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特許5816557アミノテトラリン誘導体、これらを含有する医薬組成物、および治療におけるこれらの使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5816557
(24)【登録日】2015年10月2日
(45)【発行日】2015年11月18日
(54)【発明の名称】アミノテトラリン誘導体、これらを含有する医薬組成物、および治療におけるこれらの使用
(51)【国際特許分類】
   C07C 215/64 20060101AFI20151029BHJP
   C07C 233/18 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 233/19 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 233/69 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 255/58 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 271/24 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/00 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/04 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/05 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/10 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/14 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/17 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 311/18 20060101ALI20151029BHJP
   C07C 317/28 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 205/04 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 207/06 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 207/08 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 207/10 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 207/12 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 207/36 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 213/71 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 231/18 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 233/84 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 249/12 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 261/08 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 275/02 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 277/36 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 333/34 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 403/12 20060101ALI20151029BHJP
   C07D 409/12 20060101ALI20151029BHJP
   C07F 7/10 20060101ALI20151029BHJP
   A61K 31/137 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/164 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/166 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/18 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/255 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/27 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/275 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/381 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/397 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/40 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/415 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/4155 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/4164 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/4196 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/42 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/425 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/4406 20060101ALN20151029BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 9/10 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 15/00 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/00 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/04 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/14 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/16 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/18 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/20 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/24 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/28 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 25/30 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 27/16 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 29/00 20060101ALN20151029BHJP
   A61P 31/18 20060101ALN20151029BHJP
【FI】
   C07C215/64CSP
   C07C233/18
   C07C233/19
   C07C233/69
   C07C255/58
   C07C271/24
   C07C311/00
   C07C311/04
   C07C311/05
   C07C311/10
   C07C311/14
   C07C311/17
   C07C311/18
   C07C317/28
   C07D205/04
   C07D207/06
   C07D207/08
   C07D207/10
   C07D207/12
   C07D207/36
   C07D213/71
   C07D231/18
   C07D233/84
   C07D249/12 509
   C07D261/08
   C07D275/02
   C07D277/36
   C07D333/34
   C07D403/12
   C07D409/12
   C07F7/10 P
   !A61K31/137
   !A61K31/164
   !A61K31/166
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   !A61K31/4196
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   !A61K31/5377
   !A61P9/10
   !A61P15/00
   !A61P25/00
   !A61P25/04
   !A61P25/14
   !A61P25/16
   !A61P25/18
   !A61P25/20
   !A61P25/24
   !A61P25/28
   !A61P25/30
   !A61P27/16
   !A61P29/00
   !A61P31/18
【請求項の数】22
【全頁数】278
(21)【出願番号】特願2011-549597(P2011-549597)
(86)(22)【出願日】2010年2月16日
(65)【公表番号】特表2012-517983(P2012-517983A)
(43)【公表日】2012年8月9日
(86)【国際出願番号】EP2010051903
(87)【国際公開番号】WO2010092180
(87)【国際公開日】20100819
【審査請求日】2013年1月18日
(31)【優先権主張番号】61/152,825
(32)【優先日】2009年2月16日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513144626
【氏名又は名称】アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲー
(73)【特許権者】
【識別番号】512212195
【氏名又は名称】アッヴィ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アムベルク,ビルヘルム
(72)【発明者】
【氏名】オクセ,ミヒヤエル
(72)【発明者】
【氏名】ランゲ,ウド
(72)【発明者】
【氏名】クリング,アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】ベール,ベルトルト
(72)【発明者】
【氏名】ホルンベルガー,ビルフリート
(72)【発明者】
【氏名】メツツラー,マリオ
(72)【発明者】
【氏名】ハツチンス,チヤールズ
【審査官】 瀬下 浩一
(56)【参考文献】
【文献】 特表2008−525402(JP,A)
【文献】 Biooaganic & Medicinal Chemistry Letters,2007年,Vol.17, No.6,p.1675-1678
【文献】 Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2006年,Vol.16,No.23,p.5968-5972
【文献】 ChemMedChem,2006年,Vol.1, No.8,p.807-811
【文献】 British Journal of Pharmacology,2000年,Vol.129,p.200-206
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C 1/00−409/44
C07D 201/00−521/00
A61K 31/00− 31/80
A61P 1/00− 43/00CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Aは、下記から選択される5員環であるか、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

または
Aは、ベンゼン環であり、化合物は、下記式を有し;
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

Rは、R−W−A−Q−Y−A−X−であり;
は、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、トリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルキル、(任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ハロゲン化C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノカルボニル、C−C12−アリールアミノカルボニル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−ヒドロキシアルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールオキシ、C−C12−ヘテロシクリルオキシ、C−C−アルキルチオ、ハロゲン化C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニルアミノ、C−C12−アリールカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ、C−C12−アリールスルホニルアミノまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり;
Wは、−NR−または結合であり;
は、任意に置換されているC−C−アルキレンまたは結合であり;
Qは、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yは、−NR−または結合であり;
は、−C−アルキレンまたは結合であり;
は、−O−、C−C−アルキレン、C−C−アルキニレンであり;
−Y−A−X−が、少なくとも2、3または4個の原子を主鎖中に含み;
は、1、2又は3つ存在し、それぞれのRは、独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、−CN、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、ニトロもしくは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり、または2個の基Rがこれらが結合しているAの環原子と一緒になって5もしくは6員環を形成しており;
は、1、2、3、4、5又は6つ存在し、それぞれのRは、独立して水素、ハロゲン、C−C−アルキルもしくはC−C−アルコキシであり、または2個の基Rがこれらが結合している炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成しており;
4aは、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり;
4bは、水素、C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり;または
4a、R4bは、一緒になって任意に置換されているC−C−アルキレンであり、−C−アルキレンの1個の−CH−が、酸素原子または−NR16により置き換えられていてよく;
は、>CR12a12bであり;
は、結合であり;
は、任意に置換されているC−C12−アリール、任意に置換されているC−C12−シクロアルキルまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり;
nは、0、1または2であり;
は、水素またはC−C−アルキルであり;
は、水素またはC−C−アルキルであり;
は、水素またはC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキルもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり;または
、Rは、一緒になってC−C−アルキレンであり;または
は、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびAはC−C−アルキレンであり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびXはC−C−アルキレンであり
12aは、水素、任意に置換されているC−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリールもしくはヒドロキシであり;
12bは、水素もしくはC−C−アルキルであり、または
12a、R12bは、一緒になってカルボニルもしくは任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR14−により置き換えられていてよく;
14は、水素またはC−C−アルキルであり;および
16は、水素またはC−C−アルキルであり、
前記「置換されている」という用語は、ある基が、ハロゲン、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、OH、SH、CN、CF、O−CF、COOH、O−CH−COOH、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−シクロアルキル、COO−C−C−アルキル、CONH、CONH−C−C−アルキル、SONH−C−C−アルキル、CON−(C−C−アルキル)、SON−(C−C−アルキル)、NH、NH−C−C−アルキル、N−(C−C−アルキル)、NH−(C−C−アルキル−C−C12−アリール)、NH−CO−C−C−アルキル、NH−SO−C−C−アルキル、SO−C−C−アルキル、C−C12−アリール、O−C−C12−アリール、O−CH−C−C12−アリール、CONH−C−C12−アリール、SONH−C−C12−アリール、CONH−C−C12−ヘテロシクリル、SONH−C−C12−ヘテロシクリル、SO−C−C12−アリール、NH−SO−C−C12−アリール、NH−CO−C−C12−アリール、NH−SO−C−C12−ヘテロシクリル、NH−CO−C−C12−ヘテロシクリルおよびC−C12−ヘテロシクリル(ここで、アリールおよびヘテロシクリルはさらに、置換されていなくてよく、またはハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシおよびC1−C4−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2もしくは3個の置換基により置換されていてよい。)からなる群から選択される1、2または3個により置換されていることを意味する。]
のアミノテトラリン誘導体または生理学的に認容されるこの塩。
【請求項2】
が、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−アリール−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、C−C−アルケニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルキルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、ジ−C−C−アルキルアミノまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が結合であり、またはAがC−C−アルキレンであり、およびWが−NR−である、請求項1から2のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項4】
がC−C−アルキレンであり、またはAが、フェン−1,4−イレンおよびフェン−1,3−イレンからなる群から選択されるC−C12−アリーレン、もしくはピリド−2,5−イレンおよびピリド−2,4−イレンからなる群から選択されるC−C12−ヘテロアリーレンである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
−O−であり、もしくはXが任意に置換されているC−C−アルキレンであり、およびAが結合であり、またはXが任意に置換されているC−C−アルキニレンであり、およびAが結合である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
−W−A−Q−Y−A−X−が、R−S(O)−NH−A−X−、R−NH−S(O)−A−X−、R−C(O)−NH−A−X−またはR−NH−C(O)−A−X−である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】

【化4】
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[式中、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、請求項1から6のいずれか一項に定義される通りである。]の1つを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、ハロゲン又はC−C−アルコキシである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
4aが、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、アミノ、−NOもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり、およびR4bが、水素もしくはC−C−アルキルであり、またはR4a、R4bが、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子により置き換えられていてよい、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
12aが水素もしくはC−C−アルキルであり、およびR12bが水素もしくはC−C−アルキルであり、またはR12a、R12bが、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレンである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】

【化5】
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[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、nは、請求項1から10のいずれか一項に定義される通りであり;およびR15a、R15b、R15c、R15d15e、独立して、水素、ハロゲン、任意に置換されているC−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、CN、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノまたはC−C12−ヘテロシクリルである。]を有する、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が、水素、C−C−アルキルもしくはC−C12−シクロアルキルであり;またはRおよびRが、一緒になって、C−C−アルキレンであり;またはRが、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびAがC−C−アルキレンであり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびXがC−C−アルキレンである、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
Aが、ベンゼン環であり;
Rが、R−W−A−Q−Y−A−X−であり;
が、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、トリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、C−C−アルケニル、任意に置換されているC−C12−アリール、または任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり;
Wが、結合であり;
が、結合であり;
Qが、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yが、−NR−または結合であり;
が、C−C−アルキレンまたは結合であり;
が、−O−または任意に置換されているC−C−アルキレンもしくはC−C−アルキニレンであり;
が、水素であり;
が、水素であり;
4aが、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニルであり;
4bが、水素もしくはC−C−アルキルであり;または
4a、R4bが、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子により置き換えられていてよく;
が、CR12a12bであり;
が、結合であり;
が、任意に置換されているフェニルまたは任意に置換されているC−C12−シクロアルキルであり;
nが、1であり;
が、水素、C−C−アルキルもしくはC−C12−シクロアルキルであり;または
、Rが、一緒になって、C−C−アルキレンであり;または
が、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびAがC−C−アルキレンであり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびXがC−C−アルキレンであり;
12aが、水素であり;および
12bが、水素である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
[7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート;
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
ピリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ジメチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(ピリジン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
[1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−(2−メタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
[7−(2−ベンゼンスルホニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−ベンゼンスルホンアミド;
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
ピロリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ホルミルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(4−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3−フルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
4−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N’−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N,N−ジメチル硫酸ジアミド;
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド;
1−(3−クロロベンジル)−7−[2−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン;
tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート;
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(4−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
5−クロロ−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−エタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
4−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
5−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
5−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
(1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド;
(1−(3−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[(R)−1−(プロパン−1−スルホニル)−ピロリジン−2−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(3−エタンスルホニル−プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
シクロヘキサンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
2−トリメチルシラニル−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イル)−メタンスルホンアミド;
シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド;
ブタン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
プロパン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
2−エトキシ−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド;
3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
シクロプロパンスルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド;
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−プロピオンアミド;
1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロブチル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;
N−(2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)ペンタン−1−スルホンアミド;
N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルアセトアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)ベンズアミド;
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルエタンスルホンアミド;
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−N−メチル−メタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド;
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−[2−({8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]メタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)シクロブタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド;
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(4−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド;
(−)−N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
1−メチル−N−(2−{[8−(3−メチルベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−メトキシベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{[7−アミノ−8−(3−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド;
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}ピリジン−3−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−(1−ベンジル−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド;
N−[(1−(4−フルオロベンジル)−7−({[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[7−エチルアミノ−8−(4−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル]−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル]−アミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−[1−(3−フルオロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−[1−(4−フルオロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−[1−ベンジル−7−(3−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−[1−ベンジル−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−[7−(3−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}プロピル)−1−(3−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド;
N−{3−[7−(エチルアミノ)−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
C−シクロプロピル−N−{3−[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{3−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド;
N−{3−[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{3−[8−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−{3−[8−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}メタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−メチル−アミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
エチル [1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−{[(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート;
エチル [7−(2−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1−(3,5−ジフルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート;
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}ピリジン−2−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}チオフェン−2−スルホンアミド;
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(2−オキソピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
N−{3−[8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸[3−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−プロピル]−アミド;
N−{3−[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
1−メチル−1H−ピロール−3−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{1−ベンジル−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−プロピオンアミド;
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(ホルミルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド;
N−{3−[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[8−ベンジル−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド;
N−{3−[8−(4−クロロベンジル)−7−(ジエチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド;
N−[1−ベンジル−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロパ−1−イン−1−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド;
N−(2−(8−ベンジル−7−(オキセタン−3−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸(8−ベンジル−7−シクロプロピルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−アミド;
(1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル;
1−ベンジル−7−{2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−シクロプロピル−アミド;
プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−シクロプロピル−アミド;
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
1−ベンジル−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(1−シクロプロピルメタンスルホニル−アゼチジン−3−イルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(シクロプロピルメタンスルホニル−メチル−アミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド;
1−ベンジル−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
シクロプロパンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
N−{3−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド;
{1−(2−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
{1−(2−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル;
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アセトアミド;
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{3−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド;
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(2−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(2−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド;
プロパン−1−スルホン酸[2−(8−シクロヘキシルメチル−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
N−{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド;
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド;
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド;
1−ベンジル−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン;もしくは
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン、
または生理学的に認容されるこれらの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;または生理学的に認容されるこの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド;または生理学的に認容されるこの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;または生理学的に認容されるこの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
(−)−N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;または生理学的に認容されるこの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド;または生理学的に認容されるこの塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
担体および請求項1から19のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項21】
神経障害もしくは精神障害または疼痛を治療する方法に用いられる、請求項1から19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
式(II)
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、Lは、アミノ保護基であり、Yは、NRであり、およびA、、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、n、Rは、請求項1から19のいずれか一項に定義される通りである。]
のアミノテトラリン誘導体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノテトラリン誘導体、このようなアミノテトラリン誘導体を含む医薬組成物、および治療目的のためのこのようなアミノテトラリン誘導体の使用に関する。アミノテトラリン誘導体は、GlyT1阻害剤である。
【背景技術】
【0002】
グルタミン酸経路の機能障害は、ヒト中枢神経系(CNS)における多数の疾患状態、例えば、限定されるものではないが、統合失調症、認知障害、認知症、パーキンソン病、アルツハイマー病および双極性障害への関わりが示されている。動物モデルにおける数多くの研究により、統合失調症のNMDA機能低下仮説が裏付けられている。
【0003】
NMDA受容体機能は、コアゴニストであるグリシンの利用能を変えることにより調節することができる。グリシンのシナプス濃度増加がグルタミン酸の不存在下ではNMDA受容体の活性化を生じさせないことから、この手法はNMDA受容体の活性依存性活性化の維持という非常に重要な利点を有する。シナプスグルタミン酸レベルは高アフィニティ輸送機序により厳重に維持されることから、グリシン部位の活性化増加によってのみ、活性化シナプスのNMDA成分が高められる。
【0004】
2種の特異的グリシントランスポーターGlyT1およびGlyT2が同定されており、タウリン、ガンマ−アミノ酪酸(GABA)、プロリン、モノアミンおよびオーファントランスポーターを含むNa/Cl依存性の神経伝達物質トランスポーターファミリーに属することが示されている。GlyT1およびGlyT2は、異なる種から単離されており、アミノ酸レベルにおいて50%のみの同一性を有することが示されている。GlyT1およびGlyT2はまた、哺乳動物中枢神経系において異なる発現パターンを有し、GlyT2は脊髄、脳幹および小脳内で発現され、GlyT1はこれらの領域内だけでなく前脳領域、例えば、皮質、海馬、隔膜および視床内にも存在する。細胞レベルにおいて、GlyT2はラット脊髄におけるグリシン作動性神経終末により発現されることが報告されている一方、GlyT1はグリア細胞により優先的に発現されると考えられている。これらの発現の研究により、GlyT2は主としてグリシン作動性シナプスにおけるグリシン取り込みを担う一方、GlyT1はNMDA受容体発現シナプスの近傍でのグリシン濃度のモニタリングに関与することが示唆されている。最近のラットにおける機能試験により、強力な阻害剤(N−[3−(4’−フルオロフェニル)−3−(4’−フェニルフェノキシ)プロピル])−サルコシン(NFPS)によるGlyT1の遮断により、ラットにおけるNMDA受容体活性およびNMDA受容体依存性長期増強が強化されることが示されている。
【0005】
それぞれが脳および末梢組織内で固有の分布を示すGlyT−1a、GlyT−1bおよびGlyT−1cと命名されたGlyT1の3種の変種の存在が、分子クローニングによりさらに明らかになっている。これらの変種は、ディファレンシャルスプライシングおよびエキソン利用により生じ、これらのN末端領域が異なる。
【0006】
統合失調症患者の症候改善におけるGlyT1阻害剤サルコシンの有益な効果を示す臨床報告と併せて前脳領域内でのGlyT1の生理的効果から、選択的GlyT1阻害剤が新たなクラスの抗精神病薬を代表するものであることが示唆される。
【0007】
グリシントランスポーター阻害剤は当分野において既に公知であり、例えば下記のものがある:
【0008】
【化1】
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(Hashimoto K.,Recent Patents on CNS Drug Discovery,2006,1,43−53;Harsing L.G.et al.,Current Medicinal Chemistry,2006,13,1017−1044;Javitt D.C.,Molecular Psychiatry(2004)9,984−997;Lindsley,C.W.et al.,Current Topics in Medicinal Chemistry,2006,6,771−785;Lindsley C.W.et al.,Current Topics in Medicinal Chemistry,2006,6,1883−1896も参照のこと)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許出願公開第200426364号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2002169197号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1284257号明細書
【特許文献4】国際公開第2003053942号
【特許文献5】国際公開第2004096761号
【特許文献6】国際公開第2003031435号
【特許文献7】独国特許出願公開第10315570号明細書
【特許文献8】国際公開第2003055478号
【特許文献9】国際公開第2004113280号
【特許文献10】国際公開第2004112787号
【特許文献11】国際公開第2004113301号
【特許文献12】国際公開第2005049023号
【特許文献13】国際公開第2003089411号
【特許文献14】国際公開第2004013100号
【特許文献15】国際公開第2004013101号
【特許文献16】国際公開第2005037783号
【特許文献17】国際公開第2005037792号
【特許文献18】国際公開第2005037781号
【特許文献19】国際公開第2005037782号
【特許文献20】国際公開第2005037785号
【特許文献21】国際公開第2004072034号
【特許文献22】国際公開第2005014563号
【特許文献23】国際公開第2005023260号
【特許文献24】国際公開第2005023261号
【特許文献25】国際公開第2005040166号
【特許文献26】国際公開第2005058882号
【特許文献27】国際公開第2005058885号
【特許文献28】国際公開第2005058317号
【特許文献29】国際公開第2005046601号
【特許文献30】国際公開第2003087086号
【特許文献31】国際公開第2003076420号
【特許文献32】国際公開第2004022528号
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】Hashimoto K.,Recent Patents on CNS Drug Discovery,2006,1,43−53.
【非特許文献2】Harsing L.G.et al.,Current Medicinal Chemistry,2006,13,1017−1044.
【非特許文献3】Javitt D.C.,Molecular Psychiatry(2004)9,984−997.
【非特許文献4】Lindsley, C.W.et al.,Current Topics in Medicinal Chemistry,2006,6,771−785.
【非特許文献5】Lindsley C.W.et al.,Current Topics in Medicinal Chemistry,2006,6,1883−1896.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の1つの目的は、さらなるグリシントランスポーター阻害剤を提供することであった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
発明の要旨
本発明は、式(I)
【0013】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
Aは、5または6員環であり;
Rは、R−W−A−Q−Y−A−X−であり;
は、水素、アルキル、シクロアルキルアルキル、ハロゲン化アルキル、トリアルキルシリルアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルボニルアミノアルキル、アルキルオキシカルボニルアミノアルキル、アルキルアミノカルボニルアミノアルキル、ジアルキルアミノカルボニルアミノアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキル、(任意に置換されているアリールアルキル)、アミノアルキル、任意に置換されているアリールアルキル、任意に置換されているヘテロシクリルアルキル、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ハロゲン化アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、(ハロゲン化アルキル)アミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、アルケニル、アルキニル、任意に置換されているアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシ、ヒドロキシアルコキシ、アルコキシアルコキシ、アミノアルコキシ、アルキルアミノアルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルキルカルボニルアミノアルコキシ、アリールカルボニルアミノアルコキシ、アルコキシカルボニルアミノアルコキシ、アリールアルコキシ、アルキルスルホニルアミノアルコキシ、(ハロゲン化アルキル(akyl))スルホニルアミノアルコキシ、アリールスルホニルアミノアルコキシ、(アリールアルキル)スルホニルアミノアルコキシ、ヘテロシクリルスルホニルアミノアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルキルチオ、ハロゲン化アルキルチオ、アルキルアミノ、(ハロゲン化アルキル)アミノ、ジアルキルアミノ、ジ(ハロゲン化アルキル)アミノ、アルキルカルボニルアミノ、(ハロゲン化アルキル)カルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、(ハロゲン化アルキル)スルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノまたは任意に置換されているヘテロシクリルであり;
Wは、−NR−または結合であり;
は、任意に置換されているアルキレンまたは結合であり;
Qは、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yは、−NR−または結合であり;
は、任意に置換されているアルキレン、アルキレン−CO−、−CO−アルキレン、アルキレン−O−アルキレン、アルキレン−NR10−アルキレン、任意に置換されているアルケニレン、任意に置換されているアルキニレン、任意に置換されているアリーレン、任意に置換されているヘテロアリーレンまたは結合であり;
は、−O−、−NR11−、−S−、任意に置換されているアルキレン、任意に置換されているアルケニレン、任意に置換されているアルキニレンであり;
は、水素、ハロゲン、アルキル、ハロゲン化アルキル、ヒドロキシアルキル、−CN、アルケニル、アルキニル、任意に置換されているアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルケニルオキシ、アリールアルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、ニトロもしくは任意に置換されているヘテロシクリルであり、または2個の基Rがこれらが結合しているAの環原子と一緒になって5または6員環を形成しており;
は、水素、ハロゲン、アルキルもしくはアルコキシであり、または2個の基Rがこれらが結合している炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成しており;
4aは、水素、アルキル、シクロアルキルアルキル、ハロゲン化アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、CHCN、−CHO、アルキルカルボニル、(ハロゲン化アルキル)カルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはヘテロシクリルであり;
4bは、水素、アルキル、ハロゲン化アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、CHCN、−CHO、アルキルカルボニル、(ハロゲン化アルキル)カルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはヘテロシクリルであり;または
4a、R4bは、一緒になって任意に置換されているアルキレンであり、アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR16により置き換えられていてよく;
は、−O−、−NR−、−S−、>CR12a12bまたは結合であり;
は、−O−、−NR−、−S−、>CR13a13bまたは結合であり;
は、任意に置換されているアリール、任意に置換されているシクロアルキルまたは任意に置換されているヘテロシクリルであり;
nは、0、1または2であり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、シクロアルキル、アミノアルキル、任意に置換されているアリールアルキルもしくはヘテロシクリルであり;または
、Rは、一緒になってアルキレンであり;または
は、A中の炭素原子に結合しているアルキレンであり、およびAは、アルキレンであり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているアルキレンであり、およびXはアルキレンであり;
10は、水素、アルキルまたはアルキルスルホニルであり;
11は、水素もしくはアルキルであり、または
、R11は、一緒になってアルキレンであり、
12aは、水素、任意に置換されているアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクリルアルキル、任意に置換されているアリールもしくはヒドロキシであり;
12bは、水素もしくはアルキルであり、または
12a、R12bは、一緒になってカルボニルもしくは任意に置換されているアルキレンであり、アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR14−により置き換えられていてよく;
13aは、水素、任意に置換されているアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクリルアルキル、任意に置換されているアリールもしくはヒドロキシであり;
13bは、水素もしくはアルキルであり、または
13a、R13bは、一緒になってカルボニルもしくは任意に置換されているアルキレンであり、アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR15−により置き換えられていてよく;
14は、水素またはアルキルであり;
15は、水素またはアルキルであり;および
16は、水素またはアルキルである。]のアミノテトラリン誘導体または生理学的に認容されるこの塩に関する。
【0014】
従って、本発明は、式(Ia)
【0015】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有するアミノテトラリン誘導体に関する。
【0016】
さらに、本発明は、Rが−CNである式(I)のアミノテトラリン誘導体、即ち、式(Ib)
【0017】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有するアミノテトラリン誘導体に関する。
【0018】
従って、アミノテトラリン誘導体という用語は、特に、ベンゼン環が5または6員環複素環により置き換えられているアミノテトラリン(n=1)および縮合シクロヘキサン(n=1)、ならびにnが0または2である類縁二環式化合物を示すために本明細書において使用される。
【0019】
前記式(I)の化合物、即ち式(I)のアミノテトラリン誘導体およびこの生理学的に認容される酸付加塩は、グリシントランスポーター阻害剤であり、従って医薬として有用である。
【0020】
従って、本発明はさらに、治療において使用される式(I)の化合物に関する。
【0021】
本発明はさらに、担体および式(I)の化合物を含む医薬組成物に関する。
【0022】
特に、前記化合物、即ちアミノテトラリン誘導体およびこの生理学的に認容される酸付加塩は、グリシントランスポーターGlyT1の阻害剤である。
【0023】
従って、本発明はさらに、グリシントランスポーターの阻害において使用される式(I)の化合物に関する。
【0024】
本発明はまた、グリシントランスポーターGlyT1を阻害するための医薬品の製造における式(I)の化合物の使用、および対応するグリシントランスポーターGlyT1を阻害する方法に関する。
【0025】
グリシン輸送阻害剤、特にグリシントランスポーターGlyT1の阻害剤は、種々の神経障害および精神障害の治療において有用であることが知られている。
【0026】
従って、本発明はさらに、神経障害または精神障害の治療において使用される式(I)の化合物に関する。
【0027】
本発明はさらに、疼痛の治療において使用される式(I)の化合物に関する。
【0028】
本発明はまた、神経障害または精神障害を治療するための医薬品の製造における式(I)の化合物の使用、および対応する前記障害を治療する方法に関する。本発明はまた、疼痛を治療するための医薬品の製造における式(I)の化合物の使用、および対応する疼痛を治療する方法に関する。
【0029】
本発明はさらに、式(II)
【0030】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、Lは、アミノ保護基であり、Yは、NRであり、およびA、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nおよびRは、上記定義の通りである。]のアミノテトラリン誘導体に関する。
【0031】
式(II)のアミノテトラリン誘導体は、GlyT1阻害剤、特に式(I)のGlyT1阻害剤の調製における中間体として有用である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
発明の詳細な記述
所与の構成の式(I)または(II)のアミノテトラリン誘導体が異なる空間配置で存在し得る場合、例えばこれらの誘導体が1つ以上の不斉中心、多置換の環もしくは二重結合を有する場合、または異なる互変異性体として存在し得る場合、エナンチオマー混合物、特にラセミ体、ジアステレオマー混合物および互変異性体混合物を使用することも可能であるが、好ましくは式(I)もしくは(II)の化合物および/またはこれらの塩のそれぞれの本質的に純粋なエナンチオマー、ジアステレオマーおよび互変異性体を使用することも可能である。
【0033】
一実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体のエナンチオマーは、以下の式:
【0034】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有する。
【0035】
別の実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体のエナンチオマーは、以下の式:
【0036】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有する。
【0037】
一実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体のエナンチオマーは、以下の式:
【0038】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有する。
【0039】
別の実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体のエナンチオマーは、以下の式:
【0040】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]を有する。
【0041】
式(I)または(II)のアミノテトラリン誘導体の生理学的に認容される塩は、特に生理学的に認容される酸との酸付加塩である。好適な生理学的に認容される有機および無機酸の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、C−C−アルキルスルホン酸、例えば、メタンスルホン酸、脂環式スルホン酸、例えば、S−(+)−10−カンファースルホン酸、芳香族スルホン酸、例えば、ベンゼンスルホン酸およびトルエンスルホン酸、2から10個の炭素原子を有するジおよびトリカルボン酸ならびにヒドロキシカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸、アジピン酸ならびに安息香酸である。他の利用可能な酸は、例えば、Fortschritte der Arzneimittelforschung[Advances in drug research],Volume 10,pages 224 ff.,Birkhauser Verlag,Basel and Stuttgart,1966に記載されている。
【0042】
