【実施例】
【0016】
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
【0017】
図1は実施例の携帯式光学情報読取装置であるバーコードハンディターミナルを斜め前方から見た斜視図である。この
図1を参照して、実施例のバーコードハンディターミナル100は、その上部の前面に表示部10を有し、表示部10は液晶ディスプレイ(LCD)で構成されている。バーコードハンディターミナル100は、その前面において、上記LCDで構成された表示部10の下方に位置する入力部11を有する。入力部11は、メニューキー12,13、バーコードのスキャンの開始を指示するトリガーキー13、4方向キー14、ENTキー15、キャンセルキー16、テンキー群17、テンキー群17の下方に横並びに配置されたファンクションキー群18、電源スイッチ19で構成されている。他方、バーコードハンディターミナル100の後面には、その上端部にバーコード読み取り窓が従来と同様に形成され、また、下端に、従来と同様に接続端子が配列されている。また、バーコードハンディターミナル100の入力部11の後側にバッテリが脱着可能に取り付けられる。
【0018】
図2は実施例のバーコードハンディターミナル100の分解斜視図である。この
図2を参照して、バーコードハンディターミナル100の部品を説明すると、図中、参照符号20は合成樹脂成型品の表示窓20aを備えたフロントケースであり、21は合成樹脂成型品のリヤケースであり、22はメインパッキンを示す。メインパッキン22は、フロントケース20とリヤケース21との突き合わせ面に沿って連続する形状を有し、このメインパッキン22を介在した状態でフロントケース20とリヤケース21は合体されてバーコードハンディターミナル100の筐体を構成し、フロントケース20とリヤケース21とで囲まれた内部空間に種々の部品が位置決めした状態で収容される。
【0019】
リヤケース21には、その上端部つまりLCD10の上方の端部に横長の矩形の読み取り窓25(
図13)が形成されている。リヤケース21には、また、上下の中間部分に電池端子窓26が形成され、この電池端子窓26に臨んで電池端子基板27が取り付けられる。リヤケース21の下部にはバッテリパック28を受け入れる凹部29が形成されており、バッテリ28は、その容量によって、比較的大容量のバッテリ28Aと比較的小容量のバッテリ28Bを選択でき(
図20)、これに対応したバッテリカバー30A、30Bが用意され、バッテリカバー30A、30Bはリヤケース21に対して脱着自在である。参照符号31はバッテリカバー用のパッキンを示す。
【0020】
バッテリパック28には、その上端面に端子28aが設置されており、バッテリパック28をリヤケース21のバッテリ受け凹所29に設置することでバッテリパック28がバーコードハンディターミナル100の電池端子基板27と電気的に接続され、このバッテリパック28の電気エネルギーによってバーコードハンディターミナル100が駆動される。
【0021】
リヤケース21の下端には、端子窓31が形成されており、この端子窓31に臨んで、端子ホルダ32に組み込まれた端子基板33がリヤケース21の下端に取り付けられる。この端子ホルダ32に設けられた端子(作図上の理由で図面には現れていない)は端子窓31を通じて外部に露出し、この端子窓31を通じて、後に説明するクレードル34(
図20)を通じて外部と交信することができると共に、充電ユニット95、96(
図20)によってバッテリパック28の充電が可能である。
図2の参照符号36は端子ホルダテープを示す。
【0022】
リヤケース21には、上記の電池端子基板27に関連して電池保護テープ40,電池端子クッション41を介して電池端子押さえ部材42が設置され、この電池端子押さえ部材42がリヤケース21にネジ止めされることにより、電池端子基板27の端子部27aがリヤケース21から遠ざかる方向へ変位するのが電池端子押さえ部材42によって規制される。この電池端子基板27の側方にバイブレータ44が配置され、このバイブレータ44はリヤケース21に取り付けられる。
【0023】
リヤケース21の上記の読み取り窓25には、リヤケース21の外側からスキャナフィルタ46が取り付けられ、他方、リヤケース21の内側には、リヤクッション47を介してスキャナホルダ48がリヤケース21にO-リング49を介してネジ止めされる。
【0024】
