特許第5814466号(P5814466)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5814466異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5814466
(24)【登録日】2015年10月2日
(45)【発行日】2015年11月17日
(54)【発明の名称】異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/32 20090101AFI20151029BHJP
   H04W 36/00 20090101ALI20151029BHJP
   H04W 36/04 20090101ALI20151029BHJP
【FI】
   H04W16/32
   H04W36/00 110
   H04W36/04
【請求項の数】13
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-517971(P2014-517971)
(86)(22)【出願日】2012年7月6日
(65)【公表番号】特表2014-524190(P2014-524190A)
(43)【公表日】2014年9月18日
(86)【国際出願番号】IB2012001443
(87)【国際公開番号】WO2013005105
(87)【国際公開日】20130110
【審査請求日】2014年3月6日
(31)【優先権主張番号】201110190014.0
(32)【優先日】2011年7月7日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】391030332
【氏名又は名称】アルカテル−ルーセント
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100170601
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 孝
(72)【発明者】
【氏名】ジョーン,チョンシーアン
(72)【発明者】
【氏名】ウォーン,ピンピン
(72)【発明者】
【氏名】ゾウ,ジアリン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,タオ
【審査官】 三浦 みちる
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/050755(WO,A2)
【文献】 特表2009−529835(JP,A)
【文献】 特開2010−021890(JP,A)
【文献】 特開2010−166475(JP,A)
【文献】 特開2011−120191(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける方法であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納し、前記方法は、
m.マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップと、
n.前記ユーザ機器が前記領域に接近した場合に、前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定するステップと、
o.前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属さない場合に、前記ユーザ機器が前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知するために前記ユーザ機器に専用のシグナリングを送信するステップであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、
p.ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガする肯定応答指示を前記ユーザ機器から受信し、前記肯定応答指示に基づいて前記ハンド・オーバの準備をするステップであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納し、前記方法は、
M.前記頻繁に滞在する小セルの格納されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近したかどうかを判定するステップと、
N.前記ユーザ機器が前記1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近した場合に、前記すべての頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するステップであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、
O.ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガするために、前記マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、前記肯定応答指示は、前記すべての頻繁に滞在する小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、
を含む、方法。
【請求項3】
前記ステップOの前に、前記方法は、
−前記専用のシグナリングに基づいて、前記領域内の前記1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、
をさらに含み、
前記ステップOは、ハンド・オーバを準備するよう前記マクロ基地局をトリガするために、前記マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記すべての頻繁に滞在する小セルおよび前記1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で小セルを発見する方法であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、前記方法は、
i.すべての小セルのアラート・ゾーンの獲得されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近したかどうかを判定するステップであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、
ii.前記ユーザ機器が前記1つまたは複数の前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルを含む領域に接近した場合に、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するステップであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、
iii.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、前記マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、
を含む方法。
【請求項5】
異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見するのを助ける方法であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、前記方法は、
