特許第5818846号(P5818846)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許5818846調整用パターン画像、画像形成装置及びその画像調整方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5818846
(24)【登録日】2015年10月9日
(45)【発行日】2015年11月18日
(54)【発明の名称】調整用パターン画像、画像形成装置及びその画像調整方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/46 20060101AFI20151029BHJP
   B41J 3/60 20060101ALI20151029BHJP
   B41J 25/20 20060101ALI20151029BHJP
   G03G 21/14 20060101ALI20151029BHJP
   G03G 15/01 20060101ALI20151029BHJP
【FI】
   B41J29/46 A
   B41J3/60
   B41J25/20
   G03G21/14
   G03G15/01 Y
【請求項の数】10
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-118987(P2013-118987)
(22)【出願日】2013年6月5日
(65)【公開番号】特開2014-233963(P2014-233963A)
(43)【公開日】2014年12月15日
【審査請求日】2014年4月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000947
【氏名又は名称】特許業務法人あーく特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】冨田 教夫
(72)【発明者】
【氏名】原田 吉和
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 祐司
(72)【発明者】
【氏名】雨宮 雅樹
【審査官】 名取 乾治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−008967(JP,A)
【文献】 特開2009−104058(JP,A)
【文献】 特開2008−275991(JP,A)
【文献】 特開2005−148736(JP,A)
【文献】 特開2006−072075(JP,A)
【文献】 特開2005−175585(JP,A)
【文献】 特開2011−189566(JP,A)
【文献】 特開2004−271746(JP,A)
【文献】 特開2005−176019(JP,A)
【文献】 特開2014−131868(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/46
G03G 15/01
G03G 21/14
B41J 25/20
B41J 2/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置により記録シートの一方の面である第1面及び他方の面である第2面にそれぞれ画像形成される第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像を含み、前記第1面に形成される前記第1調整用パターン画像の画像形成位置と前記第2面に形成される前記第2調整用パターン画像の画像形成位置とが一致するように前記画像形成装置の画像を調整するための調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成され、かつ、前記第1面と前記第2面とで交互になるように配置され
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、複数の点部又は線部からなる直線状の破線で構成されており、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、何れか一方の調整用パターン画像は、前記破線の直線状の方向に直交する直交方向において、該一方の調整用パターン画像を基準にして予め定めた所定の間隔毎に離間した位置に第1測定用画像が形成され、かつ、何れか他方の調整用パターン画像は、前記直交方向において、該他方の調整用パターン画像を基準にして前記所定の間隔に予め定めた所定の値を増加させた間隔毎に離間した位置に第2測定用画像が形成されることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項2】
画像形成装置により記録シートの一方の面である第1面及び他方の面である第2面にそれぞれ画像形成される第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像を含み、前記第1面に形成される前記第1調整用パターン画像の画像形成位置と前記第2面に形成される前記第2調整用パターン画像の画像形成位置とが一致するように前記画像形成装置の画像を調整するための調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成され、かつ、前記第1面と前記第2面とで交互になるように配置され、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、一方の調整用パターン画像は、他方の調整用パターン画像を平面視で前記記録シートの中心を回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項3】
請求項に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、複数の点部又は線部からなる直線状の破線で構成されていることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項4】
請求項3に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、何れか一方の調整用パターン画像は、前記破線の直線状の方向に直交する直交方向において、該一方の調整用パターン画像を基準にして予め定めた所定の間隔毎に離間した位置に第1測定用画像が形成され、かつ、何れか他方の調整用パターン画像は、前記直交方向において、該他方の調整用パターン画像を基準にして前記所定の間隔に予め定めた所定の値を増加させた間隔毎に離間した位置に第2測定用画像が形成されることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項5】
請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、断続的にかつ線状に形成されることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項6】
請求項1から請求項までの何れか1項に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、互いに予め定めた所定の距離をおいて形成された画像とされることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項7】
請求項1から請求項までの何れか1項に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、前記画像形成装置の前記記録シートのシート搬送方向と該シート搬送方向に直交する幅方向との双方に少なくとも2つ形成された画像とされることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項8】
請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の調整用パターン画像であって、
前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、互いに異なる色とされることを特徴とする調整用パターン画像。
【請求項9】
請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の調整用パターン画像を記録シートに形成し、得られた前記調整用パターン画像により画像の画像形成位置を調整する構成とされた画像形成装置であって、
