特許第5813440号(P5813440)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5813440
(24)【登録日】2015年10月2日
(45)【発行日】2015年11月17日
(54)【発明の名称】レジシステム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20151029BHJP
   G07D 9/00 20060101ALI20151029BHJP
【FI】
   G07G1/00 331A
   G07D9/00 456A
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2011-210828(P2011-210828)
(22)【出願日】2011年9月27日
(65)【公開番号】特開2013-73347(P2013-73347A)
(43)【公開日】2013年4月22日
【審査請求日】2014年7月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117787
【弁理士】
【氏名又は名称】勝沼 宏仁
(74)【代理人】
【識別番号】100107537
【弁理士】
【氏名又は名称】磯貝 克臣
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(74)【代理人】
【識別番号】100131842
【弁理士】
【氏名又は名称】加島 広基
(72)【発明者】
【氏名】田 頭 健 一
(72)【発明者】
【氏名】土 井 一 宏
(72)【発明者】
【氏名】東 山 稔
【審査官】 宮下 浩次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−044558(JP,A)
【文献】 特開2009−193348(JP,A)
【文献】 特開2011−053939(JP,A)
【文献】 特開2004−145600(JP,A)
【文献】 特開2011−054007(JP,A)
【文献】 特許第2987287(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00
G07D 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のレジスターと、
紙幣の入金処理および出金処理を行う紙幣入出金装置と、
硬貨の入金処理および出金処理を行う硬貨入出金装置と、
を備えたレジシステムであって、
前記硬貨入出金装置は前記各レジスターに対応して複数設けられ、前記紙幣入出金装置は複数の前記レジスターで共用使用されるよう前記レジスターの数よりも少ない台数で設置されており、
前記紙幣入出金装置は、各レジスターによってそれぞれ独占的に占有状態とされるようになっており、1つのレジスターにおいて1取引分の売上金が確定された後に当該一のレジスターの占有状態とすることができるようになっている
ことを特徴とするレジシステム。
【請求項2】
前記紙幣入出金装置は、前記レジシステムにおいて1台のみ設置されていることを特徴とする請求項1記載のレジシステム。
【請求項3】
前記硬貨入出金装置は顧客側を向くよう配置され、前記紙幣入出金装置は店員側を向くよう配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のレジシステム。
【請求項4】
前記紙幣入出金装置は、入金処理により機体外から内部に取り入れられた紙幣を収納する紙幣収納部を有し、当該紙幣収納部は、特定の権限を有する者のみが内部にアクセスすることができる金庫内に配置されていることを特徴とする請求項3記載のレジシステム。
【請求項5】
前記レジスター、前記紙幣入出金装置および前記硬貨入出金装置にそれぞれ通信接続され、前記レジスターにより算出される各取引の売上金、前記紙幣入出金装置の在高および前記硬貨入出金装置の在高をそれぞれ管理する管理装置を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のレジシステム。
【請求項6】
前記管理装置は、前記紙幣入出金装置を共用する複数のレジスターと、当該各レジスターに対応して設けられた複数の硬貨入出金装置とを1つのグループとして、前記レジスターにより算出される各取引の売上金を管理することを特徴とする請求項記載のレジシステム。
【請求項7】
前記管理装置は、前記紙幣入出金装置の在高および/または状態管理を、前記複数のレジスターのうち1つのレジスターのみにより行わせるようになっていることを特徴とする請求項または記載のレジシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスターと、紙幣の入金処理および出金処理を行う紙幣入出金装置と、硬貨の入金処理および出金処理を行う硬貨入出金装置と、を備えたレジシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット等の店舗において、POS(Point-of-sales)レジスターと、貨幣入出金装置とからなるレジシステムが設置されている。ここで、貨幣入出金装置は、紙幣の入金処理および出金処理を行う紙幣入出金装置と、硬貨の入金処理および出金処理を行う硬貨入出金装置とから構成されている。従来では、1台のレジスターに対して1台の貨幣入出金装置が1対1で対応するよう設けられるようになっていた。具体的には、1台のレジスターに対して、1台の紙幣入出金装置および1台の硬貨入出金装置がそれぞれ通信接続されるようになっていた(例えば、特許文献1等参照)。また、特許文献2や特許文献3には、店舗において買い上げ商品の登録をPOSレジスターで行い、このPOSレジスターとは異なる箇所で顧客が精算を行うようなレジ精算システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3803202号
