【文献】
MediaTek,Acquisition of MBMS parameters[online], 3GPP TSG-RAN WG2♯71 R2-104435,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_71/Docs/R2-104435.zip>,2010年 8月17日
【文献】
3GPP,Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specification(Release 10),TS 36.331 V10.0.0(2010-12),インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.331/36331-a00.zip>,2010年12月21日,page 22,23,25-27,97,140,153,154
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めることをさらに備える請求項1に記載の方法。
無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信し、セカンダリ搬送波で基地局からMBSFN信号を送信するための装置であって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信し、プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信し、及び、前記MCCHを取得するために使用される前記情報に関して後方互換不能であり、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、および/または、前記MCCHを取得するために使用される前記情報に関して後方互換可能であり、eMBMS信号を搬送する1つ以上の搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含めるために構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する少なくとも1つのプロセッサと、
データを格納するために前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備え、
前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記セカンダリ搬送波でMBSFNシグナリングを送信するためにさらに構成される、装置。
前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めるためにさらに構成される請求項6に記載の装置。
無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信するためのコンピュータプログラムであって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信し、プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信し、及び、前記MCCHを取得するために使用される前記情報に関して後方互換不能であり、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、および/または、前記MCCHを取得するために使用される前記情報に関して後方互換可能であり、eMBMS信号を搬送する1つ以上の搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含めるためのコードを備え、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信し、
前記コンピュータプログラムは、前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記セカンダリ搬送波でMBSFNシグナリングを送信するためのコードをさらに備える、コンピュータプログラム。
前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のシステム情報ブロック13(SIB13)において前記MCCHを取得するための前記情報を受信するためにさらに構成される請求項15に記載の装置。
無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を受信するためのコンピュータプログラムであって、
セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいて単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を受信し、及び、プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)においてマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するための情報の少なくとも一部分を前記プライマリ搬送波で受信するためのコードを備え、前記プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含み、
前記コンピュータプログラムは、前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記セカンダリ搬送波でMBSFNシグナリングを送信するためのコードをさらに備える、コンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の詳細な発明を実施するための形態は、添付図と関係され、様々な構成に関する説明であることが意図され、ここにおいて説明される概念を実践することができる唯一の構成を表すことは意図されない。詳細な発明を実施するための形態は、様々な概念に関する徹底的な理解を提供することを目的とする具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践可能であることが当業者にとって明確であろう。幾つかの例においては、該概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られた構造及びコンポーネントは、ブロック図形で示される。
【0021】
ここにおいて説明される技法は、様々な無線通信ネットワーク、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA及びその他のネットワーク、に関して用いることができる。用語“ネットワーク”及び“システム”は、しばしば互換可能な形で用いられる。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000、等の無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAのその他の変形と、を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格及びIS−856規格を網羅する。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(GSM)、等の無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、エボルブド(Evolved)UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDMA、等の無線技術を実装することができる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution)(LTE)及びLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリース版である。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A及びGSMは、“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)という名称の組織からの文書において記述される。cdma2000及びUMBは、“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)という名称の組織からの文書において記述される。ここにおいて説明される技法は、上述される無線ネットワーク及び無線技術、及びその他の無線ネットワーク及び無線技術のために用いることができる。明確化のため、これらの技法の幾つかの態様は、LTEに関して以下において説明されており、以下の説明の多くの部分においてはLTE用語が用いられる。
【0022】
図1は、LTEネットワークであることができる無線通信ネットワーク100を示す。無線ネットワーク100は、幾つかのeNB110と、その他のネットワークエンティティと、を含むことができる。eNBは、UEと通信する局であることができ及び基地局、ノードB、アクセスポイント、又はその他の用語で呼ばれることもある。各eNB110a、110b、110cは、特定の地理上のエリアのための通信カバレッジを提供することができる。3GPPでは、用語“セル”は、その用語が使用される文脈に依存して、カバレッジエリアにサービスを提供するeNB及び/又はeNBサブシステムのこのカバレッジエリアを意味することができる。
【0023】
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び/又はその他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供することができる。マクロセルは、相対的に大きい地理上のエリア(例えば、半径数キロメートル)を網羅することができ、サービス加入契約を有するUEによる無制限のアクセスを許容することができる。ピコセルは、相対的に小さい地理上のエリアを網羅し、サービス加入契約を有するUEによる無制限のアクセスを許容することができる。フェムトセルは、相対的に小さい地理上のエリア(例えば、住宅)を網羅し、フェムトセルとの関連性を有するUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、住宅内のユーザのためのUE、等))による制限されたアクセスを許容することができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeBと呼ばれることがある。ピコセルためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNB又はホームeNB(HNB)と呼ばれることがある。
図1に示される例では、eNB110a、110b及び110cは、マクロセル102a、102b及び102cのためのそれぞれのマクロeNBであることができる。eNB100xは、ピコセル102xのためのピコeNBであることができる。eNB100y及び110zは、フェムトセル102y及び102zのそれぞれのためのフェムトeNBであることができる。eNBは、1つ又は複数の(例えば、3つの)セルをサポートすることができる。
【0024】
無線ネットワーク100は、中継局110rを含むこともできる。中継局は、上流局(例えば、eNB、UE、等)からのデータ及び/又はその他の情報の送信を受信し、下流局(例えば、UE又はeNB、等)にデータ及び/又はその他の情報の送信を送る局である。中継局は、その他のUEのための送信を中継するUEであることもできる。
図1に示された例では、中継局110rは、eNB110aとUE120rとの間での通信を容易にするためにeNB110a及びUE120rと通信することができる。中継局は、中継eNB、リレー、等と呼ばれることもある。
【0025】
無線ネットワーク100は、異なるタイプのeNB、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、等を含む異種ネットワークであることができる。これらの異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、及び無線ネットワーク100での干渉に対する異なる影響を有することができる。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有することができ、ピコeNB、フェムトeNB及びリレーは、それよりも低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有することができる。
【0026】
無線ネットワーク100は、同期的な又は非同期的な動作をサポートすることができる。同期的な動作に関しては、eNBは、同様のフレームタイミングを有することができ、及び、異なるeNBからの送信は、時間の点でほぼ整合させることができる。非同期的な動作に関しては、eNBは、異なるフレームタイミングを有することができ、及び、異なるeNBからの送信は、時間の点で整合させることができない。ここにおいて説明される技法は、同期的な動作及び非同期的な動作の両方に関して使用することができる。
【0027】
ネットワークコントローラ130は、eNBの組に結合し、これらのeNBに関する調整及び制御を提供することができる。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信することができる。eNB110は、例えば、直接的に又は無線バックホール又は有線バックホールを介して間接的に、互いに通信することもできる。
【0028】
UE120は、無線ネットワーク100全体にわたって分散することができ、各UEは、静止型又は移動型であることができる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局、等と呼ばれることもある。UEは、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、又はその他のモバイルエンティティであることができる。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、又はその他のモバイルエンティティと通信することができる。
図1において、2つの矢印を有する太線は、UEと、ダウンリンク及び/又はアップリンクでUEにサービスを提供するように指定されたeNBであるサービングeNBとの間での希望される送信を示す。2つの矢印を有する破線は、UEとeNBとの間で干渉している送信を示す。
【0029】
LTEは、ダウンリンクでは直交周波数分割多重(OFDM)、アップリンクでは単一搬送波周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDM及びSC−FDMは、システム帯域幅を複数(K)の直交副搬送波に分割し、それらは、共通してトーン、ビン、等とも呼ばれる。各副搬送波は、データとともに変調することができる。概して、変調シンボルは、OFDMの場合は周波数領域で、SC−FDMの場合は時間領域で送信される。隣接する副搬送波間の間隔は、一定であることができ、副搬送波の総数(K)は、システム帯域幅に依存することができる。例えば、Kは、1.25、2.5、5、10又は20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に関してはそれぞれ128、256、512、1024又は2048に等しいことができる。システム帯域幅は、サブバンドに分割することもできる。例えば、サブバンドは、1.08MHzを網羅することができ、1.25、2.5、5、10又は20MHzのシステム帯域幅に関してはそれぞれ1、2、4、8又は16のサブバンドが存在することができる。
【0030】
図2は、LTEで使用されるダウンリンクフレーム構造を示す。ダウンリンクのための送信タイムラインは、無線フレーム単位に分割することができる。各無線フレームは、予め決定された継続時間(例えば、10ミリ秒(ms))を有することができ及び0乃至9のインデックスを有する10のサブフレームに分割することができる。各サブフレームは、2つのスロットを含むことができる。従って、各無線フレームは、0乃至19のインデックスを有する20のスロットを含むことができる。各スロットは、Lのシンボル期間、例えば、
図2に示されるように、通常のサイクリックプリフィックス(CP)に関しては7つのシンボル期間又は拡張されたCPに関しては6つのシンボル期間、を含むことができる。通常のCP及び拡張されたCPは、ここでは異なるCPタイプとして言及することができる。各サブフレーム内の2Lのシンボル期間には、0乃至2L−1のインデックスを割り当てることができる。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割することができる。各リソースブロックは、1つのスロットでNの副搬送波(例えば、12の副搬送波)を網羅することができる。
【0031】
LTEでは、eNBは、eNB内の各セルに関して一次同期信号(PSS)及び二次同期信号(SSS)を送信することができる。一次及び二次同期信号は、
図2に示されるように、通常のサイクリックプリフィックスを有する各無線フレームのサブフレーム0乃至5の各々において、シンボル期間6及び5でそれぞれ送信することができる。同期信号は、セルの検出及び取得のためにUEによって使用することができる。eNBは、サブフレーム0のスロット1においてシンボル期間0乃至3で物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信することができる。PBCHは、一定のシステム情報を搬送することができる。
【0032】
eNBは、
図2では第1のシンボル期間全体内に描かれているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部分のみで物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送信することができる。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるシンボル期間数(M)を搬送することができ、ここで、Mは、1、2又は3に等しいことができ及びサブフレームごとに変わることができる。Mは、例えば、10未満のリソースブロックを有する小さいシステム帯域幅に関しては4に等しいこともできる。
図2に示される例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のMのシンボル期間において物理HARQインジケータチャネル(PHICH)及び物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信することができる(
図2ではM=3)。PHICHは、ハイブリッド自動再送(HARQ)をサポートするための情報を搬送することができる。PDCCHは、UEのためのリソース割り当てに関する情報およびダウンリンクチャネルのための制御情報を搬送することができる。
図2の第1のシンボル期間には示されていないが、PDCCH及びPHICHは、第1のシンボル期間にも含められることが理解される。同様に、図には示されていないが、PHICH及びPDCCHは、第2のシンボル期間及び第3のシンボル期間の両方にも存在する。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間で物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信することができる。PDSCHは、ダウンリンクでのデータ送信のためにスケジューリングされたUEのためのデータを搬送することができる。公に入手可能な3GPP TS 36.211“Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation”(エボルブドユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);物理チャネル及び変調)においてLTEにおける様々な信号及びチャネルが説明されている。
【0033】
eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中央の1.08MHzにおいてPSS、SSS及びPBCHを送信することができる。eNBは、PCFICH及びPHICHが送信される各シンボル期間にシステム帯域幅全体でこれらのチャネルを送信することができる。eNBは、システム帯域幅の幾つかの部分でUEのグループにPDCCHを送信することができる。eNBは、システム帯域幅の幾つかの部分でUEのグループにPDSCHを送信することができる。eNBは、システム帯域幅の特定の部分で特定のUEにPDCSCHを送信することができる。eNBは、全UEに対してブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH及びPHICHを送信することができ、及び、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDCCHを送信することができ、及び、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDSCHを送信することもできる。
【0034】
各シンボル期間において幾つかのリソース要素を利用可能である。各リソース要素は、1つのシンボル期間に1つの副搬送波を網羅することができ及び実数値又は複素値であることができる1つの変調シンボルを送信するために使用することができる。各シンボル期間において基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)にまとめることができる。各REGは、1つのシンボル期間に4つのリソース要素を含むことができる。PCFICHは、4つのREGを占めることができ、それらは、シンボル期間0において、周波数全体にわたってほぼ均等に配置することができる。PHICHは、3つのREGを占めることができ、それらは、1つ以上の構成可能なシンボル期間において、周波数全体にわたって分散させることができる。例えば、PHICHのための3つのREGは、すべて、シンボル期間0内に属することができ又はシンボル期間0、1及び2において分散させることができる。PDCCHは、最初のMのシンボル期間において、9、18、32又は64のREGを占めることができ、それらは、利用可能なREGから選択することができる。PDCCHに関しては、REGの幾つかの組み合わせのみを許容することができる。
【0035】
UEは、PHICH及びPCFICHのために使用される特定のREGを知っていることができる。UEは、PDCCHに関してREGの異なる組み合わせを探索することができる。探索すべき組み合わせ数は、典型的には、PDCCHに関する許容された組み合わせ数よりも少ない。eNBは、UEが探索する組み合わせのうちのいずれかでUEにPDCCHを送信することができる。
【0036】
UEは、複数のeNBのカバレッジ内に存在することができる。UEにサービスを提供するためにこれらのeNBのうちの1つを選択することができる。サービスを提供するeNBは、様々な基準、例えば、受信電力、経路損、信号対雑音比(SNR)、等、に基づいて選択することができる。
【0037】
図3は、基地局/eNB110及びUE120の設計のブロック図を示し、それは、
図1の基地局/eNBのうちの1つ及びUEのうちの1つであることができる。制限された関連付けのシナリオに関しては、基地局110は、