本発明はさらに、原子の少なくとも1個がこの安定な非放射性同位体により置き換えられ(例えば、水素が重水素により、12Cが13Cにより、14Nが15Nにより、16Oが18Oにより置き換えられ)、好ましくは、水素原子の少なくとも1個が重水素原子により置き換えられた上記定義の式(I)または(II)の化合物に関する。
【0043】
むろん、このような化合物は、この天然に生じ、従って化合物(I)または(II)中にいずれにしても存在するそれぞれの同位体よりも多くのそれぞれの同位体を含有する。
【0044】
安定な同位体(例えば、重水素、13C、15N、18O)は、それぞれの原子の通常豊富に存在する同位体よりも1個以上多い追加の中性子を含有する非放射性同位体である。重水素化化合物は、作用機序の評価により化合物のインビボ代謝運命および重水素化されていない親化合物の代謝経路を調査するための医薬研究において使用されている(Blake et al.J.Pharm.Sci.64,3,367−391(1975))。このような代謝研究は、安全で有効な治療薬の設計において重要である。それというのも、患者に投与されるインビボ活性化合物または親化合物から産生される代謝産物は、毒性または発癌性を示すことが証明されているからである(Foster et al.,Advances in Drug Research Vol.14,pp.2−36,Academic press,London,1985;Kato et al.,J.Labelled Comp.Radiopharmaceut.,36(10):927−932(1995);Kushner et al.,Can.J.Physiol.Pharmacol.,77,79−88(1999)。
【0045】
重原子の取り込み、特に水素を重水素に置換することにより、薬物の薬物動態を変え得る同位体効果が生じ得る。この効果は、通常、標識が分子の代謝的に不活性な位置に配置されている場合、重要でない。
【0046】
薬物の安定な同位体標識は、この物理化学的特性、例えば、pKaおよび脂質溶解度を変え得る。これらの変化は、体内の通路に沿って異なる段階において薬物の運命に影響を与え得る。吸収、分布、代謝または排泄が変化し得る。吸収および分布は、主として物質の分子サイズおよび親油性に依存する過程である。これらの効果および変化は、同位体置換がリガンド−受容体相互作用に関与する領域に影響を及ぼす場合、薬物分子の薬力学的応答に影響を及ぼし得る。
【0047】
重水素原子への化学結合の破壊がこの過程における律速段階である場合、薬物代謝により大きい同位体効果が生じ得る。安定な同位体標識分子の物理学的特性の一部は、未標識の分子の特性と異なる一方、化学および生物学的特性は同一であり、1つの重要な例外があり:重同位体の質量増加のため、重同位体および別の原子を含む任意の結合は、軽同位体とこの原子との同一結合よりも強い。この結合の破壊が律速段階である任意の反応において、反応は、「速度論的同位体効果」に起因して重同位体を有する分子についてより緩慢に進行する。C−D結合の破壊を伴う反応は、C−H結合の破壊を伴う同様の反応よりも最大700パーセント緩慢であり得る。C−D結合が代謝をもたらす段階のいずれにも関与しない場合、薬物挙動を変えるいかなる効果も存在し得ない。重水素が薬物代謝に関与する部位において配置されている場合、同位体効果は、C−D結合の破壊が律速段階である場合にのみ観察される。通常、混合機能オキシダーゼにより触媒される酸化による脂肪族C−H結合の開裂がいつ生じても、重水素による水素の置き換えが観察可能な同位体効果をもたらすことを示唆する証拠が存在する。代謝部位における重水素の取り込みがこの速度を、重水素により置換されていない炭素原子における攻撃により産生される別の代謝物が主要な経路である代謝スイッチングと呼ばれる過程になる時点に遅延させることを理解することも重要である。
【0048】
重水素トレーサー、例えば、数千ミリグラムの重水素水の重水素標識薬物および用量は、一部の場合においては繰り返して、全ての年齢の健常なヒト、例えば、新生児および妊婦においても使用され、事故は報告されていない(例えば、Pons G and Rey E,Pediatrics 1999 104:633;Coward W A et al.,Lancet 1979 7:13;Schwarcz H P,Control.Clin.Trials 1984 5(4 Suppl):573;Rodewald L E et al.,J.Pediatr.1989 114:885;Butte N F et al.Br.J.Nutr.1991 65:3;MacLennan A H et al.Am.J.Obstet Gynecol.1981 139:948)。従って、例えば、本発明の化合物の代謝の間に放出される任意の重水素は、健康上のリスクを引き起こさないことは明白である。
【0049】
哺乳動物における水素の重量パーセント(約9%)および重水素の天然存在度(約0.015%)は、70kgのヒトが通常、約1グラムの重水素を含有することを示す。さらに、通常の水素の最大約15%を重水素により置き換えることは、哺乳動物、例えば、齧歯類およびイヌ科において行われ、数日から数週間の期間、維持されており、最少の有害作用が観察されている(Czajka D M and Finkel A J,Ann.N.Y.Acad.Sci.1960 84:770;Thomson J F,Ann.New York Acad.Sci 1960 84:736;Czakja D M et al.,Am.J.Physiol.1961 201:357)。通常、20%超のより高い重水素濃度が、動物において毒性を示し得る。しかしながら、15%−23%ほどの高いヒト体液中水素の重水素による急性置き換えは、毒性を惹起しないことが見出された(Blagojevic N et al.in「Dosimetry & Treatment Planning for Neutron Capture Therapy」,Zamenhof R,Solares G and Harling O Eds.1994.Advanced Medical Publishing、Madison Wis.pp.125−134;Diabetes Metab.23:251(1997))。
【0050】
化合物中に存在する重水素の量をこの天然存在度を超えて増加させることは、濃縮または重水素濃縮と呼ばれる。濃縮の量の例は、約0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、16、21、25、29、33、37、42、46、50、54、58、63、67、71、75、79、84、88、92、96から約100mol%まで含む。
【0051】
特定の有機化合物上に存在する水素は、重水素による交換のための異なる容量を有する。ある水素原子は、生理学的条件下で容易に交換可能であり、重水素原子により置き換えられる場合、これらの原子は患者への投与後にプロトンを容易に交換することが予期される。ある水素原子は、重水素酸、例えば、DSO/DOの作用により重水素原子と交換され得る。または、重水素原子は、本発明の化合物の合成の間に種々の組合せで取り込まれ得る。ある水素原子は、重水素原子と容易に交換可能ではない。しかしながら、残留位置における重水素原子は、本発明の化合物の構築の間に重水素化出発材料または中間体の使用により取り込まれ得る。
【0052】
本発明の重水素化および重水素濃縮化合物は、文献に記載の公知の方法を使用することにより調製することができる。このような方法は、本明細書に明示の化合物を合成するために対応する重水素化および任意に他の同位体含有試薬ならびに/もしくは中間体を利用し、または同位体原子を化学構造に導入するための当分野において公知の標準的合成プロトコルを用いて実施することができる。関連手順および中間体は、例えば、Lizondo,J et al.,Drugs Fut,21(11)、1116(1996);Brickner,S J et al.,J Med Chem,39(3)、673(1996);Mallesham,B et al.,Org Lett,5(7)、963(2003);PCT国際公開WO1997010223、WO2005099353、WO1995007271、WO2006008754;米国特許番号7538189;同7534814;同7531685;同7528131;同7521421;同7514068;同7511013;および米国特許出願公開番号20090137457;同20090131485;同20090131363;同20090118238;同20090111840;同20090105338;同20090105307;同20090105147;同20090093422;同20090088416;同20090082471に開示されており、これらの方法は参照により本明細書に組み込まれる。
【0053】
可変要素の上記定義において挙げた有機部分は、ハロゲンという用語のように、個々のグループのメンバーの個別の列挙についての総称である。C−Cという接頭語は、各場合において、この基における可能な炭素原子数を示す。
【0054】
別段の断りがない限り、「置換されている」という用語は、ある基が、特にハロゲン、C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、OH、SH、CN、CF、O−CF、COOH、O−CH−COOH、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−シクロアルキル、COO−C−C−アルキル、CONH、CONH−C−C−アルキル、SONH−C−C−アルキル、CON−(C−C−アルキル)、SON−(C−C−アルキル)、NH、NH−C−C−アルキル、N−(C−C−アルキル)、NH−(C−C−アルキル−C−C12−アリール)、NH−CO−C−C−アルキル、NH−SO−C−C−アルキル、SO−C−C−アルキル、C−C12−アリール、O−C−C12−アリール、O−CH−C−C12−アリール、CONH−C−C12−アリール、SONH−C−C12−アリール、CONH−C−C12−ヘテロシクリル、SONH−C−C12−ヘテロシクリル、SO−C−C12−アリール、NH−SO−C−C12−アリール、NH−CO−C−C12−アリール、NH−SO−C−C12−ヘテロシクリル、NH−CO−C−C12−ヘテロシクリルおよびC−C12−ヘテロシクリルからなる群から選択される1、2または3個、特に1個の置換基(アリールおよびヘテロシクリルはさらに、置換されていなくてよく、またはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2もしくは3個の置換基により置換されていてよい。)により置換されていることを意味する。
【0055】
ハロゲンという用語は、各場合において、フッ素、臭素、塩素またはヨウ素、特にフッ素または塩素を示す。
【0056】
−C−アルキルは、1から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である。アルキル基の例は、メチル、C−C−アルキル、例えば、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、2−ブチル、イソ−ブチルまたはtert−ブチルである。C−C−アルキルはメチルまたはエチルであり、C−C−アルキルはさらにn−プロピルまたはイソプロピルである。
【0057】
−C−アルキルは、1から6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である。例は、メチル、本明細書に挙げられているC−C−アルキル、さらにペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−エチル−2−メチルプロピルを含む。
【0058】
ハロゲン化C−C−アルキルは、水素原子の少なくとも1個、例えば、1、2、3、4個または全てが、1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている、1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ハロゲノメチル、ジハロゲノメチル、トリハロゲノメチル、(R)−1−ハロゲノエチル、(S)−1−ハロゲノエチル、2−ハロゲノエチル、1,1−ジハロゲノエチル、2,2−ジハロゲノエチル、2,2,2−トリハロゲノエチル、(R)−1−ハロゲノプロピル、(S)−1−ハロゲノプロピル、2−ハロゲノプロピル、3−ハロゲノプロピル、1,1−ジハロゲノプロピル、2,2−ジハロゲノプロピル、3,3−ジハロゲノプロピル、3,3,3−トリハロゲノプロピル、(R)−2−ハロゲノ−1−メチルエチル、(S)−2−ハロゲノ−1−メチルエチル、(R)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエチル、(S)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエチル、(R)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエチル、(S)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエチル、(R)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエチル、(S)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエチル、2−ハロゲノ−1−(ハロゲノメチル)エチル、1−(ジハロゲノメチル)−2,2−ジハロゲノエチル、(R)−1−ハロゲノブチル、(S)−1−ハロゲノブチル、2−ハロゲノブチル、3−ハロゲノブチル、4−ハロゲノブチル、1,1−ジハロゲノブチル、2,2−ジハロゲノブチル、3,3−ジハロゲノブチル、4,4−ジハロゲノブチル、4,4,4−トリハロゲノブチルなどにおけるものである。特定の例は、定義されるフッ素化C−Cアルキル基、例えば、トリフルオロメチルを含む。
【0059】
−C12−アリール−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C12−アリールにより置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ベンジルにおけるものである。
【0060】
ヒドロキシ−C−C−アルキルは、1または2個の水素原子が1または2個のヒドロキシル基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ヒドロキシメチル、(R)−1−ヒドロキシエチル、(S)−1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、(R)−1−ヒドロキシプロピル、(S)−1−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、(R)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル、(S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル、(R)−1−ヒドロキシブチル、(S)−1−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルにおけるものである。
【0061】
−C−アルコキシ−C−C−アルキルは、1または2個の水素原子が1から6個、好ましくは1から4個、特に1または2個の炭素原子を有する1または2個のアルコキシ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、メトキシメチル、(R)−1−メトキシエチル、(S)−1−メトキシエチル、2−メトキシエチル、(R)−1−メトキシプロピル、(S)−1−メトキシプロピル、2−メトキシプロピル、3−メトキシプロピル、(R)−2−メトキシ−1−メチルエチル、(S)−2−メトキシ−1−メチルエチル、2−メトキシ−1−(メトキシメチル)エチル、(R)−1−メトキシブチル、(S)−1−メトキシブチル、2−メトキシブチル、3−メトキシブチル、4−メトキシブチル、エトキシメチル、(R)−1−エトキシエチル、(S)−1−エトキシエチル、2−エトキシエチル、(R)−1−エトキシプロピル、(S)−1−エトキシプロピル、2−エトキシプロピル、3−エトキシプロピル、(R)−2−エトキシ−1−メチルエチル、(S)−2−エトキシ−1−メチルエチル、2−エトキシ−1−(エトキシメチル)エチル、(R)−1−エトキシブチル、(S)−1−エトキシブチル、2−エトキシブチル、3−エトキシブチル、4−エトキシブチルにおけるものである。
【0062】
アミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、アミノメチル、2−アミノエチルにおけるものである。
【0063】
−C−アルキルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C−アルキルアミノ基により、特にC−C−アルキルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、n−プロピルアミノメチル、イソ−プロピルアミノメチル、n−ブチルアミノメチル、2−ブチルアミノメチル、イソ−ブチルアミノメチルまたはtert−ブチルアミノメチルにおけるものである。
【0064】
ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がジ−C−C−アルキルアミノ基により、特にジ−C−C−アルキルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ジメチルアミノメチルにおけるものである。
【0065】
−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C−アルキルカルボニルアミノ基により、特にC−C−アルキルカルボニルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、メチルカルボニルアミノメチル、エチルカルボニルアミノメチル、n−プロピルカルボニルアミノメチル、イソ−プロピルカルボニルアミノメチル、n−ブチルカルボニルアミノメチル、2−ブチルカルボニルアミノメチル、イソ−ブチルカルボニルアミノメチルまたはtert−ブチルカルボニルアミノメチルにおけるものである。
【0066】
−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C−アルキルアミノカルボニルアミノ基により、特にC−C−アルキルアミノカルボニルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、メチルアミノカルボニルアミノメチル、エチルアミノカルボニルアミノメチル、n−プロピルアミノカルボニルアミノメチル、イソ−プロピルアミノカルボニルアミノメチル、n−ブチルアミノカルボニルアミノメチル、2−ブチルアミノカルボニルアミノメチル、イソ−ブチルアミノカルボニルアミノメチルまたはtert−ブチルアミノカルボニルアミノメチルにおけるものである。
【0067】
ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ基により、特にジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ジメチルアミノカルボニルアミノメチル、ジメチルアミノカルボニルアミノエチル、ジメチルアミノカルボニルアミノn−プロピルにおけるものである。
【0068】
−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C−アルキルスルホニルアミノ基により、特にC−C−アルキルスルホニルアミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、メチルスルホニルアミノメチル、エチルスルホニルアミノメチル、n−プロピルスルホニルアミノメチル、イソ−プロピルスルホニルアミノメチル、n−ブチルスルホニルアミノメチル、2−ブチルスルホニルアミノメチル、イソ−ブチルスルホニルアミノメチルまたはtert−ブチルスルホニルアミノメチルにおけるものである。
【0069】
(C−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ−C−Cアルキルは、1個の水素原子が(C−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ基により、特に(C−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ基により置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、ベンジルアミノメチルにおけるものである。
【0070】
−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキルは、1個の水素原子がC−C12−ヘテロシクリルにより置き換えられている1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、より好ましくは1または2個の炭素原子、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基、例えば、N−ピロリジニルメチル、N−ピペリジニルメチル、N−モルホリニルメチルにおけるものである。
【0071】
−C12−シクロアルキルは、3から12個の炭素原子を有する脂環式基である。特に、3から6個の炭素原子が環状構造、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを形成している。環状構造は、置換されていなくてもよく、1、2、3または4個のC−Cアルキル基、好ましくは1個以上のメチル基を担持していてもよい。
【0072】
カルボニルは、>C=Oである。
【0073】
−C−アルキルカルボニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個、特に1または2個の炭素原子を有するアルキル基である式R−C(O)−の基である。例は、アセチル、プロピオニル、n−ブチリル、2−メチルプロピオニル、ピバロイルを含む。
【0074】
ハロゲン化C−C−アルキルカルボニルは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルカルボニルである。例は、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニルを含む。さらなる例は、1,1,1−トリフルオロエタ−2−イルカルボニル、1,1,1−トリフルオロプロパ−3−イルカルボニルである。
【0075】
−C12−アリールカルボニルは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−C(O)−の基である。例はベンゾイルを含む。
【0076】
−C−アルコキシカルボニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個、特に1または2個の炭素原子を有するアルキル基である式R−O−C(O)−の基である。例はメトキシカルボニルおよびtert−ブチルオキシカルボニルを含む。
【0077】
ハロゲン化C−C−アルコキシカルボニルは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルコキシカルボニルである。
【0078】
−C12−アリールオキシカルボニルは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−O−C(O)−の基である。例は、フェノキシカルボニルを含む。
【0079】
シアノは、−C≡Nである。
【0080】
アミノカルボニルは、NHC(O)−である。
【0081】
−C−アルキルアミノカルボニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個、特に1または2個の炭素原子を有するアルキル基である式R−NH−C(O)−の基である。例はメチルアミノカルボニルを含む。
【0082】
(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノカルボニルは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なる水素原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルアミノカルボニルである。
【0083】
−C12−アリールアミノカルボニルは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−NH−C(O)−の基である。例はフェニルアミノカルボニルを含む。
【0084】
−C−アルケニルは、2、3、4、5または6個の炭素原子を有する一価不飽和炭化水素基、例えば、ビニル、アリル(2−プロペン−1−イル)、1−プロペン−1−イル、2−プロペン−2−イル、メタリル(2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)などである。C−C−アルケニルは、特に、アリル、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、2−ブテン−1−イル、3−ブテン−1−イル、メタリル、2−ペンテン−1−イル、3−ペンテン−1−イル、4−ペンテン−1−イル、1−メチルブタ−2−エン−1−イルまたは2−エチルプロパ−2−エン−1−イルである。
【0085】
−C−アルキニルは、2、3、4、5または6個の炭素原子を有する一価不飽和炭化水素基、例えば、エチニル、2−プロピン−1−イル、1−プロピン−1−イル、2−プロピン−2−イルなどである。C−C−アルキニルは、特に、2−プロピン−1−イル、2−ブチン−1−イル、3−ブチン−1−イル、2−ペンチン−1−イル、3−ペンチン−1−イル、4−ペンチン−1−イルである。
【0086】
−C−アルキレンは、1から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキレン基である。例は、メチレンおよびエチレンを含む。さらなる例はプロピレンである。
【0087】
−C−アルケニレンは、2から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルケニレン基である。
【0088】
−C−アルキニレンは、2から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキニレン基である。例は、プロピニレンを含む。
【0089】
−C12−アリールは、6から12員、特に6から10員の芳香族環式基である。例は、フェニルおよびナフチルを含む。
【0090】
−C12−アリーレンは、ジアリール基である。例は、フェン−1,4−イレンおよびフェン−1,3−イレンを含む。
【0091】
ヒドロキシは−OHである。
【0092】
−C−アルコキシは、Rが1から6個、特に1から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキル基である式R−O−の基である。例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、2−ブトキシ、イソ−ブトキシ(2−メチルプロポキシ)、tert−ブトキシペンチルオキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキシルオキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、1−メチルペンチルオキシ、2−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、4−メチルペンチルオキシ、1,1−ジメチルブチルオキシ、1,2−ジメチルブチルオキシ、1,3−ジメチルブチルオキシ、2,2−ジメチルブチルオキシ、2,3−ジメチルブチルオキシ、3,3−ジメチルブチルオキシ、1−エチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシおよび1−エチル−2−メチルプロポキシを含む。
【0093】
ハロゲン化C−C−アルコキシは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている1から6個、好ましくは1から4個、特に1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ基、例えば、ハロゲノメトキシ、ジハロゲノメトキシ、トリハロゲノメトキシ、(R)−1−ハロゲノエトキシ、(S)−1−ハロゲノエトキシ、2−ハロゲノエトキシ、1,1−ジハロゲノエトキシ、2,2−ジハロゲノエトキシ、2,2,2−トリハロゲノエトキシ、(R)−1−ハロゲノプロポキシ、(S)−1−ハロゲノプロポキシ、2−ハロゲノプロポキシ、3−ハロゲノプロポキシ、1,1−ジハロゲノプロポキシ、2,2−ジハロゲノプロポキシ、3,3−ジハロゲノプロポキシ、3,3,3−トリハロゲノプロポキシ、(R)−2−ハロゲノ−1−メチルエトキシ、(S)−2−ハロゲノ−1−メチルエトキシ、(R)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエトキシ、(S)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエトキシ、(R)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエトキシ、(S)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエトキシ、(R)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエトキシ、(S)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエトキシ、2−ハロゲノ−1−(ハロゲノメチル)エトキシ、1−(ジハロゲノメチル)−2,2−ジハロゲノエトキシ、(R)−1−ハロゲノブトキシ、(S)−1−ハロゲノブトキシ、2−ハロゲノブトキシ、3−ハロゲノブトキシ、4−ハロゲノブトキシ、1,1−ジハロゲノブトキシ、2,2−ジハロゲノブトキシ、3,3−ジハロゲノブトキシ、4,4−ジハロゲノブトキシ、4,4,4−トリハロゲノブトキシなどにおけるものである。特定の例は、定義されるフッ素化C−Cアルコキシ基、例えばトリフルオロメトキシを含む。
【0094】
−C−ヒドロキシアルコキシは、1または2個の水素原子がヒドロキシにより置き換えられている本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−ヒドロキシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシプロポキシ、1−メチル−2−ヒドロキシエトキシなどを含む。
【0095】
−C−アルコキシ−C−C−アルコキシは、1または2個の水素原子が本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有する1または2個のアルコキシ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個の炭素原子、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、メトキシメトキシ、2−メトキシエトキシ、1−メトキシエトキシ、3−メトキシプロポキシ、2−メトキシプロポキシ、1−メチル−1−メトキシエトキシ、エトキシメトキシ、2−エトキシエトキシ、1−エトキシエトキシ、3−エトキシプロポキシ、2−エトキシプロポキシ、1−メチル−1−エトキシエトキシなどを含む。
【0096】
アミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子がアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−アミノエトキシを含む。
【0097】
−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、メチルアミノメトキシ、エチルアミノメトキシ、n−プロピルアミノメトキシ、イソ−プロピルアミノメトキシ、n−ブチルアミノメトキシ、2−ブチルアミノメトキシ、イソ−ブチルアミノメトキシ、tert−ブチルアミノメトキシ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(エチルアミノ)エトキシ、2−(n−プロピルアミノ)エトキシ、2−(イソ−プロピルアミノ)エトキシ、2−(n−ブチルアミノ)エトキシ、2−(2−ブチルアミノ)エトキシ、2−(イソ−ブチルアミノ)エトキシ、2−(tert−ブチルアミノ)エトキシを含む。
【0098】
ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するジ−アルキルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、ジメチルアミノメトキシ、ジエチルアミノメトキシ、N−メチル−N−エチルアミノ)エトキシ、2−(ジメチルアミノ)エトキシ、2−(ジエチルアミノ)エトキシ、2−(N−メチル−N−エチルアミノ)エトキシを含む。
【0099】
−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子がアルキル基が1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有する本明細書に定義のアルキルカルボニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、メチルカルボニルアミノメトキシ、エチルカルボニルアミノメトキシ、n−プロピルカルボニルアミノメトキシ、イソ−プロピルカルボニルアミノメトキシ、n−ブチルカルボニルアミノメトキシ、2−ブチルカルボニルアミノメトキシ、イソ−ブチルカルボニルアミノメトキシ、tert−ブチルカルボニルアミノメトキシ、2−(メチルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(エチルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(n−プロピルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(イソ−プロピルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(n−ブチルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(2−ブチルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(イソ−ブチルカルボニルアミノ)エトキシ、2−(tert−ブチルカルボニルアミノ)エトキシを含む。
【0100】
−C12−アリールカルボニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義のC−C12−アリールカルボニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(ベンゾイルアミノ)エトキシを含む。
【0101】
−C−アルコキシカルボニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子がアルコキシ基が1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有する本明細書に定義のアルコキシカルボニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、メトキシカルボニルアミノメトキシ、エトキシカルボニルアミノメトキシ、n−プロポキシカルボニルアミノメトキシ、イソ−プロポキシカルボニルアミノメトキシ、n−ブトキシカルボニルアミノメトキシ、2−ブトキシカルボニルアミノメトキシ、イソ−ブトキシカルボニルアミノメトキシ、tert−ブトキシカルボニルアミノメトキシ、2−(メトキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(エトキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(n−プロポキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(イソ−プロポキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(n−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(2−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(イソ−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシを含む。
【0102】
−C−アルケニルオキシは、Rが2から6個、特に2から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルケニル基である式R−O−の基である。例は、ビニルオキシ、アリルオキシ(2−プロペン−1−イルオキシ)、1−プロペン−1−イルオキシ、2−プロペン−2−イルオキシ、メタリルオキシ(2−メチルプロパ−2−エン−1−イルオキシ)などを含む。C−C−アルケニルオキシは、特に、アリルオキシ、1−メチルプロパ−2−エン−1−イルオキシ、2−ブテン−1−イルオキシ、3−ブテン−1−イルオキシ、メタリルオキシ、2−ペンテン−1−イルオキシ、3−ペンテン−1−イルオキシ、4−ペンテン−1−イルオキシ、1−メチルブタ−2−エン−1−イルオキシまたは2−エチルプロパ−2−エン−1−イルオキシである。
【0103】
−C12−アリール−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義のC−C12−アリール基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、ベンジルオキシを含む。
【0104】
−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(メチルスルホニルアミノ)エトキシ、2−(エチルスルホニルアミノ)エトキシ、2−[(2−メチルプロピル)スルホニルアミノ]エトキシを含む。
【0105】
(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子がアルキル基がハロゲン化されている本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキルスルホニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)エトキシを含む。
【0106】
−C12−アリールスルホニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義のC−C12−アリールスルホニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(フェニルスルホニルアミノ)エトキシ、2−(ナフチルスルホニルアミノ)エトキシを含む。
【0107】
(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ基により、好ましくは(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(ベンジルスルホニルアミノ)エトキシを含む。
【0108】
−C12−ヘテロシクリルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義のC−C12−ヘテロシクリルスルホニルアミノ基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(ピリジン−3−イル−スルホニルアミノ)エトキシを含む。
【0109】
−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルコキシは、1個の水素原子が本明細書に定義のC−C12−ヘテロシクリル基により置き換えられている本明細書に定義の1から4個、好ましくは1または2個の炭素原子を有するアルコキシ基である。例は、2−(N−ピロリジニル)エトキシ、2−(N−モルホリニル)エトキシおよび2−(N−イミダゾリル)エトキシを含む。
【0110】
−C−アルキレンジオキソは、Rが本明細書に定義の1または2個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキレン基である式−O−R−O−の基である。例は、メチレンジオキソを含む。
【0111】
−C12−アリールオキシは、Rが本明細書に定義の6から12個、特に6個の炭素原子を有するアリール基である式R−O−の基である。例は、フェノキシを含む。
【0112】
−C12−ヘテロシクリルオキシは、Rが本明細書に定義の3から12個、特に3から7個の炭素原子を有するC−C12−ヘテロシクリル基である式R−O−の基である。例は、ピリジン−2−イルオキシを含む。
【0113】
−C−アルキルチオは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−S−の基である。例は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−エチル−2−メチルプロピルを含む。
【0114】
ハロゲン化C−C−アルキルチオは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するハロゲン化アルキル基である式R−S−の基である。例は、ハロゲノメチルチオ、ジハロゲノメチルチオ、トリハロゲノメチルチオ、(R)−1−ハロゲノエチルチオ、(S)−1−ハロゲノエチルチオ、2−ハロゲノエチルチオ、1,1−ジハロゲノエチルチオ、2,2−ジハロゲノエチルチオ、2,2,2−トリハロゲノエチルチオ、(R)−1−ハロゲノプロピルチオ、(S)−1−ハロゲノプロピルチオ、2−ハロゲノプロピルチオ、3−ハロゲノプロピルチオ、1,1−ジハロゲノプロピルチオ、2,2−ジハロゲノプロピルチオ、3,3−ジハロゲノプロピルチオ、3,3,3−トリハロゲノプロピルチオ、(R)−2−ハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(S)−2−ハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(R)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(S)−2,2−ジハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(R)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(S)−1,2−ジハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(R)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエチルチオ、(S)−2,2,2−トリハロゲノ−1−メチルエチルチオ、2−ハロゲノ−1−(ハロゲノメチル)エチルチオ、1−(ジハロゲノメチル)−2,2−ジハロゲノエチルチオ、(R)−1−ハロゲノブチルチオ、(S)−1−ハロゲノブチルチオ、2−ハロゲノブチルチオ、3−ハロゲノブチルチオ、4−ハロゲノブチルチオ、1,1−ジハロゲノブチルチオ、2,2−ジハロゲノブチルチオ、3,3−ジハロゲノブチルチオ、4,4−ジハロゲノブチルチオ、4,4,4−トリハロゲノブチルチオなどを含む。特定の例は、定義されるフッ素化C−Cアルキルチオ基、例えばトリフルオロメチルチオを含む。
【0115】
−C−アルキルスルフィニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−S(O)−の基である。例は、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、1−メチルブチルスルフィニル、2−メチルブチルスルフィニル、3−メチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル、1,1−ジメチルプロピルスルフィニル、1,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、3−メチルペンチルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、1,1−ジメチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジメチルブチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、1−エチルブチルスルフィニル、2−エチルブチルスルフィニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−エチル−2−メチルプロピルを含む。
【0116】
−C−アルキルスルホニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−S(O)−の基である。例は、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、1−メチルブチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3−メチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、ヘキシルスルホニル、1,1−ジメチルプロピルスルホニル、1,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、1,1−ジメチルブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルスルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、1−エチルブチルスルホニル、2−エチルブチルスルホニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルホニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルホニル、1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−エチル−2−メチルプロピルを含む。
【0117】
(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルスルホニルである。
【0118】
−C12−アリールスルホニルは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−S(O)−の基である。例は、フェニルスルホニルを含む。
【0119】
(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルは、Rが本明細書に定義のC−C12−アリール−C−C−アルキル基、特にC−C12−アリール−C−C−アルキル基である式R−S(O)−の基である。例は、ベンジルスルホニルを含む。
【0120】
−C12−ヘテロシクリルスルホニルは、Rが本明細書に定義のC−C12−ヘテロシクリルである式R−S(O)−の基である。
【0121】
アミノスルホニルは、NH−S(O)−である。
【0122】
−C−アルキルアミノスルホニルは、Rが本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−NH−S(O)−の基である。例は、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニル、n−プロピルアミノスルホニル、イソ−プロピルアミノスルホニル、n−ブチルアミノスルホニル、2−ブチルアミノスルホニル、イソ−ブチルアミノスルホニル、tert−ブチルアミノスルホニルを含む。
【0123】
ジ−C−C−アルキルアミノスルホニルは、RおよびR’が互いに独立に本明細書に定義の1から6個、好ましくは1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式RR’N−S(O)−の基である。例は、ジメチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル、N−メチル−N−エチルアミノスルホニルを含む。
【0124】
−C12−アリールアミノスルホニルは、Rが6から12個、好ましくは6個の炭素原子を有する本明細書に定義のアリール基である式R−NH−S(O)−の基である。
【0125】
アミノはNHである。
【0126】
−C−アルキルアミノは、Rが本明細書に定義の1から6個、特に1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−NH−の基である。例は、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソ−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、2−ブチルアミノ、イソ−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノを含む。
【0127】
(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルアミノである。
【0128】
ジ−C−C−アルキルアミノは、RおよびR’が互いに独立に本明細書に定義の1から6個、特に1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式RR’N−の基である。例は、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノを含む。
【0129】
ジ−(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のジ−C−C−アルキルアミノである。
【0130】
−C−アルキルカルボニルアミノは、Rが本明細書に定義の1から6個、特に1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−C(O)−NH−の基である。例は、アセトアミド(メチルカルボニルアミノ)、プロピオンアミド、n−ブチルアミド、2−メチルプロピオンアミド(イソプロピルカルボニルアミノ)、2,2−ジメチルプロピオンアミドなどを含む。
【0131】
(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニルアミノは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルカルボニルアミノである。
【0132】
−C12−アリールカルボニルアミノは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−C(O)−NH−の基である。例は、フェニルカルボニルアミノを含む。
【0133】
−C−アルケニルアミノは、Rが2から6個、特に2から4個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルケニル基である式R−NH−の基である。例は、ビニルアミノ、アリルアミノ(2−プロペン−1−イルアミノ)、1−プロペン−1−イルアミノ、2−プロペン−2−イルアミノ、メタリルアミノ(2−メチルプロパ−2−エン−1−イルアミノ)などを含む。C−C−アルケニルアミノは特に、アリルアミノ、1−メチルプロパ−2−エン−1−イルアミノ、2−ブテン−1−イルアミノ、3−ブテン−1−イルアミノ、メタリルアミノ、2−ペンテン−1−イルアミノ、3−ペンテン−1−イルアミノ、4−ペンテン−1−イルアミノ、1−メチルブタ−2−エン−1−イルアミノまたは2−エチルプロパ−2−エン−1−イルアミノを含む。
【0134】
−C−アルキルスルホニルアミノは、Rが本明細書に定義の1から6個、特に1から4個の炭素原子を有するアルキル基である式R−S(O)−NH−の基である。例は、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−プロピルスルホニルアミノ、イソ−プロピルスルホニルアミノ、n−ブチルスルホニルアミノ、2−ブチルスルホニルアミノ、イソ−ブチルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノを含む。
【0135】
(ハロゲン化C−Cアルキル)スルホニルアミノは、水素原子の少なくとも1個、例えば1、2、3、4個または全てが1、2、3、4個または対応する数の同一または異なるハロゲン原子により置き換えられている本明細書に定義のC−C−アルキルスルホニルアミノである。
【0136】
−C12−アリールスルホニルアミノは、Rが本明細書に定義の6から12個の炭素原子を有するアリール基である式R−S(O)−NH−の基である。例は、フェニルスルホニルアミノを含む。
【0137】
ニトロは−NOである。
【0138】
−C12−ヘテロシクリルは、3から12員の複素環基、例えば、一般に3、4、5、6または7個の環形成原子(環員)を有する飽和複素環基、一般に5、6または7個の環形成原子を有する不飽和非芳香族複素環基、および一般に5、6または7個の環形成原子を有するヘテロ芳香族基(ヘタリール)である。複素環基は、炭素原子(C−結合)または窒素原子(N−結合)を介して結合していてよい。好ましい複素環基は、環員原子としての1個の窒素原子、ならびに互いに独立にO、SおよびNから選択される環員としての1、2または3個のさらなるヘテロ原子を任意に含む。同様に好ましい複素環基は、O、SおよびNから選択される環員としての1個のヘテロ原子、ならびに環員としての1、2または3個のさらなる窒素原子を任意に含む。
【0139】
−C12−ヘテロシクリルの例は、
C−またはN−結合の3−4員飽和環、例えば、
2−オキシラニル、2−オキセタニル、3−オキセタニル、2−アジリジニル、3−チエタニル、1−アゼチジニル、2−アゼチジニル、3−アゼチジニル;
C−結合の5員飽和環、例えば、
テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、テトラヒドロピロール−2−イル、テトラヒドロピロール−3−イル、テトラヒドロピラゾール−3−イル、テトラヒドロ−ピラゾール−4−イル、テトラヒドロイソオキサゾール−3−イル、テトラヒドロイソオキサゾール−4−イル、テトラヒドロイソオキサゾール−5−イル、1,2−オキサチオラン−3−イル、1,2−オキサチオラン−4−イル、1,2−オキサチオラン−5−イル、テトラヒドロイソチアゾール−3−イル、テトラヒドロイソチアゾール−4−イル、テトラヒドロイソチアゾール−5−イル、1,2−ジチオラン−3−イル、1,2−ジチオラン−4−イル、テトラヒドロイミダゾール−2−イル、テトラヒドロイミダゾール−4−イル、テトラヒドロオキサゾール−2−イル、テトラヒドロオキサゾール−4−イル、テトラヒドロオキサゾール−5−イル、テトラヒドロチアゾール−2−イル、テトラヒドロチアゾール−4−イル、テトラヒドロチアゾール−5−イル、1,3−ジオキソラン−2−イル、1,3−ジオキソラン−4−イル、1,3−オキサチオラン−2−イル、1,3−オキサチオラン−4−イル、1,3−オキサチオラン−5−イル、1,3−ジチオラン−2−イル、1,3−ジチオラン−4−イル、1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル;
C−結合の6員飽和環、例えば、
テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロピラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、テトラヒドロチオピラン−3−イル、テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、1,3−ジオキサン−4−イル、1,3−ジオキサン−5−イル、1,4−ジオキサン−2−イル、1,3−ジチアン−2−イル、1,3−ジチアン−4−イル、1,3−ジチアン−5−イル、1,4−ジチアン−2−イル、1,3−オキサチアン−2−イル、1,3−オキサチアン−4−イル、1,3−オキサチアン−5−イル、1,3−オキサチアン−6−イル、1,4−オキサチアン−2−イル、1,4−オキサチアン−3−イル、1,2−ジチアン−3−イル、1,2−ジチアン−4−イル、ヘキサヒドロピリミジン−2−イル、ヘキサヒドロピリミジン−4−イル、ヘキサヒドロピリミジン−5−イル、ヘキサヒドロピラジン−2−イル、ヘキサヒドロピリダジン−3−イル、ヘキサヒドロピリダジン−4−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−4−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−5−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−6−イル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−イル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−4−イル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−5−イル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−6−イル、テトラヒドロ−1,4−チアジン−2−イル、テトラヒドロ−1,4−チアジン−3−イル、テトラヒドロ−1,4−オキサジン−2−イル、テトラヒドロ−1,4−オキサジン−3−イル、テトラヒドロ−1,2−オキサジン−3−イル、テトラヒドロ−1,2−オキサジン−4−イル、テトラヒドロ−1,2−オキサジン−5−イル、テトラヒドロ−1,2−オキサジン−6−イル;
N−結合の5員飽和環、例えば、
テトラヒドロピロール−1−イル(ピロリジン−1−イル)、テトラヒドロピラゾール−1−イル、テトラヒドロイソオキサゾール−2−イル、テトラヒドロイソチアゾール−2−イル、テトラヒドロイミダゾール−1−イル、テトラヒドロオキサゾール−3−イル、テトラヒドロチアゾール−3−イル;
N−結合の6員飽和環、例えば、
ピペリジン−1−イル、ヘキサヒドロピリミジン−1−イル、ヘキサヒドロピラジン−1−イル(ピペラジン−1−イル)、ヘキサヒドロピリダジン−1−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−3−イル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−3−イル、テトラヒドロ−1,4−チアジン−4−イル、テトラヒドロ−1,4−オキサジン−4−イル(モルホリン−1−イル)、テトラヒドロ−1,2−オキサジン−2−イル;
C−結合の5員部分不飽和環、例えば、
2,3−ジヒドロフラン−2−イル、2,3−ジヒドロフラン−3−イル、2,5−ジヒドロフラン−2−イル、2,5−ジヒドロフラン−3−イル、4,5−ジヒドロフラン−2−イル、4,5−ジヒドロフラン−3−イル、2,3−ジヒドロ−チエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,5−ジヒドロチエン−2−イル、2,5−ジヒドロチエン−3−イル、4,5−ジヒドロチエン−2−イル、4,5−ジヒドロチエン−3−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−2−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−2−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−3−イル、3,4−ジヒドロ−5H−ピロール−2−イル、3,4−ジヒドロ−5H−ピロール−3−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル、4,5−ジヒドロイソオキサゾール−4−イル、4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル、2,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル、2,5−ジヒドロイソオキサゾール−4−イル、2,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル、2,3−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロイソオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル、4,5−ジヒドロイソチアゾール−3−イル、4,5−ジヒドロイソチアゾール−4−イル、4,5−ジヒドロイソチアゾール−5−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−3−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−4−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−5−イル、2,3−ジヒドロイソチアゾール−3−イル、2,3−ジヒドロイソチアゾール−4−イル、2,3−ジヒドロイソチアゾール−5−イル、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−4−イル、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−5−イル、2,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル、2,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−4−イル、2,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−5−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−4−イル、4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−4−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−5−イル、2,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,5−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,5−ジヒドロオキサゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル、4,5−ジヒドロチアゾール−4−イル、4,5−ジヒドロチアゾール−5−イル、2,5−ジヒドロチアゾール−2−イル、2,5−ジヒドロチアゾール−4−イル、2,5−ジヒドロチアゾール−5−イル、2,3−ジヒドロチアゾール−2−イル、2,3−ジヒドロ−チアゾール−4−イル、2,3−ジヒドロチアゾール−5−イル、1,3−ジオキソール−2−イル、1,3−ジオキソール−4−イル、1,3−ジチオール−2−イル、1,3−ジチオール−4−イル、1,3−オキサチオール−2−イル、1,3−オキサチオール−4−イル、1,3−オキサチオール−5−イル;
C−結合の6員部分不飽和環、例えば、