【特許文献2】実用新案登録第2603807号
【特許文献3】特許第3578868号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなレジシステムに設置される紙幣入出金装置は、一般的にセキュリティ性は高いが費用も比較的高額である。このため、特許文献1等に開示される従来のレジシステムでは、全てのPOSレジスターに対して紙幣入出金装置を1対1で対応するように配置すると、このようなレジシステムの導入にあたり莫大な費用がかかってしまうという問題がある。また、特許文献2や特許文献3に開示されるレジ精算システムでは、現金決済用のターミナル開発には大規模なシステムの構築が必要であり、またコストパフォーマンスが悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、硬貨入出金装置を各レジスターに対応して複数設けるとともに、紙幣入出金装置は複数のレジスターで共用使用されるようレジスターの数よりも少ない台数で設置することにより、全てのレジスターに対して紙幣入出金装置を1対1で対応するよう配置する場合と比較して、紙幣入出金装置の設置台数を減らすことができ、このため導入の際の費用を低減することができるレジシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数のレジスターと、紙幣の入金処理および出金処理を行う紙幣入出金装置と、硬貨の入金処理および出金処理を行う硬貨入出金装置と、を備えたレジシステムであって、前記硬貨入出金装置は前記各レジスターに対応して複数設けられ、前記紙幣入出金装置は複数の前記レジスターで共用使用されるよう前記レジスターの数よりも少ない台数で設置されていることを特徴とするレジシステムである。
【0007】
このようなレジシステムによれば、硬貨入出金装置は各レジスターに対応して複数設けられ、紙幣入出金装置は複数のレジスターで共用使用されるようこれらのレジスターの数よりも少ない台数で設置されているので、全てのレジスターに対して紙幣入出金装置を1対1で対応するよう配置する場合と比較して、紙幣入出金装置の設置台数を減らすことができ、このためレジシステムの導入の際の費用を低減することができる。
【0008】
本発明のレジシステムにおいては、前記紙幣入出金装置は、前記レジシステムにおいて1台のみ設置されていてもよい。
【0009】
本発明のレジシステムにおいては、前記硬貨入出金装置は顧客側を向くよう配置され、前記紙幣入出金装置は店員側を向くよう配置されていてもよい。
【0010】
この際に、前記紙幣入出金装置は、入金処理により機体外から内部に取り入れられた紙幣を収納する紙幣収納部を有し、当該紙幣収納部は、特定の権限を有する者のみが内部にアクセスすることができる金庫内に配置されていてもよい。
【0011】
本発明のレジシステムにおいては、前記紙幣入出金装置は、各レジスターによってそれぞれ独占的に占有状態とされるようになっており、1つのレジスターにおいて1取引分の売上金が確定された後においてのみ当該一のレジスターの占有状態とすることができるようになっていてもよい。
【0012】
本発明のレジシステムにおいては、前記レジスター、前記紙幣入出金装置および前記硬貨入出金装置にそれぞれ通信接続され、前記レジスターにより算出される各取引の売上金、前記紙幣入出金装置の在高および前記硬貨入出金装置の在高をそれぞれ管理する管理装置を更に備えていてもよい。
【0013】
この際に、前記管理装置は、前記紙幣入出金装置を共用する複数のレジスターと、当該各レジスターに対応して設けられた複数の硬貨入出金装置とを1つのグループとして、前記レジスターにより算出される各取引の売上金を管理するようになっていてもよい。
【0014】
また、前記管理装置は、前記紙幣入出金装置の在高および/または状態管理を、前記複数のレジスターのうち1つのレジスターのみにより行わせるようになっていてもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明のレジシステムによれば、全てのレジスターに対して紙幣入出金装置を1対1で対応するよう配置する場合と比較して、紙幣入出金装置の設置台数を減らすことができ、このため導入の際の費用を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施の形態によるレジシステムの構成の概略を示す上面図である。
図2図1に示すレジシステムにおける紙幣および硬貨の動きを示す説明図である。
図3図1等に示すレジシステムの概略的な機能ブロック図である。
図4図1等に示すレジシステムに設けられた紙幣入出金装置の内部構成を示す側面図である。
図5図1等に示すレジシステムに設けられた硬貨入出金装置の内部構成を示す側面図である。
図6図5に示す硬貨入出金装置の正面図である。
図7図1等に示すレジシステムにおいて、在高管理ターミナルによる各入出金装置の在高管理の仕組みを説明するための図である。