図1のマクロeNB110cであることができ、UE120は、UE120yであることができる。基地局110は、何らかのその他のタイプの基地局であることもできる。基地局110は、アンテナ334a乃334tを装備することができ、UE120は、アンテナ352a乃至352rを装備することができる。
【0038】
基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース612からデータを及びコントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信することができる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、等を対象にすることができる。データは、PDSCH、等を対象とすることができる。プロセッサ320は、データシンボル及び制御シンボルをそれぞれ入手するためにデータ及び制御情報を処理(例えば、符号化及びシンボルマッピング)することができる。プロセッサ320は、例えば、PSS、SSS、及び各々のセルごとの基準信号のための基準シンボルも生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、該当する場合は、データシンボル、制御シンボル、及び/又は基準シンボルに対する空間処理(例えば、プリコーディング)を行うことができ、及び、変調器(MOD)332a乃至332tに対して出力シンボルストリームを提供することができる。各変調器332は、(例えば、OFDMに関して)各々の出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを入手することができる。各変調器332は、出力サンプルストリームをさらに処理(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、及びアップコンバージョン)し、ダウンリンク信号を入手することができる。変調器332a乃至332tからのダウンリンク信号は、アンテナ334a乃至334tをそれぞれ介して送信することができる。
【0039】
UE120において、アンテナ352a乃至352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ及び受信された信号を復調器(DEMOD)354a乃至354rにそれぞれ提供することができる。各復調器354は、各々の受信された信号をコンディショニング(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化)して入力サンプルを入手することができる。各復調器354は、(例えば、OFDMに関して)入力サンプルをさらに処理して受信されたシンボルを入手することができる。MIMO検出器356は、全復調器354a乃至354rから受信されたシンボルを入手し、該当する場合は受信されたシンボルにおいてMIMO検出を行い、検出されたシンボルを提供することができる。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインターリービング、及び復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク360に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に提供することができる。
【0040】
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ364は、データソース362から(例えば、PUSCHに関する)データを及びコントローラ/プロセッサ380から(例えば、PUCCHに関する)制御情報を受信及び処理することができる。プロセッサ364は、基準信号のための基準シンボルを生成することもできる。送信プロセッサ364からのシンボルは、該当する場合はTX MIMOプロセッサ366によってプリコーディングし、(例えば、SC−FDMに関して)変調器354a乃至354rによってさらに処理し、基地局110に送信することができる。基地局110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信し、復調器332によって処理し、該当する場合はMIMO検出器336によって検出し、受信プロセッサ338によってさらに処理して、UE120によって送信された復号されたデータ及び制御情報を入手することができる。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に提供することができ及び復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に提供することができる。
【0041】
コントローラ/プロセッサ340及び380は、基地局110及びUE120での動作をそれぞれ指示することができる。基地局110のプロセッサ340及び/又はその他のプロセッサ及びモジュールは、ここにおいて説明される技法のための様々なプロセスを実施すること又は実行を指示することができる。UE120のプロセッサ380及び/又はその他のプロセッサ及びモジュールは、
図8及び9において例示された機能ブロック、及び/又はここにおいて説明される技法のためのその他のプロセスを実施すること又は実行を指示することもできる。メモリ342及び382は、基地局110及びUE120のためのデータ及びプログラムコードをそれぞれ格納することができる。スケジューラ344は、ダウンリンク及び/又はアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジューリングすることができる。
【0042】
一構成では、無線通信のためのUE120は、UEの接続モード中に干渉している基地局からの干渉を検出するための手段と、干渉している基地局の生成された(yielded)リソースを選択するための手段と、生成されたリソースにおける物理ダウンリンク制御チャネルの誤り率を入手するための手段と、誤り率が予め決定されたレベルを超えることに応答して実行可能な、無線リンク障害を宣告するための手段と、を含む。一態様では、上記の手段は、上記の手段の機能を実施するように構成されたプロセッサ、コントローラ/プロセッサ380、メモリ382、受信プロセッサ358、MIMO検出器356、復調器354a、及びアンテナ352aであることができる。他の態様では、上記の手段は、上記の手段の機能を実施するように構成されたモジュール又はいずれかの装置であることができる。
【0043】
キャリアアグリゲーション
LTE−Advanced UEは、各方向への送信のために使用される合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア(component carrier))までのキャリアアグリゲーションにおいて割り当てられた20MHz帯域幅のスペクトルを使用する。概して、ダウンリンクよりもアップリンクでのほうが少ないトラフィックが送信され、このため、アップリンクスペクトル割り当ては、ダウンリンク割り当てよりも小さいことができる。例えば、20MHzがアップリンクに割り当てられる場合は、ダウンリンクには100Mhzを割り当てることができる。これらの非対称的なFDD割り当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による典型的に非対称的な帯域幅の利用によく適する。
【0044】
キャリアアグリゲーションタイプ
LTE−Advancedモバイルシステムに関しては、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)法、連続的CA及び非連続的CA、が提案されている。それらは、
図4A及び4Bにおいて例示される。非連続的CA450は、
図4Bに示されるように、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されるのが特徴である。他方、連続的CA400は、
図4Aに示されるように、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するのが特徴である。非連続的CA450及び連続的CA400の両方とも、複数のLTE/コンポーネントキャリアを束ねてLTE−Advanced UEの単一のユニットにする。
【0045】
搬送波は周波数帯域に沿って分離されるため、LTE−Advanced UEでは複数のRF受信ユニット及び複数のFFTを非連続的CAによって配備することができる。非連続的CAは、大きな周波数範囲にわたる複数の分離された搬送波でのデータ送信をサポートするため、伝播経路損失、ドップラーシフト及びその他の無線チャネル特性は、異なる周波数帯域ごとに大きく変化することがある。
【0046】
従って、非連続的CA手法下でのブロードバンドデータ送信をサポートするためには、異なるコンポーネントキャリアに関してコーディング、変調及び送信電力を好適に調整するための方法を使用することができる。例えば、拡張NodeB(eNB)が各コンポーネントキャリアにおいて固定された送信電力を有するLTE−Advancedシステムでは、有効なカバレッジ又は各コンポーネントキャリアのサポート可能な変調及びコーディングが異なることがある。
【0047】
データアグリゲーション方式
図5は、International Mobile Telecommunications−Advanced(IMT−Advanced)(国際移動電気通信−Advanced)システムに関するメディアアクセス制御(MAC)層500で異なるコンポーネントキャリア502、504、506からの送信ブロック(TB)を束ねることを例示する。MAC層データアグリゲーションでは、各コンポーネントキャリアは、MAC層500においてそれ自体の独立したハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティを有し及び物理層においてそれ自体の送信構成パラメータ(例えば、送信電力、変調及びコーディング方式、及び多アンテナ構成)を有する。同様に、物理層508では、各コンポーネントキャリアに関して1つのHARQエンティティが提供される。
【0048】
制御シグナリング
概して、複数のコンポーネントキャリアに関する制御チャネルシグナリングを配備するために3つの異なる手法が存在する。第1は、各コンポーネントキャリアにそれ自体のコーディングされた制御チャネルが与えられるLTEシステム内の制御構造の小さい修正を含む。
【0049】
第2の方法は、異なるコンポーネントキャリアの制御チャネルをまとめてコーディングすることと、専用コンポーネントキャリア内に制御チャネルを配備することと、を含む。複数のコンポーネントキャリアに関する制御情報は、この専用制御チャネル内においてシグナリングコンテンツとして統合される。その結果、LTEシステム内での制御チャネル構造との後方互換性が維持され、その一方で、CAでのシグナリングオーバーヘッドが低減される。
【0050】
異なるコンポーネントキャリアに関する複数の制御チャネルがまとめてコーディングされ、第3のCA法によって形成された周波数帯域全体にわたって送信される。この手法は、UE側での高い電力消費を犠牲にする形で、制御チャネルでの低いシグナリングオーバーヘッド及び高い復号性能を提供する。しかしながら、この方法は、LTEシステムとは適合性がない。
【0051】
ハンドオーバー制御
IMT−Advanced UEのためにCAが使用されるときには複数のセル間でハンドオーバー手順中に送信の連続性をサポートするのが好ましい。しかしながら、特定のCA構成及びサービス品質(QoS)要求を有する、入ってくるUEのために十分なシステムリソース(例えば、優れた送信品質を有するコンポーネントキャリア)を予約することは、次のeNBにとっての難題になるおそれがある。その理由は、2つの(又はそれよりも多い)隣接セル(eNB)のチャネル状態が特定のUEに関して異なることがあるためである。一手法においては、UEは、各隣接セル内の1つだけのコンポーネントキャリアの性能を測定する。これは、LTEシステムの場合と同様の測定遅延、複雑さ、及びエネルギー消費をもたらす。対象となる近隣セル内のその他のコンポーネントキャリアの性能の推定は、その1つのコンポーネントキャリアの測定結果に基づくことができる。この推定に基づいて、ハンドオーバー判断及び送信構成を決定することができる。
【0052】
単一周波数ネットワークでのeMBMS及びユニキャストシグナリング
マルチメディアに関する高帯域幅通信を容易にするための1つのメカニズムは、単一周波数ネットワーク(SFN)動作となっている。特に、例えば、いわゆる最近LTEの関係におけるマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)として知られるようになってきているものを含むマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)及びLTE用MBMSは、エボルブドMBMS(eMBMS)とも呼ばれ、該SFN動作を利用することができる。SFNは、加入者UEと通信するために無線送信機、例えば、eNB、を利用する。eNBのグループは、両方向情報を同期化された形で送信することができ、このため、信号は、互いに干渉するのではなくむしろ互いに補強する。eMBMSの関係では、LTEネットワークから複数のUEに共有コンテンツを送信するための単一搬送波の最適化が引き続き必要である。
【0053】
本開示の主題の態様により、eMBMSに関する単一搬送波最適化に関連する特徴を有する無線ネットワーク(例えば、3GPPネットワーク)が提供される。エボルブドMBMSは、LTEネットワークから複数のモバイルエンティティ、例えば、UE、に共有コンテンツを送信するための効率的な方法を提供する。
【0054】
LTE FDDに関するeMBMSの物理層(PHY)に関して、チャネル構造は、混合搬送波でのeMBMS送信とユニキャスト送信との間での時分割多重化(TDM)リソース分割を備えることができ、それにより柔軟でダイナミックなスペクトルの利用を可能にする。ここにおいて使用される場合の“混合搬送波”は、eMBMS及びユニキャストシグナリングの両方のために使用される搬送波を意味する。現在は、マルチメディアブロードキャスト単一搬送波ネットワーク(MBSFN)サブフレームと呼ばれるサブフレームの部分組(最大60%)を、混合搬送波でのeMBMS送信のために予約することができる。従って、現在のeMBMS設計は、eMBMSに関して10のサブフレームのうちの多くて6つを可能にする。
【0055】
eMBMSに関するサブフレーム割り当て例が
図6Aに示され、それは、単一搬送波の場合のMBSFNサブフレームでのMBSFN基準信号の既存の割り当てを示す。
図6Aにおいて描かれるコンポーネントは、
図2において示されるそれらに対応し、
図6Aは、各々のスロット及びリソースブロック(RB)内の個々の副搬送波を示す。3GPP LTEでは、RBは、0.5msのスロット継続時間において12の副搬送波にまたがり、各副搬送波は、15kHzの帯域幅を有し、全体ではRB当たり180kHzにまたがる。ユニキャスト又はeMBMSのためにサブフレームを割り当てることができ、例えば、0、1、2、3、4、5、6、7、8、及び9のラベルが付されたサブフレームのシーケンス600では、サブフレーム0、4、5、及び9をFDDにおけるeMBMSから除外することができる。さらに、時分割複信(TDD)ではサブフレーム0、1、5、及び6をeMBMSから除外することができる。より具体的には、サブフレーム0、4、5、及び9は、PSS/SSS/PBCH/ページング/システム情報ブロック(SIB)及びユニキャストサービスのために使用することができる。シーケンス内の残りのサブフレーム、例えば、サブフレーム1、2、3、6、7及び8は、eMBMSサブフレームとして構成することができる。
【0056】
図6Aを引き続き参照し、各eMBMSサブフレーム602内において、最初の1つ又は2つのシンボルは、ユニキャスト基準シンボル(RS)及び制御シグナリングのために使用することができる。最初の1つ又は2つのシンボルのCP長は、サブフレーム0のそれに続くことができる。CP長が異なる場合は最初の1つ又は2つのシンボルとeMBMSシンボルとの間で送信ギャップが生じることがある。関連する態様では、全体的なeMBMS帯域幅の利用は、RSオーバーヘッドを考慮した場合は42.5%であることができる(例えば、6つのeMBMSサブフレーム及び各々のeMBMSサブフレーム内で2つの制御シンボル)。MBSFN RS及びユニキャストRSを提供するための既知の技法は、典型的には、(
図6Aに示されように)MBSFNサブフレームでMBSFN RSを割り当てることと、非MBSFNサブフレームでユニキャストRSを別個に割り当てることと、を含む。より具体的には、
図6Aが示すように、MBSFNサブフレームの拡張されたCPは、MBSFN RSを含み、ユニキャストRSを含まない。さらなる関連する態様では、
図6Bの実施形態において例示されるように、ユニキャストRSは、非eMBMSサブフレームに存在することができ、それは、非MBSFNサブフレーム652、654でのユニキャスト基準信号の既存の割り当てを示す。
図6Bが示すように、非MBSFNサブフレーム652、654の通常のCP652及び/又は拡張CP654は、ユニキャストRS(R
0、R
1、R
2、R
3)を含み、MBSFN RS(R
4)は含まない。
【0057】
キャリアアグリゲーションに関するeMBMSエンハンスメント
上記のように、異なるコンポーネントキャリアのためのコーディング、変調及び送信電力は異なることができる。これらの及びその他の相違は、
図7を参照して後述されるように、eMBMS性能を向上させるために使用することができ、複数の搬送波を利用可能である。
図7に示されるテーブル700に関する行(row)ラベル内でわかるように、複数の搬送波のうちの1つは、アンカー搬送波として指定される。アンカー搬送波は、“プライマリ搬送波”と呼ばれることもある。追加の搬送波は、搬送波2乃至‘N’のラベルが付され、例えば、搬送波2、3、4、等である。以下の説明は、一例としてのアンカー搬送波及び第2の搬送波に関する説明であり、UEへの送信に関して3つ以上の搬送波の使用を制限するものではない。eMBMSに関する追加の搬送波は、第2の(すなわち、非アンカー)搬送波に関して説明されるように構成することができる。
【0058】
アンカー搬送波は、上述されるように、PSS、SSS、PBCH及びページングシグナリングを搬送することが特徴である。フレーム割り当て702は、アンカー搬送波及び第2の搬送波に関して様々に構成することができる。一実施形態702aでは、アンカー搬送波は、ユニキャストシグナリング専用に構成することができ、他方、第2の搬送波は、eMBMSシグナリング専用に構成される。ユニキャストシグナリング専用に構成することは、eMBMSシグナリングのために搬送波のいずれのサブフレームも割り当てないことを含む。eMBMSシグナリング専用に構成することは、ユニキャストシグナリングのために搬送波のいずれのサブフレームも割り当てないことを含む。従って、例えば、第2の搬送波は、0/4/5/9及び0/1/5/6サブフレームがユニキャストシグナリングのために割り当てられずにeMBMSシグナリングのために使用することができる。他の実施形態702bでは、アンカー搬送波は、前節で説明されるように、ユニキャストシグナリング及びeMBMSシグナリングの両方のために割り当てられ、他方、第2の搬送波は、eMBMSシグナリング専用に割り当てられる。さらに他の実施形態702cでは、アンカー搬送波及び第2の搬送波の両方が、ユニキャストシグナリング及びeMBMSシグナリングの両方のために割り当てられる。
【0059】
搬送波の全サブフレームがeMBMSシグナリングのために割り当てられる実施形態では、ユニキャストシグナリングのために制御シンボルを予約する必要がない。ユニキャストシグナリングは、アンカー搬送波で搬送することができ、クロスキャリアアップリンクグラント(grant)及びアップリンク送信のためのPCICH(存在する場合)は、eMBMSシグナリング専用の搬送波で搬送される。この結果、eMBMSサブフレームに関するオーバーヘッドが低下する。さらに、搬送波の全サブフレームがeMBMSシグナリングのために割り当てられる実施形態ではより良いチャネル推定を達成することができる。チャネル推定では、eMBMS基準信号を有するすべてのサブフレームが隣接しているため、近隣のeMBMSサブフレームからのeMBMS基準信号を使用してより高い処理利得を得ることができる。
【0060】
様々なフレーム割り当てに加えて、リンクサービス704をアンカー搬送波及び第2の搬送波に関して異なった形で構成することができる。一実施形態704aでは、アンカー搬送波は、アップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)の両方に関して構成され、他方、第2の搬送波は、ダウンリンクシグナリングのみのために構成される。代替実施形態704bでは、アンカー搬送波及び第2の搬送波の両方がアップリンクシグナリング及びダウンリンクシグナリングの両方のために構成される。eMBMS搬送波でのアップリンクシグナリングは、様々なブロードキャストエンハンスメント、例えば、対話形式の特徴、のために使用可能であることに注目すること。
【0061】
様々なフレーム割り当て及びリンクサービスに加えて、TDD送信プロトコル706が使用される場合は、それは、アンカー搬送波及び第2の搬送波に関して異なった形で構成することができる。一実施形態706aでは、TDDプロトコルは、アンカー搬送波と第2の搬送波において同じように構成することができる。代替実施形態706bでは、eMBMS専用の第2の搬送波内のTDDプロトコルは、eMBMS容量を向上させるために、ダウンリンクをより重視した構成で構成され、すなわち、ダウンリンクのほうがより多くのサブフレームが割り当てられる。
【0062】
REL.10に基づく混合搬送波構成
ここではRelease10とも呼ばれる3GPP LTE Release10では、次のように構成を用いてシステム容量を向上させるためにキャリアアグリゲーションが導入されている。すべてのコンポーネントキャリアがRelease8と互換性があり、このため、旧UEはすべてのコンポーネントキャリアを受信することができる。混合コンポーネントキャリア、すなわち、ユニキャストシグナリングとマルチキャストシグナリングの混合を使用した搬送波、は、Release10のみにおいてサポートされる。逆に、Release10は、eMBMSシグナリング専用の搬送波はサポートしない。eMBMSシグナリング専用の搬送波は、ここでは、専用eMBMS搬送波又は専用コンポーネント搬送波と時々呼ばれる。
【0063】
RRC_IDLE状態にあるときには、モバイルエンティティは、ここではアンカー搬送波と時々呼ばれるプライマリ搬送波に留まることができる。RRC_CONNECTED状態にあるときには、モバイルエンティティは、プライマリ搬送波でクロスキャリアシグナリングを使用することによって、セカンダリ(すなわち、非プライマリ)搬送波に関するシステム情報を取得することができる。例えば、Release10では、セカンダリ搬送波のためのシステム情報は、プライマリ搬送波内の専用のクロスキャリアシグナリングによって搬送される。モバイルエンティティは、典型的には、セカンダリ搬送波内のいずれのシステム情報ブロック(SIB)情報もモニタリングしない。
【0064】
