【文献】
Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,RRC Connection Reconfiguration Message Structure for CA,3GPP TSG-RAN WG2#70bis,3GPP,2010年 7月 2日,R2-103852
【文献】
Pantech,CA handover considerations,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #70,3GPP,2010年 5月14日,R2-102862
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ハンドオーバ・コマンドが、クロススケジューリングセルの前記第1の情報を備え、1つまたは複数の残りのクロススケジューリングセルの前記第1の情報が、前記第1の情報に従って推論できる、請求項3に記載の方法。
それぞれのセルの前記第1の情報が、全ての構成されたセルのなかで、または同じダウンリンク・キャリアコンポーネントによってスケジューリングされた前記セルのなかで一意のものである、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面全体を通して、同一または類似の参照符号は、対応する機能を指す。
【0013】
本発明では、いくつかの用語を以下のように定義する。
セル:基地局とユーザ機器との間のダウンリンク/アップリンク・キャリアコンポーネントのペア。
プライマリセル:ダウンリンク/アップリンク・プライマリキャリアコンポーネントのペア。
セカンダリセル:ダウンリンク/アップリンク・セカンダリキャリアコンポーネントのペア。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態によるシステムを示すブロック図である。示されるように、モバイル通信システムは、基地局10およびユーザ機器20を含む。示されるように、1つのプライマリセルおよび1つまたは複数のセカンダリセルは、基地局10とユーザ機器20との間に含まれる。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態によるキャリアコンポーネントのペアの情報要素を示す構造図である。通常、示される情報要素は、セルの構成を示すいくつかの制御メッセージにおいて、それぞれのセルに割り当てられる。第1の情報は、CIF情報、すなわち、キャリア識別のための情報を搬送するために利用される。第2の情報は、ある特定のセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数のセカンダリセルの1つまたは複数のセルインデックスを示すために利用される。また、第3の情報は、ある特定のセルにサービス提供するセルのセルインデックスを示すために利用される。第2の情報および第3の情報は、自己スケジューリングセルの構成には無効である。第2の情報および第3の情報は、クロススケジューリングセルの構成のみに必要となる。また、当業者は、
図2に示される情報要素構造が、限定的なものではなく例示的なものであること、また、異なる実施態様では、情報要素における第1の情報、第2の情報、および第3の情報が、特定の用途の要件に応じて、任意の置換および組合せを用い得ることを理解することができる。ここではCIFはそれぞれのセルにおいて定義されるので、SIB2によってリンクされたセルのダウンリンク/アップリンク・キャリアコンポーネントは、同じCIFを共有する。したがって、それぞれのセルに対して1つのみの情報要素が必要となり、ダウンリンク・キャリアコンポーネントおよびアップリンク・キャリアコンポーネントに対して情報要素を別々に設計する必要がない。このことは、キャリアコンポーネント管理メッセージのサイズを最適化するのに役立つ。
【0016】
図3は、本発明の一実施形態による、基地局において、ユーザ機器のキャリアコンポーネントをスケジューリングする方法を示す流れ図である。
図1〜
図3に関連して、以下のように説明する。
【0017】
示されるように、この方法の流れ図は、ステップS11を含む。
【0018】
基地局10がユーザ機器20のキャリアコンポーネントをスケジューリングするとき、ステップS11において、基地局10は、ユーザ機器20のセルを構成するための構成メッセージを送信し、構成メッセージは、各セルのキャリア識別のためのそれぞれの第1の情報を含む。
【0019】
ある特定のセルの第1の情報の値に基づいて、ユーザ機器20は、リソースがこのセルに割り当てられているかまたは1つもしくは複数の他のセルに割り当てられているかを知ることができる。このセル自体へのリソース割当ては、自己スケジューリングに対応し、1つまたは複数の他のセルへのリソース割当ては、クロススケジューリングに対応する。具体的には、第1の情報は、3ビットを用いて、対応するリソースがどのセルに属するかを示すことができる。