図8図1等に示すレジシステムにおける通常営業時のシーケンス図である。
図9】本発明の実施の形態によるレジシステムの他の構成の概略を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態に係るレジシステムを示す図である。このうち、図1は、本実施の形態によるレジシステムの構成の概略を示す上面図であり、図2は、図1に示すレジシステムにおける紙幣および硬貨の動きを示す説明図であり、図3は、図1等に示すレジシステムの概略的な機能ブロック図である。また、図4は、図1等に示すレジシステムに設けられた紙幣入出金装置の内部構成を示す側面図であり、図5および図6は、図1等に示すレジシステムに設けられた硬貨入出金装置の内部構成を示す側面図および正面図である。また、図7は、図1等に示すレジシステムにおいて、在高管理ターミナルによる各入出金装置の在高管理の仕組みを説明するための図であり、図8は、図1等に示すレジシステムにおける通常営業時のシーケンス図である。
【0018】
本実施の形態によるレジシステム10は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売業の店舗等において、キャッシャー(店員)が顧客との間で紙幣や硬貨のやりとりを行う精算所に設置されている。具体的には、本実施の形態によるレジシステム10において、顧客が商品の精算を行う際に、顧客が商品をキャッシャーに手渡し、キャッシャーはスキャナーにより商品のスキャンを行い商品の合計金額を確認した後、顧客が紙幣や硬貨を支払い、その後、顧客が支払った金額と商品の合計金額との差の金額である釣銭を顧客が受け取るようになっている。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態のレジシステム10は、コの字型のカウンター11を備えており、このカウンター11には、2つの硬貨入出金装置12、14と、1つの紙幣入出金装置16とがそれぞれ設けられている。また、カウンター11上において、各硬貨入出金装置12、14の近傍には、POSレジスター18、20がそれぞれ設けられており、各POSレジスター18、20の近傍にはスキャナー22、24がそれぞれ設けられている。これらのスキャナー22、24は、POSレジスター18、20にそれぞれ通信接続されており、各スキャナー22、24によりスキャンされた商品情報はPOSレジスター18、20にそれぞれ送られるようになっている。
【0020】
図1に示すようなレジシステム10では、コの字型のカウンター11の内側に2人のキャッシャーA、Bが入るようになっている。2人のキャッシャーA、Bは、それぞれ対応するPOSレジスター18、20を操作するようになっている。ここで、硬貨入出金装置12およびスキャナー22はキャッシャーAにより使用され、硬貨入出金装置14およびスキャナー24はキャッシャーBにより使用される。また、紙幣入出金装置16は、2人のキャッシャーA、Bにより共用使用される。図1に示すように、2つの硬貨入出金装置12、14は、それぞれ、コの字型のカウンター11の外側、すなわち顧客側を向いている。一方、紙幣入出金装置16は、コの字型のカウンター11の内側、すなわちキャッシャーA、B側を向いている。また、図1に示すようなレジシステム10では、商品の精算を行う顧客は2列で図1における左方に並ぶようになっている。
【0021】
図1に示すようなレジシステム10では、2つの硬貨入出金装置12、14はセミセルフ形式となっている。すなわち、キャッシャーA、Bがスキャナー22、24により商品のスキャンを行った後、顧客は硬貨入出金装置12、14へ硬貨の入金を自ら行うとともに、釣銭として硬貨入出金装置12、14から出金された硬貨を顧客自らが取り出すようになる。一方、紙幣入出金装置16、POSレジスター18、20、スキャナー22、24はキャッシャーA、Bにより操作される。
【0022】
次に、図1に示すレジシステム10における紙幣および硬貨の動きについて図2を用いて簡単に説明する。以下の記載では、図2における顧客AおよびキャッシャーAの動作について主に説明するが、顧客BおよびキャッシャーBの動作についても同様となる。顧客Aはレジシステム10においてまず精算すべき商品をキャッシャーAに手渡し、キャッシャーAはスキャナー22により商品のスキャンを行う。スキャナー22によりスキャンされた商品情報はPOSレジスター18に送られ、POSレジスター18の表示画面(図示せず)で商品の合計金額が表示される。その後、顧客Aは硬貨を硬貨入出金装置12に直接入金するとともに(図2の(a)参照)、紙幣をキャッシャーAに手渡し(図2の(b)参照)、キャッシャーAは顧客Aから手渡された紙幣を紙幣入出金装置16に入金する(図2の(c)参照)。
【0023】
その後、POSレジスター18は、硬貨入出金装置12および紙幣入出金装置16に入金された硬貨および紙幣の合計入金金額に基づいて、釣銭を算出する。そして、硬貨入出金装置12および紙幣入出金装置16からそれぞれ硬貨および紙幣が釣銭として出金されるが、硬貨入出金装置12から出金された硬貨は顧客Aが自ら取り出し(図2の(d)参照)、紙幣入出金装置16から出金された紙幣はキャッシャーAが取り出した後(図2の(e)参照)、キャッシャーAが顧客Aに手渡すようになる(図2の(f)参照)。このようにして、顧客AとキャッシャーAとの間で行われる精算処理の一連の動作が終了する。
【0024】
