(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5808778
(24)【登録日】2015年9月18日
(45)【発行日】2015年11月10日
(54)【発明の名称】指針を照明するための照明機構を有するシャフトレスステッピングモータで駆動される計器の指針
(51)【国際特許分類】
G01D 13/22 20060101AFI20151021BHJP
G01D 11/28 20060101ALI20151021BHJP
B60K 35/00 20060101ALI20151021BHJP
【FI】
G01D13/22 101
G01D11/28 P
G01D11/28 B
B60K35/00 Z
【請求項の数】25
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-182277(P2013-182277)
(22)【出願日】2013年9月3日
(65)【公開番号】特開2014-52373(P2014-52373A)
(43)【公開日】2014年3月20日
【審査請求日】2013年9月13日
(31)【優先権主張番号】13/603,962
(32)【優先日】2012年9月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505450755
【氏名又は名称】ビステオン グローバル テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103609
【弁理士】
【氏名又は名称】井野 砂里
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100170715
【弁理士】
【氏名又は名称】岡本 和道
(72)【発明者】
【氏名】マーク ジェイムズ アーサー ベイカー
【審査官】
榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−161650(JP,A)
【文献】
特開2004−048892(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/28
G01D 13/22
G12B 11/00 − 04
B60K 35/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の反対側及び第2の反対側を有するレイヤと、
前記レイヤの前記第1の反対側に配置されたシャフトレスステッピングモータと、
前記レイヤの前記第1の反対側で、前記シャフトレスステッピングモータの軸線上に配置された照明素子と、
前記レイヤの前記第1の反対側に配置され、前記シャフトレスステッピングモータに連結された入力磁石と、
前記レイヤの前記第2の反対側に配置された出力磁石と、
前記出力磁石に連結された指針と、
前記レイヤの前記第2の反対側に、環状のベアリングの軸線と前記シャフトレスステッピングモータの前記軸線とが一直線になるように配置された前記ベアリングとを備え、前記ベアリングは前記出力磁石に連結され、
前記シャフトレスステッピングモータに連結された前記入力磁石は、磁気により、前記出力磁石及び前記連結された指針を動かし、
前記照明素子は、前記指針を照明するために、光を、前記シャフトレスステッピングモータのシャフトレス部に取り付けられた第1のシャフトの中を通し、前記レイヤを通し、前記ベアリングの内側に取り付けられた前記第2のシャフトの中を通して、前記指針まで送る
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記装置は、車両計器を含む
ことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記レイヤは、ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記ディスプレイは、液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項3記載の装置。
【請求項5】
前記ディスプレイは、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項4記載の装置。
【請求項6】
前記レイヤの前記第1の反対側に配置されたディスプレイバックライトを更に備える
ことを特徴とする請求項3記載の装置。
【請求項7】
前記照明素子は、発光ダイオードを含む
ことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項8】
前記レイヤの前記第2の反対側に配置されたキャップを更に備え、前記キャップは、前記出力磁石及び前記指針に連結されている
ことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項9】
前記レイヤの前記第1の反対側に配置され、前記照明素子及び前記シャフトレスステッピングモータの少なくとも一方に電子的に接続された回路基板を更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項10】
車両の計器であって、
第1の反対側及び第2の反対側を有するディスプレイと、
前記ディスプレイの前記第1の反対側に配置されたシャフトレスステッピングモータと、
前記ディスプレイの前記第1の反対側で、前記シャフトレスステッピングモータの軸線上に配置された照明素子と、
前記ディスプレイの前記第1の反対側に配置され、前記シャフトレスステッピングモータに連結された入力磁石と、
前記ディスプレイの前記第2の反対側に配置された出力磁石と、
前記出力磁石に連結された指針と、
前記レイヤの前記第2の反対側に、環状のベアリングの軸線と前記シャフトレスステッピングモータの前記軸線とが一直線になるように配置された前記ベアリングとを備え、前記ベアリングは前記出力磁石に連結され、