2H−3,4−ジヒドロピラン−6−イル、2H−3,4−ジヒドロピラン−5−イル、2H−3,4−ジヒドロピラン−4−イル、2H−3,4−ジヒドロピラン−3−イル、2H−3,4−ジヒドロピラン−2−イル、2H−3,4−ジヒドロチオピラン−6−イル、2H−3,4−ジヒドロチオピラン−5−イル、2H−3,4−ジヒドロチオピラン−4−イル、2H−3,4−ジヒドロチオピラン−3−イル、2H−3,4−ジヒドロチオピラン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−4−イル、1,2,3,4−テトラ−ヒドロピリジン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−2−イル、2H−5,6−ジヒドロピラン−2−イル、2H−5,6−ジヒドロピラン−3−イル、2H−5,6−ジヒドロピラン−4−イル、2H−5,6−ジヒドロピラン−5−イル、2H−5,6−ジヒドロピラン−6−イル、2H−5,6−ジヒドロチオピラン−2−イル、2H−5,6−ジヒドロチオピラン−3−イル、2H−5,6−ジヒドロチオピラン−4−イル、2H−5,6−ジヒドロチオピラン−5−イル、2H−5,6−ジヒドロチオピラン−6−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−2−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−4−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−5−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−6−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−3−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−4−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−5−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−6−イル、4H−ピラン−2−イル、4H−ピラン−3−イル−、4H−ピラン−4−イル、4H−チオピラン−2−イル、4H−チオピラン−3−イル、4H−チオピラン−4−イル、1,4−ジヒドロピリジン−2−イル、1,4−ジヒドロピリジン−3−イル、1,4−ジヒドロピリジン−4−イル、2H−ピラン−2−イル、2H−ピラン−3−イル、2H−ピラン−4−イル、2H−ピラン−5−イル、2H−ピラン−6−イル、2H−チオピラン−2−イル、2H−チオピラン−3−イル、2H−チオピラン−4−イル、2H−チオピラン−5−イル、2H−チオピラン−6−イル、1,2−ジヒドロピリジン−2−イル、1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−イル、1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、1,2−ジヒドロピリジン−5−イル、1,2−ジヒドロ−ピリジン−6−イル、3,4−ジヒドロピリジン−2−イル、3,4−ジヒドロピリジン−3−イル、3,4−ジヒドロ−ピリジン−4−イル、3,4−ジヒドロピリジン−5−イル、3,4−ジヒドロピリジン−6−イル、2,5−ジヒドロピリジン−2−イル、2,5−ジヒドロピリジン−3−イル、2,5−ジヒドロピリジン−4−イル、2,5−ジヒドロピリジン−5−イル、2,5−ジヒドロピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロピリジン−2−イル、2,3−ジヒドロピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロピリジン−4−イル、2,3−ジヒドロピリジン−5−イル、2,3−ジヒドロピリジン−6−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−3−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−4−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−5−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−6−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−3−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−4−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−5−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−6−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−3−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−4−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−5−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−6−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−3−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−4−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−5−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−6−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−3−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−4−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−5−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−6−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−3−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−4−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−5−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−6−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−オキサジン−3−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−オキサジン−4−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−オキサジン−5−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−オキサジン−6−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−チアジン−3−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−チアジン−4−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−チアジン−5−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−チアジン−6−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−3−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−4−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−5−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−6−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリダジン−3−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリダジン−4−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−3−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−4−イル、1,2,5,6−テトラ−ヒドロピリダジン−5−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−6−イル、1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリダジン−3−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリダジン−4−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−オキサジン−2−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−オキサジン−4−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−オキサジン−5−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−オキサジン−6−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン−2−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン−4−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン−5−イル、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン−6−イル、3,4,5−6−テトラヒドロピリミジン−2−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−4−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−5−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−4−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−6−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−3−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−5−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−6−イル、2H−1,3−オキサジン−2−イル、2H−1,3−オキサジン−4−イル、2H−1,3−オキサジン−5−イル、2H−1,3−オキサジン−6−イル、2H−1,3−チアジン−2−イル、2H−1,3−チアジン−4−イル、2H−1,3−チアジン−5−イル、2H−1,3−チアジン−6−イル、4H−1,3−オキサジン−2−イル、4H−1,3−オキサジン−4−イル、4H−1,3−オキサジン−5−イル、4H−1,3−オキサジン−6−イル、4H−1,3−チアジン−2−イル、4H−1,3−チアジン−4−イル、4H−1,3−チアジン−5−イル、4H−1,3−チアジン−6−イル、6H−1,3−オキサジン−2−イル、6H−1,3−オキサジン−4−イル、6H−1,3−オキサジン−5−イル、6H−1,3−オキサジン−6−イル、6H−1,3−チアジン−2−イル、6H−1,3−オキサジン−4−イル、6H−1,3−オキサジン−5−イル、6H−1,3−チアジン−6−イル、2H−1,4−オキサジン−2−イル、2H−1,4−オキサジン−3−イル、2H−1,4−オキサジン−5−イル、2H−1,4−オキサジン−6−イル、2H−1,4−チアジン−2−イル、2H−1,4−チアジン−3−イル、2H−1,4−チアジン−5−イル、2H−1,4−チアジン−6−イル、4H−1,4−オキサジン−2−イル、4H−1,4−オキサジン−3−イル、4H−1,4−チアジン−2−イル、4H−1,4−チアジン−3−イル、1,4−ジヒドロピリダジン−3−イル、1,4−ジヒドロピリダジン−4−イル、1,4−ジヒドロピリダジン−5−イル、1,4−ジヒドロピリダジン−6−イル、1,4−ジヒドロピラジン−2−イル、1,2−ジヒドロピラジン−2−イル、1,2−ジヒドロピラジン−3−イル、1,2−ジヒドロピラジン−5−イル、1,2−ジヒドロピラジン−6−イル、1,4−ジヒドロピリミジン−2−イル、1,4−ジヒドロピリミジン−4−イル、1,4−ジヒドロピリミジン−5−イル、1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル、3,4−ジヒドロピリミジン−2−イル、3,4−ジヒドロピリミジン−4−イル、3,4−ジヒドロピリミジン−5−イルまたは3,4−ジヒドロピリミジン−6−イル;
N−結合の5員部分不飽和環、例えば、
2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル、4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル、2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−イル、2,5−ジヒドロイソオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロイソオキサゾール−2−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−2−イル、2,3−ジヒドロイソオキサゾール−2−イル、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル、2,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロチアゾール−3−イル;
N−結合の6員部分不飽和環、例えば、
1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イル、1,4−ジヒドロ−ピリジン−1−イル、1,2−ジヒドロピリジン−1−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−2−イル、2H−5,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−2−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジン−2−イル、2H−3,6−ジヒドロ−1,2−チアジン−2−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−オキサジン−2−イル、2H−3,4−ジヒドロ−1,2−チアジン−2−イル、2,3,4,5−テトラヒドロピリダジン−2−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−1−イル、1,2,5,6−テトラヒドロピリダジン−2−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリダジン−1−イル、3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−3−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル、2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−4−イル、2H−1,2−オキサジン−2−イル、2H−1,2−チアジン−2−イル、4H−1,4−オキサジン−4−イル、4H−1,4−チアジン−4−イル、1,4−ジヒドロピリダジン−1−イル、1,4−ジヒドロピラジン−1−イル、1,2−ジヒドロピラジン−1−イル、1,4−ジヒドロピリミジン−1−イルまたは3,4−ジヒドロピリミジン−3−イル;
C−結合の5員ヘテロ芳香環、例えば、
2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾリル−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、テトラゾール−5−イル;
C−結合の6員のヘテロ芳香環、例えば、
ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル(4−ピリジル)、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イル、1,2,4,5−テトラジン−3−イル;
N−結合の5員のヘテロ芳香環、例えば、
ピロール−1−イル、ピラゾール−1−イル、イミダゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、テトラゾール−1−イルを含む。
【0140】
ヘテロシクリルはまた、上記の5もしくは6員複素環の1個およびさらなる縮環している飽和もしくは不飽和もしくは芳香族炭素環、例えば、ベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキセンもしくはシクロヘキサジエン環、またはさらなる縮環している5もしくは6員複素環(この複素環は飽和もしくは不飽和または芳香族である。)を含む二環式複素環を含む。これらの複素環は、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、インドリジニル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾ[b]チアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイミダゾリルを含む。縮環しているシクロアルケニル環を含む5または6員ヘテロ芳香族化合物の例は、ジヒドロインドリル、ジヒドロインドリジニル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロチノリニル、ジヒドロイソキノリニル、クロメニルおよびクロマニルを含む。
【0141】
−C12−ヘテロアリーレンは、ジヘテロアリール基である。例は、ピリド−2,5−イレンおよびピリド−2,4−イレンを含む。
【0142】
化合物のグリシントランスポーター1阻害能に関して、可変要素A、R、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R、X、X、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、13、R14、R15、R16、nは、好ましくは、単独または組み合わせて用いられる場合、式(I)、(II)または本明細書に開示の任意の他の式のアミノテトラリン誘導体の特定の実施形態を表す以下の意味を有する。
【0143】
前記式(I)または(II)において、1個または1個超の置換基R、Rおよび/またはRが存在し得る。さらに特定すると、最大3個の置換基Rおよび最大6個の置換基Rが存在し得る。好ましくは、1個の置換基Rが存在し、1、2または3個の置換基Rが存在する。従って、式(I)は以下の通り示すことができる:
【0144】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、aは、1、2または3であり、bは、1、2、3、4、5または6であり、およびcは、1である。1個超の基Rが存在する場合、これらの基は同一または異なる基であり得る。1個超の基Rが存在する場合、これらの基は同一または異なる基であり得る。]。
【0145】
Aは、Aが縮合しているシクロペンタン、シクロヘキサンまたはシクロヘプタン部分からの2個の炭素原子を含む5または6員環である。Aは、同素環または複素環であり得る。環は、飽和、不飽和の非芳香族または芳香族であり得る。特定の実施形態によれば、Aはベンゼン環である。複素環として、Aは、互いに独立してN、SおよびOから選択される環員原子としての1、2または3個のヘテロ原子を含み得る。好ましい複素環は、環員原子としての1個の窒素原子、ならびに互いに独立してO、SおよびNから選択される環員としての1または2個のさらなるヘテロ原子を任意に含有する。同様に好ましい複素環基は、O、SおよびNから選択される環員原子としての1個のヘテロ原子、ならびに環員原子としての1または2個のさらなる窒素原子を任意に含む。特定の実施形態によれば、Aは、以下の5または6員複素環:
【0146】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される複素環である。
【0147】
前記式において、水素原子は示されていない。このことは、遊離原子価の炭素または窒素原子が水素原子、RまたはRに結合していてよいことを例示することを意味する。従って、RおよびRは、環Aの任意の位置におけるC−またはN−結合であり得る。
【0148】
当業者は、上記環の一部を異なる構造を用いて、例えば、上記以外の位置を有する水素原子、例えば、以下の構造:
【0149】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
に挙げられるものを用いて表すことができることを認識する。
【0150】
好ましくは、Aは、以下の5または6員複素環:
【0151】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される複素環である。
【0152】
さらなる特定の実施形態によれば、Aは、以下の5または6員複素環:
【0153】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される複素環である。
【0154】
好ましい実施形態によれば、Aは、以下の5または6員複素環:
【0155】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される複素環である。
【0156】
環Aが5員複素環である場合、Rは、GまたはG、特にGに結合していることが好ましい:
【0157】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
前記式において、G、GおよびGは、独立して、−CH=、−CH−、−N=、−NH−、SまたはOであり、点線は、単結合または二重結合を表し、ならびにR、R、X、X、Rは、本明細書に定義の通りである。
【0158】
環Aが6員複素環である場合、Rは、GまたはG、特にGに結合していることが好ましい:
【0159】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
前記式において、G、G、GおよびGは、独立して、−CH=、−CH−、−N=、−NH−、SまたはOであり、点線は、単結合または二重結合を表し、ならびにR、R、X、X、Rは、本明細書に定義の通りである。
【0160】
以下の部分構造を有する複素環化合物が好ましい:
【0161】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
以下の部分構造を有する複素環化合物が特に好ましい:
【0163】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
前記式において、RおよびRは、本明細書に定義の通りである。1個超の基Rが存在する場合、これらの基は同一または異なる基であり得る。
【0164】
特定の実施形態によれば、上記部分構造は、シクロヘキサン部分(即ち、n=1)と縮合している。同じことが、環Aについて開示されている好ましい、および特定の実施形態に当てはまる。
【0165】
一実施形態によれば、Rはシアノである。
【0166】
好ましくは、Rは、R−W−A−Q−Y−A−X−であり、A、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、Rは、上記定義の通りである。
【0167】
は、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはsec−ブチル、さらなる例は、n−ブチルまたはn−ペンチルである。)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロペンチルメチルまたはシクロヘキシルメチル、さらなる例は、シクロプロピルメチルである。)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、3−フルオロプロパ−1−イル、3−クロロプロパ−1−イルまたは3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イル)、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(例えば、エトキシエチル)、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルキル、(任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ハロゲン化C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノカルボニル、C−C12−アリールアミノカルボニル、C−C−アルケニル(例えば、プロパ−1,2−エン−1−イル)、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル、さらなる例は、2−メチルフェニルである。)、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ(例えば、tert−ブチルオキシ)、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−ヒドロキシアルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールオキシ、C−C12−ヘテロシクリルオキシ、C−C−アルキルチオ、ハロゲン化C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ(例えば、ジメチルアミノ)、ジ−(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニルアミノ、C−C12−アリールカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ、C−C12−アリールスルホニルアミノまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル(例えば、3−ピリジル、2−チエニル、4−メチル−2−チエニル、5−メチル−2−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジメチル−3−チエニル、1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−エチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−ジフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イルまたは3−ピロリジニル、さらなる例は、1−メチル−ピロール−3−イル、2−ピリジル、1−メチル−1,2−ジアゾール−3−イル、1−メチル−3−トリフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1,2−ジメチル−1,3−ジアゾール−4−イル、5−メチルイソオキサゾール−3−イルまたは1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル)である。さらに、Rは、トリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル(例えば、トリメチルシリルエチル)でもあり得る。
【0168】
好ましくは、Rは、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはsec−ブチル、さらなる例は、n−ブチルまたはn−ペンチルである。)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロペンチルメチルまたはシクロヘキシルメチル、さらなる例は、シクロプロピルメチルである。)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、3−フルオロプロパ−1−イル、3−クロロプロパ−1−イルまたは3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イルである。)、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(例えば、エトキシエチル)、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−アリール−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)、C−C−アルケニル(例えば、プロパ−1,2−エン−1−イル)、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル)、ヒドロキシ、C−C−アルキルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、ジ−C−C−アルキルアミノまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル(例えば、3−ピリジル、2−チエニル、4−メチル−2−チエニル、5−メチル−2−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジメチル−3−チエニル、1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−エチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−ジフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イルまたは3−ピロリジニル)である。Rがトリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル(例えば、トリメチルシリルエチル)であればさらに好ましい。
【0169】
特に、Rは、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはsec−ブチル、さらなる例は、n−ブチルまたはn−ペンチルである。)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロペンチルメチルまたはシクロヘキシルメチル、さらなる例は、シクロプロピルメチルである。)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、3−フルオロプロパ−1−イル、3−クロロプロパ−1−イルまたは3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イル)、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)、C−C−アルケニル(例えば、プロパ−1,2−エン−1−イル)、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル)、または任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル(例えば、3−ピリジル、2−チエニル、4−メチル−2−チエニル、5−メチル−2−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジメチル−3−チエニル、1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−エチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−ジフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イルまたは3−ピロリジニル)である。特に、Rは、トリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル(例えば、トリメチルシリルエチル)でもあり得る。
【0170】
に関連して、置換されているC−C12−アリールは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、モルホリノおよびピペリジニルからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−アリール、例えば、フェニルまたはナフチルを含む。同じことが、置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキルにおける置換されているC−C12−アリールに当てはまる。
【0171】
に関連して、置換されているC−C12−ヘテロシクリルは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシカルボニル、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、C−C12−アリールアミノおよびC−C12−ヘテロシクリル(例えば、モルホリノまたはピペリジニル)からなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−ヘテロシクリル、例えば、ピリジル、チエニル、ジアゾリル、キノリニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルを含む(ピロリル、イソオキサゾリルおよびトリアゾリルが、このようなC−C12−ヘテロシクリルのさらなる例である。)。同じことが、置換されているC−C12−ヘテロアリール−C−C−アルキルにおける置換されているC−C12−ヘテロアリールにも当てはまる。
【0172】
一実施形態によれば、Wは−NR−であり、およびYは結合である。代替的な実施形態によれば、Wは結合であり、およびYは−NR−である。さらなる代替的な実施形態によれば、特にRが窒素結合基、例えば、窒素結合ヘテロシクリル、例えば、ピペラジニルまたはモルホリニルである場合、Wは結合であり、およびYは結合である。
【0173】
一実施形態によれば、Qは−S(O)−である。代替的な実施形態によれば、Qは−C(O)−である。
【0174】
特定の実施形態によれば、−W−A−Q−Y−は、−W−A−S(O)−NR−、−NR−S(O)−、−A−S(O)−または−S(O)−である。さらなる特定の実施形態によれば、−W−A−Q−Y−は、−W−A−CO−NR−または−NR−CO−である。
【0175】
は、任意に置換されているC−C−アルキレンまたは結合である。Aに関連して、置換されているC−C−アルキレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキルおよびシアノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキレンを含む。好ましくは、Aは結合である。AがC−C−アルキレンである場合、Wは好ましくは−NR−である。
【0176】
は、任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレンまたは1,3−プロピレン)、C−C−アルキレン−CO−、−CO−C−C−アルキレン、C−C−アルキレン−O−C−C−アルキレン、C−C−アルキレン−NR10−C−C−アルキレン、任意に置換されているC−C12−アリーレン、任意に置換されているC−C12−ヘテロアリーレンまたは結合である。さらに、Aは、任意に置換されているC−C−アルケニレンまたは任意に置換されているC−C−アルキニレンであり得る。好ましくは、Aは、任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレンまたは1,3−プロピレン)である。より好ましくは、Aは、C−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレンまたは1,3−プロピレン)である。または、Aが任意に置換されているC−C12−アリーレン、特にフェン−1,4−イレンおよびフェン−1,3−イレンからなる群から選択されるC−C12−アリーレン、または任意に置換されているC−C12−ヘテロアリーレン、特にピリド−2,5−イレンおよびピリド−2,4−イレンからなる群から選択されるC−C12−ヘテロアリーレンであることが好ましい。Aが結合である場合、Xは好ましくは任意に置換されているC−C−アルキレンである。または、Aが結合である場合、Xは特に、任意に置換されているC−C−アルケニレンまたは任意に置換されているC−C−アルキニレンである。
【0177】
に関連して、置換されているC−C−アルキレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルおよびシアノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキレンを含む。
【0178】
に関連して、置換されているC−C−アルケニレンまたは置換されているC−C−アルキニレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルおよびシアノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルケニレンまたはC−C−アルキニレンを含む。
【0179】
に関連して、置換されているC−C12−アリーレンは、特に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシカルボニル、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、C−C12−アリールアミノおよびC−C12−ヘテロシクリル(例えば、モルホリノまたはピペリジニル)からなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−アリーレンを含む。
【0180】
に関連して、置換されているC−C12−ヘテロアリーレンは、特に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシカルボニル、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−ジアルキルアミノ、C−C12−アリールアミノおよびC−C12−ヘテロシクリル(例えば、モルホリノまたはピペリジニル)からなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−ヘテロアリーレンを含む。
【0181】
は、−O−、−NR11−、−S−または任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、−CH−、さらなる例は、1,2−エチレンおよび1,3−プロピレン(popylene)である。)である。Xに関連して、置換されているC−C−アルキレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルおよびシアノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキレンを含む。さらに、Xは、任意に置換されているC−C−アルケニレンまたは任意に置換されているC−C−アルキニレン(例えば、プロピニレン)であり得る。Xに関連して、置換されているC−C−アルケニレンまたは置換されているC−C−アルキニレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルおよびシアノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルケニレンまたはC−C−アルキニレンを含む。好ましくは、Xは−O−、−NR11または−S−である。より好ましくは、Xは−O−である。または、Xが任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、−CH−、1,2−エチレンおよび1,3−プロピレン)であれば好ましい。
【0182】
特定の実施形態によれば、Aは結合であり、およびXは任意に置換されているC−C−アルキレン、任意に置換されているC−C−アルケニレンまたは任意に置換されているC−C−アルキニレンである。
【0183】
特定の実施形態によれば、R−W−A−Q−Y−A−X−は、R−S(O)−NH−A−X−、R−NH−S(O)−A−X−、R−C(O)−NH−A−X−またはR−NH−C(O)−A−X−である。
【0184】
特定の実施形態によれば、構造要素−Y−A−X−は、少なくとも2、3または4個の原子を主鎖中に含む。さらなる特定の実施形態によれば、構造要素−Y−A−X−は、最大4、5または6個の原子を主鎖中に、例えば、2から6個、2から5個または2から4個の原子を主鎖中に、特に、2、3または4個の原子を主鎖中に有する。
【0185】
さらなる特定の実施形態によれば、−Y−A−X−は、−C−C−アルキレン−O−または−NR−C−C−アルキレン−O−であり、−Y−A−X−は、好ましくは、2から6個、3から5個、特に4個の原子を主鎖中に有する。−Y−A−X−の特定の例は、−(CH−O−および−NR−(CH−O−を含む。この特定の実施形態において、Rは、本明細書に定義の通りであり、好ましくは、Rは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチルもしくはエチル)もしくはC−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)であり、またはRは、C−C−アルキレンであるA中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンである。
【0186】
さらなる特定の実施形態によれば、−Y−A−X−は、−NR−C−C−アルキレン−(例えば、−NH−CH−、さらなる例は、−NH−(CH−または−NH−(CH−である。)であり、−Y−A−X−は、好ましくは、2から6個、2から5個または2から4個、特に、2、3または4個の原子を主鎖中に有する。この特定の実施形態において、Rは、本明細書に定義の通りであり、好ましくは、Rは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチルまたはエチル)もしくはC−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)であり;またはRは、C−C−アルキレンであるX中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンである。Aが複素環である場合、−Y−A−X−のこの実施形態は特に好適である。
【0187】
さらなる特定の実施形態によれば、−Y−A−X−は、−NR−C−C−アルケニレン−または−NR−C−C−アルキニレン−(例えば、−NH−CH−C≡C−)であり、−Y−A−X−は、好ましくは、2から6個、3から5個、特に、4個の原子を主鎖中に有する。この特定の実施形態において、Rは、本明細書に定義の通りであり、好ましくは、Rは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチルまたはエチル)またはC−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)である。Aが複素環である場合、−Y−A−X−のこの実施形態は特に好適である。
【0188】
さらなる特定の実施形態によれば、−Y−A−X−は、−C−C−アルキレン−(例えば、−(CH−)であり、−Y−A−X−は、好ましくは、2から6個、2から5個、2から4個、特に2個の原子を主鎖中に有する。Aが複素環である場合、−Y−A−X−のこの実施形態は特に好適である。
【0189】
さらなる特定の実施形態によれば、本明細書に開示の構造モチーフ−Y−A−Xは、−S(O)−または−C(O)−であるQに結合している。この実施形態についての特定の例は、RがR−S(O)−Y−A−XまたはR−C(O)−Y−A−Xである本発明の複素環化合物を含む。
【0190】
基R、特に基R−W−A−Q−Y−A−X−は、原則として、アミノテトラリン骨格の5、6、7または8位に結合していてよい:
【0191】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
前記式において、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、本明細書に定義の通りである。
【0192】
さらなる特定の例は、基R−W−A−Q−Y−A−X−が基−CNにより置き換えられている上記式の複素環化合物を含む。
【0193】
基R−W−A−Q−Y−A−X−(または基−CN)を5、6、7位に有するアミノテトラリン誘導体が好ましい。
【0194】
基R−W−A−Q−Y−A−X−(または基−CN)を7位に有するアミノテトラリン誘導体が特に好ましい。
【0195】
基R−W−A−Q−Y−A−X−(または基−CN)に加え、本発明のアミノテトラリン誘導体は、環Aに結合している1個または1個超のさらなる置換基を有し得る。従って、これらの位置において、アミノテトラリン誘導体の骨格は、1個または1個超の基Rにより置換されていてよい。1個超のRが存在する場合、これらの基は同一または異なる基であり得る。特に、5、6、7および/または8位において、アミノテトラリン骨格は、1個または1個超の基Rにより置換されていてよい。従って、本発明のアミノテトラリン誘導体は、以下の式
【0196】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
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[式中、R2a、R2b、R2c、R2dは、独立して、Rの意味の1つを有し、およびR、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、本明細書に定義の通りである。]の1種または基R−W−A−Q−Y−A−X−が基−CNにより置き換えられている対応する式により表すことができる。
【0197】
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、−CN、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、ニトロもしくは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり、または2個の基Rは、これらが結合しているAの環原子と一緒になって、5または6員環を形成している。
【0198】
2個の基Rにより形成されている任意に置換されている5または6員環は、これらが結合しているAの環原子と一緒になって、例えば、ベンゼン環である。
【0199】
に関連して、置換されているC−C12−アリールは、特に、ハロゲンおよびC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−アリール、例えば、フェニルを含む。
【0200】
に関連して、置換されているC−C12−ヘテロシクリルは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−ヘテロシクリル、例えば、モルホリニル、ピロリジニルおよびピペリジニルを含む。
【0201】
好ましくは、Rは水素、ハロゲンまたはC−C−アルコキシである。特に、Rは水素である。
【0202】
特定の実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体は、以下の式
【0203】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、本明細書に定義の通りである。]の1種または基R−W−A−Q−Y−A−X−が基−CNにより置き換えられている対応する式を有する。
【0204】
1、2、3、4位および/または5位において、本発明のアミノテトラリン誘導体は、1個または1個超の基Rにより置換されていてよい。1個超の基Rが存在する場合、これらの基は同一または異なる基であり得る。従って、本発明のアミノテトラリン誘導体は、以下の式:
【0205】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R3a、R3b、R3c、R3d、R3e、R3fは、独立してRの意味の1つを有し、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、本明細書に定義の通りである。]により表すことができる。
【0206】
特定の実施形態によれば、本発明のアミノテトラリン誘導体は、以下の式:
【0207】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R3a、R3b、R3fは、独立してRの意味を有し、およびA、R、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、本明細書に定義の通りである。]の1つを有する。
【0208】
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシであり、または2個の基Rが、これらが結合している炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成している。
【0209】
好ましくは、Rは、水素またはC−C−アルキルである。特に、Rは水素である。
【0210】
4aは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、2−フルオロエチルまたは2,2,2−トリフルオロエチル)、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル(例えば、メチルカルボニルまたはイソプロピルカルボニル、さらなる例は、エチルカルボニルである。)、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル(例えば、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニルまたはトリフルオロメチルカルボニル、さらなる例は、1,1,1−トリフルオロエタ−2−イルカルボニルまたは1,1,1−トリフルオロプロパ−3−イルカルボニルである。)、C−C12−アリールカルボニル(例えば、フェニルカルボニル)、C−C−アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニル)、C−C12−アリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOまたはC−C12−ヘテロシクリルである。
【0211】
好ましくは、R4aは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、2−フルオロエチルまたは2,2,2−トリフルオロエチル)、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、C−C−アルキルカルボニル(例えば、メチルカルボニルまたはイソプロピルカルボニル)、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル(例えば、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニルまたはトリフルオロメチルカルボニル)、C−C12−アリールカルボニル(例えば、フェニルカルボニル)、C−C−アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニル)、C−C12−アリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、アミノ、−NOまたはC−C12−ヘテロシクリルである。Rが−CHOであればさらに好ましい。
【0212】
特に、R4aは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、2−フルオロエチルまたは2,2,2−トリフルオロエチル)、C−C−アルキルカルボニル(例えば、メチルカルボニルまたはイソプロピルカルボニル)、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル(例えば、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニルまたはトリフルオロメチルカルボニル)、C−C12−アリールカルボニル(例えば、フェニルカルボニル)、C−C−アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニル)、C−C12−アリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)である。特に、R4aは、−CHOでもあり得る。
【0213】
4bは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、さらなる例は、エチルである。)、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C1−−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOまたはC−C12−ヘテロシクリルである。
【0214】
好ましくは、R4bは、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、さらなる例は、エチルである。)。
【0215】
または、R4a、R4bは、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、1,4−ブチレン、さらなる例は、1,3−プロピレン、2−フルオロ−ブタ−1,4−イレンまたは1−オキソ−ブタ−1,4−イレンである。)であり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子(例えば、−CH−CH−O−CH−CH−)または−NR16により置き換えられていてよい。
【0216】
は、−O−、−NR−、−S−、>CR12a12bまたは結合である。好ましくは、Xは、>CR12a12bである。
【0217】
は、−O−、−NR−、−S−、>CR13a13bまたは結合である。好ましくは、Xは結合である。
【0218】
従って、Xが>CR12a12bであり、およびXが結合であれば好ましい。
【0219】
12aは、水素、任意に置換されているC−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリールまたはヒドロキシである。好ましくは、R12aは、水素またはC−C−アルキルである。
【0220】
13aは、水素、任意に置換されているC−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリールまたはヒドロキシである。好ましくは、R13aは、水素またはC−C−アルキルである。
【0221】
12aおよびR13aに関連して、置換されているC−C−アルキルは、特に、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルコキシおよびアミノからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキルを含む。
【0222】
12aおよびR13aに関連して、置換されているC−C12−アリールは、特に、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−アリール、例えば、フェニルを含む。
【0223】
12bは、水素またはC−C−アルキルである。特定の実施形態によれば、R12bは水素である。
【0224】
13bは、水素またはC−C−アルキルである。特定の実施形態によれば、R13bは水素である。
【0225】
または、R12aおよびR12b、またはR13aおよびR13bは、一緒になって、カルボニルまたは好ましくは、任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、1,3−プロピレン)であり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR14−により置き換えられていてよい。
【0226】
12aおよびR12b、またはR13aおよびR13bに関連して、置換されているC−C−アルキレンは、特に、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシおよびC−C−ハロアルコキシからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキレンを含む。
【0227】
特定の実施形態によれば、R12aは、C−C−アルキルであり、およびR12bは、水素またはC−C−アルキルであり、またはR13aは、C−C−アルキルであり、およびR13bは、水素またはC−C−アルキルである。
【0228】
さらなる特定の実施形態によれば、R12aは、水素であり、およびR12bは水素であり、またはR13aは、水素であり、およびR13bは水素である。
【0229】
さらなる特定の実施形態によれば、R12aおよびR12bは、一緒になって、任意に置換されている1,3−プロピレンであり、またはR13aおよびR13bは、一緒になって、任意に置換されている1,3−プロピレンである。
【0230】
は、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル、3−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニルまたは2,4−ジクロロフェニル、さらなる例は、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−クロロフェニル;3−シアノフェニル、3−メチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−フルオロ−5−クロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニルである。)、任意に置換されているC−C12−シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)または任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルである。
【0231】
に関連して、置換されているC−C12−シクロアルキルは、特に、ハロゲン、任意に置換されているC−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、CN、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノおよびC−C12−ヘテロシクリルからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−シクロアルキル、例えば、シクロプロピルまたはシクロヘキシルを含む。
【0232】
に関連して、置換されているC−C12−アリールは、特に、ハロゲン(例えば、F、Cl、Br)、任意に置換されているC−C−アルキル(例えば、メチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、トリフルオロメチル)、CN、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ(例えば、メトキシ)、ハロゲン化C−C−アルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノおよびC−C12−ヘテロシクリルからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−アリール、例えば、フェニルを含む。
【0233】
に関連して、置換されているC−C12−ヘテロシクリルは、特に、ハロゲン、任意に置換されているC−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、CN、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノおよびC−C12−ヘテロシクリルからなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C12−ヘテロシクリルを含む。
【0234】
に関連して、C−C12−ヘテロシクリルは、特に、C−C12−ヘテロアリールである。
【0235】
好ましくは、Rは、特に、式
【0236】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、X、X、nは、本明細書に定義の通りであり、およびR15a、R15b、R15c、R15d、R15eは、独立して、水素、ハロゲン(例えば、F、ClまたはBr)、任意に置換されているC−C−アルキル(例えば、メチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、トリフルオロメチル)、CN、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ(例えば、メトキシ)、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノまたはC−C12−ヘテロシクリルである。]のアミノテトラリン誘導体におけるような任意に置換されているC−C12−アリールである。
【0237】
特定の実施形態によれば、本発明は、式:
【0238】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、A、R、R、R、R4a、R4b、R、nは、本明細書に定義の通りであり、Rは、好ましくは、任意に置換されているアリール、特に、本明細書に開示の任意に置換されているフェニルである。]のアミノテトラリン誘導体に関する。
【0239】
またはR15a、R15b、R15c、R15d、R15eに関して、置換されているC−C−アルキルは、特に、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノおよびC−C12−ヘテロシクリル(例えば、モルホリニルまたはピペリジニル)からなる群から選択される1、2または3個の置換基により置換されているC−C−アルキル、特にC−C−アルキルを含む。
【0240】
特定の実施形態によれば、R15a、R15b、R15d、R15eは水素であり、およびR15cは水素とは異なる(パラ一置換)。
【0241】
さらなる特定の実施形態によれば、R15a、R15c、R15d、R15eは水素であり、およびR15bは水素とは異なる(メタ一置換)。
【0242】
15a、R15b、R15c、R15d、R15eに関して、C−C12−ヘテロシクリルは、特に、モルホリニル、イミダゾリルおよびピラゾリルを含む。
【0243】
指数nは、0、1または2である。特定の実施形態によれば、nは1である。
【0244】
は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、Rは水素である。
【0245】
は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、Rは水素である。
【0246】
は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、Rは水素である。
【0247】
は、水素、C−C−アルキル(例えば、メチルまたはエチル)、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)、アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキルまたはC−C12−ヘテロシクリル(例えば、3−アゼチジニル)である。好ましくは、Rは、水素またはC−C−アルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。
【0248】
特定の実施形態によれば、RおよびRは、一緒になって、C−C−アルキレン(例えば、1,3−プロピレン、さらなる例は、1,2−エチレンである。)であり、従ってRおよびRは、Rが結合しているQ中の原子およびRが結合している窒素原子と一緒になって、特に、(窒素原子およびQを含む)4、5または6環員原子を有する複素環を形成している。WおよびAが両方とも結合であれば、このような環は、以下の部分構造:
【0249】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、Qは、本明細書に定義の通りであり(例えば、S(O))、およびnは、0、1、2、3または4である。]により表すことができる。
【0250】
さらなる特定の実施形態によれば、Rは、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレン(例えば、メチレンまたは1,3−プロピレン)であり、およびAはC−C−アルキレンであり、従ってRおよびAの少なくとも一部が、Rが結合している窒素原子と一緒になって、特に、(窒素原子を含む)4、5、6または7環員原子を有するN含有複素環を形成している。このような環は、以下の部分構造:
【0251】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R、W、A、QおよびXは、本明細書に定義の通りであり、pは、1または2であり、rは、0、1または2であり、qは、0、1または2である。]により表すことができる。この特定の実施形態において、Xは、好ましくは、−O−である。p、rおよびqの特定の組合せは、p=1、r=0、q=1;およびp=1、r=0、q=0を含む。または、pは0であり、rは3であり、およびqは1であり、Xは、好ましくは−O−である。
【0252】
さらなる特定の実施形態によれば、Rは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレン(例えば、メチレンまたは1,3−プロピレン)であり、およびXはC−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレン)であり、従ってRおよびXの少なくとも一部が、Rが結合している窒素原子と一緒になって、特に、(窒素原子を含む)4、5、6または7環員原子を有するN含有複素環を形成している。Aが結合であれば、このような環は、以下の部分構造:
【0253】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、R、W、A、QおよびXは、本明細書に定義の通りであり、pは、1または2であり、rは、0、1または2であり、ならびにqは、0、1または2である。]により表すことができる。p、rおよびqの特定の組合せは、p=1、r=0、q=0を含む。
【0254】
10は、水素、C−C−アルキルまたはC−C−アルキルスルホニルである。好ましくは、R10は水素である。
【0255】
11は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、R11は水素である。
【0256】
または、R、R11は、一緒になって、C−C−アルキレン(例えば、エチレン)である。
【0257】
14は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、R14は水素である。
【0258】
15は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、R15は水素である。
【0259】
16は、水素またはC−C−アルキルである。好ましくは、R16は水素である。
【0260】
本発明のアミノテトラリン誘導体の特定の実施形態は、
Aが、5または6員環であり;
Rが、R−W−A−Q−Y−A−X−または−CNであり;
が、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルアミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルキル、(任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル)アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ハロゲン化C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノカルボニル、C−C12−アリールアミノカルボニル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−ヒドロキシアルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、アミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、(C−C12−アリール−C−C−アルキル)スルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリルスルホニルアミノ−C−C−アルコキシ、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルコキシ、C−C12−アリールオキシ、C−C12−ヘテロシクリルオキシ、C−C−アルキルチオ、ハロゲン化C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(ハロゲン化C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニルアミノ、C−C12−アリールカルボニルアミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、(ハロゲン化C−C−アルキル)スルホニルアミノ、C−C12−アリールスルホニルアミノまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり;