スキャナホルダ48にはスキャナモジュール50が搭載されており、このスキャナモジュール50が発するレーザ光を読み取り窓25に導き及び対象物に付されたバーコードから戻ってくる光をスキャナモジュール50に導くための反射ミラー51がスキャナホルダ48に組み付けられている。
【0025】
スキャナモジュール50は、従来と同様に、半導体レーザ発光素子、受光素子であるフォトダイオード、ガルバノミラー、スキャナ基板などを含んでおり、半導体レーザ発光素子が発したレーザ光を所定の周期で揺動するガルバノミラーで反射して読み取り窓25を通じてバーコードに向けて出射すると共にバーコードを走査し、バーコードから戻ってくる光をスキャナモジュール50に取り込んでフォトダイオードで受光する。フォトダイオードが受光すると、その受光信号がスキャナ基板の受光回路及び増幅回路で増幅される。なお、スキャナ基板にはミラー駆動回路が設けられており、このミラー駆動回路によってガルバノミラーが駆動され、ガルバノミラーは上述した揺動運動を行う。
【0026】
図2の参照符号53は第1のスキャナクッションを示す。このスキャナクッション53はスキャナホルダ48の前方に配置され、その前方に位置するスキャナクッション板金54はスキャナホルダ48にネジ止めされる。
【0027】
このスキャナクッション板金54の前方には第2のスキャナクッション55が位置し、更に、その前方にメイン基板57が配置される。メイン基板57は上述したLCD10とほぼ同じ大きさを有し、このメイン基板57には制御用CPUやメモリを含む比較的大きな回路規模を有するメイン回路が設けられており、バーコードハンディターミナル100の全体制御や取得したバーコードの読み取り処理を行うと共にその読み取り結果をメモリ(図示せず)に保存し、また、LCD10に表示するための信号を生成する。
【0028】
メイン基板57は、その前方に位置するLCDホルダ60と共通のネジを使ってスキャナホルダ48に固定される。すなわち、LCDホルダ60はメイン基板57を挟み込んだ状態でスキャナホルダ48にネジ止めされる。LCDホルダ60にはLCD10がきつく嵌合される。
【0029】
換言すれば、本実施例では、メイン基板57が介在するようにLCDホルダ60がスキャナホルダ48に固定されており、また、そのスキャナホルダ48は、リヤケース21に固定されている。このように、本実施例では、LCDホルダ60は、スキャナホルダ48を介してリヤケース21に固定されているが、本発明はこれに限られず、直接リヤケース21に固定してもよいし、或いは、リヤケース21と対向するフロントケース20に固定してもよい。つまり、バーコードハンディターミナル100の筐体に、直接または間接的に固定されていればよい。
【0030】
メイン基板57の下方にはキー基板61が配設され、このキー基板61には、その前方のメインキートップ62がネジ止めされる。メインキートップ62には、上述した操作部11つまりメニューキー12、トリガーキー13、テンキー群17などが設けられている(
図1)。
【0031】
上述した部品を組み込んだリヤケース21に対してフロントケース20が上述したメインパッキン22を介して組み付けられることになるが、それに先立ってLCD10の周辺部にLCDフロントクッション63が配置され、このLCDフロントクッション63によってLCD10はフロントケース20によって押さえ付けられた状態となる。フロントケース20には、その前面に光透過性のフロントパネル64やフロントシート65が組み付けられる。
【0032】
図3は上述したLCDホルダ60を斜め前方から見た斜視図であり、
図4はその正面図である。LCDホルダ60は合成樹脂成型品である。LCDホルダ60は平面視矩形のフレーム形状を有し、その左右の側縁に位置する一対のフレーム構造要素である側部メンバ66つまりフロントケース20の左右の側壁に沿って延びるメンバ66と、これら側部メンバ66の上端部同士を連結するフレーム構成要素であるクロスメンバ85とを含んでいる。クロスメンバ85で側部メンバ66の端同士を互いに連結することにより、外部からの衝撃を受けたときに側部メンバ66が互いに接近する方向への変位を抑制することができ、これにより側部メンバ66からディスプレイに加わる圧力を減らすことができる。
【0033】
側部メンバ66には、その外側面に弾性突起67が長手方向に離間して複数設けられている。また、一対の側部メンバ66の内側面にはLCDホルダ60の中央に向けて突出する内側突起68が各側部メンバ66に2つ形成されている。この内側突起68はLCD10を固定するものであり、実施例では、各側部メンバ66の長手方向に、夫々、2つの独立した起立壁69が形成され、この起立壁69に上記の内側突起68が形成されている。このようなLCDホルダ60にLCD10を装着すると、起立壁69が弾性変形し、この弾性力によってLCD10が内側突起68によって脱着可能に位置固定される。
