(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記撮像領域内に位置する被検査物の表面により反射された光を、前記窓部を通して前記撮像装置に導く撮像光学路を備えた光学装置を、前記搬送空間内に設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの外観検査装置。
前記撮像領域内に位置する被検査物の表面により反射された光を、前記窓部を通して前記撮像装置に導く撮像光学路と、前記照明装置から照射された光を、前記窓部を通して前記撮像領域に導く照明光学路とを備えた光学装置を、前記搬送空間内に設けたことを特徴とする請求項3記載の外観検査装置。
前記仕切板によって形成される前記搬送空間を気密状の密閉空間とし、前記窓部を前記仕切板に気密性を有するように配設するとともに、前記搬送空間内に設けられ、当該搬送空間内に液体を吐出する吐出手段と、該吐出手段に液体を供給する供給手段とを備えたことを特徴とする請求項2又は6記載の外観検査装置。
前記仕切板によって形成される前記搬送空間と該搬送空間の外側の空間とを連通するように前記仕切板に形成された取出口と、該取出口に気密性をもって連結された気密性を有する袋部材と、前記仕切板に前記搬送空間と該搬送空間の外側の空間とを連通するように形成された操作口と、該操作口に気密性をもって連結された気密性を有する防護部材とを更に設けたことを特徴とする請求項7記載の外観検査装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、被検査物が錠剤のような粉体の打型品である場合、打型後の錠剤表面には、量の多少はあるものの、殆どのものに材料である粉体が付着している。したがって、このような錠剤を上述した外観検査装置を用いて検査すると、錠剤が経由する整列供給部、第1搬送部、第2搬送部及び選別仕分部の各搬送面に、錠剤表面に付着した粉体が転着されることになる。
【0008】
また、粉体は比重が非常に軽く、容易に空気中を浮遊するため、上述した筐体の内壁などにも付着する。特に、整列供給部では、錠剤同士の衝突や、錠剤と装置構造物との衝突が繰り返されるため、粉体が錠剤から離脱し易く、離脱した粉体が装置構造物に付着したり、空気中に浮遊し易い。
【0009】
以上のような背景から、従来、上記外観検査装置における被検査物を他のものに変更する場合(品種を変更する場合)には、その前に、当該外観検査装置の筐体内に配設された整列供給部、第1搬送部、第2搬送部及び選別仕分部や筐体内壁に付着した粉体を除去する必要があった。
【0010】
特に、錠剤が医薬品である場合には、前回の被検査物から生じた粉体(薬効成分)が装置内に残っていると、次に検査する被検査物にこれが付着して、その薬効成分に変動を生じるため、極めて厳密に管理する必要があり、このため、装置の前記各部や筐体内を水洗いして、前の被検査物に由来する成分を装置から完全に除去するようにしている。
【0011】
ところが、上記従来の外観検査装置では、整列供給部、第1搬送部、第2搬送部、撮像装置及び選別仕分部といった主要な構成部分が筐体内の同じ空間内に配置されており、これらが全て前の被検査物の粉体によって汚染されるため、これら全てを取り外したのち洗浄し、再度組み立てなければならなかった。
【0012】
上記主要構成部の内、整列供給部、第1搬送部、第2搬送部及び選別仕分部といった構成部分は基本的には機械構造部であるため、水洗いを行い易いが、カメラや光源を有する撮像装置については基本的には電気部品であるため、単純な水洗いを行うことができず、手作業によって水拭きするなど、手間の掛かる作業が必要であり、このため、洗浄に長時間を要していた。
【0013】
また、上記従来の外観検査装置には以下に述べるような問題もある。
【0014】
即ち、上記被検査物としては、上述したように医薬品の錠剤などが挙げられるが、この医薬品の中には、高い薬理活性を有し、少量であっても高い薬効を示す、所謂高活性医薬品と呼ばれる医薬品があり、この高活性医薬品は、少量であっても人体に与える影響が大きい。したがって、このような高活性医薬品を被検査物とする場合には、被検査物が搬送される空間を外部の空間から適切に隔離するなどし、その粉体状のものが外部空間に飛散しないような対策を講じ、作業者が粉体に曝されないように注意を払う必要がある。
【0015】
ところが、上記従来の外観検査装置では、このような高活性医薬品に対する対策が何ら講じられておらず、したがって、上述した如く被検査物を変更する際には、筐体に設けられた扉を開放して、当該筐体内の装置を取り出さなければならず、このため、筐体内に浮遊する粉体が開口部を通じて外部空間に飛散し、また、装置に付着した粉体が外部空間に飛散するという問題があった。
【0016】
一方、このような環境下で作業者のみのことを考慮すると、防護服を着用した作業も考えられるが、動きにくい防護服を着用した作業では作業性が悪く、また、防護服の着用それ自体が煩わしいという問題がある。