Wが、−NR−または結合であり;
が、任意に置換されているC−C−アルキレンまたは結合であり;
Qが、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yが、−NR−または結合であり;
が、任意に置換されているC−C−アルキレン、C−C−アルキレン−CO−、−CO−C−C−アルキレン、C−C−アルキレン−O−C−C−アルキレン、C−C−アルキレン−NR10−C−C−アルキレン、任意に置換されているC−C12−アリーレン、任意に置換されているC−C12−ヘテロアリーレンまたは結合であり;
が、−O−、−NR11−、−S−、任意に置換されているC−C−アルキレンであり;
が、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、−CN、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、任意に置換されているC−C12−アリール、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、ハロゲン化C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルケニルオキシ、C−C12−アリール−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルキルチオ,C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、ニトロもしくは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり、または2個の基Rが、これらが結合しているAの環原子と一緒になって、5もしくは6員環を形成しており;
が、水素、ハロゲン、C−C−アルキルもしくはC−C−アルコキシであり、または2個の基Rが、これらが結合している炭素原子と一緒になって、カルボニル基を形成しており;
4aが、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり;
4bが、水素、C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、CHCN、−CHO、C−C−アルキルカルボニル、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル、C−C12−アリールカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C12−アリールオキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、−C(=NH)NH、−C(=NH)NHCN、C−C−アルキルスルホニル、C−C12−アリールスルホニル、アミノ、−NOもしくはC−C12−ヘテロシクリルであり;または
4a、R4bが、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR16により置き換えられていてよく;
が、−O−、−NR−、−S−、>CR12a12bまたは結合であり;
が、−O−、−NR−、−S−、>CR13a13bまたは結合であり;
が、任意に置換されているC−C12−アリール、任意に置換されているC−C12−シクロアルキルまたは任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリルであり;
nが、0、1または2であり;
が、水素またはC−C−アルキルであり;
が、水素またはC−C−アルキルであり;
が、水素またはC−C−アルキルであり;
が、水素、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、アミノ−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリール−C−C−アルキルであり;または
、Rが、一緒になって、C−C−アルキレンであり;または
が、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびAがC−C−アルキレンであり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびXがC−C−アルキレンであり;
10が、水素、C−C−アルキルまたはC−C−アルキルスルホニルであり;
11が、水素もしくはC−C−アルキルであり、または
、R11が、一緒になってC−C−アルキレンであり、
12aが、水素、任意に置換されているC−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリールもしくはヒドロキシであり;
12bが、水素もしくはC−C−アルキルであり、または
12a、R12bが、一緒になってカルボニルもしくは任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR14−により置き換えられていてよく;
13aが、水素、任意に置換されているC−C−アルキル、C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、ジ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、C−C12−ヘテロシクリル−C−C−アルキル、任意に置換されているC−C12−アリールもしくはヒドロキシであり;
13bが、水素もしくはC−C−アルキルであり、または
13a、R13bが、一緒になって、カルボニルもしくは任意に置換されているC−C−アルキレンであり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子または−NR15−により置き換えられていてよく;
14が、水素またはC−C−アルキルであり;
15が、水素またはC−C−アルキルであり;および
16が、水素またはC−C−アルキルである場合、
または前記可変要素A、R、R、W、A、Q、Y、A、X、R、R、R、X、X、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、nの1個以上が、本明細書に開示の通りより正確に定義される場合に得られる。
【0261】
本発明のアミノテトラリン誘導体のさらなる特定の実施形態は、
Aが、ベンゼン環であり;
Rが、R−W−A−Q−Y−A−X−であり;
が、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、n−ペンチル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル−メチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、3−フルオロプロパ−1−イル、3−クロロプロパ−1−イル、3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イル)、トリ−(C−C−アルキル)−シリル−C−C−アルキル(例えば、トリメチルシリルエチル)、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(例えば、エトキシエチル)、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル)、C−C−アルケニル(例えば、プロパ−1,2−エン−1−イル)、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル、2−メチルフェニル)、または任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル(例えば、1−メチル−ピロール−3−イル、2−ピリジル、3−ピリジル、2−チエニル、4−メチル−2−チエニル、5−メチル−2−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジメチル−3−チエニル、1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−3−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−エチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−ジフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−3−トリフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1,2−ジメチル−1,3−ジアゾール−4−イル、5−メチルイソオキサゾール−3−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル、1−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イル、3−ピロリジニル)であり;
Wが、結合であり;
が、結合であり;
Qが、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yが、−NR−または結合であり;
が、C−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレン、1,3−プロピレン)または結合であり;
が、−O−または任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、メチレン、1,2−エチレン、1,3−プロピレン)もしくはC−C−アルキニレン(例えば、プロパ−1,2−イン−1,3−イレン)であり;
が、水素であり;
が、水素であり;
4aが、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル)、−CHO、C−C−アルキルカルボニル(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、イソプロピルカルボニル)、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル(例えば、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、1,1,1−トリフルオロエタ−2−イルカルボニル、1,1,1−トリフルオロプロパ−3−イルカルボニル)、C−C12−アリールカルボニル(例えば、フェニルカルボニル)、C−C−アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニル)、C−C12−アリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)であり;
4bが、水素もしくはC−C−アルキル(例えば、メチル、エチル)であり;または
4a、R4bが、一緒になって、任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、2−フルオロ−ブタ−1,4−イレン、1−オキソ−ブタ−1,4−イレン)であり、C−C−アルキレンの1個の−CH−は、酸素原子により置き換えられていてよく(例えば、−CH−CH−O−CH−CH−);
が、CR12a12bであり;
が、結合であり;
が、任意に置換されているフェニル(例えば、フェニル、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、3−シアノフェニル、3−メチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−フルオロ−5−クロロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル)または任意に置換されているC−C12−シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)であり;
nが、1であり;
が、水素、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル)もしくはC−C12−シクロアルキル(シクロプロピル)であり、または
、Rが、一緒になって、C−C−アルキレン(例えば、1,3−プロピレン)であり;または
が、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレン(例えば、メチレン、1,3−プロピレン)であり、およびAがC−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレン、1,3−プロピレン)であり、もしくは、X中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレンであり、およびXがC−C−アルキレン(例えば、1,2−エチレン)であり;
12aが、水素であり;および
12bが、水素である場合に得られる。
【0262】
本発明のアミノテトラリン誘導体のさらなる特定の実施形態は、
Aが、ベンゼン環であり;
Rが、R−W−A−Q−Y−A−X−であり;
が、C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルまたはsec−ブチル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロペンチルメチルまたはシクロヘキシルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、3−フルオロプロパ−1−イル、3−クロロプロパ−1−イルまたは3,3,3−トリフルオロプロパ−1−イル)、C−C12−シクロアルキル(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)、C−C−アルケニル(例えば、プロパ−1,2−エン−1−イル)、任意に置換されているC−C12−アリール(例えば、フェニル)、または任意に置換されているC−C12−ヘテロシクリル(例えば、3−ピリジル、2−チエニル、4−メチル−2−チエニル、5−メチル−2−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、2,5−ジメチル−3−チエニル、1,2−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−エチル−1,2−ジアゾール−4−イル、1−ジフルオロメチル−1,2−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、1−メチル−1,3−ジアゾール−4−イル、2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イルまたは3−ピロリジニル)であり;
Wが、結合であり;
が、結合であり;
Qが、−S(O)−または−C(O)−であり;
Yが、−NR−または結合であり;
が、C−C−アルキレン(例えば、メチレンまたは1,3−プロピレン)または結合であり;
が、−O−または任意に置換されているC−C−アルキレン(例えば、メチレン)であり;
が、水素であり;
が、水素であり;
4aが、水素,C−C−アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソプロピル)、C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル(例えば、シクロプロピルメチル)、ハロゲン化C−C−アルキル(例えば、2−フルオロエチルまたは2,2,2−トリフルオロエチル)、C−C−アルキルカルボニル(例えば、メチルカルボニルまたはイソプロピルカルボニル)、(ハロゲン化C−C−アルキル)カルボニル(例えば、フルオロメチルカルボニル、ジフルオロメチルカルボニルまたはトリフルオロメチルカルボニル)、C−C12−アリールカルボニル(例えば、フェニルカルボニル)、C−C−アルコキシカルボニル(例えば、エトキシカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニル)、C−C12−アリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)であり;
4bが、水素またはC−C−アルキル(例えば、メチル)であり;
が、CR12a12bであり;
が、結合であり;
が、任意に置換されているフェニル(例えば、フェニル、3−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニルまたは2,4−ジクロロフェニル)であり;
nが、1であり;
が、水素であり;
が、水素であり;
が、水素であり;
が、水素もしくはアルキル(例えば、メチルまたはエチル)であり;または
、Rが、一緒になって、C−C−アルキレン(例えば、1,3−プロピレン)であり;または
が、A中の炭素原子に結合しているC−C−アルキレン(例えば、メチレンまたは1,3−プロピレン)であり、およびAがC−C−アルキレンであり;
10が、水素であり;
11が、水素であり;
12aが、水素であり;および
12bが、水素である場合に得られる。
【0263】
本発明の特定の化合物は、調製実施例に開示のアミノテトラリン誘導体および生理的に認容されるこの酸付加塩である。これらの化合物は、各調製実施例について、例示化合物ならびに対応する遊離塩基および任意の他の生理学的に認容される遊離塩基の酸付加塩(例示化合物が塩である場合)、または任意の生理学的に認容される遊離塩基の酸付加塩(例示化合物が遊離塩基である場合)を含む。これらの化合物はさらに、エナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体および前記化合物の任意の他の異性体形態を含み、これらは明示的または暗示的に開示される。
【0264】
式(I)の化合物は、当分野において周知の方法と同様の方法により調製することができる。式(I)の化合物の好適な調製方法を以下のスキームに概説する。
【0265】
スキーム1に示される方法は、Xが−O−または−S−であるアミノテトラリンを得るのに有用である。
【0266】
スキーム1:
【0267】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム1に示される通り、一般式1の化合物は、エナミンアルキル化を容易に受けて一般式3の化合物を生じさせる。
【0268】
スキーム1において、可変要素X、X、Rは、本明細書に定義の通りであり、およびLは好適な保護基である(例えば、L=Me)。スキーム1に示される方法は、Xが任意に置換されているアルキレンであるアミノテトラリンを得るのにも有用である。この場合において、Lは、所望の側鎖R−W−A−Q−Y−A−を表す基、または該側鎖に変換することができる基である。
【0269】
または、式3の化合物は、スキーム2に記載の通り調製することができる。
【0270】
スキーム2:
【0271】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム2に示される通り、一般式4の化合物は、アルキル化を容易に受けて一般式5の化合物を生じさせる。酸塩化物に変換し、続いてLewis酸(例えば、AlCl)の存在下でエチレンにより閉環することにより、化合物3を得る(例えば、J.Het.Chem.,23(2),343,1986およびBioorg.Med.Chem.Let,17(22),6160,2007)。
【0272】
可変要素X、X、Rは、本明細書に定義の通りであり、およびL、Lは、好適な保護基である(例えば、L、L=Me)。化合物3はさらに、一般式(I)の化合物に変換することができる。
【0273】
スキーム3に示される方法は、Xが−O−または−S−であり、Aが任意に置換されているアルキレンであり、Yが−NR−であり、およびQが−S(O)であるアミノテトラリンを得るのに有用である。
【0274】
スキーム3:
【0275】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム3において、可変要素R、W、A、R、R、R4a、R4b、R、R、X、Xは、本明細書に定義の通りであり、およびLは、好適な保護基である(例えば、L=COOEt)。
【0276】
スキーム4に示される方法は、Xがメチレンであり、Aが結合であり、Yが−NR−であり、およびQが−S(O)であるアミノテトラリンを得るのに有用である。
【0277】
スキーム4:
【0278】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
トリフラート19に代えて、対応する臭化物またはヨウ化物を使用して化合物20を調製することができる。
【0279】
スキーム4において、可変要素R、W、A、R、R、R4a、R4b、R、R、X、Xは、本明細書に定義の通りであり、およびLは、好適な保護基である(例えば、L=COOBu)。
【0280】
スキーム5に示される方法は、Xが任意に置換されているアルキレンであり、Aが任意に置換されているアルキレンまたは結合であり、Yが−NR−であり、およびQが−S(O)であるアミノテトラリンを得るのに有用である。
【0281】
スキーム5:
【0282】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
トリフルオロボラート66に代えて、対応する9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イル誘導体を使用して化合物26を調製することができる。
【0283】
スキーム5において、可変要素R、W、A、R、R、R4a、R4b、R、R、X、X、Aは、本明細書に定義の通りであり、およびLは、好適な保護基である(例えば、L=COOBu)。
【0284】
スキーム6に示される方法は、Xが−NR11−であり、Aが任意に置換されているアルキレンであり、Yが−NR−であり、およびQが−S(O)であるアミノテトラリンを得るのに有用である。
【0285】
スキーム6:
【0286】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム5において、可変要素R、W、A、R、R、R4a、R4b、R、R、X、X、Aは、本明細書に定義の通りであり、およびLは、好適な保護基である。
【0287】
以下のスキームにおいて示される方法は、Aが複素環である一般式(I)の化合物を得るのに有用である。
【0288】
スキーム7:
【0289】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム7に示される通り、一般式34の化合物は、ジメチルホルムアミドジメチルアセタールとの縮合を容易に受けて一般式35の化合物を生じさせる。
【0290】
スキーム8:
【0291】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
上記スキーム8に示される通り、一般式35の中間体は、アルコール性溶媒、好ましくは、メタノールまたはエタノール中で約20°から80℃の温度において一般式HN−NH−Rの種々の求核試薬と反応させて一般式36および37の化合物を得る。一置換されているヒドラジンの場合において、位置異性体生成物が形成される。化合物36および37は、スキーム9に示す通り一般式(I)の化合物に変形することができる。
【0292】
スキーム8において、可変要素Rは、本明細書に定義の通りである。
【0293】
スキーム9:
【0294】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
38のアルキル化は、スキーム1に記載の通りエナミンを介して、またはエノラートを介して進行することができる。39の還元的アミノ化は、40をもたらす。40のアルキル化またはアシル化により、41を得る。スキーム9において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0295】
スキーム10:
【0296】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム10に示される通り、一般式34の化合物とヒドロキシル(トシルオキシ)ヨードベンゼンとの反応により、式42の化合物を生じさせる。適切な条件下での一般式42の化合物と1,3−求核試薬との反応により、一般式43の化合物をもたらす。一般式46の化合物へのさらなる変形は、スキーム9に記載の通り起こる。
【0297】
スキーム10において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0298】
スキーム11:
【0299】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム11に示される通り、還流酢酸中での一般式35の化合物と一般式49の試薬および酢酸アンモニアとの縮合により、一般式47の化合物を生じさせ、この化合物を一般式48の化合物にさらに変形させることができる。
【0300】
スキーム11において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0301】
スキーム12:
【0302】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム12に示される通り、好適な有機または無機塩基、例えば、KOH、NaOH、NaHCO3、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシド、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンの存在下で、アルコール性溶媒、好ましくは、エタノールまたはメタノール中で、約20°から80℃の温度において一般式35の中間体と一般式50の1,3−求核試薬とを縮合環化させることにより、一般式51の化合物をもたらし、この化合物をさらに変形させて一般式52の化合物を生じさせることができる。
【0303】
スキーム12において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0304】
スキーム13:
【0305】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム13に示される通り、一般式53の中間体は、ジメチルホルムアミドジメチルアセタールとの縮合を容易に受けて一般式54の化合物を生じさせ、この化合物を、アルコール性溶媒、好ましくは、メタノールまたはエタノール中で約20°から80℃の温度において一般式HN−NH−Rの種々の求核試薬と反応させて一般式55および56の化合物を得る。化合物55および56は、上記スキームに示される通り一般式(I)の化合物に変形させることができる。
【0306】
スキーム13において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0307】
スキーム14:
【0308】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム14に示される通り、一般式53の化合物とヒドロキシル(トシルオキシ)ヨードベンゼンとの反応により、式59の化合物を生じさせ、この化合物を適切な条件下で1,3−求核試薬と反応させることにより、一般式60の化合物をもたらす。一般式62の化合物へのさらなる変形は、上記スキームに記載の通り起こる。
【0309】
スキーム14において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0310】
スキーム15:
【0311】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム15に示される通り、好適な有機または無機塩基、例えば、KOH、NaOH、NaHCO、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシド、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンの存在下で、アルコール性溶媒、好ましくは、エタノールまたはメタノール中で、約20°から80℃の温度において一般式54の中間体と一般式50の1,3−求核試薬とを縮合環化させることにより、一般式63の化合物をもたらし、この化合物を上記スキームに記載の通りさらに変形させて一般式65の化合物を生じさせることができる。
【0312】
スキーム15において、可変要素R、R4a、R4b、R、X、Xは、本明細書に定義の通りである。
【0313】
式(I)のアミノテトラリン誘導体の酸付加塩は、任意に有機溶媒中、例えば、低級アルコール、例えば、メタノール、エタノールもしくはプロパノール、エーテル、例えば、メチルtert−ブチルエーテルもしくはジイソプロピルエーテル、ケトン、例えば、アセトンもしくはメチルエチルケトン、またはエステル、例えば、酢酸エチル中の溶液中で、遊離塩基を対応する酸と混合することにより、慣用の様式において調製される。
【0314】
式(II)のアミノテトラリン誘導体
【0315】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、Lは、アミノ保護基であり、Yは、NRであり、およびA、X、R、R、R4a、R4b、X、X、R、nは、上記定義の通りである。]は、GlyT1阻害剤、特に式(I)の阻害剤の調製における中間体として有用である。
【0316】
好適なアミノ保護基、例えば、Protective Groups in Organic Chemistry,ed.J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973;およびT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991に記載されている保護基が当分野において周知である。
【0317】
特定の実施形態によれば、Lは、任意に置換されているアルキルカルボニル(例えば、tert−ブチルカルボニル)、任意に置換されているアリールカルボニル、任意に置換されているアリールアルキルカルボニル(例えば、ベンジルカルボニル)、任意に置換されているアルコキシカルボニル(例えば、メトキシカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニル)、任意に置換されているアリールオキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニル)または任意に置換されているアリールアルコキシカルボニルである。
【0318】
式(I)の化合物は、グリシントランスポーター、特にグリシントランスポーター1(GlyT1)の活性を阻害することができる。
【0319】
グリシントランスポーター活性、特にGlyT1活性の阻害としての本発明による化合物の有用性は、当分野において公知の方法により実証することができる。例えば、ヒトGlyT1cを発現する組換えhGlyT1c_5_CHO細胞を、グリシン取り込みおよび式(I)の化合物によるこの阻害(IC50)を計測するために使用することができる。
【0320】
式(I)の化合物の中でも、低濃度において有効な阻害を達成する化合物が好ましい。特に、IC50<1μMolのレベル、より好ましくはIC50<0.5μMolのレベル、特に好ましくはIC50<0.2μMolのレベル、最も好ましくはIC50<0.1μMolのレベルにおいてグリシントランスポーター1(GlyT1)を阻害する式(I)の化合物が好ましい。
【0321】
従って、本発明による式(I)の化合物は医薬として有用である。
【0322】
従って、本発明はまた、不活性担体および式(I)の化合物を含む医薬組成物に関する。
【0323】
本発明はまた、グリシントランスポーターGlyT1を阻害するための医薬品の製造における式(I)の化合物の使用、および対応するグリシントランスポーターGlyT1の阻害方法に関する。
【0324】
NMDA受容体は、広範なCNS過程における中心であり、ヒトまたは他の種の種々の疾患におけるこの役割が記載されている。GlyT1阻害剤は、シナプスからのグリシンの脱離を遅延させ、シナプスのグリシンレベルを上昇させる。次にこの上昇によりNMDA受容体上のグリシン結合部位の占有率が増加し、この占有率の増加によりシナプス前終末からのグルタミン酸放出後のNMDA受容体活性化が増加する。従って、グリシン輸送阻害剤、特にグリシントランスポーターGlyT1の阻害剤は、種々の神経障害および精神障害の治療において有用であることが知られている。さらに、グリシンA受容体は、ヒトまたは他の種の種々の疾患において役割を担う。グリシン輸送の阻害による細胞外グリシン濃度の増加により、グリシンA受容体の活性を高めることができる。従って、グリシン輸送阻害剤、特にグリシントランスポーターGlyT1の阻害剤は、種々の神経障害および精神障害の治療において有用である。
【0325】
従って、本発明はさらに、神経障害または精神障害を治療するための医薬を製造するための式(I)の化合物の使用、および対応する前記障害の治療方法に関する。
【0326】
特定の実施形態によれば、障害は、グリシン作動性またはグルタミン酸作動性の神経伝達機能障害に伴う。
【0327】
さらなる特定の実施形態によれば、障害は、以下の病態または疾患の1種以上:統合失調症または精神病性障害、例えば、統合失調症(妄想型、解体型、緊張型または未分化型)、統合失調症様障害、統合失調感情障害、妄想性障害、短期性精神病性障害、共有性精神病性障害、一般身体疾患による精神病性障害および薬物誘発性精神病性障害、例えば、統合失調症ならびに他の精神病の陽性および陰性の両方の症候;認知障害、例えば、認知症(アルツハイマー病、虚血、多発脳梗塞性認知症、外傷、血管の問題または卒中、HIV病、パーキンソン病、ハンチントン病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコブ病、周産期低酸素症、他の一般身体疾患または薬物乱用に伴うもの);譫妄、健忘障害または認知機能障害、例えば、加齢性認知機能低下;不安障害、例えば、急性ストレス障害、広場恐怖症、全般性不安障害、強迫性障害、パニック発作、パニック障害、外傷後ストレス症、分離不安障害、対人恐怖症、特定恐怖症、物質誘発性不安障害および一般身体疾患による不安;物質関連障害および常習行為(例えば、物質誘発性譫妄、持続性認知症、持続性健忘障害、精神病性障害または不安障害;物質、例えば、アルコール、アンフェタミン、大麻、コカイン、幻覚剤、吸入剤、ニコチン、オピオイド、フェンシクリジン、鎮静薬、睡眠薬または抗不安薬の耐容性、依存性または物質からの離脱);肥満、神経性過食症および強迫過食症;双極性障害、気分障害、例えば、鬱病性障害;鬱病、例えば、単極性鬱病、季節性鬱病および産後鬱病、月経前症候群(PMS)および月経前不快気分障害(PDD)、一般身体疾患による気分障害および物質誘発性気分障害;学習障害、広汎性発達障害、例えば、自閉性障害、注意欠陥障害、例えば、注意欠陥多動障害(ADHD)および行為障害;運動障害、例えば、無動症および無動性硬直症候群(例えば、パーキンソン病、薬物誘発性パーキンソン症候群、脳炎後パーキンソン症候群、進行性核上麻痺、多系統萎縮症、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン症候群−ALS認知症コンプレックスおよび大脳基底核石灰化)、薬剤誘発性パーキンソン症候群(例えば、神経遮断薬誘発性パーキンソン症候群、神経遮断薬性悪性症候群、神経遮断薬誘発性急性ジストニア、神経遮断薬誘性発急性静坐不能症、神経遮断薬誘発性遅発性ジスキネジアおよび薬剤誘発性姿勢振戦)、ジルドラトゥレット症候群、てんかん、筋痙攣および筋痙縮または衰弱に伴う障害、例えば、振戦;ジスキネジア[例えば、振戦(例えば、静止時振戦、姿勢振戦および意図振戦)、舞踏病(例えば、シデナム舞踏病、ハンチントン病、良性遺伝性舞踏病、神経有棘赤血球症、症候性舞踏病、薬物誘発性舞踏病および片側バリズム)、ミオクローヌス(例えば、全身性ミオクローヌスおよび限局性ミオクローヌス)、チック(例えば、単純チック、複雑チックおよび症候性チック)、およびジストニア(例えば、全身性ジストニア、例えば、特発性ジストニア、薬物誘発性ジストニア、症候性ジストニアおよび発作性ジストニア、ならびに限局性ジストニア、例えば、眼瞼痙攣、口顎部ジストニア、痙攣性発声障害、痙性斜頸、軸性ジストニア、ジストニア性書痙および片麻痺性ジストニア)];尿失禁;神経損傷、例えば、眼損傷、網膜症または眼球の黄斑変性症、耳鳴、聴覚障害および難聴、ならびに脳浮腫;嘔吐;ならびに睡眠障害、例えば、不眠症およびナルコレプシーである。
【0328】
さらなる特定の実施形態によれば、障害は、疼痛、特に慢性疼痛、特に神経因性疼痛である。
【0329】
疼痛は、急性疼痛および慢性疼痛として分類することができる。急性疼痛および慢性疼痛は、これらの病因、病態生理、診断および治療が異なる。
【0330】
急性疼痛は、組織傷害後に起こり、自己終息的であり、進行する組織損傷に対する警告として機能し、組織修復後に通常軽減する。軽度不安とは別に、急性疼痛に伴うごく小さい生理学的症候が存在する。急性疼痛は本来、侵害受容性であり、A−デルタおよびC−ポリモーダル疼痛受容体の化学的、機械的および熱的刺激後に起こる。
【0331】
他方、慢性疼痛は、保護的生物学的機能を提供しない。慢性疼痛は、組織損傷の症候ではなく、これ自体疾患である。慢性疼痛は重篤であり、自己終息的でなく、数年持続することがあり、最初の傷害から数十年間持続することもある。慢性疼痛は、複数の治療投与計画に対して無反応性であり得る。慢性疼痛に伴う生理学的症候は、慢性不安、恐怖、鬱、不眠および社会的相互作用の障害を含む。慢性非悪性疼痛は、主として本来神経因性であり、末梢または中枢神経系に対する損傷を含む。
【0332】
急性疼痛および慢性疼痛は、異なる神経生理学的過程により惹起され、従って、異なるタイプの治療に応答する傾向がある。急性疼痛は本来、体性または内臓性であり得る。体性疼痛は、はっきりと局在化される一定の疼痛である傾向があり、激痛、疼く痛み、拍動痛またはさしこみ痛と説明される。他方、内臓痛は本来、分布が不明確で、発作的な傾向があり、通常、本来は深部痛、疼く痛み、締めつけ痛または仙痛と説明される。急性疼痛の例は、術後疼痛、外傷に伴う疼痛および関節痛を含む。急性疼痛は、通常、オピオイドまたは非ステロイド抗炎症薬による治療に応答する。
【0333】
慢性疼痛は本来、急性疼痛とは対照的に、灼熱痛、電気痛、ひりひりする痛みおよび刺痛と説明される。慢性疼痛は、発生が継続的または発作的であり得る。慢性疼痛の特徴は、慢性異痛および痛覚過敏である。異痛は、有痛性応答を通常誘発しない刺激、例えば、軽い接触から生じる疼痛である。痛覚過敏は、通常有痛性の刺激に対する感受性の増加である。一次的痛覚過敏は、傷害領域内で直ちに起こる。二次的痛覚過敏は、傷害部を包囲する未損傷領域内で起こる。慢性疼痛の例は、複合性局所疼痛症候群、末梢神経障害から生じる疼痛、術後疼痛、慢性疲労症候群疼痛、緊張型頭痛、機械的神経傷害から生じる疼痛および疾患、例えば、癌、代謝疾患、向神経性ウイルス疾患、神経毒性、炎症、多発性硬化症に伴う激痛またはストレスもしくは鬱病の結果として生じ、もしくはこれらに伴う任意の疼痛を含む。
【0334】
オピオイドは、安価で有効であるが、この使用により深刻で潜在的に生命を脅かす副作用、特に呼吸抑制および筋硬直が起こる。さらに、投与することができるオピオイドの用量は、吐き気、嘔吐、便秘、心因性掻痒症および尿閉により制限され、これらの窮迫性副作用を罹患するよりも最適以下の疼痛制御を受けることを患者に選択させることが多い。さらに、これらの副作用は、入院の延長を患者に要求させることが多い。オピオイドは、高度に依存性であり、多くの地域において指定薬物である。
【0335】
式(I)の化合物は、統合失調症、双極性障害、鬱病、例えば、単極性鬱病、季節性鬱病および産後鬱病、月経前症候群(PMS)および月経前不快気分障害(PDD)、学習障害、広汎性発達障害、例えば、自閉性障害、注意欠陥障害、例えば、注意欠陥/多動障害、チック障害、例えば、トゥレット障害、不安障害、例えば、恐怖症および心的外傷後ストレス障害、認知症に伴う認知障害、AIDS認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、痙縮、ミオクローヌス、筋痙攣、耳鳴ならびに聴覚障害および難聴の治療において特に有用であり、特に重要である。
【0336】
特定の認知障害は、認知症、譫妄、健忘障害および認知機能障害、例えば、加齢性認識機能低下である。
【0337】
特定の不安障害は、全般性不安障害、強迫性障害およびパニック発作である。
【0338】
特定の統合失調症または精神病は、妄想症、解体型、緊張型または未分化型の統合失調症および物質誘発性精神病性障害である。
【0339】
式(I)の化合物により治療することができる特定の神経障害は、特に、認知障害、例えば、認知症、認知機能障害、注意欠陥多動障害を含む。
【0340】
式(I)の化合物により治療することができる特定の精神障害は、特に、不安障害、気分障害、例えば、鬱病または双極性障害、統合失調症、精神病性障害を含む。
【0341】
治療の文脈の範囲内で、式(I)の化合物の本発明による使用は、方法を含む。この方法においては、基本的に医薬上および動物薬上の実務に従って配合された1種以上の化合物または式(I)の化合物の有効量を、治療すべき個体、好ましくは哺乳動物、特にヒトに投与する。このような治療が適応となるか否か、およびどの形態で治療を行うべきかは、個々の症例に依存し、存在する徴候、症候および/または機能障害、特定の徴候、症候および/または機能異常を発症するリスク、ならびに他の要因を考慮する医学的評価(診断)に供する。
【0342】
基本的に、治療は、適宜に他の薬物または薬物含有製剤と一緒に、またはこれらと交互に1日1回投与または1日繰り返し投与により行う。
【0343】
本発明はまた、個体、好ましくは哺乳動物、特にヒトを治療するための医薬組成物の製造に関する。従って、式(I)の化合物は、不活性担体(例えば、医薬的に許容される賦形剤)を少なくとも1種の本発明による化合物および適宜他の薬物と一緒に含む医薬組成物の形態で慣用的に投与される。これらの組成物は、例えば、経口投与、直腸投与、経皮投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与または鼻腔内投与することができる。
【0344】
好適な医薬配合物の例は、固体医薬形態、例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、特にフィルムコーティング錠、トローチ剤、サシェ剤、カシェ剤、糖衣錠、カプセル剤、例えば、硬ゼラチンカプセルおよび軟ゼラチンカプセル、坐剤または膣医薬形態、半固体医薬形態、例えば、軟膏剤、クリーム剤、ヒドロゲル、ペースト剤もしくは硬膏剤、さらに液体医薬形態、例えば、液剤、乳濁液剤、特に水中油型乳濁液剤、懸濁液剤、例えば、ローション剤、注射製剤および注入製剤、ならびに点眼剤および点耳剤である。埋込型放出デバイスも、本発明による阻害剤を投与するために使用することができる。さらに、リポソームまたはミクロスフィアも使用することができる。
【0345】
組成物を生産する場合、本発明による化合物は、必要に応じて1種以上の担体(賦形剤)と混合し、または必要に応じて1種以上の担体(賦形剤)により希釈される。担体(賦形剤)は、活性化合物のためのビヒクル、担体または媒体として機能する固体、半固体または液体の材料であり得る。
【0346】
好適な担体(賦形剤)は、専門家の医学研究書に列挙されている。さらに、配合物は、医薬的に許容される補助物質、例えば、湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;保存剤;酸化防止剤;抗刺激剤;キレート剤;コーティング補助剤;乳濁液安定剤;フィルム形成剤;ゲル形成剤;臭気マスキング剤;矯味薬;樹脂;親水コロイド;溶媒;可溶化剤;中和剤;拡散促進剤;顔料;4級アンモニウム化合物;再脂肪化剤(refatting agent)および過脂肪化剤(overfatting agent);軟膏剤、クリーム剤またはオイル用の原料;シリコーン誘導体;展着補助剤;安定剤;滅菌剤;坐剤用基剤;錠剤補助剤、例えば、結合剤、充填剤、滑剤、崩壊剤またはコーティング;噴射剤;乾燥剤;乳白剤;増粘剤;ロウ;可塑剤および白色鉱油を含み得る。この点に関して配合物は、例えば、Fiedler,H.P.,Lexikon der Hilfsstoffe fur Pharmazie,Kosmetik und angrenzende Gebiete[Encyclopedia of auxiliary substances for pharmacy,cosmetics and related fields],4th edition,Aulendorf:ECV−Editio−Cantor−Verlag、1996に記載の通り、専門家の知識に基づくものである。
【0347】
式(I)の化合物は、他の治療剤との組合せにも好適であり得る。
【0348】
従って、本発明はまた:
i)式(I)の化合物を1種以上のさらなる治療剤と含む組合せ;
ii)上記i)に定義の組合せ生成物および少なくとも1種の担体、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物;
iii)本明細書に定義の障害、疾患または病態を治療または予防するための医薬品の製造における上記i)に定義の組合せの使用;
iv)本明細書に定義の障害、疾患または病態の治療または予防において使用される上記i)に記載の組合せ;
v)式(I)の化合物を含む第1剤形および同時治療的投与のための1種以上のさらなる治療剤をそれぞれ含む1種以上のさらなる剤形を含む、本明細書に定義の障害、疾患または病態の治療において使用されるキット・オブ・パーツ;
vi)治療において使用される上記i)に定義の組合せ;
vii)上記i)に定義の組合せの有効量を投与することを含む、本明細書に定義の障害、疾患または病態を治療または予防する方法;
viii)本明細書に定義の障害、疾患または病態の治療または予防のための上記i)に定義の組合せを提供する。
【0349】
本発明の組合せ治療物は、補助投与することができる。補助投与は、別々の医薬組成物またはデバイスの形態における成分のそれぞれの同一または重複投与を意味する。2種以上の治療剤の治療的投与のこの投与計画は、一般的に、当業者および本明細書により補助治療的投与と称され;アドオン治療的投与としても知られている。患者が、式(I)の化合物および少なくとも1種のさらなる治療剤を別々であるが同一または重複の治療的投与を受ける全ての治療投与計画は、本発明の範囲内である。本明細書に記載の補助治療的投与の一実施形態において、患者は、典型的には、成分の1種以上の一定期間の治療的投与により安定し、次いで別の成分の投与を受ける。
【0350】
本発明の組合せ治療物は、同時に投与することもできる。同時投与は、同時に投与される、両方の成分を含み、もしくは含有する単一の医薬組成物もしくはデバイスの形態において、または成分の1種をそれぞれ含む別々の組成物もしくはデバイスとして、個々の成分が一緒に投与される治療投与計画を意味する。同時組合せのための別々の個々の成分のこのような組合せは、キット・オブ・パーツの形態で提供することができる。
【0351】
さらなる態様において、本発明は、少なくとも1種の抗精神病剤の治療的投与を受けている患者への式(I)の化合物の補助治療的投与により精神病性障害を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、少なくとも1種の抗精神病剤の治療的投与を受けている患者における精神病性障害の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、少なくとも1種の抗精神病剤の治療的投与を受けている患者における精神病性障害の治療のための補助治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。
【0352】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者への少なくとも1種の抗精神病剤の補助治療的投与により精神病性障害を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における精神病性障害の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、少なくとも1種の抗精神病剤の使用を提供する。本発明はさらに、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における精神病性障害の治療のための補助治療的投与のための少なくとも1種の抗精神病剤を提供する。
【0353】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物を少なくとも1種の抗精神病剤と組み合わせた同時治療的投与により精神病性障害を治療する方法を提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物および少なくとも1種の抗精神病剤の組合せの使用を提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における同時治療的投与のための式(I)の化合物および少なくとも1種の抗精神病剤の組合せを提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における少なくとも1種の抗精神病剤との同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における少なくとも1種の抗精神病剤との同時治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための医薬品の製造における、少なくとも1種の抗精神病剤の使用を提供する。本発明はさらに、精神病性障害の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための少なくとも1種の抗精神病剤を提供する。
【0354】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物および少なくとも1種の気分安定剤または抗躁剤を含む医薬組成物の同時治療的投与により精神病性障害を治療する方法、式(I)の化合物および少なくとも1種の気分安定剤または抗躁剤を含む医薬組成物、精神病性障害の治療のための医薬品の製造における式(I)の化合物および少なくとも1種の気分安定剤または抗躁剤を含む医薬組成物の使用、ならびに精神病性障害の治療において使用される式(I)の化合物および少なくとも1種の気分安定剤または抗躁剤を含む医薬組成物を提供する。
【0355】
抗精神病剤は、定型抗精神病剤と非定型抗精神病剤の両方を含む。本発明において有用な抗精神病剤の例は、限定されるものではないが、ブチロフェノン系、例えば、ハロペリドール、ピモジド、およびドロペリドール;フェノチアジン系、例えば、クロルプロマジン、チオリダジン、メソリダジン、トリフルオペラジン、ペルフェナジン、フルフェナジン、チフルプロマジン(thiflupromazine)、プロクロルペラジン、およびアセトフェナジン;チオキサンテン系、例えば、チオチキセンおよびクロルプロチキセン;チエノベンゾジアゼピン系;ジベンゾジアゼピン系;ベンゾイソオキサゾール系;ジベンゾチアゼピン系;イミダゾリジノン系;ベンゾイソチアゾリルピペラジン系;トリアジン系、例えば、ラモトリジン;ジベンゾオキサゼピン系、例えば、ロキサピン;ジヒドロインドロン系、例えば、モリンドン;アリピプラゾール;ならびに抗精神病活性を有するこれらの誘導体を含む。
【0356】
選択される抗精神病薬の商標名および供給業者の例は、以下の通りである:クロザピン(商標名CLOZARIL(登録商標)で、Mylan,Zenith Goldline,UDL,Novartisから入手可能);オランザピン(商標名ZYPREX(登録商標)で、Lillyから入手可能);ジプラシドン(商標名GEODON(登録商標)で、Pfizerから入手可能);リスペリドン(商標名RISPERDAL(登録商標)で、Janssenから入手可能);フマル酸クエチアピン(商標名SEROQUEL(登録商標)で、AstraZenecaから入手可能);ハロペリドール(商標名HALDOL(登録商標)で、Ortho−McNeilから入手可能);クロルプロマジン(商標名THORAZINE(登録商標)で、SmithKline Beecham(GSK)から入手可能);フルフェナジン(商標名PROLIXIN(登録商標)で、Apothecon、Copley、Schering、Teva、およびAmerican Pharmaceutical Partners,Pasadenaから入手可能);チオチキセン(商標名NAVANE(登録商標)で、Pfizerから入手可能);トリフルオペラジン(10−[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]−2−(トリフルオロメチル)フェノチアジン二塩酸塩、商標名STELAZINE(登録商標)で、Smith Klein Beckmanから入手可能);ペルフェナジン(商標名TRILAFON(登録商標)で、Scheringから入手可能);チオリダジン(商標名MELLARIL(登録商標)で、Novartis、Roxane、HiTech、Teva、およびAlpharmaから入手可能);モリンドン(商標名MOBAN(登録商標)で、Endoから入手可能);およびロキサピン(商標名LOXITANE(登録商標)で、Watsonから入手可能)。さらに、ベンペリドール(Glianimon(登録商標))、ペラジン(Taxilan(登録商標))またはメルペロン(Eunerpan(登録商標))を使用することができる。他の抗精神病薬は、プロマジン(商標名SPARINE(登録商標)で入手可能)、トリフルロプロマジン(商標名VESPRIN(登録商標)で入手可能)、クロルプロチキセン(商標名TARACTAN(登録商標)で入手可能)、ドロペリドール(商標名INAPSINE(登録商標)で入手可能)、アセトフェナジン(商標名TINDAL(登録商標)で入手可能)、プロクロルペラジン(商標名COMPAZINE(登録商標)で入手可能)、メトトリメプラジン(商標名NOZINAN(登録商標)で入手可能)、ピポチアジン(商標名PIPOTRIL(登録商標)で入手可能)、ジプラシドン、およびホペリドンを含む。
【0357】
さらなる態様において、本発明は、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者への式(I)の化合物の補助治療的投与により神経変性障害、例えば、アルツハイマー病を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療のための補助治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。
【0358】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者への、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の補助治療的投与により神経変性障害、例えば、アルツハイマー病を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の使用を提供する。本発明はさらに、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療のための補助治療的投与のための、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤を提供する。
【0359】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物を、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤と組み合わせた同時治療的投与により神経変性障害、例えば、アルツハイマー病を治療する方法を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物および神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の組合せの使用を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における同時治療的投与のための式(I)の化合物および神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の組合せを提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤との同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤との同時治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための医薬品の製造における、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の使用を提供する。本発明はさらに、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための、神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な少なくとも1種の薬剤を提供する。
【0360】
本発明において有用な神経変性障害、例えば、アルツハイマー病の治療に好適な薬剤の例は、限定されるものではないが、コリンエステラーゼ阻害剤、ニコチン性またはムスカリン性アセチルコリン受容体、NMDA受容体、アミロイド形成、ミトコンドリア機能障害、カルパイン活性関連疾患、神経炎症、腫瘍壊死因子受容体、NF−カッパB、ペルオキシソーム増殖因子活性化因子受容体ガンマ、アポリポタンパク質E変種4(ApoE4)、HPA系増加関連疾患、てんかん性放電、血管機能障害、血管危険因子および酸化的ストレスを標的とする薬剤を含む。
【0361】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なコリンエステラーゼ阻害剤は、例えば、タクリン、ドネペジル、ガランタミンおよびリバスチグミンを含む。
【0362】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なNMDA受容体標的薬剤は、例えば、メマンチンを含む。
【0363】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができるHPA系活性の増加に影響を及ぼす好適な薬剤は、例えば、CRF1アンタゴニストまたはV1bアンタゴニストを含む。
【0364】
従って、さらなる態様において、本発明は、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者への式(I)の化合物の補助治療的投与により疼痛を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者における疼痛の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の治療的投与を受けている患者における疼痛の治療のための補助治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。
【0365】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者への、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の補助治療的投与により疼痛を治療する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における疼痛の治療のための補助治療的投与のための医薬品の製造における、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の使用を提供する。本発明はさらに、式(I)の化合物の治療的投与を受けている患者における疼痛の治療のための補助治療的投与のための、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤を提供する。
【0366】
さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物を、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤と組み合わせた同時治療的投与により疼痛を治療する方法を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物および疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の組合せの使用を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における同時治療的投与のための式(I)の化合物および疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の組合せを提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤との同時治療的投与のための医薬品の製造における、式(I)の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤との同時治療的投与に使用される式(I)の化合物を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための医薬品の製造における、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤の使用を提供する。本発明はさらに、疼痛の治療における式(I)の化合物との同時治療的投与のための、疼痛の治療に好適な少なくとも1種の薬剤を提供する。
【0367】
本発明において有用な疼痛の治療に好適な薬剤の例は、限定されるものではないが:NSAID(非ステロイド抗炎症薬)、抗痙攣薬、例えば、カルバマゼピンおよびガバペンチン、ナトリウムチャネル遮断薬、抗鬱薬、カンナビノイドおよび局所麻酔薬を含む。
【0368】
本発明の化合物と組み合わせて使用される好適な薬剤は、例えば、セレコキシブ、エトリコキシブ、ルミラコキシブ、パラセタモール、トラマドール、メタドン、ベンラファキシン、イミプラミン、デュロキセチン、ブプロピオン、ガバペンチン、プレガバリン、ラモトリジン、フェンタニル、パレコキシブ、ネホパム、レミフェンタニル、ペチジン、ジクロフェナク、ロフェコキシブ、ナルブフィン、スフェンタニル、ペチジン、ジアモルフィンおよびブトルファノールを含む。
【0369】
有利には、本発明による化合物を、1種以上の他の治療剤、例えば、抗鬱剤、例えば、5HT3アンタゴニスト、セロトニンアゴニスト、NK−1アンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)、三環系抗鬱薬、ドーパミン作動性抗鬱薬、H3アンタゴニスト、5HT1Aアンタゴニスト、5HT1Bアンタゴニスト、5HT1Dアンタゴニスト、D1アゴニスト、M1アゴニストおよび/または抗痙攣剤、ならびに向知性薬と併用することができることは当業者により認識される。
【0370】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適な5HT3アンタゴニストは、例えば、オンダンセトロン、グラニセトロン、メトクロプラミドを含む。
【0371】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なセロトニンアゴニストは、スマトリプタン、ラウオルシン、ヨヒンビン、メトクロプラミドを含む。
【0372】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なSSRIは、フルオキセチン、シタロプラム、フェモキセチン、フルボキサミン、パロキセチン、インダルピン、セルトラリン、ジメルジンを含む。
【0373】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なSNRIは、ベンラファキシンおよびレボキセチンを含む。
【0374】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適な三環系抗鬱薬は、イミプラミン、アミトリプチリン、クロミプラミンおよびノルトリプチリンを含む。
【0375】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適なドーパミン作動性抗鬱薬は、ブプロピオンおよびアミネプチンを含む。
【0376】
本発明の化合物と組み合わせて使用することができる好適な抗痙攣剤は、例えば、ジバルプロエクス、カルバマゼピンおよびジアゼパムを含む。
【0377】
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【実施例】
【0378】
化合物を、一般にC18−材料上の高速勾配におけるHPLC−MSを介して記録される質量分析(エレクトロスプレーイオン化(ESI)モード)により特性決定した。
【0379】
調製実施例
全ての最終化合物は、特に記載のない限り、テトラヒドロナフタレンコアにおけるシス配置を有する。
【0380】
(実施例1)
[7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
1.1 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン
【0381】
【化46】
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7−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン15g(85mmol)を、無水MeOH200ml中で窒素下で溶解させた。次いで、ピロリジン6.66g(94mmol)をゆっくり滴加し、変色した。混合物を1時間撹拌する。溶媒を真空下で低減し、残留物をMeCN中で溶解させた。5℃において、MeCN中で溶解させた22.5g(94mmol)の4−(ブロモメチル)−1,2−ジクロロベンゼンを添加し、混合物を室温において一晩撹拌した。溶媒を真空下で低減し、残留物をMeOH/CHCl/HO 1:1:1(50ml、50ml、50ml)と混合し、氷酢酸10mlを添加した。混合物を一晩撹拌した。後処理:反応混合物を氷水上に置き、CHClにより3回抽出した。合わせた有機層をNaHCO溶液により1回、飽和NaCl溶液により1回洗浄した。有機相をMgSOで脱水させ、溶媒を蒸発させた。残留物(31.5g)をヘプタン/EtOAc 2:1によるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物24.1g(71.7mmol、84%)を得た。
【0382】
ESI−MS[M+H]=335.1 C1816Clの計算値=334.05。
【0383】
1.2 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩
【0384】
