特許第5818249号(P5818249)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5818249
(24)【登録日】2015年10月9日
(45)【発行日】2015年11月18日
(54)【発明の名称】印刷装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/325 20060101AFI20151029BHJP
【FI】
   B41J2/325 A
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2011-129793(P2011-129793)
(22)【出願日】2011年6月10日
(65)【公開番号】特開2012-254601(P2012-254601A)
(43)【公開日】2012年12月27日
【審査請求日】2014年5月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000231589
【氏名又は名称】ニスカ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098589
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 善章
(74)【代理人】
【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司
(74)【代理人】
【識別番号】100123674
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 亮
(72)【発明者】
【氏名】青柳 達三
(72)【発明者】
【氏名】久保田 剛
(72)【発明者】
【氏名】流石 詔五
(72)【発明者】
【氏名】村田 信雄
(72)【発明者】
【氏名】武井 章
【審査官】 牧島 元
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−063513(JP,A)
【文献】 特開2003−136792(JP,A)
【文献】 特開2000−343800(JP,A)
【文献】 特許第4334400(JP,B2)
【文献】 特開2005−132048(JP,A)
【文献】 特開2004−306321(JP,A)
【文献】 特開2002−096510(JP,A)
【文献】 特開2005−096476(JP,A)
【文献】 特開2009−143100(JP,A)
【文献】 特開2006−175671(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/325
B41J 2/32
B41J 29/00
B41J 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクリボンにて画像が転写された転写フィルムにて記録媒体に前記画像を再転写する印刷装置において、
固定した位置で転写フィルム面と接して搬送するフィルム搬送ローラと、
第1のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスに向けて進出する第1のブラケットと、
前記第1のブラケットに保持されて該第1のブラケットの移動により前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスを挟み対向して配置されているサーマルヘッドに向けて進出するプラテンローラと、
前記第1のブラケットに保持されて前記プラテンローラを前記サーマルヘッドに押し付けるように付勢する第1のバネ部材と、
第2のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パスに向けて進出する第2のブラケットと、
前記第2のブラケットに保持されて、前記第2のブラケットの前記転写フィルムの搬送パスへの進出により、前記フィルム搬送ローラとは前記転写フィルムの搬送パスに沿った上流側と下流側とで接する一対のピンチローラと、
前記一対のピンチローラを前記フィルム搬送ローラに押し付けるように付勢する第2のバネ部材と、を備え、
前記フィルム搬送ローラと前記第1のカムと前記第1のブラケットとを第1のユニットとして一体化し、前記第2のカムと前記第2のブラケットとを第2のユニットとして一体化して構成し
