(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザプロファイル情報は、デバイス可用性サブプロファイルとデバイス接続性サブプロファイルとデバイス利用サブプロファイルとのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
前記デバイス可用性サブプロファイルと前記デバイス接続性サブプロファイルと前記デバイス利用サブプロファイルとのうちの少なくとも1つに基づいて、メディアコンテンツイベント推奨を提供することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
前記第1のユーザデバイスおよび前記第2のユーザデバイスのうちの1つとのユーザの対話に基づいて、前記記憶されたユーザプロファイル情報を更新することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記ユーザプロファイル情報は、デバイス可用性サブプロファイルとデバイス接続性サブプロファイルとデバイス利用サブプロファイルとのうちの少なくとも1つを含む、請求項9に記載のシステム。
前記デバイス可用性サブプロファイルと前記デバイス接続性サブプロファイルと前記デバイス利用サブプロファイルとのうちの少なくとも1つに基づいて、メディアコンテンツイベント推奨を提供する手段をさらに備えている、請求項11に記載のシステム。
前記第1のユーザデバイスおよび前記第2のユーザデバイスのうちの1つとのユーザ対話に基づいて、前記記憶されたユーザプロファイル情報を更新する手段をさらに備えている、請求項9に記載のシステム。
ユーザの習慣、選好、または対話を自動的に監視することに基づいて、前記記憶されたユーザプロファイル情報を更新する手段をさらに備えている、請求項9に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
任意の所与のメディア送達システムにおいて、ユーザに利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。結果として、多くのユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートし、所望し得るメディアコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイダンスの形態を所望している。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと称されるが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと称されることもある。
【0015】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて、種々の形態をとってもよい。1つの典型的な種類のメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、とりわけ、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を介して提供される)、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)、および他の種類のメディアまたはビデオコンテンツを含む、多くの種類のメディアコンテンツ間を、ユーザがナビゲートおよび検索することを可能にする、周知のガイダンスアプリケーションである。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含む、ビデオコンテンツに関連するコンテンツ間でナビゲートし、検索することも可能にする。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザが、マルチメディアコンテンツ間でナビゲートすることも可能にする。用語「マルチメディア」とは、本明細書では、テキスト、オーディオ、静止画、画像、動画、ビデオ、および双方向コンテンツ形態等の、少なくとも2つの異なるコンテンツ形態を利用する、メディアならびにコンテンツとして定義される。マルチメディアコンテンツは、コンピュータおよび電子デバイス等の情報コンテンツ処理デバイスによって、記憶および再生、表示またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。メディアコンテンツに関連して論議される、本発明の実施形態はまた、ビデオ、オーディオ、および/またはマルチメディア等の他の種類のコンテンツにも適用可能であることを理解されたい。
【0016】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速無線ネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)や、手持ち式コンピュータ、携帯端末(PDA)、携帯電話、または他のモバイルデバイス等の従来はアクセスしなかった他のデバイス上で、メディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同じメディア間をナビゲートおよび検索することができる。その結果として、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。提供されるガイダンスは、テレビのみを通して利用可能なメディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上のみを通して利用可能なメディアコンテンツ、またはテレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上の両方を通して利用可能なメディアコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、手持ち式コンピュータ、PDA、携帯電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、あるいは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイダンスアプリケーションを実装してもよい、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0017】
メディアガイダンスアプリケーションの機能のうちの1つは、メディア一覧およびメディア情報をユーザに提供することである。
図1−2および5−7は、メディアガイダンス、特にメディア一覧を提供するために使用されてもよい、例示的な表示画面を示す。
図1−2および5−7に示された表示画面は、任意の好適なデバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。
図1−2および5−7の表示は、全画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているメディアコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、あるいはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、メディア情報へのアクセス要望を指示してもよい。ユーザの指示に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアの種類別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の所定、ユーザ定義、あるいは他の組織化基準等のいくつかの方法のうちの1つで組織化されたメディア情報を伴う表示画面を提供してもよい。
【0018】
図1は、単一表示内の異なる種類のメディアコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配設された例示的なグリッド番組一覧表示100を示す。表示100は、(1)各チャンネル/メディア種類識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはメディアの種類を識別する、チャンネル/メディア種類識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行を有するグリッド102を含んでもよい。グリッド102はまた、番組一覧108等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域112の中で提供されてもよい。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0019】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションはまた、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶したメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間的制約のない他のメディアコンテンツを含む、異なるメディアソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツの両方を含んでもよい(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、あるいは、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0020】
グリッド102は、オンデマンド一覧114、録画メディア一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む、非線形番組の一覧を提供してもよい。異なる種類のメディアソースからのコンテンツのための一覧を組み合わせる表示は、「混合メディア」表示と呼ばれることもある。表示100とは異なる、表示されてもよい一覧の種類の種々の順列は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送の一覧のみの表示等)。例示されるように、一覧114、116、および118は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。他の実施形態では、これらのメディア種類の一覧は、グリッド102に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応じて、付加的な一覧が表示されてもよい(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すことは、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼしてもよい)。
【0021】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含んでもよい。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示される一覧のうちの1つに対応するか、またはそれから独立してもよい。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0022】
広告124は、(例えば、購読番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在利用可能である、将来利用可能となる、または決して利用可能とはなり得ない、メディアコンテンツの広告を提供してもよく、グリッド102内のメディア一覧のうちの1つ以上に対応するか、または無関係であってもよい。広告124はまた、グリッド102内で表示されるメディアコンテンツに関係するか、または無関係である製品またはサービスに対するものであってもよい。広告124は、選択可能であってもよく、メディアコンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するメディアコンテンツを提供する等を行ってもよい。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示の種類、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化されてもよい。
【0023】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供されてもよい。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供されてもよい。これは、パネル広告と呼ばれることもある。加えて、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれてもよい。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または他の種類のメディアコンテンツを含んでもよい。広告は、ガイダンスアプリケーションを伴うユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、あるいは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶されてもよい。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、Knudsonらの米国特許出願公開第2003/0110499号、2004年6月29日発行のWard,IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論議されている。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれてもよいことが理解されるであろう。
【0024】
オプション領域126は、ユーザが、異なる種類のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域126は、ディプレイ100(および本発明の他の表示画面)の一部であってもよく、あるいは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組一覧に関連する特徴に関してもよく、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、あるいは他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能オプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、種々の種類の一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含んでもよい。
