ジメチルアミン溶液の代わりにピペリジンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを調製した。LCMS−ESI(m/z):551.3,553.3(M+H)
【0475】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例9の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):467.4,469.3(M+H)
【0476】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)酢酸(11)の調製:実施例9の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(9)を調製するために使用された手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピペリジン−1−イルメチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0477】
【化96-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2833ClNとして計算した[M+H]:482.0;実測値:481.3,483.3。
【0478】
(実施例12:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸:(12))
【0479】
【化97-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:トルエン(2mL)中の(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(実施例10の化合物)(14mg、0.03mmol)の撹拌溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.04mL、0.29mmol)を加えた。混合物を110℃で16時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。ナトリウムメトキシド(1mL、25%メタノール溶液、過剰)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(1mL)を加えた。この混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(4.8mg、33%)。LCMS−ESI(m/z):414.2,416.2(M+H)
【0480】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(12)の調製:WO99/52850号にしたがって、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を、容積が114mLになるように含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって、過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を調製した。この保存溶液(0.50mL)を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(4.8mg、0.01mmol)の含水アセトニトリル(2.0mL、0.75%HO)溶液に0℃で加えた。次いで、反応混合物を0℃で1時間撹拌し、NaHCO溶液を用いてクエンチした。酢酸エチルを加え、有機層を分離し、塩水/HO(1:1)で洗浄し(2回)、次いで、飽和NaHSO/塩水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮し、逆相HPLCによって精製し、生成物をTFA塩として得た(2.7mg、61%)。
【0481】
【化97-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2425ClNOとして計算した[M+H]:442.9;実測値:442.2,444.2。
【0482】
(実施例13:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(13))
【0483】
【化98-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例12の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製するために使用される手順にしたがって、但し、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液の代わりに、ナトリウムエトキシドのエタノール溶液を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):428.2,430.2(M+H)
【0484】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(13)の調製:実施例12の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用される手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(エトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0485】
【化98-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2526ClNOとして計算した[M+H]:456.9;実測値:456.2,458.2。
【0486】
(実施例14:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸(14))
【0487】
【化99-1】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:Pd(PPh(68mg、0.06mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(8mL)中の(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(230mg、0.59mmol)および4−クロロフェニルボロン酸(183mg、1.17mmol)、KCO(1.0mL、水中2M、2.06mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、マイクロ波を照射して110℃で30分間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を得た(200mg、80%)。LCMS−ESI(m/z):426.2,428.2(M+H)
【0488】
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:ジクロロメタン(5mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(100mg、0.25mmol)の撹拌溶液に、mCPBA(114mg、77%、0.51mmol)のDCM(2mL)溶液を0℃で加えた。この混合物を0℃で1時間撹拌した後、NaHCO溶液を用いてクエンチした。混合物をDCM(30mL)で抽出し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(104mg、94%)。LCMS−ESI(m/z):442.2,444.3(M+H)
【0489】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの調製:トルエン(2mL)中の(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(13mg、0.029mmol)の撹拌溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.2mL、過剰)を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。N−メチルアニリン(0.2mL、過剰)およびKCO(250mg、過剰)を加えた。この混合物を60℃で16時間撹拌し、次いで、酢酸エチル(30mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(12mg、78%)。LCMS−ESI(m/z):531.3,533.2(M+H)
【0490】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸(14)の調製:THFおよびメタノール(2mL/1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテート(12mg、0.023mmol)の撹拌溶液に、2M NaOH溶液(0.5mL、過剰)を0℃で加えた。混合物を50℃で3時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(9.0mg、65%)。
【0491】
【化99-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3032ClNとして計算した[M+H]:504.0;実測値:503.3,505.2。
【0492】
(実施例15:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸(15))
【0493】
【化100-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)2−(エトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(15)の調製:トルエン(2mL)中の(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(実施例14の化合物)(12mg、0.027mmol)の撹拌溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(0.2mL、過剰)を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。ナトリウムエトキシド(0.5mL、21%エタノール溶液、過剰)を加えた。この混合物を60℃で16時間撹拌した。水(1mL)を加え、混合物を60℃でさらに4時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(3.0mg、21%)。
【0494】
【化100-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2529ClNOとして計算した[M+H]:442.9;実測値:442.2,444.2。
【0495】
(実施例16:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸:(16))
【0496】
【化101-1】
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(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(実施例14の化合物)(42mg、0.095mmol)が入ったフラスコに無水酢酸を加えた。この混合物を80℃で1時間撹拌した。無水酢酸を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解させた。有機層をNaHCO溶液および水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を精製することなく次の工程の反応に使用した。LCMS−ESI(m/z)484.2,486.2(M+H)
【0497】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:メタノール(2mL)中の(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(0.095mmol)の撹拌溶液に、室温で2M KCO(0.5mL、過剰)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(26mg、62%)。LCMS−ESI(m/z):442.2,444.2(M+H)
【0498】
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸の調製:実施例9の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを用い、(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸を調製した。LCMS−ESI(m/z):456.2,458.2(M+H)
【0499】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:DMF(1mL)中の(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸(14mg、0.032mmol)、ジメチルアミンHCl塩(13mg、0.16mmol)およびDIPEA(0.056mL、0.32mmol)の撹拌溶液に、0℃でHATU(61mg、0.16mmol)を加えた。この混合物を周囲温度で2時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、水および塩水で洗浄し、次いでNaSOで乾燥させた。濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製し、生成物を得た(7mg、45%)。LCMS−ESI(m/z):483.2,485.3(M+H)
【0500】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(16)の調製:実施例14の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0501】
【化101-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2528ClNとして計算した[M+H]:455.9;実測値:455.2,457.2。
【0502】
(実施例17:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)酢酸:(17))
【0503】
【化102-1】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)アセテートの調製:実施例16の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルカルバモイル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製するための手順にしたがって、但し、ジメチルアミンHCl塩の代わりにN−メチルアニリンを用い、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)アセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):545.2,547.2(M+H)
【0504】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)酢酸(17)の調製:実施例14の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)アセテートを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチル(フェニル)カルバモイル)キノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0505】
【化102-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3030ClNとして計算した[M+H]:518.0;実測値:517.2,519.2。
【0506】
(実施例19:2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(19))
【0507】
【化103-1】
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エチル2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:実施例14の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、4−クロロフェニルボロン酸の代わりにビフェニル−4−イルボロン酸を使用し、エチル2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):468.3(M+H)
【0508】
2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(19)の調製:実施例14の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの代わりにエチル2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを使用し、2−(5−(ビフェニル−4−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を調製した。
【0509】
【化103-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2930NOとして計算した[M+H]:440.6;実測値:440.2。
【0510】
(実施例20:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(20))
【0511】
【化104-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:ジクロロメタン(8mL)中の(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(248mg、0.63mmol)の撹拌溶液に、mCPBA(283mg、77%、1.26mmol)のDCM(5mL)溶液を0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、NaHCO溶液でクエンチした。混合物をDCM(30mL)で抽出し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(212mg、82%)。LCMS−ESI(m/z):410.2,412.2(M+H)
【0512】
(R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:Pd(PPh(36mg、0.03mmol)を、N,N−ジメチルアセトアミド(3mL)中の(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(86mg、0.21mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(105mg、0.42mmol)、KCO(0.47mL、水中2M、0.95mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、90℃で16時間加熱した。混合物を酢酸エチル(50mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を得た(87mg、69%)。LCMS−ESI(m/z):501.2(M+H)
【0513】
(S)−エチル2−((R)−2−(アセトキシメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:実施例16の化合物(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの代わりに(R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを使用し、(S)−エチル2−((R)−2−(アセトキシメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):543.1(M+H)
【0514】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:実施例16の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの代わりに(S)−エチル2−((R)−2−(アセトキシメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを使用し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):501.2(M+H)
【0515】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:ジクロロメタン(1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(15mg、0.03mmol)およびDIPEA(0.013mL、0.075mmol)の撹拌溶液に、メタンスルホニルクロリド(6.8mg、0.06mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した後、メタノール中のN,N−ジメチルアミン(0.5mL、2M、過剰)を加えた。混合物を室温でさらに1時間撹拌し、次いで、酢酸エチル(30mL)で希釈し、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(18mg、97%)。LCMS−ESI(m/z):528.3(M+H)
【0516】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(20)の調製:実施例14の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0517】
【化104-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3034として計算した[M+H]:500.6;実測値:500.2。
【0518】
(実施例21:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(21))
【0519】
【化105-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(21)の調製:THFおよびメタノール(2mL/1mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(実施例20の化合物)(10mg、0.02mmol)の撹拌溶液に、2M NaOH溶液(0.5mL、過剰)を加えた。この混合物を50℃で3時間撹拌し、水で希釈した。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を分取HPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(9.0mg、79%)。
【0520】
【化105-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2829として計算した[M+H]:473.5;実測値:473.1。
【0521】
(実施例22:(R)−6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(22))
【0522】
【化106-1】
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実施例21の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの代わりに(R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを用い、(R)−6−((S)−tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(22)を調製した。