前記記録シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部にて一方の面である第1面に画像が形成された前記記録シートの表裏を反転させて他方の面である第2面に画像を形成するように前記画像形成部に向けて案内する構成とされた表裏反転搬送路と、
前記画像形成部及び前記表裏反転搬送路により前記調整用パターン画像における前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像を前記記録シートの前記第1面及び前記第2面にそれぞれ形成する調整用パターン画像出力モードと
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
操作部の入力操作により受け付けた調整値或いは検出装置により検出された調整値に基づいて画像を書き込むことで記録シートに画像形成する画像形成装置の画像調整方法であって、
請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の調整用パターン画像を前記記録シートの前記第1面及び前記第2面にそれぞれ形成する形成工程と、
前記形成工程にて前記記録シートに形成された調整用パターン画像を測定する測定工程と、
前記測定工程にて測定された値に基づいて前記操作部で前記調整値を前記画像形成装置に入力する調整値入力工程と、
前記調整値入力工程にて入力された前記調整値で前記画像形成装置の画像の書き込みタイミングを決定する画像書き込み工程と
を含むことを特徴とする画像調整方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置により記録シートに画像形成されて該画像形成装置の画像を調整するための調整用パターン画像、画像形成装置及びその画像調整方法に関する。
【背景技術】
【0002】
調整用パターン画像を記録紙等の記録シートに形成し、得られた調整用パターン画像により画像の画像形成位置を調整する構成とされた画像形成装置は、従来から知られている。
【0003】
このような従来の画像形成装置においては、記録シートの一方の面である第1面(表面)だけに調整用パターン画像を画像形成して画像を調整する他、特に、記録シートの両面に画像形成を行う構成のものでは、記録シートの第1面(表面)だけでなく他方の面である第2面(裏面)に調整用パターン画像を画像形成して画像の調整を行うことがある。
【0004】
例えば、特許文献1には、記録シートである記録紙の両面における画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を、測定器具を用いずに正確に且つ簡単に把握する画像形成装置を提供するもので、例えば、図9に示すような調整用パターン画像PX1,PX2が開示されている。
【0005】
図9は、特許文献1に記載の従来の調整用パターン画像PX1,PX2の一例を示す平面図である。図9(a)は、記録シートPの一方の面である第1面P1に形成された調整用パターン画像PX1を示しており、図9(b)は、他方の面である第2面P2に形成された調整用パターン画像PX2を示している。
【0006】
図9に示す調整用パターン画像PX1,PX2は、それぞれ、記録シートPの第1面P1及び第2面P2に同じ画像として形成されており、途中で途切れることのない直線で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−321594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、図9に示すような従来の調整用パターン画像PX1,PX2を用いて、画像形成装置の画像の調整を行うにあたっては、例えば、調整用パターン画像PX1,PX2が形成された記録シートPに光を透過させて、第1面P1及び第2面P2の何れか一方の面から、サービスマンやユーザ等の操作者による目視により、第1面P1と第2面P2とで調整用パターン画像PX1,PX2がどれだけずれているかを把握したり、或いは、第1面P1及び第2面P2の何れか一方の面から、画像読み取りセンサ等を用いた検出装置により、第1面P1と第2面P2とで調整用パターン画像PX1,PX2がどれだけずれているかを検出したりする。この場合、調整用パターン画像PX1,PX2は途中で途切れることのない直線で構成されているので、第1面P1における調整用パターン画像PX1と第2面P2における調整用パターン画像PX2との微妙なずれを操作者に正確に把握させることができない或いは検出装置に正確に検出させることができないという課題があった。
【0009】
そこで、本発明は、調整用パターン画像を用いて画像形成装置の画像の調整を行うにあたって、第1面における調整用パターン画像と第2面における調整用パターン画像との微妙なずれを操作者に正確に把握させる或いは検出装置に正確に検出させることができる調整用パターン画像、画像形成装置及び画像形成装置の画像調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前記課題を解決するために、次の第1態様及び第2態様の調整用パターン画像、画像形成装置並びに画像形成装置の画像調整方法を提供する。
【0011】
(1)第1態様の調整用パターン画像
画像形成装置により記録シートの一方の面である第1面及び他方の面である第2面にそれぞれ画像形成される第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像を含み、前記第1面に形成される前記第1調整用パターン画像の画像形成位置と前記第2面に形成される前記第2調整用パターン画像の画像形成位置とが一致するように前記画像形成装置の画像を調整するための調整用パターン画像であって、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成され、かつ、前記第1面と前記第2面とで交互になるように配置され、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、複数の点部又は線部からなる直線状の破線で構成されており、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、何れか一方の調整用パターン画像は、前記破線の直線状の方向に直交する直交方向において、該一方の調整用パターン画像を基準にして予め定めた所定の間隔毎に離間した位置に第1測定用画像が形成され、かつ、何れか他方の調整用パターン画像は、前記直交方向において、該他方の調整用パターン画像を基準にして前記所定の間隔に予め定めた所定の値を増加させた間隔毎に離間した位置に第2測定用画像が形成されることを特徴とする調整用パターン画像。
(2)第2態様の調整用パターン画像
画像形成装置により記録シートの一方の面である第1面及び他方の面である第2面にそれぞれ画像形成される第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像を含み、前記第1面に形成される前記第1調整用パターン画像の画像形成位置と前記第2面に形成される前記第2調整用パターン画像の画像形成位置とが一致するように前記画像形成装置の画像を調整するための調整用パターン画像であって、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成され、かつ、前記第1面と前記第2面とで交互になるように配置され、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、一方の調整用パターン画像は、他方の調整用パターン画像を平面視で前記記録シートの中心を回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされることを特徴とする調整用パターン画像。
【0012】
)画像形成装置