前記第1のカムと前記第2のカムは同一駆動源により駆動される、ことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記サーマルヘッドを第3のユニットとしたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第1のブラケットは、前記プラテンローラが前記転写フィルムと前記インクリボンとを通して前記サーマルヘッドを圧接した際、圧接に反発する前記転写フィルムの張力を吸収するよう前記転写フィルムと当接する第1の張力受け部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第2のブラケットは、前記ピンチローラが前記転写フィルムを通して前記フィルム搬送ローラを圧接した際、圧接に反発する前記転写フィルムの張力を吸収するよう前記転写フィルムと当接する第2の張力受け部材を備えたことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記プラテンローラは、該プラテンローラの両端をそれぞれ支持する一対のプラテン支持部材に保持されており、前記プラテン支持部材は前記第1のバネ部材を介して前記第1のブラケットに保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第1のブラケットと前記プラテン支持部材とは、前記第1のカムと前記第1のバネ部材とを配置する間隔を設けて連結されていることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記一対のピンチローラの各々は、中央部で前記第2のブラケットに回動自在に保持されるピンチローラ支持部材の両端にそれぞれ支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
【請求項8】
中央軸支される前記第2のブラケットは、一端で前記第2のカムの付勢を受けて回動すると、他端で支持する前記ピンチローラ支持部材を前記フィルム搬送ローラに向けて移動させることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム状媒体の表面に形成した画像をカードなどの記録媒体に転写する印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種のフィルム状媒体を介したカード印刷装置は、プラスチックカードなどの媒体上に顔写真、文字情報などの画像を形成する装置として広く知られている。そして、記録媒体に画像を印刷するには、先ずインクリボンに塗布されたインクにてフィルム状媒体である転写フィルムへ画像を熱転写(一次転写)し、次に転写フィルムの画像を記録媒体に熱転写(二次転写)することで行っている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4334400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように転写フィルムにインクリボンにて転写を行う印刷装置においては、転写フィルムやインクリボンが消耗するとそれぞれを収納しているカセットを頻繁に交換する必要がある。しかしながら、カセットの着脱は、転写フィルムやインクリボンが搬送機構や熱転写機構の各部材に引っ掛かるなどするために注意を要する作業となる。特に、カセットを装着するときに、これら部材に転写フィルムやインクリボンを架け渡す際、装架する位置を誤ると印刷ができなくなる。
【0005】
一方で、転写フィルムやインクリボンの搬送機構や熱転写機構を構成する各部材間どうしの配置も正確に位置合わせされていないと、印刷にずれを生じて印刷品質が低下する問題もあり、製造時やメンテナンス時の調整において、これら部材の組み付けには非常に手間を要していた。
【0006】
上記点から本発明は、印刷装置における一次転写部分の各部材を複数のユニットに分割してそれぞれ一体化するもので、ユニットとして一体化するのに最適な構成を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するため本発明は、インクリボンにて画像が転写された転写フィルムにて記録媒体に前記画像を再転写する印刷装置において、固定した位置で転写フィルム面と接して搬送するフィルム搬送ローラと、第1のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスに向けて進出する第1のブラケットと、前記第1のブラケットに保持されて該第1のブラケットの移動により前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスを挟み対向して配置されているサーマルヘッドに向けて進出するプラテンローラと、前記第1のブラケットに保持されて前記プラテンローラを前記サーマルヘッドに押し付けるように付勢する第1のバネ部材と、第2のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パスに向けて進出する第2のブラケットと、前記第2のブラケットに保持されて、前記第2のブラケットの前記転写フィルムの搬送パスへの進出により、前記フィルム搬送ローラとは前記転写フィルムの搬送パスに沿った上流側と下流側とで接する一対のピンチローラと、前記一対のピンチローラを前記フィルム搬送ローラに押し付けるように付勢する第2のバネ部材とを備え、前記フィルム搬送ローラと前記第1のカムと前記第1のブラケットとを第1のユニットとして一体化し、前記第2のカムと前記第2のブラケットとを第2のユニットとして一体化して構成し、前記第1のカムと前記第2のカムは同一駆動源にて駆動されることを特徴とする。