【0523】
【化106-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2829として計算した[M+H]:473.5;実測値:473.2。
【0524】
(実施例23:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(23))
【0525】
【化107-1】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:Pd(PPh(103mg、0.09mmol)を、N,N−ジメチルアセトアミド(10mL)中の(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(350mg、0.89mmol)、2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩(447mg、1.78mmol)、KCO(2.0mL、水中2M、4.0mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、90℃で16時間加熱した。混合物を酢酸エチル(150mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を得た(407mg、43%)。LCMS−ESI(m/z):485.2(M+H)
【0526】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(23)の調製:実施例21の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0527】
【化107-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2828として計算した[M+H]:457.5;実測値:457.1。
【0528】
(実施例24:(S)−6−(tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸(24))
【0529】
【化108-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例14の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの代わりに(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(ピバロイルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを調製した。LCMS−ESI(m/z):573.3,575.4(M+H)
【0530】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例21の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):489.3,491.3(M+H)
【0531】
(S)−6−(tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸(24)の調製:実施例12の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシカルボニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)エタノールを使用し、(S)−6−(tert−ブトキシ(カルボキシ)メチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2−カルボン酸を調製した。
【0532】
【化108-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2323ClNOとして計算した[M+H]:428.9;実測値:428.1,430.1。
【0533】
(実施例25:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(25))
【0534】
【化109-1】
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(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−シクロヘキセニル−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:Pd(PPh(6mg、0.006mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(1mL)中の(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(実施例20の化合物)(20mg、0.05mmol)、シクロヘキセニルボロン酸(12mg、0.1mmol)、KCO(0.09mL、水中2M、0.17mmol)の混合物に加えた。反応混合物に窒素を流し、85℃で一晩加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(30mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物を得た(17mg、68%)。LCMS−ESI(m/z)412.3(M+H)
【0535】
(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−シクロヘキセニル−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:実施例16の化合物(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの代わりに(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−シクロヘキセニル−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドを使用し、(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−シクロヘキセニル−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):454.3(M+H)
【0536】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:実施例16の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの代わりに(S)−エチル2−(2−(アセトキシメチル)−5−シクロヘキセニル−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを使用し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):412.3(M+H)
【0537】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:実施例20の化合物(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを使用し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを調製した。LCMS−ESI(m/z):439.4(M+H)
【0538】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(25)の調製:実施例14の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−((メチル(フェニル)アミノ)メチル)キノリン−6−イル)アセテートの代わりに(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−シクロヘキセニル−2−((ジメチルアミノ)メチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0539】
【化109-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2534として計算した[M+H]:411.6;実測値:411.3。
【0540】
(実施例26:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(26))
【0541】
【化110-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:ジクロロメタン(10mL)およびピリジン(0.35mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(8J)(200mg、0.43mmol)の撹拌溶液に、TfO(0.1mL、0.87mmol)を−78℃で加えた。温度を0℃までゆっくりと上げた。混合物を0℃で2時間撹拌し、NaHCO溶液をゆっくりと加えてクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、褐色固体を得た。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(200mg、77%)。LCMS−ESI(m/z):602.0,604.0(M+H)
【0542】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:PdCl(PPh(3mg、0.004mmol)を、DMF(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(25mg、0.04mmol)、トリブチル−ビニル−スタンナン(0.024mL、0.08mmol)および塩化リチウム(7mg、0.16mmol)に加えた。この反応混合物に窒素を流し、90℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(14mg、59%)。LCMS−ESI(m/z):480.3,482.3(M+H)
【0543】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エタノールの調製:THFおよびメタノール(3mL/1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エチルピバレートTFA塩(14mg、0.024mmol)の撹拌溶液に、1M NaOH溶液(0.5mL、過剰)を加えた。混合物を0℃で6時間撹拌し、水で希釈した。得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を精製することなく、次の反応に使用した。LCMS−ESI(m/z):396.2,398.2(M+H)
【0544】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:エタノール中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エタノール(9mg、0.024mmol)およびロジウム担持活性アルミナ(2mg、触媒量)の混合物を脱気し、これと、水素を満たした風船を接続した。この混合物を室温で2時間撹拌し、濾過し、乾燥するまで濃縮した。得られた残渣を精製することなく次の工程の反応で使用した。LCMS−ESI(m/z):398.2,400.2(M+H)
【0545】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(26)の調製:実施例1の化合物tert−ブトキシ−[7−クロロ−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−キノリン−6−イル]−酢酸を調製するために使用した手順にしたがって、但し、2−tert−ブトキシ−2−[7−クロロ−5−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−キノリン−6−イル]−エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを使用し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0546】
【化110-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2427ClNOとして計算した[M+H]:412.9;実測値:412.2,414.2。
【0547】
(実施例27:(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(27))
【0548】
【化111-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートの調製:Pd(PPh(4.6mg、0.004mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(25mg、0.04mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(13mg、0.08mmol)、NaCO(0.14mL、水中1M、0.14mmol)の混合物に加えた。この反応混合物に窒素を流し、90℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(15mg、55%)。LCMS−ESI(m/z):564.3,566.3,568.3(M+H)
【0549】
(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールの調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エタノール(実施例26の化合物)を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートを用い、(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):480.2,482.2,484.2(M+H)
【0550】
(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(27)の調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(実施例26の化合物)を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールを使用し、(S)−2−(2,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を調製した。
【0551】
【化111-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2825ClNOとして計算した[M+H]:495.4;実測値:494.2,496.2,498.2。
【0552】
(実施例28:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(28))
【0553】
【化112-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:Pd(PPh(4.7mg、0.004mmol)を、トルエン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(25mg、0.04mmol)、シクロプロピルボロン酸(7mg、0.08mmol)、KF(8mg、0.14)およびNaBr(6mg、0.06mmol)の混合物に加えた。この混合物に1滴の水を加えた。この反応混合物に窒素を流し、90℃で16時間加熱し、次いで、揮発性成分を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、NaHCO溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHPLCによって精製し、所望の生成物をTFA塩として得た(11mg、47%)。LCMS−ESI(m/z):494.3,496.3(M+H)
【0554】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エタノール(実施例26の化合物)を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−ビニルキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):410.3,412.2(M+H)
【0555】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(28)の調製:化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(実施例26の化合物)を調製するために使用した手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−エチル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−シクロプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0556】
【化112-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2526ClNOとして計算した[M+H]:424.9;実測値:424.2,426.2。
【0557】
(実施例29:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸(29))
【0558】
【化113-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:DME中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(12mg、実施例26のように調製した)およびモルホリン(0.2mL)の混合物を80℃で12時間加熱した。減圧下で濃縮し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレート(15mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3140ClNとして計算した[M+H]:539.3;実測値:539.4。
【0559】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレート(15mg)のTHF/MeOH(1mL/1mL)溶液に、水酸化ナトリウム溶液(1.0N、1mL)を加えた。この混合物を50℃で16時間加熱し、水で希釈した。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で濃縮し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノール(10mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2632ClNとして計算した[M+H]:454.2:実測値:455.3。
【0560】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸(29)の調製:WO99/52850号にしたがって、過ヨウ素酸(11.4g、50.0mmol)および三酸化クロム(23mg、1.2mol%)を、容積が114mLになるように含水アセトニトリル(0.75%HO)に溶解させることによって、過ヨウ素酸/三酸化クロムの保存溶液を調製した。この保存溶液(0.40mL)を、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノール(10mg)の含水アセトニトリル(1.5mL、0.75%HO)溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。濾過し、逆相HPLC(0.1%TFA/CHCN〜0.1%TFA/HO)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸(7.2mg)を得た。
【0561】
【化113-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2630ClNとして計算した[M+H]:469.2;実測値:469.3;LCMS−ESI(m/z):C2628ClNとして計算した[M−H]:467.2、実測値:467.0。
【0562】
(実施例30:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(30))
【0563】
【化114-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりにシクロプロピルアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(30)を調製した。
【0564】
【化114-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2528ClNとして計算した[M+H]:439.2;実測値:439.2;LCMS−ESI(m/z):C2526ClNとして計算した[M−H]:437.2;実測値:437.0。
【0565】
(実施例31:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(31))
【0566】
【化115-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりにメチルアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(メチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(31)を調製した。
【0567】
【化115-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2326ClNとして計算した[M+H]:413.2;実測値:413.2。
【0568】
(実施例32:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(32))
【0569】
【化116-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりにジメチルアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(32)を調製した。
【0570】
【化116-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2428ClNとして計算した[M+H]:427.2;実測値:427.2;LCMS−ESI(m/z):C2426ClNとして計算した[M−H]:425.2;実測値:425.0。
【0571】
(実施例33:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イルメチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(33))
【0572】
【化117-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イルメチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりにピリジン−4−イルメタンアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イルメチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(33)を調製した。
【0573】
【化117-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2829ClNとして計算した[M+H]:490.2;実測値:490.2;LCMS−ESI(m/z):C2827ClNとして計算した[M−H]:488.2;実測値:488.0。
【0574】
(実施例34:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(2−モルホリノエチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(34))