従って、セカンダリ搬送波に関するMBMSパラメータを取得するためには、各モバイルエンティティは、セカンダリ搬送波に関するシステム情報を入手するために必要な専用制御信号(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージ)を受信するためにプライマリ搬送波上で接続された状態を維持する必要がある。Release10では、セカンダリ搬送波は、MBSFNサブフレーム構成リストしか含まず、それは、セカンダリ搬送波のMBSFNサブフレーム割り当てを識別することに限定される。MBSFNサブフレーム割り当てに関する情報は、セカンダリ搬送波上のMBSFN情報にアクセスする上では十分でない。従って、セカンダリ搬送波上のMBSFN情報にアクセスするためにはプライマリ搬送波への接続が要求されることがある。例えば、SIB13に存在するマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するためのパラメータは、セカンダリ搬送波では入手できない。SIB13は、3GPP2 T.S. 36.331においてより詳細に記述されるとおりであることができる。従って、RRC_IDLEモバイルエンティティは、本来は複数の搬送波でのMBMSをサポートすることが可能な場合でも、プライマリ搬送波のみでMBSFNサービスを受信することができる。ユニキャストサービスを使用しないときにはUEをRRC_IDLE状態に維持することはモバイルエンティティにとって及び無線システムにとって有利であるため、Rel10のこれらの制限は不利になることがある。
【0065】
例えば、プライマリ搬送波は、各UE専用であり、逆に、異なるUEが異なるプライマリ搬送波を使用することができる。さらに、特定の搬送波でのeMBMSサービスは典型的には各々の搬送波専用であるため、特定のサービスはすべてのプライマリ搬送波で入手可能であるわけではない。従って、RRC_IDLE状態にあるモバイルエンティティは、そのモバイルエンティティがRRC_CONNECTED状態を維持していないかぎり、対象となる特定のeMBMSサービスは受信することができない。代替においては、モバイルエンティティは、対象となるeMBMSサービスを送信している搬送波を突き止めるためにすべての利用可能なプライマリ搬送波を走査し、その搬送波に留まる。いずれの手法も、システムリソースの非効率的な使用及び希望されるeMBMSサービスにアクセスする上での不良な応答性に結びつく可能性がある。さらに、モバイルエンティティは、接続された状態にあるときでも、プライマリ搬送波によってブロードキャストされるSIB13内では、セカンダリ搬送波で対象となるeMBMSサービスに関する情報を入手できないことがある。
【0066】
MBMSパラメータの改良された取得
上記の欠点を克服するために、以下において説明される構成変更を実装することができる。RRC_CONNECTEDモバイルエンティティに関する1つの代替策により、利用可能なセカンダリ搬送波のためのSIB13情報は、プライマリ搬送波でネットワークエンティティから送信される専用制御信号(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージ)に含めることができる。UEは、それにより、プライマリ搬送波からのセカンダリ搬送波に関するMBMS情報を使用するためのあらゆる必要なシステム情報を入手することができる。それ以上の制御取得活動は要求されず、このため、UEの動作が簡略化され、MBMS情報に関する取得時間を短縮することができる。
【0067】
RRC_IDLEモバイルエンティティに関する代替により、セカンダリ搬送波のためのMBMSパラメータは、専用制御シグナリングを使用する代わりに(又は使用することに加えて)プライマリ搬送波で共通制御シグナリング(例えば、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH))を用いて搬送される。これを行うための一方法は、1つ以上のセカンダリ搬送波のためのSIB13情報を含めるためにプライマリ搬送波のSIB13を拡張することであることができる。代替においては、セカンダリ搬送波のためのeMBMS関連パラメータを搬送するために新しいSIBをプライマリ搬送波において導入することができる。Release10では最大で32の異なるSIBが許容されており、現在は13が定義され、19を利用可能であることに注目すること。新しいSIBは、例えば、上記において要約されるように、eMBMSエンハンスメント(例えば、サービスの継続性)のための追加のeMBMSパラメータを含むことができる。
【0068】
モバイルの観点からは、UEは、プライマリ搬送波でのBCCHシグナリングからセカンダリ搬送波でのMBMSサービスにアクセスするために必要な全情報を入手する。従って、(マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を復号するために必要な)MCCH変更をシグナリングするための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、プライマリ搬送波又はセカンダリ搬送波で送信することができる。これは、UEがRRC_CONNECTED状態に留まる必要性又は特定のMBMSサービスへの関心をネットワークエンティティに報告する必要性をなくす。従って、RRC_IDLEモバイルエンティティは、まさにRRC_CONNECTEDモバイルと同じように簡単に、あらゆる利用可能なセカンダリ搬送波でMBMSサービスを受信することができる。
【0069】
後方互換性を向上させるために、次の措置を講じることができる。旧モバイルエンティティに関しては、Release10において現在規定されるように、プライマリ搬送波での専用シグナリングを維持することができる。従って、旧UEは、上記の欠点を有することを条件として、専用シグナリングを用いて利用可能な後方互換可能なセカンダリ搬送波のすべてのシステム情報を入手することができる。1つ以上のセカンダリ搬送波が後方互換可能でないことが企図される。後方互換不能なセカンダリ搬送波に関しては、上記において開示されるプライマリ搬送波での共通のシグナリングを採用することができる。
【0070】
マルチキャスト制御チャネルの向上
現在は、MCCH変更の通知をモバイルエンティティに提供するために使用されるPDCCHと同じように、各搬送波でのMCCHが別々に送信される。一態様では、全搬送波に関するMCCHをひとつに束ねてプライマリ搬送波のみで送信することができる。同様に、MCCH変更の通知を提供するPDCCHも全搬送波に関してひとつに束ねてプライマリ搬送波のみで送信することができる。従って、UEは、もはや、セカンダリ搬送波でのPDCCHをモニタリングする必要がない。その代わりに、UEは、プライマリ搬送波のみでのMCCH変更に関してPDCCHをモニタリングし、プライマリ搬送波からMCCHを取得する。UEが特定のセカンダリ搬送波でMBMSサービス又は関心を突き止めた場合は、UEは、そのセカンダリ搬送波に同調する。関心の対象となるeMBMSサービスがセカンダリ搬送波に存在しない場合は、UEは、その搬送波をモニタリングする必要がない。しかしながら、プライマリ搬送波でのMCCH及びPDCCHオーバーヘッドの増大が結果的に生じることがある。増大されたオーバーヘッドよりも、上述されるように、セカンダリ搬送波におけるPDCCHをモニタリングする必要性を排除してプライマリ搬送波での全搬送波に関するMCCHの取得を可能にする利点のほうが重要であることができる。
【0071】
UEのウェイクアップ時間を短縮するために、MCCH変更通知がユニキャストサブフレームにではなくMBSFNサブフレームに割り当てられるようにPDCCHを構成することができる。
【0072】
カウンティング応答メッセージ
MCCH情報がプライマリ搬送波で束ねられる範囲で、MCCHメッセージであるカウンティング応答メッセージがMCCHに後続する。カウンティング応答メッセージを報告するためにUEによって以下の任意選択肢を使用することができる。第1の任意選択肢では、UEは、アップリンクプライマリ搬送波でカウンティング応答メッセージを報告する。第2の任意選択肢では、UEは、対象となるMBMSサービスが入手可能であるダウンリンク搬送波と関連付けられたアップリンク搬送波でカウンティング応答メッセージを報告する。この関連付けられたアップリンク搬送波は、プライマリ搬送波と異なることができる。
【0073】
セカンダリ搬送波での増大されたMBSFN割り当て
セカンダリ搬送波で後方互換性を維持する必要がない範囲で、MBSFNシグナリングのために使用されるサブフレームの量を増大させるようにセカンダリ搬送波でのサブフレーム割り当てを構成することができる。後方互換可能な搬送波では、周波数分割複信(FDD)プロトコルでは最大60%のサブフレームをMBSFNに割り当てることができる。残りのサブフレームは、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、ページング、及びSIBのために割り当てることができる。PSS及びSSSは、サブフレーム0及び5で送信され、他方、PBCHは、サブフレーム0で送信される。ページングは、サブフレーム0、4、5及び9で送信することができ、従って、これらのサブフレームは、MBSFN信号のためには利用できない。
【0074】
FDDにおけるMBSFNシグナリングのためのサブフレーム割り当てを増大させるために、サブフレーム5の最後の2つのシンボルがPSS/SSSシンボルのために予約されていることを条件として、奇数の無線フレーム内のサブフレーム5を物理マルチキャストチャネル(PMCH)のために割り当てることができる。偶数の無線フレーム内のサブフレーム5は、PSS/SSS及びSIB1信号のために引き続き利用することができる。偶数の無線フレーム、奇数の無線フレーム、又は両方におけるサブフレーム4及び9は、SIB情報およびページングが偶数の無線フレーム内のサブフレーム0又はサブフレーム5においてスケジューリングされることを条件として、MBSFN信号に割り当てることができる。これらの構成変更を行うことによって、最大で約85%のMBSFN信号への割り当てを達成することができる。偶数の無線フレーム内のサブフレーム0及び5は、非MBSFN用に引き続き利用可能である。
【0075】
同様に、後方互換可能な搬送波に関する時分割複信(TDD)プロトコルでは、サブフレーム0、1、5及び6がPSS、SSS、PBCH、ページング及びSIB情報に割り当てられているため、最大で60%のサブフレームをMBSFNに割り当てることができる。TDDにおけるMBSFNシグナリングのためのサブフレーム割り当てを増大させるために、サブフレーム5の最後のシンボルがSSSシンボルのために予約されていることを条件として、奇数の無線フレーム内のサブフレーム5をPMCHのために割り当てることができる。偶数の無線フレーム内のサブフレーム5は、ページング及びSIB信号に引き続き割り当てることができる。偶数の無線フレーム、奇数の無線フレーム、又は両方におけるサブフレーム1及び6は、最初の3つのシンボルがPSS及びユニキャスト制御シグナリングのために予約されていることを条件として、MBSFN信号に割り当てることができる。これらの構成変更を行うことによって、最大で約85%のMBSFN信号への割り当てを達成することができる。偶数の無線フレーム内のサブフレーム0及び5は、非MBSFN用に引き続き利用可能である。
【0076】
専用eMBMS搬送波のためのその他のエンハンスメント
専用eMBMS搬送波はRel10ではサポートされていないが、将来のリリースでは、専用eMBMSセカンダリ搬送波をプライマリ搬送波と束ねることができるであろう。該事例では、専用eMBMS搬送波は、15KHz搬送波間隔を有する16.67μsのCP長を使用することができる。専用搬送波の無線フレーム内の全サブフレームをMBSFNに割り当てることができる。MBSFNサブフレーム内の制御シンボルは、MBSFN専用であるすべての制御シンボルと互換可能であるMBSFN RSパターンに合わせて適宜調整することで取り除くことができる。セカンダリ搬送波は、MBSFNサービス専用である必要はなく、その代わりに、セカンダリ搬送波は、特定のエリアでのMBSFNサービス要求に基づいて、全体又は一部をユニキャストサービスに割り当てることができる。
【0077】
セカンダリ搬送波がeMBMS専用であるときには、ダウンリンク取得信号(例えば、PSS/SSS又はPBCH)をセカンダリ搬送波で送信する必要がない。同様に、SIB、ページング、又は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に関しては専用搬送波を使用する必要がない。その代わりに、幾つかのeMBMSパラメータをプライマリ搬送波に割り当てることができる。上記のように、プライマリ搬送波内のSIB13は、セカンダリ搬送波のための情報を含めるために拡張することができる。代替においては、新しいSIBは、対象となるUEのみがその新しいSIB(例えば、SIB14)で搬送されるセカンダリ搬送波のためのeMBMS情報を取得する必要があるように導入することができる。プライマリ搬送波のPDCCHは、MCCH変更をUEに通知するために使用することができる。
【0078】
専用搬送波のMBSFNサブフレーム内の制御シンボルを取り除くことは、ダウンリンク専用スペクトル、例えば、順方向リンク専用(FLO)スペクトル、に関して追加のリンク効率を提供する。専用搬送波でのユニキャスト送信をサポートするためにプライマリ搬送波又はその他のセカンダリ搬送波からのクロスキャリアシグナリングを使用することができる。
【0079】
同時のユニキャスト及びeMBMS又はマルチキャリアの受信をサポートしないモバイルエンティティは、MBMSシステムパラメータを取得するためにプライマリ搬送波に同調し、次にeMBMSシグナリングのためにセカンダリ搬送波に切り換わることができる。
【0080】
上記の変形に加えて、アンカー搬送波及び第2の搬送波のために使用されるネットワーク708は、様々な方法で構成することができる。一実施形態708aでは、両方の搬送波に関して同じネットワーク又はネットワーク(複数)を使用することができる。代替実施形態708bでは、異なるネットワークが共存することができ及び異なる搬送波を送信するために使用することができる。特に、eMBMS搬送波、例えば、第2の搬送波、を送信するために利用可能なネットワークのうちのより高い電力のそれを使用することができる。例えば、ピコセルネットワークは、セル間調整のためにX2インタフェースを介してMBSFN/eMBMSを送信するように制御することができ、他方、フェムトセルネットワークは、X2調整なしにアンカー搬送波でユニキャストデータを送信するように制御することができる。異なる伝播時間に起因して、異なるネットワークは異なる遅延スプレッド(delay spread)を経験することがある。例えば、第1のネットワークは、それの遅延スプレッドに起因して16.67μsのCPを要求することがあり、他方、第2のネットワークは、それよりも長い33.33μsのCPを要求することがある。従って、サイクリックプリフィックス710も様々な方法で構成することができる。一実施形態710aでは、アンカー搬送波及び第2の搬送波の両方が、異なるネットワークのうちの最長のCPを有するCPタイプ(例えば、“タイプ1”)を使用することができる。代替実施形態710bでは、アンカー搬送波は、第2のCPタイプ(“タイプ2”)、例えば、長いCP(16.67μs)タイプ、を用いてネットワーク上でユニキャストシグナリング及びeMBMSシグナリングを送信することができる。第2の搬送波は、第2のCPタイプと異なる第1のCPタイプ、例えば、より長いCP(33.33μs)タイプ、を用いてeMBMSシグナリングを送信することができる。
【0081】
方法及び装置例
ここにおいて示されて説明される典型的なシステムに鑑みて、開示される主題により実装することができる方法は、様々なフローチャートを参照することでより良く評価されるであろう。説明の簡略化を目的として、方法は一連の行為/ブロックとして示されて説明される一方で、幾つかのブロックは、ここにおいて描かれて説明されるその他のブロックと異なる順序で及び/又はその他のブロックと実質的に同時に生じることができるため、ブロックの数又は順序には制限されないことが理解及び評価されるべきである。さらに、すべての例示されるブロックがここにおいて説明される方法を実装するために要求されるわけではない。ブロックと関連付けられた機能は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組み合わせ又はその他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、又はコンポーネント)によって実装できることが評価されるべきである。さらに、この明細書全体を通じて開示される方法は、該方法を様々なデバイスにトランスポート及び転送するのを容易にするために符号化された命令及び/又はデータとして製造品に格納可能であることがさらに評価されるべきである。方法は、例えば状態図内におけるように一連の相互に関連する状態又はイベントとして代替で表すことが可能であることを当業者は理解及び評価するであろう。
【0082】
図8は、無線通信システムの少なくとも1つのネットワークエンティティを用いて無線通信システムの複数の搬送波を用いて単一周波数ネットワーク(MBSFN)サービスでのエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信するための方法800を示す。ネットワークエンティティは、無線通信ネットワークのeNB、又はその他の基地局(例えば、ホームノードB、等)であることができる。方法800は、810において、ネットワークエンティティが1つ以上のモバイルエンティティにセカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信することを含むことができる。モバイルエンティティは、各々が、無線通信システムの加入者と関連付けられたUEであることができる。方法800は、820において、ネットワークエンティティがプライマリ搬送波で基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信することをさらに含み、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。すべての説明される送信は、ここにおいて説明される1つ以上のプロトコルにより無線で行われる。
【0083】
図9乃至11は、複数の搬送波を用いてeMBMSサービスを送信するために方法800と関係してソース基地局によって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様900、1000、及び1100を示す。
図9乃至11に示される動作は、方法800を実施するためには要求されない。動作900、1000、及び1100は、独立して実施することができ及び互いに排他的ではない。従って、該動作うちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法800が
図9乃至11の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法800は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。
【0084】
図9を参照し、方法800は、910において、基地局が無線リソース制御(RRC)接続されたモバイルエンティティに関する専用シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を含めることをさらに含むことができる。方法800は、920において、基地局がMCCH内にMBSFN信号を復号するための情報を含めることをさらに含むことができる。方法800は、930において、セカンダリ搬送波のすべてのサブフレームをMBSFN信号に割り当てることをさらに含むことができる。
【0085】
図10を参照し、方法800は、1010において、基地局がeMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関してプライマリ搬送波での専用シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を含めること、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関してプライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を含めることをさらに含むことができる。方法810は、1020において、共通シグナリングがプライマリ搬送波でのBCCHを通じてのシグナリングを備えることをさらに含むことができる。
【0086】
他の態様では、方法800は、
図11に示される動作1100をさらに含むことができる。具体的には、方法800は、1110において、基地局がプライマリ搬送波の1つ以上のSIBにおいてMCCHを取得するための情報の少なくとも一部分を含めることをさらに含むことができる。例えば、基地局は、プライマリ搬送波のSIB13においてMCCHを取得するための情報の少なくとも一部分を含めることができる。基地局は、異なるSIB、例えば、SIB3、内に、又は13よりも大きい番号が付された新しいSIB、例えば、SIB14、内に情報の異なる部分を含めることができる。代替においては、又はさらなる追加で、方法800は、1120において、基地局がプライマリ搬送波のSIBにおいて、例えば、プライマリ搬送波のSIB13において、MCCHを取得するための情報を全部含めることを含むことができる。
【0087】
図12を参照し、eMBMSを提供するために、無線ネットワーク内のネットワークエンティティとして、又は、そのネットワークエンティティ内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置1200が提供される。装置1200は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0088】
例示されるように、一実施形態では、装置1200は、セカンダリ搬送波で基地局からモバイルエンティティにMBSFN信号を送信するための電気的コンポーネント又はモジュール1202を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント1202は、トランシーバ、等に、及びセカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1202は、セカンダリ搬送波で基地局からモバイルエンティティにMBSFN信号を送信するための手段であることができ、又は、セカンダリ搬送波で基地局からモバイルエンティティにMBSFN信号を送信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、セカンダリ搬送波に関するマルチキャストデータストリームを準備することと、MBSFNプロトコルにより信号を変調することと、その信号をセカンダリ搬送波で無線送信することと、を含むことができる。
【0089】
