(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
二以上の線分が交差することにより形成されている角部は、円弧状の角部または面取りされた形状の角部に置き換えられることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のマーキング表示対象物。
前記解析装置は、前記撮像装置が撮像した画像が複数の領域にまたがるものであると判定した場合には、前記複数の領域を特定し、特定された領域の前記識別記号の部分的形状のみを前記記憶装置から読み出すものであることを特徴とする請求項20に記載の識別記号読み取り装置。
前記第二の過程において撮像された画像が複数の領域にまたがるものである場合には、前記複数の領域を特定する過程を備え、前記第三の過程においては、特定された領域の前記識別記号の部分的形状のみを前記記憶装置から読み出すものであることを特徴とする請求項24に記載の識別記号読み取り方法。
特定された領域が複数ある場合には、当該複数の領域のなかの一つの領域を選択する過程をさらに備えることを特徴とする請求項25または26に記載の識別記号読み取り方法。
撮像された画像が複数の領域にまたがるものである場合には、前記複数の領域を特定する第三の処理をさらに行い、前記第一の処理においては、特定された領域の前記識別記号の部分的形状のみを前記記憶装置から読み出すものであることを特徴とする請求項28に記載のプログラム。
前記第三の処理においては、特定された領域が複数ある場合には、当該複数の領域のなかの一つの領域を選択することを特徴とする請求項29または30に記載のプログラム。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【
図1】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を示す平面図である。
【
図2】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を示す平面図である。
【
図3】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を示す平面図である。
【
図4】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を示す平面図である。
【
図5】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を示す平面図である。
【
図6】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を示す平面図である。
【
図7】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を示す平面図である。
【
図8】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を示す平面図である。
【
図9】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を示す平面図である。
【
図10】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を示す平面図である。
【
図11】
図11(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図12】
図12(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図12(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図12(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図12(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図13】
図13(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図13(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図13(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図13(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図14】
図14(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図14(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図14(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図14(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図15】
図15(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図15(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図15(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図15(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図16】
図16(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図16(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図16(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図16(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図17】
図17(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図17(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図17(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図17(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図18】
図18(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図18(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図18(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図18(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図19】
図19(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図19(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図18(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図19(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図20】
図20(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から2番目乃至4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最上領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図20(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から3番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から2番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図20(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、最上領域並びに上から2番目及び4番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から3番目の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図20(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に四等分割した場合の四個の各領域のうち、上から1番目乃至3番目の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、最下領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図21】
図21(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「0」の部分を示す平面図である。
【
図22】
図22(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「1」の部分を示す平面図である。
【
図23】
図23(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「2」の部分を示す平面図である。
【
図24】
図24(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「3」の部分を示す平面図である。
【
図25】
図25(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「4」の部分を示す平面図である。
【
図26】
図26(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「5」の部分を示す平面図である。
【
図27】
図27(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「6」の部分を示す平面図である。
【
図28】
図28(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「7」の部分を示す平面図である。
【
図29】
図27(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「8」の部分を示す平面図である。
【
図30】
図30(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」が含まれる四角形を上下方向に四等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「9」の部分を示す平面図である。
【
図31】
図31(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図32】
図32(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図32(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図32(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図32(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図33】
図33(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図33(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図33(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図33(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図34】
図34(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図34(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図34(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図34(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図35】