【化47】
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MeOH中の1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン5.2g(15.5mmol)に、反応物質の酢酸アンモニウム(12.0g、155mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.46g、23.3mmol)を窒素下で添加した。混合物を室温において4日間撹拌した。溶媒を真空下で低減し、水を添加した後にEtOAcにより抽出した。有機層をNaClにより洗浄し、MgSOで脱水させ、溶媒を除去した。残留物をiPrOH中で溶解させ、iPrOH中HCl(6N)を添加した。一晩結晶化させた後、HCl塩を母液から分離し、NaOH(1N)により遊離塩基に転換した。油状物を得、HClにより処理した後、結晶化後にシス生成物(1.95g、5.80mmol、37.4%)を生じさせた。母液は、生成物のシス/トランス混合物を含有した。
【0385】
ESI−MS[M+H]=336.2 C1819ClNOの計算値=336.26。
【0386】
1.3 エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
ピリジン10ml中の1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩(1.95g、5.80mmol))に、エチルクロロホルマート(1.00g、9.28mmol)を窒素下でゆっくり添加した。混合物を室温において一晩撹拌した。溶媒を真空下で低減し、HCl(1N)を添加した後にCHClにより抽出した。有機層をHCl(1N)、NaHCO溶液、およびNaCl溶液により洗浄し、次いでMgSOで脱水させ、溶媒を除去した。生成物を、数時間後に沈殿する橙色油状物(2.10g、5.14mmol、89%)として得た。
【0387】
【化48】
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ESI−MS[M+H]=408.2 C2123ClNの計算値=407.11。
【0388】
1.4 エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
【0389】
【化49】
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エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(2.1g、5.14mmol)を、CHCl(50ml)中で溶解させ、BBr(3.87g、15.4mmol)を−10℃において添加した。反応混合物を室温にゆっくり加温し、2時間撹拌した。反応混合物を氷水に添加し、CHClにより抽出した。有機層をNaHCO溶液およびNaCl溶液により洗浄し、次いでMgSOで脱水させ、溶媒を除去した。生成物を褐色油状物(2.05g、5.14mmol、100%)として得た。
【0390】
ESI−MS[M+H]=394.1 C2021ClNOの計算値=393.09。
【0391】
1.5 7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【0392】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(パラフィン中55%、34.5mmol)をDMA(80ml)中で懸濁させ、DMA(40ml)中で溶解させたエチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(6.80g、17.3mmol)を添加した。混合物をさらに時間撹拌した。次いで、臭化物を分けて添加し、混合物を室温において3日間撹拌した。反応混合物を半濃縮NaClに添加し、EtOAcにより抽出した。有機層をHO、NaCl溶液により洗浄し、次いでMgSOで脱水させ、溶媒を除去した。一部のDMAをオイルポンプ上で除去した。残留物をシリカゲルおよびCHCl/MeOH 98:2を使用するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物を、数時間後に固体になる黄色油状物(9.27g、17.3mmol、100%)として得た。
【0393】
ESI−MS [M+H]=481.1 C2734Clの計算値=536.18
【0394】
(実施例2)
エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
2.1 エチル 7−(2−アミノエトキシ)−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート塩酸塩
【0395】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の[7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル(9.27g、17.3mmol)をCHCl(200ml)中で溶解させ、iPrOH中HCl(6N)を添加した。反応物を室温において一晩撹拌し、この後に固体が沈殿する。反応混合物にジエチルエーテルを添加し、沈殿するHCl塩を濾過により分離して最終生成物を固体(5.85g、12.3mmol、72%)として生じさせた。
ESI−MS[M+H]=437.1 C2226Clの計算値=436.13
【0396】
2.2 エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート
【0397】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 7−(2−アミノエトキシ)−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート塩酸塩(100mg、0.229mmol)およびDMAP(27.9mg、0.229mmol)をCHCl(15ml)中で溶解させ、CHCl(15ml)中で溶解させた1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリド(41.3mg、0.229mmol)を添加した。反応混合物を室温において一晩撹拌した。HOを添加した後、相を分離し、水相をCHClにより抽出した。有機層をHCl(1N)、NaHCO溶液およびNaCl溶液により洗浄し、次いでMgSOで脱水させ、溶媒を除去した。残留物にEtOAc/ジエチルエーテル(1:1)を添加し、撹拌し、沈殿物を濾過により分離して生成物の褐色固体(100mg)を得た。
【0398】
ESI−MS[M+H]=581.5 C2630ClSの計算値=580.13
【0399】
(実施例3)
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0400】
【化53】
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実施例2のエチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(1.00g、1.72mmol)をEtOH/20%KOH25g中で2時間還流させた。反応混合物に、半濃縮NaCl溶液を添加し、混合物を酢酸エチルにより抽出した。有機層を合わせ、NaCl溶液により洗浄し、次いでMgSOで脱水させ、溶媒を除去した。顕著な量がMgSO上で結合していることが見出されたので、HO/CHClによる追加の分離/抽出およびNaSOによる乾燥により黄色油状物(830mg)を得た。この残留物を少量のMeOH中で溶解させ、HCl(1N)を添加し、最終生成物(650mg、1.19mmol、69%)を濾過により分離した。
【0401】
ESI−MS[M+H]=509.1 C2326ClSの計算値=508.11
【0402】
(実施例4)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0403】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0404】
ESI−MS[M+H]=509.1 C2326ClSの計算値=508.11
【0405】
(実施例5)
ピリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0406】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、ピリジル−3−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0407】
ESI−MS[M+H]=506.1 C2425ClSの計算値=505
【0408】
(実施例6)
【化56】
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N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)プロパン−1−スルホンアミド(実施例8)(66.0mg、0.140mmol)、パラホルムアルデヒド(7.63mg、0.254mmol)、およびギ酸(21.6mg、0.469mmol)をエタノール(5ml)中で溶解させ、4時間還流させた。溶媒を低減し、残留物にNaOH(1N)を添加した。CHClにより抽出した後、有機層を水および飽和NaCl溶液により洗浄し、次いでNaSOにより乾燥させ、濾過し、溶媒を除去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH 97:7→95:5)により精製した。最終生成物(15.0mg、0.028mmol、20%)を、イソプロパノール中HCl(6N)により処理したイソプロパノールから褐色の固体HCl塩として得た。
【0409】
ESI−MS[M+H]=499.1 C2432ClSの計算値=498
【0410】
(実施例7)
1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0411】
【化57】
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{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例実施例3と同様に、プロパン−1−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0412】
ESI−MS[M+H]=543.2 C2532ClSの計算値=542
【0413】
(実施例8)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0414】
【化58】
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プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、プロパン−1−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0415】
ESI−MS[M+H]=471.1 C2228ClSの計算値=470
【0416】
(実施例9)
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0417】
【化59】
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{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0418】
ESI−MS[M+H]=581.2 C2630ClSの計算値=580
【0419】
(実施例10)
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(ピリジン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0420】
【化60】
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{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(ピリジン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、ピリジン−3−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0421】
ESI−MS[M+H]=578.2 C2729ClSの計算値=577
【0422】
(実施例11)
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
11.1 N−(1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(プロピルスルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【0423】
【化61】
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N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)プロパン−1−スルホンアミド(実施例3、150mg、0.318mmol)およびトリエチルアミン(32.2mg、0.318mmol)をTHF(10ml)中で溶解させ、無水トリフルオロ酢酸(66.8mg、0.318mmol)を添加した。混合物を室温において48時間撹拌した。酢酸エチルを添加し、混合物を水により抽出し、次いでNaHCO溶液および飽和NaCl溶液により洗浄した。MgSOにより乾燥させ、溶媒を除去した後、CHCl/MeOH 98:2を使用するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにより残留物を精製して最終生成物をしばらくして固体になる無色油状物(80.0mg、0.141mmol、44%)として生じさせた。
【0424】
11.2 N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0425】
【化62】
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NaH(3.38mg、0.078mmol、油中55%)をDMA(5ml)中で懸濁させ、DMA(4ml)中で溶解させたN−(1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(プロピルスルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(40mg、0.07mmol)を滴加した。1時間撹拌した後、DMA(1ml)中で溶解させたヨードメタン(10.5mg、0.074mmol)を添加した。さらに14時間撹拌した後、反応混合物をNaClの半濃縮溶液に添加した。酢酸エチルにより抽出し、有機層を水および飽和NaCl溶液により洗浄し、次いでNaSOにより乾燥させることにより、残留物を生じさせ、この残留物をジイソプロピルエーテルにより洗浄した。残留物を水中で濃縮NaOHと撹拌し、続いて酢酸エチルにより抽出することによりアミド結合の開裂を達成した。有機層をMgSOにより乾燥させ、蒸発させた。残留物を分取HPLC(RP−18、アセトニトリル/水、0.01%のTFA)により精製した。生成物をHCl塩に転換した後、黄色固体(11.0mg、0.021mmol、30%)を得た。
【0426】
ESI−MS[M+H]=485.2 C2330ClSの計算値=484
【0427】
(実施例12)
[1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−(2−メタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【0428】
【化63】
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[1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−(2−メタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、メチルスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0429】
ESI−MS[M+H]=515.1 C2328ClSの計算値=514
【0430】
(実施例13)
[7−(2−ベンゼンスルホニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【0431】
【化64】
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[7−(2−ベンゼンスルホニルアミノ−エトキシ)−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、フェニルスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0432】
ESI−MS[M+H]=577.2 C2830ClSの計算値=576
【0433】
(実施例14)
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0434】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、フェニルスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0435】
ESI−MS[M+H]=583.1 C2628Clの計算値=582
【0436】
(実施例15)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0437】
【化66】
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N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミドを、実施例3と同様に、メチルスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0438】
ESI−MS[M+H]=443.1 C2024ClSの計算値=442
【0439】
(実施例16)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩
【0440】
【化67】
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N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−ベンゼンスルホンアミドを、実施例3と同様に、フェニルスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0441】
ESI−MS[M+H]=505.1 C2526ClSの計算値=504
【0442】
(実施例17)
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0443】
【化68】
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チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミドを、実施例3と同様に、チオフェンスルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0444】
ESI−MS[M+H]=511.1 C2324Clの計算値=510
【0445】
(実施例18)
N−{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド
【0446】
【化69】
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N−{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミドを、実施例11と同様に、実施例3の生成物を実施例8の生成物に代用して調製した。
【0447】
ESI−MS[M+H]=605.1 C2525ClSの計算値=604
【0448】
(実施例19)
ピロリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0449】
【化70】
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ピロリジン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、ベンジル 3−(クロロスルホニル)ピロリジン−1−カルボキシラート(WO2008075070に記載の合成)を1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0450】
ESI−MS[M+H]=498.2 C2329ClSの計算値=497
【0451】
(実施例20)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ホルミルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0452】
【化71】
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エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例3、60.0mg、0.103mmol)をTHF(5ml)中で溶解させ、LiAlH(7.83mg、0.206mmol)を室温において添加した。残留物を2NのNaOHに添加し、ジクロロメタンにより抽出した。有機層を飽和NaHCO溶液、次いで飽和NaCl溶液により洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。生成物をイソプロパノール中6NのHClおよびイソプロピルエーテルからHCl塩として沈殿させて生成物を白色塩(36mg、61%)として得た。
【0453】
ESI−MS[M+H]=537.1 C2426ClSの計算値=536
【0454】
(実施例21)
1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(4−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0455】
【化72】
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1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(4−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、4−メチルチオフェン−2−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0456】
ESI−MS[M+H]=597.1 C2730Clの計算値=596
【0457】
(実施例22)
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3−フルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0458】
【化73】
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{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3−フルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0459】
ESI−MS[M+H]=561.2 C2531ClFNSの計算値=560
【0460】
(実施例23)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0461】
【化74】
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エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例3、60.0mg、0.103mmol)をジクロロメタン(5ml)中で溶解させ、アセトアルデヒド(5.45mg、0.124mmol μl)およびmolsieve3Åを添加し、混合物を3時間撹拌した。酢酸(7.07mg、0.118mmol)を添加し、混合物をさらに3時間撹拌した。MeOH(5ml)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(14.8mg、0.236mmol)を添加し、混合物をさらに14時間撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンにより抽出した。有機層を飽和NaHCO溶液により洗浄し、洗浄し、蒸発させた。SiOおよびCHCl/MeOH 95:5→90:10を使用するカラムクロマトグラフィーにより残留物を精製した。生成物をイソプロパノール中6NのHClおよびイソプロピルエーテルからHCl塩として沈殿させて生成物を白色塩(17mg、25%)として得た。
【0462】
ESI−MS[M+H]=537.2 C2530ClSの計算値=536
【0463】
(実施例24)
4−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0464】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、4−メチルチオフェン−2−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0465】
ESI−MS[M+H]=525.1 C2426Clの計算値=524
【0466】
(実施例25)
N’−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N,N−ジメチル硫酸ジアミド塩酸塩
【0467】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
N’−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N,N−ジメチル硫酸ジアミド塩酸塩を、実施例3と同様に、ジメチルスルファモイルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0468】
ESI−MS[M+H]=472.1 C2127ClSの計算値=471
【0469】
(実施例26)
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0470】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
{1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例3と同様に、ジメチルスルファモイルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0471】
ESI−MS[M+H]=597.1 C2529ClSの計算値=596
【0472】
(実施例27)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0473】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用し、4−(ブロモメチル)−1−ジクロロベンゼンを4−(ブロモメチル)−1,2−ジクロロベンゼンに代えて使用して調製した。
【0474】
ESI−MS[M+H]=475.1 C2327ClNSの計算値=474
【0475】
(実施例28)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0476】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用し、4−(ブロモメチル)−1−ジクロロベンゼンを4−(ブロモメチル)−1,2−ジクロロベンゼンに代えて使用して調製した。
【0477】
ESI−MS[M+H]=475.1 C2327ClNSの計算値=474
【0478】
(実施例29)
7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリルトリフルオロアセタート
29.1 8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[(エトキシカルボニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート
【0479】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(700mg、1.775mmol、実施例3d参照)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(761mg、2.13mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中で溶解させた。反応混合物を0℃に冷却し、トリエチルアミン(0.495mL、3.55mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液を滴加した。反応混合物を室温に加温しておき、撹拌を一晩継続した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:934mg(100%)。
ESI−MS[M+H]=526 C2120ClNOSの計算値=525。
【0480】
29.2 エチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0481】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルホルムアミド(5mL)中の8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[(エトキシカルボニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(250mg、0.475mmol)、シアン化亜鉛(139mg、1.187mmol)およびテトラキストリフェニルパラジウム(82mg、0.071mmol)を、マイクロ波中で120℃(100W)において撹拌しながら35分間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物を酢酸エチル(40mL)と水(30mL)とに分別した。水層を酢酸エチルによりさらに1回抽出し(20mL)、合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物(460mg)をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタンからジクロロメタン:メタノール=100:1、シリカゲル)により精製した。収量:109mg(0.270mmo、57%、無色固体)。
ESI−MS[M+H]=403 C2120Clの計算値=402。
【0482】
29.3 7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリルトリフルオロアセタート
【0483】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
エチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(50mg、0.124mmol)を、エタノール中10%の水酸化カリウム(1.5mL)中で溶解させ、反応混合物を80℃において2.5時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物に塩水(5mL)および2N塩酸をpH7に到達するまで添加した。水層をジクロロメタンにより3回抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物(60mg)を分取HPLC(xTerra prep MS C18カラム、19×150mm、5μm;勾配:水、アセトニトリル(0.1%のトリフルオロ酢酸を有する。)、流量:20mL/分)により精製した。収量:6mg(0.013mmol、11%)。
【0484】
ESI−MS[M+H]=331 C1816Clの計算値=330。
【0485】
(実施例30)
7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル塩酸塩
30.1 7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール
【0486】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
1−(4−クロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン(13.18g、43.7mmol、1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミンと同様に調製、実施例3参照)を、ジクロロメタン(200mL)中で溶解させた。溶液を−10℃に冷却し、三臭化ホウ素のジクロロメタン中1M溶液(131mL、131mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を室温に加温しておき、撹拌を2時間継続した。反応混合物を氷水上に注ぎ、水酸化ナトリウムをpH8に到達するまで添加した。水層をジクロロメタンにより抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をさらに精製することなく次の段階に使用した。収量:8.89g(30.9mmol、71%、無色固体)。
【0487】
ESI−MS[M+H]=288 C1718ClNOの計算値=287。
【0488】
30.2 tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0489】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(2.0g、6.95mmol)を、無水テトラヒドロフラン中で溶解させ、ジ−tertiarブチルカルボナート(1.517g、6.95mmol)およびトリエチルアミン(2.91mL、20.85mmol)を添加した。反応混合物を室温において3時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。水を添加し、水層をジクロロメタンにより抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をn−ヘキサンから再結晶させた。収量:2.2g(5.67mmol、82%)。
【0490】
ESI−MS[M−イソブテン+H]=332 C2226ClNOの計算値=387。
【0491】
30.3 7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート
【0492】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(850mg、2.191mmol)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(939mg、2.63mmol)を、ジクロロメタン(45mL)中で溶解させた。薄黄色溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン(0.611mL、4.38mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液を滴加した。反応混合物を室温に加温しておき、撹拌を一晩継続した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:1.03g(1.981mmol、90%、無色固体)。
【0493】
ESI−MS[M−イソブテン+CHCN+H]=505 C2325ClFNOSの計算値=519。
【0494】
30.4 tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0495】
【化86】
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DPPF(8.1mg、0.015mmol)およびPddba(3.35mg、0.00365mmol)をジメチルホルムアミド(0.4mL)中で懸濁させ、室温において窒素の不活性雰囲気下で20分間撹拌した後、7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(38mg、0.073mmol)およびシアン化亜鉛(12.87mg、0.110mmol)を添加した。反応混合物を90℃において1時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。水(10mL)を粗製生成物に添加し、水層を酢酸エチルにより抽出した(10mLにより2回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:16mg(0.040mmol、55%)。
【0496】
ESI−MS[M−イソブテン+CHCN+H]=382 C2325ClNの計算値=396。
【0497】
30.5 7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル塩酸塩
【0498】
【化87】
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tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(15mg、0.038mmol)をジクロロメタン(1.5mL)中で溶解させ、イソプロパノール中5Mの塩酸(0.3mL)を添加した。反応混合物を室温において3時間撹拌した。溶媒および過剰の塩酸を真空中で蒸発させた。収量:11mg(0.033mmol、87%、無色固体)。
【0499】
ESI−MS[M+H]=297 C1817ClNの計算値=296。
(実施例31)
【0500】
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドトリフルオロアセタート
31.1 tert−ブチル [7−(アミノメチル)−1−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0501】
【化88】
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tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(52mg、0.131mmol、実施例30d参照)を、メタノール(5mL)中で溶解させた。Raneyニッケル(約30mg)を添加し、反応混合物を室温において水素の雰囲気下で4時間撹拌した。触媒を濾過により除去した。溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をさらに精製することなく次の段階に使用した。収量:32mg(0.087mmol、67%)。
【0502】
ESI−MS[M−イソブテン+H]=311 C2330の計算値=366。
【0503】
31.2 tert−ブチル [1−ベンジル−7−({[(3−フルオロプロピル)スルホニル]アミノ}メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0504】
【化89】
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tert−ブチル [7−(アミノメチル)−1−ベンジル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(32mg、0.87mmol)をジクロロメタン(15mL)中で溶解させ、4−ジメチルアミノピリジン(12mg、0.096mmol)および3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリド(14mg、0.087mmol)を添加した。反応混合物を室温において一晩撹拌した。粗製生成物のジクロロメタン溶液を1N水性塩酸およびNaHCO水溶液により連続的に洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、メタノール、シリカゲル)により精製した。収量:9.3mg(0.019mmol、22%)。
【0505】
ESI−MS[M−イソブテン+H]=435 C2635FNSの計算値=490。
【0506】
31.3 N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドトリフルオロアセタート
【0507】
【化90】
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tert−ブチル [1−ベンジル−7−({[(3−フルオロプロピル)スルホニル]アミノ}メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(9.3mg、0.019mmol)をジクロロメタン(10mL)中で溶解させ、トリフルオロ酢酸(過剰)を添加した。反応混合物を室温において4時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:4mg(0.0079mmol、42%)。
【0508】
ESI−MS[M+H]=391 C2127FNSの計算値=390。
【0509】
(実施例32)
エチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0510】
【化91】
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実施例29b参照。
【0511】
ESI−MS[M+H]=403 C2120Clの計算値=402。
【0512】
(実施例33)
1−(3−クロロベンジル)−7−[2−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩
【0513】
【化92】
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ESI−MS[M+H]=435 C2227ClNSの計算値=434。
【0514】
(実施例34)
tert−ブチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
34.1 7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール
【0515】
【化93】
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1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン(10g、26.8mmol、実施例3.2参照を、ジクロロメタン(240mL)中で溶解させた。懸濁液を−10℃に冷却し、三臭化ホウ素のジクロロメタン中1M溶液(80mL、80mmol)。溶液を室温に加温しておき、撹拌を3時間継続した。反応混合物を氷(1L)上に注いだ。水層を2Nの水酸化ナトリウム溶液によりアルカリ性(pH10)にした。層を分離した。水層をジクロロメタンにより抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO溶液および水により洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をさらに精製することなく次の段階に使用した。収量:10.8g
ESI−MS[M+H]=322 C1717ClNOの計算値=321。
【0516】
34.2 tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0517】
【化94】
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7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(10.8g)およびトリエチルアミン(14.01mL、101mmol)を、無水テトラヒドロフラン(200mL)中で溶解させた。ジ−tert−ブチルカルボナート(7.31g、33.5mmol)を室温において小分けにして添加した。反応混合物を一晩撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。残留物を酢酸エチル(300mL)中で溶解させ、水(2×200mL)により洗浄した。粗製生成物の酢酸エチル溶液を乾燥させた(NaSO)。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物をさらに精製することなく次の段階に使用した。収量:12.2g。
【0518】
ESI−MS[M−イソブテン+CH3CN+H]=407 C2225ClNOの計算値=421。
【0519】
34.3 7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート
【0520】
【化95】
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tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(4.06g、9.66mmol)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(4.14g、11.59mmol)を、ジクロロメタン(190mL)中で溶解させた。淡褐色溶液を0℃に冷却し、ジクロロメタン(10mL)中のトリエチルアミン(2.69mL、19.32mmol)を滴加した。反応混合物を室温に加温しておき、撹拌を一晩継続した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:3.2g(5.77mmol、60%)。
【0521】
34.4 tert−ブチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0522】
【化96】
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ジフェニルホスフィノフェロセン(100mg、0.18mmol)およびジパラジウムトリスジベンジリデンアセトン(41mg、0.045mmol)を、アルゴンの雰囲気下で無水ジメチルホルムアミド(5mL)中で懸濁させた。室温において40分間撹拌した後、7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(0.5g、0.902mmol)を添加し、反応混合物を90℃に加熱した。30分間にわたりシアン化亜鉛(159mg、1.353mmol)を小分けにして添加した。添加が完了した後、撹拌を90℃において2時間継続した。反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(50mL)により希釈し、飽和NaHCO(3×10mL)により洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:97mg(0.225mmol、25%)。
【0523】
ESI−MS[M+Na]=453 C2324Clの計算値=430。
【0524】
(実施例35)
7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オールトリフルオロアセタート(塩)
【0525】
【化97】
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実施例34a参照。
【0526】
ESI−MS[M+H]=322 C1717ClNOの計算値=321。
【0527】
(実施例36)
1−(4−クロロベンジル)−7−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩
36.1 tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0528】
【化98】
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tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(180mg、0.464mmol、tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマートと同様に調製、実施例34.2参照および水酸化カリウム(1.4g、25mmol)を、アセトニトリル(4mL)中で懸濁させた。2相系を室温において45分間撹拌した後、反応混合物を−15℃に冷却し、2−クロロ−2,2−ジフルオロ−1−フェニルエタノン(442mg、2.32mmol)のアセトニトリル(1mL)中溶液を30分間にわたり滴加した。反応混合物を室温に加温しておき、次いで80℃において2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルにより希釈した。水層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン、シリカゲル)により精製した。収量:30mg(0.069mmol、15%)。
【0529】
ESI−MS[M−イソブテン+CH3CN+H]=423 C2326ClFNOの計算値=437。
【0530】
36.2 1−(4−クロロベンジル)−7−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩
【0531】
【化99】
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tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−(ジフルオロメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(30mg、0.069mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中で溶解させた。5Nのイソプロパノール性塩酸(0.3mL)を添加し、反応混合物を室温において3時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。収量:26mg(0.069mmol、100%、無色固体)。
【0532】
ESI−MS[M+H]=338 C1818ClFNOの計算値=337。
【0533】
(実施例37)
ベンジル [1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0534】
【化100】
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tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(2g、6.95mmol、tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマートと同様に調製、実施例34.2参照を、ジメチルホルムアミド(40mL)中で懸濁させた。トリエチルアミン(0.969mL、6.95mmol)およびベンジルカルボノクロリダート(1.186g、6.95mmol)を添加した。反応混合物を室温において一晩撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物に、酢酸エチルおよび水を添加した。水層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:393mg(0.931mmol、13.4%、無色泡状物)。
【0535】
ESI−MS[M+H]=422 C2524ClNOの計算値=421。
【0536】
(実施例38)
tert−ブチル [7−(アミノメチル)−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0537】
【化101】
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tert−ブチル [7−シアノ−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(30mg、0.07mmol、実施例34d参照)を、メタノール(3mL)中で溶解させた。Raneyニッケル(10mg)を添加し、反応混合物を室温において水素の雰囲気下で4時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、メタノールを真空中で蒸発させた。収量:18mg(0.041mmol、59%)。
【0538】
ESI−MS[M+H]=435 C2328Clの計算値=434。
【0539】
(実施例39)
tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【0540】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル [7−(アミノメチル)−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(120mg、0.276mmol、実施例38参照)を、ジクロロメタン(5mL)中で溶解させた。4−ジメチルアミノピリジン(35mg、0.289mmol)を添加した。室温において5分間撹拌した後、プロパン−1−スルホニルクロリド(39mg、0.031mmol)を添加し、撹拌を一晩継続した。反応混合物をジクロロメタンにより希釈し、0.5Nの塩酸(2×2mL)および飽和NaHCO(1×2mL)により連続的に洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をさらに精製することなく次の段階に使用した。収量:125mg(0.231mmol、84%)。
【0541】
ESI−MS[M+Na]=563 C2634ClSの計算値=540。
【0542】
(実施例40)
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0543】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル [1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(120mg、0.222mmol、実施例39参照)を、5Nのイソプロパノール性塩酸(2mL)中で溶解させた。反応混合物を室温において1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させた。収量:101mg(0.211mmol、95%)。
【0544】
ESI−MS[M+H]=441 C2126ClSの計算値=440。
【0545】
(実施例41)
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0546】
【化104】
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化合物を、実施例40と同様に、3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリドをn−プロパン−1−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0547】
ESI−MS[M+H]=459 C2125ClFNSの計算値=458。
【0548】
(実施例42)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミドトリフルオロアセタート
【0549】
【化105】
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N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩(40mg、0.084mmol、実施例40参照)を、メタノール(4mL)中で溶解させ、H−cubeにおいて水素化した(1時間、40℃、30bar、20%のPd/C)。溶媒を蒸発させ、粗製生成物を分取HPLC(xTerra prep MS C18カラム、19×150mm、5μm;勾配:水、アセトニトリル(0.1%のトリフルオロ酢酸を有する。)、流量:20mL/分)により精製した。収量:4.9mg(0.0102mmol、12%)。
【0550】
ESI−MS[M+H]=373 C2128Sの計算値=372。
【0551】
(実施例43)
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩
【0552】
【化106】
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化合物を、実施例40と同様に、シクロブチルスルホニルクロリドをn−プロパン−1−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0553】
ESI−MS[M+H]=385 C2228Sの計算値=384。
【0554】
(実施例44)
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0555】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
化合物を、実施例40と同様に、シクロプロピルメタンスルホニルクロリドをn−プロパン−1−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0556】
ESI−MS[M+H]=385 C2228Sの計算値=384。
【0557】
(実施例45)
N−{[シス−7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0558】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル−1−ベンジル−7−(プロピルスルホンアミドメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(35mg、0.074mmol、実施例40と同様に調製)を、アセトニトリル(1mL)中で溶解させた。炭酸セシウム(29mg、0.09mmol))およびヨウ化メチル(12μL、0.19mmol)を連続的に添加し、反応混合物をマイクロ波中で100℃に3時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させた。残留物をジクロロメタンにより処理し、水により洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮した。粗製生成物をイソプロパノール中で溶解させ、イソプロパノール中5Mの塩酸により処理した。溶媒を真空中で蒸発させて最終生成物を無色固体としてもたらした。収量:18mg(0.043mmol、58%)。
【0559】
ESI−MS[M+H]=387 C2230Sの計算値=386。
【0560】
(実施例46)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
46.1 7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【0561】
【化109】
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7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルを、実施例1と同様に、1−ブロモメチル−3−クロロ−ベンゼンを4−(ブロモメチル)−1,2−ジクロロベンゼンに代用して調製した。
ESI−MS[M+H]=503 C2735ClNの計算値=502
【0562】
46.2 {1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0563】
【化110】
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{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルを、実施例2と同様に、前段階からの7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから出発して、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0564】
ESI−MS[M+H]=547 C2631ClNの計算値=546
【0565】
(実施例47)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0566】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例46)から出発して調製した。
【0567】
ESI−MS[M+H]=475 C2327ClNSの計算値=474
【0568】
(実施例48)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0569】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例47と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから3段階において、1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0570】
ESI−MS[M+H]=475 C2327ClNSの計算値=474
【0571】
(実施例49)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0572】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0573】
ESI−MS[M+H]=578 C2732ClNの計算値=577
【0574】
(実施例50)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0575】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、チオフェン−2−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0576】
ESI−MS[M+H]=549 C2629ClNの計算値=548
【0577】
(実施例51)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0578】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0579】
ESI−MS[M+H]=583 C2628Clの計算値=582
【0580】
(実施例52)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0581】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0582】
ESI−MS[M+H]=547 C2631ClNSの計算値=546
【0583】
(実施例53)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0584】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、5−メチル−チオフェン−2−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0585】
ESI−MS[M+H]=563 C2731ClNの計算値=562
【0586】
(実施例54)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(4−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0587】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、4−メチル−チオフェン−2−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0588】
ESI−MS[M+H]=563 C2731ClNの計算値=562
【0589】
(実施例55)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0590】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから3段階において、プロパン−1−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0591】
ESI−MS[M+H]=437 C2229ClNSの計算値=436
【0592】
(実施例56)
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0593】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルから1段階において調製した。
【0594】
ESI−MS[M+H]=477 C2325ClNの計算値=476
【0595】
(実施例57)
2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0596】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,4−ジメチル−チアゾール−5−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例49)から1段階において調製した。
【0597】
ESI−MS[M+H]=506 C2428ClNの計算値=505
【0598】
(実施例58)
2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0599】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例52)から1段階において調製した。
【0600】
ESI−MS[M+H]=475 C2327ClNSの計算値=474
【0601】
(実施例59)