【0575】
【化118-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(2−モルホリノエチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりに2−モルホリノエタンアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(2−モルホリノエチルアミノ)キノリン−6−イル)酢酸(34)を調製した。
【0576】
【化118-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2835ClNとして計算した[M+H]:512.2;実測値:512.2;LCMS−ESI(m/z):C2833ClNとして計算した[M−H]:510.2;実測値:510.1。
【0577】
(実施例35:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−メトキシエトキシ)プロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(35))
【0578】
【化119-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−メトキシエトキシ)プロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、モルホリンの代わりに3−(2−メトキシエトキシ)プロパン−1−アミンを用い、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(3−(2−メトキシエトキシ)プロピルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(35)を調製した。
【0579】
【化119-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2836ClNとして計算した[M+H]:515.2;実測値:515.3;LCMS−ESI(m/z):C2834ClNとして計算した[M−H]:513.2;実測値:513.0。
【0580】
(実施例36:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(36))
【0581】
【化120-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートと同様の様式で、但し、4−クロロフェニルボロン酸の代わりに2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(800mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3237として計算した[M+H]:529.3;実測値:529.0。
【0582】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを調製した。LCMS−ESI(m/z):C3336Sとして計算した[M+H]:661.2;実測値:661.0。
【0583】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:THF(1mL)中のシアン化銅(I)(40mg、0.44mmol)の懸濁物に、−40℃でtert−ブチルリチウム(0.48mL、1.7N、0.82mmol)をゆっくりと加えた。この混合物を5分間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(40mg、0.06mmol)のTHF(0.5mL)溶液を滴下した。反応混合物を−45〜−35℃で4時間維持し、ゆっくりと25℃まで加温し、12時間撹拌した。水で反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(14mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3645として計算した[M+H]:569.3;実測値:569.4。
【0584】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(13mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3137として計算した[M+H]:485.2;実測値:485.1。
【0585】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(36)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−tert−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(11.6mg)を調製した。
【0586】
【化120-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3135として計算した[M+H]:499.2;実測値:499.2;LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M−H]:497.2;実測値:497.2。
【0587】
(実施例37:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸(37A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸(37B))
【0588】
【化121-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(35mg、0.06mmol)、エチニルベンゼン(8μL、0.08mmol)およびトリエチルアミン(1mL)の酢酸エチル(0.5mL)溶液を窒素で脱気した。ヨウ化銅(I)(1mg)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(7mg)を加え、混合物を12時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを得た。LCMS−ESI(m/z):C3537ClNOとして計算した[M+H]:554.2;実測値:554.3。
【0589】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エタノール(12mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3029ClNOとして計算した[M+H]:470.2;実測値:470.2。
【0590】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸(37A)の調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸(4.9mg)を調製した。
【0591】
【化121-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3027ClNOとして計算した[M+H]:484.2;実測値:484.2。
【0592】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:エタノール(1.5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)エタノール(6mg)およびロジウム担持アルミナ(2mg)の混合物を、水素1atm下で3時間撹拌した。セライトを加え、混合物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。母液を減圧下で濃縮し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)エタノール(6.5mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3033ClNOとして計算した[M+H]:474.2;実測値:474.3。
【0593】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸(37B)の調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸(4.8mg)を調製した。
【0594】
【化121-3】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3031ClNOとして計算した[M+H]:488.2;実測値:488.2。
【0595】
(実施例38:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルエチニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(38))
【0596】
【化122-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルエチニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、エチニルベンゼンの代わりにエチニルシクロプロパンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(シクロプロピルエチニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(38)(5.5mg)を調製した。
【0597】
【化122-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2727ClNOとして計算した[M+H]:448.2;実測値:448.2。
【0598】
(実施例39:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(2−シクロプロピルエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(39))
【0599】
【化123-1】
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(S)−2−(tert−ブトキシ)−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(2−シクロプロピルエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、エチニルベンゼンの代わりにエチニルシクロプロパンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(2−シクロプロピルエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(39)(5.7mg)を調製した。
【0600】
【化123-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2731ClNOとして計算した[M+H]:452.2;実測値:452.2。
【0601】
(実施例40:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸:(40))
【0602】
【化124-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸(40)(4.9mg)を調製した。
【0603】
【化124-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3531として計算した[M+H]:543.2;実測値:543.1;LCMS−ESI(m/z):C3529として計算した[M−H]:541.2.;実測値:541.0。
【0604】
(実施例41:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸:(41))
【0605】
【化125-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸(41)(5.2mg)を調製した。
【0606】
【化125-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3535として計算した[M+H]:547.2;実測値:547.2;LCMS−ESI(m/z):C3533として計算した[M−H]:545.2;実測値:545.1。
【0607】
(実施例42:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルエチニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(42))
【0608】
【化126-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルエチニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルベンゼンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルシクロプロパンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルエチニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(42)(5.2mg)を調製した。
【0609】
【化126-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3231として計算した[M+H]:507.2;実測値:507.1;LCMS−ESI(m/z):C3229として計算した[M+H]:505.2;実測値:505.1。
【0610】
(実施例43:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(2−シクロプロピルエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(43))
【0611】
【化127-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(2−シクロプロピルエチル)5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−フェネチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルベンゼンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルシクロプロパンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(2−シクロプロピルエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(43)(5.9mg)を調製した。
【0612】
【化127-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3235として計算した[M+H]:511.2;実測値:511.2;LCMS−ESI(m/z):C3233として計算した[M−H]:509.2;実測値:509.1。
【0613】
(実施例44:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(プロパ−1−イニル)キノリン−6−イル)酢酸(44))
【0614】
【化128-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(プロパ−1−イニル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルベンゼンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびプロパ−1−インを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(プロパ−1−イニル)キノリン−6−イル)酢酸(44)(4.6mg)を調製した。
【0615】
【化128-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3029として計算した[M+H]:481.2;実測値:481.4;LCMS−ESI(m/z):C3027として計算した[M+H]:479.2;実測値:479.1。
【0616】
(実施例45:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−エチニル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(45))
【0617】
【化129-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−エチニル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例37の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(フェニルエチニル)キノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルベンゼンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびエチニルトリメチルシランを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−エチニル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(45)(5mg)を調製した。
【0618】
【化129-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2927として計算した[M+H]:467.2;実測値:467.1;LCMS−ESI(m/z):C2925として計算した[M−H]:465.2;実測値:465.0。
【0619】
(実施例46:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(46))
【0620】
【化130-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例36の化合物)(40mg、0.06mmol)のTHF/NMP(0.75mL/75μL)の溶液に、鉄(III)アセチルアセトネート(2mg)を加えた後、臭化イソプロピルマグネシウム(1.0N、0.14mL、0.14mmol)をゆっくりと加えた。混合物を30分間撹拌し、水でクエンチした。酢酸エチルを加え、有機層を分離し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(11mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3543として計算した[M+H]:555.3;実測値:555.4。
【0621】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(8mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3035として計算した[M+H]:471.3;実測値:471.3。
【0622】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(46)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(7mg)を調製した。
【0623】
【化130-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3033として計算した[M+H]:485.2;実測値:485.2;LCMS−ESI(m/z):C3031として計算した[M−H]:483.2;実測値:483.2。
【0624】
(実施例47:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(47))
【0625】
【化131-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化シクロブチルマグネシウムを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(47)(10mg)を調製した。
【0626】
【化131-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M+H]:497.2;実測値:497.2;LCMS−ESI(m/z):C3131として計算した[M−H]:495.2;実測値:495.2。
【0627】
(実施例48:(S)−2−((R)−2−(ブタ−3−エニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(48))
【0628】
【化132-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−((R)−2−(ブタ−3−エニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化ブタ−3−エニルマグネシウムを用い、(S)−2−((R)−2−(ブタ−3−エニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(48)(12mg)を調製した。
【0629】
【化132-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M+H]:497.2;実測値:497.2;LCMS−ESI(m/z):C3131として計算した[M−H]:495.2;実測値:495.1。
【0630】
(実施例49:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−2−sec−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(49))
【0631】
【化133-1】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−2−sec−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化sec−ブチルマグネシウムを用い、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−2−sec−ブチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(49)(9.4mg)を調製した。
【0632】
【化133-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3135として計算した[M+H]:499.2;実測値:499.2;LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M−H]:497.2;実測値:497.2。
【0633】
(実施例50:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソブチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(50))
【0634】
【化134-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソブチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化イソブチルマグネシウムを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソブチル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(50)(10mg)を調製した。
【0635】
【化134-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3135として計算した[M+H]:499.2;実測値:499.2;LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M−H]:497.2;実測値:497.2。
