特許第5823892号(P5823892)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5823892
(24)【登録日】2015年10月16日
(45)【発行日】2015年11月25日
(54)【発明の名称】締結部材及びハンドルカバー部締結構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 1/04 20060101AFI20151105BHJP
   B60R 13/10 20060101ALN20151105BHJP
【FI】
   B62D1/04
   !B60R13/10
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-44856(P2012-44856)
(22)【出願日】2012年2月29日
(65)【公開番号】特開2013-180633(P2013-180633A)
(43)【公開日】2013年9月12日
【審査請求日】2014年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】306009581
【氏名又は名称】タカタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】小野原 啓介
【審査官】 柳元 八大
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−280059(JP,A)
【文献】 特開平11−123997(JP,A)
【文献】 特開2001−225703(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 1/04
B60R 13/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドルカバー部のおもて側に装着される装着部材を前記ハンドルカバー部の裏側で締結する締結部材において、
前記装着部材の複数のU字形状係止部に側方より挿通される第1、第2の締結部と、
前記第1、第2の締結部の基端間を結合する結合部と、
前記第1、第2の締結部に形成され前記U字形状係止部から抜け出すことを防止する抜け防止部とを有し、
前記第1の締結部と前記第2の締結部は、それぞれ基端から先端までの延在方向の長さが異なる寸法に形成されたことを特徴とする締結部材。
【請求項2】
ハンドルカバー部のおもて側に装着される装着部材を前記ハンドルカバー部の裏側で締結する締結部材を備えたハンドルカバー部締結構造において、
前記締結部材は、
前記装着部材の複数のU字形状係止部を前記ハンドルカバー部の裏側に貫通させた状態で、前記U字形状係止部に側方より挿通される第1、第2の締結部と、
前記第1、第2の締結部の基端間を結合する結合部と、
前記第1、第2の締結部に形成され前記U字形状係止部から抜け出すことを防止する抜け防止部とを有し、
前記第1の締結部と前記第2の締結部は、それぞれ基端から先端までの延在方向の長さが異なる寸法に形成されたことを特徴とするハンドルカバー部締結構造。
【請求項3】
前記抜け防止部は、
前記第1、第2の締結部の先端付近に設けられ、前記U字形状係止部の一側に当接する第1の当接部と、
前記第1、第2の締結部の基端付近に設けられ、前記U字形状係止部の他側に当接する第2の当接部と、
を有することを特徴とする請求項2に記載のハンドルカバー部締結構造。
【請求項4】
前記第1の当接部は、前記U字形状係止部に対して挿入方向の移動を可能とし、前記U字形状係止部に対して抜き取り方向の移動を規制することを特徴とする請求項に記載のハンドルカバー部締結構造。
【請求項5】
前記第2の当接部は、前記第1、第2の締結部の基端側面より幅広方向に突出し、前記U字形状係止部の締結用穴より幅広に形成されたことを特徴とする請求項に記載のハンドルカバー部締結構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は締結部材及びハンドルカバー部締結構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車のステアリング操作を行うハンドル(ステアリングホイール)には、運転席用のエアバック装置が内蔵されており、エアバック装置が収納されたエアバック収納部を覆うハンドルカバー部(エアバックカバー)のおもて側に各自動車会社のエンブレム(装着部材)が装着される。このエンブレムは、各自動車会社によって大きさや輪郭形状が異なり、エアバック作動時に外れないように固定すると共に、雨天時の雨水がエンブレムとハンドルカバー部との隙間からエアバック装置に浸入しないようにエンブレムを密着状態に保持することが重要である。
【0003】