装置1200は、プライマリ搬送波で基地局からMCCHを取得するために使用される情報を送信するための電気的コンポーネント1204を含むことができ、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。例えば、電気的コンポーネント1204は、トランシーバ、等に、及びプライマリ搬送波を用いてMCCHを取得するために使用される情報を送信するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1202は、プライマリ搬送波で基地局からMCCHを取得するために使用される情報を送信するための手段であることができ、又は、プライマリ搬送波で基地局からMCCHを取得するために使用される情報を送信するための手段を含むことができ、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、プライマリ搬送波でユニキャスト信号を送信することと、セカンダリ搬送波のMCCHを取得するための情報を入手することと、MCCHを取得するための情報をプライマリ搬送波で無線送信することと、を含むことができる。
【0090】
装置1200は、eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関してプライマリ搬送波での専用シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を含めるための、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関してプライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を含めるための、電気的コンポーネント又は手段1206を含むことができる。電気的コンポーネント又は手段1206は、トランシーバに、及び符号化された命令の形態でアルゴリズムを保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサであることができ、又は、トランシーバに、及び符号化された命令の形態でアルゴリズムを保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができ、少なくとも1つの制御プロセッサは、アルゴリズムを実行する。アルゴリズムは、例えば、eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波の各々に関してMCCHを取得するための第1の情報を入手することと、プライマリ搬送波で送信された専用シグナリングにおいてMCCHを取得するための第1の情報を含めることと、を含むことができる。アルゴリズムは、例えば、eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波の各々に関してMCCHを取得するための第2の情報を入手することと、プライマリ搬送波で送信された共通シグナリングにおいて第2の情報を含めることと、をさらに含むことができる。
【0091】
装置1200は、
図9乃至11と関係させて説明される追加動作900乃至1100のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図12には示されていない。
【0092】
関連する態様では、装置1200は、装置1200がネットワークエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1210を任意選択で含むことができる。プロセッサ1210は、該場合においては、バス1212又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント1202乃至1206又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ1210は、電気的コンポーネント1202乃至1206によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ1210は、コンポーネント1202乃至1206全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ1210は、コンポーネント1202乃至1206から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0093】
さらなる関連する態様では、装置1200は、無線トランシーバコンポーネント1214を含むことができる。トランシーバ1214の代わりに又はトランシーバ1214とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置1200は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置1200は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント1216、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント1216は、バス1212、等を介して装置1200のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント1216は、コンポーネント1202乃至1206、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ1210の活動、追加の態様1100、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント1216は、コンポーネント1202乃至1206と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント1202乃至1206は、メモリ1216の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ1216内に存在できることが理解されるべきである。
【0094】
方法800を実施する基地局から信号を受信するモバイルエンティティは、
図13に示されるように、基地局からの情報を利用するために方法1300を実施することができる。モバイルエンティティは、ここにおいて説明される様々な形態のうちのいずれかのエンティティ、例えば、UE、を備えることができる。方法1300は、1310において、モバイルエンティティがセカンダリ搬送波での基地局からのMBSFN信号を受信することを含むことができる。方法1300は、1320において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波での基地局からのMCCHを取得するために使用される情報を受信することをさらに含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。
【0095】
図14−15は、無線通信システムの複数の搬送波を用いてeMBMS情報を受信するために方法1300と関係させてモバイルエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様1400、1500を示す。
図14−15に示される動作は、方法1300を実施するためには要求されない。“代替における”(“in the alternatiev”)の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されないかぎり、動作は、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該動作うちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法1300が
図14−15の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法1300は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。逆に、“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置される動作は、方法のいずれの特定の事例においても互いに排他的な代替であることが予想される。
【0096】
図14を参照し、方法1300は、追加動作1400のうちの1つ以上を含むことができる。方法1300は、1410において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波のSIBにおいてMCCHを取得するための情報を受信することをさらに含むことができる。方法1300は、1420において、モバイルエンティティがRRC_CONNECTED状態にある間に専用シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を受信することをさらに含むことができる。方法1300は、1430において、モバイルエンティティがMBSFN信号専用としてのセカンダリ搬送波の全サブフレームを復号することをさらに含むことができる。方法1300は、1440において、モバイルエンティティがMCCHを介して受信された情報を用いてMBSFN信号を復号することをさらに含むことができる。
【0097】
図15を参照し、方法1300は、追加動作1500のうちの1つ以上を含むことができる。方法1300は、1510において、モバイルエンティティがRRC_IDLE状態にある間にモバイルエンティティがブロードキャスト共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための情報を受信することをさらに含むことができる。方法1300は、1520において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波のSIB13においてMCCHを取得するための情報を受信することをさらに含むことができる。代替においては、方法1300は、1530において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波の1つ以上の追加のSIBにおいてMCCHを取得するための情報の少なくとも一部分を受信することをさらに含むことができる。代替においては、方法1300は、1540において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波のSIB13においてMCCHを取得するための情報の少なくとも一部分を受信することをさらに含むことができる。モバイルエンティティは、他のSIB、例えば、SIB3、において、又は13よりも大きい番号が付された新しいSIB、例えば、新しいSIB14、において情報の異なる一部分を受信することができる。
【0098】
図16を参照し、セカンダリ搬送波でeMBMSを受信するために、無線ネットワーク内のモバイルエンティティ又はUEとして、又は、そのME又はUE内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置1600が提供される。装置1600は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0099】
一実施形態では、装置1600は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための電気的コンポーネント又はモジュール1602を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント1602は、トランシーバ、等に、及び複数の搬送波のうちのセカンダリのそれを通じてMBSFNシグナリングを受信及び処理するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1602は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための手段であることができ、又は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、セカンダリ搬送波での信号を受信することと、MBSFNプロトコルによりその信号を復調して復調されたデータを入手することと、を含むことができる。
【0100】
装置1600は、プライマリ搬送波でのMCCHを取得するために使用される情報を受信するための電気的コンポーネント1604を含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。例えば、電気的コンポーネント1604は、トランシーバ、等に、及びアンカー搬送波でのMCCHを取得するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1604は、プライマリ搬送波でのMCCHを取得するために使用される情報を受信するための手段であることができ、又は、プライマリ搬送波でのMCCHを取得するために使用される情報を受信するための手段を含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、プライマリ搬送波でのユニキャストシグナリングを受信することと、プライマリ搬送波での制御シグナリングを受信することと、制御シグナリングにおけるセカンダリ搬送波MCCHを取得するための情報を識別することと、を含むことができる。MCCH自体は、セカンダリ搬送波でブロードキャストすることができる。装置1600は、
図14−15と関係させて説明される追加動作1400又は1500のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図16には示されていない。
【0101】
関連する態様では、装置1600は、装置1600がモバイルエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1610を任意選択で含むことができる。プロセッサ1610は、該場合においては、バス1612又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント1602乃至1604又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ1610は、電気的コンポーネント1602乃至1604によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ1610は、コンポーネント1602乃至1604全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ1610は、コンポーネント1602乃至1604から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0102】
さらなる関連する態様では、装置1600は、無線トランシーバコンポーネント1614を含むことができる。トランシーバ1614の代わりに又はトランシーバ1614とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置1600は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置1600は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント1616、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント1616は、バス1612、等を介して装置1600のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント1616は、コンポーネント1602乃至1604、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ1610の活動、追加の態様1400又は1500、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント1616は、コンポーネント1602乃至1604と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント1602乃至1604は、メモリ1616の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ1616内に存在できることが理解されるべきである。
【0103】
ネットワークエンティティは、
図17に示されるように、セカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信するための方法1700を実施することもできる。ネットワークエンティティは、例えば、無線通信システムのためのeNB、ホームノードB、又はその他の基地局であることができる。方法1700は、1710において、セカンダリ搬送波で基地局からMBSFN信号を送信することを含むことができる。方法1700は、1720において、プライマリ搬送波で基地局からMCCH情報を送信することをさらに含むことができ、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。
【0104】
図18は、無線通信システムの複数の搬送波を用いてeMBMS情報を送信するための方法1700と関係させてネットワークエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様1800を示す。
図18に示される動作は、方法1700を実施するためは要求されない。“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されないかぎり、動作は、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該動作うちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法1700が
図18の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法1700は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。逆に、“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置される動作は、方法のいずれの特定の事例においても互いに排他的な代替であることが予想される。
【0105】
図18を参照し、方法1700は、1805において、基地局がMCCH情報にMBSFN信号を復号するための情報を含めることをさらに含むことができる。方法1700は、1810において、基地局がMCC情報の変更の通知を提供するためにプライマリ搬送波でPDCCHを送信することをさらに含むことができる。方法1700は、1820において、基地局がプライマリ搬送波でのMCCH情報に応答してモバイルエンティティからカウンティング応答を受信することをさらに含むことができる。すなわち、基地局は、モバイルエンティティがプライマリ搬送波でカウンティング応答を送信するためそれをそこで受信することができる。代替においては、方法1700は、1830において、基地局がセカンダリ搬送波と関連付けられているアップリンク搬送波でのMCCH情報に応答してモバイルエンティティからカウンティング応答を受信することを含むことができる。すなわち、基地局は、セカンダリ搬送波と関連付けられるアップリンク搬送波(アンカー搬送波ではない)での応答を受信することができる。
【0106】
図19を参照し、eMBMSを提供するために、無線ネットワーク内のネットワークエンティティとして、又は、そのネットワークエンティティ内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置1900が提供される。装置1900は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0107】
例示されるように、一実施形態では、装置1900は、セカンダリ搬送波で基地局からモバイルエンティティにMBSFN信号を送信するための電気的コンポーネント又はモジュール1902を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント1902は、トランシーバ、等に、及びセカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1902は、セカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信するための手段であることができ、又は、セカンダリ搬送波でMBSFN信号を送信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、セカンダリ搬送波に関するマルチキャストデータストリームを準備することと、MBSFNプロトコルにより信号を変調することと、その信号をセカンダリ搬送波で無線送信することと、を含むことができる。
【0108】
装置1900は、プライマリ搬送波で基地局からMCCH情報を送信するための電気的コンポーネント1904を含むことができ、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。例えば、電気的コンポーネント1904は、トランシーバ、等に、及びプライマリ搬送波を用いてMCCH情報を送信するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント1904は、プライマリ搬送波で基地局からMCCH情報を送信するための手段であることができ、又は、プライマリ搬送波で基地局からMCCH情報を送信するための手段を含むことができ、基地局は、プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、プライマリ搬送波でユニキャスト信号を送信することと、セカンダリ搬送波のMCCH情報を入手することと、MCCH情報をプライマリ搬送波で無線送信することと、を含むことができる。装置1900は、
図18と関係させて説明される追加動作1800うちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図19には示されていない。
【0109】
関連する態様では、装置1900は、装置1900がネットワークエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1910を任意選択で含むことができる。プロセッサ1910は、該場合においては、バス1912又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント1902乃至1904又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ1910は、電気的コンポーネント1902乃至1904によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ1910は、コンポーネント1902乃至1904全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ1910は、コンポーネント1902乃至1904から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0110】