図3は、図1等に示すレジシステムの概略的な機能ブロック図である。図3に示すように、レジシステム10には在高管理ターミナル30が設けられており、この在高管理ターミナル30にはLAN31を介してPOSレジスター18、20がそれぞれ通信接続されている。また、レジシステム10において各POSレジスター18、20に対応して制御デバイスコントローラ32、34が設けられており、これらの制御デバイスコントローラ32、34はそれぞれLAN31を介して、在高管理ターミナル30や、対応する各POSレジスター18、20に通信接続されている。また、硬貨入出金装置12、14はそれぞれ対応する制御デバイスコントローラ32、34に通信接続されている。一方、紙幣入出金装置16は、両方の制御デバイスコントローラ32、34にそれぞれ通信接続されている。
【0025】
在高管理ターミナル30は、POSレジスター18、20により算出される各取引の売上金、紙幣入出金装置16の在高および硬貨入出金装置12、14の在高をそれぞれ管理するようになっている。在高管理ターミナル30による在高管理の仕組みの詳細については後述する。
【0026】
次に、紙幣入出金装置16の構成の詳細について図4を用いて説明する。図4に示すように、紙幣入出金装置16の筐体102の前面(図4における右側の側面)には入金口110および出金口124が設けられている。また、入金口110には紙幣繰出機構112が設けられており、入金口110に積層状態で投入された紙幣は1枚ずつ紙幣繰出機構112により筐体102内に繰り出されるようになっている。また、紙幣入出金装置16の筐体102内には搬送部114が設けられており、この搬送部114は、紙幣繰出機構112により筐体102内に繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送するようになっている。搬送部114には識別部116が設けられており、紙幣繰出機構112により筐体102内に繰り出された紙幣は識別部116によりその金種や真偽等が識別されるようになっている。また、搬送部114には一時保留部118が接続されており、識別部116により識別が行われた紙幣は一時保留部118で一時的に保留されるようになっている。一時保留部118により一時的に保留された紙幣は、入金確定の指令が後述する制御部150に与えられると、後述する各金種別収納庫120に金種別に収納される。一方、一時保留部118に紙幣が一時的に保留された後、返却指令が後述する制御部150に与えられると、一時保留部118により一時的に保留された紙幣は出金口124に送られて筐体102の外部に戻されるようになる。
【0027】
また、紙幣入出金装置16の筐体102の下部には金庫130が設置されており、この金庫130の内部には複数(具体的には例えば8つ)の金種別収納庫120が設けられている。各金種別収納庫120には搬送部114がそれぞれ接続されており、搬送部114から各金種別収納庫120に紙幣が金種別に搬送されてこれらの金種別収納庫120に収納されるようになっている。また、各金種別収納庫120に収納された紙幣は搬送部114に繰出可能となっている。また、金庫130内には回収カセット122が設けられており、この回収カセット122にも搬送部114が接続されている。そして、搬送部114から回収カセット122に紙幣が送られると、この回収カセット122の内部に紙幣が集積されるようになる。金庫130にはダイヤルロック132が設けられており、警送会社の警備員等の特定の権限を有する者のみがこのダイヤルロック132を操作して金庫130を開けることができるようになっている。金庫130が開けられると、特定の権限を有する者により回収カセット122内の紙幣が回収カセット122ごと回収されるようになる。
【0028】
また、出金口124には搬送部114が接続されており、紙幣の出金処理を行う際に各金種別収納庫120から搬送部114に繰り出された紙幣は当該搬送部114により出金口124に送られるようになっている。また、この出金口124はリジェクト口としても機能するようになっており、紙幣の入金処理を行う際に識別部116により識別することができなかった紙幣や識別部116により真券ではないと識別されたリジェクト券は搬送部114により出金口124に送られるようになっている。
【0029】
また、紙幣入出金装置16の筐体102内には制御部150が設けられている。この制御部150は、紙幣入出金装置16の各構成要素の制御を行うようになっている。また、識別部116による紙幣の識別結果に係る情報は制御部150に送られるようになっている。また、制御部150にはインターフェース(図示せず)が設けられており、このインターフェースを介して制御部150は制御デバイスコントローラ32、34と信号の送受信を行うことができるようになっている。
【0030】
次に、硬貨入出金装置12、14の構成の詳細について図5および図6を用いて説明する。ここで、図5は、硬貨入出金装置12、14の内部構成を示す側面図であり、図6は、図5に示す硬貨入出金装置12、14の正面図である。
【0031】
図5および図6に示すように、硬貨入出金装置12、14は、略直方体形状の筐体212と、筐体212外から硬貨を受け入れる硬貨受入口214(図6参照)と、硬貨受入口214に受け入れられた硬貨が送られて貯留されるとともに貯留された硬貨を1枚ずつ繰り出す貯留繰出機構230とを備えている。貯留繰出機構230は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤232と、この回転円盤232の表面232bとの間に硬貨を貯留する硬貨貯留空間233を形成するカバー部材234と、を備えている。