【0017】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたもので、被検査物を変更する際の洗浄を、従来の装置に比べてより簡単に行うことができ、外部空間への粉体の飛散を防止することができる外観検査装置の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記課題を解決するための本発明は、
複数の被検査物を一列に整列して供給する整列供給装置と、
所定の搬送路を有し、前記整列供給装置から供給された被検査物を該搬送路に沿って搬送する搬送装置と、
前記搬送装置によって搬送され、その前記搬送路上に設定された撮像領域内に達した被検査物の画像を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置によって撮像された被検査物の画像を解析してその良否を判別する画像処理装置と、
前記画像処理装置の判別結果にしたがい、前記搬送装置によって搬送される前記被検査物を良品と不良品とに選別する選別装置とから構成される外観検査装置において、
前記整列供給装置、搬送装置及び選別装置は、仕切板によって仕切られた閉塞空間たる搬送空間内に配設される一方、前記撮像装置及び画像処理装置は前記搬送空間の外側に配設され、
前記仕切板は、前記搬送路上に設定された撮像領域と対峙する部分に、透明な部材から構成される窓部が設けられ、
前記撮像装置は、前記搬送装置によって搬送される被検査物の画像を、前記窓部を通して撮像するように構成された外観検査装置に係る。
【0019】
この外観検査装置によれば、複数の被検査物が整列供給装置により一列に整列されて搬送装置に供給される。搬送装置は、供給された被検査物をその搬送路に沿って搬送し、被検査物が撮像領域内に達したとき撮像装置によってその画像が撮像される。その際、撮像装置は、撮像領域と対峙する部分の仕切板に設けられた透明な窓部を通して、被検査物の画像を撮像する。
【0020】
そして、撮像された画像が画像処理装置により解析されて、当該被検査物の良否が判別され、画像処理装置の判別結果にしたがって、選別装置により被検査物が良品と不良品とに選別される。
【0021】
ところで、上述したように、被検査物を他のものに変更する場合、その前に、被検査物が搬送される空間内を洗浄する必要があるが、本発明に係る外観検査装置では、被検査物と直接接触する整列供給装置、搬送装置及び選別装置を仕切板で仕切った閉塞空間(搬送空間)内に配設した構成としているので、被検査物によって汚損される装置構成物を最小限に押えることができる。したがって、必要最小限の装置構成物のみを分解し取り外すことで、これら装置構成物の洗浄と、前記搬送空間内の洗浄を行うことができる。
【0022】
特に、水洗いすることができない撮像装置については、これを前記搬送空間の外側に設けているので、当該撮像装置を取り外す必要も、洗浄する必要も無い。
【0023】
このように、本発明に係る外観検査装置によれば、被検査物を変更する際の洗浄を、従来に比べて極めて短時間で行うことができ、その結果、検査に要するコストの低減を図ることができる。
【0024】
尚、本発明に係る上記外観検査装置において、その整列供給装置、搬送装置及び選別装置は、その全部又は一部が着脱可能に前記搬送空間内に配設されているのが好ましい。このようにすれば、洗浄にあたり、これら整列供給装置、搬送装置及び選別装置を容易に取り外すことができ、また、容易に再組み立てすることができる。
【0025】
また、撮像装置と同様に、照明装置を搬送空間の外側に設け、この照明装置により前記窓部を通して前記撮像領域を照明するようにしても良い。
【0026】
また、撮像領域内に位置する被検査物の表面により反射された光を、前記窓部を通して撮像装置に導く撮像光学路を備えた光学装置を、前記搬送空間内に設けても良く、或いは、前記撮像光学路の他に、更に、前記照明装置から照射された光を、窓部を通して撮像領域に導く照明光学路とを備えた光学装置を、前記搬送空間内に設けた構成としても良い。
【0027】
この場合、前記光学装置は、その全部又は一部が着脱可能に前記搬送空間内に配設されているのが好ましい。
【0028】
更に、前記搬送空間を密閉空間とし、前記窓部を前記仕切板に気密性を有するように配設するとともに、前記搬送空間内に液体を吐出する吐出手段と、当該吐出手段に液体を供給する供給手段とを備えた構成としても良い。尚、前記吐出手段は、霧状やシャワー状に液体を吐出する。
【0029】
このようにすれば、搬送空間内に浮遊する粉体を厳密に封じ込めることができる。更に、吐出手段から霧状に液体を吐出する場合には、霧状の液体によって搬送空間内を湿潤させることで、浮遊する粉体を液体によって捕集して搬送空間の底部に堆積させることや搬送空間の内壁や搬送空間内の各装置に付着した粉体を液体によって湿潤させ飛散を防止することができる。これにより、搬送空間内を洗浄する際に、粉体が外部空間へ飛散するのを防止でき、作業者が浮遊する粉体を吸い込む危険性がなくなり、防護服を着用せずとも搬送空間内を洗浄することができる。また、シャワー状に液体を吐出する場合には、搬送空間の内壁や各装置に付着した粉体を液体によって洗い流すことができる。尚、前記吐出手段としては、搬送空間内に固定したものや手で持って操作できるものが挙げられ、吐出手段から吐出する液体としては、水などの一般的な液体の他に、被検査物が医薬品の場合には、その活性を失活させるような成分を含んだ液体などが挙げられる。