I.前記マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされている小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストするステップであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、
前記ユーザ機器の推定された位置情報および前記ロケーション範囲情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップと、
前記ユーザ機器が前記領域に接近した場合に、前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定するステップと、
前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セル前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属さない場合に、前記ユーザ機器が前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知するために前記ユーザ機器に専用のシグナリングを送信するステップであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、
II.ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガする肯定応答指示を前記ユーザ機器から受信し、前記肯定応答指示に基づいて、前記ハンド・オーバを準備するステップであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと
を含む方法。
【請求項6】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、前記方法は、
x.マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの、前記マクロ基地局によってブロードキャストされたロケーション範囲情報を受信するステップであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、
前記ロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が電源をオンにされた1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップと、
y.前記すべての電源をオンにされた小セルの前記アラート・ゾーンの前記受信されたロケーション範囲情報に基づいて、前記マクロ基地局の前記カバレージ・エリア内の前記すべての電源をオンにされた頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するステップであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の電源をオンにされた1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと
を含む方法。
【請求項7】
異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける装置であって、
マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第1判定デバイスと、
前記ユーザ機器が前記領域に接近した場合に、前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定して、前記ユーザ機器が前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知するために専用のシグナリングを前記ユーザ機器に送信する第1送信デバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記領域内の前記1つまたは複数の前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第1送信デバイスと、
ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガするための肯定応答指示を前記ユーザ機器から受信し、前記肯定応答指示に基づいて前記ハンド・オーバを準備する第1受信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数のセルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第1受信デバイスと、
を備える装置。
【請求項8】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見するための装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信する第2受信デバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第2受信デバイスと、
前記専用のシグナリングに基づいて、前記領域内の前記1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガする第1検索デバイスと、
ハンド・オーバを準備するよう前記マクロ基地局をトリガする、前記マクロ基地局への肯定応答指示を送信する第2送信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第2送信デバイスと、
を備える装置。
【請求項9】
異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納し、前記装置は、
マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第2判定デバイスと、
前記ユーザ機器が前記領域に接近した場合に、前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定する第3判定デバイスと、
前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属さない場合に、前記ユーザ機器が前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知するために前記ユーザ機器に専用のシグナリングを送信する第3送信デバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第3送信デバイスと、
ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガする肯定応答指示を前記ユーザ機器から受信し、前記肯定応答指示に基づいて前記ハンド・オーバの準備をする第3受信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第3受信デバイスと、
を備える、装置。
【請求項10】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で小セルを発見する装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納し、前記装置は、
前記頻繁に滞在する小セルの格納されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近したかどうかを判定する第4判定デバイスと、