【0025】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイダンスアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成されてもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイダンスアプリケーションに対して自らを識別することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示のカラー方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組のみ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画の質等)、ペアレンタルコントロール設定、および他の所望のカスタマイズを変動させるステップを含んでもよい。
【0026】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよく、またはユーザプロファイル情報を自動的に編成してもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザがガイダンスアプリケーションと行ってもよい他の対話を監視してもよい。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.tvguide.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの手持ち式デバイスから等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスしてもよい他のソースから、ユーザに関する情報を取得してもよい。結果として、ユーザの異なるデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することができる。この種類のユーザ経験は、
図4および5−18に関連して、以下で詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイダンスアプリケーション特徴は、Ellisらの米国特許出願公開第2005/0251827号、Boyerらの米国特許第7,165,098号、およびEllisらの米国特許出願公開第2002/0174430号でさらに詳細に説明されており、それらは全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0027】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配設が、
図2に示されている。ビデオモザイク表示200は、メディアの種類、ジャンル、および/または他の組織化基準に基づいて組織化されたメディアコンテンツ情報のための選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビ一覧オプション204が選択されているため、放送番組一覧として、一覧206、208、210、および212を提供している。
図1の一覧とは異なり、表示200の一覧は、メディアを説明する簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)およびアイコンに限定されない。むしろ、表示200では、一覧は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、または一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他の種類のメディアを含む、グラフィック画像を提供してもよい。グラフィック一覧のそれぞれはまた、一覧と関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを同伴してもよい。例えば、一覧208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む、1つより多くの部分を含んでもよい。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で視聴するように、またはメディア部分214に表示されるビデオに関連する番組一覧を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を閲覧するように)、選択可能であってもよい。
【0028】
表示200の一覧は、異なるサイズである(すなわち、一覧206は、一覧208、210、および212より大きい)が、所望の場合、全ての一覧が同じサイズであってもよい。一覧は、メディアプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調されてもよい。メディア一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願公開第11/324,202号で論議されている。
【0029】
ユーザは、ユーザ機器デバイスから、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。
図3は、例示的なユーザ機器デバイス300の一般化実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、
図4に関連して以下で論議される。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以降では「I/O」)経路302を介して、メディアコンテンツおよびデータを受信してもよい。I/O経路302は、処理回路306および記憶装置308を含む制御回路304に、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを提供してもよい。制御回路304は、I/O経路302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/O経路302は、制御回路304(具体的には処理回路306)を1つ以上の通信経路(以下で説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、
図3では単一経路として示されている。
【0030】
制御回路304は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可な能論理素子等に基づく処理回路等の任意の好適な処理回路306に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶装置308)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションに対する命令を実行する。クライアント・サーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイダンスアプリケーションサーバあるいは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用無線モデムを含んでもよい。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい(
図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(以下でさらに詳細に説明される)。
【0031】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、または任意の他の好適なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、あるいは任意の他の好適な固定または可撤性記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の好適な録画デバイス)は、制御回路308の一部である記憶装置304として提供されてもよい。記憶装置308は、上記の種類の記憶デバイスのうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、ユーザ機器デバイス300は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと称されることもある)用のハードドライブおよび2次記憶装置としてのDVDレコーダを含んでもよい。記憶装置308は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、あるいはガイダンスアプリケーションを操作する際に使用される他のデータを含む、本明細書で説明される種々の種類のメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用されてもよい。非揮発性メモリもまた、使用されてもよい(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0032】
記憶装置308はまた、ユーザ作成およびシステム生成された視聴スケジュールを記憶してもよい。例えば、1つ以上のメディアイベントが、ユーザ定義またはシステム推奨視聴タイムスロットと関連付けられてもよい。これらの視聴スケジュールは、例えば、
図9に示されたテーブル900等の、記憶装置308の中の関係データベース内のテーブルに記憶されてもよい。視聴スケジュールを視聴または修正するためのアクセスは、スケジュールを作成するユーザ(および他の承認ユーザ)に限定または制限されてもよく、またはいくつかの実施形態では、全てのユーザが視聴スケジュールを視聴および/または編集してもよい。視聴スケジュールへの許可およびアクセス制限は、ユーザによって、またはシステムによって定義されてもよい。
【0033】
制御回路304は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調あるいはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等の、ビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供されてもよい。回路304はまた、メディアをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含んでもよい。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含んでもよい。同調および符号化回路は、メディアコンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器によって使用されてもよい。同調および符号化回路はまた、ガイダンスデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書で説明される回路は、1つ以上の汎用または専門プロセッサ上で稼働するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供されてもよい(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶装置308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置308と関連付けられてもよい。
【0034】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して制御回路304を制御してもよい。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。ディスプレイ312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と一体化してもよい。ディスプレイ312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、HDTV対応型であってもよい。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供されてもよく、または独立型ユニットであってもよい。ディスプレイ312上に表示されるビデオおよび他のメディアコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0035】
ガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、テレビチャンネルのVBIから、帯域外フィードから、または別の好適なアプローチを使用して)。別の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアント・サーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアント・サーバベースのガイダンスアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。
【0036】
さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって実行される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に実行される。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)で符号化され、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で稼働するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイダンスアプリケーションは、EBIFウィジェットであってもよい。他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および実行される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディア符号化スキームを採用するもの)では、ガイダンスアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいて符号化および伝送されてもよい。
【0037】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器として、
図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと呼ばれてもよい。メディアガイダンスアプリケーションが実装されるユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよく、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、以下でさらに詳細に論議される。
【0038】