従来の締結部材としては、エンブレムの裏側に一対のフックを設け、一対のフックを側方に曲げてL字状に変形させることでハンドルカバー部の裏側のベースに対して締結するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−11833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来のものは、一対のフックをハンドルカバー部の裏側のベースに貫通させ、ベースの裏側に当接させてエンブレムの脱落を防止する構成であるので、フックの強度が弱いとエアバック装置の作動時にエンブレムがハンドルカバー部に対して安定状態に保持できないおそれがあり、フックの強度を強くし過ぎるとエンブレムを安定的に保持できる反面、組立て作業時の作業性が損なわれることになり、締結強度の向上と作業性の改善との二つを両立させることが難しいという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した締結部材及びハンドルカバー部締結構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
【0008】
本発明は、ハンドルカバー部のおもて側に装着される装着部材を前記ハンドルカバー部の裏側で締結する締結部材において、
前記装着部材の複数のU字形状係止部に側方より挿通される第1、第2の締結部と、
前記第1、第2の締結部の基端間を結合する結合部と、
前記第1、第2の締結部に形成され前記U字形状係止部から抜け出すことを防止する抜け防止部とを有し、
前記第1の締結部と前記第2の締結部は、それぞれ基端から先端までの延在方向の長さが異なる寸法に形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、装着部材をハンドルカバー部のおもて側に密着させた安定状態で確実に締結できると共に、装着部材の締結強度が高められ、且つ組立て作業も容易に行えるので、作業効率を向上させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】本発明による締結部材及びハンドルカバー部締結構造の一実施例が適用されたハンドルカバー部及び装着部材を示す図である。
図1B】ハンドルカバー部に形成された装着部材の取付部を拡大して示す図である。
図2A】装着部材を裏側からみた斜視図である。
図2B】装着部材を裏側からみた底面図である。
図2C図2Bに示す装着部材を右側方からみた側面図である。
図3】本発明による締結部材及びハンドルカバー部締結構造の一実施例の取付状態を示す図である。
図4】締結部材を斜め上方からみた斜視図である。
図5A】締結部材の平面図である。
図5B図5A中右側方からみた締結部材の側面図である。
図5C図5A中Y−Y線に沿う締結部材の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
【実施例1】
【0012】
〔ハンドルカバー部及び装着部材の構成〕
図1Aは本発明による締結部材及びハンドルカバー部締結構造の一実施例が適用されたハンドルカバー部及び装着部材を示す図である。図1Aに示されるように、ハンドルカバー部20は、例えば熱可塑性エラストマにより成型されており、おもて側の中央部分には装着部材30が装着される取付部40が形成されている。尚、ハンドルカバー部20は、エアバック装置が収納されたベースユニットに取り付けられるが、ここではエアバック装置及びベースユニットの説明は省略する。
【0013】
図1Bはハンドルカバー部20に形成された装着部材30の取付部40を拡大して示す図である。図1Bに示されるように、ハンドルカバー部20の取付部40には、後述する装着部材30のU字形状係止部31〜34が挿入される長方形状の取付用穴42−1〜42−4がおもて側から裏側に貫通しており、その周囲には円形および四角形状の取付用穴44−1〜44−8がおもて側から裏側に貫通している。
【0014】
〔装着部材30の構成〕
図2Aは装着部材30を裏側からみた斜視図である。図2Bは装着部材30を裏側からみた底面図である。図2C図2Bに示す装着部材30を右側方からみた側面図である。
【0015】
図2A図2Cに示されるように、装着部材30は、例えばABS樹脂(Acrylonitrile Butadiene Styrene Copolymer)により成型されており、自動車会社のエンブレムである。また、装着部材30は、ベース30aの裏側に4つのU字形状係止部32−1〜32−4が突出しており、ベース30aの裏面の周縁部には、位置決め用ボス34−1,34−2と、ハンドルカバー部20に係止される係止用鉤部36−1〜36−6とが起立している。装着部材30は、ハンドルカバー部20の取付部40に対して6箇所の係止用鉤部36−1〜36−6が取付部40に係止されることで裏側が当該取付部40に密着した状態に保持される。
【0016】
U字形状係止部32−1〜32−4は、装着部材30の裏側に対して門形に突出するように形成され、装着部材30の裏側との間に締結部材が挿入される締結用穴32−1a〜32−4aを形成されている。また、U字形状係止部32−1〜32−4は、裏側からみると、縦方向の中心線Oに対して所定角度α傾斜させた斜め方向に延在形成されている。
【0017】
〔装着部材30の締結構造〕
図3は本発明による締結部材及びハンドルカバー部締結構造の一実施例の取付状態を示す図である。図3に示されるように、ハンドルカバー部締結構造10は、ハンドルカバー部20の裏側に突出する装着部材30のU字形状係止部32−1〜32−4と、U字形状係止部32−1〜32−4を締結する締結部材50とよりなる。尚、本実施例では、自動車会社のエンブレムからなる装着部材50をハンドルカバー部20のおもて側に装着する場合を一例として挙げるが、エンブレム以外のものを締結する場合にも本発明が適用できるのは勿論である。