【0009】
また、前記第1のブラケットは、前記プラテンローラが前記転写フィルムと前記インクリボンとを通して前記サーマルヘッドを圧接した際、圧接に反発する前記転写フィルムの張力を吸収するよう前記転写フィルムと当接する第1の張力受け部材を備えたことを特徴とする。
【0010】
そして、前記第2のブラケットは、前記ピンチローラが前記転写フィルムを通して前記フィルム搬送ローラを圧接した際、圧接に反発する前記転写フィルムの張力を吸収するよう前記転写フィルムと当接する第2の張力受け部材を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、前記プラテンローラは、該プラテンローラの両端をそれぞれ支持する一対のプラテン支持部材に保持されており、前記プラテン支持部材は前記第1のバネ部材を介して前記第1のブラケットに保持されていることを特徴とする。
【0012】
そして、前記第1のブラケットと前記プラテン支持部材とは、前記第1のカムと前記第1のバネ部材とを配置する間隔を設けて連結されていることを特徴とする。
【0013】
さらに、前記一対のピンチローラの各々は、中央部で前記第2のブラケットに回動自在に保持されるピンチローラ支持部材の両端にそれぞれ支持されて、中央軸支される前記第2のブラケットは、一端で前記第2のカムの付勢を受けて回動すると、他端で支持する前記ピンチローラ支持部材を前記フィルム搬送ローラに向けて移動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
上記のように、本発明は、インクリボンにて画像が転写された転写フィルムにて記録媒体に前記画像を再転写する印刷装置において、固定した位置で転写フィルム面と接して搬送するフィルム搬送ローラと、第1のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスに向けて進出する第1のブラケットと、前記第1のブラケットに保持されて該第1のブラケットの移動により前記転写フィルムの搬送パス及び前記インクリボンの搬送パスを挟み対向して配置されているサーマルヘッドに向けて進出するプラテンローラと、前記第1のブラケットに保持されて前記プラテンローラを前記サーマルヘッドに押し付けるように付勢する第1のバネ部材と、第2のカムの回転により付勢されて前記転写フィルムの搬送パスに向けて進出する第2のブラケットと、前記第2のブラケットに保持されて、前記第2のブラケットの前記転写フィルムの搬送パスへの進出により、前記フィルム搬送ローラとは前記転写フィルムの搬送パスに沿った上流側と下流側とで接する一対のピンチローラと、前記一対のピンチローラを前記フィルム搬送ローラに押し付けるように付勢する第2のバネ部材とを備え、前記フィルム搬送ローラと前記第1のカムと前記第1のブラケットとを第1のユニットとして一体化し、前記第2のカムと前記第2のブラケットとを第2のユニットとして一体化した構成としたので、転写フィルムを精度良く搬送しなければならない固定のフィルム搬送ローラと、移動して転写フィルムを押圧することで転写位置を規定するプラテンローラとを同一のユニットに一体化して構成することが可能となり、一体化することで搬送駆動部分と転写部分との位置調整が不要となる。
【0015】
そして、このユニットを基準にして他のユニットを構成することができるために製造やメンテナンス時の調整が容易となるばかりか、ユニット間および各ユニットに含まれる部材間の位置精度が向上する。
【0016】
しかも、ユニットに一体化することで、転写フィルムやインクリボンのそれぞれのカセットの交換時に、転写フィルムやインクリボンを配置する位置を容易に認識することができ、取扱い性に優れた印刷装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係わる印刷装置の一実施形態を示す全体構成図を示す。
図2】ピンチローラとフィルム搬送ローラとが離反、プラテンローラとサーマルヘッドとが離反している待機ポジジョンにおけるカムによる制御状態の説明図を示す。
図3】ピンチローラとフィルム搬送ローラとが当接、プラテンローラとサーマルヘッドとが当接している印刷ポジジョンにおけるカムによる制御状態の説明図を示す。
図4】ピンチローラとフィルム搬送ローラとが当接、プラテンローラとサーマルヘッドとが当接している搬送ポジジョンにおけるカムによる制御状態の説明図を示す。
図5】印刷装置の待機ポジションの状態を説明する動作説明図を示す。
図6】印刷装置の搬送ポジションの状態を説明する動作説明図を示す。
図7】印刷装置の印刷ポジションの状態を説明する動作説明図を示す。