ユーザテレビ機器402は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶デバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含んでもよい。これらのデバイスのうちの1つ以上は、所望の場合、単一デバイスとなるように統合されてもよい。ユーザコンピュータ機器404は、PC、ラップトップ、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンタ、または他のユーザコンピュータ機器を含んでもよい。WEBTVは、Microsoft Corp.によって所有される商標である。無線ユーザ通信デバイス406は、PDA、携帯電話、携帯用ビデオプレーヤ、携帯用音楽プレーヤ、携帯用ゲーム機、または他の無線デバイスを含んでもよい。
【0039】
PC用テレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器デバイスへのビデオの統合の出現に伴い、デバイスを上記のデバイスのうちの1つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなることに留意されたい。実際、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406のそれぞれは、
図3に関連して上述されるシステム特徴のうちの少なくとも一部を利用し、結果として、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツの種類に関する融通性を含んでもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であってもよい一方で、ユーザコンピュータ機器404は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイダンスアプリケーションはまた、種々の種類のユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよく、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス用に縮小されてもよい。
【0040】
システム400では、典型的には、各種類のユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが
図4に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上の種類のユーザ機器デバイスを利用し(例えば、ユーザはテレビセットおよびコンピュータを有してもよい)、また各種類のユーザ機器デバイスを2つ以上利用してもよい(例えば、ユーザはPDAおよび携帯電話および/または複数のテレビセットを有してもよい)。また、1つ以上のユーザ機器デバイスが、複数の場所で利用可能であってもよい。例えば、特定の家庭では、大型テレビディスプレイが居間に位置してもよく、より小さいテレビディスプレイが寝室に位置してもよく、オーディオシステムが台所に位置してもよく、1つ以上のパーソナルコンピュータがホームオフィスに位置してもよい。
【0041】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書で説明される設定、ならびに、お気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.tvguide.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望であれば、同じチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同じまたは異なる種類のユーザ機器デバイスであるか否かにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイダンス体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイダンスアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づいてもよい。
【0042】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信経路408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えば、Blackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他の種類の通信ネットワーク、あるいは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであってもよい。BLACKBERRYは、Research In Motion Limited Corp.によって所有されるサービスマークである。経路408、410、および412は、別個または一緒に、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、あるいは任意の他の好適な有線または無線通信経路、もしくはそのような経路の組み合わせ等の、1つ以上の通信経路を含んでもよい。経路412は、
図4に示された例示的実施形態において、無線経路であることを示すように破線で描かれ、経路408および410は、有線経路であることを示すように実線で描かれている(しかし、これらの経路は、所望であれば無線経路であってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供されてもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。
【0043】
通信経路は、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線経路(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802−11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信経路、あるいは有線または無線経路を介した他の短距離通信等の通信経路を介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的経路を通して、直接相互に通信してもよい。
【0044】
システム400は、それぞれ通信経路420および422を介して通信ネットワーク414に連結される、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418を含む。経路420および422は、経路408、410、および412に関して上記で説明される通信経路のうちのいずれかを含んでもよい。メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418との通信は、1つ以上の通信経路を介して交信されてもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一経路として示されている。加えて、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418のそれぞれが2つ以上あってもよいが、
図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なる種類を以下で論議する)。所望であれば、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、経路408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信経路(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信してもよい。
【0045】
メディアコンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上の種類のメディア配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、ABC, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。メディアコンテンツソース416は、メディアコンテンツの発信元であってもよく(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはメディアコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含んでもよい。メディアコンテンツソース416は、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なる種類のメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するシステムおよび方法は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、1999年6月11日出願のEllisらの米国特許出願第09/332,244号に関連して、さらに詳細に論議されている。
【0046】
メディアガイダンスデータソース418は、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、および、ユーザが所望のメディア選択間でナビゲートし、検索するために役立つ、任意の他の種類のガイダンスデータ等のメディアガイダンスデータを提供してもよい。
【0047】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線消去間隔内のデータ)を介して番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。
番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、テレビチャンネルの垂直帰線消去間隔内で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の好適な頻度で(例えば、連続して、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供されてもよい。いくつかのアプローチでは、メディアガイダンスデータソース418からのガイダンスデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザの機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、必要な時にガイダンスデータを取得するように、ソース418とのセッションを開始してもよい。メディアガイダンスデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイダンスアプリケーション自体、またはメディアガイダンスアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0048】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントがユーザ機器デバイス上に常駐する場合のみ、クライアントサーバアプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上のサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース418)、実装されてもよい。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース418によって生成され、ユーザ機器デバイスに伝送されてもよい。メディアガイダンスデータソース418はまた、ユーザ機器上での記憶のためにデータを伝送してもよく、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0049】
メディアガイダンスシステム400は、いくつかのアプローチ、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにメディアコンテンツおよびガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを提供する目的で、相互に通信してもよい。本発明は、これらのアプローチのいずれか1つまたは一部において、またはメディアを送達し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の3つのアプローチは、
図4の一般化実施例の具体的例示を提供する。
【0050】
1つのアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接経路を介して、あるいは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作してもよい。結果として、種々のメディアガイダンス情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましくてもよい。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましくてもよい。ホームネットワーク内の異なる種類のユーザ機器デバイスはまた、メディアコンテンツを伝送するように相互に通信してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにメディアコンテンツを伝送してもよい。
【0051】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数の種類のユーザ機器を有してもよく、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイダンスアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、Ellisらの米国特許出願公開第2005/0028208号で論議されている。
【0052】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスは、メディアコンテンツソース416と直接通信してメディアコンテンツにアクセスするために、メディアガイダンスアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器404およびユーザコンピュータ機器406のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間でナビゲートし、検索してもよい。
【0053】
メディアコンテンツの論議は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽、画像等の他の種類のメディアコンテンツに適用できることが理解されるであろう。
【0054】
いくつかの実施形態では、メディアプランナメディアガイダンスアプリケーションが開示される。メディアプランナアプリケーションは、メディアシステム(