前記本発明に係る第1態様又は第2態様の調整用パターン画像を記録シートに形成し、得られた前記調整用パターン画像により画像の画像形成位置を調整する構成とされた画像形成装置であって、前記記録シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にて一方の面である第1面に画像が形成された前記記録シートの表裏を反転させて他方の面である第2面に画像を形成するように前記画像形成部に向けて案内する構成とされた表裏反転搬送路と、前記画像形成部及び前記表裏反転搬送路により前記調整用パターン画像における前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像を前記記録シートの前記第1面及び前記第2面にそれぞれ形成する調整用パターン画像出力モードとを備えていることを特徴とする画像形成装置。
【0013】
)画像形成装置の画像調整方法
操作部の入力操作により受け付けた調整値或いは検出装置により検出された調整値に基づいて画像を書き込むことで記録シートに画像形成する画像形成装置の画像調整方法であって、前記本発明に係る第1態様又は第2態様の調整用パターン画像を前記記録シートの前記第1面及び前記第2面にそれぞれ形成する形成工程と、前記形成工程にて前記記録シートに形成された調整用パターン画像を測定する測定工程と、前記測定工程にて測定された値に基づいて前記操作部で前記調整値を前記画像形成装置に入力する調整値入力工程と、前記調整値入力工程にて入力された前記調整値で前記画像形成装置の画像の書き込みタイミングを決定する画像書き込み工程とを含むことを特徴とする画像調整方法。
【0014】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、それぞれ、断続的にかつ線状に形成される態様を例示できる。
【0015】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、複数の点部又は線部からなる直線状の破線で構成されている態様を例示できる。
【0016】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像のうち、何れか一方の調整用パターン画像は、前記破線の直線状の方向に直交する直交方向において、該一方の調整用パターン画像を基準にして予め定めた所定の間隔毎に離間した位置に第1測定用画像が形成され、かつ、何れか他方の調整用パターン画像は、前記直交方向において、該他方の調整用パターン画像を基準にして前記所定の間隔に予め定めた所定の値を増加させた間隔毎に離間した位置に第2測定用画像が形成される態様を例示できる。
【0017】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、互いに予め定めた所定の距離をおいて形成された画像とされる態様を例示できる。
【0018】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、前記画像形成装置の前記記録シートのシート搬送方向と該シート搬送方向に直交する幅方向との双方に少なくとも2つ形成された画像とされる態様を例示できる。
【0020】
本発明において、前記第1調整用パターン画像及び前記第2調整用パターン画像は、互いに異なる色とされる態様を例示できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、調整用パターン画像を用いて画像形成装置の画像の調整を行うにあたって、前記第1面における調整用パターン画像と前記第2面における調整用パターン画像との微妙なずれを操作者に正確に把握させる或いは検出装置に正確に検出させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施の形態に係る調整用パターン画像を形成する画像形成装置の概略構成を示す正面図である。
図2図1に示す画像形成装置における制御部を中心に示すブロック図である。
図3】調整用パターン画像の一例を示す概略平面図であって、記録シートの第1面に形成された第1調整用パターン画像を示す図である。
図4】調整用パターン画像の一例を示す概略平面図であって、記録シートの第2面に形成された第2調整用パターン画像を示す図である。
図5図3及び図4に示す調整用パターン画像の一部を記録シートの第1面側から第2面側を透かして視た状態を示す拡大平面図であって、記録シートの第1面及び第2面にそれぞれ形成された第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像の画像形成位置がシート搬送方向及び幅方向の双方で一致している状態を示す図である。
図6図3及び図4に示す調整用パターン画像の一部を記録シートの第1面側から第2面側を透かして視た状態を示す拡大平面図であって、記録シートの第1面及び第2面にそれぞれ形成された第1調整用パターン画像及び第2調整用パターン画像の画像形成位置がシート搬送方向及び幅方向Yの双方でずれている状態を示す図である。
図7】画像調整モードにおいて両面画像の画像形成位置を調整する調整画面が操作表示部における表示部の表示画面に表示された状態を示す概略平面図である。
図8】調整用パターン画像の他の例を記録シートの第1面側から第2面側を透かして視た状態を示す拡大平面図である。
図9】特許文献1に記載の従来の調整用パターン画像の一例を示す平面図であって、(a)は、記録シートの一方の面である第1面に形成された調整用パターン画像を示す図であり、(b)は、他方の面である第2面に形成された調整用パターン画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施の形態に係る調整用パターン画像を形成する画像形成装置1の概略構成を示す正面図である。
【0025】
画像形成装置1は、例えば、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を有する複合機である。画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置2と、記録シートPに画像形成する画像形成部3とを備えている。
【0026】
画像読取装置2は、画像読取部20と、画像読取部20に対して開閉可能に取り付けられた原稿送り装置30とを含んでいる。
【0027】
画像読取部20は、原稿固定方式による読み取りと、原稿移動方式による読み取りとを行う構成とされている。画像読取部20は、原稿台ガラス21と、原稿読取ガラス22と、光源ユニット23と、ミラーユニット24と、撮像部25とを備えている。
【0028】
画像読取部20では、原稿固定方式による読取時に、光源ユニット23及びミラーユニット24を搬送方向Z1に移動させながら、光源23aから光が出射される。このとき、光源23aから出射される光は、原稿台ガラス21を介して原稿台ガラス21上に載置される原稿に照射される。そして、原稿からの反射光は、原稿台ガラス21、光源ユニット23のミラー23b、並びに、ミラーユニット24のミラー24a及びミラー24bを介して撮像部25に入射される。これにより、画像読取部20は、原稿台ガラス21上に固定的に配置された原稿の画像を読み取ることが可能である。
【0029】
また、画像読取部20では、原稿移動方式による読取時に、光源ユニット23を読取位置(図1に示す位置)に停止させた状態で、光源23aから光が出射される。このとき、光源23aから出射される光は、原稿読取ガラス22を介して、原稿送り装置30により原稿読取ガラス22上を搬送方向Z1に搬送される原稿に照射される。そして、原稿からの反射光は、原稿読取ガラス22、光源ユニット23のミラー23b並びにミラーユニット24のミラー24a及びミラー24bを介して撮像部25に入射される。これにより、画像読取部20は、原稿送り装置30により原稿読取ガラス22上を搬送される原稿の画像を読み取ることができる。
【0030】
画像形成部3は、感光体ドラム4a,4b,4c,4dと、帯電器5a,5b,5c,5bと、露光装置6と、現像装置7a,7b,7c,7dと、クリーナ装置8a,8b,8c,8dと、中間転写ローラ9a,9b,9c,9dを有する中間転写ベルト装置9と、2次転写装置10と、定着装置11と、シート収容部として作用する給紙トレイ12a及び手差し給紙トレイ12bと、排出部として作用する排出トレイ13と、シート搬送装置14とを備えている。
【0031】
画像形成部3は、画像読取装置2により読み取られた画像データ或いは後述する記憶部102(図2参照)に予め格納されている調整用パターン画像PT(図3及び図4参照)のデータに基づいてシート搬送方向Xに搬送される記録シートPに画像を形成するようになっている。画像形成部3は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像と、単色(たとえば、ブラック)を用いたモノクロ画像とを形成する構成とされている。