前記ユーザ機器が前記1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近した場合に、前記すべての頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガする第2検索デバイスと、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信する受信デバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む受信デバイスと、
ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、前記マクロ基地局に肯定応答指示を送信する第4送信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記すべての頻繁に滞在する小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第4送信デバイスと、
を備える、装置。
【請求項11】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で小セルを発見するための装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、
すべての小セルのアラート・ゾーンの獲得されたロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第5判定デバイスであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、第5判定デバイスと、
前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに接近した場合に、前記すべての頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガする第3検索デバイスと、
前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信する受信デバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、
ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、前記マクロ基地局に肯定応答指示を送信する第5送信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記すべての頻繁に滞在する小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第5送信デバイスと、
を備える装置。
【請求項12】
異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、
前記マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされている小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストするブロードキャストするデバイスであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ブロードキャストするデバイスと、
前記ロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するデバイスと、
前記ユーザ機器が前記領域に接近した場合に、前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セルが、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定するデバイスと、
前記領域内のすべての前記1つまたは複数の小セル前記ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属さない場合に、前記ユーザ機器が前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知するために前記ユーザ機器に専用のシグナリングを送信するデバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、デバイスと、
ハンド・オーバの準備をするよう前記マクロ基地局をトリガする肯定応答指示を前記ユーザ機器から受信し、前記肯定応答指示に基づいて、前記ハンド・オーバを準備する第4受信デバイスであって、前記肯定応答指示は、前記領域内の前記1つまたは複数の小セルの中で前記ユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第4受信デバイスと、
を備える装置。
【請求項13】
異種通信ネットワークのユーザ機器内で小セルを発見するための装置であって、前記ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報およびセルIDを格納し、
マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの、前記マクロ基地局によってブロードキャストされたロケーション範囲情報を受信する第4受信デバイスであって、前記小セルの前記アラート・ゾーンは、前記小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、第4受信デバイスと、
前記ロケーション範囲情報および前記ユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、前記ユーザ機器が電源をオンにされた1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するデバイスと、
前記すべての電源をオンにされた小セルの前記アラート・ゾーンの前記受信されたロケーション範囲情報に基づいて、前記マクロ基地局の前記カバレージ・エリア内の前記すべての電源をオンにされた頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガする第4検索デバイスと、
前記ユーザ機器が前記1つまたは複数の小セルを含む前記領域に接近したことを前記ユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するデバイスであって、前記専用のシグナリングは、前記ユーザ機器が頻繁に滞在する前記小セル以外の前記領域内の電源をオンにされた1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、デバイスと
を備える装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異種通信ネットワーク(heterogonous communication network、HetNet)に関し、詳細には、異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