5−クロロ−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0602】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−クロロ−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例51)から1段階において調製した。
【0603】
ESI−MS[M+H]=511 C2324Clの計算値=510
【0604】
(実施例60)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0605】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0606】
ESI−MS[M+H]=577 C2833ClNの計算値=576
【0607】
(実施例61)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0608】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0609】
ESI−MS[M+H]=561 C2733ClNSの計算値=560
【0610】
(実施例62)
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0611】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46に記載の通り、1−ブロモメチル−2,4−ジクロロ−ベンゼンを4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンに代用して調製した。
【0612】
ESI−MS[M+H]=581 C2630ClSの計算値=580
【0613】
(実施例63)
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0614】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
実施例62に記載の通り、チオフェン−2−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0615】
ESI−MS[M+H]=583 C2628Clの計算値=582
【0616】
(実施例64)
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0617】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
実施例62に記載の通り、5−メチル−チオフェン−2−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0618】
ESI−MS[M+H]=597 C2730Clの計算値=596
【0619】
(実施例65)
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−エタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【0620】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、エタン−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0621】
ESI−MS[M+H]=495 C2431ClNSの計算値=494
【0622】
(実施例66)
1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0623】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例61)から1段階において調製した。
【0624】
ESI−MS[M+H]=489 C2429ClNSの計算値=488
【0625】
(実施例67)
4−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0626】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2−メチル−3H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例53)から1段階において調製した。
【0627】
ESI−MS[M+H]=491 C2427ClNの計算値=490
【0628】
(実施例68)
5−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0629】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例53)から1段階において調製した。
【0630】
ESI−MS[M+H]=491 C2427ClNの計算値=490
【0631】
(実施例69)
2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0632】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(2,5−ジメチル−チオフェン−3−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例60)から1段階において調製した。
【0633】
ESI−MS[M+H]=505 C2529ClNの計算値=504
【0634】
(実施例70)
エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0635】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−エタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル(実施例65)から1段階において調製した。
【0636】
ESI−MS[M+H]=423 C2127ClNSの計算値=422
【0637】
(実施例71)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0638】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例62)から1段階において調製した。
【0639】
ESI−MS[M+H]=509 C2326ClSの計算値=508
【0640】
(実施例72)
チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0641】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例63)から1段階において調製した。
【0642】
ESI−MS[M+H]=511 C2324Clの計算値=510
【0643】
(実施例73)
5−メチル−チオフェン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0644】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(5−メチル−チオフェン−2−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例64)から1段階において調製した。
【0645】
ESI−MS[M+H]=525 C2426Clの計算値=524
【0646】
(実施例74)
{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0647】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
実施例62に記載の通り、プロパン−1−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0648】
ESI−MS[M+H]=543 C2532ClSの計算値=542
【0649】
(実施例75)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0650】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
実施例48と同様に、{1−(2,4−ジクロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル(実施例74)から1段階において調製した。
【0651】
ESI−MS[M+H]=471 C2228ClSの計算値=470
【0652】
(実施例76)
(1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
76.1 2−(N−メチルプロピルスルホンアミド)エチルプロパン−1−スルホナート
【0653】
【化140】
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2−(メチルアミノ)エタノール(8.56ml、107mmol)の100mlのDCM中冷却溶液(0−5℃)に、プロパン−1−スルホニルクロリド(13.1ml、117mmol)の50mlのDCM中溶液を1時間の期間にわたり滴加した。得られた混合物を室温において一晩撹拌した。水および10%のクエン酸を添加し、次いでDCMにより抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、蒸発させて黄色/橙色油状物(13,6g)を得た。クロマトグラフィーにより、生成物2.75gを得た。
【0654】
76.2 (1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
【0655】
【化141】
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下のエチル 1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(0.128g、0.355mmol)のDMF中溶液を、水素化ナトリウム(0.014g、0.568mmol)により処理し、反応物を室温において30分間撹拌した。2−(N−メチルプロピルスルホンアミド)エチルプロパン−1−スルホナート(0.102g、0.355mmol)(段階1を参照のこと)のDMF中溶液を添加し、反応混合物を周囲温度において一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルと水とに分別した。有機層を水により洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させて褐色/白色結晶を得た。数滴の酢酸エチル/シクロヘキサン(1:4)を添加した後、白色沈殿が形成した。収量43mg
ESI−MS[M+H]=523 C2635ClNSの計算値=522
【0656】
(実施例77)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド塩酸塩
【0657】
【化142】
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実施例48と同様に、(1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル(実施例76)から1段階において調製した。
【0658】
ESI−MS[M+H]=451 C2331ClNSの計算値=450
【0659】
(実施例78)
(1−(3−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
【0660】
【化143】
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実施例77に記載の通り、[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【0661】
ESI−MS[M+H]=523 C2635ClNSの計算値=522
【0662】
(実施例79)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド塩酸塩
【0663】
【化144】
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実施例48と同様に、(1−(3−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル(実施例78)から1段階において調製した。
【0664】
ESI−MS[M+H]=451 C2331ClNSの計算値=450
【0665】
(実施例80)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0666】
【化145】
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実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0667】
ESI−MS[M+H]=547 C2631ClNSの計算値=546
【0668】
(実施例81)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【0669】
【化146】
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実施例46と同様に、7−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エトキシ)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから2段階において、1−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを使用して調製した。
【0670】
ESI−MS[M+H]=583 C2629ClFSの計算値=582
【0671】
(実施例82)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[(R)−1−(プロパン−1−スルホニル)−ピロリジン−2−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
82.1 (プロパン−1−スルホン酸(R)−1−(プロパン−1−スルホニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル
【0672】
【化147】
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2−(N−メチルプロピルスルホンアミド)エチルプロパン−1−スルホナート(実施例76、段階1に記載の通り、(R)−1−ピロリジン−2−イル−メタノールを2−(メチルアミノ)エタノールに代えて使用して調製した。
【0673】
82.2 1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[(R)−1−(プロパン−1−スルホニル)−ピロリジン−2−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【0674】
【化148】
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実施例77に記載の通り、(プロパン−1−スルホン酸(R)−1−(プロパン−1−スルホニル)−ピロリジン−2−イルメチルエステル(前段階を参照のこと)およびエチル 1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートから2段階において調製した。
【0675】
ESI−MS[M+H]=477 C2533ClNSの計算値=476
【0676】
(実施例83)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【0677】
83.1 1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−オール
【0678】
【化149】
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ジイソプロピルエチルアミン(2.391ml、13.69mmol)を含有するアゼチジン−3−オール塩酸塩(1g、9.13mmol)の10mlのジクロロメタン中冷却溶液(0−5℃)に、プロパン−1−スルホニルクロリド(1.126ml、10.04mmol)を5mlのジクロロメタン中で溶解させた溶液を1時間の期間にわたり滴加した。混合物を室温まで加温しておき、一晩撹拌した。クエン酸(10%)を添加し、ジクロロメタンにより抽出し、MgSOで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させて黄色油状物597mgを得、この油状物をクロマトグラフィーにより精製した(収量470mg)。
【0679】
83.2 メタンスルホン酸1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルエステル
【0680】
【化150】
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1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−オール(236mg、1.317mmol)のピリジン中溶液に、メタンスルホニルクロリド(205μl,2.63mmol)を0℃において滴加した。混合物を室温まで加温しておき、3時間撹拌した。ジクロロメタンを添加した。混合物を水、飽和NaHCOおよび塩水により続けて洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過した。溶媒を蒸発させて粗製生成物293mgを得、この生成物をさらに精製することなく使用した。
【0681】
83.3 1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【0682】
【化151】
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実施例77に記載の通り、メタンスルホン酸1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルエステル(前段階を参照のこと)およびエチル 1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートから2段階において調製した。
【0683】
ESI−MS[M+H]=449 C2329ClNSの計算値=448
【0684】
(実施例84)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(3−エタンスルホニル−プロポキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【0685】
【化152】
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実施例77と同様に、1−クロロ−3−エタンスルホニル−プロパン(Synthetic Communications,19(9−10),1583−91;1989を参照のこと)およびエチル 1−(4−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートから2段階において調製した。
【0686】
ESI−MS[M+H]=422 C2228ClNOSの計算値=421
【0687】
(実施例85)
シクロヘキサンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0688】
【化153】
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シクロヘキサンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に、シクロヘキシル−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリドに代用して調製した。
【0689】
ESI−MS[M+H]=511 C2532ClSの計算値=510
【0690】
(実施例86)
2−トリメチルシラニル−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0691】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
2−トリメチルシラニル−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0692】
ESI−MS[M+H]=529 C2434ClSSiの計算値=528
【0693】
(実施例87)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イル)−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0694】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イル)−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0695】
ESI−MS[M+H]=524 C2427ClSの計算値=523
【0696】
(実施例88)
シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0697】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
88.1 1−(1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン
【0698】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−3,4−ジヒドロナフタレン−2(1H)−オン(5.5g、16.4mmol、実施例1)、ピロリジン(1.40g、19.7mmol)、およびp−トルエンスルホン酸一水和物(31.0mg、0.164mmol)をトルエン(100ml)中で溶解させ、Dean−Stark縮合器を使用して2時間還流させた。溶媒を除去し、MeOH(50ml)およびシアノ水素化ナトリウム(1.57g、24.6mmol)を添加した後、混合物を室温において窒素下で4日間撹拌した。水を添加し、有機相を分離し、水相を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl溶液により洗浄し、MgSOで脱水し、濃縮して残留物を得、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/CHCl 3:97→5:95)により精製した。ベージュ色固体生成物(1.6g、25%)を酢酸エチル/ジイソプロピルエーテル(1:1)中の沈殿から得た。
【0699】
88.2 8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール
【0700】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
1−(1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン(1.6g、4.10mmol)をCHCl(100ml)中で溶解させ、BBr(CHCl中1モーラー、12.3ml、12.3mmol)を−10℃において添加した。このピロリジンおよびBBrを2時間撹拌し、この時間の後に温度が室温に上昇した。氷水を添加し、有機相を分離し、水相をCHClにより抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCOおよびNaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得た。ベージュ色固体生成物(1.2g、78%)を酢酸エチル中の沈殿から得た。
【0701】
88.3 tert−ブチル 2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチルカルバマート
【0702】
【化159】
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パラフィン中NaH(0.278g、6.38mmol、パラフィン中55%)をn−ヘキサンにより洗浄し、DMA(30ml)中で懸濁させた。DMA(20ml)中の8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(1.2g、3.19mmol)を添加した。室温において1時間撹拌した後、tert−ブチル 2−ブロモエチルカルバマート(2.14g、6.38mmol)を分けて添加し、混合物を48時間撹拌した。水を添加し、水相を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/CHCl 3:97)により精製した。生成物(1.6g、97%)を黄色油状物として得た。
【0703】
88.4 2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エタンアミン塩酸塩
【0704】
【化160】
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tert−ブチル 2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチルカルバマート(1.6g、3.08mmol)をCHCl(70ml)中で溶解させ、iPrOH中HClを添加した。このカルバマートおよびHClを室温において14時間撹拌し、この時間の後、温度が室温に上昇した。溶媒を除去して白色塩(1.2g、85%)を得た。
【0705】
88.5 シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0706】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エタンアミン(120mg、0.286mmol)、パラ−(N,Nジメチルアミノ)ピリジン(1.40g、19.7mmol)、およびシクロブタンスルホニルクロリド(46.5mg、0.30mmol)をCHCl(20ml)中で溶解させ、室温において14時間撹拌した。0.5NのHClを添加し、有機相を分離し、水相をCHClにより抽出した。合わせた有機層を水,NaHCO溶液、および飽和NaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/CHCl 3:97→5:95)により精製した。白色固体生成物(164mg、32%)をHCl塩に転換し、ジイソプロピルエーテルから沈殿させた。
【0707】
ESI−MS[M+H]=537 C2734ClSの計算値=536
【0708】
(実施例89)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド塩酸塩
【0709】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(41mg、0.068mmol、実施例91、ヨードメタン(11.6mg、0.082mmol)、炭酸セシウム(49.0mg、0.150mmol)をアセトニトリル(3ml)中で溶解させ、マイクロ波中で100℃において1時間撹拌した。さらにヨードメタン(11.6mg、0.082mmol)および炭酸セシウム(49.0mg、0.150mmol)を添加した後、マイクロ波中で100℃においてさらに1時間撹拌した。水およびCHClを添加し、有機相を分離し、水相をCHClにより抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/CHCl 3:97→5:95)により精製した。白色固体生成物(42mg、38%)をHCl塩に転換し、ジイソプロピルエーテルから沈殿させた。ESI−MS[M+H]=577 C2834ClSの計算値=576
【0710】
(実施例90)
ブタン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0711】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
ブタン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0712】
ESI−MS[M+H]=485 C2330ClSの計算値=484
【0713】
(実施例91)
プロパン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0714】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
プロパン−2−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0715】
ESI−MS[M+H]=471 C2228ClSの計算値=470
【0716】
(実施例92)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0717】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例88と同様に調製した。
【0718】
ESI−MS[M+H]=563 C2732ClSの計算値=562
【0719】
(実施例93)
2−エトキシ−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0720】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
2−エトキシ−エタンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0721】
ESI−MS[M+H]=501 C2330ClSの計算値=500
【0722】
(実施例94)
シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド塩酸塩
【0723】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
シクロブタンスルホン酸{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メチル−アミド塩酸塩を、実施例89と同様に、N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)シクロブタンスルホンアミド塩酸塩(実施例88)から調製した。
【0724】
ESI−MS[M+H]=551 C2836ClSの計算値=550
【0725】
(実施例95)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0726】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0727】
ESI−MS[M+H]=483 C2328ClSの計算値=482
【0728】
(実施例96)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0729】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(4−メトキシ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0730】
ESI−MS[M+H]=433 C2332Sの計算値=432
【0731】
(実施例97)
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0732】
【化170】
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N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩(50.0mg、0.104mmol)、Pd−C10%(1.10mg)、およびヒドラジン一水和物(522mg、10.4mmol)をエタノール(5ml)中で懸濁させ、還流下で4時間撹拌した。水およびCHClを添加し、混合物を濾過し、濾液をCHClにより抽出した。合わせた有機層を水、飽和NaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得、この残留物をジイソプロピルエーテルからの沈殿により精製した。残留物をHCl塩に転換し、最終的に生成物を白色固体(31mg、72%)として生じさせた。
【0733】
ESI−MS[M+H]=375 C2026Sの計算値=374
【0734】
(実施例98)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩
【0735】
【化171】
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1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩を、実施例3および89と同様に調製した。
【0736】
ESI−MS[M+H]=455 C2430Sの計算値=454
【0737】
(実施例99)
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩
【0738】
【化172】
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N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3および97と同様に、N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩(実施例16)から調製した。
【0739】
ESI−MS[M+H]=437 C2528Sの計算値=436
【0740】
(実施例100)
3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド塩酸塩
【0741】
【化173】
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3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド塩酸塩を、実施例3および97と同様に調製した。
【0742】
ESI−MS[M+H]=457 C2227Sの計算値=456
【0743】
(実施例101)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩
【0744】
【化174】
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N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N,1−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(98)、1,4−ジブロモブタン(49.9mg、0.231mmol)、およびトリエチルアミン(31.2mg、0.308mmol)をアセトニトリル(3ml)中で溶解させ、マイクロ波中で130℃において2時間撹拌した。水および酢酸エチルを添加し、有機相を分離した。水相を酢酸エチルにより抽出した後、合わせた有機層を飽和NaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物残留物を得、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、MeOH/CHCl 5:95)により精製した。残留物をHCl塩に転換し、ジイソプロピルエーテルからの沈殿後に最終的に生成物を白色固体(8.5mg、10%)として生じさせた。
【0745】
ESI−MS[M+H]=509 C2836Sの計算値=508
【0746】
(実施例102)
シクロプロパンスルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド塩酸塩
【0747】
【化175】
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シクロプロパンスルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド塩酸塩を実施例3および97と同様に調製した。
【0748】
ESI−MS[M+H]=401 C2228Sの計算値=400
【0749】
(実施例103)
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−プロピオンアミド塩酸塩
【0750】
【化176】
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エチル 7−(2−アミノエトキシ)−1−(3,4−ジクロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート塩酸塩(実施例2.1、100mg、0.229mmol)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(30.7mg、0.252mmol)をCHCl(20ml)中で溶解させ、塩化プロピオニル(30.7mg、0.252mmol)を室温において添加した。室温において14時間撹拌した後、0.5NのHClを添加し、混合物をCHClにより抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCOおよびNaCl溶液により洗浄し、NaSOで脱水し、濃縮して残留物を得た。白色固体エチル 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(2−プロピオンアミドエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(98mg、87%)を酢酸エチル中の沈殿から得た。実施例2および97と同様のさらなる変形により、最終的にN−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−プロピオンアミド塩酸塩を生じさせた。
【0751】
ESI−MS[M+H]=353 C2228の計算値=352
【0752】
(実施例104)
1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【0753】
【化177】
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1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミドを、実施例3と同様に調製した。
【0754】
ESI−MS[M+H]=510 C2225ClSの計算値=509
【0755】
(実施例105)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド
【0756】
【化178】
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1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミドを、実施例101と同様に調製した。
【0757】
ESI−MS[M+H]=495 C2734Sの計算値=494
【0758】
(実施例106)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロブチル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0759】
【化179】
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N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロブチル−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0760】
ESI−MS[M+H]=497 C2430ClSの計算値=496
【0761】
(実施例107)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0762】
【化180】
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プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0763】
ESI−MS[M+H]=421 C2229FNSの計算値=420
【0764】
(実施例108)
N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0765】
【化181】
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N−{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例11と同様に調製した。
【0766】
ESI−MS[M+H]=497 C2430ClSの計算値=496
【0767】
(実施例109)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド
【0768】
【化182】
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1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミドを、実施例3および89と同様に調製した。
【0769】
ESI−MS[M+H]=455 C2430Sの計算値=454
【0770】
(実施例110)
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド
【0771】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドを、実施例11と同様に調製した。
【0772】
ESI−MS[M+H]=537 C2530ClSの計算値=536
【0773】
(実施例111)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩
【0774】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩を、実施例50と同様に調製した。
【0775】
ESI−MS[M+H]=509 C2836Sの計算値=508
【0776】
(実施例112)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩
【0777】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−メチル−アミド塩酸塩を、実施例50と同様に調製した。
【0778】
ESI−MS[M+H]=495 C2734Sの計算値=494
【0779】
(実施例113)
N−(2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0780】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例3および89と同様に調製した。
【0781】
ESI−MS[M+H]=469 C2532Sの計算値=468
【0782】
(実施例114)
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)ペンタン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0783】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)ペンタン−1−スルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0784】
ESI−MS[M+H]=499 C2432ClSの計算値=498
【0785】
(実施例115)
N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0786】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例88と同様に合成した。
【0787】
ESI−MS[M+H]=536 C2732ClSの計算値=535
【0788】
(実施例116)
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0789】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド(実施例115)から調製した。
【0790】
ESI−MS[M+H]=495 C2734Sの計算値=494
【0791】
(実施例117、118)
(116のエナンチオマー1および2)
【0792】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩のラセミ体(実施例116)を、Chiracel AD(n−ヘプタン/エタノール 35:65、0.1%のTEA、9ml/分)上でのキラルクロマトグラフィーにより分離して(塩形態に転換した後)(−)−N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(MeOH中の[α]=−76.0°、c=1.040g/100ml[実施例117])および(+)−N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(MeOH中の[α]=−77.7°、c=0.382g/100ml 実施例118])を生じさせた。
【0793】
ESI−MS[M+H]=495 C2734Sの計算値=494
【0794】
(実施例119)
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0795】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、N−(2−(8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド(実施例114)から調製した。
【0796】
ESI−MS[M+H]=495 C2734Sの計算値=494
【0797】
(実施例120)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0798】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0799】
ESI−MS[M+H]=455 C2228ClFNSの計算値=454
【0800】
(実施例121)
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0801】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0802】
ESI−MS[M+H]=415 C2330Sの計算値=414
【0803】
(実施例122)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルアセトアミド塩酸塩
【0804】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルアセトアミド塩酸塩を、実施例103と同様に合成した。
【0805】
ESI−MS[M+H]=447 C2428Clの計算値=446
【0806】
(実施例123)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)ベンズアミド塩酸塩
【0807】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)ベンズアミド塩酸塩を、実施例103と同様に合成した。
【0808】
ESI−MS[M+H]=469 C2626Clの計算値=468
【0809】
(実施例124)
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0810】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、N−(2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−N−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(実施例113)から合成した。
【0811】
ESI−MS[M+H]=523 C2938Sの計算値=522
【0812】
(実施例125)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルエタンスルホンアミド塩酸塩
【0813】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−2−シクロプロピルエタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0814】
ESI−MS[M+H]=497 C2430ClSの計算値=496
【0815】
(実施例126)
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0816】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例89、97、101と同様に合成した。
【0817】
ESI−MS[M+H]=551 C2836ClSの計算値=550
【0818】
(実施例127)
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0819】
【化199】
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N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩から合成した。
【0820】
ESI−MS[M+H]=483 C2838Sの計算値=482
【0821】
(実施例128)
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0822】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0823】
ESI−MS[M+H]=449 C2329ClNSの計算値=448
【0824】
(実施例129)
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0825】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製し、N−メチル化を89に従って実施した。
【0826】
ESI−MS[M+H]=463 C2431ClNSの計算値=462
【0827】
(実施例130)
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0828】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
N−[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩(実施例108)から調製した。
【0829】
ESI−MS[M+H]=429 C2432Sの計算値=428
【0830】
(実施例131)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0831】
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に調製した。
【0832】
ESI−MS[M+H]=451 C2328Sの計算値=450
【0833】
(実施例132)
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩
【0834】
【化204】
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C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例88と同様に調製した。
【0835】
ESI−MS[M+H]=537 C2734ClSの計算値=536
【0836】
(実施例133)
N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0837】
【化205】
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N−(2−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩(実施例132)から調製した。
【0838】
ESI−MS[M+H]=469 C2736Sの計算値=468
【0839】
(実施例134)
1−シクロプロピル−N−[2−({8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]メタンスルホンアミド
【0840】
【化206】
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7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(691mg、2.146mmol、実施例34)、1,4−ジブロモ−2−フルオロブタン2当量、およびトリエチルアミン3当量をアセトニトリル(10ml)中で溶解させ、マイクロ波中で2時間加熱した。水を酢酸エチルとともに添加し、有機相を飽和NaHCO、NaClにより洗浄し、NaSOで脱水し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、CHCl/MeOH 95:5)により8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(330mg、39%)を生じさせた。エチレンスルホンアミド側鎖を実施例1、7、8と同様に添加して1−シクロプロピル−N−[2−({8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]メタンスルホンアミドを生じさせた。
【0841】
ESI−MS[M+H]=555 C2733ClFNSの計算値=554
【0842】
(実施例135)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド
【0843】
【化207】
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N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミドを、実施例320と同様に調製した。
【0844】
ESI−MS[M+H]=523 C2632ClSの計算値=522
【0845】
(実施例136)
N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0846】
【化208】
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N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に1−シクロプロピル−N−[2−({8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]メタンスルホンアミド(実施例134)から合成した。
【0847】
ESI−MS[M+H]=487 C2735FNSの計算値=486
【0848】
(実施例137)
N−(2−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0849】
【化209】
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合成を、エチル 1−ベンジル−7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例3と同様に合成)から出発して実施し、このカルバマートをTHF(50ml)中で溶解させ、この後にLiAlHを室温において添加し、混合物を還流下で8時間撹拌した。2N水性NaOHを添加し、CHClにより抽出し、有機層を飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液により洗浄し、溶媒を蒸発させることにより、残留物を生じさせ、この残留物をiPrOH/HClにより処理し、この後に生成物を沈殿させた。濾過後に白色塩(287mg、58%)を得た。
【0850】
ESI−MS[M+H]=429 C2432Sの計算値=428
【0851】
(実施例138)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩
【0852】
【化210】
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1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例264/88と同様に合成した。
【0853】
ESI−MS[M+H]=487 C2735FNS=486
【0854】
(実施例139)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0855】
【化211】
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N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例320と同様に合成した。
【0856】
ESI−MS[M+H]=473 C2633FNS=472
【0857】
(実施例140)
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0858】
【化212】
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N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例264/88と同様に合成した。
【0859】
ESI−MS[M+H]=513 C2733FNS=512
【0860】
(実施例141)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0861】
【化213】
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N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例320と同様に合成した。
【0862】
ESI−MS[M+H]=499 C2631FNS=498
【0863】
(実施例142)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0864】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例320と同様に合成した。
【0865】
ESI−MS[M+H]=455 C2634S=454
【0866】
(実施例143、144)
(実施例142のエナンチオマー1および2)
【0867】
【化215】
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N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩(実施例142)のラセミ体を、Chiracel AD(n−ヘプタン/エタノール 35:65、0.1%のTEA、9ml/分)上でのキラルクロマトグラフィーにより分離して(塩形態に転換した後)(−)−N−(2−(7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(MeOH中の[α]=−103.0°、c=0.461g/100ml[実施例143])および(+)−N−(2−(7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミドスクシナート(MeOH中の[α]=+57.0°、c=0.508g/100ml[実施例144])を生じさせた。
【0868】
ESI−MS[M+H]=455 C2634S=454
【0869】
(実施例145)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【0870】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミドを、実施例320と同様に合成した。
【0871】
ESI−MS[M+H]=481 C2632S=480
【0872】
(実施例146)
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド(145)のラセミ体を、キラルクロマトグラフィーにより分離して(塩形態に転換した後)(−)−N−(2−((7S,8R)−7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミドフマラート(MeOH中の[α]=−81.4°、c=0.409g/100ml)を生じさせることができる。
【0873】
ESI−MS[M+H]=481 C2734Sの計算値=480
【0874】
(実施例147)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)シクロブタンスルホンアミド
【0875】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)シクロブタンスルホンアミドを、実施例320と同様に合成した。
【0876】
ESI−MS[M+H]=455 C2634S=454
【0877】
(実施例148)
プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド
【0878】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミドを、実施例320と同様に合成した。
【0879】
ESI−MS[M+H]=443 C2534S=442
【0880】
(実施例149)
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩
【0881】
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩を、実施例264/88と同様に合成した。
【0882】
ESI−MS[M+H]=512 C2834FNS=511
【0883】
(実施例150)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0884】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に合成した。
【0885】
ESI−MS[M+H]=467 C2328ClFNS=466
【0886】
(実施例151)
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0887】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例3と同様に合成した。
【0888】
ESI−MS[M+H]=493 C2326ClFNS=492
【0889】
(実施例152)
N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0890】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
N−[2−({8−ベンジル−7−[3−フルオロピロリジン−1−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル}オキシ)エチル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、264/88と同様に合成した。
【0891】
ESI−MS[M+H]=513 C2733FNS=512
【0892】
(実施例153)
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【0893】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミドを、264/88と同様に合成した。
【0894】
ESI−MS[M+H]=520 C2833S=519
【0895】
(実施例154)
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0896】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例88と同様に合成した。
【0897】
ESI−MS[M+H]=508 C2733S=507
【0898】
(実施例155)
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0899】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例264/88と同様に合成した。
【0900】
ESI−MS[M+H]=494 C2835S=493
【0901】
(実施例156)
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0902】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−シアノベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩を、実施例88と同様に合成した。
【0903】
ESI−MS[M+H]=482 C2735S=481
【0904】
(実施例157)
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0905】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩を、実施例97と同様に、プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩(実施例8)から合成した。
【0906】
ESI−MS[M+H]=403 C2230S=402
【0907】
(実施例158)
N−(2−{[8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0908】
【化229】
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合成を、エチル 1−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例3と同様に合成)から出発して実施し、このカルバマートをTHF(50ml)中で溶解させ、この後にLiAlHを室温において添加し、混合物を還流下で8時間撹拌した。2Nの水性NaOHを添加し、CHClにより抽出し、有機層を飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液により洗浄し、溶媒を蒸発させることにより残留物を生じさせ、この残留物をiPrOH/HClにより処理し、この後に生成物を沈殿させた。濾過後に白色塩(134mg、39%)を得た。