前記シャフトレスステッピングモータに連結された前記入力磁石は、磁気により、前記出力磁石及び前記連結された指針を動かし、
前記照明素子は、前記指針を照明するために、光を、前記シャフトレスステッピングモータのシャフトレス部に取り付けられた第1のシャフトの中を通し、前記ディスプレイを通し、前記ベアリングの内側に取り付けられた前記第2のシャフトの中を通して、前記指針まで送る
ことを特徴とする計器。
【請求項11】
前記ディスプレイは、液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項10記載の計器。
【請求項12】
前記ディスプレイは、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項11記載の計器。
【請求項13】
前記ディスプレイの前記第1の反対側に配置されるディスプレイバックライトを更に備える
ことを特徴とする請求項10記載の計器。
【請求項14】
前記照明素子は、発光ダイオードを含む
ことを特徴とする請求項10記載の計器。
【請求項15】
前記レイヤの前記第2の反対側に配置されたキャップを更に備え、前記キャップは、前記出力磁石及び前記指針に連結されている
ことを特徴とする請求項10記載の計器。
【請求項16】
前記ディスプレイの前記第1反対側に配置され、前記照明素子及び前記シャフトレスステッピングモータの少なくとも一方に電子的に接続された回路基板を更に備える
ことを特徴とする請求項10記載の計器。
【請求項17】
指針を操作する方法であって、
レイヤの第1の側に配置されたシャフトレスステッピングモータに連結された入力磁石を動かして、前記レイヤの前記第1の側と反対側の前記レイヤの第2の側にともに配置された出力磁石及び前記出力磁石に連結された指針を、前記レイヤの前記第2の側で前記出力磁石に連結された環状のベアリングに対して、磁気により動かすことと、
前記レイヤの前記第1の側で、前記シャフトレスステッピングモータの軸線上に配置された照明素子から、前記シャフトレスステッピングモータのシャフトレス部に取り付けられた第1のシャフトの中を通し、前記レイヤを通し、前記シャフトレスステッピングモータの前記軸線と前記ベアリングの軸線とが一直線になるように配置された前記ベアリングの内側に取り付けられた第2のシャフトの中を通して送られた光で前記指針を照明することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
前記指針は、車両計器の一部を含む
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記レイヤは、ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項20】
前記ディスプレイは、液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記ディスプレイは、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイを含む
ことを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記レイヤの前記第1の側に配置されたディスプレイバックライトで前記ディスプレイを照明することを更に備える
ことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項23】
前記照明素子は、発光ダイオードを含む
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項24】
前記出力磁石に作用する磁気の結果として、前記レイヤの前記第2の側の前記出力磁石及び前記指針に連結されたキャップを動かして、前記指針を動かすことを更に含む
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項25】
前記レイヤの前記第1の側に配置された回路基板を使用して、前記照明素子及び前記シャフトレスステッピングモータのうちの少なくとも一方を電子的に制御し、又は前記照明素子又は前記シャフトレスステッピングモータに電力を供給することを更に含む
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、計器の指針を、該指針を照明するための照明機構を含むシャフトレスステッピングモータに磁気的に結合するための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両インストルメントパネルの指針等の計器の指針は、多くの場合、照明され、正確な距離を移動する必要がある。いくつかの既存の指針は、シャフトの動きに電力を供給するモータまでディスプレイを通って延びるシャフトによって動く。しかしながら、これは美的観点から望ましくない場合がある。他の既存の指針は、指針を動かすためにディスプレイの回りで伸長する部材を使用する。しかしながら、これもやはり美的観点から望ましくない場合がある。いくつかの指針は、指針と同じ側のディスプレイに配置される照明素子によって照明される。しかしながら、これもまた美的観点から望ましくない場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
指針を動かし、照明する1つ又は複数の既存の装置及び方法の1つ又は複数の問題を解決するための装置及び方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態に、装置が開示される。装置は、レイヤ、シャフトレスステッピングモータ、照明素子、入力磁石、出力磁石、及び指針を有する。レイヤは、第1の反対側及び第2の反対側を有する。シャフトレスステッピングモータは、レイヤの第1の反対側に配置される。照明素子は、レイヤの第1の反対側に配置される。入力磁石はレイヤの第1の反対側に配置され、シャフトレスステッピングモータに連結される。出力磁石は、レイヤの第2の反対側に配置される。指針は、出力磁石に連結される。シャフトレスステッピングモータに連結される入力磁石は、磁気により、出力磁石及び連結された指針を動かし、照明素子は指針を照明するために光を送る。