Closed Subscriber Group(CGS)のセルを発見/識別する既存の解決策は、Autonomous Search Function(ASF)およびproximity indication機構に基づくものであり、ユーザ機器の電力消費を減らすための重要な目標のうちの1つである。この解決策では、ホワイト・リストがユーザ機器側で格納され、それに関連する制限された個数のCGSセルのセルIDを含む。ユーザ機器内には、それに関連する制限された個数のCGSセルの情報、たとえば、ロケーション範囲情報、無線フィンガプリント情報なども格納される。ユーザ機器は、それに関連する制限された個数のCGSセルの格納されたロケーション範囲情報、ユーザ機器の推定された位置情報などに従って、ユーザ機器がそのホワイト・リスト内のCGSセルのうちの1つまたは複数に接近しているかどうかを判定し、接近している場合には、ホワイト・リスト内のすべてのCGSセルを周期的に検索するために、検索がトリガされる。検索中に、ユーザ機器は、ホワイト・リスト内の最大の測定された信号強度を有するセルをターゲットCGSセルとして判定し、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に接近指示(approach indication)を送信し、この接近指示は、ターゲットCGSセルのセルIDを含む。
【0003】
CGSセルを発見/識別する既存の方法は、ユーザ機器が制限された個数のCGSセルだけに関連するという事実に基づく。したがって、ユーザ機器は、それに関連するCGSセルの情報、たとえば、ロケーション情報、無線フィンガプリント情報などを記憶することができる。しかし、公衆ピコ・セルの個数は膨大なので、ユーザ機器が、これらの公衆ピコ・セルのすべての情報を格納することは現実的でなく、したがって、CGSセルを発見する既存の解決策は、公衆ピコ・セルの発見/識別に適用可能ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、公衆ピコ・セルは、単に網羅的検索によって発見/識別され、これは、ユーザ機器のかなりの電力消費をもたらす。したがって、この技術的問題に対する解決策を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の問題に鑑みて、本発明の第1の態様によれば、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける方法が提供される。この方法は、a.マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップと、b.ユーザ機器が領域に接近した場合に、ユーザ機器が領域に接近したことをユーザ機器に通知するために専用のシグナリングをユーザ機器に送信するステップであって、専用のシグナリングは、領域内の1つまたは複数の小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、c.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするための肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバを準備するステップであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0006】
また、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法が提供される。この方法は、A.ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことをユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するステップであって、専用のシグナリングは、領域内の1つまたは複数の小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、B.専用のシグナリングに基づいて、領域内の1つまたは複数の小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、C.ハンド・オーバを準備するためにマクロ基地局をトリガする、マクロ基地局への肯定応答指示を送信するステップであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0007】
本発明の第2の態様によれば、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見するのを助ける方法であって、ユーザ機器は、頻繁に滞在するすべての小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納する、方法が提供される。この方法は、m.マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップと、n.ユーザ機器が領域に接近した場合に、領域内のすべての1つまたは複数の小セルが、ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定するステップと、o.そうでない場合に、ユーザ機器が領域に接近したことをユーザ機器に通知するためにユーザ機器に専用のシグナリングを送信するステップであって、専用のシグナリングは、ユーザ機器が頻繁に滞在する小セル以外の領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、p.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガする肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバの準備をするステップであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0008】
また、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法であって、ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納する、方法が提供される。この方法は、M.頻繁に滞在する小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近したかどうかを判定するステップと、N.ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近した場合に、すべての頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、O.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、肯定応答指示は、すべての頻繁に滞在する小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0009】
オプションで、ステップOの前に、この方法は、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことをユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信するステップであって、専用のシグナリングは、ユーザ機器が頻繁に滞在する小セル以外の領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、ステップと、専用のシグナリングに基づいて、領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップとをさらに含み、ステップOは、ハンド・オーバを準備するためにマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、肯定応答指示は、領域内のすべての頻繁に滞在する小セルおよび1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0010】