図8】フィルム搬送ローラとプラテンローラとその周辺部分を印刷装置に組み込むのに一体化した第1のユニットの構成を説明する外観図を示す。
図9】ピンチローラ及びその周辺部分を印刷装置に組み込むのに一体化した第2のユニットの構成を説明する外観図を示す。
図10】サーマルヘッドを印刷装置に組み込むのに一体化した第3のユニットの外観図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる印刷装置1の全体構成を示す図である。印刷装置1は、各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどのカードに情報を記録するもので、ハウジング2には、情報記録部Aと画像形成部Bと媒体収容部Cと収容部Dとが備えられる。
【0019】
情報記録部Aは、磁気記録部24と、非接触式IC記録部23と、接触式IC記録部27とで構成される。
【0020】
媒体収容部Cは、複数枚のカードを立位姿勢で整列して収納しており、その先端には分離開口7が設けられて、ピックアップローラ19にて最前列のカードから繰り出し供給するようになっている。
【0021】
繰り出されたカードは、先ず搬入ローラ22にて反転ユニットFに送られる。反転ユニットFは装置フレーム2に旋回動可能に軸受け支持された回転フレーム80と、このフレームに支持された2つのローラ対20、21にて構成される。そして、ローラ対20、21は回転フレーム80に回転自在に軸支持されている。
【0022】
反転ユニットFが旋回する外周には、磁気記録部24と、非接触式IC記録部23及び接触式IC記録部27が配置されている。そして、ローラ対20、21は、これらの情報記録部23、24、27の何れかに向けて搬入する媒体搬入経路65を形成し、これらの記録部にてカードには磁気的若しくは電気的にデータが書き込まれる。
【0023】
画像形成部Bは、記録カードの表裏面に顔写真、文字データなど画像を形成するもので、媒体搬入経路65の延長上にカードを移送する媒体搬送経路P1が設けられている。また、媒体搬送経路P1にはカードを搬送する搬送ローラ29,30が配置され、図示しない搬送モータに連結されている。
【0024】
画像形成部Bはフィルム状媒体搬送装置を備えて、この搬送装置にて搬送される転写フィルム46に対して、先ずサーマルヘッド40にて画像を印刷する一次転写部と、続いてヒートローラ33にて媒体搬送経路P1にあるカードの表面に転写フィルム46に印刷された画像を印刷する二次転写部とを備えている。
【0025】
画像形成部Bの下流側には収容スタッカ60に印刷後のカードを移送する媒体搬送経路P2が設けられている。媒体搬送経路P2にはカードを搬送する搬送ローラ37,38が配置され、図示しない搬送モータに連結されている。
【0026】
搬送ローラ37と搬送ローラ38の間にはデカール機構36が配置され、搬送ローラ37,38間に保持されたカード中央部を押圧することにより、ヒートローラ33による熱転写により生じたカールを矯正する。このためデカール機構36は図示しないカムなどによる昇降機構にて図1に示す上下方向に位置移動可能に構成されている。
【0027】
収容部Dは、画像形成部Bから送られたカードを収容スタッカ60に収容するように構成されている。収容スタッカ60は、昇降機構61にて図1で下方に移動するように構成されている。
【0028】
上記した印刷装置1の全体構成の中で本発明に特に係る画像形成部Bについて、更に詳しく説明する。
【0029】
転写フィルム46は、モータMr2の駆動にて回転する転写フィルムカセットの巻取ロール47と操出ロール48にそれぞれ巻回されている。フィルム搬送ローラ49は、転写フィルム46を移送する主要な駆動ローラであり、このローラ49の駆動を制御することで転写フィルム46の搬送量及び搬送停止位置が決まる。フィルム搬送ローラ49の駆動時にモータMr2も駆動するが、巻取ロール47が繰り出された転写フィルム46を巻き取るためのものであって、転写フィルム46を搬送の主体となって駆動するものではない。
【0030】
フィルム搬送ローラ49の周面には、ピンチローラ32aとピンチローラ32bとが配置されている。ピンチローラ32a,32bは、図1では示されていないが、フィルム搬送ローラ49に対して進出及び退避するよう移動可能に構成されており、図の状態はフィルム搬送ローラ49に進出して圧接することで転写フィルム46をフィルム搬送ローラ49に巻き付けている。これにより、転写フィルム46はフィルム搬送ローラ49の回転数に応じた距離の正確な搬送が行われる。
【0031】
インクリボン41はカセット42に収納され、このカセット42に操出ロール43と巻取ロール44が収容され、巻取ロール44はモータMr1にて駆動する。
【0032】
プラテンローラ45とサーマルヘッド40とは一次転写部を構成しており、プラテンローラ45に対向する位置にサーマルヘッド40が配置されている。サーマルヘッド40は、ヘッドコントロール用IC(図示せず)により画像データに従って加熱制御されて、昇華型のインクリボン41を用いて転写フィルム46に画像を印刷する。尚、冷却ファン39はサーマルヘッド40を冷やす為のものである。