【0030】
更に、前記仕切板に前記搬送空間と当該搬送空間の外側の空間とを連通するように形成した取出口と操作口とを備え、当該取出口には、気密性を有する袋部材が気密性をもって連結し、前記操作口には、気密性を有する防護部材が気密性をもって連結した構成としても良い。
【0031】
この場合によれば、操作口に連結された防護部材越しに、搬送空間内に配設された整列供給装置や光学装置などを取り外し、取出口を通して搬送空間内から袋部材内へと移動させる。これにより、搬送空間内の装置を外部空間に曝さずに搬送空間内から取り出す、所謂バグアウトが可能となる。したがって、搬送空間内に浮遊する粉体や整列供給装置や光学装置に付着した粉体を外部空間に飛散させずに、装置を取り出すことができる。また、粉体が飛散しないため、作業者は防護服を着用せずとも取り外し作業を安全に行うことができる。尚、取出口に連結された袋部材越しに搬送空間内の装置を取り外し、そのまま袋部材内に移動させるようにしても良い。
【0032】
また、光学装置が気密性を有する筐体を有し、前記光学路を筐体内に収容し、この筐体の内部に気体を送る送気装置を更に備えた構成としても良い。
【0033】
このようにすれば、筐体内部の圧力を搬送空間内の圧力よりも高くすることができ、搬送空間内に浮遊する粉体が筐体内部に侵入するのを防止できる。
【発明の効果】
【0034】
以上説明したように、本発明に係る外観検査装置によれば、被検査物を変更する際の洗浄を、従来に比べて極めて短時間で行うことができ、検査に要するコストを低減することができる。また、高活性剤等の外観検査に適用し、密閉された検査室内を定置湿潤して薬剤の飛散を防止することで、より高度な封じ込め仕様が可能となる。更に、検査室内から装置を取り出す際の粉体の飛散を防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0037】
図1に示すように、本例の外観検査装置1は、下部フレーム2、中間プレート4及び上部フレーム3から構成されるフレーム構造物と、このフレーム構造物内に配設された整列供給装置10、第1及び第2搬送装置20,40、第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86、第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88、選別装置90並びに画像処理装置92等から構成される。
【0038】
前記下部フレーム2及び上部フレーム3は、それぞれ角柱状の空間を画定する枠構造体で、下部フレーム2の上面に前記中間プレート4が固定され、この中間プレート4上に上部フレーム3が固定されている。
【0039】
また、下部フレーム2の外周側面及び底面にはカバープレート(図示せず)が設けられ、同様に、上部フレーム3の外周側面及び上面にもカバープレート(図示せず)が設けられており、これらカバープレート(図示せず)によって前記空間が閉塞されている。
【0040】
前記上部フレーム3及びこれを囲繞するカバープレート(図示せず)によって形成される空間内には、上部プレート9、底部プレート7及び4つの側部プレート8から構成される内部収納室6が設けられており、その上部プレート9が、前記上部フレーム3の天部を構成する部材に固設され、当該上部フレーム3から吊り下げられた状態となっている。
【0041】
斯くして、上部フレーム3及びこれを囲繞するカバープレート(図示せず)、中間プレート4並びに内部収納室6を構成する上部プレート9、底部プレート7及び側部プレート8によって仕切られる搬送空間5が形成され、この搬送空間5内に、前記整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40、第1,第2,第3,第4光学ユニット70,80,84,88及び選別装置90が配設される。
【0042】
前記整列供給装置10、第1搬送装置20及び第2搬送装置40は被検査物Kを搬送するための構成要素であり、前記上部フレーム3内の中間プレート4上に、被検査物Kの搬送方向(矢示方向)上流側から下流側に向けて、順次、整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40の順に配設されている。
【0043】
整列供給装置10は、その具体的な構造について図示しないが、回転するボール11を有し、このボール11内に供給された複数の被検査物Kを一列に整列して前記第1搬送装置20に供給する。
【0044】
前記第1搬送装置20は、
図6乃至
図8に示す構成を備えており、また、特に図示をしないが、第2搬送装置40についても全く同じ構成を備えている。したがって、ここでは、第1搬送装置20についてのみ、その構成を説明し、第2搬送装置40についての説明は省略する。
【0045】
上記
図6乃至
図8に示すように、第1搬送装置20は、上面が開口した直方体状の外部ボックス23と、この外部ボックス23内に配設された負圧ボックス21、搬送ベルト25、2つのガイド24,24及び4つのプーリ30a,30b,30c,30dと、外部ボックス23の外側面に固設されたモータ31とからなる。