図4のシステム400)の1人以上のユーザに対するメディアイベントを作成するために使用されてもよい。メディアイベントスケジュールは、ユーザが視聴する、聴く、またはそうでなければ消費する予定になっている、メディアまたはメディアイベントのリストを備えてもよい。このアプリケーションとの関連でメディアを消費することは、メディア、メディアイベント、またはメディアコンテンツとの対話、またはその提示を含んでもよい。メディアおよびメディアイベントは、ユーザによって手動でスケジューリングされる(すなわち、ユーザがスケジューリングしたイベント)か、またはユーザの代わりにメディアプランナガイダンスアプリケーションによって自動的にスケジューリングされてもよい(すなわち、プランナ推奨イベント)。メディアイベントスケジュールは、いくつかの実施形態では、記憶装置308(
図3)に記憶されてもよい。例えば、メディアシステムの各ユーザは、そのユーザに対してスケジューリングされる全てのメディアを記憶する、関係データベース内のテーブルと関連付けられてもよい。
【0055】
メディアイベントはまた、放送番組および/または録画のために選択または推奨されている番組のリマインダを含んでもよい。いくつかの実施形態では、このメディアおよび/またはメディアイベントのリストは、スケジュールまたはカレンダーに直接関係していてもよい。そのような実施形態では、特定のメディアまたはメディアイベントが、特定のタイムスロットと関連付けられてもよい。関連は、メディアまたはメディアイベント自体(例えば、放送番組が、その放送時間に対応するタイムスロットと関連付けられてもよい)に、ユーザ選好(例えば、ユーザが、夜のアクション映画等の特定の時間における特定の種類のメディアの視聴をスケジューリングすることを望んでもよい)、または他のイベントに少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、友人のグループが全員、ある時間における特定のコンテンツの視聴をスケジューリングすることを望んでもよい。いくつかの実施形態では、タイムスロットは、以下でさらに詳細に説明される1つ以上のユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、メディアプランナアプリケーションによって自動的にメディアおよび/またはメディアイベントと関連付けられてもよい。ある実施形態では、メディアプランナスケジュールは、ユーザが、すでにスケジューリングされたメディアイベントと対立しない番組を選択することを可能にするように、放送、オンデマンド、および/または有料番組一覧と同時に表示されてもよい。
【0056】
図5は、グリッド番組一覧とともに表示されたメディアプランナスケジュール130の例示的実施例を示す。メディアイベント132および134等のスケジューリングされたメディアイベントは、メディアイベントの識別を記載するとともに、イベントのコンテンツ種類(例えば、オーディオ)またはソース(例えば、放送には「br」、インターネットには「web」)を示してもよい。メディアイベントはまた、録画されるか否か(例えば、「rec」指標)、お気に入りであるか否か(指標136)、またはそれが提示されるデバイス(指標138)に関して、1つ以上の指標を含んでもよい。これらの指標は、グラフィック、テキスト、シェーディング、色、および/または上記の組み合わせの形態を成してもよい。指標は、いくつかの実施形態では、ユーザによって選択可能であってもよい。例えば、ユーザは、イベント134に対する提示デバイスおよび提示コンテンツ形式を手動で変更するように、指標138を選択してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザがスケジューリングしたメディアイベントは、同様にメディアプランナ推奨メディアイベントと区別されてもよい。例えば、メディアプランナによって推奨されるメディアイベント132は、ユーザによって特異的にスケジューリングされるメディアイベント134とは異なって陰影を付けられてもよい。ユーザは、スケジューリングされたメディアイベントをハイライトおよび/または選択するために、ハイライト領域110をメディアプランナスケジュール130にナビゲートすることが可能であってもよい。例えば、ユーザは、イライト領域110をメディアイベント132にナビゲートすることが可能であってもよい。いったんメディアイベント132が選択されると、番組情報領域112が、メディアイベント132に関連する付加的な情報を表示してもよい。いくつかの実施形態では、次いで、ユーザは、ボタンを作動させるか、または選択されたメディアイベントまたはメディアプランナアプリケーションに関連するオプション画面とともに提示される画面上オプションを選択してもよい。
【0057】
いくつかの実施形態では、メディアプランナスケジュールは、他の電子プランナおよび/またはカレンダーと同時に表示されてもよい。例えば、メディアプランナスケジュールは、ユーザの個人用オンラインカレンダーと同時に表示されてもよい。同時表示を生成するために、メディアプランナアプリケーションは、ユーザの個人用カレンダーシステムから直接読み出されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、メディアプランナスケジュール情報を別のカレンダーアプリケーションまたはシステムにエクスポートするように構成されてもよい。例えば、メディアプランナアプリケーションは、ユーザのMicrosoft Outlook(登録商標)カレンダーシステムと連動してもよい。
【0058】
メディアプランナスケジュールは、毎日、毎週、または毎月の形式で閲覧されてもよい。メディアプランナスケジュールは、双方向性または非双方向性であってもよい。
図6は、例示的なメディアプランナの毎日のスケジュール表示600を示す。スケジュール表示600は、識別子の列602、スケジューリングされたメディアイベントの列604、および推奨の列606を伴うグリッド601を含んでもよい。列604の中の各スケジューリングされたメディアイベントは、少なくとも1つの時間識別子と関連付けられてもよく、列606からの少なくとも1つの推奨と関連付けられてもよい。各スケジューリングされたメディアイベントはまた、ソース指標610または自動スケジュール指標612と関連付けられてもよい。ソース指標610は、オーディオシステム(aud1)、コンピュータ(pc2)、または携帯用メディアプレーヤ(port1)等の、そこからメディアイベントが提示される特定のデバイスを示す。自動スケジュール指標612は、関連メディアイベントがメディアプランナによって自動的にスケジューリングされた(例えば、ユーザによって手動でスケジューリングされることとは対照的に)ことを示す。指標610および612は、グラフィック、テキスト、シェーディング、カラー、および/または前述の組み合わせの形態を成してもよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、丸1日の全てのスケジュールタイムスロットが、同時にユーザに表示されない。そのような実施形態では、ナビゲーションカーソル120が、異なるタイムスロットにナビゲートするために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、丸1日の全てのスケジュールタイムスロットが、同時にユーザに表示されてもよい。
【0060】
いくつかの実施形態では、メディアイベントが、ユーザに提示されるようにスケジューリングされてもよい一方で、別のメディアイベントは、同時に録画されない。特定のメディアイベントが提示のためにスケジューリングされている一方で、別のメディアイベントが録画されるようにスケジューリングされていることを示すために、指標614等の2次のメディアイベント指標が使用されてもよい。
【0061】
図7は、例示的なメディアプランナの毎週のスケジュール表示700を示す。毎週のスケジュール表示700は、毎日のスケジュール表示600と同様であるが、ユーザが複数の日のスケジュールを閲覧することを可能にする。毎日が、グリッド701の中の列(704、706、708、710)によって表されてもよい。日付バー702は、日付識別子の行を含有する。いくつかの実施形態では、毎日のスケジュール表示600と同様に、丸1日および/丸1週間の全てのスケジュールタイムスロットが、同時にユーザに表示されない。これらの実施形態では、ナビゲーションカーソル120が、異なるタイムスロットおよび異なる日にナビゲートするために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、丸1日および/丸1週間の全てのスケジュールタイムスロットが、同時にユーザに表示されてもよい。
【0062】
毎週のスケジュール表示700では、イベント712等の自動的にスケジューリングされたメディアイベントが、異なる背景色によって示される。しかしながら、毎日のスケジュール表示600と同様に、自動的にスケジューリングされたメディアイベントは、異なるグラフィック、テキスト、シェーディング、色、および/または前述の組み合わせによって示されてもよい。
【0063】
いくつかの実施形態では、ユーザが、スケジューリングされたメディアイベント上にハイライト領域608を配置すると、メディアプランナアプリケーションは、関連するスケジューリングされたメディアイベントを自動的には依頼としてもよい。毎週のスケジュール表示700では、「オーディオコンテンツ6a」と標識されたメディアイベントが、ハイライト領域608によって示される。「オーディオコンテンツ6a」に関連する「オーディオコンテンツ6b」は、2次ハイライト指標714によってハイライトされてもよい。いくつかの実施形態では、2次ハイライト指標714は、例えば、異なるグラフィック、テキスト、シェーディング、色、および/または前述の組み合わせによって、ハイライト領域608と区別されてもよい。
【0064】
ユーザプロファイルは、コンテンツ消費(例えば、視聴、録画、聴取等)をスケジューリングする、および/またはメディアイベントを1人以上のユーザに推奨するために、メディアプランナアプリケーションによって使用されてもよい。ユーザプロファイルは、視聴習慣および好き嫌い等のユーザ選好または活動の特定の側面志向である、異なる種類の情報またはサブプロファイルを含有してもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、メディアプランナスケジュール情報は、関係データベーステーブルに記憶されてもよい。
図9は、各行がメディアイベント入力に対応し、各列がメディアイベントと関連付けられるパラメータに対応する、例示的な関係データベーステーブル900を示す。関係データベーステーブル900は、記憶装置308(
図3)内またはネットワーク記憶デバイス上に記憶されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナスケジュール内の各メディアイベントは、テーブル900内の単一の行入力によって表されてもよい。代替実施形態では、各メディアイベントは、テーブル900内の複数の行入力と関連付けられてもよい。いくつかの実施形態では、テーブル900内の各入力と関連付けられてもよいパラメータは、開始/終了時間(902)、番組ID(904)、形式(906)、動作(908)、デバイス(910)、コンテンツソース(912)、およびスケジュールソース(914)を含む。しかしながら、メディアコンテンツと関連付けられる他のパラメータも含まれてもよい。
【0066】
テーブル900では、各メディアイベント入力は、番組IDパラメータ(904)によって識別されてもよい。番組IDは、メディアイベント入力を他のメディアイベント入力と区別する、任意の情報を含んでもよい。例えば、番組IDパラメータは、メディアイベントタイトルまたはシステム割当メディアイベント識別子、または任意の他の一意の識別子を含んでもよい。各メディアイベントはまた、メディアイベントが提示されるようにスケジューリングされる日付および時間を記載する、開始および終了時間と関連付けられてもよい。いくつかの実施形態では、開始および終了時間の代わりに、タイムスロット指定が使用されてもよい。形式パラメータ906は、入力と関連付けられるメディアイベントの形式を示してもよい。例えば、メディアイベントは、ビデオ(vid)またはオーディオ(aud)コンテンツであってもよい。ビデオコンテンツは、高解像度(HD)またはH.264形式であってもよい。オーディオコンテンツは、ステレオまたはサラウンド形式であってもよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、ビデオまたはオーディオ指定、および特定のビデオまたはオーディオ形式の種類は、異なるパラメータと見なされてもよい。動作パラメータ908は、特定のメディアイベント入力のためにスケジューリングされる動作を示してもよい。例えば、メディアイベントは、特定のデバイスにストリーム配信するように、または特定のデバイス上に記録されるようにスケジューリングされてもよい。メディアイベントがデバイス上に事前にロードされている場合、スケジューリングされた動作は、事前にロードされたメディアイベントを提示することであってもよい。デバイスパラメータ(910)は、908に記載された動作が特定のメディア入力に対して行われる、コンテンツ送達デバイスを示してもよい。コンテンツソースパラメータ912は、入力と関連付けられるメディアイベントの現在のソースを示してもよい。例えば、メディアは、システムオペレータまたは1人以上の第三者コンテンツプロバイダ(「provider1」、「provider2」、「provider3」等)によって提供されてもよい。同様に、いくつかのメディアは、ローカルで記憶されてもよく(local)、または他の場所のユーザデバイス(home)上に記憶されてもよい。スケジュールソースパラメータ914は、入力と関連付けられたメディアイベントがどのようにスケジューリングされたかを示してもよい。メディアイベントは、ユーザ(user)によって、またはシステム検索に基づいて(rec(sys))、あるいは他の場所で収集された推奨に基づいて(rec(ext))、システムによって自動的にスケジューリングされてもよい。
【0068】
メディアプランナアプリケーションの各ユーザは、ユーザプロファイルと関連付けられてもよい。ユーザプロファイルは、いくつかの実施形態では、記憶装置308(
図3)に記憶されてもよい。ユーザプロファイルは、手動で、自動的に、または両方の組み合わせを介して生成されてもよい。ユーザプロファイルの手動生成は、ユーザのメディア選好に関するユーザへの一連の質問を提示することを含んでもよい。ユーザプロファイルの手動生成のいくつかの実施形態では、ユーザはまた、設定、構成、または選好メニューにアクセスすることが可能であってもよく、かつ視聴選好および/または習慣を選択するか、または別様に示すことが可能であってもよい。