【0636】
(実施例51:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロペンチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(51))
【0637】
【化135-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロペンチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化シクロペンチルマグネシウムを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロペンチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(51)(8mg)を調製した。
【0638】
【化135-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3235として計算した[M+H]:511.2;実測値:511.1;LCMS−ESI(m/z):C3233として計算した[M+H]:509.2、実測値:509.1。
【0639】
(実施例52:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロヘキシル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(52))
【0640】
【化136-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロヘキシル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化シクロヘキシルマグネシウムを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロヘキシル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(52)(11mg)を調製した。
【0641】
【化136-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3337として計算した[M+H]:525.3;実測値:525.2;LCMS−ESI(m/z):C3335として計算した[M−H]:523.3;実測値:523.2。
【0642】
(実施例53:(S)−2−((R)−2−ベンジル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸:(53))
【0643】
【化137-1】
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実施例46の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、臭化イソプロピルマグネシウムの代わりに臭化ベンジルマグネシウムを用い、(S)−2−((R)−2−ベンジル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(53)(8mg)を調製した。
【0644】
【化137-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3433として計算した[M+H]:533.3;実測値:533.2;LCMS−ESI(m/z):C3431として計算した[M−H]:531.3;実測値:531.1。
【0645】
(実施例54:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(54))
【0646】
【化138-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例8の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートと同様の様式で、但し、(S)−2−(5−ブロモ−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートおよび4−クロロフェニルボロン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよび2,6−ジメチルフェニルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(7.5mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C4045として計算した[M+H]:617.3;実測値:617.5。
【0647】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(5.5mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3537として計算した[M+H]:533.3;実測値:533.4。
【0648】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(54)の調製:実施例29の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3.5mg)を調製した。
【0649】
【化138-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3535として計算した[M+H]:547.3;実測値:547.2;LCMS−ESI(m/z):C3533として計算した[M−H]:545.3;実測値:545.2。
【0650】
(実施例55:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(55))
【0651】
【化139-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例54の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3.5mg)と同様の様式で、但し、2,6−ジメチルフェニルボロン酸の代わりに3−クロロフェニルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(55)を調製した。
【0652】
【化139-2】
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LCMS−LCMS−ESI(m/z):C3330ClNとして計算した[M+H]:553.2;実測値:553.1;LCMS−ESI(m/z):C3328ClNとして計算した[M−H]:551.2;実測値:551.1。
【0653】
(実施例56:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(4−クロロフェニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(56))
【0654】
【化140-1】
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実施例54の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3.5mg)と同様の様式で、但し、2,6−ジメチルフェニルボロン酸の代わりに4−クロロフェニルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(4−クロロフェニル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(56)を調製した。
【0655】
【化140-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3330ClNとして計算した[M+H]:553.2;実測値:553.1;LCMS−ESI(m/z):C3328ClNとして計算した[M−H]:551.2;実測値:551.1。
【0656】
(実施例57:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−フェニルキノリン−6−イル)酢酸(57))
【0657】
【化141-1】
[この文献は図面を表示できません]
実施例54の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3.5mg)と同様の様式で、但し、2,6−ジメチルフェニルボロン酸の代わりにフェニルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−フェニルキノリン−6−イル)酢酸(57)を調製した。
【0658】
【化141-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3331として計算した[M+H]:519.2;実測値:519.1。
【0659】
(実施例58:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロプロピル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(58))
【0660】
【化142-1】
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実施例54の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(2,6−ジメチルフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(3.5mg)と同様の様式で、但し、2,6−ジメチルフェニルボロン酸の代わりにシクロプロピルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−シクロプロピル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(58)を調製した。
【0661】
【化142-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3031として計算した[M+H]:483.2;実測値:483.2;LCMS−ESI(m/z):C3029として計算した[M−H]:481.2;実測値:481.2。
【0662】
(実施例59:(S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸:(59))
【0663】
【化143-1】
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(S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(8J)(23mg、0.05mmol)および4−クロロフェニルボロン酸(16mg、0.10mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、酢酸銅(II)(9mg)を加え、次いで、モレキュラーシーブ4Åおよびピリジン(82μL)を加えた。混合物を5日間撹拌し、濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレート(25mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3336ClNOとして計算した[M+H]:580.2;実測値:580.0。
【0664】
((S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエチルピバレートを用い、(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンを調製した。LCMS−ESI(m/z):C2828ClNOとして計算した[M+H]:496.1;実測値:496.3。
【0665】
((S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(59)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンを用い、(S)−2−(1,5−ビス(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を調製した。
【0666】
【化143-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2826ClNOとして計算した[M+H]:510.1;実測値:510.1。
【0667】
(実施例60:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸:(60))
【0668】
【化144-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−イルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:1,4−ジオキサン(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例36の化合物)(30mg)および(S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−アミン(70mg)の混合物を160℃で10時間加熱した。この溶液を酢酸エチルで希釈し、1.0N水酸化ナトリウム溶液および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−イルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(22mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3952として計算した[M+H]:658.4;実測値:658.3。
【0669】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エチルピバレートの調製:キシレン(2mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−((S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−イルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(22mg)および酢酸(0.1mL)の混合物を180℃で90分間加熱した。この溶液を酢酸エチルで希釈し、1.0N水酸化ナトリウム溶液および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エチルピバレート(8.7mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C3744として計算した[M+H]:594.3;実測値:594.4。
【0670】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):C3236として計算した[M+H]:510.3;実測値:510.3。
【0671】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸(60)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸を調製した。
【0672】
【化144-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3234として計算した[M+H]:524.3;実測値:524.2;LCMS−ESI(m/z):C3232として計算した[M−H]:522.3;実測値:522.1。
【0673】
(実施例61:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−8−メチル−2−フェニルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸(61))
【0674】
【化145-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−8−メチル−2−フェニルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸
実施例60の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−アミンの代わりに2,2−ジメトキシ−1−フェニルエタンアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−8−メチル−2−フェニルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸(61)(2.9mg)を調製した。
【0675】
【化145-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3532として計算した[M+H]:558.2;実測値:558.2;LCMS−ESI(m/z):C3530として計算した[M−H]:556.2;実測値:556.1。
【0676】
(実施例62:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸(62))
【0677】
【化146-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸
実施例60の化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−6−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−イソプロピル−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよび(S)−1,1−ジメトキシ−3−メチルブタン−2−アミンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよび2,2−ジメトキシエタンアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルイミダゾ[1,2−a]キノリン−7−イル)酢酸(62)を調製した。
【0678】
【化146-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2424ClNとして計算した[M+H]:423.;実測値:423.2;LCMS−ESI(m/z):C2422ClNとして計算した[M+H]:421.1;実測値:421.0。
【0679】
(実施例63:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)酢酸(63))
【0680】
【化147-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:THF中のヒドラジン(1.0N、1mL、1mmol)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(10mg)の混合物を、80℃で12時間加熱した。減圧下で濃縮し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを得て、これを精製することなく次の工程に使用した。LCMS−ESI(m/z):C2735ClNとして計算した[M+H]:484.2;実測値:484.3。
【0681】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールを調製した。LCMS−ESI(m/z):C2227ClNとして計算した[M+H]:400.2;実測値:400.2。
【0682】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)エタノールの調製:ブタノール(5mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ヒドラジニル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールおよびオルトギ酸トリエチル(0.5mL)の混合物を100℃で12時間加熱した。溶液を酢酸エチルで希釈し、1.0N水酸化ナトリウム溶液および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)エタノール(3.3mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2325ClNとして計算した[M+H]:410.2;実測値:410.2。
【0683】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)酢酸(63)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノリン−7−イル)酢酸を調製した。
【0684】
【化147-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2323ClNとして計算した[M+H]:424.1;実測値:424.2;LCMS−ESI(m/z):C2321ClNとして計算した[M−H]:422.1、実測値:421.9。
【0685】
(実施例64:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)酢酸(64))
スキーム9
【0686】
【化148-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エチルピバレートの調製:DMF(1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(30mg)およびナトリウムアジド(32mg)の混合物を90℃で4時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エチルピバレート(5.9mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2732ClNとして計算した[M+H]:495.2;実測値:495.2。
【0687】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エタノールの調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールと同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エタノール(5mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C2224ClNとして計算した[M+H]:411.2;実測値:411.1。
【0688】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)酢酸(64)の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(6−(4−クロロフェニル)−8−メチルテトラゾロ[1,5−a]キノリン−7−イル)酢酸(4.9mg)を調製した。
【0689】
【化148-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2222ClNとして計算した[M+H]:425.1;実測値:425.1。
【0690】
(実施例65:(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(65A)および(S)−2−(1−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(65B))
【0691】
【化149-1】