さらなる関連する態様では、装置1900は、無線トランシーバコンポーネント1914を含むことができる。トランシーバ1914の代わりに又はトランシーバ1914とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置1900は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置1900は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント1916、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント1916は、バス1912、等を介して装置1900のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント1916は、コンポーネント1902乃至1904、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ1910の活動、追加の態様1800、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント1916は、コンポーネント1902乃至1904と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント1902乃至1904は、メモリ1916の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ1916内に存在できることが理解されるべきである。
【0111】
モバイルエンティティは、
図20に示されるように、セカンダリ搬送波でのMBSFN信号を受信するための方法2000を実施することができる。方法2000は、2010において、モバイルエンティティがセカンダリ搬送波で基地局から送信するMBSFN信号を受信することを含むことができる。方法2000は、2020において、プライマリ搬送波での基地局からのMCCH情報を受信することをさらに含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。
【0112】
図21は、無線通信システムの複数の搬送波を用いてeMBMS情報を受信するための方法2000と関係させてモバイルエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様2100を示す。
図21に示される動作は、方法2000を実施するためは要求されない。“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されないかぎり、動作は、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該動作うちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法2000が
図20の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法2000は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。逆に、“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置される動作は、方法のいずれの特定の事例においても互いに排他的な代替であることが予想される。
【0113】
図21を参照し、方法2000は、2105において、モバイルエンティティがMCCH情報を用いてMBSFN信号を復号することをさらに含むことができる。方法2000は、2110において、モバイルエンティティがMCC情報の変更の通知を入手するためにプライマリ搬送波でのPDCCHを受信することをさらに含むことができる。方法2000は、2120において、モバイルエンティティがプライマリ搬送波でMCCH情報に応答して基地局にカウンティング応答を送信することをさらに含むことができる。すなわち、モバイルエンティティは、プライマリ搬送波でカウンティング応答を送信することができる。代替においては、方法2000は、2130において、モバイルエンティティがセカンダリ搬送波と関連付けられているアップリンク搬送波でのMCCH情報に応答して基地局にカウンティング応答を送信することを含むことができる。すなわち、モバイルエンティティは、セカンダリ搬送波と関連付けられるアップリンク搬送波(アンカー搬送波ではない)で応答を送信することができる。
【0114】
概して、
図15、18及び21を参照し、論理的分岐動作と関連付けられた判断機能は、これらの図で描かれるその他の動作と同様に、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組み合わせ又はあらゆるその他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、又はコンポーネント)によって実装することができる。従って、例えば、分岐判断は、説明される方法のその他の態様を実施するエンティティによる実行中に行うことができ、その他の動作の実行前に設計によって予め決定することができ、又は、様々な分岐動作にわたる前記の何らかの組み合わせによって完遂することができる。
【0115】
図22を参照し、セカンダリ搬送波でのeMBMSを受信するために、無線ネットワーク内のモバイルエンティティ又はUEとして、又は、そのME又はUE内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置2200が提供される。装置2200は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0116】
一実施形態では、装置2200は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための電気的コンポーネント又はモジュール2202を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント2202は、トランシーバ、等に、及び複数の搬送波のうちのセカンダリのそれを通じてeMBMSシグナリングを受信及び処理するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント2202は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための手段であることができ、又は、セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいてMBSFN信号を受信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、セカンダリ搬送波での信号を受信することと、MBSFNプロトコルによりその信号を復調して復調されたデータを入手することと、を含むことができる。
【0117】
装置2200は、プライマリ搬送波でのMCCH情報を受信するための電気的コンポーネント2204を含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。例えば、電気的コンポーネント2204は、トランシーバ、等に、及びアンカー搬送波でのMCCH情報を受信するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント2204は、プライマリ搬送波でのMCCH情報を受信するための手段であることができ、又は、プライマリ搬送波でのMCCH情報を受信するための手段を含むことができ、プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、プライマリ搬送波でのユニキャストシグナリングを受信することと、プライマリ搬送波での制御シグナリングを受信することと、制御シグナリングにおけるセカンダリ搬送波MCCHのためのMCCH情報を識別することと、を含むことができる。装置2200は、
図21と関係させて説明される追加動作2100のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図22には示されていない。
【0118】
関連する態様では、装置2200は、装置2200がモバイルエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント2210を任意選択で含むことができる。プロセッサ2210は、該場合においては、バス2212又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント2202乃至2204又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ2210は、電気的コンポーネント2202乃至2204によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ2210は、コンポーネント2202乃至2204全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ2210は、コンポーネント2202乃至2204から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0119】
さらなる関連する態様では、装置2200は、無線トランシーバコンポーネント2214を含むことができる。トランシーバ2214の代わりに又はトランシーバ2214とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置2200は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置2200は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント2216、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント2216は、バス2212、等を介して装置2200のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント2216は、コンポーネント2202乃至2204、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ2210の活動、又は追加の態様2100、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント2216は、コンポーネント2202乃至2204と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント2202乃至2204は、メモリ2216の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ2216内に存在できることが理解されるべきである。
【0120】
幾つかの態様は、MBSFN情報を搬送するために複数の搬送波が使用されるときにサブフレーム割り当てを最適化することに関するものであることもできる。この目的のため、ネットワークエンティティは、
図23に示されるように、サブフレーム割り当てのための方法2300を実施することができる。ネットワークエンティティは、例えば、無線通信システムに関するeNB、ホームノードB、又はその他の基地局であることができる。方法2300は、2310において、基地局が、MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために、混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約されている1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てることを含むことができる。方法2300は、2320において、基地局が増大された割り当てを用いてMBSFN信号を送信することをさらに備えることができる。
【0121】
図24乃至26は、サブフレーム割り当てのための方法2300と関係させてソース基地局によって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様2400、2500、2600を示す。
図24乃至26に示される動作は、方法2300を実施するためには要求されない。動作2400、2500又は2600は、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該動作うちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法2300が
図24乃至26の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法2300は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。
【0122】
図24は、動作2310においてより一般的に定義されるサブフレーム割り当て動作2400のより具体的な例を提供する。動作2400は、周波数分割複信(FDD)プロトコルとともに使用するように好適化される。方法2300は、2410において、FDDプロトコルによりサブフレームを割り当てることを含むことができる。方法2300は、2420において、MBSFN情報のために奇数番号が付されたFDD無線フレーム内のサブフレーム5を割り当てることを含むことができる。方法2300は、2430において、SIBをスケジューリングすることと、偶数番号が付された無線サブフレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、を含むことができる。方法2300は、2440において、MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを割り当てることを含むことができる。
【0123】
代替においては、又はさらなる追加で、方法2300は、時分割複信(TDD)プロトコル用に好適化された動作2500を用いて、
図25に示されるようにサブフレーム割り当てを実装することができる。方法2300は、2510において、TDDプロトコルによりサブフレームを割り当てることを含むことができる。方法2300は、2520において、MBSFN情報のために奇数番号が付されたTDD無線フレーム内のサブフレーム5を割り当てることを含むことができる。方法2300は、2530において、SIBをスケジューリングすることと、偶数番号が付された無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、を含むことができる。方法2300は、2540において、MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを割り当てることを含むことができる。
【0124】
Release10は、FDDプロトコル及びTDDプロトコルのアグリゲーションはサポートしない。従って、方法2300は、Release10に基づいて実践される場合は、FDDプロトコルに関する動作2400又はTDDプロトコルに関する動作2500を含むことができるが、概して同じネットワークエンティティではTDDプロトコル及びFDDプロトコルの両方に関する動作は含まない。将来のリリースは、FDDプロトコル及びTDDプロトコルに関するアグリゲーションサポートをサポートすることができ、ネットワークエンティティは、異なる搬送波、異なる時間、又は異なる位置に関してFDDプロトコル及びTDDプロトコルのいずれか又は両方を使用することができる。該実装では、動作2400及び2500は、特定の時間又は場所において特定の搬送波のために使用されるプロトコルに合致するように選択することができる。
【0125】
方法2300は、
図26に示されるように追加動作2600をさらに含むことができる。方法2300は、2610において、MBSFNを一時的な期間使用するためのサブフレームの増大された割り当てを提供するためにサブフレームを割り当てることをさらに含むことができる。例えば、基地局は、混合搬送波が定義された期間MBSFNのために割り当てられたサブフレームを増加させるべきであることを示す信号を受信することができる。基地局は、定義された期間の開始時に動作2610を実施することができる。方法2300は、2620において、一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャストシグナリング用に予約されておりユニキャストシグナリングのためにMBSFN信号に一時的に割り当てられる1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を再度割り当てることをさらに含むことができる。
【0126】
方法2300は、MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供することを含む。増大された割り当ては、必ずしも静的ではなく、ネットワークエンティティは、例えば上述される動作2610及び2620によって示されるように、様々な要因、例えば、ユニキャストサービス又はマルチキャストサービスの相対的要求、に応答して割り当てを増大又は低減させることができる。従って、ネットワークエンティティは、特定の搬送波に関する現在のサブフレーム割り当てをモバイルエンティティに知らせるための信号を送信することができる。単一搬送波実施形態において使用するための第1の代替により、ネットワークエンティティは、SIB2を通じてMBSFN割り当てを及びSIB13を通じて実際のMBMSサービス割り当てを及びその後はMCCH/MSIを介して送信することができる。代替においては、単一搬送波実施形態と同じように、複数の搬送波実施形態において使用するために、ネットワークエンティティは、専用シグナリングを通じてセカンダリ搬送波でSIB2シグナリングを送信し、他方、SIB13を通じて及びその後はMCCH/MSIを介して実際のMBMSサービス割り当てを送信することができる。
【0127】
図27を参照し、eMBMSを提供するために、無線ネットワーク内のネットワークエンティティとして、又は、そのネットワークエンティティ内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置2700が例示されまる。装置2700は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0128】
例示されるように、一実施形態では、装置2700は、MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約されている1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるための電気的コンポーネント又はモジュール2702を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント2702は、トランシーバ、等に、及びサブフレームを割り当てるための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント2702は、MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約されている1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるための手段であることができ、又は、MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約されている1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、TDDプロトコル又はFDDプロトコルによりサブフレームを割り当てることと、FDDプロトコル又はTDDプロトコルのいずれが使用されるかに基づいてMBSFN情報を選択されたサブフレームに割り当てることと、を含むことができる。アルゴリズムは、例えば、ブロック2420、2430、2440、2520、2530、又は2540において、上記において開示されるより詳細なアルゴリズムのうちのいずれかによりサブフレームを割り当てることをさらに含むことができる。
【0129】
装置2700は、増大された割り当てを用いてMBSFN信号を送信するための電気的コンポーネント2704を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント2704は、トランシーバ、等に、及びMBSFN信号を送信するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント2704は、増大された割り当てを用いてMBSFN信号を送信するための手段であることができ、又は増大された割り当てを用いてMBSFN信号を送信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、増大された割り当てを有するサブフレームをプライマリ搬送波の送信チェーン(transmit chain)に提供することと、送信チェーンを用いてサブフレームを送信することと、を含むことができる。装置2700は、
図24乃至26と関係させて説明される追加動作2400乃至2600のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図27には示されていない。
【0130】
関連する態様では、装置2700は、装置2700がネットワークエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント2710を任意選択で含むことができる。プロセッサ2710は、該場合においては、バス2712又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント2702乃至2704又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ2710は、電気的コンポーネント2702乃至2704によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ2710は、コンポーネント2702乃至2704全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ2710は、コンポーネント2702乃至2704から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0131】
さらなる関連する態様では、装置2700は、無線トランシーバコンポーネント2714を含むことができる。トランシーバ2714の代わりに又はトランシーバ2714とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置2700は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置2700は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント2716、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント2716は、バス2712、等を介して装置2700のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント2716は、コンポーネント2702乃至2704、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ2710の活動、追加の態様2400、2500、又は2600、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント2716は、コンポーネント2702乃至2704と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント2702乃至2704は、メモリ2716の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ2716内に存在できることが理解されるべきである。