【0069】
ユーザプロファイルの自動生成は、ユーザの視聴選好および習慣を監視することを含んでもよい。これらの選好および習慣は、メディアのメディアソースの種類、メディアのジャンル、メディアの長さ、およびメディアの作成者または参加者(例えば、作家、プロデューサ、または俳優)を含んでもよい。選好および習慣はさらに、ユーザがメディアを消費する傾向がある1日(または1週間、あるいは1ヶ月)の時間、ユーザが特定の時間に消費する傾向がある特定の種類のメディア、ある時に、またはユーザがメディアを消費している時のユーザの場所、ならびにユーザが使用する、ある時に利用可能である、またはユーザがメディアを消費している時に利用可能であるデバイスを含んでもよい。
【0070】
メディアプランナアプリケーションは、これらの視聴者選好および習慣を監視し、それらをメディアスケジューリングまたはメディア推奨を支援してもよい視聴者パラメータに変換するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナは、ユーザと関連付けられる他の電子カレンダーまたは携帯用デバイスに接続するように、およびこれらの手段を通して視聴者習慣および/または視聴者選好を監視するように構成されてもよい。例えば、ユーザに家の建設業者とのスケジューリングされたミーティングがある場合、メディアプランナは、ユーザが家の改修に関心があることを決定するために、この情報を使用してもよく、家の修繕の番組、または近くのホームセンターでのワークショップ等の、このトピックに関連するコンテンツをスケジューリングするか、または推奨してもよい。別の実施例として、ユーザにスケジュールされたコンサートがある場合、メディアプランナは、ユーザがそのコンサートでのミュージシャンまたは音楽の種類に関心があることを決定するために、この情報を使用し、それに応じて、コンテンツまたは他のイベントさえもスケジューリングするか、または推奨してもよい。例えば、ミュージシャンのベストヒットが、ユーザのスケジューリングされたコンサートへの移動時間中の消費のために、自動的に推奨されてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、ユーザプロファイルは、手動および自動技法の組み合わせによって生成されてもよい。ユーザは、選好および習慣に関する一連の一般的な質問に答えてもよく、メディアプランナは、ユーザプロファイルを自動的に生成するために、これらの回答を使用してもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナは、ユーザ選好、習慣、および対話を監視することによって、これらの回答を補完してもよい。
【0072】
いくつかの実施形態では、ユーザプロファイルは、ユーザが消費することを許可されているコンテンツの種類、および/またはユーザがコンテンツスケジューリングのために利用可能なタイムスロットに関して、制限を含有してもよい。これらの制限は、ユーザ選好の一部として、またはペアレンタルコントロールの一部として実装されてもよい。
【0073】
メディアプランナは、メディアをスケジューリングする、および/または推奨するためにユーザプロファイルを利用してもよい。ユーザプロファイルは、1つ以上のサブプロファイルを備えてもよい。これらのサブプロファイルは、以下でさらに詳細に説明される。メディアプランナは、いくつかの方法で視聴者を識別してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザがメディアプランナまたは関連メディア提示システムにアクセスするか、またはそれをオンにする時に、ユーザは、プロファイルに手動でログインしてもよい。この手動ログイン手順は、個人識別番号またはパスワード等のコードを入力することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、指紋スキャナ、虹彩スキャナ、または音声認識システム等の生体認証システムが利用されてもよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、視聴者識別は、自動的であってもよい。例えば、特定のユーザがしばしば、携帯電話、スマートフォン、またはBluetooth(登録商標)対応型デバイス等の無線で通信するように構成される特定の携帯用電子デバイスを持ち歩く場合、携帯用デバイス(または拡大解釈するとユーザ)の存在が、ユーザの存在を識別してもよい。いくつかの実施形態では、単に携帯用デバイスを取得することによって、別のユーザがプロファイルにアクセスすることを防止するように、後続の手動識別設定が実装されてもよい。
【0075】
携帯用デバイスはまた、メディア提示システムの役割を果たしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは常に、特定の携帯用デバイスと関連付けられてもよく、ユーザプロファイルにログインする必要がなくてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、コード入力または生体認証を介して、手動でログインする必要があってもよい。
【0076】
ユーザプロファイルは、異なる種類の情報または1つ以上の異なるサブプロファイルを含有してもよい。これらの異なる情報種類またはサブプロファイルのそれぞれは、ユーザの視聴選好または習慣のうちの1つ以上と関連付けられてもよい。例えば、ユーザプロファイルは、ユーザが好むメディアの種類、ユーザが好む1つまたは複数のメディアソース、またはユーザが好むメディアのジャンルを含有してもよい。随意で、ユーザプロファイルは、どれだけ長くユーザがコンテンツを視聴する傾向があるか、ユーザがコンテンツを視聴するためにどのデバイスを使用することを好むか、およびユーザがコンテンツを視聴する傾向がある時間等の、ユーザの視聴習慣に関する情報を含んでもよい。
【0077】
ユーザプロファイルは、メディア種類選好サブプロファイルを含有してもよい。このサブプロファイルは、メディア種類(例えば、映画、音楽、エピソードから成る番組、ウェブキャスト、ポッドキャスト、ゲーム等)、メディアソース(例えば、放送、オンデマンド、有料番組、オンライン/インターネット等)、メディアの長さ、ジャンル(例えば、アクション、コメディ、ドキュメンタリ、リアリティ、スポーツ、ニュース等)、作成者/参加者(例えば、俳優/女優、プロデューサ、作家、司会者等)、および形式(例えば、高解像度、オーディオ、テキスト等)を備えてもよい。
【0078】
ユーザプロファイルはまた、ユーザが特定の時間に楽しむ可能性が高いコンテンツの種類に関する情報を含有する、ムードサブプロファイルを含んでもよい。この情報は、ユーザが特定の時間に好む、特定のコンテンツ種類(例えば、音楽またはビデオ)または特定のコンテンツジャンル(例えば、アクション、ドラマ、コメディ等)を含んでもよい。
図8は、コンテンツ種類に基づくユーザムードプロファイルの例示的実施例を図示する。例えば、ユーザは、早朝に発話の形態の純オーディオコンテンツを好んでもよい(例えば、ニュース、トーク番組等)。午前半ばから昼前に、ユーザはまた、発話に加えて音楽を好み始めてもよい。昼休み中に、ユーザは、ビデオおよびオーディオを好んでもよいが、昼食後、ユーザは、音楽および発話のみを好んでもよい。ユーザが家に到着すると、ユーザは、オーディオコンテンツを一休みして、ユーザが就寝前にいくらかの音楽を好む場合がある時に、深夜までビデオコンテンツ(音楽を同伴する)を見ることを望んでもよい。
【0079】
図10は、コンテンツジャンルに基づくユーザムードプロファイルの例示的実施例を図示する。例えば、朝に、ユーザは、朝および午後のニュースおよびスポーツコンテンツを好んでもよい。ユーザが家に到着すると、ユーザは、最初にニュースの代わりにアクションおよびコメディを好んでもよく、少し後に、ユーザは、ドラマも好み始めてもよい。最後に、ユーザは、現実関連のコンテンツを好み始めながら、アクション、ドラマ、最終的にはスポーツおよびコメディに飽きてもよい。メディアプランナアプリケーションは、ユーザの代わりにメディアイベントを自動的に推奨するか、またはスケジューリングするために、プロファイルおよびサブプロファイルのうちのいずれかを使用してもよい。
【0080】
ユーザプロファイルはまた、1つ以上のアクセス可能性選好サブプロファイルを含有してもよい。このサブプロファイルは、特定の時間にユーザに利用可能であってもよいデバイス、特定の時間にユーザに利用可能な接続性、および所与の時間にユーザが可能な注意に関する情報を含んでもよい。
【0081】
ラップトップ/ノートブックコンピュータ、携帯用メディアプレーヤ、および携帯電話またはスマートフォン等の強力な携帯用電子デバイスの導入は、ユーザが、家庭外の場所で、記憶された、またはストリーミング配信されるメディアコンテンツにアクセスすることが可能であってもよいことを意味する。同様に、家庭内の複数のコンテンツ送達デバイスの出現は、ユーザが家庭内の複数の場所からコンテンツを消費するというオプションを有することを意味する。ユーザが特定の時間に利用可能な特定のコンテンツ送達デバイスに関する情報は、統一コンテンツスケジュールを構築するために有用であってもよい。
図11は、デバイスアクセス可能性サブプロファイルの例示的実施例を図示する。
図11に示されるように、ユーザが家にいる時に、ユーザは、朝および夜に全ての利用可能なデバイスにアクセスできてもよい。ユーザの通勤および帰宅中に、ユーザは、携帯電話、携帯用メディアプレーヤ、およびカーオーディオシステムのみにアクセスできてもよい。仕事中、ユーザは、電話、携帯用メディアプレーヤ、および/またはラップトップのみにアクセスできてもよい。ユーザがジムに行く場合、ユーザは、電話および携帯用メディアプレーヤのみにアクセスできてもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、コンテンツ送達デバイスの可用性は、近接性に基づいてもよい。例えば、いくつかの家庭は、居間に主要なテレビ、寝室に2次ディスプレイ、台所にオーディオシステム、およびホームオフィスにコンピュータを有してもよい。ユーザは、オーディオシステムを聴いて台所で早朝を過ごし、主要なテレビを見て、またはコンピュータを使用して居間またはホームオフィスで夜を過ごし、2次ディスプレイを見て寝室で深夜を過ごしてもよい。
【0083】
同様に、コンテンツ送達デバイスの可用性はまた、実際の利用に基づいてもよい。ユーザは、所与の時間に複数のコンテンツ送達デバイスに実際にアクセスできてもよいが、ユーザは、典型的には、同時に1つまたは2つのみを使用してもよい。
図12は、実際の利用に基づくデバイス可用性の例示的実施例を図示する。朝に、ユーザは主に、コンピュータを使用するためにホームオフィスに数回短時間移動しながら、オーディオを聴いて台所にいてもよい。通勤中、ユーザは、カーオーディオシステムを聴いて時間を費やしてもよい。仕事中、ユーザは主に、午後に時々携帯電話を使用しながら、ラップトップに時間を費やしてもよい。昼休み中、ユーザは、携帯用メディアプレーヤをジムに持って行ってもよい。帰宅中、ユーザは、カーオーディオシステムを聴くとともに、携帯電話を使用していてもよい。いったんユーザが帰宅すると、ユーザは、台所でオーディオシステムを聴きながらそこで夕食を準備するが、主要なテレビを見て居間で時間の大部分を費やしてもよい。居間での夕食後、ユーザは、時々ホームオフィスのコンピュータのところへ行きながら、居間に残ってもよい。最後に、ユーザは、寝室に引っ込んで、そこでテレビを見るか、またはベッドからラップトップを使用してもよい。メディアプランナアプリケーションは、いくつかの実施形態では、メディアシステム(例えば、
図4のシステム400)内のメディアデバイスの全ての利用を監視し、デバイスアクセス可能性サブプロファイルを自動的に生成してもよい。
【0084】
異なるメディアデバイスが、異なる種類のメディアコンテンツ形式と互換性があってもよいため、別のユーザサブプロファイルは、デバイス形式互換性テーブルを含んでもよい。
図13は、記憶装置308(
図3)に記憶されてもよい、例示的なデバイス形式互換性テーブル1300を示す。表1300が示すように、異なるコンテンツ送達デバイスが、異なるコンテンツ形式をサポートしてもよい。例えば、テレビは、標準および高解像度ビデオ形式の一方または両方、およびステレオまたはサラウンドオーディオの一方または両方をサポートすることが可能であってもよいが、H.264ビデオ形式をサポートすることが可能ではなくてもよい。同様に、携帯用メディアプレーヤは、H.264ビデオおよびステレオオーディオ形式をサポートすることのみが可能であってもよい。
【0085】
別のユーザプロファイルサブプロファイルは、時間の関数としてのコンテンツ送達デバイスの接続能力に関する情報を含有する、接続性プロファイルであってもよい。
図14は、接続性サブプロファイルの例示的実施例を図示する。いくつかの実施形態では、ホームネットワーク内のデバイスは、常に接続されていると見なされる。ユーザが家にいない時、デバイスネットワーキングおよび接続能力に応じて、ユーザが持ち運ぶ携帯用メディアデバイスは、接続されてもされなくてもよい。ユーザの通勤中および/またはジムにいる時等の、ユーザが家にいない時間にわたって、携帯電話、メディアプレーヤ、または他のデバイスを介した送達のために、メディアプランナアプリケーションがコンテンツをスケジューリングしてもよいため、メディアプランナアプリケーションは、スケジューリングされたコンテンツが適切な時間に携帯用デバイスで利用可能であることを確実にしてもよい。いくつかの実施形態では、スケジューリングされたコンテンツは、スケジューリングされた時間の前の事前に決められた時間に携帯用デバイス上に事前にロードされてもよい。例えば、コンテンツは、ユーザがホームネットワーク内にいる時に、1つ以上の携帯用デバイス上に事前にロードされてもよい。この実施形態では、ユーザの通勤および帰宅中、ならびにユーザがジムにいる時にユーザに送達されるようにスケジューリングされるコンテンツは、ユーザが家にいる前夜または朝に、1つまたは複数の携帯用デバイス上に事前にロードされてもよい。随意で、スケジューリングされたコンテンツを携帯用デバイス上に事前にロードできることをメディアプランナが確実にすることができるように、メディアプランナアプリケーションは、携帯用デバイスをネットワーク、メディアプランナ、またはネットワーク上の別のデバイスに物理的に接続するように、ユーザに催促することが可能であってもよい。
【0086】
いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、例えば、セルラーまたはモバイルデータネットワーク、あるいは無線または有線ネットワークを介して、家庭外で携帯用デバイスにアクセスすることが可能であってもよい。これらの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、接続が利用可能である時に、リアルタイムで、またはコンテンツがスケジューリングされる直前に、スケジューリングされたコンテンツを携帯用デバイスに送達してもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、能動的または受動的に、1つ以上のコンテンツ送達デバイスの接続性を監視してもよい。例えば、メディアプランナアプリケーションは、各コンテンツ送達デバイスが接続されているか否かを決定するように、能動的にそれにクエリを行おうとしてもよい。これらのクエリは、ユーザによって設定される、または自動的に設定される時間間隔に従って、周期的に行われてもよい。いくつかの実施形態では、これらのクエリは、デバイスまたはスケジュール更新の経過中に行われてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、接続性を決定するために、コンテンツ送達デバイストラフィックを受動的に監視してもよい。例えば、特定のコンテンツ送達デバイスがスケジュール更新についてメディアプランナアプリケーションにクエリを行う場合、またはユーザが特定のコンテンツ送達デバイスからメディアプランナアプリケーションにアクセスする場合には、メディアプランナアプリケーションは、特定のコンテンツ送達デバイスが接続されていることを決定してもよい。
【0087】
図15は、接続性サブプロファイルを構築し、維持するための例示的な過程を図示するフローチャートである。第1に、接続性サブプロファイルがアクセスされてもよく(ステップ1502)、例えば、接続性サブプロファイルは、記憶装置308(
図3)上で個別に、またはユーザプロファイルの一部として記憶されてもよく、処理回路306(
図3)によってアクセスされてもよい。接続性サブプロファイルは、ユーザがスケジューリングしたまたはシステムがスケジューリングしたメディアイベントの結果としてアクセスされてもよく、あるいはユーザ設定またはシステム生成選好に従って周期的にアクセスされてもよい。接続性サブプロファイルにアクセスすると、接続性サブプロファイルにおいて未接続として示されるデバイスから最近の期間内にデータが受信されているか否かが決定されてもよい(ステップ1504)。最近の期間は、ユーザによって設定またはシステムによって生成されてもよい。もしそうであれば、接続性サブプロファイルは、未接続デバイスの状態を変更するようにステップ1514で更新されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスの状態を変更するために、特定の期間にわたって数回、データが受信されてもよい。データが未接続として示される1つ以上のデバイスから受信されなかった場合、データが最近、接続性サブプロファイルにおいて「接続済」として示される1つ以上のデバイスから受信されたか否かが決定される(ステップ1506)。もしそうであれば、必要な場合に接続性サブプロファイルが更新される(ステップ1514)。「接続済」として示される少なくとも1つのデバイスが、最近データを送信していない場合、1つ以上のクエリが少なくとも1つの「接続済」デバイスに送信されてもよい(ステップ1508)。例えば、クエリは、pingまたは確認要求の形態を成してもよい。少なくとも1つの「接続済」デバイスが1つ以上のクエリに応答する(ステップ1510)場合には、必要であれば接続性サブプロファイルが更新されてもよい(ステップ1514)。もしそうでなければ、複数のクエリが送信されているか否かが決定されてもよい(ステップ1512)。もしそうでなければ、さらなるクエリが少なくとも1つの「接続済」デバイスに送信されてもよい(ステップ1508)。複数のクエリが送信されている場合には、接続性サブプロファイルは、少なくとも1つの「接続済」デバイスがもはや接続されていないことを示すように更新されてもよい(ステップ1514)。いくつかの実施形態では、複数のクエリが、ユーザ特定またはシステム特定期間にわたって行われてもよく、クエリの数は、ユーザによって特定またはシステムによって特定されてもよい。接続性サブプロファイルが更新された後、過程はステップ1502に戻ってもよい。
【0088】
いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、コンテンツを携帯用デバイスに直接送達しなくてもよい。代わりに、メディアプランナは、コンテンツへのポインタを携帯用デバイスに送達してもよい。次いで、携帯用デバイスは、携帯用デバイス上のローカル記憶装置の中へロードするために、コンテンツに自動的にアクセスしてもよく、またはメディアストリームと同様にリアルタイムでコンテンツに直接アクセスしてもよい。この後者の実装は、ユーザがリアルタイムで視聴するか、または聴くことを希望する、放送またはライブイベントに特に有用であってもよい。
【0089】
他のユーザプロファイルのサブプロファイルが、ユーザに直接関連してもよい。そのようなサブプロファイルの一実施例は、特定の時間にユーザが何をしていてもよいか、または特定の時間にどのようなデバイスをユーザが使用している可能性が高いかに関する情報を含有する、注意サブプロファイルであってもよい。この情報は、メディアプランナアプリケーションが適切な時間に適切な種類のコンテンツをスケジューリングすることができるために、有用であってもよい。例えば、メディアプランナアプリケーションは、ユーザの通勤中にユーザに対するコンテンツをスケジューリングしてもよい。スケジューリングされるコンテンツは、通勤の詳細に応じて異なってもよい。例えば、ユーザが公共交通機関を介して通勤する場合、メディアプランナは、通勤のためにオーディオ、ビデオ、または他のコンテンツをスケジューリングしてもよい。しかしながら、ユーザが車を運転することによって通勤する場合、ビデオまたは他の双方向性コンテンツが適切ではない場合があり、メディアプランナは、オーディオ型コンテンツのみをスケジューリングしてもよい。
【0090】
ユーザ注意サブプロファイルはまた、どれだけ長くユーザが特定のコンテンツまたは特定の種類のコンテンツに注意を払う傾向があるかに関する情報を含んでもよい。例えば、ユーザは、より長いコンテンツと対比して、比較的短い(例えば、30分未満)コンテンツを好んでもよい。ユーザのコンテンツ長さ選好はまた、コンテンツ種類に従って変化してもよい。例えば、ユーザは、30分から1時間の間、ビデオ番組を見て、オーディオ発話(例えば、トーク番組、ニュース等)を聴くことを好んでもよいが、音楽を15分以下聴くことを好んでもよい。同様に、ユーザは、ポップまたはロック音楽を10分以下聴くことを好むが、クラシック音楽を30分以上聴くことを好んでもよい。
【0091】
メディアコンテンツ推奨は、いくつかの方法でメディアプランナアプリケーションによってユーザに行われてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、ユーザプロファイルおよびサブプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、独自の推奨を生成してもよい。メディアプランナアプリケーションは、自動的に、またはユーザ要求に応じて、推奨を生成してもよい。随意で、メディアプランナアプリケーションは、他のソースからメディア推奨を取得してもよい。例えば、システムオペレータまたは第三者コンテンツプロバイダが、メディアを推奨してもよく、メディアプランナアプリケーションは、メディア推奨についてシステムオペレータまたはコンテンツプロバイダにクエリを行ってもよい。メディア推奨はまた、オンラインメディアおよび/または推奨ソースから利用可能であってもよい。これらのオンラインソースは、ウェブログ(ブログとしても知られている)、ユーザまたはファンフォーラム、ニュースウェブサイト、レビューウェブサイト、ソーシャルネットワーキングウェブサイト、およびオンラインコンテンツの他のウェブサイトまたはソースを含んでもよい。メディアプランナアプリケーションは、メディア推奨についてこれらのオンラインソースを検索してもよい。随意で、メディアプランナアプリケーションは、自動的に、またはユーザの要求により、推奨またはコンテンツを受信するために、これらのオンラインソースのうちの1つ以上に登録してもよい。
【0092】
いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、メディアプランナによって生成されるローカル推奨、および他のソースから取得される推奨を含んでもよい、推奨コンテンツのリストを生成してもよい。推奨コンテンツのリスト上の各アイテムは、コンテンツパラメータ(例えば、ソース、種類、長さ、ジャンル等)に、および/またはどれだけ密接に1つ以上のユーザ選好に合致するかに基づいて、分類および/またはランク付けされてもよい。メディアプランナは、分類および/またはランク付けされた推奨コンテンツリストに基づいて、コンテンツ推奨を行ってもよい。随意で、メディアプランナアプリケーションは、現在の状態(例えば、現在の時間)またはユーザ入力に基づいて、推奨コンテンツリストの中のアイテムを動的に再ランク付けしてもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、推奨コンテンツリストの中の全てのアイテムを動的に再ランク付けし、最高ランクのコンテンツアイテムのうちの1つ以上をユーザに推奨として提供してもよい。いくつかの実施形態では、メディアプランナアプリケーションは、推奨コンテンツリストをフィルタにかけて、コンテンツアイテムの一部を生成し、一部の中のアイテムをランク付けし、次いで、一部の中の最高ランクのアイテムのうちの1つ以上をユーザに推奨として提供してもよい。
【0093】
図16は、例示的な推奨過程1600を図示するフローチャートである。いくつかの実施形態では、この推奨過程は、メディアプランナアプリケーションによって実行されてもよい。ユーザによって、またはシステムによって、推奨またはコンテンツ検索が要求されると(ステップ1602)、最初に、定義されたユーザプロファイルがあるか否かが決定される(ステップ1604)。もしそうであれば、上記で説明されるようなデバイスアクセス可能性、接続性、デバイス利用、および/またはユーザムード等の関連ユーザパラメータを決定するように、ユーザプロファイルがアクセスされる(ステップ1606)。これらのパラメータは、1つ以上のサブプロファイルに記憶されてもよい。ユーザプロファイルが定義されていない場合には、システムデフォルトプロファイルがアクセスされる(ステップ1608)。システムデフォルトプロファイルは、ユーザプロファイルの中のものと同様のパラメータを含有してもよいが、例えば、システムオペレータによって設定されてもよい。いくつかの実施形態では、1人以上のユーザが、システムデフォルトプロファイルを修正することが可能であってもよい。次に、ローカル推奨リストが利用可能であるか否かが決定される(ステップ1610)。もしそうであれば、推奨リストがアクセスされてもよく(ステップ1612)、上記で決定されるユーザパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の好適なコンテンツ推奨が推奨リストから決定されてもよい。いくつかの実施形態では、ローカル推奨リストが利用可能であるか否かにかかわらず、次のステップは、コンテンツ検索決定ステップ1614である。ステップ1614では、利用可能なコンテンツの検索が必要であるか、または所望されるか否かが決定されてもよい。例えば、ユーザがコンテンツ検索を明示的に要求した場合、検索が行われる。1つ以上の好適なコンテンツ推奨がステップ1612で見出された場合には、コンテンツ検索は必要でなくてもよい。しかしながら、ステップ1612で、好適なコンテンツ推奨が見出されなかった場合、またはローカル推奨リストが利用可能ではない場合、コンテンツ検索が必要であってもよい。
【0094】
ステップ14での決定が、コンテンツ検索が行われるべきであるという場合、最初に、検索基準が提供されているか否かが決定される(ステップ1616)。例えば、ユーザが検索を要求した場合、ユーザはまた、1つ以上の検索条件を提供していてもよい。検索基準は、コンテンツ種類、ジャンル、長さ、またはコンテンツと関連付けられる任意の他のパラメータ等のパラメータを含んでもよい。検索基準がステップ1616で提供されていることが決定された場合、1つ以上の好適なコンテンツ推奨を決定するように、提供された検索基準に少なくとも部分的に基づくコンテンツ検索がステップ1620で行われてもよい。他方で、検索基準がステップ1616で提供されていないことが決定された場合には、検索基準は、ステップ1618で自動的に生成されてもよい。検索基準の自動生成は、上述のユーザまたはシステムデフォルトプロファイルに含有されるユーザパラメータに少なくとも部分的に基づいてもよい。いったん検索基準が生成されると、1つ以上の好適なコンテンツ推奨を決定するように、生成された基準に基づくコンテンツ検索がステップ1620で行われる。
【0095】
ステップ1620後に、またはステップ1614での決定が、コンテンツ検索が行われないという場合、コンテンツ推奨が他のソースから収集されるべきであるか否かが決定される(ステップ1622)。推奨を収集することができる他のソースは、システムオペレータ、第三者コンテンツプロバイダ、あるいは他のオンラインソースおよび/またはコミュニティを含む。ステップ1622での決定が肯定的である場合には、コンテンツ推奨がステップ1624で収集されてもよい。推奨が収集された後、またはステップ1622での決定が推奨を収集しないことであった場合、ステップ1626で、コンテンツ検索の結果および収集された推奨に基づいて、ローカル推奨リストが更新されてもよい。代替として、ローカル推奨リストがステップ1610で利用可能ではなかった場合には、コンテンツ検索の結果および収集された推奨に基づいて、新しいローカル推奨リストが作成されてもよい。
【0096】
いくつかの実施形態では、1つ以上の好適なコンテンツ推奨が見出された場合、1つ以上の最良の推奨が提示のために選択されてもよい(ステップ1628)。ユーザが推奨を要求していた場合には、選択された1つ以上の最良の推奨がユーザに提供されてもよい。代替として、推奨/コンテンツ検索が自動的に開始された場合には、選択された最良の推奨が自動的にユーザスケジュールに挿入されるか、または単にローカル推奨リストに組み込まれてもよい。選択は、推奨コンテンツパラメータをユーザプロファイルおよび選好情報と比較し、加重スコアを各コンテンツに割り当て、最高スコアのコンテンツのうちの1つ以上を選択することによって行われてもよい。いくつかの実施形態では、ステップ1612でのローカル推奨リスト検索、ステップ1620でのコンテンツ検索、ステップ1624での推奨収集は、別々に有効化または無効化されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、他のソースからの推奨が決して収集されなくてもよく、ローカル推奨およびコンテンツ検索のみが行われる。いくつかの実施形態では、推奨の要求が行われたか否かとは無関係に、コンテンツ検索および推奨収集ステップ(H20およびH24)が、所定または動的な時間間隔で行われてもよい。例えば、コンテンツ検索は、毎時間または毎日行われるように設定されてもよい。同様に、他のソースからの推奨は、15分または6時間ごとに収集されてもよい。これらの時間間隔は、ユーザによって設定され、システムによって設定され、またはシステムとのユーザ対話に基づいて動的に調整されてもよい。