【0046】
負圧ボックス21は、中空の直方体状をした筐体であり、その上面中央部に長手方向に沿って形成されたスリット孔22を有し、前記上面が前記外部ボックス23の上端面とほぼ同一面となるように当該外部ボックス23内に収納され、その両外側面が外部ボックス23の内壁面に固設されている。尚、この負圧ボックス21内は図示しない負圧源に接続されており、同内部が負圧となっている。
【0047】
前記搬送ベルト25は、無端環状のタイミングベルトからなり、その外周面側に長手方向に沿った環状の溝26が形成され、同様に内周面側にも長手方向に沿った環状の溝27が形成されている。また、溝26内には外内に貫通する吸引孔29が所定間隔で複数穿孔されている。
【0048】
前記各プーリ30a,30b,30c,30dは、前記外部ボックス23内で、その内壁間に横架した状態で回転自在に支持されており、上側のプーリ30a,30bは、負圧ボックス21を挟むようにその長手方向の前後に配設され、プーリ30cはプーリ30aの下側に、プーリ30dはプーリ30bの下側にそれぞれ配設されている。そして、これらプーリ30a,30b,30c,30dには前記搬送ベルト25が掛けまわされ、その一つ(本例ではプーリ30a)が前記モータ31によって駆動されて、搬送ベルト25が矢示方向に走行する。
【0049】
また、負圧ボックス21の上面には、前記スリット孔22を挟んでその両側に、長手方向に沿ってそれぞれガイド24,24が設けられており、プーリ30a,30b間の搬送ベルト25は、その溝27と前記スリット孔22の位置関係が一致し、その両側面がこれらガイド24,24に摺接した状態、且つその内周面が負圧ボックス21の上面と摺接した状態で、当該ガイド24,24によって案内され走行する。
【0050】
斯くして、この第1搬送装置20によれば、負圧源から負圧ボックス21内に作用する負圧が、前記スリット孔22を介して、前記プーリ30a,30b間を走行する搬送ベルト25の溝27、吸引孔29及び溝26に作用する。尚、その際、溝27はアキュームレータとして機能する。
【0051】
そして、当該搬送ベルト25の溝26上に被検査物Kが供給されると、言い換えれば、溝26の両側に形成された2つの突条部28,28に跨るように被検査物Kが供給されると、当該被検査物Kは、溝26に作用する負圧によって、当該搬送ベルト25上に吸引され、当該搬送ベルト25の走行によって、その移動方向に搬送される。
【0052】
かかる構成を備えた第1搬送装置20は、
図1に示すように、前記中間プレート4上に固設された支持架台15によって支持されており、その搬送ベルト25によって形成される搬送路を上にして、その搬送上流端が前記整列供給装置10の排出部に接続するように、当該支持架台15上に固設されている。
【0053】
一方、前記第2搬送装置40は、第1搬送装置20とはその天地を反転させた状態、即ち、その搬送路を下にした状態で、
図2に示した支持機構35によって支持されている。この支持機構35は、同
図2に示すように、中間プレート4上に立設された2本の支持ポスト36と、この支持ポスト36上に固設された支持板37とからなり、前記第2搬送装置40は、被検査物Kが通過可能な空間をあけて、その搬送上流端が前記第1搬送装置20の搬送下流端の上方に位置するように、適宜取付具(図示せず)によって、前記支持板37上に固設されている。
【0054】
斯くして、整列供給装置10、第1搬送装置20及び第2搬送装置40から構成される一連の搬送部によれば、まず、整列供給装置10によって被検査物Kが一列に整列されて第1搬送装置20に供給される。ついで、第1搬送装置20は、搬送ベルト25上に供給された被検査物Kを当該搬送ベルト25上に吸着した状態で搬送下流端に搬送する。そして、被検査物Kが搬送下流端に到達すると、当該被検査物Kの上面が第2搬送装置40により吸着され、当該第2搬送装置40によってその搬送下流端に搬送される。
【0055】
前記第1及び第2撮像ユニット50,75は、
図1に示すように、前記第1搬送装置20の上方に設けられた内部収納室6内に配設され、前記第3及び第4撮像ユニット82,86は、第2搬送装置40の下方に位置する前記中間プレート4の下面に固設されている。
【0056】
これら4つの撮像ユニット50,75,82,86は同じ構成を備えるものである。よって、第1撮像ユニット50についてのみ、その具体的な構成を説明し、第2,第3及び第4撮像ユニット75,82,86についての説明は省略する。
【0057】
図3及び
図5に示すように、第1撮像ユニット50は、カメラ収納部52及び光源収納部53から構成される収納ケース51と、レンズ部が下方を向くようにカメラ収納部52内に収納されたカメラ54と、照射方向が下方を向くようにそれぞれ光源収納部53内に収納された2つの光源55,55とからなる。
【0058】
尚、カメラ54と対向するカメラ収納部52の底部には貫通孔52aが形成され、同様に、光源55,55と対向する光源収納部53の底部には貫通孔53a,53aが形成されている。
【0059】