【0020】
プライマリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成される場合、プライマリセルの第1の情報は必須であり、そうでない場合、プライマリセルの第1の情報はなくてもよい。したがって、そのセットアップ手順の間、プライマリセルのCIF値を割り当てる必要はない。その理由は、プライマリセルのセットアップがLTE−Aリリース−8RRC接続セットアップ手順に基づいているからであり、したがって、第1の情報などの新しい情報要素をプライマリセルセットアップ手順に導入することなく、システムの後方互換性を保証することができる。
【0021】
本発明の一実施形態では、プライマリセルを再構成するための、基地局10からユーザ機器20に送信された構成メッセージは、プライマリセルの第1の情報および第2の情報を含む。第1の情報は、対応するリソースがプライマリセルに属することを示す、プライマリセルのキャリア識別を含む。また、第2の情報は、プライマリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数のセカンダリセルの1つまたは複数のセルインデックスを示すために利用される。
【0022】
本発明の一実施形態では、セカンダリセルを追加するまたは更新するための、基地局10からユーザ機器20に送信された構成メッセージは、セカンダリセルの第1の情報と、セカンダリセルの第2の情報および第3の情報のうちの少なくとも1つとを含む。第1の情報は、セカンダリセルがクロススケジューリングセルであることを示すために利用される。セカンダリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供することを意図しているとき、構成メッセージは、そのセカンダリセルがサービス提供することを意図しているその1つまたは複数の他のセカンダリセルの1つまたは複数のセルインデックスを示す、セカンダリセルの第2の情報をさらに含む。セカンダリセルが1つまたは複数の他のセルによってサービス提供されるとき、構成メッセージは、そのセカンダリセルにサービス提供するその1つまたは複数の他のセルの1つまたは複数のセルインデックスを示す、セカンダリセルの第3の情報をさらに含む。第3の情報が空である場合、セカンダリセルはそれ自体のダウンリンク・キャリアコンポーネントによってスケジューリングされる。第2の情報が空である場合、セカンダリセルは1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供しない。また、第2の情報と第3の情報の両方が空である場合、第1の情報はなくてもよい。
【0023】
上記の説明によれば、プライマリセルの第1の情報の割当ては、以下の選択肢によって達成され得る。
選択肢1:プライマリセルに対するデフォルトの第1の情報値が予約される。
選択肢2:プライマリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、プライマリセルの第1の情報は、プライマリセルを再構成するために使用される構成メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢3:プライマリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、プライマリセルの第1の情報は、1つまたは複数のセカンダリセルを追加するまたは更新するために使用される構成メッセージにおいて割り当てられる。
【0024】
また、セカンダリセルの第1の情報の割当ては、以下の選択肢によって達成され得る。
選択肢1:セカンダリセルが追加されるとき、セカンダリセルの第1の情報は、そのセカンダリセルを追加するために使用される構成メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢2:セカンダリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、セカンダリセルの第1の情報は、そのセカンダリセルを更新するために使用される構成メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢3:1つまたは複数の他のセル(プライマリセルまたは1つもしくは複数の他のセカンダリセル)がセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、セカンダリセルの第1の情報は、その1つまたは複数の他のセルに関連する構成メッセージにおいて割り当てられる。
【0025】
1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するようにプライマリセルを構成するために使用される場合があるプライマリセル再構成メッセージの場合、2つのタイプの情報要素が必要となる。