【0097】
いくつかの実施形態では、推奨は、1つより多くのユーザプロファイルに基づいて生成されてもよい。例えば、それぞれユーザプロファイルを伴う2人の友人が、特定の時間にメディアコンテンツを一緒に消費することを楽しんでもよい。コンテンツは、両方のユーザプロファイルに基づく時間にわたって推奨され、および/またはスケジューリングされてもよい。いくつかの実施形態では、特異的に友人の選好を表す合同ユーザプロファイルがあってもよく、推奨は、2つの別個のユーザプロファイルに加えて、またはそれらの代わりに、合同ユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて生成されてもよい。ユーザプロファイルは、記憶装置308(
図3)の中またはネットワーク記憶デバイス上に記憶され、承認ユーザによってアクセスされてもよい。例えば、ユーザは、ユーザのプロファイルにアクセスするように、承認ユーザとしてユーザの友人を指定してもよい。
【0098】
いくつかの実施形態では、ユーザが通常コンテンツを消費する、スケジュールタイムスロットが利用可能である場合、推奨メディアコンテンツは、そのタイムスロットにわたって自動的にスケジューリングされてもよい。随意で、コンテンツが自動的にスケジューリングされると、フィードバッププロンプトがユーザに提供されてもよい。コンテンツが自動的にスケジューリングされる時、ユーザが自動的にスケジューリングされたコンテンツを選択する時、またはそうでなければ、ユーザがさらなる情報を取得すること、または自動的にスケジューリングされたコンテンツを修正することを希望すると示す時に、フィードバックプロンプトがユーザに提示されてもよい。フィードバッププロンプトは、ユーザが自動的にスケジューリングされたコンテンツをキャンセルするオプション、全ての自動的にスケジューリングされたコンテンツをキャンセルするオプション、自動的にスケジューリングされたコンテンツを容認するオプション、全ての自動的にスケジューリングされたコンテンツを容認するオプション、自動的にスケジューリングされたコンテンツを再びスケジューリングするオプション、他の同様のコンテンツを検索するオプション、他の推奨コンテンツを検索するオプション、または前述のオプションの組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、他のコンテンツを検索するオプションは、所望のコンテンツ種類、ソース、長さ、ジャンル、またはコンテンツと関連付けられる任意の他のパラメータを選択するためのオプションを含んでもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、自動的にスケジューリングされたコンテンツは、ユーザが特に示さない限り、容認されると自動的に見なされてもよい。いくつかの実施形態では、多重コンテンツイベントがタイムスロット内で自動的に推奨され、スケジューリングされてもよい。これらの実施形態では、ユーザが特に示さない場合に他のコンテンツイベントの代わりに自動的に提示される、デフォルトコンテンツイベントが指定されてもよい。デフォルトコンテンツイベントの決定は、どれだけ高く種々のコンテンツイベントオプションが推奨または評定されるか、またはそれらがどれだけ密接にユーザ選好に合致するかを評価することによって、行われてもよい。例えば、バスケットボールの試合およびホッケーの試合が、同じタイムスロットにわたって推奨され、スケジューリングされてもよい。ユーザがバスケットボールよりもホッケーを見ることを好むと過去に示している場合には、ホッケーの試合がデフォルトコンテンツとして指定されてもよい。
【0100】
いくつかの実施形態では、上記で論議される推奨手順に従って、広告が提供されてもよい。ユーザは、ユーザが閲覧することを希望する推奨広告を選択することが可能であってもよく、または推奨広告が自動的に提示されてもよい。いくつかの実施形態では、推奨広告は、スケジューリングされたメディアイベントに自動的に組み込まれてもよい。
【0101】
図17は、メディアイベントをスケジューリングするための例示的過程1700を示す。上記で説明されるユーザプロファイル情報および推奨情報を使用して、1人以上のユーザに対するメディアコンテンツスケジュールが構築され、データ投入されてもよい。メディアコンテンツスケジュールは、処理回路306(
図3)上で実行されるメディアプランナアプリケーションによって構築され、データ投入されてもよい。スケジュールは、記憶装置308(
図3)の中またはネットワーク記憶デバイスの上に記憶されてもよい。コンテンツがどのようにスケジューリングされるかに関して、いくらかの融通性があってもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ設定スケジュールが改変されなくてもよい。例えば、ユーザが、特定のタイムスロットにわたって特定の番組またはコンテンツを特異的にスケジューリングする場合、いくつかの実施形態では、メディアプランナは、そのタイムスロットにわたって異なるコンテンツをスケジューリングすることが可能ではなくてもよい。しかしながら、他の実施形態では、メディアプランナは、そのタイムスロットにわたって異なるコンテンツを提案または推奨することが可能であってもよく、または代替として、システム推奨イベントでユーザ作成メディアイベントを自動的に上書きしてもよい。
【0102】
ユーザがスケジューリングしたメディアイベントのほかに、コンテンツは、極めて融通性のある方式で、利用可能なタイムスロットへとスケジューリングされてもよい。いくつかの実施形態では、利用可能なタイムスロットが調べられ、それらのタイムスロット内でスケジューリングする最良のコンテンツが決定される。この決定は、ソース、性質、コンテンツの長さ、ユーザプロファイルおよびサブプロファイル、および/またはメディア推奨等のいくつかの要因に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態では、スケジューリング決定は、複数のユーザプロファイルに基づいて行われてもよい。
【0103】
各スケジューリングされたメディアイベントまたは推奨は、デバイス402、404、および406(
図4)等の特定のコンテンツ送達デバイスと関連付けられてもよい。例えば、ユーザが特定のメディアイベントをスケジューリングする時、ユーザは、そこからイベントが提示される、またはメディアイベントが送達されるデバイスを選択してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、特定のメディアイベントが複数のデバイスから同時に提示されることを選択してもよい。ユーザが特定のメディアイベントのために提示デバイスを選択しない場合、またはメディアイベントが自動的にスケジューリングされる時、デバイス可用性および接続性等のユーザプロファイル要素に基づいて、メディアイベントのための適切な提示デバイスが自動的に選択されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、異なるデバイスから特定のデバイス上で提示されるように、メディアイベントをスケジューリングすることが可能であってもよい。例えば、ユーザは、居間のテレビおよび/または台所のオーディオシステム上で提示されるように、メディアイベントをスケジューリングするために、携帯電話またはラップトップを使用してもよい。いくつかの実施形態では、(デバイス可用性および接続性サブプロファイルから決定されるように)利用可能ではない、または接続されていないデバイスは、そのタイムスロット中の潜在的な送達デバイスとしての考慮から自動的に除去されてもよい。
【0104】
いくつかの実施形態では、ユーザは、特定のタイムスロットにわたってメディアイベントを直接スケジューリングしてもよい。随意で、ユーザはまた、特定のデバイスに対するメディアイベントをスケジューリングしてもよい。ユーザ対話が最初に、例えば、
図3のユーザ入力インターフェース310を介して受信される時(ステップ1702)、対話の性質は最初に、例えば、処理回路306(
図3)によって決定される。ユーザが番組を追加または削除することによってスケジュールを変更しようとしている場合(ステップ1704)、最初に、ユーザが番組を追加または削除することを希望するか否かが決定される(ステップ1706)。ユーザが番組を削除している場合には、例えば、記憶装置308(
図3)に記憶されたユーザプロファイルおよび推奨は、ステップ1724で削除された番組に基づいて更新される。ユーザが番組を追加している場合、そのタイムスロットにおけるユーザの起こり得る状態を決定するように、ユーザプロファイルがアクセスされる(ステップ1708)。具体的には、記憶されたユーザプロファイルは、利用可能であってもよいデバイス、デバイスの接続性、どのようなデバイスにユーザが注意を払っている可能性が高いか、およびどのような種類のコンテンツをユーザが好む可能性が高いかを決定するために、アクセスされてもよい。この情報に基づいて、ユーザがスケジューリングしたコンテンツの好適性が最初に評価されてもよく、必要であれば、警告および代替物が提供されてもよい(ステップ1710)。例えば、ユーザが、朝車で仕事に行く間にビデオコンテンツをスケジューリングしようとする場合、ユーザは、コンテンツがスケジュール通りに視聴できない場合があることを、表示312(
図3)を介して処理回路306によって警告されてもよく、ビデオ番組の代わりにオーディオコンテンツが推奨されてもよい。同様に、ユーザが、ジムにいる時に視聴するためのビデオコンテンツの高解像度バージョンをスケジューリングしようとする場合、ユーザは、高解像度バージョンが利用可能ではない場合があることを警告されてもよいが、ユーザが利用可能である可能性が高いデバイス、例えば、携帯用メディアプレーヤに好適なコンテンツの低解像度バージョンをトランスコードする、または別様に取得する申し出を提供されてもよい。別の実施例として、ユーザが携帯用デバイス上での提示のためにメディアコンテンツをスケジューリングしようとする場合、ユーザは、携帯用デバイスがメディアコンテンツを現在含有しないならば警告されてもよく、スケジューリングされた提示のための時間内にコンテンツを受信することができない。いくつかの実施形態では、好適なコンテンツ推奨は、警告/提案ステップ1710中に決定され、提示されてもよい。1つ以上の推奨コンテンツアイテムが、ユーザプロファイル情報に基づいて、ローカル推奨コンテンツリストから処理回路306(
図3)によって生成されてもよい。
【0105】
ユーザがコンテンツ提案および/または推奨のうちの1つ以上を容認する場合には、ユーザプロファイルおよび推奨は、容認された推奨に少なくとも部分的に基づいてステップ1724で更新される。ユーザが提案および/または推奨を拒否する場合、ユーザ要求イベントがスケジューリングされ(ステップ1714)、ステップ1724では、ユーザプロファイルおよび推奨が、ユーザ要求イベントおよび拒否した提案および/または推奨に基づいて更新されてもよい。この提案過程は、
図3の処理回路306によって、または
図3の処理回路306で実行するメディアプランナアプリケーションによって行われてもよい。
【0106】
一般に、ユーザは、ユーザが要求する任意のタイムスロットで任意のメディアイベントをスケジューリングすることが許可されてもよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、ユーザは、特定のメディアイベントをスケジューリングすること、または特定のタイムスロットでコンテンツをスケジューリングすることを妨げられてもよく、あるいはスケジューリングされたメディアイベントが修正または変更されてもよい。例えば、ユーザのプロファイルに存在するペアレンタルコントロールサブプロファイルは、そのユーザに対する視聴制限を提供してもよい。これらの視聴制限は、ジャンル、評価、タイトル、またはメディアコンテンツと関連付けられる任意の他のパラメータ等のパラメータに基づいて、ユーザが特定の種類のコンテンツを消費することを防止してもよい。
【0107】
同様に、これらの視聴制限は、ユーザが朝または夜等の特定のタイムスロットでコンテンツを消費することを防止してもよい。ペアレンタルコントロールサブプロファイルを伴うユーザがコンテンツをスケジューリングしようとすると、特定のコンテンツおよび/またはタイムスロットがペアレンタルコントロールサブプロファイルによって許可されるか否かが決定されてもよい。もしそうであれば、次いで、コンテンツは、そのタイムスロットでスケジューリングされることが許可されてもよい。そうでなければ、ユーザは、そのタイムスロットでコンテンツをスケジューリングすることが許可されない。タイムスロットが許可されないがコンテンツが許可される場合、ユーザは、異なるタイムスロットでコンテンツをスケジューリングするというオプションが提供されてもよい。タイムスロットが許可されるがコンテンツが許可されない場合、ユーザは、そのタイムスロットで代替コンテンツをスケジューリングするオプションが提供されてもよい。この実施形態では、可能な代替コンテンツがユーザに提案または推奨されてもよい。タイムスロットもコンテンツも許可されない場合、利用可能なものがあれば、代替タイムスロットおよび/または代替コンテンツが提案されてもよい。代替コンテンツは、メディアプランナアプリケーションによって特定のコンテンツと同様であると決定される、コンテンツの他の形態を含んでもよい。代替コンテンツはまた、特定のコンテンツの代替バージョンまたは形式を含んでもよい。
【0108】
ユーザ対話が、例えば、
図3のユーザ入力インターフェース310を介して受信されると(ステップ1702)、ユーザ対話は、コンテンツ提案、推奨、または自動的にスケジューリングされたコンテンツへの応答であると決定されてもよい。このユーザ応答は、推奨コンテンツに関するさらなる情報の要求、推奨の容認、推奨の拒否、他の同様のコンテンツを検索する要求、または他の推奨コンテンツを検索する要求を含んでもよい。例えば、