【0032】
具体的には、画像形成部3は、ブラックを形成する画像形成ステーションが、感光体ドラム4aと、帯電器5aと、現像装置7aと、クリーナ装置8aと、中間転写ローラ9aとにより構成されている。また、画像形成部3は、シアンを形成する画像形成ステーションが、感光体ドラム4bと、帯電器5bと、現像装置7bと、クリーナ装置8bと、中間転写ローラ9bとにより構成されている。また、画像形成部3は、マゼンタを形成する画像形成ステーションが、感光体ドラム4cと、帯電器5cと、現像装置7cと、クリーナ装置8cと、中間転写ローラ9cとにより構成されている。また、画像形成部3は、イエローを形成する画像形成ステーションが、感光体ドラム4dと、帯電器5dと、現像装置7dと、クリーナ装置8dと、中間転写ローラ9dとにより構成されている。
【0033】
感光体ドラム4a,4b,4c,4dは、表面に光感光層を有している。帯電器5a,5b,5c,5bは、感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面を所定の電位に均一に帯電させるために高電圧を印加する。
【0034】
露光装置6は、例えば、レーザダイオード及び反射ミラーを含むレーザスキャニングユニットであり、一様に帯電された感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。これにより、露光装置6は、後述する制御部100(図2参照)の指示の下、感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面に静電潜像を所定の書き込みタイミングで書き込むことができる。
【0035】
現像装置7a,7b,7c,7dは、感光体ドラム4a,4b,4c,4d上に形成された静電潜像をK、C、M、Yのトナーにより現像する。クリーナ装置8a,8b,8c,8dは、現像及び画像転写後に記録シートPに転写されるに感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面に残留したトナーを除去及び回収する。
【0036】
中間転写ベルト装置9は、感光体ドラム4a,4b,4c,4dの上方に配置されており、無端ベルト状の中間転写ベルト9eと、中間転写ベルト駆動ローラ9fと、従動ローラ9gと、テンションローラ9hと、中間転写ベルトクリーニング装置9iとを備えている。中間転写ローラ9a,9b,9c,9d、中間転写ベルト駆動ローラ9f、従動ローラ9g及びテンションローラ9hは、中間転写ベルト9eを張架して支持し、中間転写ベルト9eを周回方向Cに移動させる。中間転写ベルト9eには、感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面のトナー像が順次重ねて転写されることにより、カラーのトナー像(各色のトナー像)が形成される。
【0037】
感光体ドラム4a,4b,4c,4dから中間転写ベルト9eへのトナー像の転写は、中間転写ベルト9eの内側(裏面)に圧接されている中間転写ローラ9a,9b,9c,9dによって行われる。中間転写ローラ9a,9b,9c,9dには、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(一)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。
【0038】
2次転写装置10は、中間転写ベルト9eと接触する転写ローラ10aを有している。転写ローラ10aは、中間転写ベルト駆動ローラ9fと隣接するように、中間転写ベルト9eの外側に配置されている。中間転写ベルト9eと転写ローラ10aとは、相互に圧接されて転写ニップ域を形成する。また、2次転写装置10の転写ローラ10aには、中間転写ベルト9e上の各色のトナー像を記録シートPに転写させるための電圧(たとえば、トナーの帯電極性(一)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。
【0039】
画像形成装置1において、感光体ドラム4a,4b,4c,4dの表面に形成されたトナー像は、中間転写ベルト9eで積層され、画像データに応じたカラーのトナー像とされる。こうして積層された各色のトナー像は、周回方向Cに移動される中間転写ベルト9eと共に搬送され、中間転写ベルト駆動ローラ9fと隣接するように、中間転写ベルト9eの外側に配置された2次転写装置10における転写ローラ10aによって記録シートP上に転写される。
【0040】
また、中間転写ベルトクリーニング装置9iは、中間転写ベルト9e上のトナー像が2次転写装置10によって記録シートP上に完全に転写されずに中間転写ベルト9e上に残留した残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9iは、例えば、従動ローラ9g側に押圧された状態で中間転写ベルト9eに接触するクリーニングブレードを有しており、このクリーニングブレードにより残留トナーを除去及び回収する。
【0041】
定着装置11は、記録シートPを挟み込んで搬送するヒートローラ11a及び加圧ローラ11bを有している。ヒートローラ11aは、所定の定着温度となるように温度制御され、加圧ローラ11bと共に記録シートPを定着ニップ部で熱圧着することにより、記録シートPに転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録シートPに対して熱定着させる機能を有している。また、定着装置11には、ヒートローラ11aを外部から加熱するための外部加熱ベルト11cが設けられている。
【0042】
給紙トレイ12aは、記録シートPを格納しておくためのトレイであり、手差し給紙トレイ12bは、記録シートPが載置されるトレイである。排出トレイ13は、中継搬送ユニット15が取り外されている場合に、印刷済みの記録シートPをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
【0043】
シート搬送装置14では、給紙トレイ12aからシート搬送路Sに沿って、ピックアップローラ14a、第1分離ローラ14b、第2分離ローラ14c、搬送ローラ14d、レジスト前ローラ対14e、レジストローラ対14f及び排出ローラ14gが配設されている。また、手差し給紙トレイ12bの近傍には、ピックアップローラ14iが設けられている。
【0044】
トナー像が転写された記録シートPは、ヒートローラ11a及び加圧ローラ11bにより、トナー像が記録シートPに定着されながら搬送される。各色のトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ14gによって排出トレイ13に排出される。
【0045】
なお、4つの画像形成ステーションのうち少なくとも一つを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルト装置9の中間転写ベルト9eに転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト9eから記録シートPに転写され、記録シートP上に定着される。
【0046】
また、記録シートPの一方の面である第1面P1(表面)の画像だけではなく、両面の画像形成を行う場合は、搬送ローラ14hにより記録シートPを表裏反転搬送路Srに通して、記録シートPの表裏を反転させてから、記録シートPを再びレジストローラ対14fへと導く。ここで、表裏反転搬送路Srは、画像形成部3にて第1面P1に画像が形成された記録シートPの表裏を反転させて記録シートPの他方の面である第2面P2(裏面)に画像を形成するように画像形成部3に向けて案内する構成とされている。
【0047】
画像形成装置1は、通常の画像形成が行われる場合に、画像読取装置2により読み取られた画像を画像形成部3により記録シートPに形成する。そして、通常の画像が形成された記録シートP(通常の記録シート)が排出トレイ13に排出される。
【0048】