【0033】
転写フィルム46への印刷が終了したインクリボン41は、剥離コロ25と剥離部材28とで転写フィルム46から引き剥がされる。剥離部材28はカセット42に固設されており、剥離コロ25は印刷時に剥離部材28に移動して両者で転写フィルム46とインクリボン41とを挟持することで剥離が行われる。そして、剥離されたインクリボン41はモータMr1の駆動による巻取ロール44に巻き取られ、転写フィルム46はフィルム搬送ローラ49により、プラテンローラ31とヒートローラ33とを含む二次転写部まで搬送される。
【0034】
二次転写部では、転写フィルム46はカードと共にヒートローラ33及びプラテンローラ31とで挟持されて、転写フィルム46上の画像が記録カード表面に転写される。尚、ヒートローラ33は、転写フィルム46を介してプラテンローラ31に圧接・離間するように昇降機構(不図示)に取り付けられている。
【0035】
一次転写部の構成をその作用と共に更に詳しく説明する。図2乃至図4にて示すように、ピンチローラ32a,32bはピンチローラ支持部材57の上端部と下端部にそれぞれ支持されて、ピンチローラ支持部材57はその中央部を挿通する支持シャフト58に回動自在に支持されている。支持シャフト58は、図9にて示すごとく、両端部がピンチローラ支持部材57に設けられる長穴76,77に架け渡されると共に、中間部でブラケット50の固定部78にて固定されている。また、長穴76,77は支持シャフト58に対して水平方向及び垂直方向に空間を持たせている。よって、後述するフィルム搬送ローラ49に対するピンチローラ32a,32bの調整を可能にしている。
【0036】
そして、支持シャフト58にはバネ部材51(51a,51b)が装着されて、ピンチローラ支持部材57のピンチローラ32a,32bが装着される側の端部は、それぞれバネ部材51と接してそのバネ力によりフィルム搬送ローラ49の方向へ付勢されている。
【0037】
ブラケット50は、カム受81にてカム53のカム作動面と当接しており、駆動モータ54(図9に示す)にて駆動するカム軸82を支点とするカム53の矢印方向への回動に応じてフィルム搬送ローラ49に対して図で左右方向に移動するように構成している。従って、ブラケット50がフィルム搬送ローラ49に向けて進出したとき(図3及び図4)、ピンチローラ32a,32bはバネ部材51に抗して転写フィルム46を挟んでフィルム搬送ローラ49に圧接し、転写フィルム46をフィルム搬送ローラ49に巻き付ける。
【0038】
このときブラケット50の回動支点となる軸95から遠い位置にあるピンチローラ32bが先ずフィルム搬送ローラ49を圧接し、続いてピンチローラ32aが圧接する。このように、回動支点である軸95をフィルム搬送ローラ49より上方に配置することで、ピンチローラ支持部材57は平行移動ではなく回動しながらフィルム搬送ローラ49と当接することになり、平行移動させるよりも幅方向のスペースが少なくてすむ利点がある。
【0039】
また、ピンチローラ32a,32bがフィルム搬送ローラ49へ圧接したときの圧接力は、バネ部材51により転写フィルム46の幅方向の対して均一となる。その際、ピンチローラ支持部材57の両側に長穴76,77が設けられて支持シャフト58は固定部78で固定されているために、ピンチローラ支持部材を3方向に調整することができ、フィルム搬送ローラ49の回転により転写フィルム46はスキューを起こすことなく正しい姿勢にて搬送される。なお、ここで言う3方向の調整とは、(i)フィルム搬送ローラ49に対してピンチローラ32a,32bの軸方向の圧接力を均一にするために、フィルム搬送ローラ49の軸に対するピンチローラ32a,32bの軸の水平方向の平行度を調整すること、(ii)フィルム搬送ローラ49に対するピンチローラ32aの圧接力とフィルム搬送ローラ49に対するピンチローラ32bの圧接力とを均一にするために、フィルム搬送ローラ49に対するピンチローラ32aとピンチローラ32bとの移動距離を調整すること、及び(iii)フィルム進行方向に対してピンチローラ32a,32bの軸が垂直になるように、フィルム搬送ローラ49の軸に対するピンチローラ32a,32bの軸の垂直方向の平行度を調整することである。
【0040】
そして、ブラケット50には、ブラケット50がフィルム搬送ローラ49に向けて進出したとき、転写フィルム46のフィルム搬送ローラ49に巻き付けられていない部分と当接する張力受け部材52を設けている。
【0041】
張力受け部材52は、ピンチローラ32a,32bが転写フィルム46をフィルム搬送ローラ49に圧接した際に生じる転写フィルム46の張力にて、ピンチローラ32a,32bがそれぞれバネ部材51の付勢力に抗してフィルム搬送ローラ49から退避するのを防止するために設けられる。よって、張力受け部材52は、ピンチローラ32a,32bより図で左の位置で転写フィルム46と当接するようブラケット50の回動側端部の先端に取り付けられている。図1は張力受け部材52が転写フィルム46と当接している状態を示している。