本発明の第3の態様によれば、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法が提供される。この方法は、i.すべての小セルのアラート・ゾーン(alert zone)の獲得されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定するステップであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、ii.ユーザ機器が領域に接近した場合に、領域内の1つまたは複数の小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップと、iii.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に肯定応答指示を送信するステップであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0011】
また、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見するのを助ける方法が提供される。この方法は、I.マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされている小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストするステップであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、II.ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガする肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバを準備するステップであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、ステップと、を含む。
【0012】
本発明の第4の態様によれば、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する方法が提供される。この方法は、x.マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの、マクロ基地局によってブロードキャストされたロケーション範囲情報を受信するステップであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ステップと、y.すべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの受信されたロケーション範囲情報に基づいて、マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルを周期的に探すための検索をトリガするステップとを含む。
【0013】
このような環境における小セルはピコ・セルおよびフェムト・セルを含むが、これに限定されないことに留意されたい。
【0014】
本発明の技術的解決策の適用を用いて、異種通信ネットワーク内の小セルを、ユーザ機器の節約された電力消費の情況下で、より効率的に発見/識別することができる。さらに、前述の第2の態様の技術的解決策は、さらに、前述の第1の態様の技術的解決策と比較して、ある程度までシグナリング・オーバヘッドを節約することができる。
【0015】
さらに、本発明の一実施形態では、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見するのを助ける装置が提供される。この装置は、マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第1判定デバイスと、ユーザ機器が領域に接近した場合に、ユーザ機器が領域に接近したことをユーザ機器に通知するために専用のシグナリングをユーザ機器に送信する第1送信デバイスであって、専用のシグナリングは、領域内の1つまたは複数の小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第1送信デバイスと、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするための肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバを準備する第1受信デバイスであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数のセルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第1受信デバイスと、を備える。
【0016】
本発明の一実施形態では、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する装置が提供される。この装置は、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したことをユーザ機器に通知する専用のシグナリングをマクロ基地局から受信する第2受信デバイスであって、専用のシグナリングは、領域内の1つまたは複数の小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第2受信デバイスと、専用のシグナリングに基づいて、領域内の1つまたは複数の小セルを周期的に探すための検索をトリガする第1検索デバイスと、ハンド・オーバを準備するためにマクロ基地局をトリガする、マクロ基地局への肯定応答指示を送信する第2送信デバイスであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第2送信デバイスと、を備える。
【0017】
本発明の別の実施形態では、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける装置であって、ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納する、装置が提供される。この装置は、マクロ・セル内のすべての小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第2判定デバイスと、ユーザ機器が領域に接近した場合に、領域内のすべての1つまたは複数の小セルが、ユーザ機器が頻繁に滞在する小セルに属するかどうかを判定する第3判定デバイスと、そうでない場合に、ユーザ機器が領域に接近したことをユーザ機器に通知するためにユーザ機器に専用のシグナリングを送信する第3送信デバイスであって、専用のシグナリングは、ユーザ機器が頻繁に滞在する小セル以外の領域内の1つまたは複数の低い頻度で滞在する小セルの1つまたは複数のセルIDを含む、第3送信デバイスと、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガする肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバの準備をする第3受信デバイスであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第3受信デバイスとを備える。
【0018】