また、カメラ54は、被検査物Kを撮像することができるものであれば、特に限定されるものではないが、その一例として、カラーCCDラインセンサカメラを例示することができる。また、光源55も、前記第1搬送装置20の搬送路上に設定される撮像領域内を照明することができるものであれば特に限定されるものではないが、その一例として、複数のLEDを備えたものを例示することができる。
【0060】
図1に示すように、前記第1光学ユニット70は前記第1撮像ユニット50と第1搬送装置20との間に配設され、前記第2光学ユニット80は前記第2撮像ユニット75と第1搬送装置20との間に配設され、それぞれ、前記内部収納室6を構成する底部プレート7の下面に固設されている。
【0061】
また、前記第3光学ユニット84は前記第3撮像ユニット82と第2搬送装置40との間に配設され、前記第4光学ユニット88は前記第4撮像ユニット86と第2搬送装置40との間に配設され、それぞれ、前記中間プレート4の上面に固設されている。
【0062】
前記第1光学ユニット70は、
図3及び
図5に示すように、前記底部プレート7の下面に固設された収納ケース71、この収納ケース71内の下端部内壁面に固設された光学路形成機構73、収納ケース71の天板下面に固設された2つのコネクタ75,75、並びに前記光学路形成機構73と前記各コネクタ75,75とを接続する2つの光ファイバ束74,74からなる。
【0063】
前記収納ケース71の下部は、その全面が開口するとともに、第1搬送装置20によって搬送される被検査物Kが通過可能な切欠き72が形成されており、前記光学路形成機構73は、搬送ベルト25の上方に位置するように配設されている。
【0064】
前記各コネクタ75,75は、それぞれ前記光源55,55と対向する位置に設けられ、光源格納部53に形成された貫通孔53a,53a、前記底部プレート7に設けられた窓部60,60、収納ケース71の天板部に形成された貫通孔71b,71bを通して、前記光源55,55から照射された光を受光する。
【0065】
前記窓部60は、
図4に示すように、底部プレート7に形成された貫通孔7a及び座ぐり穴7bと、貫通孔62bを備えた環状の押蓋62と、押蓋62の端面に形成された環状の突出部62aの内周側に設けられるOリング63a及び外周側に設けられるOリング63bと、Oリング63a内に嵌挿された円形のガラス板61とから構成される。そして、Oリング63a,63b及びガラス板61が装着された押蓋62は、その突出部62aを上側にして前記座ぐり穴7b内に嵌挿され、前記底部プレート7の下面に螺着されている。
【0066】
斯くして、この窓部60は、前記底部プレート7を挟んだ上下両側の空間を液密状に隔離し、且つ貫通孔7a、ガラス板61及び貫通孔62bを通して前記両空間相互間の光の透過が可能な環境を提供する。これにより、前記光源55,55から照射された光は、光源格納部53に形成された貫通孔53a,53a並びに窓部60,60の貫通孔7a、ガラス板61及び貫通孔62bを通して、それぞれ前記コネクタ75,75に入光した後、前記光ファイバ束74,74を通して前記光学路形成機構73に導かれる。
【0067】
また、
図5に示すように、前記底部プレート7には、前記カメラ54と対向する位置に、前記窓部60と同じ構成を有する窓部65が設けられるとともに、収納ケース71の天板の前記窓部65と対向する部分には、貫通孔71aが形成されており、カメラ格納部52に形成された貫通孔52a、並びに前記窓部65及び貫通孔71aを通して、収納ケース71内の光がカメラ54に受光されるようになっている。
【0068】
前記光学路形成機構73は、前記光ファイバ束74,74を通して導かれた光を前記搬送ベルト25の搬送路上に設定された撮像領域に導き、当該撮像領域内に位置する被検査物Kを照明する照明光学路と、当該被検査物Kの表面により反射された光を前記貫通孔71a,窓部65及び貫通孔52aを通して前記カメラ54に導く撮像光学路とを備える。
【0069】
斯くして、前記第1撮像ユニット50及び第1光学ユニット70によれば、前記光源55,55から照射された光が貫通孔53a,53a、窓部60,60、コネクタ75,75及び光ファイバ束74,74を通して前記光学路形成機構73に導かれて、その照明光によって搬送ベルト25上の撮像領域内に位置する被検査物Kが照明され、その反射光が光学路形成機構73、貫通孔71a、窓部65及び貫通孔52aを通してカメラ54に受光され、当該カメラ54によって当該被検査物Kの画像が撮像される。
【0070】
前記第2,第3及び第4光学ユニット80,84,88は、光学路形成機構73の撮像光学路が異なる点を除き、その他の構成は前記第1光学ユニット70と同じ構成を備えている。前記第1光学ユニット70の撮像光学路は、被検査物Kの上面及び搬送方向前部側面の画像を前記第1撮像ユニット50に導き、前記第2光学ユニット80の撮像光学路は、被検査物Kの後部側面の画像を前記第2撮像ユニット75に導き、前記第3光学ユニット84の撮像光学路は、被検査物Kの下面及び後部側面の画像を前記第3撮像ユニット82に導き、前記第4光学ユニット88の撮像光学路は、被検査物Kの前部側面の画像を前記第4撮像ユニット86に導くように構成されている。