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(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールおよび(S)−1−ベンジル−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(8J)(16mg、0.03mmol)のDMF(1mL)溶液に、水素化ナトリウム(7mg、60%油、0.17mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌し、臭化ベンジル(6μL、0.05mmol)を加えた。この混合物をさらに90分間撹拌し、水でクエンチし、12時間放置した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)によって精製し、(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノール(3.1mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2930ClNOとして計算した[M+H]:476.2;実測値:476.1。(S)−1−ベンジル−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンも6.1mg単離した。LCMS−ESI(m/z):LCMS−ESI(m/z)で計算した[M+H]:C2931ClNOとして計算した[M+H]:476.2;実測値:476.2。
【0692】
(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシエタノールを用い、(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(65A)(3.3mg)を調製した。
【0693】
【化149-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2929ClNOとして計算した[M+H]:490.2;実測値:490.2。
【0694】
(S)−2−(1−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:実施例29の化合物((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)酢酸と同様の様式で、但し、((S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−モルホリノキノリン−6−イル)エタノールの代わりに(S)−1−ベンジル−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンを用い、(S)−2−(1−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(65B)(5.4mg)を調製した。
【0695】
【化149-3】
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LCMS−ESI(m/z):C2929ClNOとして計算した[M+H]:490.2;実測値:490.2;LCMS−ESI(m/z):C2927ClNOとして計算した[M+H]:488.2;実測値:488.0。
【0696】
(実施例66:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−メトキシ−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸:(66))
【0697】
【化150-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−メトキシ−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例65の化合物(S)−2−(2−(ベンジルオキシ)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と同様の様式で、但し、臭化ベンジルの代わりにヨードメタンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−メトキシ−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(66)(2.3mg)を調製した。
【0698】
【化150-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2325ClNOとして計算した[M+H]:414.1;実測値:414.2;LCMS−ESI(m/z):C2323ClNOとして計算した[M+H]:412.1;実測値:412.0。
【0699】
(実施例67:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(67))
【0700】
【化151-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸
実施例65の化合物(S)−2−(1−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と同様の様式で、但し、臭化ベンジルの代わりにヨードメタンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−1,7−ジメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(67)(2.0mg)を調製した。
【0701】
【化151-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2325ClNOとして計算した[M+H]:414.1;実測値:414.2;LCMS−ESI(m/z):C2323ClNOとして計算した[M−H]:412.1;実測値:412.0。
【0702】
(実施例68:(S)−2−((R)−1−ベンジル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(68))
【0703】
【化152-1】
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(S)−2−((R)−1−ベンジル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
実施例65の化合物(S)−2−(1−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−((R)−1−ベンジル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(68)(1.0mg)を調製した。
【0704】
【化152-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3433として計算した[M+H]:549.2;実測値:549.1;LCMS−ESI(m/z):C3431として計算した[M−H]:547.22;実測値:547.1。
【0705】
(実施例69:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(69))
【0706】
【化153-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例36の化合物)(50mg、0.08mmol)の1,2−ジメトキシエタン溶液に、チオフェン−2−イルボロン酸(15mg、0.114mmol)、2M炭酸カリウム(0.15mL、0.30mmol)およびPd(PPh(9mg、0.008mmol)を加え、得られた溶液を、アルゴンを用いて5分間脱気した。次いで、マイクロ波反応器中、混合物を110℃で20分間加熱した。未精製反応物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、褐色の膜を得た(23.2mg)。LCMS−ESI(m/z):C3639Sとして計算した[M+H]:595.26;実測値:595.48。
【0707】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:テトラヒドロフランおよびメタノール(5:1、3mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(23mg、0.039mmol)の溶液に、1M水酸化ナトリウム(2mL)を加え、反応物を45℃で一晩加熱した。1M水酸化ナトリウムをさらに2mL加え、反応物を室温で週末にわたって撹拌した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、黄色の膜を得た(14mg)。LCMS−ESI(m/z):C3131Sとして計算した[M+H]:511.20;実測値:511.40。
【0708】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(69)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)エタノールの含水アセトニトリル溶液に、0℃で0.4MのCrO/HIO(0.206mL、0.082mmol)を加えた。この溶液を0℃で3時間撹拌し、0.4MのCrO/HIO(0.082mmol)をさらに加えた。1MのNaHPO・2HOを用いて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、逆相HPLC(Gemini、10〜55%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥し、黄色の粉末を得た(4mg)。
【0709】
【化153-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3129Sとして計算した[M+H]:425.18;実測値:425.25。
【0710】
(実施例70:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(70))
【0711】
【化154-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例69の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するための手順を用い、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、チオフェン−2−イルボロン酸の代わりに1H−ピラゾール−5−イルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(lH−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(70)を調製した。さらに、第2の工程で、未精製抽出物をアセトニトリルと共に2回蒸発させ、最終工程で、CrO/HIOを一度に加え、2時間撹拌した。
【0712】
【化154-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2525ClNとして計算した[M+H]:450.15;実測値:450.62。
【0713】
(実施例71:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(71))
【0714】
【化155-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例69の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(チオフェン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するための手順を用い、但し、チオフェン−2−イルボロン酸の代わりに1H−ピラゾール−5−イルボロン酸を用い、第2の工程で未精製抽出物をアセトニトリルと共に2回蒸発させ、最終工程で、CrO/HIOを一度に加え、2時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(71)を調製した。
【0715】
【化155-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3029として計算した[M+H]:509.21;実測値:509.26。
【0716】
(実施例72:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(72))
【0717】
【化156-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例71の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(lH−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸を調製するための手順を用い、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにピリミジン−5−イルボロン酸を用い、最終反応物を1時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(72)を調製した。
【0718】
【化156-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3129として計算した[M+H]:521.21;実測値:521.18。
【0719】
(実施例73:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(73))
【0720】
【化157-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例70の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のために使用される手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにピリジン−4−イルボロン酸を用い、最終工程で、反応物を3時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(73)を調製した。
【0721】
【化157-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2725ClNとして計算した[M+H]:461.16;実測値:461.64。
【0722】
(実施例74:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(74))
【0723】
【化158-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例73の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、ピリジン−4−イルボロン酸の代わりにピリジン−3−イルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(74)を調製した。
【0724】
【化158-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2726ClNとして計算した[M+H]:461.16;実測値:461.00。
【0725】
(実施例75:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(75))
【0726】
【化159-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例71の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにピリジン−4−イルボロン酸を用い、最終反応物を1時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(75)を調製した。
【0727】
【化159-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3230として計算した[M+H]:520.22;実測値:520.22。
【0728】
(実施例76:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(チアゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(76))
【0729】
【化160-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(チアゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例70の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにチアゾール−4−イルボロン酸を用い、最終工程で、反応物を1.5時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(チアゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(76)を調製した。
【0730】
【化160-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2524ClNSとして計算した[M+H]:467.11;実測値:467.49。
【0731】
(実施例77:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(77))
【0732】
【化161-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例70の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりに4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、最終工程で、反応物を1時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(77)を調製した。
【0733】
【化161-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2525ClNとして計算した[M+H]:450.15;実測値:450.53。
【0734】
(実施例78:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(78))
【0735】
【化162-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例71の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりに4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(78)を調製した。
【0736】
【化162-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3029として計算した[M+H]:509.21;実測値:509.07。
【0737】
(実施例79:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(79))
【0738】
【化163-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物;50mg、0.08mmol)の1,2−ジメトキシエタン(1mL)溶液に、2−(トリブチルスタンニル)ピリジン(0.040mL、0.125mmol)およびPd(PPhを加え、反応混合物をアルゴンで5分間脱気した。マイクロ波反応器中で反応物を20分間110℃に加熱した。未精製反応混合物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、透明な油状物を得た(45.2mg)。LCMS−ESI(m/z):C3236ClNとして計算した[M+H]:531.23;実測値:531.68。
【0739】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:テトラヒドロフランおよびメタノール(5:1、1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(45.2mg、0.085mmol)の溶液に、1M水酸化ナトリウム(2mL)を加え、反応物を45℃で一晩加熱した。反応物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。未精製抽出物をアセトニトリルと共に2回蒸発させ、透明油状物を得た(33.8mg)。LCMS−ESI(m/z):C2728ClNとして計算した[M+H]:447.18;実測値:447.72。
【0740】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(79)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)エタノール(33.8mg、0.076mmol)の含水アセトニトリル溶液に、0℃で0.4M CrO/HIO(1.13mL、0.454mmol)を加え、反応物を0℃で2時間撹拌した。1M NaHPO・2HOを用いて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、逆相HPLC(Gemini、10〜70%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、白色アモルファス粉末を得た(5.1mg)。
【0741】
【化163-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2726ClNとして計算した[M+H]:461.16;実測値:461.91。
【0742】
(実施例80:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(80))
【0743】
【化164-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例79の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、第1の工程で触媒量の塩化リチウムを用い、最終工程では1時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(80)を調製した。
【0744】
【化164-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3230として計算した[M+H]:520.22;実測値:520.23。
【0745】
(実施例81:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(81))
【0746】
【化165-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例71の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにピリジン−3−イルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(81)を調製した。
【0747】
【化165-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3230として計算した[M+H]:520.22;実測値:520.22。
【0748】
(実施例82:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(82))
【0749】
【化166-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例79の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを用い、第1の工程で触媒量の塩化リチウムを用い、最終反応物を3時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(82)を調製した。
【0750】
【化166-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2627ClNとして計算した[M+H]:464.17;実測値:464.51。
【0751】
(実施例83:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(83))
【0752】