【0132】
モバイルエンティティは、
図28に示されるように、サブフレーム割り当てを復号するための方法2800を実施することができる。方法2800は、2810において、MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有するとモバイルエンティティが決定することを含むことができ、ユニキャスト信号用に予め予約されている1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる。MBSFN信号に関するサブフレーム割り当ては、上記のように、様々な要因に応答して変わることができる。単一搬送波実施形態において使用するための第1の代替により、モバイルエンティティは、SIB2からMBSFN割り当てを及びSIB13から実際のMBMSサービス割り当てを及びその後はMCCH/MSIを介して決定することができる。代替においては、多搬送波実施形態において使用するために、モバイルエンティティは、サブフレーム割り当てを決定するために専用シグナリングを介してセカンダリ搬送波で受信されたSIB2シグナリングを復号することができ、他方、プライマリ搬送波でSIB13を通じて及びその後はMCCH/MSIを介して実際のMBMSサービス割り当てを入手することができる。方法2800は、2820において、モバイルエンティティがマルチキャストコンテンツ出力を提供するために増大された割り当てによりMBSFN信号を復号することをさらに備えることができる。
【0133】
図29乃至31は、サブフレーム割り当てを使用するための方法2800と関係してモバイルエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様2900、3000、3100を示す。
図29乃至31に示される動作は、方法2800を実施するためには要求されない。動作2900、3000及び3100は、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該動作のうちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法2800が
図29乃至31の少なくとも1つの動作を含む場合は、方法2800は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。
【0134】
図29は、FDDプロトコルに関する動作2900を使用し、混合搬送波内での増大されたMBSFN割り当てによりサブフレームを復号する具体例を示す。方法2800は、2910において、FDDプロトコルによりサブフレームを復号することを含むことができる。方法2800は、2920において、MBSFN情報のために奇数番号が付されたFDD無線フレーム内のサブフレーム5を復号することを含むことができる。方法2800は、2930において、SIBを復号することと、偶数番号が付された無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、を含むことができる。方法2800は、2940において、MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを復号することを含むことができる。
【0135】
代替においては、又はさらなる追加で、方法2800は、TDDプロトコルに関する動作3000を用いて、
図30に示されるようにサブフレーム割り当てを実装することができる。方法2800は、3010において、TDDプロトコルによりサブフレームを復号することを含むことができる。方法2800は、3020において、MBSFN情報のために奇数番号が付された無線フレーム内のサブフレーム5を復号することを含むことができる。方法2800は、3030において、SIBを復号することと、偶数番号が付された無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、を含むことができる。方法2800は、3040において、MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを復号することを含むことができる。
【0136】
上記のように、Release10は、FDDプロトコル及びTDDプロトコルのアグリゲーションはサポートしない。従って、方法2800は、Release10に基づいて実践される場合は、FDDプロトコルに関する動作2900又はTDDプロトコルに関する動作3000を含むことができるが、概して同じモバイルエンティティではTDDプロトコル及びFDDプロトコルの両方に関する動作は含まない。将来のリリースは、FDDプロトコル及びTDDプロトコルに関するアグリゲーションサポートをサポートすることができ、モバイルエンティティは、異なる搬送波、異なる時間、又は異なる位置に関してFDDプロトコル及びTDDプロトコルのいずれか又は両方を使用することができる。該実装では、動作2900及び3000は、特定の時間又は場所において特定の搬送波のために使用されるプロトコルに合致するように選択することができる。
【0137】
方法2800は、
図31に示されるように追加動作3100をさらに含むことができる。方法2800は、3110において、MBSFNに関する混合搬送波を専用で使用する一時的な期間に対処するためにMBSFN信号へのサブフレームの増大された割り当てを入手するためにサブフレームを復号することをさらに含むことができる。方法2800は、3120において、一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャスト用に予約されておりユニキャストシグナリングのためにMBSFN信号に一時的に割り当てられる1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を復号することをさらに含むことができる。
【0138】
図32を参照し、eMBMSサブフレームを復号するために、無線ネットワーク内のモバイルエンティティとして、又は、そのモバイルエンティティ内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置3200が提供される。装置3200は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0139】
例示されるように、一実施形態では、装置3200は、MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有することを決定するための電気的コンポーネント又はモジュール3202を含むことができ、ユニキャスト信号用に予め予約された1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる。例えば、電気的コンポーネント3202は、トランシーバ、等に、及びMBSFN信号のためのサブフレーム割り当てを決定するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3202は、MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定するための手段であることができ、又は、MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定するための手段を含むことができ、ユニキャスト信号用に予め予約された1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、プライマリ搬送波でのマルチキャスト制御信号を受信することと、その制御信号を、MBSFN信号が特定の時間にマルチキャスト信号状態のための増大された割り当てに変わることの命令として解釈することと、その時間を検出することと、を含むことができる。
【0140】
装置3200は、マルチキャストコンテンツ出力を提供するために増大された割り当てによりMBSFN信号を復号するための電気的コンポーネント3204を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント3204は、トランシーバ、等に、及び出力、例えばMBSFNコンテンツのオーディオ−ビデオ出力、を提供するためにMBSFN信号を復号するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3204は、マルチキャストコンテンツ出力を提供するために増大された割り当てによりMBSFN信号を復号するための手段であることができ、及び、マルチキャストコンテンツ出力を提供するために増大された割り当てによりMBSFN信号を復号するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、受信チェーンを介してMBSFN信号を受信することと、FDDプロトコル又はTDDプロトコルのいずれが使用されるかに基づいて選択されたサブフレームからのMBSFN情報を復号することと、を含むことができる。例えば、アルゴリズムは、例えばブロック2920、2930、2940、3020、3030、又は3040において、上記において開示されるより詳細なアルゴリズムのうちのいずれかによりサブフレームを復号することをさらに含むことができる。装置3200は、
図29乃至31と関係させて説明される追加動作2900乃至3100のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図27には示されていない。
【0141】
関連する態様では、装置3200は、装置3200がモバイルエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント3210を任意選択で含むことができる。プロセッサ3210は、該場合においては、バス3212又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント3202乃至3204又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ3210は、電気的コンポーネント3202乃至3204によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。プロセッサ3210は、コンポーネント3202乃至3204全体又はその一部を包含することができる。代替においては、プロセッサ3210は、コンポーネント3202乃至3204から切り離すことができ、それらは、1つ以上の別個のプロセッサを含むことができる。
【0142】
さらなる関連する態様では、装置3200は、無線トランシーバコンポーネント3214を含むことができる。トランシーバ3214の代わりに又はトランシーバ3214とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。代替においては、又はさらなる追加で、装置3200は、複数のトランシーバ又は送信機/受信機の対を含むことができ、それらは、異なる搬送波で送信及び受信するために使用することができる。装置3200は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント3216、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント3216は、バス3212、等を介して装置3200のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント3216は、コンポーネント3202乃至3204、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ3210の活動、追加の態様2900、3000、又は3100、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント3216は、コンポーネント3202乃至3204と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント3202乃至3204は、メモリ3216の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ3216内に存在できることが理解されるべきである。
【0143】
図33は、無線通信システムの少なくとも1つのネットワークエンティティを用いてeMBMSを提供するための方法3300を示す。ネットワークエンティティは、ここにおいて説明される様々な形態のうちのいずれかのeNBを含むことができる。方法3300は、3320において、ネットワークエンティティがモバイルエンティティに対してアンカー搬送波でユニキャストサービスのためのユニキャストシグナリングを送信することを含むことができる。モバイルエンティティは、各々が、無線通信システムの加入者と関連付けられたUEを備えることができる。方法3300は、3340において、ネットワークエンティティが、ユニキャストシグナリングとともに使用するためにモバイルエンティティに対してアンカー搬送波と異なる第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信することをさらに含むことができる。すべての説明される送信は、ここにおいて説明される1つ以上のプロトコルにより無線で行うことができる。
【0144】
対応して、
図34は、無線通信システムの少なくとも1つのモバイルエンティティを用いてeMBMSを受信するための方法3400を示す。モバイルエンティティは、無線通信システムの加入者と関連付けられたUEを含むことができる。方法3400は、3420において、モバイルエンティティがネットワークエンティティからアンカー搬送波で受信されたユニキャストサービスのためのユニキャストシグナリングを処理することを含むことができる。ネットワークエンティティは、ここにおいて説明される様々な形態のうちのいずれかのノードBを備えることができる。方法3400は、3440において、モバイルエンティティがアンカー搬送波と異なる第2の搬送波でネットワークエンティティから受信されたeMBMSシグナリングを処理することをさらに含むことができる。モバイルエンティティは、ここにおいて説明される1つ以上のプロトコルにより無線で全シグナリングを受信することができる。
【0145】
図35A及び35Bは、無線通信システムの少なくとも1つのネットワークエンティティを用いてeMBMSを提供するための方法3300と関係させてネットワークエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様3500を示す。
図35A及び35Bに示されるブロックは、方法3300を実施するためには要求されない。“代替において”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されないかぎり、ブロックは、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該ブロックうちのいずれの1つも、他の下流又は上流のブロックが実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法3300が
図35A及び35Bの少なくとも1つのブロックを含む場合は、方法3300は、その少なくとも1つの動作の後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流の動作も必ずしも含める必要はない。逆に、“代替において”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置される動作は、方法のいずれの特定の事例においても互いに排他的な代替であることが予想される。
【0146】
方法3300は、3510において、ネットワークエンティティが無線通信システムのeMBMSエリア内のアクセスノード間でeMBMSシグナリングを調整するための信号を受信することをさらに含むことができる。方法3300は、3520において、ネットワークエンティティがeMBMSシグナリングのためのアンカー搬送波のサブフレームの第1の組及びユニキャストシグナリングのためのアンカー搬送波のサブフレームの第2の組を割り当てることをさらに含むことができる。サブフレームの第1の組及びサブフレームの第2の組は、いずれの共通メンバーも共有すべきではない。ブロック3520の代替においては、方法3300は、3525において、ネットワークエンティティがeMBMSシグナリングのためにアンカー搬送波のいずれのサブフレームも割り当てずにユニキャストシグナリングためにアンカー搬送波のサブフレームを割り当てることをさらに含むことができる。これらの代替は、ネットワークエンティティ(例えば、eNB)によって構成可能であり、例えば、システム情報ブロック13でブロードキャストされたページング制御チャネル(PCCH)を介してモバイルエンティティに引き渡される。
【0147】
ブロック3520及び3530のいずれかの事例に加えて、他の代替3528により、方法3300は、3530において、ネットワークエンティティが第2の搬送波でのアップリンクシグナリングを受信することを含まず(exclusive of)第2の搬送波ダウンリンクシグナリングで送信することをさらに含むことができる。逆に、ブロック3530の代替においては、方法3300は、3535において、ネットワークエンティティが第2の搬送波でアップリンクシグナリングを受信することをさらに含むことができる。
【0148】
上記の事例3530又は3535のいずれかと適合する形で、方法3300は、3532において、ネットワークエンティティが対になっていないスペクトルを有する第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信することを含むことができる。ここにおいて使用される場合において、“対になっていないスペクトル”は、アップリンク及びダウンリンクシグナリングのための別々に割り当てられたスペクトルは使用せず、従って、アップリンク、ダウンリンク、又は両方に関して同じスペクトルを使用する無線スペクトルを意味する。これは、アップリンク及びダウンリンクに関して異なるスペクトルを使用する対になったスペクトルと対照的である。3532の代替においては、ネットワークエンティティは、第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信しない。代替においては、又はさらなる追加で、方法3300は、3538において、第2の搬送波内で制御シンボルを割り当てるのを回避するためにアンカー搬送波内でクロスキャリアシグナリングを使用することをさらに含むことができる。代替においては、又はさらなる追加で、方法3300は、3540において、ネットワークエンティティがアンカー搬送波ですべての取得信号を送信することをさらに含むことができる。
【0149】
今度は
図35Bを参照し、第1の代替により、方法3300は、3550において、ネットワークエンティティがeMBMSシグナリングのための第2の搬送波のサブフレームの第1の組及びユニキャストシグナリングのための第2の搬送波のサブフレームの第2の組を割り当てることをさらに含むことができる。サブフレームの第1の組及びサブフレームの第2の組は、いずれの共通メンバーも共有すべきではない。ブロック3550の代替3552においては、方法3300は、3555において、ネットワークエンティティがユニキャストシグナリングのために第2の搬送波のいずれのサブフレームも割り当てずにeMBMSシグナリングのために第2の搬送波のサブフレームを割り当てることをさらに含むことができる。方法3300は、3560において、ネットワークエンティティがアンカー搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信することをさらに含むことができる。これは、第2の搬送波のダウンリンク容量を増大させるために行うことができる。方法3300は、3570において、ネットワークエンティティがアンカー搬送波のために使用されるより低い電力のネットワークよりも高い電力のネットワークを用いて第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信することをさらに含むことができる。
【0150】
他の代替においては、方法3300は、3580において、ネットワークエンティティが第1のタイプのサイクリックプリフィクス(CP)を用いて第1のネットワークを通じて第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信し、及び第1のタイプのCPと異なる第2のタイプのCPを用いてアンカー搬送波で第2のネットワークを通じてユニキャストシグナリングを送信することをさらに含むことができる。ブロック3580の代替においては、方法3300は、3585において、ネットワークエンティティが第1のタイプのサイクリックプリフィックス(CP)を用いて第1のネットワークを通じて第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信し、及び同じく第1のタイプのCPを用いてアンカー搬送波で第2のネットワークを通じてユニキャストシグナリングを送信することをさらに含むことができ、第1のタイプのCPは、第1及び第2のネットワークに関する2つの異なるCPタイプのうちの長い方のCPとして選択される。
【0151】
対応して、
図36A及び36Bは、無線通信システムの少なくとも1つのモバイルエンティティにおいてeMBMSを用いるための方法3400と関係させてモバイルエンティティによって実施することができるさらなる任意選択の動作又は態様3600を示す。
図36A及び36Bに示されるブロックは、方法3400を実施するためには要求されない。“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されないかぎり、ブロックは、独立して実施することができ及び互いに排他的でない。従って、該ブロックのうちのいずれの1つも、他の下流又は上流の動作が実施されるかどうかにかかわらず実施することができる。方法13300が
図36A及び36Bの少なくとも1つのブロックを含む場合は、方法3400は、その少なくとも1つのブロックの後に終了することができ、例示されることがあるいずれの後続する下流のブロックも必ずしも含める必要はない。逆に、“代替における”の菱形から分岐した正反対の分枝上に配置されるブロックは、方法のいずれの特定の事例においても互いに排他的な代替であることが予想される。
【0152】
方法3400は、3620において、モバイルエンティティがeMBMSサービスのためのアンカー搬送波のサブフレームの第1の組及びユニキャストサービスのためのアンカー搬送波のサブフレームの第2の組を処理することをさらに含むことができる。サブフレームの第1の組及びサブフレームの第2の組は、いずれの共通メンバーも共有すべきではない。ブロック3620の代替においては、方法3400は、3625において、モバイルエンティティがeMBMSサービスのためのアンカー搬送波のいずれのサブフレームも処理せずにユニキャストサービスのためのアンカー搬送波のサブフレームを処理することをさらに含むことができる。これらの代替は、ネットワークエンティティ(例えば、eNB)によって構成可能であり、例えば、システム情報ブロック13でブロードキャストされたPCCHを介してモバイルエンティティに引き渡すことができる。
【0153】