【0071】
斯くして、前記第1撮像ユニット50は被検査物Kの上面及び前部側面の画像を撮像し、前記第2撮像ユニット75は被検査物Kの後部側面の画像を撮像し、前記第3撮像ユニット82は被検査物Kの下面及び後部側面の画像を撮像し、前記第4撮像ユニット86は被検査物Kの前部側面の画像を撮像する。
【0072】
前記画像処理装置92は、前記第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86によって撮像された画像を受信し、受信した画像を解析して、その良否を判別する。
【0073】
また、前記選別装置90は、前記画像処理装置92によって判別された判別結果にしたがい、前記第2搬送装置40によって搬送される前記被検査物Kを、良品と不良品とに選別する。
【0074】
以上の構成を備えた本例の外観検査装置1によれば、まず、複数の被検査物Kが整列供給装置10のボール11内に投入される。投入された被検査物Kは、この整列供給装置10によって一列に整列されて順次排出され、前記第1搬送装置20の搬送ベルト25上に供給される。
【0075】
搬送ベルト25上に供給された被検査物Kは、その下面が当該搬送ベルト25上に吸着され、当該搬送ベルト25の移動によってその移動方向に搬送され、第1搬送装置20の搬送終端に至ると、被検査物Kは第2搬送装置40によってその上面が吸着されて当該第2搬送装置に受け渡され、ついで、当該第2搬送装置40によってその搬送終端に搬送される。
【0076】
そして、第1搬送装置20によって搬送される間に、第1撮像ユニット50によって被検査物Kの上面及び前部側面の画像が撮像されるとともに、第2撮像ユニット75によって被検査物Kの後部側面の画像が撮像され、ついで、第2搬送装置40によって搬送される間に、第3撮像ユニット82によって被検査物Kの下面及び後部側面の画像が撮像されるとともに、第4撮像ユニット86によって被検査物Kの前部側面の画像が撮像される。
【0077】
このようにして、撮像された各画像は画像処理装置92に送信され、この画像処理装置92によって、撮像された被検査物Kの良否が判別される。
【0078】
そして、判別された被検査物Kが前記選別装置90に至ると、当該選別装置90により、前記画像処理装置92の判別結果にしたがって、当該被検査物Kが良品と不良品とに選別される。
【0079】
ところで、本例の外観検査装置1において、前記被検査物Kを他のものに変更する場合、その前に、被検査物Kが搬送される前記搬送空間5内を洗浄する必要があるが、本例の外観検査装置1では、被検査物Kと直接接触する整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40及び選別装置90と、第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88とを搬送空間5内に配設する一方、第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86並びに画像処理装置92については、これらを前記搬送空間5の外側に配設したので、被検査物Kによって汚損される装置構成物を最小限に押えることができる。
【0080】
したがって、
図2に示すように、整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40、選別装置90、並びに第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88といった必要最小限の装置構成物のみを取り外すことで、これら装置構成物の洗浄と、前記搬送空間5内の洗浄を行うことができる。尚、
図2において、整列供給装置10についてはボール11のみを取り外した状態を示している。
【0081】
また、第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86については、光源55及びカメラ54といった水洗いすることができない電気製品を主要構成物とするものであるが、これらを前記搬送空間5の外側に配設した構成としたので、これらが被検査物Kによって汚損されるのを防止することができ、その洗浄を省くことができる。
【0082】
また、前記第1搬送装置20及び第2搬送装置40、第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88、並びに選別装置90は、それぞれユニット化されており、このユニットを単位として着脱することができるので、これらを取り外して前記搬送空間5内を洗浄した後、各ユニットを再組み立てする作業を、極めて短時間で実施することができる。
【0083】
特に、第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88は、撮像光学路や照明光学路といった複雑な光学路を有しており、これらがユニット化されていない場合には、その取り外しのみならず再組み立てにおいても長時間を要し、迅速な作業を行うことができない。
【0084】
以上のように、本例の外観検査装置1によれば、被検査物Kを変更する際の洗浄を、従来に比べて極めて短時間で行うことができ、検査に要するコストの低減を図ることができる。