本発明の別の実施形態では、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する装置であって、ユーザ機器は、すべての頻繁に滞在する小セルのセルIDおよびロケーション範囲情報を格納する、装置が提供される。この装置は、頻繁に滞在する小セルの格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近したかどうかを判定する第4判定デバイスと、ユーザ機器が1つまたは複数の頻繁に滞在する小セルに接近した場合に、すべての頻繁に滞在する小セルを周期的に探すための検索をトリガする第2検索デバイスと、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に肯定応答指示を送信する第4送信デバイスであって、肯定応答指示は、すべての頻繁に滞在する小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第4送信デバイスと、を備える。
【0019】
本発明の別の実施形態では、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する装置が提供される。この装置は、すべての小セルのアラート・ゾーンの獲得されたロケーション範囲情報およびユーザ機器の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器が1つまたは複数の小セルを含む領域に接近したかどうかを判定する第5判定デバイスであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、第5判定デバイスと、ユーザ機器が領域に接近した場合に、領域内の1つまたは複数の小セルを周期的に探すための検索をトリガする第3検索デバイスと、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガするために、マクロ基地局に肯定応答指示を送信する第5送信デバイスであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第5送信デバイスとを備える。
【0020】
本発明の別の実施形態では、異種通信ネットワークのマクロ基地局内で、ユーザ機器が小セルを発見することを助ける装置が提供される。この装置は、マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源がオンにされている小セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストするブロードキャストするデバイスであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、ブロードキャストするデバイスと、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局をトリガする肯定応答指示をユーザ機器から受信し、肯定応答指示に基づいて、ハンド・オーバを準備する第4受信デバイスであって、肯定応答指示は、領域内の1つまたは複数の小セルの中でユーザ機器によって測定された最大の信号強度を有する小セルであるターゲット小セルのセルIDを含む、第4受信デバイスと、を備える。
【0021】
本発明の別の実施形態では、異種通信ネットワークのユーザ機器内で、小セルを発見する装置が提供される。この装置は、マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの、マクロ基地局によってブロードキャストされたロケーション範囲情報を受信する第4受信デバイスであって、小セルのアラート・ゾーンは、小セルの通常のカバレージ・エリア以上のカバレージ・エリアを有する、第4受信デバイスと、すべての電源をオンにされた小セルのアラート・ゾーンの受信されたロケーション範囲情報に基づいて、マクロ基地局のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされた小セルを周期的に探すための検索をトリガする第4検索デバイスと、を備える。
【0022】
本方法のそれぞれの態様は、諸実施形態の次の説明からより明白になる。
【0023】
本発明の前述のおよび他の特徴は、図面を参照して与えられる非限定的な実施形態の次の詳細な説明からより明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態による異種通信ネットワークを示すネットワーク・トポロジ図である。
図2】本発明の第1の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法を示す流れ図である。
図3】本発明の第2の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法を示す流れ図である。
図4】本発明の第3の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法を示す流れ図である。
図5】本発明の別の実施形態による異種通信ネットワークを示すネットワーク・トポロジ図である。
図6】本発明の第4の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
同一のまたは同様の符号は、複数の図面にわたって同一のまたは同様のコンポーネントを表す。
【0026】
本明細書の記載の文脈における小セルはピコ・セルおよびフェムト・セルを含むが、これに限定されないことに留意されたい。
【0027】
本発明を、下で図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態による異種通信ネットワークのネットワーク・トポロジ図である。この図の大きい楕円は、マクロ・セルすなわち、マクロeNodeB 10のカバレージ・エリアを表す。複数のピコ・セル、たとえば、この図で小さい楕円として図示されたピコ・セルPC1、ピコ・セルPC2、およびピコ・セルPC3が、マクロ・セルMC内で展開される。この図には、マクロ・セルMC全体を移動し、したがってマクロ・セルとそれぞれのピコ・セルとの間でハンド・オーバされるユーザ機器20も示されている。
【0029】
3つのピコ・セルPC1、PC2、およびPC3だけが、図1ではマクロ・セルMC内に図示されているが、当業者が、実用的応用例で、マクロ・セルMC内のピコ・セルの個数が3つに制限されず、さらに、マクロ・セルMCが、さらに、複数のフェムト・セルを含むことができることを了解することに留意されたい。さらに、実用的応用例で、マクロ・セルMC内のユーザ機器の個数が、1つに限定されないことに留意されたい。したがって、図1は、本発明の範囲を制限するのではなく、単に例示のためのものである。
【0030】
図2に、本発明の第1の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法の流れ図を示す。本発明の第1の態様による小セルを発見する方法を、下で図1と一緒に図2を参照して説明する。
【0031】
この実施形態では、マクロ・セルMC内のすべてのピコ・セルPC1、PC2、およびPC3のセルID、ロケーション範囲情報などが、マクロ基地局10内に格納される。さらに、マクロ基地局10は、ユーザ機器20を測位する能力すなわち、ユーザ機器20の位置情報を推定する能力を有する。
【0032】