【0034】
側部メンバ66からフロントケース20の側壁に向けて横方向に延びる弾性突起67は、フロントケース20の側壁の鉛直方向に対して傾斜して延びるリブで構成されている。すなわち、この実施例の弾性突起67は、側部メンバ66の長手方向軸線に対して90°未満の角度で傾斜して外方に向けて延びるリブで構成されている。LCDホルダ60を(スキャナホルダ48を介して)リヤケース21に装着したときに、弾性突起67の先端がフロントケース20の側壁と圧接して弾性突起67が若干撓み変形した状態となる。これにより、例えばバーコードハンディターミナル100を操作する者がバーコードハンディターミナル100を落としたときに、例えばバーコードハンディターミナル100の側面から落下したときの衝撃を弾性突起67の撓み変形によって吸収することができる。これにより衝撃がLCDホルダ60からLCD10に伝わるのを低減することができる。
【0035】
図5〜
図7は弾性突起67の変形例を例示するものである。
図5に図示の第1変形例の弾性突起70は、側部メンバ66から一旦鉛直方向に延びた後屈曲して側部メンバ66の長手方向軸線と平行に延び、次いで側部メンバ66に向けて屈曲して、その先端面がフロントケース20の側壁に圧接する形状を有している。
図6に図示の第2変形例の弾性突起71は、平面視楕円状の形状を有している。
図7に図示の第3変形例の弾性突起72は、第2変形例の楕円状の弾性突起71の先端部分を切り欠いた形状を有している。これら第1〜第3の変形例の弾性突起70〜72及び実施例に含まれる弾性突起67から分かるように、フロントケース20の側壁と、撓み変形及び/又は物性の弾性によって弾性的に接することのできる突起であれば任意の形状を採用することができるのは勿論であるが、バネ性の物性を伴って弾発的にフロントケース20の側壁と接することのできる突起であってもよい。
【0036】
また、本実施例では、弾性突起67、70〜72が側部メンバ66の長手方向に離間して複数形成されているので、弾性突起全体の軽量化(ひいてはバーコードハンディターミナル100の軽量化)を図りつつ、側部メンバ66の長手方向においてバランス良く衝撃吸収を行うことができる。ただし、本発明はこれに限られず、任意形状で単一の弾性突起が側部メンバ66の所定箇所に形成されていてもよい。また、本実施例では、弾性突起は側部メンバ66の一部を延出させて構成しているが、他にも、側部メンバ66に弾性突起を別部材として取り付けるような構成も考え得る。
【0037】
図8、
図9を参照してスキャナモジュール50の組み付けを説明する。
図8、
図9はリヤケース21の上端部分つまりスキャナモジュール50が配設される部位を上方から見た部分図である。
図8を参照して、リヤケース21の上端部には、対角線状に配置された2本の支柱74が形成され、その上端面に、上方に向けて開放したネジ穴が形成されている。スキャナホルダ48を組み付ける前に、支柱74の上端面に上述したO-リング49を載置し、その上にスキャナホルダ48が載置され、そして、
図9から分かるように、スキャナホルダ48は2本のネジ76によって支柱74つまりリヤケース21に固定される。図中、参照符号77は、スキャナホルダ48とネジ76のネジヘッドとの間に介装されたワッシャを示す。
【0038】
スキャナホルダ48の前面には、複数のネジ穴が形成されており、そのうちのスキャナモジュール50を覆うように離間した3つの第1のネジ穴78(
図9)は第2のスキャナクッション55をスキャナホルダ48の前面にネジ79(
図10)で固定するためにスキャナホルダ48に形成されている。この第2のスキャナクッション55は、
図10から分かるようにスキャナホルダ48の前面にほぼ全領域を覆うことのできる大きさを有している。
【0039】
スキャナホルダ48の前面には、その四隅に第2のネジ穴80(
図9)が形成されており、この4つのネジ穴80の各々に螺着する4本のネジ81(
図11)をメイン基板57及びLCDホルダ60の所定の開口を挿通させることで、メイン基板57及びLCDホルダ60がスキャナホルダ48にリジッドに固定される。すなわち、スキャナホルダ48とLCDホルダ60との間にメイン基板57を挟み込んだ状態で、LCDホルダ60とメイン基板57が共通のネジ81によってスキャナホルダ48に締結されている。これにより、