【0042】
これにより、転写フィルム46の弾性から生じる張力は張力受け部材52を通してカム53にて直接受け止めることができる。したがって、この張力にてピンチローラ32a,32bがフィルム搬送ローラ49から退避してピンチローラ32a,23bの圧接力が弱まることが防止されるため、転写フィルム46のフィルム搬送ローラ49への密着した巻き付け状態が維持されて正確な搬送を行うことができる。
【0043】
転写フィルム46の横幅方向に沿って配置されるプラテンローラ45は、図8に示すごとく、軸71を支点として回動自在な一対のプラテン支持部材72に支持されている。一対のプラテン支持部材72はプラテンローラ45の両端を支持している。プラテン支持部材72はそれぞれ、軸71を共通の回動軸とするブラケット50Aの端部にバネ部材99を介して接続されている。
【0044】
ブラケット50Aは、基板87と、この基板87からのプラテン支持部材72の方向に折り曲げて形成されるカム受支持部85とから成り、カム受支持部85でカム受84を保持している。そして、基板87とカム受支持部85の間には、駆動モータ54(図9に示す)にて駆動するカム軸83を支点に回動するカム53Aを配設して、カム作動面とカム受84とが当接するよう構成している。従って、カム53Aの回動によりブラケット50Aがサーマルヘッド40の方向へ進出すると、プラテン支持部材72も移動してプラテンローラ45はサーマルヘッド40に圧接する。
【0045】
このようにブラケット50Aとプラテン支持部材72との間にバネ部材99とカム53Aとを上下に配置することにより、このプラテン移動ユニットはブラケット50Aとプラテン支持部材72との間隔内に収めることができる。また、幅方向はプラテンローラ45の幅内に収めることができ省スペース化が図れる。
【0046】
また、カム受支持部85は、プラテン支持部材72に形成した穿孔部72a,72b(図8に示す)に嵌合させているために、カム受支持部85をプラテン支持部材72の方向に突出して形成しても、ブラケット50Aとプラテン支持部材72との間隔が広がることがなく、その面でも省スペース化が図れる。
【0047】
プラテンローラ45はサーマルヘッド40に圧接したとき、それぞれのプラテン支持部材72に接続されたバネ部材99は、それぞれ転写フィルム46の幅方向への圧接力が均一となるように作用する。よって、転写フィルム46がフィルム搬送ローラ49にて搬送されるときスキューが防止され、転写フィルム46の印刷領域が幅方向にずれることがなくサーマルヘッド40による熱転写を正確に行うことができる。
【0048】
ブラケット50Aの基板87には、剥離コロ25の両端を支持する一対の剥離コロ支持部材88がバネ部材97を介して設けられており、剥離コロ25は、ブラケット50Aがカム53Aの回動にてサーマルヘッド40に対し進出したとき、剥離部材28と当接して両者で挟持している転写フィルム46とインクリボン41とを剥離する。剥離コロ支持部材88もプラテン支持部材72と同様に剥離コロ25の両端にそれぞれ設けられており、剥離部材28に対する幅方向の圧接力が均一となるように構成されている。
【0049】
ブラケット50Aの軸支59側の端部と反対側の端部には、張力受け部材52Aが設けられている。張力受け部材52Aは、プラテンローラ45と剥離コロ25とをサーマルヘッド40と剥離部材28とにそれぞれ圧接する際に生じる転写フィルム46の張力を吸収するように設けられている。バネ部材99とバネ部材97は、転写フィルム46の幅方向への圧接力を均一にするために設けられるが、逆にバネ部材99、97が転写フィルム46の張力に負けて転写フィルム46への圧接力が弱まってしまわないよう、張力受け部材52Aにて転写フィルム46からの張力を受けている。なお、張力受け部材52Aも上述の張力受け部材52と同様にブラケット50Aに固定されているため、転写フィルム46の張力はブラケット50Aを介してカム53Aで受けることになるので、転写フィルム46の張力に負けることはない。これにより、サーマルヘッド40とプラテンローラ45との圧接力及び、剥離部材28と剥離コロ25との圧接力が保たれるので、良好な印刷及び剥離を行うことができる。また、フィルム搬送ローラ49の駆動時に転写フィルム46の搬送量に誤差を生じることがなく、前記印刷領域の長さ分が正確にサーマルヘッド40に搬送されて精度良く印刷できる。
【0050】
カム53とカム53Aは、ベルト98(図2に示す)が張架されて同一の駆動モータ54(図9に示す)にて駆動させている。
【0051】
このような、画像形成部Bが図5に示す待機ポジションにあるときカム53及びカム53Aは図2に示す状態にあり、ピンチローラ32a,32bはフィルム搬送ローラ49に圧接しておらず、またプラテンローラ45はサーマルヘッド40に圧接していない。