【0018】
また、ハンドルカバー部20のおもて側に装着された装着部材30を締結する際は、締結部材50の第1、第2の締結部60、70を、装着部材30のU字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aに挿通させる所謂かんぬき構造によりU字形状係止部32−1〜32−4をハンドルカバー部20の裏側に締結する。
【0019】
〔締結部材50の構成〕
図4は締結部材50を斜め上方からみた斜視図である。図5Aは締結部材50の平面図である。図5B図5A中右側方からみた締結部材50の側面図である。図5C図5A中Y−Y線に沿う締結部材50の縦断面図である。
【0020】
図4図5A図5Cに示されるように、締結部材50は、例えば熱可塑性樹脂などにより成型されており、Xb方向に平行に延在する第1、第2の締結部60、70と、第1、第2の締結部60、70の基端間を結合する結合部80と、U字形状係止部32−1〜32−4から抜け出すことを防止する抜け防止部90とを有する。
【0021】
尚、締結部材50は、水平方向(Xb方向)に延在する2本の締結部60と70との基端間を結合部80により結合する構成であるので、コ字形状に形成されているが、結合部80の形状を変えることで、コ字状以外の形状としても良い。また、第1、第2の締結部60、70の先端62,72は、U字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aへの挿入が容易に行えるように先端側ほど薄くなるテーパ形状に形成されている。
【0022】
第1の締結部60と第2の締結部70は、それぞれXb方向に延在する棒状に形成されており、基端64、74から先端62、72までの延在方向(X方向)の長さが異なる寸法に形成されている。本実施例では、第1の締結部60の全長L1が第2の締結部70の全長L2よりも長く形成されている(L1>L2)。この第1の締結部60の全長L1と第2の締結部70の全長L2とを異なる寸法に形成することで、組み付け時にハンドルカバー部20の裏側に対して左手方向から右手方向(Xb方向)に挿入操作すべきところを誤って右手方向から左手方向(Xa方向)に挿入しようとすることを防止できる。また、第1の締結部60の全長L1と第2の締結部70の全長L2とを異なる寸法に形成することで、組み付け時に締結部材50の挿入方向が左手方向から右手方向(Xb方向)で合っていても締結部材50を裏返して挿入することを防止できる。さらに、締結部材50の挿入方向を間違えていることに気付かずに右手方向から左手方向(Xa方向)に挿入した場合、後述する抜け防止部90の各位置がU字形状係止部32−1〜32−4と一致しないため、締結部材50の誤挿入が防止される。
【0023】
抜け防止部90は、第1、第2の締結部60、70の先端付近に設けられ、U字形状係止部32−1、32−3の一側(右側)に当接する第1の当接部91、93と、第1、第2の締結部60、70の基端付近に設けられ、U字形状係止部32−2、32−4の他側(左側)に当接する第2の当接部92、94とを有する。
【0024】
第1の当接部91、93は、第1、第2の締結部60、70の上面に対して先端62、72側より基端64、74側の方が高くなるように第1、第2の締結部60、70の上面側に切り起こされている。また、第1の当接部91、93は、U字形状係止部32−1、32−3の締結用孔32−1a、32−3aに対して挿入方向(Xb方向)の移動を可能とし、U字形状係止部32−1、32−3の締結用孔32−1a、32−3aに対して抜き取り方向(Xa方向)の移動を規制するように所定角度βで傾斜している。
【0025】
第1の当接部91、93の切り起こし高さは、U字形状係止部32−1、32−3の横架部分とほぼ同じ高さとなっている。そのため、第1、第2の締結部60、70をU字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aに側方(Xb方向)から挿入する際は第1の当接部91、93が傾斜状態から水平側に撓んで挿入操作が可能になる。
【0026】
また、第1、第2の締結部60、70をU字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aに挿通した後の引き抜く方向(Xa方向)へのスライド操作は、切り起こされた第1の当接部91、93の端部がU字形状係止部32−1、32−3の一側(右側面)の側面に当接するため、阻止される。よって、第1の当接部91、93により締結部材50の脱落が防止される。
【0027】
第1の当接部91と93とは、U字形状係止部32−1、32−3が装着部材30の中心線Oに対して所定角度αで傾斜するように配置(図2B参照)されているので、U字形状係止部32−1、32−3の傾斜方向に対応するようにXb方向にずらした位置に設けられている。
【0028】
第2の当接部92、94は、Ya、Yb方向の横幅寸法L3がU字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aの開口寸法L4より大きい寸法に形成されている(L3>L4)。これにより、第2の当接部92、94は、第1、第2の締結部60、70の基端側の側面より幅広方向(Ya,Yb方向)に突出しており、U字形状係止部32−1〜32−4の締結用穴32−1a〜32−4aより幅広に形成されている。