図35(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図35(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図35(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図35(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図36】
図36(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図36(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図36(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図36(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図37】
図37(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図37(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図37(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図37(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図38】
図38(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図38(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図37(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図38(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図39】
図39(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図39(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図39(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図39(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図40】
図40(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図40(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、左上、左下及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図40(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び右下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図40(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の各領域のうち、右上、左上及び左下の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図41】
図41(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「0」の部分を示す平面図である。
【
図42】
図42(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「1」の部分を示す平面図である。
【
図43】
図43(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「2」の部分を示す平面図である。
【
図44】
図44(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「3」の部分を示す平面図である。
【
図45】
図45(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「4」の部分を示す平面図である。
【
図46】
図46(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「5」の部分を示す平面図である。
【
図47】
図47(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「6」の部分を示す平面図である。
【
図48】
図48(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「7」の部分を示す平面図である。
【
図49】
図49(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「8」の部分を示す平面図である。
【
図50】
図50(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」が含まれる四角形を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「9」の部分を示す平面図である。
【
図51】
図51(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図51(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図51(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図51(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図52】
図52(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図52(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図52(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図52(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図53】
図53(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図53(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図53(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図53(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図54】
図54(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図54(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図54(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図54(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図55】
図55(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図55(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図55(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図55(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図56】
図56(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図56(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図56(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図56(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図57】
図57(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図57(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図57(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図57(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図58】
図58(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図58(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図58(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図58(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図59】
図59(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図59(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図59(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図59(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図60】
図60(A)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図60(B)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図60(C)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、上半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図60(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」を水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の領域のうち、下半分の領域が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【
図61】
図61(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「0」の部分を示す平面図である。
【
図62】
図62(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「1」の部分を示す平面図である。
【
図63】
図63(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「2」の部分を示す平面図である。
【
図64】
図64(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「3」の部分を示す平面図である。
【
図65】
図65(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「4」の部分を示す平面図である。
【
図66】
図66(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「5」の部分を示す平面図である。
【
図67】
図67(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「6」の部分を示す平面図である。
【
図68】
図68(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「7」の部分を示す平面図である。
【
図69】