【0032】
また、筐体212内において、貯留繰出機構230から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送する入金搬送部220が設けられており、この入金搬送部220には、当該入金搬送部220により搬送される硬貨の識別を行う識別部222が設けられている。入金搬送部220には無端状ベルト220pが設けられている。無端状ベルト220pは複数のプーリに張架されており、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト220pは図5における反時計回りの方向に循環移動させられるようになっている。また、この無端状ベルト220pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚引っ掛けられることにより、搬送面上で硬貨が1枚ずつ搬送させられるようになっている。
【0033】
また、筐体212内において入金搬送部220の下方には複数(具体的には8つ)の収納繰出機構250が設けられている。各収納繰出機構250は、識別部222による硬貨の識別結果に基づいて、入金搬送部220に設けられた選別部224によりシュート226を介して当該入金搬送部220から硬貨が送られて収納されるようになっている。また、各収納繰出機構250は、当該収納繰出機構250に収納された硬貨を1枚ずつ繰り出すようになっている。より詳細には、各収納繰出機構250は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤252と、この回転円盤252の表面252bとの間に硬貨を収納する硬貨収納空間253を形成するカバー部材254と、を備えている。
【0034】
また、硬貨入出金装置12、14には、筐体212外へ硬貨を投出する硬貨投出口218が設けられており、筐体212内には、各収納繰出機構250から繰り出された硬貨を硬貨投出口218に搬送する出金搬送部270が設けられている。出金搬送部270は、各収納繰出機構250の下方に設けられ略水平方向に沿って延びる第1の出金搬送部分270aと、第1の出金搬送部分270aから送られた硬貨を硬貨投出口218に搬送する第2の出金搬送部分270bとを有している。また、出金搬送部270は、複数のプーリに張架された無端状ベルト270pから構成されている。そして、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト270pは図5における時計回りおよび反時計回りの両方向に循環移動させられるようになっている。無端状ベルト270pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚以上引っ掛けられることにより、無端状ベルト270pにより硬貨が1枚以上ずつ搬送させられるようになっている。
【0035】
また、筐体212内において、出金搬送部270の下方には回収ボックス280が設けられている。回収ボックス280は筐体212に対して着脱自在に設けられている。また、回収ボックス280には出金搬送部270における第1の出金搬送部分270aから回収用の硬貨が送られるようになっている。そして、回収ボックス280に硬貨が収納された後、操作者が筐体212から回収ボックス280を取り出すことにより、硬貨を回収ボックス280ごと回収することができるようになっている。
【0036】
また、硬貨入出金装置12、14の筐体212内には制御部290(図5参照)が設けられている。この制御部290は、硬貨入出金装置12、14の各構成要素の制御を行うようになっている。また、識別部222による硬貨の識別結果に係る情報は制御部290に送られるようになっている。また、制御部290にはインターフェース(図示せず)が設けられており、このインターフェースを介して制御部290は制御デバイスコントローラ32、34と信号の送受信を行うことができるようになっている。
【0037】
本実施の形態のレジシステム10では、図1および図2に示すように、紙幣入出金装置16は複数(具体的には2つ)のPOSレジスター18、20で共用使用されるようになっているが、この紙幣入出金装置16は、各POSレジスター18、20によってそれぞれ独占的に占有状態とされるようになっている。そして、1つのPOSレジスター(例えばPOSレジスター18)において1取引分の売上金が確定された後においてのみこのレジスター18の占有状態とすることができるようになっている。ここで、「1取引分の売上金の確定」とは、例えばキャッシャーAがスキャナー22により商品のスキャンを行った後、POSレジスター18の表示画面(図示せず)で商品の合計金額が表示されたときに、キャッシャーAまたは顧客AがPOSレジスター18の操作部(図示せず)により当該POSレジスター18の制御部(図示せず)に対して確定の指令を与えることをいう。具体的には、例えば、POSレジスター18の表示画面がタッチパネルであるときにはこのタッチパネルに表示された「確定」ボタンをキャッシャーAまたは顧客Aが押下することにより、「1取引分の売上金の確定」が当該POSレジスター18の制御部(図示せず)に与えられるようになっている。なお、一方のPOSレジスター(例えばPOSレジスター18)において、商品のスキャンを行った後にPOSレジスター18のタッチパネルに表示された「確定」ボタンを押した場合であっても、他方のPOSレジスター20により紙幣入出金装置16が既に占有状態となっていた場合には、一方のPOSレジスター18の表示画面には「しばらくお待ちください」と表示される。この場合には、他方のPOSレジスター20による紙幣入出金装置16の占有状態が解除された後に、具体的には硬貨入出金装置14や紙幣入出金装置16から釣銭としての硬貨や紙幣が出金された後に、一方のPOSレジスター18により紙幣入出金装置16を占有状態とすることができるようになる。