図2を参照すると、まず、ステップS21では、マクロ基地局10は、マクロ・セルMC内のすべてのピコ・セルPC1、PC2、およびPC3の格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器20の推定された位置情報に基づいて1つまたは複数のピコ・セルを含む領域にユーザ機器20が接近したかどうかを判定する。たとえば、マクロ基地局10は、判定するステップを周期的に実行することができる。
【0033】
判定結果が、ユーザ機器20がそのような領域に接近し、たとえば、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC1およびPC2が配置される領域に接近するために移動したことを示す場合には、ステップS22で、マクロ基地局10は、ピコ・セルPC1およびPC2が配置される領域にユーザ機器20が接近したことをユーザ機器20に通知するためにユーザ機器20に専用のシグナリングを送信し、ここで、専用のシグナリングは、ピコ・セルPC1およびPC2のセルIDを含む。
【0034】
次に、ステップS23では、ユーザ機器20は、マクロ基地局10から専用のシグナリングを受信し、ピコ・セルPC1およびPC2を周期的に検索するために専用のシグナリングに含まれたピコ・セルPC1およびPC2のセルIDに基づく検索をトリガする。
【0035】
すなわち、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC1およびPC2からの信号の強度を周期的に測定し、たとえば、Reference Signal Receiving Power(RSRP)を測定し、最大の信号強度を有するピコ・セル、たとえばピコ・セルPC1を、ハンド・オーバすべきターゲット・ピコ・セルとして判定する。
【0036】
次に、ステップS24で、ユーザ機器20は、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局10をトリガするために、マクロ基地局10に肯定応答指示を送信し、ここで、肯定応答指示は、ターゲット小セルすなわちピコ・セルPC1のセルIDを含む。
【0037】
次に、ステップS25では、マクロ基地局10は、ユーザ機器20から肯定応答指示を受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバの準備をする。
【0038】
図3に、本発明の第2の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法の流れ図を示す。本発明の第2の態様による小セルを発見する方法を、下で図1と一緒に図3を参照して説明する。
【0039】
この実施形態では、ユーザ機器20側で、ユーザ機器が頻繁に滞在するすべてのピコ・セルのセルID、ロケーション範囲情報などが、ユーザ機器20内に格納される。たとえば、ピコ・セルPC1およびピコ・セルPC3は、ユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルであり、したがって、ピコ・セルPC1およびPC3のセルID、ロケーション範囲情報などが、ユーザ機器20内に格納される。さらに、ユーザ機器20は、それ自体の位置情報を推定する能力を有する。
【0040】
マクロ基地局10側では、マクロ基地局10は、マクロ・セルMC内のすべてのピコ・セルPC1、PC2、およびPC3のセルID、ロケーション範囲情報などをその中に格納し、ユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルのセルIDを知っている。さらに、マクロ基地局10は、ユーザ機器20を測位する能力すなわち、ユーザ機器20の位置情報を推定する能力を有する。
【0041】
まず、ステップS31では、マクロ基地局10が、マクロ・セルMC内のすべてのピコ・セルPC1、PC2、およびPC3の格納されたロケーション範囲情報およびユーザ機器20の推定された位置情報に基づいて、1つまたは複数のピコ・セルを含む領域にユーザ機器20が接近したかどうかを判定する。たとえば、マクロ基地局10は、判定するステップを周期的に実行することができる。
【0042】
判定結果が、ユーザ機器20がそのような領域に接近した、たとえば、ユーザ機器10が、ピコ・セルPC1およびPC2が配置された領域に接近するために移動したことを示す場合には、ステップS32で、マクロ基地局10は、領域内のピコ・セルPC1およびPC2がユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルに属するかどうかを判定する。
【0043】
同時に、ユーザ機器20が、ピコ・セルPC1およびPC2が配置された領域に接近するために移動したので、ユーザ機器20は、ユーザ機器が頻繁に滞在するすべてのピコ・セルすなわちピコ・セルPC1およびPC3の格納されたロケーション範囲情報とユーザ機器20の推定された位置情報とに基づいて、ユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルPC1に接近したと判定し、この時に、ステップS32’で、ユーザ機器20は、ユーザ機器が頻繁に滞在するすべてのピコ・セルすなわちピコ・セルPC1およびPC3を周期的に探すための検索をトリガする。
【0044】
マクロ基地局10側では、ステップS32の直後に、この実施形態では、領域内のピコ・セルPC2が、ユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルに属していないので、ステップS33で、マクロ基地局10は、専用のシグナリングをユーザ機器20に送信し、ここで、専用のシグナリングは、ユーザ機器20が頻繁に滞在するピコ・セルPC1以外の領域内の低い頻度で滞在するピコ・セルPC2のセルIDだけを含む。すなわち、マクロ基地局10は、領域内の低い頻度で滞在するピコ・セルのセルIDを、専用のシグナリングを介してユーザ機器20に送信する。
【0045】
次に、ステップS34では、ユーザ機器20は、マクロ基地局10から専用のシグナリングを受信し、周期的にピコ・セルPC2を検索するために、専用のシグナリングに含まれるピコ・セルPC2のセルIDに基づいて検索をトリガする。
【0046】
前述の2つの検索のトリガに基づいて、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC2とユーザ機器が頻繁に滞在するすべてのピコ・セルとの両方を検索する。すなわち、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC2とユーザ機器が頻繁に滞在するすべてのピコ・セルすなわちピコ・セルPC1およびPC3とからの信号の強度を測定し、たとえば、Reference Signal Receiving Power(RSRP)を測定し、最大の信号強度を有するピコ・セル、たとえばピコ・セルPC1を、ハンド・オーバすべきターゲット・ピコ・セルとして判定する。
【0047】
次に、ステップS35で、ユーザ機器20は、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局10をトリガするためにマクロ基地局10に肯定応答指示を送信し、ここで、肯定応答指示は、ターゲット小セルのセルIDすなわちピコ・セルPC1のセルIDを含む。
【0048】
次に、ステップS36で、マクロ基地局10は、ユーザ機器20から肯定応答指示を受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバの準備をする。
【0049】