【0029】
第2の当接部92、94は、第1、第2の締結部60、70の両側面より三角形状に突出するように形成されている。また、第2の当接部92、94は、U字形状係止部32−2、32−4が装着部材30の中心線Oに対して所定角度αで傾斜するように配置(図2B参照)されているので、U字形状係止部32−2、32−4の傾斜方向に対応するようにXa方向にずらした位置に設けられている。
【0030】
尚、第2の当接部92、94は、両側面より三角形状に突出するように形成されているが、他の突出形状(例えば長方形、あるいは台形形状)としても良い。
【0031】
ここで、上記のように構成されたハンドルカバー部締結構造10の締結部材50を用いて装着部材40をハンドルカバー部20に締結させる際の操作手順について説明する。
【0032】
(手順1)図1図2に示されるように、ハンドルカバー部20のおもて側に形成された取付部40に装着部材30を取り付ける。その際、装着部材30のU字形状係止部32−1〜32−4を取付部40の取付用穴42−1〜42−4におもて側から挿入して裏側に突出させる。また、装着部材30の位置決め用ボス34−1,34−2及び係止用鉤部36−1〜36−8が取付部40の取付用穴44−1〜44−8に挿入されてハンドルカバー部20に係止される(第1の締結操作)。
【0033】
(手順2)図3に示されるように、ハンドルカバー部20を裏面からみた状態において、側締結部材50を第1の当接部91、93が上面を向くようにすると共に、結合部80が左側に位置する向きとする。この状態の締結部材50をXb方向にスライド操作することで、第1、第2の締結部60、70の先端62、72を左側方からハンドルカバー部20の裏側に突出するU字形状係止部32−2、32−4の締結用穴32−2a、32−4aに挿入させる。
【0034】
(手順3)さらに、締結部材50をXb方向にスライドさせて第1、第2の締結部60、70の先端62、72を右側のU字形状係止部32−1、32−3の締結用穴32−1a、32−3aに左側方から挿入する。この挿入過程で締結部材50の第1の当接部91、93は、U字形状係止部32−1、32−3の締結用穴32−1a、32−3aの内周面に摺接しながら水平方向に近づくように撓む。そして、第1の当接部91、93は、端部がU字形状係止部32−1、32−3の締結用穴32−1a、32−3aを通過すると、端部が元の傾斜状態の高さに復帰してU字形状係止部32−1、32−3の右側面に当接する。このとき、締結部材50の第2の当接部92、94の端面が図3中左側のU字形状係止部32−2、32−4の左側面に当接する(第2の締結操作)。
【0035】
これにより、締結部材50は、装着部材30のU字形状係止部32−1〜32−4がハンドルカバー部20から脱落しないように4箇所のかんぬき構造によって強固に締結することができると共に、装着部材30の裏面をハンドルカバー部20の取付部40に対して密着させた安定状態に保持することができる。
【0036】
さらに、締結部材50は、U字形状係止部32−1、32−3に対して第1の当接部91、93のXa方向の移動が規制され、同時にU字形状係止部32−2、32−4に対して第2の当接部92、94のXb方向の移動が規制される。よって、締結部材50は、装着部材30のU字形状係止部32−1〜32−4をハンドル部カバー20に対して強固に締結することができると共に、例え振動や衝撃が加えられてもU字形状係止部32−1〜32−4から引き抜かれることを阻止できる。また、締結部材50の締結操作としては、Xb方向にスライドさせるだけなので、組み立て工程における作業性が改善されて生産性を高めることも可能になる。
【0037】
また、締結部材50を外す際は、第1の当接部91、93がU字形状係止部32−1〜32−4をXa方向に通過できるように第1の当接部91、93を押し下げると共に、結合部80をXa方向に引き抜けば良い。従って、装着部材30をハンドルカバー部20から分離させる際も特殊な工具などを使わずに比較的容易に締結部材50を外してハンドルカバー部20に対する装着部材30の締結を解除することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
上記実施例では、ハンドルカバー部20にエンブレムを締結する場合を例に挙げて説明したが、エンブレム以外のものを締結することも可能であるのは勿論である。
【符号の説明】
【0039】
10 ハンドルカバー部締結構造
20 ハンドルカバー部
30 装着部材
30a ベース
32−1〜32−4 U字形状係止部
32−1a〜32−4a 締結用穴
34−1,34−2 位置決め用ボス
36−1〜36−6 係止用鉤部
40 取付部
42−1〜42−4 取付用穴
44−1〜44−8 取付用穴
50 締結部材
60 第1の締結部
62,72 先端
64、74 基端
70 第2の締結部
80 結合部
90 抜け防止部
91、93 第1の当接部
92、94 第2の当接部
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5A
図5B
図5C