また、画像形成装置1は、調整処理が行われる場合に、記憶部102(図2参照)に予め格納されている調整用パターン画像PT(図3及び図4参照)のデータに基づいて、画像形成部3により記録シートPの第1面P1及び第2面P2にそれぞれ画像形成される第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2を含む調整用パターン画像PTを記録シートPに形成する。そして、調整用パターン画像PTが形成された記録シートPが排出トレイ13に排出される。ここで、調整処理は、記録シートPの第1面P1に形成される第1調整用パターン画像PT1の画像形成位置と記録シートPの第2面P2に形成される第2調整用パターン画像PT2の画像形成位置とが一致するように画像形成装置1における画像形成部3の画像を位置調整する処理である。この調整処理については、後ほど詳しく説明する。
【0049】
(制御部)
図2は、図1に示す画像形成装置1における制御部100を中心に示すブロック図である。
【0050】
図2に示すように、画像形成装置1は、さらに、制御部100を備えている。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)等の処理部101と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含む記憶部102とを備えている。詳しくは、画像形成装置1は、制御部100の処理部101が記憶部102のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部102のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素を制御するようになっている。なお、記憶部102におけるROMには、既述のとおり、調整用パターン画像PT(図3及び図4参照)のデータが予め格納されている。
【0051】
画像形成部3は、制御部100に電気的に接続されており、制御部100からの指示信号によって作動制御されるようになっている。
【0052】
画像形成装置1は、さらに、画像形成処理に関する各機能及び種々の動作モード(例えば後述する画像調整モード)の設定が可能な操作表示部80(後述する図7参照)を備えている。
【0053】
操作表示部80は、各種処理の指示操作、各種処理情報の入力操作或いは選択操作を行う操作部81と、指示操作、入力操作或いは選択操作された各種処理情報を表示する表示部82とを備えている。
【0054】
操作部81は、ユーザによる入力操作を受け付けるものであり、制御部100の入力系に電気的に接続されている。これにより、操作部81は、後述する調整画面Gs(図7参照)等の各種画面に対する入力操作或いは選択操作を受け付けて入力情報或いは選択情報を制御部100に送信することができる。操作部81は、ここでは、表示部82の表示画面G(図7参照)上に設けられて表示画面G上でタッチ入力操作(画面位置情報)を受け付けるタッチ入力部を有している。詳しくは、操作部81は、表示部82の表示画面G上に設けられて表示部82に向けてタッチ操作可能な表示パネル(いわゆるタッチパネル)を構成しており、表示部82の表示画面Gに表示される表示キー(いわゆるソフトウェアキー)を入力操作(具体的にはタッチ入力操作)できるようになっている。なお、操作部81は、表示部82の表示画面G上に設けられて表示画面Gに表示される表示キー81a(いわゆるソフトウェアキー)を入力操作(具体的にはタッチ入力操作)できるような構成に加えて、表示画面Gとは別に操作表示部本体80a(図7参照)に設けられた操作キー81b(いわゆるハードウェアキー)を入力操作(具体的にはプッシュ入力操作)できるような構成とされている。
【0055】
表示部82は、液晶表示装置等のディスプレイ装置を備えており、制御部100の出力系に電気的に接続されている。これにより、表示部82は、制御部100から送られてくる画面データに基づいて、調整画面Gs(図7参照)等の各種画面を表示することができる。
【0056】
(第1実施形態の調整用パターン画像)
次に、図1に示す画像形成装置1にて記録シートPに形成される調整用パターン画像PTについて図3から図6を参照しながら以下に説明する。
【0057】
図3及び図4は、調整用パターン画像PTの一例を示す概略平面図である。図3は、記録シートPの第1面P1に形成された第1調整用パターン画像PT1を示している。図4は、記録シートPの第2面P2に形成された第2調整用パターン画像PT2を示している。
【0058】
画像形成装置1は、制御部100の指示の下、画像形成部3において調整用パターン画像PTを記録シートPに形成する。ここで、記録シートPは、光透過性を有する記録シートである。記録シートPとしては、光を透過して向こう側の面に形成されている画像が透けて視えるものであれば何れのものでもよく、例えば、予め定めた所定の規格の厚みを有する普通紙、半透明紙、OHPシート等を挙げることができる。
【0059】
詳しくは、画像形成装置1は、画像形成部3及び表裏反転搬送路Srにより調整用パターン画像PTにおける第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2を記録シートPの第1面P1及び第2面P2にそれぞれ形成する調整用パターン画像出力モードを有している。
【0060】
具体的には、画像形成装置1では、調整用パターン画像PTを記録シートPに形成するにあたり、先ず、給紙トレイ12a又は手差し給紙トレイ12bに配置された記録シートPをピックアップローラ14a,14iにより引き出してシート搬送路Sに供給し、搬送ローラ14d、レジスト前ローラ対14e、レジストローラ対14fを経て中間転写ベルト9eと転写ローラ10aとの転写ニップ域に搬送する。
【0061】
このとき、記憶部102におけるROMから読み出された調整用パターン画像PTのうちの第1調整用パターン画像PT1が中間転写ベルト9e上に形成されており、中間転写ベルト9e上における第1調整用パターン画像PT1を、レジストローラ対14fからシート搬送方向Xに搬送されてくる記録シートPの第1面P1に転写し、定着装置11において加熱定着して排出ローラ14gまで搬送する。
【0062】
次に、排出ローラ14gにて搬送中の記録シートPのシート搬送方向X上流側端(後端)がシート搬送路Sと表裏反転搬送路Srとの分岐部を通過したところで記録シートPを逆搬送して表裏反転搬送路Srに移行させ、搬送ローラ14h、レジスト前ローラ対14e、レジストローラ対14fを経て中間転写ベルト9eと転写ローラ10aとの転写ニップ域に再度搬送する。
【0063】
このとき、記憶部102におけるROMから読み出された調整用パターン画像PTのうちの第2調整用パターン画像PT2が中間転写ベルト9e上に形成されており、中間転写ベルト9e上における第2調整用パターン画像PT2を、レジストローラ対14fからシート搬送方向Xに搬送されてくる記録シートPの第2面P2に転写し、定着装置11において加熱定着して排出ローラ14gまで搬送し、排出トレイ13に排出する。
【0064】
かくして、画像形成装置1は、図3及び図4に示す調整用パターン画像PTにおける第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2をそれぞれ記録シートPの第1面P1及び第2面P2に形成することができる。
【0065】
図5及び図6は、図3及び図4に示す調整用パターン画像PTの一部を記録シートPの第1面P1側から第2面P2側を透かして視た状態を示す拡大平面図である。図5は、記録シートPの第1面P1及び第2面P2にそれぞれ形成された第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2の画像形成位置がシート搬送方向X及び幅方向Yの双方で一致している状態を示しており、図6は、記録シートPの第1面P1及び第2面P2にそれぞれ形成された第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2の画像形成位置がシート搬送方向X及び幅方向Yの双方でずれている状態を示している。なお、図5及び図6において透けて視える第2面P2側の第2調整用パターン画像PT2は、中間調で表している。
【0066】
図5及び図6に示すように、調整用パターン画像PTにおける第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成されている。
【0067】