第1の情報は、プライマリセルのCIF値を割り当てるために利用される。
第2の情報は、プライマリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数のセカンダリセルのリストを識別するために利用され、このリストは、プライマリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数のセカンダリセルのインデックス情報を含む。
【0026】
第2の情報が空である場合、第1の情報も空であることがある。
【0027】
新しいセカンダリセルを追加するまたは現在構成されているセカンダリセルを再構成するために使用されるセカンダリセル追加/更新メッセージの場合、以下の情報要素が必要となる。
第1の情報は、セカンダリセルのCIF値を割り当てるために利用される。セカンダリセルのCIFが前もって割り当てられている場合、またはセカンダリセルがそれ自体によってスケジューリングされ、いかなる他のセカンダリセルにもサービス提供しない場合、第1の情報は空であることがある。
第2の情報は、セカンダリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数の他のセカンダリセルのリストを識別するために利用される。
第3の情報は、セカンダリセルによってスケジューリングされた1つまたは複数のダウンリンク・キャリアコンポーネントの情報、すなわち、プライマリセルまたは1つもしくは複数のセカンダリセルの1つまたは複数のセルインデックスを含む、セカンダリセルにサービス提供する1つまたは複数のダウンリンク・キャリアコンポーネントの情報を識別するために利用される。第3の情報が空である場合、セカンダリセルはそれ自体によってスケジューリングされる。
第4の情報は、プライマリセルがセカンダリセルにサービス提供することを意図している場合、プライマリセルのCIF値を割り当てるために利用される。プライマリセルのCIFが前もって割り当てられている場合、第4の情報要素は空であることがある。
【0028】
したがって、セカンダリセルのCIFは、以下の選択肢によって割り当てられ得る。
選択肢1:セカンダリセルのCIF値は、セカンダリセル追加メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢2:セカンダリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルによってスケジューリングされるとき、セカンダリセルのCIF値は、セカンダリセル追加/更新メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢3:セカンダリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供することを意図しているとき、セカンダリセルのCIF値は、セカンダリセル追加/更新メッセージにおいて割り当てられる。
選択肢4:プライマリセルがセカンダリセルにサービス提供することを意図しているとき、セカンダリセルのCIF値は、プライマリセル再構成メッセージにおいて割り当てられる。
【0029】
図4は、本発明の別の実施形態による、基地局において、ユーザ機器のキャリアコンポーネントをスケジューリングする方法を示す流れ図である。
図1〜
図4に関連して、以下のように説明する。
【0030】
図4に示されるように、この方法の流れ図は、ステップS21を含む。
【0031】
基地局10がユーザ機器20のキャリアコンポーネントをスケジューリングするとき、ステップS21において、基地局10は、ユーザ機器20のハンドオーバのためのハンドオーバ・コマンドを送信し、ハンドオーバ・コマンドは、それぞれのセルの第1の情報を搬送する情報要素を含み、第1の情報は、キャリア識別に利用される。一般に、これは、ユーザ機器20のアクセスサービスが別の基地局から基地局10にハンドオーバされるシナリオに対応する。
【0032】
本発明の一実施形態では、ユーザ機器20のハンドオーバのための、基地局10から送信されたハンドオーバ・コマンドは、クロススケジューリングセルの第1の情報を含む。また、1つまたは複数の残りのクロススケジューリングセルの第1の情報は、クロススケジューリングセルの第1の情報に従って推論できる。
【0033】
ハンドオーバのシナリオでは、1つの重要な問題は、基地局がプライマリセルの情報および任意選択で1つまたは複数のセカンダリセルの情報を含み得るということである。一般に、ハンドオーバのシナリオにおけるCIF割当てには2つの選択肢がある。1つは、ハンドオーバ・コマンドにおいてCIF値を割り当てることであり、もう1つは、ハンドオーバ・コマンドの後かつ送信/受信操作の前にCIF値を割り当てることである。2番目の選択肢については、
図3に示される実施形態における方法を用いて、CIF値を割り当てることができる。