図3において、処理回路306、または処理回路306で実行するメディアプランナアプリケーションによるユーザ応答の受信の決定時に(ステップ1716)、最初に、ユーザが1つ以上の推奨を容認または拒否することを希望するか否かが決定される(ステップ1718)。もしそうであれば、ユーザが推奨を容認または拒否したか否かが決定される。ユーザが推奨を容認する場合、推奨イベントがステップ1714でスケジューリングされ、ユーザプロファイルおよび推奨は、ステップ1724で容認されたイベントに少なくとも部分的に基づいて更新される。ユーザが推奨を拒否する場合、ユーザプロファイルおよび推奨は、拒否されたイベントに少なくとも部分的に基づいてステップ1724で更新される。例えば、ユーザが推奨を容認した場合には、推奨コンテンツが、そのタイムスロットにわたって以前にスケジューリングされたコンテンツに取って代わってもよい。同様に、ユーザが推奨を拒否した場合、推奨は除去されてもよい。
【0109】
ユーザ応答が推奨を容認または拒否することに向けられていない場合、ユーザが代わりにコンテンツを検索すること、または推奨を受信することを希望するか否かが決定されてもよい(ステップ1720)。もしそうであれば、コンテンツ検索が行われてもよい(ステップ1722)。コンテンツ検索は、処理回路306(
図3)または処理回路306(
図3)で実行するメディアプランナアプリケーションによって行われてもよい。コンテンツ検索は、コンテンツ推奨を提供することに関して上記で説明されるコンテンツ検索と同様であってもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザがコンテンツまたは推奨を検索することを希望することを示す時に、検索基準を提供してもよい。これらの実施形態では、コンテンツ検索は、提供された検索基準のみに基づくか、または提供された検索基準およびユーザプロファイル情報の両方に基づいてもよい。ユーザが、ユーザ基準を提供することなく単に推奨を受信することを希望する場合、1つ以上の推奨がローカル推奨リストから提供されてもよい。いくつかの実施形態では、コンテンツ検索はまた、付加的な推奨を決定するように行われてもよい。次いで、検索/推奨結果は、例えば、ディスプレイ312(
図3)を介してユーザに提供されてもよい。次いで、ユーザプロファイルおよび推奨は、ステップ1724で、ユーザ要求検索および/または推奨に少なくとも部分的に基づいて更新されてもよい。
【0110】
ユーザ応答が、推奨を容認または拒否すること、あるいはコンテンツまたは推奨を検索することに向けられていなかった場合には、ユーザプロファイルおよび推奨は、ユーザ応答に少なくとも部分的に基づいて、ステップ1724で更新されてもよい。同様に、受信されたユーザ対話が、ユーザ要求スケジュール変更、またはメディアプランナ提案、推奨、あるいは自動的にスケジューリングされたコンテンツへのユーザ応答に向けられていない場合には、ユーザプロファイルおよび推奨は、ユーザ応答に少なくとも部分的に基づいて、ステップ1724で更新されてもよい。例えば、記憶装置308(
図3)に記憶された関係データベース内の1つ以上のテーブルが更新されてもよい。
【0111】
ユーザは、他の直接および間接的方法で、システム400およびメディアプランナアプリケーションと対話してもよい。メディアプランナアプリケーションとの直接ユーザ対話は、ユーザ選好を修正すること、または代替および/または推奨コンテンツについてメディアプランナにクエリを行うことを含んでもよい。メディアプランナとの間接的ユーザ対話は、スケジューリングされた、および/または推奨コンテンツを消費することを含んでもよく、また、ユーザが、スケジューリングされた、および/または推奨コンテンツを消費できないことを含んでもよい。間接的ユーザ対話はまた、コンテンツ送達デバイスの利用およびデバイス接続性の監視を含んでもよい。ユーザ習慣も、電子カレンダーまたは位置感知能力を装備した携帯用デバイスを介して監視されてもよい。
【0112】
いくつかの実施形態では、コンテンツスケジュールおよび推奨は、自動的に更新されてもよい。自動更新過程は、手動で、または自動的にスケジューリングされてもよい。例えば、更新過程は、毎時間発生してもよい。コンテンツスケジュールおよび推奨が更新されるものである時、それらは、ステップ1724で更新されてもよい。例えば、記憶装置308(
図3)上に記憶された関係データベースの1つ以上のテーブルが、ステップ1724で更新されてもよい。
【0113】
ユーザ対話が受信されているか否か、または何らかの時点で受信されたユーザ対話の種類にかかわらず、ユーザプロファイル、推奨、およびスケジュールが更新または修正されてもよい。ステップ1724では、ユーザプロファイルおよび推奨が更新されてもよい。ユーザ対話が受信された場合には、ユーザプロファイルが最初に更新されてもよい。ユーザプロファイル内に含有される情報および/またはサブプロファイルのうちのいずれかが更新されてもよい。例えば、ユーザが朝にスケジューリングされた推奨コメディビデオイベントを容認した場合、メディアプランナアプリケーションは、ユーザが朝のビデオコンテンツおよびコメディコンテンツに関心があってもよいことを示すように、ユーザムードプロファイルを更新してもよい。同様に、ユーザが、当初スケジューリングされたデバイスとは異なるデバイス上で、スケジューリングされたメディアイベントを見る場合、メディアプランナは、ユーザが、特定のメディアイベントに対して、および/または特定のタイムスロットで異なるデバイスを好むことを示すように、ユーザプロファイルを更新してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザプロファイル修正は、ユーザ対話および習慣の履歴データに基づいてもよい。例えば、ユーザ履歴情報は、例えば、ユーザのお気に入りの視聴時間、それらの視聴時間中のお気に入りのジャンル選好、および任意の他の好適な情報に関して、サブプロファイル情報を自動的に生成するために使用されてもよい。
【0114】
ステップ1724では、推奨コンテンツのリストはまた、例えば、処理回路306または処理回路306で実行するメディアプランナアプリケーションによって、上記で説明される推奨過程を介して更新されてもよい。ユーザプロファイルが更新されている場合、推奨リストは、任意の新しいユーザプロファイル情報を組み込むように自動的に更新されてもよい。随意で、推奨リストはまた、たとえユーザプロファイルが、例えば、システムオペレータ、第三者コンテンツプロバイダ、および他のオンラインソース等の他のコンテンツソースによって提供される、任意の新しい情報を組み込むように更新されていなくても、更新されてもよい。次いで、更新された推奨は、ユーザに直接、またはスケジュール上で提供されてもよい。
【0115】
ユーザプロファイルおよび推奨が更新された後、必要であれば、メディアイベントスケジュールがステップ1726で更新されるべきか否か決定が行われてもよい。メディアイベントスケジュールは、ユーザプロファイルが変化した、および/または新しい推奨コンテンツがある場合に更新されてもよい。例えば、ユーザがドラマコンテンツよりもアクションコンテンツを好まないことを示した場合、新しいコンテンツ推奨が行われていてもよく、アクションコンテンツの古い推奨は置換される必要があってもよい。同様に、新しい空のタイムスロットが開いている場合、推奨コンテンツが、これらの空のタイムスロットに対して自動的にスケジューリングされてもよい。イベントスケジュールを更新するために、記憶装置308(
図3)上に記憶された関係データベース内の1つ以上のテーブルが更新されてもよい。メディアイベントスケジュールが更新される必要がない場合、スケジューリング過程はステップ1702に戻ってもよい。メディアイベントスケジュールが更新される必要がある場合、適切なコンテンツ追加および/置換が行われる。これらの推奨および更新は、処理回路306(
図3)または処理回路306(
図3)で実行するメディアプランナアプリケーションによって行われてもよい。
【0116】
メディアイベントスケジュールが更新される場合には、コンテンツ送達デバイスが更新される必要があるか否かの決定が行われる。例えば、ユーザが、ユーザのラップトップまたは携帯用メディアプレーヤ上で新しいメディアイベントをスケジューリングした場合、メディアプランナは、デバイスが適切な時間にメディアイベントにアクセスできることを確実にする必要があってもよい。しかしながら、接続性サブプロファイルに従って、デバイスが適切な時間に接続されない場合、メディアコンテンツ転送が、できるだけ早い機会にデバイスへとスケジューリングされてもよい。別の実施例として、ユーザは、放送タイムスロット後のタイムスロットで提示されるように、放送メディアイベントをスケジューリングしてもよい。この場合において、メディアプランナアプリケーションは、メディアイベントが記録される(例えば、
図3の記憶装置308上でローカルに、またはネットワーク記録デバイスあるいはメディアサーバに)か、またはそうでなければ所望の時に提示に利用可能であることを確実にしてもよい。コンテンツ送達デバイスが更新される必要がある場合には、デバイスは、可能であればステップ1732で更新される。デバイスが更新される必要がない場合には、スケジューリング過程はステップ1702に戻ってもよい。
【0117】
いくつかの実施形態では、コンテンツ送達デバイスを更新することは、デバイスに送達されるメディアコンテンツが適切な形式であるか否かを決定することを伴ってもよい。これらの実施形態では、特定のデバイスから送達されるようにスケジューリングされるメディアイベントは、デバイスがサポートできる形式となるべきである。例えば、ユーザが、高解像度をサポートすることができない携帯用メディアプレーヤ上で視聴するために高解像度ビデオをスケジューリングした場合、メディアプランナアプリケーションは、好適な形式のビデオのバージョンが、スケジューリングされた視聴時間で携帯用メディアプレーヤに利用可能であることを確実にする必要があってもよい。
【0118】
図18は、好適な形式のメディアコンテンツをコンテンツ送達デバイスに提供するための例示的な過程1800を示す。ステップ1802では、記憶装置308(
図3)上に記憶されてもよいコンテンツ送達スケジュールが、アクセスされてもよい。ステップ1804では、メディアコンテンツがコンテンツ送達デバイスに送達されるか否かが決定される。これは、コンテンツストリーミングおよび/または事前ローディングとの関連で発生してもよい。例えば、生放送番組が現在のタイムスロットで視聴されるようにスケジューリングされる場合、番組は1つ以上の送達デバイスにストリーム配信されてもよい。しかしながら、録画されたメディアイベントが将来の何らかの時点において携帯用デバイス上で提示されるようにスケジューリングされる場合、メディアイベントは、おそらくスケジューリングされた提示タイムスロットでの接続性の欠如により、提示のしばらく前携帯用デバイスに転送されるか、または事前にロードされる必要があってもよい。この場合において、スケジューリングされた提示タイムスロットの前にメディアコンテンツをデバイスに送達することが望ましくてもよい。ステップL04において、メディアが送達される必要がないことが決定される場合には、過程は、ステップ1802に戻ってもよい。いくつかの実施形態では、ステップ1802は、周期的に(例えば、10分、30分、1時間ごと等)行われてもよく、または自動要求の結果として行われてもよい。ステップ1804において、メディアが送達される必要があることが決定される場合、過程はステップ1806に続いてもよい。
【0119】
メディアが送達される必要がある時、ステップ1806では、メディアが送達されるデバイスが決定される。次いで、ステップ1808では、どのようなメディア形式をデバイスがサポートするかが決定される。例えば、メディアプランナアプリケーションは、記憶装置308(
図3)に記憶されてもよい、デバイス形式互換性テーブル1300(
図13)を調べてもよい。デバイスによってサポートされた形式が決定された後、送達されるメディアコンテンツが1つ以上のデバイスによってサポートされた形式で利用可能であるか否かが決定されてもよい(ステップ1808)。可用性の決定は、1つ以上のサポートされた形式のメディアコンテンツが記憶装置308(
図3)の中等のローカルに記憶されるか否か、および/またはネットワーク記憶デバイスに記憶されるか、あるいはそうでなければ容易にアクセス可能であるか否かに基づいてもよい。メディアコンテンツがデバイスによってサポートされた形式で利用可能である場合には、メディアコンテンツは、即時の提示のために、または将来の提示のために送達デバイス上に記憶するために、コンテンツ送達デバイスに送達されてもよい(ステップ1818)。
【0120】
他方で、メディアコンテンツがデバイスによってサポートされた形式で利用可能ではない場合、ステップ1812では、デバイスによってサポートされた形式のメディアコンテンツの検索が行われてもよい。いくつかの実施形態では、この検索過程は、検索基準が1つ以上のデバイスによってサポートされた形式を含む、推奨/検索過程1600(
図16)と同様であってもよい。代替として、別の検索過程が使用されてもよい。ステップ1812での過程がデバイスによってサポートされた形式のメディアコンテンツを見出す場合には、メディアコンテンツは、ステップ1818でコンテンツ送達デバイスに送達されてもよい。もしそうでなければ、メディアコンテンツは、ステップ1816でデバイスによってサポートされた形式にトランスコードされてもよい。トランスコーディング過程は、ローカルで(すなわち、デバイス300(
図3)内で)、または遠隔で(すなわち、システム400(
図4)内で)発生してもよい。例えば、処理回路306(
図3)が、メディアコンテンツをデバイスによってサポートされた形式にトランスコードしてもよい。随意で、トランスコーディング過程は、別のユーザデバイス(例えば、ネットワークメディアサーバ)で発生してもよい。例えば、
図4のデバイス402、404、または406のうちのいずれかが、メディアコンテンツをデバイスによってサポートされた形式にトランスコードすることが可能であってもよい。1816のトランスコーディングステップの後、デバイスによってサポートされた形式である、結果として生じるメディアコンテンツは、コンテンツ送達デバイスに送達されてもよい。
【0121】
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、説明されるものの変化例、修正、および他の実装が採用されてもよい。より具体的には、上記で説明される、または参照することにより組み込まれる方法、システム、およびデバイス特徴のうちのいずれかは、本明細書で開示される、または参照することにより組み込まれる任意の他の好適な方法、システム、またはデバイス特徴と組み合わせられてもよい。システムおよび方法は、その精神または本質的特性から逸脱することなく、他の具体的形態で具現化されてもよい。したがって、前述の実施形態は、本発明を限定するよりもむしろ、あらゆる点で例示的と見なされるものである。本明細書で引用される全ての参考文献の教示は、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0122】
本発明の上記の実施形態は、限定ではなく例示の目的で提示され、本発明は、以下の請求項のみによって限定される。