【0052】
そして、カム53及びカム53Aが連動して回転して図3に示す状態となると、画像形成部Bは図6に示す印刷ポジションに移行する。その際、まずピンチローラ32a,32bがフィルム搬送ローラ49に転写フィルム46を巻き付けると共に、張力受け部材52は転写フィルム46と当接する。その後プラテンローラ45がサーマルヘッド40に圧接する。この印刷ポジションでは、プラテンローラ45がサーマルヘッド40に向けて移動して転写フィルム46とインクリボン41を挟み圧接して、剥離ローラ25が剥離部材28と接している。
【0053】
この状態で、フィルム搬送ローラ49の回転により転写フィルム46の搬送が開始されると、同時にインクリボン41もモータMr1の動作により巻取ロール44にて巻き取られて同じ方向に搬送される。この搬送の間、転写フィルム46に設けた位置出し用マークがセンサSeを通過して所定量移動し、転写フィルム46が印刷開始位置に到達した時点で、転写フィルム46の所定領域にサーマルヘッド40による印刷が行われる。特に印刷中は転写フィルム46の張力が大きくなるため、転写フィルム46の張力はフィルム搬送ローラ46からピンチローラ32a,23bを離間させる方向及び、剥離部材28とサーマルヘッド40から剥離コロ25とプラテンローラ45とを離間させる方向に働く。しかし、上記したように、転写フィルム46の張力は張力受け部材52,52Aが受けているため、ピンチローラ32a,32bの圧接力が弱くなることがなく、正確なフィルム搬送を行うことができ、サーマルヘッド40とプラテンローラ45との圧接力及び、剥離部材28と剥離コロ25との圧接力も弱くなることがないため、正確な印刷及び剥離を行うことができる。印刷終了後のインクリボン41は転写フィルム46から引き剥がされて巻取ロール44に巻き取られる。
【0054】
転写フィルム46の搬送による移動量、すなわち印刷が施される前記印刷領域の搬送方向の長さは、フィルム搬送ローラ49に設けたセンサ(不図示)にて検知され、それに応じてフィルム搬送ローラ49の回転が停止し、同時にモータMr2の動作による巻取ロール44による巻き取りも停止する。これにより、サーマルヘッド40による転写フィルム46の前記印刷領域への1色目の印刷が終了する。
【0055】
そして、カム53及びカム53Aが連動して更に回転し図4に示す状態となると、画像形成部Bは図7に示す搬送ポジションに移行して、プラテンローラ45はサーマルヘッド40から退避する方向に復帰する。この状態では依然として、ピンチローラ32a,32bはフィルム搬送ローラ49に転写フィルム46を巻き付けて、張力受け部材52は転写フィルム46と接しており、フィルム搬送ローラ49の逆方向の回転により転写フィルム46は初期位置にまで逆搬送される。このときも転写フィルム46の移動量はフィルム搬送ローラ49の回転によって制御されるが、印刷が施された前記印刷領域の搬送方向の長さ分が逆搬送される。尚、インクリボン41は停止しており、次に印刷する色のパネルを初期位置に待機させた状態にある。
【0056】
そして、カム53,53Aによる制御状態は再び図3に示す状態となって図6に示す印刷ポジションとなり、プラテンローラ45をサーマルヘッド40に圧接させ、フィルム搬送ローラ49が再び正方向への回転を行って転写フィルム46を前記印刷領域の長さ分移動させると、サーマルヘッド40にて次色による印刷が行われる。
【0057】
こうして、印刷ポジションと搬送ポジションでの動作は全ての色の印刷が終了するまで繰り返される。そして、サーマルヘッド40による印刷(一次転写)が終了すると、転写フィルム46の一次転写された領域をヒートローラ33まで搬送するが、このときカム53及び53Aは図2に示す状態に移動して、転写フィルム46への圧接を解除する。その後の二次転写は巻取ロール47の駆動で転写フィルムを搬送しながらカードへの転写が行われる。
【0058】
このような画像形成部Bは、3通りのユニット90,92,93に分割してそれぞれ一体化される。
【0059】
図8に示す第1のユニット90は、ユニット枠体75にモータ54(図9に示す)の駆動により回転する駆動軸70を装架しており、駆動軸70にフィルム搬送ローラ49を装着している。フィルム搬送ローラ49の下方には、ブラケット50Aと一対のプラテン支持部材72とが配置されており、これら部材はユニット枠体75の両側板に装架される軸71に回動自在に支持されている。
【0060】
図8においては、プラテン支持部材72に形成した穿孔部72a,72bからブラケット50Aの一部である一対のカム受支持部85が表れている。カム受支持部85は、その後方に配置される一対のカム受84を保持する。そして、カム受84の更に後方には、ユニット枠体75を挿通しているカム軸83に装着されるカム53Aが配置されている。カム軸83はユニット枠体75の両側板に装架される。
【0061】