【0034】
上記の1番目の選択肢については、以下の解決策によって、プライマリセルおよび1つまたは複数の構成されたセカンダリセルのCIFを割り当てることができる。
【0035】
プライマリセルおよびそれぞれの構成されたセカンダリセルの第1の情報の情報要素は、ハンドオーバ・コマンドに含まれる。
【0036】
デフォルト値がプライマリセルのCIF値として用いられる場合、第1の情報要素は空であることがある。
【0037】
プライマリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、第1の情報要素は必須である。
【0038】
構成されたセカンダリセルの場合、セカンダリセルが1つまたは複数の他のセル(1つもしくは複数のセカンダリセルまたはプライマリセル)によってスケジューリングされるとき、または1つもしくは複数の他のセカンダリセルにサービス提供することを意図しているとき、第1の情報要素は必須である。また、セカンダリセルが1つまたは複数の他のセルによってスケジューリングされず、1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供することも意図していないとき、第1の情報要素は空であることがある。
【0039】
具体的には、1つのみのセルのCIF値を割り当てることができ、そのCIF値に従って、他のセルのCIF値を算出することができる。
【0040】
より具体的には、ハンドオーバ・コマンドは、プライマリセルのみの第1の情報要素をそのCIF値割当てのために含むことができる。また、プライマリセルのCIF値に従って、他の構成されたセカンダリセルのCIF値を算出することができる。
【0041】
あるいは、ハンドオーバ・コマンドは、第1のセカンダリセルのみの第1の情報要素をそのCIF値割当てのために含むことができる。また、第1のセカンダリセルのCIF値に従って、プライマリセルおよび他の構成されたセカンダリセルのCIF値を算出することができる。
【0042】
プライマリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、ハンドオーバ・コマンドは、プライマリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数の構成されたセカンダリセルのリストを含む、プライマリセルのセカンダリ情報要素をさらに含む。
【0043】
セカンダリセルが1つまたは複数の他のセカンダリセルにサービス提供するように構成されるとき、ハンドオーバ・コマンドは、セカンダリセルがサービス提供することを意図している1つまたは複数の他のセカンダリセルを示す、セカンダリセルのセカンダリ情報要素をさらに含む。
【0044】
ある特定のセルが1つまたは複数の他のセルによってスケジューリングされるように構成されるとき、ハンドオーバ・コマンドは、そのスケジューリングセルを示す、セカンダリセルの第3の情報要素をさらに含む。
【0045】
CIF割当ての設計に関連する別の重要な問題は、ハンドオーバなしのプライマリセル変更である。
図5は、本発明のさらに別の実施形態による、基地局において、ユーザ機器のキャリアコンポーネントをスケジューリングする方法を示す流れ図である。
図1〜
図5に関連して、以下のように説明する。
【0046】
図5に示されるように、この方法の流れ図は、ステップS31を含む。
【0047】
基地局10がユーザ機器20のキャリアコンポーネントをスケジューリングするとき、ステップS31において、基地局10は、ユーザ機器20のプライマリセル変更に関連するRRCレイヤメッセージを送信する。RRCレイヤメッセージは、セルのキャリア識別を示す第1の情報と、そのセルによってサービス提供される1つまたは複数のセルの1つまたは複数のインデックスを示す第2の情報およびそのセルにサービス提供するセルのインデックスを示す第3の情報のうちの少なくとも1つとを含む。
【0048】
本発明の一実施形態では、ユーザ機器20のクロススケジューリング・プライマリセルは、新たに構成されたセカンダリセルに変更され、ユーザ機器20のプライマリセル変更に関連する、基地局10によって送信されたRRCレイヤメッセージは、新たに構成されたセカンダリセルのキャリア識別を示す第1の情報と、その新たに構成されたセカンダリセルによってサービス提供される1つまたは複数のセルの1つまたは複数のインデックスを示す第2の情報およびその新たに構成されたセカンダリセルにサービス提供するセルのインデックスを示す第3の情報のうちの少なくとも1つとを含む。
【0049】
新たに構成されたセカンダリセルのCIFが前もって割り当てられている場合、そのCIFを再利用することができ、第1の情報要素はなくてもよい。
【0050】
新たに構成されたセカンダリセルがそれ自体によってスケジューリングされ、いかなる他のセカンダリセルもスケジューリングしない場合、第1の情報要素は空であることがある。言い換えれば、新たに構成されたセカンダリセルは、クロススケジューリング機能を用いて構成されていない。