【0038】
次に、図3に示すような在高管理ターミナル30による、硬貨入出金装置12、14および紙幣入出金装置16の在高管理の仕組みについて図7を用いて以下に説明する。
【0039】
図7(a)に示すように、各取引の売上金を管理する売り上げ管理方法では、各取引の売上金はレジグループ毎に管理される。ここで、図1に示すようなカウンター11毎にレジグループが形成される。すなわち、図1および図7(a)に示すように、1つのレジグループには、2つのPOSレジスター18、20、2つの硬貨入出金装置12、14および1つの紙幣入出金装置16が含まれるようになる。また、各POSレジスター18、20に対応してレジナンバーが設定されている。このため、図7(a)に示すように、レジグループ1には2つのレジナンバー1、2が設定され、レジグループ2には他の2つのレジナンバー3、4が設定されるようになる。本実施の形態では、紙幣入出金装置16が2つのPOSレジスター18、20により共用使用されるため、この紙幣入出金装置16に入金されて各金種別収納庫120に収納された紙幣がレジナンバー1、2のどちらに属するかが不明確となり、レジナンバー毎に各取引の売上金を管理することができない。このため、上述のように2つのPOSレジスター18、20、2つの硬貨入出金装置12、14および1つの紙幣入出金装置16を1つのレジグループとし、在高管理ターミナル30はレジグループ毎に各取引の売上金の管理を行うこととなる。この際に、在高管理ターミナル30は、スキャナー22、24によりスキャンされた商品情報に基づいてPOSレジスター18、20により演算される各取引の売上金と、硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16に入金された売上金としての硬貨や紙幣の合計金額とを比較し、両者が一致するか否かを確認するようになる。
【0040】
一方、図7(b)に示すように、硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16の在高を管理する在高管理や、これらの硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16のステータスを管理する装置ステータス管理では、レジナンバー毎に管理が行われるようになる。この際に、紙幣入出金装置16は、2つのPOSレジスター18、20のうちいずれか一方のPOSレジスターに紐付けられるようになる。そして、紙幣入出金装置16が紐付けられたPOSレジスター(レジナンバー1)はメインレジとして扱われ、紙幣入出金装置16が紐付けられていないPOSレジスター(レジナンバー2)はサブレジとして扱われるようになる。なお、硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16のステータスとしては、エンプティ、ニアエンプティ、ニアフル、フル、エラー、オンライン、オフライン等が挙げられる。
【0041】
そして、在高管理ターミナル30は、硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16の在高、および硬貨入出金装置12、14や紙幣入出金装置16のステータスを、レジナンバー毎に行うようになる。より詳細には、在高管理ターミナル30は、紙幣入出金装置16の在高および状態管理を、複数のPOSレジスター18、20のうち1つのPOSレジスター(メインレジ側のPOSレジスター)のみにより行わせるようになる。
【0042】
次に、図1等に示すレジシステム10における通常営業時のシーケンスについて図8を用いて説明する。ここでは、図2における顧客AおよびキャッシャーAの動作について主に説明するが、顧客BおよびキャッシャーBの動作についても同様となる。まず顧客Aが精算すべき商品をキャッシャーAに手渡し、キャッシャーAがスキャナー22により商品のスキャンを行うと、POSレジスター18において商品登録が行われ、POSレジスター18の表示画面(図示せず)で商品の合計金額が表示される。この際に、POSレジスター18は制御デバイスコントローラ32を介して硬貨入出金装置12に入金指示を送信する。硬貨入出金装置12は、POSレジスター18から入金指示を受け取ると、入金準備状態応答を制御デバイスコントローラ32に送信する。その後、POSレジスター18の表示画面がタッチパネルであるときにはこのタッチパネルに表示された「確定」ボタンをキャッシャーAまたは顧客Aが押下することにより、「1取引分の売上金の確定」が当該POSレジスター18の制御部(図示せず)に与えられ、POSレジスター18において商品登録が完了する。
【0043】