【0005】
別の実施形態では、車両の計器が開示される。車両の計器は、ディスプレイ、シャフトレスステッピングモータ、照明素子、入力磁石、出力磁石、及び指針を有する。ディスプレイは、第1の反対側及び第2の反対側を有する。シャフトレスステッピングモータは、ディスプレイの第1の反対側に配置される。照明素子は、ディスプレイの第1の反対側に配置される。入力磁石はディスプレイの第1の反対側に配置され、シャフトレスステッピングモータに連結される。出力磁石は、ディスプレイの第2の反対側に配置される。指針は、出力磁石に連結される。シャフトレスステッピングモータに連結された入力磁石は、磁気により、出力磁石及び連結された指針を動かし、照明素子は指針を照明するため光を送る。
【0006】
更に別の実施形態では、指針を操作する方法が開示される。あるステップで、レイヤの第1の側に配置されたシャフトレスステッピングモータに連結された入力磁石が、磁気により出力磁石及び出力磁石に連結された指針を動かすために動かされる。出力磁石及び指針のそれぞれは、レイヤの第1の側の反対側の、レイヤの第2の側に配置されている。別のステップで、指針は、シャフトレスステッピングモータの照明素子から送られる光で照明される。
【0007】
本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ定められ、本発明の概要の中の記述によって影響を受けない。
【0008】
本開示は、以下の図面及び説明を参照するとより良く理解できる。図中の構成要素は必ずしも原寸に比例しておらず、代わりに開示の原則を示すことに重点が置かれている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図3】指針を操作する方法の一実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、装置10の一実施形態の平面図である。
図2は、
図1の線2−2を通る断面図である。
図1及び
図2に共同で示すように、装置10は、回路基板12、照明素子14、モータ16、ディスプレイバックライト18、レイヤ20、入力磁石22、ベアリング24、出力磁石26、キャップ28、指針30、並びにシャフト32及び34を有する。装置10は、車両11の車両計器を含む。レイヤ20は、第1の反対側20a及び第2の反対側20bを有する。レイヤ20は、車両11のディスプレイを含んでもよい。レイヤ20は、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、光がディスプレイ又は別のタイプのレイヤを通って伝わるようにする別のタイプのディスプレイを含んでもよい。回路基板12は、レイヤ20の第1の側20aに配置される。回路基板12は、照明素子14及びモータ16に電子的に接続されて、照明素子14及びモータ16を制御し、又は照明素子及びモータ16に電力を供給する。他の実施形態では、回路基板12は、照明素子14又はモータ16のどちらかに電子的に接続されて、どちらか一方を制御してもよいし、どちらか一方に電力を供給してよい。
【0011】
モータ16は、レイヤ20の第1の反対側20aに配置される。モータ16は、シャフトレス部16aを有するシャフトレスステッピングモータを含んでよい。シャフトレス部16aは、モータ16内に穴を有する。照明素子14は、レイヤ20の第1の反対側20aに配置される。照明素子14は、発光ダイオード又は他のタイプの照明素子を含んでもよい。照明素子14は、シャフトレスステッピングモータ16のシャフトレス部16aと、シャフトレス部16aの内部で整列する。照明素子14は、シャフトレスステッピングモータ16のシャフトレス部16aを通して、レイヤ20を通して、指針30まで光14aを送り、指針30を照らし出す。ディスプレイバックライト18は、レイヤ20の第1の反対側20aに配置され、レイヤ20に連結される。ディスプレイバックライト18は、レイヤ20にバックライト18aを伝送する。
【0012】
入力磁石22は、レイヤ20の第1の反対側20aに配置される。入力磁石22は、レイヤ20の第1の反対側20aの隣のディスプレイバックライト18内の穴18bの内部に配置される。シャフト32は、入力磁石22とシャフトレスステッピングモータ16との間で伸長し、それによって入力磁石22をシャフトレスステッピングモータ16に連結する。シャフト32の一方の端部32aは、入力磁石22内の穴22aに螺合して取り付けられる。シャフト32の別の端部32bは、シャフトレスステッピングモータ16のシャフトレス部16aに螺合して取り付けられる。他の実施形態では、様々な取付け機構を使用してもよい。このようにして、シャフトレスステッピングモータ16が回転するにつれて、シャフト32も回転し、順に入力磁石22を回転させる。
【0013】
ベアリング24は、レイヤ20の第2の反対側20bに配置され、レイヤ20の第2の反対側20bに連結される。出力磁石26は、レイヤ20の第2の反対側20bでベアリング24に可動に取り付けられる。シャフト34は、ベアリング24とキャップ28との間で伸長する。シャフト34の一端34aは、キャップ28に螺合して連結され、シャフト34の別の端部34bは、ベアリング24内の穴24aに螺合して取り付けられる。他の実施形態では、様々な取付け機構が使用されてよい。キャップ28は、レイヤ20の第2の反対側20bに配置される。キャップ28は、指針30に螺合して連結される。また、キャップ28は、シャフト34が、出力磁石26に取り付けられているベアリング24にキャップ28を取り付けるために、出力磁石26にも連結される。このようにして、指針30は、指針30が、出力磁石26に取り付けられるベアリング24にシャフト34で取り付けられるキャップ28に連結されているため、出力磁石26に連結される。結果的に、出力磁石26が動くと、シャフト34、キャップ28、及び指針30が出力磁石26とともに動く。他の実施形態では、様々な取付け機構を使用してもよい。