図18、
図19に示すように、スキャナホルダ48、メイン基板57、LCDホルダ60が一体化される。これにより、LCDホルダ60への衝撃吸収のみならず、スキャナホルダ48への衝撃吸収や、メイン基板57への衝撃吸収も同時に行うことができる。
【0040】
LCDホルダ60に収容されているLCD10は従来と同様にフレキシブル基板10a(
図12、
図18)によってメイン基板57に接続され、また、スキャナホルダ48に収容されているスキャナモジュール50は従来と同様に別のフレキシブル基板によってメイン基板57に接続されている。そして、前述したようにスキャナホルダ48はO-リング49を介してリヤケース21に固定されていることから、前述した弾性突起67、70〜72(
図3、
図5〜
図7)が必ずしもフロントケース20の側壁に圧接した状態である必要はない。LCDホルダ60をリヤケース21に組み付けたときに、弾性67、70〜72がフロントケース20の側壁に当接した状態であってもよい。これにより、LCDホルダ60をリヤケース21に組み付ける際の組み付け容易性を高めることができる。なお、フロントケース20の側壁から若干離間した状態であってもよい(
図12)。
【0041】
スキャナモジュール50を収容したスキャナホルダ48にメイン基板57をリジッドに固定することにより、メイン基板57は実質的にスキャナモジュール50と一体化することができる。このことからバーコードハンディターミナル100を落下させたときや乱暴に取り扱ったときの衝撃がリヤケース21に入力したとしても、スキャナモジュール50とメイン基板57は実質的に同じ挙動となるため、メイン基板57から延出するフレキシブル基板83(
図2)をスキャナホルダ48に電気的に接続する端子部分83aに加わる負荷を低減することができる。したがって、端子部分83aの摩耗を防止することができる。
【0042】
図13は、バーコードハンディターミナル100の上端部つまりスキャナモジュール50が搭載されている部分の縦断面図であり、LCD10を下にした状態の図である。この状態で落下したとき、LCD10の損傷を回避する手段を講じるのが望ましい。前述したように、LCD10とフロントケース20との間にLCDフロントクッション63(
図13、
図2)が介装してあることから、このLCDフロントクッション63で衝撃を吸収することができる。
【0043】
また、LCDホルダ60の後方に位置するメイン基板57がスキャナホルダ48を介してリヤケース21に固定してあるため、メイン基板57に実装されている電子部品が衝撃によってLCD10に負荷を与えることを防止できる。このことに加えて、
図13を参照して、LCDホルダ60の端で横断する方向に延びるクロスメンバ85の高さ寸法H1がLCD10の厚さ寸法H2よりも大きく設定してある(H1>H2)。これにより、LCDホルダ60にLCD10を嵌装してLCDホルダ60の正規位置にLCD10を取り付けたとき、
図13の参照符号Gは、クロスメンバ85の高さ方向においてフロントケース20側の端とLCD10の表面との間の隙間を示す。この隙間Gを設けることで、バーコードハンディターミナル100の前面側から落下したときにLCD10に直接的に衝撃が加わるのを防止することができる。
【0044】
図14は、リヤケース21の電池端子基板27を取り付けた部分を示す断面図である。リヤケース21の長手方向中間部分には前述したように電池端子基板27(
図2)が取り付けられるが、バーコードハンディターミナル100がLCD10の面を下にして落下したときには、電池端子基板27の端子部27aがリヤケース21から離れる方向に挙動する。このことから、前述したように端子部27aが電池端子押さえ部材42によって位置固定されている。
図2を参照して、電池端子押さえ部材42は端子部27aを上から包囲する形状を有し、この電池端子押さえ部材42はリヤケース21にネジ止めされている。
図14から良くわかるように、電池端子押さえ部材42は、端子部27aだけでなく、この端子部27aに係合しているバッテリパック28の端も支持する広がりを有し、これにより、バーコードハンディターミナル100が落下したときの衝撃に対して、端子部27aとバッテリパック28の端を電池端子押さえ部材42によって支持することができる。
【0045】
図15と
図16は、バーコードハンディターミナル100の異なる部分を横断方向に沿って切断した部分断面図である。前述したように、LCDホルダ60とメイン基板57とスキャナホルダ48はネジ81によって一体化されている。この一体化したLCDホルダ60、メイン基板57、スキャナホルダ48は、スキャナホルダ48が前述したO-リング49(