図69(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「8」の部分を示す平面図である。
【
図70】
図70(A)−(D)は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」が含まれる四角形を水平方向に対して反時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域、及び、水平方向に対して時計方向に45度回転した方向に延びる線で二等分割した場合の二個の各領域の計四個の領域及び当該四個の各領域に含まれる「9」の部分を示す平面図である。
【
図71】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」の変形例を示す平面図である。
【
図72】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」の変形例を示す平面図である。
【
図73】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「0」の変形例を示す平面図である。
【
図74】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」の変形例を示す平面図である。
【
図75】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」の変形例を示す平面図である。
【
図76】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」の変形例を示す平面図である。
【
図77】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」の変形例を示す平面図である。
【
図78】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「9」の変形例を示す平面図である。
【
図79】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」の変形例を示す平面図である。
【
図80】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」の変形例を示す平面図である。
【
図81】本発明の第一の実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字数字を読み取る識別記号読み取り装置の構造を示す概略図である。
【
図82】
図81に示した識別記号読み取り装置の動作を示すフローチャートである。
【
図83】対象物の表面にマーキングされている識別記号を示す平面図である。
【
図84】複数の識別記号のうちの第一の識別記号を撮像した画像の平面図である。
【
図85】複数の識別記号のうちの第一の識別記号及び当該識別記号に対する四角形の位置を示す平面図である。
【
図86】識別記号に対する四角形を複数の領域に分割する状態を示す平面図である。
【
図87】識別記号に対する四角形を複数の領域に分割する状態を示す平面図である。
【
図88】識別記号に対する四角形を複数の領域に分割する状態を示す平面図である。
【
図89】複数の識別記号のうちの第二の識別記号を撮像した画像の平面図である。
【
図90】本発明の第二の実施形態に係る打刻ピンの一例の斜視図である。
【
図91】本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字を対象物の表面にマーキングするマーキング装置の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0061】
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」を示す平面図である。
【0062】
後述する
図21乃至
図30に示すように、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」乃至「9」は何れも同一サイズの四角形500に含まれるサイズを有しており、四角形500から外部に突出して構成されることはない。
【0063】
図21(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域(上から順に第一領域510、第二領域520、第三領域530、第四領域540とする)及び当該四個の各領域に含まれる「0」の部分を示す平面図である。
【0064】
図1及び
図21(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号としてのアラビア数字「0」は、四角形500を左右方向に二等分する縦中心線501を中心として四角形500の上辺502に沿って縦中心線501の左右に同長に延びる第一の線分101と、縦中心線501を中心として四角形500の下辺503に沿って縦中心線501の左右に同長に延びる第二の線分102と、第一の線分101の右端と第二の線分102の右端とを両端とし、四角形500の右辺504の中点を頂点とする第一の円弧状曲線103と、第一の線分101の左端と第二の線分102の左端とを両端とし、四角形500の左辺505の中点を頂点とする第二の円弧状曲線104と、からなる形状を含んでいる。
【0065】
図2は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「1」を示す平面図である。
【0066】
図22(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「1」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「1」の部分を示す平面図である。
【0067】
図2及び
図22(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「1」は、縦中心線501に沿って四角形500の上辺502から下辺503まで延びる第一の線分11と、第一の線分11の上端から、第一領域510の左半分の領域に延びる第二の線分12と、第一の線分11の下端から四角形500の下辺503に沿って左方向に延びる第三の線分13と、からなる形状を含んでいる。
【0068】
第二の線分12は、
図2に示すような水平方向の直線と円弧との組み合わせからなる線分であってもよく、あるいは、第一の線分11の上端から斜め下方に延びる直線であってもよい。すなわち、第二の線分12としては、第一の線分11の上端を始点とし、第一領域510の左半分の領域内の一点を終点とする線分であれば、任意の線分を選択することができる。
【0069】
図3は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「2」を示す平面図である。
【0070】
図23(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「2」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「2」の部分を示す平面図である。
【0071】
図3及び
図23(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「2」は、第一領域510の左下角及び右下角を下端とし、縦中心線501と四角形500の上辺502との交点(上辺502の中点)を頂点とする上方に凸の円弧状曲線21と、円弧状曲線21の右端と四角形500の下辺503の左端とを結ぶ第二の線分22と、四角形500の下辺503に沿って四角形500の下辺503の全長にわたって延びる第三の線分23と、からなる形状を含んでいる。
【0072】
図4は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「3」を示す平面図である。
【0073】
図24(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「3」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「3」の部分を示す平面図である。
【0074】
図4及び
図24(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「3」は、第一領域510の左半分の領域内において、四角形500の左辺505の一点と四角形500の上辺502の一点とを両端とする第一の線分31と、第一の線分31の上端から、四角形500の上辺501に沿って、縦中心線501を越えて、第一領域510の右半分の領域内に延びる第二の線分32と、第二の線分32の右端から、第二領域520内に、上下方向に延びる第三の線分33と、第三の線分33の下端から、第三領域530の下辺と四角形500の右辺504との交点に延びる第四の線分34と、第四の線分34の下端から、縦中心線501と四角形500の下辺503の交点(下辺503の中点)に延びる第五の線分35と、第五の線分35の下端から、第三領域530の下辺と四角形500の左辺505との交点に延びる第六の線分36と、からなる形状を含んでいる。
【0075】
図5は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「4」を示す平面図である。
【0076】
図25(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「4」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「4」の部分を示す平面図である。
【0077】
図5及び
図25(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「4」は、縦中心線501の右側の領域において四角形500の上辺502から下辺503まで延びる第一の線分41と、第一の線分41の上端から、第一領域510の左半分の領域の下辺の一点に延びる第二の線分42と、第二の線分42の下端から、第四領域540内における四角形500の左辺505の一点に延びる第三の線分43と、第三の線分43の左端から四角形500の右辺504まで水平方向に延びる第四の線分44と、からなる形状を含んでいる。
【0078】
図6は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「5」を示す平面図である。
【0079】
図26(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「5」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「5」の部分を示す平面図である。
【0080】
図6及び
図26(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「5」は、四角形500の上辺502の右端から、第一領域510内における四角形500の左辺505上の一点に延びる第一の線分51と、第一の線分51の下端から、四角形500の左辺505に沿って、第三領域530内の一点まで延びる第二の線分52と、第二の線分52の下端から、第二領域520内における四角形500の右辺504の一点まで延びる第三の線分53と、第三の線分53の下端から、四角形500の右辺504に沿って、第三領域530の下辺まで延びる第四の線分54と、第四の線分54の上端から四角形500の下辺503の左端まで延びる第五の線分55と、からなる形状を含んでいる。
【0081】
図7は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「6」を示す平面図である。
【0082】
図27(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「6」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「6」の部分を示す平面図である。
【0083】
図7及び
図27(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「6」は、第一領域510の右半分の領域内において四角形500の上辺502に沿って延びる第一の線分61と、第一の線分61の右端と第一領域510の下辺の右端とを斜め方向に結ぶ第二の線分62と、第一の線分61の左端と、第二領域520の下辺の左端とを結ぶ第三の線分63と、第三の線分63の下端と縦中心線501の一点とを第二領域520内において結ぶ第四の線分64と、第四の線分64の上端と四角形500の右辺504の一点とを第三領域530内において結ぶ第五の線分65と、第三の線分63の下端と四角形500の下辺503の一点とを縦中心線501の左側の領域において結ぶ第六の線分66と、第六の線分66の下端と第五の線分65の下端とを結ぶ第七の線分67と、からなる形状を含んでいる。