そして、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、これらの画像形成位置が一致している状態において、第1面P1と第2面P2とで交互になるように配置されており、本実施の形態では、断続的にかつ線状に形成されている。
【0068】
詳しくは、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、複数の点部又は線部(この例では線部BL1〜BL1,BL2〜BL2)からなる直線状の破線BL,BLで構成されている。すなわち、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、隣り合う点部間又は線部間(この例では隣り合う線部BL1,BL1間、隣り合う線部BL2,BL2間)の間隔部BS1〜BS1,BS2〜BS2を有している。
【0069】
具体的には、第1調整用パターン画像PT1における点部又は線部(この例では線部BL1〜BL1)が第2調整用パターン画像PT2における間隔部BS2〜BS2に位置する一方、第2調整用パターン画像PT2における点部又は線部(この例では線部BL2〜BL2)が第1調整用パターン画像PT1における間隔部BS1〜BS1に位置している。なお、複数に形成された第1調整用パターン画像PT1〜PT1と、それに対応して複数に形成された第2調整用パターン画像PT2〜PT2とは、互いに平行とされている。
【0070】
また、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、互いに予め定めた所定の距離DS1,DS2をおいて形成された画像とされる。
【0071】
具体的には、第1調整用パターン画像PT1の線部BL1は、予め定めた所定の長さDL1及び太さHL1とされており、第1調整用パターン画像PT1の隣り合う線部BL1,BL1間の間隔は、所定の距離DS1とされている。第2調整用パターン画像PT2の線部BL2は、予め定めた所定の長さDL2及び太さHL2とされており、第2調整用パターン画像PT2の隣り合う線部BL2,BL2間の間隔は、所定の距離DS2とされている。所定の長さDL1と所定の長さDL2とは、同一の値であってもよいし、異なった値であってもよい。所定の長さDL1及び所定の長さDL2は、この例では、何れも2mmとされている。所定の太さHL1と所定の太さHL2とは、同一の値であってもよいし、異なった値であってもよい。所定の太さHL1及び所定の太さHL2は、この例では、何れも0.5mmとされている。所定の距離DS1と所定の距離DS2とは、同一の値であってもよいし、異なった値であってもよい。所定の距離DS1及び所定の距離DS2は、この例では、何れも3mmとされている。
【0072】
なお、図6に示す例では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、シート搬送方向Xにおいてずれ量Dxだけ互いにずれており、幅方向Yにおいて互いにずれ量Dyだけ互いにずれている。
【0073】
また、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、画像形成装置1により形成される記録シートPのシート搬送方向Xとシート搬送方向Xに直交する幅方向Yとの双方に少なくとも2つ形成された画像とされている。
【0074】
具体的には、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、予め定めた所定のサイズの四角形状を有する図形の全部又は一部(辺部及び/又は角部)を構成している。この例では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、10mm四方の正方形状を有する図形の4角の角部を構成している。
【0075】
また、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のうち、一方の調整用パターン画像は、他方の調整用パターン画像を平面視で記録シートPの中心Qを回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされている(図3及び図4参照)。つまり、第1調整用パターン画像PT1は、第2調整用パターン画像PT2を平面視で記録シートPの中心Qを回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされ、第2調整用パターン画像PT2は、第1調整用パターン画像PT1を平面視で記録シートPの中心Qを回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされている。
【0076】
また、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、互いに異なる色(例えば、色相環で互いに反対側に位置する色である補色及びその近傍の色)とされている。
【0077】
なお、第1調整用パターン画像PT1が形成された記録シートPの第1面P1には、図3に示すように、シート搬送方向X上流側端(後端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像X1が形成されており、シート搬送方向X下流側端(先端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像X2が形成されている。この例では、計測画像X1,X2は、記録シートPのサイズに応じた計測を行うために、三角印(▲印及び△印)の数に対応させて複数対形成されている。また、第1調整用パターン画像PT1が形成された記録シートPの第1面P1には、図3に示すように、幅方向一方側端(左端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像Y1が形成されており、幅方向Y他方側端(右端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像Y2が形成されている。この例では、計測画像Y1,Y2は、記録シートPのサイズに応じた計測を行うために、三角印(▲印及び△印)の数に対応させて複数対形成されている。
【0078】
一方、第2調整用パターン画像PT2が形成された記録シートPの第2面P2には、図4に示すように、シート搬送方向X下流側端(先端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像X1が形成されており、シート搬送方向X上流側端(後端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像X2が形成されている。この例では、計測画像X1,X2は、記録シートPのサイズに応じた計測を行うために、三角印(▲印及び△印)の数に対応させて複数対形成されている。また、第1調整用パターン画像PT1が形成された記録シートPの第1面P1には、図4に示すように、幅方向他方側端(右端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像Y1が形成されており、幅方向Y一方側端(左端)からの距離を、物差しを用いて計測するための計測画像Y2が形成されている。この例では、計測画像Y1,Y2は、記録シートPのサイズに応じた計測を行うために、三角印(▲印及び△印)の数に対応させて複数対形成されている。
【0079】
(調整処理)
次に、図3及び図4に示す調整用パターン画像PTを調整する画像調整モードによる調整処理について図7を参照しながら以下に説明する。なお、画像形成装置1の画像の調整を行うにあたって、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2が形成された記録シートPに光を透過させて、第1面P1及び第2面P2の何れか一方の面から、画像形成装置1における検出装置(例えば、図示しない画像読み取りセンサ及び制御部100の検出制御構成で構成される検出装置)に検出させ、調整値AVを算出して得られた調整値AVを制御部100に入力するようにしてもよいが、ここでは、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2が形成された記録シートPに光を透過させて、第1面P1及び第2面P2の何れか一方の面(この例では第1面P1)から、サービスマンやユーザ等の操作者による目視により、第1面P1と第2面P2とで第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とがどれだけずれているかを把握して調整値AVを求め、得られた調整値AVを操作部81に入力する場合を例にとって説明する。