【0909】
ESI−MS[M+H]=481 C2430ClFNSの計算値=480
【0910】
(実施例159)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(2E)−ブタ−2−エンジオアート
【0911】
【化230】
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N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(2E)−ブタ−2−エンジオアートを、実施例320と同様に合成した。
【0912】
ESI−MS[M+H]=507 C2632ClFNS=506
【0913】
(実施例160)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド(2E)−ブタ−2−エンジオアート
【0914】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド(2E)−ブタ−2−エンジオアートを、実施例320と同様に合成した。
【0915】
ESI−MS[M+H]=533 C2630ClFNS=532
【0916】
(実施例161)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(4−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド
【0917】
【化232】
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合成を、エチル 7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)−エトキシ)−1−(4−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例3と同様に合成)から出発して実施し、このカルバマートをTHF(5ml)中で溶解させ、この後にLiAlHを室温において添加し、混合物を還流下で8時間撹拌した。2Nの水性NaOHを添加し、CHClにより抽出し、有機層を飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液により洗浄し、溶媒を蒸発させることにより残留物を生じさせ、この残留物をiPrOH/HClにより処理し、この後に生成物を沈殿させた。濾過後に白色塩(89mg、76%)を得た。
【0918】
ESI−MS[M+H]=447 C2431FNS=446
【0919】
(実施例162)
(−)−N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0920】
【化233】
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合成を、(−)−エチル 1−ベンジル−7−(2−(シクロプロピルメチル−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(137)から出発して実施し、このカルバマートをTHF(50ml)中で溶解させ、この後にLiAlHを室温において添加し、混合物を還流下で8時間撹拌した。2Nの水性NaOHを添加し、CHClにより抽出し、有機層を飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液により洗浄し、溶媒を蒸発させることにより残留物を生じさせ、この残留物をiPrOH/HClにより処理し、この後に生成物を沈殿させた。濾過後に白色塩(102mg、79%)を得た。ラセミ体をChiracel AD(n−ヘプタン/エタノール/tert−ブタノール 800:150:50)上でのキラルクロマトグラフィーにより分離して(塩形態に転換した後)(−)−N−(2−(8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩(MeOH中の[α]=−80.5°、c=0.191g/100ml)を生じさせた。
【0921】
ESI−MS[M+H]=429 C2432S=428
【0922】
(実施例163)
1−メチル−N−(2−{[8−(3−メチルベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【0923】
【化234】
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1−メチル−N−(2−{[8−(3−メチルベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1H−イミダゾール−4−スルホンアミドを、264/88と同様に合成した。
【0924】
ESI−MS[M+H]=509 C2836S=508
【0925】
(実施例164)
N−(2−{[8−(3−メトキシベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0926】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−{[8−(3−メトキシベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩を、実施例264/88と同様に合成した。
【0927】
ESI−MS[M+H]=525 C2836S=524
【0928】
(実施例165)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【0929】
【化236】
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1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩を、実施例3と同様に合成した。
【0930】
ESI−MS[M+H]=509 C2427S=508
【0931】
以下の実施例を、実施例40と同様に調製した:
【0932】
(実施例166)
N−{[7−アミノ−8−(3−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0933】
【化237】
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ESI−MS[M+H]=407 C2127ClNSの計算値=406
【0934】
(実施例167)
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド塩酸塩
【0935】
【化238】
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ESI−MS[M+H]=345 C1924Sの計算値=344
【0936】
(実施例168)
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]ベンゼンスルホンアミド塩酸塩
【0937】
【化239】
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ESI−MS[M+H]=407 C2426Sの計算値=406
【0938】
(実施例169)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー2
【0939】
【化240】
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化合物を、キラルクロマトグラフィー(Chiralpak AD−H 30mm ID×250mm、n−ヘキサン/EtOH/MeOH/ジエチルアミン=20/40/40/0.1)によりラセミ化合物(実施例42)から第1の溶出ピークとして得た。旋光度=−50°(589nm、25℃、メタノール中のc=0.1)。
【0940】
ESI−MS[M+H]=373 C2128Sの計算値=372
【0941】
(実施例170)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【0942】
【化241】
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化合物を、キラルクロマトグラフィー(Chiralpak AD−H 30mm ID×250mm、n−ヘキサン/EtOH/MeOH/ジエチルアミン=20/40/40/0.1)によりラセミ化合物(実施例42)から第2の溶出ピークとして得た。旋光度=+49°(589nm、25℃、メタノール中のc=0.1)。
【0943】
ESI−MS[M+H]=373 C2128Sの計算値=372
【0944】
(実施例171)
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0945】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=391 C2127FNSの計算値=390
【0946】
(実施例172)
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0947】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=411 C2226Sの計算値=410
【0948】
(実施例173)
N−[(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0949】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=411 C2226Sの計算値=410
【0950】
(実施例174)
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩
【0951】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=403 C2227FNSの計算値=402
【0952】
(実施例175)
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0953】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=391 C2127FNSの計算値=390
【0954】
(実施例176)
N−{[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0955】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=429 C2225FNSの計算値=428
【0956】
(実施例177)
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0957】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=429 C2225FNSの計算値=428
【0958】
(実施例178)
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0959】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=429 C2225FNSの計算値=428
【0960】
(実施例179)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−メチルベンゼンスルホンアミド塩酸塩
【0961】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=421 C2528Sの計算値=420
【0962】
(実施例180)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩
【0963】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=410 C2327Sの計算値=409
【0964】
(実施例181)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}ピリジン−3−スルホンアミド二塩酸塩
【0965】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=408 C2325Sの計算値=407
【0966】
(実施例182)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【0967】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=479 C2325Sの計算値=478
【0968】
(実施例183)
N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホンアミド塩酸塩
【0969】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=411 C2226Sの計算値=410
【0970】
(実施例184)
N−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩
【0971】
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=403 C2227FNSの計算値=402
【0972】
(実施例185)
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【0973】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=421 C2226Sの計算値=420
【0974】
(実施例186)
N−{[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩
【0975】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=421 C2226Sの計算値=420
【0976】
(実施例187)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0977】
【化258】
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実施例39と同様に調製したtert−ブチル [1−ベンジル−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(1240mg、2.62mmol)を、テトラヒドロフラン(50mL)中で溶解させた。水素化リチウムアルミニウム溶液(テトラヒドロフラン中1M、7.87mL、7.87mmol)を室温において滴加した。次いで、反応混合物を60℃に1時間加熱した。水により後処理し、抽出生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製し、エタノール中1.25Mの塩酸により処理し、次いで真空中で濃縮することにより、所望生成物を生じさせた。収量:590mg(1.4mmol、53%)。
【0978】
ESI−MS[M+H]=425 C2230Sの計算値=424
【0979】
実施例187と同様に、以下の実施例を調製した:
【0980】
(実施例188)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩
【0981】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=400 C2330Sの計算値=399
【0982】
(実施例189)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−3−メチルベンゼンスルホンアミド塩酸塩
【0983】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=435 C2630Sの計算値=434
【0984】
(実施例190)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩
【0985】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=424 C2429Sの計算値=423
【0986】
(実施例191)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホンアミド塩酸塩
【0987】
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=425 C2328Sの計算値=424
【0988】
(実施例192)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【0989】
【化263】
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キラルビルディングブロック、即ち、tert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマー
【0990】
【化264】
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を合成に使用した。
【0991】
tert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートは、実施例34に記載のジクロロ誘導体と同様に調製することができる。シス異性体は、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak IC、250×4.6mm ID、5μ、n−ヘプタン/エタノール=1/9、0.1%のトリエチルアミンを有する。)によりエナンチオマーに分離することができる。第2の溶出エナンチオマーを上記合成に使用した。
【0992】
ESI−MS[M+H]=387 C2230Sの計算値=386
【0993】
(実施例193)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【0994】
【化265】
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実施例192に記載のtert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマーを、合成用のキラルビルディングブロックとした。
【0995】
ESI−MS[M+H]=399 C2330Sの計算値=398
【0996】
(実施例194)
N−{[トランス−8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【0997】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0998】
【化267】
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の再結晶における副生物として得られたトランス誘導体から調製した(実施例1参照)。
【0999】
ESI−MS[M+H]=387 C2230Sの計算値=386
【1000】
(実施例195)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【1001】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=425 C2328Sの計算値=424
【1002】
(実施例196)
N−(1−ベンジル−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド
【1003】
【化269】
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N−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド(実施例42参照)を、エチルジイソプロピルアミンの存在下で塩化アセチルによりジクロロメタン中で室温においてアセチル化した。
【1004】
ESI−MS[M+H]=415 C2330Sの計算値=414
【1005】
(実施例197)
N−[(1−(4−フルオロベンジル)−7−({[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}メチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1006】
【化270】
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この化合物は、実施例196と同様に調製した。
【1007】
ESI−MS[M+H]=471 C2427FNSの計算値=470
【1008】
(実施例198)
N−{[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1009】
【化271】
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N−(1−ベンジル−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド(実施例196、153mg、0.37mmol)を、テトラヒドロフラン(5mL)中で溶解させた。1Mのボラン硫化ジメチル錯体のテトラヒドロフラン中溶液(852μL、8.52mmol)を添加し、反応混合物を室温において一晩撹拌した。水を添加し、混合物をジクロロメタンにより抽出した(3回)。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。過剰のイソプロパノール中6Mの塩酸を添加した。溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させた。収量:70mg(0.16mmol、36%)。
【1010】
ESI−MS[M+H]=401 C2332Sの計算値=400
以下の実施例を、実施例198と同様に調製した:
【1011】
(実施例199)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸[7−エチルアミノ−8−(4−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル]−アミド塩酸塩
【1012】
【化272】
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ESI−MS[M+H]=457 C2429FNSの計算値=456
【1013】
(実施例200)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル]−アミド塩酸塩
【1014】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=457 C2429FNSの計算値=456
【1015】
(実施例201)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
201.1 tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【1016】
【化274】
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9−BBNの溶液(テトラヒドロフラン中0.5M、8.85mL、4.42mmol)に、N−アリルプロパン−1−スルホンアミド(1152mg、7.06mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液を0℃において滴加した。0℃から5℃において3.5時間撹拌した後、ジオキサン(25mL)を添加し、次いで7−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(1000mg、1.923mmol、実施例34.3と同様に調製)、酢酸パラジウム(43.2mg、0.192mmol)、トリフェニルホスフィン(101mg、0.385mmol)および炭酸セシウム(1253mg、3.85mmol)を添加した。黄色反応混合物を還流下で3時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(60mL)により希釈し、水(2×40mL)により洗浄した。有機層を乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:854mg(1.596mmol、83%)。
【1017】
201.2 N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1018】
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル [1−(4−クロロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(150mg、0.281mmol)を、ジクロロメタン(3mL)中で溶解させ、塩酸の溶液(0.5mL、イソプロパノール中5M)を添加した。室温において2時間撹拌した後、溶媒を真空中で除去した。水を添加し(15mL)、水性飽和重炭酸ナトリウムによりpHを9に調整し、混合物をジクロロメタン(3×15mL)により抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。生成物をジクロロメタン(2mL)中で溶解させ、塩酸のエタノール中溶液(1.25M)を添加した。溶媒を真空中で除去した。収量:31.4mg(0.187mmol、36%)。
【1019】
ESI−MS[M+H]=435 C2331ClNSの計算値=434
以下の実施例を、実施例201と同様に調製した:
【1020】
(実施例202)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1021】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=447 C2431ClNSの計算値=446
【1022】
(実施例203)
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1023】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=469 C2330ClSの計算値=468
【1024】
(実施例204)
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1025】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=449 C2430Sの計算値=448
【1026】
(実施例205)
N−{3−[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1027】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=401 C2332Sの計算値=400
【1028】
(実施例206)
N−{3−[7−アミノ−8−(3,4−ジフルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1029】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=437 C2330Sの計算値=436
【1030】
(実施例207)
N−{3−[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミドトリフルオロアセタート
【1031】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=413 C2432Sの計算値=412
【1032】
(実施例208)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1033】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=431 C2431FNSの計算値=430
【1034】
(実施例209)
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1035】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=419 C2331FNSの計算値=418
【1036】
(実施例210)
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1037】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=431 C2431FNSの計算値=430
【1038】
(実施例211)
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1039】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=435 C2331ClNSの計算値=434
【1040】
(実施例212)
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1041】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=447 C2431ClNSの計算値=446
【1042】
(実施例213)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1043】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=419 C2331FNSの計算値=418
【1044】
(実施例214)
N−[1−(3−フルオロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1045】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
N−(3−(7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)プロピル)プロパン−1−スルホンアミド(実施例209参照:45mg、0.108mmol)およびトリエチルアミン(15μL、0.108mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中で溶解させた。塩化アセチル(7.64μL、0.108mmol)を添加した。反応混合物を室温において12時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンにより希釈し、塩酸、水および飽和塩化ナトリウム溶液により連続的に洗浄した。有機層を乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:37mg(0.08mmol、75%)。
【1046】
ESI−MS[M+H]=461 C2533FNSの計算値=460
【1047】
実施例214を同様に、以下の実施例を調製した:
【1048】
(実施例215)
N−[1−(4−フルオロベンジル)−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1049】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=461 C2533FNSの計算値=460
【1050】
(実施例216)
N−[1−ベンジル−7−(3−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1051】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=455 C2634Sの計算値=454
【1052】
(実施例217)
N−[1−ベンジル−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロピル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1053】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=443 C2534Sの計算値=442
【1054】
(実施例218)
N−[7−(3−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}プロピル)−1−(3−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1055】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=473 C2633FNSの計算値=472
【1056】
(実施例219)
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド塩酸塩
【1057】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
N−(1−(3−フルオロベンジル)−7−(3−(プロピルスルホンアミド)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド(実施例214参照、19.5mg、0.042mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)中で溶解させ、ボラン硫化ジメチル(106μL、0.212mmol)を添加した。反応混合物を50℃において5時間撹拌した。室温に冷却した後、水性塩酸を添加した。混合物を重炭酸ナトリウムの添加によりアルカリ性にし、ジクロロメタンにより数回抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮し、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。過剰のエーテル中1Mの塩酸を精製生成物に添加し、エーテルを留去した。収量:7mg(0.016mmol、37%)。
【1058】
ESI−MS[M+H]=447 C2535FNSの計算値=446
【1059】
以下の実施例を、実施例219と同様に調製した:
【1060】
(実施例220)
N−{3−[7−(エチルアミノ)−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1061】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=447 C2535FNSの計算値=446
【1062】
(実施例221)
C−シクロプロピル−N−{3−[7−エチルアミノ−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1063】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=459 C2635FNSの計算値=458
【1064】
(実施例222)
プロパン−1−スルホン酸{3−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド塩酸塩
【1065】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=463 C2535ClNSの計算値=462
【1066】
(実施例223)
N−{3−[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1067】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=429 C2536Sの計算値=428
【1068】
(実施例224)
N−{3−[8−ベンジル−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1069】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=441 C2636Sの計算値=440
【1070】
(実施例225)
N−{3−[8−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミドトリフルオロアセタート
【1071】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=465 C2534Sの計算値=464
【1072】
(実施例226)
1−シクロプロピル−N−{3−[8−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(エチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}メタンスルホンアミドトリフルオロアセタート
【1073】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=477 C2634Sの計算値=476
【1074】
(実施例227)
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1075】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル (1−(3−フルオロベンジル)−7−(3−(プロピルスルホンアミド)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(209および201a参照、65mg、0.125mmol)を、アセトニトリル(800μL)およびヨウ化メチル(24μL、0.376mmol)中で溶解させ、炭酸セシウム(0.102g、0.313mmol)を添加した。反応混合物を密封容器中で80℃に24時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルにより希釈した。酢酸エチル溶液を、水および飽和塩化ナトリウム溶液により連続的に洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO4)、真空中で濃縮した。粗製生成物を分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。得られたtert−ブチル 1−(3−フルオロベンジル)−7−(3−(N−メチルプロピルスルホンアミド)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(65mg、0.122mmol)をイソプロパノール中4Mの塩酸中で溶解させ、室温において4時間撹拌した。溶媒を真空中で除去した。ジエチルエーテルを添加し、沈殿物を濾過により取り出し、乾燥させた。収量:22mg(0.047mmol、38%)。
【1076】
ESI−MS[M+H]=433 C2433FNSの計算値=432
【1077】
以下の実施例を、実施例227と同様に調製した:
【1078】
(実施例228)
N−{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1079】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=461 C2533ClNSの計算値=460
【1080】
(実施例229)
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−メチル−アミド塩酸塩
【1081】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=449 C2433ClNSの計算値=448
【1082】
(実施例230)
N−{3−[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1083】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=445 C2533FNSの計算値=444
【1084】
(実施例231)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1085】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=445 C2533FNSの計算値=444
【1086】
(実施例232)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1087】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=433 C2433FNSの計算値=432
【1088】
(実施例233)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピル−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1089】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=461 C2533ClNSの計算値=460
【1090】
(実施例234)
N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1091】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=449 C2433ClNSの計算値=448
【1092】
実施例235を、実施例47と同様に調製した:
N−(2−{[7−アミノ−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1093】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=433 C2329FNSの計算値=432
【1094】
以下の実施例を、実施例46と同様に調製した:
【1095】
(実施例236)
エチル [1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−{[(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【1096】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=548 C2731Sの計算値=547
【1097】
(実施例237)
エチル [7−(2−{[(シクロプロピルメチル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1−(3,5−ジフルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【1098】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=523 C2632Sの計算値=522
【1099】
実施例238を、実施例47と同様に調製した:
N−(2−{[7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【1100】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
最終化合物または中間体のキラルクロマトグラフィーにより分離することができた。
【1101】
ESI−MS[M+H]=441 C2328Sの計算値=440
【1102】
以下の実施例を、実施例137と同様に調製した:
【1103】
(実施例239)
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー2
【1104】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(3−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド(Daicel、Chiralpak IC、250×4.6mm ID、5μ、メチルt−ブチルエーテル/ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン=900/50/50/1)。第2の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。
【1105】
ESI−MS[M+H]=447 C2431FNSの計算値=446
【1106】
(実施例240)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【1107】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)エトキシ)−1−(3−フルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak IC、250×4.6mm ID、メチルt−ブチルエーテル/ジクロロメタン/メタノール/トリエチルアミン=900/50/50/1)により分離した。第1の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。
【1108】
ESI−MS[M+H]=447 C2431FNSの計算値=446
【1109】
(実施例241)
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【1110】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak AD,250×20mm ID、10μ、n−ヘプタン/エタノール/トリエチルアミン=35/65/1)により分離した。第2の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。最終化合物または中間体のキラルクロマトグラフィーにより分離することができる。
【1111】
ESI−MS[M+H]=490 C2529Sの計算値=489
【1112】
(実施例242)
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー2
【1113】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−(1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド)エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak AD、250×20mm ID、10μ、n−ヘプタン/エタノール/トリエチルアミン=35/65/1)により分離した。第1の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。
【1114】
ESI−MS[M+H]=490 C2529Sの計算値=489
【1115】
(実施例243)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩
【1116】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=465 C2430Sの計算値=464
【1117】
(実施例244)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー2
【1118】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)エトキシ)−1−(3,5−ジフルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak AD、250×20mm ID、10μ、n−ヘプタン/エタノール/t−ブタノール=800/150/50)により分離した。第1の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。
【1119】
ESI−MS[M+H]=465 C2430Sの計算値=464
【1120】
(実施例245)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩のエナンチオマー1
【1121】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
エチル 7−(2−(シクロプロピルメチルスルホンアミド)エトキシ)−1−(3,5−ジフルオロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートを、キラルクロマトグラフィー(Daicel、Chiralpak AD、250×20mm ID、10μ、n−ヘプタン/エタノール/t−ブタノール=800/150/50)により分離した。第2の溶出エナンチオマーを最終化合物の合成に使用した。
【1122】
ESI−MS[M+H]=465 C2430Sの計算値=464
【1123】
(実施例246)
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド塩酸塩
【1124】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=490 C2529Sの計算値=489
【1125】
(実施例247)
1−シクロプロピル−N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)メタンスルホンアミド塩酸塩
【1126】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=447 C2431FNSの計算値=446
【1127】
(実施例248)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
248.1 7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル
【1128】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル 1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(1.1g、3.03mmol)をジクロロメタン(20mL)中で溶解させ、イソプロパノール中5Mの塩酸(2mL)を添加した。反応混合物を室温において12時間撹拌し、次いで35℃において4時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。水(30mL)を添加し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を使用してpHをpH9に調整した。水層をジクロロメタンにより抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:790mg(3.03mmol、100%)。
【1129】
248.2 7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル
【1130】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル(790mg、3.03mmol)、1,3−ジブロモプロパン(0.4mL、3.93mmol)およびトリエチルアミン(0.914mL、6.56mmol)をアセトニトリル(8mL)中で溶解させ、反応混合物をマイクロ波中で120℃に2時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させた。水(30mL)および酢酸エチル(40mL)を添加した。層を分離し、水層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:346mg(1.14mmol、37.6%)。
【1131】
248.3 1−[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メタンアミン
【1132】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボニトリル(340mg、1.12mmol)を、窒素雰囲気下で無水メタノール(20mL)中で溶解させた。Raneyニッケル(900mg、3.36mmol)を窒素下で添加し、反応混合物を室温において水素の雰囲気下で48時間撹拌した。メタノール(20mL)およびジクロロメタン(30mL)を添加した。室温において20分間撹拌した後、触媒を濾過により除去し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:338mg(1.10mmol、98%)。
【1133】
248.4 N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【1134】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
(7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メタンアミン(250mg、0.816mmol)およびN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(199mg、1.632mmol)を、ジクロロメタン(18mL)中で溶解させた。ジクロロメタン(2mL)中で溶解させた1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルクロリド(147mg、0.816mmol)を滴加した。反応混合物を室温において12時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(20mL)により希釈し、飽和塩化アンモニウム(3×15mL)および水(2×10mL)により連続的に洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:64mg(0.142mmol、17%)。
【1135】
ESI−MS[M+H]=451 C2530Sの計算値=450
【1136】
以下の実施例を、248と同様に調製した:
【1137】
(実施例249)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド
【1138】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=413 C2432Sの計算値=412
【1139】
(実施例250)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド
【1140】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=451 C2530Sの計算値=450
【1141】
(実施例251)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミドトリフルオロアセタート
【1142】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=450 C2631Sの計算値=449
【1143】
(実施例252)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミドのエナンチオマー1
【1144】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
実施例192に記載のtert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマーを、合成用キラルビルディングブロックとして使用した。
【1145】
ESI−MS[M+H]=451 C2530Sの計算値=450
【1146】
(実施例253)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}ピリジン−2−スルホンアミドのエナンチオマー1
【1147】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
実施例192に記載のtert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマーを合成用キラルビルディングブロックとして使用した。
【1148】
ESI−MS[M+H]=448 C2629Sの計算値=447
【1149】
(実施例254)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミドのエナンチオマー1
【1150】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
実施例192に記載のtert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマーを合成用キラルビルディングブロックとして使用した。
【1151】
ESI−MS[M+H]=451 C2530Sの計算値=450
【1152】
(実施例255)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}チオフェン−2−スルホンアミドのエナンチオマー1
【1153】
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
実施例192に記載のtert−ブチル (1−ベンジル−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルバマートのエナンチオマーを合成用キラルビルディングブロックとして使用した。
【1154】
ESI−MS[M+H]=453 C2528の計算値=452
【1155】
(実施例256)
N−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−(3−フルオロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド塩酸塩
【1156】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=469 C2529FNSの計算値=468
【1157】
(実施例257)
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【1158】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物を、実施例248と同様に、1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタンを1,3−ジブロモプロパンに代用して調製した。
【1159】
ESI−MS[M+H]=481 C2632Sの計算値=480
【1160】
以下の実施例を、257と同様に調製した:
【1161】
(実施例258)
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド
【1162】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=481 C2632Sの計算値=480
【1163】
(実施例259)
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド
【1164】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
ESl−MS[M+H]=455 C2634Sの計算値=454
【1165】
(実施例260)
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}プロパン−1−スルホンアミド
【1166】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
ESl−MS[M+H]=443 C2534Sの計算値=442
【1167】
(実施例261)
N−{[8−ベンジル−7−(モルホリン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}シクロブタンスルホンアミド
【1168】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=455 C2634Sの計算値=454
【1169】
(実施例262)
N−{[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【1170】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物を、実施例248と同様に、1,4−ジブロモブタンを1,3−ジブロモプロパンに代用して調製した。
【1171】
ESI−MS[M+H]=465 C2632Sの計算値=464
【1172】
(実施例263)
N−{[8−ベンジル−7−(2−オキソピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド
【1173】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
N−((7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド(271mg、0.66mmol、173参照)を、ジクロロメタン(10mL)中で溶解させた。ピリジン(0.191mL、2.357mmol)を添加した。4−クロロブタノイルクロリド(0.116mL、1.038mmol)を滴加した。2時間後、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(46mg、0.378mmol)を添加し、撹拌を一晩継続した。1Nの水酸化ナトリウム溶液を添加し、混合物をジクロロメタンにより抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物を無水テトラヒドロフラン中で懸濁させ、水素化ナトリウム(油中60%、179mg、添加前にペンタンにより2回洗浄)のテトラヒドロフラン(3mL)中懸濁液を添加した。反応混合物を45℃に1時間加熱した。水を添加し、混合物をジクロロメタン(3×20mL)により抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:98mg(0.205mmol、46%)。
【1174】
ESI−MS[M+H]=479 C2630Sの計算値=478
【1175】
(実施例264)
N−{3−[8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
264.1 1−[1−(3−クロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジン
【1176】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
1−(3−クロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン(6g、19.88mmol)を、アセトニトリル(150mL)中で溶解させた。1,4−ジブロモブタン(2.61mL、21.87mmol)およびトリエチルアミン(6.1mL、43.7mmol)を添加し、反応混合物を還流下で3時間加熱した。反応混合物を氷上に注ぎ、ジクロロメタンにより抽出した。合わせた有機抽出物を水および塩水により連続的に洗浄し、乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物(6.6g)をさらに精製することなく次の段階に使用した。
【1177】
264.2 8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール
【1178】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
1−(1−(3−クロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル)ピロリジン(6.6g、18.54mmol)を、ジクロロメタン(100mL)中で溶解させた。三臭化ホウ素(bortribromide)のジクロロメタン中1M溶液(55.6mL、55.6mmol)を冷却下で滴加し、反応混合物を室温に維持した。反応混合物を室温において2時間撹拌した。反応物を氷上に注ぎ、水酸化ナトリウムによりアルカリ性にした。水相を酢酸エチルにより抽出し、合わせた有機抽出物を重炭酸ナトリウムおよび塩水により連続的に洗浄した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物(5.5g)をさらに精製することなく次の段階に使用した。
【1179】
264.3 8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート
【1180】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(5.5g、16.09mmol)を、ジクロロメタン(150mL)中で溶解させた。1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(6.9g、19.31mmol)を0℃において添加し、次いでトリエチルアミン(4.48mL、32.2mmol)のジクロロメタン(50mL)中溶液を添加した。反応混合物を室温に加温しておき、撹拌を一晩継続した。反応物を氷上に注ぎ、ジクロロメタンにより抽出した。合わせた抽出物を、塩化アンモニウム溶液、水および塩水により連続的に洗浄した。抽出物を乾燥させ(NaSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:6.33g(13.36mmol、83%)。
【1181】
264.4 N−{3−[8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1182】
【化344】
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N−アリルプロパン−1−スルホンアミド(0.238g、1.456mmol)を、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(0.185g、1.519mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)中溶液に添加した。反応混合物を室温において2時間撹拌した。テトラヒドロフラン(2mL)中で溶解させた(7R,8S)−8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(0.3g、0.633mmol)、水酸化ナトリウム(0.06mLの水中0.063g、1.582mmol)およびパラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(0.073g、0.063mmol)を添加した。反応混合物を還流下で一晩加熱した。反応混合物を酢酸エチルにより希釈し、1Mの水酸化ナトリウム溶液により洗浄した。水相を酢酸エチルによりさらに2回抽出した。合わせた有機抽出物を塩水により洗浄し、乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物を分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。生成物をジクロロメタン中で溶解させた。過剰のエタノール中5Nの塩酸を添加した。溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させた。収量:53mg(0.108mmol、17%)。