【0051】
本発明の一実施形態では、ユーザ機器20のクロススケジューリング・セカンダリセルは新しいプライマリセルに変更され、ユーザ機器20のプライマリセル変更に関連する、基地局10によって送信されたRRCレイヤメッセージは、新しいプライマリセルのキャリア識別を示す、新しいプライマリセルの第1の情報と、その新しいプライマリセルによってサービス提供される1つまたは複数のセルの1つまたは複数のインデックスを示す、プライマリセルの第2の情報とを含む。
【0052】
デフォルト値が用いられない限り、新しいプライマリセルの第1の情報要素は、新しいプライマリセルのCIFを割り当てるために利用される。
【0053】
本発明の一実施形態では、ユーザ機器20の新たに構成されたセルは、新しいプライマリセルに変更され、ユーザ機器20のプライマリセル変更に関連する、基地局10によって送信されたRRCレイヤメッセージは、新しいプライマリセルのキャリア識別を示す、新しいプライマリセルの第1の情報と、その新しいプライマリセルによってサービス提供される1つまたは複数のセルの1つまたは複数のインデックスを示す、新しいプライマリセルの第2の情報とを含む。
【0054】
新しいプライマリセルのCIFが前もって割り当てられている変形形態の例では、セルは前もって割り当てられたCIFを再利用することができ、上記のRRCレイヤメッセージにおける第1の情報は空であることがある。
【0055】
本発明の一実施形態では、それぞれのセルの情報要素は、対応するセルの第1の情報が必須か任意選択かを示す第4の情報を含む。当業者は、基地局10が、第4の情報を、ユーザ機器20のセルを構成するために利用される上述の構成メッセージ、ユーザ機器20のハンドオーバのためのハンドオーバ・コマンド、およびユーザ機器20のプライマリセル変更に関連するRRCレイヤメッセージに追加してもよいことを理解することができる。
【0056】
ユーザ機器20によって受信された第4の情報が、対応する第1の情報が必須であることを示すとき、ユーザ機器20は、PDCCH上の対応する第1の情報を監視し、監視された第1の情報に従って、対応するセルのCIF値を構成するまたは更新する。
【0057】
ユーザ機器20によって受信された第4の情報が、対応する第1の情報が任意選択であることを示すとき、ユーザ機器20は、同じダウンリンクフレームにおける第1の情報を監視しなくてもよい。
【0058】
本発明の一実施形態では、CIF割当ては、全ての構成されたセルにおいて有効である。言い換えれば、それぞれのセルのCIFは、全ての構成されたセルのなかで一意のものであるべきであり、CIFの耐用期間は、セルが解放されるまで有効である。この選択肢の利点は、ダウンリンク・キャリアコンポーネント再構成がスケジューリングされるとき、他のCIFを割り当てる必要がなく、それによって、対応するRRCレイヤメッセージが低減されるということである。
【0059】
本発明の別の実施形態では、CIF割当ては、同じダウンリンク・キャリアコンポーネントによってスケジューリングされたセルにおいて有効である。言い換えれば、それぞれのセルのCIFは同じダウンリンク・キャリアコンポーネントによってスケジューリングされたセルのなかで一意のものである。CIFの耐用期間は、スケジューリング・ダウンリンク・キャリアコンポーネントが再構成されるまで継続する。これは、セルのスケジューリング・ダウンリンク・キャリアコンポーネントが再構成されるとき、同じダウンリンク・キャリアコンポーネントによってスケジューリングされた他のセルとの衝突を回避するために、そのCIFを再構成しなければならないということを意味する。
【0060】
当業者は、上記の実施形態が限定的なものではなく例示的なものであることを理解することができる。大胆な(adventurous)効果を実現するために、異なる実施形態における異なる技術的な特徴の組合せを行うことができる。当業者は、図面、開示、および添付の特許請求の範囲を研究することにより、開示された実施形態に対する他の変形形態を理解し、実施することができる。特許請求の範囲では、任意の形の「備える(comprise)」という語は他の要素またはステップを除外せず、不定冠詞「a」または「an」は複数を除外せず、「第1の(first)」および「第2の(second)」という語は名称を識別するために利用され、任意の特定の順序を意味するものではない。特許請求の範囲におけるあらゆる参照符号は、範囲を限定するものと解釈されるべきではない。単一のハードウェアまたはソフトウェアモジュールは、特許請求の範囲に記載されたいくつかの項目の機能を実現することができる。特定の技術的な特徴が互いに依存する異なる請求項に記載されているという単なる事実は、大胆な効果を実現するためにこれらの特徴の組合せを行うことができないということを示すものではない。