【0080】
画像形成装置1は、操作部81の入力操作により調整値AVを受け付けて得られた調整値AVに基づいて画像を書き込むことで記録シートPの調整値AVに応じた位置に画像形成する画像調整モードを有している。
【0081】
図7は、画像調整モードにおいて両面画像の画像形成位置を調整する調整画面Gsが操作表示部80における表示部82の表示画面Gに表示された状態を示す概略平面図である。
【0082】
本実施の形態では、画像形成装置1は、記録シートPの第1面P1のシート搬送方向Xにおけるずれの調整値AVの入力を受け付ける第1入力表示部K1、記録シートPの第1面P1の幅方向Yにおけるずれの調整値AVの入力を受け付ける第2入力表示部K2、記録シートPの第2面P2のシート搬送方向Xにおけるずれの調整値AVの入力を受け付ける第3入力表示部K3、記録シートPの第2面P2の幅方向Yにおけるずれの調整値AVの入力を受け付ける第4入力表示部K4が操作者によりタッチ操作されて選択されると、それぞれ、表示の文字と背景とが反転するようになっている。図7に示す例では、第1面P1のシート搬送方向Xにおけるずれの調整値AVが選択されている状態(斜線参照)を示している。なお、調整値AVの初期値は、0.0mmとされている。
【0083】
画像形成装置1は、第1入力表示部K1及び第3入力表示部K3がそれぞれ選択されると、操作者によるプラスキー「+」のタッチ操作により0.1mm刻みで5.0mmまで増加し、操作者によるマイナスキー「−」のタッチ操作により0.1mm刻みで−5.0mmまで減少するようになっている。また、第2入力表示部K2及び第4入力表示部K4がそれぞれ選択されると、操作者によるプラスキー「+」のタッチ操作により0.1mm刻みで3.0mmまで増加し、操作者によるマイナスキー「−」のタッチ操作により0.1mm刻みで−3.0mmまで減少するようになっている。なお、画像形成装置1は、プラスキー「+」及びマイナスキー「−」によって調整値AVを変更する場合の他、操作キー81bのテンキーを用いて調整値AVを直接入力するようにもなっている。
【0084】
そして、操作者は、先ず、図3及び図4に示す第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2を記録シートPの第1面P1側から第2面P2側を透かして視て、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2がずれていると判断した場合には、つぎの調整作業を行う。
【0085】
すなわち、操作者は、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2がシート搬送方向Xにずれていると判断した場合には、第1面P1において記録シートPのシート搬送方向上流側端(後端)から計測画像X1までの値AX1に対して記録シートPのシート搬送方向下流側端(先端)から計測画像X2までの値AX2を差し引いた値(AX1−AX2)を2で割った値[(AX1−AX2)/2]を調整値AVとして第1入力表示部K1に入力し、第2面P2において記録シートPのシート搬送方向下流側端(先端)から計測画像X1までの値AX1に対して記録シートPのシート搬送方向上流側端(後端)から計測画像X2までの値AX2を差し引いた値(AX1−AX2)を2で割った値[(AX1−AX2)/2]を調整値AVとして第3入力表示部K3に入力する。これにより、制御部100は、入力された調整値AVで画像形成部3における露光装置6の画像(静電潜像)のシート搬送方向X(副走査方向)における書き込みタイミングを決定することができる。
【0086】
また、操作者は、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2が幅方向Yにずれていると判断した場合には、第1面P1において記録シートPの幅方向一方側端(左端)から計測画像Y1までの値AY1に対して記録シートPの幅方向他方側端(右端)から計測画像Y2までの値AY2を差し引いた値(AY1−AY2)を2で割った値[(AY1−AY2)/2]を調整値AVとして第2入力表示部K2に入力し、第2面P2において記録シートPの幅方向他方側端(右端)から計測画像Y1までの値AY1に対して記録シートPの幅方向一方側端(左端)から計測画像Y2までの値AY2を差し引いた値(AY1−AY2)を2で割った値[(AY1−AY2)/2]を調整値AVとして第4入力表示部K4に入力する。これにより、制御部100は、入力された調整値AVで画像形成部3における露光装置6の画像(静電潜像)の幅方向Y(主走査方向)における書き込みタイミングを決定することができる。
【0087】
次に、操作者は、テスト印刷キーK5のタッチ操作により調整用パターン画像出力モードを実行し、記録シートに調整用パターン画像PTを形成する。
【0088】
次に、操作者は、図3及び図4に示す第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2を記録シートPの第1面P1側から第2面P2側を透かして視て、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2がずれていると判断した場合には、前記した調整作業を行う。
【0089】
次に、操作者は、かかる一連の調整作業を、第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とでずれが無くなるまで行う。
【0090】
そして、操作者は、第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とでずれが無くなると、戻るキーK6をタッチ操作することで、前の画面に戻し、調整処理を終了する。
【0091】
(本実施の形態について)
以上説明したように、本実施の形態によれば、記録シートPの第1面P1に形成される第1調整用パターン画像PT1及び記録シートPの第2面P2に形成される第2調整用パターン画像PT2は、それぞれ、間隔をあけて少なくとも2つ形成され、かつ、第1面P1と第2面P2とで交互になるように配置されることで、第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とがたとえ微妙にずれていても、かかるずれの違いを操作者に見極めやすくさせることができ、これにより、第1面P1における第1調整用パターン画像PT1と第2面P2における第2調整用パターン画像PT2との微妙なずれを操作者に正確に把握させる或いは検出装置に正確に検出させることが可能となる。
【0092】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、それぞれ、断続的にかつ線状に形成されることで、断続的にかつ線状に形成された第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2を操作者にとって見やすくする或いは検出装置に認識させやすくすることができ、これにより、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれの違いを操作者或いは検出装置にさらに見極めやすくさせることができる。
【0093】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、複数の点部又は線部(この例では線部BL1〜BL1,BL2〜BL2)からなる直線状の破線で構成されていることで、該直線状の破線で構成された第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2における点部又は線部(この例では線部BL1〜BL1,BL2〜BL2)を間隔部BS1〜BS1,BS2〜BS2において操作者にとって見やすくする或いは検出装置に認識させやすくすることができ、これにより、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれの違いを操作者或いは検出装置にさらに見極めやすくさせることができる。