【0084】
図8は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「7」を示す平面図である。
【0085】
図28(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「7」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「7」の部分を示す平面図である。
【0086】
図8及び
図28(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「7」は、四角形500の上辺502に沿って当該上辺502の全長にわたって延びる第一の線分71と、第一の線分71の右端から四角形500の右辺504に沿って四角形500の右辺504の中点まで延びる第二の線分72と、第二の線分72の下端から、縦中心線501の左側の領域において、第三領域530の下辺の一点まで延びる第三の線分73と、第三の線分73の下端から上下方向に四角形500の下辺503まで延びる第四の線分74と、からなる形状を含んでいる。
【0087】
図9は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「8」を示す平面図である。
【0088】
図29(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「8」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「8」の部分を示す平面図である。
【0089】
図9及び
図29(A)−(D)に示すように、本実施形態に係る識別記号におけるアラビア数字「8」は、四角形500の上辺502に沿って、縦中心線501を中心として縦中心線501の左右に等長に延びる第一の線分81と、第一の線分81の左端から、第一領域であって縦中心線501の左側の領域内の一点まで斜め外側方向に延びる第二の線分82と、縦中心線501に関して第二の線分82と左右対称である第三の線分83と、第二の線分82の下端から、第四領域540内において、四角形500の右辺504の一点まで延び、第二領域520内において、縦中心線501と交差する第四の線分84と、縦中心線501に関して第四の線分84と左右対称である第五の線分85と、第四の線分84の下端から四角形500の下辺503の一点まで斜めに延びる第六の線分86と、縦中心線501に関して第六の線分86と左右対称である第七の線分87と、第六の線分86の下端と第七の線分87の下端とを結ぶ第八の線分88と、からなる形状を含んでいる。
【0090】
図10は、本発明の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「9」を示す平面図である。
【0091】
図30(A)−(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「9」が含まれる四角形500を上下方向に四等分割した場合の四個の領域510、520、530、540及び当該四個の各領域510、520、530、540に含まれる「9」の部分を示す平面図である。
【0092】
図10及び
図30(A)−(D)に示すように、本実施形態係る識別記号におけるアラビア数字「9」は、四角形500の上辺502の左端から、当該上辺502に沿って、縦中心線501の右側の領域まで延びる第一の線分91と、第一の線分91の右端から、第三領域530内において、四角形500の右辺504の一点まで延びる第二の線分92と、第一の線分91の左端から第二の線分92と平行に延び、第二の線分92と同長の第三の線分93と、第二の線分92の下端と第三の線分93の下端とを結ぶ第四の線分94と、第二の線分92の下端から、縦中心線501の右側の領域において、四角形500の下辺503まで延びる第五の線分95と、からなる形状を含んでいる。
【0093】
図1乃至
図10に示した「0」から「9」までの10個のアラビア数字は、例えば、生成された鉄鋼の表面に塗料でマーキングされる。鉄鋼が板状またはブロック状のものである場合には、側面にマーキングが施される。
【0094】
通常、マーキングした文字の一部が欠落する場合、欠落箇所が相互に離れた数カ所にわたることはなく、欠落箇所は一カ所であることが大半である。例えば、文字の下半分、右半分の領域あるいは角の一部が欠落したりすることが大半である。このため、例えば、文字の下半分が欠落したとしても、残った上半分でその文字を判読することができれば、その文字を特定することが可能である。
【0095】
このため、マーキングした文字が欠落する例として、以下の4つのケースを想定した。
【0096】
第一の欠落例のケースは、四角形500を上下方向に四等分割した場合に、4個の領域(上から順に第一領域510、第二領域520、第三領域530、第四領域540)の何れか3個の領域が欠落するケースである。
【0097】
第二の欠落例のケースは、四角形500を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合に、4個の領域の何れか3個が欠落するケースである。
【0098】
第三の欠落例のケースは、四角形500を水平方向と反時計回りの方向に45度の角度をなす線(すなわち、四角形500の右上がりの対角線)で二等分割した場合に、上半分の領域が欠落するケースと、下半分の領域が欠落するケースである。
【0099】
第四の欠落例のケースは、四角形500を水平方向と時計回りの方向に45度の角度をなす線(すなわち、四角形500の右下がりの対角線)で二等分割した場合に、上半分の領域が欠落するケースと、下半分の領域が欠落するケースである。
【0100】
図11乃至
図20は第一の欠落例のケースを示す平面図である。
【0101】
具体的には、
図11(A)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、第二領域520、第三領域530及び第四領域540が欠落した場合に、残った部分(すなわち、第一領域510に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(B)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、第一領域510、第三領域530及び第四領域540が欠落した場合に、残った部分(すなわち、第二領域520に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(C)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、第一領域510、第二領域520及び第四領域540が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上から第三領域530に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図11(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、第一領域510、第二領域520及び第三領域530が欠落した場合に、残った部分(すなわち、第四領域540に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【0102】
図12乃至
図20は、
図11と同様に、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「1」乃至「9」について、第一領域510、第二領域520、第三領域530及び第四領域540の何れか3つの領域が欠落した場合に、残った部分の形状を示す平面図である。
【0103】
図31乃至
図40は第二の欠落例のケースを示す平面図である。
【0104】
具体的には、
図31(A)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、右上の領域560(
図41(B)参照)、左下の領域570(
図41(C)参照)及び右下の領域580(
図41(D)参照)が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左上の領域550(
図41(A)参照)に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(B)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、左上の領域550、左下の領域570及び右下の領域580が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右上の領域560に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(C)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、左上の領域550、右上の領域560及び右下の領域580が欠落した場合に、残った部分(すなわち、左下の領域570に残存する部分)の形状を示す平面図であり、
図31(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、左上の領域550、右上の領域560及び左下の領域570が欠落した場合に、残った部分(すなわち、右下の領域580に残存する部分)の形状を示す平面図である。
【0105】
図32乃至
図40は、
図31と同様に、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「1」乃至「9」について、左上の領域550、右上の領域560、左下の領域570及び右下の領域580の何れか3つの領域が欠落した場合に、残った部分の形状を示す平面図である。
【0106】
図51乃至
図60は第三及び第四の欠落例のケースを示す平面図である。
【0107】
具体的には、
図51(A)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、四角形500を水平方向と反時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割した場合に、上半分の領域600(
図61(B)参照)が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域590(
図61(A)参照))の形状を示す平面図であり、
図51(B)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、下半分の領域590が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域600)の形状を示す平面図であり、
図51(C)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、四角形500を水平方向と時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割した場合に、上半分の領域620(
図61(D)参照)が欠落した場合に、残った部分(すなわち、下半分の領域610(
図61(C)参照))の形状を示す平面図であり、
図51(D)は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」において、下半分の領域610が欠落した場合に、残った部分(すなわち、上半分の領域620)の形状を示す平面図である。
【0108】
図52乃至
図60は、
図51と同様に、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「1」乃至「9」について、四角形500を水平方向と反時計回り及び時計回りの方向に45度の角度をなす線でそれぞれ二等分割した場合に、上半分の領域600、620または下半分の領域590、610が欠落した場合に、残った部分の形状を示す平面図である。
【0109】
以下、
図1乃至
図10に示した「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、上記の第一乃至第四の欠落例のケースのそれぞれの場合において、これらのアラビア数字が欠落後の残った部分からでも判読可能であることを説明する。
【0110】
なお、四角形500の大きさは「0」から「9」までの10個の全てのアラビア数字について同一であるものとする。
【0111】
さらに、マーキングを施す対象物の各々において、各四角形500は同一位置に形成されるものとする。すなわち、マーキングを施す対象物の各々において、上下方向及び左右方向における各四角形500の位置は全て同一である。
【0112】