転写フィルム46とインクリボン41の搬送パスを挟みプラテンローラ45と対向する位置にはサーマルヘッド40が配置される。サーマルヘッド40、加熱に関する部材及び冷却ファン39は図10に示すように第3のユニット92に一体化しており、第1のユニット90に対向して配置される。
【0062】
第1のユニット90は、移動可能なブラケット50Aにて、印刷動作により位置を変動するプラテンローラ45と剥離コロ25と張力受け部材52Aとを一括して保持することで、これら部材間の位置調整が不要となる。しかも、カム53の回動にてブラケット50Aを移動させることでこれら部材を所定の位置にまで移動させることができる。また、ブラケット50Aを設けたことで、固定のフィルム搬送ローラ49と同一のユニットに収納でき、転写フィルムを精度良く搬送しなければならないフィルム搬送ローラ49による搬送駆動部分と、プラテンローラ45による転写位置規制部分とが同じユニットに含まれるために両者間の位置調整が不要となる。
【0063】
図9に示す第2のユニット91は、ユニット枠体55にカム53が装着されるカム軸82を挿通させて、カム軸82を駆動モータ54の出力軸に連結している。そして、第2のユニット91は、カム53と当接するようブラケット50をユニット枠体55に移動自在に支持しており、ブラケット50には、ピンチローラ支持部材57を回動自在に支持している支持シャフト58と張力受け部材52とが固設されている。
【0064】
ピンチローラ支持部材57には、支持シャフト58にバネ部材51a,51bが取り付けられていて、その端部をピンチローラ32a,32bを支持しているピンチローラ支持部材57の両端にそれぞれ当接させて、フィルム搬送ローラ49の方向へ付勢している。そして、ピンチローラ支持部材57は、長穴76,77に支持シャフト58を挿入しており、支持シャフト58は中央部でブラケット50に固定支持される。
【0065】
ブラケット50とピンチローラ支持部材57との間には、ピンチローラ支持部材57をブラケット50に向けて付勢するバネ89を設けている。このバネ89によりピンチローラ支持部材57は第1のユニット90のフィルム搬送ローラ49から後退する方向に付勢されるために、転写フィルムカセットを印刷装置1にセットするときに第1のユニット90と第2のユニット91の間に転写フィルム46を容易に通すことができる。
【0066】
第2のユニット91は、印刷動作に応じて位置が変動するピンチローラ32a,32bと張力受け部材52とをブラケット50Aにて保持し、カム53の回動にてブラケット50Aを移動させることでピンチローラ32a,32bと張力受け部材52とを移動させるために、両者間の位置調整やピンチローラ32a,32bとフィルム搬送ローラ49との位置調整が簡略化される。このような第2のユニット91は、転写フィルム46を挟み第1のユニット90に対向して配置される。
【0067】
このようにユニット化することで第1のユニット90、第2のユニット91及び第3のユニット92は、転写フィルム46やインクリボン41の各カセットと同様に、それぞれ印刷装置1の本体から引き出すことも可能になる。従って、転写フィルム46やインクリボン41の消耗によるカセットの交換時にこれらユニット90,91,92も必要に応じてユニットを取り出しておけばカセット挿入時の転写フィルム46やインクリボン41を簡単に装置内に装架することができる。
【0068】
上記したように、プラテンローラ45とブラケット50Aとカム53Aとプラテン支持部材72とを一体化した第1のユニット90と、ピンチローラ32a,32bとブラケット50とカム53とバネ部材51とを一体化した第2のユニット91とを組み合わせると共に、サーマルヘッド40が取り付けられた第3のユニット92をプラテンローラ45に対向して配置して組み付けることで、印刷装置の製造時における組み立てやメンテナンス時の調整を容易且つ正確に行うことができる。
【0069】
しかも、一体化したことで装置からの取り外しも容易に行えて、印刷装置としての取扱い性が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明は、プラスチックカード、厚紙カードなどの記録媒体に転写フィルム上に形成した画像情報を転写する印刷装置に関するもので、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0071】
32a、32b ピンチローラ
40 サーマルヘッド
41 インクリボン
45 プラテンローラ
46 転写フィルム
49 フィルム搬送ローラ
50A 第1のブラケット
50 第2のブラケット
51 第2のバネ部材
52A 第1の張力受け部材
52 第2の張力受け部材
53A 第1のカム
53 第2のカム
90 第1のユニット
91 第2のユニット
92 第3のユニット
99 第1のバネ部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10