方法3400は、3630において、モバイルエンティティが第2の搬送波でのアップリンクサービスを受信することを含まずに第2の搬送波でのダウンリンクサービスを受信することをさらに含むことができる。ブロック3630の代替においては、方法3400は、3635において、モバイルエンティティが第2の搬送波でアップリンクシグナリングを送信することをさらに含むことができる。アップリンクサービス3635を送信する場合は、方法3400は、3638において、第2の搬送波内の制御シンボルを処理するのを回避するためにアンカー搬送波内でクロスキャリサービスを使用することをさらに含むことができる。さらに、方法3400は、3640において、モバイルエンティティがアンカー搬送波でのすべての取得信号を受信することをさらに含むことができる。
【0154】
図36Bを参照し、方法3400は、3650において、モバイルエンティティがeMBMSサービスのための第2の搬送波のサブフレームの第1の組及びユニキャストサービスのための第2の搬送波のサブフレームの第2の組を処理することをさらに含むことができる。サブフレームの第1の組及びサブフレームの第2の組は、いずれの共通メンバーも共有すべきではない。ブロック3650の代替においては、方法3400は、3655において、モバイルエンティティがユニキャストサービスのための第2の搬送波のいずれのサブフレームも処理せずにeMBMSサービスのための第2の搬送波のサブフレームを処理することをさらに含むことができる。方法3400は、3660において、モバイルエンティティがアンカー搬送波のために使用されるTDDプロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて第2の搬送波でeMBMSサービスを処理することをさらに含むことができる。これは、第2の搬送波のダウンリンク容量を増大させるために行うことができる。方法3400は、3670において、モバイルエンティティがアンカー搬送波のために使用されるより低い電力のネットワークよりも高い電力のネットワークを通じて第2の搬送波でeMBMSサービスを受信することをさらに含むことができる。
【0155】
方法3400は、3680において、モバイルエンティティが第1のタイプのサイクリックプリフィクス(CP)を用いて第1のネットワークを通じて第2の搬送波で受信されたeMBMSシグナリングを処理し、及び第1のタイプのCPと異なる第2のタイプのCPを用いてアンカー搬送波で第2のネットワークを通じて受信されたユニキャストシグナリングを処理することをさらに含むことができる。ブロック3680の代替においては、方法3400は、3685において、モバイルエンティティが第1のタイプのサイクリックプリフィックス(CP)を用いて第1のネットワークを通じて第2の搬送波で受信されたeMBMSシグナリングを処理し、及び同じく第1のタイプのCPを用いてアンカー搬送波で第2のネットワークを通じて受信されたユニキャストシグナリングを処理することをさらに含むことができ、第1のタイプのCPは、第1及び第2のネットワークに関する2つの異なるCPタイプのうちの長い方のCPとして選択される。
【0156】
図37を参照し、一態様では、方法3400は、3790において、モバイルエンティティが処理利得を向上させるために近隣のeMBMSサブフレームからのeMBMS基準信号を用いてユニットサブフレームのない第2の搬送波で受信された信号に関するチャネル推定を行うことをさらに含むことができる。方法3400は、3792において、モバイルエンティティがアンカー搬送波及び第2の搬送波の両方を同一の広がりをもって(coextensively)、例えば、並行して又は同時並行して、受信及び処理することをさらに含むことができる。ブロック3792の代替においては、方法3400は、3794において、モバイルエンティティが、ページング信号又はユーザ入力に応答して、アンカー搬送波及び第2の搬送波のうちの単一の1つを選択的に受信及び処理することをさらに含むことができる。
【0157】
概して、
図35A−B及び36A−Bを参照し、分岐ブロック3518、35368、3552、3578、3618、3628、3648、3688、又は3698と関連付けられた判断機能は、これらの図で描かれるその他のブロックと同様に、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組み合わせ又はあらゆるその他の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、又はコンポーネント)によって実装することができる。従って、例えば、分岐判断は、説明される方法のその他の態様を実施するエンティティによる実行中に行うことができ、その他のブロックの実行前に設計によって予め決定することができ、又は、様々な分岐ブロックにわたる前記の何らかの組み合わせによって完遂することができる。
【0158】
図38を参照し、eMBMSを提供するために、無線ネットワーク内のネットワークエンティティ又はノードBとして、又は、そのネットワークエンティティ又はノードB内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置3800が提供される。装置3800は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0159】
例示されるように、一実施形態では、装置3800は、モバイルエンティティにアンカー搬送波でユニキャストサービスのためのユニキャストシグナリングを送信するための電気的コンポーネント又はモジュール3802を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント3802は、トランシーバ、等に、及びアンカー搬送波でユニキャストシグナリングを送信するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3802は、モバイルエンティティにアンカー搬送波でユニキャストサービスのためのユニキャストシグナリングを送信するための手段であることができ、又は、モバイルエンティティにアンカー搬送波でユニキャストサービスのためのユニキャストシグナリングを送信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、ユニキャストプロトコルにより情報を変調することと、変調された情報をアンカー搬送波で送信することと、を含むことができる。
【0160】
装置3800は、ユニキャストシグナリングとともに使用するためにモバイルエンティティにアンカー搬送波と異なる第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信するための電気的コンポーネント3804を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント3804は、トランシーバ、等に、及び第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3804は、ユニキャストシグナリングとともに使用するためにモバイルエンティティにアンカー搬送波と異なる第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信するための手段であることができ、又は、ユニキャストシグナリングとともに使用するためにモバイルエンティティにアンカー搬送波と異なる第2の搬送波でeMBMSシグナリングを送信するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、第2の搬送波で第2の送信チェーンを介して送信するために第2の情報を準備することを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、
図35A又は35Bと関係させて開示されるより詳細な動作のうちの1つ以上をさらに含むことができる。装置3800は、
図35A及び35Bと関係させて説明される追加動作3500のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図38には示されていない。
【0161】
関連する態様では、装置3800は、装置3800がネットワークエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント3810を任意選択で含むことができる。プロセッサ3810は、該場合においては、バス3812又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント3802乃至3804又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ3810は、電気的コンポーネント3802乃至3804によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。
【0162】
さらなる関連する態様では、装置3800は、無線トランシーバコンポーネント3814を含むことができる。トランシーバ3814の代わりに又はトランシーバ3814とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。装置3800は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント3816、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント3816は、バス3812、等を介して装置3800のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント3816は、コンポーネント3802乃至3804、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ3810の活動、追加の態様3500、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント3816は、コンポーネント3802乃至3804と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント3802乃至3804は、メモリ3816の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ3816内に存在できることが理解されるべきである。
【0163】
図39を参照し、複数の搬送波を通じてeMBMSにアクセスするために、無線ネットワーク内のモバイルエンティティ又はUEとして、又は、そのME又はUE内で使用するためのプロセッサ又は同様のデバイスとして、構成することができる典型的な装置3900が提供される。装置3900は、プロセッサ、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装された機能を表すことができる機能ブロックを含むことができる。
【0164】
一実施形態では、装置3900は、ネットワークエンティティからアンカー搬送波で受信されたユニキャストサービスのためにユニキャストシグナリングを処理するための電気的コンポーネント又はモジュール3902を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント3902は、トランシーバ、等に、及び複数の搬送波のうちのアンカーのそれを通じてユニキャストシグナリングを受信及び処理するための命令を有するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3902は、複数の搬送波のうちのアンカーのそれを通じてユニキャストシグナリングを受信及び処理するため手段であることができ、又は、複数の搬送波のうちのアンカーのそれを通じてユニキャストシグナリングを受信及び処理するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、アンカー搬送波での変調された情報を受信することと、ユニキャストプロトコルによりその情報を復調することと、を含むことができる。
【0165】
装置3900は、アンカー搬送波と異なる第2の搬送波でネットワークエンティティから受信されたeMBMSシグナリングを処理するための電気的コンポーネント3904を含むことができる。例えば、電気的コンポーネント3904は、トランシーバ、等に、及び複数の搬送波のうちの第2のそれを通じてeMBMSシグナリングを受信及び処理するための命令を保持するメモリに、結合された少なくとも1つの制御プロセッサを含むことができる。電気的コンポーネント3904は、アンカー搬送波と異なる第2の搬送波でネットワークエンティティから受信されたeMBMSシグナリングを処理するための手段であることができ、又は、アンカー搬送波と異なる第2の搬送波でネットワークエンティティから受信されたeMBMSシグナリングを処理するための手段を含むことができる。該手段は、アルゴリズムを実行する制御プロセッサを含むことができる。アルゴリズムは、例えば、アンカー搬送波以外の第2の搬送波での変調された情報を受信することと、eMBMSプロトコルによりその情報を復調することと、を含むことができる。アルゴリズムは、例えば、
図36A−36B又は37と関係させて開示されるより詳細な動作のうちの1つ以上をさらに含むことができる。装置3900は、
図36A、36B及び37と関係させて説明される追加動作3600のうちのいずれか又は全部を実施するための同様の電気的コンポーネントを含むことができ、それらは、例示を簡略化することを目的として
図39には示されていない。
【0166】
関連する態様では、装置3900は、装置3900がモバイルエンティティとして構成される場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント3910を任意選択で含むことができる。プロセッサ3910は、該場合においては、バス3912又は類似の通信カップリングを介してコンポーネント3902乃至3904又は同様のコンポーネントと動作可能な形で通信することができる。プロセッサ3910は、電気的コンポーネント3902乃至3904によって実施されるプロセス又は機能の開始及びスケジューリングを行うことができる。
【0167】
さらなる関連する態様では、装置3900は、無線トランシーバコンポーネント3939を含むことができる。トランシーバ3914の代わりに又はトランシーバ3914とともに独立型の受信機及び/又は独立型の送信機を使用することができる。装置3900は、情報を格納するためのコンポーネント、例えば、メモリデバイス/コンポーネント3916、を任意選択で含むことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体又はメモリコンポーネント3916は、バス3912、等を介して装置3900のその他のコンポーネントに動作可能な形で結合することができる。メモリコンポーネント3916は、コンポーネント3902乃至3904、及びそれらのサブコンポーネント、又はプロセッサ3910の活動、追加の態様3600、又はここにおいて開示される方法を実施するためのコンピュータによって読み取り可能な命令及びデータを格納するように好適化することができる。メモリコンポーネント3916は、コンポーネント3902乃至3904と関連付けられた機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント3902乃至3904は、メモリ3916の外部のコンポーネントとして示されているが、メモリ3916内に存在できることが理解されるべきである。
【0168】
当業者は、情報及び信号は様々な異なる技術及び技法のうちのいずれかを用いて表すことができることを理解するであろう。例えば、上記の説明全体を通じて参照されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場、磁粒子、光学場、光学粒子、又はそれらのあらゆる組合せによって表すことができる。
【0169】
ここにおける開示と関係させて説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実装可能であることを当業者はさらに評価するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に例示するため、上記においては、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能の観点で一般的に説明されている。該機能がハードウェアとして又はソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途及び全体的システムに対する設計上の制約事項に依存する。当業者は、説明されている機能を各々の特定の用途に合わせて様々な形で実装することができるが、該実装決定は、本開示の適用範囲からの逸脱を生じさせるものであるとは解釈されるべきではない。
【0170】
ここにおける開示と関係させて説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、ここにおいて説明される機能を果たすように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートロジック、ディスクリートトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらのあらゆる組合せ、を用いて実装又は実行することが可能である。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであることができるが、代替においては、プロセッサは、従来のどのようなプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPと、1つのマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサとの組合せ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサとの組合せ、又はあらゆるその他の構成、として実装することも可能である。
【0171】
ここにおける開示と関係させて説明される方法又はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェア内において、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール内において、又はこれらの2つの組み合わせ内において具現化することが可能である。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、又は当業において既知であるその他のあらゆる形態の記憶媒体において常駐することができる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すこと及び記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替においては、記憶媒体は、プロセッサと一体化させることができる。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に常駐することができる。ASICは、ユーザ端末内に常駐することができる。代替においては、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末内において個別コンポーネントとして常駐することができる。
【0172】
1つ以上の典型的な設計において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせにおいて実装することができる。ソフトウェアにおいて実装される場合は、これらの機能は、コンピュータによって読み取り可能な媒体において1つ以上の命令又はコードとして格納すること又は送信することができる。非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体は、1つの場所から他へのコンピュータプログラムの転送を容易にするために使用されるかどうかにかかわらず、コンピュータ記憶媒体と一時的メモリ媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによってアクセス可能なあらゆる利用可能な媒体であることができる。一例として、及び制限することなしに、該コンピュータによって読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又はその他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又はその他の磁気記憶装置、又は、命令又はデータ構造の形態で希望されるプログラムコード手段を搬送又は格納するために用いることができ及び汎用又は専用コンピュータ又は汎用又は専用プロセッサによってアクセス可能なその他の媒体、を備えることができる。ここにおいて用いられるときのディスク(disk及びdisc)は、コンパクトディスク(CD)(disc)と、レーザディスク(disc)と、光ディスク(disc)と、デジタルバーサタイルディスク(DVD)(disc)と、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)と、ブルーレイディスク(disc)と、を含み、ここで、diskは、磁気的に符号化されたデータを保持する媒体を意味し、discは、光学的に符号化されたデータを保持する媒体を意味する。上記の組合せも、コンピュータによって読み取り可能な媒体の適用範囲に含めるべきである。
【0173】
本開示に関する前の説明は、当業者が本開示を製造又は使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明確になるであろう、及びここにおいて定められる一般原理は、本開示の精神又は適用範囲を逸脱せずにその他の変形に対しても適用することができる。以上のように、本開示は、ここにおいて説明される例及び設計に限定されることが意図されるものではなく、ここにおいて開示される原理及び新規の特徴に一致する限りにおいて最も広範な適用範囲が認められるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信するための方法であって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一搬送波ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信することと、
プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信することであって、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信することと、
eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための前記情報を含めることと、を備える、方法。
[C2] 前記プライマリ搬送波のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHチャネルを取得するための前記情報を含めることをさらに備えるC1に記載の方法。
[C3] 前記プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めることをさらに備えるC1に記載の方法。