【0085】
また、搬送空間5の外側に配設される第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86は、搬送空間5内に配設される第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88との間で、液密性を有する窓部60,60,65を通して、照明光及び撮像光の投光及び受光を行っているので、これら第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88の他、前記第1搬送装置20、第2搬送装置40及び選別装置90を取り外した状態で、前記搬送空間5内を水洗いすることができ、かかる水洗いを実施しても、前記第1,第2,第3及び第4撮像ユニット50,75,82,86が洗浄水によって汚損される心配がない。
【0086】
ところで、前記被検査物Kが高活性医薬品などである場合には、これから生じる粉体は少量でも人体に大きな影響を及ぼすため、より厳密に粉体の飛散を防止する必要がある。
【0087】
そこで、高活性医薬品などを被検査物Kとする場合には、
図9に示すように、上例の外観検査装置1に、前記第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88に対し空気を送る送風機構、前記搬送空間5内に霧状の液体を吐出する吐出機構及び搬送空間5内の装置を回収する回収機構を設けるとともに、前記搬送空間5を上部フレーム3並びにこれを囲繞するカバープレート、中間プレート4、上部プレート9、底部プレート7及び側部プレート8によって気密性をもって仕切られた空間とし、前記窓部60を中間プレート4及び底部プレート7を挟んだそれぞれ上下両側の空間を気密状に隔離するように構成した外観検査装置1’とするのが好ましい。
【0088】
前記送風機構は、前記フレーム構造物の外部に設けられた送風装置100などからなり、例えばダクトなどを通して前記各光学ユニット70,80,84,88の内部に空気を送風する。これにより、各光学ユニット70,80,84,88の内部は、搬送空間5内よりも高い圧力(陽圧)となり、被検査物Kを搬送する際に生じる粉体が各光学ユニット70,80,84,88の内部に侵入するのを防止できる。
【0089】
前記吐出機構は、前記搬送空間5内に霧状の液体を吐出する液体吐出部110と、当該液体吐出部110に液体を供給する液体供給部111とからなる。前記液体吐出部110は、例えば、供給された液体を霧状にして吐出するノズルから構成され、本例では前記上部フレーム3の上面に設けられたカバープレートの四隅に配設されている。
【0090】
前記回収機構は、前記上部フレーム3の外周側面に設けられたカバープレートのうち、左右両側面のカバープレートにそれぞれ設けられた取出部120と、当該取出部120に連結された気密性を有する回収バッグ122とからなる。
【0091】
前記取出部120は、前記搬送空間5と外部空間とを連通するように、前記左右両側面のカバープレートにそれぞれ一つずつ形成された取出口と、当該取出口の口径と略同一の口径を有する筒状部材であって、その軸線が取出口の軸線と同軸となるように、左右両側面のカバープレートの外部空間側に固設された連結部材121とからなり、前記回収バッグ122は連結部材121に気密性をもって連結されている。
【0092】
また、前記左右両側面のカバープレートの搬送空間5側には、前記取出口が形成された位置より下方の位置から前記搬送空間5側に向けて補助プレート123が延設されている。
【0093】
一方、前記上部フレーム3に設けられたカバープレートのうち、正面及び背面側のカバープレートは透明な部材から構成され、
図10に示すように、当該カバープレートには前記搬送空間5と外部空間とを連通するように二個一対の操作口130が二対形成されている。更に、前記正面及び背面側のカバープレートの搬送空間5側には、気密性を有する防護グローブ131が前記各操作口130をそれぞれ覆うように気密性をもって取り付けられている。
【0094】
以上の構成を備えた外観検査装置1’における各装置の取り出しから搬送空間5内の洗浄に至るまでの過程について以下説明する。
【0095】
まず、粉体が付着した整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40及び選別装置90と、第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88とを搬送空間5内から前記回収バッグ122内へと移動させ、回収バッグ122を密封することで、外部空間から隔離した状態で取り出す。一例として、第2搬送装置40を取り出す過程を、
図11を参照しつつ説明する。
【0096】
まず、
図11(a)に示すように、作業者は操作口130を通して前記防護グローブ131越しに第2搬送装置40を支持板37から取り外し、前記補助テーブル123上に載置する。ついで、
図11(b)に示すように、補助テーブル123上に載置した第2搬送装置40を、取出口を通して回収バッグ122内へ移動させる。
【0097】
ついで、