【1183】
ESI−MS[M+H]=489 C2737ClNSの計算値=488
以下の実施例を、264と同様に調製した:
【1184】
(実施例265)
プロパン−1−スルホン酸[3−(8−ベンジル−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−プロピル]−アミド塩酸塩
【1185】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=455 C2738Sの計算値=454
【1186】
(実施例266)
N−{3−[8−ベンジル−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1187】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
ESI−MS[M+H]=467 C2838Sの計算値=466
【1188】
(実施例267)
N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド
267.1 8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール
【1189】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オールを、8−(3−クロロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オール(264参照)と同様に調製した。
【1190】
267.2 2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エタンアミン
【1191】
【化348】
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2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エタンアミンを、実施例1および2と同様に、8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オールから調製した。
【1192】
267.3 N−(2−{[8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド
【1193】
【化349】
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2−(8−(3−フルオロベンジル)−7−(ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エタンアミン(50mg、0.136mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中で溶解させた。N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(49.7mg、0.407mmol)および1−メチル−1H−ピロール−3−スルホニルクロリド(24.4mg、0.136mmol)を連続的に添加した。反応混合物を室温において一晩撹拌した。反応物をジクロロメタンにより希釈し、水により洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:31mg(0.061mmol、45%)。
【1194】
ESI−MS[M+H]=512 C2834FNSの計算値=511
【1195】
以下の実施例を、267と同様に調製した:
【1196】
(実施例268)
N−(2−{[7−(アゼチジン−1−イル)−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド
【1197】
【化350】
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ESI−MS[M+H]=480 C2733Sの計算値=479
【1198】
(実施例269)
1−メチル−1H−ピロール−3−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−フルオロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【1199】
【化351】
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ESI−MS[M+H]=498 C2732FNSの計算値=497
【1200】
(実施例270)
N−{1−ベンジル−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−プロピオンアミドのエナンチオマー1
【1201】
【化352】
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N−{1−ベンジル−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−プロピオンアミドを、実施例2と同様に、塩化プロピオニルをエチルクロロホルマートに代用して調製した。
【1202】
最終化合物または中間体のキラルクロマトグラフィーにより分離することができた。
【1203】
ESI−MS[M+H]=497 C2632Sの計算値=496
【1204】
(実施例271)
N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(ホルミルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド
271.1 エチル [1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−{[(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート
【1205】
【化353】
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エチル [1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−{[(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマートを、実施例2と同様に調製した。
【1206】
271.2 N−(2−{[8−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(ホルミルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]オキシ}エチル)−1−メチル−1H−ピロール−3−スルホンアミド
【1207】
【化354】
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エチル [1−(3,5−ジフルオロベンジル)−7−(2−{[(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)スルホニル]アミノ}エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマート(200mg、0.365mmol)を、テトラヒドロフラン(16mL)中で溶解させた。水素化リチウムアルミニウムのテトラヒドロフラン中1M溶液(0.73mL、0.73mmol)を、室温において滴加した。反応混合物を50℃に2時間加熱した。冷却下で2Nの水酸化ナトリウム溶液(3mL)を滴加した。水(30mL)および酢酸エチル(30mL)を添加した。水相を、酢酸エチルにより2回抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:61mg(0.116mmol、32%)。
【1208】
ESI−MS[M+H]=504 C2527Sの計算値=503
【1209】
(実施例272)
N−{3−[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド
272.1 1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−N−(プロパン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン
【1210】
【化355】
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1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−N−(プロパン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミンを、イソプロパノールからの1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミン塩酸塩の再結晶において少量の副生物として単離した。
【1211】
272.2 N−{3−[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド
【1212】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
N−{3−[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミドを、実施例264と同様に、1−(3,4−ジクロロベンジル)−7−メトキシ−N−(プロパン−2−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−アミンを1−[1−(3−クロロベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]ピロリジンに代用して調製した。
【1213】
ESI−MS[M+H]=511 C2532ClSの計算値=510
【1214】
(実施例273)
N−{3−[8−ベンジル−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド塩酸塩
【1215】
【化357】
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N−{3−[8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−(プロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}プロパン−1−スルホンアミド(70mg、0.137mmol)を、メタノール(1.5mL)中で溶解させ、水酸化パラジウム(30mg、0.214mmol)を添加した。反応混合物を還流下で水素の雰囲気下で6時間加熱した。触媒を濾過により除去し、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。得られたアミンをジクロロメタン(2mL)中で溶解させ、イソプロパノール中5Nの塩酸(0.3mL)を添加した。溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させた。収量:30mg(0.63mmol、46%)。
【1216】
ESI−MS[M+H]=443 C2638Sの計算値=442
【1217】
(実施例274)
N−{3−[8−(4−クロロベンジル)−7−(ジエチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
274.1 N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド
【1218】
【化358】
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N−{3−[7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(202参照)。
【1219】
274.2 N−{3−[8−(4−クロロベンジル)−7−(ジエチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]プロピル}−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド塩酸塩
【1220】
【化359】
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N−(3−(7−アミノ−8−(4−クロロベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)プロピル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(49mg、0.11mmol)を、ジクロロメタン(2mL)中で溶解させた。酢酸(7μL、0.11mmol)を添加し、次いでジクロロメタン(2mL)中アセトアルデヒド(18μL、0.322mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(34mg、0.16mmol)を添加した。反応混合物を室温において2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(20mL)により希釈し、水(2×10mL)により洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。アミンをジクロロメタン(3mL)中で溶解させ、過剰のエタノール中塩酸を添加した。溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させた。収量:22mg(0.041mmol、38%)。
【1221】
ESI−MS[M+H]=503 C2839ClNSの計算値=502
【1222】
(実施例275)
N−{[8−ベンジル−7−(メチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル]メチル}−N−メチルプロパン−1−スルホンアミドトリフルオロアセタート
【1223】
【化360】
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この化合物は、実施例227と同様に、tert−ブチル [(1S,2R)−1−ベンジル−7−{[(プロピルスルホニル)アミノ]メチル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]カルバマートをtert−ブチル 1−(3−フルオロベンジル)−7−(3−(プロピルスルホンアミド)プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートに代用して調製することができた(スルホンアミドのアルキル化)。次いで、実施例187の通りtert−ブチルカルバマートを水素化リチウムアルミニウムにより還元することができた。
【1224】
ESI−MS[M+H]=401 C2332Sの計算値=400
【1225】
(実施例276)
N−[1−ベンジル−7−{3−[(プロピルスルホニル)アミノ]プロパ−1−イン−1−イル}−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル]アセトアミド
【1226】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
ジオキサン(3mL)中の7−アセトアミド−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(100mg、0.234mmol;8−(3,4−ジクロロベンジル)−7−[(エトキシカルボニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート、実施例29と同様に調製)、N−(プロパ−2−イニル)プロパン−1−スルホンアミド(75mg、0.468mmol)、パラジウムテトラキストリフェニルホスフィン(54mg、0.047mmol)、ヨウ化銅(I)(35.6mg、0.187mmol)およびトリエチルアミン(65μL、0.468mmol)を、還流下で16時間加熱した。水(15mL)を添加し、混合物をジクロロメタン(3×20mL)により抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:56mg(0.132mmol、57%)。
【1227】
ESI−MS[M+H]=439 C2530Sの計算値=438
【1228】
(実施例277)
N−(2−(8−ベンジル−7−(オキセタン−3−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド
【1229】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキシ)エチル)−1−シクロプロピルメタンスルホンアミド(50mg、0.121mmol)を、メタノール中で溶解させた。オキセタン−3−オン(87mg、1.21mmol)、塩化亜鉛(66mg、0.482mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(23mg、0.362mmol)を、0℃において添加した。次いで、反応混合物を40℃に5時間加熱した。塩化アンモニウム水溶液を添加し、水層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機抽出物を塩水により洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製した。収量:3mg(6.4μmol、5%)。
【1230】
ESI−MS[M+H]=471 C2634Sの計算値=470
【1231】
(実施例278)
プロパン−1−スルホン酸(8−ベンジル−7−シクロプロピルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−アミド塩酸塩
【1232】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(1.5mL)中のN−((7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル)プロパン−1−スルホンアミド(51mg、0.137mmol)、(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(26mg、0.151mmol)、酢酸(0.078mL、1.37mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(26mg、0.411mmol)およびモレキュラーシーブ(50mg)を、マイクロ波中で100℃において25分間加熱した。溶媒を蒸発させ、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン、メタノール)により精製し、塩酸塩に変換した。収量:18mg(0.04mmol、29%)。
【1233】
ESI−MS[M+H]=413 C2432Sの計算値=412
【1234】
(実施例279)
(1−(4−クロロ−ベンジル)−7−{2−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
279.1 プロパン−1−スルホン酸シクロプロピルアミド
【1235】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
シクロプロピルアミン(1.2ml、17.5mmol)の100mlのCHCl中溶液およびDMAP(2.4g、17.5mmol)に、プロパン−1−スルホニルクロリド(2.3ml、19.2mmol)の50mlのCHCl中溶液を滴加した。得られた混合物を室温において一晩撹拌し、CHCl50mlにより希釈した。混合物を水、1MのHCl、および塩水により続けて抽出し、NaSOで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させて生成物(油状物)2.8gを得、この生成物をさらに精製することなく次の段階において使用した。
【1236】
279.2 酢酸2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エチルエステル
【1237】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
プロパン−1−スルホン酸シクロプロピルアミド(1.3g、8mmol)、K2CO3(2.4g、14.4mmol)および酢酸2−ブロモ−エチルエステル(9.5g、16mmol)mmol)の10mlアセトン中混合物を、マイクロ波(Biotage)中で120℃に6時間加熱した。冷却後、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させて生成物1.7gを油状物として得、この生成物をさらに精製することなく次の段階において使用した。
【1238】
279.3 プロパン−1−スルホン酸シクロプロピル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド
【1239】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
酢酸2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エチルエステル(1.7g、6.8mmol)およびKOH(0.57g、10.2mmol)の30mlメタノール中混合物を、室温において一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル中で溶解させ、続いて水および1MのKOHにより抽出し、NaSOで脱水し、溶媒を蒸発させて生成物0.46gを得、この生成物をクロマトグラフィーにより精製して使用した(無色油状物253.5mg)。
【1240】
279.4 プロパン−1−スルホン酸2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エチルエステル
【1241】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
プロパン−1−スルホン酸シクロプロピル−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド(150mg、0.8mmol)のCHCl中溶液およびDMAP(97mg、0.8mmol)に、プロパン−1−スルホニルクロリド(97mg、0.8mmol)のCHCl中溶液を滴加した。得られた混合物を室温において一晩撹拌し、CHCl50mlにより希釈し、水、1MのHCl、および塩水により続けて抽出し、NaSOで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させて生成物197.5mgを得、この生成物をさらに精製することなく次の段階において使用した。
【1242】
279.5 1−(3−クロロ−ベンジル)−7−{2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
【1243】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
実施例76と同様に、エチル 1−(3−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例1dと同様に調製)およびプロパン−1−スルホン酸2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エチルエステルから1段階において調製した。
【1244】
ESI−MS[M+H]=549 C2837ClNSの計算値=548
【1245】
(実施例280)
1−ベンジル−7−{2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル
【1246】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
実施例76と同様に、エチル 1−ベンジル−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(実施例1dと同様に調製)およびプロパン−1−スルホン酸2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エチルエステルから1段階において調製した。
【1247】
ESI−MS[M+H]=515 C2838Sの計算値=514
【1248】
(実施例281)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−シクロプロピル−アミド塩酸塩
【1249】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、1−(3−クロロ−ベンジル)−7−{2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル(実施例279)実施例から1段階において調製した。
【1250】
ESI−MS[M+H]=477 C2533ClNSの計算値=476
【1251】
(実施例282)
プロパン−1−スルホン酸[2−(7−アミノ−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−シクロプロピル−アミド塩酸塩
【1252】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、1−ベンジル−7−{2−[シクロプロピル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−エトキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)−カルバミン酸エチルエステル(実施例280)から1段階において調製した。
【1253】
ESI−MS[M+H]=443 C2534Sの計算値=442
【1254】
(実施例283)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
283.1 3−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−エトキシカルボニルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【1255】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥フラスコ中の亜鉛粉末(152mg、2.3mmol)の1mlのDMA中懸濁液を、N下で65−70℃に加熱した。TMS−Cl(28mg、0.26mmol)および1,2−ジブロモエタン(49mg、0.26mmol)の混合物を滴加し、30分間撹拌し、次いで1mlのDMA中の3−ヨード−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(510mg、1.8mmol)をゆっくりと(15分間)添加した。反応物をゆっくりと(3時間)室温に冷却し、70℃に予熱した8−(3,4−クロロベンジル)−7−[(エトキシカルボニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロ−メタンスルホナート(633mg、1.3mmol、実施例29と同様に調製)、CuI(74mg、0.39mmol)およびPdCl(dppf)(63mg、0.08mmol)の4mlのDMA中混合物に添加し、70℃において7時間撹拌した。水およびMTB(1:1 20ml)を添加し、得られた混合物を濾過した。有機層を分離し、乾燥させ(NaSO)、溶媒を蒸発させた。クロマトグラフィーにより精製することにより、生成物(白色泡状物)560mgを得た。
【1256】
283.2 1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1257】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46/47と同様に、3−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−エトキシカルボニルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから3段階において調製した。
【1258】
Boc−基の開裂をギ酸中で行った。
【1259】
ESI−MS[M+H]=433 C2329ClNSの計算値=432
【1260】
(実施例284)
1−ベンジル−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1261】
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
実施例283と同様に調製した。
【1262】
ESI−MS[M+H]=399 C2330Sの計算値=398
【1263】
(実施例285)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
285.1 1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−カルボン酸メチルエステル
【1264】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
標準的手順により、アゼチジン−3−カルボン酸メチルエステルおよびプロパン−1−スルホニルクロリドから調製した(例えば、実施例279)。
【1265】
285.2 [1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−メタノール
【1266】
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−カルボン酸メチルをTHF中で室温から50℃においてLiAlH4により還元することにより調製した(例えば、実施例300)。
【1267】
285.3 メタンスルホン酸1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメチルエステル
【1268】
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
標準的手順により、[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イル]−メタノールおよびメタン−1−スルホニルクロリドから調製した(例えば、実施例40)。
【1269】
285.4 {1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【1270】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
実施例315と同様に、1−(3−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートおよびメタンスルホン酸1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメチルエステルから調製した。
【1271】
ESI−MS[M+H]=536 C2735ClNSの計算値=535
【1272】
(実施例286)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1273】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1274】
ESI−MS[M+H]=463 C2431ClNSの計算値=462
【1275】
(実施例287)
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1276】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1277】
ESI−MS[M+H]=521 C2633ClNSの計算値=520
【1278】
(実施例288)
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1279】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1280】
ESI−MS[M+H]=449 C2329ClNSの計算値=448
【1281】
(実施例289)
[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(1−シクロプロピルメタンスルホニル−アゼチジン−3−イルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1282】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
実施例315と同様に、1−(3−クロロベンジル)−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマートおよびメタンスルホン酸メタンスルホン酸1−シクロプロピルメタンスルホニル−アゼチジン−3−イルメチルエステル(実施例285と同様に調製)から調製した。
【1283】
ESI−MS[M+H]=547 C2835ClNSの計算値=546
【1284】
(実施例290)
{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(シクロプロピルメタンスルホニル−メチル−アミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【1285】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
実施例45と同様に、[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1286】
ESI−MS[M+H]=535 C2735ClNSの計算値=534
【1287】
(実施例291)
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−N−メチル−メタンスルホンアミド
【1288】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、{1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(シクロプロピルメタンスルホニル−メチル−アミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
ESI−MS[M+H]=463 C2431ClNSの計算値=462
【1289】
(実施例292)
1−ベンジル−7−[1−(プロパン−1−スルホニル)−アゼチジン−3−イルメトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1290】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
実施例46と同様に調製した。
【1291】
ESI−MS[M+H]=429 C2431ClNSの計算値=428
【1292】
(実施例293)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1293】
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1294】
ESI−MS[M+H]=437 C2229ClNSの計算値=436
【1295】
(実施例294)
シクロプロパンスルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1296】
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1297】
ESI−MS[M+H]=435 C2227ClNSの計算値=434
【1298】
(実施例295)
N−{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1299】
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1300】
ESI−MS[M+H]=449 C2329ClNSの計算値=448
【1301】
(実施例296)
N−{3−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
296.1 [7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1302】
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下のtert−ブチルアリルカルバマート(297mg、1.9mmol)の無水THF中溶液を、THF中で溶解させた9−BBN(0.5M、2.3ml、1.2mmol)に0℃において滴加し、4時間撹拌した。続いて、混合物を8−(3,4−クロロベンジル)−7−[(エトキシカルボニル)アミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(250mg、0.5mmol)、酢酸パラジウム(II)(11.5mg、0.05mmol)、トリフェニルホスフィン(27mg、0.1mmol)および炭酸セシウム(333mg、1mmol)により処理し、この後に混合物を2時間加熱還流した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル中で溶解させ、水により抽出し、乾燥させた(NaSO)。溶媒を蒸発させることにより、褐色油状物0.51gを生じさせ、この油状物をジイソプロピルエーテルにより処理して帯褐色粉末91mgを得た。
【1303】
296.2 N−{3−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1304】
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、[7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1305】
ESI−MS[M+H]=447 C2431ClNSの計算値=446
【1306】
(実施例297)
プロパン−1−スルホン酸{3−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド塩酸塩
【1307】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
実施例296と同様に調製した。
【1308】
ESI−MS[M+H]=435 C2331ClNSの計算値=434
【1309】
(実施例298)
{1−(2−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【1310】
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1311】
ESI−MS[M+H]=547 C2631ClNSの計算値=546
【1312】
(実施例299)
{1−(2−クロロ−ベンジル)−7−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルアミノ)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【1313】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1314】
ESI−MS[M+H]=547 C2631ClNSの計算値=546
【1315】
(実施例300)
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1316】
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
LiAlHのTHF中溶液(1M、1.5ml、1.5mmol)を、無水THF100ml中で溶解させた[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル(523mg、1mmol、実施例287)に滴加した。混合物を1時間加熱還流し、2NのNaOHにより処理し、CHClにより抽出した。有機層を飽和NaHCOおよび塩水により抽出し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させた。クロマトグラフィーにより精製することにより、生成物324mgを無色油状物として得、この生成物をHClのイソプロパノール中混合物中で塩酸塩に変形した。(325mg、白色粉末)
ESI−MS[M+H]=463 C2431ClNSの計算値=462
【1317】
(実施例301)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1318】
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1319】
ESI−MS[M+H]=475 C2327ClNSの計算値=474
【1320】
(実施例302)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1321】
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3/300と同様に調製した。
【1322】
ESI−MS[M+H]=489 C2429ClNSの計算値=488
【1323】
(実施例303)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1324】
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3/300と同様に調製した。
【1325】
ESI−MS[M+H]=489 C2429ClNSの計算値=488
【1326】
(実施例304)
プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド塩酸塩
304.1 [7−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−エチル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1327】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
下のカリウム(2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エチル)トリフルオロボラート(1.130g、3.96mmol)、炭酸セシウム(2.58g、7.93mmol)、8−(3−クロロベンジル)−7−(エトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(1.3g、2.64mmol)、Pd(OAc)(0.030g、0.132mmol)および2−ジシクロヘキシホスフィノ−2’,6’−ジ−i−プロポキシ1,1’−ビフェニル(0.130g、0.264mmol)のトルエン/水3:1(15ml)中混合物を、13時間加熱還流した。反応物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物をクロマトグラフィーにより精製して生成物1.04gを無色油状物として得た。
【1328】
304.2 [7−(2−アミノ−エチル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1329】
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
[7−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−エチル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル(500mg、0.960mmol)に、酢酸中33%のHBr8mlを室温において添加した。2時間後、混合物をCHClにより希釈し、NaHCOにより2回洗浄し、乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させて生成物を黄色油状物(392mg)として得、この生成物をさらに精製することなく使用した。
【1330】
304.3 プロパン−1−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド塩酸塩
【1331】
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に、[7−(2−アミノ−エチル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1332】
ESI−MS[M+H]=421 C2229ClNSの計算値=420
【1333】
(実施例305)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(2−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1334】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1335】
ESI−MS[M+H]=475 C2327ClNSの計算値=474
【1336】
(実施例306)
N−[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−シクロプロピルメタンスルホニルアミノ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アセトアミド
【1337】
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
実施例214と同様に調製した。
【1338】
ESI−MS[M+H]=491 C2531ClNSの計算値=490
【1339】
(実施例307)
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−エチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1340】
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
実施例300と同様に調製した。
【1341】
ESI−MS[M+H]=477 C2533ClNSの計算値=476
【1342】
(実施例308)
プロパン−1−スルホン酸{3−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−プロピル}−アミド塩酸塩
【1343】
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
実施例297/300と同様に調製した。
【1344】
ESI−MS[M+H]=449 C2433ClNSの計算値=448
【1345】
(実施例309)
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド
【1346】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
実施例304/300と同様に調製した。
【1347】
ESI−MS[M+H]=435 C2331ClNSの計算値=434
【1348】
(実施例310)
N−{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1349】
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
実施例304と同様に調製した。
【1350】
ESI−MS[M+H]=433 C2329ClNSの計算値=432
【1351】
(実施例311)
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(2−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1352】
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3/300と同様に調製した。
【1353】
ESI−MS[M+H]=435 C2331FNの計算値=434
【1354】
(実施例312)
C−シクロプロピル−N−{2−[8−(2−フルオロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1355】
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3/300と同様に調製した。
【1356】
ESI−MS[M+H]=447 C2431FNSの計算値=446
【1357】
(実施例313)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−エチル}−アミド
【1358】
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
実施例304/300と同様に調製した。
【1359】
ESI−MS[M+H]=473 C2429ClNSの計算値=472
【1360】
(実施例314)
プロパン−1−スルホン酸[2−(8−シクロヘキシルメチル−7−メチルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミドトリフルオロアセタート
【1361】
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3/300と同様に調製した。
【1362】
ESI−MS[M+H]=423 C2338Sの計算値=422
【1363】
(実施例315)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
315.1 1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド
【1364】
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
実施例263と同様に調製した。
【1365】
315.2 1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(2−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1366】
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
300と同様に、前段階の化合物からLiAlHによる還元により調製した。
【1367】
ESI−MS[M+H]=529 C2733ClNSの計算値=528
【1368】
(実施例316)
1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アミノ−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1369】
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
実施例3と同様に調製した。
【1370】
ESI−MS[M+H]=489 C2429ClNSの計算値=488
【1371】
(実施例317)
N−{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド塩酸塩
【1372】
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
実施例264/88と同様に調製した。
【1373】
ESI−MS[M+H]=503 C2735ClNSの計算値=502
【1374】
(実施例318)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1375】
【化415】
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実施例264/88と同様に調製した。
【1376】
ESI−MS[M+H]=529 C2733ClNSの計算値=528
【1377】
(実施例319)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1378】
【化416】
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実施例264/88と同様に調製した。
【1379】
ESI−MS[M+H]=529 C2733ClNSの計算値=528
【1380】
(実施例320)
N−{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド
320.1 1−[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−アゼチジン
【1381】
【化417】
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実施例264と同様に、1,3−ジブロモプロパンを1,4−ジブロモブタンに代えて使用して調製した。
【1382】
320.2 N−{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−C−シクロプロピル−メタンスルホンアミド
【1383】
【化418】
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実施例88と同様に前段階の化合物から調製した。
【1384】
ESI−MS[M+H]=489 C2633ClNSの計算値=488
【1385】
(実施例321)
1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1386】
【化419】
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実施例320と同様に調製した。
【1387】
ESI−MS[M+H]=515 C2631ClNSの計算値=514
【1388】
(実施例322)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸{2−[7−アゼチジン−1−イル−8−(3−クロロ−ベンジル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1389】
【化420】
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実施例320と同様に調製した。
【1390】
ESI−MS[M+H]=515 C2631ClNSの計算値=514
【1391】
(実施例323)
プロパン−1−スルホン酸{2−[8−(3−クロロ−ベンジル)−7−ピロリジン−1−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ]−エチル}−アミド塩酸塩
【1392】
【化421】
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実施例264/88と同様に調製した。
【1393】
ESI−MS[M+H]=491 C2635ClNSの計算値=490
【1394】
(実施例324)
1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(7−アゼチジン−1−イル−8−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルオキシ)−エチル]−アミド塩酸塩
【1395】
【化422】
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実施例320と同様に調製した。
【1396】
ESI−MS[M+H]=481 C2632Sの計算値=480
【1397】
(実施例325)
1−ベンジル−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
325.1 [1−(3−クロロ−ベンジル)−7−ビニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1398】
【化423】
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Organic Letters;2002,Vol4;p.107−109と同様に合成を実施した。
【1399】
カリウムトリフルオロ(ビニル)ボラート(1.000g、7.46mmol)、PdCl(dppf)−CHClアダクト(0.102g、0.124mmol)、8−(3−クロロベンジル)−7−(エトキシカルボニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルトリフルオロメタンスルホナート(3.06g、6.22mmol)およびトリエチルアミン(0.867ml、6.22mmol)の100mlのn−BuOH中溶液を、N下で85−90℃において4時間撹拌し、次いで室温に冷却した。
【1400】
水を添加し、次いでエーテルにより抽出した。エーテル溶液を塩水により洗浄し、乾燥させ、濾過し、蒸発させて褐色油状物を得た。クロマトグラフィーにより生成物1.55gを薄黄色固体として得た。
【1401】
325.2 [1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−ヒドロキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1402】
【化424】
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BH・DMS(THF中1M、0.838ml、0.838mmol)を、エチル 1−(3−クロロベンジル)−7−ビニル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(1.55g、4.19mmol)の20ml無水THF中溶液に添加した。反応物を60℃において1時間撹拌し、室温に冷却した。いくぶんの水を添加して過剰のボラン錯体を破壊し、得られた混合物を30%のH(8.56ml、84mmol)および2NのNaOH(9.74ml、19.49mmol)と1時間還流させた。反応混合物をCHClにより抽出し、水および塩水により洗浄し、乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させて薄褐色固体(1.7g)を得、この固体をクロマトグラフィーにより精製して生成物854mgを白色固体として得た。
【1403】
325.3 [7−(2−ブロモ−エチル)−1−(3−クロロ−ベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1404】
【化425】
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0℃に冷却した[1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−ヒドロキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル(554mg、1.428mmol)の15ml無水CHCl中溶液に、トリフェニルホスフィン(562mg、2.142mmol)および四臭化炭素(0.208ml、2.142mmol)を添加した。混合物を1時間撹拌し、この後に溶媒を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーにより精製して生成物277mgを白色固体として得た。
【1405】
325.4 [1−(3−クロロ−ベンジル)−7−(2−プロピルスルファニル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1406】
【化426】
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下のNaH(4.73mg、0.177mmol)の3ml無水DMF中懸濁液に、1−プロパンチオール(0.012ml、0.133mmol、1mlの無水DMF中で溶解)を添加した。反応物を室温において2時間撹拌し、次いでトリエチルアミン(0.019ml、0.133mmol)およびエチル 7−(2−ブロモエチル)−1−(3−クロロベンジル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(40mg、0,089mmol、2mlの無水DMF中で溶解)を添加した。混合物を室温において一晩撹拌し,溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル中で再溶解させ、水、クエン酸、NaHCOおよび塩水により洗浄し、濾過した。溶媒を蒸発させてオフホワイト色固体31mgを得、この固体をさらに精製することなく使用した。
【1407】
325.5 {1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル}−カルバミン酸エチルエステル
【1408】
【化427】
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エチル 1−(3−クロロベンジル)−7−(2−(プロピルチオ)エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(31.4mg、0.070mmol)の2ml酢酸エチル中冷却混合物(0℃)に、m−CPBA(33.4mg、0.155mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌し、室温まで加温しておいた。混合物を酢酸エチルにより希釈し、NaHCO、水および塩水により洗浄し、乾燥させ、濾過し、溶媒を蒸発させて白色固体を得、この固体をクロマトグラフィーにより精製した(27mg)。
【1409】
325.6 [1−ベンジル−7−(2−プロピルスルファニル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステル
【1410】
【化428】
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エチル 1−(3−クロロベンジル)−7−(2−(プロピルスルホニル)エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イルカルバマート(27.1mg、0.057mmol)およびギ酸アンモニウム(71.5mg、1.134mmol)を、5mlのMeOH中で溶解させた。Pd/C(0.845mg、7.94μmol)を添加し、80℃において4時間撹拌した。混合物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル中で再溶解させ、水、NaHCOおよび塩水により続けて洗浄し、乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させて白色固体を得、この固体をクロマトグラフィーにより精製して生成物12.7mgを白色固体として得た。
【1411】
325.7 1−ベンジル−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1412】
【化429】
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実施例3と同様に、[1−ベンジル−7−(2−プロピルスルファニル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル]−カルバミン酸エチルエステルから調製した。
【1413】
ESI−MS[M+H]=372 C2229NOSの計算値=371
【1414】
(実施例326)
1−(3−クロロ−ベンジル)−7−[2−(プロパン−1−スルホニル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミン塩酸塩
【1415】
【化430】
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実施例325と同様に調製し、脱塩素化段階を省略した。
【1416】
ESI−MS[M+H]=406 C2228ClNOSの計算値=405
【1417】
生物学的試験
1.ヒトGlyT1を発現する組換えCHO細胞中への[H]−グリシン取り込み:
ヒトGlyT1cを発現する組換えhGlyT1c_5_CHO細胞を、96ウェルのCytostar−Tシンチレーションマイクロプレート(Amersham Biosciences)中で20000個の細胞/ウェルにおいて平板培養し、24時間培養してサブコンフルエントとした。グリシン取り込みアッセイのため、培養培地を吸引し、5mMのL−アラニン(Merck#1007)を有するHBSS(Gibco BRL、#14025−050)100μlにより細胞を1回洗浄した。80μlのHBSS緩衝液を添加し、次いで10μlの阻害剤またはビヒクル(10%のDMSO)および10μlの[H]−グリシン(TRK71、Amersham Biosciences)を添加して最終濃度200nMとしてグリシン取り込みを開始した。プレートをWallac Microbeta(Perkin Elmer)中に入れ、最大3時間の間、固相シンチレーション分光測定により連続的にカウントした。10μMのOrg24598の存在下で、非特異的取り込みを測定した。60分から120分の間の[H]−グリシン組み込みの線形増加の範囲内での測定を使用する4パラメーターロジスティック非線形回帰分析(GraphPad Prism)により、IC50の計算を行った。
【1418】
2.ヒトGlyT1を発現する組換えCHO細胞膜を使用する放射性リガンド結合アッセイ
Mezler et al.,Molecular Pharmacology 74:1705−1715,2008に記載の通り、ヒトGlyT1cトランスポーターを発現する膜への放射性リガンド結合を実施した。
【1419】
実施例に開示の化合物について、以下の結果を得た:
【1420】
【表1】
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