【0094】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、互いに予め定めた所定の距離DS1,DS2をおいて形成された画像とされることで、第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とを同じ周期の位置に位置させることができ、それだけ、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれを操作者に視認性よく把握させる或いは検出装置に視認性よく検出させることができ、これにより、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれの違いを操作者或いは検出装置にさらに見極めやすくさせることができる。
【0095】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、シート搬送方向Xと幅方向Yとの双方に少なくとも2つ形成された画像とされることで、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のシート搬送方向Xと幅方向Yとの双方のずれを操作者に把握させる或いは検出装置に検出させることが可能となる。
【0096】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、所定のサイズの四角形状を有する図形の全部又は一部を構成することで、該四角形状を構成する4辺に対応する箇所で第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれを操作者に容易に把握させる或いは検出装置に容易に検出させることができる。
【0097】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のうち、一方の調整用パターン画像は、他方の調整用パターン画像を平面視で記録シートPの中心Q(図3及び図4参照)を回転中心にして180°回転させた画像と同じ画像とされることで、第1調整用パターン画像PT1と第2調整用パターン画像PT2とで制御構成上同一の調整用パターン画像を用いることができ、それだけ画像データのデータ量を少なくすることができる。
【0098】
また、本実施の形態では、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2は、互いに異なる色(例えば、色相環で互いに反対側に位置する色である補色及びその近傍の色)とされることで、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれを操作者に視認性よく把握させる或いは検出装置に視認性よく検出させることができ、これにより、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のずれの違いを操作者或いは検出装置にさらに見極めやすくさせることができる。
【0099】
(第2実施形態の調整用パターン画像)
次に、図3及び図4に示す調整用パターン画像PTの他の例について図8を参照しながら以下に説明する。
【0100】
図8は、調整用パターン画像PTの他の例を記録シートPの第1面P1側から第2面P2側を透かして視た状態を示す拡大平面図である。なお、図8において、透けて視える第2面P2側の第2調整用パターン画像PT2は、中間調で表しており、透けて視える第2面P2側の第2測定用画像QT2は、破線で表している。また、図8に示す例では、第1調整用パターン画像PT1〜PT1と第2調整用パターン画像PT2〜PT2とがずれていない状態を示している。
【0101】
図8に示す調整用パターン画像PTでは、第1調整用パターン画像PT1〜PT1及び第2調整用パターン画像PT2〜PT2のうち、何れか一方の調整用パターン画像(この例では第1調整用パターン画像PT1〜PT1)は、直線状の方向Lに直交する直交方向Mにおいて、該一方の調整用パターン画像(この例では第1調整用パターン画像PT1〜PT1)を基準にして予め定めた所定の間隔d1〜d1(この例では1mm)毎に離間した位置に第1測定用画像QT1〜QT1が形成されている。また、第1調整用パターン画像PT1〜PT1及び第2調整用パターン画像PT2〜PT2のうち、何れか他方の調整用パターン画像(この例では第2調整用パターン画像PT2〜PT2)は、直交方向Mにおいて、該他方の調整用パターン画像(この例では第2調整用パターン画像PT2〜PT2)を基準にして所定の間隔d1〜d1(この例では1mm)に予め定めた所定の値(この例では0.1mm)を増加させた間隔d2〜d2(この例では1.1mm)毎に離間した位置に第2測定用画像QT2〜QT2が形成されている。ここで、第1測定用画像QT1〜QT1は、第1調整用パターン画像PT1〜PT1と互いに平行とされており、第2測定用画像QT2〜QT2は、第2調整用パターン画像PT2〜PT2と互いに平行とされている。また、第1測定用画像QT1〜QT1は、それぞれが第1調整用パターン画像PT1に沿って互いに平行な直線状に形成されており、第2測定用画像QT2〜QT2は、それぞれが第2調整用パターン画像PT2に沿って互いに平行な直線状に形成されている。なお、所定の間隔d1〜d1毎の間隔値は、所定の間隔d1〜d1毎に一定の間隔値とされていてもよいし、所定の間隔d1〜d1毎に変化した間隔値とされていてもよい。
【0102】
こうすることで、第1調整用パターン画像PT1及び第2調整用パターン画像PT2のうち何れか一方の調整用パターン画像(例えば、第1調整用パターン画像PT1)を、物差しを用いて測定して画像の画像形成位置を調整した状態において、何れか他方の調整用パターン画像(例えば、第2調整用パターン画像PT2)が一方の調整用パターン画像(例えば、第1調整用パターン画像PT1)と一致した画像形成位置を他方の調整用パターン画像(例えば、第2調整用パターン画像PT2)のずれ量とすることができる。
【0103】
例えば、第1調整用パターン画像PT1〜PT1及び第2調整用パターン画像PT2〜PT2の右側から3番目の第1及び第2測定用画像QT1,QT2で一致する場合には第2調整用パターン画像PT2〜PT2が第1調整用パターン画像PT1〜PT1に対して左側に0.3mmずれていることになる。一方、第1調整用パターン画像PT1〜PT1及び第2調整用パターン画像PT2〜PT2の左側から4番目の第1及び第2測定用画像QT1,QT2で一致する場合には第2調整用パターン画像PT2〜PT2が第1調整用パターン画像PT1〜PT1に対して右側に0.4mmずれていることになる。
【0104】
これにより、第1測定用画像QT1及び第2測定用画像QT2の何れか一方の測定用画像(例えば、画像の画像形成位置を調整していない側の第2測定用画像QT2)に対して物差しを用いることなく該一方の測定用画像(例えば、第2測定用画像QT2)を調整することができる。
【0105】
なお、本実施の形態では、記録シートPの第1面P1に形成される第1調整用パターン画像PT1の画像形成位置と記録シートPの第2面P2に形成される第2調整用パターン画像PT2の画像形成位置とが一致するか否かの判断を、第1面P1側から第2面P2側を透かして行ったが、第2面P2側から第1面P1側を透かして行ってもよいことは言うまでもない。
【0106】
また、本実施の形態では、センチ仕様の構成について説明したが、勿論、インチ仕様の構成であってもよい。
【0107】
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【符号の説明】
【0108】
1 画像形成装置
3 画像形成部
80 操作表示部
81 操作部
82 表示部
100 制御部
101 処理部
102 記憶部
BL1 線部
BL2 線部
BS1 間隔部
BS2 間隔部
DL1 所定の長さ
DL2 所定の長さ
DS1 所定の距離
DS2 所定の距離
Dx ずれ量
Dy ずれ量
HL1 所定の太さ
HL2 所定の太さ
L 直線状の方向
M 直交方向
P 記録シート
P1 第1面
P2 第2面
PT1 第1調整用パターン画像
PT2 第2調整用パターン画像
QT1 第1測定用画像
QT2 第2測定用画像
Sr 表裏反転搬送路
X シート搬送方向
Y 幅方向
d1 所定の間隔
d2 間隔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9