マーキングを施す対象物の表面の左右方向(水平方向)に複数個の識別記号をマーキングする場合を想定する。
【0113】
この場合、上下方向に関しては、各四角形500の下辺503の位置は同一である。例えば、対象物の底面からの四角形500の下辺503の高さは全て同一である。
【0114】
また、左右方向に関しては、各四角形500は等間隔に配置される。このため、例えば、N番目(N=1、2、3、・・・)の四角形500の左辺と(N+1)番目の四角形500の左辺との間の距離は一定であり、マーキング対象物の左側面と1番目の四角形500の左辺との間の距離は既知である。
【0115】
このため、マーキングされた数字の一部分(欠落後に残った部分)は、その一部分の対象物内の相対的位置に応じて、第一領域510乃至第四領域540の何れの領域内のものであるか、左上領域550乃至右下領域580の何れの領域内のものであるか、あるいは、上半分の領域600、620及び下半分の領域590、610の何れの領域内のものであるか、を判定することが可能である。
【0116】
図11(A)乃至
図20(A)または
図21(A)乃至
図30(A)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第一領域510の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0117】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第一領域510内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0118】
図11(B)乃至
図20(B)または
図21(B)乃至
図30(B)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第二領域520の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0119】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第二領域520内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0120】
図11(C)乃至
図20(C)または
図21(C)乃至
図30(C)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第三領域530の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0121】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第三領域530内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0122】
図11(D)乃至
図20(D)または
図21(D)乃至
図30(D)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第四領域540の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0123】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第四領域540内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0124】
以上のように、四角形500を上下方向に四等分割した場合の4個の領域、すなわち、第一領域510、第二領域520、第三領域530及び第四領域540の何れか3個の領域が欠落したとしても、残った1個の領域によって、その数字を目視で判読することが可能である。
【0125】
図31(A)乃至
図40(A)または
図41(A)乃至
図50(A)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左上領域550の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0126】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左上領域550内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0127】
図31(B)乃至
図40(B)または
図41(B)乃至
図50(B)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の右上領域560の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0128】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の右上領域560内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0129】
図31(C)乃至
図40(C)または
図41(C)乃至
図50(C)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左下領域570の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0130】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左下領域570内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0131】
図31(D)乃至
図40(D)または
図41(D)乃至
図50(D)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の右下領域580の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0132】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の右下領域580内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0133】
以上のように、四角形500を上下方向に二等分割かつ左右方向に二等分割した場合の4個の領域、すなわち、左上領域550、右上領域560、左下領域570及び右下領域580の何れか3個の領域が欠落したとしても、残った1個の領域によって、その数字を目視で判読することが可能である。
【0134】
図51(A)乃至
図60(A)または
図61(A)乃至
図70(A)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の下半分の領域590の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0135】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の下半分の領域590内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0136】
図51(B)乃至
図60(B)または
図61(B)乃至
図70(B)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の上半分の領域600の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0137】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の上半分の領域600内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0138】
図51(C)乃至
図60(C)または
図61(C)乃至
図70(C)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の下半分の領域610の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0139】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の下半分の領域610内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0140】
図51(D)乃至
図60(D)または
図61(D)乃至
図70(D)は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字の上半分の領域620の部分のみが残った場合を示す平面図である。
【0141】
「0」から「9」までの10個のアラビア数字の上半分の領域620内の部分は相互に十分に異なっており、目視によっても、10個の数字を判読可能である。
【0142】
以上のように、四角形500を水平方向と反時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割した場合の2個の領域の何れか一方の領域が欠落したとしても、残った1個の領域によって、その数字を目視で判読することが可能である。同様に、四角形500を水平方向と時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割した場合の2個の領域の何れか一方の領域が欠落したとしても、残った1個の領域によって、その数字を目視で判読することが可能である。
【0143】
以上のように、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」から「9」までの10個のアラビア数字は、その一部(具体的には、全体の3/4の領域または全体の1/2の領域)が欠落した場合であっても、相互に判別することが可能である。このため、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」から「9」までの10個のアラビア数字を用いて対象物(例えば、鉄鋼)にマーキングを行うことにより、これらの数字の一部が欠落した場合であっても、再度マーキングを行う必要はなく、欠落後の残りの部分だけで元の数字ひいては対象物の特定を行うことが可能になる。特に、識別記号読み取り装置を用いなくても、人間の目視によっても、元の数字を判読することが可能である。
【0144】
なお、本実施形態に係る識別記号は上記の識別記号に限定されるものではなく、部分的に変更することが可能である。
【0145】
図71は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」の変形例を示す平面図である。
【0146】
図1に示した本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」と比較して、本変形例に係る「0」は第一の線分101及び第二の線分102を有していない。具体的には、本変形例に係る「0」は、四角形500の上辺502の中点と四角形500の下辺503の中点とを両端とし、四角形500の右辺504の中点を頂点とする第一の円弧状曲線103Aと、四角形500の上辺502の中点と四角形500の下辺503の中点とを両端とし、四角形500の左辺505の中点を頂点とする第二の円弧状曲線104Aと、から形状を含んでいる。
【0147】
図1に示した「0」に代えて、
図71に示す「0」を用いることも可能である。
【0148】
図72は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「8」の変形例を示す平面図である。
【0149】
図9に示した本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「8」と比較して、本変形例に係る「8」においては、第二の線分82は四角形500の左辺505の一点まで延びている(従って、第三の線分83も四角形500の右辺504の一点まで延びている)。
【0150】
図9に示した「8」に代えて、
図72に示す「8」を用いることも可能である。
【0151】
また、基本的には、本実施形態に係る識別記号の形状を全て含むものである限りは、その形状に対して以下のような修正を行ったとしても、本実施形態に係る識別記号と同様に、数字の一部が欠落した場合であっても、欠落後の残りの部分だけで元の数字の特定を行うことが可能である。
(1)その数字の識別性に影響を与えない範囲内において、構成要素(直線、曲線または点など)を追加すること
(2)鋭角、直角または鈍角をなす角部を面取り形状または円弧形状(R形状)に、あるいは、その逆に変更すること
(3)その数字の識別性に影響を与えない範囲内において、線分の傾斜角度を変更すること、特に、左右方向または上下方向に延びる線分を左右方向または上下方向に対して鋭角をなすように傾斜させること