図11(c)の破線で示した部分を熱融着させ、回収バッグ122を密閉する。回収バッグ122を密閉する方法としては、熱融着に限られるわけではないが、熱融着により密閉する場合には、熱融着が可能な素材からなる回収バッグを選択する。
【0098】
そして、
図11(d)に示すように、回収バッグ122を熱融着させた部分で切断することで、第2搬送装置40を回収バッグ122によって外部空間から隔離された状態で搬送空間5内から取り出す。同様にして、その他の装置についても、外部空間から隔離した状態で、搬送空間5内から取り出す。尚、取り外す装置が軽い場合などは、補助テーブル123を介さず回収バッグ122内へ移動させても良い。
【0099】
斯くして、整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40、選別装置90並びに第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88は、外部空間に曝されることなく、搬送空間5内から取り出され、回収バッグ122によって外部空間から隔離される。
【0100】
ついで、
図12に示すように、前記液体供給部111から前記液体吐出部110へと液体を供給し、液体吐出部110によって搬送空間5内に霧状の液体を散布する。これにより、搬送空間5内が湿潤し、浮遊する粉体Pが液体により捕集され凝集し、前記支持板37上や中間プレート4上などに堆積する。
【0101】
浮遊する粉体Pを十分減少させた後、搬送空間5を解放し内部を洗浄する。また、搬送空間5内から外部空間へと取り出した各装置は、回収バッグ122によって外部空間から隔離した状態のまま洗浄室などへ運び、そこで洗浄を行う。
【0102】
以上のように、この外観検査装置1’によれば、搬送空間5内が密閉空間であるため、被検査物Kを搬送する際に生じる粉体を厳密に搬送空間5内に封じ込めることができ、搬送時における外部空間の汚染を防止することができる。
【0103】
更に、被検査物Kから生じる粉体が付着した整列供給装置10、第1搬送装置20、第2搬送装置40、選別装置90並びに第1,第2,第3及び第4光学ユニット70,80,84,88を所謂バグアウト方式により搬送空間5内から取り出すことができる。したがって、例えば、少量でも人体に大きな影響を与え得る高活性医薬品が被検査物Kであっても、外部空間を汚染させずに、安全に取り出すことができる。また、作業者が粉体に曝されることもないため、防護服を着用せずに作業に当たることができ、作業性を向上させることができる。
【0104】
また、搬送空間5内を所謂定置湿潤させ、粉体を浮遊させないようにしているので、内部を洗浄するため搬送空間5を解放する際に、粉体が外部空間へと飛散してしまうのを防止することができる。これにより、被検査物Kから生じた粉体によって外部空間を汚染することなく、洗浄作業を行うことできる。また、作業にあたる作業者が防護服を着用していなくとも、身の安全を確保することができるため、安全の確保と作業性の向上とを両立させることができる。
【0105】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれらに限定されるものではない。
【0106】
本例においては、液体吐出部110から霧状の液体を吐出し、搬送空間5内を湿潤させるようにしているが、液体をシャワー状に吐出し、搬送空間5内の内壁や搬送空間5内の各装置に付着した粉体を洗い流すようにしても良い。
【0107】
また、前記吐出機構は、例えば、手で持って操作するハンディタイプのスプレーなどでも良い。この場合、前記防護グローブ131越しに操作し、搬送空間5内の任意の箇所に向けて液体を吐出できる。
【0108】
また、搬送空間5内から各装置を取り出す際に、操作口130を通して防護グローブ131越しに各装置を把持、保持するようにしているが、取出口を通して回収バッグ122越しに各装置を把持、保持するようにしても良い。
【0109】
また、搬送空間5内から各装置を取り出した後、搬送空間5内を湿潤させるようにしているが、各装置を取り出す前に搬送空間5内を湿潤させるようにしても良い。このようにすれば、各装置に付着した粉体の飛散を防止することができる。
【0110】
更に、本例の外観検査装置1’によれば、搬送空間5内を滅菌状態などにして被検査物を搬送、検査するために、滅菌処理したパーツを搬送空間5内に設置する場合には、バグイン方式を採用することもできる。
【0111】
また、例えば、前記搬送空間5を形成するプレートに給気口と排気口とを設け、給気口を通して搬送空間5外から搬送空間5内へ気体を供給するとともに、排気口を通して搬送空間5内の気体を搬送空間5外へ排気するようにしても良い。この際、気体の供給量を排気量よりも少なくすることで、外部空間よりも搬送空間5内を低い圧力(陰圧)とし、また、供給される気体及び排気される気体は、HEPAフィルタ(高性能フィルタ)を通して清浄する。
【0112】
このようにすれば、搬送空間5内に空気の流れが生じ、浮遊する粉体は空気とともに排気口から吸引され、HEPAフィルタによって取り除かれる。したがって、搬送空間5内に浮遊する粉体を限りなく少なくすることができる。