【化167-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例80の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに1−メチル−5−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを用い、第1の反応は25分間行いかつ触媒量の塩化リチウムを用い、第2の工程では45℃で一晩の代わりに室温で週末にわたって撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(83)を調製した。
【0753】
【化167-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3131として計算した[M+H]:523.23;実測値:523.28。
【0754】
(実施例84:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(84))
【0755】
【化168-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例80の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに1−メチル−2−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを用い、第1の工程で触媒量の塩化リチウムを用い、第2の工程では45℃で一晩の代わりに室温で週末にわたって撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(84)を調製した。
【0756】
【化168-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3131として計算した[M+H]:523.23;実測値:523.12。
【0757】
(実施例85:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(85))
【0758】
【化169-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例80の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに1−メチル−4−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを用い、第1の工程で触媒量の塩化リチウムを用い、25分間加熱し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(85)を調製した。第2の工程は、室温で週末にわたって行い、その後、45℃で4時間行った。
【0759】
【化169-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3131として計算した[M+H]:523.23;実測値:523.28。
【0760】
(実施例86:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(86))
【0761】
【化170-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例79の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに1−メチル−4−(トリブチルスタンニル)−1H−イミダゾールを用い、第1の工程で触媒量の塩化リチウムを用い、20分の代わりに25分間加熱し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(86)を調製した。最終工程で、反応物を4時間撹拌した。
【0762】
【化170-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2627ClNとして計算した[M+H]:464.17;実測値:464.48。
【0763】
(実施例87:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸:(87))
【0764】
【化171-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例70の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(1H−ピラゾール−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、1H−ピラゾール−5−イルボロン酸の代わりにピリミジン−5−イルボロン酸を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(ピリミジン−5−イル)キノリン−6−イル)酢酸(87)を調製した。
【0765】
【化171-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2625ClNとして計算した[M+H]:462.15;実測値:462.45。
【0766】
(実施例88:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリダジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(88))
【0767】
【化172-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリダジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例80の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(トリブチルスタンニル)ピリジンの代わりに4−(トリブチルスタンニル)ピリダジンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリダジン−4−イル)キノリン−6−イル)酢酸(88)を調製した。第1の工程は、触媒量の塩化リチウムを用いて行い、最後の工程は、完了させるのに、さらに1mLの0.4M CrO/HIOと3滴の水を必要とした。
【0768】
【化172-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3129として計算した[M+H]:521.21;実測値:521.18。
【0769】
(実施例89:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(5−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(89))
【0770】
【化173-1】
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(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(5−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(50mg、0.126mmol)および5−クロロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン(74mg、0.252mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン溶液に、2M炭酸カリウム(0.252mL、0.504mmol)およびPd(PPh(15mg、0.013mmol)を加え、反応物をアルゴンで5分間脱気した。マイクロ波反応器中、反応物を30分間110℃に加熱した。未精製反応物をシリカに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色油状物を得た(44mg)。LCMS−ESI(m/z):C2732ClNとして計算した[M+H]:483.20;実測値:483.93。
【0771】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(5−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(89)の調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(5−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−6−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(44mg、0.092mmol)のテトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、3mL)溶液に、水酸化リチウム(11mg、0.459mmol)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。未精製物質を逆相HPLC(Gemini、10〜48%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の精製物を凍結乾燥し、黄色粉末を得た(3.8mg)。
【0772】
【化173-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2528ClNとして計算した[M+H]:455.17;実測値:455.51。
【0773】
(実施例90:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(90))
【0774】
【化174-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(200mg、0.33mmol)および鉄(III)アセチルアセトナト(6mg、0.017mmol)の無水テトラヒドロフラン/1−メチル−2−ピロリジノン(5mL/0.5mL)溶液に、0℃でテトラヒドロフラン中の2.9M臭化イソプロピルマグネシウム(0.149mL、0.431mmol)を滴下した。反応物を室温で3時間加熱した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、濃縮した。未精製反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色油状物を得た(77mg)。LCMS−ESI(m/z):C3039ClNOとして計算した[M+H]:496.25;実測値:496.83。
【0775】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(77mg、0.156mmol)のテトラヒドロフラン/メタノール(2:1、1mL)溶液に、1M水酸化ナトリウム(2mL)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄した。次いで、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した後、アセトニトリルと共に蒸発させ、透明油状物を得た(62mg)。LCMS−ESI(m/z):C2531ClNOとして計算した[M+H]:412.20;実測値:412.96。
【0776】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(90)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−イソプロピル−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(62mg、0.149mmol)の含水アセトニトリル溶液に、0℃で0.4M CrO/HIO(2.24mL、0.897mmol)を滴下し、0℃で3時間撹拌した。2M NaHPO・2HOで反応をクエンチし、逆相HPLC(Gemini、15〜56%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、白色粉末を得た(38mg)。
【0777】
【化174-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2529ClNOとして計算した[M+H]:426.18;実測値:426.78。
【0778】
(実施例91:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(91)
【0779】
【化175-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレート(実施例26の化合物)(200mg、0.332mmol)の1,2−ジメトキシエタン溶液に、イミダゾール(226mg、3.32mmol)を加え、反応物を密封し、一晩95℃に加熱した。未精製反応混合物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色油状物を得た(33.2mg)。LCMS−ESI(m/z):C3035ClNとして計算した[M+H]:520.23;実測値:520.35。
【0780】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:テトラヒドロフランおよびメタノール(5:1、1mL)中の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(39.2mg、0.075mmol)の溶液に1M水酸化ナトリウム(2mL)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。未精製抽出物をアセトニトリルと共に2回蒸発させ、透明白色油状物を得た(32.1mg)。LCMS−ESI(m/z):C2527ClNとして計算した[M+H]:436.17;実測値:436.86。
【0781】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(91)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(32.1mg、0.074mmol)の含水アセトニトリル溶液に、0℃で0.4M CrO/HIO(1.1mL、0.442mmol)を加え、反応物を0℃で3時間撹拌した。1M NaHPO・2HOを用いて反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、逆相HPLC(Gemini、10〜55%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、白色アモルファス粉末を得た(11.1mg)。
【0782】
【化175-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2525ClNとして計算した[M+H]:450.15;実測値:450.59。
【0783】
(実施例92:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(92))
【0784】
【化176-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例91の(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、イミダゾールの代わりにN,2−ジメチルプロパン−1−アミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(92)を調製した。
【0785】
【化176-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3238として計算した[M+H]:528.28;実測値:528.34。
【0786】
(実施例93:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(エチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(93))
【0787】
【化177-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(エチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例92の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、N,2−ジメチルプロパン−1−アミンの代わりにN−エチル−N−メチルアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(エチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(93)を調製した。
【0788】
【化177-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3034として計算した[M+H]:500.25;実測値:500.32。
【0789】
(実施例94:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)キノリン−6−イル)酢酸(94))
【0790】
【化178-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例92の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、N,2−ジメチルプロパン−1−アミンの代わりにピロリジンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピロリジン−1−イル)キノリン−6−イル)酢酸(94)を調製した。
【0791】
【化178-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3134として計算した[M+H]:512.25;実測値:512.18。
【0792】
(実施例95:(S)−2−((R)−2−(アゼチジン−1−イル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(95))
【0793】
【化179-1】
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(S)−2−((R)−2−(アゼチジン−1−イル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸
実施例92の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、N,2−ジメチルプロパン−1−アミンの代わりにアゼチジンを用い、(S)−2−((R)−2−(アゼチジン−1−イル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(95)を調製した。
【0794】
【化179-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3032として計算した[M+H]:498.23;実測値:498.14。
【0795】
(実施例96:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(96))
【0796】
【化180-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例92の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、N,2−ジメチルプロパン−1−アミンの代わりにジメチルアミンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(ジメチルアミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(96)を調製した。
【0797】
【化180-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2932として計算した[M+H]:486.23;実測値:486.25。
【0798】
(実施例97:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(97))
【0799】
【化181-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)酢酸(97)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(実施例98の化合物98)の合成の副生成物として、化合物97を単離した。
【0800】
【化181-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2727として計算した[M+H]:459.51;実測値:459.20。
【0801】
(実施例98:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(98))
【0802】
【化182-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸
実施例92の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(イソブチル(メチル)アミノ)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、N,2−ジメチルプロパン−1−アミンの代わりにイミダゾールを用い、最後の工程は、さらに6当量の0.4 CrO/HIOを反応物中に2時間で加え、次いで、さらに3時間撹拌し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(98)を調製した。
【0803】
【化182-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3029として計算した[M+H]:509.21;実測値:509.14。
【0804】
(実施例99:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(ジフルオロメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(99))
【0805】
【化183】
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【0806】
【化184-1】
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(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(500mg、1.27mmol)のジクロロメタン(13mL)溶液に、0℃で3−クロロペルオキシ安息香酸(269mg、77%、1.21mmol)を加え、反応混合物を3時間かけて室温までゆっくりと加温した。反応混合物を酢酸エチルと水とに分配し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサンおよびメタノール/酢酸エチル)によって精製し、黄色油状物を得た(497mg、95%)。LCMS−ESI(m/z):C1924BrNOとして計算した[M]:410.3;実測値:410.8。
【0807】
(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:(S)−5−ブロモ−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(497mg、1.21mmol)の酢酸(12mL)溶液を80℃で15分間加熱した。この溶液に、無水酢酸(1.37mL、14.5mmol)を加え、得られた溶液を110℃で2時間加熱した。反応混合物を50℃まで冷却し、メタノール(6mL)を加え、1時間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた油状物をテトラヒドロフラン(20mL)に溶かし、これに6M水酸化カリウム(20mL)を加え、1時間撹拌した。生成物を酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色油状物を得た(366mg、74%)。LCMS−ESI(m/z):C1925BrNOとして計算した[M+H]:411.3;実測値:410.7。
【0808】