【0152】
図73は、
図1に示した「0」の変形例を示す。この変形例は上記(1)による修正の一例である。
【0153】
本変形例においては、
図1に示した「0」と比較して、四角形500の右辺504の中点と左辺505の中点とを結ぶ線分105が追加されている。線分105を追加することによって、「0」に対する判読確率を上げることができる。
【0154】
図74は、
図3に示した「2」の変形例を示す。この変形例は上記(1)による修正の一例である。
【0155】
本変形例においては、
図3に示した「2」と比較して、円弧状曲線21の左端から斜め下方に延びる線分24が追加されている。線分24を追加することによって、「2」に対する判読確率を上げることができる。
【0156】
図75は、
図2に示した「1」の変形例を示す。この変形例は上記(1)による修正の一例である。
【0157】
本変形例においては、
図2に示した「1」と比較して、第二領域520内において、第一の線分11の一点を中心とする円14が追加されている。円14を追加することによって、「1」に対する判読確率を上げることができる。
【0158】
特に、第二領域520における「1」と「7」の比較においては(
図12(B)及び
図18(B)参照)、両者の形状自体は類似しているため、「1」に円14を追加することによって、「1」と「7」とを正確に判別することが可能になる。
【0159】
図76は、
図8に示した「7」の変形例を示す。この変形例は上記(1)による修正の一例である。
【0160】
本変形例においては、
図8に示した「7」と比較して、第四の線分74の下端を一点として含む三角形75が追加されている。このように、三角形75を追加することによって、「7」に対する判読確率を上げることができる。
【0161】
なお、追加する形状は、文字を構成する線分の端部に形成される。追加する形状としては、三角形75の他に、半円形、円形、楕円形、四角形その他の多角形などの任意の閉じた形状を選択することができる。
【0162】
また、追加する形状の数は1には限定されない。必要に応じて、2以上の形状を追加することが可能である。
【0163】
図77は、
図8に示した「7」の変形例を示す。この変形例は上記(2)による修正の一例である。
【0164】
本変形例においては、第一の線分71と第二の線分72とにより形成される角(直角)が面取りされた形状になっている。角を面取りすることによって、「7」に対する判読確率を上げることができる。
【0165】
図78は、
図10に示した「9」の変形例を示す。この変形例は上記(2)による修正の一例である。
【0166】
本変形例においては、第一の線分91と第二の線分92とにより形成される角及び第一の線分91と第三の線分93とにより形成される角が円弧形状(R形状)になっている。このように、角を円弧形状にすることによって、「9」に対する判読確率を上げることができる。
【0167】
図79は、
図8に示した「7」の変形例を示す。この変形例は上記(3)による修正の一例である。
【0168】
図8に示した「7」においては、第一の線分71は水平方向に延びているが、本変形例においては、第一の線分71は水平方向と時計回りの方向に角度をなして傾斜している。このように、識別記号を構成する水平方向の線分を傾斜させることによっても、アラビア数字「7」に対する判読確率を上げることができる。
【0169】
図80は、
図8に示した「7」の変形例を示す。この変形例は上記(3)による修正の一例である。
【0170】
図8に示した「7」においては、第四の線分74は上下(鉛直)方向に延びているが、本変形例においては、第四の線分74は水平方向と反時計回りの方向に角度をなして傾斜している。このように、識別記号を構成する上下方向の線分を傾斜させることによっても、「7」に対する判読確率を上げることができる。
【0171】
図81は、本実施形態に係る識別記号を読み取る識別記号読み取り装置200の構造を示す概略図である。
【0172】
識別記号読み取り装置200は、対象物(例えば、鉄鋼)301の表面にマーキングされた識別記号302を撮像する撮像装置210と、撮像装置210が撮像した画像を受信する解析装置220と、解析装置220に接続された記憶装置230と、解析装置220に接続された画像表示装置240と、から構成されている。
【0173】
対象物301の表面には、本実施形態に係る複数個の識別記号302が左右方向に等間隔にマーキングされている。
【0174】
撮像装置210は、対象物301の表面にマーキングされている識別記号302の各々を撮像し、撮像した画像を解析装置220に送信する。
【0175】
撮像装置210は、例えば、CCDカメラからなる。
【0176】
撮像装置210から画像を受信した解析装置220は、後述のようにして、その画像が示す数字が0乃至9の何れであるかを判読する。
【0177】
記憶装置230は、本実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」から「9」までの10個のアラビア数字の以下の部分的形状を記憶している。
【0178】
(1)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第二領域520、第三領域530及び第四領域540が欠落した場合の残った部分(すなわち、第一領域510)の形状(
図11(A)−
図20(A)または
図21(A)−
図30(A)に示す形状)
【0179】
(2)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第一領域510、第三領域530及び第四領域540が欠落した場合の残った部分(すなわち、第二領域520)の形状(
図11(B)−
図20(B)または
図21(B)−
図30(B)に示す形状)
【0180】
(3)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第一領域510、第二領域520及び第四領域540が欠落した場合の残った部分(すなわち、第三領域530)の形状(
図11(C)−
図20(C)または
図21(C)−
図30(C)に示す形状)
【0181】
(4)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の第一領域510、第二領域520及び第三領域530が欠落した場合の残った部分(すなわち、第四領域540)の形状(
図11(D)−
図20(D)または
図21(D)−
図30(D)に示す形状)
【0182】
(5)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の右上領域560、左下領域570及び右下領域580が欠落した場合の残った部分(すなわち、左上領域550)の形状(
図31(A)−
図40(A)または
図41(A)−
図50(A)に示す形状)
【0183】
(6)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左上領域550、左下領域570及び右下領域580が欠落した場合の残った部分(すなわち、右上領域560)の形状(
図31(B)−
図40(B)または
図41(B)−
図50(B)に示す形状)
【0184】
(7)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左上領域550、右上領域560及び右下領域580が欠落した場合の残った部分(すなわち、左下領域570)の形状(
図31(C)−
図40(C)または
図41(C)−
図50(C)に示す形状)
【0185】
(8)「0」から「9」までの10個のアラビア数字の左上領域550、右上領域560及び左下領域570が欠落した場合の残った部分(すなわち、右下領域580)の形状(
図13(D)−
図40(D)または
図41(D)−
図50(D)に示す形状)
【0186】
(9)「0」から「9」までの10個のアラビア数字を、水平方向と反時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割し、上半分の領域600が欠落した場合の残った部分(すなわち、下半分の領域590)の形状(
図51(A)−
図60(A)または
図61(A)−
図70(A)に示す形状)
【0187】
(10)「0」から「9」までの10個のアラビア数字を、水平方向と反時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割し、下半分の領域590が欠落した場合の残った部分(すなわち、上半分の領域600)の形状(
図51(B)−
図60(B)または
図61(B)−
図70(B)に示す形状)
【0188】
(11)「0」から「9」までの10個のアラビア数字を、水平方向と時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割し、上半分の領域620が欠落した場合の残った部分(すなわち、下半分の領域610)の形状(
図51(C)−
図60(C)または
図61(C)−
図70(C)に示す形状)
【0189】
(12)「0」から「9」までの10個のアラビア数字を、水平方向と時計回りの方向に45度の角度をなす線で二等分割し、下半分の領域610が欠落した場合の残った部分(すなわち、上半分の領域620)の形状(
図51(D)−
図60(D)または
図61(D)−
図70(D)に示す形状)
画像表示装置240は、撮像装置210が撮像した識別記号320の画像、解析装置220の解析結果その他必要な情報を表示する。
【0190】
図82は、
図81に示した識別記号読み取り装置200の動作を示すフローチャートである。以下、
図81及び
図82を参照して、識別記号読み取り装置200の動作を説明する。
【0191】
なお、前述のように、各識別記号302は四角形500の内部に包含される大きさを有しており、四角形500の大きさは「0」から「9」までの10個の全てのアラビア数字について同一であり、かつ、既知である。
【0192】
さらに、前述のように、マーキングを施す対象物301の各々において、識別記号302毎に各四角形500は同一位置に形成されるものとする。すなわち、マーキングを施す対象物301の各々において、識別記号302毎に上下方向及び左右方向における各四角形500の位置は全て同一である、あるいは、対象物301の表面内における各四角形500の位置は識別記号302毎に既知である。
【0193】
このため、マーキングされた数字の一部分(欠落後に残った部分)は、その一部分の対象物301内の相対的位置に応じて、第一領域510乃至第四領域540の何れの領域内のものであるか、左上領域550乃至右下領域580の何れの領域内のものであるか、あるいは、上半分の領域600、620及び下半分の領域590、610の何れの領域内のものであるか、を判定することが可能である。
【0194】
記憶装置230には上記(1)乃至(12)の各識別記号の部分的形状が予め記憶されている(ステップS110)。
【0195】
図83は対象物301の表面303にマーキングされている識別記号302を示す平面図である。
【0196】
図83に示すように、対象物301の表面303には、識別記号302として4個の識別記号302A、302B、302C、302Dが左側からこの順にマーキングされており、4個の各識別記号302A、302B、302C、302Dはマーキングされてからの時間の経過とともに、一部分が欠落した状態になっている。
【0197】
撮像装置210は、対象物301の表面303にマーキングされている4個の識別記号302A、302B、302C、302Dの各々を撮像する。
【0198】
図84は識別記号302Aを撮像した画像310の平面図である。
【0199】
図84に示す画像310においては、識別記号302Aの全体と、識別記号302Aに隣接する識別記号302Bの一部とが撮像されている。このように、撮像装置210は、判読対象の識別記号の全体と、それに隣接する識別記号の一部とを一つの画像中に撮像する。これは、後述するように、識別記号302Bを含む四角形500の位置を、識別記号302Aを含む四角形500の位置に基づいて決定するためである。
【0200】
撮像装置210は、撮像した画像を解析装置220に送信する(ステップS120)。
【0201】
解析装置220は、撮像装置210から画像を受信すると、各識別記号302A、302B、302C、302Dに対する四角形500の位置を特定する(ステップS130)。
【0202】
図85は、識別記号302A及び識別記号302Aに対する四角形500の位置を示す平面図である。
【0203】
前述のように、対象物301の表面303内における四角形500の位置は既知である。例えば、
図85に示すように、識別記号302Aに対する四角形500の左下の頂点と対象物301の左側面からの距離Xと、同頂点と対象物301の底面からの距離Yとは既知である。このため、解析装置220は、