商品登録が完了すると、紙幣入出金装置16は、POSレジスター18の占有状態となる。この際に、POSレジスター18は制御デバイスコントローラ32を介して紙幣入出金装置16に入金指示を送信する。紙幣入出金装置16は、POSレジスター18から入金指示を受け取ると、制御デバイスコントローラ32を介してPOSレジスター18に入金準備状態応答を送信する。その後、キャッシャーAにより紙幣入出金装置16に紙幣が入金されると、紙幣の入金金額に係る情報が紙幣入出金装置16から制御デバイスコントローラ32に送信される。また、顧客Aにより硬貨入出金装置12に硬貨が入金されると、硬貨の入金金額に係る情報が硬貨入出金装置12から制御デバイスコントローラ32に送信される。そして、入金結果応答が制御デバイスコントローラ32からPOSレジスター18に送信される。
【0044】
その後、入金金額の合計から商品の合計金額を差し引いた金額の紙幣および/または硬貨を、硬貨入出金装置12および/または紙幣入出金装置16からそれぞれ釣銭として出金する。具体的には、制御デバイスコントローラ32は硬貨入出金装置12および/または紙幣入出金装置16にそれぞれ出金指示を送信し、硬貨入出金装置12および/または紙幣入出金装置16において硬貨および/または紙幣が出金されると、硬貨入出金装置12や紙幣入出金装置16は制御デバイスコントローラ32を介してPOSレジスター18に出金結果応答をそれぞれ送信する。その後、制御デバイスコントローラ32は、精算結果、ならびに硬貨入出金装置12および紙幣入出金装置16の在高をそれぞれ在高管理ターミナル30に送信する。このようにして、通常営業時における1取引分のシーケンスが終了する。
【0045】
以上のように本実施の形態のレジシステム10によれば、硬貨入出金装置12、14は各POSレジスター18、20に対応して複数(具体的には、例えば2つ)設けられ、紙幣入出金装置16は複数のPOSレジスター18、20で共用使用されるようこれらのPOSレジスター18、20の数よりも少ない台数で設置されている。このことにより、全てのPOSレジスター18、20に対して紙幣入出金装置を1対1で対応するよう配置する場合と比較して、紙幣入出金装置の設置台数を減らすことができ、このためレジシステム10の導入の際の費用を低減することができる。とりわけ、硬貨入出金装置12、14は比較的安価であるがセキュリティ性が低いのに対し、紙幣入出金装置16では金庫130の内部に各金種別収納庫120等が設けられているためセキュリティ性は高いが費用も高くなるという問題がある。このため、このような比較的高額の紙幣入出金装置16の設置台数を減らすことにより、レジシステム10全体としての費用も大きく低減することができる。
【0046】
本実施の形態のレジシステム10においては、紙幣入出金装置16は、レジシステム10において1台のみ設置されている。しかしながら、本実施の形態ではこのような例に限定されることはない。紙幣入出金装置の台数がPOSレジスターの台数よりも少なくなるという条件さえ満たすことができれば、紙幣入出金装置の台数が複数となっていてもよい。具体的には、本発明のレジシステムにおいて例えば紙幣入出金装置が2台設置され、POSレジスターが3台設置されるようになっていてもよい。
【0047】
また、本実施の形態のレジシステム10においては、硬貨入出金装置12、14は顧客側を向くよう配置され、紙幣入出金装置16はキャッシャー(店員)側を向くよう配置されている。しかしながら、本実施の形態ではこのような例に限定されることはない。本実施の形態における他の構成のレジシステムにおいて、硬貨入出金装置12、14および紙幣入出金装置16が全てキャッシャー(店員)側を向くよう配置されていてもよい。
【0048】
また、本実施の形態のレジシステム10においては、紙幣入出金装置16は、入金処理により筐体102の外部から内部に取り入れられた紙幣を収納する複数の金種別収納庫120を有し、各金種別収納庫120は、警送会社の警備員等の特定の権限を有する者のみが内部にアクセスすることができる金庫130内に配置されている。このことにより、紙幣入出金装置16のセキュリティ性を高めることができる。
【0049】
また、本実施の形態のレジシステム10においては、紙幣入出金装置16は、各POSレジスター18、20によってそれぞれ独占的に占有状態とされるようになっており、1つのPOSレジスターにおいて1取引分の売上金が確定された後においてのみ当該POSレジスターの占有状態とすることができるようになっている。
【0050】
また、本実施の形態のレジシステム10では、POSレジスター18、20、紙幣入出金装置16および硬貨入出金装置12、14にそれぞれ通信接続される在高管理ターミナル30が設けられている。この在高管理ターミナル30は、各POSレジスター18、20により算出される各取引の売上金、紙幣入出金装置16の在高および硬貨入出金装置12、14の在高をそれぞれ管理するようになっている。
【0051】
ここで、在高管理ターミナル30は、紙幣入出金装置16を共用する複数のPOSレジスター18、20と、当該各POSレジスター18、20に対応して設けられた複数の硬貨入出金装置12、14とを1つのグループ(例えば、図7(a)におけるレジグループ1)として、POSレジスター18、20により算出される各取引の売上金を管理するようになっている。また、在高管理ターミナル30は、図7(b)に示すように、紙幣入出金装置16の在高および/または状態管理を、複数のPOSレジスター18、20のうち1つのレジスターのみにより行わせるようになっている。
【0052】