(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−ホルミル−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(200mg、0.49mmol)の無水ジクロロメタン(13mL)溶液に、0℃でDess−Martinペルヨージナン(248mg、0.58mmol)を加え、反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンと水とに分配し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、白色固体を得た(160mg、80%)。LCMS−ESI(m/z):C1923BrNOとして計算した[M+H]:408.07;実測値:408.88,410.14。
【0809】
(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:Fluolead(392mg、1.57mmol)の無水ジクロロメタン(2mL)溶液に、0℃で(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−ホルミル−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(160mg、0.39mmol)を無水ジクロロメタン(2mL)溶液として加え、反応混合物を一晩かけて室温までゆっくりと加温した。反応混合物を0.5M水酸化ナトリウム(10mL)でクエンチし、1時間撹拌し、ジクロロメタンと0.5M水酸化ナトリウムとに分配し、有機層を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、白色固体を得た(137mg、81%)。LCMS−ESI(m/z):C1923BrNOとして計算した[M+H]:430.08;実測値:430.61,431.85。
【0810】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(ジフルオロメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(70mg、0.16mmol)の1,2−ジメトキシエタン(2mL)溶液に2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸HCl塩(82mg、0.325mmol)、2M炭酸カリウム(0.326mL、0.65mmol)およびPd(PPh(19mg、0.016mmol)を加えた。反応混合物にアルゴンを5分間注入し、次いで、マイクロ波で100℃で40分間加熱した。反応混合物をシリカに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、褐色の膜を得た(35mg、41%)。LCMS−ES(m/z):C3031として計算した[M+H]:521.22;実測値:521.20。
【0811】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(ジフルオロメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(99)の調製:テトラヒドロフランおよびエタノール(1:1、2.4mL)中の(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(ジフルオロメチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(35mg、0.07mmol)の溶液に、水0.6mL中の水酸化リチウム(8mg、0.34mmol)を加えた。反応物を一晩45℃に加熱した。反応混合物を逆相HPLC(Gemini、15から55%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、黄色粉末を得た(15.9mg)。
【0812】
【化184-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2827として計算した[M+H]:493.19;実測値:493.12。
【0813】
(実施例100:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(100))
【0814】
【化185-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(500mg、1.27mmol)および4−クロロフェニルボロン酸(238mg、1.52mmol)の1,2−ジメトキシエタン(8mL)溶液に、Pd(PPh(147mg、0.13mmol)および2M炭酸カリウム(1.91mL)を加えた。反応物をアルゴンで15分間脱気し、次いで、マイクロ波反応器中、20分間110℃に加熱した。未精製反応物をシリカに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、桃色の泡状物を得た(489mg)。LCMS−ESI(m/z):C2529ClNOとして計算した[M+H]:426.18;実測値:426.75。
【0815】
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシドの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(489mg、1.15mmol)の無水ジクロロメタン溶液に、0℃で3−クロロペルオキシ安息香酸(243mg、77%、1.09mmol)を加え、反応物を3時間撹拌した。未精製反応物をシリカゲルに吸収させ、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン、メタノール/酢酸エチル)によって精製し、白色泡状物を得た(261mg)。LCMS−ESI(m/z):C2529ClNOとして計算した[M+H]:442.17;実測値:442.88。
【0816】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(4−クロロフェニル)−2,7−ジメチルキノリン1−オキシド(261mg、0.59mmol)の酢酸(6mL)溶液を15分間80℃に加熱した。この溶液に、無水酢酸(0.67mL、7.09mmol)を加え、得られた溶液を110℃で2時間加熱した。反応混合物を50℃まで冷却し、メタノール3mLを加え、1時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた油状物をテトラヒドロフランに溶かし、6M水酸化カリウムを加え、pHを12に調節し、3時間撹拌した。次いで、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、濃縮した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、透明油状物を得た(213mg)。LCMS−ESI(m/z):C2529ClNOとして計算した[M+H]:442.17;実測値:442.69。
【0817】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ホルミル−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(160mg、0.36mmol)の無水ジクロロメタン溶液に、0℃でDess−Martinペルヨージナン(184mg、0.43mmol)を加え、反応物を0℃で1時間撹拌した。次いで、水を用いて反応をクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、濃縮した。未精製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、透明油状物を得た(139mg)。LCMS−ESI(m/z):C2527ClNOとして計算した[M+H]:440.16;実測値:440.55。
【0818】
(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−ホルミル−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(139mg、0.32mmol)の無水ジクロロメタン(3mL)溶液に、0℃でFluolead(174mg、0.695mmol)を加え、反応物を0℃で0.5時間撹拌し、次いで、一晩かけて室温まで加温した。0.5M水酸化ナトリウムを用いて反応をクエンチし、1時間撹拌した。未精製生成物をジクロロメタンで抽出し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、透明油状物を得た(111mg)。LCMS−ESI(m/z):C2527ClFNOとして計算した[M+H]:462.16;実測値:462.54。
【0819】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(100)の調製:(S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)アセテート(111mg、0.24mmol)のテトラヒドロフラン:エタノール:水(2:2:1、3mL)溶液に、水酸化リチウム(29mg、1.2mmol)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。未精製生成物を逆相HPLC(Gemini、20〜29%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、白色粉末を得た(77.5mg)。
【0820】
【化185-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2323ClFNOとして計算した[M+H]:434.88;実測値:434.47。
【0821】
(実施例101:(S)−2−(1−(2−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(101))
【0822】
【化186-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オンの調製:(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(8K)(0.5175g、1.34mmol)のDMF(5.0mL)溶液に、イミダゾール(0.204g、4.02mmol)を加えた後、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(0.243g、1.61mmol)を0℃で加えた。反応混合物を一晩かけて室温まで加温した。さらなるイミダゾール(0.2g)およびtert−ブチルジメチルシリルクロリド(0.30g)を加え、混合物をさらに2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、20から60%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色泡状物を得た(0.500g)。LCMS−ESI(m/z):C2839ClNOSiとして計算した[M+H]:501.1;実測値:500.3、502.2。
【0823】
(S)−2−(トリメチルシリル)エチル 2−(6−(1−tert−ブトキシ−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)エチルカルバメートの調製:(S)−6−(1−tert−ブトキシ−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチルキノリン−2(1H)−オン(0.4061g、0.812mmol)のDMF(8.0mL)溶液に、カリウム tert−ブトキシド(0.137g、1.22mmol)を加え、混合物を30分間撹拌した。2−(トリメチルシリル)エチル 2−ブロモエチルカルバメート(0.327g、1.22mmol)のDMF(1mL)溶液を加え、反応混合物を一晩かけて室温までゆっくりと加温した。反応混合物を0℃まで冷却し、カリウム tert−ブトキシド(0.200g)を加え、得られた反応混合物を30分間撹拌した。2−(トリメチルシリル)エチル 2−ブロモエチルカルバメート(0.5g)のDMF(1mL)溶液を加え、反応混合物を一晩かけて室温まで加温した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、5%塩化リチウム溶液で洗浄し(2回)、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、10から50%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、所望の生成物を黄色泡状物として得た(0.2725g)。あるO−アルキル化副生成物も観察された。LCMS−ESI(m/z):C3656ClNSiとして計算した[M+H]:688.5;実測値:687.1、689.1。
【0824】
(S)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル 2−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)エチルカルバメートの調製:(S)−2−(トリメチルシリル)エチル 2−(6−(1−tert−ブトキシ−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)エチルカルバメート(0.456g、0.663mmol)のTHF(6.6mL)溶液に、0℃でTHF中の1M TBAF(1.99mL、1.99mmol)を加え、反応混合物を一晩かけて室温まで加温した。反応混合物を0℃まで冷却し、さらにTHF中の1M TBAF(1.0mL、1.0mmol)を加え、8時間かけて室温まで加温した。反応混合物を0℃まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(1.0mL)および9−フルオレニルメトキシカルボニルクロリド(0.257g、0.995mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩、激しく撹拌し、酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、30から70%酢酸エチル/ヘキサン)によって生成し、白色泡状物を得た(0.389g)。LCMS−ESI(m/z):C3940ClNとして計算した[M+H]:652.2;実測値:651.2,652.2,653.2。
【0825】
(S)−2−(1−(2−(((9H−フルオレン−9−イル)メトキシ)カルボニルアミノ)エチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(101)の調製:(S)−(9H−フルオレン−9−イル)メチル 2−(6−(1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−オキソキノリン−1(2H)−イル)エチルカルバメート(0.3443g、0.529mmol)のジクロロメタン(5.0mL)溶液にDess−Martinペルヨージナン(0.449g、1.06mmol)を加えた。反応混合物を1.5時間かけて室温まで加温し、チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、さらに精製することなく次の工程で使用した。LCMS−ESI(m/z):C3938ClNとして計算した[M+H]:650.2;実測値:649.1、650.1。
【0826】
アセトニトリル(5.0mL)および1M NaHPOバッファー(5.0mL)中の上記残渣の溶液に80%亜塩素酸ナトリウム(0.44g、1.587mmol)を加えた。反応混合物を1.5時間撹拌し、水および酢酸エチルで希釈した。1N HCl溶液を用い、pHを約5に調節し、有機層を塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0から10%メタノール/ジクロロメタン)によって精製し、黄色粉末を得た(0.1943g)。
【0827】
【化186-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C3938ClNとして計算した[M+H]:666.2;実測値:665.1,666.1。
【0828】
2−(トリメチルシリル)エチル 2−ブロモエチルカルバメートの調製:Sekineら、Lett.Org.Chem.2004、1、179−182にしたがって、クロロギ酸トリメチルシリルエチルを調製した。THF(20mL)中の2−ブロモエチルアミン臭化水素酸塩(1.0g、4.88mmol)の混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、その後、未精製クロロギ酸トリメチルシリルエチル(8.8g、14.64mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、濃縮し、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム溶液とに分配した。水層を酢酸エチルで抽出し(2回)、有機層を合わせて乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、無色油状物を得た(1.321g)。
【0829】
【化186-3】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例102:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102B))
【0830】
【化187-1】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテートの調製:5〜10mLマイクロ波バイアル中、(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(5H)(82.4mg、0.21mmol)をDMA4.0mLに溶解させた。これに、2−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(110mg、0.37mmol)、Pd(PPh(24.2mg、0.021mmol)および2M KCO 225μLを加え、反応容器を密封し、80℃で4時間、熱によって加熱した。混合物をEtOAcで400%まで希釈し、5%LiClで洗浄し(8mL×4回)、飽和NHClおよび塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、抽出物を減圧下で濃縮し、シリカゲルでヘプタン中のEtOAcを用いたクロマトグラフィーにより、所望の生成物が生じた(42.4mg、0.088mmol)。LCMS−ESI(m/z):C3134NOとして計算した[M+H]:483.6;実測値:484.47、485.49。
【0831】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102A)および(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102B)の調製:(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)アセテート(42.4mg、0.088mmol)のTHF−MeOH−HO(3:1:1、v/v/v、10mL)溶液にLiOH(170mg、4.05mmol)を加え、反応物を23℃で一晩撹拌した。加水分解は不完全であったため、NaOH(約200mg)を加え、混合物を23℃でさらに90分間撹拌した。反応物をEtOAcで400%まで希釈し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で濃縮した後、調製HPLC精製し、2種類のアトロプ異性体混合物を生じた。
【0832】
一番目に溶出するアトロプ異性体混合物は、主要な構成要素としての(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102A)、および不純物としての(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸の95:5混合物(NMRによって決定される比率)であった。
【0833】
【化187-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2930NOとして計算した[M+H]:456.5;実測値:456.44。
【0834】
他のアトロプ異性体である(S)−2−tert−ブトキシ−2−((S)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸(102B)(これは、後に溶出され、不純物としての(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロベンゾ[de]クロメン−7−イル)−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)酢酸との混合物(2.61:1(NMRによって決定される比率))の混合物として得た。)
【0835】
【化187-3】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2930NOとして計算した[M+H]:456.5;実測値:456.44。
【0836】
(実施例103:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2,7−ジメチル−5−(3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン−8−イル)キノリン−6−イル)酢酸(103)
【0837】
【化188-1】
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5−ブロモ−1−(2−クロロエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−オールの調製:丸底フラスコ中、3−クロロプロパン酸(8.44g、89.3mmol、20当量)を、THF15mL中の5−ブロモキノリン−8−オール(1g、4.46mmol、1当量)に0℃で加えた。NaBH(759mg、20mmol、4.5当量)を0℃で50分かけて滴下した。反応物を0℃で30分間撹拌し、次いで、2時間80℃に加熱した。反応物を冷却した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、未精製5−ブロモ−1−(2−クロロエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−オールを得た。LCMS−ESI(m/z):C1114BrClNOとして計算した[M+H]:291.58;実測値:292.0。
【0838】
8−ブロモ−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリンの調製:上記の反応粗製物をMeOH 20mLに溶解させた。2N NaOH水溶液50mLを加えた。反応物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、8−ブロモ−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリンを淡青色固体として得た(374mg、33%)。LCMS−ESI(m/z):C1113BrNOとして計算した[M+H]:255.12;実測値:255.41。
【0839】
8−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリンの調製:丸底フラスコに、ジオキサン3mL中の8−ブロモ−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン(104mg、0.409mmol、1当量)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’,−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(208mg、0.818mmol、2当量)、Pd(dppf)Cl(33mg、10%)およびKOAc(201mg、5当量)を入れた。反応物をAr下、80℃で一晩加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、8−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリンを淡青色固体として得た(146mg、100%)。LCMS−ESI(m/z):C1725BNOとして計算した[M+H]:302.19;実測値:302.2。