図85に示すように、識別記号302Aを囲む四角形500の位置を決定することが可能である。
【0204】
解析装置220は、識別記号302Aを囲む四角形500の位置を決定した後、仮想的に四角形500を複数の領域に分割する(ステップS140)。
【0205】
先ず、
図86に示すように、解析装置220は識別記号302Aを囲む四角形500を第一領域510、第二領域520、第三領域530及び第四領域540の4個の領域に仮想的に分割する。
【0206】
次いで、解析装置220は記憶装置230から第一領域510に属する識別記号の部分的形状(
図11(A)乃至
図20(A)または
図21(A)乃至
図30(A)に示す形状)を読み出す(ステップS150)。
【0207】
次いで、解析装置220は、識別記号302Aを囲む四角形500の第一領域510内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した第一領域510の部分的形状の各々とを比較する(ステップS160)。
【0208】
以後、同様にして、解析装置220は、記憶装置230から第二領域520、第三領域530、第四領域540に属する識別記号の部分的形状(それぞれ
図11(B)乃至
図20(B)または
図21(B)乃至
図30(B)、
図11(C)乃至
図20(C)または
図21(C)乃至
図30(C)、
図11(D)乃至
図20(D)または
図21(D)乃至
図30(D)に示す形状)を読み出し、識別記号302Aを囲む四角形500の第二領域520内に存在する画像、第三領域530内に存在する画像、第四領域540内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した第二領域520の部分的形状の各々、第三領域530の部分的形状の各々、第四領域540の部分的形状の各々と、を順に比較する。
【0209】
次いで、解析装置220は、
図87に示すように、識別記号302Aを囲む四角形500を左上領域550、右上領域560、左下領域570、右下領域580の4個の領域に仮想的に分割する。
【0210】
次いで、解析装置220は記憶装置230から左上領域550に属する識別記号の部分的形状(
図31(A)乃至
図40(A)または
図41(A)乃至
図50(A)に示す形状)を読み出す。
【0211】
次いで、解析装置220は、識別記号302Aを囲む四角形500の左上領域550内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した左上領域550の部分的形状の各々とを比較する。
【0212】
以後、同様にして、解析装置220は、記憶装置230から右上領域560、左下領域570、右下領域580に属する識別記号の部分的形状(それぞれ
図31(B)乃至
図40(B)または
図41(B)乃至
図50(B)、
図31(C)乃至
図40(C)または
図41(C)乃至
図50(C)、
図31(D)乃至
図40(D)または
図41(D)乃至
図50(D)に示す形状)を読み出し、識別記号302Aを囲む四角形500の右上領域560内に存在する画像、左下領域570内に存在する画像、右下領域580内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した右上領域560の部分的形状の各々、左下領域570の部分的形状の各々、右下領域580の部分的形状の各々と、を順に比較する。
【0213】
次いで、解析装置220は、
図88に示すように、識別記号302Aを囲む四角形500を下半分の領域590、上半分の領域600、下半分の領域610、上半分の領域620の4個の領域に仮想的に分割する。
【0214】
次いで、解析装置220は記憶装置230から下半分の領域590に属する識別記号の部分的形状(
図51(A)乃至
図60(A)または
図61(A)乃至
図70(A)に示す形状)を読み出す。
【0215】
次いで、解析装置220は、識別記号302Aを囲む四角形500の下半分の領域590内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した下半分の領域590の部分的形状の各々とを比較する。
【0216】
以後、同様にして、解析装置220は、記憶装置230から上半分の領域600、下半分の領域610、上半分の領域620に属する識別記号の部分的形状(それぞれ
図51(B)乃至
図60(B)または
図61(B)乃至
図70(B)、
図51(C)乃至
図60(C)または
図61(C)乃至
図70(C)、
図51(D)乃至
図60(D)または
図61(D)乃至
図70(D)に示す形状)を読み出し、識別記号302Aを囲む四角形500の上半分の領域600内に存在する画像、下半分の領域610内に存在する画像、上半分の領域620内に存在する画像と、記憶装置230から読み出した上半分の領域600の部分的形状の各々、下半分の領域610の部分的形状の各々、上半分の領域620の部分的形状の各々と、を順に比較する。
【0217】
以上のように、識別記号302Aを囲む四角形500を各領域に分割し、各領域に含まれる識別記号302Aの部分的形状と、各領域に対応して記憶されている各識別記号の部分的形状とを比較し、一致したものを抽出する(ステップS170)。
【0218】
解析装置220は、前述のように、例えば、画素の位置的対応関係をチェックすることにより、四角形500の各領域内に存在する識別記号の部分的形状と、記憶装置230から読み出した各領域の部分的形状とを比較する。
【0219】
四角形500の第一領域510内に存在する識別記号302Aの部分的形状はアラビア数字「7」の第一領域510内に存在する部分的形状と一致する。このため、解析装置220は、四角形500の第一領域510内に存在する識別記号302Aの部分的形状と記憶装置230から読み出したアラビア数字「7」の第一領域510内に存在する部分的形状との比較を終えた段階において、識別記号302Aはアラビア数字の「7」であるとの判定を行う(ステップS180)。
【0220】
なお、四角形500の第二領域520内に存在する識別記号302Aの部分的形状、四角形500の左上領域550内に存在する識別記号302Aの部分的形状、四角形500の右上領域560内に存在する識別記号302Aの部分的形状、四角形500の上半分の領域620内に存在する識別記号302Aの部分的形状もそれぞれアラビア数字「7」の同一領域内に存在する部分的形状に一致している。このため、解析装置220は、第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560、上半分の領域620の何れかの領域に関して部分的形状の比較を行った段階において、識別記号302Aはアラビア数字の「7」であると判定する。何れの領域から比較を開始するかは任意に決定することが可能であるため、上記の5個の領域の中で最初に行う比較において、解析装置220は識別記号302Aはアラビア数字の「7」であると判定する。
【0221】
解析装置220は、識別記号302Aの同定が終了した後、識別記号302Bの同定を開始する。
【0222】
前述のように、隣接する二つの四角形500の間の距離は一定である。このため、識別記号302Aを囲む四角形500の位置が特定できていれば、識別記号302Bを囲む四角形500の位置は自動的に特定することが可能である。
【0223】
図89は識別記号302Bを撮像した画像311の平面図である。
【0224】
図89に示す画像311においては、識別記号302Bの全体と、識別記号302Bに隣接する識別記号302A及び識別記号302Cの一部とが撮像されている。識別記号302Aを囲む四角形500の位置は既に特定されており、隣接する二つの四角形500の間の距離Rは一定であるので、識別記号302Aを囲む四角形500の位置に基づいて、識別記号302Bを囲む四角形500の位置を特定することができる。さらには、識別記号302Bを囲む四角形500の位置に基づいて、識別記号302Cを囲む四角形500の位置を特定することができる。
【0225】
識別記号302Bを囲む四角形500の位置を特定した後、解析装置220は、識別記号302Aの同定と同様にして、識別記号302Bを同定する。
【0226】
識別記号302Bの左上領域550の内部に存在する部分的形状は、アラビア数字「0」の左上領域550の内部の部分的形状と一致するため、解析装置220は、識別記号302Bはアラビア数字の「0」であると判定する。
【0227】
以後、同様にして、解析装置220は識別記号302C及び識別記号302Dの同定を行う。
【0228】
識別記号302Cの第一領域510、第二領域520、左上領域550及び右上領域560の各々の内部に存在する部分的形状は、アラビア数字「2」の第一領域510、第二領域520、左上領域550及び右上領域560の内部の部分的形状と一致するため、解析装置220は、識別記号302Cはアラビア数字の「2」であると判定する。
【0229】
識別記号302Dの第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560及び上半分の領域600の各々の内部に存在する部分的形状は、アラビア数字「9」の第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560及び上半分の領域600の内部の部分的形状と一致するため、解析装置220は、識別記号302Cはアラビア数字の「9」であると判定する。
【0230】
以上のようにして、解析装置220は、対象物301の表面303に残存している4個の識別記号302A、302B、302C、302Dはそれぞれ「7」、「0」、「2」、「9」と判定する。
本実施形態においては、解析装置220は、識別記号302の同定に際しては、当該識別記号302を囲む四角形500を各領域に分割し、識別記号0乃至9の各領域に含まれる部分的形状を記憶装置230から読み出し、比較を行っているが、以下に述べるように、他の方法を採用することも可能である。
【0231】
(第一の方法)
本実施形態においては、第一乃至第四の領域510、520、530、540、左上領域乃至右下領域550、560、570、580、下半分の領域590、610及び上半分の領域600、620の計12個の領域内に存在する識別記号0−9の各々の部分的形状を記憶装置230から全て読み出している。
【0232】
例えば、識別記号302Aは第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560、上半分の領域620の各々に部分的形状を有している。このため、記憶装置230からこれら以外の領域の部分的形状を読み出すことは無意味である。従って、解析装置220は、識別記号302Aを囲む四角形500を特定した後、当該四角形500のどの領域に識別記号302Aの部分的形状が存在するかを判定し、識別記号302Aの部分的形状が存在すると判定された領域に関してのみ、記憶装置230から各識別記号の部分的形状を読み出すことが可能である。
【0233】
例えば、識別記号302Aは第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560、上半分の領域620の5個の領域に部分的形状を有しているが、解析装置220は、第一領域510に属する各識別記号の部分的形状のみを記憶装置230から読み出すようにすることが可能である。
【0234】
これによって、記憶装置230から全識別記号の全領域から全ての部分的形状を読み出す場合と比較して、時間の短縮及び解析装置220の負荷の軽減を図ることができる。
【0235】
例えば、識別記号302が単一の領域にのみ部分的形状を有しているような場合には、解析装置220は、当該単一の領域に含まれる部分的形状のみを記憶装置230から読み出す。
【0236】
(第二の方法)
第一の方法において、識別記号の部分的形状が複数の領域に存在する場合には、解析装置220は、当該複数の領域の何れか一つの領域を順に選択し、選択された一つの領域に含まれる部分的形状のみを記憶装置230から読み出すことが可能である。
【0237】
例えば、識別記号302Aは第一領域510、第二領域520、左上領域550、右上領域560、上半分の領域620の各々に部分的形状を有している。このような場合、一番目に各識別記号0−9の第一領域510に存在する部分的形状を記憶装置230から読み出し、読み出した部分的形状を識別記号302Aの第一領域510内に存在する部分的形状と比較する。この比較において、識別記号302Aを同定することができた場合には、他の領域の部分的形状を記憶装置230から読み出すことなく、識別記号302Aの同定を終了する。各識別記号0−9の第一領域510に存在する部分的形状を記憶装置230から読み出しただけでは、識別記号302Aの同定が終了しない場合のみ、二番目として、各識別記号0−9の第二領域520に存在する部分的形状を記憶装置230から読み出し、読み出した部分的形状を識別記号302Aの第二領域520内に存在する部分的形状と比較する。以下、同様にして、左上領域550、右上領域560、上半分の領域620の順に識別記号302Aの同定を行う。