図2)を介してリヤケース21にネジ76で固定されている(
図9)。また、スキャナホルダ48とリヤケース21との間にはリヤクッション47(
図2)が介装されている。このことから、上記一体化したLCDホルダ60、メイン基板57、スキャナホルダ48の全体に衝撃が伝わるのをリヤクッション47とO-リング49とで抑制することができる。これに加えて、
図16に図示するように、LCDホルダ60の端部60a又は突出部をリヤケース21の側壁に形成された段部21aに載置した状態でLCDホルダ60をリヤケース21に取り付けるのが好ましい。これによれば、バーコードハンディターミナル100がその背面から落下したときの衝撃を上記リヤクッション47、O-リング49の他にLCDホルダ60にも分散することができるため、これによりメイン基板57、スキャナホルダ48を一層確実に保護することができる。
【0046】
バーコードハンディターミナル100が、その上端面つまり天面から落下したときにメイン基板57がリヤケース21の天壁と干渉してしまう虞があり、従来はメイン基板57の上端面をリヤケース21の天壁から極力離間させる方策が採用されていた。これに対して、実施例では、メイン基板57の上端面をリヤケース21の天壁に極力近づけるように設計され、そして、このメイン基板57の上端面とリヤケース21の天壁との間のわずかな隙間にクッション材としてシリコンゴムプレート87を介装してある。シリコンゴムプレート87は扁平な形状を有し、バーコードハンディターミナル100の落下に伴う衝撃をメイン基板57の上端面に伝わるのを緩和し、メイン基板57の上端面の相対的な変位を抑制することのできる厚みを有し、好ましくは、メイン基板57の上端面とリヤケース21の天壁との間の隙間を埋めることのできる厚さを備えているのがよい。
【0047】
図2に図示のメイン基板57の上端部には、複数の表示用LED88が横並びで実装されている。この表示用LED88が発する光は
図3などに図示のLCDホルダ60の上端部に形成された開口89を通じてフロントケース20の上端部のLED窓90(
図1)を発光させるようになっている。LCDホルダ60の上端開口89には、LEDレンズ91が取り付けられ(
図2)、このLEDレンズ91はシリコンゴムの成型品である。
【0048】
LEDレンズ91はシリコンゴムの成型品であり、このLEDレンズ91は上記のシリコンゴムプレート87を備えた形状を有するのが好ましい。すなわち、メイン基板57の上端面とリヤケース21の天壁との間に介装されるシリコンゴムプレート87はLEDレンズ91の延長部分を構成するのが好ましい。
【0049】
上述したようにメイン基板57の上端面とリヤケース21の天壁との間のわずかな隙間にクッション材としてシリコンゴムプレート87が介装してあるため(
図17)、バーコードハンディターミナル100が、その上端面つまり天面から落下したときの衝撃をシリコンゴムプレート87で吸収することができる。また、クッション材を介装することで隙間の大きさを少しでも小さくできるので、バーコードハンディターミナル100全体の小型化を図ることもできる。
【0050】
図20を参照して、実施例のバーコードハンディターミナル100はサーバー92とRS−232ケーブル93やUSBケーブル94を介して交信可能であり、また、クレードル34に置くことでサーバー92と交信可能である。バーコードハンディターミナル100はバーコードハンディターミナル充電ユニット95に置くだけでバッテリパック28を取り外すことなく充電可能である。また、バーコードハンディターミナル100からバッテリパック28を取り外して、又は、予備のバッテリパック28をバッテリパック充電ユニット96に置くことで充電可能である。更に、乾電池パック97をバーコードハンディターミナル100に搭載することも可能である。
【0051】
実施例のバーコードハンディターミナル100は一次元コード(いわゆるバーコード)の読み取りに適用されているが、本発明は一次元コードに限定されるものではない。QRコードなどのマトリックスコードや一次元バーコードを上下に複数重ねたスタックコードのような二次元コードを読み取る光学情報読取装置にも本発明を好適に適用できる。したがって、この明細書及び請求の範囲において使用した「バーコード」は特に限定しない限り、当業者が認識する広義の意味つまり一次元コード、二次元コードを含む意味であると理解されるべきである。