【0840】
(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(2,7−ジメチル−5−(3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン−8−イル)キノリン−6−イル)アセテートの調製:Smithプロセスバイアルに、(S)−エチル2−(5−ブロモ−2,7−ジメチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(52mg、0.133mmol、1当量)、8−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン(48mg、0.159mmol)、Pd(PPh(15mg、10%)を入れ、窒素を流した。ジメトキシエタン(1.6mL)および2M KCO(0.24mL、0.48mmol)を加えた。反応物を油浴中、80℃で5時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(2,7−ジメチル−5−(3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン−8−イル)キノリン−6−イル)アセテートをアトロプ異性体混合物(39mg、60%)として得た。LCMS−ESI:C3037として計算した:489.52[M+H];実測値:489.3。
【0841】
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−(2,7−ジメチル−5−(3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン−8−イル)キノリン−6−イル)酢酸(103)の調製:テトラヒドロフラン(0.5mL)およびエタノール(2mL)中の(2S)−エチル2−tert−ブトキシ−2−(2,7−ジメチル−5−(3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−[1,4]オキサジノ[2,3,4−ij]キノリン−8−イル)キノリン−6−イル)アセテート(39mg)および2M水酸化ナトリウム(0.8mL)の溶液を60℃で8時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、塩水で洗浄した。水層を酢酸エチルで逆抽出し、有機層を合わせて乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、逆相HPLC(Gemini、5から100%ACN/HO+0.1%TFA)によって精製した。生成物を凍結乾燥し、橙色粉末を得た(18mg)。
【0842】
【化188-2】
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LCMS−ESI:C2833として計算した:461.56[M+H];実測値:461.3。
【0843】
(実施例104:化合物104および105)
化合物104および105を、上記実施例で示したのと似た方法によって調製した。
【0844】
【表2】
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(実施例105:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(3−メチルピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(106))
【0845】
【化189-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(3−メチルピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例80の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(ピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、但し、2−(ジブチル(ペンチル)スタンニル)−3−メチルピリジンおよび触媒量のヨウ化銅を第1の反応に加え、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(3−メチルピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸(106)を調製した。
【0846】
【化189-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3332として計算した[M+H]:534.23;実測値:534.27。
【0847】
(実施例106:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(4−メチルピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(107))
【0848】
【化190-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(4−メチルピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸
実施例105の(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(3−メチルピリジン−2−イル)キノリン−6−イル)酢酸のための手順にしたがって、2−(ジブチル(ペンチル)スタンニル)−3−メチルピリジンの代わりに3−(ジブチル(ペンチル)スタンニル)−4−メチルピリジンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(4−メチルピリジン−3−イル)キノリン−6−イル)酢酸(107)を調製した。
【0849】
【化190-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3332として計算した[M+H]:534.23;実測値:534.34。
【0850】
(実施例107:(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(ジフルオロメチル)−7−メチル−5−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)キノリン−6−イル)酢酸(108))
【0851】
【化191-1】
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(S)−2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸の調製:(S)−2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸を、実施例99から(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを生成する反応の副生成物として単離した。LCMS−ESI(m/z):C1721BrNOとして計算した[M+H]:382.06;実測値:382.72。
【0852】
(S)−メチル2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:無水ジクロロメタンおよびメタノール(1:1、20mL)中の(S)−2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(3.6g、9.4mmol)の溶液に(トリメチルシリル)ジアゾメタン(ヘキサン中2M、5.17mL、10.34mmol)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。さらに2mLの(トリメチルシリル)ジアゾメタンを加え、2時間撹拌した後、さらに1mLの(トリメチルシリル)ジアゾメタンを1時間かけて加え、次いで、1mLの(トリメチルシリル)ジアゾメタンを加え、一晩放置した。さらに3.5mLの(トリメチルシリル)ジアゾメタンを加え、1時間撹拌した。酢酸30mLを加えて反応をクエンチし、15分間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、次いで、シリカに吸収させた。未精製反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、黄色泡状物を得た(2.37g)。LCMS−ESI(m/z):C1823BrNOとして計算した[M+H]:396.07;実測値:396.71。
【0853】
(S)−メチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの調製:(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートの代わりに(S)−メチル2−(5−ブロモ−2−(ヒドロキシメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートを用い、実施例99の(S)−エチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテートと同様に調製した。LCMS−ESI(m/z):C1821BrFNOとして計算した[M+H]:416.06;実測値:416.75。
【0854】
(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(2−(ジフルオロメチル)−7−メチル−5−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)キノリン−6−イル)アセテートの調製:テトラヒドロフランおよび水(1mLおよび0.1mL)中の(S)−メチル2−(5−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシアセテート(50mg、0.12mmol)の溶液に4,4,5,5−テトラメチル−2−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(42mg、0.18mmol)、リン酸カリウム(84mg、0.36mmol)および(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)クロリド メチル−t−ブチルエーテル付加物、(SPhos)パラジウム(II)フェネチルアミンクロリド(8.1mg、0.012mmol)を加えた。マイクロ波反応器中、反応物を110℃で30分間加熱し、次いで、シリカに吸収させた。未精製反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、透明白色油状物を得た(44.7mg)。LCMS−ESI(m/z):C2632NOとして計算した[M+H]:444.23;実測値:444.54。
【0855】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−(2−(ジフルオロメチル)−7−メチル−5−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)キノリン−6−イル)酢酸(108)の調製:テトラヒドロフラン:メタノール:水(2:2:1、2mL)中の(S)−メチル2−tert−ブトキシ−2−(2−(ジフルオロメチル)−7−メチル−5−(スピロ[2.5]オクタ−5−エン−6−イル)キノリン−6−イル)アセテート(44.7mg、0.101mmol)の溶液に水酸化リチウム(12mg、0.504mmol)を加え、反応物を一晩50℃に加熱した。反応物をアセトニトリルで希釈し、逆相HPLC(Gemini、15から95 ACN/HO+0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、白色粉末を得た(29.2mg)。
【0856】
【化191-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2530NOとして計算した[M+H]:430.21;実測値:430.32。
【0857】
(実施例108:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(109))
【0858】
【化192-1】
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(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−6−イル)エチルピバレート(100mg、0.189mmol)および炭酸銀(156mg、0.567mmol)のベンゼン:ジクロロエタン(1:1、1mL)溶液に、(ブロモメチル)シクロプロパン(0.037mL、0.38mmol)を加え、反応物を45℃で一晩加熱した。未精製反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製し、褐色油状物を得た(65.8mg)。LCMS−ESI(m/z):C3643として計算した[M+H]:583.31;実測値:583.67。
【0859】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(65.8mg、0.113mmol)のテトラヒドロフラン:メタノール(5:1、3mL)溶液に1M水酸化ナトリウム(3mL)を加え、反応物を45℃で一晩加熱した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液を濃縮し、次いで、アセトニトリルと共に2回蒸発させ、褐色油状物を得た(55mg)。LCMS−ESI(m/z):C3135として計算した[M+H]:499.25;実測値:499.54。
【0860】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(109)の調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−2−(シクロプロピルメトキシ)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(55mg、0.11mmol)の含水アセトニトリル(2mL)溶液に、CrO/HIO(0.4M、1.65mL、0.662mmol)を0℃で加えた。反応物を3時間撹拌し、次いで、メタノールで希釈した。未精製物質を逆相HPLC(Gemini、15から65%ACN/HO=0.1%TFA)によって精製し、所望の生成物を凍結乾燥し、黄色粉末を得た(18.1mg)。
【0861】
【化192-2】
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LCMS−ESI(m/z):C3133として計算した[M+H]:513.23;実測値:513.31。
【0862】
(実施例109:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(110))
【0863】
【化193-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例7Jの化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(7H)と同様の様式で、但し、4−クロロフェニルボロン酸の代わりに2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イルボロン酸塩酸塩を用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(72mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3336として計算した[M+H]:581.2;実測値:581.1。
【0864】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例7Jの化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(7H)の代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(60mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C2828として計算した[M+H]:497.2;実測値:497.0。
【0865】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(110)の調製:実施例7Jの化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(7J)と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)の代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノールを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸を調製した。
【0866】
【化193-2】
[この文献は図面を表示できません]
LCMS−ESI(m/z):C2826として計算した[M+H]:511.20;実測値:511.10。
【0867】
(実施例110:(S)−2−((R)−2−アセチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(111))
【0868】
【化194-1】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートの調製:実施例8Lの5−ブロモ−7−メチル−6−ビニルキノリン(8E)と同様の様式で、但し、5−ブロモ−7−メチルキノリン−6−イルトリフルオロメタンスルホネート(8D)およびトリブチル(ビニル)スタンナンの代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)キノリン−6−イル)エチルピバレートおよびトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナンを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレート(46mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3643として計算した[M+H]:583.30;実測値:583.30。
【0869】
(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノールの調製:実施例7Jの化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エチルピバレート(7H)の代わりに(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エチルピバレートを用い、(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(16mg)を調製した。LCMS−ESI(m/z):C3135として計算した[M+H]:499.31;実測値:499.30。
【0870】
1−((R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−2−イル)エタノンの調製:(S)−2−tert−ブトキシ−2−((R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(l−エトキシビニル)−7−メチルキノリン−6−イル)エタノール(16mg)をアセトン(1.6mL)に溶解させ、塩酸水溶液(2N、0.16mL)を加えた。混合物を12時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈した。有機溶液を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/EtOAc)によって精製し、1−((R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−2−イル)エタノン(15mg)を得た。LCMS−ESI(m/z):C2931として計算した[M+H]:471.2;実測値:471.1。
【0871】
(S)−2−((R)−2−アセチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(111):実施例7Jの化合物(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)酢酸(7J)と同様の様式で、但し、(S)−2−tert−ブトキシ−2−(5−(4−クロロフェニル)−7−メチル−2−(トリフルオロメチル)キノリン−6−イル)エタノール(7I)の代わりに1−((R)−6−((S)−1−tert−ブトキシ−2−ヒドロキシエチル)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−2−イル)エタノンを用い、(S)−2−((R)−2−アセチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(7.2mg)を調製した。
【0872】
【化194-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2929として計算した[M+H]:485.2;実測値:485.1;LCMS−ESI(m/z):C2927として計算した[M−H]:483.2;実測値:483.2。
【0873】
(実施例111:(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−ヒドロキシエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(112))
【0874】
【化195-1】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−ヒドロキシエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(112)の調製:(S)−2−((R)−2−アセチル−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−7−メチルキノリン−6−イル)−2−tert−ブトキシ酢酸(4.4mg)のメタノール(0.2mL)溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(1mg)を加えた。この混合物を25℃まで加温し、1時間撹拌した。混合物を水でクエンチし、メタノールを減圧下で除去した。濾過し、逆相HPLC(0.1%TFA/CHCN〜0.1%TFA/HO)によって精製し、(2S)−2−tert−ブトキシ−2−((5R)−5−(2,3−ジヒドロピラノ[4,3,2−de]キノリン−7−イル)−2−(1−ヒドロキシエチル)−7−メチルキノリン−6−イル)酢酸(112)(0.5mg)を得た。
【0875】
【化195-2】
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LCMS−ESI(m/z):C2931として計算した[M+H]:487.2;実測値:487.2。
【0876】
(実施例112)
以下のものは、ヒトに治療的または予防的に使用するための式Iの化合物(「化合物X」)を含む代表的な医薬投薬形態を示す。
【0877】
【表3】
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上記配合物は、医薬分野で周知の従来の手順によって得てもよい。
【0878】
あらゆる刊行物、特許および特許文書は、個々に参考として援用されるかのように、本明細書に参考として組み込まれる。本発明を、種々の具体的な実施形態および技術、ならびに好ましい実施形態および技術を参照して記載してきた。しかし、本発明の精神および範囲の範囲内にありつつ、多くの改変例および変形例を作成し得ることを理解すべきでる。