【0238】
また、解析装置220は、複数の領域の何れか一つの領域を順に選択する場合、選択の際の優先順位を付与することが可能である。
【0239】
例えば、複数の領域の何れかの領域が他の領域と比較して、識別記号の同定精度が高いような場合には、同定精度が高い順に各領域に優先順位を付与する。
【0240】
あるいは、上半分の領域620は他の領域よりも面積が大きく、同定精度が高いと推定されるため、上半分の領域620を優先順位の一位にすることができる。
【0241】
なお、本実施形態においては、識別記号302は四角形500に包含されるものとされているが、識別記号302を包含する形状は四角形500には限定されない。
【0242】
四角形500の他に、円や楕円などの曲線からなる形状、多角形などの直線のみからなる形状、あるいは、直線と曲線との混合からなる形状などを用いることができる。
【0243】
以下に、識別記号読み取り装置200を用いて、対象物301の表面にマーキングされている識別記号302の形状を読み取った場合の認識率(読み取った数字が正しい数字であるか否かの確率)を示す。
【0244】
表1は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、第一領域510に含まれる形状(
図11(A)−
図20(A)または
図21(A)−
図30(A)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0245】
(表1)
【0246】
表1において、「第一候補」とは、識別記号読み取り装置200が識別記号302の形状を読み取った際に、解析装置220が、読み取った形状に最も近い数字と認識した数字を指し、「第二候補」とは、解析装置220が「第一候補」に次いで近い数字と認識した数字を指す。
【0247】
類似度とは、相互に比較した二つの形状が完全に一致した場合を「1」、全く一致しない場合を「0」としたときに、二つの形状が一致している度合いを示す。例えば、二つの形状を画素ごとに分解し、相互に一致している画素の数の割合を類似度として定義することができる。
【0248】
「差」は、第一候補の類似度と第二候補の類似度との差を示す。
【0249】
第一候補の類似度が0.80以上であれば、その第一候補の数字は99.9%以上の確率で正しい数字であることが確認されている。
【0250】
また、第一候補の類似度が0.80未満であっても、第一候補の類似度と第二候補の類似度と差が0.3以上あれば、第一候補の数字は95%以上の確率で正しい数字であることが確認されている。すなわち、類似度の差が0.3以上あれば、第一候補と第二候補との形状の差異が大きくなるため、第二候補は正しい数字ではないと推測できるからである。
【0251】
表1においては、
図11(A)−
図20(A)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0252】
表2は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、第二領域520に含まれる形状(
図11(B)−
図20(B)または
図21(B)−
図30(B)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0253】
(表2)
【0254】
表2においては、
図11(B)−
図20(B)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0255】
表3は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、第三領域530に含まれる形状(
図11(C)−
図20(C)または
図21(C)−
図30(C)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0256】
(表3)
【0257】
表3においては、
図11(C)−
図20(C)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0258】
表4は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、第四領域540に含まれる形状(
図11(D)−
図20(D)または
図21(D)−
図30(D)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0259】
(表4)
【0260】
表4においては、
図11(D)−
図20(D)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0261】
表5は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、左上領域550に含まれる形状(
図31(A)−
図40(A)または
図41(A)−
図50(A)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0262】
(表5)
【0263】
表5においては、
図31(A)−
図40(A)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0264】
表6は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、右上領域560に含まれる形状(
図31(B)−
図40(B)または
図41(B)−
図50(B)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0265】
(表6)
【0266】
表6においては、
図31(B)−
図40(B)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0267】
表7は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、左下領域570に含まれる形状(
図31(C)−
図40(C)または
図41(C)−
図50(C)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0268】
(表7)
【0269】
表7においては、
図31(C)−
図40(C)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0270】
表8は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、右下領域580に含まれる形状(
図31(D)−
図40(D)または
図41(D)−
図50(D)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0271】
(表8)
【0272】
表8においては、
図31(D)−
図40(D)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0273】
表9は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、下半分の領域590に含まれる形状(
図51(A)−
図60(A)または
図61(A)−
図70(A)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0274】
(表9)
【0275】
表9においては、
図51(A)−
図60(A)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0276】
表10は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、上半分の領域600に含まれる形状(
図51(B)−
図60(B)または
図61(B)−
図70(B)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0277】
(表10)
【0278】
表10においては、
図51(B)−
図60(B)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0279】
表11は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、下半分の領域610に含まれる形状(
図51(C)−
図60(C)または
図61(C)−
図70(C)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0280】
(表11)
【0281】
表11においては、
図51(C)−
図60(C)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0282】
表12は、「0」から「9」までの10個のアラビア数字について、識別記号読み取り装置200を用いて、上半分の領域620に含まれる形状(
図51(D)−
図60(D)または
図61(D)−
図70(D)に示す形状)を読み取った場合の結果を示す。
【0283】
(表12)
【0284】
表12においては、
図51(D)−
図60(D)に示す各形状に対して与えられた第一候補の類似度は何れも0.80以上であり、解析装置220が第一候補として挙げた数字は正しい数字であることが確認された。
【0285】
以上のように、本実施形態に係る識別記号302を対象物301の表面にマーキングすることにより、識別記号読み取り装置200を用いてその識別記号302を識別する場合にも、高い確率でその識別記号302を同定することが可能である。
【0286】
(第二の実施形態)
上述の第一の実施形態においては、同実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字を用いて対象物にマーキングを行う例を説明したが、第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字「0」から「9」までの10個のアラビア数字は他の用途にも転用することが可能である。
【0287】
例えば、第一の実施形態に係る識別記号を用いて打刻ピンを形成することが可能である。
【0288】
図90は、一例として、第一の実施形態に係る識別記号のうち、数字「0」の識別記号を有する打刻ピン400を上方から見た場合の斜視図である。
【0289】
打刻ピン400は数字「0」と同一の形状の凸状部401を有しており、凸状部401を対象物(例えば、鉄鋼の表面)に押圧することにより、凸状部401に対応する形状の凹状部(すなわち、数字「0」の形状をなした凹状部)が対象物に形成される。
【0290】
図90に示すような打刻ピン400を用いて対象物に打刻を行うことによっても、マーキングを行うことが可能である。
【0291】
この場合、打刻ピン400を打ち込む力が部分的に弱くなり、マーキングすべき数字の一部が欠落したとしても、第一の実施形態において示したように、他の数字との判別が可能である。あるいは、打刻ピン400により対象物の表面に形成された数字を構成する凹部の一部がダストその他の異物で埋まり、数字の一部が欠落したのと同様の状態になった場合であっても、第一の実施形態において示したように、他の数字と判別することが可能である。
【0292】
(第三の実施形態)
図91は、上記の第一の実施形態に係る識別記号を構成するアラビア数字を対象物の表面にマーキングするマーキング装置250の構造を示す概略図である。
【0293】
マーキング装置250は、対象物(例えば、鉄鋼)301の表面に塗料を噴射するノズル251と、ノズル251を水平方向に駆動するとともに、指定された位置においてノズル251を停止させる第一駆動手段252と、ノズル251を鉛直方向に駆動するとともに、指定された位置においてノズル251を停止させる第二駆動手段253と、ノズル251の動作を制御する制御装置254と、から構成されている。
【0294】
制御装置254は、ノズル251からの塗料の噴射のオン・オフ及びノズル251の水平方向及び鉛直方向における移動の制御を行う。
【0295】
操作者は、対象物301にマーキングする識別記号(一つまたは複数)を決定した後、その識別記号を示す指令信号を制御装置254に送信する。この指令信号を受信した制御装置254は、ノズル251の動作を制御し、指令信号に示される識別記号を対象物301の表面にマーキングする。
【0296】
また、ノズル251に代えて、第二の実施形態に係る打刻ピン400を用いることにより、マーキング装置250を打刻装置として構成することも可能である。この場合には、0から9までの形状の凸状部401を有する10個の打刻ピン400を横一列に配列し、指令信号に示されるアラビア数字に従って順に打刻を行う。