[C4] 前記プライマリ搬送波のSIB13において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めることをさらに備えるC3に記載の方法。
[C5] 前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でMBSFNシグナリングを送信することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C6] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信するための装置であって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一搬送波ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信するための手段と、
プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信するための手段であって、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する手段と、
eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための前記情報を含めるための手段と、を備える、装置。
[C7] 前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でMBSFNシグナリングを送信するための手段をさらに備えるC6に記載の装置。
[C8] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信し、セカンダリ搬送波で基地局からMBSFN信号を送信するための装置であって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一搬送波ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信し、プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信し、及び、eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための前記情報を含めるための少なくとも1つのプロセッサであって、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信する少なくとも1つのプロセッサと、
データを格納するために前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備える、装置。
[C9] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHを取得するための前記情報を含めるためにさらに構成されるC8に記載の装置。
[C10] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めるためにさらに構成されるC8に記載の装置。
[C11] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のSIB13において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を含めるためにさらに構成されるC10に記載の装置。
[C12] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でMBSFNシグナリングを送信するためにさらに構成されるC8に記載の装置。
[C13] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を送信するためのコンピュータプログラム製品であって、
セカンダリ搬送波で基地局から単一搬送波ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を送信し、プライマリ搬送波で前記基地局からマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するために使用される情報を送信し、及び、eMBMS信号を搬送する1つ以上の後方互換可能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での専用シグナリングにおいて前記MCCHを取得するための前記情報を含め、他方、eMBMSシグナリングを搬送する1つ以上の後方互換不能な搬送波に関して前記プライマリ搬送波での共通シグナリングにおいてMCCHを取得するための前記情報を含めるためのコードを備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体であって、前記基地局は、前記プライマリ搬送波で少なくともユニキャストシグナリングも送信するコンピュータによって読み取り可能な媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
[C14] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてのエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を受信するための方法であって、
セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいて単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を受信することと、
プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)においてマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するための情報の少なくとも一部分を前記プライマリ搬送波で受信することであって、前記プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含むことと、を備える、方法。
[C15] 前記プライマリ搬送波のシステム情報ブロック13(SIB13)において前記MCCHを取得するための前記情報を受信することをさらに備えるC14に記載の方法。
[C16] 前記プライマリ搬送波のSIB13において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を受信することをさらに備えるC14に記載の方法。
[C17] 前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でのMBSFNシグナリングを処理することをさらに備えるC14に記載の方法。
[C18] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)サービスを受信するための装置であって、
セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいて単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を受信するための手段と、
プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)においてマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するための情報の少なくとも一部分を前記プライマリ搬送波で受信するための手段であって、前記プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む手段と、を備える、装置。
[C19] 前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でのMBSFNシグナリングを処理することをさらに備えるC18に記載の装置。
[C20] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を受信するための装置であって、
セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいて単一周波数ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を受信し、及び、プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)においてマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するための情報の少なくとも一部分を前記プライマリ搬送波で受信するために構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む少なくとも1つのプロセッサと、
データを格納するために前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備える、装置。
[C21] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のシステム情報ブロック13(SIB13)において前記MCCHを取得するための前記情報を受信するためにさらに構成されるC20に記載の装置。
[C22] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のSIB13において前記MCCHを取得するための前記情報の少なくとも一部分を受信するためにさらに構成されるC20に記載の装置。
[C23] 前記プロセッサは、前記プライマリ搬送波のために使用される時分割複信(TDD)プロトコルと異なる形で構成されたTDDプロトコルを用いて前記第2の搬送波でのMBSFNシグナリングを処理するためにさらに構成されるC20に記載の装置。
[C24] 無線通信システムの複数の搬送波を用いてエボルブドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(eMBMS)を受信するためのコンピュータプログラム製品であって、
セカンダリ搬送波でモバイルエンティティにおいて単一搬送波ネットワーク(MBSFN)信号でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)を受信し、及び、プライマリ搬送波の1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)においてマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を取得するための情報の少なくとも一部分を前記プライマリ搬送波で受信するためのコードを備える非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体であって、前記プライマリ搬送波は、少なくともユニキャストシグナリングも含む非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
[C25] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを割り当てるための方法であって、
MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャストサブフレーム用に予約された1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てることと、
サブフレームの前記増大された割り当てでMBSFN信号を送信することと、を備える、方法。
[C26] MBSFN情報のために奇数の無線フレーム内のサブフレーム5を割り当てることをさらに備えるC25に記載の方法。
[C27] システム情報ブロック(SIB)をスケジューリングすることと、偶数の無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、をさらに備えるC25に記載の方法。
[C28] 周波数分割複信(FDD)プロトコルによりサブフレームを割り当てることをさらに備えるC25に記載の方法。
[C29] MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを割り当てることをさらに備えるC28に記載の方法。
[C30] 時分割複信(TDD)プロトコルによりサブフレームを割り当てることをさらに備えるC25に記載の方法。
[C31] MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを割り当てることをさらに備えるC30に記載の方法。
[C32] MBSFNのために前記混合搬送波を専用で使用する一時的な期間に対処するためにサブフレームの増大された割り当てを提供するために前記サブフレームを割り当てることをさらに備えるC25に記載の方法。
[C33] 前記一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャストシグナリング用に予約された1つ以上のサブフレームの前記少なくとも一部分を再度割り当てることをさらに備えるC32に記載の方法。
[C34] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを割り当てるための装置であって、
MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャストシグナリング用に予約された1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるための手段と、
サブフレームの前記増大された割り当てでMBSFN信号を送信するための手段と、を備える、装置。
[C35] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを割り当てるための装置であって、
MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約された1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるために構成された少なくとも1つのプロセッサと、
データを格納するために前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備える、装置。
[C36] 前記プロセッサは、MBSFN情報のために奇数の無線フレーム内のサブフレーム5を割り当てるためにさらに構成されるC35に記載の装置。
[C37] 前記プロセッサは、システム情報ブロック(SIB)をスケジューリングし及び偶数の無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングするためにさらに構成されるC35に記載の装置。
[C38] 前記プロセッサは、周波数分割複信(FDD)プロトコルによりサブフレームを割り当てるためにさらに構成されるC35に記載の装置。
[C39] 前記プロセッサは、MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを割り当てるためにさらに構成されるC38に記載の装置。
[C40] 前記プロセッサは、時分割複信(TDD)プロトコルによりサブフレームを割り当てるためにさらに構成されるC35に記載の装置。
[C41] 前記プロセッサは、MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを割り当てるためにさらに構成されるC40に記載の装置。
[C42] 前記プロセッサは、MBSFNのために前記混合搬送波を専用で使用する一時的な期間に対処するためにサブフレームの増大された割り当てを提供するために前記サブフレームを割り当てるためにさらに構成されるC35に記載の装置。
[C43] 前記プロセッサは、前記一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャストシグナリング用に予約された1つ以上のサブフレームの前記少なくとも一部分を再度割り当てるためにさらに構成されるC42に記載の装置。
[C44] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを割り当てるためのコンピュータプログラム製品であって、
MBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを提供するために混合搬送波で本来はユニキャスト信号用に予約された1つ以上のサブフレームの少なくとも一部分を割り当てるための、及びサブフレームの前記増大された割り当てでMBSFN信号を送信するための、コードを備える非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C45] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを解釈するための方法であって、
MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定することであって、ユニキャスト信号用に予め予約されている1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられることと、
マルチキャストコンテンツ出力を提供するために前記増大された割り当てにより前記MBSFN信号を復号することと、を備える、方法。
[C46] MBSFN情報のために奇数の無線フレーム内のサブフレーム5を復号することをさらに備えるC45に記載の方法。
[C47] システム情報ブロック(SIB)を復号することと、偶数の無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングすることと、をさらに備えるC45に記載の方法。
[C48] 周波数分割複信(FDD)プロトコルによりサブフレームを復号することをさらに備えるC45に記載の方法。
[C49] MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを復号することをさらに備えるC48に記載の方法。
[C50] 時分割複信(TDD)プロトコルによりサブフレームを復号することをさらに備えるC45に記載の方法。
[C51] MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを復号することをさらに備えるC50に記載の方法。
[C52] 非MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6の前記最初の4つのシンボルを復号することをさらに備えるC51に記載の方法。
[C53] MBSFNのために前記混合搬送波を専用で使用する一時的な期間に対処するためにサブフレームの増大された割り当てを入手するために前記サブフレームを復号することをさらに備えるC45に記載の方法。
[C54] 前記一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャスト信号用に予約されておりユニキャストシグナリングのために前記MBSFN信号に一時的に割り当てられる1つ以上のサブフレームの前記少なくとも一部分を復号することをさらに備えるC53に記載の方法。
[C55] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを解釈するための装置であって、
MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定するための手段であって、ユニキャスト信号用に予め予約されている1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる手段と、
マルチキャストコンテンツ出力を提供するために前記増大された割り当てにより前記MBSFN信号を復号するための手段と、を備える、装置。
[C56] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを解釈するための装置であって、
MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定するために、及び、マルチキャストコンテンツ出力を提供するために前記増大された割り当てによりMBSFN信号を復号するために構成された少なくとも1つのプロセッサであって、ユニキャスト信号用に予め予約されている1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる少なくとも1つのプロセッサと、
データを格納するために前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、を備える、装置。
[C57] 前記プロセッサは、MBSFN情報のために奇数の無線フレーム内のサブフレーム5を復号するためにさらに構成されるC56に記載の装置。
[C58] 前記プロセッサは、システム情報ブロック(SIB)を復号し、及び偶数の無線フレーム内のサブフレーム5及びサブフレーム0のうちの少なくとも1つにおいてページングするためにさらに構成されるC56に記載の装置。
[C59] 前記プロセッサは、周波数分割複信(FDD)プロトコルによりサブフレームを復号するためにさらに構成されるC56に記載の装置。
[C60] 前記プロセッサは、MBSFN情報のためにサブフレーム4及び9のうちの少なくとも1つを復号するためにさらに構成されるC59に記載の装置。
[C61] 前記プロセッサは、時分割複信(TDD)プロトコルによりサブフレームを復号するためにさらに構成されるC56に記載の装置。
[C62] 前記プロセッサは、MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6のうちの少なくとも1つを復号するためにさらに構成されるC61に記載の装置。
[C63] 前記プロセッサは、非MBSFN情報のためにサブフレーム1及び6の前記最初の4つのシンボルを復号するためにさらに構成されるC62に記載の装置。
[C64] 前記プロセッサは、MBSFNのために前記混合搬送波を専用で使用する一時的な期間に対処するためにサブフレームの増大された割り当てを提供するために前記サブフレームを復号するためにさらに構成されるC56に記載の装置。
[C65] 前記プロセッサは、前記一時的な期間の経過に応答して、本来はユニキャスト信号用に予約されておりユニキャストシグナリングのためにMBSFN信号に一時的に割り当てられる1つ以上のサブフレームの前記少なくとも一部分を復号するためにさらに構成されるC64に記載の装置。
[C66] 無線通信システムの単一周波数ネットワーク(MBSFN)でのマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)のために使用されるサブフレームを解釈するためのコンピュータプログラム製品であって、
MBSFN信号がMBSFN情報を搬送するサブフレームの増大された割り当てを有すると決定し、及び、マルチキャストコンテンツ出力を提供するために前記増大された割り当てにより前記MBSFN信号を復号するためのコードを備える非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体であって、ユニキャスト信号用に予め予約されている1つ以上のサブフレームが代わりにマルチキャスト信号に割り当てられる非一時的なコンピュータによって読み取り可能な媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。