【0014】
シャフトレスステッピングモータ16がシャフト32を回転させ、それによってレイヤ20の第1の反対側20aで入力磁石22を回転させると、レイヤ20の第2の反対側20bに配置される出力磁石26が、入力磁石22と出力磁石26との間の磁気の結果として、入力磁石22とともに回転し、それによって同様にシャフト34、キャップ28、及び出力磁石26に連結された指針30を回転させる。シャフトレスステッピングモータ16、入力磁石22、及び出力磁石26を使用するため、モータ16を指針30に連結するためにレイヤ20にどのような穴も切削する必要なく、及びモータ16を指針30に連結するためにレイヤ20上に延在するどのような部材も使用する必要なく、指針30の正確な動きが提供される。さらに、シャフトレスステッピングモータ16のシャフトレス部16a内部で照明素子14の位置を使用するため、指針30の照明は、レイヤ20内にどのような穴も切削する必要なく、及びレイヤ20の第2の反対側20bにどのような照明素子を設ける必要もなく達成される。
【0015】
図3は、指針を操作する方法140の一実施形態を示す。方法140は、
図1及び
図2の装置10を活用するとよい。他の実施形態で、方法140は様々な装置を活用してもよい。ステップ142では、照明素子又はモータの少なくとも一方が、レイヤの第1の側に配置される回路基板を使用して電子的に制御されてもよいし、電力が供給されてもよい。モータは、シャフトレスステッピングモータを含んでもよい。照明素子は、発光ダイオード又は別のタイプの照明素子を含んでもよい。ステップ144で、レイヤの第1の側に配置されるモータに連結された入力磁石は、磁気により、それぞれが、レイヤの第1の側に対向するレイヤの第2の側に配置される出力磁石及び出力磁石に連結された指針を動かしてもよい。レイヤは、ディスプレイ、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、又は別のタイプのレイヤを含んでもよい。指針は、車両計器の一部を含んでもよい。
【0016】
一実施形態では、ステップ144では、出力磁石がレイヤの第2の反対側で連結されるベアリングに対して、磁気により出力磁石を動かすことを更に含んでもよい。別の実施形態では、ステップ144において、出力磁石に連結され、レイヤの第2の側の指針に連結されたキャップを動かして、出力磁石に作用する磁気の結果として指針を動かすことを更に含んでもよい。ステップ146では、レイヤが、レイヤの第1の側に配置されるディスプレイバックライトで照明されてもよい。ステップ148では、指針が、モータによって照明素子から送られる光で照明されてもよい。一実施形態では、照明素子は、シャフトレスステッピングモータのシャフトレス部と整列されるのがよく、ステップ148では、照明素子で光を、シャフトレスステッピングモータのシャフトレス部を通し、レイヤを通して、指針まで送ることを更に含んでもよい。他の実施形態では、方法140のステップのいずれも、実質上修正されてよいし、順番に従わなくてもよいし、又は1つもしくは複数のステップが追加されてもよい。
【0017】
開示の1つ又は複数の実施形態は、モータに指針を連結するためにディスプレイ等のレイヤに穴を切削する必要がなく、モータに指針を連結するためにディスプレイ等のレイヤの回りで部材を伸長する必要がなく、及び指針を照明するためにディスプレイ等のレイヤと同じ側に照明素子を設ける必要がなく、指針の正確な動きを可能にすることによって1つ又は複数の現在の装置又は方法によって経験される1つ又は複数の問題を削減することができる。
【0018】
要約書は、読者が技術的な開示の性質を迅速に確かめることができるようにするために提供される。要約書は、それが特許請求項の範囲又は意味を解釈する又は制限するために使用されないという理解で提出される。さらに、上述した発明を実施するための形態では、開示を簡素化するために、種々の特徴が種々の実施形態でひとまとめにされることが分かる。開示のこの方法は、主張される実施形態が、各請求項に明示的に列挙されるよりも多くの特長を要求するという意図を反映するとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態のすべての特長にあるわけではない。したがって、以下の特許請求の範囲は、これにより発明を実施するための形態の中に組み込まれ、各請求項は別個に主張された主題としてそれ自体に基づく。
【0019】
本明細書に説明される本主題の特定の態様が示され、説明されてきたが、本明細書の教示に基づいて、変更及び修正が、本明細書及びそのより幅広い態様の中に説明される主題から逸脱することなく加えられてよく、したがって添付の特許請求の範囲が、その適用範囲の中に、本明細書に説明される主題の真の精神及び範囲内にあるすべてのかかる変更及び修正を包含すべきであることは当業者にとって明らかになるであろう。さらに、本開示が添付特許請求の範囲によって定められることが理解されるべきである。したがって、本開示は、添付特許請求の範囲及びその同等物を鑑みる場合を除き制限されるべきではない。
【符号の説明】
【0020】
10 装置
11 車両
12 回路基板
14 照明素子
16 モータ
18 ディスプレイバックライト
18a バックライト
20 レイヤ
20a 第1の反対側
20b 第2の反対側
22 入力磁石
22a 穴
24 ベアリング
26 出力磁石
28 キャップ
30 指針
32、34 シャフト