なお、本実施の形態によるレジシステムは、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。図9に、本実施の形態によるレジシステムの他の構成の概略を示す。
【0053】
図9に示すように、変形例に係るレジシステム10aでは、直線状に延びるカウンター11が設けられており、このカウンター11には、3つの硬貨入出金装置12、14、15が設けられている。これらの3つの硬貨入出金装置12、14、15は、図9におけるカウンター11の左側、すなわち顧客側を向いている。また、カウンター11上において、各硬貨入出金装置12、14、15の近傍には、POSレジスター18、20、21がそれぞれ設けられており、各POSレジスター18、20、21の近傍にはスキャナー22、24、25がそれぞれ設けられている。これらのスキャナー22、24、25は、POSレジスター18、20、21にそれぞれ通信接続されており、各スキャナー22、24、25によりスキャンされた商品情報はPOSレジスター18、20、21にそれぞれ送られるようになっている。一方、このレジシステム10aでは1つの紙幣入出金装置16が設けられているが、この紙幣入出金装置16は、図9に示すカウンター11の右側で各POSレジスター18、20、21を操作する各キャッシャーの後方に配置されている。この紙幣入出金装置16は、3人のキャッシャーにより共用使用されるようになっている。なお、変形例に係るレジシステム10aでは、商品の精算を行う顧客は3列で図9における左方に並ぶようになっている。
【0054】
図9に示すようなレジシステム10aでは、3つの硬貨入出金装置12、14、15はセミセルフ形式となっている。すなわち、キャッシャーがスキャナー22、24、25により商品のスキャンを行った後、顧客は硬貨入出金装置12、14、15へ硬貨の入金を自ら行うとともに、釣銭として硬貨入出金装置12、14、15から出金された硬貨を顧客自らが取り出すようになる。一方、紙幣入出金装置16、POSレジスター18、20、21、スキャナー22、24、25はキャッシャーにより操作されるようになる。
【0055】
次に、図9に示すレジシステム10aにおける紙幣および硬貨の動きについて説明する。ここでは、POSレジスター18で精算処理を行った際の動作について主に説明するが、POSレジスター20、21で精算処理を行った際の動作についても同様となる。顧客はレジシステム10aにおいてまず精算すべき商品をキャッシャーに手渡し、キャッシャーはスキャナー22により商品のスキャンを行う。スキャナー22によりスキャンされた商品情報はPOSレジスター18に送られ、POSレジスター18の表示画面(図示せず)で商品の合計金額が表示される。その後、顧客は硬貨を硬貨入出金装置12に直接入金するとともに、紙幣をキャッシャーに手渡す。キャッシャーは顧客から手渡された紙幣を、後方にある紙幣入出金装置16に入金する。
【0056】
その後、POSレジスター18は、硬貨入出金装置12および紙幣入出金装置16に入金された硬貨および紙幣の合計入金金額に基づいて、釣銭を算出する。そして、硬貨入出金装置12および紙幣入出金装置16からそれぞれ硬貨および紙幣が釣銭として出金されるが、硬貨入出金装置12から出金された硬貨は顧客が自ら取り出し、紙幣入出金装置16から出金された紙幣はキャッシャーが取り出した後、キャッシャーが顧客に手渡すようになる。このようにして、顧客とキャッシャーとの間で行われる精算処理の一連の動作が終了する。
【0057】
図9に示すようなレジシステム10aでも、図1乃至図8に示すようなレジシステム10と同様に、硬貨入出金装置12、14、15は各POSレジスター18、20、21に対応して複数(具体的には、例えば3つ)設けられ、紙幣入出金装置16は複数のPOSレジスター18、20、21で共用使用されるようこれらのPOSレジスター18、20、21の数よりも少ない台数で設置されている。このことにより、図9に示すようなレジシステム10aでも、全てのPOSレジスター18、20、21に対して紙幣入出金装置を1対1で対応するよう配置する場合と比較して、紙幣入出金装置の設置台数を減らすことができ、このためレジシステム10aの導入の際の費用を低減することができる。
【符号の説明】
【0058】
10、10a レジシステム
11 カウンター
12、14、15 硬貨入出金装置
16 紙幣入出金装置
18、20、21 POSレジスター
22、24、25 スキャナー
30 在高管理ターミナル
31 LAN
32、34 制御デバイスコントローラ
102 筐体
110 入金口
112 紙幣繰出機構
114 搬送部
116 識別部
118 一時保留部
120 金種別収納庫
122 回収カセット
124 出金口
130 金庫
132 ダイヤルロック
150 制御部
212 筐体
214 硬貨受入口
218 硬貨投出口
220 入金搬送部
220p 無端状ベルト
222 識別部
224 選別部
226 シュート
230 貯留繰出機構
232 回転円盤
232b 表面
233 硬貨貯留空間
234 カバー部材
250 収納繰出機構
252 回転円盤
252b 表面
253 硬貨収納空間
254 カバー部材
270 出金搬送部
270a 第1の出金搬送部分
270b 第2の出金搬送部分
270p 無端状ベルト
280 回収ボックス
290 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9