この実施形態では、ユーザ機器20が接近する領域内に含まれる1つまたは複数のピコ・セルのすべてが、ユーザ機器が頻繁に滞在するピコ・セルに属する場合に、マクロ基地局10が、専用のシグナリングを全く送信せず、ユーザ機器20が、頻繁に滞在するすべてのピコ・セルを周期的に探すために自動的に検索をトリガすることに留意されたい。
【0050】
図4に、本発明の第3の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法の流れ図を示す。本発明の第3の態様による小セルを発見する方法を、下で図5と一緒に図4を参照して説明する。
【0051】
この実施形態では、ユーザ機器20側で、ユーザ機器20自身がそれ自体の位置情報を推定する能力を有する。
【0052】
さらに、ユーザ機器20はすばやく移動するので、この実施形態では、ピコ・セルのアラート・ゾーンが、それぞれのピコ・セルについてセットされ、好ましくは、図5に示されているように、ピコ・セルのアラート・ゾーンのカバレージ・エリア、すなわち、図5において破線によって囲まれたエリアは、ピコ・セル自体の通常のカバレージ・エリアより大きく、その結果、ユーザ機器があるピコ・セルの付近にある時に、ユーザ機器をそのピコ・セルに成功裡にハンド・オーバできるようになる。もちろん、ピコ・セルのアラート・ゾーンのカバレージ・エリアを、その代わりに、ピコ・セル自体の通常のカバレージ・エリアと等しくすることができる。
【0053】
マクロ基地局10側では、マクロ・セルMC内のすべてのピコ・セルのセルID、これらのピコ・セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報などが、マクロ基地局10内に格納される。マクロ基地局10は、マクロ・セルMC内のそれぞれの電源を入れられているピコ・セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストし、たとえば、マクロ基地局10は、周期的にまたは新しいピコ・セルが電源を入れられるたびにブロードキャストすることができる。
【0054】
図4を参照すると、まず、ステップS41で、マクロ基地局10は、マクロ基地局10のカバレージ・エリア内のすべての電源を入れられているピコ・セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報、たとえば、ピコ・セルPC1、PC2、およびPC3のアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストする。
【0055】
次に、ステップS42で、ユーザ機器20は、すべてのピコ・セルのアラート・ゾーンの獲得されたロケーション範囲情報およびユーザ機器20の推定された位置情報に基づいて、ユーザ機器20が1つまたは複数のピコ・セルを含む領域に接近したかどうかを判定する。
【0056】
判定結果が、ユーザ機器20がそのような領域に接近した、たとえば、ユーザ機器20が、ピコ・セルPC1およびPC2が配置された領域に接近するために移動したことを示す場合に、ステップS43で、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC1およびPC2を周期的に探すための検索をトリガする。
【0057】
すなわち、ユーザ機器20は、ピコ・セルPC1およびPC2からの信号の強度を周期的に測定し、たとえば、Reference Signal Receiving Power(RSRP)を測定し、最大の信号強度を有するピコ・セル、たとえばピコ・セルPC1をハンド・オーバすべきターゲット・ピコ・セルとして判定する。
【0058】
その後、ステップS44で、ユーザ機器20は、ハンド・オーバの準備をするようマクロ基地局10をトリガするためにマクロ基地局10に肯定応答指示を送信し、この肯定応答指示は、ターゲット・ピコ・セルすなわちピコ・セルPC1のセルIDを含む。
【0059】
次に、ステップS45で、マクロ基地局10は、ユーザ機器20から肯定応答指示を受信し、肯定応答指示に基づいてハンド・オーバの準備をする。
【0060】
代替実施形態で、それぞれのピコ・セルが、それ自体でそのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストできることに留意されたい。
【0061】
図6に、本発明の第4の態様の実施形態による異種通信ネットワーク内で小セルを発見する方法の流れ図を示す。本発明の第4の態様による小セルを発見する方法を、下で図5と一緒に図6を参照して説明する。
【0062】
この実施形態では、ユーザ機器20自身は、それ自体の位置情報をユーザ機器20側で推定する能力を有しておらず、あるいは、それ自体の位置情報を正確に推定することができず、あるいは、電力を節約する形でそれ自体の位置情報を推定することができない。したがって、ユーザ機器20は、前述の第3の態様による実施形態と同一の形でピコ・セルを発見/識別することができない。
【0063】
この実施形態では、図6を参照すると、まず、ステップS61で、マクロ基地局10は、マクロ基地局10のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされているピコ・セルのアラート・ゾーンのロケーション範囲情報、たとえば、ピコ・セルPC1、PC2、およびPC3のアラート・ゾーンのロケーション範囲情報をブロードキャストする。
【0064】
次に、ステップS62で、ユーザ機器20は、マクロ基地局10のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされているピコ・セルのアラート・ゾーンの、マクロ基地局10からブロードキャストされたロケーション範囲情報を受信する。
【0065】
次に、ステップS63で、ユーザ機器20は、マクロ基地局10のカバレージ・エリア内のすべての電源をオンにされているピコ・セルを検索するために、すべての電源をオンにされているピコ・セルのアラート・ゾーンの受信されたロケーション範囲に基づく検索をトリガする。
【0066】
この実施形態では、ユーザ機器20は、ピコ・セルのアラート・ゾーンの、マクロ基地局からブロードキャストされたロケーション範囲情報の受信時に限って検索をトリガする。すなわち、ユーザ機器20が、小セル、たとえばピコ・セル、フェムト・セルなどが展開されていないマクロ・セルに入るときに、そのマクロ・セル内のマクロ基地局は、アラート・ゾーンのロケーション範囲情報を全くブロードキャストせず、したがって、ユーザ機器20は、検索を全くトリガせず、これによって、ある程度までユーザ機器20の電力消費を節約する。
【0067】
本発明が、前述の例示的な実施形態の詳細に限定されず、本発明を、本発明の趣旨または範囲から逸脱せずに他の特定の形で実施できることは、当業者には明白であろう。したがって、実施形態は、いかなる点でも限定的な意味ではなく例示的と解釈されなければならず、特許請求の範囲のすべての符号は、当該の請求項を限定するものとして解釈されてはならない。さらに、用語「comprising(含む)」が、別の要素(1つまたは複数)またはステップ(1つまたは複数)を除外せず、要素に先行する用語「a」または「an」が、「a plural of(複数の)」そのような要素の存在を除外しないことは明白である。製品請求項で述べられる複数の要素を、ソフトウェアまたはハードウェアで要素として実施することもできる。用語「first(第1の)」、「second(第2の)」、その他は、何らかの特定の順序を提案するのではなく、名前を表すことが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6